JP2001118317A - ターンテーブル及びディスク駆動装置 - Google Patents

ターンテーブル及びディスク駆動装置

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JP2001118317A
JP2001118317A JP33801699A JP33801699A JP2001118317A JP 2001118317 A JP2001118317 A JP 2001118317A JP 33801699 A JP33801699 A JP 33801699A JP 33801699 A JP33801699 A JP 33801699A JP 2001118317 A JP2001118317 A JP 2001118317A
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turntable
reinforcing
shaft
rotating shaft
disk
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JP33801699A
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Yukio Matsumoto
幸雄 松本
Satoru Kotomo
哲 小友
Toshio Nakamura
利夫 中村
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Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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    • G11B17/02Details
    • G11B17/022Positioning or locking of single discs

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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的安価な材料を用い、通常の射出成形技
術と金型管理で廉価にターンテーブルを製造可能とす
る。 【解決手段】 テーブルの中央部分に回転軸が圧入され
る嵌挿孔50を形成する薄肉円筒状の固定部54と、固
定部54の外周側に同心で大径の薄肉円筒状に形成され
た補強部56を形成し、これらの間に放射状に補強リブ
部58を渡すよう構成する。これにより射出成形時にヒ
ケ等による変形を生じないようにし、嵌挿孔50に圧入
された回転軸の抜去力を所定値に合わせられるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、信号の記録再生
媒体としてのディスク等を載置して回動するのに用いら
れるターンテーブル及びディスク駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンパクトディスクプレーヤ
(CDプレーヤ)では、スピンドルモータの回転軸に固
着したターンテーブルの上にCDを載置し、このスピン
ドルモータを駆動してターンテーブルと一体にCDを回
動させながら光ピックアップで記録された信号を再生す
る動作を行う。
【0003】このように用いられるターンテーブルは、
スピンドルモータの回転軸からCDに回転トルクを確実
に伝達できるようにするため、ターンテーブルの嵌挿孔
に回転軸を圧入して取付けた後の抜去力が所定範囲の値
となるよう厳格に設定されている。
【0004】また、ターンテーブルに載置されて回動さ
れているCDの記録面が振動しないようにするため、ス
ピンドルモータの回転軸に対しターンテーブルのCD載
置面を垂直とする(いわゆる面振れを防止する)よう厳
格に設定されている。
【0005】従来、上述のような要求を満たすものとし
て図14乃至図16に例示するようなポリカーボネイト
樹脂製のターンテーブル10が用いられている。
【0006】図示するターンテーブル10は、ポリカー
ボネイト樹脂の成形時の収縮が小さい為に金型転写性が
良いという利点を生かして構成されている。
【0007】すなわち、ターンテーブル10は、嵌挿孔
12を設けたボス部16の頂部に図示しないCDの円形
開口を嵌める軸頭部20を形成し、この軸頭部20の周
囲に載置部14を設けた円板状のテーブル部18を一体
に設けて構成している。
【0008】このボス部16は、圧肉円筒状に形成す
る。ボス部16の軸頭部20の部分は断面逆V字の厚肉
形状に形成し、その上側の円錐状面部をCDの円形開口
が軸頭部20へ導かれるように案内するためのガイド部
22として形成する。なお、ボス部16の下側の一部
と、軸頭部20の断面逆V字状の溝内部とには、複数の
補助用リブ24を設ける。
【0009】軸頭部20の周囲のテーブル部18には、
その上面に磁力でCDを吸着保持するのに用いる図示し
ない鉄板を設置する。このテーブル部18の周囲には、
その上側に一段立ち上がったリング状の載置部14を形
成する。
【0010】また、ターンテーブル10用の金型内に溶
融したポリカーボネイト樹脂を射出するためのゲート2
