JP2001107785A - ノック制御装置 - Google Patents

ノック制御装置

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JP2001107785A
JP2001107785A JP28663299A JP28663299A JP2001107785A JP 2001107785 A JP2001107785 A JP 2001107785A JP 28663299 A JP28663299 A JP 28663299A JP 28663299 A JP28663299 A JP 28663299A JP 2001107785 A JP2001107785 A JP 2001107785A
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knock
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Takeshi Nakamura
竹士 中村
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Suzuki Motor Corp
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Testing Of Engines (AREA)
  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ノッキングが発生し易い車両にお
いても、過度に排気温度が上昇することがなく、効率良
くノック抑制を行うことが可能となり、実用上有利であ
るとともに、適正な状態で点火時期制御を行うことの可
能なノック制御装置を実現することを目的としている。 【構成】 このため、内燃機関に発生するノッキングを
検出するノッキング検出手段と、ノッキング検出手段の
検出信号に応じて点火時期を遅角させる点火遅角制御を
行う制御手段とを備えたノック制御装置において、ノッ
キング検出手段によるノッキング検出時に全気筒の非同
期噴射を行うべく制御する機能を前記制御手段に付加し
て設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はノック制御装置に
係り、特にノッキング検出時に全気筒の非同期噴射を行
うノック制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車に搭載される内燃機関において
は、点火時期を運転状態のパラメータであるエンジン回
転数と負荷とに基づいて制御し、ノッキングの発生時に
は、点火時期を遅角させてノッキングの発生を抑制して
いる。
【0003】前記ノック制御装置としては、特開平8−
135487号公報に開示されるものがある。この公報
に開示される内燃機関のノッキング制御装置は、内燃機
関に発生するノッキングを検出するノッキング検出手段
と、このノッキング検出手段の検出信号に応じて気筒毎
に点火時期を遅角側へ補正制御するノッキング補正手段
と、このノッキング補正手段により補正された点火時期
の遅角量に応じて燃料噴射量を増量させる遅角増量補正
手段とを備えた内燃機関のノッキング制御装置におい
て、遅角増量制御手段は、気筒別遅角量の合計値又は平
均値を算出し、この算出値に応じて遅角時の燃料増量を
求め、演算処理の簡略化と燃費の改善とを両立させてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のノッ
ク制御装置においては、図11(a)に示す如く、ノッ
ク判定しきい値を予め設定し、ノッキングを検出するノ
ッキング検出手段であるノックセンサの検出信号たる出
力値がノック判定しきい値を越えた際に、ノッキングが
発生したと判断している。
【0005】そして、ノッキングの発生時には、このノ
ッキングの発生を抑制するために、点火時期を遅角させ
る点火時期遅角制御が行われる(図11(b)参照)。
【0006】このとき、点火時期遅角制御によって排気
温度が上昇するという不都合がある。
【0007】また、内燃機関等のバラツキによって目標
空燃比よりもリーン状態となった場合には、ノッキング
が発生し易くなり、点火時期遅角制御を行ってノッキン
グの発生を抑制することにより、バラツキによるリーン
状態で排気温度が上昇する分が点火時期遅角制御分に加
算され、排気温度が大きく上昇してしまい、実用上不利
であるという不都合がある。
【0008】この発明は、ノッキングの発生を抑制する
ことを、点火時期遅角制御だけに頼らず、内燃機関等の
バラツキやノック制御の遅角による過度の排気温度の上
昇を抑制することを可能とする目的を有している。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、内燃機関に発生するノッキ
ングを検出するノッキング検出手段と、このノッキング
検出手段の検出信号に応じて点火時期を遅角させる点火
遅角制御を行う制御手段とを備えたノック制御装置にお
