JP2001080036A - 被印刷材用異物除去装置 - Google Patents

被印刷材用異物除去装置

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JP2001080036A JP25537999A JP25537999A JP2001080036A JP 2001080036 A JP2001080036 A JP 2001080036A JP 25537999 A JP25537999 A JP 25537999A JP 25537999 A JP25537999 A JP 25537999A JP 2001080036 A JP2001080036 A JP 2001080036A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被印刷材の側端部から紙粉等の異物を除去す
る。 【解決手段】 走行する被印刷材(4)をその側端部
(4a,4b)において表裏から挟むように配置される
保水性のある拭き取り材(15,16)と、拭き取り材
(15,16)を被印刷材(4)の側端部(4a,4
b)に押し付ける押し付け手段(34,35等)と、拭
き取り材(15,16)に水を供給する給水手段(39
等)とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巻取紙等の被印刷
材の両側端部に付着した紙粉等の異物を除去するための
異物除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】BF(ビジネスフォーム)印刷機、商業用
オフセット輪転印刷機、新聞印刷機等の輪転印刷機は被
印刷材として巻取紙を使用している。この巻取紙の表面
には紙粉、ごみ、埃等の異物が付着している。被印刷材
に異物が付着していると、印刷インキの着きが悪くな
り、印刷品質が低下する等の不都合を生じる。例えばオ
フセット印刷の場合は被印刷材に接触するブランケット
胴に異物が付着、堆積し、印刷品質に悪影響を与え、そ
のためブランケット胴を度々洗浄する必要が生じる。
【0003】従来そのような不都合を回避するため、被
印刷材を拭き取り装置により拭いた後に印刷に供するよ
うにしている。
【0004】被印刷材の拭き取り装置としては、特開平
5−193112号、特開平6−320711号、特開
平7−256862号で開示されるようなものがある。
特開平5−193112号の拭き取り装置は、ダイアフ
ラムを印刷紙に対向させ両者間に布を介在させてなるも
ので、ノズルから水を噴射して布を湿らせ、ダイアフラ
ムを膨脹させて該布を印刷紙に押し付け、この布で印刷
紙を拭くようになっている。特開平6−320711号
の拭き取り装置は、回転するクロムメッキローラの表面
にノズルから水を噴射してローラ表面に水の皮膜を形成
し、この水の皮膜の形成されたローラに不織布を接触さ
せると共にこの不織布を走行する印刷紙の表面に押し付
けるようにしている。特開平7−256862号の拭き
取り装置は、クロムメッキローラを水舟中の水に浸漬し
て回転させ、ローラ表面に形成された水皮膜を不織布に
転移させると共にこの不織布を走行する印刷紙の表面に
押し付けるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】高級紙であるアート紙
やコート紙等は、塗工紙であるため紙の表面からの紙粉
の発生は少なく、スリッター面である用紙の側端部から
紙粉が多く発生する。したがって、巻取紙が塗工紙等で
ある場合は両側端部及びその近傍を集中的に拭き取るよ
うにした方が経済的である。
【0006】また、軟包装材であるフィルムのスリッタ
ー面には微細なスリッター屑や可塑剤の粉末が付着して
いる。したがって、グラビア輪転機等によりフィルムに
印刷を行う場合であっても、事前に被印刷材の側端部か
らスリッター屑等を除去するのが望ましい。
【0007】また、巻取紙やフィルムには静電気が生じ
ている場合があり、この静電気量が多くなると、印刷品
質が低下し、また排紙部で印刷物の不揃い等のトラブル
を生じるおそれがある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、走行する被印刷材(4)を
その側端部(4a,4b)において表裏から挟むように
