JP2001105988A - 車両用テレビの取付け構造 - Google Patents
車両用テレビの取付け構造Info
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Abstract
重ね部に隙間のない車両用テレビの取付け構造を実現す
ること。 【解決手段】 車室天井Cの天井トリム5にテレビ取付
け開口50を形成し、テレビTをベースプレート3と、
これに起倒回動自在に組付けたテレビ本体1と、テレビ
本体1の外周を取り囲む枠状のカバー部材4とで構成
し、ベースプレート3を上記開口50を塞ぐように前後
の端縁31,32をそれぞれ開口50の前後の開口縁5
1,52の上面に重ね合わせ、カバー部材4の前後の外
周端縁41,42をそれぞれ開口50の前後の開口縁5
1,52の下面に当接し、カバー部材4に設けた係止部
43,44をベースプレート3に係止固定して、開口5
0の前後の開口縁51,52を、ベースプレート3の前
端縁31とカバー部材4の外周前端縁41との間、ベー
スプレート3の後端縁32とカバー部材4の外周後端縁
42との間で挟み付ける構造とした。
Description
する車両用テレビの取付け構造に関する。
は、図3に示すように、車室天井CにテレビTを付設す
ることがなされている。この種のテレビTは、液晶ディ
スプレイを用いた薄型のテレビ本体1をベース部2Aに
起倒回動自在に組付けたもので、ベース部2Aを車室天
井Cに取付けて、テレビ本体1を下方へ回動しほぼ垂直
姿勢として使用し、不使用時には、テレビ本体1を上方
へ回動しほぼ水平状にベース部2Aに収納する。図の1
0は画面である。
テレビTのベース部2Aは、表面にテレビ本体1を収納
する凹部21を有する箱体で、ベース部2Aの背面には
ベースプレート3Aが一体に組付けてある。一方、車室
天井Cには、合成樹脂製の板材5aを表皮5bで被覆し
た天井トリム5にテレビ取付け開口(以下、開口とい
う)50が設けてある。開口50は、車幅方向に延在し
車体ルーフを補強するルーフリインフォースメント(以
下、リインフォースメントという)6に対応する位置に
形成してある。そして、テレビTは、ベース部2Aを下
方から開口50を塞ぐようにして外周端を天井トリム5
の開口50の開口縁の下面に押し当てて、ベースプレー
ト3Aをリインフォースメント6に締結して取付けてい
る。
口50まわりは剛性が不充分で、湾曲したり、あるいは
ベース部2Aと天井トリム5の開口50まわりとの間に
隙間ができたりして見栄えが良くない。
ム5の開口50まわりの上面に、開口縁に沿うように枠
状のリテーナ7を重合固着して開口縁を強化したり、図
6に示すように、開口50にこれを上方から塞ぐよう
に、パネル状のブラケット8を上記リインフォースメン
ト6に取付けてその前端縁および後端縁をそれぞれ開口
50の開口前縁および開口後縁に重ね、上記ブラケット
8にベース部2Aのベースプレート3Aを締結して、ベ
ース部2Aの前端および後端とブラケット8の前端縁お
よび後端縁とで開口50の前後の開口縁を上下に挟み付
けることがなされている。
の従来構造では、枠状のリテーナ7やパネル状のブラケ
ット8などの別部材を取付けているので、部品点数が増
えて重量が増加し、また、コストが高くなり、取付け作
業の作業工数も多い。そこで本発明は、テレビ取付け専
用の別部材を用いることなく、テレビのベース部と車室
天井との衝合部に変形や隙間が生じない車両用テレビの
取付け構造を実現することを課題としてなされたもので
ある。
取付けるテレビの取付け構造において、車室の天井の天
井トリムに開口を形成し、テレビを、ベースプレート
と、該ベースプレートに起倒回動自在に取付けたテレビ
本体と、上記ベースプレートに沿わせるように倒した上
記テレビ本体の外周を取り囲んでこれを収納する枠状の
カバー部材とで構成し、上記ベースプレートを、天井ト
リムの上記開口を塞ぐようにして前後の端縁をそれぞれ
上記開口の前後の開口縁の上面に重ね合わせ、かつ、上
