JP2001108005A - 油圧緩衝器 - Google Patents

油圧緩衝器

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JP2001108005A
JP2001108005A JP28910799A JP28910799A JP2001108005A JP 2001108005 A JP2001108005 A JP 2001108005A JP 28910799 A JP28910799 A JP 28910799A JP 28910799 A JP28910799 A JP 28910799A JP 2001108005 A JP2001108005 A JP 2001108005A
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JP
Japan
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cylinder
piston rod
piston
shock absorber
hydraulic shock
Prior art date
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Pending
Application number
JP28910799A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichiro Matsunaga
昌一郎 松永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピストンの必要なストローク長を確保しなが
らシリンダの基本長を短かくでき、併せて、伸切り時に
於ても必要なピストンロッドの嵌合長を確保できる。 【解決手段】 シリンダ1内にピストン2とシリンダ端
部のベアリング3を介してピストンロッド4を移動自在
に挿入し、ピストンロッド4は懸架スプリング5を介し
て常時伸び方向に付勢され、更にシリンダ1と同芯にア
ウターシェル6を設けている油圧緩衝器に於て、アウタ
ーシェル6の外側に有底筒状の外筒7を移動自在に配設
し、この外筒7の基端内側に上記アウターシェル6の外
周に沿ってスライドするカラー9を設け、又、上記外筒
7の先端部中央にガイド11を介してピストンロッド4
を移動自在に貫通させたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の車体側と車
輪側間に配設されて車体を懸架すると共に路面からの振
動を減衰する油圧緩衝器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種、油圧緩衝器としては、例えば、
図3に示すものが開発されている。
【0003】この油圧緩衝器はシリンダ31と、シリン
ダ31内にピストン32とシリンダ端部のベアリング3
3とを介して移動自在に挿入されたピストンロッド34
と、シリンダ31の外側に同芯に配設したアウターシェ
ル35と、シリンダ31の基端内側に設けたベースバル
ブ36と、ピストン32でシリンダ31内に区画された
上下二つの油室37,38と、シリンダ31とアウター
シェル35との間に設けたリザーバ39とからなり、更
にピストンロッド34には伸切り時にクッションを効か
せるクッションゴム40とを設けた複筒式の油圧緩衝器
である。
【0004】上記の油圧緩衝器は図示の中立状態から伸
長する時ベアリング33にクッションゴム40が当る位
置までの長さL2の範囲でストロークし、逆に圧縮作動
する時ピストンロッド34の基端がベースバルブ36に
近接するまでの長さL1の範囲でストロークする。更に
ピストンロッド34の外部には圧縮時にシリンダヘッド
41に当るクッション材42が設けられ、シリンダヘッ
ド41とクッション材42との間の長さL4は上記の長
さL1と等しいか又は若干短かく設定されている。尚、
アウターシェル外側と車体側との間には懸架スプリング
が介装されて常時ピストンロッドを伸び方向に付勢して
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の油圧緩衝器
は中立位置から伸び側に長さL2の範囲で、又、圧縮時
に長さL1の範囲でストロークするからピストン32は
合計L1+L2の長さ分伸縮時にストロークできる。し
かしながら、クッションゴム40はピストン32より上
方に長さL3分離れた位置に設けられているから、ピス
トン32をL1+L2の範囲ストロークさせるにはシリ
ンダ31とアウターシェル35は長さL1,L2に加え
て長さL3分だけ長く成形しておく必要がある。
【0006】この為、基本長がピストン32の必要なス
トローク分以上の長さになり、車両の取付スペースの制
約を受け、材料費の嵩む不具合がある。
