JP2001082342A - コンパクトな流体ポンプ - Google Patents

コンパクトな流体ポンプ

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JP2001082342A JP2000136785A JP2000136785A JP2001082342A JP 2001082342 A JP2001082342 A JP 2001082342A JP 2000136785 A JP2000136785 A JP 2000136785A JP 2000136785 A JP2000136785 A JP 2000136785A JP 2001082342 A JP2001082342 A JP 2001082342A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】詰め替えの作業を効率的にする、流体の供給源
に使用するためのポンプを提供する。 【解決手段】ディスペンサーからの流体を分配するため
のポンプが、ディスペンサーに保持される流体供給源で
流体の流通をし、大気と連通する、ベースを含む。ポン
プは、流体供給源に取り付けることができるベース、ベ
ースの上を覆って、流体が漏れないように取り付けるこ
とができる可撓性のある透明なドーム、および部分的に
ベースの上を覆って取り付けることができ、ベース上に
ドームを保持する保持器を含む。ポンプはまた、選択的
にポンプを開いたり閉じたりして、流体供給源で流体の
流通をし、大気と連通させるためのバルブも含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する分野】本発明は、一般的に、供給源また
は貯蔵器から流体を分配するためのポンプに関し、特
に、貯蔵器をもつ壁掛けディスペンサーから、石鹸、ロ
ーションまたは同種のスキンケア製品を、使用者の手の
上に分配するためのポンプに関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明の解決しようとする課題】石鹸、
ローションおよび一般的なハンドケア製品のための壁掛
けディスペンサーが、従来技術においてよく知られてい
る。これらは、一般的に、それ自体石鹸またはその他の
製品を含む詰め替えまたはカートリッジを収納するため
の室をもつ、壁掛けキャビネットまたは壁掛けディスペ
ンサーから構成される。簡易化のために、本文中、分配
される製品を説明するために、“石鹸”の語が使用され
るが、この語は、他のスキンケア製品でもよく、この方
式で分配され、また、本発明は、スキンケア製品自体を
分配する装置に限定されず、他の流動可能な製品もま
た、本発明のポンプから分配され得ることが理解され
る。
【０００３】従来技術のディスペンサーは、先述のよう
に、一般に、壁または調理台に掛けることができるベー
ス、通常、ベースに枢着された、内部への入口を与える
ためのカバーを含むディスペンサーを含む。ベースは、
石鹸を含むカートリッジ袋または箱を支持して配置する
ように設計され、供給がなくなったときに、ディスペン
サーを再充填することができるように交換できる、様々
な型の容器またはシェルフを含む。
【０００４】これらのカートリッジまたは詰め替えは、
従来技術において、様々な形状および方式をとる。おそ
らく、現在最も一般的に使用されているのは、実際に石
鹸を含む押しつぶし可能な袋と、袋の貯蔵および輸送の
ための箱とを含む、“バッグ・イン・ボックス（bag-in
-box）”と呼ばれる配置である。この箱は、一面に手に
負えない部分を有しており、必要な場合にディスペンサ
ーの内部に単に置かれると、手に負えない部分は隔てら
れ、伸長するチューブまたはポンプを通じて、袋から下
方向に伸長し、適当な位置に配置されると、ディスペン
サーの底部から突出するノズルを末端とする袋から、石
鹸が分配される。この方法では、一般的に、チューブポ