いて、前記ノッキング検出手段によるノッキング検出時
に全気筒の非同期噴射を行うべく制御する機能を前記制
御手段に付加して設けたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】上述の如く発明したことにより、
ノッキング検出手段によるノッキング検出時には、制御
手段によって全気筒の非同期噴射を行うべく制御し、ノ
ッキングが発生し易い車両においても、過度に排気温度
が上昇することがなく、効率良くノッキングの発生を抑
制することが可能となるとともに、適正な状態で点火時
期制御を行うことが可能となる。
【0011】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
【0012】図1〜図10はこの発明によるノック制御
装置の実施例を示すものである。図6において、2は内
燃機関、4は吸気通路、6は排気通路である。内燃機関
2の吸気通路4には、上流側から順次に、エアクリーナ
8と過給機10のコンプレッサ12とインタクーラ14
とスロットルボディ16と吸気マニホルド18とが接続
されている。前記スロットルボディ16内の吸気通路4
には、吸気絞り弁20を備えている。吸気通路4は、内
燃機関2の燃焼室22に連通されている。
【0013】また、内燃機関2の燃焼室22に連通され
る排気通路6には、上流側から順次に、排気マニホルド
24と過給機10のタービン26と上流側排気管28と
触媒コンバータ30と下流側排気管32とが接続されて
いる。
【0014】前記内燃機関2には、燃焼室22に指向さ
せて燃料噴射弁34を設けている。燃料噴射弁34は、
燃料分配通路36を介して燃料供給通路38により燃料
タンク40に連通されている。燃料タンク40内の燃料
は、燃料ポンプ42により圧送され、燃料フィルタ44
により塵埃を除去されて燃料供給通路38により燃料分
配通路36に供給され、燃料噴射弁34に分配供給され
る。
【0015】前記燃料分配通路36には、燃料の圧力を
調整する燃料圧力調整部46を設けている。燃料圧力調
整部46は、燃料圧力を一定値に調整し、余剰の燃料を
燃料タンク36に戻す。
【0016】前記燃料タンク40は、蒸発燃料用通路4
8によりスロットルボディ16の吸気通路4に連通して
設け、蒸発燃料用通路48の燃料タンク40側に2方向
弁50を設けるとともに、蒸発燃料用通路48途中にキ
ャニスタ52を介設し、蒸発燃料用通路48のスロット
ルボディ16側に1方向弁54を介設している。また、
前記スロットルボディ16には、吸気絞り弁20を迂回
するバイパス通路56を設け、このバイパス通路56の
途中にアイドル空気量制御弁(「ISCバルブ」ともい
う)58を介設している。なお、符号60はイグニショ
ンコイル、62はPCVバルブである。
【0017】前記燃料噴射弁34、アイドル空気量制御
弁58は、制御手段(「ECM」ともいう)64に接続
されている。制御手段64には、クランク角センサ66
と、吸気絞り弁20の開度センサ68と、圧力センサ7
0と、吸気温センサ72と、ノッキング検出手段である
ノックセンサ74と、水温センサ76とが夫々接続され
ている。
【0018】また、前記内燃機関2には、触媒コンバー
タ30よりも上流側の排気通路6に、排気成分値たる酸
素濃度を検出する排気センサ78を設けている。この排
気センサ78は、制御手段64に接続して設けている。
【0019】なお、符号80はメインスイッチ、符号8
2はバッテリである。
【0020】ノック制御装置は、前記ノックセンサ74
の検出信号に応じて制御手段64により点火時期を遅角
させる点火遅角制御を行うものである。
【0021】そして、前記制御手段64は、ノックセン
サ74によるノッキング検出時に内燃機関2の全気筒の
非同期噴射を行うべく制御する機能を有している。
【0022】詳述すれば、前記制御手段64に、図7
(a)に示す如く、ノック判定しきい値を予め設定し、
ノックセンサ74からの検出信号であるノックセンサ出
力値がノック判定しきい値を越えた際に、ノッキングが
発生していると判断するものである。
【0023】そして、ノッキング検出時に、メインパル
ス噴射中でない場合には、ただちに所定時間且つ所定回
数だけ内燃機関2の全気筒の非同期噴射を行う。この非
同期噴射によって、空燃比をリッチ化しノッキングの発
生を抑制している。
【0024】また、前記制御手段64は、定常状態の非
同期噴射の噴射量よりも加速状態の非同期噴射の噴射量
を大としている。つまり、運転状態に応じて非同期噴射
の時間や回数を変更し、加速時非同期噴射と定常時非同
期噴射とのいずれか一方の制御を行う。
【0025】なお、非同期噴射を所定回数行った場合に
は、噴射回数のリセットが実行されるまで、次回の非同
期噴射を実行しないようにしている。(リセット条件:
ノック制御量≧0)
【0026】そして、前記制御手段64は、通常の同期
噴射制御と非同期噴射制御とが重なった場合には、同期
噴射制御を非同期噴射制御分だけ延長する機能をも有し
