JP2001104396A - 電動車椅子 - Google Patents

電動車椅子

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JP2001104396A
JP2001104396A JP28496899A JP28496899A JP2001104396A JP 2001104396 A JP2001104396 A JP 2001104396A JP 28496899 A JP28496899 A JP 28496899A JP 28496899 A JP28496899 A JP 28496899A JP 2001104396 A JP2001104396 A JP 2001104396A
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turning
traveling
motor
wheel
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Haruji Nakamura
治司 中村
Yukihiro Ashizaki
幸弘 芦崎
Yasushi Kamata
康司 鎌田
Masami Wada
正美 和田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者の旋回イメージに近い操縦性が得ら
れ、安全な電動車椅子を提供することを目的とする。 【解決手段】 右車輪1Rを駆動する第1の電動機7R
と左車輪1Lを駆動する第2の電動機7Lを、ジョイス
ティック操作部の操作に基づいて制御部5が運転制御し
て走行する電動車椅子において、走行操作者によるジョ
イスティックレバーの旋回方向への倒し状態の入力情報
であるレバー倒し角Vとレバー倒し方向θに対して制御
部5が、現在位置から前方の旋回通過目標ポイントの遠
近に応じて旋回通過目標ポイントの遠い場合は近い場合
に比べて大きな半径で旋回し、かつ現在位置から前記旋
回通過目標ポイントまたはその付近を通過するように第
1,第2の電動機を運転するよう構成したことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は利用者がジョイステ
ィックを操作して操縦する電動車椅子に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図8(a)(b)に示す従来の電動車椅
子では、右車輪1Rと左車輪1Lを別々の電動機で駆動
するように構成されており、それぞれの前記電動機は、
肘部2に取り付けられたジョイスティック操作部3のレ
バー4の操作状態に基づいて図9に示す制御部5によっ
て駆動されて直進走行ならびに旋回走行を実現してい
る。
【0003】ジョイスティック操作部3の内部構造は、
図10(a)に示すように90゜の角度で2つのポテン
ションメータ6a,6bが配置されており、レバー4を
左右に傾けないで前方へ傾けた場合には、その傾け量に
応じてポテンションメータ6a,6bがそれぞれ等しい
量だけ回転して、制御部5は右車輪1Rを駆動する第1
の電動機7Rと左車輪1Lを駆動する第2の電動機7L
を前進回転方向に単位当りの回転量を等しくさせて回転
させる。第1,第2の電動機7R,7Lの回転速度はレ
バー4の傾け角度によって異なり、図10(a)に示す
ように図10(b)に比べて大きく傾けた場合には図1
0(b)の場合よりも回転速度が早く、電動車椅子が図
10(b)の場合に比べて前進方向へ早い速度で走行す
る。
【0004】また、レバー4を図10(c)または
(d)に示すように右にも傾けた場合には、その傾け量
に応じてポテンションメータ6a,6bの回転量に差が
発生して、制御部5は、前進回転方向への単位時間あた
りの回転量を第2の電動機7Lよりも第1の電動機7R
を小さくして電動車椅子を右旋回させる。このときの第
1,第2の電動機7R,7Lの回転速度は直進走行の場
合と同様に、レバー4の傾け角度によって異なり、図1
0(c)に示すように図10(d)に比べて大きく傾け
た場合には図10(d)の場合よりも回転速度が早く、
電動車椅子が図10(b)の場合に比べて早い速度で右
旋回する。左旋回の場合も右旋回の場合と同様である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】旋回操縦性について従
来の制御部5の構成をさらに詳しく説明する。従来の制
御部5の旋回特性は次のように構成されている。図11
は現在位置Pooの電動車椅子を上方から見た平面図
で、レバー4の倒し方向と走行軌跡(回転半径)を示し
ている。5゜〜45゜の各カーブは、レバー4の傾け方
向の角度を示しており、回転半径が大きい0゜付近から
