JP2001087480A - パチンコ機用図柄変動または役物変動用の始動開始・非始動選択装置、及び、パチンコ機用図柄変動または役物変動用の始動開始・非始動選択装置を備えたパチンコ機 - Google Patents

パチンコ機用図柄変動または役物変動用の始動開始・非始動選択装置、及び、パチンコ機用図柄変動または役物変動用の始動開始・非始動選択装置を備えたパチンコ機

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JP2001087480A
JP2001087480A JP27204999A JP27204999A JP2001087480A JP 2001087480 A JP2001087480 A JP 2001087480A JP 27204999 A JP27204999 A JP 27204999A JP 27204999 A JP27204999 A JP 27204999A JP 2001087480 A JP2001087480 A JP 2001087480A
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pachinko machine
pachinko
pachinko ball
game state
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JP27204999A
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English (en)
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Kouichirou Hirashima
康一朗 平島
Tomomichi Nomura
知道 野村
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Okumura Yu Ki Co Ltd
Original Assignee
Okumura Yu Ki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の遊技状態の場合、パチンコ球を第1方
向に主に案内して図柄変動等の始動開始部に入賞させ、
所定の遊技状態以外の場合、パチンコ球を第2方向に主
に案内して装置外部の遊技領域に排出することができ
る、新規且つ優れたパチンコ機用図柄変動等の始動開始
・非始動選択装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 遊技領域11の特別図柄表示装置15の
左右には、各図柄変動等の始動開始・非始動選択装置1
8、19が設けられている。CPU51は「大当たりモ
ード」等の遊技状態の場合、その始動開始・非始動選択
装置18、19の回転部材36の凹部36Aを、隙間4
0から入賞口41へ向かって回転させ、パチンコ球を入
賞させる。「通常モード」の遊技状態の場合、その回転
部材36の凹部36Aを、隙間40から排出口42へ回
転させ、遊技盤2の中央に位置する第1ゲート20、第
2ゲート21等へ転動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技状態に応じ
て、筐体内に入ったパチンコ球を少なくとも2以上の方
向に案内させて始動開始または非始動を選択するパチン
コ機用図柄変動または役物変動用の始動開始・非始動選
択装置に関し、特に、その始動開始・非始動選択装置を
パチンコ機盤面の遊技領域に配置したパチンコ機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、入賞口、始動入賞口、及びC
RT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal D
isplay)等からなる図柄表示装置等を、パチンコ機盤面
の遊技領域に備えるパチンコ機が知られている。そのパ
チンコ機では、パチンコ球が始動入賞口に入賞すると、
図柄表示装置に表示されている図柄が変動を開始する。
そして、一定時間経過後に表示された図柄が一定確率で
揃うと、大当たりとして、大入賞口が所定回数続けて開
くとともに、図柄表示装置に大当たり映像を表示して、
遊技者の興味を惹きつける。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うなパチンコ機であっても、パチンコ機盤面の遊技領域
におけるパチンコ球の転動落下経路が遊技状態に応じて
変化せず、また、パチンコ球の始動開始または非始動が
選択されないため、遊技内容が画一的になり易い。その
ため遊技者が長時間遊技を続けた場合には、図柄表示装
置の表示される大当たり映像等に対する興味が薄れ、遊
技者の興味を惹きつけることが難しいという問題があ
る。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、例えば時短モード・確変モード
等といった所定の遊技状態の場合に、パチンコ球を第1
方向に主に案内して、図柄変動または役物変動用の始動
開始部に入賞させ、所定の遊技状態以外の場合、パチン
コ球を第2方向に主に案内して装置外部の遊技領域に排
出することができる、新規且つ優れたパチンコ機用図柄
変動または役物変動用の始動開始・非始動選択装置を提
供することを目的とする。更に、かかるパチンコ機用図
柄変動または役物変動用の始動開始・非始動選択装置の
提供により、各遊技状態に応じて、図柄変動または役物
変動用の始動開始または非始動が選択されるため、遊技
内容が多様化し、長時間遊技を続けても遊技者の興味を
パチンコゲームに強く引きつけ、引き続き興趣を起こさ
せることが可能なパチンコ機を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明によれば、パチンコ機盤面の遊
技領域に設けられたパチンコ機用図柄変動または役物変
動用の始動開始・非始動選択装置において、装置内に入
ったパチンコ球を第1方向、または、第1方向と異なる
第2方向に少なくとも案内させる振り分け部材と、前記
第1方向にパチンコ球が振り分けられた時に、パチンコ
球を入賞させて図柄変動または役物変動を開始させる始
動開始部と、前記第2方向にパチンコ球が振り分けられ
た時に、パチンコ球を装置外部の遊技領域に排出させる
排出部と、パチンコ球を前記第1方向または前記第2方
向に案内させるように、前記振り分け部材を、遊技状態
に基づいて駆動する駆動手段とを有することを特徴とす
る。
【0006】それにより、所定の遊技状態の場合は、パ
チンコ球は、振り分け部材によって第1方向に案内させ
られて図柄変動または役物変動用の始動開始部に入賞す
るのに対して、所定の遊技状態以外の場合には、振り分
け部材によって第2方向に案内させられて排出部から装
置外部の遊技領域に排出する。従って、所定の遊技状態
と所定の遊技状態以外とで、図柄変動または役物変動用
の始動開始または非始動が選択されるため、パチンコ機
の遊技内容が多様化し、遊技を長時間続けても遊技者の
興味をパチンコゲームに強く引きつけ、引き続き興趣を
起こさせることが可能となる。
【0007】また、請求項2に係る発明によれば、前記
振り分け部材は、少なくとも1個の凹部を外周側に形成
した回転部材と、この回転部材を前記第1方向または前
記第2方向に回転可能に内側に取り付けると共に、前記
凹部にパチンコ球を収納するための入口部を備えた案内
部材とを有し、前記駆動手段によって、前記回転部材が
第1方向に回転した場合には、前記凹部に入ったパチン
コ球を前記第1方向に案内し、前記回転部材が前記第2
方向に回転した場合には、前記凹部に入ったパチンコ球
を前記第2方向に案内するのが望ましい。
【0008】そのため、案内部材の入口部を介して、回
転部材の凹部にパチンコ球が入り、駆動手段が案内部材
の内側で回転部材を第1方向に回転して、前記凹部に入
ったパチンコ球を第1方向に案内するのに対し、前記駆
動手段が回転部材を第2方向に回転した場合には、前記
凹部に入ったパチンコ球を前記第2方向に案内する。そ
のため、所定の遊技状態の場合は、パチンコ球は、第1
方向に案内させられて図柄変動または役物変動用の始動
開始部に入賞するのに対して、所定の遊技状態以外の場
合には、第1方向と異なる第2方向に案内させられて排
出部から装置外部の遊技領域に排出する。従って、所定
の遊技状態と所定の遊技状態以外とで、図柄変動または
役物変動用の始動開始または非始動が選択されるため、
パチンコ機の遊技内容が多様化し、遊技を長時間続けて
も遊技者の興味をパチンコゲームに強く引きつけ、引き
続き興趣を起こさせることが可能となる。
【0009】また、請求項3に係る発明によれば、前記
パチンコ機用図柄変動または役物変動用の始動開始・非
始動選択装置が図柄表示装置の左右横側の少なくとも一
方側に配設され、前記第1方向がパチンコ機盤面の左右
方向の外側に位置するのに対し、前記第2方向がパチン
コ機盤面の中央側に位置するのが望ましい。それによ
り、パチンコ球は、第1方向に振り分けられた時、図柄
変動または役物変動用の始動開始部に入賞されるのに対
して、第2方向に振り分けられた時、排出部から装置外
部の遊技領域に排出され、盤面の中央側で転動されるの
で、排出されたパチンコ球は、パチンコ機盤面の中央側
に配置される、その他の入賞口に入賞しやすくなる。こ
こで、仮に、第2方向がパチンコ機盤面の外側に位置す
る場合、パチンコ機盤面の左右方向の外側には、一般に
別の入賞口が設けられていることが少ないため、装置外
部の遊技領域に排出されたパチンコ球は入賞せず、遊技
者にとって不利益となる。
【0010】また、請求項4に係るパチンコ機によれ
ば、パチンコ機盤面に遊技領域を備えるパチンコ機にお
いて、筐体内に入ったパチンコ球を第1方向、または、
第1方向と異なる第2方向に少なくとも案内させる振り
分け部材と、前記第1方向にパチンコ球が振り分けられ
た時に、パチンコ球を入賞させて図柄変動または役物変
動を開始させる始動開始部と、前記第2方向にパチンコ
球が振り分けられた時に、パチンコ球を装置外部の遊技
領域に排出させる排出部と、パチンコ球を前記第1方向
または前記第2方向に案内させるように、前記振り分け
部材を、遊技状態に基づいて駆動する駆動手段とを有す
るパチンコ機用図柄変動または役物変動用の始動開始・
非始動選択装置を前記遊技領域に備えており、更に、所
定の遊技状態の場合には、パチンコ球を前記第1方向に
主に案内させるように前記駆動手段を駆動制御し、前記
所定の遊技状態以外の場合には、前記パチンコ球を前記
第2方向に主に案内させるように前記駆動手段を駆動制
御する制御手段を備えたことを特徴とする。
【0011】この場合、制御手段が駆動手段を駆動制御
することにより、所定の遊技状態の場合は、振り分け部
材によって、パチンコ球が第1方向に主に案内させられ
て、図柄変動または役物変動用の始動開始部に入賞する
のに対して、所定の遊技状態以外の場合には、振り分け
部材によって、パチンコ球が第2方向に主に案内させら
れて、排出部から装置外部の遊技領域に排出する。従っ
て、このパチンコ機は、所定の遊技状態と所定の遊技状
態以外とで、図柄変動または役物変動用の始動開始また
は非始動が選択されるため、パチンコ機の遊技内容が多
様化し、遊技を長時間続けても遊技者の興味をパチンコ
ゲームに強く引きつけ、引き続き興趣を起こさせること
が可能となる。
【0012】また、請求項5に係るパチンコ機によれ
ば、前記振り分け部材は、少なくとも1個の凹部を外周
側に形成した回転部材と、この回転部材を前記第1方向