ている。
【0027】更に、前記制御手段64は、非同期噴射の
制御後に点火遅角制御を行うものである。
【0028】更にまた、前記制御手段64は、非同期噴
射の制御後の点火遅角制御において、この点火遅角制御
が進み所定の条件が成立する際には、ノック増量補正制
御を実施するものである。
【0029】ここで、上述した各制御の成立する条件に
ついて記載すると、 (1)加速時非同期噴射制御 (2)非同期噴射回数制御 (3)定常時非同期噴射制御 (4)ノック増量補正制御 の4つに分類できる。
【0030】先ず、加速時非同期噴射制御は、図8に示
す如く、以下の如き条件の成立する項目を有している。 ノック判定が成立する。 単位時間当りのスロットル変化量がXa以上であ
る。 アイドルスイッチがOFF状態にある。 噴射回数がNa未満である。
【0031】そして、上述した各項目の全てを満足する
状態となって条件が成立した後に、非同期噴射KaをN
b回噴射する。
【0032】また、非同期噴射回数制御は、図9に示す
如く、 A.非同期噴射毎に回数をカウントアップし、 B.噴射回数のリセット及び非同期噴射実行フラグのリ
セットとを行うものであり、噴射回数のリセット及び非
同期噴射実行フラグのリセットに関しては、以下の如き
条件の成立する項目を有している。 単位時間当りのスロットル変化量が0未満である。 非同期噴射実行後の経過時間がTa以上である。 ノック制御量がAa以上である。
【0033】そして、単位時間当りのスロットル変化量
が0未満である項目、あるいは非同期噴射実行後の経過
時間がTa以上である項目とノック制御量がAa以上で
ある項目とが両方の項目を満足する状態となって条件が
成立した後に、噴射回数のリセット及び非同期噴射実行
フラグのリセットが行われる。
【0034】更に、定常時非同期噴射制御は、上述した
加速時非同期噴射制御のものと同様な項目を有している
が、相違する箇所は、「単位当りのスロットル変化量が
Xb未満」の項目を有し、各項目の全てを満足する状態
となって条件が成立した後に、非同期噴射KbをNc回
噴射する。
【0035】更にまた、ノック増量補正制御は、非同期
噴射制御を所定回数分噴射した後のノック制御量が所定
値以下の場合に、有効噴射時間に所定計数を積算して行
われる制御であり、図10に示す如く、以下の如き条件
の成立する項目を有している。 ノック判定が成立する。 非同期噴射制御の実行後にフラグが成立する。 ノック補正進角量がAb以下である。 アイドルスイッチがOFF状態にある。
【0036】そして、上述した各項目の全てを満足する
状態となって条件が成立した後に、ノック増量補正制御
が実行される。
【0037】実際のノック増量補正制御は、上述した条
件の成立後に、所定値Kcまで単位クランク角当りの値
Kdずつ増量を行い、逆に条件の不成立時には、補正値
Oまで単位クランク角当りの値Keずつ減量を行う。た
だし、増量もしくは減量への移向中に、条件不成立ある
いは条件成立となった場合には、この時点から補正値O
もしくは所定値Kcまでの減量もしくは増量が行われる
ものである。
【0038】次に、ノック制御装置の制御用フローチャ
ートに沿って作用を説明する。
【0039】前記ノック制御装置の非同期噴射制御用プ
ログラムが、図1に示す如く、スタートすると(10
0)、ノック判定が成立しているか否かの判断(10
2)を行い、この判断(102)が成立する場合には、
単位時間当りのスロットル変化量ΔTHRがXa以上で
あるか否かの判断(104)に移行し、判断(102)
が不成立の場合には、エンド(106)に移行させる。
【0040】また、単位時間当りのスロットル変化量Δ
THRがXa以上であるか否かの判断(104)におい
て、この判断(104)が成立する場合には、アイドル
スイッチがOFF状態であるか否かの判断(108)に
移行させ、判断(104)が不成立の場合には、アイド
ルスイッチがOFF状態であるか否かの判断(110)
に移行させる。
【0041】そして、アイドルスイッチがOFF状態で
あるか否かの判断(108)において、この判断(10
8)が成立する場合には、噴射回数がNa以下であるか
否かの判断(112)に移行させ、判断(108)が不
成立の場合には、エンド(106)に移行させる。
【0042】上述の噴射回数がNa以下であるか否かの
判断(112)において、この判断(112)が成立す
る場合には、図2の回転数テーブルによって噴射量を演
算し、非同期噴射、つまり加速時非同期噴射を実行(1
14)し、噴射回数をカウントアップ(116)してリ
ターン(118)に移行させる。
【0043】更に、噴射回数がNa以下であるか否かの
判断(112)において、この判断(112)が不成立
の場合には、図3の非同期噴射実行後のフラグセット用
プログラムに移行させ、非同期噴射実行後にフラグセッ
ト(130)を行い、エンド(132)に移行させる。
【0044】更にまた、上述のアイドルスイッチがOF
F状態であるか否かの判断(110)において、この判
断(110)が成立する場合には、噴射回数がNb以下