配置される保水性のある拭き取り材(15,16)と、
該拭き取り材(15,16)を上記被印刷材(4)の側
端部(4a,4b)に押し付ける押し付け手段(34,
35等)と、上記拭き取り材(15,16)に水を供給
する給水手段(39等)とを具備した被印刷材用異物除
去装置(1)を採用する。
【0009】また、請求項2に係る発明は、上記拭き取
り材(15,16)は上記被印刷材(4)の中央部近傍
から側端部(4a,4b)に向かって送られる帯材であ
る請求項1に記載の被印刷材用異物除去装置(1)を採
用する。
【0010】また、請求項3に係る発明は、上記押し付
け手段(34,35等)は上記拭き取り材(15,1
6)をその背面から上記被印刷材(4)の側端部(4
a,4b)に押付ける押し付け部材(34,35)であ
る請求項1又は請求項2に記載の被印刷材用異物除去装
置(1)を採用する。
【0011】また、請求項4に係る発明は、印刷機の給
紙部(2)と印刷部(3)との間における被印刷材
(4)の走行路上に設置された請求項1乃至請求項3の
いずれかに記載の被印刷材用異物除去装置(1)を採用
する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ説明する。
【0013】図1に示すように、この異物除去装置1は
印刷機の給紙部2と印刷部3との間における被印刷材4
の走行路上に設置される。ここで例示される印刷機はオ
フセット輪転機であり、給紙部2と印刷部3との間にイ
ンフィード部5を有している。給紙部2内に装填された
巻取紙11から繰り出される被印刷材4としての用紙
は、インフィード部5内の各種ローラ6・・・により張
力を調整された後に印刷部3へと向かい、印刷部3で表
裏両面に一色又は複数色で印刷された後に図示しない排
出部から排出される。この異物除去装置1は被印刷材4
がインフィード部5内を略垂直方向に走行する個所に配
置されるが、印刷部3より前であれば他の走行個所に配
置することも可能である。被印刷材4は印刷機内を例え
ば600〜800m/分程度の速度で矢印方向に走行し
つつその左右両側端部に付着した異物を除去された後印
刷部3に至り印刷に付される。
【0014】図2に示すように、この異物除去装置は、
被印刷材4を横切るように配置される横梁7を備える。
この横梁7にガイドレール8及び送りねじ9を介し二つ
の箱型のフレーム10a,10bが片持ち状に保持され
ている。各フレーム10a,10bは被印刷材4の左右
両側端部4a,4bに対応して配置され、各フレーム1
0a,10bには被印刷材4の左右両側端部4a,4b
が夫々入り込む略V字形の切欠12a,12bが形成さ
れている。送りねじ9は左半分と右半分が左右逆ネジと
なっており、横梁7の一端に取り付けられたモータ13
又は手動ハンドルにより正転又は逆転するようになって
いる。このモータ13の駆動で送りねじ9が回転するこ
とにより、左右のフレーム10a,10bは印刷機のセ
ンターを基準にして被印刷材4の幅方向に対称的に移動
し、被印刷材4の幅の大きさに応じて印刷機内での位置
が変化する両側端部4a,4bへと移動する。また、一
方のフレーム10bには、被印刷材4の側端部4bを検
知するとモータ13を停止させ各フレーム10a,10
bを被印刷材4の左右両側端部4a,4bに対向させる
ための投受光器からなるセンサ14が取り付けられてい
る。
【0015】なお、上記送りねじ9が設けられるのは被
印刷材4が印刷機のセンターを基準に紙通しされる場合
であるが、被印刷材4が印刷機の片側を基準に紙通しさ
れる場合は上記送りねじ9は省略され、左右のフレーム
10a,10bは作業者により被印刷材4の左右両側端
部4a,4bの位置に応じて位置調整される。
【0016】右側のフレーム10b内には、図3乃至図
5に示すように、走行する被印刷材4をその右側端部4
bにおいて表裏から挟むように配置される保水性のある
拭き取り材15,16と、この拭き取り材15,16を
被印刷材4の右側端部4bに押付ける押し付け手段とが
設けられている。また、図示しないが、左側のフレーム
10a内には、被印刷材4の左側端部4aから異物を拭
き取るための拭き取り材等が右側端部用のものと対称形
に配置されている。
【0017】拭き取り材15,16としては例えば幅1