または前記第2方向に回転可能に内側に取り付けると共
に、前記凹部にパチンコ球を収納するための入口部を備
えた案内部材とを有し、前記駆動手段によって、前記回
転部材が第1方向に回転した場合には、前記凹部に入っ
たパチンコ球を前記第1方向に案内し、前記回転部材が
前記第2方向に回転した場合には、前記凹部に入ったパ
チンコ球を前記第2方向に案内するのが望ましい。
【0013】この場合、案内部材の入口部を介して、回
転部材の凹部にパチンコ球が入り、駆動手段が案内部材
の内側で回転部材を第1方向に回転して、前記凹部に入
ったパチンコ球を第1方向に案内するのに対し、前記駆
動手段が回転部材を第2方向に回転した場合には、前記
凹部に入ったパチンコ球を前記第2方向に案内する。そ
のため、所定の遊技状態の場合は、パチンコ球は、主に
第1方向に案内させられて図柄変動または役物変動用の
始動開始部に入賞するのに対して、所定の遊技状態以外
の場合には、第1方向と異なる第2方向に主に案内させ
られて排出部から装置外部の遊技領域に排出する。従っ
て、所定の遊技状態と所定の遊技状態以外とで、図柄変
動または役物変動用の始動開始または非始動が選択され
るため、パチンコ機の遊技内容が多様化し、遊技を長時
間続けても遊技者の興味をパチンコゲームに強く引きつ
け、引き続き興趣を起こさせることが可能となる。
【0014】また、請求項6に係るパチンコ機によれ
ば、始動入賞口と、遊技領域に設けられて変動図柄を表
示する図柄表示装置を備え、前記始動入賞口への入賞に
基づいて前記変動図柄が変動後所定の態様で停止するこ
とにより遊技者に有利な特別遊技状態を発生し、この特
別遊技状態の場合、前記制御手段は、パチンコ球を前記
第1方向に主に案内させるように前記駆動手段を駆動制
御し、前記所定の遊技状態以外の場合には、前記パチン
コ球を前記第2方向に主に案内させるように前記駆動手
段を駆動制御するのが望ましい。この場合、遊技領域に
設けられる図柄表示装置の変動図柄が、始動入賞口への
入賞に基づいて、変動後所定の態様で停止すると、遊技
者に有利な特別遊技状態が発生する。この特別遊技状態
(いわゆる大当たり)を発生した場合、パチンコ球は前
記第1方向に主に案内されて入賞するので、多数の賞球
の払い出しがあって、遊技者に大きな喜びを感じさせる
ことができる。
【0015】また、請求項7に係るパチンコ機によれ
ば、補助入賞口と、前記補助入賞口への入賞に基づいて
前記始動入賞口への入賞率を高めるように作動する入賞
補助手段とを備え、遊技者に前記特別遊技状態(いわゆ
る大当たり)とは異なる有利な特典遊技状態を所定確率
で発生し、この特典遊技状態の場合、前記制御手段は、
パチンコ球を前記第1方向に主に案内させるように前記
駆動手段を駆動制御し、前記特典遊技状態以外の場合に
は、前記パチンコ球を前記第2方向に主に案内させるよ
うに前記駆動手段を駆動制御するのが望ましい。この場
合、特典遊技状態になると、入賞補助手段の作動する確
率が高くなって始動用入賞口への入賞が多くなり、「い
わゆる大当たり」の発生に対する遊技者の期待感が更に
高まるとともに、パチンコ球を前記第1方向に主に案内
させて入賞させるので、遊技者に対し入賞の喜びを感じ
させながら、遊技者の興味をパチンコゲームに更に強く
引きつけ、引き続き興趣を起こさせることが可能とな
る。一方、特典遊技状態以外の場合には、前記パチンコ
球は前記第2方向に主に案内させられて、排出部から装
置外部の遊技領域に排出されるので、装置外部に排出さ
れたパチンコ球は、転動落下して、遊技者の興味をパチ
ンコゲームに更に強く引きつけ、引き続き興趣を起こさ
せることが可能となる。
【0016】また、請求項8に係るパチンコ機によれ
ば、前記特典遊技状態は、前記特別遊技状態(いわゆる
大当たり)の発生する確率が通常確率よりも高い高確率
で発生する遊技状態を含むのが望ましい。その特典遊技
状態とは、例えば、前記特別遊技状態(いわゆる大当た
り)の発生する確率が、通常確率よりも高い高確率で発
生する状態(以下「確率変動または確変モード」)をい
う。具体的には、その特別遊技状態の発生する確率が、
通常確率(例えば1/199)よりも高い確率(例えば
10/199)で発生する場合と、通常確率(例えば1
/199)で発生する場合とがある。その確率変動の場
合(すなわち、特別遊技状態の発生する確率が高くなる
場合)、「いわゆる大当たり」の発生に対する遊技者の
期待感が更に高まるとともに、パチンコ球を前記第1方
向に主に案内させて入賞させるので、遊技者に対し入賞
の喜びを感じさせながら、遊技者の興味をパチンコゲー
ムに更に強く引きつけ、引き続き興趣を起こさせること
が可能となる。一方、特典遊技状態以外の場合には、前
記パチンコ球は前記第2方向に主に案内させられて、排
出部から装置外部の遊技領域に排出されるので、装置外
部に排出されたパチンコ球は転動落下して、遊技者の興
味をパチンコゲームに更に強く引きつけ、引き続き興趣
を起こさせることが可能となる。
【0017】また、請求項9に係るパチンコ機によれ
ば、前記特典遊技状態の場合には、前記変動図柄が通常
の場合よりも短時間で停止するのが望ましい。具体的に
は、通常時は、図柄変動表示装置のハズレパターンの変
動図柄が所定時間(例えば6〜8秒)だけ変動させた後
に停止状態になるのに対して、特典遊技状態の場合に
は、図柄変動表示装置のハズレパターンの変動図柄が、
通常の時間(例えば6〜8秒)よりも短い時間(2〜3
秒)だけ変動させた後停止状態になって、「大当たり
(特別遊技)状態」になるまでの待ち時間(変動時間)
が短縮される(約1/3になる)ことをいい、変動時間
短縮状態(時短モード)ともいう。このような特典遊技
状態になると、前記変動図柄が通常の場合よりも短時間
で停止するため、次の特別遊技状態が発生しやすくなる
とともに、パチンコ球を前記第1方向に主に案内させて
入賞させるので、遊技者に対し入賞の喜びを感じさせな
がら、遊技者の確率変動等の特典遊技状態の獲得に対す
る期待感を、更に高い状態で維持することが可能とな
る。
【0018】また、請求項10に係るパチンコ機によれ
ば、前記パチンコ機用図柄変動または役物変動用の始動
開始・非始動選択装置は、図柄表示装置の左右横側の少
なくとも一方側に配設され、前記第1方向がパチンコ機
盤面の左右方向の外側に位置するのに対し、前記第2方
向がパチンコ機盤面の中央側に位置するのが望ましい。
この場合、パチンコ球は、第1方向に振り分けられた
時、図柄変動または役物変動用の始動開始部に入賞され
るのに対して、第2方向に振り分けられた時、排出部か
ら装置外部の遊技領域に排出され、盤面の中央側で転動
されるので、排出されたパチンコ球は、パチンコ機盤面
の中央側に配置される、その他の入賞口に入賞しやすく
なる。ここで、仮に、第2方向がパチンコ機盤面の外側
に位置する場合、パチンコ機盤面の左右方向の外側に
は、一般に別の入賞口が設けられていることが少ないた
め、装置外部の遊技領域に排出されたパチンコ球は入賞
せず、遊技者にとって不利益となる。
【0019】また、請求項11に係るパチンコ機によれ
ば、前記パチンコ機用図柄変動または役物変動用の始動
開始・非始動選択装置は、図柄表示装置の下方または上
方に配設されているのが望ましい。この場合、図柄表示
装置はパチンコ機盤面の中央に配置されていることが多
いので、パチンコ機用図柄変動または役物変動用の始動
開始・非始動選択装置を図柄表示装置の下方または上方
に配設した場合、パチンコ球は、第2方向に振り分けら
れた時、排出部から装置外部の遊技領域に排出される。
それにより、装置外部に排出されたパチンコ球は、パチ
ンコ機盤面の中央上方側または中央下方側から転動落下
して、その他の入賞口に入賞しやすくなって、パチンコ
機の遊技内容が多様化し、遊技を長時間続けても遊技者
の興味をパチンコゲームに強く引きつけ、引き続き興趣
を起こさせることが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るパチンコ機に
ついて、具体化した一実施の形態を図面を参照して詳細
に説明する。先ず、本実施形態に係るパチンコ機の全体
構成について図1及び図2に基づき説明する。図1は本
実施形態に係るパチンコ機全体を示した正面図である。
図2は本実施形態に係るパチンコ機の遊技領域を示した
正面図である。パチンコ機1は、図1に示すように、そ
の遊技盤2上に、後述する第1始動口、図柄表示装置等
の各種構造物を配設している。その遊技盤2の下には、
パチンコ機1裏側から排出される賞球を受ける上部受け
皿3が配設され、この上部受け皿3は、スピーカ3aを
内蔵してプレート4上に配設されている。そして、その
上部受け皿3の下には、上部受け皿3から溢れたパチン
コ球を受ける下部受け皿5が配設される。また、下部受
け皿5の側方には、操作ハンドル6が設けられ、この操
作ハンドル6には、パチンコ球の発射装置が連結されて
いる。そして、上部受け皿3の球送り機構を介して、上
部受け皿3上のパチンコ球が、パチンコ球発射装置へ送
られる。また、遊技盤2の両肩部には、賞球及び球切れ
表示ランプ10、10が設けられている。
【0021】一方、遊技盤2の前側は、鋼板やステンレ
ス等の金属製のガラス扉9が被覆されており、このガラ
ス扉9は、枠体の前側にヒンジ部材等を介して開閉自在
に取り付けられている前面枠に取り付けられている。ま
た、ガラス扉9には開口部を有する鋼板やステンレス等
の金属製のガラス保持枠が、スポット溶接等により固着
されており、前記ガラス保持枠に装着された2枚のガラ
スを通して、遊技盤2の上遊技領域を見ることができ
る。また、ガラス扉9の上部には、遊技中のエラーを表
示するエラー表示ランプ7やガラス扉9の上部及び右側
には、「当たり」を表示する当たり表示ランプ8、8が
取り付けられている。
【0022】次に、パチンコ機1における遊技盤2上の
遊技領域の構成について図2に基づいて説明する。この
遊技領域11は、図2に示すように、所定厚さの板材を
なした遊技盤2上に入賞口などの各構造物が配設され、
それを囲むように環状のレール12が立設されている。
このレール12は、発射されたパチンコ球を遊技領域1
1内に案内する重複して形成した案内路13を構成し、
右肩部にはレール12に沿って打ち込まれるパチンコ球
の進行を制限するための段差部14を有する。そして、
その段差部14には軸支された返しゴムが配設されてい
る。
【0023】また、遊技領域11のほぼ中央には、開口
部が開設され、この開口部の前面側に図柄表示装置とし
て特別図柄表示装置15が配設されている。この特別図
柄表示装置15は、左、中、右に3分割された特定図柄
を表示するCRTやLCD等から構成された映像表示装
置16が、遊技盤2の裏面側から取り付けられている。
また、特別図柄表示装置15の下端部には、左右方向に
後述の保留カウンタ52D(図4参照)に記憶されてい
るカウント値が表示される4個の保留LED17が設け
られている。
【0024】一方、特別図柄表示装置15の左右には、
遊技状態に応じて、図柄変動または役物変動用の始動開
始と非始動とを選択できるパチンコ機用図柄変動または
役物変動用の始動開始・非始動選択装置18、19(以
下単に図柄変動等の始動開始・非始動選択装置ともい
う)がそれぞれ設けられている。そして、特別図柄表示
装置15の左側に配設される図柄変動等の始動開始・非
始動選択装置18の右下側には、第1ゲート20が設け
られている。また、特別図柄表示装置15の右側に配設
される図柄変動等の始動開始・非始動選択装置19の左
下側には、第2ゲート21が設けられている。また、各
第1ゲート20、第2ゲート21には、パチンコ球の通
