JP2001166329A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2001166329A
JP2001166329A JP2000208440A JP2000208440A JP2001166329A JP 2001166329 A JP2001166329 A JP 2001166329A JP 2000208440 A JP2000208440 A JP 2000208440A JP 2000208440 A JP2000208440 A JP 2000208440A JP 2001166329 A JP2001166329 A JP 2001166329A
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inter
electrode pattern
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JP2000208440A
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Hiroki Nakahara
弘樹 中原
Masaru Ito
勝 伊藤
Takeshi Nakamura
猛 中村
Keiichi Suehiro
桂一 末廣
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信頼性や表示品位を低下させることなく、液
晶駆動用の電極パターン数の増大を図ることのできる構
成を提供することにある。 【解決手段】 液晶パネル1において、第1の基板10
に形成されている第1の電極パターン40を避けるよう
に、第2の基板20において両側に引き回された第2の
電極パターン50については、第2の外部入力用端子8
2から直接、信号入力を行い、基板間導通によって信号
入力を行うにしても基板間導通用端子60、70を真っ
直ぐに形成できる第1の電極パターン40については、
基板間導通によって信号入力を行う。このため、パター
ンを斜めに延ばさざるを得ない部分で基板間導通を行う
必要がなく、パターンを斜めに延ばさざるを得ない部分
には、パターン間の距離を狭めることのできる第2の電
極パターン50のみを形成すればよくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に関
するものである。更に詳しくは、液晶表示装置を構成す
る液晶パネルの各基板における電極構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来の液晶パネルの分解斜視
図である。図12は、図11に示す液晶パネルの第1の
基板10Xに形成した電極パターンおよび端子を拡大し
て示す平面図である。図13は、図11に示す液晶パネ
ルの第2の基板20Yに形成した電極パターンおよび端
子を拡大して示す平面図である。図14は、図12に示
す第1の基板10Xと、図13に示す第2の基板とを貼
り合わせたときの電極パターンおよび端子を拡大して示
す平面図である。
【0003】図11は、第1の電極パターン40Xが形
成された基板10Xと第2の電極パターン50Yが形成
された基板20Yとを貼り合わせ、第1及び第2の電極
パターンに挟まれた液晶を駆動するパッシブマトリクス
タイプの液晶表示装置を示している。このようなパッシ
ブマトリクスタイプの液晶表示装置は、図11に分解し
て模式的に示すように、所定の間隙を介してシール材3
0によって貼り合わされた一対の基板間にシール材30
によって液晶封入領域35が区画され、この液晶封入領
域35内に液晶が封入されている。
【0004】このような構成の液晶パネル1では、第2
の電極パターン50Yと外部入力用端子82Xが、第1
の基板間導通用端子60X、及び第2の基板間導通用端
子70Yとの間に導通材を配置することによって電気的
に接続されている。そのため、第1の基板上に形成した
外部入力用端子82Xから、第2の基板20Y上に形成
した第2の電極パターン50Yに液晶を駆動するための
信号を印加できる。このような液晶パネル1において
は、共に第1の基板上に形成されている外部入力用端子
81X,82Xから、それぞれ異なる基板上に形成され
た第1の電極パターン40X及び第2の電極パターン5
0Yに液晶を駆動するための信号を入力することができ
る。
【0005】図11に示す液晶パネルにおいては、外部
入力用端子81X,82Xは第1の基板の基板辺101
X近傍の第1の端子形成領域11Xに形成される。そし
て第1の基板間導通用端子60Xと第2の基板間導通用
端子70Yとの導通は、第1の端子形成領域及び第2の
基板の基板辺201Y近傍の第2の端子形成領域21Y
においてなされる。ここで、基板辺101X、及び20
1Yは、同一方向に延びる辺であるため、外部入力用端
子81X,82Xをフレキシブル基板(図示せず。)や
ラバーコネクタなどを介して、或いは直接液晶駆動用ド
ライバ等の外部回路と接続するために、第1の端子形成
領域11Xの一端は基板20Yと重ならない部分、即ち
第2の基板20Yの基板辺201Yから張り出した張出
部分15Xに形成される。そして、そこに形成される外
部入力用端子81X,82Xは基板辺101Xに近い部
分でフレキシブル基板(図示せず。)やラバーコネクタ
などを介して、或いは直接液晶駆動用ドライバ等の外部
回路と接続される。その一方で、第1の基板間導通用端
子60Xと第2の基板間導通用端子70Yとを導通させ
るために、第1の端子形成領域11Xの他端は、第2の
基板20Yの第2の端子形成領域21Yと平面的に重な
る領域まで延在形成される。
【0006】図12および図13はそれぞれ、従来の液
晶パネル1に用いた第1の基板10Xおよび第2の基板
20Yにそれぞれ形成されている各端子形成領域の一部
を拡大して示す平面図である。
【0007】図11および図12において、第1の基板
10Xの基板辺101Xに沿って形成されている第1の
端子形成領域11Xには、基板辺101Xの中央領域で
並ぶ複数の第1の外部入力用端子81Xが形成されてい
る。また、第1の外部入力用端子81Xが形成されてい
