JP2001121903A - 着脱自在のキャスター，その着脱用被支持物体昇降具及び上記着脱自在のキャスターを用いた搬送用パレット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送用パレットに対してキャスターを簡単且
つ確実に装着しまた取り外せるようにする。 【解決手段】 下面にキャスター車を備えて，引掛片を
搬送用パレット３のコーナーの起立管３２に引掛係合す
ることによって搬送用パレット３下面を支持する着脱自
在のキャスター１を形成する一方，下方を二股状に分岐
した杖状の昇降具２を用いて，その分岐部分の軸受２４
に搬送用パレット３の端部長手方向中央位置に設置した
支軸２５を嵌合して，昇降具２を時計回り方向に回動し
て水平に上昇し，一対の分岐脚部２１，２３によってこ
の水平上昇状態を維持して，上記キャスター１の着脱を
行なうようにする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はキャスターに関し，
特に被支持物体に着脱自在に装着するようにした着脱自
在のキャスター，その着脱用被支持物体昇降具及び上記
着脱自在のキャスターを用いた搬送用パレットに関す
る。

【０００２】

【従来の技術】この種着脱自在のキャスターとして，例
えば特開平７−３２９９７０号が知られており，これに
よれば被支持物体を載置支持する載置ベ−スと，該載置
ベースの下面に設置したキャスター車を備えたものとさ
れ，その被支持物体への着脱は，被支持物体を裏返し
て，その下面に設置した開口を有する受入金具に載置ベ
ースを嵌脱自在に嵌挿し，受入金具と載置ベース間に介
設した弾性部材によって嵌挿状態を維持するように行な
うものとされている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし乍らこの場合そ
のキャスターの着脱は，被支持物体を裏返して行なうも
のとされるから，その着脱作業がそれ自体煩雑となる傾
向を避けられないし，軽量にして比較的小面積の，例え
ば台車のような，反転が然程困難ではないような被支持
物体には適用できても，例えば製品や部材を載置して工
場内を搬送したり，トラック輸送するように用いられる
鋼製の搬送用パレットのように，比較的面積が大きく，
重量の嵩む被支持物体にあっては，その自重やこれに加
えた製品や部材の重量で下面に設置した受入金具が変形
する可能性を否定できないし，大きく重量の嵩むものを
裏返してキャスターを一々着脱することは更に著しく煩
雑であり，またその裏返しの反転作業には一般に複数の
作業者を必要とすることになるから，このように大きく
重量の嵩む被支持物体に上記着脱自在のキャスターを適
用することは現実には極めて困難である。

【０００４】本発明は係る事情に鑑みてなされたもの
で，その解決課題とするところは，第１に，キャスター
設置部位を部分的に持ち上げ状にすることによって，被
支持物体を反転することなく着脱できて，上記比較的面
積が大きく，重量の嵩む被支持物体に適用して，その着
脱作業を可及的に容易化することができるとともに被支
持物体への装着の状態でキャスターが位置ずれを生じて
外れたりすることなく可及的に安定した被支持物体の支
持を可能とする着脱自在のキャスターを提供するにあ
り，第２に上記キャスターの着脱に際して被支持物体を
簡易に上昇するとともにその上昇状態を確実に維持する
ことができ，上記比較的面積が大きく，重量が嵩む被支
持物体でも単独の作業者が容易に着脱作業を行なうこと
が可能な上記着脱自在のキャスターの着脱用被支持物体
昇降具を提供するにあり，第３に上記キャスターを有す
るパレットを提供するにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記第１の課題に添っ
て，請求項１に記載の発明は，これを，被支持物体を載
置支持する載置ベ−スと，該載置ベースの下面に設置し
たキャスター車と，上記載置ベースの上面に配置した摩
擦抵抗面と，載置ベースの一端から上記被支持物体側端
に突き当て自在に起立配置した位置決め用のストッパー
と，該ストッパーの上端又は上下中間位置から上記載置
ベース上に向けて平面において対向一対の突出配置し又
は屈曲Ｌ字状に突出配置することによって上記被支持物
体の起立支柱等該被支持物体に上向きに起立した起立部
の下端を受け入れてその対向し又は隣接する複数面に引
掛係合自在とした移動防止用の引掛片とを備え，上記被
支持物体に着脱自在に装着するようにしてなることを特
徴とする着脱自在のキャスターとし，請求項２に記載の
発明は，被支持物体の好ましい形態を示すように，これ
を，上記被支持物体を搬送用パレットとし，上記起立部
を起立支柱，支柱嵌挿用の起立管等の該搬送用パレット
におけるパレット基体の上面に起立配置した起立部と
し，該搬送パレット用として構成してなることを特徴と
する請求項１に記載の着脱自在のキャスターとし，上記
第２の課題に添って請求項３に記載の発明は，これを，
被支持物体に着脱自在に装着するようにした着脱自在の
キャスターを該被支持物体に着脱する被支持物体昇降具
であって，上記被支持物体の一側又は両側の端部長手方
向中間位置に配置した支軸又は軸受と，下部に二股分岐
した一対の分岐脚部及び上記被支持物体の支軸又は軸受
に嵌合する軸受又は支軸を上記二股分岐位置に備えて，
これら支軸と軸受の嵌合状態で一方の分岐脚部を接地状
態で回動することによって上記嵌合部分を支点として被
支持物体を該回動側の端部において水平上昇し且つ上記
一対の分岐脚部の接地によって被支持物体を水平上昇状
態に支持自在とする着脱自在のキャスターの着脱用被支
持物体昇降具とし，請求項４に記載の発明は，上記第３
の課題に添って，上記着脱自在のキャスターを使用した
搬送用パレットを提供するように，これを，請求項１又
は２に記載の着脱自在のキャスターを備えてなることを
特徴とする搬送用パレットとし，これらをそれぞれ発明
の要旨として上記各課題解決の手段としたものである。

