JP2001091523A - 自動分析装置 - Google Patents

自動分析装置

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JP2001091523A
JP2001091523A JP26665699A JP26665699A JP2001091523A JP 2001091523 A JP2001091523 A JP 2001091523A JP 26665699 A JP26665699 A JP 26665699A JP 26665699 A JP26665699 A JP 26665699A JP 2001091523 A JP2001091523 A JP 2001091523A
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Shigeki Matsubara
茂樹 松原
Kyoko Imai
恭子 今井
Ryuji Tao
龍治 田尾
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】生化学分析ユニットと免疫分析ユニットの両方
に同じ試料容器を搬送してサンプル分注しても、免疫分
析項目の分析結果がサンプル間のキャリオーバによる影
響を受けないようにする。 【解決手段】ラック搬送部に沿って免疫分析ユニット及
び生化学分析ユニットが配置される。分析操作の開始前
に、分析項目毎にキャリオーバ回避のレベルを画面上で
設定する。キャリオーバ回避レベルが低い分析項目のみ
を分析することを指示されているサンプルを生化学分析
ユニットで分注する際は、分注ノズルに対し通常の水に
よる洗浄を実施する。キャリオーバ回避レベルが高い分
析項目の分析が指示されているサンプルを生化学分析ユ
ニットで分注する際は、分注ノズルを洗剤溶液及び水で
洗浄する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体液サンプルを
分析する自動分析装置に係り、特に生化学分析項目を測
定する分析ユニットと免疫分析項目を測定する分析ユニ
ットを備えた自動分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】患者由来の血液や尿の如き生体液サンプ
ルを分析することは、病態を診断するための情報を得る
ために広く行われており、自動化された分析装置が病院
や臨床検査室にて使用されている。
【0003】病態診断のためには1台の自動分析装置に
よって得られる検査結果だけでは不十分である場合が多
く、そのような場合には複数の分析装置からの検査デー
タを集める必要がある。特開平9−281113 号公報に記載
された分析システムは、1台のシステムで多種類の分析
項目を分析できるように構成されている。この特開平9
−281113 号公報には、検体ラックの搬送ラインに沿っ
て生化学分析用の複数の分析ユニットを配置しておき、
ラック供給部からの検体ラックをいずれかの分析ユニッ
トに立ち寄らせて検体ラック上のサンプルをピペットノ
ズルにより分注するように構成した分析システムが提案
されている。
【0004】また、米国特許第5,470,534 号明細書は、
生化学分析計,免疫分析計,核酸分析計などをサンプル
容器の搬送路に沿って配置し、同一サンプルを各分析計
で測定し得るように構成した分析システムを示してい
る。この例では、第1測定ステージでの分析結果に応じ
てそのサンプルを第2測定ステージに進めるか否かが決
定される。第1測定ステージでは生化学分析項目が分析
され、病態決定のために第2測定ステージへの移行が必
要なサンプルは、第2測定ステージにおいて免疫分析計
及び/又は核酸分析計により分析される。
【0005】一方、生体液サンプルを自動的に分析する
装置では、1本の分注プローブを用いて次々と多数のサ
ンプルを分注することが一般的であるので、分注プロー
ブ上の先のサンプルの残留による後のサンプルの汚染の
問題が生ずる。この種のキャリオーバを扱った公知例と
しては、例えば、特開平4−169851 号公報がある。この
例には、同一円周上に形成された反応容器の列を用い
て、血液中に通常含まれている成分を測定するような生
化学分析項目の分析と、ラテックス粒子の凝集反応を利
用した抗原又は抗体を検出するような免疫分析項目の分
析とを実行することが示されている。
【0006】また、この特開平4−169851 号公報は、免
疫分析項目の試薬を分注したあとの試薬分注プローブ
を、十分な洗浄時間をかけて洗浄液で洗浄するか又は洗
浄液の吐出量を多くして洗浄すると共に、生化学分析項
目用の試薬を分注したあとには、試薬分注プローブを短
時間洗浄するか又は洗浄液の吐出量を少なくして洗浄す
