JP2001066755A - 写真フィルム用エンベロッパ - Google Patents

写真フィルム用エンベロッパ

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JP2001066755A
JP2001066755A JP24491599A JP24491599A JP2001066755A JP 2001066755 A JP2001066755 A JP 2001066755A JP 24491599 A JP24491599 A JP 24491599A JP 24491599 A JP24491599 A JP 24491599A JP 2001066755 A JP2001066755 A JP 2001066755A
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Japan
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film
photographic film
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sheet
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JP24491599A
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Masuo Kawaguchi
益男 川口
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Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 写真フィルムを、フィルム用シートに連接形
成されたポケット部に収納する写真フィルム用エンベロ
ッパ。収納操作面を備えたエンベロッパ本体と、個々の
ポケット部を収納操作面上の被収納位置に供給するフィ
ルム用シート供給機構と、写真フィルムをポケット内に
挿入する写真フィルム挿入機構とを備えた写真フィルム
用エンベロッパにおいて、カール傾向のある写真フィル
ムでも、ポケット部に円滑に挿入される写真フィルム用
エンベロッパを提供する。 【解決手段】 被収納位置に供給されたポケット40p
を挟んで収納操作面と対向する棒状のフィルム案内部材
30を、上下に揺動自在に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真フィルム用エ
ンベロッパに関し、より具体的には、写真フィルムを、
フィルム用シートに連接形成されたスリーブ状のポケッ
ト部に収納する写真フィルム用エンベロッパに関する。
【0002】
【従来の技術】上記の写真フィルム用エンベロッパとし
ては従来、収納の操作を行うための収納操作面を備えた
エンベロッパ本体と、フィルム用シートの個々のポケッ
ト部を収納操作面上に設置された被収納位置に供給する
フィルム用シート供給機構と、写真フィルムを、被収納
位置に配置されたポケット部内に挿入する写真フィルム
挿入機構とを備えたものが知られている。この従来例で
は、収納操作面は平坦なテーブル面として構成され、フ
ィルム用シート供給機構は、フィルム用シートを上下か
ら挟着しながら搬送するローラ対等で構成され、写真フ
ィルム挿入機構もまた、上下から挟着しながら搬送する
ローラ対等で構成されている。また、写真フィルム挿入
機構による写真フィルム挿入操作の際に、被収納位置に
配置されたフィルム用シートのポケット部の中に写真フ
ィルムが円滑に進入するように、写真フィルム挿入機構
には、フィルム用シートのポケット部の入口部分を上下
に充分に開いた状態に保持すると同時に、この開かれた
入口部分まで写真フィルムの先端を案内するための漏斗
状の案内部材が設けられている。尚、ポケット部を構成
する上下2枚のシート本体は、写真フィルムの挿入方向
に関して前記案内部材よりも下流側においては、単に自
重で収納操作面に対して載置された状態になっている。
そして、被収納位置に配置されているポケット部内に挿
入された写真フィルムは、その隣接する画像どうしの間
に形成されている素抜け部を、ポケット部の入口部分よ
りも少し上流側に設置されたカッター手段によって切断
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、現像と乾燥の
各処理を終えてポケット部に挿入される写真フィルム
は、必ずしも平坦な形状を示しておらず、乳剤面側と非
乳剤面側の間の特性の相違から、ポケット部への挿入方
向を横断する切断面において(特に上向きの凸状の)円
弧を描くようなカール傾向を有する。他方、フィルム用
シートの多くは、非常に薄い膜状の材料を2枚合わせて
作製されているので、シート本体に小さな襞(ひだ)が
形成された状態で被収納位置に配置されている場合があ
る。そのために、特に、上向きの凸状のカール傾向を有
する写真フィルムを挿入する場合など、前記案内部材を
越えた位置からポケット部の底部の位置の間で、写真フ
ィルムの先端が上側のシート本体の襞に引っ掛かり、円
滑に挿入されない虞があった。
