JP2001100908A - ペン先軌跡生成方法、ペン型入力装置及びペン装着ユニット - Google Patents

ペン先軌跡生成方法、ペン型入力装置及びペン装着ユニット

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JP2001100908A
JP2001100908A JP27348599A JP27348599A JP2001100908A JP 2001100908 A JP2001100908 A JP 2001100908A JP 27348599 A JP27348599 A JP 27348599A JP 27348599 A JP27348599 A JP 27348599A JP 2001100908 A JP2001100908 A JP 2001100908A
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pen
axis
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JP27348599A
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Hidenori Sekiguchi
英紀 関口
Akira Fujii
彰 藤井
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】手書きの文字等をコンピュータに入力するため
のペン型入力装置に関し、手書きの文字等を正しく再現
できるようにする。 【解決手段】X軸及びY軸を水平面上の直交する2軸、
Z軸を垂直軸とする重力座標系X,Y,Zを設定し、ペ
ン本体10のXZ平面への投影像10AがX軸となす角
度αと、ペン本体10のYZ平面への投影像10BがY
軸となす角度βを算出し、これら角度α、βからペン先
12の軌跡を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペンによる手書き
の文字等を再現するためのペン先軌跡生成方法、及び、
手書きの文字等をコンピュータに入力するためのペン型
入力装置、並びに、通常ペンに装着して通常ペンをコン
ピュータのペン型入力装置として使用するためのペン装
着ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、手書きの文字等をコンピュータに
入力する装置として、例えば、ペンでタブレットと呼ば
れる特殊なボード上を筆記するディジタイザと呼ばれる
装置が提案されており、電磁誘導方式や感圧シート方式
等、各種の方式が実用化されている。
【0003】しかし、ディジタイザは、筆記面として特
殊なボードであるタブレットを必要とするため、携帯性
が悪いという問題点があった。そこで、ペン内部にペン
の動きを検出するセンサを内蔵させてタブレットを不要
とするペン型入力装置が研究、開発されている。
【0004】例えば、特開平9−230997号公報に
は、ペン内部に3軸の加速度センサと3軸のジャイロと
を内蔵し、ジャイロでペンの回転やペンの傾きを検出
し、加速度センサで検出される加速度を補正し、補正し
た加速度を2回積分してペン先の軌跡を算出するペン型
入力装置が開示されている。
【0005】また、特開平9−54653号公報には、
ペン内部に2軸のジャイロ等の角度センサと3軸の感圧
センサを内蔵し、筆記中は、感圧センサでペン先の軌跡
を算出し、ペンが空中にある時には角度センサでペン先
の位置を算出するペン型入力装置が開示されている。
【0006】また、特開平10−111754号公報に
は、ペン内部に2軸のジャイロ等の角速度センサを内蔵
し、検出された角速度を2回積分してペン先の位置を算
出するペン型入力装置が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特開平9−23099
7号公報に開示されているペン型入力装置は、ペン先の
軌跡の算出を基本的には加速度によるものとしている
が、加速度を2回積分する過程で僅かな誤差も積分され
て変位に非常に大きな誤差が発生してしまい、筆記した
文字を正しく再現できない場合があるという問題点を有
している。
【0008】また、特開平9−54653号公報に開示
されているペン型入力装置は、3軸の感圧センサを必要
とするため、構成が複雑となり、小型化、低価格化が困
難であるという問題点を有している。また、このペン型
入力装置は、ペン先の位置を角度センサの位置を中心に
ペンが傾くとして算出しているが、実際は、角度センサ
の位置を中心にはペンは傾かず、XY方向で回転中心が
異なったり、個人差やその時のペンの持ち方でもペンの
傾きは異なったりするため、筆記した文字を正しく再現
できない場合があるという問題点も有している。
【0009】また、特開平10−111754号公報に
開示されているペン型入力装置は、ジャイロ等により検
出された角速度を2回積分してペン先の位置を算出する
としているが、角速度を2回積分すると、初期角度と異
なる角度で静止した時に角度差が積分されてしまい、筆
記した文字を正しく再現できない場合があるという問題
点を有している。
【0010】本発明は、かかる点に鑑み、ペンによる手
書きの文字等を正しく再現できるようにしたペン先軌跡
生成方法、手書きの文字等を正しく再現できるようにし
たペン型入力装置、及び、通常ペンに装着して通常ペン
をコンピュータのペン型入力装置として使用し、手書き
の文字等を正しく再現できるようにしたペン装着ユニッ
トを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のペン先軌跡生成
方法は、ペンの傾き角度を算出する角度算出工程と、ペ
ン先が筆記面を筆記中か否かを判定する筆記判定工程
と、ペン先が筆記面を筆記中と判定されている時のペン
の傾き角度からペン先の軌跡を生成する軌跡生成工程と
を実行するというものである。
【0012】図1〜図5は本発明のペン先軌跡生成方法
の原理を説明するための図である。図1に示すように、