5゜,10゜付近においては、微妙な回転半径の選択が
要求されるにもかかわらず、レバー4の僅かな角度変化
だけで回転半径が大きく変化してしまう。逆に、レバー
4の角度が15゜〜45゜の場合のように回転半径が小
さい場合には、微妙な選択が必要でないにもかかわらず
回転半径の細やかな選択が可能な設計になってしまって
いる。
【0006】このような旋回特性では、電動車椅子が利
用者の旋回イメージとは異なった動きとなって、操縦性
が悪く、旋回の途中に通行中の廊下のコーナに衝突した
り、狭い通路を直進することが難しい。本発明は利用者
の旋回イメージに近い操縦性が得られ、安全な電動車椅
子を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
電動車椅子は、右車輪を駆動する第1の電動機と左車輪
を駆動する第2の電動機を、ジョイスティック操作部の
操作に基づいて制御部が運転制御して走行する電動車椅
子において、走行操作者によるジョイスティックレバー
の旋回方向への倒し状態の入力情報に対して前記制御部
が、現在位置から前方の旋回通過目標ポイントの遠近に
応じて旋回通過目標ポイントの遠い場合は近い場合に比
べて大きな半径で旋回し、かつ現在位置から前記旋回通
過目標ポイントまたはその付近を通過するように構成し
たことを特徴とする。
【0008】本発明の請求項2記載の電動車椅子は、右
車輪を駆動する第1の電動機と左車輪を駆動する第2の
電動機を、ジョイスティック操作部の操作に基づいて制
御部が運転制御して走行する電動車椅子において、前記
ジョイスティック操作部から出力される直行座標信号を
走行速度成分Vと旋回操舵成分θとからなる極座標に変
換して前記制御部の入力とし、左車輪の車輪速度を
L、右車輪の車輪速度をVRとしたときに前記制御部は
平均走行速度成分Vを、
【0009】
【数5】
【0010】とし、速差比SRを
【0011】
【数6】
【0012】とするときに、旋回操舵成分θから速度比
SRを
【0013】
【数7】
【0014】にて第1,第2の電動機の速度を算出して
運転するよう構成したことを特徴とする。本発明の請求
項3記載の電動車椅子は、請求項2において、右車輪と
左車輪との車輪幅をWとし、直進時の目標到達点までの
走行距離をLto、旋回操舵成分θとするとき
【0015】
【数8】
【0016】から第1,第2の電動機の速度を算出して
運転するよう構成したことを特徴とする。本発明の請求
項4記載の電動車椅子は、請求項2または請求項3にお
いて、旋回操舵成分θから規定の遠心力が発生する走行
速度を求め、走行時の遠心力が規定値を超えないように
走行速度を前記算出された走行速度以下に制限するよう
構成したことを特徴とする。
【0017】本発明の請求項5記載の電動車椅子は、請
求項2〜請求項4の何れかにおいて、旋回操舵成分θか
ら規定の旋回速度が発生する走行速度を求め、走行時の
旋回速度が規定値を超えないように走行速度を前記算出
された走行速度以下に制限するよう構成したことを特徴
とする。本発明の請求項6記載の電動車椅子は、請求項
2〜請求項5の何れかにおいて、旋回操舵成分θから車
輪速度VL,VRの何れかが電動機の最高回転速度になる
走行速度を算出し、走行時にそれぞれの電動機の最高回
転速度を超えないように走行速度を前記算出された走行
速度以下に制限するよう構成したことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図7に基づいて説明する。なお、従来例を示す図8〜
図10と同様の作用をなすものには同一の符号を付けて
説明する。本発明の電動車椅子は、ジョイスティック操
作部3の操作に基づいて第1,第2の電動機7R,7L
を運転制御する制御部5の旋回運転に関する構成だけが
従来とは異なっている。
【0019】図1は本発明の電動車椅子の制御部5の構
成を示す。90゜の角度で2つのポテンションメータ6
a,6bが配置されたジョイスティック操作部3から
は、制御部5に操作情報が直交座標として入力される。
すなわち、前後速度成分Yと左右速度成分Xである。本
システムではこの直交座標信号を指示速度Voとレバー
4を傾けた方向(旋回操舵成分)θとの極座標に変換し
て、マイクロコンピュータで構成されている制御部5に
シリアル通信で送信している。これは情報をより操作者
の走行イメージに近い走行速度と走行方向(曲がり方
向)で表現し後述の走行制御を容易にするためである。
通信方式はRS485をベースにしたシリアルバス方式
のハード上に独自のプロトコルに基づいて双方向通信を
実現している。これにより将来入力部、出力部を容易に
拡張することができる構成としている。
【0020】制御部5による走行制御は、操作イメージ
