JP2001103604A - シリーズハイブリッド式電動車両 - Google Patents

シリーズハイブリッド式電動車両

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JP2001103604A
JP2001103604A JP27374699A JP27374699A JP2001103604A JP 2001103604 A JP2001103604 A JP 2001103604A JP 27374699 A JP27374699 A JP 27374699A JP 27374699 A JP27374699 A JP 27374699A JP 2001103604 A JP2001103604 A JP 2001103604A
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power
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Tomohiro Ono
朋寛 小野
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Yamaha Motor Co Ltd
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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータの負荷の増減が著しい場合でもバッテ
リーの残存容量を正確に検出できるシリーズハイブリッ
ド式電動車両を提供する。 【解決手段】 モータ3の負荷に対応する目標発電電力
であってバッテリー4の入出力電力が一定になるような
目標発電電力を求める出力要求生成部11(目標発電電
力検出手段)を備える。充電装置6を発電電力が前記目
標発電電力と一致するように制御する発電量制御アンプ
10(充電制御手段)を備える。充電装置6を制御して
いる状態でバッテリー4の入出力電力に基づいてバッテ
リー4の残存容量を検出するマップ式残量検出手段20
bを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータによって車
輪を駆動し、エンジン駆動式発電機によってバッテリー
を充電する充電装置を備えたシリーズハイブリッド式電
動車両に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電動車両の充電装置は、
バッテリーの残存容量が低下したときにエンジンを始動
し、このエンジンが駆動する発電機の発電電力でバッテ
リーを充電している。バッテリーの残存容量は、バッテ
リーの充電電流と放電電流とを積算することによって求
めたり、バッテリーの残存容量をバッテリーの端子間電
圧と充放電電流とに割り付けたマップに現在の端子間電
圧と充放電電流を当てはめることによって求めている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように構成し
た従来のシリーズハイブリッド式電動車両においては、
モータの負荷が著しく増減する走行形態を採る場合にバ
ッテリーの残存容量を正確に検出することが問題であっ
た。これは、バッテリーで充放電が頻繁にしかも大きな
電力をもって行われるからである。すなわち、バッテリ
ーの充電電流と放電電流とを積算することによって残存
容量を求める場合には、充放電の回数が多くなることに
起因して誤差が増大してしまい、マップを用いる場合で
あっても、バッテリーの充電電力や放電電力(入出力電
力)が大きくしかも急速に変化してしまい、マップから
読出した残存容量の信頼性が低くなるからである。
【0004】本発明はこのような問題点を解消するため
になされたもので、モータの負荷の増減が著しい場合で
もバッテリーの残存容量を正確に検出できるシリーズハ
イブリッド式電動車両を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明に係るシリーズハイブリッド式電動車両は、
モータの負荷に対応する目標発電電力であってバッテリ
ーの入出力電力が一定になるような目標発電電力を求め
る目標発電電力検出手段と、充電装置を発電電力が前記
目標発電電力と一致するように制御する充電制御手段
と、この充電制御手段が充電装置を制御している状態で
バッテリーの入出力電力に基づいてバッテリーの残存容
