JP2001105566A - 印刷機 - Google Patents

印刷機

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JP2001105566A
JP2001105566A JP28593499A JP28593499A JP2001105566A JP 2001105566 A JP2001105566 A JP 2001105566A JP 28593499 A JP28593499 A JP 28593499A JP 28593499 A JP28593499 A JP 28593499A JP 2001105566 A JP2001105566 A JP 2001105566A
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Japan
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unit
board
plate
substrate
printing
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JP28593499A
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English (en)
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Hirofumi Okui
洋文 奥井
Hiroshi Oba
央 大庭
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Screen Printers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型軽量で低価格で簡易な印刷機を提供する
こと。 【解決手段】 基板を保持し、X、Z、Z周りのθ方向
の基板の位置を位置決めする基板保持手段20と、印刷
用版31を保持し、基板保持手段に保持された基板の上
方に向けて印刷用版をY方向に移動させ、Y方向の印刷
用版の位置を位置決めする版保持手段30と、基板ある
いは印刷用版を撮像する撮像手段41を有し、撮像手段
をX、Y方向に移動させて基板あるいは印刷用版の位置
を認識する画像処理手段40と、版保持手段と連結して
Y方向に移動し、基板保持手段に保持された基板の上方
に位置し、版保持手段との連結を解除し画像処理手段と
連結してY方向に移動し、印刷用版を介して基板に導電
材を塗布する導電材塗布手段50とを備える。そして、
版保持手段と画像処理手段を移動させる各駆動手段が導
電材塗布手段を移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷用版を介して
基板に導電材を印刷する印刷機に関し、特にスクリーン
を介してプリント基板にクリームハンダを印刷する印刷
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子部品をプリント基板に実装す
る場合は、生産性を極限まで追求した大型高速実装機も
しくは多品種の電子部品や大型のプリント基板に対応可
能な大型汎用実装機が主に使用されている。そして、こ
れに伴い、クリームハンダをプリント基板に印刷する場
合も、生産性を極限まで追求し、かつ大型のプリント基
板に対応可能な大型汎用印刷機が使用されている。
【0003】図11は、従来の印刷機の一例を示す概略
斜視図である。この印刷機は、認識カメラ1、スキージ
ユニット2及びスクリーン3等を備えた大型汎用印刷機
である。このような構成において、先ず、認識カメラ1
をスクリーン3上に移動させ、スクリーン3上の位置合
わせ用マークを認識する。次に、認識カメラ1を基板認
識位置PAに移動させ、ローダLD側から供給されたプ
リント基板4上の位置合わせ用マークを認識する。
【0004】そして、スクリーン3上の位置合わせ用マ
ークの情報と、プリント基板4上の位置合わせ用マーク
の情報により、プリント基板4の位置合わせ補正量を算
出する。そして、この位置合わせ補正量に基づいて、プ
リント基板4を印刷位置PBに移動させ、スキージユニ