ることにより、洗浄液の無駄な消費をなくすということ
を記載しており、試薬とは別のサンプル分注プローブの
場合も、洗浄液の流量の調節により洗浄液の無駄な消費
をなくすことが可能である旨を指摘している。
【0007】生体サンプルを分注する他のタイプとし
て、ディスポーサブルなノズルチップを用いることが知
られている。例えば、特開平8−146010 号公報には、ノ
ズルチップを結合し得る結合管の可能範囲内にチップホ
ルダを設けること、多数のノズルチップが配列されてい
るチップラック上からチップホルダの位置までを可動グ
リッパによって1本のノズルチップを運搬したあと、チ
ップホルダ上にて結合管の端部にノズルチップを結合す
ること、結合されたノズルチップ内に吸入したサンプル
を反応容器に吐出すること、及びサンプル吐出後にチッ
プ離脱ステーションにてノズルチップを結合管から除去
することが示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】免疫分析項目を測定す
る方法は、抗原−抗体反応(すなわち、免疫反応)を利
用して標識物質を固相に結合させる操作を含むものが多
く、そのような方法による免疫分析項目と、化学反応の
結果生じた反応液を吸光測定する方法による生化学分析
項目とを、分析する必要がある場合には、分析システム
内に複数の分析ユニットを配置し、同じサンプル容器を
各分析ユニットのために共通に用いる構成にすることが
サンプルの取り扱い上便利である。このような分析シス
テムに関係する米国特許第5,470,534 号明細書には、サ
ンプル間キャリオーバを回避するための対策が何ら記載
されていない。
【0009】特開平8−146010 号公報に示されたディス
ポーサブルなノズルチップを用いる構成によれば、サン
プル毎にノズルチップが交換されるので、サンプル間の
キャリオーバの影響の恐れがない。しかしながら、サン
プル毎にノズルチップの結合操作及び離脱操作が伴うた
め、生化学分析項目のように短時間で多量の分析項目を
処理しなければならない場合には、十分な処理能力が得
られないという点で難点がある。
【0010】特開平4−169851 号公報は、繰り返し使用
される同一の分注プローブを生化学分析項目と免疫分析
項目の両方に用いて、キャリオーバは洗浄操作だけで回
避することを提案している。しかしながら、免疫分析項
目への生化学分析のための分注プローブからの検体間キ
ャリオーバの影響を抑えるためには、洗浄時間や洗浄流
量を通常の洗浄よりも相当増やす必要があるため、結果
的に生化学分析の処理能力低下が大きくなるという点で
難点がある。
【0011】抗原,抗体,ホルモン,ウイルス等の免疫
分析項目の測定は、生化学分析項目に比べて高感度で検
出されなければならないが、その反面、分析結果がサン
プル間のキャリオーバの影響を受けやすいという問題が
ある。このため、免疫分析項目は、サンプル間のキャリ
オーバを回避する必要性が生化学分析項目に比べて著し
く高く、繰り返し使用される試料分注ノズルについても
慎重な取扱いを要する。
【0012】本発明の目的は、免疫反応を利用する免疫
分析ユニットと化学反応を利用する化学分析ユニットと
を具備する場合に、化学分析ユニットにサンプルを分注
したあとの同じ試料容器から免疫分析ユニットにサンプ
ルを分注しても、免疫分析ユニットによる分析項目の分
析結果がサンプル間のキャリオーバの影響を受けないよ
うにできる自動分析装置を提供することにある。
【0013】本発明の他の目的は、複数の分析ユニット
に同じサンプルを搬送するように構成しても、生化学分
析項目の分析処理能力を実質的に低下させずに済み、免
疫分析項目の分析のときにはサンプル間のキャリオーバ
を回避することが可能になる自動分析装置を提供するこ
とにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、サンプル中の
分析項目としての分析対象物を免疫反応を利用して分析
する第1の分析ユニットと、サンプルと試薬との化学反
応により得られた反応液を測定して分析項目を分析する
第2の分析ユニットと、各サンプルに関し分析すべき分
析項目を制御部に対して指示するための分析項目指示手
段と、上記第1及び第2の分析ユニットを含む複数の分
析ユニットの内の少なくとも1つにサンプルを搬送する
搬送装置を備えた自動分析装置に適用される。
【0015】本発明では、分析可能な分析項目毎にサン
プル間のキャリオーバの回避レベルの高低を選択し得る
画面を表示する画面表示装置と、該画面表示装置の画面
を通して選択されたキャリオーバ回避レベルを分析項目
に対応づけて記憶する記憶部とを設け、第2の分析ユニ
ットによる分析が必要なサンプルであってキャリオーバ
