JP2001121997A - チャイルドシートの取付構造 - Google Patents

チャイルドシートの取付構造

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JP2001121997A
JP2001121997A JP30048399A JP30048399A JP2001121997A JP 2001121997 A JP2001121997 A JP 2001121997A JP 30048399 A JP30048399 A JP 30048399A JP 30048399 A JP30048399 A JP 30048399A JP 2001121997 A JP2001121997 A JP 2001121997A
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JP
Japan
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seat
striker
cam
seat back
shaft
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JP30048399A
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English (en)
Inventor
Kenichi Aoyanagi
顕一 青柳
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Nissan Shatai Co Ltd
Original Assignee
Nissan Shatai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートバック傾倒時のストライカの突出を防
止する。 【解決手段】 クッションフレーム51のブラケット8
1にガイド部材85を設け、ストライカ16を上下動自
在に保持する。ブラケット81に支持されたシャフト1
01に、ストライカ16の下縁92に当接するカム10
2を設け、カム102の先端部が下方に変位する方向へ
シャフト101を付勢する。シートバック42内の回転
部材116に巻かれたストラップ117をシートバック
42より延出する。シートバック42の傾倒を検出して
回転部材116の回動を阻止する回動阻止手段121を
設け、回転部材116の第1係止部132とシャフト1
01の第2係止部141とを、ケーブル134のフレキ
シブルワイヤ136で連結し、リング118の引張操作
に伴うフレキシブルワイヤ136の引張に応じたシャフ
ト101の回動方向をカム102の先端部が上方へ変位
する方向に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チャイルドシート
より後方へ延出したフィックスアームが係脱されるスト
ライカを備えたチャイルドシートの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、チャイルドシートの取付構造とし
ては、図9に示す構造が知られている(特開平7−32
3770号公報参照)。
【0003】すなわち、チャイルドシート201の底面
には、フレーム202が固定されており、該フレーム2
02の前端には、下方へ延出するアンカーロッド203
が設けられている。また、前記フレーム202の後端部
には、後方へ延出する一対のアンカーロッド204,2
04が設けられており、前記各アンカーロッド203,
204,204を、シート205に設けられたアンカー
プレート206,206,207の固定孔208,・・
・に係止することにより、チャイルドシート201をシ
ート205に取り付けられるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のチャイルドシート201の取付構造にあって
は、シートクッション211とシートバック212との
間に設けられたアンカープレート206,206が、シ
ートクッション211より上方へ突出した状態で設けら
れており、チャイルドシート201非固定時において、
シートバック212をほぼ水平に倒してフルフラット状
態とした際に、前記アンカープレート206,206が
シート205上に突出し、シート205としての機能が
損なわれるという問題があった。
【0005】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、シートバックを後方へ傾倒した際
に、チャイルドシートを固定するストライカの上方への
突出を防止することができるチャイルドシートの取付構
造を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の請求項1のチャイルドシートの取付構造にあ
っては、チャイルドシートより後方へ延出した一対のフ
ィックスアームの先端部を、車両用シートのシートクッ
ションと、該シートクッションに傾倒可能に支持された
シートバックとの間に突出されるストライカに係脱して
前記チャイルドシートを前記車両用シートに取り付ける
チャイルドシートの取付構造であって、前記シートクッ