【0004】したがって、本発明の目的は、上に例示し
た従来技術による写真フィルム用エンベロッパの持つ前
述した欠点に鑑み、カール傾向を有する写真フィルムで
も、フィルム用シートのポケット部に円滑に挿入される
写真フィルム用エンベロッパを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、上記目的を達成するために、本発明に係る写真フィ
ルム用エンベロッパは、特許請求の範囲の請求項1から
8に記された特徴構成を備えている。因みに、本発明の
請求項1による写真フィルム用エンベロッパは、さら
に、前記被収納位置に供給された前記ポケット部を挟ん
で前記収納操作面と対向するフィルム案内部材が設けら
れていることを特徴構成としている。
【0006】このような特徴構成を備えているために、
本発明の請求項1による写真フィルム用エンベロッパで
は、上向きの凸状の例を含めて種々のカール傾向を有す
る写真フィルムが、前記フィルム案内部材によってカー
ル傾向を抑制された状態で、言い換えれば、より平坦な
状態に矯正された状態で挿入されて行くので、或いは、
前記フィルム案内部材によってシートの襞の上下方向の
凹凸傾向が抑えられた状態で写真フィルムが挿入されて
行くので、シートの襞に引っ掛かり難くなり、その結
果、フィルム用シートのポケット部への挿入がより円滑
になされる。
【0007】より具体的には、前記フィルム案内部材
は、前記ポケット部内に挿入された写真フィルムの挿入
方向に沿って延びる部材とすれば良い。
【0008】さらに具体的には、前記フィルム案内部材
は、前記ポケット部の幅方向の中間部にて前記挿入方向
に延びる棒状ガイド本体を備え、前記棒状ガイド本体と
前記収納操作面の間には、一枚の写真フィルムを収納し
た状態の前記ポケット部の厚さを超える所定間隙が設け
られている構成とすれば良い。このような構成とすれ
ば、種々の形態のカール傾向によって袋状のフィルム用
シート内で上下方向に浮き上がろうとする写真フィルム
がより平坦な状態に押え込まれ、フィルム用シートの襞
により引っ掛かり難くなる。そして、前記所定間隙によ
って、棒状ガイド本体と前記収納操作面の間には、写真
フィルムの進入を妨げない適切な厚さの空間が形成され
る。また、この場合、フィルム案内部材は、ポケット部
の幅方向の中間部にて延びるだけなので、オペレータが
写真フィルムの大半の部位を見ることを妨げないので、
画像どうしの間に形成された素抜け部を切断ラインに合
わせる作業などが行い易い。また、このように非常に有
効なフィルム案内部材が、構造的に非常に簡単な部材で
実現される。
【0009】特に、前記棒状ガイド本体は、前記所定間
隙を保持した第1姿勢と、前記所定間隙を超える間隙を
前記棒状ガイド本体と前記収納操作面の間に形成した第
2姿勢の間で位置切り替え可能に支持されている構成と
することができる。このように構成すれば、通常は、フ
ィルム案内部材は、写真フィルムの円滑な挿入を可能と
する第1姿勢にありながら、写真フィルム用エンベロッ
パの下部や背面部などに設置されたフィルム用シート格
納部内から引き出されたフィルム用シートの先端をフィ
ルム案内部材の下を潜(くぐ)らせてセットする作業等
は、棒状ガイド本体と収納操作面の間により充分な間隙
を形成した第2姿勢で効率良く行うことができる。
【0010】この時、前記フィルム案内部材は、前記棒
状ガイド本体の両端からクランク状に延びた一対の基端
部を備え、且つ、前記フィルム案内部材はこれら基端部
に配置された水平軸芯周りで揺動可能に支持された構成
とし、さらに、前記棒状ガイド本体を前記第1姿勢に付
勢する付勢手段を設ければ良い。
【0011】或いは、前記フィルム案内部材は、前記挿
入方向に延びる板状ガイド本体を備え、前記板状ガイド
本体と前記収納操作面の間には、一枚の写真フィルムを
収納した前記ポケット部の厚さを超える間隙が設けられ
た構成とすることができる。このような構成とすれば、
種々の形態のカール傾向によって袋状のフィルム用シー
ト内で上下方向に浮き上がろうとする写真フィルムがよ
り平坦な状態に押え込まれ、フィルム用シートの襞によ
り引っ掛かり難くなる。そして、前記所定間隙によっ
て、棒状ガイド本体と前記収納操作面の間には、写真フ
ィルムの進入を妨げない適切な厚さの空間が形成され
る。
【0012】前記板状ガイド本体は、前記板状ガイド本
体の下に供給されたフィルム用シートを上方から透視可
能な材質からなる構成とすることができる。このような
構成とすれば、挿入中の写真フィルムを見ることができ
るので、画像どうしの間に形成された素抜け部を切断ラ
インに合わせる作業などが行い易い。より具体的には、
板状ガイド本体は、滑らかで平坦な上下面を備えた透明
なアクリル樹脂製などで形成すれば良い。
【0013】前記間隙を保持した状態で前記板状ガイド
本体を前記エンベロッパ本体に対して位置決めする手段
として、前記フィルム案内部材に前記板状ガイド本体の
両端から延びた一対の支持手段を設ければ良い。
【0014】さらに、前記支持手段の各々に、前記フィ
ルム案内部材を前記エンベロッパ本体に対して着脱する
ための操作抓みを取り付ておくことができる。このよう