ンプを圧縮する手動レバーの利用により、石鹸が使用者
の手の上に分配され得る。従来技術の最も一般的な方式
は、どちらかの手の手首に近い部分と接して、ポンプま
たはチューブを押して作動させ、流体を手の平および指
に分配するか、または手の指で使用者の方にレバーを引
き、同じようにポンプを押して作動させ、石鹸を分配す
るか、いずれかのレバーを含む。
【０００５】これらの配置はすべて、一般に、貯蔵器ま
たはカートリッジに向かってチューブを開くことによ
り、貯蔵器またはカートリッジを充填させ、次に貯蔵器
またはカートリッジを閉じ、ノズルに向かってバルブを
開くことにより、石鹸を実際に分配させることができ
る、石鹸の流れを調節するための、様々な型のバルブを
含む、ある種のノズルおよびポンプの配置を含む。大抵
の場合、ハンドルの作動毎に、計測された量の石鹸を分
配させることが望ましいため、チューブ／ポンプは、一
般に、ある“量”の製品を収納するように伸長してい
る。この従来技術の例は、多くの米国特許、例えば、Ba
rtasevichの米国特許第5,265,772号、Bellの米国特許第
5,443,236号、Bellの米国特許第5,465,877号およびKanf
erの米国特許第4,621,749号に容易に見ることができ
る。従来技術は、この一般的なテーマにおいて、様々な
変形を含む。
【０００６】この一般的な性質をもつ従来技術は、一般
的に、細長いチューブが袋または他の貯蔵器から伸長
し、ディスペンサーの底部から突出するノズルを末端と
するという共通点を有する。チューブは、ノズルを通じ
て、計測された量の物質を放出するための作動ポンプと
して与えられるため、石鹸は、上述のように、チューブ
を押す圧力部材と係合することにより分配される。
【０００７】今述べた従来技術において、また、この技
術に精通する他の従来技術の当業者にわかるように、こ
れらのディスペンサー自体の全体の大きさは、洗面所ま
たは化粧室の、かなり限られた空間に適合しなければな
らないため、比較的標準的となる。もちろん、この大き
さは、詰め替えまたはカートリッジの大きさを支え、そ
してディスペンサー内に貯蔵され得る量の石鹸を支え
る。先述した引用文献およびこの分野において知られて
いる他の従来技術をもう一度参照すると、伸長したチュ
ーブが、ディスペンサーの内部全体の高さのうちのかな
りの部分を占めていることが示されている。石鹸の大部
分は袋内に貯蔵されるため、ある程度、少なくとも、与
えられた時間にどれくらいの石鹸を貯蔵することができ
るかという観点から、この空間は無駄である。
【０００８】さらに、様々なバルブ配置およびチューブ
およびその関連する備品は、製造するのが比較的高価で
あり、また、組み立てはある程度労働集約型である。
【０００９】加えて、袋は一般に透明であり、従来技術
のディスペンサーの多くは、カバーにのぞき窓を設け
て、袋を見ることができるようにして、理論上は、袋が
空になったら確認できるようにしている。しかし、実際
は、のぞき窓はカバーのかなり高いところに設けなけれ
ばならず、このため、貯蔵が少なくなったことは確認す
ることができるが、袋が空になったときは確認できな
い。このため、袋が本当に空になっていなくても、カバ
ーを開いて袋を見る必要があるが、これは無駄な動作で
ある。
【００１０】従って、作動“ポンプ”構造の大きさを小
さくして、従来技術のチューブを交換することにより、
標準的な大きさのディスペンサーが、より大きな内部空
間をもって、より多量の石鹸を貯蔵することができ、こ
のことにより、ディスペンサーの耐用期間を通じて必要
とされる詰め替え交換作業の回数が減少され、改良をす
ることができる。
【００１１】さらに、透明で押しつぶし可能なドームを
利用してポンプ作動を行うと、カバーを開く必要なし
に、袋が空になったときに確認することができる。
【課題を解決するための手段】
【００１２】本発明のこの目的および他の目的は、使用
者の手と直接接触するか、または可撓性圧力部材と係合