ションの骨格を形成するクッションフレームに、相対向
する側壁及び両側壁を連設する連設壁からなるコ字状の
ブラケットを立設し、かつ該ブラケットの前記連設壁に
ガイド部材を設け、該ガイド部材の両端に形成された各
縦溝と前記連設壁との間に矩形枠状に形成された前記ス
トライカの左右縁を上下動自在に内嵌するとともに、前
記ブラケットに、前記両側壁に挿通するシャフトを回転
自在に設け、該シャフトの前記両側壁間の部位に、前記
連設壁に開設されたカム穴を挿通して前記ストライカの
下縁に下方より当接する先端部を有したカムを設け、該
カムの先端部が下方に変位する回転方向へ前記シャフト
をバネ部材により付勢する一方、前記シートバック内
に、該シートバックより延出するストラップが引出自在
に巻かれた回転部材と、該回転部材を回動自在に保持す
る保持部材と、当該シートバックが所定の角度を越えて
傾倒された際に前記回転部材の回動を阻止する回動阻止
手段とを設けるとともに、前記シートバックの骨格を形
成するバックフレームにケーブルのケーシングを固定
し、該ケーシング内に移動自在に収容されたフレキシブ
ルワイヤの一端を、前記回転部材の回転軸より側方へ突
設された第1係止部に係止して、前記ストラップ先端に
設けられた操作部の引張操作に伴い前記フレキシブルワ
イヤの一端を前記ケーシングより引張可能に構成し、か
つ前記フレキシブルワイヤの他端を、前記シャフトより
側方へ突設された第2係止部に係止して、前記引張操作
に伴う前記フレキシブルワイヤの引張に応じた前記シャ
フトの回動方向を、前記カムの先端部が上方へ変位する
方向に設定した。
【0007】すなわち、シートクッションとシートバッ
クとの間に突出されるストライカは、クッションフレー
ムに立設されたブラケットとガイド部材によって上下動
自在に保持されており、このストライカに下方より当接
するカムが設けられたシャフトは、前記カムの先端部が
下方に変位する回転方向へバネ部材により付勢されてい
る。このため、前記ストライカは、自重により下降す
る。このとき、上下動される前記ストライカは、矩形枠
状に形成されており、ストライカの左右縁がブラケット
の連設壁とガイド部材の縦溝との間に保持されている。
このため、ストライカの上縁及び下縁が、前記連設壁に
設けられたガイド部材の上縁又は下縁に当接することに
より、その上下方向への移動範囲が規制される。
【0008】一方、チャイルドシート固定時には、シー
トバックより延出するとともに、先端に操作部が設けら
れたストラップを引張し、該ストラップが引出自在に巻
かれた回転部材を回動して、該回転部材の第1係止部に
係止されたケーブルにおけるフレキシブルワイヤの一端
を、ケーブルのケーシングより引張する。すると、前記
フレキシブルワイヤの他端が第2係止部を介して連結さ
れたシャフトは、該シャフトに設けられた前記カムの先
端部が上方へ変位する方向に回動され、上下動自在に保
持された前記ストライカは、その下縁に当接する前記カ
ムにて上動される。これにより、自重により降下された
前記ストライカは上昇され、シートクッションとシート
バックとの間に突出され、この突出されたストライカへ
のチャイルドシートのフィックスアームの係止が可能と
なる。
【0009】このとき、前記シートバックが所定の角度
を越えて傾倒されていた場合には、前記シートバック内
に設けられた回動阻止手段が、前記回転部材の回転を阻
止する。このため、シートバックを所定の角度を超えて
傾倒した状態において、ストラップ先端の操作部の操作
が禁止され、これに伴い、前記ストライカの上昇が阻止
される。
【0010】また、本発明の請求項2のチャイルドシー
トの取付構造にあっては、チャイルドシートより後方へ
延出した一対のフィックスアームの先端部を、車両用シ
ートのシートクッションと、該シートクッションに傾倒
可能に支持されたシートバックとの間に突出されるスト
ライカに係脱して前記チャイルドシートを前記車両用シ
ートに取り付けるチャイルドシートの取付構造であっ
て、前記シートクッションの骨格を形成するクッション
フレームに、相対向する側壁及び両側壁を連設する連設
壁からなるコ字状のブラケットを立設し、かつ該ブラケ
ットの前記連設壁にガイド部材を設け、該ガイド部材の
両端に形成された各縦溝と前記連設壁との間に矩形枠状
に形成された前記ストライカの左右縁を上下動自在に内
嵌するとともに、前記ブラケットに、前記両側壁に挿通
するシャフトを回転自在に設け、該シャフトの前記両側
壁間の部位に、前記連設壁に開設されたカム穴を挿通し
て前記ストライカの下縁に遊嵌する長穴を先端部に有し
たカムを設け、該カムの先端部が下方に変位する回転方
向へ前記シャフトをバネ部材により付勢する一方、前記
シートバック内に、該シートバックより延出するストラ
ップが引出自在に巻かれた回転部材と、該回転部材を回
動自在に保持する保持部材と、当該シートバックが所定
の角度を越えて傾倒された際に前記回転部材の回動を阻
止する回動阻止手段とを設けるとともに、前記シートバ
ックの骨格を形成するバックフレームにケーブルのケー
シングを固定し、該ケーシング内に移動自在に収容され
たフレキシブルワイヤの一端を、前記回転部材の回転軸
より側方へ突設された第1係止部に係止して、前記スト
ラップ先端に設けられた操作部の引張操作に伴い前記フ