る領域の両側(両端)に相当する領域で基板辺101X
に沿って並ぶ複数の第2の外部入力用端子82Xが形成
されている。そして、第1の外部入力用端子81Xから
は、液晶駆動用の第1の電極パターン40Xが複数列形
成され、第2の外部入力用端子82Xからは、第2の基
板20Yの第2の端子形成領域21Yと重なる位置まで
第1の基板間導通用端子60Xが延びている。第1の電
極パターン40X、第1の外部入力用端子81X、第2
の外部入力用端子82X、および第1の基板間導通用端
子60Xは、いずれもITO膜(Indium Tin
Oxide/透明導電膜)などによって形成されてい
る。
【0008】一方、第2の基板20Yでは、図11およ
び図13からわかるように、第2の端子形成領域21Y
のうち、第1の基板10Xの第1の基板間導通用端子6
0Xに対応する位置には基板辺201Yに沿って複数の
第2の基板間導通用端子70Yが形成されている。これ
らの第2の基板間導通用端子70Yからは、第1の電極
パターン40Xの形成領域の両側に相当する領域を回り
込んで液晶封入領域35内で第1の電極パターン40X
と交差するように延びた液晶駆動用の第2の電極パター
ン50Yが複数列形成されている。第2の電極パターン
50Y、および第2の基板間導通用端子70Yも、IT
O膜などによって形成されている。
【0009】このように、第2の基板20Yでは、第1
の基板10Xに形成されている第1の電極パターン40
Xの形成領域を避けてその両側に相当する領域を回り込
むように第2の電極パターン50Yを第2の基板間導通
用端子70Yから延ばす必要がある。そのため、第2の
基板間導通用端子70Yは、第1の基板10Xに形成さ
れている第1の電極パターン40Xの形成領域の端部分
に近い領域(基板辺201Yの中央領域側)では直線的
に形成されるが、そこから両側に離れるほど、斜めに延
びる部分(斜め部分702Y)が占める割合が大になっ
ている。但し、第2の基板間導通用端子70Yは、通常
の配線部分と違って、基板間に挟まれた導電材で第1の
基板間導通用端子60Xとの導電接続を行うためのもの
であるので、隣接する端子間で短絡が起こりやすい。従
って、このような端子間の短絡を確実に防止するには、
隣接する端子間に十分広い間隔を確保する必要がある。
このため、第1の電極パターン40Xの形成領域の端部
分から離れた領域(基板辺201Yの両端側)に形成さ
れている第2の基板間導通用端子70Yでは、隣接する
端子の間において直線部分701Yの長さ寸法に大きな
差をつけ、そこから基板10Xの両側辺103Xの方向
に向って斜めに曲げて配線形成されることにより、第2
の基板間導通用端子70Yの斜め部分702Y同士の間
隔を広く確保している。従って、図13からわかるよう
に、第2の基板間導通用端子70Yにおいて直線部分7
01Yと斜め部分702Yとの境界を結ぶ線Eが基板辺
201Yとなす角度αは、かなり大きなものになってい
る。
【0010】これに対して、第1の電極パターン40X
の形成領域に近い領域の方に、第2の基板間導通用端子
70Yが真っ直ぐに延びている部分では、そこから延び
る第2の電極パターン50Yが斜めになっていても、こ
の斜め部分502Yでは導電材による基板間導通を行わ
ないので、隣接するパターンの間隔をかなり狭めること
ができる。従って、第2の電極パターン50Yにおいて
直線部分501Yと斜め部分502Yとの境界を結んだ
線が基板辺201Yとなす角度は、かなり小さなものに
なっている。
【0011】このように構成した第1の基板10Xと第
2の基板20Yとを用いて液晶パネル1を構成するにあ
たっては、図11および図14に示すように、第1の基
板10Xと第2の基板20Yとをシール材30を介して
貼り合わせる際に、シール材30にはギャップ材および
導通材を配合しておくとともに、シール材30を第1の
基板間導通用端子60Xおよび第2の基板間導通用端子
70Yが重なる領域にも塗布または印刷によって形成す
る。従って、第1の基板10Xと第2の基板20Yとを
シール材30Yを介して貼り合わると、シール材30に
含まれている導通材により第1の基板間導通用端子60
Xと第2の基板間導通用端子70Yとが導通する。ま
た、第1の基板10Xと第2の基板20Yとを貼り合わ
せると、第1の電極パターン40Xと第2の電極パター
ン50Yとの交差部分によって画素5がマトリクス状に
形成される。このため、第1の基板10Xの第1の端子
形成領域11Xの基板辺101Xに近い位置にフレキシ
ブル基板を異方性導電材などを用いて実装した後、この
フレキシブル基板を介して第1の基板10Xの第1の外
部入力用端子81Xおよび第2の外部入力用端子82X
に信号入力すると、第1の基板10Xに形成されている
第1の電極パターン40Xには第1の外部入力用端子8
1Xを介して画像データを印加することができ、第2の
基板20Yに形成されている第2の電極パターン50Y
には、第1の外部入力用端子82X、第1の基板間導通
用端子60X、導通材および第2の基板間導通用端子7
0Yを介して走査信号を印加することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、斜めに延びるような第2の基板間導
通用端子70Yを用いて導通を行っている。そのため、
基板間導通の信頼性を確保るのに十分な基板間導通端子
の端子幅、或いは隣り合う端子間の幅を確保しようとす
ると、隣接する端子の間において直線部分701Yの長
さ寸法に大きな差をつけることによって斜め部分702
Yにかなり十分な間隔を確保せざるを得ない。つまり、
表示領域外のこの領域を無駄に使っているという問題点
がある。このため、従来の電極構造では、第1の基板1
0Xに形成されている第1の電極パターン40Xの最も
外側に位置するパターンが表示領域付近で折れ曲がった
角部分と、第2の端子形成領域21Yで最も外側に位置
する端子の基端部分との間矢印Bで示す領域幅)に形成
する第2の電極パターン50Yの数や第2の基板間導通
用端子70Yの数をあまり増やせないという課題があ
る。仮に、第2の電極パターン50Yの数や第2の基板