に構成すれば、オペレータは、写真フィルム用エンベロ
ッパの下部や背面部などに設置された格納部内から引き
出されたフィルム用シートの先端をフィルム案内部材の
下を潜(くぐ)らせてセットする作業等は、操作抓みを
介して前記フィルム案内部材を前記エンベロッパ本体か
ら取り外すことによって円滑に実行できる。
【0015】本発明によるその他の特徴および利点は、
以下図面を用いた実施形態の説明により明らかになるで
あろう。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態の一例について
図面に基づいて解説する。本発明の写真フィルム用エン
ベロッパの一例について、図面に基づいて解説する。図
1から図3および図9に全体像を示された写真フィルム
用エンベロッパは、透明または半透明の樹脂製のフィル
ム用シート40に多数連接されたポケット40pの個々
に、長尺の写真フィルムF(ネガフィルムまたはポジフ
ィルム)を収納するエンベロッパ部2と、長尺の写真フ
ィルムFを、原則として6駒分の画像駒がフィルム用シ
ート40内に収納された状態で、画像どうしの間に形成
された素抜け部で切断することによって、ポケット40
p内に収納された短いピース状写真フィルムPを次々に
作り出していくカッター部1とからなる。また、この写
真フィルム処理装置には、後述するエンベロッパ部2の
駆動部分の操作を制御するコントロール部が設けられて
いる。この写真フィルム用エンベロッパは、写真フィル
ムを現像し、現像完了した写真フィルムに基づいて印画
紙に露光して銀塩プリントを作成するプリンタプロセッ
サ(不図示)に隣接配置して使用することができる。
【0017】(カッター部の構成)図3に示されるよう
に、カッター部1は、前記プリンタープロセッサー(上
流側の一例)などから、または手動により、矢印の向き
に供給された長尺の写真フィルムFを支持するためにほ
ぼ水平に設置された無色透明なアクリル製の上流側ビュ
アー板4と、上流側上流側ビュアー板4上から下流側に
はみ出した写真フィルムFの部位を切断するためのカッ
ター10と、上流側ビュアー板4上の写真フィルムFを
下方から照射する光源8とを備えている。尚、この実施
形態では、長尺の写真フィルムFは、24駒または36
駒の画像駒を有する35mmフィルムを意味し、オペレ
ータがこのフィルムを手動で(図3の右横向き矢印のよ
うに)上流側ビュアー板4上に載置する。図7に明示さ
れるように、カッター10は、上流側ビュアー板4の下
流側端部(これは切断ラインL0と一致している)の上
流側に配置された下刃12と、切断ラインL0を挟んで
下刃12の下流側に隣接した上刃14とからなる。上刃
14は固定された下刃12に対して、図1から図3に示
された揺動式の写真フィルムカットレバー15を介した
手動操作で、揺動操作される。下刃12と上刃14の境
界線は、切断ラインL0と一致するように構成されてい
る。
【0018】図7に示されるように、上流側ビュアー板
4のほぼ水平な下面4bの上流側の端部付近には、下面
4bから垂直に延びた上流側端面4cがあり、この上流
側端面4cの上流側に隣接した空間4sに光源8が収納
されている。光源8は、上流側ビュアー板4の上流側端
面4cに白色の光を発する発光ダイオードからなる。他
方、上流側ビュアー板4の水平な下面4bの下流側の端
部付近は、上流側ビュアー板4のほぼ水平な上面4aか
ら垂直に延びた第1端面4dと、下面4bから下流側に
傾斜して延びた第3端面4fと、第3端面4fより大き
く傾斜する形で第1端面4dと第3端面4fを連結する
第2端面4eとからなる。また、下刃12は、第1端面
4dから第2端面4eまで延びている。さらに、上流側
ビュアー板4の下面に反射部材層6が形成されている。
反射部材層6は、上流側ビュアー板4の下面に沿って延
びた乱反射面を形成する。形成された反射部材層6を構
成している微粒子は、乱反射面を形成すると同時に、上
流側ビュアー板4の断面内に一旦進入した光線が外部に
逃げるのを防ぐ。
【0019】そこで、光源8から発した光線の大半は、
上流側端面4c(ここには、反射部材層は設けられてい
ない)から上流側ビュアー板4の断面内に入射後、反射
部材層6を照射しながら、上流側ビュアー板4の無色透
明なアクリル素材内を進行し、第1端面4d、および、
第2端面4eの反射部材層6で反射されて上方に向か
い、上流側ビュアー板4の切断ライン上の写真フィルム
(FまたはP)を下方から照射してこれを透過し、最終
的に、オペレータの目Eに到達する。すなわち、図7に
例示されるように、光源8から発されて、上流側ビュア
ー板4の断面内に入射した光線は、上流側ビュアー板4
又は写真フィルムの面に下刃12の影を形成すること無
く、上流側ビュアー板4の最下流側端面である第1端面
4dまで直接的に到達して、ビュアー板の下流側端面上
流側ビュアー板4の切断ライン上の写真フィルム(Fま
たはP)を照射する。また同時に、上流側ビュアー板4
の断面内に入射した光線は、反射部材層6に基づいて良
好な光輝面を形成する。
【0020】図5に明示されるように、上流側ビュアー
板4の上面4aには、切断ラインを写真フィルム上にあ