回避レベルが高い分析項目を分析することが指示されて
いないサンプルに関しては、その分注動作に先立ち第2
の分析ユニットの分注ノズルを水で洗浄し、かつ、第1
及び第2の両方の分析ユニットによる分析が必要なサン
プルであってキャリオーバ回避レベルが高い分析項目を
分析することが指示されているサンプルに関しては、そ
の分注動作に先立ち第2の分析ユニットの分注ノズルを
洗剤液で洗浄した後に水で洗浄するように構成したこと
を特徴とする。
【0016】本発明の望ましい実施例では、第1の分析
ユニットは、サンプル毎に交換される分注チップを用い
る試料分注装置を有するものであり、第2の分析ユニッ
トは、繰り返し使用する分注ノズルを用いる試料分注装
置を有するものである。また、画面表示装置により表示
される画面は、複数の分析項目の中から1つ以上の分析
項目を選択し得る分析項目選択欄と、その選択される分
析項目に対しサンプル間のキャリオーバの回避レベルを
選択し得るレベル選択欄を有する。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例である
自動分析装置の全体概略構成図である。
【0018】図1において、複数個の試料容器108を
設置できるラック107を複数個架設可能な検体投入部
101から、ラックをベルトコンベアにより搬送する搬
送部102が設けられている。その搬送部102に沿っ
て免疫分析ユニット103と生化学分析ユニット104
が配置され、最後にラック回収部109が設けられてい
る。また、搬送部102とは別に、再検査の必要のある
サンプルの入った試料容器108が設置されているラッ
ク107を次の分析ユニットまたはラック回収部109
へと搬送する前に、再検査が必要か否かが判明するまで
待機させる第1待機バッファ110と第2待機バッファ
111を有し、再検査時にラック107を第1待機バッ
ファ110または第2待機バッファ111から分析ユニ
ットへと搬送する再検搬送部105が設けられている。
【0019】免疫分析ユニット103と生化学分析ユニ
ット104は、それぞれに試料分注装置としての試料分
析ピペッタ206又は303を有し、ラック107に保
持されている試料容器108は、搬送部102からラッ
クに入ったまま各分析ユニットのサブライン113又は
115に移され、そのサブライン上の試料吸引位置にて
サンプルの採取を受ける。試料分注ピペッタ206又は
303により試料容器から採取されたサンプルは、各分
析ユニットの反応ディスク203又は305上の反応容
器に吐出される。
【0020】自動分析装置を構成する各機構部は、コン
ピュータからなる制御部312に接続されており、適正
なタイミングでの動作制御を受ける。制御部312は記
憶部51を内蔵しており、この記憶部51は、後述する
ように、画面表示装置53の画面を通して選択されたサ
ンプル間のキャリオーバの回避レベルを分析項目に対応
づけて記憶するものである。制御部312には、さら
に、キーボードなどを有する操作部106,分析結果を
印刷するためのプリンタ54,分析パラメータなどを記
憶している外部記憶部としてのフロッピーディスクドラ
イブ55などが接続されている。
【0021】検体投入部101にセットされる多数のサ
ンプルのための分析すべき項目は、各サンプル毎に、操
作部106及び画面表示部53を用いて制御部312に
対して入力指示される。制御部312は、各サンプルに
対して分析指示されている分析項目に応じ、該当するラ
ックをいずれの分析ユニットに立ち寄らせるかを判断
し、その判断結果に基づいてサンプルを少なくとも1つ
の分析ユニットに搬送させる。図1の例では、説明の便
宜上2台の分析ユニットだけを示しているが、搬送部1
02に沿って3台以上の分析ユニットを配置することも
できる。
【0022】図1の実施例においては、検体投入部10
1に架設され搬送部102上を搬送されるラック107
は、まず免疫分析ユニット103の試料吸引位置へと搬
送され、ラック107上のサンプルに対する免疫分析ユ
ニット103でのサンプル分注が終了後、そのラック1
07は生化学分析ユニット104へと搬送される。この
自動分析装置では、オペレータは操作部106と画面表
示部53を用い各分析項目のキャリオーバ回避必要度を
分析操作開始前に予め設定できる。これに伴い、分析装
置の制御部は、オペレータが設定した各分析項目のキャ
リオーバ回避必要度に応じて、生化学分析ユニット10
4の試料分析ピペッタ303の分注ノズルの洗浄法を変
えることにより、該当サンプルが生化学分析ユニット1
04での分注後に免疫分析項目の再検査のために免疫分
析ユニット103で採取されるときのキャリオーバを低
減する。すなわち、同一試料容器内のサンプルが生化学
