JP2001123535A - トラス架構 - Google Patents

トラス架構

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JP2001123535A
JP2001123535A JP30869099A JP30869099A JP2001123535A JP 2001123535 A JP2001123535 A JP 2001123535A JP 30869099 A JP30869099 A JP 30869099A JP 30869099 A JP30869099 A JP 30869099A JP 2001123535 A JP2001123535 A JP 2001123535A
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JP
Japan
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joint
truss
truss frame
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joint angle
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JP30869099A
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English (en)
Inventor
Toshiji Takagi
敏次 高木
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T S P TAIYO KK
Original Assignee
T S P TAIYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立,解体が可能であって、しかも間口や高
さの変更に容易に対処でき、用途変更への自由度の高い
トラス架構を提供することを目的とする。 【解決手段】 トラスユニットの円弧状接合により構築
される組立解体可能なトラス架構であって、トラスユニ
ットは、ユニット間で共用されるジョイント部材と、隣
り合う2つのジョイント部材の上端部間に架設される上
弦部材とを構成要素として含み、、各トラスユニットに
於いては、ジョイント部材と上弦部材とはジョイント角
度の調整変更可能に枢着結合されていて、ジョイント角
度の選択設定によりトラス架構の間口の幅及び/又は高
さを変更でき、選択設定されたジョイント角度は、ジョ
イント部材間に架設されるブレース材により拘束できる
構成になっていることを特徴とする

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトラス架構、詳しく
は建築分野において各種建造物の骨組みとして適用され
るトラス架構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、トラス架構は、上弦材,
下弦材,斜材(ブレース材)及び束材等から構成された
トラス枠材を、例えば円弧状に順次一体に接合すること
により構築されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の円弧状トラス架
構は、トラス枠材の接合部が固着された一体型架構であ
るので、一旦構築された後は、分解が困難であり、一時
的に利用される展示場(催事場),休憩場,倉庫(格納
庫),マーケット(店舗),インドア競技場、遊技場等の
仮設構造物の構築には不向きであった。また組立,分解
可能なトラス架構も提案されているが、従来構成のもの
は、再構築されたトラス架構が当初のものと実質的に同
一寸法となるので、間口や高さが変わるような用途への
変更は実質的に無理であり、用途変更の自由度が低いと
いう難点があった。
【0004】本発明は組立,解体が可能であって、しか
も間口や高さの変更に容易に対処でき、用途変更への自
由度の高いトラス架構を提供することを目的としてなさ
れたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、トラスユニッ
トの円弧状接合により構築される組立解体可能なトラス
架構であって、トラスユニットは、トラス架構の円弧中
心に向う延出状態のもとにユニット間で共用されるジョ
イント部材と、隣り合う2つのジョイント部材の上端部
間に架設される上弦部材とを構成要素として含み、、各
トラスユニットに於いては、ジョイント部材と上弦部材
とはジョイント角度の調整変更可能に枢着結合されてい
て、ジョイント角度の選択設定によりトラス架構の間口
の幅及び/又は高さを変更でき、選択設定されたジョイ
ント角度は、ジョイント部材間に架設されるブレース材
により拘束できる構成になっていることを特徴とするト
ラス架構に係る。
【0006】本発明の好ましい一実施形態によれば、各
トラスユニットに於いて、選択設定されたジョイント角
度が、隣り合う2つのジョイント部材間又は1つ置きの
ジョイント部材間に架設されたブレース部材により拘束
されている。
【0007】またブレース部材に長さ調整手段が備えら
れ、該手段による長さ調整により、ジョイント角度変更
に対処できる構成になっていてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態を添付