レキシブルワイヤの一端を前記ケーシングより引張可能
に構成し、かつ前記フレキシブルワイヤの他端を、前記
シャフトより側方へ突設された第2係止部に係止して、
前記引張操作に伴う前記フレキシブルワイヤの引張に応
じた前記シャフトの回動方向を、前記カムの先端部が上
方へ変位する方向に設定した。
【0011】すなわち、シートクッションとシートバッ
クとの間に突出されるストライカは、クッションフレー
ムに立設されたブラケットとガイド部材によって上下動
自在に保持されており、このストライカの下縁に遊嵌し
た長穴を有するカムが設けられたシャフトは、前記カム
の先端部が下方に変位する回転方向へバネ部材により付
勢されている。このため、前記ストライカは、前記カム
を介して下方へ付勢され下降する。このとき、上下動さ
れる前記ストライカは、矩形枠状に形成されており、ス
トライカの左右縁がブラケットの連設壁とガイド部材の
縦溝との間に保持されている。このため、ストライカの
上縁及び下縁が、前記連設壁に設けられたガイド部材の
上縁又は下縁に当接することにより、その上下方向への
移動範囲が規制される。
【0012】一方、チャイルドシート固定時には、シー
トバックより延出するとともに、先端に操作部が設けら
れたストラップを引張して、請求項1の場合と同様に、
シャフトを、該シャフトに設けられたカムの先端部が上
方へ変位する方向に回動する。すると、下方へ付勢され
た前記ストライカは、その下縁に遊嵌したカムによって
上動され上昇する。これにより、前記ストライカは、シ
ートクッションとシートバックとの間に突出され、この
突出されたストライカへのチャイルドシートのフィック
スアームの係止が可能となる。
【0013】このとき、前記シートバックが所定の角度
を越えて傾倒されていた場合には、前記シートバック内
に設けられた回動阻止手段が、前記回転部材の回転を阻
止する。このため、シートバックを所定の角度を超えて
傾倒した状態において、ストラップ先端の操作部の操作
が禁止され、これに伴い、前記ストライカの上昇が阻止
される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかるチャ
イルドシートの取付構造を備えた車両用シート1を示す
図であり、車両用シート1からチャイルドシート2(チ
ャイルド レストレイント シート)が取り外された状
態が示されている。
【0015】この車両用シート1に取り付けられるチャ
イルドシート2は、座面部11と、該座面部11の後端
に立設された背面部12と、前記座面部11及び背面部
12の両端に起立された側壁部13,13とからなり、
前記底面部11の後端には、当該チャイルドシート2よ
り後方Rへ延出する一対のフィックスアーム14,14
が離間して設けられている。該フィックスアーム14の
先端部には、図2にも示すように、切込部15により二
股に形成されており、後述するストライカ16が挿入可
能に構成されている。
【0016】前記座面部11の前端には、図3にも示す
ように、解除レバー21が設けられており、該解除レバ
ー21には、ベルト22を介して連結部材23に連結さ
れている。該連結部材23の両端には、前記各フィック
スアーム14,14内に延在するロッド24,24が係
止されており、該ロッド24の先端部は、図2に示した
ように、前記フィックスアーム14内に立設された立設
片25に挿通された状態で支持されている。前記ロッド
24の先端には、カム26が係止されており、このカム
26は、該カム26と前記立設片25との間に設けられ
たスプリング27によって、フィックスアーム14先端
側であるロック方向28へ付勢されている。前記フィッ
クスアーム14内には、前記カム26の端面に摺接する
ラッチ29が回動自在に枢支されており、該ラッチ29
の先端部には、前記ストライカ16に係脱する切欠部3
0が形成されている。これにより、前記ラッチ29に
は、前記切欠部30を境とした両側に第1及び第2挟持
片29a,29bが形成されている。
【0017】前記ラッチ29の基端部には、前記カム2
6に摺接する半円状の摺接部31が突設されており、該
摺接部31の上部に突設された突出部32には、コイル
スプリング33の一端が係止されている。該コイルスプ
リング33の他端は、前記フィックスアーム14内に突
設された突設片34に係止されており、前記ラッチ29
は、図2中実線で示すように、前記カム26が前記ロッ
ク方向28へ付勢された状態で、前記第1挟持片29a
が前記フィックスアーム14の切込部15を横断し、前
記ストライカ16を切込部15の端部に保持できるよう
に構成されている。また、前記解除レバー21(図3参
照)の操作に伴い、前記ロッド24が、前記ロック方向
28と逆方向である解除方向35へ引張された際には、
図2中一点鎖線で示すように、前記カム26が後退され
ることによって前記ラッチ29が回動し、前記切込部1
5を横断した第1挟持片29aが上方へ移動するととも
に、第2挟持片29bが前記ストライカ16を押し出す
方向へ移動するように構成されている。
【0018】これにより、前記チャイルドシート2を車
両用シート1に取り付ける際には、後方Rへ延出したフ
ィックスアーム14,14をシートクッション41とシ
ートバック42との間に挿入し(図1参照)、両フィッ