6は、テーブル部18の図示しない鉄板で隠される部分
に設定する。
【0011】このような形状のターンテーブル10をポ
リカーボネイト樹脂で成形して製造する場合には、ポリ
カーボネイト樹脂の金属に対する摩擦係数が大きいこと
から金属に圧接するポリカーボネイト樹脂の表面粗さ状
態又は圧接力の大小により摩擦抵抗が大きく変化してし
まうこと、及び弾性率が大きいため金属に圧接するポリ
カーボネイト樹脂の表面形状の誤差を吸収できないこと
を考慮して、ターンテーブル10をスピンドルモータの
回転軸に取付けた時の抜去力が所定の範囲に収まるよう
製造する必要がある。またターンテーブル10の材料と
してポリカーボネイト樹脂にガラス繊維入りのものも使
用される。この場合、成形収縮はさらに小さく、弾性率
はさらに大きくなる。
【0012】このため、ターンテーブル10は、射出成
形時にスピンドルモータの回転軸を嵌挿する嵌挿孔12
の内周面の表面粗さを一定にし、嵌挿孔12全体の内径
を一定にし、嵌挿孔12全体の真円度を一定にし、嵌挿
孔12の内周部に射出成形時のヒケを生じないように高
精度で成形する。
【0013】さらに、ターンテーブル10は、スピンド
ルモータの回転軸に取付けた時にスピンドルモータの回
転軸に対しターンテーブル10のCD載置部14が垂直
となり面振れしないようにするため、ターンテーブル1
0のCD載置部14部分にソリ等の変形が生じないよう
に高精度で成形し、載置部14に対する嵌挿孔12の垂
直度を高く保つよう高精度で成形する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなポリカー
ボネイト樹脂製のターンテーブル10は、材料となるポ
リカーボネイト樹脂が高価であり、その製造に当たって
非常に高度な射出成形技術と、金型管理が必要となるの
で、製品価格が高くなる。
【0015】そこで、ターンテーブル10の材料となる
樹脂を、比較的安価で一般にエンジニアリングプラスチ
ックとして広く使われているポリアセタール樹脂等とす
ることが望まれる。
【0016】しかし、ポリアセタール樹脂を材料として
用い、図14乃至図16に示す如き形状のターンテーブ
ル10を射出成形すると、ポリアセタール樹脂の成形収
縮率が大きいという性質から嵌挿孔12の内周部に射出
成形時のヒケを生じてしまいターンテーブル10をスピ
ンドルモータの回転軸に取付けた時の抜去力が所定の必
要な値より小さくなる場合や、嵌挿孔12の内周部に射
出成形時のヒケを生ずることと相俟ってスピンドルモー
タの回転軸の製造誤差が加わりターンテーブル10を回
転軸に取付けた時の抜去力が所定の必要な値より小さく
なる場合があるという問題を生じる。
【0017】さらに、ターンテーブル10のCD載置部
14部分の肉厚が厚くヒケも大きくなってソリ等の変形
が生じ易く、また嵌挿孔12を設けるボス部分の肉厚が
厚いのでヒケによる変形を生じこのボス部分と載置部1
4との間の位置精度に大きな誤差を生じターンテーブル
10をスピンドルモータの回転軸に取付けた時にスピン
ドルモータの回転軸に対しターンテーブル10のCD載
置部14が垂直とならなくなって面振れすることがある
という問題がある。
【0018】本発明は上記事実を考慮し、比較的安価な
材料で形成でき、しかも通常の射出成形技術と通常の金
型管理とで容易かつ廉価に所定品質の製品を製造できる
ように構成したターンテーブルとこれを用いたディスク
駆動装置を新たに提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のターンテーブルは、ディスクを載置するターンテーブ
ルであって、ターンテーブルを回動する回動軸が圧入さ
れ、径方向に弾性変形可能な回転軸の固定部と、回転軸
の固定部の外周に配設され、回転軸の固定部の径方向へ
の弾性変形に対する反力を生ずる固定部の補強手段と、
を有することを特徴とする。
【0020】本発明の請求項2に記載のターンテーブル
は、固定部の補強手段が、回転軸の固定部から間隔を開
けて配置される補強部と、回転軸の固定部と補強部の間
に渡って形成される連結部と、を有することを特徴とす
る。
【0021】請求項3の発明は請求項2に記載のターン
テーブルにおいて、連結部は、回転軸の固定部と補強部
の間に渡って放射線状に形成された板状部材であること
を特徴とする。
【0022】請求項4の発明は請求項2又は請求項3に
記載のターンテーブルにおいて、補強部の外周に立設さ
れ、補強部の固定部の径方向への弾性変形に対する反力
を生ずる反力作用部を備えることを特徴とする。
【0023】本発明の請求項5に記載のターンテーブル
は、ディスクを回転駆動するためのスピンドルモータ
と、スピンドルモータに連結され回転駆動される回転軸
と、回転軸に連結され、ディスクを載置して回転するタ
ーンテーブルと、を有するディスク駆動装置であって、
ターンテーブルは、回転軸が圧入され、径方向に弾性変
形可能な回転軸の固定部と、回転軸の固定部の外周に配
設され、回転軸の固定部の径方向への弾性変形に対する
反力を生ずる固定部の補強手段と、を備えることを特徴
とする。
【0024】上述のように構成することにより、固定部
に圧入した回動軸を、固定部が弾性変形したときの径方
