JP2001074565A - 温度管理部材 - Google Patents

温度管理部材

Info

Publication number
JP2001074565A
JP2001074565A JP24599499A JP24599499A JP2001074565A JP 2001074565 A JP2001074565 A JP 2001074565A JP 24599499 A JP24599499 A JP 24599499A JP 24599499 A JP24599499 A JP 24599499A JP 2001074565 A JP2001074565 A JP 2001074565A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
information
management
indicating member
indicating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24599499A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuharu Endo
光治 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to JP24599499A priority Critical patent/JP2001074565A/ja
Publication of JP2001074565A publication Critical patent/JP2001074565A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単でかつ低価格を実現するような温度管理
部材を提供すること。 【解決手段】 温度により反応して色が変化する示温部
材にて、所定の文字・記号・コードなどの管理情報10
を予め支持体3に形成し、前記示温部材の少なくとも予
め記録した前記管理情報の領域を選択的に異なった熱エ
ネルギーを印加することにより、該領域を占める示温部
材が異なる温度特性を有するようにしたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、青果物や生鮮品等
の温度管理に用いるラベルで、温度により変化する示温
部材を用いた温度管理部材に関し、特に、温度の暴露状
況が黙視あるいは機械読み取り可能な温度管理部材に関
する。
【0002】
【従来技術】従来の具体的な示温部材のうち温度に反応
して色が変化する示温材料として例えばスピロピラン
類、ビアントロンやジキサンチレン等の縮合芳香環の置
換したエチレン誘導体などのサーモクロミック有機色素
やCoCl2・2(CH2)6N4・10H2Oからなる金属錯塩結晶や電子
供与性呈色性化合物と電子受容性化合物と有極性有機化
合物の組み合せ等からなる示温材料を用いた温度管理用
ラベル等は、温度により色が変化する様子を視覚で判断
が行われている。
【0003】また、示温材料は大別すると可逆式と不可
逆式があり、可逆式は温度が上下するとそれに応じて何
回でも色が変化するタイプで、不可逆式はある温度で色
が変化すると元に戻らないタイプである。
【0004】可逆式の場台、飲み物のビ−ル等の飲み頃
サイン等に使用されたり視覚的に注意を促す等に使用さ
れている。
【0005】不可逆式は青果物や生鮮食料品等の温度管
理用として、温度履歴が残る特公昭58−1O7O9号
公報等のような、浸透材中を温度により粘性が変化する
インク(例えばオレイルアルコールに染料が溶けている
インク)が浸透するようになっており、その浸透長さに
より、設定温度以上の温度にどのくらいの時間曝された
かを確認できる。また、ラベル上に複数の層(インク
層、セパレート層、多孔質層、表示部)から構成され
る。セパレート層は、温度管理を開始する際に除去し、
多孔質層は浸透時問をコントロールする層である。この
いずれも低温不可逆性を実現するために、(室温より設
定温度が低い場合)温度管理を開始しない時の保存方法
手段が必要であり、高価で複雑な構造をしていた。
【0006】従来の技術について説明をしたが、特に簡
単でかつ低価格を実現するような温度管理部材を提供す
ることにあるが、かかる要望を実現する手段は現在のと
ころまだ知られていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】これを実現させるため
には温度により、発色濃度が変化してその変化が不可逆
的である示温部材を所定の支持部材等に形成する方法が
要望されるが、製作工程が複雑で高価になる問題点を有
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の温度管理
部材は、温度により反応して色が変化する示温部材に
て、所定の文字・記号・コードなどの管理情報を予め支
持体に形成し、前記示温部材の少なくとも予め記録した
前記管理情報の領域を選択的に異なった熱エネルギーを
印加することにより、該領域を占める示温部材が異なる
温度特性を有するようにしたことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の温度管理部材は、請求項1
記載の示温部材は所定温度以上で可視化する特性を有
し、前記管埋情報が品質保持期限切れを示す警告情報や
注意情報、温度管理されていないことを示す警告情報や
注意情報、あるいは加熱されたことを示す確認情報のい