【０００６】

【作用】本発明にあって着脱自在のキャスターは，位置
決め用のストッパーを被支持物体の側端に突き当てるよ
うに被支持物体の側面側から，そのコーナーを部分的に
持ち上げ状にして載置ベースと引掛片との間に被支持物
体又はその底板等の支持部分を受入状とすることによっ
て，その着脱を行なうように使用し，被支持物体への装
着状態において上記ストッパーの突き当て，載置ベース
の上面に配置した摩擦抵抗面及び被支持物体における起
立部の下端を受け入れてその対向し又は隣接する複数面
に引掛係合自在とした移動防止用の引掛片が，それぞれ
被支持物体とキャスター乃至載置ベースとの相対位置を
維持するように作用して被支持物体の可及的に安定した
支持を行なう。

【０００７】また上記着脱自在のキャスターの着脱用被
支持物体昇降具は，被支持物体の対向する一方のキャス
ター着脱側の端部において，これらに設置した支軸と軸
受とを回動自在に嵌合することによって，その二股分岐
位置と被支持物体の端部長手方向中間を連結した上，一
方の分岐脚部の接地の傾斜状態から，他方の分岐脚部が
接地するまで回動するように使用することにより，その
二股分岐位置の回動軌跡に応じて被支持物体を水平上昇
するとともに回動終了時に一対の分岐脚部が接地するこ
とによって，該被支持物体はその対向する端部を床面に
接地した状態で一対の分岐脚部が回動側端部を２点支持
する結果，その上昇した状態を安定して維持して，被支
持物体を水平上昇状態に支持する。

【０００８】

【発明の実施の形態】以下図面の例に従って本発明を更
に具体的に説明すれば，図１乃至図３において，１は着
脱自在のキャスター，３は，本例にあって該着脱自在の
キャスターを備えた搬送用パレットとした被支持物体で
あり，上記着脱自在のキャスター１は，載置ベース１１
と，キャスター車１２と，摩擦抵抗面１３と，ストッパ
ー１４と，引掛片１５とを備えて，例えば上記搬送パレ
ット用にして，上記載置ベース１１，ストッパー１４及
び引掛片１５を厚肉鋼板により，これらを相互に溶着し
て形成た鋼製のものとしてある。

【０００９】載置ベース１１は，被支持物体，本例にあ
っては上記搬送用パレット３を載置支持するものとして
あり，例えば上記鋼板による矩形の平板としてある。

【００１０】キャスター車１２は，上記載置ベース１１
の下面に設置したものとしてあり，本例のキャスター車
１２は，これを一般に市販使用されている無方向的に回
転自在の転動車を備えたものを用いて，これを上記載置
ベース１１の下面にネジ，溶着等の固定手段によって固
定することによって，これを設置したものとしてある。

【００１１】摩擦抵抗面１３は，上記載置ベース１１の
上面に配置したものとしてあり，例えば合成ゴム，摩擦
抵抗の高い合成樹脂等の厚肉の摩擦シートを用いて，こ
れを上記載置ベース１１における上面にその全面に亘る
ように配置し又は部分的に固定配置してあり，このとき
本例の該摩擦シートの固定は，その固定手段を接着によ
って行なったものとしてある。