ット2を水平方向に移動させることによりクリームハン
ダをプリント基板4上にスクリーン印刷する。そして、
印刷されたプリント基板4をアンローダUL側から排出
して実装工程へ送り出す(特開平6−64137号公報
参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の印刷機
では、各可動部位にそれぞれ個々に駆動用アクチュエー
タと駆動伝達装置を有する駆動装置が必要であり、以下
の問題が発生する。 (1) 個々の可動部位では、それぞれ別の機能、動き
が必要であり、さらに駆動に要する動力容量も大きく異
なり、駆動装置の共用化は困難であるため、その分だけ
印刷機自体のサイズが大きくなって重量も重くなること
になる。 (2) 各可動部位に個々の駆動装置を取付けることに
より、その分だけ印刷機自体のコストがより多く掛かる
ことになる。 (3) 各可動部位のメカニズムが複稚になり、トラブ
ルが比較的発生し易いことになる。
【0006】本発明は、上述した事情から成されたもの
であり、小型軽量で低価格で簡易な印刷機を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、印刷用版を介して基板に導電材を印刷する印刷
機において、前記基板を保持し、直交3軸のうちX方向
及びZ方向並びにZ周りのθ方向の前記基板の位置を位
置決めする基板保持手段と、前記印刷用版を保持し、前
記基板保持手段に保持された前記基板の上方に向けて前
記印刷用版をY方向に移動させ、Y方向の前記印刷用版
の位置を位置決めする版保持手段と、前記基板あるいは
前記印刷用版を撮像する撮像手段を有し、前記撮像手段
をX方向及びY方向に移動させて前記基板あるいは前記
印刷用版の位置を認識する画像処理手段と、前記版保持
手段と連結してY方向に移動し、前記基板保持手段に保
持された前記基板の上方に位置し、前記版保持手段との
連結を解除し前記画像処理手段と連結してY方向に移動
し、前記印刷用版を介して前記基板に前記導電材を塗布
する導電材塗布手段とを備え、前記版保持手段と前記画
像処理手段を移動させる各駆動手段が前記導電材塗布手
段を移動させることにより達成される。
【0008】上記構成によれば、導電材塗布手段が塗布
位置まで移動する時は、版保持手段に連結され、版保持
手段の駆動手段にて移動する。その後、導電材の塗布動
作として、導電材塗布手段が印刷用版上を移動する時
は、版保持手段との連結が解除され、画像処理手段に連
結され、画像処理手段の駆動手段により導電材を塗布し
ながら移動する。これにより、導電材塗布手段自体が移
動するための駆動手段は全く不要となるので、小型軽量
で低価格で簡易な構成とすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べ
る実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術
的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範
囲は、以下の説明において、特に本発明を限定する旨の
記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0010】図1は、本発明の印刷機の実施形態を示す
概略斜視図である。この印刷機は、本体ユニット10
に、バックアップユニット20、スクリーンユニット3
0、カメラユニット40、印刷ヘッドユニット50、反
り修正ユニット60及び排出コンベアユニット70が組
み込まれた7つの部位で概略構成されている。印刷機の
外寸法は、幅が約400mm、奥行きが約650mm、
高さが約420mmとなっており、卓上可能な小型に構
成されている。尚、印刷機に対して水平方向をX及び
Y、高さ方向をZ、Z周り方向をθとする。
【0011】バックアップユニット20は、本体ユニッ
ト10の前部側にて、X、θ、Zの各方向に動作可能に
配設されており、プリント基板を吸着及びクランプによ
り保持して、X、θ、Zの各方向を位置決めするための
基板保持手段である。スクリーンユニット30は、バッ
クアップユニット20の上方にて、本体ユニット10の
