JP2001123847A - 小型船舶用4サイクルエンジン - Google Patents

小型船舶用4サイクルエンジン

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JP2001123847A
JP2001123847A JP30810799A JP30810799A JP2001123847A JP 2001123847 A JP2001123847 A JP 2001123847A JP 30810799 A JP30810799 A JP 30810799A JP 30810799 A JP30810799 A JP 30810799A JP 2001123847 A JP2001123847 A JP 2001123847A
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timing belt
cover
opening
engine
sealing surface
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JP30810799A
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Hiroya Funahashi
啓弥 舟橋
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Yamaha Marine Co Ltd
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Sanshin Kogyo KK
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/02Valve drive
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
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  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 タイミングベルトへの水の付着を防いで該タ
イミングベルトの耐久性向上を図ることができる小型船
舶用4サイクルエンジンを提供すること。 【構成】 小型船舶用4サイクルエンジン3において、
シリンダブロック16とクランクケース17の前端面
に、クランク軸12の軸端を取り囲むように連続した第
1のシール面35を形成するとともに、シリンダヘッド
とヘッドカバー19の前端面に、カム軸28の軸端を取
り囲むように連続した第2のシール面36を形成し、ク
ランク軸12の軸端が貫通する第1の開口部S1と、こ
の第1の開口部S1の周囲に形成されて前記第1のシー
ル面35に当接する第3のシール面35aと、カム軸2
8の軸端が貫通する第2の開口部S2と、該第2の開口
部S2の周囲に形成されて前記第2のシール面36に当
接する第4のシール面36aとを備えた第1のタイミン
グベルトカバー40を設け、該第1のタイミングベルト
カバー40に前方に向かって開口する第3の開口部を形
成し、該第3の開口部を覆うように第2のタイミングベ
ルトカバー43を取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クランク軸の回転
をタイミングベルトを介してカム軸に伝達することによ
って吸・排気バルブを開閉する動弁機構を備える小型船
舶用4サイクルエンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、小型滑走艇はエンジンによって
駆動されるジェット推進機において発生する推力によっ
て水上を滑走するが、斯かる小型滑走艇を含む小型船舶
に対する近年の排ガス規制の強化に伴ってエンジンに4
サイクルエンジンを採用する試みがなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、4サイクル
エンジンには動弁機構を構成するカム軸を回転駆動する
ためのタイミングベルトが不可欠であるが、特に水上を
航走する小型船舶においてはタイミングベルトへの水の
付着が問題となり、水の付着によってタイミングベルト
の耐久性が低下する可能性がある。
【0004】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、タイミングベルトへの水の付
着を防いで該タイミングベルトの耐久性向上を図ること
ができる小型船舶用4サイクルエンジンを提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明によれば、クランク軸の回転を
タイミングベルトを介してカム軸に伝達することによっ
て吸・排気バルブを開閉する動弁機構を備える小型船舶
用4サイクルエンジンにおいて、シリンダブロックとク
ランクケースの前端面に、クランク軸の軸端を取り囲む
ように連続した第1のシール面を形成するとともに、シ
リンダヘッドとヘッドカバーの前端面に、カム軸の軸端