【0007】そこで、クッションゴム40の使用をやめ
ればピストン32がベアリング33近傍までストローク
できるので長さL3分のシリンダ長を短かくできるが、
この場合にはピストンロッド34がベアリング33とピ
ストン32で支持され伸切り時の嵌合長が短かいために
ガタの発生,座屈を起すおそれがある。
【0008】従って、本発明の目的はピストンの必要な
ストローク長を確保しながらシリンダの基本長を短かく
でき、併せて伸切り時に於ても必要なピストンロッドの
嵌合長を確保できる油圧緩衝器を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の手段は、シリンダ内にピストンとシリンダ
端部のベアリングを介してピストンロッドを移動自在に
挿入し、ピストンロッドは懸架スプリングを介して常時
伸び方向に付勢され、更にシリンダと同芯にアウターシ
ェルを設けている油圧緩衝器に於て、アウターシェルの
外側に有底筒状の外筒を移動自在に配設し、この外筒の
基端内側に上記アウターシェルの外周に沿ってスライド
するカラーを設け、又、上記外筒の先端部中央にガイド
を介してピストンロッドを移動自在に貫通させたことを
特徴とするものである。
【0010】この場合、アウターシェルの端部外周にカ
ラーと対向するストッパを設け、アウターシェルの基端
側外周に外筒の基端と対向する懸架スプリングを設け、
更にピストンロッドの端部近傍に外筒の先端部と対向す
るプッシュ部材を設けるのが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
もとづいて説明する。
【0012】図1は、本発明に係る油圧緩衝器のモデル
図であり、図2は実施の形態に係る油圧緩衝器の断面図
を示す。
【0013】本発明の油圧緩衝器は、図1のモデル図に
示すように、シリンダ1内にピストン2とシリンダ端部
のベアリング3を介してピストンロッド4を移動自在に
挿入し、ピストンロッド4は懸架スプリング5を介して
常時伸び方向に付勢され、更にシリンダ1と同芯にアウ
ターシェル6を設けているものである。
【0014】更に、アウターシェル6の外側に有底筒状
の外筒7を移動自在に配設し、この外筒7の基端内側に
上記アウターシェル6の外周に沿ってスライドするスラ
イドメタル8とカラー9を設け、又上記外筒7の先端部
中央キャップ10にガイド11を介してピストンロッド
4を移動自在に貫通させている。
【0015】更に、アウターシェル6の端部外周にカラ
ー9と対向するストッパ12を設け、アウターシェル6
の基端側外周には外筒7の基端と対向して上記懸架スプ
リング5を設け、ピストンロッド4の端部近傍に上記外
筒7の先端部キャップ10と対向する例えば、板状のプ
ッシュ部材13を設けている。
【0016】以下、更に詳しく述べる。
【0017】シリンダ1の先端部には上記ベアリング3
とシールを組込んだシールケース14が設けられ、シリ
ンダ1の基端部にはベースバルブケース15が設けられ
ている。シールケース14内には図2に示すようにピス
トンロッド4に摺接するシールが設けられ、同じくベー
スバルブケース15にはポートとバルブが組込まれてい
る。
【0018】ピストン2はシリンダ1内にロッド側油室
Aと反ロッド側油室Bとが区画され、シリンダ1とアウ
ターシェル6との間にはリザーバCが区画されている。
【0019】外筒7のキャップ10の中央にガイド11
を設けてピストンロッド4の摺動を案内し、同じく外筒
7の基端に設けたスライドメタル8とカラー9は一体結
合され、カラー9がストッパー12に当接した時外筒7
はそれ以上上方に移動できないようになっている。尚、
スライドメタル8を使用せず、カラー9を直接外筒7に
結合してもよい。
【0020】懸架スプリング5は上下二つのスプリング
シート16,17で支持され、上方のスプリングシート
16はアウターシェル6の外周にスライド自在に挿入さ
れると共に外筒7の基端に当接し、他方の下方スプリン
グシート17はアウターシェル6の基端側外周に固定さ
れている。
【0021】次に作動について述べる。
【0022】図2の状態において、ピストン2とピスト
ンロッド4はピストン2とベースバルブケース15間の
長さL1の範囲で圧縮方向にストロークでき、同様にピ
ストン2とベアリング3との間の長さL2の範囲で伸び
方向にストロークできる。
【0023】図2の状態からピストン2とピストンロッ
ド4が長さL1の範囲で圧縮作動するとプッシュ部材1
3がキャップ10を押し込み、外筒7も懸架スプリング
5に抗して図に於て右方向に下降し、同時にカラー9と
スライドメタル8もアウターシェル6に沿って下降す
る。上記の圧縮作動から伸び方向に移行すると、懸架ス
プリング5の復元力で外筒7とピストンロッド4が図に
於て左方向たる上方に押し上げられ、同時にスライドメ
タル8とカラー9も上方にスライドし、カラー9がスト
