JP2001091967A - 液晶表示装置およびこれを用いた電子機器 - Google Patents

液晶表示装置およびこれを用いた電子機器

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JP2001091967A
JP2001091967A JP26424299A JP26424299A JP2001091967A JP 2001091967 A JP2001091967 A JP 2001091967A JP 26424299 A JP26424299 A JP 26424299A JP 26424299 A JP26424299 A JP 26424299A JP 2001091967 A JP2001091967 A JP 2001091967A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各基板に形成すべき電極が多い場合であって
も、液晶パネルの占めるスペースを大きくすることな
く、かつ、比較的容易に電極の形成を行うことができる
液晶表示装置、およびこれを用いた電子機器を提供す
る。 【解決手段】 本発明にかかる液晶表示装置は、相互に
対向する第1基板および第2基板と、両基板間に介挿さ
れる枠状のシール部と、前記第1基板、第2基板および
シール部によって囲まれる領域に封入された液晶とを具
備し、前記第1基板は複数の第1電極を備える一方、前
記第2基板は、前記第1基板と対向する対向領域に複数
の第2電極を備えるとともに、前記第1基板の縁部から
張り出した張出領域に、前記複数の第1電極に接続され
る第1駆動回路と、前記複数の第2電極に接続される第
2駆動回路とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置およ
びこれを用いた電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来の液晶パネルの構成を示す
平面図である。同図に示すように、この液晶パネルは、
相互に対向配置される第1基板1および第2基板2と、
両基板間に介挿されるシール部3と、第1基板1、第2
基板2およびシール部3によって囲まれる領域内に封入
される液晶とにより構成されている。ここで、第1基板
1と第2基板2とが対向して貼り合わされた状態におい
て、第1基板1は第2基板2の縁部から張り出す領域
(以下、「張出領域C」という)を有しており、第2基
板2は第1基板1の縁部から張り出す領域(以下、「張
出領域D」という)を有するようになっている。第1基
板1の内側(液晶4側)には、複数のデータ電極(デー
タ電極)11が形成されており、各データ電極11は第
1基板1の上記張出領域Cに至って、当該領域に配設さ
れるデータ電極駆動回路5の出力端子にそれぞれ接続さ
れている。一方、第2基板2の内側(液晶側)には、上
記複数のデータ電極11の各々に直交するように複数の
走査電極21が形成されており、各走査電極21は第2
基板2のうちの上記張出領域Dに至って、当該領域に配
設された走査電極駆動回路6の出力端子にそれぞれ接続
されている。このような構成により、各データ電極11
にはデータ電極駆動回路5からの出力信号が、各走査電
極21には走査電極駆動回路6からの出力信号が、それ
ぞれ供給されるようになっている。
【0003】しかしながら、上記構成とした場合、各基
板が他の基板に対して張り出す領域を有しているため、
液晶パネルが占めるスペースが大きくなってしまうとい
った問題があった。
【0004】このような問題を解決するため、図9に示
す構成の液晶パネルが提案されるに至った。この液晶パ
ネルは、同図に示すように、第2基板2が第1基板1よ
りも大きく形成されており、第2基板2の一部が第1基
板1の縁部から張り出すようになっている。そして、当
該領域には、第1基板1上のデータ電極11および第2
基板2上の走査電極21に所定の電圧を供給するための
液晶駆動回路7(すなわち、上記データ電極駆動回路5
と走査電極駆動回路6の機能を兼ね備えたIC)が配設
されるとともに、この液晶駆動回路7の各出力端子が、
データ電極11および走査電極21の各々に導通される
ようになっている。このような構成とすることにより、
前掲図8に示した液晶パネルと比較して、上記張出領域
Cの分だけ液晶パネルを小さくすることができる。な
お、第1基板1上に形成されたデータ電極11の各々
は、シール材3に混入された導電性材料を介して第2基
板2上の液晶駆動回路7の各出力端子と導通されるよう
になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、液晶
パネルの大型化および高解像度化が要求されるようにな
