JPH041392Y2 - - Google Patents

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JPH041392Y2
JPH041392Y2 JP1984023971U JP2397184U JPH041392Y2 JP H041392 Y2 JPH041392 Y2 JP H041392Y2 JP 1984023971 U JP1984023971 U JP 1984023971U JP 2397184 U JP2397184 U JP 2397184U JP H041392 Y2 JPH041392 Y2 JP H041392Y2
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JP
Japan
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bottom piece
valve
oil
cylinder
shock absorber
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JP1984023971U
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English (en)
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JPS60137249U (ja
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Priority to JP2397184U priority Critical patent/JPS60137249U/ja
Publication of JPS60137249U publication Critical patent/JPS60137249U/ja
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Publication of JPH041392Y2 publication Critical patent/JPH041392Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、油圧緩衝器の改良に関するものであ
る。
内・外筒で二重円筒構造を成すシリンダを有し
て成る所謂複筒型の油圧緩衝器は、シリンダ内底
部に第4図に示す如きボトムバルブ機構110を
備えている。このボトムバルブ機構110は緩衝
器の圧縮、伸長行程において所要の減衰力を発生
するものであるが、この種ボトムバルブ機構11
0にあつては、伸長行程時にリザーバ室S3′から
ボトムピース111に設けた油孔111a及び油
孔111b…、チエツクバルブ112を通つて油
が下部室S2′内に流入する。ところが、この伸長
行程時に油はボトムピース111の中央部から集
中的に流入するため、油の流れが乱れ、緩衝器内
部に油音が発生し、又減衰力が不安定となるとい
う問題が発生する。
本考案は上記問題を有効に解決すべく成された
もので、その目的とする処は、作動が静粛で、減
衰力の安定化が図れる油圧緩衝器を提供するにあ
る。
斯かる目的を達成すべく本考案は、シリンダ内
底部に設けたボトムバルブ機構を内筒内底部に固
定されたボトムピースと、該ボトムピース上面に
着座するバルブと、ボトムピースの上部内周に嵌
合保持されたストツパと前記バルブ間に縮装され
る皿ばねとで構成して成る油圧緩衝器において、
前記ボトムピースは前記バルブ内周が摺接する立
上がり部と前記内筒内周に圧入される外壁部とを
ボトムピース本体と一体に成形し、バルブがボト
ムピース上面から離座した時にボトムピース上下
室を連通する油溝を形成したことをその特徴とす
る。
以下本考案の好適一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
第1図は本考案に係る油圧緩衝器の縦断側面
図、第2図は同油圧緩衝器のボトムバルブ機構部
の拡大破断側面図、第3図は第2図3−3線断面
図である。
第1図に示す油圧緩衝器1は内・外筒2,3で
二重円筒構造を成すシリンダ4を有し、内筒2内
には上方よりピストンロツド5が臨み、該ピスト
ンロツド5の下端部には内筒2内周に上下摺動自
在に嵌合するピストン6が結着されている。そし
て、シリンダ4の上部内周にはピストンロツド5
の外周に摺接するシール部材7及びロツドガイド
8が嵌装されている。
而して、内筒2内はピストン6にて上部室S1
下部室S2に区画され、内・外筒2,3間にはリザ
ーバ室S3が形成されており、これら室S1,S2,S3
内には夫々作動油が封入されている。
ところで、シリンダ4内底部には減衰力を発生
するボトムバルブ機構10が設けられている。こ
のボトムバルブ機構10の詳細は第2図及び第3
図に示すが、第2図中、11は内筒2の下端部に
固着されたボトムピースであり、このボトムピー
ス11の中央には油孔11aが穿設されており、
該油孔11aの周囲には複数の油孔11b…が穿
設されている。そして、ボトムピース11の上面
にはバルブ12が油孔11b…を閉塞すべく着座
しており、これの下面側にはこれに設けた複数の
オリフイス12a…を閉塞すべく小径のチエツク
バルブ13が設けられている。
一方、内筒内周に圧入される外壁部11e内周
にはリング状のストツパ14が嵌合保持されてお
り、該ストツパ14と前記バルブ12間には該バ
ルブ12を下方へ付勢すべき皿ばね15が縮装さ
れている。そして、ボトムピース11のストツパ
14の保持部内周には第3図に示す如く複数(図
示例では4個)の油溝11c…が形成されてい
る。また、バルブ12の内周が摺接するボトムピ
ース11の立ち上り部11dについては一体的に
形成し、製作容易化を図つている。
而して、伸長行程においてピストン6が内筒2
内を上動すれば、リザーバ室S3内の作動油の一部
がボトムピース11の中央に穿設した油孔11a
を通つて下部室S2内に流入し、他の一部の作動油
は油孔11b…を通つてその圧力でバルブ12を
上方へ押し開け、このバルブ12及びボトムピー
ス11の内周部に形成した油溝11c…を通つて
下部室S2内に流入する。そして、この作動油の流
動抵抗に基づいて油圧緩衝器1内には所要の減衰
力が発生する。
以上の伸長行程において、リザーバ室S3内の油
の一部はボトムピース11の中央に設けた油孔1
1aから、又、他の一部の油はボトムピース11
に形成した油溝11c…から夫々分散して整然と
下部室S2内に流入するため、油の流れが乱れるこ
とがなく、従つて従来発生していた油音が消え、
減衰力は安定したものとなる。
尚、圧縮行程においてピストン6が内筒2内を
下動すれば、下部室S2内の作動油の一部は油孔1
1aを通り、又、他の一部はバルブ12のオリフ
イス12a…を介してチエツクバルブ13の上面
に作用し、該チエツクバルブ13を押し下げて油
孔11b…を通つて夫々リザーバ室S3内に流入
し、これにより前記同様緩衝器1内には所要の減
衰力が発生する。
以上の説明で明らかな如く本考案によれば、ボ
トムバルブ機構を構成するボトムピースの内周部
に複数の油溝を設けたため、これら油溝を介して
油の流れを四方に分散させることができ、これに
より油音発生の抑制と減衰力の安定化を図ること
ができると同時に、ボトムピースに立上がり部と
外壁部とを一体に成形したことにより、製作およ
び組付けを容易にし、したがつて、低コストで騒
音低減構造を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る油圧緩衝器の縦断側面
図、第2図は同油圧緩衝器のボトムバルブ機構部
の拡大破断側面図、第3図は第2図3−3線断面
図、第4図は従来のボトムバルブ機構例を示す破
断側面図である。 尚、図面中、1は油圧緩衝器、2は内筒、3は
外筒、4はシリンダ、5はピストンロツド、6は
ピストン、10はボトムバルブ機構、11はボト
ムピース、11a,11bは油孔、11cは油
溝、11dは立上がり部、11eは外壁部、12
はバルブ、13はチエツクバルブ、14はストツ
パ、15は皿ばね、S1は上部室、S2は下部室、S3
はリザーバ室である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 内・外筒で二重円筒構造を成すシリンダの低部
    のボトムバルブ機構を設け、該ボトムバルブ機構
    を内筒内底部に固定されたボトムピースと、該ボ
    トムピース上面に着座するバルブと、ボトムピー
    スの上部内周に嵌合保持されたストツパと前記バ
    ルブ間に縮装されるばねとで構成して成る油圧緩
    衝器において、 前記ボトムピースは、前記バルブ内周が摺接す
    る立上がり部と前記内筒内周に圧入される外壁部
    とをボトムピース本体と一体に成形し、外壁部内
    周にバルブがボトムピース上面から離座した時に
    ボトムピース上下室を連通する油溝を形成したこ
    とを特徴とする油圧緩衝器。
JP2397184U 1984-02-22 1984-02-22 油圧緩衝器 Granted JPS60137249U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2397184U JPS60137249U (ja) 1984-02-22 1984-02-22 油圧緩衝器