クスアーム14,14の切込部15内にストライカ16
を挿入するとともに、フィックスアーム14に枢支され
たラッチ29を回動させ、図2中実線で示すように、ラ
ッチ29の第1挟持片29aによりストライカ16を切
込部15内に保持した状態で、チャイルドシート2を固
定できるように構成されている。また、チャイルドシー
ト2離脱時には、解除レバー21を操作してロッド24
を解除方向35へ引張し、図2中一点鎖線で示したよう
に、前記カム26を後退させることによってラッチ29
を回動させ、第1挟持片29aによるストライカ16の
保持状態を解除するとともに、第2挟持片29bでスト
ライカ16を押し出すように構成されている。
【0019】前記車両用シート1は、図1に示したよう
に、座面を形成する前記シートクッション41と、該シ
ートクッション41の後端部に傾倒可能に支持された前
記シートバック42とにより構成されている。前記シー
トクッション41の後端部には、横方向に延在するスリ
ット43,43が、塩化ビニール(PVC)ウエルダー
加工により左右側部のそれぞれに形成されており、左右
側部のスリット43,43からは、前記ストライカ16
が昇降され、前記シートクッション41とシートバック
42との間に出没するように構成されている。
【0020】図4は、車両用シート1の内部を示す透視
図であり、前記シートクッション41の内部には、当該
シートクッション41の骨格を形成するクッションフレ
ーム51が設けられている。また、前記シートバック4
2の内部には、当該シートバック42の骨格を形成する
バックフレーム52が設けられており、前記クッション
フレーム51及びバックフレーム52は、パイプ材が矩
形状に形成されてなる。前記クッションフレーム51の
後縁部53における左右のコーナー部54には(左側部
のみ図示)、湾曲形状のヒンジ55が設けられており、
該ヒンジ55の先端部には、前記バックフレーム52の
左右側縁部56の下端(左側部のみ図示)に固定された
支持ブラケット57が軸部58により軸支されている。
これにより、前記シートバック42は、前記シートクッ
ション41に対して傾動可能に支持されている。
【0021】前記クッションフレーム51の後縁部53
には、左右端部の近傍にブラケット81が起立した状態
で固定されている(左側部のみ図示)。該ブラケット8
1は、車両用シート1の幅方向に相対向して設けられた
側壁82,82と、両側壁82,82を車両用シート1
の後方R側にて連設する連設壁83とによってコ字状に
形成されており、該連設壁83には、縦長のカム穴84
が開設されている。前記ブラケット81の連設壁83に
は、図5にも示すように、ガイド部材85が設けられて
おり、該ガイド部材85は、前記連設壁83に面接され
た状態で固定される固定面86を備えている。該固定面
86の左右縁部は、車両用シート1の後方R側へ膨出形
成されており、前方F開口状の縦溝87,87が形成さ
れている。これにより、前記ガイド部材85を前記ブラ
ケット81にストライカ16を挟んで固定した状態で、
ガイド部材85の各縦溝87,87と前記連設壁83と
の間に矩形枠状に形成された前記ストライカ16の左右
縁88,89が上下動自在に内嵌されるように構成され
ており、該ストライカ16の上縁91及び下縁92が前
記ガイド部材85の上縁93及び下縁94に当接するこ
とによって当該ストライカ16の上下方向への移動が規
制されるように構成されている。そして、前記固定面8
6の下縁94には、前記ブラケット81に固定された状
態で前記カム穴84に合致する切欠部95が形成されて
いる。
【0022】前記ブラケット81には、図4に示したよ
うに、両側壁82,82を挿通するシャフト101が回
動自在に支持されており、該シャフト101は、その両
端部が前記クッションフレーム51の後縁部53におけ
る左右端部近傍に立設された両ブラケット81(左側部
のみ図示)に支持されている。前記シャフト101の前
記両側壁82,82間の部位には、前記連設壁83のカ
ム穴84を挿通して前記ストライカ16の下縁92に下
方より当接する先端部を有したカム102が設けられて
いる(図6参照)。前記ブラケット81の側壁82より
突出した前記シャフト101の部位には、図4に示した
ように、バネ部材としてのスプリング103が外嵌した
状態で固定されており、該スプリング103の一端部
は、前記側壁82に係止されている。これにより、前記
シャフト101は、前記スプリング103によって、前
記カム102の先端部が下方に変位する回転方向へ付勢
されている。
【0023】一方、前記シートバック42内には、図1
に示したように、前記ストライカ16,16をシートク
ッション41より突出させる駆動機構111が設けられ
ている。該駆動機構111は、図4に示したように、バ
ックフレーム52の左側縁部56に固定されたボックス
112を備えてなり、該ボックス112内には、金属板
がコ字状に形成されてなる保持部材113が固定されて
いる。この保持部材113には、円柱状の巻き取り部1
14と、該巻き取り部114に連設された爪車115と
を有する回転部材116が回動自在に保持されており、
前記巻き取り部114には、前記シートバック42の上
縁より延出するストラップ117が引出自在に巻かれて