通常のペン1を手2に持って水平な筆記面に文字を筆記
する場合、手2の小指の側面が筆記面に固定され、親指
と人差し指の又付近を支点としてペン先3が動くことに
なる。このことから、本発明者は、ペン1の傾き角度と
ペン先の位置には一定の関係があることを発見した。
【0013】例えば、図2に示すように、X軸及びY軸
を水平面上の直交する2軸、Z軸を垂直軸とする重力座
標系X,Y,Zを設定し、ペン1のXZ平面への投影像
4がX軸となす角度をα[度]、ペン1のYZ平面への
投影像5がY軸となす角度をβ[度]とし、図1に示す
ようにペン1を手2に持って、XY平面に図3に示すよ
うに、例えば、数字「2」を筆記した場合、ペン先3の
軌跡6とペン1の傾き角度α、βとの関係は、図4に示
すようになる。
【0014】ここで、ペン先3のXY平面上の位置を
(x,y)とし、ペン1の傾き角度α、βを
【0015】
【数1】
【0016】と一次変換して、図5に示すように、ペン
先3の軌跡7を生成すると、生成したペン先3の軌跡7
は、ペン先3の実際の軌跡6と略一致する。
【0017】このように、ペン先3の軌跡6と重力座標
系X,Y,Zにおけるペン1の傾き角度α、βとの間に
一定の関係があるということは、ペン先3の軌跡は、任
意の座標系におけるペン1の傾き角度との間にも一定の
関係があるといえる。
【0018】そこで、本発明のペン先軌跡生成方法は、
ペンの傾き角度を算出する角度算出工程と、ペン先が筆
記面を筆記中か否かを判定する筆記判定工程と、ペン先
が筆記面を筆記中と判定されている時のペンの傾き角度
からペン先の軌跡を生成する軌跡生成工程とを実行する
ことにより、ペンによる手書きの文字等を正しく再現す
るとしている。
【0019】本発明のペン型入力装置は、ペン本体の傾
き角度を算出する角度算出手段と、ペン先が筆記面を筆
記中か否かを判定する筆記判定手段と、ペン先が筆記面
を筆記中と判定されている時のペン本体の傾き角度から
ペン先の軌跡を生成する軌跡生成手段とを備えていると
いうものである。
【0020】本発明のペン型入力装置によれば、角度算
出手段によりペン本体の傾き角度を算出することがで
き、筆記判定手段によりペン先が筆記面を筆記中か否か
を判定することができ、軌跡生成手段によりペン先が筆
記面を筆記中と判定されている時のペン本体の傾き角度
からペン先の軌跡を生成することができるので、本発明
のペン先軌跡生成方法を実行し、手書きの文字等を正し
く再現することができる。
【0021】本発明のペン装着ユニットは、通常ペンに
装着して通常ペンをコンピュータのペン型入力装置とし
て使用するためのペン装着ユニットであって、通常ペン
の傾き角度を算出する角度算出手段と、通常ペンのペン
先が筆記面を筆記中か否かを判定する筆記判定手段と、
通常ペンのペン先が筆記面を筆記中と判定されている時
の通常ペンの傾き角度から通常ペンのペン先の軌跡を生
成する軌跡生成手段とを備えているというものである。
【0022】本発明のペン装着ユニットによれば、角度
算出手段により通常ペンの傾き角度を算出することがで
き、筆記判定手段により通常ペンのペン先が筆記面を筆
記中か否かを判定することができ、軌跡生成手段により
通常ペンのペン先が筆記面を筆記中と判定されている時
の通常ペンの傾き角度から通常ペンのペン先の軌跡を生
成することができるので、通常ペンに装着する場合に
は、本発明のペン先軌跡生成方法を実行し、通常ペンに
よる手書きの文字等を正しく再現することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図6〜図15を参照して、
本発明のペン型入力装置の第1実施形態及び第2実施形
態並びに本発明のペン装着ユニットの一実施形態につい
て、本発明のペン先軌跡生成方法の実施形態を含めて説
明する。
【0024】 本発明のペン型入力装置の第1実施形態・・図6〜図8 図6は本発明のペン型入力装置の第1実施形態の構成を
示す概略的正面図であり、本発明のペン型入力装置の第
1実施形態は、X軸及びY軸を水平面上の直交する2
軸、Z軸を垂直軸とする重力座標系X,Y,Zを設定
し、ペン本体のXZ平面への投影像がX軸となす角度α
と、ペン本体のYZ平面への投影像がY軸となす角度β
を算出し、これら角度α、βからペン先の軌跡を生成す
るというものである。
【0025】図6中、10はペン本体、11は芯、12
はペン先、13はペン先12と筆記面との接触を検出す
る接触スイッチである。なお、Xp、Yp、Zpは本発
明のペン型入力装置の第1実施形態に設定されるペン座
標系を示しており、本発明のペン型入力装置の第1実施
形態においては、Xp軸はペン本体10の中心軸に設定
される。
【0026】また、14はペン本体10のXp軸まわり
の角速度ωxpを検出するX軸ジャイロ、15はペン本
体10のYp軸まわりの角速度ωypを検出するY軸ジ
ャイロ、16はペン本体10のZp軸まわりの角速度ω
zpを検出するZ軸ジャイロである。
【0027】また、17はペン本体10の傾き角度の初
期値を設定する時に使用する初期化スイッチ、18はペ
ン本体10のXZ平面への投影像がX軸となす角度α及
びペン本体10のYZ平面への投影像がY軸となす角度
βを一次変換してペン先12のXY平面上の位置x、y
を算出する場合に必要とする係数を登録する時に使用す
る登録スイッチである。
【0028】また、19はX軸ジャイロ14、Y軸ジャ
イロ15及びZ軸ジャイロ16から出力されるペン本体
10のXp軸まわりの角速度ωxp、Yp軸まわりの角
速度ωyp及びZp軸まわりの角速度ωzpからペン先
12の軌跡を生成するマイクロコントローラ、20はマ
イクロコントローラ19により生成されたペン先12の
軌跡をコンピュータに伝送する無線送信機、21は電源
をなす電池である。
【0029】図7はマイクロコントローラ19の機能を
示すブロック図であり、図7中、マイクロコントローラ
19において、22はペン本体10の傾き角度の初期値
が設定される初期値設定部である。
【0030】図8は本発明のペン型入力装置の第1実施
形態の重力座標系X,Y,Zに対する位置を示してお
り、A1はペン座標系Xp,Yp,Zpが重力座標系