向の反力に固定部の補強手段による径方向への反力が加
わって、固定部が回動軸を径方向へ強く圧接し固定部が
回動軸を十分に支持し、固定部に圧入された回転軸の抜
去力を向上可能とする。
【0025】本発明の請求項6に記載のターンテーブル
は、ディスクを載置するテーブルと、テーブルを回動す
る回転軸を支持するためテーブルの中央部分から起立す
るよう設けられた軸支持構造部とを有し、テーブルと軸
支持構造部との交差する構造部分の近傍に設定されたゲ
ートを用いて射出成形して形成されたことを特徴とす
る。
【0026】上述のように構成することにより、テーブ
ルと軸支持構造部とが交差する部分の近傍のゲートから
射出された溶融樹脂が、直線的に金型内に侵入して迅速
にかつ均等に隅々まで行き渡り、全体が平均的に固化す
るので、固定部に形成される嵌挿孔の内周部に射出成形
時にヒケ等により変形を生じないようにできるから、固
定部の嵌挿孔に圧入された回転軸に対する抜去力を向上
可能とする。
【0027】本発明の請求項7に記載のターンテーブル
は、ディスクを載置するテーブルとテーブルを回動する
回転軸を支持するためテーブルの中央部分から起立する
よう一体成形される軸支持構造部とを、射出成形して形
成したターンテーブルにおいて、軸支持構造部に、薄板
部分が立体的に交わるよう一体に構成された補強構造を
有することを特徴とする。
【0028】上述のように構成することにより、軸支持
構造部を薄肉に形成できるので、軸支持構造部に形成さ
れる回転軸を嵌挿する孔の内周部に射出成形時にヒケ等
による変形を生じないようにして、回転軸を嵌挿する孔
に圧入された回転軸の抜去力を所定値に合わせられるよ
うにする。さらに、補強構造によって回転軸を嵌挿する
孔に圧入された回転軸に対する抜去力を向上可能とす
る。
【0029】本発明の請求項8に記載のターンテーブル
は、記録媒体としてのディスクを載置するテーブルと、
テーブルの中央部分に配設され、テーブルを回動する回
転軸が圧入される嵌挿孔を形成する薄肉円筒状の固定部
と、固定部の外周側に配設され、固定部と同心で大径の
薄肉円筒状に形成された補強部と、固定部と補強部との
間に放射線方向に渡された補強リブ部と、を有すること
を特徴とする。
【0030】上述のように構成することにより、固定部
と補強部とを薄肉に形成できるので、テーブル全体を射
出成形するときに固定部と補強部との部分でヒケ等によ
り変形を生じないようにしてターンテーブルを所定形状
に高精度で成形可能とする。
【0031】本発明の請求項9に記載のターンテーブル
は、記録媒体としてのディスクを載置するテーブルと、
テーブルの中央部分に配設され、ディスクの開口を嵌め
る薄肉円筒状の外筒部と、外筒部の内周側に配設され、
外筒部と同心で小径の薄肉円筒状に形成された内筒部
と、外筒部と内筒部との間に放射線方向に渡されたリブ
部と、を有することを特徴とする。
【0032】上述のように構成することにより、外筒部
と内筒部とを薄肉に形成するので、テーブル全体を射出
成形するときに外筒部と内筒部の部分でソリやヒケ等に
より変形を生じないようにして、良好にターンテーブル
を所定形状に高精度で成形可能とする。
【0033】請求項10の発明は請求項6乃至請求項9
の何れかに記載のターンテーブルにおいて、テーブルに
対し断面十字形状に交差するよう一体成形された部材部
分を有することを特徴とする。
【0034】上述のように構成することにより、テーブ
ルに対し断面十字形状に交差するよう延出させ射出成形
時にソリやヒケ等の変形を生じないようにして、ターン
テーブルを所定形状に高精度で成形可能とする。
【0035】請求項11の発明は請求項6乃至請求項1
0の何れかに記載のターンテーブルにおいて、回転軸を
軸支持構造部に圧入したときの抜去力を所定値以上に設
定可能とする組成を持つポリアセタール樹脂を射出成形
して一体に形成されたことを特徴とする。
【0036】上述のように構成することにより、ポリア
セタール樹脂が、比較的に弾性率及び摩擦係数が小さい
という特性を有するので、固定部に形成される嵌挿孔の
内周面の表面粗さの変化、内径の変化、孔の真円度の変
化が多少あっても、さらに回転軸の径の大きさに誤差が
多少あっても、嵌挿孔に圧入された回転軸に対する抜去
力を変化させる割合を少なくでき、抜去力の所定値を使
用に耐え得る例えば5kg/μm以上に設定可能とす
る。よって、回転軸の径の大きさに誤差が予想される場
合でも、これに対応したターンテーブルを通常の射出成
形技術と通常の金型管理とで容易かつ廉価に製造でき、
しかもポリアセタール樹脂という比較的安価な材料で製
品を製造できる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明のターンテーブル及
びディスク駆動装置の実施の形態について図1乃至図9
によって説明する。図1乃至図4の各全体図で、30は
コンパクトディスクプレーヤ(CDプレーヤ)に用いる
ターンテーブルである。
【0038】このターンテーブル30は、図示しないス
ピンドルモータの回転軸に固着されて用いられる。この
コンパクトディスクプレーヤでは、ターンテーブル30
の上に記録媒体としてのディスクであるCDを載置した
状態でスピンドルモータを駆動することにより、ターン
テーブルと一体にCDを回動させながら図示しない光ピ