後部側と前部側との間、即ちY方向に往復動作可能に配
設されており、スクリーン(印刷用版)をクランプによ
り保持して、バックアップユニット20の上方でY方向
を位置決めするための版保持手段である。
【0012】カメラユニット40は、バックアップユニ
ット20の上方でX方向及びY方向に動作可能に配設さ
れており、プリント基板とスクリーンの位置を認識する
ための画像処理手段である。印刷ヘッドユニット50
は、スクリーンユニット30の上方にて、本体ユニット
10の後部側と前部側との間、即ちY方向に往復動作可
能に配設されており、クリームハンダ(導電材)をプリ
ント基板に塗布するためのハンダ塗布手段である。
【0013】反り修正ユニット60は、バックアップユ
ニット20の上方であってスクリーンユニット30の下
方にて、本体ユニット10の後部側と前部側との間、即
ちY方向に往復動作可能に配設されており、プリント基
板の反りを修正するための基板修正手段である。排出コ
ンベアユニット70は、本体ユニット10の前部側外側
面に配設されており、プリント基板を印刷機から排出す
るための基板排出手段である。
【0014】図2〜図8は、上記各ユニット10〜70
の詳細を示す斜視図である。図2の本体ユニット10
は、筐体であるシャーシ11、制御機器収納用の電装ボ
ックス12及び印刷機起動用の操作盤13を備えてい
る。電装ボックス12は、シャーシ11の下方内部に収
納配置されている。操作盤13は、シャーシ11の前部
側外側面に配置されている。
【0015】図3のバックアップユニット20は、プリ
ント基板の位置調整のためのX方向位置調整手段21、
θ方向位置調整手段22及びZ方向位置調整手段23を
備えている。そして、各位置調整手段21、22、23
の上部に配設され、プリント基板を固定するための基板
ベース24と、この基板ベース24に配設され、プリン
ト基板の底面側を吸着するための脱着可能な基板吸着治
具25、プリント基板の側面側をY方向から把持するた
めのXクランプ26及びプリント基板の側面側をX方向
から把持するためのYクランプ27を備えている。
【0016】各位置調整手段21、22、23は、サー
ボモータ21a、22a(但し、Z方向位置調整手段2
3のサーボモータは図示せず)及び図示しないギヤ等に
より駆動して、基板ベース24に固定されているプリン
ト基板をX、θ、Zの各方向に移動させるようになって
いる。基板吸着治具25は、全面に図示しない真空源に
接続された複数の吸着孔25aが設けられ、X方向の一
側面にプリント基板の位置合わせ用の凸部25bが設け
られており、位置決めされたプリント基板を真空吸着す
るようになっている。尚、両面実装するプリント基板の
場合、一面に電子部品を実装した後に他面を印刷するこ
とになるので、このときの基板吸着治具25には、実装
済みの電子部品が吸着の邪魔にならないように電子部品
を収納するための凹部が設けられている。
【0017】各クランプ26、27は、図示しないエア
ー源に接続されたエアーシリンダにより駆動するように
なっている。Xクランプ26は、プリント基板をY方向
の両側面から把持するように構成され、一側面側の押付
力が他側面側の押付力よりも強くなるように設定されて
おり、一側面側を基準としてプリント基板を把持するよ
うになっている。Yクランプ27は、ピン27aにより
プリント基板をX方向の一側面から押して基板吸着治具
25に設けられている凸部25bに押し付けて把持する
ように構成されている。尚、薄いプリント基板であるた
め各クランプ26、27により把持すると割れるおそれ
があるときは、基板吸着治具25による吸着のみで対応
する。
【0018】図4は、スクリーンユニット30、カメラ
ユニット40及び印刷ヘッドユニット50の組み込み状
態の詳細を示す斜視図である。図4及び図5のスクリー
ンユニット30は、ステンレス等で形成されたスクリー
ン31、スクリーン31をスクリーンクランプ32aに
より脱着可能に保持するスクリーンベース32及びプリ
ント基板に対するスクリーン31の位置調整のためのY
方向位置調整手段(駆動手段)33を備えている。
【0019】Y方向位置調整手段33は、図示しないサ
ーボモータ、歯付ベルト及び歯付プーリ等により駆動し
て、スクリーンクランプ32aによりスクリーンベース