分析ユニット104の分注ノズルとの接触によって他の
サンプルの残留物が混入するという汚染を防止するので
ある。
【0023】次に、図4を参照し、サンプル間のキャリ
オーバ回避のための洗浄動作につき説明する。図4にお
いて、生化学分析ユニット104の試料分注装置として
の試料分注ピペッタ303は、吸排ポンプに連通されて
いる分注ノズルとしてのピペットノズル401を有す
る。このピペットノズル401は、サンプルの分注毎に
洗浄位置403のノズル洗浄器407により洗浄されて
繰り返し使用されるものである。ピペットノズル401
は、試料分注ピペッタ303により昇降動作及び水平方
向への旋回動作を行い得る。
【0024】ラック107が試料吸引位置に送られてく
るのに伴って、制御部312は、次に分注処理すべきサ
ンプルが、サンプル間のキャリオーバレベルが高いとし
て選択されている分析項目を分析するように指示されて
いるか否かを判断する。もし、そのような指示がされて
いるサンプルであれば、そのサンプルは再検査が必要と
されたときに免疫分析ユニット103において分注処理
されることになるので、該サンプルの分注処理に先立ち
ピペットノズル401を通常の洗浄法とは異なる方法で
洗浄するように、試料分注ピペッタ303の動作を制御
する。
【0025】試料吸引位置に位置づけられるサンプル
が、キャリオーバ回避レベルが高い分析項目を分析する
ことが指示されていないのであれば、そのサンプルは免
疫分析ユニット103にサンプル分注されないので、該
サンプルの分注処理に先立ちピペットノズル401を通
常の洗浄法でのみ洗浄する。多数のサンプルの内、生化
学分析ユニット104と免疫分析ユニット103の両方
で分析処理されるサンプルは一部にすぎず、大多数のサ
ンプルは生化学分析ユニットによる分析処理で済むのが
実状であるので、このようなサンプルに応じた洗浄方法
の切換えは、生化学分析ユニットによる生化学分析項目
の分析処理能力を実質的に低下させない。ラック107
上の最初のサンプルに関し、キャリオーバ回避レベルの
低い分析項目だけが測定依頼されている場合は、そのサ
ンプルの分注処理に先立ちピペットノズル401が洗浄
位置403にてノズル洗浄器407内に下降しノズルの
内外が水で洗浄される。この場合、ピペットノズル40
1の外側には洗浄水供給装置408から供給される水が
吹き付けられ、同時にピペットノズル401の先端から
水を吐出することにより、ピペットノズルの外表面及び
内表面が洗浄される。
【0026】次いで、ピペットノズル401はラック1
07上の最初のサンプルが収容されている試料容器10
8上へ移動され、その試料容器内のサンプルをピペット
ノズル401の先端部に一定量吸入し、続いてノズルを
反応ディスク305上へ移動し、反応ディスク305上
の反応容器304へピペットノズル内のサンプルを吐出
する。このようなサンプル分注動作の後、ピペットノズ
ル401は次のサンプルの分注に備えて洗浄されるが、
もしも、次のサンプルもキャリオーバ回避レベルの低い
分析項目だけが測定依頼されているのであれば、上述し
たのと同様にピペットノズルの洗浄法が実行される。
【0027】それに対し、次に分析処理すべきサンプル
に対しサンプル間のキャリオーバの回避レベルが高い分
析項目及び低い分析項目がいずれも測定依頼されている
場合には、そのサンプルの分注処理に先立ちピペットノ
ズル401を洗剤溶液によっても洗浄する。このサンプ
ルは、生化学分析ユニット104ばかりでなく免疫分析
ユニット103でもサンプル採取されるからである。
【0028】キャリオーバ回避レベルの高い分析項目を
分析することが指示されているサンプルの分注動作の前
に、生化学分析ユニット104の試料分注ピペッタ30
3のピペットノズル401は洗浄位置403へ移動さ
れ、ノズル洗浄器407内に降下して水によりノズルの
外表面及び外表面が洗浄される。続いてピペットノズル
401は試料分注ピペッタ303により洗剤溶液ボトル
405が置かれている洗剤溶液吸引位置404へ移動さ
れ、ピペットノズル401を洗剤溶液ボトルの内に降下
して該ノズル内に所定量の洗剤溶液を吸入する。
【0029】この吸入に伴ってピペットノズル401の
内表面及び外表面が洗剤溶液に接触し次のサンプルへ先
のサンプルの残留物を持ち越さないように洗浄化され
る。次いで、ピペットノズル401は洗浄位置403へ
移動され、吸入保持していた洗剤溶液をノズル洗浄器4
07へ吐出して排出する。この洗剤溶液の吐出に続き、
ピペットノズル401内から水をノズル洗浄器407へ
放出すると共に、洗浄水供給装置408からの水がピペ
ットノズル401に対し噴射され、ノズルの内表面及び
外表面が洗浄される。
【0030】このような洗浄動作のあと、ラック107