ったことに伴い、液晶パネルの各基板上に形成される電
極の数が増大するに至った。このため、非常に多数の電
極を、相互に短絡させることなく1つの液晶駆動回路に
至るように形成しなければならず、電極の形成が極めて
困難となっていた。
【0006】本発明は、以上説明した事情に鑑みてなさ
れたものであり、各基板に形成すべき電極が多い場合で
あっても、液晶パネルの占めるスペースを大きくするこ
となく、かつ、比較的容易に電極の形成を行うことがで
きる液晶表示装置、およびこれを用いた電子機器を提供
することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、相互に対向
する第1基板および第2基板と、両基板間に介挿される
シール部と、前記第1基板、第2基板およびシール部に
よって囲まれる領域に封入された液晶とを具備する液晶
表示装置であって、前記第1基板は、複数の第1電極を
備え、前記第2基板は、前記第1基板と対向する領域に
複数の第2電極を備えるとともに、前記第1基板の縁部
から張り出した張出領域に、前記複数の第1電極に接続
される第1駆動回路と、前記複数の第2電極に接続され
る第2駆動回路とを備えることを特徴とする液晶表示装
置を提供するものである。
【0008】かかる液晶表示装置によれば、一方の基板
にのみ駆動回路が配設されているので、液晶表示装置の
大きさを小さくすることができるという利点がある。さ
らに、第1電極および第2電極に接続される駆動回路が
別個に配設されるようになっているため、第1電極およ
び第2電極を1つの駆動回路に接続する場合と比較し
て、電極の形成が容易となる。
【0009】ここで、前記第1駆動回路および第2駆動
回路のうち、前記複数の第1電極および複数の第2電極
のうちの数が多い方に接続されるものは前記張出領域の
中央部近傍に配設されるようにしてもよい。この場合に
は、第1電極および第2電極のうちの数が多い方に接続
される駆動回路が張出領域の中央部近傍に配設され、他
方の駆動回路がそれ以外の領域に配設されるようになっ
ている。従って、第1電極および第2電極のうちの数が
多い方を優先的に形成することができ、電極の形成がよ
り容易になるという利点がある。
【0010】また、前記第1駆動回路は前記張出領域の
中央部近傍に配設され、前記第1電極は、前記シール部
内の導電性材料を介して前記第1駆動回路に導通される
ようにしてもよい。この場合には、第1電極と第1駆動
回路とが確実に導通されるように、優先的に第1電極を
形成することができるという利点がある。
【0011】この発明は、請求項1から3のいずれか1
の請求項に記載の液晶表示装置を表示部として備えたこ
とを特徴とする電子機器を提供するものである。かかる
電子機器によれば、表示部たる液晶表示装置の大きさを
小さくすることができるから、電子機器自体の小型化を
図ることができる。さらに、液晶表示装置の電極の形成
を容易に行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。かかる実施の形態は、本発
明の一態様を示すものであり、この発明を限定するもの
ではなく、本発明の範囲内で任意に変更可能である。
【0013】A:実施形態の構成 図1は、本発明の一実施形態である液晶パネル100の
構成を示す斜視図であり、図2は、この液晶パネル10
0の分解斜視図である。なお、これらの図および以下に
示す各図においては、各層や各部材を図面上で認識可能
な程度の大きさとするため、各層や各部材ごとに縮尺を
異ならせている。
【0014】図1および図2に示すように、この液晶パ
ネル100は、対向して配置された第1基板1および第
2基板2と、両基板間に介挿された長方形の枠状のシー
ル部3と、第1基板1、第2基板2およびシール部3に
よって囲まれる領域に封入された液晶4とを具備してい
る。
【0015】第1基板1および第2基板2は石英、ガラ
スまたはプラスティック等により構成される板状部材で
あり、各々の内側(液晶4側)表面には液晶4に電界を
印加するための複数の電極が形成されている。具体的に
は、第1基板1の内側表面には、複数の第1データ電極
11がストライプ状に形成される。一方、第2基板2の
内側表面には、上記各第1データ電極11に直交する部
分を有する複数の走査電極21と、第1基板1および第
2基板2が接合された状態で前記第1データ電極11に
導通される複数の第2データ電極22とが形成されてい
る。第1データ電極11、走査電極21および第2デー
タ電極22の各々は、例えばITO(Indium Tin Oxid
e)等によって形成される透明電極である。なお、本実
施形態においては、第1データ電極11の本数が、走査
電極21の本数よりも多くなっている。また、第2デー