間導通用端子70Yを増やすと、図14に示すように、
領域250において第2の電極パターン50Yが第1の
電極パターン40Xに重なってしまい、基板間で短絡が
発生する確率が高くなるという問題点がある。また、第
2の電極パターン50Yの数や第2の基板間導通用端子
70Yの数を増やすことを目的に、第2の基板間導通用
端子70Yの斜め部分702Yの間隔を狭めて第2の電
極パターン50Yを追加する領域を確保すると、隣接す
る端子間で短絡が発生する確率が高くなる。さらに、第
2の電極パターン50Yや第2の基板間導通用端子70
Yの線幅および間隔を狭めるなどして矢印Bで示す領域
幅を狭めて第2の電極パターン50Yを追加する領域を
確保すると電気的抵抗(配線抵抗)が増大し、表示品位
が低下する。
【0013】そこで、本発明の目的は、液晶を保持する
一対の基板のうちの一方の基板に形成した外部入力用端
子から信号入力を行い、基板間に挟まれた導通材を用い
て基板間の導通を行うことにより他方の基板への信号入
力を行うタイプの液晶パネルにおいて、非表示領域の配
線領域を有効に使うことにより、信頼性や表示品位を低
下させることなく、液晶駆動用の電極パターン数の増大
を図ることのできる構成を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、基板の辺に隣接して配置された第1の基
板間導通用端子と、前記第1の基板間導通用端子と電気
的に接続されており、前記第1の基板間導通用端子が隣
接する辺と対向する辺に向かって延びるように配置され
た第1の電極パターンを有する第1の基板、及び基板の
辺に隣接して配置された第1の外部入力用端子と、前記
第1の外部入力用端子と電気的に接続された第2の基板
間導通用端子と、前記第1の外部入力用端子の両側に配
置された第2の外部入力用端子と、前記第2の外部入力
用端子と電気的に接続された第2の電極パターンとを有
する第2の基板、を具備し、前記第1の基板と前記第2
の基板は、前記第1の電極パターンと前記第2の電極パ
ターンが互いに交差する方向に延びるように対向して配
置されてなり、前記第1の基板間導通用端子及び前記第
2の基板間導通用端子は、前記第1の基板と前記第2の
基板との間に挟まれた導通材によって電気的に接続され
ていることを特徴とする。
【0015】本発明の第1の液晶表示装置においては、
第1の基板に形成された第1の基板間導通用端子と、第
2の基板に形成された第2の基板間導通用端子とを導通
材により接続することによって、第1の基板上にある第
1の電極パターンと、第2の基板上にある第1の外部入
力用端子とを電気的に接続するいわゆる基板間導通を行
っている。本発明ではこの基板間導通を行うにあたり、
第1の基板間導通用端子が形成された辺の対向辺に向か
って延びるように形成された第1の電極パターンを、第
2の基板に形成された第1の外部入力用端子に接続して
いる。また、前記第1の電極パターンと交差する方向に
延びるように形成された第2の電極パターンを、基板間
導通せずに第1の外部入力用端子の両側に配置された第
2の外部入力用端子に接続している。この構成によれ
ば、第1の電極パターンを基板間導通に利用しているの
で、基板間導通の信頼性を気にすることなく第2の電極
パターンの数を増やすことができる。なぜならば、パタ
ーンを斜めに延ばさざるを得ない部分(例えば図4の
A)のパターン数が増えたとしてもこのパターンは基板
間導通に用いるパターンではないので、隣り合うパター
ン間の幅を狭くしてもかまわないからである。従って、
第2の電極パターンの数を増やしたとしても、基板間導
通用端子の間隔を狭める必要がなく、かつ、第1のパタ
ーンの線幅を狭める必要がない。よって、本発明によれ
ば、信頼性や表示品位を低下させることなく、液晶駆動
用の電極パターン数の増大を図ることができる。また、
第2の電極パターンの数をそれほど増やさない場合にあ
っても、パターンを斜めに延ばさざるを得ない部分を狭
めることができるので、外形寸法が従来と等しい大きさ
の液晶パネルにおいて表示領域を拡張できる。
【0016】また、本発明においては、前記第1の基板
間導通用端子、及び前記第2の基板間導通用端子はそれ
らが隣接する辺と対向する辺に向かって直線的に配置さ
れていると好ましい。つまり、第1の導通用端子、及び
第2の基板間導通用端子が基板間導通をおこなう領域に
おいて、斜めに形成されていない構成とすることによ
り、端子間の距離を十分に確保することが可能となり、
基板間導通の信頼性が高まる。
【0017】また、本発明においては、前記第1の電極
パターンには画像データが供給され前記第2の電極パタ
ーンには走査信号が供給されると好ましい。このような
構成の液晶装置では、前記第1の電極パターンは、たと
えば、前記第1の外部入力用端子、前記第2の基板間導
通用端子、前記導通材および前記第1の基板間導通用端
子を介して画像データが供給されるデータ電極パターン
として用いられ、前記第2の電極パターンは、前記第2
の外部入力用端子を介して走査信号が印加される走査電
極パターンとして用いられることとなる。
【0018】本発明の第2の液晶表示装置は、基板の辺
に隣接して配置された第1の基板間導通用端子と、前記
第1の基板間導通用端子と電気的に接続されており、前
記第1の基板間導通用端子が隣接する辺と対向する辺に
向かって延びるように配置された第1の電極パターンを
有する第1の基板と、基板の辺に隣接して配置された外
部入力用端子と、第2の基板間導通用端子と、第2の電
極パターンと、を有する第2の基板とを、前記第1の電
極パターンと前記第2の電極パターンが互いに交差する
方向に延びるように対向して配置してなり、前記第2の
基板に実装されてなり、入力端子が前記外部入力用端子
と電気的に接続され、出力端子が前記第2の基板間導通
用端子及び前記第2の電極パターンに電気的に接続され
た駆動用ICを有し、前記第1の基板間導通用端子及び
前記第2の基板間導通用端子は、前記第1の基板と前記
第2の基板との間に挟まれた導通材によって電気的に接
続されていることを特徴とする。本発明の第2の液晶表
示装置においては、第1の基板に形成された第1の基板
間導通用端子と、第2の基板に形成された第2の基板間