【００１２】ストッパー１４は，上記載置ベース１１の
一端から上記被支持物体３，本例にあっては搬送用パレ
ットのパレット基体３１側端に突き当て自在に起立配置
した位置決め用のものとしてあり，例えば載置ベース１
１の一側端から垂直の起立壁をなすように該載置ベース
１１に起立配置したものとしてある。

【００１３】引掛片１５は，該ストッパー１４の上下中
間位置から上記載置ベース１１上に向けて平面において
屈曲Ｌ字状に突出配置することによって上記被支持物体
３の起立支柱等該被支持物体に上向きに起立した起立部
３２，本例にあって起立支柱，支柱嵌挿用の起立管等の
該搬送用パレット３におけるパレット基体３１の上面に
に起立配置した起立部３２の下端を受け入れてその隣接
する複数面に引掛係合自在とした移動防止用のものとし
てあり，例えば上記起立部３２に対してやや遊嵌状の引
掛係合を行なうように，引掛係合状態において幾分のク
リアランスを起立部３２との間に形成して，上記引掛係
合の関係を損なうことなく，これを容易になし得るよう
にしてある。

【００１４】図１及び図３に搬送用パレット３に着脱自
在のキャスター１の装着状態を示すが，本例にあって，
上記起立部３２は，パレット基体３１のベース３１１に
起立した多数のうち，パレット基体３１のコーナー近傍
に位置する４隅の起立管（本例にあってこれら起立管は
搬送用パレット３を折り畳むときに，パレット基体３１
上に折畳自在としたサイドフレーム３３の上枠３３１を
取り外し，その両端のジョイントブロックを介してこれ
を載置保持するものである）として，上記引掛片１５を
コーナー側に向けるように該各起立管の側面からその下
端を受け入れて，各隣接する２面にそれぞれ引掛係合
し，パレット基体３１のベース３１１を載置ベース１１
と引掛片１５間に受け入れるようにして，該着脱自在の
キャスター１を装着したものとしてある。

【００１５】図４は着脱自在のキャスター１の他の例を
示したもので，本例にあって上記起立片１５は，これを
上記ストッパー１４の上端から上記載置ベース１１上に
向けて平面において対向一対の平行に突出配置すること
によって上記被支持物体３の上記起立部３２の下端を受
け入れてその対向する複数面に引掛係合自在とした例で
あり，本例の該キャスター１にあっては上記図１乃至図
３のものに代えて，その対向一対の引掛片１５をパレッ
ト基体３１側に向けるように同様に各起立部（起立管）
３２の下端を受け入れて，その対向する２面にそれぞれ
引掛係合するように，これを装着するものとしてある。
その余は上記例と変わらないので，同一符号を付してそ
の説明を省略する。

【００１６】一方２は，上記着脱自在のキャスター１を
被支持物体３に着脱する被支持物体昇降具であり，該被
支持物体昇降具２は，上記被支持物体３の一側又は両側
の端部長手方向中間位置に配置した支軸２５と，下部に
二股分岐した一対の分岐脚部２１，２３及び上記被支持
物体３の支軸２５に嵌合する軸受２４を上記二股分岐位
置に備えて，これら支軸２５と軸受２４の嵌合状態で一
方の分岐脚部２１を接地状態で回動することによって上
記嵌合部分を支点として被支持物体３を該回動側の端部
において水平上昇し且つ上記一対の分岐脚部２３の接地
によって被支持物体３を水平上昇状態に支持自在とする
着脱自在のキャスター１の着脱用のものとしてある。

【００１７】本例にあって上記一対の分岐脚部２１，２
３は，これを上記設置状態で回動する回動側の分岐脚部
２１と回動後にその回動状態を維持する支持側の分岐脚
部２３とをそれぞれ専用とするようにしてあり，本例に
おいて該昇降具２は，これを，上記一対のうち一方の回
動側の分岐脚部２１をその長手方向に延長し，該延長部
分上方をその回動のための手掛アーム２２とするよう
に，鋼製長尺のバー材の上方に手掛アーム２２，下方に
上記回動側の分岐脚部２１を配置し，該バー材の長手方
向下方中間位置に一対のうち他方の支持側の分岐脚部２
３の同じく鋼製短尺のバー材を溶着等の固定手段によっ
て固定することによって構成した，例えば下方二股分岐
の杖状のものとし，このとき上記支持側の分岐脚部２３
の長さを回動側の分岐脚部２１の長さより短く形成し
て，回動側の分岐脚部２１を垂直からやや時計回り方向
に傾斜した状態で該支持側の分岐脚部２３が接地するよ
うにしてある。