X,Y,Zと一致するように、本発明の第1実施形態を
筆記面に水平に置いた状態を示している。
【0031】また、A2は本発明のペン型入力装置の第
1実施形態を重力座標系X,Y,Zに対してZ軸まわり
にa回転、回転後のY(Y' )軸まわりにe回転、さら
に回転後のX(X" )軸まわりにr回転させた状態を示
している。
【0032】また、10Aは本発明のペン型入力装置の
第1実施形態が状態A2にある場合のペン本体10のX
Z平面への投影像、10Bは本発明の第1実施形態が状
態A2にある場合のペン本体10のYZ平面への投影像
を示している。
【0033】このように、本発明のペン型入力装置の第
1実施形態が重力座標系X,Y,Zに対してZ軸まわり
にa回転、回転後のY(Y' )軸まわりにe回転、さら
に回転後のX(X" )軸まわりにr回転している場合に
は、重力座標系X,Y,Zの座標x,y,zと本発明の
ペン型入力装置の第1実施形態のペン座標系Xp,Y
p,Zpの座標xp,yp,zpとの関係は、
【0034】
【数2】
【0035】となる。
【0036】ここに、本発明のペン型入力装置の第1実
施形態においては、ペン本体10の傾き角度a、e、r
の初期値a0、e0、r0の設定は、筆記前に、図8に
示すように、本発明のペン型入力装置の第1実施形態を
ペン座標系Xp,Yp,Zpが重力座標系X,Y,Zと
一致する状態A1にして、初期化スイッチ17をオンと
することにより行われ、このようにすると、初期値設定
部22では、傾き角度a、e、rの初期値a0、e0、
r0がa0=e0=r0=0と設定されるようにプログ
ラムされる。
【0037】また、図7において、24はX軸ジャイロ
14から出力されるペン本体10のXp軸まわりの角速
度ωxpを示すアナログ角速度信号をデジタル角速度信
号に変換するA/D変換部、25はY軸ジャイロ15か
ら出力されるペン本体10のYp軸まわりの角速度ωy
pを示すアナログ角速度信号をデジタル角速度信号に変
換するA/D変換部、26はZ軸ジャイロ16から出力
されるペン本体10のZp軸まわりの角速度ωzpを示
すアナログ角速度信号をデジタル角速度信号に変換する
A/D変換部である。
【0038】また、27はA/D変換部24、25、2
6から出力されるペン本体10の角速度ωxp、ωy
p、ωzpを
【0039】
【数3】
【0040】と座標変換してペン本体10の傾き角度
r、e、aの微分値である角速度dr、de、daを算
出する座標変換部である。
【0041】また、28は座標変換部27から出力され
るペン本体10の角速度dr、de、daを初期値設定
部22に設定されている初期値a0、e0、r0で時間
積分してペン本体10の傾き角度r、e、aを算出する
角度算出部である。
【0042】また、29は角度算出部28から出力され
るペン本体10の傾き角度r、e、aから
【0043】
【数4】
【0044】なる演算を行い、ペン本体10の傾き角度
α、βを算出する座標変換部である。
【0045】また、30は座標変換部29から出力され
るペン本体10の傾き角度α、βを
【0046】
【数5】
【0047】と一次変換して、ペン先12のXY平面上
の位置x、yを算出する位置算出部である。
【0048】また、31は数5に含まれる係数k11、
k12、k21、k22が設定される係数設定部である
が、係数k11、k12、k21、k22は個人により
差がある。
【0049】そこで、本発明のペン型入力装置の第1実
施形態においては、使用者に登録スイッチ18をオンと
して1辺10mmの正方形を筆記してもらい、その時の
ペン本体10の傾き角度α、βの変化から係数設定部3
1に使用者にとって最適な係数k11、k12、k2
1、k22を登録するようにしている。
【0050】ここに、1辺10mmの正方形をN回筆記
した場合において、ペン本体10の傾き角度α、βのう
ち、ペン先12が正方形の頂点にある場合の傾き角度を
αi、βi(但し、i=1〜4N)とし、平均傾き角度
αav、βavからの傾き角度αi、βiの変化分α
i’、βi’を
【0051】
【数6】
【0052】とし、正方形の頂点の位置をxi,yiと
すると、係数k11、k12、k21、k22は、最小
二乗法を使用して、
【0053】
【数7】
【0054】と算出することができる。
【0055】なお、係数k11、k12、k21、k2
2をk21’=0の行列とθ度回転行列との組合わせで
表現すると、
【0056】
【数8】
【0057】となる。但し、θは−30〜30[度]、
k11’は1〜3[mm/度]、k12’は−1.5〜
1.5[mm/度]、k22’は1〜3[mm/度]の
範囲にある。そこで、前もって、これらの範囲にある値
を係数設定部31に登録するようにしても良い。
【0058】また、32は接触スイッチ13がオンとさ
れている場合のみ、位置算出部30から出力されるペン
先12のXY平面上の位置x、yに基づいてペン先12
の軌跡を生成する軌跡生成部である。
【0059】また、33は軌跡生成部32から出力され
るペン先12の軌跡を保存するメモリであり、メモリ3
3に保存されたペン先12の軌跡は、適当なタイミング
で無線送信機20によりコンピュータに伝送される。
【0060】なお、本発明のペン型入力装置の第1実施
形態においては、A/D変換部24〜26はハードウエ
アで構成されるが、初期値設定部22、座標変換部2
7、角度算出部28、座標変換部29、位置算出部3
0、係数設定部31及び軌跡生成部32の機能は、演算
部や、制御部や、メモリ等をハードウエア資源としたソ
フトウエアで達成される。
【0061】このように構成された本発明のペン型入力
装置の第1実施形態によれば、ジャイロ14〜16、初
期化スイッチ17、登録スイッチ18、初期化設定部2
2、A/D変換部24〜26、座標変換部27、角度算
出部28、座標変換部29、位置算出部30及び係数設
定部31からなる角度算出手段により、ペン本体10の
重力座標系X、Y、Zにおける傾き角度α、βを算出す
ることができ、接触スイッチ13からなる筆記判定手段
により、ペン先12が筆記面を筆記中であるか否かを判
