JP2001062615A - 工作物把持装置及び同装置を用いた加工方法 - Google Patents

工作物把持装置及び同装置を用いた加工方法

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JP2001062615A
JP2001062615A JP23548799A JP23548799A JP2001062615A JP 2001062615 A JP2001062615 A JP 2001062615A JP 23548799 A JP23548799 A JP 23548799A JP 23548799 A JP23548799 A JP 23548799A JP 2001062615 A JP2001062615 A JP 2001062615A
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俊成 大村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクトな構成で工作物の端面及び周面の
双方を効率良く高精度で加工する。 【解決手段】 工作物把持装置において、共通の主軸1
0に、工作物30を径方向から把持するクランプ部材1
4と、工作物30を軸方向に挟持する引き爪24及びバ
ッキングプレート26とを設け、その径方向把持と軸方
向把持とが独立して作動可能となるように構成する。ま
た、この装置において、前記径方向把持を行いながら工
作物30の前端面30bを加工し、軸方向把持を行いな
がら工作物30の内周面30aを加工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械において
工作物を把持する工作物把持装置及び同装置を用いた加
工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、工作物の内外周面や端面を加工
する工作機械では、当該工作物を主軸側に把持するため
の工作物把持装置が設けられ、この装置により工作物を
把持した状態でその加工が進められる。
【0003】従来、前記工作物把持装置としては、次の
ようなものが知られている。
【0004】A)径方向把持タイプ(図9(a)):こ
のタイプの装置は、複数の抱き爪(径方向把持部材)9
0が、工作物30の周囲に等間隔で配せられたものであ
り、各抱き爪90は、前記工作物30を径方向から把持
する(抱きクランプする)把持位置(図の実線位置)
と、工作物30の周面から離間する解放位置(図の二点
鎖線位置)とに切換可能に構成されている。
【0005】B)軸方向把持タイプ(図9(b)):こ
のタイプの装置は、工作物30の後端面(図では左側端
面)が軸方向(図では左右方向)に突き当てられるバッ
キングプレート(当接部材)92と、引き爪94とを備
えている。引き爪94は、工作物30の前端面30bに
圧接して前記バッキングプレート92とともに工作物3
0を軸方向に挟持する挟持位置(図の実線位置)と、工
作物30の前端面30bから前方に待避する待避位置
(図の二点鎖線位置)とに切換可能に構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】A)の径方向把持タイ
プの装置では、抱き爪90による径方向のクランプによ
り、筒状工作物90の形状に弾性歪みが生じ易い。この
ように歪みが生じた状態で例えば図1(a)に示すよう
な砥石64Aによる内面研削が行われた場合、その研削
加工後、クランプを解除すると、前記歪み分だけ工作物
30の加工面すなわち内周面30aの形状が真円からず
れることになり、高い加工精度が得られない。
【0007】従って、このタイプの装置では、前記歪み
を抑えるべく、抱き爪90によるクランプ力を低く設定
しなければならないが、かかるクランプ力が低いと、そ
の分工作物30が動きやすくなるため、当該工作物30
に作用する研削抵抗を下げるべく切り込み速度を落さな
ければならない。従って、その分サイクルタイムが長
く、加工能率が低くなる欠点がある。
【0008】一方、B)の軸方向把持タイプの装置で
は、前記のようなクランプ力による歪みは生じにくいた
め、切り込み速度を上げることが可能であるが、クラン
プ中は引き爪94が工作物30の前端面30bを前方か
ら覆う状態となっているので、当該前端面30bの加工
(端面加工)ができない。従って、この装置を用いて工