図面に基づき説明する。図1は本発明トラス架構の全体
を概略的に示す立面図であり、該トラス架構Aはトラス
ユニットaの円弧状接合により構築されている。図1は
8個のトラスユニットaの接合により構築した円弧状、
例えば半円形状のトラス架構を示し、トラスユニットa
の接合個数は、例えば構築物の規模等によって適宜増減
される。
【0009】トラスユニットaは、図2の拡大詳細図に
示すように、上弦部材1及びジョイント部材3を構成要
素として含んでいる。上弦部材1は一端側に於いてジョ
イント部材3の一端側に枢着結合され、他端側は隣り合
うトラスユニットa1のジョイント部材3の他端側に枢
着結合されている。
【0010】全てのトラスユニットに於いて、ジョイン
ト部材3の中心軸線は円弧状トラス架構の円弧の中心P
(図1参照)に向けて延出し、ジョイント部材3,3の
上端部の間に上弦部材1が枢着結合状態のもとに架設さ
れている。またジョイント部材3、3の上端部と下端部
との間にブレース材2が枢着結合状態のもとに架設さ
れ、これら部材1,2,3の組み合わせにより、1つの3
角形が形成されている。例えば図示のようにブレース材
2を交差状に2本架設することのより、部材1,2,3か
らなる2つの3角形が形成される。このような3角形の
形成により、枢着結合状態にある上弦部材1とジョイン
ト部材3とを設定されたジョイント角度のもとに拘束す
ることが可能になる。
【0011】ジョイント部材3に対する上弦部材1及び
ブレース部材2の結合状況が図3に拡大して示されてい
る。結合にはジョイント部材3上にに固設の上下のガセ
ットプレート4,5が適用され、上弦部材1及びブレー
ス部材2は両端部に固設の連結部材1a,2aを介し上
ガセットプレート4に対し軸止めされ、軸止め部6,7
を支点として揺動動作をとることができる。ジョイント
部材3の下端側では、ブレース部材2が下ガセットプレ
ート5及び連結部材2aの適用のもとに軸止めされ、軸
止め部8を支点として揺動動作をとることができる。軸
止め部6,7,8の構成要素である軸6a,7a,8aは、
例えば該軸上に螺装の締結部材(例えばナット)の締め
緩め操作により脱着自在であって、軸6a,7a,8aを
取り外すことにより、ジョイント部材3に対する上弦部
材1及びブレース部材2の結合を解くことができ、トラ
スユニットaひいてはトラス架構の分解が可能になる。
トラス架構の分解は、トラスユニットaを一単位として
行ってもよい。
【0012】本発明によれば、各トラスユニットaに於
いて、ジョイント部材3に対し上弦部材1が軸止め部6
を支点として揺動動作をとることができるように枢支連
結されているので、ジョイント部材3に対する上弦部材
1の取り付け角度θ(図3参照)(以下ジョイント角度
という)を適宜選択することにより、円弧状トラス架構
の間口の幅及び高さを大小変更することができる。
【0013】トラスユニットaに於けるジョイント角度
θは、全てのジョイント部材3が円弧の中心Pに向け延
出しているので、全てのトラスユニットaに於いて共通
し、同一角度になる。図1の実線部分は、ジョイント角
度をθ(図3参照)に設定した場合の第1トラス架構A
の構築状況を概略的に示し、該トラス架構Aは曲率半径
R,中心角180°の円弧(半円形)となる。
【0014】一方、図1の仮想線の部分は、ジョイント
角度を先のジョイント角度θよりも少し小さく設定した
場合の第2トラス架構A′の構築状況を概略的に示し、
該トラス架構A′は曲率半径R′(R′>R)の円弧と
なる。
【0015】第1と第2のトラス架構A,A′を比較検
討すると、第2トラス架構A′は間口の幅方向では第1
トラス架構Aよりも長さLだけ大きくなり、一方高さ方
向では高さHだけ低くなる。
【0016】このように、ジョイント角度θを任意に設
定することにより、構築されるトラス架構の間口の幅及
び高さを自由に変更することが可能になる。
【0017】ジョイント角度θを変更すると、各トラス
ユニットaに於いて、ジョイント部材3,3(図2参
照)の下端間の距離ひいてはブレース部材2,2の長さ
も変わってくるので、ブレース部材2,2の長さの調節
が必要になる。この長さの調節は、図2に示すように、
例えばブレース部材2,2にターンバックル9等の長さ
調整手段を備えることにより可能になる。
【0018】ブレース部材2にターンバックル等の長さ
調節手段を備えた場合には、上弦部材1,ジョイント部
材3(又は31)及びブレース部材2を共通部材とし
て、トラス架構の再構築のために繰り返し使用でき、資
材のロスがないので有利である。因みに、上弦部材1及
びジョイント部材3(又は31)だけを共通部材として
繰り返し使用し、ブレース材2を共通部材としない場合
には、長さ調整手段の適用は特に必要としない。
【0019】トラスユニットaに於いて、ブレース部材
2のテンション材としての働きを補助するために、図4
に示すように、下弦部材10をジョイント部材3,3
(図2参照)の下端部の間に好ましくは枢着結合状態に
架設するようにしてもよい。この場合、下弦部材10も
またブレース材2と同様にジョイント角度θの変更によ
り長さが変わるので、長さ調節のためのターンバックル
(図示せず)等を備えておけば、共通部材として繰り返
しの使用が可能になる。下弦部材10はジョイント部材
3,3間でテンション材として機能し、ブレース部材2
と同じ働きをするので、場合によっては、ブレース部材
2の使用を省略することができる。
【0020】図5に示すように、ジョイント部材3の上