0cm程度の帯状に形成された連続シートが用いられ、
この連続シートをロール状に巻いた繰出しロール15
a,16aが各フレーム10a,10b内に切欠12
a,12bを間に挟むように二つずつ取り付けられてい
る。一方の繰出しロール15aは切欠12a,12b内
に入り込んだ被印刷物4の表面に対応し、他方の繰出し
ロール16aは切欠12a,12b内に入り込んだ被印
刷物4の裏面に対応している。両繰出しロール15a,
16aから繰り出された拭き取り材15,16は切欠1
2a,12bの輪郭に沿うように伸びて重ね合わされた
後重なったままの状態で回収ロール17として巻き取ら
れるようになっており、この二条の拭き取り材を巻き取
る回収ロール17が各フレーム10a,10bの切欠1
2a,12bよりも奥の方に設けられている。もちろん
回収ロール17は繰出しロール15a,16a毎に設け
ることもできる。
【0018】拭き取り材15,16は、保水性のある例
えば不織布で作られる。拭き取り材15,16は、給水
手段から供給される水を含んだ状態で被印刷材4の左右
両側端部4a,4bから紙粉等の異物を拭き取る。拭き
取り材として網目状のものを採用することができるが、
その場合は網目内に紙粉等の異物を取り込むことができ
る。不織布の生地としては、例えば、セルロース系のも
のを用いることができる。また、不織布に代えて綿布、
寒冷紗等を用いることもできる。
【0019】拭き取り材15,16は次に述べる送り手
段により繰出しロール15a,16aから回収ロール1
7に向かって少しずつ送られるようになっている。
【0020】すなわち、各フレーム10a,10bに
は、切欠12a,12bの入口側に切欠12a,12b
を挟むように配置される一対の送りローラ18,19
と、各送りローラ18,19に拭き取り材15,16を
押し付けるニップローラ20,21と、切欠12a,1
2bの奥側に配置されるガイドローラ22とが設けら
れ、一対の繰出しロール15a,16aから繰り出され
た拭き取り材15,16はそれぞれ送りローラ18,1
9とニップローラ20,21との間を通ってガイドロー
ラ22の回りで重ね合わされ回収ロール17に巻き取ら
れる。各繰出しロール15a,16aの軸は図示しない
摩擦クラッチを介してフレーム10a,10bに支持さ
れている。一対の送りローラ18,19は、図5に示す
ように、フレーム10a,10bに固定されたエアシリ
ンダ23に対しリンク装置24を介してに連結され、エ
アシリンダ23のロッドが往復運動するごとに所定角度
だけ往復角運動して繰出しロール15a,16aから拭
き取り材15,16を所定長さだけ引き出す。この所定
長さは例えば2mmであり、1分経過する毎に繰り出さ
れる。ニップローラ20,21は、このニップローラ2
0,21を支えるアーム24,25とフレーム10a,
10bとの間に介装された図示しないスプリング等によ
り送りローラ18,19の方に常時付勢され、拭き取り
材15,16を送りローラ18,19の表面に押し付け
る。回収ロール17には、図4に示すようにモータ26
のトルクが歯車27a,27b及び図示しない摩擦クラ
ッチを介して伝達される。これにより、繰出しロール1
5a,16aと回収ロール17との間において拭き取り
材15,16は適度な張力で弛むことなく引っ張られ、
エアシリンダ23の駆動で拭き取り材15,16が繰出
しロール15a,16aから繰り出されると同時に拭き
取り材15,16は回収ロール17に直ちに巻き取られ
る。このように帯状の拭き取り材15,16は送りロー
ラ18,19とガイドローラ22を経由して回収ロール
17へと間欠走行することで被印刷材4の両側端部4
a,4bから異物を拭き取るが、拭き取り材15,16
の通過経路は被印刷材4の幅方向でみると、被印刷材4
の中央部近傍から側端部4a,4bへと移動することか
ら除去した紙粉等の被印刷材4への再付着が防止され
る。
【0021】なお、図4及び図5に示すように、上記ニ
ップローラ20,21を支えるアーム24,25の支軸
には他のアーム28,29が固着され、この他のアーム
28,29にカム30,31が接し、カム30,31に
は操作レバー32,33が取り付けられている。操作レ
バー32,33を操作してカム30,31を回すとニッ
プローラ20,21が送りローラ18,19から離れる
ので、拭き取り材15,16の着脱操作が簡易化され