32に保持されているスクリーン31をY方向に移動さ
せるようになっている。そして、スクリーン31の位置
決め完了後は、スクリーンベース32から延びるアーム
32bが、図1に示すエアーシリンダでなるクランプ機
構80により把持され、スクリーンクランプ32aによ
りスクリーンベース32に保持されているスクリーン3
1のY方向の移動が規制されるようになっている。
【0020】尚、クランプ機構80は、Y方向位置は固
定されているが、X方向位置は遊びを持たせて、アーム
32bを確実に把持できるようになっている。上記バッ
クアップユニット20及びスクリーンユニット30によ
り、スクリーンをY方向に移動させるのみでスクリーン
の位置決めを完了させることができるので、従来の印刷
機で必要であった基板のY方向の移動機構を不要とする
ことができ、印刷機を小型、特にZ方向を低く構成する
ことが可能となる。
【0021】図4及び図6のカメラユニット40は、画
像認識するCCD等のカメラ(撮像手段)41、プリン
ト基板とスクリーン31に対するカメラ41の位置調整
のためのX方向位置調整手段(駆動手段)42及びY方
向位置調整手段(駆動手段)43を備えている。
【0022】X方向位置調整手段42は、サーボモータ
43a、図示しない歯付ベルト及び歯付プーリ等により
駆動して、カメラ41をレール42aに沿ってX方向に
移動させるようになっている。Y方向位置調整手段43
も、図示しないサーボモータ、歯付ベルト及び歯付プー
リ等により駆動して、レール42a等と共にカメラ41
をレール43bに沿ってY方向に移動させるようになっ
ている。尚、X方向位置調整手段42には、プリント基
板を排出する際にプリント基板を押し出すためのエアー
シリンダでなる基板送出手段44も取り付けられてお
り、カメラ41用のサーボモータによりX方向及びY方
向に移動可能となっている。
【0023】図4及び図6の印刷ヘッドユニット50
は、クリームハンダをプリント基板に塗布するためのス
キージ51、このスキージ51を脱着可能に保持する印
刷ヘッド52及びこの印刷ヘッド52を保持するヘッド
ホルダ53を備えている。スキージ51は、断面がL字
の棒状に形成されており、開き側が下方を向き、かつ長
手方向が塗布方向に直交する方向を向き、開き側が塗布
方向に揺動可能となるように略中央上部が印刷ヘッド5
2に保持されている。
【0024】ここで、本実施形態の印刷機の特徴的な部
分である印刷ヘッドユニット50は、それ自体が駆動手
段を有しておらず、スクリーンユニット30とカメラユ
ニット40の各駆動手段が、印刷ヘッドユニット50の
駆動を兼用するようになっている。即ち、印刷ヘッドユ
ニット50のY方向の移動は、スクリーンユニット30
と連結してスクリーンユニット30の駆動手段により行
われ、また、スクリーンユニット30との連結を解除し
た後、カメラユニット40と連結してカメラユニット4
0の駆動手段により行われる。
【0025】図7は、印刷ヘッドユニット50とスクリ
ーンユニット30との連結状態の詳細を示す側面図であ
り、図8は、印刷ヘッドユニット50とカメラユニット
40との連結状態の詳細を示す側面図である。印刷ヘッ
ドユニット50は、上記スキージ51、印刷ヘッド52
及びヘッドホルダ53の他に、印刷ヘッド52をZ方向
に上下動させるヘッド上下シリンダ54、この上下動の
ガイドとなるヘッドスライド55、スクリーンユニット
30と連結するための連結ピン(連結切替手段)56
a、この連結ピン56aと一体化されカメラユニット4
0と連結するための連結ブロック(連結切替手段)56
b、連結ピン56aと連結ブロック56bをZ方向に上
下動させる連結切替シリンダ(連結切替手段)57及び
この上下動のガイドとなる連結スライド(連結切替手
段)58を備えている。
【0026】スクリーンユニット30は、上記スクリー
ン31、スクリーンベース32及びY方向位置調整手段
33の他に、印刷ヘッドユニット50の連結ピン56a
と連結するための連結ブロック(連結切替手段)34を
備えている。カメラユニット40は、上記カメラ41、
X方向位置調整手段42、Y方向位置調整手段43及び
基板送出手段44の他に、印刷ヘッドユニット50の連