ックアップでCDに記録された信号を再生する動作を行
う。
【0039】図示するようにターンテーブル30は、円
盤状のテーブルにおける中心部に駆動軸に対する固定部
を設けた一体構造に形成する。ターンテーブル30は、
その一方のCDを載せる平面部における外周部にCDを
載せるためリング状に突出した基準台32を形成する。
【0040】さらにターンテーブル30のCDを載せる
平面部の中央部には、図示しないCDの円形開口を嵌め
る軸頭部34を形成する。この軸頭部34は、直径が大
きく高さの低い薄肉円筒状の外筒部36と、これと同心
円状に形成され直径が小さく高さの高い薄肉円筒状の内
筒部38と、これら外筒部36と内筒部38との間に放
射線方向に渡されたリブ部40とで形成する。
【0041】図1及び図3に示すようにリブ部40は、
中心角60度毎の6分割位置に配置する。図5及び図6
に示すように各リブ部40は、その自由端辺を外筒部3
6の自由端辺から内筒部38の自由端辺にかけて斜め直
線状に結ぶ斜辺42に形成する。
【0042】各リブ部40の斜辺42は、この上にCD
の円形開口の口周部が載ったときCDが自重で斜辺42
上を滑りCDの円形開口が外筒部36に嵌るようガイド
する。なお、このとき図3に示す如く各リブ部40の間
に当たる外筒部36の自由端辺36Aに想像線で示すC
Dの円形開口41が引っ掛かることを防止するための引
っ掛かり防止手段を構成しても良い。
【0043】この引っ掛かり防止手段は、例えば図8に
示すものでは、斜辺42の外筒部36に近い部分に低い
三角形状のガイド突部44を形成し、斜辺42を滑り降
りてきたCDの円形開口41をガイド突部44で少し持
ち上げることにより、CDの円形開口41が外筒部36
の自由端面に引っ掛かることを防止するよう構成する。
【0044】また引っ掛かり防止手段は、図9に例示す
るように、各リブ部40の斜辺42より外筒部36の切
欠自由端面部46を引っ込めるよう低く形成し、斜辺4
2を滑り降りてきたCDの円形開口部が外筒部36の切
欠自由端面部46に引っ掛かることを防止するよう構成
しても良い。
【0045】図5に示すように、ターンテーブル30の
軸頭部34を配置したテーブル中央部分30Aは、その
周囲近くの部分をCDが載せられる一方の平面側に凸と
なるように緩く湾曲させて全体を突出させ、皿を伏せた
形状に形成する。
【0046】図1、図3及び図5に示すように、ターン
テーブル30のCDを載せる平面部における基準台32
と軸頭部34との中間の平面部には、ターンテーブル3
0の中心に対する中心角を3分割した各所定位置にそれ
ぞれ固着ピン48を立設する。この固着ピン48は、図
示しない磁性板の固着用として用いる。この磁性板は、
ターンテーブル30における基準台32と軸頭部34と
の中間の平面部に設置する。
【0047】このターンテーブル30では、固着ピン4
8で固着された磁性板の上側にCDを置き、さらにCD
の上にチャッキング部材を載せ、チャッキング部材の磁
性板に吸着しようとする磁力によってターンテーブル3
0にCDをチャッキングする。
【0048】図2、図4及び図5に示すようにターンテ
ーブル30は、テーブル中央部分30Aの他方の側面部
(CDを載せる側面部の裏側の側面部)に、スピンドル
モータの回転軸が圧入される嵌挿孔50を有する固定取
付部52を設ける。
【0049】この固定取付部52は、嵌挿孔50を設け
た小径で高さの高い薄肉円筒状の固定部54と、これと
同心円状に形成され直径が大きく高さの低い薄肉円筒状
の補強部56と、これら固定部54と補強部56との間
に放射線方向に渡された補強リブ部58とを有する。
【0050】この嵌挿孔50の内径は、図示しないスピ
ンドルモータの回転軸の外径より所定の微小長さ小さく
形成する。これにより嵌挿孔50にスピンドルモータの
回転軸を圧入したとき、固定取付部52が放射線方向に
径を広げるよう弾性変形してスピンドルモータの回転軸
に圧着する。
【0051】さらに、回転軸の圧入時に固定部54の外
径が広がると各補強リブ部58を介して補強部56も放
射線方向に径を広げるよう弾性変形されることになるか
ら、補強部56を弾性変形させる反力が固定部54をス
ピンドルモータの回転軸に圧着させる力として働くの
で、この圧着力が補強増大される。
【0052】よって、ターンテーブル30の嵌挿孔50
にスピンドルモータの回転軸を圧入して取付けた後の抜
去力を所定範囲の値となるよう厳格に設定でき、スピン
ドルモータの回転軸からターンテーブル30に回転トル
クを確実に伝達できる。
【0053】また、固定部54と補強部56とは肉厚が
薄いので比較的大きく弾性変形しても割れ等の損傷を生
じにくいから、嵌挿孔50の圧入しろを大きくとって回
転軸を強く圧入し、抜去力を大きくすることができる。
【0054】図2、図5及び図6に示すように、補強部
56の外方には、テーブル中央部分30Aの湾曲して凹
んだ部分30Bが取り巻いている。この湾曲して凹んだ
部分30Bには、各補強リブ部58と一連に連なるよう
に補助リブ部60を形成する。
【0055】このように構成することにより、回転軸の
圧入時に固定取付部52の外径が広がり、各補強リブ部
58を介して補強部56も放射線方向に径が広がろうと