作物30の周面と内面の双方を加工するには、どうして
も前記A)の径方向把持タイプの装置との併用が必要で
あり、設備が大掛かりになる。しかも、かかる装置の併
用は、周面加工工程から端面加工工程への移行(もしく
は端面加工工程から周面加工工程への移行)の際に装置
間で工作物を搬送する作業を要することになり、その分
加工能率が低下する。
【0009】本発明は、このような事情に鑑み、コンパ
クトな構成で、工作物の周面及び端面の双方を効率よく
かつ高精度で加工することができる工作物把持装置及び
これを用いた加工方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、工作物をその径方向から把持
するための複数の径方向把持部材と、工作物の後端が軸
方向に突き当てられる当接部材と、この当接部材に突き
当てられた工作物に対して前方から当接することにより
当該当接部材とで工作物を軸方向に挟持する軸方向把持
部材とを主軸に設けるとともに、前記径方向把持部材を
前記工作物を把持するための把持位置と当該工作物を解
放する解放位置とに切換作動させる径方向駆動手段と、
この径方向駆動手段とは独立して作動し、前記軸方向把
持部材を当該軸方向把持部材が前記当接部材とで前記工
作物を軸方向に挟持する挟持位置と当該挟持位置から前
方に待避する待避位置との間で移動させる軸方向駆動手
段とを備えたものである。
【0011】この装置によれば、軸方向把持部材を挟持
位置に移動させることにより、工作物に大きなクランプ
歪みを生じさせることなく、当該軸方向把持部材と当接
部材とにより工作物を十分なクランプ力で軸方向に挟持
することができ、この状態で工作物の周面を効率よく加
工することができる。一方、前記軸方向把持部材を待避
させて径方向把持部材を把持位置に切換えることによ
り、工作物の端面を不都合なく加工することができる。
【0012】しかも、この装置では、共通の主軸に前記
軸方向把持部材と径方向把持部材とが相互独立して作動
可能となるように設けられているので、コンパクトな構
成で、しかも工作物を移動させることなく、その周面と
端面の双方を効率よく加工することができる。具体的に
は、前記径方向駆動手段の作動により前記径方向把持部
材を解放位置から把持位置に切換えて当該径方向把持部
材により工作物を径方向から把持し、この状態で当該工
作物の端面加工を行った後、前記軸方向駆動手段の作動
により前記軸方向把持部材を待避位置から挟持位置に移
動させて当該軸方向把持部材と当接部材とにより工作物
を軸方向に挟持してから前記径方向駆動手段の作動によ
り前記径方向把持部材を前記解放位置に戻し、この状態
で当該工作物の周面加工を行う方法や、前記径方向駆動
手段の作動により前記径方向把持部材を解放位置から把
持位置に切換えて前記工作物の芯出しを行い、前記軸方
向駆動手段の作動により前記軸方向把持部材を待避位置
から挟持位置に移動させて当該軸方向把持部材と当接部
材とにより工作物を軸方向に挟持してから前記径方向駆
動手段の作動により前記径方向把持部材を解放位置に戻
し、この状態で当該工作物の周面加工を行った後、前記
径方向駆動手段の作動により前記径方向把持部材を解放
位置から把持位置に切換えて当該径方向把持部材により
工作物を径方向から把持してから前記軸方向駆動手段の
作動により前記軸方向把持部材を前記待避位置へ戻し、
この状態で当該工作物の端面加工を行う方法によって、
工作物の周面加工及び端面加工を円滑に行うことができ
る。
【0013】前記装置では、前記軸方向把持部材を前記
待避位置へ待避させる際に当該軸方向把持部材が前記工
作物の前方より径方向外側へ待避する方向に当該軸方向
把持部材を回転させるように前記軸方向駆動手段を構成
することが、より好ましい。これにより、前記軸方向把
持部材と、前記当接部材に対して前方からセットされる
工作物との干渉が生じにくくなり、工作物の搬入作業が
より容易になる。また、端面加工用工具との干渉も生じ
にくくなり、端面加工もしやすくなる。
【0014】前記径方向駆動手段及び軸方向駆動手段の
具体的な構成は問わず、両者が独立して作動できる(す
なわち連動せずに各々個別に作動できる)ものであれば
よい。
【0015】その具体的構成として、前記主軸の中心軸
上に内側軸及び外側筒をこれらが互いに独立して軸方向
に移動可能となるように配置するとともに、前記内側軸
を軸方向に移動させる内側軸駆動手段と、この内側軸の