結ブロック56bと連結するための連結ピン(連結切替
手段)45を備えている。
【0027】印刷ヘッドユニット50の連結ピン56a
は、軸が下方(Z方向)を向いて配設されており、スク
リーンユニット30の連結ブロック34には、連結ピン
56aと同軸となるように連結孔34aが設けられてい
る。カメラユニット40の連結ピン45は、軸がX方向
を向いて配設されており、印刷ヘッドユニット50の連
結ブロック56bには、連結ピン45の軸方向に延びる
断面がV字状で開口が上方(Z方向)を向いた連結溝5
6cが設けられている。
【0028】印刷ヘッドユニット50の連結切替シリン
ダ58は、連結ピン56aを下降させて連結孔34aに
嵌め込み、印刷ヘッドユニット50とスクリーンユニッ
ト30とを連結させるようになっている。そして、スク
リーンユニット30のY方向位置調整手段33は、図示
しないサーボモータ、歯付ベルト及び歯付プーリ等(ベ
ルト送り機構)により駆動して、印刷ヘッドユニット5
0をスクリーンユニット30と共に、カメラユニット4
0のレール43b上をヘッドY軸スライド59を介して
Y方向に移動させるようになっている。
【0029】また、連結切替シリンダ58は、連結ピン
56aを上昇させて連結孔34aから抜き出し、印刷ヘ
ッドユニット50とスクリーンユニット30との連結を
解除すると同時に、連結溝56cを上昇させて連結ピン
45に嵌め込み、印刷ヘッドユニット50とカメラユニ
ット40とを連結させるようになっている。そして、カ
メラユニット40のY方向位置調整手段43は、サーボ
モータ43a、図示しない歯付ベルト及び歯付プーリ等
により駆動して、印刷ヘッドユニット50をカメラユニ
ット40と共に、カメラユニット40のレール43b上
をヘッドY軸スライド59及びカメラY軸スライド46
を介してY方向に移動させるようになっている。
【0030】図9の反り修正ユニット60は、透明アク
リル等で形成され、プリント基板の反りを平らに直すた
めの修正板61、この修正板61を板バネ61aを介し
て保持する修正板ベース62及びプリント基板に対する
修正板61の位置調整のためのY方向位置調整手段63
を備えている。Y方向位置調整手段63は、DCモータ
63a、歯付ベルト63b及び歯付プーリ63c等によ
り駆動して、修正板ベース62に保持されている修正板
61をレール63dに沿ってY方向に移動させるように
なっている。
【0031】図10の排出コンベアユニット70は、プ
リント基板を搬送するためのコンベア71、プリント基
板の幅が変わったときにコンベア71の間隔を移動調整
するためのスライド部72と調整ネジ73及び印刷機の
前部側外側面に取り付けるための取付ブラケット74を
備えている。調整ネジ73のつまみ73aを回して調整
ネジ73をプリント基板の幅に調整しておくことによ
り、スライド部72が調整ネジ73に当接するまでコン
ベア71で搬送されてきたプリント基板の一側面を押
し、他側面をスライド部72で合わせ、プリント基板を
一端面を基準に位置決めするようになっている。
【0032】このような構成において、その動作例を説
明する。バックアップユニット20のZ方向位置調整手
段23により基板供給高さに上昇した状態の基板吸着治
具25上に、印刷対象であるプリント基板を人手あるい
はロボットハンドにより供給する。そして、操作整13
のスタートスイッチを押すことにより、自動運転を開始
して以下のプリント基板の反り修正、プリント基板の基
準マーク認識、スクリーンの基準マーク認識、プリント
基板とスクリーン31の位置合わせ、プリント基板への
印刷、プリント基板の排出の一連の動作を行う。
【0033】先ず、プリント基板の反り修正動作を説明
する。バックアップユニット20のZ方向位置調整手段
23により基板吸着治具25上のプリント基板が下降す
る。そして、反り修正ユニット60のY方向位置調整手
段63により修正板61が基板吸着治具25上のプリン
ト基板上へ移動する。次に、バックアップユニット20
のZ方向位置調整手段23により基板吸着治具25上の
プリント基板が再度上昇する。これにより、プリント基
板は、修正板61と基板吸着治具25に挟まれ、板ばね
61aの弾性力により平面状に矯正される。