ずれか一つであることを特徴とする。
【0010】請求項3記載の温度管理部材は、請求項1
あるいは請求項2記載の温度により反応して色が変化す
る示温部材にて、所定の文字・記号・コードなどの管理
情報を予め所定の方法で支持体に形成し、その後サーマ
ルプリンタにて追加情報を記録する際に、該サーマルプ
リンタにて前記示温部材の少なくとも予め記録した前記
管理情報の領域を選択的に異なった熱エネルギーを印加
することにより、該領域を占める示温部材が異なる温度
特性を有するようにしたことを特徴とする。
【0011】請求項4記載の温度管理部材は、所定の文
字・記号・コードなどの管理情報を予め記録した支持体
上に、温度により反応して色が変化する示温部材を所定
の方法で形成し、前記示温部材の少なくとも予め記録し
た前記管理情報の領域を選択的に異なった熱エネルギー
を印加することにより、該領域を占める示温部材が異な
る温度部材を有するようにしたことを特徴とする。
【0012】請求項5記載の温度管理部材は、請求項4
記載の前記示温部材は初期化により無色となり所定温度
以上で可視化する特性を有し、前記管理情報が品質保持
期限以内であることを示す品質保持情報、温度管理され
ていることを示す品質保持情報、あるいは未加熱である
ことを示す品質管理情報のいずれか一つであることを特
徴とする。
【0013】請求項6記載の温度管理部材は、請求項4
記載あるいは請求項5記載の所定の文字・記号・コード
などの管理情報を予め記録した支持体上に、温度により
反応して色が変化する示温部材を所定の方法で形成し、
その後サーマルプリンタにて追加情報を記録する際に、
該サーマルプリンタにて前記示温部材の少なくとも予め
記録した前記管理情報の領域を選択的に異なった熱エネ
ルギーを印加することにより、該領域を占める示温部材
が異なる温度特性を有するようにしたことを特徴とす
る。
【0014】請求項7記載の温度管理部材は、予め支持
体上に、温度に反応して色が変化する第1の示温部材に
て所定の文字・記号・コードなどの第1の管理情報を形
成し、該支持体上に所定の文字・記号・コードなどの第
2の管理情報を記録すると共に、第2の管理情報を記録
している支持体上に温度に反応して色が変化する第2の
示温部材を形成しておき、前記第1の示温部材の少なく
とも予め記録した前記第1の管理情報の領域を選択的に
異なった熱エネルギーを印加することにより、該領域を
占める第1の示温部材が異なる温度特性を有するように
し、しかも第2の示温部材の少なくとも予め記録した前
記第2の管理情報の領域を選択的に異なった熱エネルギ
ーを印加することにより、該領域を占める第2の示温部
材が異なる温度特性を有するようにしたことを特徴とす
る。
【0015】請求項8記載の温度管理部材は、請求項1
ないし7いずれか一記載の予め記録した情報は、示温部
材および一般部材にて形成されていることを特徴とす
る。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
ないし図8を参照して説明する。
【0017】まず、本発明において、示温部材は、電子
供与性呈色性化合物と電子受容性化合物、可逆材とバイ
ンダー樹脂から成っている部材を用いている。
【0018】一般的に電子供与性呈色性化合物は、発色
する前駆体化合物をいい、電子受容性化合物は顕色剤を
意味しており、この電子供与性呈色性化合物と電子受容
性化合物の相互作用が大きくなると発色し、その相互作
用が小さくなると消色する。本発明で使用される可逆材
は、この電子供与性呈色性化合物または電子受容性化合
物との相互作用を強めたり弱めたりすることにより、間
接的に電子供与性呈色性化合物と電子受容性化合物の相
互作用を可逆的に変化させることが可能な材料を言う。
【0019】図1にその原理を簡単に示す。電子供与性
呈色性化合物(ロイコ化合物も含まれる。)にクリスタ
ルバイオレットラクトン(CVL)、電子受容性化台物
に没食子酸プロビル(PG)、可逆材にコレステロール
(CL)を用いた場合を示す。
【0020】消色モードでは、CVLとPGの相互作用
が小さく、PGはCLと相互作用を強めている。発色モ
ードではCVLとPGの相互作用が大きく、PGとCL
の相互作用は小さい。
【0021】次に、図2を参照しながら、この系の熱力
学的可逆性を説明する。発色状態ではPGとCVLの相
互作用が強く、CLは単独で結晶状態で存在している。
この状態からこの示温部材の融点よりも加熱すると、流
動状態になり、PGとCVLは相互作用を弱め、PGは
CLとの相互作用が強まる。その状態から、急冷すると
CLはPGを取り込んだまま固化(アモルファス状態)
し、消色状態が保持される。その状態から、ガラス転移
点(Tg)以上の温度に加熱すると、PGの分子は急激
に拡散を開始するので、発色が進行する。このTgの温
度の前後で飛躍的にPGの拡散速度が変化する。さらに
Tc以上Tm未満まで加熱するとさらに拡散速度が早ま
り瞬時に発色する。
【0022】本発明の温度管理部材を具体的に説明す
る。図2の原理図において、本発明ではのエリア1に
おける示温部材の示温特性に着目して具体的な実施態様
を以下説明する。
【0023】のエリアはガラス転移温度Tgに達して
いない領域であるが、顕色剤の拡散は生じる。その速度
はガラス転移温度以上よりもかなり遅いものである。も
し、このガラス転移温度の前後を利用した青果物流通用
の温度管理部材である場合、設定温度は(ガラス転移温
度)が1O℃前後である。Tgが10℃である場合、荷