を取り囲むように連続した第2のシール面を形成し、ク
ランク軸の軸端が貫通する第1の開口部と、この第1の
開口部の周囲に形成されて前記第1のシール面に当接す
る第3のシール面と、カム軸の軸端が貫通する第2の開
口部と、該第2の開口部の周囲に形成されて前記第2の
シール面に当接する第4のシール面とを備えた第1のタ
イミングベルトカバーを設け、該第1のタイミングベル
トカバーに前方に向かって開口する第3の開口部を形成
し、該第3の開口部を覆うように第2のタイミングベル
トカバーを取り付けたことを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記タイミングベルトカバーの前記タイミ
ングベルトに対向する部位にウォータージャケットを形
成したことを特徴とする。
【0007】従って、請求項1記載の発明によれば、第
1及び第2のタイミングベルトカバーによって密閉空間
(ベルト室)が形成され、この密閉空間内にタイミング
ベルトが収納されるため、密閉空間内への水の侵入が確
実に防がれてタイミングベルトの耐久性が高められる。
【0008】又、請求項2記載の発明によれば、タイミ
ングベルトカバーのタイミングベルトに対向する部位に
ウォータージャケットを形成したため、タイミングベル
トが収容される密閉空間がウォータージャケットを流れ
る冷却水によって冷却されて温度上昇が抑えられ、タイ
ミングベルトの過熱が防がれてその耐久性低下が防がれ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0010】図1は本発明に係る4サイクルエンジンを
搭載した小型滑走艇の側面図、図2は同小型滑走艇の平
面図である。
【0011】図1及び図2に示す小型滑走艇1は、横断
面略V字形のハル2aとその上部に被着されたデッキ2
bを接合一体化して成る艇体2を有しており、該艇体2
のハル2aの前後方向略中央部には本発明に係る4サイ
クルエンジン3が搭載されている。そして、エンジン3
の前方(図1及び図2の矢印F方向)には燃料タンク4
が配されており、これらのエンジン3、燃料タンク4等
の上方はハッチカバー5と左右一対のカバー部材6によ
って覆われており、エンジン3の上方のカバー部材6外
にはステアリングハンドル7が設けられている。
【0012】又、艇体2を構成するデッキ2bの前記ス
テアリングハンドル7の前方には左右一対の吸気ダクト
(ベンチレーションホース)8の上端が開口しており、
ステアリングハンドル7の後方にはシート9が着脱自在
に配され、該シート9の後部下方には収納ボックス10
が配設されている。尚、各吸気ダクト8は艇体2内を大
気に連通させて前記エンジン3への吸気の供給と艇体2
内の換気を行うためのものである。
【0013】一方、図1に示すように、艇体2の後端部
であって、艇体2の幅方向中央部にはジェット推進機1
1が配置されており、前記エンジン3のクランク軸12
の後端には艇体2の幅方向中央に前後方向に延びるイン
ペラ軸13の前端がカップリング14によって連結され
ている。そして、このインペラ軸13はジェット推進機
11内に導入され、その後端部にはジェット推進機11
のインペラハウジング11aに内蔵された不図示のイン
ペラが取り付けられている。尚、ジェット推進機11の
後端部には、前記ステアリングハンドル7の操舵操作に
よってその方向が左右に変化する操向ノズル15が揺動
自在に取り付けられている。
【0014】ここで、本発明に係る前記4サイクルエン
ジンエンジン3の構成の詳細を図3〜図5に基づいて説
明する。尚、図3はエンジンの一部破断正面図、図4は
同エンジンの第2のタイミングベルトカバーを取り外し
た状態の正面図、図5は同エンジンのタイミングベルト
部分の破断側面図である。
【0015】本発明に係る4サイクルエンジン3は燃料
噴射式多気筒エンジンであって、図3に示すように、該
エンジン3のシリンダブロック16の下部にはクランク
ケース17が取り付けられ、同シリンダブロック16の
上部にはシリンダヘッド18が被着され、該シリンダヘ
ッド18の上部にはヘッドカバー19が被着されてい
る。
【0016】而して、上記シリンダブロック16には4
つの気筒が艇体2の前後方向(図3の紙面垂直方向)に
並設されており、各気筒のシリンダ20にはピストン2
1が上下摺動自在に嵌装され、各ピストン21はコンロ
ッド22を介して前記クランク軸12に連結されてい
る。尚、クランク軸12はクランクケース17内におい
て艇体2の前後方向に長く配されている。
【0017】又、上記シリンダブロック16の上面に被
着された前記シリンダヘッド18には、各気筒について
吸気通路23と排気通路24がそれぞれ形成されてお
り、これらの吸気通路23と排気通路24は吸気バルブ
25と排気バルブ26によってそれぞれ適当なタイミン
グで開閉され、これによって各シリンダ20において所
要のガス交換がなされる。
【0018】即ち、吸気バルブ25と排気バルブ26
は、シリンダヘッド18上に互いに平行に配された吸気
カム軸27と排気カム軸28(図4及び図5参照)によ
ってそれぞれ適当なタイミングで開閉されるが、図4及