上の2番目の試料容器108上へピペットノズル401
が移動され、該ノズル内へサンプルを所定量吸入し、次
いでピペットノズル401を反応ディスク305上の該
当する反応容器304上へ移動し、その反応容器内へノ
ズルに吸入していたサンプルを吐出して分注する。この
ような洗浄方法及び分注処理は、次に分注すべきサンプ
ルに対しキャリオーバ回避レベルが高い分析項目を分析
することが指示されている場合に限って、選択的に実行
される。
【0031】次に、図2を参照して、免疫分析ユニット
103の構成例につき説明する。図2において、免疫分
析ユニットにより分析可能な分析項目に対応する試薬液
が収容されている試薬容器201は、試薬位置づけ装置
としての回転動作可能な試薬ディスク202上に複数個
配列されている。恒温に維持された反応ディスク203は
回転動作可能であり、反応ディスク203上には円周に
沿って複数の反応位置があり、そこに反応容器保管位置
219からの反応容器205が納められる。反応ディス
ク203は回転動作により反応容器205を反応容器設
置位置204から試料吐出位置221,試薬添加位置2
22および反応液吸引位置212へと移送する。試料分
注ピペッタ206は使い捨ての分注210を結合してい
る結合管を試料吸引位置207の上部から試料吐出位置
221の上部まで水平方向に移動でき、また、それぞれ
の位置で上下移動も可能となっている。サンプルの吸引
に先立ちチップ結合位置218にて試料分注ピペッタ2
06のチップ結合管の先端に使い捨ての分注チップ21
0を装着する。
【0032】試薬分注ピペッタ208は試薬ディスク2
02上の試薬吸引位置209の上部から試薬添加位置2
22の上部までの間を移動でき、また、それぞれの位置
で上下移動も可能となっている。シッパ211は反応液
吸引位置212の上部、緩衝液吸引位置213の上部、
フローセル用の洗浄液吸引位置214の上部の間を移動
でき、それぞれの位置で上下動も可能である。また、シ
ッパ211はチューブを介して検出ユニット215内の
フローセルまで、反応液を送る機能を持っている。把持
部をx方向及びy方向に移動し得るチップ及び反応容器
移送機構216は、使い捨ての分注チップ210をチッ
プ保管位置217からチップ結合位置218へ、使い捨
ての反応容器205を反応容器保管位置219から反応
容器設置位置204へ、と移送する。試薬分注ピペッタ
208およびシッパ211は、それぞれに対応する各洗
浄位置でノズルの外壁が水で洗浄される。
【0033】次に免疫分析ユニット103における処理
の流れを説明する。まずチップ及び反応容器移送機構2
16は使い捨ての分注チップ210をチップ結合位置2
18へ、次いで反応容器205を反応容器設置位置20
4へと移送する。試料容器108を保持しているラック
107は分析すべきサンプルの入った試料容器108が試
料吸引位置207に位置づけられるようにサブライン1
13上を搬送される。同時に試薬ディスク202はその
分析に用いる試薬の入った試薬容器201が試薬吸引位
置209に位置づけられるように回転する。同時に試薬
分注ピペッタ208は、試薬吸引位置209の上部へ移
動する。試薬吸引位置209で試薬分注ピペッタ208
は下降し、ピペットノズル内に試薬を吸引する。次い
で、試薬分注ピペッタ208は上昇し、ノズル洗浄位置
へと移動する。ピペットノズルがノズル洗浄位置の上部
へくると、洗浄槽から洗浄水が吹き出し、ピペットノズ
ルの先端を洗浄する。
【0034】一方、試料分注ピペッタ206は試料吸引
位置207の上部へ分注チップ210を移動し、ラック1
07上の試料容器108内に下降し、所定量のサンプル
を吸引する。サンプル吸引後に分注チップは上昇し、試
料吐出位置221まで移動する。そして、分注チップを
下降して、分注チップ内に吸入保持していたサンプルを
反応容器205内に吐き出す。サンプルを吐出した後、
試料分注ピペッタ206により分注チップを上昇してチッ
プ廃棄位置220まで移動する。チップ廃棄位置220
において試料分注ピペッタ206は結合管から使い捨て
分注チップ210を除去して廃棄する。
【0035】反応に要する所定時間が経過した後、シッ
パ211は吸入用ノズルを緩衝液吸引位置213の上部
に移動し、ノズルを下降し、ノズルを通してフローセル
の方へ緩衝液を吸引する。その後、シッパ211のノズ
ルの先端部をノズル洗浄位置で洗浄する。
【0036】次に、反応ディスク203は、反応容器2
05を反応液吸引位置212へ移送する。シッパ211
は反応液吸引位置212において、ノズルを通してフロ
ーセルの方へ反応液を吸引する。反応液を吸引後、シッ
パ211はノズルを緩衝液吸引位置213へ移動し、緩
衝液を吸引する。吸引された緩衝液と反応液はチューブ