過を検出する第1ゲートスイッチ20A、第2ゲートス
イッチ21Aが設けられている。
【0025】また、特別図柄表示装置15の両肩側に
は、電飾ランプ付きの風車22、23が配置され、ま
た、各図柄変動等の始動開始・非始動選択装置18、1
9と特別図柄表示装置15との間には、通常の風車2
4、25が設けられている。また、特別図柄表示装置1
5の直下には、第1始動口26が設けられている。この
第1始動口26には、パチンコ球の入賞を検出する第1
始動口スイッチ26A(図4参照)が設けられ、この第
1始動口スイッチ26Aによりパチンコ球の入賞を検出
することにより、映像表示装置16に表示される変動図
柄が変動する。
【0026】また、第1始動口26の下方には、特別電
動役物29が配設されており、この特別電動役物29に
は、大入賞口27が左右水平方向のほぼ中央位置に形成
されると共に、その大入賞口27の下側の左右中央位置
には、第2始動口28が形成されている。また、この大
入賞口27は、横幅を持った上方に開口する開閉扉30
により覆われている。第1始動口26又は第2始動口2
8に、パチンコ球が入賞し、特別図柄表示装置15の変
動図柄が変動した後に、所定状態を達成した場合(例え
ば、「7、7、7」等のように揃った場合)、前記開閉
扉30が開かれて、特別遊技状態である「大当たり」状
態が後述するように発生する(図8参照)。また、この
開閉扉30は、第1ソレノイド30A(図4参照)によ
って開閉するように構成されている。また、大入賞口2
7内の中央部には、いわゆるVゾーンが仕切り形成され
ており、前記Vゾーンへの入賞検出用のVスイッチ27
A(図4参照)が設けられている。また、大入賞口27
内には、開閉扉30が開かれたとき、入賞したパチンコ
球の個数をカウントするためのカウントスイッチ27B
(図4参照)が設けられている。
【0027】また、第2始動口28は、上方に開口する
入賞補助扉31により覆われている。この入賞補助扉3
1は、第1ゲート20又は第2ゲート21をパチンコ球
が通過した場合に、後述のように一定条件下(図6のS
9又はS11参照)で第2ソレノイド31A(図4参
照)によって開閉するように構成されている。また、第
2始動口28には、パチンコ球の入賞を検出する第2始
動口スイッチ28A(図4参照)が設けられ、この第2
始動口スイッチ28Aによりパチンコ球の入賞を検出す
ることで後述のように映像表示装置16に表示される変
動図柄が変動する。
【0028】そして、このような特別電動役物29の左
右両側上方には電飾ランプが施された入賞口32、33
が配設されて遊技盤2裏面の不図示の賞球樋に連通さ
れ、この各入賞口32、33への入賞を検出する各入賞
口スイッチ32A、33A(図4参照)が設けられてい
る。また、特別電動役物29の直下にはレール12に沿
ってアウト口34が開設されている。更に、レール12
に囲まれたこのような遊技領域11には、前記各構成物
とともに複数の釘が打設されてパチンコ球の複雑な流路
を構成している。
【0029】次に、図柄変動等の始動開始・非始動選択
装置18の概略構成について図3に基づいて説明する。
図3は本実施形態に係るパチンコ機1の図柄変動等の始
動開始・非始動選択装置18、19の概略構成を示す図
で、図3(a)は図柄変動等の始動開始・非始動選択装
置18の正面図、図3(b)は、他の図柄変動等の始動
開始・非始動選択装置19の正面図である。尚、図柄変
動等の始動開始・非始動選択装置18、19の構成はほ
ぼ同じである。図柄変動等の始動開始・非始動選択装置
18は、図3(a)及び(b)に示すように、筐体とし
て平板状の基板部35を備えており、その基板部35の
前面側に回動可能に回転部材36が取り付けられてい
る。この回転部材36は、外周側にパチンコ球がほぼ1
個入る凹部36Aを形成している。
【0030】また、この回転部材36の周囲には、案内
部材として、回転部材36と同心円弧状のリブ38(筐
体)及びリブ39(筐体)が、分離して設けられてい
る。そして、そのリブ38とリブ39との間(図3
(a)に示す回転部材36の真上の位置)に、パチンコ
球の直径寸法よりやや大きい幅寸法の隙間40が、入口
部として形成されており、隙間40を介してのみ、凹部
36Aにパチンコ球を入れることができる。また、図3
(a)に示す回転部材36の右下方の位置のリブ38と
リブ39との間に、パチンコ球の直径寸法よりやや大き
い幅寸法の排出口42が、排出部として形成される。ま
た、基板部35は、図3(a)に示す回転部材36の左
下方の位置に、前面部から遊技盤2の裏側にパチンコ球
を導く入賞口41を形成しており、基板部35の裏側に
は、その入賞口41を通ったパチンコ球検出用スイッチ
18A(図4参照)が設けられている。
【0031】この場合、リブ38、39の間に形成され
た隙間40を介して、回転部材36の凹部36Aにパチ
ンコ球が入り、リブ38、39の内側で、回転部材36
が時計回り(第2方向)におよそ120度回転して、前
記凹部36Aに入ったパチンコ球を排出口42側へ案内
すると、パチンコ球は排出口42から遊技盤2上に転動
落下するように構成されている。それに対し、回転部材
36が反時計回り(第1方向)におよそ120度回転し
て、前記リブ38、39の内側で、凹部36Aに入った
パチンコ球を入賞口41側へ案内すると、前記凹部36
Aに入ったパチンコ球が、前記入賞口41を介して案内
され、パチンコ球検出用スイッチ18Aにより、入賞が
検出されるように構成されている。従って、図柄変動等
の始動開始・非始動選択装置18の場合、パチンコ球
は、第1方向に振り分けられた時、入賞口41に入賞さ
れることにより、映像表示装置16に表示される変動図
柄が変動するのに対して、第2方向に振り分けられた
時、装置18の排出口42から遊技盤2に排出され、遊
技盤2の中央側で転動される。それにより、図柄変動等
の始動開始・非始動選択装置18の排出口42から外部
に排出されたパチンコ球は、パチンコ機1盤面の中央側
に配置される、第1始動口26、第1ゲート20及び第
2ゲート21等に入賞しやすくなる。
【0032】また、基板部35の裏面部には、駆動手段
として、ステッピングモータ等により構成される第1モ
ータ44(図4参照)が固着されている。また、この第
1モータ44のモータ軸45は、回転部材36の裏面の
ほぼ中心位置に挿着されているので、第1モータ44の
モータ軸45の双方向(時計回りまたは反時計回り)の
回転に伴って、回転部材36が双方向(時計回りまたは
反時計回り)に回転する。
【0033】そして、図柄変動等の始動開始・非始動選
択装置18の回転部材36の凹部36Aが、第1モータ
44の駆動に基づき、時計回り方向におよそ120度回
転した場合には、前記図柄変動等の始動開始・非始動選
択装置18の凹部36Aに入ったパチンコ球は、排出口
42から遊技盤2上に転動落下して、第1始動口26ま
たは第1ゲート20に入賞する可能性は高くなる。一
方、図柄変動等の始動開始・非始動選択装置18の回転
部材36が、第1モータ44の駆動に基づき、反時計回
り方向におよそ120度回転した場合には、回転部材3
6の凹部36Aに入ったパチンコ球は、入賞口41を通
って、パチンコ球検出用スイッチ18Aにより検出され
て入賞する。同様に、図3(b)に示す図柄変動等の始
動開始・非始動選択装置19の場合には、図3(a)に
示す図柄変動等の始動開始・非始動選択装置18と、遊
技盤2の中央に設けられた特別図柄表示装置15に対
し、ほぼ対称の位置にある。そして、図柄変動等の始動
開始・非始動選択装置19は、図柄変動等の始動開始・
非始動選択装置18と同様に、凹部36Aを外周側に形
成された回転可能な回転部材36を備える他に、入賞口
41、排出部としての排出口42、入口部としての隙間
40を形成するリブ38、39を備える案内部材を備え
ている。
【0034】この図柄変動等の始動開始・非始動選択装
置19の回転部材36の裏面のほぼ中心位置には、基板
部35の裏側から第2モータ46(図4参照)のモータ
軸46’が挿着されているので、図柄変動等の始動開始
・非始動選択装置19の回転部材36が、第2モータ4
6によって時計回り方向(第1方向)におよそ120度
回転した場合、図柄変動等の始動開始・非始動選択装置
19に入ったパチンコ球は、入賞口41を通って、パチ
ンコ球検出用スイッチ19Aに入賞する。また、図柄変
動等の始動開始・非始動選択装置19の回転部材36
が、第2モータ46によって反時計回り方向(第2方
向)におよそ120度回転した場合には、図柄変動等の
始動開始・非始動選択装置19の凹部36Aに入ったパ
チンコ球は、排出口42から遊技盤2上に転動落下す
る。尚、各第1モータ44と第2モータ46とは、同一
構造のモータである。従って、図柄変動等の始動開始・
非始動選択装置19の場合、パチンコ球は、第1方向に
振り分けられた時、入賞口41に入賞されるのに対し
て、第2方向に振り分けられた時、装置19の排出口4
2から遊技盤2に排出され、遊技盤2の中央側で転動さ
れるので、排出口42から外部に排出されたパチンコ球
は、パチンコ機1盤面の中央側に配置される、第1始動
口26、第1ゲート20及び第2ゲート21等に入賞し
やすくなる。
【0035】次に、上記のように構成されたパチンコ機
1の特別図柄表示装置15等を駆動制御する制御回路部
50のシステム構成について、図4に基づいて説明す
る。図4は本実施形態に係るパチンコ機1の制御回路部
50のシステム構成を示すブロック図である。図4に示
すように、制御回路部50には、制御回路部50の全体
を制御するCPU51と、後述する制御プログラムや制
御処理に必要なデータ及び後述の各種制御処理データ等
を格納しておくメモリ52と、入力ポート53及び出力
ポート54が設けられ、これらCPU51、メモリ5
2、入力ポート53及び出力ポート54はバス線55で
相互に接続されている。また、CPU51には、所定の
クロック信号を出力するクロック回路56が接続されて
いる。
【0036】また、第1始動口26には、入賞球を検出
する第1始動口スイッチ26Aが、設けられており、ま
た、第2始動口28には、入賞球を検出する第2始動口
スイッチ28Aが設けられている。更に、第1ゲート2
0には、入賞球の通過を検出する第1ゲートスイッチ2
0Aが設けられており、また、第2ゲート21には、入
賞球の通過を検出する第2ゲートスイッチ21Aが設け
られており、これら第1始動口スイッチ26A、第2始
動口スイッチ28A、第1ゲートスイッチ20A及び第
2ゲートスイッチ21Aは、入力ポート53に接続され
ている。また、大入賞口27の内部には、大入賞口27
への入賞球のカウントを行うカウントスイッチ27Bが
設けられ、また、大入賞口27の内部には、大入賞口2
7の開放を継続するためのVゾーンへの入賞球の検出を
行うVスイッチ27Aが設けられ、これらカウントスイ
ッチ27B及びVスイッチ27Aが、入力ポート53に
接続されている。
【0037】また、各入賞口32、33には、入賞球を
検出する各入賞口スイッチ32A、33Aが設けられ、
これら入賞口スイッチ32A、33Aは、入力ポート5
3に接続されている。また、図柄変動等の始動開始・非
始動選択装置18、19の各入賞口41を通ったパチン
コ球を検出する各パチンコ球検出用スイッチ18A、1
9Aが、入力ポート53にそれぞれ接続されている。更
に、パチンコ機1の遊技盤2の裏側には、確率設定装置
57が設けられ、この確率設定装置57は、変動図柄の
大当たり発生確率を切換スイッチ等で設定変更する。そ
して、確率設定装置57は、入力ポート53に接続され
ている。