タ電極22の各々は、第1データ電極11の各々と対応
しており、第1データ電極11の本数と同数だけ設けら
れている。
【0016】ここで、図1および図2に示すように、第
2基板2は第1基板1よりも一方向において大きく(長
く)なっている。従って、両基板を張合わせた状態にお
いて、第2基板2の一部が第1基板1の1つの縁部(図
2中のAで示す縁部)から張り出す構成となっている。
そして、この張り出した領域(以下、「張出領域2a」
という)の図中X軸方向における中央部近傍には、上記
複数の第1データ電極11に対して画像信号に応じた電
圧を供給するためのデータ電極駆動回路5が配設される
一方、張出領域2aの端部(図2においてはX軸の負方
向の端部)近傍には、上記複数の走査電極21に対して
画像信号に応じた電圧を供給するための走査電極駆動回
路6が配設されている。また、張出領域2a上には、デ
ータ電極駆動回路5および走査電極駆動回路6の入力端
子に接続される端子部8が形成されており、外部の装置
から出力された画像信号が、この端子部8を介して各駆
動回路に供給されるようになっている。なお、上記デー
タ電極駆動回路5および走査電極駆動回路6は、それぞ
れ特許請求の範囲における「第1駆動回路」および「第
2駆動回路」のうちのいずれか一方に相当するものであ
る。
【0017】複数の第1データ電極11が形成された第
1基板1の表面、および複数の走査電極21が形成され
た第2基板2の表面は、配向膜(図示略)によって覆わ
れている。この配向膜は、ポリイミド等の有機薄膜に対
して一軸配向処理、例えばラビング処理を施したもので
ある。両基板間に封入される液晶は、電界が印加されて
いない状態において、この配向膜のラビング方向に応じ
た配向状態となる。一方、第1基板1および第2基板2
の外側表面には、それぞれ偏光板(図示略)が貼着され
ており、各偏光板は、各基板の内側表面を覆う配向膜の
配向方向に応じて偏光軸が設定されている。
【0018】シール部3は、熱硬化性を有するエポキシ
樹脂等により構成され、第1基板1と第2基板2との間
隙を一定の厚さに保つためのスペーサ材が混入されてい
る。このシール部3は、一部に液晶4を注入するための
開口部3aを有している。この開口部3aは、第1基板
1、第2基板2およびシール部3によって囲まれる領域
内に液晶4が注入された後、接着剤によって閉塞され
る。
【0019】また、シール部3には、上記スペーサ材の
他、導電性粒子が混入されている。この導電性粒子は、
弾性変形可能なプラスティックビーズの表面にめっきを
施したものである。詳細は後述するが、第1基板1上に
形成された各第1データ電極11と、第2基板2上に形
成された各第2データ電極22とは、この導電性粒子に
よって導通される。
【0020】次に、図3および図4を参照して、第1基
板1および第2基板2上に形成される各電極の詳細な構
成を説明する。なお、以下では、第2基板2のうちの張
出領域2a以外の領域、すなわち第1基板1と対向する
領域を「対向領域2b」と呼ぶ。
【0021】まず、図3は、上記第1基板1の液晶4側
表面の詳細な構成を示す平面図である。同図に示すよう
に、第1基板1の液晶4側表面には、複数の第1データ
電極11が形成されている。そして、各第1データ電極
11は、図中のY軸に平行な方向に形成された表示用電
極11aと、第1基板1の縁部Aの近傍においてY軸に
平行な方向に形成された導通用端子11cと、各表示用
電極11aと導通用端子11cとを連結する形状に形成
された引出電極11bとにより構成されている。ここ
で、各導通用端子11cの幅は、各表示用電極11aの
幅よりも狭くなっている。つまり、全体として見ると、
複数の第1データ電極11が、第1基板1の縁部A近傍
において、当該縁部Aの中央部に向かって収束する形状
となっている。
【0022】一方、図4は、上記第2基板2の液晶4側
表面の詳細な構成を示す平面図である。第2基板2の液
晶4側表面には、上述したように、複数の第2データ電
極22と、複数の走査電極21とが形成されている。各
第2データ電極22は、図4に示すように、対向領域2
bのうちの張出領域2a近傍の部分に形成された導通用
端子22aと、第1入力端子22cと、各導通用端子2
2aと各第1入力端子22cとを連結する形状に形成さ
れた引出電極22bとからなる。各第2データ電極22
の第1入力端子22cは、張出領域2aのX軸方向にお
ける中央部近傍において、X軸方向に配列されるように
なっている。
【0023】一方、第2基板2上に形成された複数の走
査電極21の各々は、X軸に平行な方向に延在して形成
された表示用電極21aと、張出領域2aの端部近傍
(図4に示す例においては左端部近傍)に形成された第
2入力端子21cと、各表示用電極21aの一端と各第