定することができ、軌跡生成部32からなる軌跡生成手
段により、ペン先12が筆記面を筆記中におけるペン本
体10の傾き角度α、βからペン先12の軌跡を生成す
ることができるので、本発明のペン先軌跡生成方法を実
行し、手書きの文字等を正しく再現することができる。
【0062】なお、本発明のペン型入力装置の第1実施
形態においては、軌跡生成部32から出力されるペン先
12の軌跡をメモリ33に保存するようにしているが、
メモリ33に保存することなく、リアルタイムに無線送
信機20でコンピュータに送信するようにしても良い。
【0063】また、本発明のペン型入力装置の第1実施
形態においては、X軸ジャイロ14を備えているが、X
p軸まわりの回転は小さいので、X軸ジャイロ14を備
えないようにすることができ、このようにする場合に
は、精度は多少悪化するが、小型化、低価格化を図るこ
とができる。
【0064】また、本発明のペン型入力装置の第1実施
形態においては、ペン本体10にマイクロコントローラ
19を内蔵するようにした場合について説明したが、ペ
ン本体10には、接触スイッチ13、ジャイロ14〜1
6、初期化スイッチ17及び登録スイッチ18と、これ
らの出力をコンピュータに伝送する手段を内蔵するよう
にし、マイクロコントローラ19の機能はコンピュータ
で実行するようにしても良い。
【0065】本発明のペン型入力装置の第2実施形態・
・図9〜図12 図9は本発明のペン型入力装置の第2実施形態の構成を
示す概略的正面図であり、本発明のペン型入力装置の第
2実施形態は、本発明のペン型入力装置の第1実施形態
と同様に、X軸及びY軸を水平面上の直交する2軸、Z
軸を垂直軸とする重力座標系X,Y,Zを設定し、ペン
本体のXZ平面への投影像がX軸となす角度αと、ペン
本体のYZ平面への投影像がY軸となす角度βを算出
し、これら角度α、βからペン先の軌跡を生成するとい
うものである。
【0066】図9中、35はペン本体、36は芯、37
はペン先である。なお、Xp、Yp、Zpは本発明のペ
ン型入力装置の第2実施形態に設定されるペン座標系を
示しており、本発明のペン型入力装置の第2実施形態に
おいても、Xp軸はペン本体35の中心軸に設定され
る。
【0067】また、38はペン本体35のXp軸まわり
の角速度ωxpを検出するX軸ジャイロ、39はペン本
体35のYp軸まわりの角速度ωypを検出するY軸ジ
ャイロ、40はペン本体35のZp軸まわりの角速度ω
zpを検出するZ軸ジャイロである。
【0068】また、41はペン本体35のXp軸方向の
加速度xapを検出するX軸加速度センサ、42はペン
本体35のYp軸方向の加速度yapを検出するY軸加
速度センサである。
【0069】また、43はペン先37の軌跡を生成する
マイクロコントローラ、44はマイクロコントローラ4
3により生成されたペン先37の軌跡のコンピュータへ
の伝送及びコンピュータからの電源電圧の供給を行うた
めのケーブルである。
【0070】図10はマイクロコントローラ43の機能
を示すブロック図である。図10中、マイクロコントロ
ーラ43において、45はX軸加速度センサ41から出
力されるXp軸方向の加速度xapを示すアナログ加速
度信号をデジタル加速度信号に変換するA/D変換部、
46はY軸加速度センサ42から出力されるYp軸方向
の加速度yapを示すアナログ加速度信号をデジタル加
速度信号に変換するA/D変換部である。
【0071】図11は本発明のペン型入力装置の第2実
施形態の重力座標系X,Y,Zに対する位置を示してお
り、A3はペン座標系Xp,Yp,Zpが重力座標系
X,Y,Zと一致するように、本発明のペン型入力装置
の第2実施形態を筆記面に水平に置いた状態を示してい
る。
【0072】また、A4は本発明のペン型入力装置の第
2実施形態を重力座標系X,Y,Zに対してZ軸まわり
にa回転、回転後のY(Y' )軸まわりにe回転、さら
に回転後のX(X" )軸まわりにr回転させた状態を示
している。
【0073】また、35Aは本発明のペン型入力装置の
第2実施形態が状態A3にある場合のペン本体35のX
Z平面への投影像、35Bは本発明のペン型入力装置の
第2実施形態が状態A4にある場合のペン本体35のY
Z平面への投影像を示している。
【0074】ここに、状態A4で本発明のペン型入力装
置の第2実施形態が静止したとすると、本発明のペン型
入力装置の第2実施形態に加わる重力座標系X,Y,Z
の加速度xa、ya、zaは、重力加速度をGとすれ
ば、xa=0、ya=0、za=−Gとなる。
【0075】したがって、この時のペン座標系Xp,Y
p,Zpの加速度xap、yap、zapは、数2の逆
変換から
【0076】
【数9】
【0077】となる。但し、加速度xap、yapは
【0078】
【数10】
【0079】である。
【0080】また、図10において、47はA/D変換
部45から出力されるXp方向の加速度xap及びA/
D変換部46から出力されるYp軸方向yapの加速度
から
【0081】
【数11】
【0082】なる演算を行い、Xp軸方向の加速度変化
及びYp軸方向の加速度変化が無く、筆記前に、ペン本
体35が静止した場合の角度e0、r0を算出する静止
角算出部である。
【0083】また、48はA/D変換部45から出力さ
れるXp軸方向の加速度xapの高周波成分を抽出する
遮断周波数を150Hzとするハイパスフィルタ、49
はA/D変換部46から出力されるYp軸方向の加速度
yapの高周波成分を抽出する遮断周波数を150Hz
とするハイパスフィルタである。
【0084】これらハイパスフィルタ48、49は、ペ
ン先37で筆記面に筆記すると、筆記面の凹凸により数
10〜数100Hzの振動が発生することから、これら
筆記により発生する振動を検出するものである。
【0085】また、50はハイパスフィルタ48、49
の出力を一定の閾値で論理判定して論理和を求め、ペン
先37が空中にある時に発生してしまうことがある高周
波成分であるグリッジを除去してペン先37が筆記面に
接触しているか否かを判定する接触判定部である。
【0086】図12は接触判定部50の動作を説明する