であるか否かの判断(120)に移行させ、判断(11
0)が不成立の場合には、エンド(122)に移行させ
る。
【0045】上述の噴射回数がNb以下であるか否かの
判断(120)において、この判断(120)が成立す
る場合には、図2の回転数テーブルによって噴射量を演
算し、非同期噴射、つまり定常時非同期噴射を実行(1
24)し、噴射回数をカウントアップ(126)してリ
ターン(128)に移行させる。
【0046】更に、噴射回数がNb以下であるか否かの
判断(120)において、この判断(120)が不成立
の場合には、図3の非同期噴射実行後のフラグセット用
プログラムに移行させ、非同期噴射実行後にフラグセッ
ト(130)を行い、エンド(132)に移行させる。
【0047】次に、図4のノック増量補正制御用フロー
チャートに沿って説明する。
【0048】ノック増量補正制御用プログラムがスター
トすると(200)、非同期実行フラグが成立するか否
かの判断(202)を行い、この判断(202)が成立
する場合には、ノック判定が成立するか否かの判断(2
04)に移行させ、判断(202)が不成立の場合に
は、後述するエンド(214)に移行させる。
【0049】また、ノック判定が成立するか否かの判断
(204)において、判断(204)が成立する場合に
は、従来のノック制御を実施(206)し、ノック補正
進角量がAb以下であるか否かの判断(208)に移行
させ、判断(204)が不成立の場合には、後述するエ
ンド(214)に移行させる。
【0050】そして、ノック補正進角量がAb以下であ
るか否かの判断(208)において、この判断(20
8)が成立する場合には、アイドルスイッチがOFF状
態であるか否かの判断(210)に移行させ、判断(2
08)が不成立の場合には、後述するエンド(214)
に移行させる。
【0051】更に、アイドルスイッチがOFF状態であ
るか否かの判断(210)において、この判断(21
0)が成立する場合には、噴射量を演算し、同期噴射を
実行(212)した後にエンド(214)に移行させ、
判断(210)が不成立の場合には、エンド(214)
に移行させる。
【0052】図5の噴射回数リセット及び非同期噴射実
行フラグリセット制御用フローチャートに沿って説明す
る。
【0053】噴射回数リセット及び非同期噴射実行フラ
グリセット制御用プログラムがスタートすると(30
0)、単位時間当りのスロットル変化量ΔTHRが0未
満であるか否かの判断(302)を行い、この判断(3
02)が成立する場合には、リセットを実行(304)
させ、後述するエンド(310)に移行させるととも
に、判断(302)が不成立の場合には、非同期噴射実
行後の経過時間TTIASYがTa以上であるか否かの
判断(306)に移行させる。
【0054】そして、この非同期噴射実行後の経過時間
TTIASYがTa以上であるか否かの判断(306)
において、判断(306)が成立する場合には、ノック
補正進角量がAc以下であるか否かの判断(308)に
移行させ、判断(306)が不成立の場合には、後述す
るエンド(310)に移行させる。
【0055】また、ノック補正進角量がAc以下である
か否かの判断(308)において、この判断(308)
が成立する場合には、上述したリセットの実行処理(3
04)に移行させ、判断(308)が不成立の場合に
は、エンド(310)に移行させる。
【0056】これにより、内燃機関等のバラツキによる
全開空燃比が薄く、ノッキングが発生し易い車両におい
ても、過度に排気温度が上昇することがなく、効率良く
ノッキングの発生を抑制することが可能となり、実用上
有利であるとともに、適正な状態で点火時期制御を行う
ことが可能である。
【0057】また、ノッキングを抑制する点火時期遅角
制御中であっても、過度に排気温度を上昇させることが
ないものである。
【0058】更に、ある気筒に発生したノッキングを抑
制するために、全気筒に非同期噴射制御を行うことによ
り、次に点火する気筒に対してノッキングの発生を抑制
することができる状態となり、使い勝手を向上し得る。
【0059】なお、この発明は上述実施例に限定される
ものではなく、種々の応用改変が可能である。
【0060】例えば、この発明の実施例においては、ノ
ックセンサ出力値からノッキングが発生していると判定
するノック判定しきい値を1箇所に設けたが、ノック判
定しきい値を複数箇所に設ける特別構成とすることも可
能である。
【0061】すなわち、大小の値毎にノック判定しきい
値を複数設定し、各ノック判定しきい値に応じて燃料噴
射量を変化させて設けるものである。
【0062】さすれば、ノッキングの発生状態に応じた
燃料噴射量とすることができ、ノッキングの発生を確実
に抑制することが可能となり、制御の信頼性を向上し得
て、実用上有利である。
【0063】
【発明の効果】以上詳細に説明した如くこの本発明によ
れば、内燃機関に発生するノッキングを検出するノッキ
ング検出手段と、ノッキング検出手段の検出信号に応じ
て点火時期を遅角させる点火遅角制御を行う制御手段と