導通用端子とを導通材により接続するいわゆる基板間導
通を行っている。 そのため、第1の基板上にある第1
の電極パターンは、第1及び第2の基板間導通用端子を
介して第2の基板上に実装された駆動用ICの出力端子
に接続される。本発明ではこの基板間導通を行うにあた
り、第1の基板間導通用端子が形成された辺の対向辺に
向かって延びるように形成された第1の電極パターンを
利用している。また、前記第1の電極パターンと交差す
る方向に延びるように配置された第2の電極パターン
を、基板間導通せずに駆動用ICの出力端子に接続して
いる。この構成によれば、第1の電極パターンを基板間
導通に利用しているので、基板間導通の信頼性を気にす
ることなく第2の電極パターンの数を増やすことができ
る。なぜならば、パターンを斜めに延ばさざるを得ない
部分(例えば図4のA)のパターン数が増えたとしても
このパターンは基板間導通に用いるパターンではないの
で、隣り合うパターン間の幅を狭くしてもかまわないか
らである。 従って、第2の電極パターンの数を増やし
たとしても、基板間導通用端子の間隔を狭める必要がな
く、かつ、第1のパターンの線幅を狭める必要がない。
よって、本発明によれば、信頼性や表示品位を低下させ
ることなく、液晶駆動用の電極パターン数の増大を図る
ことができる。
【0019】また、本発明の第2の液晶表示装置におい
ては、上記した第1の液晶表示装置に用いる、各種構成
を採用可能であり、例えば、 (1)第1の導通用端子、及び第2の基板間導通用端子
はそれらが形成された辺と対向する辺に向かって直線的
に形成されている。
【0020】(2)第1の電極パターンには画像データ
が供給され第2の電極パターンには走査信号が供給され
る。
【0021】等の各種構成が採用可能である。
【0022】上記(1)及び(2)による作用効果は、
前述した本発明による第1の液晶表示装置と同等である
のでここではその説明は省略する。
【0023】
【発明の実施の形態】添付図面を参照して、本発明の実
施の形態を説明する。
【0024】[実施の形態1] (全体構成)図1は、本形態の液晶表示装置に用いた液
晶パネルの外観を示す斜視図であり、図2は、この液晶
パネルを分解した様子を模式的に示す斜視図である。図
3は、図2に示す液晶パネルの第1の基板に形成した電
極パターンおよび端子を拡大して示す平面図である。図
4は、図2に示す液晶パネルの第2の基板に形成した電
極パターンおよび端子を拡大して示す平面図である。な
お、図1および図2には、電極パターンおよび端子など
を模式的に示してあるだけなので、それらの詳細につい
ては、電極パターンおよび端子の一部を拡大して示す図
3および図4を参照して後述する。
【0025】図1および図2において、携帯電話などの
電子機器に搭載されているパッシブマトリクスタイプの
液晶表示装置に用いられている液晶パネル1は、所定の
間隙を介してガラス又はプラスチック等からなる第1の
基板10と第2の基板20がシール材30を介して対向
して貼り合わされている。シール材30によって区画さ
れた液晶封入領域35内に液晶が封入されている。第1
の基板10には液晶封入領域35内で縦方向に延びる第
1の電極パターン40が複数列形成されており、第2の
基板20には、液晶封入領域35内で横方向に延びる第
2の電極パターン50が複数列形成されている。
【0026】ここに示す液晶パネル1では、第2の基板
20の外側表面に偏光板5が粘着剤などによって貼ら
れ、第1の基板10の外側表面にも偏光板6が粘着剤な
どで貼られている。液晶パネル1を反射型として構成す
る際には、偏光板5、6の外側に、あるいは偏光板5、
6の代わりに反射板(図示せず。)が貼られる。
【0027】このように構成した液晶パネル1において
は、第1及び第2の外部入力用端子81,82は第2の
基板の基板辺201近傍の第2の端子形成領域に形成さ
れる。そして第1の基板間導通端子60と第2の基板間
導通端子70との導通は、第1の基板の基板辺101近
傍の第1の端子形成領域11及び、第2の端子形成領域
21においてなされる。ここで、第1の基板辺101,
102は同一方向に延びる辺であるため、第1及び第2
の外部入力用端子81,82をフレキシブル基板(図示
せず。)やラバーコネクタなどを介して、或いは直接液
晶駆動用ドライバ等の外部回路と接続するために、第2
の端子形成領域21の一端は基板10と重ならない部
分、即ち第1の基板10の基板辺101から張り出した
部分に形成される。そのため、第2の基板20として
は、第1の基板10よりも大きな基板が用いられる。そ
の一方で、第1の基板間導通用端子60と第2の基板間
導通用端子70とを導通させるために、第2の端子形成
領域21の他端は、第1の基板10の第1の端子形成領
域11と平面的に重なる領域まで延在形成される。
【0028】本形態では、図2および図3に示すよう
に、第1の端子形成領域11は第1の基板10の基板辺
101の中央部分に沿って形成され、この第1の端子形
成領域11では、基板辺101に沿って複数の第1の基
板間導通用端子60が所定の間隔をもって並んでいる。
また、第1の基板10では、第1の基板間導通用端子6
0から対向する基板辺102に向かって複数列の液晶駆
動用の第1の電極パターン40が両側に広がって斜めに
延びた後、液晶封入領域35内で基板辺101、102
に直交する方向に延びている。ここで、第1の電極パタ
ーン40および第1の基板間導通用端子60は、所定パ
ターンに形成されたITO膜によって形成されている。
【0029】図2および図4に示すように、第2の基板
20において、第2の端子形成領域21も基板辺201
に沿って形成されているが、この第2の端子形成領域2
1は、基板辺201の両端を除く比較的広い範囲にわた
って形成されている。第2の端子形成領域21には、そ
の中央領域で基板辺201に沿って所定の間隔をもって
並ぶ複数の第1の外部入力用端子81、およびこれらの
第1の外部入力用端子81が形成されている領域の両側
2箇所で基板辺201に沿って所定の間隔をもって並ぶ
複数の第2の外部入力用端子82が形成されている。こ