ためのタイムチャートであり、図12Aはハイパスフィ
ルタ48から出力されるXp軸方向の加速度xapの高
周波成分のアナログ波形、図12Bはハイパスフィルタ
49から出力されるYp軸方向の加速度yapの高周波
成分のアナログ波形を示している。
【0087】また、図12Cはハイパスフィルタ48の
出力を0.02Gで閾値判定した波形、図12Dはハイ
パスフィルタ49の出力を0.02Gで閾値判定した波
形、図12Eは図12Cに示す波形と図12Dに示す波
形とを論理和処理した波形、図12Fは信号幅を40m
s以下とするHレベル信号をグリッジとして図12Eに
示す波形からグリッジ51〜53を除去した波形を示し
ている。
【0088】ここに、接触判定部50において、ハイパ
スフィルタ48、49の出力を閾値判定して論理和を求
め、更に、図12Fに示すように、グリッジを除去した
波形を求めると、図12Fに示す波形のHレベル期間T
1、T2、T3はペン先37が筆記面を筆記中であると
判定することができる。
【0089】このように、本発明のペン型入力装置の第
2実施形態においては、本発明の第1実施形態のように
接触スイッチを設けることなく、X軸加速度センサ41
及びY軸加速度センサ42の出力に含まれる高周波成分
を検出することにより、ペン先37が筆記面に接触して
いるか否かを判定するようにしている。
【0090】また、図10において、54はX軸ジャイ
ロ38から出力されるXp軸まわりの角速度ωxpを示
すアナログ角速度信号をデジタル角速度信号に変換する
A/D変換部、55はY軸ジャイロ39から出力される
Yp軸まわりの角速度ωypを示すアナログ角速度信号
をデジタル角速度信号に変換するA/D変換部、56は
Z軸ジャイロ40から出力されるZp軸まわりの角速度
ωzpを示すアナログ角速度信号をデジタル角速度信号
に変換するA/D変換部である。
【0091】また、57はA/D変換部54、55、5
6から出力されるペン本体35の角速度ωxp、ωy
p、ωzpを前述した数3に示すように座標変換してペ
ン本体35の角度r、e、aの微分値である角速度d
r、de、daを算出する座標変換部である。
【0092】また、58は座標変換部57から出力され
るペン本体35の角速度dr、de、daを、静止角算
出部46が算出した静止度を初期値として時間積分して
ペン本体35の傾き角度r、e、aを算出する角度算出
部、59は角度算出部58から出力されるペン本体35
の傾き角度r、e、aから数4に示すようにしてペン本
体35の傾き角度α、βを算出する座標変換部である。
【0093】なお、本発明のペン型入力装置の第1実施
形態では、ジャイロ14〜16で検出した角速度ωx
p、ωyp、ωzpを積分して傾き角度を求める場合、
ドリフトにより傾き角度がずれる場合があるが、本発明
のペン型入力装置の第2実施形態においては、重力加速
度を検出することができる加速度センサ41、42を使
用し、ペン本体35の静止中に、加速度から傾き角度の
初期値を算出するとしているので、ドリフトによる傾き
角度のずれを避けることができる。
【0094】また、60は座標変換部59から出力され
るペン本体35の傾き角度α、βを数5に示すように一
次変換してペン先37のXY平面上の位置x、yを算出
する位置算出部、61は係数k11、k12、k21、
k22を設定する係数設定部であり、予め一定の値が設
定されている。
【0095】また、62は接触判定部50がペン先37
が筆記面に接触していると判定している時のみ、位置算
出部60から出力されるペン先37のXY平面上の位置
x、yに基づいてペン先37の軌跡を生成する軌跡生成
部である。
【0096】なお、本発明のペン型入力装置の第2実施
形態においては、A/D変換部54〜56はハードウエ
アで構成されるが、静止角算出部47、ハイパスフィル
タ48、49、接触判定部50、座標変換部57、角度
算出部58、座標変換部59、位置算出部60、係数設
定部61及び軌跡生成部62の機能は、演算部や、制御
部や、メモリ等をハードウエア資源としたソフトウエア
で達成される。
【0097】このように構成された本発明のペン型入力
装置の第2実施形態によれば、ジャイロ38〜40、加
速度センサ41、42、A/D変換部45、46、静止
角算出部47、A/D変換部54〜56、座標変換部5
7、角度算出部58、座標変換部59、位置算出部60
及び係数設定部61からなる角度算出手段により、ペン
本体35の重力座標系X、Y、Zにおける傾き角度α、
βを算出することができ、加速度センサ41、42、A
/D変換部45、46、ハイパスフィルタ48、49及
び接触判定部50からなる筆記判定手段により、ペン先
37が筆記面を筆記中であるか否かを判定することがで
き、軌跡生成部62からなる軌跡生成手段により、ペン
先37が筆記面を筆記中におけるペン本体35の傾き角
度α、βからペン先37の軌跡を生成することができる
ので、本発明のペン先軌跡生成方法を実行し、手書きの
文字等を正しく再現することができる。
【0098】なお、本発明のペン型入力装置の第2実施
形態においては、ハイパスフィルタ48、49として、
遮断周波数を150Hzとするハイパスフィルタを使用
したが、遮断周波数を20〜500Hzとするハイパス
フィルタを使用することができる。
【0099】また、本発明のペン型入力装置の第2実施
形態においては、信号幅を40ms以下とするHレベル
信号をグリッジとして扱うようにしたが、信号幅を10
ms〜100ms以下とするHレベル信号をグリッジと
して扱うことができる。
【0100】また、本発明のペン型入力装置の第2実施
形態においては、ペン本体35にマイクロコントローラ
43を内蔵するようにした場合について説明したが、ペ
ン本体35には、ジャイロ38〜40、加速度センサ4
1、42と、これらの出力をコンピュータに伝送する手
段を内蔵するようにし、マイクロコントローラ43の機
能はコンピュータで実行するようにしても良い。
【0101】本発明のペン装着ユニットの一実施形態・
・図13〜図15 図13は本発明のペン装着ユニットの一実施形態を使用
したペン型入力装置の構成を示す概略的正面図であり、