物の出し入れ時(数分間)には40℃程度である場合も
仮定される夏期には、直ち発色が開始してしまい、温度
や暴露時間の管理等はとてもできるものでない。そこ
で、Tgを30℃〜40℃程度に設定すると、荷物の出
し入れには多少発色が開始されるが、それほど影響は受
けない。
【0024】また、Tg以下では温度に敏感に反応し、
暴露温度により発色濃度が変化し、その濃度変化によ
り、通常の温度管理部材ではなかなか管理できない平均
暴露温度等も管理できる可能性がある。(Tg前後を利
用する温度管理部材の場合、特にこの前後では発色濃度
に差は現れるが、Tg以上での濃度差はそれほどな
い。)以上から考えても、青果物流通用に使用するには
Tg前後を利用する手段よりもTgを高めに設定して、
Tg以下の温度による濃度変化を利用する手段の方が適
していると言える。
【0025】具体的に本実施の形態に使用した示温部材
につてい説明する。
【0026】 <示温部材1> ロイコ染料:GN−2(山本化成社製ロイコ染料)…1重量部 顕色剤 :PG(没食子酸プロピル)…1重量部 可逆材 :PRN(プレグネノロン)…10重量部 樹脂 :Z45O(日本ゼオン社製 非晶質ポリオレフィン)… 4重量部 溶媒 :トルエン…84重量部 で構成する。
【0027】製造方法は、溶媒としてトルエンにZ45
0を50℃で加熱しながら攪拌し、完全に溶解する。こ
うして得られた樹脂溶液にロイコ染料、顕色剤、可逆材
をそれぞれ1、1、1O重量部の比で入れる。さらに、
Φ3mm程度のガラスビーズを液面とほぽ同じ程度まで
入れ、ペイントシェーカーで2時間分散し、塗工液を得
る。さらに塗工液を#40番のパーコータを用いてPE
T(38μm)に塗工して示温部材4を得る。示温部材
4はガラス転移温度が30.1℃であった。
【0028】図3を参照して温度管理部材1の断面図に
ついて説明する。図3において、温度管理部材1は白色
PETの基材2に、マイタック紙(ニチバン社製)12
を貼付等により形成する。このマイタニック紙12はサ
一マルヘッドからの熱の基材2への拡散を防止するため
のものである。
【0029】そして、前述した示温部材4が塗工してあ
るPET3をマイタニック紙12に貼る。さらに、示温
部材4の上部に保護層5を形成する。この保護層5はP
ENフィルム(2.5μm、ボリエチレンナフタレー
ト)を用い、その背面には、シリコーン系コーティング
材料(久保孝社製TS−200)を0.2μmの耐熱層
6塗工してある。
【0030】温度管理部材1の平面図について図4を参
照して説明する。前述したように、温度管理部材1は基
材2上に構成されている。
【0031】温度管理部材1は、商品情報7と温度管理
を行う温度管理情報8からなっている。温度管理部材1
はサーマルヘッドによる加熱、急冷により消色すること
ができる。サーマルヘッドは京セラ社製のKBE一56
−8MGK1を用いて行った。
【0032】印加パワー:O.3W 印字周期:5ms/line 繰り返し回数:2回(同一ラインに印加する回数) 印刷エネルギーはパルス幅を変化させることにより行
い、印加エネルギーと消色時の反射率のグラフおよび6
0℃2hr保存後における発色反射率のグラフを図5に
示す。(反射率は640nmの値である。)なお、反射
率の測定はミノルタ社製の測色計CM−503Cで行っ
た。
【0033】温度管理部材1のエネルギー印加前は、反
射率が約5%程度であり、発色した状態である。サーマ
ルヘッドで加熱・急冷すると反射率が約0.6mJ/d
otで最大値70%程度になる。(完全に消色された状
態である。なお、示温部材がない場台のマイタック紙上
の反射率は約72%であった。)サーマルヘッドでエネ
ルギーを印加した後、60℃2hr後の反射率は消色時
のエネルギーが小さい方が発色濃度が濃い(つまり、反
射率が小さい。) 完全に消色可能な0.6mJ/dotを境に、急激に6
O℃2hr後の発色濃度は低下する。−0.6mJ/d
ot以上のエネルギーを印加すると基材2のPETがガ
ラス転移温度以上に加熱され、基材2内に顕色剤が取り
込まれていくと考えられる。基材2内に取り込まれた顕
色剤は、温度管理部材1の60℃以下(PETのガラス
転移温度が70℃)で、容易に示温部材4内に再び出て
これない。青果物等に用いられる環境下では、消色状態
が維持されることになる。60℃はガラス転移温度3
0.1℃よりも十分高い温度であり、数分でほぽ飽和発
色濃度に達する温度である。60℃環境下で2hrも暴
露しているのは、完全に発色を進行させるためである。
【0034】以上述べた特性を利用して、温度管理部材
1の温度管理開始時における初期化設定方法を具体的に
説明する。図4に示すように、温度管理部材1は、2つ
の領域すなわち領域Aは温度管理情報8を表示する部位
を形成し、また領域Bは、商品情報7を表示する部位を
形成する。領域Aには、例えば、温度管理情報8を表示
する温度管理用コード10を形成する。また、領域B
に、例えば、商品情報7を表示する日付情報11、商品
管理用コード9を形成する。
【0035】以下、領域Aおよぴ領域Bの形成方法につ
いて説明する。領域Aは、温度の変化に対して、示温部
材4が敏感に反応する特性を保持するために、消色を印
加エネルギー0.5〜0.6mJ/dotで行う。すな
わち、図5の消色エネルギーを増加させた時の消色時の
反射率を示す実線のデータからわかるように、消色の反
射率が最大になる時の消色エネルギー以上のエネルギー
を加えないことである。そのような消色エネルギー以上
のエネルギーを印加した場合、破線で示した60℃2h
