JP4887450B1 - 覆工コンクリートの湿潤養生装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】骨組み構造体において、枠体部1は、複数の断面において棒状部材からなる三角形状のトラス体が複数接続されるトラス構造を有し、前記枠体部1の断面形状は略半円状であり、各トラス部の各頂点は、いずれも前記半円上に位置し、前記トラス部の3辺のうち断面の内側に配置される底辺を構成する棒状部材にターンバックルのような長さ調整部を設けるようにした。
【選択図】図1
Description
トラス部の底辺の長さを調整することで、枠体部の断面形状を容易に変更することができる。
<覆工コンクリートの湿潤養生装置の構成>
図1は、実施形態に係る覆工コンクリートの湿潤養生装置の斜視図であり、図2は、実施形態に係る覆工コンクリートの湿潤養生装置の分解斜視図を示す。また、図3は、実施形態に係る覆工コンクリートの湿潤養生装置の横断面図を示す。図1から図3に示すように、実施形態に係る覆工コンクリートの湿潤養生装置(以下、単に養生装置ともいう)100は、枠体1、シート2、噴霧器3、ローラ4、レール5を備える。実施形態に係る養
生装置100は、トンネルの覆工コンクリートの湿潤養生装置として好適に用いることができる。以下の説明では、横断面円弧形の「かまぼこ形」トンネルへの適用例について説明する。なお、横断面とは、トンネルの長手方向と直交する断面である。
係る第二接続部123は、グラビティロックからなり、ロック部123bが、軸本体部123aの内部に収容される収容状態と、図6Hに示すように軸本体部123aから突出する非収容状態とを有する。ロック部123bは、軸本体部123a内にある軸を中心に回転自在であり、外部から力を加えない状態では、自重により非収容状態を形成する。なお、ロック部123bは、軸本体部123a内にあるバネを設けこのバネにより付勢し、外部から力を加えない状態では、非収容状態を形成するようにしてもよい。軸本体部123aは、主材12の接続孔124の軸方向と直交する方向に伸びており、継材13の接続孔133や筋交14の接続孔143が挿入される。これにより、主材12及び弦材11と、継材13及び筋交14とを異なる方向に接続することができる。なお、第一接続部122は、軸本体部123の先端にナットを固定可能な溝を設け、ナットによって継材13を接続するようにしてもよい。
を打設する際に用いるセントルに押し当てる補助部材6を有する。図10は、補助部材を示す。補助部材6は、枠体1に接続される軸部61と、軸部61の先端に設けられセントルと接する弾力性を有する弾性部62とを有する。弾性部62は、鋼製の管の周囲をフェルト(例えば30倍発泡)やスポンジで覆うことで構成される。弾性部62をセントルに押し当てることで、セントルと枠体1とを密着させることができる。
養生装置100の組立ては、例えば、以下の手順で行うことができる。すなわち、まず、トンネル内にレール5が敷設される。そして、レール5の敷設後、若しくはレール5の敷設ととともに、枠体1が組み立てられる。枠体1の組立てに際しては、トンネルの径に合わせて弦材11の長さが調整され、枠体1の形状がトンネルの形状に合わせられる。枠体1の組立ては、トンネルの内外何れで行ってもよいが、トンネルの外で行うことで、十分な作業スペースを確保することができる。
地山を掘削して形成された素堀トンネルの掘削面(内壁面)をコンクリートで被覆するトンネル覆工工事では、一般的にはまず素堀トンネルの掘削面にコンクリートを吹き付ける一次覆工が行われる。そして、一次覆工後のトンネル内壁面をさらにコンクリートで被覆する二次覆工が行われる。
コンクリートをセントルと一次覆工後のトンネル内壁面との間へ流し込むコンクリート打
設が行われる。打設されたコンクリートは、硬化するまでの所定時間の間に外力が加わらないように、セントル内部で保護(養生)される。