る。また、送りローラ18,19、ガイドローラ22等
には必要に応じてクラウンを設け、拭き取り材15,1
6が接触した被印刷材4に引っ張られないようにする。
【0022】また、拭き取り材15,16はその異物取
り込み容量が大きい場合は固定して用いることもでき、
所定時間が経過するたびに交換するようにしてもよい。
また、繰出しロールはフレーム10a,10bに一つず
つ装着し、被印刷材4の一側端部に対し一条の拭き取り
材を被印刷材4の表側又は裏側から裏側又は表側へと反
転するように送って側端部を拭いてもよい。また、被印
刷材4の一側端部のみを拭き取るべくフレーム10a,
10b等は片側のみ設けることもできる。
【0023】押し付け手段は、拭き取り材15,16を
その背面から被印刷材4の両側端部4a,4bに押し付
ける押し付け部材34,35として構成される。押し付
け部材34,35はローラ状に形成されているが、その
ローラは回転可能にしてもよいし回転しないよう固定し
てもよい。また、押し付け部材34,35は半円柱形等
他の形状に形成してもよい。図6に示すように、一対の
押し付け部材34,35は走行する被印刷材4の側端部
4a,4bに拭き取り材15,16を適度な力で押し付
けることができるよう、被印刷材4の走行方向上でずら
されると共に被印刷材4の反対面側へと押し込まれてい
る。また、図4及び図6に示すように、押し付け部材3
4,35はフレーム10a,10bに固定されたエアシ
リンダ36,37の駆動により被印刷材4の側端部4
a,4bに対し接離可能である。
【0024】押し付け部材34,35の表面は単なるゴ
ム層で覆うようにしてもよいし、多孔体層で覆うように
してもよい。多孔体層は、比較的硬くて腰のあるローラ
本体の表面に薄い表面層として形成され、水が染み込み
易く、かつ拭き取り材15,16に押し付けられると水
が滲出し易い性質を有する。多孔体層の表面は拭き取り
材15,16との間で大きな摩擦力を生じないよう平滑
に仕上げられている。多孔体層はゴムローラ、金属ロー
ラ等の表面に保水性のある樹脂製のスリーブを被せた
り、木綿等の繊維で出来た布や紐を巻き付けること等に
よっても形成することができる。
【0025】上記拭き取り材15,16に水を供給する
給水手段は、図2及び図3に示すように、給水タンク3
8と、給水タンク38から押し付け部材34,35へと
水を供給する導管39と、導管39上に設けられた電磁
弁40,41と、導管39の先端が押し付け部材34,
35に臨む個所に取り付けられたノズル42,43とを
具備する。給水タンク38内の水は電磁弁40,41の
開閉動作により導管39内に適量送り込まれ、ノズル4
2,43から押し付け部材34,35上へ吐出される。
ノズル42,43から吐出された水は押し付け部材3
4,35を介して拭き取り材15,16に染み込む。拭
き取り材15,16は水を含んだ湿潤状態で被印刷材4
の両側端部4a,4bから異物を拭き取る。印刷が停止
した時は電磁弁40,41が閉じて拭き取り材15,1
6への水の供給を停止する。もちろんノズル42,43
を拭き取り材15,16に対向させることで水を押し付
け部材34,35を介することなく拭き取り材15,1
6に直に供給することもできる。
【0026】次に、上記異物除去装置の作用について説
明する。
【0027】印刷機の始動に先立ち、被印刷材4の両側
端部4a,4bの印刷機内での位置に応じて、モータ1
3の駆動によりフレーム10a,10bの位置調節が行
われる。送りねじ9が回転してフレーム10a,10b
がガイドレール8上を移動しセンサ14が被印刷材4の
側端部4bを捉えたところでフレーム10a,10bが
停止する。これにより図3乃至図5に示すように拭き取
り材15,16が被印刷材4の両側端部4a,4bを夫
々表側と裏側から挟む。
【0028】一方、電磁弁40,41の開閉動作により
給水タンク38から水がノズル42,43へと供給され
る。ノズル42,43から吐出された水は押し付け部材
34,35を介し拭き取り材15,16に付着し染み込
む。
【0029】印刷機が始動し被印刷材4が給紙部2から
印刷部3へと走行し出すと、エアシリンダ34,35の
駆動により押し付け部材34,35が図6中実線位置か
ら二点鎖線位置へと移動し、拭き取り材15,16を被
印刷材4の両側端部4a,4bにおける表裏両面に押し