を通じて検出ユニット215内のフローセルまで送ら
れ、測定が行われる。それから、シッパ211はノズル
を洗浄液吸引位置214に移動し、フローセル用の洗浄
液を吸引し、その洗浄液により検出ユニット215内の
フローセル内を洗浄する。
【0037】次に、図3を参照して生化学分析ユニット
104の構成例を説明する。図3において生化学分析ユ
ニット104は、多数の試薬容器310を保持する試薬
ディスク301A,310Bと試薬分注ピペッタ302
A,302Bを備えた試薬供給系と、試料分注ピペッタ
303を備えたサンプル供給系と、多数の反応容器30
4を保持する反応ディスク305を備えた反応部と、多
波長光度計306とアナログ/デジタルコンバータ30
7を備えた測定系とを備える。
【0038】図3において、試料容器108を保持する
ラック107は搬送部102からサブライン115上の
試料吸引位置308に搬送される。試料分注ピペッタ3
03は、試料容器108内のサンプルをピペットノズル
401内に所定量吸引し、反応容器304の中に吐出す
る。
【0039】サンプル液が吐出分注された反応容器30
4は、恒温槽309により保温されている反応ディスク
305の回転により第一試薬添加位置まで移動される。
この時、試薬ディスク301Aも回転動作によって試薬
添加位置に来るサンプルの分析項目に該当する試薬容器
310を試薬吸引位置に位置づけるように移動する。そ
して、第一試薬添加位置まで移動された反応容器304
には、試薬分注ピペッタ302Aのピペットノズルに吸
引された所定の第一試薬が加えられる。第一試薬の添加
後の反応容器304は攪拌装置311の位置まで移動さ
れ、最初の攪拌が行われる。第二試薬の添加が必要な分
析項目の場合は、さらに試薬分薬ピペット302Bによ
り第二試薬が添加され、内容物が撹拌される。
【0040】サンプルと試薬の混合された反応液を含む
反応容器304は、光源からの光束を横切るように移送
され、反応容器を透過した光が多波長光度計306に入
射する。そして、反応容器304の内容物である反応液
の吸光度が多波長光度計306により検知される。検知さ
れた吸光度信号は、アナログ/デジタル(A/D)コン
バータ307及びインターフェイスを介してコンピュー
タからなる制御部312に供給され、サンプル中の測定対
象の分析項目の濃度に変換される。分析測定が終了した
反応容器304は、反応容器洗浄機構(図示せず)の位
置まで移動され、反応容器洗浄機構により、反応容器内
の反応液が排出された後に水で洗浄され、次の分析に供
される。
【0041】次に、図1の実施例におけるキャリオーバ
回避レベルの設定例を図5を参照して説明する。分析操
作の開始前に、患者由来の各サンプルのために要求され
ている分析項目が、操作部106を通して入力される。
各サンプルは、通常複数の分析項目を分析検査するよう
依頼されている。この自動分析装置においてサンプルの
キャリオーバ回避の必要性が高い分析項目は、予め設定
しておき、制御部312の記憶部51に記憶しておく。
【0042】操作部106から分析条件を設定する旨の
指示をすると、CRTなどからなる画面表示装置53
に、分析条件設定画面70が表示される。この画面70
は、図5に示すように、上方に、ルーチン操作画面呼出
しボタン71,試薬管理画面呼出しボタン72,キャリ
ブレーション画面呼出しボタン73,精度管理画面呼出
しボタン74、及びユーティリティ画面呼出しボタン7
5が配置されており、それぞれのボタンをタッチパネル
方式により指で押すか、又はマウスなどを操作してポイ
ンタでクリックすることにより、該当する画面が中央部
に表示される。図5はユーティリティ画面呼出しボタン
75を指示して対応画面を呼出した例を示す。分析条件
設定画面70の下方にはヘルプボタン76が配置されて
おり、このボタンを指示すると、画面操作のため説明文
が表示される。
【0043】また、分析条件設定画面70の左右いずれ
かのエリアには、分析装置の停止指示ボタン81,分析
操作中におけるサンプリング動作の停止指示ボタン8
2,アラーム画面の呼出しボタン83,各分析ユニット
及びラック搬送の状態を示す画面の呼出しボタン84,
プリンタ54への印刷指示ボタン85,分析装置の始動
指示ボタン86などが配置されている。上述した各ボタ
ンは、分析条件設定画面70が表示されている間は常時
表示される。
【0044】今、ユーティリティ画面呼出しボタン75
を選択すると、表示エリア150には、システム15
1,メンテナンス152,アプリケーション153,計
算項目154,キャリオーバ155,報告書156,ユ
ニット構成157の各画面呼出しボタンが出現すると共
に、追加指示ボタン161,フロッピーディスクメモリ
へのデータベースの書込指示ボタン162,削除指示ボ