軸方向移動に伴って前記径方向把持部材を前記把持位置
と解放位置とに切換作動させる駆動伝達機構と、前記外
側筒を軸方向に移動させる外側筒駆動手段と、この外側
筒の軸方向移動に伴って前記軸方向把持部材が挟持位置
と待避位置との間で移動するように当該外側筒と軸方向
把持部材とを連結する連結部材とを備えたものによれ
ば、径方向駆動力を伝達する内側軸と軸方向駆動力を伝
達する外側筒との双方を単一主軸の中心軸上に配するこ
とにより、装置全体をよりコンパクト化することができ
る。
【0016】さらに、前記内側軸駆動手段、外側筒駆動
手段の少なくとも一方を流体圧シリンダで構成するとと
もに、そのシリンダボアを主軸に形成したものによれ
ば、当該主軸の外部に流体圧シリンダを設ける構成より
も一層、コンパクト化が進められるとともに、部品点数
が減ってコストが削減される。
【0017】さらに、前記内側軸駆動手段及び外側筒駆
動手段として、互いに独立した2つの流体圧シリンダを
備えるとともに、これらのシリンダボアを前記主軸に形
成すれば、主軸外部に駆動手段を設ける必要が全くなく
なり、前記コンパクト化及び部品点数の削減がさらに進
められる。
【0018】このように2つの流体圧シリンダ部を主軸
に形成する場合、その形成部位を主軸の両端部とすれ
ば、主軸の中間部に流体圧シリンダ部を形成する場合よ
りも加工(例えば中ぐり加工)が容易となり、コストが
さらに削減される。
【0019】この装置では、前記工作物の加工に際し、
まず前記径方向駆動手段を作動させて前記径方向把持部
材を解放位置から把持位置に切換えさせ、この状態での
当該工作物の端面加工が終了した後に前記軸方向駆動手
段を作動させて前記軸方向把持部材を待避位置から挟持
位置に移動させ、次いで前記径方向駆動手段を作動させ
て前記径方向把持部材を把持位置から解放位置に切換え
させる加工制御手段、もしくは、前記工作物の加工に際
し、まず前記径方向駆動手段を作動させて前記径方向把
持部材を解放位置から把持位置に切換えさせ、前記軸方
向駆動手段を作動させて前記軸方向把持部材を待避位置
から挟持位置に移動させ、前記径方向駆動手段を作動さ
せて前記径方向把持部材を把持位置から解放位置に切換
えさせ、この状態での当該工作物の周面加工が終了した
後に前記径方向駆動手段を作動させて前記径方向把持部
材を解放位置から把持位置に切換えさせ、次いで前記軸
方向駆動手段を作動させて前記軸方向把持部材を挟持位
置から待避位置に切換えさせる加工制御手段を備えるこ
とが、より好ましい。これにより、工作物の把持も含め
た、一連の加工動作の自動化が進められる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0021】図1及び図2において、10は工作機械の
主軸であり、この主軸10の先端に略円筒状のベース部
材11が固定され、その先端部に基板12が固定されて
いる。基板12のさらに先端側には薄肉のダイヤフラム
13が設けられ、その中央部にはダイヤフラム13の変
形を助けるための貫通孔13aが設けられている。この
ダイヤフラム13の外周部には複数(図例では3つ)の
クランプ部材(径方向把持部材)14が周方向に等間隔
で並ぶ状態で固定され、各クランプ部材14の先端に
は、内向きに突出する抱き爪14aが形成されている。
【0022】一方、前記主軸10の中心にはこの主軸1
0と一体に回転する内側軸16及び外側筒15が同心状
に配置され、これらは互いに独立して軸方向に移動可能
とされている。前記内側軸16の先端には操作部材17
が設けられ、この操作部材17の先端には、前記ダイヤ
フラム13の貫通孔13aの周縁部を押圧操作するため
のプッシャ17aが突設されている。
【0023】この構成において、前記操作部材17のプ
ッシャ17aが図1(a)の実線に示す位置まで後退し
てダイヤフラム13から離間した状態では、同ダイヤフ
ラム13は微小変形状態にあり、このダイヤフラム13
に固定されている抱き爪14aは図1(a)及び図3
(a)に示すように工作物30を側方から支える把持位
置(抱き位置)に保持される。これに対し、プッシャ1
7aが図1(a)の二点鎖線に示すようにダイヤフラム
13の中央近傍部分を先端側に押圧することにより、同
ダイヤフラム13が変形し、このダイヤフラム13に固
定されている抱き爪14aは図1(a)の二点鎖線及び
図3(b)に示すように工作物30を解放する解放位置