【００１８】本例の上記回動側の分岐脚部２１は，その
下端に，例えば球形，円形等の回動用ブロックを設置し
又は下端を同様に加工することによって，該分岐脚部２
１の接地状態における回動を容易化するように接地面が
円弧の面をなすものとする一方，上記支持側の分岐脚部
２３は，その下端を回動後の支持を確実に行なうよう
に，これを所定角度に傾斜した状態に加工して，その上
記接地状態で床面に面状に接地してその接地の安定性を
確保し，昇降具２を一対の分岐脚部２１，２３の接地に
よって自立可能とするようにしてある。

【００１９】本例にあって昇降具２はその上記二股分岐
部分に，例えば円形孔による軸受２４を備える一方，上
記被支持物体３，本例にあっては搬送用パレットのパレ
ット基体３１の対向する両側端部に，例えば円形突出軸
による支軸２５を備えて，これら軸受２４と支軸２５と
が相互に回動自在に嵌合するようにしてあり，このとき
上記軸受２４は，これを，昇降具２の上記二股分岐部分
に透設した上記円形の透孔として設置する一方，支軸２
５は，これを，被支持物体３，即ち搬送用パレットの上
記パレット基体３１の対向する両側端部に，そのベース
３１１とその上方に位置する載置パネル３１２間に開口
した，例えばフォークリフトのフォーク受け入れスペー
スを用いてこれに介装するように固定したブロック２６
にそれぞれ外側に向けて，各端部において長手方向中間
に位置して設置してある。

【００２０】従って上記搬送用パレット３のパレット基
体３１にキャスター１を装着し，またこれを取り外すに
は，上記回動側の分岐脚部２１を床面側に倒すように昇
降具２を傾斜して，その軸受２４に，パレット基体３１
の一方の端部における支軸２５を受け入れるように嵌合
させ，その嵌合状態（昇降具２の二股分岐位置とパレッ
ト基体の端部長手方向中間位置との連結状態）で上記回
動側の分岐脚部２１を上向きに回動するように，昇降具
２をその支持側の分岐脚部２３が接地するまで回動すれ
ば，昇降具２の二股分岐位置の回動軌跡の応じて搬送用
パレットの端部長手方向中間位置が回動するとともに，
軸受２４と支軸２５が回動自在の嵌合であることによっ
て，軸受２４の回動が搬送パレットに伝わることなく，
搬送用パレット３はその端部において水平上昇するとと
もにその水平上昇状態を安定して維持するから，この水
平上昇状態でキャスター１の装着又は取り外しを行なう
ようにし，その後に上記と反対の方向に向けて昇降具２
を回動すればキャスター１が接地し又は搬送用パレット
が接地するから，この状態で昇降具２の上記軸受２４を
支軸２５から外せばよく，これを搬送パレットの両側に
おいて行なうことによって，搬送パレット四隅のキャス
ター１の着脱を被支持物体３を持ち上げたりすることな
く，極く容易にして確実に行なうことができる。

【００２１】図中３４はパレット基体３１の中間の起立
管３２に設置しサイドフレーム３３と同じくパレット基
体３１上に折畳自在とした中間ポール，３５は上記サイ
ドフレーム３３及び該中間ポール３４に平行且つ水平に
して上下方向に複数設置した製品や部材を載置支持する
荷受アーム，３５１は上記中間ポール３４設置の荷受ア
ーム３５１における固定側端部に設置して，該荷受アー
ム３５１を中間ポール３４に対してスライド自在とする
とともに荷受アーム３５１自重水平化によって中間ポー
ル３４に係止固定自在とした傾斜リングを示す。

【００２２】図示した例は以上のとおりとしたが，被支
持物体を製造装置，機械等，上記搬送用パレット以外の
ものとすること，摩擦抵抗面を載置ベースに吹付形成し
た樹脂面とすること，ストッパーを複数の立上り面と
し，そのいずれか又は一対の立上り面に引掛片を突出配
置すること，被支持物体昇降具に支軸を設置し被支持物
体に軸受を設置するように支軸と軸受の配置を対となす
ように被支持物体と昇降具との間で適宜に行なうこと，
同長一対の分岐脚部の上端に垂直の手掛アームを突設す
ること等を含めて本発明の実施に当って，着脱自在のキ
ャスター，その載置ベース，キャスター車，摩擦抵抗
面，ストッパー，引掛片，被支持物体昇降具，分岐脚
部，支軸，軸受等の各具体的形状，構造，材質，これら
の関係，これらに対する付加等は，上記発明の要旨に反
しない限り，その形態を様々のものとすることができ
る。