タン162,フロッピーディスクメモリからの読込み指
示ボタン164が出現する。この状態で、アプリケーシ
ョン画面呼出しボタン153を選択すると、複数の分析
項目とサンプル種別を示す一覧リスト170が出現する
と共に、詳細な画面呼出しボタン171〜174が出現
する。
【0045】さらに、詳細画面呼出しボタンの内、分析
のボタン171を選択すると、表示エリア180内に、
図5に示すような画面が出現する。すなわち、検体量設
定欄181,試薬分注量設定欄182,サンプル間のキ
ャリオーバ回避レベルの設定欄183及び格納指示ボタ
ン184が表示される。
【0046】図5の画面において、一覧リスト170に
表示されている分析項目は、TSHが甲状腺刺激ホルモ
ン(thyrotropin)であり、T4がサイロキ
シン(thyroxine)であり、FT4が遊離サイロキシン
(free thyroxine)であり、T3がトリヨードサイロニ
ン(tri-iodothyronine)であり、CEAが胎児性癌抗原
(carcino-embryonic antigen)であり、HCGが妊婦尿
性腺刺激ホルモン(human chorionicgonadotropin)であ
り、TNTがトロポニンT(troponin T)であり、HB
aAgがB型肝炎表面抗原(hepatitis B surface ant
igen)であり、a−HBsがB型肝炎表面抗原の抗体で
ある。因にこれらはいずれも免疫分析項目である。
【0047】今、一覧リスト170の分析項目の内、H
BsAgを選択しておき、検体量設定欄181において
サンプル採取量として、30μlを入力し、試薬分注量
設定欄182において第1試薬R1の添加量として70
μlを、第2試薬R2の添加量として60μlを、ビー
ズ試薬の添加量として40μlを夫々入力したものとす
る。また、キャリオーバ回避レベルの設定欄183にお
いて「高」及び「低」の内の「高」のレベルを選択指示
したものとする。高,低のレベル選択は、レベル選択ボ
タン187でなされる。次いで、格納指示ボタン184
を選択すると、HBsAgの分析項目に関し、検体量及
び試薬分注量と共に、サンプル間のキャリオーバの回避
レベルが分析項目に対応づけられて指示されたことにな
り、記憶部51に記憶される。
【0048】次いで、一覧リスト170に表示された別
の分析項目を選択し、同様にして検体量,試薬分注量、
及びキャリオーバ回避レベルを該当項目に応じて設定す
ることにより、これらの条件を次々と設定することがで
きる。また、一覧リスト170の中から複数の分析項目
を選択し、共通のキャリオーバ回避レベルを指示し得る
ように構成することにより、複数の分析項目に対してキ
ャリオーバ回避レベルを一括して指示することが可能に
なる。
【0049】キャリオーバ回避レベルの設定欄183に
おいて「高」のレベルは、サンプル採取をサンプル間の
キャリオーバがない条件下で実行させるものであり、具
体的には、免疫分析ユニット103においてサンプル毎
に新しいものに交換される使い捨ての分注チップを用い
る分注装置によりサンプル採取を実行するように統括制
御部50が該当する検体ラックの搬送先を制御する。さ
らに、生化学分析ユニット104において、高レベルに
指定された該当サンプルの分注に先立ち、生化学分析項
目だけの場合に対する通常の洗浄方法とは異なる洗浄方
法でサンプル用の分注ノズルを洗浄するように制御す
る。「高レベル」が特定の分析項目について指示された
場合、記憶部51は、使い捨ての分注チップによる分注
が必要である特定の分析項目を記憶することになる。こ
れに対し、「低」のレベルは、洗浄することにより多数
のサンプルのために繰り返し使用する分注ノズルを有す
る分注装置だけを用いてサンプル採取を実行してもよい
との指示であり、これに該当する分析項目は、図1にお
ける生化学分析ユニット104にて分析測定することが
可能である。
【0050】図5のような設定画面により設定された分
析条件は、その後に条件が変更されない限り各分析項目
に対応して継続して使用される。したがって、患者サン
プルの検査依頼がなされたときに、分析項目の入力があ
れば、図5で設定した分析条件が自動的に適用される。
【0051】このように、図1の分析装置においては、
サンプル同士のキャリオーバの回避の特別な必要性があ
る、すなわち「高」のレベルであるとして指示された分
析項目は、その指示情報が記憶部に記憶される。そし
て、その後の新たな分析条件設定のために既指示分析項
目と同じ分析項目が分析条件設定画面70を通して選択
されたときには、記憶されている情報、すなわちキャリ
オーバ回避の必要性がある旨の情報が表示装置に出力さ
れるように動作する。図5の例の場合は、分析項目を選