【0038】また、出力ポート54には、スピーカ3a
を介してゲーム音楽等を再生するアンプ60が接続され
ている。また、特別図柄表示装置15の映像表示装置1
6への図柄表示を行う表示制御回路61が出力ポート5
4に接続されている。また、大入賞口27の開閉扉30
の開閉用第1ソレノイド30A及び第2始動口28の入
賞補助扉31の開閉用第2ソレノイド31Aを駆動する
ソレノイド駆動回路62が、出力ポート54に接続され
ている。また、各図柄変動等の始動開始・非始動選択装
置18、19の回転部材36、36を双方向に回転させ
る第1モータ44及び第2モータ46を駆動するモータ
駆動回路65が、出力ポート54に接続されている。ま
た、保留LED17等を駆動するLED駆動回路63が
出力ポート54に接続されている。更に、各電飾ランプ
付風車22、23の電飾ランプを構成する風車ランプ6
6、及び、各入賞口32、33の電飾ランプを構成する
入賞口ランプ68等を点灯駆動する装飾ランプ駆動回路
64が、出力ポート54に接続されている。
【0039】また、メモリ52には、特別遊技状態(大
当たり)にするか否かを判定するための、大当たりカウ
ンタ52Aが設けられている。この大当たりカウンタ5
2Aには、CPU51によって、クロック回路56から
入力されるクロック信号に基づいて「0」から「19
8」まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値「19
8」の次には最小値「0」に戻る)が格納される。ま
た、メモリ52には、第2始動口28を覆う入賞補助扉
31を開放するか否かを判定するための、ゲートカウン
タ52Bが設けられている。このゲートカウンタ52B
には、CPU51によって、クロック回路56から入力
されるクロック信号に基づいて「0」から「15」まで
繰り返し1ずつ加算した数値(最大値「15」の次には
最小値「0」に戻る)が格納される。
【0040】また、メモリ52には、特典遊技状態の発
生か否かを判定するための、確変抽選カウンタ52Cが
設けられている。この確変抽選カウンタ52Cには、C
PU51によって、クロック回路56から出力されるク
ロック信号に基づいて「0」から「59」まで繰り返し
1ずつ加算した数値(最大値「59」の次には最小値
「0」に戻る)が格納されている。
【0041】また、メモリ52には、保留カウンタ52
Dが設けられており、この保留カウンタ52Dは、特別
図柄表示装置15の変動図柄が変動中に第1始動口26
または入賞口41に入賞した入賞個数を最大4個までカ
ウントして保留する。また、メモリ52には、第1始動
口26または入賞口41に入賞した時の大当たりカウン
タ52A及び確変抽選カウンタ52C等のカウント値
や、第1ゲート20又は第2ゲート21をパチンコ球が
通過した時のゲートカウンタ52Bのカウント値等が記
憶されるパラメータ記憶エリア52Eが設けられてい
る。更に、メモリ52には、後述の各遊技状態に対応す
る第1モータ44及び第2モータ46の回転パターンが
記憶される回転パターンデータテーブル71(図5参
照)を格納する回転パターン記憶エリア52Fが設けら
れている。
【0042】尚、各カウンタ52A、52B、52C、
52Dのカウント値は、起動時にCPU51によって、
「0」にセットされる。また、保留カウンタ52Dは、
CPU51の制御の下に、特別図柄表示装置15の変動
図柄が停止する毎に1減算される。また、保留カウンタ
52Dに記憶されている入賞個数が「1個」の場合に
は、LED駆動回路63を介して上記保留LED17の
左端に配置される保留LED17(図2参照)が点灯さ
れる。また、保留カウンタ52Dに記憶されている入賞
個数が「2個」の場合には、LED駆動回路63を介し
て上記保留LED17の左側2個の保留LED17(図
2参照)が点灯される。
【0043】また、保留カウンタ52Dに記憶されてい
る入賞個数が「3個」の場合には、LED駆動回路63
を介して上記保留LED17の左側3個の保留LED1
7(図2参照)が点灯される。更に、保留カウンタ52
Dに記憶されている入賞個数が「4個」の場合には、L
ED駆動回路63を介して上記保留LED17の4個全
部(図2参照)が点灯される。
【0044】次に、メモリ52の回転パターン記憶エリ
ア52Fに記憶される回転パターンデータテーブル71
について、図5に基づいて説明する。図5は本実施形態
に係る回転パターン記憶エリア52Fに記憶される回転
パターンデータテーブル71の一例を示す図である。回
転パターンデータテーブル71は、図5に示すように、
各遊技状態に対応する第1モータ44及び第2モータ4
6の回転パターンを設定するものである。具体的には、
パチンコ機1の遊技状態を表す「遊技状態データ」と、
この「遊技状態」に対応する「第1モータ44の回転パ
ターンデータ」と「第2モータ46の回転パターンデー
タ」とから構成されている。そして、「遊技状態」に対
応する「第1モータ44の回転パターンデータ」と「第
2モータ46の回転パターンデータ」は、回転パターン
記憶エリア52Fから、CPU51によって、モータ駆
動回路65を介して、図柄変動等の始動開始・非始動選
択装置18の第1モータ44及び図柄変動等の始動開始
・非始動選択装置19の第2モータ46に出力され、こ
れら第1モータ44及び第2モータ46は、その駆動デ
ータに基づいて駆動する。
【0045】その回転パターンデータテーブル71の
「遊技状態データ」には、確率変動等を獲得していない
遊技状態を表す「通常モードのデータ」と、確率変動及
び変動時間短縮状態の遊技状態を表す「時短モード・確
変モードのデータ」が予め登録されている。そして、各
「遊技状態」に対する「第1モータ44の回転パターン
データ」としては、「通常モード」に対して「図柄変動
等の始動開始・非始動選択装置18の回転部材36の凹
部36Aを、隙間40から排出口42側へ時計回り方向
(第2方向)に回転させるデータ(以下時計回転データ
という)」が予め登録されている。それに対し、「時短
モード・確変モード等」に対して「図柄変動等の始動開
始・非始動選択装置18の回転部材36の凹部36A
を、隙間40から入賞口41側へ反時計回り方向(第1
方向)に回転させるデータ(以下反時計回転データとい
う)」が予め登録されている。
【0046】また、各「遊技状態」に対する「第2モー
タ46の回転パターンデータ」には、「通常モード」に
対して「図柄変動等の始動開始・非始動選択装置19の
回転部材36の凹部36Aを、隙間40から排出口42
側へ反時計回り方向(第2方向)に回転させるデータ
(以下反時計回転データという)」が予め登録されてい
る。それに対し、「時短モード・確変モード」に対して
「図柄変動等の始動開始・非始動選択装置19の回転部
材36の凹部36Aを、隙間40から入賞口41側へ時
計回り方向(第1方向)に回転させるデータ(以下時計
回転データという)」が予め登録されている。尚、「大
当たりモード」も、遊技者に有利な遊技状態と考えて、
時短モード・確変モードと同様にしてもよい。
【0047】それにより、第1モータ44及び第2モー
タ46の駆動に基づく、図柄変動等の始動開始・非始動
選択装置18、19の回転部材36の回転によって、所
定の遊技状態(大当たりモード・時短モード・確変モー
ド等)の場合は、パチンコ球は、入賞口41側に案内さ
れて図柄変動等の始動開始するのに対して、所定の遊技
状態(大当たりモード・時短モード・確変モード等)以
外の通常モードの場合には、排出口42方向に案内させ
られて排出口42から装置外部の遊技盤2へ排出され
る。そのため、所定の遊技状態(大当たりモード・時短
モード・確変モード等)と所定の遊技状態(大当たりモ
ード・時短モード・確変モード等)以外の通常の遊技状
態とでは、図柄変動等の始動開始または非始動・排出が
選択されるため、パチンコ機1の遊技内容が多様化し、
遊技を長時間続けても遊技者の興味をパチンコゲームに
強く引きつけ、引き続き興趣を起こさせることが可能と
なる。
【0048】もっとも、回転パターンデータテーブル7
1は、この態様に限定される訳ではなく、種々の変更が
可能である。例えば「第1モータ44及び第2モータ4
6の回転パターンデータ」には、一方向に連続的に回転
させ続ける態様を採用する必要はなく、回転方向を交互
に切り替える態様を採用してもよい。具体的には、「通
常モード」または「時短モード・確変モードデータ」に
おいて、「図柄変動等の始動開始・非始動選択装置1
8、19の回転部材36の凹部36Aを、隙間40から
排出口42へ(第2方向)およそ120度に回転させた
後に、排出口42から入賞口41へ(第1方向)およそ
240度反転させ、更に入賞口41から排出口42へ
(第2方向)およそ240度反転させ、以下これを繰り
返す態様のデータ」であってよい。従って、一方向(第
1または第2方向)に連続的に回転させ続ける態様以外
のモードを採用するに当たって、CPU51は、第1モ
ータ44及び第2モータ46を、所定の遊技状態(大当
たりモード・時短モード・確変モード等)の場合に、パ
チンコ球を第2方向に時々案内し、第1方向に主に案内
するように制御してもよい。また、CPU51は、所定
の遊技状態(大当たりモード・時短モード・確変モード
等)以外の場合には、パチンコ球を第1方向に時々案内
し、第2方向に主に案内するように、第1モータ44及
び第2モータ46を駆動制御してもよい。
【0049】このように第1モータ44及び第2モータ
46の回転方向を切り替える態様を採用する場合、図柄
変動等の始動開始・非始動選択装置18、19に入った
パチンコ球が案内される方向が変化して、パチンコゲー
ムの遊技内容が更に多様化し、遊技を長時間続けても遊
技者の興味をパチンコゲームに強く引きつけ、引き続き
興趣を起こさせることが可能となる。
【0050】ここで、各図柄変動等の始動開始・非始動
選択装置18、19の隙間40が入口部として機能する
が、必ずしもこの態様に限定される訳ではない。また、
回転部材36と基板部35が振り分け部材を構成し、第
1モータ44及び第2モータ46が回転手段及び駆動手
段として機能し、各図柄変動等の始動開始・非始動選択
装置18、19のリブ38、39が、回転部材36の案
内部材を構成し、回転部材36の排出口42が排出部を
構成するが、必ずしもこの態様に限定される訳ではな
い。また、入賞口41及びパチンコ球検出スイッチ18
A、19Aが図柄変動等の始動開始部を構成する。ま
た、CPU51及びメモリ52が案内制御手段として機
能する。また、第1始動口26、入賞口41及び第2始
動口28が始動入賞口を構成する。また、第1ゲート2
0及び第2ゲート21が補助入賞口を形成する。また、
入賞補助扉31が、入賞補助手段として機能する。ま
た、CPU51、メモリ52及び確変抽選カウンタ52
Cが特典発生制御手段を構成する。
【0051】このように構成された制御回路部50は、
パチンコゲームの遊技内容を多様化させるべく、特典遊
技状態として例えば「時短モード(変動時間短縮状態)
・確変モード(確率変動)」等の遊技処理を行う。以下
これらの遊技処理について、図6乃至図8に基づいて説
明する。尚、時短モードでは、特別図柄表示装置15の
ハズレパターンの変動図柄が所定時間(例えば6〜8
秒)だけ変動させた後に停止状態になるのに対して、そ
のハズレパターンの変動図柄が、通常の時間(例えば6
〜8秒)よりも短い時間(2〜3秒)だけ変動させた後
停止状態になるので、次の「大当たり(特別遊技)状
態」になるまでの待ち時間(変動時間)が短縮される
(約1/3になる)。
【0052】また、確変モードは、特別遊技状態(いわ