こで、第1の外部入力用端子81および第2の外部入力
用端子82は、第2の端子形成領域21において、いず
れも、対向する基板辺202(図2参照。)に向かって
延びている。
【0030】また、第2の基板20において、第1の外
部入力用端子81からは、第1の基板10と第2の基板
20とを貼り合わせたときに第1の基板間導通用端子6
0と重なる複数の第2の基板間導通用端子70が基板辺
202に向かって直線的に延びている。
【0031】さらに、第2の基板20において、第2の
外部入力用端子82からは、第1の基板10と第2の基
板20とを貼り合わせたときに第1の電極パターン40
の形成領域の両側に相当する領域を回り込むように複数
列の液晶駆動用の第2の電極パターン50が形成され
る。そして、これらの第2の電極パターン50は、液晶
封入領域35内において第1の電極パターン40と交差
するように延びている。すなわち、第2の基板20上に
形成される第2の電極パターン50の配線は、第1の基
板10と第2の基板20を貼り合わせたときに第1の基
板10上の第1の電極パターン40が形成されている領
域の両側に平面的に相当する各領域において、両側の各
々で側辺203に向けて斜めに延びた後、液晶封入領域
35(又は基板20の側辺203)に沿って、対向する
基板辺202に向けて直線的に延び、しかる後に液晶封
入領域35内で基板辺201、202と平行に延びてい
る。ここで、第2の電極パターン50、第1の外部入力
用端子81、第2の外部入力用端子82、および第2の
基板間導通用端子70はいずれも、所定パターンに形成
されたITO膜によって形成されている。
【0032】このように構成した第1の基板10および
第2の基板20を用いて液晶パネル1を構成するにあた
って、本形態で、第1の基板10と第2の基板20とを
シール材30を介して貼り合わせる際に、シール材30
にはギャップ材および導通材を配合しておくとともに、
シール材30を第1の基板間導通用端子60および第2
の基板間導通用端子70が重なる領域にも形成されてい
る。ここで、シール材304に含まれる導電材は、たと
えば、金属粒子や弾性変形可能なプラスチックビーズの
表面にめっきを施した粒子であり、弾性変形可能なプラ
スチックビーズの表面にめっきを施した粒子の場合、そ
の粒径は約6.6μmである。これに対して、シール材
304に含まれるギャップ材の粒径は約5.6μmであ
る。それ故、第1の基板10と第2の基板20とを重ね
た状態でその間隙を狭めるような押圧力を加えながらシ
ール材30を溶融、硬化させると、導電材は、第1の基
板10と第2の基板20との間で押し潰された状態で第
1の基板間導通用端子60と第2の基板間導通用端子7
0とを導通させる。
【0033】図5は、図3に示す第1の基板と、図4に
示す第2の基板とを貼り合わせたときの電極パターンお
よび端子を拡大して示す平面図である。
【0034】図5に示すように、第1の基板10と第2
の基板20とをシール材30を介して貼り合わせると、
第1の電極パターン40と第2の電極パターン50との
交差部分によって画素5がマトリクス状に形成される。
このため、第2の基板20の第2の端子形成領域21の
基板辺201側の端部に対してフレキシブル基板90を
異方性導電材などを用いて実装した後、このフレキシブ
ル基板90等の外部回路を介して第2の基板20の第1
の外部入力用端子81および第2の外部入力用端子82
に信号入力すると、第2の基板20に形成されている第
2の電極パターン50には第2の外部入力用端子82を
介して走査信号を印加することができ、かつ、第1の基
板10に形成されている第1の電極パターン40には、
第1の外部入力用端子81、第2の基板間導通用端子7
0、導通材および第1の基板間導通用端子60を介して
画像データを信号入力することができる。よって、これ
らの画像データおよび走査信号によって、各画素5にお
いて第1の電極パターン40と第2の電極パターン50
との間に位置する液晶の配向状態を制御することができ
るので、所定の画像を表示することができる。
【0035】従来においては、縦方向の第1の電極パタ
ーン40については、基板間の上下導通を介さずに、外
部入力用端子から直接、信号入力を行い、この第1の電
極パターン40を避けるように両側に引き回された横方
向の第2の電極パターン50については、斜めに延びる
基板間導通用端子を介して信号入力していた。それに対
して本形態では、第1の電極パターン40を避けるよう
に両側に引き回された横方向の第2の電極パターン50
には基板間の上下導通を介さずに第2の外部入力用端子
82から直接信号を入力する。一方、縦方向の第1の電
極パターン40には外部入力用端子81から、基板間導
通を介して信号を入力する。そのため、基板間導通端子
を、斜めに形成する必要がなくなり、したがって第1の
基板間導通用端子60および第2の基板間導通用端子7
0を真っ直ぐに形成することができる。つまり、パター
ンを斜めに延ばさざるを得ない部分(第2の電極パター
ン50の最も内側に位置するパターンが表示領域付近で
屈曲する角部分と、第2の電極パターン50の最も外側
に位置するパターンの角部分との間でパターンを斜めに
形成せざるを得ない領域(矢印Aで示す領域幅))で基
板間導通を行う必要がないので、安定した接続が確保さ
れ接続信頼性が向上する。また、パターンを斜めに延ば
さざるを得ない部分には、パターン間の距離(ピッチ間
隔)を狭めることができ、狭ピッチ化した第2の電極パ
ターン50を形成している。このため、第2の電極パタ
ーン50では、隣接するパターンの間において直線部分
501の長さ寸法に小さな差をつけてそこから斜めに曲
げればよく、第2の電極パターン50の斜め部分502
同士の間隔を狭くすることができる。従って、図4から
わかるように、第2の電極パターン50において直線部
分501と斜め部分502との境界を結んだ線Fが基板
辺201となす角度βが小さい分、このようなレイアウ
ト上の制約の大きな領域であっても多数のパターンを形
成できる。それ故、このようなレイアウト上の制約の大
きな領域に形成するパターンの数を増大する場合でも、
第1の基板間導通用端子60および第2の基板間導通用