択すれば、設定欄183に「高」が表示される。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、化学分析ユニットによ
る分析と免疫分析ユニットによる分析の両方の測定依頼
がなされているサンプルに関し、化学分析ユニットへの
サンプル分注のあとに、同じ試料容器内から生化学分析
項目に比べてサンプル間のキャリオーバの影響を格段に
受けやすい免疫分析項目を免疫分析ユニットにてサンプ
ル分注する可能性があれば、化学分析ユニットへのサン
プル分注に先立って分注ノズルを洗剤洗浄および水洗浄
することにより、免疫分析項目の分析結果にサンプル間
キャリオーバの影響を与えないようにすることができる
という効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した自動分析装置の全体構成を示
す概略図である。
【図2】図1の実施例における免疫分析ユニットの構成
例を説明するための図である。
【図3】図1の実施例における生化学分析ユニットの構
成例を説明するための図である。
【図4】図1の実施例におけるピペットノズルの洗浄動
作を説明するための図である。
【図5】図1の実施例におけるサンプル間のキャリオー
バの回避レベルの設定例を説明するための画面例であ
る。
【符号の説明】
51…記憶部、53…画面表示装置、101…検体投入
部、102…搬送部、103…免疫分析ユニット、10
4…生化学分析ユニット、106…操作部、107…ラ
ック、108…試料容器、203,305…反応ディス
ク、205,304…反応容器、206,303…試料
分注ピペッタ、210…分注チップ、312…制御部、
401…ピペットノズル、403…洗浄位置、405…
洗剤溶液ボトル。
フロントページの続き (72)発明者 田尾 龍治 茨城県ひたちなか市大字市毛882番地 株 式会社日立製作所計測器グループ内 Fターム(参考) 2G058 AA05 AA09 CB15 CD04 CE08 ED02 ED03 ED35 FB05 FB14 GD07 GE05 GE06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サンプル中の分析項目としての分析対象物
    を免疫反応を利用して分析する第1の分析ユニットと、
    サンプルと試薬との化学反応により得られた反応液を測
    定して分析項目を分析する第2の分析ユニットと、各サ
    ンプルに関し分析すべき分析項目を制御部に対して指示
    するための分析項目指示手段と、上記第1及び第2の分
    析ユニットを含む複数の分析ユニットの内の少なくとも
    1つにサンプルを搬送する搬送装置を備えた自動分析装
    置において、 分析可能な分析項目毎にサンプル間のキャリオーバの回
    避レベルの高低を選択し得る画面を表示する画面表示装
    置と、該画面表示装置の画面を通して選択されたキャリ
    オーバ回避レベルを分析項目に対応づけて記憶する記憶
    部とを設け、上記第2の分析ユニットによる分析が必要
    なサンプルであってキャリオーバ回避レベルが高い分析
    項目を分析することが指示されていないサンプルの分注
    動作に先立ち上記第2の分析ユニットの分注ノズルを水
    で洗浄し、上記第1及び第2の両方の分析ユニットによ
    る分析が必要なサンプルであってキャリオーバ回避レベ
    ルが高い分析項目を分析することが指示されているサン
    プルの分注動作に先立ち上記第2の分析ユニットの分注
    ノズルを洗剤溶液で洗浄した後に水で洗浄するように構
    成したことを特徴とする自動分析装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の自動分析装置において、上
    記第1の分析ユニットは、サンプル毎に交換される分注
    チップを用いる試料分注装置を有するものであり、上記
    第2の分析ユニットは、繰り返し使用する分注ノズルを
    用いる試料分注装置を有するものであることを特徴とす
    る自動分析装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の自動分析装置において、上
    記画面表示装置により表示される画面は、複数の分析項
    目の中から1つ以上の分析項目を選択し得る分析項目選
    択欄と、その選択される分析項目に対しサンプル間のキ
    ャリオーバの回避レベルを選択し得るレベル選択欄を有
    することを特徴とする自動分析装置。
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