【００２３】

【発明の効果】本発明は以上のとおりに構成したから，
請求項１に記載の発明は，キャスター設置部位を部分的
に持ち上げ状にすることによって，被支持物体を反転す
ることなく着脱できて，上記比較的面積が大きく，重量
の嵩む被支持物体に適用して，その着脱作業を可及的に
容易化することができるとともに被支持物体への装着の
状態でキャスターが位置ずれを生じて外れたりすること
なく可及的に安定した被支持物体の支持を可能とする着
脱自在のキャスターを提供することができ，請求項２に
記載の発明は，その被支持物体を好ましいものとするこ
とができ，請求項３に記載の発明は，上記キャスターの
着脱に際して被支持物体を簡易に上昇するとともにその
上昇状態を確実に維持することができ，上記比較的面積
が大きく，重量が嵩む被支持物体でも単独の作業者が容
易に着脱作業を行なうことが可能な上記着脱自在のキャ
スターの着脱用被支持物体昇降具を提供することがで
き，請求項４に記載の発明は，上記着脱自在のキャスタ
ーを備えて使い勝手のよい搬送用パレットを提供するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】搬送用パレットに対するキャスター装着の方法
を示す斜視図である。

【図２】キャスターの斜視図である。

【図３】キャスターと起立部との関係を示す斜視図であ
る。

【図４】他の例のキャスターを示す斜視図である。

【図５】昇降具を示す斜視図である。

【図６】昇降具とパレット基体の関係を示す斜視図であ
る。

【符号の説明】

１ キャスター ２ 昇降具 ３ 搬送用パレット １１ 載置ベース １２ キャスター車 １３ 摩擦抵抗面 １４ ストッパー １５ 引掛片 ２１ 分岐脚部 ２３ 分岐脚部 ２４ 軸受 ２５ 支軸 ３１ パレット基体

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井前 昇 三重県名張市蔵持町芝出1171 トステム株 式会社名張工場内 (72)発明者 奥村 三次 三重県名張市蔵持町芝出1171 トステム株 式会社名張工場内 Ｆターム(参考） 3E063 AA07 FF20

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 被支持物体を載置支持する載置ベ−ス
   と，該載置ベースの下面に設置したキャスター車と，上
   記載置ベースの上面に配置した摩擦抵抗面と，載置ベー
   スの一端から上記被支持物体側端に突き当て自在に起立
   配置した位置決め用のストッパーと，該ストッパーの上
   端又は上下中間位置から上記載置ベース上に向けて平面
   において対向一対の突出配置し又は屈曲Ｌ字状に突出配
   置することによって上記被支持物体の起立支柱等該被支
   持物体に上向きに起立した起立部の下端を受け入れてそ
   の対向し又は隣接する複数面に引掛係合自在とした移動
   防止用の引掛片とを備え，上記被支持物体に着脱自在に
   装着するようにしてなることを特徴とする着脱自在のキ
   ャスター。
2. 【請求項２】 上記被支持物体を搬送用パレットとし，
   上記起立部を起立支柱，支柱嵌挿用の起立管等の該搬送
   用パレットにおけるパレット基体の上面に起立配置した
   起立部とし，該搬送パレット用として構成してなること
   を特徴とする請求項１に記載の着脱自在のキャスター。
3. 【請求項３】 被支持物体に着脱自在に装着するように
   した着脱自在のキャスターを該被支持物体に着脱する被
   支持物体昇降具であって，上記被支持物体の一側又は両
   側の端部長手方向中間位置に配置した支軸又は軸受と，
   下部に二股分岐した一対の分岐脚部及び上記被支持物体
   の支軸又は軸受に嵌合する軸受又は支軸を上記二股分岐
   位置に備えて，これら支軸と軸受の嵌合状態で一方の分
   岐脚部を接地状態で回動することによって上記嵌合部分
   を支点として被支持物体を該回動側の端部において水平
   上昇し且つ上記一対の分岐脚部の接地によって被支持物
   体を水平上昇状態に支持自在とする着脱自在のキャスタ
   ーの着脱用被支持物体昇降具。
4. 【請求項４】 請求項１又は２に記載の着脱自在のキャ
   スターを備えてなることを特徴とする搬送用パレット。