量を検出するバッテリー残量検出手段とを備えたもので
ある。本発明によれば、バッテリーの入出力電力が略一
定になる状態でバッテリーの入出力電力に基づいて残存
容量を検出できる。
【0006】請求項2に記載した発明に係るシリーズハ
イブリッド式電動車両は、請求項1に記載した発明に係
るシリーズハイブリッド式電動車両において、バッテリ
ーの充放電電流を積算することによってバッテリーの残
存容量を検出する積算式残量検出手段を備え、この積算
式残量検出手段が検出したバッテリーの残存容量を、バ
ッテリー残量検出手段が検出した残存容量値によって更
新する構成としたものである。この発明によれば、積算
式残量検出手段によって検出したバッテリーの残存容量
は、バッテリー残量検出手段が検出した正確な値で更新
されることによって誤差がなくなる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るシリーズハイ
ブリッド式電動車両の一実施の形態を図1ないし図7に
よって詳細に説明する。ここでは、モータの動力で人力
を助勢する電動補助自転車に本発明を適用した場合の例
について説明する。図1は本発明に係るシリーズハイブ
リッド式電動車両の充電系の構成を示すブロック図、図
2は充電時の動作を説明するためのフローチャート、図
3はモード判定時の動作を説明するためのフローチャー
ト、図4は目標発電電力検出手段の動作を説明するため
のフローチャート、図5はスロットル弁を制御するとき
の動作を説明するためのフローチャート、図6はバッテ
リーの残存容量から最大発電電力を求めるためのマップ
になるグラフ、図7はバッテリー入出力電力と、モータ
出力と、充電装置出力の変化を示すグラフである。
【0008】これらの図において、符号1で示すもの
は、この実施の形態による電動補助自転車である。この
電動補助自転車1は、ペダル2を踏込む力(踏力)と、
モータ3の動力との合力によって後輪を駆動して走行す
るものである。モータ3の動力は、モータ用コントロー
ラ3aによって踏力に比例して増減するように制御して
いる。また、この電動補助自転車1は、前記モータ3に
給電するバッテリー4をエンジン駆動式のモータ発電機
5によって充電する充電装置6を装備し、シリーズハイ
ブリッド式の構造を採っている。前記モータ発電機5
は、モータと発電機の両方の機能を有し、エンジン7を
始動するときにスターターモータとして使用し、バッテ
リー4を充電するときに発電機として使用する。このモ
ータ発電機5とバッテリー4との間にインバータ・コン
バータ8を介装し、このインバータ・コンバータ8に電
流制御アンプ9と発電量制御アンプ10とを接続してお
り、後述する出力要求生成部11から前記発電量制御ア
ンプ10に送出された出力要求値(目標充電電力)に基
づいてモータ発電機5の使用形態を切替えるとともに、
発電電力を制御するようにしている。この実施の形態で
は、バッテリー4にモータ3とモータ発電機5を並列に
接続し、モータ発電機5が発電した電力をモータ3に給
電できるようにしている。
【0009】前記電流制御アンプ9には、モータ発電機
5を流れる電流値(電流フィードバック値)が入力さ
れ、発電量制御アンプ10には、出力計算部12からバ
ッテリー出力フィードバック値が入力される。前記出力
計算部12は、バッテリー4の端子間電圧と充放電電流
とを乗算することによってバッテリー4の出力(充電電
力)を求める。発電量制御アンプ10は、出力要求生成
部11から送出された出力要求値とバッテリー出力フィ
ードバック値との差がなくなるように、言い換えれば目
標発電電力と発電電力とが一致するように、PI制御を
実施する。
【0010】前記エンジン7は、燃料供給弁とスロット
ル弁を電動式のアクチュエータ13,14によって駆動
する構造を採っている。これらのアクチュエータ13,
14とエンジン7の点火装置(図示せず)の制御は、前
記出力要求生成部11から送出された指令値と、図1に
おいて符号15で示すモード判定部から送出された指令
値に基づいてスロットル開度制御アンプ16とアクチュ
エータ駆動部17が実施する。このエンジン7の制御
は、前記発電量制御アンプ10での発電電力の制御と同
時に進行するようにしている。スロットル開度制御アン
プ16は、モータ発電機5の回転数(エンジン回転数)
を検出する回転数検出器18と、モード判定部15と、
前記出力要求生成部11と、アクチュエータ駆動部17
とを接続し、出力要求生成部11から送出されたスロッ