【0034】この状態で、バックアップユニット20の
Yクランプ27とXクランプ26がこの順に閉じ、プリ
ント基板の基準位置決めを行う。そして、基板吸着治具
25の吸着を開始して基板吸着治具25上にプリント基
板を保持固定する。その後、バックアップユニット20
のZ方向位置調整手段23により基板吸着治具25上の
プリント基板が下降し、反り修正ユニット60のY方向
位置調整手段63により修正板61が退避する。以上に
より、反り修正動作が終了する。
【0035】次に、プリント基板の基準マーク認識動作
を説明する。バックアップユニット20のZ方向位置調
整手段23により基板吸着治具25上のプリント基板が
印刷時の高さまで上昇する。そして、カメラユニット4
0のX方向位置調整手段42及びY方向位置調整手段4
3によりカメラ41がX方向及びY方向に移動し、基板
吸着治具25上のプリント基板の例えば対角線上の角部
にある2個所の基準マークを認識する。この基準マーク
の位置は、例えばメモリスティック(登録商標)等の記
憶媒体に予め記憶させておき、この記憶媒体を印刷機本
体に差し込むことにより、基準マークの位置を読み出し
てカメラ41を移動させるようにする。その後、バック
アップユニット20のZ方向位置調整手段23により基
板吸着治具25上のプリント基板が下降し、カメラユニ
ット40のX方向位置調整手段42及びY方向位置調整
手段43によりカメラ41が原点に戻る。以上により、
プリント基板の基準マーク認識動作が終了する。
【0036】次に、スクリーン31の基準マーク認識動
作と、プリント基板とスクリーン31の位置合わせ動作
を説明する。スクリーンユニット30のY方向位置調整
手段33によりスクリーン31が基板吸着治具25上の
プリント基板上へ移動する。この時、印刷ヘッドユニッ
ト50の連結切替シリンダ58により印刷ヘッドユニッ
ト50はスクリーンユニット30と連結しているので、
印刷ヘッドユニット50も同時に移動する。
【0037】そして、カメラユニット40のX方向位置
調整手段42及びY方向位置調整手段43によりカメラ
41がX方向及びY方向に移動し、スクリーン31の2
個所の基準マークを認識する。この基準マークの位置
も、例えばメモリスティック(登録商標)等の記憶媒体
に予め記憶させておき、この記憶媒体を印刷機本体に差
し込むことにより、基準マークの位置を読み出してカメ
ラ41を移動させるようにする。その後、カメラユニッ
ト40のX方向位置調整手段42及びY方向位置調整手
段43によりカメラ41が原点位置に戻る。以上によ
り、スクリーン31の基準マーク認識動作を終了する。
【0038】そして、プリント基板の基準マーク及びス
クリーン31の基準マークの認識データから、バックア
ップユニット20のX方向位置調整手段21及びθ方向
位置調整手段22と、スクリーンユニット30のY方向
位置調整手段33により、基板吸着治具25上のプリン
ト基板とスクリーン31を移動し、プリント基板の基準
マーク位置とスクリーン31の基準マーク位置を一致さ
せる。その後、バックアップユニット20のZ方向位置
調整手段23により基板吸着治具25上のプリント基板
をスクリーン31の下面と接触する高さまで上昇する。
以上により、プリント基板とスクリーン31の位置合わ
せ動作を終了する。
【0039】次に、プリント基板への印刷動作を説明す
る。カメラユニット40のY方向位置調整手段43によ
りカメラユニット40が印刷ヘッドユニット50の連結
位置までY方向に移動する。そして、印刷ヘッドユニッ
ト50の連結切替シリンダ58により印刷ヘッドユニッ
ト50とカメラユニット40が連結する。その後、カメ
ラユニット40のY方向位置調整手段43によりカメラ
ユニット40と共に印刷ヘッドユニット50の印刷ヘッ
ド52に付いているスキージ51がL字の一端側にてス
クリーン31面上をこすりながら移動し、スクリーン3
1面上に予め載せられているクリームハンダをプリント
基板へ印刷する。
【0040】この印刷後、スキージ51は揺動してL字
の他端側に切り替わり、カメラユニット40のY方向位
置調整手段43によりカメラユニット40と共に印刷ヘ
ッドユニット50の印刷ヘッド52に付いているスキー
ジ51がL字の他端側にてスクリーン31面上をこすり