記カバー部材の前後の外周端縁をそれぞれ上記開口の前
後の開口縁の下面に当接せしめ、上記カバー部材を、そ
の前後の端部に設けた係止部により上記ベースプレート
に係止せしめて固定し、上記開口の前後の開口縁をそれ
ぞれ、上記ベースプレートの前端縁と上記カバー部材の
外周前端縁との間、および、上記ベースプレートの後端
縁と上記カバー部材の外周後端縁との間で挟み付ける
(請求項1)。テレビを構成するベースプレートとカバ
ー部材を別体とし、これ等で天井トリムの開口の前後の
開口縁を上下に挟み付けたので、テレビを天井に隙間な
く見栄え良好に取付けることができる。また、テレビの
取付け専用部材を必要としないので構造の簡略化および
軽量化がはかれ、かつ、テレビの取付け作業性が向上
し、作業工数の減少につながる。
記開口の開口縁と重ね合わされる前後の端縁の内側位置
にそれぞれ第1の貫通孔および第2の貫通孔を形成する
とともに、上記カバー部材には上記第1の貫通孔と対応
する位置に上方へ突出して上端がく字形に屈曲する第1
の係止部を形成するとともに、上記第2の貫通孔と対応
する位置に上方へ突出し、上端に係止爪を有する第2の
係止部を形成し、上記ベースプレートの前後の端縁を上
記開口の前後の開口縁の上面に重ね合わせた状態で、上
記第1の係止部を上記第1の貫通孔に挿通して屈曲端を
上記第1の貫通孔の開孔縁の上面に圧接係止せしめ、上
記第2の係止部の係止爪を上記第2の貫通孔に挿通して
第2の貫通孔の開孔縁の上面に弾接係止せしめる(請求
項2)。カバー部材は、第1および第2の係止部をそれ
ぞれベースプレートの第1および第2の貫通孔に係止し
て取付けるようにしたので取付け作業性が良好である。
図3に基づいて説明する。テレビTは、図3に示すよう
に、テレビ本体1を車室天井Cから垂下起立状態として
使用し、回動させ車室天井Cに沿わせて収納するもので
ある。
は合成樹脂製の板材5aを表皮5bで被覆した天井トリ
ム5で全体が被覆してあり、天井トリム5には四角形状
の開口50が形成してある。開口50は四隅のコーナー
部が円弧状に形成してある。開口50は、ルーフパネル
の下面に沿って車幅方向に設けてルーフパネルを補強す
る帯状のリインフォースメント6に対応する位置に形成
してある。リインフォースメント6は断面逆ハット形で
開口50を車幅方向に横切り、開口50の左右の開口縁
の上面がリインフォースメント6の下面と当接してい
る。
イを用いた箱型で、その前後寸法(図の左側が前側)お
よび左右の幅寸法は天井トリム5の開口50よりも小さ
いものである。テレビTのベース部2は、金属板のベー
スプレート3と、これとは別体の合成樹脂よりなる枠状
のカバー部材4とからなる。
材で、その前後寸法は天井トリム5の開口50の前後寸
法よりも大きく形成してあり、左右の幅寸法は開口50
内に嵌め込めるように開口50の幅寸法よりも若干小さ
く形成してある。ベースプレート3は、四つの隅角部が
切り落としてあり、前端縁31および後端縁32の幅寸
法が開口50の前後の開口縁51,52の幅寸法よりも
小さくしてある。
それぞれ角形の第1の貫通孔33が形成してあり、ま
た、後端には左右両側にそれぞれ角形の第2の貫通孔3
4が形成してある。第1および第2の貫通孔33,34
はそれぞれ前端縁31および後端縁32よりも若干内側
位置に形成してあり、両貫通孔33,34間の前後の間
隔は天井トリム5の開口50の前後寸法とほぼ同じ寸法
としてある。更に、ベースプレート3には左右両側端に
それぞれ前後にねじ止め用の貫通孔35が形成してあ
る。
端の左右両側位置に下方へ突出する左右一対の突起部3
6が形成してあり、これ等にテレビ本体1の左右の側面
前端が軸支してある。テレビ本体1は、支持部を中心に
上下方向に回動して画面10がベースプレート3と対向
するようにしてある。
外周寸法は天井トリム5の開口50の外周寸法よりも大
きく形成してあり、前端縁41および後端縁42ならび
に側端縁はそれぞれ上方に向かって湾曲起立している。
カバー部材4の内周寸法はテレビ本体1を収納するよう