r後の反射率が急激に増加する。すなわち、この消色時
に反射率が最大になるエネルギー以上印加すると、消色
後の温度による発色が生じづらくなっている。さらにエ
ネルギーを増加すると0.8mJ/dot以上印加する
と、消色時の反射率と60℃2hr後の反射率に差が無
くなっており、消色時の反射率が維持される。
【0036】この特性を利用して、温度管理部材1の発
行方法を具体的に説明する。図4において、温度管理部
材1は前述したように温度に反応する領域Aと温度に鈍
感な領域Bを設ける。温度に敏感な領域Aは例えば、温
度管理コード10のようなバーコードを印刷する。この
領域Aの印刷方法は温度管理コード1Oのバーに相当す
る初めから発色している部分は前記サーマルヘッドの印
刷の際には消色エネルギーを全く印加しない。また、こ
の領域Aの初めの状態が消色した温度管理コード10の
スペース部分や空白部分は前記サーマルヘッドで印刷す
る際、0.55mJ/dotのエネルギーを印加する。
エネルギーが印加された部分は反射率が0.6程度まで
になり、消色した状態で固定される。この状態で固定さ
れた部分は、60℃環境下で2hr保存した場合、反射
率は0.07程度まで発色する。
【0037】また温度管理部材1は図6〜図8に示すよ
うな温度特性を有する。図6に示すように0℃、25
℃、40℃の各環境下で保存された24hr後の反射率
は、それぞれ、0.48、0.46、0.2、0.1であり、温度に応
じた反射率に変化し、図7より、初期の消色の反射率か
らの発色する度合いを示す反射率比は0.79、0.76、0.3
3、0.17も同様に変化する。ここで、反射比=時間毎の
反射率/消色時の反射率である。
【0038】図8は各温度における温度と反射率の関係
を示している。この図からもわかるように、0.55m
J/dotで消色された部分は温度により反応している
ことが分かる。従って、領域Aの消色部(温度管理用コ
ード10のスペース部分)と非消色部(温度管理用コー
ド1Oのバー部分)のコントラスト比が暴露温度や暴露
時問により低下し、スペース部分の反射率が0.3以下
の場合この前記温度管理コード10が認識できないよう
な読取装置があった場合、25℃で約7時間、4O℃で
3O分程度で警告を知らせることができる。また、反射
率を読取れるような装置であれば、より正確に暴露温度
の認識が可能である。
【0039】次に、領域Bの印刷方法について説明す
る。領域Bは商品情報7や日付情報11.商品管理用コ
ード9からなっており、温度に反応する必要がない部分
または反応してほしくない部分である。この領域Bの文
字、バーの部分は印刷時にエネルギーを印加しない。ま
た、バーや文字が印刷されない白色部分は、前記サーマ
ルヘッドで、前述したように領域Aのスペース部分より
さらに高いエネルギー0.84mJ/dot以上で印刷
する。このように印刷された領域Bの白色部分は、温度
に極めて鈍感である。消色時は領域Aの白色部分と同じ
0.6程度であり、6O℃環境下で2hr保存されて
も、発色があまり進行せず、0.56であり、温度に鈍
感であることがわかる。さらに印加エネルギーが高い1
mJ/dotで印刷された場合、消色時の反射率が維持
される。(60℃2hr環境下)このようにして得られ
た温度管理部材1は、領域Aでは、消色された部分が温
度により発色時間が異なる示温特性を示し、領域Bで
は、消色された部分が温度に反応せず、印刷された情報
が温度に依存せず、視認できる。すなわち、1つの示温
部材で印加するエネルギーを変化させることにより、温
度に反応する領域Aと温度に反応しない領域Bを得るこ
とができる。つまり、温度に反応する部分と商品情報等
のように温度に反応してほしくない部分の両立が可能に
なる。これは、前述したように、示温部材4が、塗工さ
れているPET3内部に、示温部材4の顕色剤が拡散し
たと考えられる。
【0040】この実施の形態では、下地にPET3を用
いたが、これに限るものでなく、環境温度以上で示温部
材4の材料の一部または全部が拡散すればよい。また、
顕色剤やロイコ染料もこれに限定されるものでない。ま
た可逆材においても設定温度に応じて他のステロイド類
が使用可能である。また、パインダー樹脂もこれに限る
ものでなく、ボリスチレン樹脂、スチレンメタクリル酸
共重合物、エチレン酢ビ樹脂等でも良い。ただし、用い
る可逆材や顕色剤の種類により、エネルギーの印加する
値が変化する。例えば、可逆材にコレステロールを使用
した場合、温度管理情報エリアを消色するエネルギ−E
1は約0.3mJ/dotで、商品コードを印刷するエ
リアの消色エネルギーは0.65mJ/dotで同じよ
うな効果が得られた。また、温度特性等が多少変化し、
敏感に反応するエリアが約5〜10℃前後であった。ま
た、Z450の樹脂をA−91(スチレンメタクリル酸
共重合体、大日本インキ社製)、可逆材にPRNを用い
ると敏感に反応する温度領域は25℃〜45℃になり、
温度特性が変化する。インクの材料や拡散する層の材料
により温度管理領域の消色エネルギ−E1と商品コード
領域のエネルギ−E2は変える必要がある。
【0041】電子供与性呈色性化合物として、ロイコオ
ーラミン類、ジアリールフタリド類ポリアリールカルビ
ノ一ル類、アシルオーラミン類、アリールオーラミン
類、口ーダミンBラクタム類、インドリン類、スピロビ
ラン類、フルオラン類、シアニン色素類、クリスタルバ
イオレット等の電子供与性有機物等が上げられる。
【0042】より具体的には、光源に赤色の光源を使用