ながら先程とは逆に移動し、スクリーン31面上に残存
しているクリームハンダを掻き取る。スキージ51が原
点位置に達したらスキージ51は再度揺動してL字の一
端側にに切り替わる。そして、印刷ヘッドユニット50
の連結切替シリンダ58により印刷ヘッドユニット50
とカメラユニット40の連結が解除し、印刷ヘッドユニ
ット50とスクリーンユニット30が連結する。
【0041】その後、スクリーンユニット30のY方向
位置調整手段33によりスクリーンユニット30と共に
印刷ヘッドユニット50が原点位置に戻る。以上の動作
により、印刷ヘッドユニット50自体が駆動装置を持た
なくても、必要な移動動作毎に連結する相手を切替える
ことにより、目的の移動動作を行うことができる。その
後、バックアップユニット20のZ方向位置調整手段2
3により基板吸着治具25上のプリント基板が基板搬送
高さまで下降し、スクリーンユニット30のY方向位置
調整手段33によりスクリーン31が原点位置に戻る。
以上により、プリント基板への印刷動作を終了する。
【0042】次に、プリント基板の排出動作を説明す
る。カメラユニット40のX方向位置調整手段42及び
Y方向位置調整手段43により基板送出手段44がプリ
ント基板の中央後端面の上方まで移動し、基板送出手段
44のセンターロッドが下降する。そして、カメラユニ
ット40のX方向位置調整手段42により基板送出手段
44のセンターロッドがプリント基板の中央後端面を押
しながら、プリント基板を排出コンベアユニット70ヘ
移動させる。
【0043】この時、排出コンベアユニット70のコン
ベア71のベルトは回転しているので、プリント基板は
コンベア71のベルトに乗って移動する。そして、プリ
ント基板がコンベア71に設けてある基板検出センサー
の位置まで到着すると、コンベア71のベルトは回転を
停止し、排出コンベアユニット70のスライド部72に
よりプリント基板を位置合わせする。そして、次工程の
実装機からの基板要求信号があるまで、プリント基板は
コンベア71上で待機する。以上により、プリント基板
の排出動作を終了する。
【0044】このような印刷機によれば、各可動部位の
動作に必要な駆動装置を各可動部位毎に設ける必要がな
く、例えば駆動モータとボールネジやタイミングベルト
等の駆動伝達装置と制御アンプを減らすことができるの
で、その分のコストと重量とスペースを削減することが
できる。さらに、メカ機構が簡単になるので、組立易く
なり、動作中のトラブルも減少させることができる。
【0045】尚、上述した実施形態の印刷機では、家庭
用電源(100V)及び圧縮エアーにて動作可能に構成
したが、エアーシリンダで動作させる個所をソレノイド
を用いて動作させるようにすれば、家庭用電源(100
V)のみにて動作可能な印刷機を構成することができ
る。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、導電材
塗布手段自体が移動するための駆動手段は全く不要とな
るので、小型軽量で低価格で簡易なものとすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷機の実施形態を示す斜視図。
【図2】図1の印刷機の要部を示す第1の斜視図。
【図3】図1の印刷機の要部を示す第2の斜視図。
【図4】図1の印刷機の要部を示す第3の斜視図。
【図5】図1の印刷機の要部を示す第4の斜視図。
【図6】図1の印刷機の要部を示す第5の斜視図。
【図7】図6の印刷機の要部の詳細を示す第1の側面
図。
【図8】図6の印刷機の要部の詳細を示す第2の側面
図。
【図9】図1の印刷機の要部を示す第6の斜視図。
【図10】図1の印刷機の要部を示す第7の斜視図。
【図11】従来の印刷機の一例を示す斜視図。
【符号の説明】
10・・・本体ユニット、11・・・シャーシ、12・
・・電装ボックス、13・・・操作盤、20・・・バッ
クアップユニット、21・・・X方向位置調整手段、2
1a、22a・・・サーボモータ、22・・・θ方向位
置調整手段、23・・・Z方向位置調整手段、24・・
・基板ベース、25・・・基板吸着治具、25a・・・
吸着孔、25b・・・凸部、26・・・Xクランプ、2