(開位置)に切換えられる。
【0024】従って、前記操作部材17及びダイヤフラ
ム13により、内側軸16の移動に伴ってクランプ部材
14を把持位置と解放位置とに切換える駆動伝達機構が
構成されている。
【0025】前記外側筒15の前端部には、ナット19
が螺着されるとともに、当該前端部の周囲にドーナツ板
状の操作板18が配されており、この操作板18の中央
部が前記ナット19の後端面に形成された球面19aに
揺動可能に係合されている。
【0026】操作板18には操作軸20の後端が相対回
転可能に連結されている。この操作軸20は、前記基板
12に設けられたブッシュ22及びダイヤフラム13を
貫通して先端側に突出しており、その突出先端部に引き
爪(軸方向把持部材)24が固定されている。操作軸2
0の外周面には図1(b)に示すように途中に傾斜部を
もつカム溝20aが形成される一方、ブッシュ22には
前記カム溝20aに嵌まり込むピン22aが固定されて
おり、これらからなるカム機構によって、操作軸20の
軸方向運動に連動して操作軸20が所定角度回転するよ
うになっている。
【0027】前記ダイヤフラム13のすぐ前方の位置に
は、バッキングプレート(当接部材)26が配設されて
いる。このバッキングプレート26は、ダイヤフラム1
3を貫通する取付軸28を介して前記基板12側に支持
されている。
【0028】この構成において、前記外側筒15が後方
に引込まれると、この外側筒15に操作板18及び操作
軸20を介して連結されている引き爪24も一体に後退
し、図1(a)及び図2に実線で示すように工作物30
をバッキングプレート26とで前後方向に挟み込む挟持
位置に保持される。これに対し、前記外側筒15が前進
すると、この外側筒15に操作板18及び操作軸20を
介して連結されている引き爪24も図1(a)の二点鎖
線に示すように工作物30の保持位置から前方に十分離
間した待避位置に待避する。しかも、このとき、カム溝
20aとピン22aのカム作用で操作軸20及び引き爪
24が回転しながら前進し、その結果、引き爪24の角
度位置は、図2二点鎖線に示されるように、工作物30
を前方からセットする際に当該工作物30と干渉しない
待避角度位置に切換えられる。
【0029】前記内側軸15及び外側筒16を個別に移
動させる手段としては、油圧シリンダ等の流体圧シリン
ダを用いたもの、送りねじ機構を用いたもの等、従来か
ら知られている種々の駆動装置が適用可能である。その
駆動機構の一例を図4に示す。
【0030】図において、主軸10の前半部(図の右半
部)は、軸受32を介して主軸支持部材34に回転可能
に支持されている。この主軸支持部材34のすぐ後方の
位置では、主軸10の周囲にキー36を介してプーリ3
8が固定されており、このプーリ38が図略のベルトを
介して主軸回転用の駆動源に連結されている。
【0031】主軸10の後端部には、外側筒15を駆動
するための油圧シリンダを形成するシリンダ形成部材4
0と、内側軸16を駆動するための油圧シリンダを形成
するシリンダ形成部材42とが直列状態で固定されてい
る。外側筒15の後端には、他の部分よりも大径のピス
トン部15pが形成され、このピストン部15pが前記
シリンダ形成部材40内に嵌挿されている。内側軸16
の後端部は前記シリンダ形成部材40の後端壁を当該後
端壁との間がシールされた状態で貫いており、その突出
端(後端)に他の部分よりも大径のピストン部16pが
形成され、このピストン部16pが前記シリンダ形成部
材42内に嵌挿されている。
【0032】これらシリンダ形成部材40,42と前記
プーリ38との間の領域では、主軸10の周囲に軸受4
4を介して相対回転可能に油圧供給リング46が取付け
られている。この油圧供給リング46の外周部には回り
止めピン48が突設され、この回り止めピン48が基盤
側の回り止め部材50に当接することにより、油圧供給
リング46の回転が規制されている。すなわち、この油
圧供給リング46を残して主軸10のみが回転駆動され
るようになっている。
【0033】油圧供給リング46の内周面には、4つの
周溝51,52,53,54が軸方向に並設されてい
る。周溝51は、主軸10及びシリンダ形成部材40,
42に形成された油路55を通じて前記シリンダ形成部
材42内のへッド側室(ピストン部16pよりも後方の
油圧室)に連通されており、周溝52は、主軸10及び
シリンダ形成部材40に形成された油路56を通じて前