するハンドルまたは圧力レバーによるかのいずれかによ
り、ベースに向かって圧力部材を押すと、ノズルを通じ
てポンプの中身が放出され得るように、ベースに固定さ
れ、またベースの上に配置される可撓性のある圧力部材
またはドームをもち、第一および第二のコネクタを有
し、それらのうちの一つは袋とつながり、もう一つはノ
ズルにより流体の流通をするベースを含む、袋またはカ
ートリッジのような流体の供給源に使用するためのポン
プを製造することにより達成されることがわかった。
【００１３】さらに、第一および第二のバルブ手段を提
供することにより、袋と流体の流通をしているコネクタ
は、圧力部材を押すことにより閉じられ、ノズルを通じ
て使用者の手につながるコネクタが開かれ得ることもわ
かった。
【００１４】さらに、可撓性圧力部材を圧力から解放す
ると、第二のバルブ手段が閉じ、袋または貯蔵器と流体
の流通をしている第一のコネクタが開かれ、新しい一定
量の物質が、ベースおよび可撓性圧力部材により形成さ
れる室に流れ込む。
【００１５】さらに、改良されたバルブ手段は、ベース
上の１つまたは２つ以上のリブから構成され、ケージ内
にゆるく収納されるボールをもち、圧力部材を押すと、
圧力により入り口が閉じて、ボールに対して圧力がかけ
られ、（圧力部材が）圧力から解放されると、ボールは
ケージの範囲内におさまらずに、第一のコネクタまで自
由に動き、室の詰め替えをすることができるように形成
されたケージを提供することにより利用され得ることが
わかった。ケージまたはリブは、必要な場合には容易に
元の位置に戻すことができるように、ボールを比較的制
限された空間に保つ。
【００１６】圧力部材がスナップ止めされるか、または
押されてベース上にぴったりと適合することができるよ
うに、圧力部材およびベースの周辺ショルダー上に、か
み合うリブと溝手段とを提供するか、またはベースと圧
力部材のショルダーとの係合のために、リブおよび溝手
段を有する保持リングを提供し、ポンプを組み立てたと
きに、確実で流体が漏れないシールを達成することがで
きるようにすることにより、改良された流体が漏れない
シールが達成され得ることがわかった。
【００１７】第二のコネクタの突出する端部にリブを提
供することにより、ノズルを第二のコネクタに確実に取
り付けることができ、このノズルは使用者の手に届い
て、固体、流体が漏れない状態で、第二のコネクタにス
ナップ止めされて適合するように、ノズルの内部で溝と
かみ合うことがさらにわかった。
【００１８】従って、上記の性質をもつ改良された流体
ポンプの製造が、本発明の主要な目的となり、他の目的
は、添付の図面を考慮して考察されて説明される、次の
簡単な説明に基づき、さらに明らかになろう。
【００１９】
【発明の実施の形態】図１から図３に、本発明の改良さ
れたポンプが使用される、一般的な型のディスペンサー
が示されている。
【００２０】一般的に符号10で示されるディスペンサー
は、典型を示すだけであって、本発明のポンプは、他の
設計のディスペンサーにおいても、同等の効果を奏する
ことができることに留意するべきである。
【００２１】図１から図３より、ディスペンサー10が一
般的にベース20およびカバー30を含み、ベース20は壁ま
たは他の垂直な表面に掛けることを意図され、カバー30
は、図示されたディスペンサー10内でレッジまたはシェ
ルフ21に受けられ、袋保持器40に保持される、石鹸を含
む押しつぶし可能な袋40として図示される詰め替えまた
はカートリッジの交換のために開くことができるよう
に、ベース20に枢動的に取り付けられることがわかるだ
ろう。これに代え、袋40は在来の箱に保持され得る。使
用者の手が触れてポンプを作動させ、石鹸を分配するこ
とを意図されたハンドルまたはプッシュ部材31が、カバ
ー30に枢動的に取り付けられている。
【００２２】図３より、後述のように、ポンプを押しつ
ぶすか、または作動させるためにハンドルがベース20に
向かって内方向に動くことができるように、32のところ