る画像駒どうしの境界領域内に納める際に参考となる目
安として、参考ラインL1,L2が目盛られている。ま
た、上流側ビュアー板4の上面4aからは、上流側から
供給された35mm写真フィルムFを正確に案内するた
めの一対の第1および第2案内面16,18が垂直に延
びている。すなわち、一対の案内面16,18どうしの
幅は35mmに設定されている。
【0021】そして、図5に示されるように、第1案内
面16付近の下流側端部付近には、上流側ビュアー板4
に上下方向に貫通した貫通孔が設けられており、ここに
上流側ビュアー板4上の写真フィルムFを下流側(すな
わち、下流側端面上流側ビュアー板4上のフィルム用シ
ート40内)に排出するための搬送ローラ20,22
(写真フィルム挿入機構の一例)が設けられている。搬
送ローラ20,22の外周部どうしは、丁度上流側ビュ
アー板4の上面4aに載置された写真フィルムFと同じ
高さで密着し合っている。そして、下側の搬送ローラ2
2は、写真フィルム挿入モータM1によって回転操作さ
れる。ここでは、写真フィルム挿入モータM1を回転操
作するスイッチの役目を写真フィルムカットレバー15
が果たしている。写真フィルムカットレバー15は通常
は付勢手段の働きで中間のホームポジションに位置して
おり、オペレータがこのホームポジションから写真フィ
ルムカットレバー15を持ち上げるように上方に揺動さ
せると、写真フィルムカットレバー15の揺動軸芯付近
に設置された第1センサ15a(フォトセンサ)がこれ
を検知して、写真フィルム挿入モータM1を回転開始
し、写真フィルムが挿入される。オペレータが写真フィ
ルムカットレバー15から手を離せば、写真フィルムカ
ットレバー15は前記付勢手段によって前記ホームポジ
ションに戻り、この時に写真フィルム挿入モータM1も
同時に停止する。因みに、仮に写真フィルムFの先端が
フィルム用シート40のポケットの底部に到達してから
もオペレータが写真フィルムカットレバー15から手を
離さなければ、写真フィルム挿入モータM1は回転継続
するが、写真フィルムFの先端がフィルム用シート40
のポケットの底部から受ける軽い抵抗に基づいて、写真
フィルム搬送用のローラ22と写真フィルムFの面の間
で滑りが生じるので、写真フィルムFがポケット内に不
必要に押し込まれることはない。
【0022】また、オペレータが写真フィルムFを切断
するために写真フィルムカットレバー15を下方に揺動
操作した後で、オペレータが写真フィルムカットレバー
15から手を離すと写真フィルムカットレバー15は、
前記付勢手段によって前記ホームポジションに(今度は
上向きに)復帰される。そして、図2に示されるよう
に、写真フィルムカットレバー15の揺動軸付近には更
に、写真フィルムFを切断するための写真フィルムカッ
トレバー15下向きの揺動操作後に生じる、前記ホーム
ポジションへの前記付勢手段による復帰動作を検知する
センサ15b(例えば、フォトセンサ等で構成)が設け
られている。
【0023】(エンベロッパ部の構成)図1から図3お
よび図9に示されるように、エンベロッパ部2(フィル
ム用シート供給機構の一例)は、下部のフィルム用シー
トストッカー42にロール40Rの形態で格納されてい
るフィルム用シート40を、写真フィルム切断装置1の
上流側ビュアー板4の下流側の位置(被収納位置の一
例)まで引き出すための上下一対の搬送ローラ対44,
45、下側の搬送ローラ45を回転駆動するためのステ
ッピングモータM2、フィルム用シート40をフィルム
用シートストッカー42から搬送ローラ対44,45に
案内するための第1案内ローラ60、引き出されたフィ
ルム用シート40の挿入口を広げて写真フィルムPの挿
入を助けるための受口部材46、一連の写真フィルムP
の挿入が完了した数段のフィルム用シート40(通常は
1オーダー単位でフィルム用シート40を切断する)を
切断するための回転カッター48、回転カッター48を
手動で駆動するためのシートカットレバー50を備えて
いる。
【0024】(弛み吸収機構)フィルム用シートストッ
カー42内のロール40Rは、軸部材39上に巻き取ら
れている。そして、このフィルム用シート40のロール
40Rは、フィルム用シートストッカー42内に支持さ
れているボールベアリング42aの回転自在なアウター
レース上に、軸部材39を介して回転可能に載置されて
いる。フィルム用シート40のロール40Rと搬送ロー
ラ対44,45の間には、ロール40Rから引き出され
たフィルム用シート40の弛みを吸収するための弛み吸
収機構200が設けられている。この弛み吸収機構20
0は主に、前述の第1案内ローラ60と、第1案内ロー
ラ60とロール40Rの間に固定された第2案内ローラ
62と、固定された下死点66aと上死点66bの間を
移動可能に設けられた水平な棒状ウェイト64とからな
る。棒状ウェイト64は、フィルム用シート40の横幅
よりも更に数cmだけ左右外に延びた突出部64a,6
4bを備えている。棒状ウェイト64が主に上下方向に
のみ移動するように、この突出部64a,64bの移動
範囲を前後方向から規制する一対の規制板58,58が
上下に延びている。
【0025】棒状ウェイト64は、第1案内ローラ60