する場台、青または黒色、青緑色に発色するロイコ染料
が使用可能である。
【0043】<黒系>は下記のようなロイコ染料等が使
用可能である。(これに限るものでない)PSD−15
O、PSD−184、PSD−300,PSD−80
2、PSDー290(日本曹達製) CP−101、BLACK−15、ODB(山本化成社
製)、 ETAC.ATP、BLACK−100、S−205、
BLACK−305、BLACK−5OO(山田化学社
製) TH−107(保土ケ谷化学社製) <青系>は下記のようなロイコ染料が使用可能である。
(これに限るものでない) CVL.BLMB(日本曹達社製)、BLUE−63、
BLUE−502(山本化成社製) BLUE−220(山田化学社製)、BLUE−3(保
土ケ谷化学社製) <青緑系>GN−169、GN−2、Green−40
(山本化成社製) Green−300(山田化学社製) これら材料が使用可能である。読取装置の光源の波長を
変更するだけで、赤系や黄色系の染料でもよい。
【0044】また、1種類の材料でなく混合してもよ
い。
【0045】電子受容性化合物は、本実施の形態の顕色
剤では、PGについて記載したが、これに限るものでな
くフェノ一ル類、フェノ一ル金属塩類、カルボン酸金属
塩類、スルホン酸、スルホン酸塩、リン酸類、リン酸金
属塩類、酸性リン酸エステル、酸性リン酸エステル金属
塩類、亜リン酸類、亜リン酸金属塩類等の酸化物等が使
用可能である。
【0046】例えば、2,4−ジヒドロキシアセトフェ
ノン(2,4−HAP)、2,5−HAP、2,6−H
AP、3,5−HAP、2,3,4−HAP 2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン(2,4−HB
P)、4,4′−HBP、2,3,4−HBP、2,
4,4′−HBP、2,2′,4,4′−HBP、2,
3−ジヒドロ安息香酸、3、5−ジヒドロ安息香酸メチ
ル、4,4′−ビフェノ一ル、2,3,4,4′−テト
ラヒドロキシベンゾフェノン等が使用可能である。
【0047】電子受容性化合物は発色速度に大きく影響
し(電子受容性化台物が可逆材と分離した後、電子供与
性化合物に会合し発色するまでの時間がこの材料により
大きく変わる。)、その材料を選定することにより、温
度特性をいろいろ変えることができる。
【0048】そして、可逆材を変えることにより、消色
エネルギ−E1,E2は、変化し、樹脂との組み合せに
より温度特性も変化する。可逆材として使用可能な材糾
としては、Stanolone、β−Sitosterol、Methylandrost
enediol、Estradiol、Benzoate、Pregnenolone Acetat
e、Androsterone、11Hydroxyprogesterone Acetate、Es
milagenin等がある。
【0049】ここで、パインダー樹脂としては、温度特
性に応じて、ポリエチレン類、塩素化ポリエチレン類、
エチレン・酢酸ビニル共重合物、エチレン・アクリル酸
・無水マレイン酸共重合物などのエチレン共重合物、ポ
リブタジエン類、ポリエチレンテレフタレート、ポリブ
チレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなど
のポリエステル類、ポリプロピレン類、ポリイソブチレ
ン類、ポリ塩化ビニル類、ポリ塩化ビニリデン類、ポリ
酢酸ビニル類、ポリビニルアルコール類、ポリビニルア
セタール類、ポリビニルブチラール類、フッ素樹脂類、
アクリル樹脂類、メタクリル樹脂類、アクリロニトリル
共重合体類、ポリスチレン、ハロゲン化ポリスチレン、
スチレンメタクリル酸共重合体等のスチレン共重合体
類、アセタール樹脂類、ナイロン66などのポボリアミ
ド類、ポリカーボネート類、セルロース系樹脂類、フェ
ノ一ル樹脂類、ユリア樹脂類、エポキシ樹脂類、ポリウ
レタン樹脂類、ジアリールフタレート樹脂類、シリコー
ン樹脂類、ポリイミドアミド類、ポリエーテルスルホン
類、ポリメチルペンテン類、ポリエーテルイミド類、ポ
リビニルカルバゾール類、非晶質系ポリオレフィン等が
上げられる。これら樹脂を1つまたは複数の樹脂を混合
して用いる。
【0050】次に、示温部材・材料を使用した本願発明
の第2の実施の形態を説明する。
【0051】上記した第1の実施の形態では、PETの
基材2が使用されたがこれに限るものでなく、基材上に
塗工された層が示温部材の一部または全部の材料を相溶
することがある温度以上で可能な材料ならば良い。ま
た、示温部材として、ロイコ染料、顕色剤、可逆材のリ
ライタブル系を用いたがこれに限るものでなく、例え
ば、ロイコ染料と顕減色剤の組み合せによる物でもよ
い。また、第1の実施の形態ではラベル状にしたものを
用いたが、熱転写インクリボンの形態、感熱紙の形熊に
示温部材と示温部材拡散層を設けてやればよいので、イ
ンク形態として、いわゆる有版印刷インクを形成しラベ
ル上に形成する際に情報を印刷しつつ一部に文字やコー
ドを形成し一部にべた印刷することにより、示温材料に
て一部が文字コードでかつ一部がサーマルヘッドで追記
可能なラベルが形成可能である。もちろん、熱転写イン
クリボンによりラベル上に文字コードとべた印字を行っ
てもよい。むろん、追記情報が不要であれば文字コード
のみを印刷すれば温度管理ラベルが形成される。
【0052】このような温度管理ラベルを温度上昇によ
り品質が悪化するような商品の機械読み取り管理に使用
する例を前述したがここでは、予め示温インクにて印刷