でこのハンドルがカバーに枢動的に取り付けられている
ことがわかるだろう。先に示唆したように、ある設計の
ディスペンサーにおいては、ハンドル31を取り除いて、
ポンプ自身を使用者の手が触れることができる。どちら
の場合においても、ポンプの作動およびその利点は同じ
ままである。
【００２３】上方向に伸長する側壁22をもつシェルフま
たはレッジ21が、ディスペンサー10の内部でベース20に
取り付けられ、一般的に符号40で示される石鹸を含む袋
または他のタイプの貯蔵器が、取り外し可能にそこに支
持され得ることが明らかである。
【００２４】一般的に符号50で示されるバルブ手段は、
後述のように、この袋に固定され、レバー31により作動
される。
【００２５】次に、バルブ手段50のさらに詳細な説明の
ために、図４、５、６および７に戻ると、バルブ手段50
がベース51を含むことがわかる。ベース51は、一般的
に、底部壁51ａおよび直立する垂直壁51ｂを含む。ここ
で、図４からわかるように、ベースは、図示したよう
な、全体的に円形の形状をしているが、ベースの特定の
形状は、正確な形に限定される必要がないことが理解さ
れるだろう。
【００２６】ベース51はまた、後述のように可撓性ドー
ム60を収めるために、垂直壁またはフランジ51ｂから内
方向に間隔があけられ、ベース51の周囲に沿って伸長す
る凹所51ｃを有する。
【００２７】第一のコネクタ52は、ベース51の底部壁51
ａから突出し、貫通穴52ａを有する。この態様におい
て、図３に見られるように、第一のコネクタ52は、袋ま
たは貯蔵器40に取り付けられ、そこで流体が流通する。
好適には、第一のコネクタは、ベースの一体的な部分と
して成形され、このことにより多数の部品を減少させ、
従来技術において必要とされる、分離したコネクタを在
来のチューブの一端に取り付けなければならない組み立
て作業を軽減する。
【００２８】横断面がほぼＬ字型の、一つまたは二つ以
上のリブ51ｄが、ベースの底部壁51ａから上方向に突出
しており、図４、５および６に示したように、短い足が
ベースを覆って、ボール70のためのケージを形成してい
る。ボール70は、リブ51ｄの覆っている足と第一のコネ
クタ52の貫通穴52ａの内側端部との間の空間に収納され
る。ボールは、図６に示すようにはめられたときに、貫
通穴52ａをふさぎ、そのことにより、石鹸が袋またはカ
ートリッジからポンプに入ることを防ぐような大きさで
ある。反対に、ボールが配置を外れると、石鹸はベース
51および可撓性ドーム60により形成される室に流れ込む
ことができる。
【００２９】第二のコネクタ53もまた、ベース51の底部
壁51ａから突出し、貫通穴52ａを有する。穴53ａは、穴
52ａの位置から180°の位置において、可撓性ドーム60
およびベース51により形成される室の内部に向かって開
口することがわかるだろう。こうして、貫通穴53ａの軸
線は、このように穴52ａに対して垂直に配置される。こ
こでまた、第二のコネクタは、好適にはベースの一体的
な部分として成形され、このことにより、従来技術の場
合のように、付加的な部品や、その部品の通常のチュー
ブの端部への取り付けの必要がなくなる。
【００３０】第二のバルブが、第二のコネクタ53内に収
納されており、この型のコネクタは、図示のように、ボ
ールがバネ81に支持されるようなボールとバネの配置に
なっており、このため、例えば図５に示したように、ポ
ンプの内部からの放出を防ぐために、貫通穴53ａをふさ
ぐようにしてバネがボールを配置する。しかし、図６に
示したように可撓性ドーム60を押すと、バネの力に対し
てボールを押しのける圧力が生じ、石鹸を分配すること
ができる。
【００３１】可撓性ドーム60は、一般的に半球状の可撓
性物質であり、好適には、ポンプ50内の石鹸があるかど
うかを、ディスペンサーの外から見ることができるよう
に、透明であることが意図される。
【００３２】この可撓性ドーム60は、ベース51に配置さ