付ける。これにより、被印刷材4の両側端部4a,4b
は夫々拭き取り材15,16で拭われ、該両側端部4
a,4bに付着した紙粉等の異物が払拭除去される。ま
た、適度な水分を与えられ静電気が除去される。このよ
うにして両側端部4a,4bから異物を除去され静電気
が除去された被印刷材4は印刷機の印刷部3へと向かい
表裏両面又は片面に印刷される。
【0030】拭き取り材15,16は、その染み込んだ
水を介して被印刷材4の両側端部4a,4bから紙粉等
の異物を吸着除去する。紙粉等は水を含んで泥状にな
り、拭き取り材15,16の繊維又は網目に捕捉され、
回収ロール17に拭き取り材15,16と共に回収され
る。拭き取り材15,16はエアシリンダ23、モータ
26、摩擦クラッチ等の作用により所定長さずつ被印刷
材4の中央部近傍から側端部4a,4bの方に向かって
一定の張力下で弛むことなく繰り出される。拭き取り材
15,16は被印刷材4の中央部近傍から側端部4a,
4bに向かって送られるため、拭き取り材15,16に
一旦捕捉された異物が再び被印刷材4に付着するような
ことはない。
【0031】印刷の中断等により被印刷材4のスピード
が低下し又は停止した場合は、エアシリンダ36,37
の作動により、押し付け部材34,35及び拭き取り材
15,16が被印刷材4の表面から引き離されると共に
水の供給が止められる。これにより被印刷材4の破断、
拭き取り材15,16の湿し過ぎ等が防止される。
【0032】
【発明の効果】請求項1,4に係る発明によれば、紙粉
等の異物が殊に付着しやすい被印刷材の側端部から異物
を除去し適正な印刷を行うことができる。
【0033】請求項2に係る発明によれば、拭き取り材
で拭き取った異物の被印刷材への再付着を防止すること
ができる。
【0034】請求項3に係る発明によれば、拭き取り材
を被印刷材に適度に押し付けて異物の拭き取り効果を高
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る異物除去装置を装着した印刷機を
示す立面図である。
【図2】異物除去装置の概観を示す斜視図である。
【図3】異物除去装置の内部を示す斜視図である。
【図4】異物除去装置を示す平面図である。
【図5】異物除去装置を示す底面図である。
【図6】異物除去装置の押し付け部材を示す立面図であ
る。
【符号の説明】
1…異物除去装置 2…給紙部 3…印刷部 4…被印刷材 4a,4b…側端部 15,16…拭き取り材 34,35…押し付け部材 39…導管

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行する被印刷材をその側端部において
    表裏から挟むように配置される保水性のある拭き取り材
    と、該拭き取り材を上記被印刷材の側端部に押し付ける
    押し付け手段と、上記拭き取り材に水を供給する給水手
    段とを具備したことを特徴とする被印刷材用異物除去装
    置。
  2. 【請求項2】 上記拭き取り材は上記被印刷材の中央部
    近傍から側端部に向かって送られる帯材であることを特
    徴とする請求項1に記載の被印刷材用異物除去装置。
  3. 【請求項3】 上記押し付け手段は上記拭き取り材をそ
    の背面から上記被印刷材の側端部に押付ける押し付け部
    材であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    の被印刷材用異物除去装置。
  4. 【請求項4】 印刷機の給紙部と印刷部との間における
    被印刷材の走行路上に設置されたことを特徴とする請求
    項1乃至請求項3のいずれかに記載の被印刷材用異物除
    去装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113002167A (zh) * 2021-02-08 2021-06-22 广东新宏泽包装股份有限公司 一种全自动智能凹印版清洁保养设备及其实施方法
CN115464979A (zh) * 2021-10-25 2022-12-13 中建材(宜兴)新能源有限公司 一种丝网印刷网板油墨清理工艺

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