ゆる大当たり)の発生する確率が、通常確率(例えば1
/199)よりも高い高確率(例えば10/199)で
発生する。先ず、このパチンコ機1の制御回路部50に
よる「時短モード・確変モード」等の遊技処理を図6に
基づいて説明する。図6は本実施形態に係るパチンコ機
1の制御回路部50による「時短モード・確変モード」
の遊技処理等の制御処理を示すメインフローチャートで
ある。
【0053】先ず、図6に示すステップ(以下、Sとい
う)1において、CPU51は、「時短モード・確変モ
ード」の遊技状態か否かを判定する処理を実行する。こ
の「時短モード・確変モード」の遊技状態か否かを判定
する処理では、先ず、CPU51は、メモリ52に記憶
されている時短・確変代数L(電源投入時に、時短・確
変代数Lには「0」が代入されている)を読み出す。そ
して、この時短・確変代数Lが「0」の場合には、CP
U51は「時短モード・確変モード」でないと判定す
る。また、メモリ52から読み出した時短・確変代数L
が「1」の場合には、CPU51は「時短モード・確変
モード」であると判定する。
【0054】そして、メモリ52から読み出した時短・
確変代数Lが「0」の場合、即ち、「時短モード・確変
モード」でないと判定した場合には(S1:NO)、S
2において、CPU51は、メモリ52の回転パターン
記憶エリア52Fに記憶される回転パターンデータテー
ブル71から、「遊技状態」が「通常モード」の場合に
対応する「第1モータ44の回転パターン」及び「第2
モータ46の回転パターン」の駆動データを読み込み、
各々の駆動データに基づいて、第1の図柄変動等の始動
開始・非始動選択装置18の第1モータ44と、第2の
図柄変動等の始動開始・非始動選択装置19の第2モー
タ46の回転駆動を開始する。
【0055】この場合、「第1モータ44の回転パター
ン」に対応する「時計回転データ」に基づいて、第1モ
ータ44が、モータ駆動回路65を介して回転駆動され
る。それにより、特別図柄表示装置15の左側に配置さ
れる図柄変動等の始動開始・非始動選択装置18の回転
部材36は、前側から見て時計回り方向におよそ120
度回転し、図柄変動等の始動開始・非始動選択装置18
に入ったパチンコ球は、排出口42から遊技盤2上に転
動落下する。また、「第2モータの回転パターン」に対
応する「反時計回転データ」に基づいて、第2モータ4
6が、モータ駆動回路65を介して回転駆動される。そ
れにより、特別図柄表示装置15の右側に配置される図
柄変動等の始動開始・非始動選択装置19の回転部材3
6は、前側から見て反時計回り方向におよそ120度回
転し、図柄変動等の始動開始・非始動選択装置18に入
ったパチンコ球は、排出口42から遊技盤2上に転動落
下する。その結果、遊技領域11の上側から落下して、
各図柄変動等の始動開始・非始動選択装置18、19に
入ったパチンコ球は、遊技領域11の中央側に位置す
る、第1始動口26、各第1ゲート20、第2ゲート2
1の方向へ転動落下する。
【0056】一方、メモリ52から読み出した時短・確
変代数Lが「1」の場合、即ち、「時短モード・確変モ
ード」であると判定した場合には(S1:YES)、S
3において、CPU51は、メモリ52の回転パターン
記憶エリア52Fに記憶される回転パターンデータテー
ブル71から、「遊技状態」が「時短モード・確変モー
ド」の場合に対応する「第1モータの回転パターン」及
び「第2モータの回転パターン」の駆動データを読み込
み、各々の駆動データに基づいて第1の図柄変動等の始
動開始・非始動選択装置18の第1モータ44と、第2
の図柄変動等の始動開始・非始動選択装置19の第2モ
ータ46の回転駆動を開始する。
【0057】この場合、「第1モータの回転パターン」
に対応する「反時計回転データ」に基づいて、第1モー
タ44がモータ駆動回路65を介して回転駆動される。
それにより、特別図柄表示装置15の左側に配置される
図柄変動等の始動開始・非始動選択装置18の回転部材
36が前側から見て反時計回り方向におよそ120度回
転したところで、パチンコ球は入賞口41に入り、パチ
ンコ球検出用スイッチ18Aにより入賞が検出される。
また、「第2モータの回転パターン」に対応する「時計
回転データ」に基づいて、第2モータ46がモータ駆動
回路65を介して回転駆動される。それにより、特別図
柄表示装置15の右側に配置される図柄変動等の始動開
始・非始動選択装置19の回転部材36は、前側から見
て時計回り方向におよそ120度回転したところで、パ
チンコ球は入賞口41に入り、パチンコ球検出用スイッ
チ19Aにより入賞が検出される。この結果、「時短モ
ード・確変モード」の場合、遊技領域11の上側から落
下して、各図柄変動等の始動開始・非始動選択装置1
8、19に入ったパチンコ球は、遊技領域11へ転動落
下することはない。
【0058】次に、S4において、CPU51は、第1
始動口26または入賞口41への入賞、即ち第1始動口
スイッチ26Aまたはパチンコ球検出スイッチ18A、
19Aからの検出信号が、入力ポート53を介して入力
されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、
第1始動口スイッチ26Aからの検出信号が、CPU5
1に入力ポート53を介して入力した場合には(S4:
YES)、CPU51は、S5において、後述の「始動
口入賞処理」のサブ処理を実行する(図7参照)。
【0059】一方、第1始動口スイッチ26Aからの検
出信号が、CPU51に入力ポート53を介して入力さ
れていない場合(S4:NO)、又は「始動口入賞処
理」のサブ処理(S5)が終了した場合には、S6にお
いて、CPU51は、第2始動口28への入賞、即ち第
2始動口スイッチ28Aからの検出信号が、入力ポート
53を介して入力されたか否かを判定する判定処理を実
行する。そして、第2始動口スイッチ28Aからの検出
信号が、入力ポート53を介して入力された場合には
(S6:YES)、CPU51は、S7において、上記
S5で実行される「始動口入賞処理」のサブ処理を実行
する。
【0060】また、第2始動口スイッチ28Aからの検
出信号が、入力ポート53を介して入力されていない場
合(S6:NO)、若しくは「始動口入賞処理」のサブ
処理(S7)が終了した場合には、S8において、CP
U51は、第1ゲート20への入賞、即ち第1ゲートス
イッチ20Aからの検出信号が、入力ポート53を介し
て入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。そ
して、第1ゲートスイッチ20Aからの検出信号が、入
力ポート53を介して入力された場合には(S8:YE
S)、S9において、CPU51は「ゲート入賞処理」
を実行する。
【0061】この「ゲート入賞処理」は、先ず、CPU
51は、第1ゲートスイッチ20Aからの検出信号が、
入力ポート53を介して入力された時のゲートカウンタ
52Bのカウント値を読み込み、「ゲートカウント値」
として代数Cに代入してパラメータ記憶エリア52Eに
記憶する。従って、この代数Cには、「0」から「1
5」までのいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶
エリア52Eに記憶される。そして、CPU51は、再
度、パラメータ記憶エリア52Eからこの代数Cを読み
出し、メモリ52から「ゲート当たり数値」としての
「1、3、5、7、9、11、13、15」を読み出
し、この代数Cが「ゲート当たり数値」のいずれかと一
致するか否か、即ち、第2始動口28を覆う入賞補助扉
31を開放するか否かを判定する。したがって、本実施
形態の場合は、第1ゲート20に入賞した場合に、第2
始動口28を覆う入賞補助扉31が開放される確率は、
8/16である。
【0062】そして、この代数Cと「ゲート当たり数
値」のいずれかとが一致した場合には、CPU51は、
入賞補助扉31を第2ソレノイド31Aを介して、2秒
間開放する。一方、この代数Cが「ゲート当たり数値」
のいずれとも一致しない場合には、CPU51は、入賞
補助扉31を開放しない。
【0063】続いて、第1ゲートスイッチ20Aからの
検出信号が、入力ポート53を介して入力されていない
場合(S8:NO)、若しくは「ゲート入賞処理」(S
9)が終了した場合には、S10において、CPU51
は、第2ゲート21への入賞、即ち第2ゲートスイッチ
21Aからの検出信号が、入力ポート53を介して入力
されたか否かを判定する判定処理を実行する。
【0064】そして、第2ゲートスイッチ21Aからの
検出信号が、入力ポート53を介して入力された場合に
は(S10:YES)、CPU51は、S11におい
て、上記S9で実行される「ゲート入賞処理」を実行す
る。したがって、本実施形態の場合は、第2ゲート21
に入賞した場合にも、第2始動口28を覆う入賞補助扉
31が開放される確率は、8/16である。そして、第
2ゲート21に入賞した時に取得された代数Cと「ゲー
ト当たり数値」のいずれかとが一致した場合には、CP
U51は、入賞補助扉31を第2ソレノイド31Aを介
して、2秒間開放する。一方、この代数Cが「ゲート当
たり数値」のいずれとも一致しない場合には、CPU5
1は、入賞補助扉31を開放しない。
【0065】また、第2ゲートスイッチ21Aからの検
出信号が、入力ポート53を介して入力されていない場
合(S10:NO)、若しくは「ゲート入賞処理」(S
11)が終了した場合には、S12において、CPU5
1は、「通常の遊技処理」を実行後、再度S1以降の処
理を実行する。この「通常の遊技処理」は、先ず、CP
U51は、各入賞口32、33への入賞、即ち各入賞口
スイッチ32A、33Aからの検出信号が、入力ポート
53を介して入力されたか否かを判定する判定処理を実
行する。具体的には、各入賞口スイッチ32A、33A
のいずれかの検出信号が、入力ポート53を介して入力
されている場合には、所定個数(本実施形態の場合に
は、「5個」である。)の賞球を上部受け皿3に払い出
すように駆動制御する。
【0066】次に、「始動口入賞処理」(S5又はS
7)のサブ処理について図7に基づいて説明する。図7
は本実施形態に係るパチンコ機1の「始動口入賞処理」
のサブ処理を示すサブフローチャートである。図7に示
すように、先ず、CPU51は、S15において、「カ
ウント値取得処理」を実行する。この「カウント値取得
処理」は、CPU51は、第1始動口スイッチ26A又
は第2始動口スイッチ28Aから検出信号が入力された
時の大当たりカウンタ52Aに記憶されている数値をそ
の時の「大当たりカウント値」として代数Vに代入して
パラメータ記憶エリア52Eに記憶する。従って、この
代数Vには「0」〜「198」のいずれかの数値が代入
されてパラメータ記憶エリア52Eに記憶される。
【0067】また、同時に、CPU21は、第1始動口
スイッチ26A又は第2始動口スイッチ28Aから入賞
の信号が入力されたときの確変抽選カウンタ52Cに記
憶されている数値をその時の「確変抽選カウント値」と
して代数Xに代入してパラメータ記憶エリア52Eに記
憶する。従って、この代数Xには「0」〜「59」のい
ずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア52E
に記憶される。
【0068】続いて、S16において、CPU51は
「時短モード・確変モード」か否かを判定する判定処理
を実行する。この「時短モード・確変モード」か否かの
判定処理では、先ず、CPU51は、メモリ52に記憶
されている時短・確変代数L(電源投入時に、時短・確