トル開度増減指令値やモード判定部15から送出された
指令値に対応するスロットル弁開度に制御されるよう
に、スロットル弁制御用の制御信号をアクチュエータ駆
動部17に送出する。このスロットル開度制御アンプ1
6と、充電電力を制御する前記発電量制御アンプ10と
が本発明に係る充電制御手段を構成している。前記アク
チュエータ駆動部17は、前記制御信号に従って前記ス
ロットル弁用アクチュエータ13を駆動する。また、こ
のアクチュエータ駆動部17は、モード判定部15から
送出された燃料供給弁用のON,OFF制御信号と、点
火装置用のON,OFF制御信号とに従って燃料供給弁
と点火装置を駆動する。
【0011】前記モード判定部15は、電動補助自転車
1の運転状態を複数の運転モードに分けてモード毎に前
記スロットル開度制御アンプ16とアクチュエータ駆動
部17に各種の指令値を送出する。モード判定部15に
入力されるデータは、車速を検出する車速センサ19が
検出した車速データと、バッテリー残量検出部20が検
出したバッテリー4の残存容量(SOC)と、モータ発
電機5の回転数検出器18が検出した回転数データと、
スタンドセンサ21が検出したスタンド位置データなど
である。モード判定部15は、上述した各データに基づ
いてエンジン7を制御する回路を採っている。前記バッ
テリー残量検出部20は、後述する積算式残量検出手段
20aとマップ式残量検出手段20bとによってバッテ
リー4の残存容量を検出する構成を採っている。積算式
残量検出手段20aは、バッテリー4の充放電電流を積
算することによってバッテリー4の残存容量を検出する
回路を採っている。マップ式残量検出手段20bは、バ
ッテリー4の端子間電圧と、充放電電流と、バッテリー
温度とを図示していない残存容量マップに当てはめ、こ
れらのデータに対応する残存容量を前記残存容量マップ
から読出し、前記積算残量検出手段20aが検出した残
存容量を、前記読出した残存容量値で更新する回路を採
っている。前記残存容量マップは、温度特性付きの3次
元マップであり、バッテリー4の端子間電圧と、充放電
電流と、バッテリー温度とに残存容量を割り付けること
によって形成し、メモリ20cに予め記憶させておく。
マップ式残量検出手段20bが本発明に係るバッテリー
残量検出手段を構成している。前記スタンドセンサ21
は、スタンド22を使用している状態であるか否かを検
出する。
【0012】前記出力要求生成部11は、前記回転検出
器18と、前記バッテリー残量検出部20と、前記スロ
ットル開度制御アンプ16とを接続し、バッテリー残量
検出部20から送出されたバッテリー4の入出力電力と
対応する出力要求値(目標発電電力)を発電量制御アン
プ10に送出するとともに、スロットル開度増減指令値
を前記スロットル開度制御アンプ16に送出する。すな
わち、出力要求生成部11は、後輪駆動用のモータ3の
負荷に対応する目標発電電力であってバッテリーの入出
力電力が一定になるような目標発電電力を出力要求値と
して求め、この値を発電量制御アンプ10に出力する。
この出力要求生成部11が本発明に係る目標発電電力検
出手段を構成している。また、この出力要求生成部11
は、バッテリー残量検出部20の積算式残量検出手段2
0dが検出したバッテリー電流の絶対値の積算値が予め
定めた判定値を上回った場合に、出力要求値に予め定め
た一定値を加算するようにしている。前記判定値は、積
算式残量検出手段20aによって検出された残存容量が
誤差を含むか否かを判定するためのものである。また、
一定値を加算するのは、残存容量を検出している間にバ
ッテリー4を充電状態に保つためである。出力要求値に
一定値を加算したときの充電装置の6の出力の変化は、
図7に示すようになる。図7は、横軸に時間をとるとと
もに縦軸に電力、バッテリー入出力電力をとっている。
また、同図において時間Tより左側は、充電装置6の出
力を一定にしたときの出力変化を示し、右側は、充電装
置6の出力をモータ3の負荷に対応させて制御したとき
の出力変化を示している。同図の右側に示すように、充
電装置6の出力(目標発電電力)に一定値を加算するこ
とによって、バッテリー4の入出力電力は充電側で略一
定になる。このようにバッテリー4の入出力電力が略一
定になっている状態で前記マップ式残量検出手段20b
がバッテリー4の残存容量を検出する。
【0013】出力要求生成部11が出力要求値を生成す
るときには、この実施の形態では、エンジン7が過負荷
になって停止してしまうのを阻止するために、現在の運