いる(図1参照)。該ストラップ117の先端には、操
作部としてのリング118が設けられており、該リング
118に手を掛けて引張することによって、前記回転部
材116が回動されるように構成されている。
【0024】また、前記駆動機構111のボックス11
2内には、回動阻止手段121が設けられている。該回
動阻止手段121は、図7に示すように、シートバック
42の傾倒角を検出する角度センサ122と、該角度セ
ンサ122による検出結果に応じて前記爪車115の歯
123,・・・間に先端部が挿入され、爪車115の回
動を阻止する爪124とにより構成されている。前記角
度センサ122は、重心が底部側に設定された球状に形
成されるとともに、上部に溝125が形成された剛玉1
26と、該剛玉126を転がり自在に保持する剛玉保持
部127とにより構成されており、前記溝125が、常
時垂直上方へ向くように構成されている。また、前記剛
玉保持部127に形成された支持壁128の上端部に
は、前記爪124の基端部が回動自在に枢支されてお
り、この爪124の中途部には、下方に延出して前記剛
玉126の溝125に挿入される挿入片129が突設さ
れている。
【0025】これにより、シートバック42が通常の起
立位置、すなわちニュートラル位置に起立された状態に
おいて、図7中実線で示すように、前記爪124が爪車
115より離間した状態が維持される一方、シートバッ
ク42が前方又は後方に傾倒された際には、前記剛玉1
26が剛玉保持部127に対して傾く方向へ転がり、剛
玉126の溝125の縁が爪124の挿入片129に当
接して爪124を押し上げることによって(図7中一点
鎖線参照)、該爪124の先端が爪車115の歯12
3,123間に挿入され、爪車115の回動及び前記ス
トラップ117の引張操作を阻止するように構成されて
いる。そして、前記回動阻止手段121の爪124は、
前記シートバック42が前記ニュートラル位置より所定
の角度θである±12゜の範囲を越えて傾動された際に
上動され、前記歯車115の回動を阻止するように設定
されており、通常±5゜の坂道での路面の傾斜による影
響を受けない様に設定されている。
【0026】また、図4に示したように、前記保持部材
113を挿通した前記回転部材116の回転軸131の
端部には、側方(回転軸131の半径方向)へ向けて延
出した平板状の第1係止部132が固定されている。該
第1係止部132の先端には、係止穴133が形成され
ており、該係止穴133には、ケーブル134のケーシ
ング135内に移動自在に収容されたフレキシブルワイ
ヤ136の一端が係止されている。このケーブル134
のケーシング135の一端部は、前記ボックス112に
固定されており、該ボックス112を介して前記バック
フレーム52に固定されている。また、このケーシング
135は、他の部位が図外の位置にて前記バックフレー
ム52に固定されており、前記ストラップ117先端の
リング118の引張操作に伴う前記回転部材116の回
動に応じて、前記フレキシブルワイヤ136の一端が前
記ケーシング135より引張されるように構成されてい
る。
【0027】このケーブル134の他端部は、前記クッ
ションフレーム51に立設されたブラケット81の近傍
まで延出されており、このケーシング135からは、前
記フレキシブルワイヤ136の他端が延出されている。
そして、前記ブラケット81を挿通した前記シャフト1
01の端部には、側方である後方R(シャフト101の
半径方向)へ向けて延出した平板状の第2係止部141
が固定されており、該第2係止部141の先端に形成さ
れた係止穴142には、前記ケーシング135より延出
されたフレキシブルワイヤ136の他端が係止されてい
る。これにより、前記引張操作に伴う前記フレキシブル
ワイヤ136の引張に応じた前記シャフト101の回動
方向が、前記カム102の先端部が上方へ変位する方向
に設定されている。又、シートバック42の上縁に設け
られ、ストラップ117を延出する穴119は、リング
118が通り抜けられない形状に形成されており、リン
グ118が穴119に係止することにより、スプリング
103によるフレキシブルワイヤ136を介してのスト
ラップ117の巻き取り力に抗している。
【0028】なお、前記回動部材116と前記シャフト
101とをケーブル134によって連結することによ
り、シートクッション41に対するシートバック42の
傾倒性が確保されている。
【0029】以上の構成にかかる本実施の形態におい
て、シートクッション41とシートバック42との間に
突出されるストライカ16,16は、クッションフレー
ム51に立設されたブラケット81とガイド部材85に
よって上下動自在に保持されており、このストライカ1
6の下縁92に下方より当接するカム102が設けられ
たシャフト101は、前記カム102の先端部が下方に
変位する回転方向へスプリング103により付勢されて
いる。このため、シートバック42上縁より延出したス
トラップ117先端のリング118を操作しない通常時
において、前記ストライカ16,16を自重により下降
させることができる。よって、シートバック42の傾倒
位置に関わらず、ストライカ16,16を下降させるこ
とができるので、シートバック42を、ほぼ水平に倒し