れて内部の室90を形成し、流体が漏れないシールをそこ
に提供するように構成される。この目的のために、可撓
性ドーム60は、図５および図６に示したように、その周
囲に伸長し、ベースの凹所51ｃ内にはめられるような大
きさのショルダー61を含む。このショルダーは、凹所51
ｃに適合する。
【００３３】また、保持リング100が提供される。この
リングは、その周囲に伸長する環状リップ101および中
央開口部103を有する。可撓性ドーム60は、ショルダー6
1の頂部表面に、環状凹所62を有する。保持リング100
は、可撓性ドームのショルダー61の上に適合し、ショル
ダー61の頂部に形成される環状凹所62に適合する、突出
する環状リップ101を有する。
【００３４】ベースの垂直壁51ｂはまた、内方向に向か
って放射状に伸長する、断面がＬ字型である、一つまた
は二つ以上のタブ54を有し、リブの従属部が保持リング
100の環状リップ101の上に配置される。この方法におい
て、一度可撓性のある圧力部材および保持リングが適所
にスナップ止めされると、室の周囲に、確実に流体が漏
れないシールが達成される。
【００３５】第二のコネクタ53は、ベース50の垂直壁51
ｂを越えて突出する。第二のコネクタ53は、ノズルを受
けることが意図されており、二つの異なった型のノズル
が図に示されていることに気がつくだろう。一つの型が
図３から図６に図示され、もう一つ他の型が図８に図示
されている。
【００３６】どちらの場合においても、第二のコネクタ
は、その周辺から突出する一連のリブ53ｂをもつ突出す
る端部を有している。ノズル200は、第二のコネクタ53
の突出する端部上に適合することが意図され、リブ53
ｂ、53ｂと係合するように、内部の引き込みに適当な凹
所を有する。この配置は、ノズルとコネクタの間を、確
実に流体が漏れないようにシールし、そのため、滴りお
よび石鹸の無駄を防ぎ、またディスペンサーからノズル
が見栄え悪く突出するのを避ける。
【００３７】改良されたデバイスの使用または作動にお
いて、袋または他の貯蔵器がディスペンサー10に挿入さ
れ、ポンプが袋または他の貯蔵器に取り付けられたコネ
クタ52を有すると、可撓性ドーム60を押して解放する
と、ボール70が外れて、室90は予め決められた量の石鹸
で満たされる。
【００３８】図３に示したように圧力部材60にもたせて
あるハンドルまたはレバー31が作動すると、押しつぶし
可能な圧力部材60は、図５および図６を比較するとわか
るように、ベース51に向かって押しつぶされる。この動
きにより生じる圧力は、ボール70をはめて、バネ81の力
に対してボール80を開かせ、このことにより、石鹸を分
配することができる。
【００３９】ここで、図１から図３に図示した型のディ
スペンサーを利用することが絶対的に必要なわけではな
く、レバー31をなくして、手で押すことにより、使用者
が直接圧力部材30と接触することもできるということが
意図されることを理解するべきである。
【００４０】さらに、ハンドルまたはレバー31が圧力か
ら解放されて、圧力部材60が圧力から解放されると、そ
の可撓性のために、圧力部材60は図５に示した状態に戻
り、室90内の圧力が減少し、ボール80がはまって、ボー
ル70が開き、このことにより、ポンプ室90の詰め替えを
行うことができることがわかるだろう。
【００４１】図１および図２は、本発明の重要な利点の
一つを図示している。その点について、透明な窓300
が、作動レバー31のところに位置する。ここでの目的
は、この窓を可撓性ドームの上に配置することである。
これらは両方とも透明なため、これらの窓を通して、室
90および袋の中身を見ることができる。このことは、二
つの機能を達成する。第一に、この産業分野において、
様々な製品を分配することが一般的であるが、それらの
様々な製品は、一般的に異なる顔料を添加され、その結
果、石鹸をピンク色にすることができ、ローションをク
リーム状の象牙色のタイプまたはその他の色にすること