び図5に示すように、吸気カム軸27と排気カム軸28
の各端部には同径のベルトプーリ29,30がそれぞれ
取り付けられており、これらのベルトプーリ29,30
とクランク軸12の前端に取り付けられた小径の駆動プ
ーリ31との間には無端状のタイミングベルト32が巻
装されている。尚、タイミングベルト32にはテンショ
ンプーリ33が当接しており、このテンションプーリ3
3によってタイミングベルト32には所要の張力が付与
されている。又、図5に示すように、クランク軸12の
前端部にはフライホイールマグネトー34が取り付けら
れている。
【0019】而して、エンジン3が駆動されると、クラ
ンク軸12の回転は駆動プーリ31からタイミングベル
ト32及びベルトプーリ29,30を経て吸気カム軸2
7と排気カム軸28にそれぞれ伝達され、これらの吸気
カム軸27と排気カム軸28がそれぞれ所定の速度(ク
ランク軸12の1/2の速度)で回転駆動され、これら
よって前記吸気バルブ25と排気バルブ26(図3参
照)がそれぞれ適当なタイミングで開閉されて前述のよ
うに各シリンダ20において所要のガス交換がなされ
る。
【0020】ところで、本実施の形態に係る4サイクル
エンジン3においては、前記タイミングベルト32が設
けられる側の端面には、図4に示すように、シリンダブ
ロック16とクランクケース17で1つのシール面35
が形成され、同様にシリンダヘッド18とヘッドカバー
19で1つのシール面36が形成されている。
【0021】尚、一方(上方)のシール面36に囲まれ
た領域には前記吸気カム軸27と排気カム軸28及びこ
れらの各端部に取り付けられたベルトプーリ29,3
0、更にはタイミングベルト32の一部が臨んでおり、
他方(下方)のシール面35に囲まれた領域にはタイミ
ングベルト32の一部と前記テンションプーリ33及び
駆動プーリ31、更にはスタータモータ37が臨んでい
る。そして、シール面35に囲まれた領域にはクランク
軸12が貫通して外部に突出しており、その突出端には
前記フライホイールマグネトー34(図5参照)が取り
付けられている。
【0022】而して、図4に示すように、前記シール面
35,36には複数のボルト孔39が各々形成されてお
り、両シール面35,36にはアルミニウム合金製の第
1のタイミングベルトカバー40が接合され、この第1
のタイミングベルトカバー40はシール面35,36に
当接するシール面35a,36aと、前記ボルト孔39
に対応するようにシール面35a,36aに形成された
ボルト孔38とを有している。この第1のタイミングベ
ルトカバー40はシール面35a,36aをエンジン3
側に形成したシール面35,36に当接させた状態で、
前記ボルト孔38,39に螺合する複数本のボルト41
(図5参照)によってエンジン3の一端面に取り付けら
れている。
【0023】そして、上記第1のタイミングベルトカバ
ー40のシール面36aの内側には開口部S2が、シー
ル面35aの内側には開口部S1がそれぞれ形成されて
おり、シール面36aをエンジン3側のシール面36
に、シール面35aをエンジン3側のシール面35にそ
れぞれ当接させることによって、開口部S2はシリンダ
ヘッド18とヘッドカバー19によって閉じられる一
方、開口部S1はシリンダブロック16とクランクケー
ス17によって閉じられる。
【0024】又、前記第1のタイミングベルトカバー4
0の前端開口部の周縁には図4に示すようにシール面4
0aが形成されており、このシール面40aには複数の
ボルト孔42が形成されている。そして、シール面40
aには図5に示すようにアルミニウム合金製の第2のタ
イミングベルトカバー43が接合され、この第2のタイ
ミングベルトカバー43は第1のタイミングベルトカバ
ー40の開口部を覆うように前記ボルト孔42に螺合す
る複数本のボルト44(図5参照)によって第1のタイ
ミングベルトカバー40に取り付けられている。
【0025】ところで、図5に示すように、前記第1の
タイミングベルトカバー40の周壁(即ち、エンジン3
の側面視で少なくともタイミングベルト32と重なる部
位)と第2のタイミングベルトカバー43の前壁の一部
(タイミングベルト32と対向する部位)にはそれぞれ
ウォータージャケット45,46が形成されており、こ
れらのウォータージャケット45,46には前記ジェッ
ト推進機11におけるインペラよりも下流の流路から供
給された冷却水が流れるよう構成されている。尚、ウォ
ータージャケット46は第2のタイミングベルトカバー
43と一体に形成された周壁に第2のタイミングベルト
カバー43とは別体の蓋部材をボルトによって取り付け
ることによって構成されている。又、本実施の形態で
は、ウォータージャケット45は第1のタイミングベル
トカバー40の周壁全周に亘って形成されているが、周
壁の一部にウォータージャケット45を形成しても良
い。
【0026】ここで、図5に示すように、第2のタイミ
ングベルトカバー43には、前記吸気通路23(図3参
照)に連なる吸気管の上流端に連結された吸気チャンバ
ー51が取付ボス43aを介して取り付けられており、
これに一体に形成された吸入口51aは第2のタイミン