2入力端子21cとを連結する形状に形成された引出電
極21bとからなる。すなわち、各引出電極21bは、
表示用電極21aのX軸の負方向に位置する一端から、
第2基板2の一辺に沿って延び、第2入力端子21cの
一端に至る形状に形成されている。また、各走査電極2
1の第2入力端子21cは、張出領域2aの端部近傍に
おいて、X軸方向に配列されるようになっている。
【0024】次に、図5は、上記第1基板1と第2基板
2とを、各々の表面上に形成された電極が対向するよう
に、シール部3を挟んで貼り合わせたものを、第1基板
側から見た場合の詳細な構成を示す平面図である。この
図5および前掲した図3および図4から分かるように、
両基板を貼り合わせた状態において、第1基板1上に形
成された各第1データ電極11の導通用端子11cと、
第2基板2上に形成された各第2データ電極22の導通
用端子22aとは、シール材3を介して対向する。そし
て、各導通用端子11cおよび22aは、シール材3に
混入された導電性粒子によって導通されるようになって
いる。この結果、各第1データ電極11と第2データ電
極22とが導通されて1本のデータ電極を形成するとと
もに、全体としてみると、第1基板1の大部分を占める
複数のデータ電極が、収束しつつ第2基板2の張出領域
2aの中央部近傍に至る形状となる。
【0025】ここで、図6は、第1基板1上に形成され
た各導通用端子11cおよび第2基板2上に形成された
各導通用端子22aと、これらの間に挟まれたシール部
3(導電性粒子3bを含む)の近傍の部分を拡大して示
す断面図である。同図に示すように、第1基板1と第2
基板2とを貼り合わせる際に、導通用端子11cとこれ
に対応する導通用端子22aとを対向させた状態でその
間隙を狭めるような力を加えながらシール部3を硬化さ
せると、シール部3中の導電性粒子3bは、第1基板1
と第2基板2との間で押しつぶされる。この結果、各導
通用端子11cとこれに対向する導通用端子22aとの
間に位置する導電性粒子3bは、当該導通用端子11c
と導通用端子22aとを導通させる。一方、導通用端子
11cと導通用端子22aとが対向する領域以外の領域
に位置する導電性粒子3bは、各部の導通には何ら関与
しないから、各導通用端子11cとこれに対向する導通
用端子22aとの間のみが導通される。
【0026】再び図5において、各データ電極の一端と
なる第1入力端子22cは、第2基板2の張出領域2a
の中央部近傍に配設されたデータ電極駆動回路5の各出
力端子に接続される。データ電極駆動回路5の各出力端
子と第1入力端子22cの各々とは、例えば、ACF
(Anisotropic Conductive Film)等を介して接続され
る。
【0027】一方、第2基板2上に形成された各走査電
極21の第2入力端子21cは、第2基板2の張出領域
2aの端部近傍に配設された走査電極駆動回路6の各出
力端子に接続される。これらの各部も、上述したACF
を介して接続される。
【0028】第1基板1と第2基板2とを貼り合わせた
状態において、各第1データ電極11の表示用電極11
aと、各走査電極21の表示用電極21aとは直交する
ようになっており、各表示用電極11aおよび21aが
交差する部分と、当該部分に挟まれる液晶4とによって
画素が形成される。すなわち、各表示用電極11aおよ
び21aが交差する領域に画像が表示される。以下、こ
の領域を画像表示領域という。本実施形態においては、
第1データ電極11および走査電極21の各々が、上述
した画像表示領域以外の領域(すなわち、画像表示領域
の周辺部分等)にまで至るように形成されている。例え
ば、図3および図4において破線で囲まれた部分に形成
された電極である。これらの領域に形成された電極は、
画像の表示に関しては何ら関与することはないが、両基
板の間隙の厚さを、画像表示領域とそれ以外の領域とで
ほぼ同じにする役割を担っている。つまり、仮に、シー
ル部3によって囲まれた領域(液晶4が封入される領
域)のうち、画像表示領域内のみに第1データ電極11
および走査電極21を形成し、それ以外の領域には電極
を形成しないとすると、画像表示領域以外の領域におけ
る両基板の間隙の厚さが、画像表示領域内における両基
板の間隙の厚さよりも、電極の厚さの分だけ厚くなって
しまう。すなわち、画像表示領域以外の領域における液
晶層の厚さと、画像表示領域内における液晶層の厚さと
が異なってしまい、この結果各領域の色が異なってしま
うという問題がある。これに対し、本実施形態において
は、画像表示領域以外の部分にも電極が形成されている
ため、このような不具合が生じない。以下では、このよ
うに、画像表示領域以外の領域に形成された電極を「ダ
ミー電極」と呼ぶ。本実施形態においては、第1データ