端子70の間隔を狭める必要がなく、かつ、パターンの
線幅を狭める必要もない。よって、本形態によれば、信
頼性や表示品位を低下させることなく、液晶駆動用の電
極パターン数の増大を図ることができる。また更に、基
板間の上下導通が必要な液晶パネルにおいて、パターン
の数が等しければ第2の基板20においてパターンを斜
めに延ばさざるを得ない部分を従来より狭めることがで
きるので、外形寸法の小型化が可能であり、外形寸法が
等しい大きさの液晶パネル1においては、拡張されたよ
り広い表示領域を確保することができる。さらに、第2
の基板20においてパターンを斜めに延ばさざるを得な
い部分を従来より狭めることができるのであれば、従来
と表示領域が等しい大きさの液晶パネル1において、そ
の外形寸法を小さくできる。
【0036】[実施の形態2]液晶パネル1では、基板
上に駆動用ICをCOG実装(Chip on gla
ss)又はCOP実装( Chip on Plast
ic Panel)する場合があり、この場合には、駆
動用ICに対して外部から信号入力を行い、駆動用IC
から画像データ信号や走査信号を各電極パターンに出力
する。このようなタイプの液晶パネルに本発明を適用し
た場合を図6、図7、図8、図9および図10を参照し
て説明する。
【0037】図6は、本形態の液晶表示装置に用いた液
晶パネルの外観を示す斜視図であり、図7は、この液晶
パネルを分解した様子を模式的に示す斜視図である。図
8は、図7に示す液晶パネルの第1の基板に形成した電
極パターンおよび端子を拡大して示す平面図である。図
9は、図7に示す液晶パネルの第2の基板に形成した電
極パターンおよび端子を拡大して示す平面図である。な
お、図6および図7には、電極パターンおよび端子など
を模式的に示してあるだけなので、それらの詳細につい
ては、電極パターンおよび端子の一部を拡大して示す図
8および図9を参照して後述する。
【0038】図6および図7において、本形態の液晶パ
ネル1は、所定の間隙を介してガラス又はプラスチック
等からなる第1の基板10と第2の基板20がシール材
30を介して対向して貼り合わされている。シール材3
0によって区画された液晶封入領域35内に液晶が封入
されている。第1の基板10には液晶封入領域35内で
縦方向に延びる第1の電極パターン40が複数列形成さ
れており、第2の基板20には、液晶封入領域35内で
横方向に延びる第2の電極パターン50が複数列形成さ
れている。ここに示す液晶パネル1は、第2の基板20
の外側表面に偏光板5が貼られ、第1の基板10の外側
表面にも偏光板6が貼られている。液晶パネル1を反射
型として構成する際には、偏光板5、6の外側に、ある
いは偏光板5、6の代わりに反射板(図示せず。)が貼
られる。
【0039】このように構成した液晶パネル1におい
て、外部からの信号入力および基板間の導通のいずれを
行うにも、第1の基板10および第2の基板20のそれ
ぞれに形成されている第1の端子形成領域11および第
2の端子形成領域21が用いられる。従って、第2の基
板20としては、第1の基板10よりも大きな基板が用
いられ、第1の基板10と第2の基板20とを貼り合わ
せて重ねたときに第1の基板10の基板辺101から第
2の基板20が張り出す張出部分を利用して、フレキシ
ブル基板90又は導電ゴムといったラバーコネクタ(図
示せず。)の接続などが行われる。
【0040】このような接続構造を構成するにあたっ
て、本形態では、図7および図8に示すように、第1の
基板10において、第1の端子形成領域11は第1の基
板10の基板辺101の中央部分に沿って形成され、こ
の第1の端子形成領域11では、基板辺101に沿って
複数の第1の基板間導通用端子60が所定の間隔をもっ
て並んでいる。また、第1の基板10では、第1の基板
間導通用端子60から対向する基板辺102に向かって
複数列の液晶駆動用の第1の電極パターン40が両側に
広がって斜めに延びた後、液晶封入領域35内で基板辺
101、102に直交する方向に延在形成されている。
【0041】図7および図9に示すように、第2の基板
20において、第2の端子形成領域21も基板辺201
に沿って形成されているが、この第2の端子形成領域2
1は、基板辺201の両端を除く比較的広い範囲にわた
って形成され、この第2の端子形成領域には、基板辺2
01に沿って所定の間隔をもって並ぶ複数の外部入力用
端子80が形成されている。外部入力用端子80は、第
2の端子形成領域21において、対向する基板辺202
(図7参照。)に向かって直線的に延びている。張出部
分25には第1の電極パターン40に画像データを供給
し、第2の電極パターン50を供給する駆動用IC8が
実装されている。駆動用IC8の入力端子は外部入力用
端子80に接続されており(外部入力用端子80と駆動
用ICの接続部は省略する。)、液晶パネル1の外部か
らの信号は外部入力用端子80から駆動用IC8に入力
される。駆動用ICの出力端子は、第2の電極パターン
50、及びに第1、第2の基板間導通用端子60,70
を介して第1の電極パターン40に接続されている。
【0042】本形態において、第2の基板20には、外
部入力用端子80に対して液晶封入領域35の側で隣接
する領域に半導体(IC)実装領域7が形成され、この
半導体(IC)実装領域7には駆動用IC8が実装され
ている。このIC実装領域7の長手方向の中央領域に配
置される駆動用IC8の出力端子(第2の端子形成領域
21の中央領域に位置する端子)からは、第1の基板1
0と第2の基板20とを貼り合わせたときに第1の基板
間導通用端子60と対応して重なる部位まで基板辺20
2に向かって直線的に配線されて複数の第2の基板間導
通用端子70が形成されている。(第2の基板間導通用
端子70、及び第2の電極パターン50の直線部分50
1と駆動用ICの接続部は省略する。)また、半導体
(IC)実装領域7の長さ方向の両側領域に配置される
駆動用ICの出力端子(第2の端子形成領域21の両側
領域に位置する端子)からは、第1の基板10と第2の
基板20とを貼り合わせたときに第1の電極パターン4
0の形成領域の両側に相当する領域を回り込むように、