端部に、上ガセットプレート4,4に加え、他の一組の
上ガセットプレート4′4′を十字クロス状に備えてお
けば、連結用上弦部材11及びブレース部材12を適用
してトラス架構の相互を連結するのに便利である。また
図6に示すように、ジョイント部材3の下端部にも他の
一組の下ガセットプレート5′,5′を備えておけば、
連結用ブレース材12の下端部の連結に便利である。
【0021】またジョイント部材3の上端に、例えば水
平円盤状の上端ガセットプレート13を、好ましくはジ
ョイント部材3と同心に備えておけば、平面視において
斜め方向の補強材14の取り付けに便利である。
【0022】図8〜9は、本発明の他の実施形態を示し
ている。本実施形態によれば、ブレース材21がジョイ
ント部材31,31間に一つ置きに架設されている以外
は、先の実施形態と実質的に異なるところがない。因み
に、ジョイント部材31はブレース部材21の架設に邪
魔となることがないように、短尺のものが使用される。
【0023】本発明において、上弦部材1は主として梁
材(サクション材)としての役目を果たし、高剛性例え
ば比較的大径(例えば100〜150mmφ程度)の金属
パイプが使用され、材質的には鋼製,アルミニウム製等
が適当である。その他木管、紙管等の適用も可能であ
る。一方ブレース部材2や下弦部材10は主としてテン
ション材としての役目を果たし、比較的小径(例えば9
〜16mm程度)のワイヤ、金属棒(例えば鋼製,ステン
レス製)で充分であり、軽量化に寄与できる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、組立,解体が可能であ
って、しかも間口や高さの変更に容易に対処でき、用途
変更への自由度の高いトラス架構を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すトラス架構全体の概
略的立面図である。
【図2】同、トラスユニットの詳細図である。
【図3】同、ジョイント部材の部分の拡大詳細図であ
る。
【図4】同、トラスユニットの変形例を示す図2に対応
する図である。
【図5】同、ジョイント部材の上端側の端面図である。
【図6】同、ジョイント部材の下端側の端面図である。
【図7】同、ジョイント部材の上端側の変形例を示す図
5に対応する図である。
【図8】本発明の他の実施形態における図1に対応する
図である。
【図9】同、図2に対応する図である。
【符号の説明】
1 上弦部材 2 ブレース部材 3 ジョイント部材 4 上ガセットプレート 5 下ガセットプレート 6 軸止め部 7 軸止め部 8 軸止め部 9 ターンバックル 10 下弦材 11 連結用上弦材 12 ブレース材 13 上端ガセットプレート 14 補強材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラスユニットの円弧状接合により構築さ
    れる組立解体可能なトラス架構であって、トラスユニッ
    トは、トラス架構の円弧中心に向う延出状態のもとに各
    ユニット間で共用されるジョイント部材と、隣り合う2
    つのジョイント部材の上端部間に架設される上弦部材と
    を構成要素として含み、、各トラスユニットに於いて
    は、ジョイント部材と上弦部材とはジョイント角度の調
    整変更可能に枢着結合されていて、各トラスユニットに
    おけるジョイント角度の選択設定によりトラス架構の間
    口の幅及び/又は高さを変更でき、選択設定されたジョ
    イント角度は、ジョイント部材間に架設されるブレース
    材により拘束できる構成になっていることを特徴とする
    トラス架構。
  2. 【請求項2】選択設定されたジョイント角度が、隣り合
    う2つのジョイント部材間に架設されたブレース部材に
    より拘束されていることを特徴とする請求項1記載のト
    ラス架構。
  3. 【請求項3】ブレース部材に長さ調整手段が備えられ、
    該手段によるブレース部材の長さ調整により、ジョイン
    ト角度変更に対処できる構成になっていることを特徴と
    する請求項1又は2記載のトラス架構。
  4. 【請求項4】選択設定されたジョイント角度が、一つ置
    きのジョイント部材間に架設されたブレース部材により
    拘束されていることを特徴とする請求項1記載のトラス
    架構。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009068296A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Nippon Steel Engineering Co Ltd 屋根架構の構築方法及び屋根架構
JP4887450B1 (ja) * 2010-09-07 2012-02-29 前田建設工業株式会社 覆工コンクリートの湿潤養生装置

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JP2009068296A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Nippon Steel Engineering Co Ltd 屋根架構の構築方法及び屋根架構
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