たフルフラット状態にした場合であっても、前記ストラ
イカ16,16のシートクッション41上面から上方へ
の突出を防止することができ、車両用シート1としての
機能を通常通り維持することができる。
【0030】一方、チャイルドシート2固定時には、シ
ートバック42より延出したストラップ117のリング
118を引張操作し、ストラップ117が引出自在に巻
かれた回転部材116を回動して、該回転部材116の
第1係止部132に係止されたケーブル134のフレキ
シブルワイヤ136の一端を、ケーブル134のケーシ
ング135より引張する。すると、前記フレキシブルワ
イヤ136の他端が第2係止部141を介して連結され
たシャフト101は、該シャフト101に設けられたカ
ム102の先端部が上方へ変位する方向に回動され、上
下動自在に保持された前記ストライカ16は、その下縁
92に当接する前記カム102によって上動される。こ
れにより、自重により降下された前記ストライカ16,
16は上昇され、シートクッション41とシートバック
42との間に突出され、この突出されたストライカ1
6,16へのチャイルドシート2のフィックスアーム1
4,14の係止が可能となる。
【0031】このとき、前記シートバック42が所定の
角度θであるニュートラル位置より±12゜を越えて傾
倒されていた場合には、前記シートバック42内に設け
られた回動阻止手段121における角度センサ122
が、これを検出し、前記回転部材116の回転を阻止す
る。詳しくは、シートバック42が傾倒された際には、
前記角度センサ122の剛玉126が剛玉保持部127
に対して傾く方向へ転がり、剛玉126の溝125の縁
が爪124の挿入片129に当接して爪124を押し上
げ(図7中一点鎖線参照)、該爪124の先端が爪車1
15の歯123,123間に挿入され、爪車115の回
動及び前記ストラップ117の引張操作を阻止する。こ
のため、シートバック42を前記所定の角度θを超えて
傾倒した状態において、ストラップ117先端のリング
118の操作を禁止し、前記ストライカ16,16の上
昇を防止することができ、シートバック42傾倒時にお
けるチャイルドシート2の不用意な取付を確実に防止す
ることができる。よって、チャイルドシート2の座面部
11とシートクッション41との密着性、及びチャイル
ドシート2の背面部12とシートバック42との密着性
を常時に確保することができ、取付後のチャイルドシー
ト2のガタツキを未然に防止することができる。
【0032】さらに、チャイルドシート2が取り付けら
れるストライカ16は、クッションフレーム51に立設
され両側壁82,82と、両側壁82,82を連設する
連設壁83によりコ字状に形成されたブラケット81
と、該ブラケット81の連設壁83に設けられたガイド
部材85とに挟持された状態で保持されるので、ストラ
イカ16の下端部のみがクッションフレーム51に支持
された場合と比較して、その保持能力を高めることがで
きる。これにより、前面衝突時にチャイルドシート2か
らストライカ16に加わる入力をブラケット81の両側
壁82,82とガイド部材85とで支持することがで
き、剛性力を高めることができる。
【0033】なお、実施の形態にあっては、図6にも示
したように、シャフト101に設けられたカム102の
先端部をストライカ16の下縁92に当接してストライ
カ16を上動させる場合を例に挙げて説明したが、図8
に示すように、カム102の先端部に長穴151を設
け、この長穴151にストライカ16の下縁92を遊嵌
させても良い。
【0034】この場合においても、前述と同様の効果を
得ることができる。また、前記カム102が設けられた
シャフト101は、前記カム102の先端部が下方に変
位する回転方向へスプリング103によって付勢されて
おり、前記ストライカ16は、前記カム102を介して
下方へ付勢される。このため、前記ストライカ16が、
自重のみによって下降される場合と比較して、悪路走行
時におけるストライカ16の振動を防止することがで
き、振動に起因したガタツキ音の発生を防止することが
できる。
【0035】そして、チャイルドシート2が取り付けら
れる前記ストライカ16は、クッションフレーム51に
立設され両側壁82,82と、両側壁82,82を連設
する連設壁83によりコ字状に形成されたブラケット8
1と、該ブラケット81の連設壁83に設けられたガイ
ド部材85とに挟持された状態で保持されるとともに、
その下縁92が前記カム102の長穴151に遊嵌され
ている。このため、このカム102が設けられたシャフ
ト101及び該シャフト101を支持するブラケット8
1を介して、クッションフレーム51に連結されるの
で、前面衝突時にチャイルドシート2からストライカ1
6に加わる入力を、ブラケット81の両側壁82,82
とガイド部材85とで支持することができ、かつ前記カ
ム102、シャフト101及びブラケット81を介し
て、車体に固定されるクッションフレーム51へ分散す
ることができる。したがって、前述した実施の形態と比
較して、剛性力をさらに高めることができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1の
チャイルドシートの取付構造にあっては、シートバック
より延出したストラップ先端の操作部を操作しない通常