ができる。この態様においては、窓300を通し、透明な
ドーム60を通して見ると、一目で中身の性質を確認する
ことができる。第二に、このことは、室90の中身を見る
ことができるようにするため、ディスペンサーの中の石
鹸または他の物質が空になって、供給が必要かどうかを
確認することができる。ポンプ装置自体の窓を通して、
石鹸を見ることができれば、ディスペンサーは、少なく
とももう一回、手を洗うために使用することができる。
もし何も見えなければ、ディスペンサーは全体として空
になっており、袋は交換が必要だと考えることが安全で
ある。本発明のポンプ機構の形状により、ポンプ機構を
袋の底部エッジの近傍に配置することが可能であること
もわかるだろう。この態様においては、袋がほとんど空
なのかどうかを考える必要がない。
【００４２】さらに、明らかに、一番下にポンプ機構を
配置し、通常のチューブの配置をこのポンプ装置と交換
することができるため、在来のチューブに必要な空間
が、もはやこの目的のためには必要とされず、このこと
により、標準的な大きさの容器を利用して、はるかに大
きい容量をもつ袋を提供することができるようになる。
結果として増加する袋の容量は、50％のオーダーになり
得ることがわかった。この分野における大部分の費用
は、労働コストであるため、このことは、保守員がより
早く、正確に詰め替えの必要があるかどうかを確認する
ことができるようにし、また、それぞれの詰め替えによ
るより多い物質の供給をより経済的に提供し、このこと
により、保守員がディスペンサーに気を配るのに必要な
総時間が減少する。このことは、詰め替えの作業を非常
に効率的にする。
【００４３】本発明のポンプは、バッグ・イン・ボック
スカートリッジに、または単純に押しつぶし可能な袋の
みに連結させて利用するように図示して説明してきた
が、例えばビンのような他の型の容器で使用することも
できる。
【００４４】さらに、単一の流体供給源をもつディスペ
ンサーと連結させて図示して説明してきたが、二つ以上
の流体供給源をもつディスペンサーにおいて利用するこ
ともできる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、本発明のポンプを使用したディスペン
サーの斜視図である。
【図２】図２は、本発明のポンプを使用したディスペン
サーの正面図である。
【図３】図３は、本発明のポンプを使用したディスペン
サーの、一部を取り除き、ディスペンサーのハンドルま
たはレバーとポンプとの間の相互作用を示した側面図で
ある。
【図４】図４は、本発明のポンプの、組み立てられた平
面図である。
【図５】図５は、本発明のポンプの、図４の線５‐５に
沿った断面図である。
【図６】図６は、押しつぶされた状態、または分配され
た状態にある本発明のポンプを示した、図５と同様の図
である。
【図７】図７は、改良された本発明のポンプの、図６の
線７‐７に沿った断面図である。
【図８】図８は、改良された本発明のポンプの分解図で
ある。
【符号の説明】
10・・・本発明のポンプを使用するディスペンサー 20・・・ベース 30・・・カバー 31・・・レバー 40・・・袋 50・・・バルブ手段 52・・・第一のコネクタ 53・・・第二のコネクタ 60・・・可撓性ドーム 90・・・室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 500095425 4445 Ｅｖｅｒｅｔｔ Ｒｏａｄ， Ｒｉ ｃｈｆｉｅｌｄ， Ｏｈｉｏ Ｕ． Ｓ. Ａ. (72)発明者 ロバート・エイチ・イェーガー アメリカ合衆国オハイオ州、ツインスバー グ、チェストナット・トレイルズ・ドライ ブ1716 Ｆターム(参考） 3H077 AA08 BB03 CC02 CC09 DD04 EE01 EE35 EE36 EE37 FF03 FF04 FF07 FF09 FF12 FF14 FF23 FF54