を走行フィーリングといった非常に人間的な感覚を第
1,第2の電動機7R,7Lの回転速度指示値という制
御的なものに翻訳する機能である。重要なのは、前述の
通信により送信された極座標のθ成分から左車輪1Lの
回転速度VLと右車輪1Rの回転速度VRを算出すること
である。
【0021】図2は左右の車輪1L,1Rの速度と回転
半径の関係を示し、中央に座る走行操作者の感じる速度
は平均値Vとなる。回転速度VLと回転速度のベクトル
の先端を結ぶ線の延長線と車軸の延長線が交わる点Oが
回転中心となる。回転半径は車輪幅Wを固定とすればV
L−VRとVの比(SR)によって一義的に求められ下記
の(1)式の関係に表せる。
【0022】
【数9】
【0023】走行操作者のジョイスティック操作部3の
レバー4の操作に対する走行イメージを考察すると、走
行時操作者のほとんどの場合には、現在位置から前方の
通過目標ポイントを注目していると考えられる。レバー
4をその通過目標方向に倒すことにより電動車椅子が曲
がり出しその通過目標上を通過すれば走行操作者はイメ
ージ通り走行したと感じると考えられる。このポイント
を「仮想到達点P1」と名付ける。
【0024】この仮想到達点P1(旋回通過目標ポイン
ト)は、曲がり方が緩やかなときは走行操作者の視線が
遠くにあり、強いときは(小さな半径で曲がるとき)近
くを注目すると考えられる。図3はレバー4を仮想到達
点P1に向けて倒した方向θとP1点を通過する円弧の
半径Rの関係を示す。走行軌跡の現在位置Pooから仮
想到達点P1までの走行距離(円弧長)をLtとすると
下記の(2)式の関係が成り立つ。
【0025】
【数10】
【0026】仮想到達点P1までの円弧長Ltと倒した
方向θとの関係は、図4においてθがゼロ近傍のとき
Lt=Lto、レバー4を90゜の方向に傾けた場合に
旋回方向の内側の車輪だけを止めて外側の車輪だけを回
転させて急速に旋回するターン(ピポットターンと称
す)を実行すると、θ=π/2のとき Lto=(π・
W)/2 となる。この間、仮想到達点P1までの走行距
離と方向角度が一次関数と仮定すると下記の(3)式の
関係が成り立つ。
【0027】
【数11】
【0028】
【数12】
【0029】となり平均速度成分Vとレバー倒し方向θ
を与えれば左右の車輪速度VL,VRを求めることができ
る。さらに詳しくは、ステップ(5−1)(5−2)
(5−3)(5−4)を実行してカーブ走行の際に走行
操作者に作用する横G(遠心力)の制限、スピン速度
(旋回速度)、モータ回転速度の制限も加味してドライ
バ8を介して制御している。図6にレバー4の倒し方向
と左右の車輪の速度の目標値VR,VLの例を示す。この
図6は極座表で、θはレバー4の旋回角度を表し、ベク
トル長はそのθのときの許容速度Vaを表すとともに、
各車輪のVR,VLを同時に記入している。
【0030】このようにして実現された本発明の制御部
5におけるレバー倒し方向と走行軌跡を図5に示し、図
7にレバー倒し方向と左右の車輪速度目標値VL,VR
例を示す。この図5と従来例を示す図11とを比べて分
かるように、走行操作者によるレバー4の旋回方向への
倒し状態の入力情報に対して制御部5が、現在位置Po
oから前方の仮想到達点P1(旋回通過目標ポイント)
の遠近に応じて仮想到達点P1の遠い場合は近い場合に
比べて大きな半径で旋回し、かつ現在位置Pooから仮
想到達点P1またはその付近を通過するように第1,第
2の電動機7R,7Lを運転するので、電動車椅子の操
縦性が利用者の旋回イメージに近くなって、旋回の途中
に通行中の廊下のコーナに衝突するような事故の発生の
低減、ならびに狭い通路を直進する際の操縦性が改善で
きた。
【0031】上記のカーブ走行の際に走行操作者に作用
する横G(遠心力)の制限、スピン速度、モータ回転速
度の制限を実行する制御部5の構成について説明する。
下記の の少なくとも何れかを実行して制
限することによって操縦性と乗り心地を改善できる。 図7のカーブV3による制限 図7のカーブV4による制限 図7のカーブV5による制限 ここでは上記のステップ(5−1)において
のすべての制限を実施した例を説明する。 図7のカーブV3による制限について SRと電動車椅子の許容速度Vaとの関係を図7に示
す。横G(遠心力)とSRとの関係を示すカーブV3
求める。遠心力は
【0032】
【数13】
【0033】規定の遠心力YGmaxが発生する走行速度と
SRの関係は
【0034】
【数14】
【0035】と表すことができ、制御部5は旋回操舵成
分θから規定の遠心力が発生する走行速度を求め、走行
時の遠心力が規定値を超えないように走行速度を前記算