する力が補助リブ部60を介してターンテーブル30の
円盤状のテーブル部分に支持されることになるので、こ
の補助リブ部60が配置された部分の剛性が高くなる。
【0056】よって、嵌挿孔50の軸線方向に沿った内
部のテーブル中央部分30Aに近い部分において、圧入
された回転軸に対する抜去力を部分的に強くさせること
ができる。
【0057】また図5に示すように、第1に、ターンテ
ーブル30は、その主な構造部の肉厚を比較的薄い一定
厚さに構成している。すなわち、テーブル中央部分30
Aから基準台32へかけてのテーブル部分、外筒部3
6、リブ部40、固定部54及び補強部56等を比較的
薄い一定の肉厚に設定している。
【0058】第2に、ターンテーブル30の全体に渡っ
て、断面形状が極力十字形(少なくともT字形)となる
ように構成する。すなわち、テーブル中央部分30Aに
続くテーブルに対する内筒部38及び補強部56、外筒
部36に対する小リブ62、テーブルの表裏に対応して
形成される一対の小構造リブ64等を断面形状が十字形
となるように設定している。
【0059】このように、断面形状が十字形となるよう
に構成した場合には、交差する壁の間が射出成形時のヒ
ケ等により相対的に傾斜することを防止できる。すなわ
ち、例えば断面L字形に形成した場合は、直角に交わる
壁同士が鋭角をなす如く変形し易いが、断面形状を十字
形にした場合はこのような変形を防止できる。
【0060】第3に、ターンテーブル30を図示しない
金型を用いて射出成形するときのゲート66を、テーブ
ル中央部分30Aにおける固定部54と補強部56との
中間の位置に設定する。
【0061】上述した第1、第2及び第3の構成を採る
ことにより、ゲート66を通じて金型内に溶融樹脂を射
出した際に、溶融樹脂が直接的に固定部54及び補強部
56側と、テーブル中央部分30Aから基準台32へか
けてのテーブル部分へ素早く均等に流れ渡る。
【0062】よって、ターンテーブル30の射出成形時
にゲート66から射出された溶融樹脂が、金型内部全体
に迅速に行き渡るので全体的に均一に固化が進む。よっ
て成形された完成品のいわゆるソリを少なくすることが
できる。
【0063】また、ターンテーブル30の各部の肉厚が
薄いのでいわゆる射出成形時のヒケを少なくできる。特
に固定部54部分においては、従来のものと比較して肉
厚が薄いためヒケを少なくし嵌挿孔50の内周面の表面
粗さを小さくし、嵌挿孔50の内径の成形誤差を小さく
し、嵌挿孔50の真円度の成形誤差を小さくして高い精
度で嵌挿孔50を成形できるから、この嵌挿孔50にス
ピンドルモータの回転軸を圧入後の抜去力が高い所定値
となるように組み付けできる。
【0064】また、上述したターンテーブル30の全体
構成は、ポリアセタール樹脂を材料として射出成形する
のに適している。ターンテーブル30をポリアセタール
樹脂で射出成形した場合には、ポリアセタール樹脂が比
較的に弾性率及び摩擦係数が小さいという特性を有する
為に、嵌挿孔50の内周面の表面粗さの変化、内径の変
化、孔の真円度の変化が多少あっても、さらに、嵌挿孔
50に圧入される回転軸の直径に多少の製造誤差があっ
ても、嵌挿孔50に圧入された回転軸に対する抜去力を
変化させる割合を少なくできる。
【0065】なお、本実施の形態では、材料として廉価
なポリアセタール樹脂を用いたが、ポリカーボネイト樹
脂等のエンジニアリングプラスチックを材料としても良
いことは勿論である。また、本実施の形態のターンテー
ブル30の構成は、コンパクトディスクプレーヤ以外の
種々の電気機器のターンテーブルとして利用可能であ
る。
【0066】
【実施例】次に、本発明の実施の形態に係わるターンテ
ーブル及びディスク駆動装置におけるターンテーブルの
固定取付部の構成を変更した実施例について、図10及
び図11により説明する。このターンテーブル30では
軸支持構造部として、回転軸の固定部54の周囲に、薄
板が立体的に交わるよう一体に構成された補強構造が設
けられている。
【0067】この薄板の立体補強構造は、第1補強板部
70と、第2補強板部72及び第3補強板部74を有す
る。この第1補強板部70は、小矩形の薄板状で、スピ
ンドルモータの回転軸76を嵌挿孔に嵌め付ける薄肉円
筒状の固定部54の周囲からテーブル中央部分30Aに
渡る複数箇所より、それぞれ固定部54の放射線方向に
延出するよう一体的に形成されている。この第1補強板
部70は、固定部54の嵌挿孔に回転軸76が挿入され
た際、固定部54の周囲が放射線方向に広がるのを弾性
的に抑制して、嵌挿孔に回転軸76がきつく嵌挿された
状態を維持する働きをする。
【0068】各第1補強板部70の放射線方向の先端辺
部には、第2補強板部72が設けられている。この第2
補強板部72は、薄肉の矩形板を固定部54と同心の円
周の一部を構成する平面円弧形に湾曲した形状に形成さ
れており、テーブル中央部分30Aから直立するよう一
体に設けられている。この第2補強板部72は、第1補
強板部70が放射線に直交する方向に倒れるのを防止す
る働きをする。
【0069】第2補強板部72には、その外側に第3補
強板部74が設けられている。この第3補強板部74
は、第1補強板部70が第2補強板部72を放射線方向
に貫通して延びる如く形成されている。この第3補強板