変代数Lには「0」が代入されている)を読み出す。そ
して、この時短・確変代数Lが「0」の場合には、CP
U51は「時短モード・確変モード」でないと判定し
て、予めメモリ52に記憶されている「通常大当たり数
値」(本実施形態の場合は、「7」である。)を読み出
し、この「通常大当たり数値」を「大当たり数値」とし
てメモリ52に記憶する。また、メモリ52から読み出
した時短・確変代数Lが「1」の場合には、「時短モー
ド・確変モード」であると判定して、CPU51は予め
メモリ52に記憶されている「確変大当たり数値」(本
実施形態の場合は、「0〜9」である。)を読み出し、
この「確変大当たり数値」を「大当たり数値」としてメ
モリ52に記憶する。
【0069】次に、S17において、CPU51は「大
当たり」か否かを判定する判定処理を実行する。この大
当たりか否かの判定処理では、先ず、CPU51は、パ
ラメータ記憶エリア52Eから「大当たりカウント値」
としての代数Vを読み出す。そして、この代数Vが、メ
モリ52に記憶されている「大当たり数値」と一致する
かどうか判定する。そして、一致すれば、CPU51
は、大当たり代数R(電源投入時に、大当たり代数Rに
は「0」が代入されている。)に「1」を代入してメモ
リ52に記憶し、一致しない場合には、大当たり代数R
に「0」を代入してメモリ52に記憶する。従って、
「時短モード・確変モード」でない通常の遊技状態の場
合には、「大当たり」の発生確率は、1/199であ
る。また、「時短モード・確変モード」の遊技状態の場
合には、「大当たり」の発生確率は、10/199であ
る。これにより、「時短モード・確変モード」の場合に
は、「大当たり」の発生する確率が、通常の遊技状態の
場合の約10倍になる。
【0070】そして、再度、メモリ52から大当たり代
数Rが読み出され、CPU51はこの大当たり代数Rが
「0」か「1」かを判定する。即ち、「大当たり」か否
かが判定される。そして、大当たり代数Rが「0」の場
合には、ハズレとして判定されて(S17:NO)、S
18において、CPU51は、「ハズレ図柄表示」の処
理を実行後、メインフローチャートに戻る。この「ハズ
レ図柄表示」の処理では、先ず、CPU51は、「ハズ
レ図柄」のデータ(例えば、「123」等である。)を
メモリ52から選択する。続いて、メモリ52から時短
・確変代数Lを読み出し、この時短・確変代数Lが
「0」の場合には、CPU51は「時短モード・確変モ
ード」でないと判定して、表示制御回路61を介して映
像表示装置16に前記ハズレ図柄を通常の変動時間(本
実施形態の場合には、6〜8秒である。)変動させた
後、停止させて表示する。
【0071】また、メモリ52から時短・確変代数Lを
読み出し、この時短・確変代数Lが「1」の場合には、
CPU51は「時短モード・確変モード」であると判定
して、表示制御回路61を介して映像表示装置16に前
記ハズレ図柄を通常の変動時間よりも短い時間(本実施
形態の場合には、2〜3秒である。)変動させた後、停
止させて表示する。従って、「時短モード・確変モー
ド」を獲得している場合には、「大当たり」になるまで
の待ち時間が短縮される(本実施形態の場合には、約1
/3になる。)。
【0072】また、S17で、メモリ52から大当たり
代数Rが読み出され、この大当たり代数Rが「1」の場
合には、「大当たり」が発生したと判定されて(S1
7:YES)、S19において、CPU51は、「大当
たり図柄表示」の処理を実行する。この「大当たり図柄
表示」の処理では、先ず、CPU51は、「大当たり図
柄」のデータ(例えば、「777」等である。)をメモ
リ52から選択する。そして、この選択された「大当た
り図柄」のデータに対応する変動図柄の大当たりパター
ンをメモリ52から選択して、この大当たりパターンの
変動図柄を表示制御回路61及び映像表示装置16を介
して変動させた後、停止させて表示する。
【0073】次に、S20において、CPU51は、後
述の「大当たり遊技処理」のサブ処理を実行する(図8
参照)。続いて、S21において、CPU51は、「時
短モード・確変モード」を獲得したか否かを判定する処
理を実行する。この「時短モード・確変モード」を獲得
したか否かを判定する処理では、先ず、CPU51は、
パラメータ記憶エリア52Eから「確変抽選カウント
値」としての代数Xを読み出し、この代数Xが、予めメ
モリ52に記憶される時短・確変数値(本実施形態の場
合は、「1、3、5、7、9、11、13、15、1
7、19、21、23、25、27、29、31、3
3、35、37、39、41、43、45、47、4
9、51、53、55、57、59」である。)のいず
れかと一致するか否かを判定する。(従って、本実施形
態の場合は、時短モード・確変モード獲得の発生確率は
30/60=1/2である。)
【0074】そして、S21でパラメータ記憶エリア5
2Eから読み出された「確変抽選カウント値」としての
代数Xが、メモリ52から読み出した時短・確変数値の
いずれとも一致しない場合には(S21:NO)、S2
2において、CPU51は、「通常モードの設定」を行
った後、メインフローチャートに戻る。即ち、メモリ5
2から時短・確変代数Lを読み出し、この時短・確変代
数Lに「0」を代入して、再度、メモリ52に記憶後、
メインフローチャートに戻る。
【0075】一方、S21でパラメータ記憶エリア52
Eから読み出された「確変抽選カウント値」としての代
数Xが、メモリ52から読み出した時短・確変数値のい
ずれかと一致した場合には(S21:YES)、S23
において、CPU51は、現在の遊技状態が「通常モー
ド」の遊技状態か否かを判定する処理を実行する。即
ち、メモリ52から時短・確変代数Lを読み出し、この
時短・確変代数Lが「0」か「1」のいずれであるか判
定する処理を実行する。
【0076】そして、CPU51は、S23でメモリ5
2から読み出した時短・確変代数Lが「1」の場合に
は、現在の遊技状態が「時短モード・確変モード」の遊
技状態であると判定し(S23:NO)、S22以降の
処理を実行する。即ち、「時短モード・確変モード」の
遊技状態を終了して、メインフローチャートに戻る。
【0077】他方、CPU51は、S23でメモリ52
から読み出した時短・確変代数Lが「0」の場合には、
現在の遊技状態が「通常モード」の遊技状態であると判
定し(S23:YES)、S24において、「時短モー
ド・確変モードの設定」を行った後、メインフローチャ
ートに戻る。即ち、CPU51はメモリ27から時短・
確変代数Lを読み出し、この時短・確変代数Lに「1」
を代入して、再度、メモリ52に記憶後、メインフロー
チャートに戻る。
【0078】次に、「大当たり遊技処理」(S20)の
サブ処理について図8に基づいて説明する。図8は本実
施形態に係るパチンコ機1の「大当たり遊技処理」のサ
ブ処理を示すサブフローチャートである。図8に示すよ
うに、先ず、S25において、CPU51は、ソレノイ
ド駆動回路62及び第1ソレノイド30Aを介して、大
入賞口27を閉鎖する開閉扉30を開放する。
【0079】続いて、S26において、CPU51は大
入賞口27に入賞した入賞球が10個に達したか否か、
即ち、カウントスイッチ27Bにより検出された入賞個
数が10個に達したか否かを判定する。そして、大入賞
口27に入賞した入賞球が10個に達していない場合に
は(S26:NO)、S27において、CPU51は大
入賞口27を開放してから所定時間(本実施形態の場合
は、25秒である。)経過したか否かを判定する。そし
て、大入賞口27を開放してから所定時間経過していな
い場合には(S27:NO)、再度、S25以降の処理
を実行する。
【0080】一方、大入賞口27に入賞した入賞球が1
0個に達した場合(S26:YES)、若しくは大入賞
口27を開放してから所定時間経過した場合には(S2
7:YES)、S28において、CPU51は、ソレノ
イド駆動回路62及び第1ソレノイド30Aを介して、
開閉扉30を閉じて大入賞口27を閉鎖する。
【0081】続いて、S29において、CPU51は、
大入賞口27の開放中に前記大入賞口27内に設けられ
るVゾーンに入賞したか否か、即ち大入賞口27の開放
中にVスイッチ27Aから入賞球の検出信号が入力され
ているか否かを判定する判定処理を実行する。そして、
大入賞口27の開放中に前記Vスイッチ30Aから入賞
検出信号が入力されている場合には(S29:YE
S)、CPU51はS30において、大入賞口27を継
続して開放した回数が所定の最高継続回数(本実施形態
の場合には、「16回」である。)に達したか否かを判
定する判定処理を実行する。この大入賞口27を開放し
た回数が、所定の最高継続回数に達していない場合には
(S30:NO)、大入賞口27を閉鎖してから所定時
間(本実施形態では、約2秒である。)経過後、再度、
S25以降の処理を実行する。
【0082】また、大入賞口27の開放中にVスイッチ
30Aから入賞検出信号が入力されていない場合(S2
9:NO)、若しくは、この大入賞口27を開放した回
数が、所定の最高継続回数に達した場合には(S30:
YES)、CPU51は「大当たり遊技処理」のサブ処
理を終了して、図7に示す「始動口入賞処理」のサブ処
理に戻る。
【0083】以上詳細に説明した通り、本実施形態に係
るパチンコ機1では、遊技領域11のほぼ中央位置の特
別図柄表示装置15の左右には各図柄変動等の始動開始
・非始動選択装置18、19が設けられており、CPU
51は、「大当たりモード・時短モード・確変モード
等」の遊技者に有利な遊技状態の場合には、図柄変動等
の始動開始・非始動選択装置18、19の回転部材36
の凹部36Aを、隙間40から入賞口41へ向かって回
転させ、パチンコ球を入賞させる。また、「通常モー
ド」の遊技状態の場合には、図柄変動等の始動開始・非
始動選択装置18の回転部材36の凹部36Aを、隙間
40から排出口42へ回転させ、遊技盤2の中央に位置
する第1ゲート20、第2ゲート21等へ転動させる。
【0084】従って、「大当たりモード・時短モード・
確変モード等」の所定の遊技状態の場合には、各図柄変
動等の始動開始・非始動選択装置18、19に入ったパ
チンコ球は入賞するのに対して、「通常モード」の遊技
状態の場合には、中央側に案内変化させられて転動落下
し、各図柄変動等の始動開始・非始動選択装置18、1
9の下方に配置される第1始動口26、第1ゲート2
0、第2ゲート21等に入賞する確率が高くなり、第1
始動口26等に入賞する確率が高くなるため、各遊技状
態によって遊技内容が多様化し、遊技を長時間続けても
遊技者の興味をパチンコゲームに強く引きつけ、引き続
き興趣を起こさせることが可能となる。また、「時短モ
ード・確変モード」の遊技状態の場合には、各第1始動
口26、第1ゲート20、第2ゲート21等に入賞する
確率が高くなる。即ち、入賞補助扉31が作動する確率
が高くなるため、第2始動口28への入賞が多くなると
共に、「時短モード・確変モード」の遊技状態における
「いわゆる大当たり」の発生に対する遊技者の期待感が
更に高まり、遊技者の興味をパチンコゲームに更に強く
引きつけ、引き続き興趣を起こさせることが可能とな
る。
【0085】また、各図柄変動等の始動開始・非始動選
択装置18、19は、特別図柄表示装置15の左右両側
における、遊技領域11の比較的上方に配置され、各図
柄変動等の始動開始・非始動選択装置18、19により
パチンコ球の転動落下経路に更に種々の多様性を持たせ
ることができるので、パチンコ機1の遊技内容が更に多
様化し、遊技を長時間続けても遊技者の興味をパチンコ
ゲームに強く引きつけ、引き続き興趣を起こさせること