時において、シートクッションとシートバックとの間に
突出されるストライカを自重により下降させることがで
きる。このため、シートバックの傾倒位置に関わらず、
ストライカを下降させることができるので、シートバッ
クを、ほぼ水平に倒したフルフラット状態にした場合で
あっても、前記ストライカのシートクッション上面から
上方への突出を防止することができ、車両用シートとし
ての機能を通常通り維持することができる。
【0037】また、シートバックが予め定められた所定
の角度を超えて傾倒された際には、シートバック内に設
けられた回動阻止手段によって、ストラップ先端の操作
部の操作が禁止される。これにより、ストライカの上昇
を防止することができ、シートバック傾倒時におけるチ
ャイルドシートの不用意な取付を確実に防止することが
できる。よって、チャイルドシート底面とシートクッシ
ョンとの密着性、及びチャイルドシート後面とシートバ
ックとの密着性を常時に確保することができ、取付後の
チャイルドシートのガタツキを未然に防止することがで
きる。
【0038】さらに、チャイルドシートが取り付けられ
るストライカは、シートクッションの骨格を形成するク
ッションフレームに立設された相対向する側壁及び両側
壁を連設する連設壁からなるコ字状のブラケットと、該
ブラケットの連設壁に設けられたガイド部材とに挟持さ
れた状態で保持されるので、ストライカの下端部のみが
クッションフレームに支持された場合と比較して、その
保持能力を高めることができる。これにより、前面衝突
時にチャイルドシートからストライカに加わる入力をブ
ラケットの両側壁とガイド部材とで支持することがで
き、剛性力を高めることができる。
【0039】また、本発明の請求項2のチャイルドシー
トの取付構造にあっても、請求項1と同様に、操作部を
操作しない通常時において、シートバックの傾倒位置に
関わらず、ストライカを下降させることができる。よっ
て、シートバックを、ほぼ水平に倒したフルフラット状
態にした場合であっても、前記ストライカのシートクッ
ション上面から上方への突出を防止することができ、車
両用シートとしての機能を通常通り維持することができ
る。
【0040】このとき、前記ストライカの下縁に遊嵌す
るカムが設けられたシャフトは、前記カムの先端部が下
方に変位する回転方向へバネ部材により付勢されてお
り、前記ストライカは、前記カムを介して下方へ付勢さ
れている。よって、前記ストライカが、自重のみによっ
て下降される場合と比較して、悪路走行時におけるスト
ライカの振動を防止することができ、振動に起因したガ
タツキ音の発生を防止することができる。
【0041】また、シートバックが予め定められた所定
の角度を超えて傾倒された場合には、ストラップ先端の
操作部の操作を禁止することで、ストライカの上昇を防
止することができ、請求項1の場合と同様に、シートバ
ック傾倒時におけるチャイルドシートの不用意な取付を
確実に防止することができる。よって、シートバック傾
倒時にチャイルドシートが取り付けられた際の不具合を
未然に防止することができる。
【0042】さらに、チャイルドシートが取り付けられ
るストライカは、シートクッションの骨格を形成するク
ッションフレームに立設された相対向する側壁及び両側
壁を連設する連設壁からなるコ字状のブラケットと、該
ブラケットの連設壁に設けられたガイド部材とに挟持さ
れた状態で保持されるので、ストライカの下端部のみが
クッションフレームに支持された場合と比較して、その
保持能力を高めることができる。また、前記ストライカ
は、その下縁が前記カムの長穴に遊嵌されており、この
カムが設けられたシャフト及び該シャフトを支持するブ
ラケットを介して、クッションフレームに連結されてい
る。このため、前面衝突時にチャイルドシートからスト
ライカに加わる入力を、ブラケットの両側壁とガイド部
材とで支持するができるとともに、前記カム、シャフト
及びブラケットを介して、車体に固定されるクッション
フレームへ分散することができる。これにより、剛性力
を、さらに高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す斜視図である。
【図2】同実施の形態におけるチャイルドシートのフィ
ックスアームを示す要部の断面図である。
【図3】同実施の形態におけるチャイルドシートの内部
を示す斜視図である。
【図4】同実施の形態にかかる車両用シートの要部を示
す透視図である。
【図5】同実施の形態にかかるストライカの保持部分を
示す分解斜視図である。
【図6】同実施の形態にかかるカムがストライカの下縁
に当接した状態を示す要部の断面図である。
【図7】同実施の形態にかかる回動阻止手段を示す要部
の拡大図である。
【図8】本発明の他の実施の形態にかかるカムの長穴が
ストライカの下縁に遊嵌された状態を示す要部の断面図
である。
【図9】従来のチャイルドシートの取付構造を示す分解
斜視図である。
【符号の説明】