Applications Claiming Priority (1)

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JP2397184U JPS60137249U (ja) 1984-02-22 1984-02-22 油圧緩衝器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60137249U JPS60137249U (ja) 1985-09-11
JPH041392Y2 true JPH041392Y2 (ja) 1992-01-17

Family

ID=30517691

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JP2397184U Granted JPS60137249U (ja) 1984-02-22 1984-02-22 油圧緩衝器

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JP (1) JPS60137249U (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS541763A (en) * 1977-06-06 1979-01-08 Kayaba Ind Co Ltd Mechanism of generating base valve attenuation force of oil damper of car
JPS5722437A (en) * 1980-07-11 1982-02-05 Yamaha Motor Co Ltd Oil hydraulic damper
JPS5815695U (ja) * 1981-07-20 1983-01-31 株式会社山東鉄工所 ガス毛焼機用ノズル

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS541763A (en) * 1977-06-06 1979-01-08 Kayaba Ind Co Ltd Mechanism of generating base valve attenuation force of oil damper of car
JPS5722437A (en) * 1980-07-11 1982-02-05 Yamaha Motor Co Ltd Oil hydraulic damper
JPS5815695U (ja) * 1981-07-20 1983-01-31 株式会社山東鉄工所 ガス毛焼機用ノズル

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JPS60137249U (ja) 1985-09-11

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