転状態で発電が可能な最大電力を要求しないようにして
いる。また、バッテリー4が過充電になるのを阻止する
ために、バッテリー4の残存容量が70%を越えないよ
うにするとともに、バッテリー温度が予め定めた上限温
度を上回っているときには、温度超過分に対応させて出
力要求値を低減させる。前記現在の最大発電可能電力
は、図示していない回転数−発電電力マップによって求
める。このマップは、発電可能な電力をエンジン回転数
とスロットル弁の開度とに割り付けることによって形成
し、出力要求生成部11に接続したメモリ11aに予め
記憶させておく。バッテリー4の残存容量が70%に満
たない場合には、図6に示すバッテリー残存容量−発電
出力指令リミット値マップに基づいて出力要求値を設定
する。このマップは、残存容量に対する最大充電電力量
を示すもので、前記メモリ11aに予め記憶させてお
く。また、温度超過分に対応する減算値は、図示してい
ない温度補正マップによって求める。このマップは、温
度超過分が増大するにしたがって減算値が増大するよう
に設定してあり、前記メモリ11aに予め記憶させてお
く。
【0014】次に、上述したように構成した電動補助自
転車1の動作を前記出力要求生成部11やモード判定部
15のさらに詳細な構成の説明と合わせて図2ないし図
5に示すフローチャートによって説明する。この電動補
助自転車1の図示していないメインスイッチ(電源スイ
ッチ)がON操作されると、先ず、図2に示すフローチ
ャートのステップS1で初期設定を実施し、ステップS
2で5ms待機した後にステップS3でモード判定部1
5がモード判定を実施する。モード判定は、図3のフロ
ーチャートに示すように実施する。先ず、同図のステッ
プ100で示すように、スタンド22が使用状態である
か否かと、バッテリー4の残存容量が80%を越えてい
るか否かを判定する。これらの条件が何れか一方でも満
たされている場合には、YESと判定されてステップ1
01に進む。ステップ101では、モータ発電機5の回
転速度(回転数)を0に設定し、エンジン7の燃料供給
弁とスロットル弁の開度を全閉に設定するとともに、点
火装置をOFFに設定する。そして、ステップ102に
進んで現在のモードをエンジン停止モードに設定する。
前記ステップ100でNOと判定された場合には、ステ
ップ103で現在のモードがエンジン停止モードか否か
を判定し、YESと判定された場合にはステップ104
に進み、NOと判定された場合にはステップ105へ進
む。ステップ104では、モータ発電機5の回転速度を
0に設定し、エンジン7の燃料供給弁とスロットル弁の
開度を全閉に設定するとともに、点火装置をOFFに設
定する。そして、ステップ106で現在の車速がエンジ
ン始動車速を上回っているか否かを判定する。ここでY
ESと判定された場合にはステップ107へ進み、NO
と判定された場合にはステップ102に進む。前記ステ
ップ105では、現在のモードがエンジン始動中モード
であるか否かを判定する。ステップ105でYESと判
定された場合にはステップ107へ進み、NOと判定さ
れた場合にはステップ108に進む。ステップ107で
は、モータ発電機5の回転数をエンジン始動時の回転数
に設定し、エンジン7の燃料供給弁と点火装置をON状
態に設定するとともに、スロットル弁の開度を始動時の
開度に設定する。その後、ステップ109に進み、モー
タ発電機5を流れる電流を検出して発電しているか否か
を判定する。モータ発電機5が発電している場合にはス
テップ110に進み、モータ発電機5がスターターモー
タとして機能している場合には、ステップ111に進ん
で現在のモードをエンジン始動中モードに設定する。
【0015】前記ステップ108では、現在のモードが
エンジン定常モードであるか否かを判定し、YESと判
定された場合にはステップ110に進み、NOと判定さ
れた場合にはステップ112に進む。ステップ110で
は、モータ発電機5の回転数を図6に示す車速−モータ
回転数マップに基づく回転数に設定し、エンジン7の燃
料供給弁と点火装置をON状態に設定するとともに、ス
ロットル弁の開度を出力要求値に対応する開度に設定す
る。その後、ステップ113で現在の車速がエンジン停
止車速を下回っているか否かを判定する。ステップ11
3でYESと判定された場合にはステップ114に進
み、NOと判定された場合にはステップ115に進んで
現在のモードを定常モードに設定する。前記ステップ1
12では、現在のモードがエンジン停止中モードである