と第2案内ローラ62の間に位置するフィルム用シート
40の面上に載置され、同部位を自重で下向きに下死点
66aに向けて付勢している。もしも、フィルム用シー
ト40が静止状態の搬送ローラ対44,45によって確
実に挟着された状態で、ウェイト64を上死点66b付
近で仮に支持しておき、ここからウェイト64を解放す
れば、ウェイト64はその自重でロール40Rからフィ
ルム用シート40を引き出しながら、下死点66aまで
下がって、フィルム用シート40の中間部によって下向
きに延びたループを形成することができる(図2の64
iで示される状態)。
【0026】(シートマークセンサ)図3と図9に示さ
れるように、エンベロッパ部2には、フィルム用シート
40に多数設けられた写真フィルム挿入用ポケット40
pに隣接した位置に印字されたシートマーク40aを光
学的に検知するシートマークセンサ52が設けられてい
る。或る写真フィルム挿入用ポケット40pの位置が上
流側ビュアー板4の写真フィルムF,Pの位置(被収納
位置)と一致している時(図11の状態)に、シートマ
ークセンサ52は、数段だけ下流側の写真フィルム挿入
用ポケット40pに隣接配置されたシートマーク40a
を検知するように配置されている。そして、コントロー
ル部は、写真フィルムFを切断後、ホームポジションに
復帰される写真フィルムカットレバー15の揺動操作を
検知する第2センサ15bからの電気信号に応じて、ス
テッピングモータM2の回転駆動を開始し、フィルム用
シート40が搬送ローラ対44,45によってオペレー
タ側に引き出され、上流側に位置していた次のシートマ
ーク40aをシートマークセンサ52が検知した時点で
ステッピングモータM2を停止するという制御動作をす
る。
【0027】したがって、搬送ローラ対44,45とフ
ィルム用シート40の間に異常な滑りや、フィルム用シ
ート40のジャミングが生じない限り、フィルム用シー
ト40が下流側から送り込まれて、新たな写真フィルム
挿入ポケットが前記被収納位置に来る。尚、フィルム用
シート40の引き出し操作の前記完了と同時に、搬送ロ
ーラ対44,45は、駆動停止された時の回転位置で保
持(ホールディング)される。これによって、下死点6
6aまで自重で下がろうとするウェイト64の作用で、
「ロール40Rが巻き戻される代わりに搬送ローラ対4
4,45が逆回転してしまい、フィルム用シートストッ
カー42内に戻ってしまう」等の不都合な事態が防止さ
れる。前記ホールディング操作は、ステッピングモータ
M2の固定子の内の特定のコイルを継続的に励磁するこ
とで実現される。そして、ホールディング状態は約3秒
間だけ継続され、引き続き、ステッピングモータM2の
固定子に対する励磁は完全に停止されて、搬送ローラ対
44,45のホールディング状態は解除される。これに
より、オペレータは、搬送ローラ対44,45を手動で
前または後ろに回転操作することにより、フィルム用シ
ート40の写真フィルム挿入用ポケット40pの位置
を、上流側ビュアー板4の写真フィルムFの位置(被収
納位置)と正確に合わせ直す作業を、容易に実施でき
る。ロック状態の継続時間として選択されている約3秒
間とう時間長さは、搬送ローラ対44,45が駆動停止
されて、上死点66b付近に在るウェイト64が、ウェ
イト64がフィルム用シートストッカー42のロール4
0Rを巻き戻しながら自重によって下がり始めてから、
下死点66aに達するまでに要する時間よりも僅かに長
めに設定されている。
【0028】尚、図3に記入された参照番号34は、写
真フィルムFの中央部が蒲鉾状に盛り上がった形状を持
っている場合に、写真フィルムFを平坦な状態に矯正し
た上で、切断ライン上に配置するために遊転可能に支持
された押えローラである。押えローラ34は、固定され
た軸芯周りで回転可能に支持され、ゴム等の弾性素材で
形成された押えローラ34の外周部が写真フィルムF,
Pを上流側ビュアー板4の上面4aに押し付けるように
構成すれば良い。或いは、上下方向に移動可能に支持し
ておいて、バネ等の付勢手段または自重によって押えロ
ーラ34が写真フィルムF,Pを上流側ビュアー板4の
上面4aに押し付けるように構成しても良い。
【0029】エンベロッパ部2には下流側ビュアー板1
04が設けられている。下流側ビュアー板104の上面
104a(収納操作面の一例)には、搬送ローラ対4
4,45によってフィルム用シートストッカー42から
繰り出されたフィルム用シート40を、フィルム用シー
ト40の写真フィルム挿入用ポケット内に収納された写
真フィルムPと共に載置できる。図6から図8に示され
るように、下流側ビュアー板104は、上流側ビュアー
板4と同一材質、すなわち無色透明なアクリル製の板状
本体と、板状本体の下面に設けられた反射部材層106
とからなる。下流側ビュアー板104のほぼ水平な下面
104bの下流側の端部付近には、下面104bから垂
直に延びた下流側端面104cがあり、この下流側端面
104cの下流側に隣接した空間104sに光源が収納
されている。光源は、下流側端面104cに向けて白色
の光を発する3個の白色の発光ダイオード108からな
る。発光ダイオード108から発された白色光は下流側