直線部分501から斜線部分502を経由して複数列の
液晶駆動用の第2の電極パターン50が形成され、これ
らの第2の電極パターン50は、液晶封入領域35内に
おいて第1の電極パターン40と交差するように延びて
いる。
【0043】このように構成した第1の基板10および
第2の基板20を用いて液晶パネル1を構成するにあた
って、本形態で、第1の基板10と第2の基板20とを
シール材30を介して貼り合わせる際に、シール材30
にはギャップ材および導通材を配合しておくとともに、
シール材30は第1の基板間導通用端子60および第2
の基板間導通用端子70が重なる領域にも形成されてい
る。それ故、第1の基板10と第2の基板20とを重ね
た状態でその間隙を狭めるような力を加えながらシール
材30を溶融、硬化させると、導電材は、第1の基板1
0と第2の基板20との間で押圧又は押し潰された状態
で第1の基板間導通用端子60と第2の基板間導通用端
子70とを導通させる。
【0044】図10は、図8に示す第1の基板と、図9
に示す第2の基板とを貼り合わせたときの電極パターン
および端子を拡大して示す平面図である。
【0045】図10に示すように、第1の基板10と第
2の基板20とをシール材30を介して貼り合わせる
と、第1の電極パターン40と第2の電極パターン50
との交差部分によって画素5がマトリクス状に形成され
る。このため、第2の基板20の第2の端子形成領域2
1の基板辺201側の端部に対してフレキシブル基板9
0を異方性導電材などを用いて実装した後、このフレキ
シブル基板90を介して外部入力用端子80に信号入力
すると、駆動用IC8からは第2の電極パターン50に
対して走査信号を印加することができ、かつ、第1の基
板10に形成されている第1の電極パターン40には、
駆動用IC8から、第2の基板間導通用端子70、導通
材および第1の基板間導通用端子60を介して画像デー
タを信号入力することができる。よって、これらの画像
データおよび走査信号によって、各画素5において第1
の電極パターン40と第2の電極パターン50との間に
位置する液晶の配向状態を制御することができるので、
所定の画像を表示することができる。
【0046】このように、従来であれば、縦方向の第1
の電極パターン40については、外部入力用端子から直
接、信号入力を行い、この第1の電極パターン40を避
けるように両側に引き回された横方向の第2の電極パタ
ーン50については、斜めに延びる基板間導通用端子を
介して信号入力していたものを、本形態では、第1の電
極パターン40を避けるように両側に引き回された横方
向の第2の電極パターン50については、駆動用IC8
から直接、信号入力を行うことにより、基板間導通によ
って信号入力を行うにあたって、基板間導通を行う第1
の基板間導通用端子60および第2の基板間導通用端子
70を真っ直ぐに形成することができる。このように、
縦方向の第1の電極パターン40については第2の基板
2を経由して基板間導通によって信号入力を行っている
ため、パターンを斜めに延ばさざるを得ない部分(第2
の電極パターン50の最も内側に位置するパターンが表
示領域付近で屈曲する角部分と、第2の電極パターン5
0の最も外側に位置するパターンの角部分との間でパタ
ーンを斜めに形成せざるを得ない領域(矢印Aで示す領
域幅))で基板間導通を行う必要がなく、その部分に
は、パターン間の距離を狭めることのできる第2の電極
パターン50のみを形成することができる。このため、
第2の電極パターン50では、隣接するパターンの間に
おいて直線部分501の長さ寸法に小さな差をつけてそ
こから斜めに曲げればよく、第2の電極パターン50の
斜め部分502同士の間隔を狭くすることができる。従
って、第9図からわかるように、第2の電極パターン5
0において直線部分501と斜め部分502との境界を
結んだ線Fが基板辺201となす角度βが小さい分、こ
のようなレイアウト上の制約の大きな領域であっても多
数のパターンを形成できる。それ故、このようなレイア
ウト上の制約の大きな領域に形成するパターンの数を増
大する場合でも、第1の基板間導通用端子60および第
2の基板間導通用端子70の間隔を狭める必要がない。
更には、パターンの線幅を狭める必要もない。よって、
本形態によれば、信頼性や表示品位を低下させることな
く、液晶駆動用の電極パターン数の増大を図ることがで
きる。逆にいえば、パターンの数が等しければ第2の基
板20においてパターンを斜めに延ばさざるを得ない部
分を従来より狭めることができるので、外形寸法が等し
い大きさの液晶パネル1において、表示領域を拡張でき
る。さらに、第2の基板20においてパターンを斜めに
延ばさざるを得ない部分を従来より狭めることができる
のであれば、従来と表示領域が等しい大きさの液晶パネ
ル1において、その外形寸法を小さくできる。
【0047】
【その他の実施の形態】なお、実施の形態1では、第1
の電極パターン40および第2の電極パターン50のい
ずれもが、液晶パネルの外部に設けられた外付け駆動用
ICから外部入力用端子81、82を介して画像データ
または走査信号が供給され印加される構成であり、実施
の形態2では、第1の電極パターン40および第2の電
極パターン50のいずれもが、第2の基板上に実装され
た駆動用IC8から画像データ及び走査信号が印加され
る構成であったが、第1の電極パターンが基板間導通を
利用して信号入力される構成であれば、実施の形態1と
実施の形態2とを組み合わせてもよい。すなわち、第1
の電極パターン40がガラス基板又はプラスチック基板
上に搭載されたの駆動用ICから基板間導通を利用して
画像データが印加され、他方の第2の電極パターン50
には液晶パネルの外部からの外付け駆動用ICから走査
信号が印加される構成であってもよい。
【0048】なお、外部入力用端子80、81、82に
対してはフレシキブル基板90を接続する構成であった
が、ラバーコネクタなどを介してその他の回路基板が接
続される構成であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る液晶表示装置に用
いた液晶パネルの外観を示す斜視図である。