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】流体供給源に使用するためのポンプであっ
    て、 ベース、 流体供給源に取り付けるために、前記ベースから突出す
    る第一のコネクタ、および可撓性圧力部材、により特徴
    付けられ、 前記ベースは、大気と流体の流通をする、貫通する放出
    手段を有し、 前記第一のコネクタは、前記流体供給源と前記ベースと
    の間で液体の流通をするために中空であり、 前記コネクタおよび前記貫通する放出手段は、互いに実
    質的に垂直な平面に配置された軸線を有し、 前記可撓性圧力部材は、前記ベースの上を覆って、流体
    が漏れないように取り付けられ、前記ベースに室を形成
    し、このことにより、前記可撓性圧力部材を押しつぶす
    と、前記室内の流体が前記放出手を通じて放出され、前
    記可撓性圧力部材が膨張すると、流体は前記室へと引き
    込まれる、ところのポンプ。
  2. 【請求項２】請求項１に記載のポンプであって、 前記可撓性圧力部材は、透明である、ところのポンプ。
  3. 【請求項３】請求項１に記載のポンプであって、 前記流体供給源は、押しつぶし可能な袋である、ところ
    のポンプ。
  4. 【請求項４】請求項１に記載のポンプであって、 前記第一のコネクタと流体の流通をさせるように選択的
    に閉じたり開いたりするために、第一のバルブ手段が前
    記ベースに保持される、ところのポンプ。
  5. 【請求項５】請求項１に記載のポンプであって、 前記第一のバルブ手段は、前記第一のコネクタと係合
    し、また係合を外れて動くことができるボールを含む、
    ところのディスペンサー
  6. 【請求項６】請求項５に記載のポンプであって、 前記ベースは、 底部壁、および該底部壁から上方向に突出し、前記ベー
    スの前記第一のコネクタの連結点の近傍に配置される、
    少なくとも一つのリブ、を有し、 前記ボールは、前記少なくとも一つのリブと前記底部壁
    との間にゆるく保持される、ところのポンプ。
  7. 【請求項７】請求項６に記載のポンプであって、 前記少なくとも一つのリブは、前記ベースと一体的であ
    る、ところのポンプ。
  8. 【請求項８】請求項１に記載のポンプであって、 第二のコネクタが、前記ベースに保持され、前記貫通す
    る放出手段を通じて流体の流通をし、 第二のバルブ手段が、流体の流通のために、前記第一の
    コネクタを選択的に閉じたり開いたりする、ところのポ
    ンプ。
  9. 【請求項９】請求項８に記載のポンプであって、 前記第二のバルブ手段は、前記第二のコネクタに収めら
    れるバネを含み、 ボールが前記バネと係合する、ところのポンプ。
  10. 【請求項１０】請求項１に記載のポンプであって、 前記可撓性圧力部材は、一般的に半球形に形作られてい
    る、 ところのポンプ。
  11. 【請求項１１】請求項１０に記載のポンプであって、 前記可撓性圧力部材は、その頂部において、平らにされ
    た領域を有する、ところのポンプ。
  12. 【請求項１２】請求項１０または１１に記載のポンプで
    あって、 前記可撓性圧力部材は、透明である、ところのポンプ。
  13. 【請求項１３】請求項１に記載のポンプであって、 前記ベースは、直立する周囲フランジおよび該フランジ
    から内方向に間隔が空けられた凹所を有し、 前記可撓性圧力部材は、前記凹所内に部分的に適合する
    ような大きさの周辺ショルダーを有し、 前記可撓性圧力部材が、前記ベースの前記凹所に部分的
    に収まるときに、前記ショルダーと係合するために、保
    持リングに凹所が設けられる、ところのポンプ。
  14. 【請求項１４】請求項１３に記載のポンプであって、 前記可撓性圧力部材および前記保持リングが前記ベース
    に配置されているときに、前記保持リングと係合するた
    めに、少なくとも一つが放射状に内方向に伸長する係合