電極11の引出電極11bと、走査電極21の引出電極
21bとの間に位置する第2基板2上の領域にも、ダミ
ー電極(図4中のBで示す部分)が形成されている。
【0029】以上が本実施形態に係る液晶パネル100
の構成である。
【0030】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、第2基板2の張出領域2a上にデータ電極駆動回路
5および走査電極駆動回路6の両方が配設されているた
め、前掲図8に示した従来の技術と比較して、液晶パネ
ルの大きさを小さくすることができるという利点があ
る。さらに、データ電極に接続される駆動回路と走査電
極に接続される駆動回路とを別個に設けたため、各電極
を1個の駆動回路に至るように形成する場合と比較し
て、電極の形成を容易に行うことができる。
【0031】また、本実施形態においては、データ電極
を張出領域2aの中央部近傍に収束させ、同じく張出領
域2aの中央部近傍に配設されたデータ電極駆動回路5
の出力端子に接続するようになっている。ここで、一方
の電極を張出領域2aの中央部近傍に収束させた場合、
以下の利点が得られる。
【0032】まず、仮に上記各データ電極を張出領域2
aの右端部(X軸の正方向側)近傍に向けて収束させた
とすると、第2データ電極22の引出電極22bの延び
る方向とX軸の負方向とがなす角(図4中の角αに相当
する角)が、上記図5に示した場合と比較して小さくな
り、第2データ電極22の引出電極22bの幅を、図5
に示す場合と比較して狭くしなければならない。そし
て、電極の幅を狭くした場合、各電極の断線や、隣接す
る電極間における短絡等が生じやすくなるといった問題
がある。これに対し、本実施形態においては、データ電
極を張出領域2aの中央部近傍に収束させるようになっ
ているため、上記角αはそれほど小さくならない。従っ
て、第2データ電極22の引出電極22bの幅は、各デ
ータ電極を張出領域2aの端部に収束させた場合ほど狭
くならないから、上述した問題を回避することができ
る。
【0033】また、本実施形態においては、データ電極
と走査電極21のうちの配線数が多い方を、張出領域2
aの中央部近傍に収束させた場合には、以下の利点が得
られる。すなわち、仮に本数が少ない方の電極を張出領
域2aの中央部近傍に収束させるように形成した場合、
当該電極が形成された領域を避けるように、本数が多い
方の電極を形成する必要がある。これに対し、本数が多
い方の電極を中央部近傍に収束させる場合、当該電極を
優先的に基板上に形成するとともに、当該電極が形成さ
れた領域を避けるように、本数が少ない電極を形成すれ
ばよいため、上述した場合と比較して電極形成に際して
の制約を軽減することができる。
【0034】また、本実施形態においては、張出領域2
aの中央部に収束されるデータ電極を、第1基板1およ
び第2基板2に分割して形成し、シール部3内の導電性
粒子によって導通させる構成とした。このように、張出
領域の中央部に収束される電極を各基板間において導通
させるようにした場合、以下の利点がある。すなわち、
上述したように、本数が多い方の電極を張出領域2aの
中央部近傍に収束させるようにした場合、当該電極を本
数が少ない方の電極と比較して優先的に形成することが
できる。従って、第1データ電極11の導通用端子11
cおよび第2データ電極22の導通用端子22aの形状
(各導通用端子11cおよび22aの幅や間隔等)を、
導電性材料を介して確実に導通させるために必要かつ充
分な形状とすることができる。
【0035】なお、上記実施形態においては、データ電
極の本数が走査電極の本数よりも多い液晶パネルを例に
とって説明したが、走査電極の本数がデータ電極の本数
よりも多いタイプの液晶パネルにも本発明を適用するこ
とができる。この場合、本数の多い走査電極を第2基板
の張出領域の中央部に収束させるとともに、各走査電極
の端部を当該領域の中央部近傍に配設された走査線駆動
回路の出力端子に接続するようにすればよい。
【0036】B:応用例 次に、上記各実施形態に係る液晶パネル100を各種の
電子機器の表示装置として適用する場合について説明す
る。この場合、電子機器300は、図7に例示するよう
に、表示情報出力源301、表示情報処理回路302、
電源回路303、タイミングジェネレータ304および
上述した液晶パネル100により構成される。
【0037】表示情報出力源301は、ROMやRAM
等のメモリ、各種ディスク等のストレージユニット、デ
ィジタル画像信号を同調出力する同調回路等を備えて構
成され、タイミングジェネレータ304によって出力さ
れる各種のクロック信号に基づき、所定のフォーマット
の画像信号などの表示情報を表示情報処理回路302に