【図2】図1に示す液晶パネルを分解した様子を模式的
に示す斜視図である。
【図3】図2に示す液晶パネルの第1の基板に形成した
電極パターンおよび端子を拡大して示す平面図である。
【図4】図2に示す液晶パネルの第2の基板に形成した
電極パターンおよび端子を拡大して示す平面図である。
【図5】図3に示す第1の基板と、第4図に示す第2の
基板とを貼り合わせたときの電極パターンおよび端子を
拡大して示す平面図である。
【図6】本発明の実施の形態2に係る液晶表示装置に用
いた液晶パネルの外観を示す斜視図である。
【図7】図6に示す液晶パネルを分解した様子を模式的
に示す斜視図である。
【図8】図7に示す液晶パネルの第1の基板に形成した
電極パターンおよび端子を拡大して示す平面図である。
【図9】図7に示す液晶パネルの第2の基板に形成した
電極パターンおよび端子を拡大して示す平面図である。
【図10】図8に示す第1の基板と、図9に示す第2の
基板とを貼り合わせたときの電極パターンおよび端子を
拡大して示す平面図である。
【図11】従来の液晶パネルの分解斜視図である。
【図12】図11に示す液晶パネルの第1の基板に形成
した電極パターンおよび端子を拡大して示す平面図であ
る。
【図13】図11に示す液晶パネルの第2の基板に形成
した電極パターンおよび端子を拡大して示す平面図であ
る。
【図14】図12に示す第1の基板と、図13に示す第
2の基板とを貼り合わせたときの電極パターンおよび端
子を拡大して示す平面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 猛 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 末廣 桂一 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2H092 GA37 GA38 GA39 GA50 GA60 JB22 JB31 NA25 PA01 5C094 AA05 AA10 AA15 AA32 AA43 AA48 AA53 BA43 CA19 DB02 DB05 EA04 EB02 FA01 FA02 FB12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の辺に隣接して配置された第1の基
    板間導通用端子と、前記第1の基板間導通用端子と電気
    的に接続されており、前記第1の基板間導通用端子が隣
    接する辺と対向する辺に向かって延びるように配置され
    た第1の電極パターンを有する第1の基板、及び基板の
    辺に隣接して配置された第1の外部入力用端子と、前記
    第1の外部入力用端子と電気的に接続された第2の基板
    間導通用端子と、前記第1の外部入力用端子の両側に配
    置された第2の外部入力用端子と、前記第2の外部入力
    用端子と電気的に接続された第2の電極パターンとを有
    する第2の基板、を具備し、 前記第1の基板と前記第2の基板は、前記第1の電極パ
    ターンと前記第2の電極パターンが互いに交差する方向
    に延びるように対向して配置されてなり、 前記第1の基板間導通用端子及び前記第2の基板間導通
    用端子は、前記第1の基板と前記第2の基板との間に挟
    まれた導通材によって電気的に接続されていることを特
    徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の液晶表示装置におい
    て、 前記第1の基板間導通用端子、及び前記第2の基板間導
    通用端子はそれらが隣接する辺と対向する辺に向かって
    直線的に配置されていることを特徴とする液晶表示装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の液晶表示装置におい
    て、 前記第1の電極パターンには画像データが供給され、前
    記第2の電極パターンには走査信号が供給されることを
    特徴とする液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 基板の辺に隣接して配置された第1の基
    板間導通用端子と、前記第1の基板間導通用端子と電気
    的に接続されており、前記第1の基板間導通用端子が隣
    接する辺と対向する辺に向かって延びるように配置され
    た第1の電極パターンを有する第1の基板と、 基板の辺に隣接して配置された外部入力用端子と、第2
    の基板間導通用端子と、第2の電極パターンと、を有す
    る第2の基板とを、前記第1の電極パターンと前記第2
    の電極パターンが互いに交差する方向に延びるように対
    向して配置してなり、 前記第2の基板に実装されてなり、入力端子が前記外部
    入力用端子と電気的に接続され、出力端子が前記第2の
    基板間導通用端子及び前記第2の電極パターンに電気的
    に接続された駆動用ICを有し、 前記第1の基板間導通用端子及び前記第2の基板間導通
    用端子は、前記第1の基板と前記第2の基板との間に挟
    まれた導通材によって電気的に接続されていることを特
    徴とする液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の液晶表示装置におい
    て、 前記第1の基板間導通用端子、及び前記第2の基板間導
    通用端子はそれらが形成された辺と対向する辺に向かっ
    て直線的に配置されていることを特徴とする液晶表示装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の液晶表示装置におい
    て、 前記第1の電極パターンには画像データが供給され、前
    記第2の電極パターンには走査信号が供給されることを
    特徴とする液晶表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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