出された走行速度以下に制限する。 図7のカーブV4による制限について 旋回速度ωとSRとの関係は、
【0036】
【数15】
【0037】と表すことができ、規定の旋回速度ωmax
が発生する走行速度とSRの関係は、
【0038】
【数16】
【0039】と表すことができる。制御部5は旋回操舵
成分θから規定の旋回速度が発生する走行速度を求め、
走行時の旋回速度が規定値を超えないように走行速度を
前記算出された走行速度以下に制限する。 図7のカーブV5による制限について 第1,第2の電動機7R,7Lの最高回転速度のときの
電動車椅子の速度をV maxとすると、
【0040】
【数17】
【0041】と表すことができ、制御部5は旋回操舵成
分θから車輪速度VL,VRの何れかが電動機の最高回転
速度になる走行速度を算出し、走行時にそれぞれの電動
機の最高回転速度を超えないように走行速度を前記算出
された走行速度以下に制限する。 のすべて
の制限を実行するこの実施の形態の制御部5は、図7の
カーブV3,V4,V5で囲まれたハッチングで示す領域
内で走行するように第1,第2の電動機7R,7Lを運
転している。なお、図7は電動機の最高回転速度が約
1.26m/sのものを記している。
【0042】図1のステップ(5−2)において、指示
速度Voとモータの最高回転速度V max及びステップ
(5−1)で算出された許容速度Vaより実際の車椅子
の目標速度Vwoを下記の式で求める。
【0043】
【数18】
【0044】指示速度Voの全可変範囲は0から最高速
度Vmaxまでを取る。しかし、レバーを右または左に倒
していくことにより、図7の斜線部で示すように許容速
度Vaが制限されていく。このときレバーの全可変範囲
において0からこの制限値Vaまでの値を取るように比
例配分することによりVwoを算出する。このことにより
レバーの倒し量の可変範囲の全域を有効にまんべんなく
操作することができ操作性が飛躍的に改善する。
【0045】ステップ(5−2)において急激な方向転
換により旋回半径を変えた場合など許容速度Vaが急激
に変化する。従って指示速度Voの変化が小さい場合に
あっても目標速度Vwoの変化が激しく、車椅子が急加速
または急減速する危険がある。ステップ(5−3)にお
いて、これ危険を防ぐためVwoの変化が規定の加速度ま
たは減速度の範囲を越えないよう速度を求め、最終目標
速度Vwを算出する。
【0046】ステップ(5−1)において、平均速度に
対する左右の車輪速度の比率がSRにより算出されてい
る。ステップ(5−3)において前述のように最終目標
速度Vwが算出される。ステップ(5−4)において、
この2つの数値から左右の最終目標速度VWL,VWRを求
めドライバ8に出力する。なお、図6における10°以
降90°までについては前述の(4)式のように算出し
てもよいが、更に直進性の向上のため0°から5°付近
までを図6に示すように左右の車輪を同速度で駆動する
ことによりレバーが僅かに振れる或いは直進方向からず
れていても車椅子を直進させることができる。このこと
により更に操作性が向上することができる。
【0047】また、前述の説明において旋回通過目標ポ
イントの上を誤差なく通過することを前提に説明した。
しかし、最終目標速度に対して実際にはいくらかの速度
制御誤差が生じる。また、タイヤの空気圧の差などの機
構的幾何学誤差があるので車椅子は前述の旋回通過目標
ポイントの付近を通過することになる。しかし走行操作
者の感覚の許容範囲の中にあり実際上の不具合は何ら発
生しない。前述の説明において2つのポテンションメー
タ6a,6bが各々前後方向と左右方向に一致している
例について説明したが、このポテンションメータの方向
は任意であってよい。指示速度Voと旋回速度成分θの
極座標に変換する処理において旋回速度成分θにポテン
ションメータの取り付け位置の基準方向からの回転角度
分を補正すればよい。ポテンションメータの方向が自由
に選べることによって、ジョイスティック操作部の機構
設計の自由度が高くなる。たとえばジョイスティック操
作部の幅が最小になるようにポテンションメータを配置
することにより、より使いやすいコンパクトな車椅子が
実現できる。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明の電動車椅子による
と、走行操作者によるジョイスティックレバーの旋回方
向への倒し状態の入力情報に対して前記制御部が、現在
位置から前方の旋回通過目標ポイントの遠近に応じて旋
回通過目標ポイントの遠い場合は近い場合に比べて大き
な半径で旋回し、かつ現在位置から前記旋回通過目標ポ
イントまたはその付近を通過するように第1,第2の電
動機を運転するよう構成したため、電動車椅子の操縦性
が利用者の旋回イメージに近くなって、旋回の途中に通