出力する。表示情報処理回路302は、増幅・反転回路
や、ローテーション回路、ガンマ補正回路およびクラン
プ回路等、周知の各種回路を備え、供給された表示情報
の処理を実行して、その画像信号をクロック信号ととも
に液晶パネル100の駆動回路に供給する。また、電源
回路303は、各構成要素に所定の電源を供給する。
【0038】上記電子機器の具体例としては、例えば、
可搬型パーソナルコンピュータ、携帯電話機、ビューフ
ァインダ型またはモニタ直視型のビデオテープレコー
ダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電
卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電
話、POS端末、タッチパネルを備えた各種装置等が考
えられる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1電極に接続される第1駆動回路、および第2電極に
接続される第2駆動回路の両方を、一方の基板上に形成
するようにしたため、各基板上に駆動回路を配設した従
来の技術と比較して液晶表示装置の占めるスペースを縮
小することができる。さらに、両基板上に形成された電
極の各々を、別個の駆動回路に接続するようになってい
るため、両基板上に形成された電極を1個の駆動回路に
至るように形成する場合と比較して、電極の形成が容易
となり、電極の短絡および断線といった不具合の発生を
抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態である液晶パネルの構成
を示す斜視図である。
【図2】 同実施形態における液晶パネルを分解した様
子を示す斜視図である。
【図3】 同実施形態における液晶パネルの第1基板上
の構成を示す平面図である。
【図4】 同実施形態における液晶パネルの第2基板上
の構成を示す平面図である。
【図5】 同実施形態における液晶パネルの各電極の詳
細な構成を示す平面図である。
【図6】 同実施形態における各導通用端子の導通の様
子を説明するための断面図である。
【図7】 本発明の一実施形態である電子機器の構成を
示すブロック図である。
【図8】 従来の液晶パネルの構成を示す平面図であ
る。
【図9】 従来の液晶パネルの構成を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1……第1基板 2……第2基板 2a……張出領域 2b……対向領域 3……シール部 3a……開口部 3b……導電性粒子 4……液晶 5……データ電極駆動回路(第1駆動回路、第2駆動回
路) 6……走査電極駆動回路(第1駆動回路、第2駆動回
路) 11……第1データ電極(第1電極) 21……走査電極(第2電極) 22……第2データ電極(第1電極) 11a,21a……表示用電極 11b,21b,22b……引出電極 11c,22a……導通用端子 21c……第2入力端子 22c……第1入力端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に対向する第1基板および第2基板
    と、両基板間に介挿されるシール部と、前記第1基板、
    第2基板およびシール部によって囲まれる領域に封入さ
    れた液晶とを具備する液晶表示装置であって、 前記第1基板は、複数の第1電極を備え、 前記第2基板は、前記第1基板と対向する対向領域に複
    数の第2電極を備えるとともに、前記第1基板の縁部か
    ら張り出した張出領域に、前記複数の第1電極に接続さ
    れる第1駆動回路と、前記複数の第2電極に接続される
    第2駆動回路とを備えることを特徴とする液晶表示装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1駆動回路および第2駆動回路の
    うち、前記複数の第1電極および複数の第2電極のうち
    の数が多い方に接続されるものは前記張出領域の中央部
    近傍に配設されることを特徴とする請求項1に記載の液
    晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記第1駆動回路は前記張出領域の中央
    部近傍に配設され、前記第1電極は、前記シール部内の
    導電性材料を介して当該第1駆動回路に導通されること
    を特徴とする液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか1の請求項に
    記載の液晶表示装置を表示部として備えたことを特徴と
    する電子機器。
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