ッパ12に当接するまで移動し、外筒7は停止する。し
かしながら、外筒7は停止してもピストン2とピストン
ロッド4はピストン2がベアリング3に当接するまでの
長さL2の範囲で伸び方向にストロークできピストンロ
ッド4はガイド11に案内されて左方たる上方に移動す
る。
【0024】従って、伸縮作動においてピストン2とピ
ストンロッド4はL1+L2の合計の長さ分、いいかえ
れば、シリンダ1の全長に亘ってストロークできる。即
ち、シリンダ1の全長を従来より長さL3分短かくして
も従来と同じストロークが得られ、シリンダ1の基本長
を短かくできる。
【0025】尚、ピストン2がベアリング3に当接して
いる伸切り位置ではピストンロッド4はピストン2とベ
アリング3とガイド11とで支持され、ピストンロッド
4は長い嵌合長のもとで安定して支持される。又外筒7
もスライドメタル8とカラー9とでアウターシェル6の
外周に支持されており、ピストンロッド4はこの外筒7
を介して長い嵌合長のもとでアウターシェル6に支持さ
れており、ピストンロッド4の座屈が防止され、安定し
た伸縮作動が得られる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果がある。
【0027】(1) 各請求項の発明によれば、ピストンロ
ッドがピストンを介してシリンダ内に移動自在に挿入さ
れ、ピストンはシリンダの基端からベアリングの位置ま
で伸縮ストロークできるから、ピストンとピストンロッ
ドはシリンダの全長に亘ってストロークできる。いいか
えれば従来のようにピストンロッドにはベアリングに対
向するクッションゴムを設けていないので、従来のよう
にピストンとクッションゴムの間の長さ分シリンダの長
さを短かくしても従来と同じストロークを得ることがで
き、従ってシリンダの基本長を短かくできる。
【0028】(2) 同じく、ピストンがベアリングに当接
した伸切り時において、ピストンロッドはピストンとベ
アリングとガイドとで支持され、ピストンとガイドとの
間の嵌合長を長くとれる。併せて、ピストンロッドは外
筒とカラーを介してアウターシェルの外面に支持され、
嵌合長を長くとっているから、ピストンロッドの座屈が
防止され、スムースで安定した伸縮作動が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る油圧緩衝器の基本構造のモデル図
である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る油圧緩衝器の縦断
正面図である。
【図3】従来の油圧緩衝器の縦断正面図である。
【符号の説明】
1 シリンダ 2 ピストン 3 ベアリング 4 ピストンロッド 5 懸架スプリング 6 アウターシェル 7 外筒 9 カラー 11 ガイド 12 ストッパ 13 プッシュ部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ内にピストンとシリンダ端部の
    ベアリングを介してピストンロッドを移動自在に挿入
    し、ピストンロッドは懸架スプリングを介して常時伸び
    方向に付勢され、更にシリンダと同芯にアウターシェル
    を設けている油圧緩衝器に於て、アウターシェルの外側
    に有底筒状の外筒を移動自在に配設し、この外筒の基端
    内側に上記アウターシェルの外周に沿ってスライドする
    カラーを設け、又、上記外筒の先端部中央にガイドを介
    してピストンロッドを移動自在に貫通させたことを特徴
    とする油圧緩衝器。
  2. 【請求項2】 アウターシェルの端部外周にカラーと対
    向するストッパを設け、アウターシェルの基端側外周に
    外筒の基端と対向する懸架スプリングを設け、更にピス
    トンロッドの端部近傍に外筒の先端部と対向するプッシ
    ュ部材を設けたことを特徴とする請求項1の油圧緩衝
    器。
JP28910799A 1999-10-12 1999-10-12 油圧緩衝器 Pending JP2001108005A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009027228A1 (de) * 2007-08-28 2009-03-05 Zf Friedrichshafen Ag Schutzrohr für ein kolben-zylinderaggregat

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009027228A1 (de) * 2007-08-28 2009-03-05 Zf Friedrichshafen Ag Schutzrohr für ein kolben-zylinderaggregat
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