行中の廊下のコーナに衝突するような事故の発生の低
減、ならびに狭い通路を直進する際の操縦性が改善でき
安全性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動車椅子の制御部の構成図
【図2】同実施の形態の車輪速度と回転半径の関係図
【図3】同実施の形態のレバー倒し方向と回転半径の説
明図
【図4】同実施の形態の仮想到達点までの円弧長とレバ
ー倒し方向との関係図
【図5】同実施の形態の制御部のレバーの傾け角度と旋
回半径の関係を示す平面図
【図6】同実施の形態のレバー倒し方向と車輪速度目標
値の関係図
【図7】同実施の形態の制御部による速度の制限につい
ての構成の説明図
【図8】電動車椅子の外観斜視図
【図9】従来の電動車椅子の左右車輪の操縦系統図
【図10】従来のジョイスティック操作部の操作と走行
状態の説明図
【図11】従来の制御部のレバーの傾け角度と旋回半径
の関係を示す平面図
【符号の説明】
1R 右車輪 1L 左車輪 3 ジョイスティック操作部 4 レバー 5 制御部 6a,6b ポテンションメータ 7R 右車輪1Rを駆動する第1の電動機 7L 左車輪1Lを駆動する第2の電動機 Poo 現在位置 P1 仮想到達点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鎌田 康司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 和田 正美 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3D050 AA03 AA04 DD01 KK03 KK13 3D052 AA05 BB01 BB08 DD00 EE02 EE04 FF03 GG04 HH03 JJ00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】右車輪を駆動する第1の電動機と左車輪を
    駆動する第2の電動機を、ジョイスティック操作部の操
    作に基づいて制御部が運転制御して走行する電動車椅子
    において、 走行操作者によるジョイスティックレバーの旋回方向へ
    の倒し状態の入力情報に対して前記制御部が、現在位置
    から前方の旋回通過目標ポイントの遠近に応じて旋回通
    過目標ポイントの遠い場合は近い場合に比べて大きな半
    径で旋回し、かつ現在位置から前記旋回通過目標ポイン
    トまたはその付近を通過するように第1,第2の電動機
    を運転するよう構成した電動車椅子。
  2. 【請求項2】右車輪を駆動する第1の電動機と左車輪を
    駆動する第2の電動機を、ジョイスティック操作部の操
    作に基づいて制御部が運転制御して走行する電動車椅子
    において、 前記ジョイスティック操作部から出力される直行座標信
    号を走行速度成分Vと旋回操舵成分θとからなる極座標
    に変換して前記制御部の入力とし、 左車輪の車輪速度をVL、右車輪の車輪速度をVRとした
    ときに前記制御部は平均走行速度成分Vを、 【数1】 とし、速差比SRを 【数2】 とするときに、旋回操舵成分θから速度比SRを 【数3】 にて第1,第2の電動機の速度を算出して運転するよう
    に構成した電動車椅子。
  3. 【請求項3】右車輪と左車輪との車輪幅をWとし、直進
    時の目標到達点までの走行距離をLto、旋回操舵成分
    θとするとき 【数4】 から第1,第2の電動機の速度を算出して運転するよう
    構成した請求項2記載の電動車椅子。
  4. 【請求項4】旋回操舵成分θから規定の遠心力が発生す
    る走行速度を求め、走行時の遠心力が規定値を超えない
    ように走行速度を前記算出された走行速度以下に制限す
    るよう構成した請求項2または請求項3記載の電動車椅
    子。
  5. 【請求項5】旋回操舵成分θから規定の旋回速度が発生
    する走行速度を求め、走行時の旋回速度が規定値を超え
    ないように走行速度を前記算出された走行速度以下に制
    限するよう構成した請求項2〜請求項4の何れかに記載
    の電動車椅子。
  6. 【請求項6】旋回操舵成分θから車輪速度VL,VRの何
    れかが電動機の最高回転速度になる走行速度を算出し、
    走行時にそれぞれの電動機の最高回転速度を超えないよ
    うに走行速度を前記算出された走行速度以下に制限する
    よう構成した請求項2〜請求項5の何れかに記載の電動
    車椅子。
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