か否かを判定する。この判定結果がYESの場合にはス
テップ114に進み、NOの場合にはステップ116に
進む。ステップ114では、モータ発電機5の回転数を
0に設定し、燃料供給弁とスロットル弁の開度を全閉に
設定するとともに点火装置をOFFに設定する。そし
て、ステップ117に進んで現在のモードをエンジン停
止中モードに設定する。前記ステップ116では異常処
理を実施する。この異常処理は、充電装置6の全てのア
クチュエータ13,14と点火装置をOFFにするとと
もに、車体に設けたアラームランプ(図示せず)を点灯
させる。このように異常処理制御を実施した後、ステッ
プ118で現在のモードを異常モードに設定する。
【0016】図3のフローチャートのステップ102,
111,115,117,118においてそれぞれ現在
のモードを設定した後、図2のフローチャートのステッ
プS4で出力要求生成部11が出力要求値を設定すると
ともにスロットル開度増減指令値を出力する。前記ステ
ップS4で出力要求生成部11が出力要求値を生成する
ときには、先ず、図4のフローチャートのステップ20
0に示すように、現在のエンジン回転数と、スロットル
開度制御アンプ16でのスロットル開度指令値とを検出
する。エンジン回転数は、モータ発電機5に接続した回
転検出器18によって検出する。そして、ステップ20
1で前記検出データを回転数−発電電力マップに当ては
めて現在発電可能な電力を求める。このように現在発電
可能な電力を求めた後、ステップ202でバッテリー4
の残存容量を検出し、発電電力の上限値を図6に示した
バッテリー残存容量−発電出力指令リミット値マップに
よって求める。次いで、ステップ203でバッテリー温
度が予め定めた温度を上回っているか否かを判定する。
判定結果がYESの場合、すなわちバッテリー温度が設
定温度より高い場合には、ステップ204からステップ
205に進み、判定結果がNOの場合にはステップ20
6に進む。
【0017】ステップ204では、温度補正マップによ
ってバッテリー温度の温度超過分に対応する減算値を求
め、ステップ205では、前記ステップ202で求めた
発電電力の上限値から前記減算値を減算した値を真の出
力上限値として設定する。ステップ206では、前記ス
テップ202で求めた発電電力の上限値を真の出力リミ
ット値として設定する。このように真の出力リミット値
を設定した後、ステップ207で前記ステップ201で
求めた現在発電可能な電力が前記ステップ205,20
6で設定した真の出力リミット値を上回っているかを判
定する。判定結果がYESである場合には、ステップ2
08からステップ209に進み、NOである場合には、
ステップ210からステップ211に進む。ステップ2
08では、真の出力リミット値を出力リミット値として
設定し、ステップ209では、スロットル開度増減指令
値をスロットル弁の開度が減少する値(負の設定値)に
設定し、この値をスロットル開度制御アンプ16に出力
する。一方、ステップ210では、現在発電可能な電力
を出力リミット値として設定し、ステップ211では、
スロットル開度増減指令値をスロットル弁の開度が増大
する値(正の設定値)に設定し、この値をスロットル開
度制御アンプ16に出力する。
【0018】このようにスロットル開度増減指令値を送
出した後、ステップ212で現在のバッテリー4の出力
電力に予め定めた一定値を加算する。この加算した値を
出力Qとして設定し、ステップ213に進み、前記ステ
ップ208とステップ210で設定した出力リミット値
が前記出力Qより大きいか否かを判定する。判定結果が
YESの場合には、ステップ214に進み、前記出力Q
を出力要求値に設定する。判定結果がNOの場合には、
ステップ215において出力リミット値を出力要求値と
して設定する。ステップ214,215で出力要求値を
設定した後、図2に示すフローチャートのステップS5
に進む。
【0019】ステップS5では、積算式残量検出手段2
0aが検出したバッテリー4の電流の絶対値の積算値を
仮にAとして記憶し、ステップS6で前記値Aが予め定
めた判定値を上回っているか否かを判定する。YESと
判定された場合には、ステップS7,S8を介してステ
ップS9に進み、NOと判定された場合にはステップS
9に進む。ステップS7では、前記出力要求値(発電電
力指令値)に予め定めた一定値を加算する。ステップS
8では、マップ式残量検出手段20bが現在のバッテリ
ー4の端子間電圧、充放電電流およびバッテリー温度を