にテレビ本体1の外周寸法に合わせてある。そして、カ
バー部材4の内周縁の高さはテレビ本体1の厚みに合わ
せてある。
れ、ベースプレート3の第1の貫通孔33と対応する位
置に第1の係止部43が設けてある。第1の係止部43
は上方(カバー部材4の背面側)に突出し、先端が前方
へほぼく字形に屈曲した屈曲端45を備えている。一
方、カバー部材4の後端には左右両側にそれぞれ、ベー
スプレート3の第2の貫通孔34と対応する位置に上方
へ突出する第2の係止部44が設けてあり、第2の係止
部44の先端には、後方に向かって突出する断面山形の
係止爪46を備えている。係止爪46は、係止部44の
中間部にほぼU字形に切込みを設け、撓み変形可能な舌
片状の切り残し部により成形したものである。
ず、ベースプレート3を天井トリム5の開口5を上方か
ら塞ぐように開口50内にその下方から嵌め込む。ベー
スプレート3を下方から嵌め込む場合、ベースプレート
3を前後方向に斜めにして前端縁31側から開口50内
に挿入し、後端縁32側を開口50内に挿入する。そし
て、ベースプレート3を車両後方へスライドすることに
より開口50の前後の開口縁51,52の上面に重ね合
わせ、ベースプレート3の第1および第2の貫通孔3
3,34をそれぞれ開口50の前後の開口縁51,52
の内側に沿うように位置合わせする。
だとき、左右両側の貫通孔35にリインフォースメント
6のウェエルドボルトWを挿通し、ベースプレート3の
上面をリインフォースメント6の下面に当接せしめ、各
貫通孔35の下方よりナットNをウェルドボルトWに締
め付けてベースプレート3をリインフォースメント6に
固定する。
た状態のテレビ本体1の外周まわりを取り囲むとともに
天井トリム5の開口50の開口縁を被覆するカバー部材
4を取付ける。カバー部材4は、図2において2点鎖線
で示すように、前上がりの傾斜姿勢で外周前端縁41を
天井トリム5下面の開口50の開口前縁51に押し当て
ながら第1の係止部43をベースプレート3の第1の貫
通孔33に貫入して屈曲端45を第1の貫通孔33の開
孔前縁の上面に圧接係止してカバー部材4の前端を止
め、そして、カバー部材4を水平に戻しながら、第2の
係止部44をベースプレート3の第2の貫通孔34に係
止爪46を撓ませつつ圧入し、係止爪46を第2の貫通
孔34の開孔後縁の上面に弾接係止してカバー部材4の
外周端縁全周を天井トリム5の開口50まわりに圧接せ
しめる。
口前縁51はベースプレート3の前端縁31とカバー部
材4の外周前端縁41との間で上下に挟み付けられ、開
口50の開口後縁52はベースプレート3の後端縁32
とカバー部材4の外周後端縁42との間で上下に挟み付
けられ、かつ、開口50の左右の開口側縁はカバー部材
4の左右の外周側端縁とリインフォースメント6とで上
下に挟み付けられ、天井トリム5の開口50まわりは安
定し、かつ、テレビTの外周との間に隙間が生じず見栄
えが損なわれない。
2の係止部43,44を順次ベースプレート3の第1お
よび第2の貫通孔33,34に係止することで取付け作
業性が良好である。
よれば、テレビ取付け専用の別部材を用いることなく、
テレビを構成するベースプレートとカバー部材を別体と
し、これ等を利用して取付ける構造としたので、構造の
簡素化および軽量化がはかれ、かつ、取付け作業性が良
好で、テレビと車室天井との衝合部に隙間の生じない見
栄えのよい取付けが実現できる。
を、収納状態で下方から見た平面図である。
る。
図である。
断面図である。
す縦断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 車室の天井に取付けるテレビの取付け構
造において、車室の天井の天井トリムにテレビ取付け開
口を形成し、テレビを、ベースプレートと、該ベースプ
レートに起倒回動自在に取付けたテレビ本体と、上記ベ
ースプレートに沿わせるように倒した上記テレビ本体の
外周を取り囲んでこれを収納する枠状のカバー部材とで