本発明のペン装着ユニットの一実施形態は、通常ペンに
設定されるペン座標系における通常ペンの静止時からの
Yp軸まわりの傾き角度θyと、Zp軸まわりの傾き角
度θzを算出し、これら傾き角度θy、θzから通常ペ
ンのペン先の軌跡を生成するというものである。
【0102】図13中、64は通常ペンであり、65は
芯、66はペン先である。なお、Xp、Yp、Zpは通
常ペン64に設定されるペン座標系を示しており、Xp
軸は通常ペン64の中心軸に設定される。
【0103】また、67は通常ペン64に着脱可能に装
着された本発明のペン装着ユニットの一実施形態であ
り、68はケース、69は通常ペン64のYp軸まわり
の角速度ωypを検出するY軸ジャイロ、70は通常ペ
ン64のZp軸まわりの角速度ωzpを検出するZ軸ジ
ャイロである。
【0104】また、71は通常ペン64のXp軸方向の
加速度xapを検出するX軸加速度センサ、72は通常
ペン64のYp軸方向の加速度yapを検出するY軸加
速度センサ、73は通常ペン64のZp軸方向の加速度
zapを検出するZ軸加速度センサである。
【0105】また、74はペン先66の軌跡を生成する
マイクロコントローラ、75はマイクロコントローラ7
4により生成されたペン先66の軌跡をコンピュータへ
伝送する赤外線送信機、76は電源をなす電池である。
【0106】図14はマイクロコントローラ74の機能
を示すブロック図である。図14中、77はX軸加速度
センサ71から出力される通常ペン64のXp軸方向の
加速度xapを示すアナログ加速度信号をデジタル加速
度信号に変換するA/D変換部、78はY軸加速度セン
サ72から出力される通常ペン64のYp軸方向の加速
度yapを示すアナログ加速度信号をデジタル加速度信
号に変換するA/D変換部、79はZ軸加速度センサ7
3から出力される通常ペン64のZp軸方向の加速度z
apを示すアナログ加速度信号をデジタル加速度信号に
変換するA/D変換部である。
【0107】また、80は筆記前の静止時にA/D変換
部77から出力されるXp方向の加速度xap及びA/
D変換部78から出力されるYp軸方向yapの加速度
から通常ペン64のXp軸まわりの角度rを算出するペ
ン回転算出部である。
【0108】また、81はA/D変換部77から出力さ
れるXp軸方向の加速度xapから高周波成分を抽出す
るハイパスフィルタ、82はA/D変換部78から出力
されるYp軸方向の加速度yapから高周波成分を抽出
するハイパスフィルタ、83はA/D変換部79から出
力されるZp軸方向の加速度zapから高周波成分を抽
出するハイパスフィルタである。
【0109】また、84はハイパスフィルタ81、8
2、83の出力を一定の閾値で論理判定して論理和を求
め、更に、グリッジを除去してペン先66が筆記面に接
触しているか否かを判定する接触判定部である。
【0110】また、85はY軸ジャイロ69から出力さ
れるYp軸まわりの通常ペン64の角速度ωypを示す
アナログ角速度信号をデジタル角速度信号に変換するA
/D変換部、86はZ軸ジャイロ70から出力される通
常ペン64のZp軸まわりの角速度ωzpを示すアナロ
グ角速度信号をデジタル角速度信号に変換するA/D変
換部である。
【0111】また、87はA/D変換部85から出力さ
れる通常ペン64のYp軸まわりの角速度ωypを積分
して、図15に示すペン座標系における通常ペン64の
傾き角度θyを算出する角度算出部である。
【0112】また、88はA/D変換部86から出力さ
れる通常ペン64のZp軸まわりの角速度ωzpを積分
して、図15に示すペン座標系における通常ペン64の
傾き角度θzを算出する角度算出部である。
【0113】なお、ペン座標系は、刻々と変化するた
め、角速度ωyp、ωzpをそれぞれ積分しても、正確
には静止時からの傾き角度θy、θzにならないが、傾
き角度θy、θzが小さい場合には、角速度ωyp、ω
zpの積分値は、それぞれ、近似的に傾き角度θy、θ
zに一致する。
【0114】また、89は角度算出部87、88から出
力される通常ペン64の傾き角度θy、θzについて、
回転角r+dを使用して、
【0115】
【数12】
【0116】なる座標変換を行い、ペン先66のXY平
面上の位置x,yを算出する座標変換部である。なお、
dは通常ペン64の傾き方向により必要な回転補正角で
あり、前もって決めておき、固定値として持っておけば
良い。
【0117】また、90は接触判定部84がペン先66
が筆記面に接触していると判定している時のみ、座標変
換部89から出力されるペン先66のXY平面上の位置
x、yに基づいてペン先66の軌跡を生成する軌跡生成
部である。
【0118】また、91は軌跡生成部90から出力され
るペン先66の軌跡を保存するメモリであり、メモリ9
1に保存されたペン先66の軌跡は、適当なタイミング
で赤外線送信機75によりコンピュータに伝送される。
【0119】なお、本発明のペン装着ユニットの一実施
形態においては、A/D変換部77〜79、85、86
はハードウエアで構成されるが、ペン回転算出部80、
ハイパスフィルタ81〜83、接触判定部84、角度算
出部87、88、座標変換部89及び軌跡生成部90の
機能は、演算部とメモリとをハードウエア資源とするソ
フトウエアで達成される。
【0120】このように構成された本発明のペン装着ユ
ニットの一実施形態によれば、ジャイロ69、70、加
速度センサ71、72、A/D変換部77、78、ペン
回転算出部80、A/D変換部85、86、角度算出部
87、88及び座標変換部89からなる角度算出手段に
より、通常ペン64のペン座標系Xp、Yp、Zpにお
ける傾き角度θy、θzを算出することができ、加速度
センサ71〜73、A/D変換部77〜79、ハイパス
フィルタ81〜83、接触判定部84からなる筆記判定
手段により、ペン先66が筆記面を筆記中であるか否か
を判定することができ、軌跡生成部90からなる軌跡生
成手段により、ペン先66が筆記面を筆記中における通
常ペン64の傾き角度θy、θzからペン先66の軌跡
を生成することができるので、本発明のペン先軌跡生成