残存容量マップに当てはめてこの残存容量マップから残
存容量を読出し、前記積算式残量検出手段20aが検出
した残存容量を、前記マップから読出した残存容量値に
よって更新する。
【0020】ステップS9では、前記出力要求値とモー
タ発電機5の出力(発電電力)とが一致するように発電
量制御アンプ10がモータ発電機5を制御する。そし
て、ステップS10でスロットル開度制御アンプ16が
スロットル開度増減指令値とモード判定部15からの指
令値に基づいてエンジン7の燃料供給弁、スロットル弁
の開度と、点火装置での点火時期などの制御値を求め、
ステップS11でアクチュエータ駆動部17がアクチュ
エータ13,14および点火装置を駆動する。そして、
ステップS2に戻り、上述した制御を繰返す。
【0021】前記ステップS10でスロットル開度制御
アンプ16がスロットル弁の開度を設定するときには、
先ず、図5のフローチャートのステップ300に示すよ
うに、出力要求生成部11から送出されたスロットル開
度増減指令値を読込み、ステップ301で前記指令値が
スロットル弁の開度を増大させる値であるか否かを判定
する。前記指令値がスロットル弁の開度を減少させる値
の場合には、ステップ302に進み、現在のスロットル
弁の開度から予め定めた値を減算して新たにスロットル
弁の開度を設定し、このスロットル弁開度に対応する制
御信号をアクチュエータ駆動部17に送出する。また、
前記指令値がスロットル弁の開度を増大させる値の場合
には、ステップ303で現在のスロットル弁の開度に予
め定めた値を加算して新たにスロットル弁の開度を設定
し、このスロットル弁開度に対応する制御信号をアクチ
ュエータ駆動部17に送出する。次に、ステップ304
でモード判定部15からエンジン停止指令が送出されて
いるか否かを判定し、エンジン停止指令が送出されてい
る場合には、ステップ305でスロットル弁が全閉にな
るようにアクチュエータ駆動部17に制御信号を送出
し、図2に示すフローチャートのステップS11に進
む。エンジン停止指令が送出されていない場合には、ス
ロットル弁開度を変更することなく前記ステップS11
に進む。
【0022】したがって、この電動補助自転車1は、モ
ータ3の負荷に対応する目標発電電力であってバッテリ
ー4の入出力電力が一定になるような目標発電電力と発
電電力とが一致するように充電装置6を制御し、このよ
うに充電装置6を制御している状態でマップ式残量検出
手段20bがバッテリー4の入出力電力とバッテリー温
度に基づいて残存容量を検出するから、バッテリー4の
入出力電力を略一定になる状態で正確に検出することが
でき、この値に基づいてマップを使用してバッテリーの
残存容量を正確に検出することができる。このため、モ
ータの負荷の増減が著しい場合でもバッテリーの残存容
量を正確に検出できるようになる。また、バッテリーの
充放電電流を積算することによってバッテリーの残存容
量を検出する積算式残量検出手段20aを備え、この積
算式残量検出手段20aが検出したバッテリーの残存容
量を、マップ式残量検出手段20bが検出した残存容量
値によって更新しているから、積算式残量検出手段20
aによって検出したバッテリーの残存容量は、マップ式
残量検出手段20bが検出した正確な値で更新されるこ
とによって誤差がなくなる。このため、この正確な残存
容量を用いることによって、充電装置6が停止している
状態でも正確にバッテリー4の残存容量を検出すること
ができる。
【0023】上述した実施の形態では本発明を電動補助
自転車1に適用する例を示したが、本発明は、モータを
動力源とするシリーズハイブリッド式電動車両であれ
ば、電動自動二輪車や電動自動車など、どのような車両
にも適用することができる。これらの電動車両におい
て、アクセル操作子を操作することによってモータの出
力が増減する構成を採る場合には、アクセル操作子の操
作量に基づいてモータの負荷を検出することにより、モ
ータ出力に基づいてモータの負荷を検出する構成を採る
ときと同等の効果を奏する。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、バ
ッテリーの入出力電力が略一定になる状態でバッテリー
の入出力電力を検出できるから、入出力電力を正確に求
めることができ、この値に基づいてマップを使用してバ
ッテリーの残存容量を正確に検出することができる。し
たがって、モータの負荷の増減が著しい場合でもバッテ