端面104cからアクリル製の板状本体の断面内に進入
し、反射部材層106を照射しここで反射することで、
上方に視点を置いたオペレータから見れば、下流側ビュ
アー板104の全面が光輝状態を呈する。
【0030】また、上流側ビュアー板104の概して水
平な下面104bの上流側の端部付近には、下流側端面
104cから上流側ビュアー板104の断面内に進入
し、水平方向上流側に進む光を上方に反射するための傾
斜面104dが備えられている。言い換えれば、下流側
端面104cから上流側ビュアー板104の断面内を経
由して上流側ビュアー板104の上流側端部まで到達し
た光の多くは、上方に向けられて切断ライン付近を有効
に照射する。傾斜面104dの上端は、切断ラインL0
とも一致している。反射部材層106は、上流側ビュア
ー板104の反射部材層6と同様に、乱反射面を形成す
る。したがって、光源108から発し、上流側ビュアー
板104の断面内に進入した光線の一部は、この乱反射
面で種々の方向に散乱されて、上流側ビュアー板104
の下面は略均一で輝度の高い光輝面となる。
【0031】そこで、光源108から発した光線の大半
は、下流側ビュアー板104の下流側端面104c(こ
こには、反射部材層は設けられていない)から下流側ビ
ュアー板104の断面内に入射後、ほぼ水平な下面10
4bの反射部材層106を照射しながら、下流側ビュア
ー板104の無色透明なアクリル素材内をほぼ水平に進
行し、下流側ビュアー板104の上流側端部付近で傾斜
面104dによって反射されて上方に向かい、下流側ビ
ュアー板104の上方に位置する写真フィルム(Fまた
はP)部位を下方から照射してこれを透過し、その一部
は、切断ラインL0付近、すなわち上刃14と下刃12
の間隙を通過して最終的に、オペレータの目Eに到達す
る。図6に明示されるように、下流側ビュアー板104
の上面104aにも、切断ラインを通常の35mm写真
フィルム上にある画像駒どうしの境界領域内に納める際
に参考となる目安として、参考ラインL3,L4,L5
が目盛られている。
【0032】(フィルム案内部材)図3、図8と9、及
び図11に示されるように、下流側ビュアー板104の
付近には、写真フィルム挿入機構による写真フィルムF
のポケット40p内への挿入を円滑にするためのフィル
ム案内部材30が設けられている。フィルム案内部材3
0は、主に、前記ポケット部内に挿入された写真フィル
ムの長手方向に沿って、前記ポケット部の幅方向の中間
部にて延びる棒状ガイド本体24からなる。棒状ガイド
本体24は、写真フィルム挿入方向に関して受口部材4
6の直ぐ下流側から、ポケット40pのほぼ底部まで延
びており、「被収納位置」に供給されたポケット部を挟
んで下流側ビュアー板104の上面104aと対向す
る。また、棒状ガイド本体24の両端からは、一対の基
端部26a,26bがクランク状に延びている。基端部
26a,26bは、棒状ガイド本体24と平行に延びて
おり、棒状ガイド本体24と基端部26a,26bと
は、棒状ガイド本体24の両端から直角に延びた連結部
25a,25bによって一体的に連結されている。これ
ら棒状ガイド本体24、基端部26a,26b、およ
び、連結部25a,25bは、直径3から4mm程度の
一本のステンレススチール製の棒材を折り曲げ加工して
形成すれば良い。
【0033】フィルム案内部材30は、基端部26a,
26b内を通る水平軸芯周りで揺動可能に支持されてい
る。具体的には、フィルム案内部材30の基端部26
a,26bが、エンベロッパ本体から垂直に延びた函状
部材90aおよび板状部材90bに形成された貫通孔に
枢支されている。この揺動によって、棒状ガイド本体2
4は、棒状ガイド本体24と「収納操作面」としての上
面104aの間に、一枚の写真フィルムを収納した状態
のポケット40pの厚さを超える所定間隙(一般に扱う
写真フィルムのカール傾向、フィルム用シート40の厚
さや襞の傾向等に合わせて、例えば3mmに設定すれば
良い)が保持された第1姿勢と、前記所定間隙を超える
間隙(例えば8mmに設定すれば良い)を棒状ガイド本
体24と上面104aの間に形成した第2姿勢の間で位
置切り替え可能となっている。前記第1姿勢と第2姿勢
のいずれの状態でも、棒状ガイド本体24は、上面10
4aと平行に延びている。そして、フィルム案内部材3
0は、基端部26aとエンベロッパ本体の函状部材90
aの間に設置された捻じりコイルばね27の作用で、通
常は前記第1姿勢にある。写真フィルムFのポケット4
0p内への挿入を円滑にする作用は、フィルム案内部材
30が前記第1姿勢に保持されたままでなされる。ま
た、フィルム案内部材30が前記第1姿勢に保持された
状態で、棒状ガイド本体24は、フィルム用シート40
の「被収納位置」への供給も、また、ポケット40p内
へ写真フィルムFが挿入された後のフィルム用シート4
0を「被収納位置」から更に下流側(オペレータ側)に
送り出す操作も全く阻害しない。尚、捻じりコイルばね
27によって下向きに付勢された棒状ガイド本体24の
下流側端部は、下流側ビュアー板104の更に下流側に
設けられた金属製の支持プレート105に接当するよう