方法を実行し、通常ペン64による手書きの文字等を正
しく再現することができる。
【0121】また、本発明のペン装着ユニットの一実施
形態によれば、通常ペン64を使用することができるの
で、ペン型入力装置を低価格で得ることができると共
に、X軸ジャイロを備えていないので、精度が多少悪化
するが、低価格化、小型化を図ることができる。
【0122】ここで、本発明のペン型入力装置の内容を
整理すると、本発明のペン型入力装置には、少なくと
も、以下のペン型入力装置が含まれる。
【0123】(1−1) ペン本体の傾き角度を算出す
る角度算出手段と、ペン先が筆記面を筆記中か否かを判
定する筆記判定手段と、前記ペン先が筆記面を筆記中と
判定されている時の前記ペン本体の傾き角度から前記ペ
ン先の軌跡を生成する軌跡生成手段とを備えていること
を特徴とするペン型入力装置。
【0124】(1−2) 前記(1−1)に記載のペン
型入力装置において、前記角度算出手段は、前記ペン本
体に設定されるペン座標系における2軸又は3軸の軸回
りの角速度を検出するジャイロと、前記ジャイロから出
力される前記ペン本体の角速度から前記ペン本体の傾き
角度を算出する角度算出手段を備えていることを特徴と
するペン型入力装置。
【0125】(1−3) 前記(1−2)に記載のペン
型入力装置において、前記角度算出手段は、固定座標系
の水平方向の2軸をX軸及びY軸、垂直方向の軸をZ軸
とすると、前記ペン本体の傾き角度として、前記ペン本
体のXZ平面への投影像がX軸となす角度及び前記ペン
本体のYZ平面への投影像がY軸となす角度を算出する
ことを特徴とするペン型入力装置。
【0126】(1−4) 前記(1−3)に記載のペン
型入力装置において、前記角度算出手段は、前記ペン本
体の傾き角度の初期値として、前記ペン本体に設定され
るペン座標系が前記固定座標系と一致する場合における
前記ペン本体の傾き角度を使用することを特徴とするペ
ン型入力装置。
【0127】(1−5) 前記(1−3)に記載のペン
型入力装置において、前記角度算出手段は、前記ペン本
体の傾き角度の初期値として、筆記前に、前記ペン本体
が静止した時の前記ペン本体の傾き角度を使用すること
を特徴とするペン型入力装置。
【0128】(1−6) 前記(1−3)に記載のペン
型入力装置において、前記ペン本体のXZ平面への投影
像がX軸となす角度をα、前記ペン本体のYZ平面への
投影像がY軸となす角度をβとすると、前記軌跡生成手
段は、前記ペン先のXY平面上の位置x、yを数5で示
すように算出することを特徴とするペン型入力装置。
【0129】(1−7) 前記(1−6)に記載のペン
型入力装置において、前記軌跡生成手段は、使用者が規
定文字を筆記することにより、前記係数k11、k1
2、k21、k22を算出して設定する係数設定手段を
備えていることを特徴とするペン型入力装置。
【0130】(1−8) 前記(1−6)に記載のペン
型入力装置において、前記軌跡生成手段は、前記係数k
11、k12、k21、k22を数8に示すように表
し、θとして−30〜30[度]、k11’として1〜
3[mm/度]、k12’として−1.5〜1.5[mm
/度]、k22’として1〜3[mm/度]の値が登録
されていることを特徴とするペン型入力装置。
【0131】(1−9) 前記(1−2)に記載のペン
型入力装置において、前記角度算出手段は、前記ペン本
体に設定されるペン座標系における前記ペン本体の傾き
角度を算出することを特徴とするペン型入力装置
【0132】(1−10) 前記(1−1)に記載のペ
ン型入力装置において、前記筆記判定手段は、前記ペン
先に加わる力により前記ペン先の筆記面への接触の有無
を検出する接触スイッチを備えていることを特徴とする
ペン型入力装置。
【0133】(1−11) 前記(1−1)に記載のペ
ン型入力装置において、前記筆記判定手段は、1個又は
異なる方向の加速度を検出する2個又は3個の加速度セ
ンサと、前記加速度センサの出力に含まれる高周波成分
に基づいて前記ペン先の筆記面への接触の有無を検出す
る接触判定部を備えていることを特徴とするペン型入力
装置。
【0134】また、本発明のペン装着ユニットの内容を
整理すると、本発明のペン装着ユニットには、少なくと
も、以下のペン装着ユニットが含まれる。
【0135】(2−1) 通常ペンに装着して通常ペン
をコンピュータのペン型入力装置として使用するための
ペン装着ユニットであって、通常ペンの傾き角度を算出
する角度算出手段と、通常ペンのペン先が筆記面を筆記
中か否かを判定する筆記判定手段と、前記ペン先が筆記
面を筆記中と判定されている時の前記通常ペンの傾き角
度から前記ペン先の軌跡を生成する軌跡生成手段とを備
えていることを特徴とするペン装着ユニット。
【0136】(2−2) 前記(2−1)に記載のペン
装着ユニットにおいて、前記角度算出手段は、前記通常
ペンに設定されるペン座標系における2軸又は3軸の軸
回りの角速度を検出するジャイロと、前記ジャイロから
出力される前記通常ペンの角速度から前記通常ペンの傾
き角度を算出する角度算出手段を備えていることを特徴
とするペン装着ユニット。
【0137】(2−3) 前記(2−2)に記載のペン
装着ユニットにおいて、前記角度算出手段は、固定座標
系の水平方向の2軸をX軸及びY軸、垂直方向の軸をZ
軸とすると、前記通常ペンの傾き角度として、前記通常
ペンのXZ平面への投影像がX軸となす角度及び前記通
常ペンのYZ平面への投影像がY軸となす角度を算出す
ることを特徴とするペン装着ユニット。
【0138】(2−4) 前記(2−3)に記載のペン
装着ユニットにおいて、前記角度算出手段は、前記通常
ペンの傾き角度の初期値として、前記通常ペンに設定さ
れるペン座標系が前記固定座標系と一致する場合におけ
る前記通常ペンの傾き角度を使用することを特徴とする
ペン装着ユニット。
【0139】(2−5) 前記(2−3)に記載のペン
装着ユニットにおいて、前記角度算出手段は、前記通常
ペンの傾き角度の初期値として、筆記前に、前記通常ペ
ンが静止した時の前記通常ペンの傾き角度を使用するこ
とを特徴とするペン装着ユニット。