部74は、三角形の薄板状で、第2補強板部72の外曲
面からテーブル中央部分30Aの湾曲して凹んだ部分3
0Bに渡って張り渡すよう一体的に形成されている。
【0070】この第3補強板部74は、第1補強板部7
0が固定部54の嵌挿孔に回転軸76が挿入されたとき
に固定部54が広がるのを弾性的に抑制する作用を補助
する働きをする。また、第1補強板部70と、第2補強
板部72と、第3補強板部74とが、平面十字形を構成
するので、射出成形時に成形ひずみを残さないようにで
きる。
【0071】なお、本実施例における以上説明した以外
の構成、作用、及び効果は前述した実施の形態と同様で
あるので、同一部材には同一符号を付すこととし、その
詳細な説明を省略する。
【0072】本発明のターンテーブル及びディスク駆動
装置は、前述した図1乃至図9に示す本実施の形態のタ
ーンテーブルの形状又は図10及び図11に示す実施例
のターンテーブルの形状に形成すると共に、ターンテー
ブルを形作るプラスチック材料を所定のポリアセタール
樹脂にすることによって、相乗的な効果が得られる。
【0073】次に、本発明のターンテーブルの材料に用
いて好適なポリアセタール樹脂(POM)について説明
する。
【0074】このポリアセタール樹脂は、一般に市販さ
れているものを用いることができる。例えばターンテー
ブルの材料に用いて好適なポリアセタール樹脂(PO
M)には、デュポン株式会社におけるデルリン(登録商
標)のグレード100、150SA、500、507、
550SA、900、100P、500P、900P、
1700P、100ST、500T、500AF、50
0CL、DE8502、DE8903、若しくはポリプ
ラスチックス株式会社におけるジュラコン(登録商標)
のグレードM25、M90、M140、M270、M4
50、U10−01、AW−01、SW−01、YF−
10、YF−20、ES−5、VC−10、若しくは旭
化成工業株式会社におけるテナック、テナック・C(登
録商標)のグレード、ホモポリマー2010、SH21
0、3010、SH310、4010、SH410、4
060、5010、SH510、7010、SH71
0、5050、7054、9054、2013A、30
13A、4013A、5013A、LT802、LT8
04、LT200、FS410、LA541、LM51
1、4012、コポリマー3510、EX352、45
20、5520、7520、8520、9520、75
54、3513、4513、4563、7513、EF
750、TFC64等又はこれらの機械的性質と同様の
物性を有するポリアセタール樹脂がある。
【0075】前述したデュポン株式会社におけるデルリ
ン(登録商標)の使用に適する各グレードに係わる主な
機械的性質は下記の表に示す通りである。
【0076】
【表1】
【0077】
【表2】
【0078】次に、デュポン株式会社におけるデルリン
(登録商標)のグレード900Pを材料として、図1乃
至図9に示す本実施の形態の形状をしたターンテーブル
30を製作し、固定取付部52の嵌挿孔50にスピンド
ルモータの回転軸(シャフト)を嵌めつける場合の回転
軸直径(シャフト径)の変化と、圧入力、抜去力との関
係を測定した。
【0079】測定方法 1.圧入力 スピンドルモータの回転軸(シャフト)を直立させて固
定し、回転軸(シャフト)の先端部にターンテーブル3
0を、その固定取付部52の嵌挿孔50が少し挿入され
る状態に載せた状態とする。次に、ターンテーブル30
の上方から圧力をかけ、8mm程度圧入する際の最大値
(ピーク値)を圧入力と定義する。 2.抜去力 上記1の圧入後、(温度)60℃、湿度90%の雰囲気
中で48時間以上の保存後、さらに押す方向に圧力をか
け、動き始めるときの押圧力を抜去力と定義する。
【0080】回転軸直径(シャフト径)が異なる3個の
スピンドルモータの回転軸(シャフト)に対して、それ
ぞれ圧入力(単位kg)、抜去力(単位kg)との関係
を測定したところ、下記表3の如き結果を得た。
【0081】
【表3】
【0082】この表3の測定結果をグラフに表すと図1
2のようになる。このグラフから解かるように、回転軸
直径(シャフト径、単位mm)に対する圧入力の変化率
が0.3kg/μmと低い、また、回転軸直径(シャフ
ト径)に対する抜去力(単位kg)の変化率が0.1k
g/μmと極めて低い。
【0083】よって、固定部に形成される嵌挿孔の内周
面の表面粗さの変化、内径の変化、孔の真円度の変化が
多少あっても、回転軸直径(シャフト径)の誤差等によ
る寸法のばらつきが通常のものより多少大きくても、圧
入力、抜去力の変化が少ないので、スピンドルモータの
回転軸(シャフト)に嵌めつけたターンテーブル30が
十分に使用に耐え得る物となる。これと共に、ポリアセ
タール樹脂が比較的に弾性率及び摩擦係数が小さいとい
う特性を有するので、嵌挿孔に圧入された回転軸に対す
る抜去力を変化させる割合を少なくできる。
【0084】また本実施の形態に係わるターンテーブル
及びディスク駆動装置では、抜去力が落下等の衝撃によ
り移動しないよう5kg以上となるように設定すれば良
いことが解かっている。
【0085】このため、ターンテーブル30をポリアセ
タール樹脂(POM)で製作する場合には、通常の精度