構成し、上記ベースプレートを、天井トリムの上記テレ
ビ取付け開口を塞ぐようにして前後の端縁をそれぞれ上
記テレビ取付け開口の前後の開口縁の上面に重ね合わ
せ、かつ、上記カバー部材の前後の外周端縁をそれぞれ
上記テレビ取付け開口の前後の開口縁の下面に当接せし
め、上記カバー部材を、その前後の端部に設けた係止部
により上記ベースプレートに係止せしめて固定し、上記
テレビ取付け開口の前後の開口縁をそれぞれ、上記ベー
スプレートの前端縁と上記カバー部材の外周前端縁との
間、および、上記ベースプレートの後端縁と上記カバー
部材の外周後端縁との間で挟み付けるようになしたこと
を特徴とする車両用テレビの取付け構造。 - 【請求項2】 上記ベースプレートには、天井トリムの
上記テレビ取付け開口の開口縁と重ね合される前後の端
縁の内側位置にそれぞれ第1の貫通孔および第2の貫通
孔を形成するとともに、上記カバー部材には上記第1の
貫通孔と対応する位置に上方へ突出して上端がく字形に
屈曲する第1の係止部を形成するとともに、上記第2の
貫通孔と対応する位置に上方へ突出し、上端に係止爪を
有する第2の係止部を形成し、上記ベースプレートの前
後の端縁を上記テレビ取付け開口の前後の開口縁の上面
に重ね合わせた状態で、上記第1の係止部を上記第1の
貫通孔に挿通して屈曲端を上記第1の貫通孔の開孔縁の
上面に圧接係止せしめ、上記第2の係止部の係止爪を上
記第2の貫通孔に挿通して第2の貫通孔の開孔縁の上面
に弾接係止せしめる請求項1記載の車両用テレビの取付
け構造。
Priority Applications (1)
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JP28391199A JP3573024B2 (ja) | 1999-10-05 | 1999-10-05 | 車両用テレビの取付け構造 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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ID=17671797
Family Applications (1)
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JP28391199A Expired - Lifetime JP3573024B2 (ja) | 1999-10-05 | 1999-10-05 | 車両用テレビの取付け構造 |
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-
1999
- 1999-10-05 JP JP28391199A patent/JP3573024B2/ja not_active Expired - Lifetime
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FR3055275A1 (fr) * | 2016-08-26 | 2018-03-02 | Renault Sas | Assemblage d'une structure d'habillage a une ouverture realisee dans une paroi de garniture d'un vehicule presantant une patte de retenue en m. |
FR3055276A1 (fr) * | 2016-08-26 | 2018-03-02 | Renault Sas | Assemblage d'une structure d'habillage a une ouverture realisee dans une paroi de garniture d'un vehicule presentant deux pattes de retenue en u. |
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