が可能となる。更に、「時短モード・確変モード」の遊
技状態の場合には、変動図柄が通常の場合よりも短時間
で停止するため、「大当たり」の発生の有無を短時間で
知ることができ、遊技者の「時短モード・確変モード」
の獲得に対する期待感を更に高い状態で維持することが
可能となる。
【0086】尚、本発明は前記実施形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の
改良、変形が可能であることは勿論である。例えば図柄
変動等の始動開始・非始動選択装置18、19は、特別
図柄表示装置15の左右両側に必ずしも配置する必要は
なく、左右両側の内のいずれか一方のみに配置してもよ
い。また、図柄変動等の始動開始・非始動選択装置を、
遊技領域11の特別図柄表示装置15の下方側または上
方側の両方、または、いずれか一方に配置してもよい。
また、遊技領域11における図柄変動等の始動開始・非
始動選択装置18、19の配置方法として、第1方向が
パチンコ機1盤面の左右方向の外側に位置するのに対
し、第2方向がパチンコ機1盤面の中央側に位置するの
が望ましいが、必ずしもその態様に限定される訳ではな
い。また、図柄変動等の始動開始・非始動選択装置1
8、19は、装置18、19内に入ったパチンコ球を少
なくとも第1方向及び第2方向に案内させれば足り、必
ずしも回転部材36等を備える必要はない。また、回転
部材36は、外周側に2個以上の凹部36Aを備えても
よい。更に、図柄変動等の始動開始・非始動選択装置1
8、19は、例えばチューリップ型等の可変入賞装置等
の役物を始動開始させたり、非始動してもよい。
【0087】例えばパチンコ機としては、上記第1種パ
チンコ機に限らず、例えば第2種パチンコ機とか、図9
及び図10に示す第3種パチンコ機に適用しても良い。
第3種パチンコ機の場合、遊技盤2上の遊技領域11
は、図10に示すようになっており、上部受け皿3、プ
レート4、下部受け皿5、操作ハンドル6、エラー表示
ランプ7、表示ランプ8、ガラス扉9及び賞球及び球切
れ表示ランプ10は、図1に示す第1種パチンコ機1と
同様な構成を有している。図10に示す遊技盤2上の遊
技領域11には、図2に示す遊技領域11と同様に、レ
ール12、案内路13、段差部14、電飾ランプ付きの
風車22、電飾ランプ付きの風車23、電飾ランプが施
された入賞口32、風車24、風車25、アウト口3
4、及び図柄変動の始動を開始させる始動開始・非始動
選択装置18を備える他に、別の構造物として、左下入
賞口78及び右下入賞口79を備えている。この始動開
始・非始動選択装置18は、遊技領域11の中央に配置
される普通図柄表示装置80の左側に配設され、所定の
遊技状態の場合、回転部材36は、反時計回り方向(第
1方向)に案内させられて、パチンコ球を入賞口41に
入賞するのに対して、所定の遊技状態以外の場合には、
時計回り方向(第2方向)に案内させられて、パチンコ
球を排出口42から装置18外部の遊技領域2に排出す
るよう構成されている。
【0088】その第3種パチンコ機は、「いわゆる権利
もの」といわれ、フィーバータイプの第1種パチンコ機
と異なった構造物、すなわち、図柄表示装置としての普
通図柄表示装置80、普通図柄表示装置作動用中央入賞
口81、普通図柄表示装置作動用中央ゲート82、普通
電動役物83、右肩第3種始動口84及び大入賞口85
を、図9に示す遊技盤2上の遊技領域11に配置してい
る。電飾ランプ付きの風車22及び23の間に配置され
る普通図柄表示装置80は、左、中、右に3分割された
図柄を表示するCRTやLCD等から構成されており、
普通図柄表示装置作動用中央入賞口81、普通図柄表示
装置作動用中央ゲート82、及び始動開始・非始動選択
装置18内の入賞口41に入賞があった場合、図柄が変
動し、所定時間経過後に停止するように構成されてい
る。
【0089】その場合、停止した図柄が例えば「7、
7、7」が揃った「いわゆる大当たり」であると、普通
電動役物83が所定時間(約6秒程度)だけ開放し、普
通電動役物83内に設けられた「いわゆるVゾーン」に
入賞すると、いわゆる権利が発生する。そして、その権
利発生中に、右肩第3種始動口84に入賞があった場
合、大入賞口85は、所定時間(約10秒程度)、また
は、大入賞口85内に所定個数(10個)だけ入賞する
まで開放し、大入賞口85に入賞した球数に対応するパ
チンコ球の払い出しが行われる。
【0090】そして、始動開始・非始動選択装置18に
おいては、例えば「権利発生」等の所定の遊技状態の場
合、パチンコ球は、振り分け部材を構成する回転部材3
6によって、反時計回り方向(第1方向)に案内させら
れて、普通図柄表示装置80の始動開始部としての入賞
口41に入賞するのに対して、所定の遊技状態以外の場
合には、回転部材36によって時計回り方向(第2方
向)に案内させられて排出口42から装置18外部の遊
技領域2に排出するので、所定の遊技状態と所定の遊技
状態以外とで、図柄変動等の始動開始または非始動・排
出が選択される。そのため、パチンコ機1の遊技内容が
多様化し、遊技を長時間続けても遊技者の興味をパチン
コゲームに強く引きつけ、引き続き興趣を起こさせるこ
とが可能となる。もっとも、回転部材36の回転方向
は、例えば「確率変動等のモード」において、反時計回
り方向(第1方向)に案内させられても良いし、また
は、時計回り方向(第2方向)に案内させられても良
い。また、始動開始・非始動選択装置18は、所定の遊
技状態の場合は、パチンコ球は、回転部材36(振り分
け部材)によって第1方向に案内させられ、入賞口41
(賞球部)に入賞して、図柄変動または役物変動を開始
させるのに対して、所定の遊技状態以外の場合、回転部
材36によって第2方向に案内させられ、図柄変動また
は役物変動を開始することなく、排出口42(排出部)
から装置18外部の遊技領域11に排出できる構成であ
れば、必ずしも上述した構成に限定されないことは言う
までもない。
【0091】
【発明の効果】以上詳細に説明した通り請求項1に係る
パチンコ機用図柄変動等の始動開始・非始動選択装置に
よれば、所定の遊技状態の場合は、パチンコ球は、振り
分け部材によって第1方向に案内させられて図柄変動等
の始動開始部に入賞するのに対して、所定の遊技状態以
外の場合には、振り分け部材によって第2方向に案内さ
せられて排出部から装置外部の遊技領域に排出するの
で、所定の遊技状態と所定の遊技状態以外とで、図柄変
動等の始動開始または非始動が選択される。そのため、
パチンコ機の遊技内容が多様化し、遊技を長時間続けて
も遊技者の興味をパチンコゲームに強く引きつけ、引き
続き興趣を起こさせることが可能となる。
【0092】また、請求項2に係るパチンコ機用図柄変
動等の始動開始・非始動選択装置によれば、案内部材の
入口部を介して、回転部材の凹部にパチンコ球が入り、
駆動手段が案内部材の内側で回転部材を第1方向に回転
して、前記凹部に入ったパチンコ球を第1方向に案内す
るのに対し、前記駆動手段が回転部材を第2方向に回転
した場合には、前記凹部に入ったパチンコ球を前記第2
方向に案内する。そして、所定の遊技状態の場合は、パ
チンコ球は、第1方向に案内させられて図柄変動等の始
動開始部に入賞するのに対して、所定の遊技状態以外の
場合には、第1方向と異なる第2方向に案内させられて
排出部から装置外部の遊技領域に排出する。従って、所
定の遊技状態と所定の遊技状態以外とで、図柄変動等の
始動開始または非始動が選択されるため、パチンコ機の
遊技内容が多様化し、遊技を長時間続けても遊技者の興
味をパチンコゲームに強く引きつけ、引き続き興趣を起
こさせることが可能となる。
【0093】また、請求項3に係るパチンコ機用図柄変
動等の始動開始・非始動選択装置によれば、図柄表示装
置の左右横側の少なくとも一方側に配設され、前記第1
方向がパチンコ機盤面の左右方向の外側に位置するのに
対し、前記第2方向がパチンコ機盤面の中央側に位置す
るので、パチンコ球は、第1方向に振り分けられた時、
図柄変動等の始動開始部に入賞されるのに対して、第2
方向に振り分けられた時、排出部から装置外部の遊技領
域に排出され、盤面の中央側で転動される。それによ
り、装置外部に排出されたパチンコ球は、パチンコ機盤
面の中央側に配置される、その他の入賞口に入賞しやす
くなる。
【0094】また、請求項4に係るパチンコ機によれ
ば、制御手段が駆動手段を駆動制御することにより、所
定の遊技状態の場合は、振り分け部材によって、パチン
コ球が第1方向に主に案内させられて、図柄変動等の始
動開始部に入賞するのに対して、所定の遊技状態以外の
場合には、振り分け部材によって、パチンコ球が第2方
向に主に案内させられて、排出部から装置外部の遊技領
域に排出するので、所定の遊技状態と所定の遊技状態以
外とで、図柄変動等の始動開始または非始動が選択され
る。そのため、パチンコ機の遊技内容が多様化し、遊技
を長時間続けても遊技者の興味をパチンコゲームに強く
引きつけ、引き続き興趣を起こさせることが可能とな
る。
【0095】また、請求項5に係るパチンコ機によれ
ば、案内部材の入口部を介して、回転部材の凹部にパチ
ンコ球が入り、駆動手段が案内部材の内側で回転部材を
第1方向に回転して、前記凹部に入ったパチンコ球を第
1方向に案内するのに対し、前記駆動手段が回転部材を
第2方向に回転した場合には、前記凹部に入ったパチン
コ球を前記第2方向に案内する。そして、所定の遊技状
態の場合は、パチンコ球は、第1方向に主に案内させら
れて図柄変動等の始動開始部に入賞するのに対して、所
定の遊技状態以外の場合には、第1方向と異なる第2方
向に主に案内させられて、排出部から装置外部の遊技領
域に排出する。従って、所定の遊技状態と所定の遊技状
態以外とで、図柄変動等の始動開始または非始動が選択
されるため、パチンコ機の遊技内容が多様化し、遊技を
長時間続けても遊技者の興味をパチンコゲームに強く引
きつけ、引き続き興趣を起こさせることが可能となる。
【0096】また、請求項6に係るパチンコ機によれ
ば、遊技領域に設けられる図柄表示装置の変動図柄が始
動入賞口への入賞に基づいて、変動後所定の態様で停止
すると、遊技者に有利な特別遊技状態が発生し、更に、
パチンコ球は前記第1方向に主に案内されて入賞するの
で、多数の賞球の払い出しがあって、遊技者に大きな喜
びを感じさせることができる。
【0097】また、請求項7に係るパチンコ機によれ
ば、特典遊技状態になると、入賞補助手段の作動する確
率が高くなって始動用入賞口への入賞が多くなり、「い
わゆる大当たり」の発生に対する遊技者の期待感が更に
高まるとともに、パチンコ球を前記第1方向に主に案内
させて入賞させるので、遊技者に対し入賞の喜びを感じ
させながら、遊技者の興味をパチンコゲームに更に強く
引きつけ、引き続き興趣を起こさせることが可能とな
る。一方、特典遊技状態以外の場合には、前記パチンコ
球は前記第2方向に主に案内させられて、排出部から装
置外部の遊技領域に排出されるので、装置外部に排出さ
れたパチンコ球は、転動落下して、遊技者の興味をパチ
ンコゲームに更に強く引きつけ、引き続き興趣を起こさ
せることが可能となる。
【0098】また、請求項8に係るパチンコ機によれ
ば、確率変動の場合には、特別遊技状態の発生する確率
が高くなると、「いわゆる大当たり」の発生に対する遊
技者の期待感が更に高まるとともに、パチンコ球を前記
第1方向に主に案内させて入賞させるので、遊技者に対
し入賞の喜びを感じさせながら、遊技者の興味をパチン
コゲームに更に強く引きつけ、引き続き興趣を起こさせ
ることが可能となる。一方、特典遊技状態以外の場合に