グベルトカバー43に対向するように開口している。
【0027】而して、以上の構成を有する4サイクルエ
ンジン3を搭載する図1及び図2に示す滑走艇1におい
て、エンジン3によってジェット推進機11が駆動され
ると、該ジェット推進機11において発生する推力によ
って当該小型滑走艇1が水上を滑走するが、本発明に係
る4サイクルエンジン3においては、第1及び第2のタ
イミングベルトカバー40,43によって密閉空間とし
てのベルト室Sが形成され、このベルト室Sにタイミン
グベルト32が収納されるため、ベルト室S内への水の
侵入が確実に防がれる。従って、ベルト室S内のタイミ
ングベルト32に水が付着することがなく、該タイミン
グベルト32の耐久性が高められる。
【0028】又、タイミングベルトカバー40,43に
はそれぞれウォータージャケット45,46が形成さ
れ、これらのウォータジャケット45,46には冷却水
が流されるため、タイミングベルト32が収容されたベ
ルト室Sがウォータージャケット45,46を流れる冷
却水によって冷却されてその温度上昇が抑えられ、タイ
ミングベルト32の過熱が防がれてその耐久性低下が防
がれる。
【0029】そして、ウォータージャケット45,46
にはジェット推進機11から取り出した冷却水を供給す
るようにしているため、専用の冷却水供給装置が不要と
なり、構造が単純化する。
【0030】ここで、ベルト室Sの冷却構造の他の実施
の形態を図6〜図10に基づいて説明する。
【0031】図6はエンジンをタイミングベルトカバー
方向から見た正面図、図7は図6のA−A線断面図であ
り、これらの図に示す形態では、第2のタイミングベル
トカバー43の前壁上半部の幅方向中央部分(斜線にて
示す領域)にウォータージャケット47を形成し、この
ウォータージャケット47を流れる冷却水によって第2
のタイミングベルトカバー43及びベルト室Sを冷却し
てタイミングベルト32の過熱を防ぐようにしている。
尚、図6において、52は前記ウォータージャケット4
5(図5参照)への冷却水入口、53は同ウォータージ
ャケット45からの冷却水出口、54は前記ウォーター
ジャケット47への冷却水入口、55は同ウォータージ
ャケット47からの冷却水出口である。
【0032】ところで、第2のタイミングベルトカバー
43の前面には複数の補強用リブ43bが一体に形成さ
れており、この補強用リブ43bがウォータージャケッ
ト47の周壁を形成し、この周壁の前端面に蓋56(図
7参照)が着脱自在に取り付けられ、該蓋56と第2の
タイミングベルトカバー43の前面及び補強用リブ43
bによってウォータージャケット47が形成されてい
る。そして、ウォータージャケット47は補強用リブ4
3bによって複数の小室に区画されているが、図7に示
すように補強用リブ43bには各小室を連通させる連通
路43b−1が形成されている。尚、これらの構成は図
8及び図9に示す冷却構造においても同様である。
【0033】図8はエンジンをタイミングベルトカバー
方向から見た正面図であり、本図に示す形態では、第2
のタイミングベルトカバー43の前壁下半部のフライホ
イールマグネトーを覆うリング状部分(斜線にて示す領
域)にウォータージャケット48を形成し、このウォー
タージャケット48を流れる冷却水によって第2のタイ
ミングベルトカバー43及びベルト室を冷却してタイミ
ングベルト32の過熱を防ぐようにしている。尚、図8
において、57は前記ウォータージャケット48への冷
却水入口、58は同ウォータージャケット48からの冷
却水出口である。
【0034】図9はエンジンをタイミングベルトカバー
方向から見た正面図であり、本図に示す形態では、第2
のタイミングベルトカバー43の周囲の図9に斜線にて
示す領域(図6と図8に斜線にて示した領域以外の領
域)にウォータージャケット49を形成し、このウォー
タージャケット49を流れる冷却水によって第2のタイ
ミングベルトカバー43及びベルト室を冷却してタイミ
ングベルト32の過熱を防ぐようにしている。尚、図9
において、59は前記ウォータージャケット49への冷
却水入口、60は同ウォータージャケット49からの冷
却水出口である。
【0035】図10はエンジン端部の破断側面図であ
り、本図に示す形態では第2のタイミングベルトカバー
43の前壁の上部に形成されたウォータージャケット5
0を吸気チャンバー51の吸入口51aに臨ませ、この
ウォータージャケット50を流れる冷却水によって第2
のタイミングベルトカバー43及びベルト室を冷却して
タイミングベルト32の過熱を防ぐとともに、吸気チャ
ンバー51に吸引される吸気(空気)を冷却してエンジ
ン3における吸気の充填効率を高めるようにしている。
【0036】而して、以上に示す冷却構造においてもタ
イミングベルト32の過熱を防いでその耐久性向上を図
ることができる。
【0037】尚、以上は本発明を特に小型滑走艇に搭載
された4サイクルエンジンに適用した場合について述べ
たが、本発明は小型滑走艇以外の他の任意の小型船舶に
搭載された4サイクルエンジンに対しても同様に適用可
能であることは勿論である。