【0140】(2−6) 前記(2−3)に記載のペン
装着ユニットにおいて、前記通常ペンのXZ平面への投
影像がX軸となす角度をα、前記通常ペンのYZ平面へ
の投影像がY軸となす角度をβとすると、前記軌跡生成
手段は、前記ペン先のXY平面上の位置x、yを数5で
示すように算出することを特徴とするペン装着ユニッ
ト。
【0141】(2−7) 前記(2−6)に記載のペン
装着ユニットにおいて、前記軌跡生成手段は、使用者が
規定文字を筆記することにより、前記係数k11、k1
2、k21、k22を算出して設定する係数設定手段を
備えていることを特徴とするペン装着ユニット。
【0142】(2−8) 前記(2−6)に記載のペン
装着ユニットにおいて、前記軌跡生成手段は、前記係数
k11、k12、k21、k22を数8に示すように表
し、θとして−30〜30[度]、k11’として1〜
3[mm/度]、k12’として−1.5〜1.5[mm
/度]、k22’として1〜3[mm/度]の値が登録
されていることを特徴とするペン装着ユニット。
【0143】(2−9) 前記(2−2)に記載のペン
装着ユニットにおいて、前記角度算出手段は、前記通常
ペンに設定されるペン座標系における前記通常ペンの傾
き角度を算出することを特徴とするペン装着ユニット。
【0144】(2−10) 前記(2−1)に記載のペ
ン装着ユニットにおいて、前記筆記判定手段は、1個又
は異なる方向の加速度を検出する2個又は3個の加速度
センサと、前記加速度センサの出力に含まれる高周波成
分に基づいて前記ペン先の筆記面への接触の有無を検出
する接触判定部を備えていることを特徴とするペン装着
ユニット。
【0145】
【発明の効果】以上のように、本発明のペン先軌跡生成
方法によれば、ペン先が筆記面を筆記中におけるペンの
傾き角度からペン先の軌跡を生成するとしているので、
ペンによる手書きの文字等を正しく再現することができ
る。
【0146】また、本発明のペン型入力装置によれば、
ペン先が筆記面を筆記中におけるペン本体の傾き角度か
らペン先の軌跡を生成することができるので、手書きの
文字等を正しく再現することができる。
【0147】また、本発明のペン装着ユニットによれ
ば、通常ペンのペン先が筆記面を筆記中における通常ペ
ンの傾き角度から通常ぺンのペン先の軌跡を生成するこ
とができるので、通常ペンによる手書きの文字等を正し
く再現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のペン先軌跡生成方法の原理を説明する
ための図である。
【図2】本発明のペン先軌跡生成方法の原理を説明する
ための図である。
【図3】本発明のペン先軌跡生成方法の原理を説明する
ための図である。
【図4】本発明のペン先軌跡生成方法の原理を説明する
ための図である。
【図5】本発明のペン先軌跡生成方法の原理を説明する
ための図である。
【図6】本発明のペン型入力装置の第1実施形態の構成
を示す概略的正面図である。
【図7】本発明のペン型入力装置の第1実施形態が備え
るマイクロコントローラの機能を示すブロック図であ
る。
【図8】本発明のペン型入力装置の第1実施形態の動作
を説明するための図である。
【図9】本発明のペン型入力装置の第2実施形態の構成
を示す概略的正面図である。
【図10】本発明のペン型入力装置の第2実施形態が備
えるマイクロコントローラの機能を示すブロック図であ
る。
【図11】本発明のペン型入力装置の第2実施形態の動
作を説明するための図である。
【図12】本発明のペン型入力装置の第2実施形態が備
える接触判定部の動作を説明するためのタイムチャート
である。
【図13】本発明のペン装着ユニットの一実施形態を使
用したペン型入力装置の構成を示す概略的正面図であ
る。
【図14】本発明のペン装着ユニットの一実施形態が備
えるマイクロコントローラの機能を示すブロック図であ
る。
【図15】本発明のペン装着ユニットの一実施形態の動
作を説明するための図である。
【符号の説明】
X、 Y、 Z 重力座標系の軸 Xp、Yp、Zp ペン座標系の軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B068 AA04 AA11 AA36 BD02 BD12 BD17 BE08 CC17 DD04 5B087 AA02 AE06 BC03 BC12 BC26 BC31 DD17

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ペンの傾き角度を算出する角度算出工程
    と、 ペン先が筆記面を筆記中か否かを判定する筆記判定工程
    と、 前記ペン先が筆記面を筆記中と判定されている時の前記
    ペンの傾き角度から前記ペン先の軌跡を生成する軌跡生
    成工程とを実行することを特徴とするペン先軌跡生成方
    法。
  2. 【請求項2】ペン本体の傾き角度を算出する角度算出手
    段と、 ペン先が筆記面を筆記中か否かを判定する筆記判定手段
    と、 前記ペン先が筆記面を筆記中と判定されている時の前記
    ペン本体の傾き角度から前記ペン先の軌跡を生成する軌
    跡生成手段とを備えていることを特徴とするペン型入力
    装置。
  3. 【請求項3】通常ペンに装着して前記通常ペンをコンピ
    ュータのペン型入力装置として使用するためのペン装着
    ユニットであって、 前記通常ペンの傾き角度を算出する角度算出手段と、 前記通常ペンのペン先が筆記面を筆記中か否かを判定す
    る筆記判定手段と、 前記通常ペンのペン先が筆記面を筆記中と判定されてい
    る時の前記通常ペンの傾き角度から前記通常ペンのペン
    先の軌跡を生成する軌跡生成手段とを備えていることを
    特徴とするペン装着ユニット。
JP27348599A 1999-09-28 1999-09-28 ペン先軌跡生成方法、ペン型入力装置及びペン装着ユニット Withdrawn JP2001100908A (ja)

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