リーの残存容量を正確に検出できるシリーズハイブリッ
ド式電動車両を提供することができる。請求項2記載の
発明によれば、積算式残存容量検出手段によって検出し
たバッテリーの残存容量は、バッテリー残量検出手段が
検出した正確な値で更新されることによって誤差がなく
なるから、この正確な残存容量を用いることによって、
充電装置が停止している状態でも正確にバッテリーの残
存容量を検出することができる。このため、バッテリー
の入出力電力を略一定にして残存容量を検出する制御を
前記誤差が増大した時点に実施すればよいから、エンジ
ンを運転する時間が短縮されて燃料消費量を低減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るシリーズハイブリッド式電動車
両の充電系の構成を示すブロック図である。
【図2】 充電時の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図3】 モード判定時の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図4】 目標発電電力検出手段の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図5】 スロットル弁を制御するときの動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図6】 バッテリーの残存容量から最大発電電力を求
めるためのマップになるグラフである。
【図7】 バッテリー入出力電力と、モータ出力と、充
電装置出力の変化を示すグラフである。
【符号の説明】
1…電動補助自転車、3…モータ、4…バッテリー、5
…モータ発電機、6…充電装置、10…発電量制御アン
プ、11…出力要求生成部、20…バッテリー残量検出
部、20a…積算式残量検出手段、20b…マップ式残
量検出手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G093 AA07 AA16 BA27 DB00 DB19 DB20 EC02 FA00 FA10 5H115 PA12 PC06 PG04 PG10 PI16 PI24 PI29 PO01 PO06 PO09 PU08 PU24 PU26 PU30 PV07 PV09 QN03 QN09 QN22 QN23 QN27 RE05 RE06 SE06 TB01 TE02 TE03 TI02 TI06 TI10 TO14 TO21 TO30 TR19

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータによって車輪を駆動し、エンジン
    駆動式発電機によってバッテリーを充電する充電装置を
    備えたシリーズハイブリッド式電動車両において、前記
    モータの負荷に対応する目標発電電力であってバッテリ
    ーの入出力電力が一定になるような目標発電電力を求め
    る目標発電電力検出手段と、前記充電装置を発電電力が
    前記目標発電電力と一致するように制御する充電制御手
    段と、この充電制御手段が充電装置を制御している状態
    でバッテリーの入出力電力に基づいてバッテリーの残存
    容量を検出するバッテリー残量検出手段とを備えたこと
    を特徴とするシリーズハイブリッド式電動車両。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシリーズハイブリッド式
    電動車両において、バッテリーの充放電電流を積算する
    ことによってバッテリーの残存容量を検出する積算式残
    量検出手段を備え、この積算式残量検出手段が検出した
    バッテリーの残存容量を、バッテリー残量検出手段が検
    出した残存容量値によって更新する構成としたことを特
    徴とするシリーズハイブリッド式電動車両。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020175824A (ja) * 2019-04-19 2020-10-29 株式会社シマノ 温度調節装置
WO2023042456A1 (ja) * 2021-09-15 2023-03-23 オムロン株式会社 電池容量推定装置、充電計画生成装置、放電計画生成装置及び電池容量推定方法

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