に構成されており、この接当によって、フィルム案内部
材30の前記第1姿勢が決められている。一方、フィル
ム案内部材30の前記第2姿勢は、上流側の連結部25
aと函状部材90aの下端面90tとの接当によって決
定される。棒状ガイド本体24と上面104aの間に第
1姿勢より広い間隙を形成した第2姿勢とする必要が生
じるのは、原則的に、フィルム用シートストッカー42
から引き出されたフィルム用シート40の先端を棒状ガ
イド本体24下を潜(くぐ)らせてセットする作業を行
う場合のみである。
【0034】(フィルム用シート位置異常警告機構)本
発明の写真フィルム処理装置には、前述したステッピン
グモータM2と搬送ローラ対44,45による、フィル
ム用シート40を送り込む搬送操作に拘わらず、上流側
ビュアー板104上の写真フィルムの下流にある被収納
位置に写真フィルム挿入用ポケット40pが位置しない
場合、言い換えれば、シートマークセンサ52が次のシ
ートマーク40aを検出できない時に、これを警告する
位置異常警告手段110が設けられている。フィルム用
シート位置異常警告手段110は、既にエンベロッパ部
の構成に関する項で記した、シートマーク40aを検出
するシートマークセンサ52(ポケット部の前記適性位
置との一致を検知する手段の一例)と、発光ダイオード
8(108)による上流側ビュアー板4または下流側ビ
ュアー板104上の写真フィルムに対する照射状態に
(点滅などの)変化を与える手段とからなる。
【0035】ここでは、照射状態に変化を与える前記手
段は、各発光ダイオード8,108の発光強度を時間的
に変化させる電圧操作手段120である。より具体的に
は、電圧操作手段120は、各発光ダイオード8,10
8への給電状態を数秒間隔で入り切りする操作を継続す
ることによって、各発光ダイオード8,108を点滅さ
せる構成になっている。コントロール部は、搬送ローラ
対44,45によるフィルム用シート40の搬送操作に
拘わらず、シートマークセンサ52がシートマーク40
aを検出できない時に、「フィルム用シート位置が異
常」と判断して、電圧操作手段120を駆動するように
構成されている。このフィルム用シート位置異常警告手
段110は、上流側ビュアー板104上の写真フィルム
が写真フィルム挿入モータM1によって、正しい写真フ
ィルム挿入用ポケット内(前記被収納位置)へではな
く、写真フィルム挿入用ポケットどうしの熱融着部に送
り込まれる事態や、オペレータが回転カッター48によ
ってフィルム用シート40をポケット部(ここにはピー
ス状写真フィルムPが入っている可能性がある)で切断
してしまう事態を未然に防止する。
【0036】図10のブロック図に示されるように、コ
ントロール部には、一方で、写真フィルム挿入モータM
1、シート搬送用のステッピングモータM2、及び電圧
操作手段120に対する操作信号を出力する出力系が連
結されており、他方では、写真フィルム挿入モータM
1、写真フィルムカットレバー15の第1センサ15
a、第2センサ15b、ステッピングモータM2、及び
シートマークセンサ52からの信号を受け入れる入力系
が設けられている。ここで、ステッピングモータM2
は、搬送ローラ44,45を駆動する手段として機能す
ると同時に、搬送ローラ44,45をホールディングす
る手段として機能する。また、電圧操作手段120は上
流および下流側ビュアー板4,104の各発光ダイオー
ド8,108と接続されている。
【0037】〔別実施形態〕図12にフィルム案内部材
の別実施形態を示す。ここでは、フィルム案内部材13
0は、主に、ポケット部40p内に挿入された写真フィ
ルムの長手方向に沿って延びる板状ガイド本体124か
らなる。板状ガイド本体124もやはり、写真フィルム
挿入方向に関して受口部材46の直ぐ下流側から、ポケ
ット40pのほぼ底部まで延びており、「被収納位置」
に供給されたポケット40pを挟んで下流側ビュアー板
104の上面104aと対向する。板状ガイド本体12
4は、板状ガイド本体124の下に供給されたフィルム
用シート40をオペレータが上方から透視可能なよう
に、滑らかで平坦な上下面を有する透明な合成樹脂(例
えば、アクリル樹脂)等で形成されている。板状ガイド
本体124の長手方向の両端からは、板状ガイド本体1
24と「収納操作面」としての上面104aの間に、一
枚の写真フィルムを収納した状態のポケット40pの厚
さを超える所定間隙(例えば3mm)を保持した状態で
板状ガイド本体124を前記エンベロッパ本体に対して
位置決めするために、一対の支持手段125a,125
bが延びている。また、支持手段125a,125bの
各々には、フィルム案内部材130を前記エンベロッパ
本体に対して着脱するための操作抓み126a,126
bが取り付けられている。フィルム案内部材130は、
操作抓み126a,126bから下方に一体的に延びた
雌ネジ部によって前記エンベロッパ本体に対して固着さ
れている。操作抓み126a,126bを各々反時計周
りに回転させれば、雌ネジ部の前記エンベロッパ本体と
の係合状態が解除されて、フィルム案内部材130を前
記エンベロッパ本体から取り外すことができる。また、
フィルム案内部材130が前記エンベロッパ本体に取り