は、前記パチンコ球は前記第2方向に主に案内させられ
て、排出部から装置外部の遊技領域に排出されるので、
装置外部に排出されたパチンコ球は、転動落下して、遊
技者の興味をパチンコゲームに更に強く引きつけ、引き
続き興趣を起こさせることが可能となる。
【0099】また、請求項9に係るパチンコ機によれ
ば、特典遊技状態になると、前記変動図柄が通常の場合
よりも短時間で停止するため、次の特別遊技状態が発生
しやすくなるとともに、パチンコ球を前記第1方向に主
に案内させて入賞させるので、遊技者に対し入賞の喜び
を感じさせながら、遊技者の確率変動等の特典遊技状態
の獲得に対する期待感を、更に高い状態で維持すること
が可能となる。
【0100】また、請求項10に係るパチンコ機によれ
ば、パチンコ球は、第1方向に振り分けられた時、図柄
変動等の始動開始部に入賞されるのに対して、第2方向
に振り分けられた時、排出部から装置外部の遊技領域に
排出されるので、装置外部の遊技領域に排出されたパチ
ンコ球は、パチンコ機盤面の中央側に配置される、その
他の入賞口に入賞しやすくなる。
【0101】また、請求項11に係るパチンコ機によれ
ば、パチンコ機用図柄変動等の始動開始・非始動選択装
置は、図柄表示装置の下方または上方に配設されている
ので、図柄表示装置はパチンコ機盤面の中央に配置され
ていることが多く、パチンコ機用図柄変動等の始動開始
・非始動選択装置を図柄表示装置の下方または上方に配
設した場合、パチンコ球は、第2方向に振り分けられた
時、排出部から装置外部の遊技領域に排出される。それ
により、装置外部に排出されたパチンコ球は、パチンコ
機盤面の中央上方側または中央下方側から転動落下し
て、その他の入賞口に入賞しやすくなって、パチンコ機
の遊技内容が多様化し、遊技を長時間続けても遊技者の
興味をパチンコゲームに強く引きつけ、引き続き興趣を
起こさせることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るパチンコ機全体を示した正面
図である。
【図2】本実施形態に係るパチンコ機の遊技領域を拡大
して示した正面図である。
【図3】(a)は本実施形態に係るパチンコ機の図柄変
動等の始動開始・非始動選択装置の概略構成を拡大して
示す正面図、(b)は他の図柄変動等の始動開始・非始
動選択装置の拡大正面図である。
【図4】本実施形態に係るパチンコ機の制御回路部のシ
ステム構成を示すブロック図である。
【図5】本実施形態に係るパチンコ機の回転パターン記
憶エリアに記憶される回転パターンデータテーブルの一
例を示す図である。
【図6】本実施形態に係るパチンコ機の制御回路部によ
る「時短モード・確変モード」の遊技処理等の制御処理
を示すメインフローチャートである。
【図7】本実施形態に係るパチンコ機の「始動口入賞処
理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。
【図8】本実施形態に係るパチンコ機の「大当たり遊技
処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。
【図9】他の実施形態に係るパチンコ機の図1相当図で
ある。
【図10】他の実施形態に係るパチンコ機の図2相当図
である。
【符号の説明】
1・・・パチンコ機 2・・・遊技盤 15・・・特別図柄表示装置 16・・・映像表示装置 18、19・・・図柄変動等の始動開始・非始動選択装
置 18A、19A・・・パチンコ球検出用スイッチ 20・・・第1ゲート 21・・・第2ゲート 26・・・第1始動口 27・・・大入賞口 28・・・第2始動口 30・・・開閉扉 31・・・入賞補助扉 35・・・基板部 36・・・回転部材 38、39・・・リブ 40・・・隙間 41・・・入賞口 42・・・排出口 50・・・制御回路部 51・・・CPU 52・・・メモリ 52A・・・大当たりカウンタ 52B・・・ゲートカウンタ 52C・・・確変抽選カウンタ 52D・・・保留カウンタ 52E・・・パラメータ記憶エリア 52F・・・回転パターン記憶エリア 61・・・表示制御回路 71・・・回転パターンデータテーブル 80・・・普通図柄表示装置 81・・・普通図柄表示装置作動用中央入賞口 82・・・普通図柄表示装置作動用中央ゲート 83・・・普通電動役物 84・・・右肩第3種始動口 85・・・大入賞口

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ機盤面の遊技領域に設けられた
    パチンコ機用の図柄変動または役物変動用の始動開始・
    非始動選択装置において、 装置内に入ったパチンコ球を第1方向、または、第1方
    向と異なる第2方向に少なくとも案内させる振り分け部
    材と、 前記第1方向にパチンコ球が振り分けられた時に、パチ
    ンコ球を入賞させて図柄変動または役物変動を開始させ
    る始動開始部と、 前記第2方向にパチンコ球が振り分けられた時に、パチ
    ンコ球を装置外部の遊技領域に排出させる排出部と、 パチンコ球を前記第1方向または前記第2方向に案内さ
    せるように、前記振り分け部材を、遊技状態に基づいて
    駆動する駆動手段とを有することを特徴とするパチンコ
    機用図柄変動または役物変動用の始動開始・非始動選択
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のパチンコ機用図柄変動
    または役物変動用の始動開始・非始動選択装置におい
    て、 前記振り分け部材は、 少なくとも1個の凹部を外周側に形成した回転部材と、 この回転部材を前記第1方向または前記第2方向に回転
    可能に内側に取り付けると共に、前記凹部にパチンコ球
    を収納するための入口部を備えた案内部材とを有し、 前記駆動手段によって、前記回転部材が第1方向に回転
    した場合には、前記凹部に入ったパチンコ球を前記第1
    方向に案内し、前記回転部材が前記第2方向に回転した
    場合には、前記凹部に入ったパチンコ球を前記第2方向
    に案内することを特徴とするパチンコ機用図柄変動また
    は役物変動用の始動開始・非始動選択装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のパチン
    コ機用図柄変動または役物変動用の始動開始・非始動選
    択装置において、 図柄表示装置の左右横側の少なくとも一方側に配設さ
    れ、前記第1方向がパチンコ機盤面の左右方向の外側に
    位置するのに対し、前記第2方向がパチンコ機盤面の中
    央側に位置することを特徴とするパチンコ機用図柄変動
    または役物変動用の始動開始・非始動選択装置。
  4. 【請求項4】 パチンコ機盤面に遊技領域を備えるパチ
    ンコ機において、筐体内に入ったパチンコ球を第1方
    向、または、第1方向と異なる第2方向に少なくとも案
    内させる振り分け部材と、 前記第1方向にパチンコ球が振り分けられた時に、パチ
    ンコ球を入賞させて図柄変動または役物変動を開始させ
    る始動開始部と、 前記第2方向にパチンコ球が振り分けられた時に、パチ
    ンコ球を装置外部の遊技領域に排出させる排出部と、 パチンコ球を前記第1方向または前記第2方向に案内さ
    せるように、前記振り分け部材を、遊技状態に基づいて
    駆動する駆動手段とを有するパチンコ機用図柄変動また
    は役物変動用の始動開始・非始動選択装置を前記遊技領
    域に備えており、更に、 所定の遊技状態の場合には、パチンコ球を前記第1方向
    に主に案内させるように前記駆動手段を駆動制御し、前
    記所定の遊技状態以外の場合には、前記パチンコ球を前
    記第2方向に主に案内させるように前記駆動手段を駆動
    制御する制御手段を備えたことを特徴とするパチンコ
    機。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のパチンコ機において、 前記振り分け部材は、 少なくとも1個の凹部を外周側に形成した回転部材と、 この回転部材を前記第1方向または前記第2方向に回転
    可能に内側に取り付けると共に、前記凹部にパチンコ球
    を収納するための入口部を備えた案内部材とを有し、 前記駆動手段によって、前記回転部材が第1方向に回転
    した場合には、前記凹部に入ったパチンコ球を前記第1
    方向に案内し、前記回転部材が前記第2方向に回転した
    場合には、前記凹部に入ったパチンコ球を前記第2方向
    に案内することを特徴とするパチンコ機。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5に記載のパチン
    コ機において、 始動入賞口と、遊技領域に設けられて変動図柄を表示す
    る図柄表示装置を備え、前記始動入賞口への入賞に基づ
    いて前記変動図柄が変動後所定の態様で停止することに
    より遊技者に有利な特別遊技状態を発生し、 この特別遊技状態の場合、前記制御手段は、パチンコ球
    を前記第1方向に主に案内させるように前記駆動手段を
    駆動制御し、前記所定の遊技状態以外の場合には、前記
    パチンコ球を前記第2方向に主に案内させるように前記
    駆動手段を駆動制御することを特徴とするパチンコ機。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のパチンコ機において、 補助入賞口と、前記補助入賞口への入賞に基づいて前記
    始動入賞口への入賞率を高めるように作動する入賞補助
    手段とを備え、遊技者に前記特別遊技状態とは異なる有
    利な特典遊技状態を所定確率で発生し、 この特典遊技状態の場合、前記制御手段は、パチンコ球
    を前記第1方向に主に案内させるように前記駆動手段を
    駆動制御し、前記特典遊技状態以外の場合には、前記パ
    チンコ球を前記第2方向に主に案内させるように前記駆
    動手段を駆動制御することを特徴とするパチンコ機。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のパチンコ機において、 前記特典遊技状態は、前記特別遊技状態の発生する確率
    が通常確率よりも高い高確率で発生する遊技状態を含む
    ことを特徴とするパチンコ機。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載のパチンコ機において、 前記特典遊技状態の場合には、前記変動図柄が通常の場
    合よりも短時間で停止することを特徴とするパチンコ
    機。
  10. 【請求項10】 請求項3乃至請求項9のいずれか一に
    記載のパチンコ機において、 前記パチンコ機用図柄変動または役物変動用の始動開始
    ・非始動選択装置は、図柄表示装置の左右横側の少なく
    とも一方側に配設され、前記第1方向がパチンコ機盤面
    の左右方向の外側に位置するのに対し、前記第2方向が
    パチンコ機盤面の中央側に位置することを特徴とするパ
    チンコ機。
  11. 【請求項11】 請求項3乃至請求項9のいずれか一に
    記載のパチンコ機において、 前記パチンコ機用図柄変動または役物変動用の始動開始
    ・非始動選択装置は、図柄表示装置の下方または上方に
    配設されていることを特徴とするパチンコ機。
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