を出すように射出成形の作業を行えば良く、金型の精度
も通常の精度で良いし、その管理も通常の注意で十分で
あり、手間を掛けずに容易にかつ迅速に製造できる。よ
って、ポリアセタール樹脂(POM)が比較的安価な材
料であり、かつターンテーブル30をポリアセタール樹
脂(POM)で製作することは、大量生産に適し、製造
効率を向上して廉かな製品を提供可能とすることにな
る。
【0086】なお、本発明のターンテーブル及びディス
ク駆動装置では、固定取付部52の構造、成形状態又は
ポリアセタール樹脂の組成等により、回転軸の抜去力が
異なることになる。しかし、ターンテーブルは、経験則
等より所定値以上の抜去力を有するように回転軸に取付
られれば使用に耐え得る。すなわち、ターンテーブル
は、抜去力が落下等の衝撃により移動しないよう5kg
以上となるように材料と構造を選定して構成すれば良い
から、構造等に対応して種々の材料を選定しターンテー
ブルを構成することがてきることは勿論である。
【0087】次に、本発明のポリアセタール樹脂製ター
ンテーブルの特性をより明確にするための比較例とし
て、前述した図14乃至図16に示す従来例の形状に形
成すると共に、ターンテーブルを形作るプラスチック材
料をポリカーボネイト樹脂にしてターンテーブル10を
製作し、ボス部16の嵌挿孔12にスピンドルモータの
回転軸(シャフト)を嵌めつける場合の回転軸直径(シ
ャフト径)の変化と、圧入力、抜去力との関係を測定し
た。
【0088】この比較例のターンテーブルの材料である
ポリカーボネイト樹脂は、一般に市販されている帝人株
式会社におけるパンライト(登録商標)の商品名アイス
カラーグレードのL−1225Yを用いた。
【0089】この測定は、回転軸直径(シャフト径)が
異なる3個のスピンドルモータの回転軸(シャフト)に
対して、それぞれ圧入力(単位kg)、抜去力(単位k
g)との関係を測定し、下記表4の如き結果を得た。
【0090】
【表4】
【0091】この表4の測定結果をグラフに表すと図1
3のようになる。このグラフから解かるように、回転軸
直径(シャフト径、単位mm)に対する圧入力の変化率
と、回転軸直径(シャフト径)に対する抜去力(単位k
g)の変化率とが共に1.3kg/μmと高くなる。
【0092】よって、射出成形時にボス部16に設けた
嵌挿孔12の内周面にヒケやソリを生じ嵌挿孔12の内
径が変化する誤差や、嵌挿孔12の真円度が変化する誤
差が多少でもあると、この嵌挿孔12の寸法の誤差に回
転軸直径(シャフト径)の誤差等が加わる結果、圧入
力、抜去力の変化が大きくなり、抜去力が所定の使用限
界値を下回ることとなってスピンドルモータの回転軸
(シャフト)に嵌めつけたターンテーブル10が使用に
耐え得ない物となることがある。
【0093】このため、ターンテーブル10をポリカー
ボネイト樹脂で製作する場合には、高い精度で射出成形
せねばならず、金型の精度を高く形成し、その管理に十
分注意して手間の掛かる高精度を出すための製造作業を
強いられるので、比較的に生産効率も悪く製品価格も高
くなる。
【0094】
【発明の効果】本発明のターンテーブル及びディスク駆
動装置によれば、比較的安価な材料を用い、しかも通常
の射出成形技術と通常の金型管理とで容易かつ廉価に所
定品質のターンテーブルを製造可能とするという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のターンテーブル及びディスク駆動装置
における実施の形態に係るターンテーブルのCDを置く
側の上方から見た状態を示す全体斜視図である。
【図2】本発明のターンテーブル及びディスク駆動装置
における実施の形態に係るターンテーブルのCDを置く
側の下方から見た状態を示す全体斜視図である。
【図3】本発明のターンテーブル及びディスク駆動装置
における実施の形態に係るターンテーブルのCDを置く
側を示す全体平面図である。
【図4】本発明のターンテーブル及びディスク駆動装置
における実施の形態に係るターンテーブルのCDを置く
側を示す全体平面図である。
【図5】図3のV−V線による切断面端面図である。
【図6】本発明のターンテーブル及びディスク駆動装置
の実施の形態に係るターンテーブルにおける軸頭部の要
部の拡大断面図である。
【図7】本発明のターンテーブル及びディスク駆動装置
の実施の形態に係るターンテーブルにおける固着ピン部
分の要部の拡大断面図である。
【図8】本発明のターンテーブル及びディスク駆動装置
の実施の形態に係るターンテーブルの軸頭部におけるガ
イド突部の構成を示す要部の拡大断面図である。
【図9】本発明のターンテーブル及びディスク駆動装置
の実施の形態に係るターンテーブルの軸頭部における外
筒部の自由端面部の構成を示す要部の拡大断面図であ
る。
【図10】本発明のターンテーブル及びディスク駆動装
置の実施例に係るターンテーブルのCDを置く側の下方
から見た状態を示す全体斜視図である。
【図11】図10のXI−XI線による切断面端面図で
ある。
【図12】本発明のターンテーブル及びディスク駆動装
置の実施の形態に係るポリアセタール樹脂製ターンテー
ブルに対する圧入力、抜去力との関係を示すグラフであ
る。
【図13】比較例のポリカーボネイト樹脂製ターンテー
ブルに対する圧入力、抜去力との関係を示すグラフであ