    ラグが、前記ベースの前記直立する周辺フランジに設け
    られる、ところのポンプ。
  15. 【請求項１５】請求項１４に記載のポンプであって、 前記保持リングは、前記少なくとも一つの係合ラグとの
    係合のために、周辺溝を有する、ところのポンプ。
  16. 【請求項１６】請求項１に記載のポンプであって、 前記第二のコネクタは、前記ベースおよび大気と相互連
    結する細長い中空の本体を含み、 該細長い中空の本体の突出する端部は、その外表面に環
    状リブ部材を含み、 前記突出する端部に、ノズルが取り外し可能に収められ
    る、ところのポンプ。
  17. 【請求項１７】請求項１６に記載のポンプであって、 前記リブ手段は、一連の三つの環状リブを含み、 前記ノズルは、前記第二のコネクタの前記突出する端部
    上に、前記リブ手段と取り外し可能に係合するための組
    み合わせ内部凹所を含む、ところのポンプ。
  18. 【請求項１８】流体供給源に使用するためのポンプであ
    って、 ベース、 該ベースの上を覆うように取り付けられ、そこで前記ベ
    ースと共に流体が漏れない室を形成する透明可撓性圧力
    部材、 前記ベースから突出し、流体供給源に取り付けるのに適
    し、そこで前記室と流体の流通をする第一のコネクタ、 前記ベースから突出し、前記室および大気と流体の流通
    をする第二のコネクタ、および第一および第二のコネク
    タとそれぞれ関連し、このことにより、前記可撓性圧力
    部材の押しつぶしおよび膨張に応答して、前記第一およ
    び第二のコネクタが選択的に開いたり閉じたりすること
    ができる、第一および第二のバルブ手段、を含む、とこ
    ろのポンプ。
  19. 【請求項１９】流体供給源に使用するためのポンプであ
    って、 流体供給源に取り付けるためのベース、 前記ベースに収められて、前記ベースとの間に流体を受
    ける室を形成する可撓性ドーム、および前記ベースおよ
    び前記可撓性ドームと取り外し可能に係合し、その間に
    流体が漏れないシールを形成する保持リング、を含み、 前記ベースは、大気と流体の流通をするための貫通穴を
    有する、ところのポンプ。
  20. 【請求項２０】流体ディスペンサー、流体供給源および
    ポンプの組み合わせであって、 ディスペンサーハウジングおよびポンプを含み、 前記ディスペンサーハウジングは、 バックプレートおよび開いた位置と閉じた位置との間で
    動くための前記バックプレートに枢着されたカバーを含
    み、 前記バックプレートおよび前記カバーは、前記カバーが
    閉じた位置にあるときに、前記流体供給源を収めるため
    の室を形成し、 前記ポンプは、 前記流体供給源に取り付けられ、該流体供給源と流体の
    流通をする注入手段および大気と連通する放出手段を有
    し、 透明で可撓性のあるドームを含み、該透明で可撓性のあ
    るドームは、前記カバーを通して見ることができ、また
    接触することができる、ところのポンプ。
  21. 【請求項２１】流体供給源に使用するためのポンプであ
    って、 流体供給源と連結するための注入開口部および大気と連
    絡するための放出開口部を有するベース、 該ベース上に収めることが可能で、流体が漏れない室を
    そこで形成する、可撓性のある透明なドーム、および前
    記ベースに取り付けることが可能で、前記可撓性のある
    透明なドームの上部分的に覆う関係にある保持部材、を
    含む、ところのポンプ。
  22. 【請求項２２】請求項２１に記載のポンプであって、 さらに、前記注入開口部および放出開口部の近傍に配置
    されるバルブの存在により特徴付けられる、ところのポ
    ンプ。
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