7・・・Yクランプ、27a・・・ピン、30・・・ス
クリーンユニット、31・・・スクリーン、32・・・
スクリーンベース、32a・・・スクリーンクランプ、
32b・・・アーム、33・・・Y方向位置調整手段、
34・・・連結ブロック、34a・・・連結孔、40・
・・カメラユニット、41・・・カメラ、42・・・X
方向位置調整手段、42a・・・レール、43・・・Y
方向位置調整手段、43a・・・サーボモータ、43b
・・・レール、44・・・基板送出手段、45・・・連
結ピン、46・・・カメラY軸スライド、50・・・印
刷ヘッドユニット、51・・・スキージ、52・・・印
刷ヘッド、53・・・ヘッドホルダ、54・・・ヘッド
上下シリンダ、55・・・ヘッドスライド、56a・・
・連結ピン、56b・・・連結ブロック、56c・・・
連結溝、57・・・連結切替シリンダ、58・・・連結
スライド、59・・・・ヘッドY軸スライド、60・・
・反り修正ユニット、61・・・修正板、61a・・・
板バネ、62・・・修正板ベース、63・・・Y方向位
置調整手段、63a・・・DCモータ、63b・・・歯
付ベルト、63c・・・歯付プーリ、63d・・・レー
ル、70・・・排出コンベアユニット、71・・・コン
ベア、72・・・スライド部、73・・・調整ネジ、7
4・・・取付ブラケット、80・・・クランプ機構
フロントページの続き Fターム(参考) 2C035 AA06 FA28 FA30 FB25 FB32 FB38 FC08 FC09 FD05 FD07 2C250 EA04 EA22 EB25 EB26 EB29 5E319 BB05 CD29 GG20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷用版を介して基板に導電材を印刷す
    る印刷機において、 前記基板を保持し、直交3軸のうちX方向及びZ方向並
    びにZ周りのθ方向の前記基板の位置を位置決めする基
    板保持手段と、 前記印刷用版を保持し、前記基板保持手段に保持された
    前記基板の上方に向けて前記印刷用版をY方向に移動さ
    せ、Y方向の前記印刷用版の位置を位置決めする版保持
    手段と、 前記基板あるいは前記印刷用版を撮像する撮像手段を有
    し、前記撮像手段をX方向及びY方向に移動させて前記
    基板あるいは前記印刷用版の位置を認識する画像処理手
    段と、 前記版保持手段と連結してY方向に移動し、前記基板保
    持手段に保持された前記基板の上方に位置し、前記版保
    持手段との連結を解除し前記画像処理手段と連結してY
    方向に移動し、前記印刷用版を介して前記基板に前記導
    電材を塗布する導電材塗布手段とを備え、 前記版保持手段と前記画像処理手段を移動させる各駆動
    手段が前記導電材塗布手段を移動させることを特徴とす
    る印刷機。
  2. 【請求項2】 前記版保持手段との連結と前記画像処理
    手段との連結を切り替える連結切替手段を備えた請求項
    1に記載の印刷機。
  3. 【請求項3】 卓上に載置可能であって、家庭用電源及
    び圧縮エアーにて動作可能に構成されている請求項1に
    記載の印刷機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009056657A (ja) * 2007-08-30 2009-03-19 Mimaki Engineering Co Ltd 印刷装置
US8368755B2 (en) 2005-12-15 2013-02-05 Hitachi, Ltd. Photographing apparatus, image signal choosing apparatus, driving assisting apparatus and automobile
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WO2024022347A1 (zh) * 2022-07-29 2024-02-01 领胜城科技(江苏)有限公司 自动喷码机

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