る。
【図14】従来のターンテーブルのCDを置く側の上方
から見た状態を例示する全体斜視図である。
【図15】従来のターンテーブルのCDを置く側の下方
から見た状態を例示する全体斜視図である。
【図16】従来のターンテーブルにおける縦断面に向か
って中央右側部分を例示する要部拡大断面図である。
【符号の説明】
30 ターンテーブル 30Aテーブル中央部分 32 基準台 34 軸頭部 36 外筒部 38 内筒部 40 リブ部 42 斜辺 44 ガイド突部 46 切欠自由端面部 50 嵌挿孔 52 固定取付部 54 固定部 56 補強部 58 補強リブ部 60 補助リブ部 62 小リブ 64 小構造リブ 66 ゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 利夫 東京都台東区池之端1丁目2番11号 アイ ワ株式会社内 Fターム(参考) 5D038 BA04 CA03

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクを載置するターンテーブルで
    あって、 当該ターンテーブルを回動する回動軸が圧入され、径方
    向に弾性変形可能な回転軸の固定部と、 回転軸の固定部の外周に配設され、当該回転軸の固定部
    の径方向への弾性変形に対する反力を生ずる前記固定部
    の補強手段と、 を有することを特徴とするターンテーブル。
  2. 【請求項2】 上記固定部の補強手段は、 上記回転軸の固定部から間隔を開けて配置される補強部
    と、 上記回転軸の固定部と上記補強部の間に渡って形成され
    る連結部と、 を有することを特徴とする請求項1に記載のターンテー
    ブル。
  3. 【請求項3】 上記連結部は、 上記回転軸の固定部と上記補強部の間にわたって放射線
    状に形成された板状部材であることを特徴とする請求項
    2に記載のターンテーブル。
  4. 【請求項4】 上記補強部の外周に立設され、当該補
    強部の固定部の径方向への弾性変形に対する反力を生ず
    る反力作用部を備えることを特徴とする請求項2又は請
    求項3に記載のターンテーブル。
  5. 【請求項5】 ディスクを回転駆動するためのスピン
    ドルモータと、 上記スピンドルモータに連結され回転駆動される回転軸
    と、 上記回転軸に連結され、ディスクを載置して回転するタ
    ーンテーブルと、 を有するディスク駆動装置であって、 上記ターンテーブルは、 上記回転軸が圧入され、径方向に弾性変形可能な回転軸
    の固定部と、 回転軸の固定部の外周に配設され、当該回転軸の固定部
    の径方向への弾性変形に対する反力を生ずる固定部の補
    強手段と、 を備えることを特徴とするディスク駆動装置。
  6. 【請求項6】 ディスクを載置するテーブルと、 前記テーブルを回動する回転軸を支持するため前記テー
    ブルの中央部分から起立するよう設けられた軸支持構造
    部とを有し、 前記テーブルと前記軸支持構造部との交差する構造部分
    の近傍に設定されたゲートを用いて射出成形して形成さ
    れたことを特徴とするターンテーブル。
  7. 【請求項7】 ディスクを載置するテーブルと、前記
    テーブルを回動する回転軸を支持するため前記テーブル
    の中央部分から起立するよう一体成形される軸支持構造
    部とを、射出成形して形成したターンテーブルにおい
    て、 前記軸支持構造部に、薄板部分が立体的に交わるよう一
    体に構成された補強構造を有することを特徴とするター
    ンテーブル。
  8. 【請求項8】 記録媒体としてのディスクを載置する
    テーブルと、 前記テーブルの中央部分に配設され、前記テーブルを回
    動する回転軸が圧入される嵌挿孔を形成する薄肉円筒状
    の固定部と、 前記固定部の外周側に配設され、前記固定部と同心で大
    径の薄肉円筒状に形成された補強部と、 前記固定部と前記補強部との間に放射線方向に渡された
    補強リブ部と、 を有することを特徴とするターンテーブル。
  9. 【請求項9】 記録媒体としてのディスクを載置する
    テーブルと、 前記テーブルの中央部分に配設され、前記ディスクの開
    口を嵌める薄肉円筒状の外筒部と、 前記外筒部の内周側に配設され、前記外筒部と同心で小
    径の薄肉円筒状に形成された内筒部と、 前記外筒部と前記内筒部との間に放射線方向に渡された
    リブ部と、 を有することを特徴とするターンテーブル。
  10. 【請求項10】 前記テーブルに対し断面十字形状に
    交差するよう一体成形された部材部分を有することを特
    徴とする請求項6乃至請求項9の何れかに記載のターン
    テーブル。
  11. 【請求項11】 前記回転軸を前記軸支持構造部に圧
    入したときの抜去力を所定値以上に設定可能とする組成
    を持つポリアセタール樹脂を射出成形して一体に形成さ
    れたことを特徴とする請求項6乃至請求項10の何れか
    に記載のターンテーブル。
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