実施形態に係る養生装置100によれば、レール5及びローラ4を備えることで枠体1をトンネル内で簡便に移動させることができる。また、枠体1を構成する弦材11の長さが調整自在であることから、トンネルの断面形状に応じて枠体1の断面形状を自由に調整することができる。
上述した実施形態では、養生装置100が噴霧器3を備える構成であるが、養生装置100は、噴霧器3を有さないより簡易な構成としてもよい。この場合、上述した実施形態と同じく、シート2によって湿潤空間を形成し、空気の流れを遮断することでコンクリートの養生を行うことができる。また、シート2と覆工コンクリートの表面との距離を無くし、すなわち、シート2を覆工コンクリートに密着させ、コンクリートからの水分の蒸発を防止することで、コンクリートの養生を行うようにしてもよい。図15は、変形例に係る覆工コンクリートの湿潤養生装置を示す。変形例に係る養生装置100の構成は、基本的には上述した実施形態に係る養生装置100の構成と同じである。相違点について説明すると、変形例に係る養生装置100は、シート2がエアによって膨張可能な袋状のシートによって構成され、袋状のシート2にエアを供給するエア供給装置9を更に備える点で、実施形態に係る養生装置100と異なる。変形例に係る養生装置100によれば、シート2を袋状とすることでシート2を覆工コンクリートの表面に密着させることができる。その結果、コンクリートからの水分の蒸発を防止することができる。なお、袋状のシートの外側には例えばEPSパネルを設けるようにしてもよい。EPSパネルは、保温効果と
保湿効果を有する。従って、袋状部材による空気層の保温効果及び保湿効果とEPSパネルの保温効果及び保湿効果により、更なる保温効果及び湿潤効果を得ることができる。
2・・・シート
3・・・噴霧器
4・・・ローラ
5・・・レール
11・・・主材
12・・・弦材
13・・・継材
14・・・筋交
Claims (4)
- トンネル内壁面をコンクリートで被覆するトンネル覆工工事において、前記トンネル内壁面を形成する覆工コンクリートを養生する覆工コンクリートの湿潤養生装置であって、
前記トンネル内壁面と所定の間隔を空けて配置され、複数の棒状部材が接続されることで構成される枠体部を有する、断面が半円状の骨組み構造体と、
前記枠体部の下部に接続され、前記枠体部を移動自在とさせる移動部と、を備え、
前記複数の棒状部材の一部は、前記トンネルの長手方向と直交する断面の形状に応じて前記枠体部の断面の形状を調整するための長さ調整部を有し、
前記枠体部は、複数の断面において前記棒状部材からなる三角形状のトラス部が複数接続されるトラス構造を有し、前記枠体部の断面形状は略半円状であり、各トラス部の各頂点は、いずれも前記半円上に位置し、前記各トラス部の3辺のうち前記トンネルの内側に配置される底辺を構成する棒状部材が、前記長さ調整部を有し、
前記枠体部は、前記トラス部の底辺以外の辺である2つの斜辺を構成する主材と、前記トラス部の底辺を構成する弦材と、前記トラス構造同士を前記トンネルの長手方向において接続する継材及び筋交と、を含み、前記弦材は、前記長さ調整部を有する、
覆工コンクリートの湿潤養生装置。 - 前記移動部は、回動自在なローラからなり、
前記覆工コンクリートの湿潤養生装置は、
前記トンネルの長手方向に延び、かつ、前記ローラを誘導する軌道部を更に備える請求項1に記載の覆工コンクリートの湿潤養生装置。 - 前記枠体部を覆うシート部であって、前記トンネル内壁面を形成する覆工コンクリート表面と該シート部の間に湿潤空間を形成させるシート部を更に備える請求項1又は2に記載の覆工コンクリートの湿潤養生装置。
- 前記枠体部に接続され、前記トンネル内壁面を形成する覆工コンクリート表面に噴霧液を噴霧する噴霧部を更に備える請求項1から3の何れか1項に記載の覆工コンクリートの湿潤養生装置。
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