を備えたノック制御装置において、ノッキング検出手段
によるノッキング検出時に全気筒の非同期噴射を行うべ
く制御する機能を制御手段に付加して設けたので、内燃
機関等のバラツキによる全開空燃比が薄く、ノッキング
が発生し易い車両においても、過度に排気温度が上昇す
ることがなく、効率良くノック抑制を行うことが可能と
なり、実用上有利であるとともに、適正な状態で点火時
期制御を行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すノック制御装置の非同
期噴射制御用フローチャートである。
【図2】加速状態及び定常状態における定数の回転数テ
ーブルを示す図である。
【図3】非同期噴射実行後のフラグセット用フローチャ
ートである。
【図4】ノック増量補正制御用フローチャートである。
【図5】噴射回数リセット及び非同期噴射実行フラグリ
セット制御用フローチャートである。
【図6】ノック制御装置の概略構成図である。
【図7】ノック制御装置のタイムチャートを示し、
(a)はノックセンサ出力値のタイムチャート、(b)
はノック制御量のタイムチャート、(c)は燃料増量割
合のタイムチャートである。
【図8】加速時非同期噴射制御の条件を示す図である。
【図9】非同期噴射回数制御の条件を示す図である。
【図10】ノック増量補正制御の条件を示す図である。
【図11】この発明の従来技術を示すノック制御装置の
タイムチャートであり、(a)はノックセンサ出力値の
タイムチャート、(b)はノック制御量のタイムチャー
トである。
【符号の説明】
2 内燃機関 4 吸気通路 6 排気通路 10 過給機 14 インタクーラ 16 スロットルボディ 18 吸気マニホルド 20 吸気絞り弁 22 燃焼室 24 排気マニホルド 28 上流側排気管 30 触媒コンバータ 32 下流側排気管 34 燃料噴射弁 40 燃料タンク 42 燃料ポンプ 46 燃料圧力調整部 48 蒸発燃料用通路 52 キャニスタ 58 アイドル空気量制御弁 64 制御手段 68 開度センサ 70 圧力センサ 72 吸気温センサ 74 ノックセンサ 76 水温センサ 78 排気センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 43/00 301 F02D 43/00 301B 45/00 345 45/00 345B 368 368A F02P 5/152 G01M 15/00 A 5/153 F02P 5/15 D G01M 15/00 Fターム(参考) 2G087 AA26 BB12 CC01 CC05 DD13 3G022 BA01 CA04 DA02 EA02 EA04 GA01 GA05 GA08 GA13 3G084 BA13 BA15 BA17 CA04 CA05 DA38 EA07 EA11 EB24 FA10 FA25 FA29 FA33 FA38 3G301 JA22 JA32 KA12 KA21 LA00 MA11 MA18 MA22 MA26 NA08 NE01 NE23 PA11Z PA14Z PC08Z PD02Z PE01Z PE03Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関に発生するノッキングを検出す
    るノッキング検出手段と、このノッキング検出手段の検
    出信号に応じて点火時期を遅角させる点火遅角制御を行
    う制御手段とを備えたノック制御装置において、前記ノ
    ッキング検出手段によるノッキング検出時に全気筒の非
    同期噴射を行うべく制御する機能を前記制御手段に付加
    して設けたことを特徴とするノック制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、定常状態の非同期噴射
    の噴射量よりも加速状態の非同期噴射の噴射量を大とし
    た請求項1に記載のノック制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、非同期噴射の制御後に
    点火遅角制御を行う請求項1に記載のノック制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、非同期噴射の制御後の
    点火遅角制御において、この点火遅角制御が進み所定の
    条件が成立する際には、ノック増量補正制御を実施する
    請求項1及び請求項3に記載のノック制御装置。
JP28663299A 1999-10-07 1999-10-07 ノック制御装置 Pending JP2001107785A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105569864A (zh) * 2014-11-04 2016-05-11 宝马股份公司 用于控制内燃机中的燃烧的方法和内燃机

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