しておく情報について図9を参照して説明する。予め印
刷する商品情報として一般的には製造国、メーカー、商
品番号を含んだJANコードなどがあり、これについて
は前述の機械読み取りができなくなることなどで温度管
理するものであるが、目視により確認できるものをわか
りやすく印刷しておき、物流や保管上の管理が機械がな
くともできるあるいは一般者にも理解できるように表示
することができる。
【0053】例えば、図9(A)に示すように、ラベル
20に『品質保持期限切れです。』という警告情報21
を示温インクで印刷し、商品管理用コード22及び店名
情報23を通常インクで印刷しておく。
【0054】そして、イニシャライズ処理として、リス
タート(加熱)することにより、『品質保持期限切れで
す。』という警告情報21を無色にする。
【0055】そして、このように処理されたラベル20
を温度管理により品質が保持される商品に添付してお
く。その後物流あるいは保管上に温度上昇があれば、
『品質保持期限切れです。』という警告情報21が出現
する。
【0056】このように物流あるいは保管上に温度上昇
があれば、『品質保持期限切れです。』という警告情報
21を出現させるようにしたので、一般者にも品質管理
上の問題があったことがわかり、食品衛生上の事故防止
などが可能となる。
【0057】また、物流業者や流通業者の管理がなされ
た商品であることの証明にもなり、信用と信頼を維持で
きる。食品では、消費者が自宅の冷蔵庫に入れるまでの
時間が長かったり、一度に使い切らず数回出し入れした
場合の品質保持指標ともなる。食品に限らず薬品や原材
料、トナーなどの温度管理が必要な商品で一般者の管理
も必要な商品にはそれぞれの商品の品質の劣化の影響を
明確に現すネガティブな表示をすべきであり、色も警
告、注意を明示できるものがよい。なお、警告情報21
として、『賞味期限切れです。』という表示であっても
良い。さらに、警告情報21として、『温度管理されて
いません。』という表示であっても良く、『加熱されて
います。』のような確認情報であっても良い。この確認
情報は、使用時に加熱が必要な食品などに対して、加熱
された場合には、『加熱されています。』というような
確認情報を表示させるようにしても良い。
【0058】予め印刷することによりサーマルヘッドに
よる加熱面積を少なくすることができるので、サーマル
ヘッド寿命を長くすることができる。あるいは、べた加
熱のみにすることも可能であり、通常のヒータなどの低
価格な加熱装置での使用(リスタート)も可能となる。
【0059】さらに、上記した示温部材・材料を使用し
た本発明の第3の実施の形態について説明する。上記第
1の実施の形態では、PETの基材2が使用されたがこ
れに限るものでなく、基材上に塗工された層が示温部材
の一部または全部の材料を相溶することがある温度以上
で可能な材料ならば良い。また、示温部材として、ロイ
コ染料、顕色剤、可逆剤のリライタブル系を用いたがこ
れに限るものではなく、例えば、ロイコ染料と顕減色剤
の組み合わせによる物でもよい。また、第1の実施の形
態ではラべル状にしたものを用いたが、熱転写インクリ
ボンの形態、感熱紙の形態に示温部材と示温部材拡散層
を設けてやればよい。
【0060】このような温度管理ラベルを温度上昇によ
り品質が悪化するような商品の機械読み取り管理に使用
する例を前述したがここでは、予め印刷しておく情報に
ついての第3の実施の形態を図10を参照しながら説明
する。
【0061】商品情報として一般的には製造国、メーカ
ー、商品番号を含んだJANコードなどがあるが、これ
を示温部材にて形成し、コード自体の濃度コントラスト
が変化し機械読み取りができなくなることなどで温度管
理するものを前述したが、この第3の実施の形態では、
このような商品情報や文字やコードを通常インクにて印
刷しておき、該当部分を覆うように示温部材をべた印刷
しておき、初期から表示したい部分をサーマルヘッドに
より加熱し無色にしておく。その後温度管理状態が良く
なければ表示されていたコードや文字情報などが読み取
れなくなり温度管理状態を確認可能となる。
【0062】この情報としては、黙視により確認できる
ものをわかりやすく印刷しておき、物流や保管上の管理
が機械がなくともできるあるいは一般的にも理解できる
ように表示することができる。
【0063】たとえば、図10(A)に示すように、
『品質保持期限以内です。』のような品質維持中である
という品質保持情報31を通常インクでラベル30上に
プレ印刷しておく。また、このラベル30上に商品管理
コード32、店名情報33を通常インクで印刷してお
く。
【0064】さらに、図10(B)に示すように、品質
保持情報31を覆うように示温部材41をべた印刷して
おく。さらに、示温インクで商品管理コード32を上記
商品管理コード32の上から印刷する。
【0065】そして、イニシャライズ処理として、リス
タート(加熱)することにより、品質保持情報31を覆
っている示温部材41を無色にしてから、図10(C)
に示す状態で、温度管理により品質が保持される商品に
ラベル30を添付しておく。
【0066】そして、その物流あるいは保管上に温度上
昇があれば、図10(D)に示すように、示温部材41
が有色化されるので、『品質保持期限以内です。』のよ
うな品質維持中であるという表示を見えなくさせること
ができる。
【0067】また、商品管理コード42が有色化される
ため、商品管理コード32と商品管理コード42とが重
なってしまうため、このコードを機械で読み取ることが
できなくなる。