付けられた状態で、板状ガイド本体124は、フィルム
用シート40の「被収納位置」への供給も、また、ポケ
ット40p内へ写真フィルムFが挿入された後のフィル
ム用シート40を「被収納位置」から更に下流側(オペ
レータ側)に送り出す操作も全く阻害しない。フィルム
案内部材130を前記エンベロッパ本体から取り外す必
要が生じるのは、原則的に、フィルム用シートストッカ
ー42から引き出されたフィルム用シート40の先端を
板状ガイド本体124下を潜(くぐ)らせてセットする
作業を行う場合のみである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る写真フィルム用エンベロッパの正
面図
【図2】図1の写真フィルム用エンベロッパの側面図
【図3】図1の写真フィルム用エンベロッパの平面図
【図4】上流側と下流側のビュアー板を示す平面図
【図5】上流側のビュアー板を示す斜視図
【図6】下流側のビュアー板を示す斜視図
【図7】上流側ビュアー板付近を示す正面図
【図8】下流側ビュアー板付近を示す正面図
【図9】図1の写真フィルム用エンベロッパの斜視図
【図10】本発明に係る写真フィルム用エンベロッパの
コントロール部の働きを示すブロック図
【図11】本発明に係るフィルム案内部材を示す斜視図
【図12】フィルム案内部材の別実施形態を示す斜視図
【符号の説明】
8,108 光源 15a 第1センサ 15b 第2センサ 24 棒状ガイド本体 27 捻じりコイルばね 30,130 フィルム案内部材 40 フィルム用シート 40p ポケット 44,45 フィルム用シート搬送ローラ対 124 板状ガイド本体 F,P 写真フィルム(写真フィルム)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フィルムを、フィルム用シートに連
    接形成されたポケット部に収納する写真フィルム用エン
    ベロッパであって、 前記収納の操作を行うための収納操作面を備えたエンベ
    ロッパ本体と、前記フィルム用シートの個々の前記ポケ
    ット部を前記収納操作面上に設置された被収納位置に供
    給するフィルム用シート供給機構と、写真フィルムを、
    前記被収納位置に配置された前記ポケット部内に挿入す
    る写真フィルム挿入機構とを備え、 さらに、前記被収納位置に供給された前記ポケット部を
    挟んで前記収納操作面と対向するフィルム案内部材が設
    けられた写真フィルム用エンベロッパ。
  2. 【請求項2】 前記フィルム案内部材は、前記ポケット
    部内に挿入された写真フィルムの挿入方向に沿って延び
    ている請求項1に記載の写真フィルム用エンベロッパ。
  3. 【請求項3】 前記フィルム案内部材は、前記ポケット
    部の幅方向の中間部にて前記挿入方向に延びる棒状ガイ
    ド本体を備え、前記棒状ガイド本体と前記収納操作面の
    間には、一枚の写真フィルムを収納した状態の前記ポケ
    ット部の厚さを超える所定間隙が設けられている請求項
    2に記載の写真フィルム用エンベロッパ。
  4. 【請求項4】 前記棒状ガイド本体は、前記所定間隙を
    保持した第1姿勢と、前記所定間隙を超える間隙を前記
    棒状ガイド本体と前記収納操作面の間に形成した第2姿
    勢の間で位置切り替え可能に支持されている請求項3に
    記載の写真フィルム用エンベロッパ。
  5. 【請求項5】 前記フィルム案内部材は、前記棒状ガイ
    ド本体の両端からクランク状に延びた一対の基端部を備
    え、且つ、前記フィルム案内部材はこれら基端部に配置
    された水平軸芯周りで揺動可能に支持されており、お
    り、且つ、前記棒状ガイド本体を前記第1姿勢に付勢す
    る付勢手段が設けられている請求項4に記載の写真フィ
    ルム用エンベロッパ。
  6. 【請求項6】 前記フィルム案内部材は、前記挿入方向
    に延びる板状ガイド本体を備え、前記板状ガイド本体と
    前記収納操作面の間には、一枚の写真フィルムを収納し
    た前記ポケット部の厚さを超える間隙が設けられている
    請求項2に記載の写真フィルム用エンベロッパ。
  7. 【請求項7】 前記板状ガイド本体は、前記板状ガイド
    本体の下に供給されたフィルム用シートを上方から透視
    可能な材質からなる請求項6に記載の写真フィルム用エ
    ンベロッパ。
  8. 【請求項8】 前記フィルム案内部材には、前記間隙を
    保持した状態で前記板状ガイド本体を前記エンベロッパ
    本体に対して位置決めするために、前記板状ガイド本体
    の両端から延びた一対の支持手段が備えられている請求
    項6または7に記載の写真フィルム用エンベロッパ。
  9. 【請求項9】 前記支持手段の各々には前記フィルム案
    内部材を前記エンベロッパ本体に対して着脱するための
    操作抓みが取り付けられている請求項8に記載の写真フ
    ィルム用エンベロッパ。
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