【0038】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、クランク軸の回転をタイミングベルトを介して
カム軸に伝達することによって吸・排気バルブを開閉す
る動弁機構を備える小型船舶用4サイクルエンジンにお
いて、シリンダブロックとクランクケースの前端面に、
クランク軸の軸端を取り囲むように連続した第1のシー
ル面を形成するとともに、シリンダヘッドとヘッドカバ
ーの前端面に、カム軸の軸端を取り囲むように連続した
第2のシール面を形成し、クランク軸の軸端が貫通する
第1の開口部と、この第1の開口部の周囲に形成されて
前記第1のシール面に当接する第3のシール面と、カム
軸の軸端が貫通する第2の開口部と、該第2の開口部の
周囲に形成されて前記第2のシール面に当接する第4の
シール面とを備えた第1のタイミングベルトカバーを設
け、該第1のタイミングベルトカバーに前方に向かって
開口する第3の開口部を形成し、該第3の開口部を覆う
ように第2のタイミングベルトカバーを取り付けたた
め、タイミングベルトへの水の付着を防いで該タイミン
グベルトの耐久性向上を図ることができるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る4サイクルエンジンを搭載した小
型滑走艇の側面図である。
【図2】本発明に係る4サイクルエンジンを搭載した小
型滑走艇の平面図である。
【図3】本発明に係る4サイクルエンジンの一部破断正
面図である。
【図4】本発明に係る4サイクルエンジンの第2のタイ
ミングベルトカバーを取り外した状態の正面図である。
【図5】本発明に係る4サイクルエンジンのタイミング
ベルト部分の破断側面図である。
【図6】ベルト室の冷却構造の他の形態を示すためのエ
ンジンをタイミングベルトカバー方向から見た正面図で
ある。
【図7】図6のA−A線断面図である。
【図8】ベルト室の冷却構造の他の形態を示すためのエ
ンジンをタイミングベルトカバー方向から見た正面図で
ある。
【図9】ベルト室の冷却構造の他の形態を示すためのエ
ンジンをタイミングベルトカバー方向から見た正面図で
ある。
【図10】ベルト室の冷却構造の他の形態を示すエンジ
ン端部の破断側面図である。
【符号の説明】
1 小型滑走艇(小型船舶) 3 4サイクルエンジン 12 クランク軸 16 シリンダブロック 17 クランクケース 18 シリンダヘッド 19 ヘッドカバー 25 吸気バルブ 26 排気バルブ 27 吸気カム軸(カム軸) 28 排気カム軸(カム軸) 32 タイミングベルト 35,36 第1のシール面 36 第2のシール面 35a 第3のシール面 36a 第4のシール面 40 第1のタイミングベルトカバー 43 第2のタイミングベルトカバー S1 第1の開口部 S2 第2の開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02B 67/00 F02B 67/00 G F16H 7/02 F16H 7/02 A 57/04 57/04 C G Fターム(参考) 3G016 AA02 AA08 AA12 AA19 BA22 BA24 BB04 CA17 CA18 CA33 CA35 CA36 CA51 CA56 GA00 GA06 GA10 3J049 AA03 BH11 BH13 CA02 3J063 AA23 AB22 BA15 BB02 BB11 CA10 CB41 CB47 CD67 XH02 XH13 XH22 XH42

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランク軸の回転をタイミングベルトを
    介してカム軸に伝達することによって吸・排気バルブを
    開閉する動弁機構を備える小型船舶用4サイクルエンジ
    ンにおいて、 シリンダブロックとクランクケースの前端面に、クラン
    ク軸の軸端を取り囲むように連続した第1のシール面を
    形成するとともに、シリンダヘッドとヘッドカバーの前
    端面に、カム軸の軸端を取り囲むように連続した第2の
    シール面を形成し、クランク軸の軸端が貫通する第1の
    開口部と、この第1の開口部の周囲に形成されて前記第
    1のシール面に当接する第3のシール面と、カム軸の軸
    端が貫通する第2の開口部と、該第2の開口部の周囲に
    形成されて前記第2のシール面に当接する第4のシール
    面とを備えた第1のタイミングベルトカバーを設け、該
    第1のタイミングベルトカバーに前方に向かって開口す
    る第3の開口部を形成し、該第3の開口部を覆うように
    第2のタイミングベルトカバーを取り付けたことを特徴
    とする小型船舶用4サイクルエンジン。
  2. 【請求項2】 前記タイミングベルトカバーの前記タイ
    ミングベルトに対向する部位にウォータージャケットを
    形成したことを特徴とする請求項1記載の小型船舶用4
    サイクルエンジン。
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