1 車両用シート 2 チャイルドシート 14 フィックスアーム 16 ストライカ 41 シートクッション 42 シートバック 51 クッションフレーム 52 バックフレーム 81 ブラケット 82 側壁 83 連設壁 84 カム穴 85 ガイド部材 87 縦溝 89 右縁 88 左縁 92 下縁 101 シャフト 102 カム 103 スプリング(バネ部材) 113 保持部材 116 回転部材 117 ストラップ 118 リング(操作部) 121 回動阻止手段 122 角度センサ 124 爪 131 回転軸 132 第1係止部 134 ケーブル 135 ケーシング 136 フレキシブルワイヤ 141 第2係止部 151 長穴

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャイルドシートより後方へ延出した一
    対のフィックスアームの先端部を、車両用シートのシー
    トクッションと、該シートクッションに傾倒可能に支持
    されたシートバックとの間に突出されるストライカに係
    脱して前記チャイルドシートを前記車両用シートに取り
    付けるチャイルドシートの取付構造であって、 前記シートクッションの骨格を形成するクッションフレ
    ームに、相対向する側壁及び両側壁を連設する連設壁か
    らなるコ字状のブラケットを立設し、かつ該ブラケット
    の前記連設壁にガイド部材を設け、該ガイド部材の両端
    に形成された各縦溝と前記連設壁との間に矩形枠状に形
    成された前記ストライカの左右縁を上下動自在に内嵌す
    るとともに、前記ブラケットに、前記両側壁に挿通する
    シャフトを回転自在に設け、該シャフトの前記両側壁間
    の部位に、前記連設壁に開設されたカム穴を挿通して前
    記ストライカの下縁に下方より当接する先端部を有した
    カムを設け、該カムの先端部が下方に変位する回転方向
    へ前記シャフトをバネ部材により付勢する一方、 前記シートバック内に、該シートバックより延出するス
    トラップが引出自在に巻かれた回転部材と、該回転部材
    を回動自在に保持する保持部材と、当該シートバックが
    所定の角度を越えて傾倒された際に前記回転部材の回動
    を阻止する回動阻止手段とを設けるとともに、前記シー
    トバックの骨格を形成するバックフレームにケーブルの
    ケーシングを固定し、該ケーシング内に移動自在に収容
    されたフレキシブルワイヤの一端を、前記回転部材の回
    転軸より側方へ突設された第1係止部に係止して、前記
    ストラップ先端に設けられた操作部の引張操作に伴い前
    記フレキシブルワイヤの一端を前記ケーシングより引張
    可能に構成し、かつ前記フレキシブルワイヤの他端を、
    前記シャフトより側方へ突設された第2係止部に係止し
    て、前記引張操作に伴う前記フレキシブルワイヤの引張
    に応じた前記シャフトの回動方向を、前記カムの先端部
    が上方へ変位する方向に設定したことを特徴とするチャ
    イルドシートの取付構造。
  2. 【請求項2】 チャイルドシートより後方へ延出した一
    対のフィックスアームの先端部を、車両用シートのシー
    トクッションと、該シートクッションに傾倒可能に支持
    されたシートバックとの間に突出されるストライカに係
    脱して前記チャイルドシートを前記車両用シートに取り
    付けるチャイルドシートの取付構造であって、 前記シートクッションの骨格を形成するクッションフレ
    ームに、相対向する側壁及び両側壁を連設する連設壁か
    らなるコ字状のブラケットを立設し、かつ該ブラケット
    の前記連設壁にガイド部材を設け、該ガイド部材の両端
    に形成された各縦溝と前記連設壁との間に矩形枠状に形
    成された前記ストライカの左右縁を上下動自在に内嵌す
    るとともに、前記ブラケットに、前記両側壁に挿通する
    シャフトを回転自在に設け、該シャフトの前記両側壁間
    の部位に、前記連設壁に開設されたカム穴を挿通して前
    記ストライカの下縁に遊嵌する長穴を先端部に有したカ
    ムを設け、該カムの先端部が下方に変位する回転方向へ
    前記シャフトをバネ部材により付勢する一方、 前記シートバック内に、該シートバックより延出するス
    トラップが引出自在に巻かれた回転部材と、該回転部材
    を回動自在に保持する保持部材と、当該シートバックが
    所定の角度を越えて傾倒された際に前記回転部材の回動
    を阻止する回動阻止手段とを設けるとともに、前記シー
    トバックの骨格を形成するバックフレームにケーブルの
    ケーシングを固定し、該ケーシング内に移動自在に収容
    されたフレキシブルワイヤの一端を、前記回転部材の回
    転軸より側方へ突設された第1係止部に係止して、前記
    ストラップ先端に設けられた操作部の引張操作に伴い前
    記フレキシブルワイヤの一端を前記ケーシングより引張
    可能に構成し、かつ前記フレキシブルワイヤの他端を、
    前記シャフトより側方へ突設された第2係止部に係止し
    て、前記引張操作に伴う前記フレキシブルワイヤの引張
    に応じた前記シャフトの回動方向を、前記カムの先端部
    が上方へ変位する方向に設定したことを特徴とするチャ
    イルドシートの取付構造。
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