【0068】このように、機械でコードを読み取ること
ができなくなったり、『品質保持期限以内です。』の文
字情報が見えなくなることにより、一般者にも品質管理
上の問題があったことがわかり、食品衛生上の事故防止
などが可能となる。また、物流業者や流通業者の管理が
なされた商品であることの証明にもなり、信用と信頼を
維持できる。
【0069】なお、品質保持情報31として、『温度管
理されています。』というような情報でも良く、『未加
熱です。』という確認情報であっても良い。
【0070】食品では、消費者が自宅の冷蔵庫に入れる
までの時間が長かったり、一度に使い切らず数回出し入
れした場合の品質保持指標ともなる。食品に限らず薬品
や原材料、トナーなどの温度管理が必要な商品で一般者
の管理も必要な商品にはそれぞれの商品の品質保持状況
を明確に現す表示をすべきであり、色も利用できる。
【0071】予め印刷することによりサーマルヘッドに
よる加熱面積を少なくすることができサーマルヘッド寿
命が長くなる。あるいはべた加熱のみにすることも可能
であり通常のヒータなどの低価格な加熱装置での使用も
可能となる。
【0072】また、ラベル20に警告情報21を示温イ
ンクで印刷すると共に、図10に示すような品質保持情
報31を通常インクで印刷しておき、この品質保持情報
を覆うように示温部材41を覆うようにべた印刷してお
くようにしても良い。
【0073】なお、サーマルヘッドに限らず、レーザ等
の熱源の寿命は長くなる。
【0074】なお、サーマルプリンタは、ソリッドステ
ートのヘッドに限らず、レーザーサーマルプリンタ等記
録ヘッドは何でも良い。
【0075】
【発明の効果】請求項1ないし請求項8記載の発明によ
れば、温度管理部材により、ラベル感覚で温度の管理が
可能になった。また、感熱紙の形態にすれば、従来のラ
ベルを発行する感覚で温度を管理することができるの
で、特別な装置が必要なく温度管理が可能である。一つ
の示温部材で商品情報と温度管理情報の記録が可能にな
り、安価な温度管理部材が供給可能になった。さらに、
一般者に物流時、流通時、保管時での注意警告あるいは
品質保持状態を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に使用したリライタ
プル系の基本原理図。
【図2】同第1の実施の形態に使用したリライタプル系
の示温部材への適用原理図。
【図3】同第1の実施の形態の温度管理部材の断面図。
【図4】同第1の実施の形態の温度管理部材を示す図。
【図5】同第1の実施の形態の示温部材消色特性を示す
図。
【図6】同第1の実施の形態の温度特性(反射率)を示
す図。
【図7】:同第1の実施の形態の温度特性(反射率比)
を示す図。
【図8】同第1の実施の形態の温度特性(時間と温度特
性)を示す図。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る示温管理部材
の構成を示す図。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係る示温管理部
材の構成を示す図。
【符号の説明】
2…温度管理部材 3…PET 4…示温部材 5…保護層 6…耐熱層 7…商品情報 8…温度管理情報 9…商品管理用コード 10…温度管理用コード 11…日付情報。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度により反応して色が変化する示温部
    材にて、所定の文字・記号・コードなどの管理情報を予
    め支持体に形成し、前記示温部材の少なくとも予め記録
    した前記管理情報の領域を選択的に異なった熱エネルギ
    ーを印加することにより、該領域を占める示温部材が異
    なる温度特性を有するようにしたことを特徴とする温度
    管理部材。
  2. 【請求項2】 前記示温部材は所定温度以上で可視化す
    る特性を有し、前記管埋情報が品質保持期限切れを示す
    警告情報や注意情報、温度管理されていないことを示す
    警告情報や注意情報、あるいは加熱されたことを示す確
    認情報のいずれか一つであることを特徴とする請求項1
    記載の温度管理部材。
  3. 【請求項3】 温度により反応して色が変化する示温部
    材にて、所定の文字・記号・コードなどの管理情報を予
    め支持体に形成し、その後サーマルプリンタにて追加情
    報を記録する際に、該サーマルプリンタにて前記示温部
    材の少なくとも予め記録した前記管理情報の領域を選択
    的に異なった熱エネルギーを印加することにより、該領
    域を占める示温部材が異なる温度特性を有するようにし
    たことを特徴とする請求項1あるいは請求項2記載の温
    度管理部材。
  4. 【請求項4】 所定の文字・記号・コードなどの管理情
    報を予め記録した支持体上に、温度により反応して色が
    変化する示温部材を形成し、前記示温部材の少なくとも
    予め記録した前記管理情報の領域を選択的に異なった熱
    エネルギーを印加することにより、該領域を占める示温
    部材が異なる温度特性を有するようにしたことを特徴と
    する温度管理部材。
  5. 【請求項5】 前記示温部材は初期化により無色となり
    所定温度以上で可視化する特性を有し、前記管理情報が
    品質保持期限以内であることを示す品質保持情報、温度
    管理されていることを示す品質保持情報、あるいは未加
    熱であることを示す品質管理情報のいずれか一つである
    ことを特徴とする請求項4記載の温度管理部材。
  6. 【請求項6】 所定の文字・記号・コードなどの管理情
    報を予め記録した支持体上に、温度により反応して色が
    変化する示温部材を所定の方法で形成し、その後サーマ
    ルプリンタにて追加情報を記録する際に、該サーマルプ
    リンタにて前記示温部材の少なくとも予め記録した前記
    管理情報の領域を選択的に異なった熱エネルギーを印加
    することにより、該領域を占める示温部材が異なる温度
    特性を有するようにしたことを特徴とする請求項4記載
    あるいは請求項5記載の温度管理部材。
  7. 【請求項7】 予め支持体上に、温度に反応して色が変
    化する第1の示温部材にて所定の文字・記号・コードな
    どの第1の管理情報を形成し、該支持体上に所定の文字
    ・記号・コードなどの第2の管理情報を記録すると共
    に、第2の管理情報を記録している支持体上に温度に反
    応して色が変化する第2の示温部材を形成しておき、前
    記第1の示温部材の少なくとも予め記録した前記第1の
    管理情報の領域を選択的に異なった熱エネルギーを印加
    することにより、該領域を占める第1の示温部材が異な
    る温度特性を有するようにし、しかも第2の示温部材の
    少なくとも予め記録した前記第2の管理情報の領域を選
    択的に異なった熱エネルギーを印加することにより、該
    領域を占める第2の示温部材が異なる温度特性を有する
    ようにしたことを特徴とする温度管理部材。
  8. 【請求項8】 予め記録した情報は、示温部材および一
    般部材にて形成されていることを特徴とする請求項1な
    いし7いずれか一記載の温度管理部材。
JP24599499A 1999-08-31 1999-08-31 温度管理部材 Pending JP2001074565A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24599499A JP2001074565A (ja) 1999-08-31 1999-08-31 温度管理部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24599499A JP2001074565A (ja) 1999-08-31 1999-08-31 温度管理部材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001074565A true JP2001074565A (ja) 2001-03-23

Family

ID=17141899

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24599499A Pending JP2001074565A (ja) 1999-08-31 1999-08-31 温度管理部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001074565A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3578391B2 (ja) 温度管理部材及びこれを用いた温度管理方法
US7166558B2 (en) Thermal imaging system
US6010808A (en) Rewritable thermal recording medium and recording method
JP4117080B2 (ja) 可逆記録媒体、該可逆記録媒体を使用した記録方法および可逆記録装置
JPH11248552A (ja) 温度管理部材及び温度管理方法
JP3578392B2 (ja) 示温部材の初期化制御方法及び温度管理部材
JPS63173684A (ja) 可逆性記録材料
JP2001041830A (ja) 示温材料および温度管理部材
JP3604076B2 (ja) 示温材料
JP2002144729A (ja) 商品ラベル
JP2001141577A (ja) 温度管理方法および温度管理部材
JP2001074565A (ja) 温度管理部材
JP2001116628A (ja) 温度管理ラベル
JP2000131151A (ja) 温度管理部材
JP2001066196A (ja) 温度管理部材
JP2001116627A (ja) 温度管理用紐部材及びその供給装置
JP2001034172A (ja) 温度管理部材及び温度管理ラベル
JP4397541B2 (ja) 画像記録媒体、画像記録方法及び画像書き込み装置
JP2000327942A (ja) マイクロカプセル色剤
JP2000227365A (ja) 温度管理部材及び温度管理方法
JP3506781B2 (ja) 可逆性感熱記録媒体
JPS6381082A (ja) レ−ザ−多色記録方法
JP2003241338A (ja) 可逆画像記録媒体および方法
JP2002225443A (ja) 画像形成方法
JP2001311930A (ja) 可逆記録媒体、該可逆記録媒体を使用した記録方法および可逆記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041019

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050426