記シリンダ形成部材42内のロッド側室(ピストン部1
6pよりも前方の油圧室)に連通されている。また、周
溝53は、主軸10及びシリンダ形成部材40に形成さ
れた油路57を通じて当該シリンダ形成部材40内のへ
ッド側室(ピストン部15pよりも後方の油圧室)に連
通されており、周溝54は、主軸10に形成された油路
58を通じて前記シリンダ形成部材40内のロッド側室
(ピストン部15pよりも前方の油圧室)に連通されて
いる。
【0034】一方、前記油圧供給リング46には、各周
溝51,52,53,54とつながるポートP1,P
2,P3,P4が形成され、これらのポートP1,P
2,P3,P4に油圧回路60が接続されている。この
油圧回路60は、図略の油圧源、タンク、油圧切換弁等
を備え、各ポートP1〜P4への油圧供給により、前記
内側軸15及び外側筒16を個別に前後方向に作動させ
るように構成されている。油圧供給とシリンダ動作との
具体的関係は次のとおりである。
【0035】・ポートP1から油路55を通じてシリン
ダ形成部材42のへッド側室に圧油を供給し、同部材4
2のロッド側室から油路56及びポートP2を通じて圧
油をタンクに逃がす。→内側軸16が前進する。
【0036】・ポートP2から油路56を通じてシリン
ダ形成部材42のロッド側室に圧油を供給し、同部材4
2のへッド側室から油路55及びポートP1を通じて圧
油をタンクに逃がす。→内側軸16が後退する。
【0037】・ポートP3から油路57を通じてシリン
ダ形成部材40のへッド側室に圧油を供給し、同部材4
0のロッド側室から油路58及びポートP4を通じて圧
油をタンクに逃がす。→外側筒15が前進する。
【0038】・ポートP4から油路58を通じてシリン
ダ形成部材40のロッド側室に圧油を供給し、同部材4
0のへッド側室から油路57及びポートP3を通じて圧
油をタンクに逃がす。→外側筒15が後退する。
【0039】この油圧回路60に設けられた油圧切換弁
には、マイクロコンピュータ等からなる制御装置62が
電気的に接続されており、この制御装置62から前記油
圧切換弁に電気信号が出力されることにより、前述の油
圧供給切換が行われるようになっている。すなわち、前
記制御装置62は、油圧回路60を通じて内側軸15及
び外側筒16の前後動作を制御する加工制御手段を構成
している。
【0040】図4に示す構造では、内側軸15及び外側
筒16が主軸10の中心軸上に同心状に組み込まれ、か
つ、これら内側軸15及び外側筒16を作動させる油圧
シリンダが主軸10に取付けられているため、非常にコ
ンパクトな構造となっているが、さらに好ましい構造例
を図5に示す。ここでは、前記図4に示すシリンダ形成
部材42が省略され、その代わりに主軸10の前端にシ
リンダボア10cが凹設されている。そして、このシリ
ンダボア10cの前端開口部が前記ベース部材11によ
って前方から塞がれるとともに、同ボア10c内に外側
筒15の後端のピストン部15pが装填されることによ
り、主軸10と一体に油圧シリンダが形成された状態と
なっている。
【0041】この構造によれば、外側筒15を作動させ
る油圧シリンダ部が主軸10に一体に形成されているの
で、前記図4に示したシリンダ形成部材42が不要とな
り、その分部品点数が減り、コストが削減される。ま
た、構造はよりコンパクト化され、主軸10を回転駆動
するのに要するトルクも削減される。この効果は、前記
外側筒15を作動させる油圧シリンダではなく、内側軸
16を作動させる油圧シリンダのシリンダボアを主軸1
0に形成するようにしても同様に得られる。
【0042】さらに好ましい構造例を図6に示す。ここ
では、主軸10の前端のシリンダボア10cに加え、主
軸10の後端にもシリンダボア10yが形成されてお
り、このシリンダボア10yの後端開口部が蓋43によ
って後方から塞がれるとともに、当該シリンダボア10
y内に内側軸16の後端のピストン部16pが装填され
ることにより、当該内側軸16を前後方向に作動させる
油圧シリンダが形成されている。
【0043】この構造によれば、前記図4に示したシリ
ンダ形成部材42に加え、シリンダ形成部材40も不要
となり、さらなる構造のコンパクト化及び部品点数の削
減が進められる。また、各シリンダボア10c,10y
を主軸10の前後両端部に形成しているので、その加工
及びピストン部15p,16pの装填が非常に容易とな
っている。
【0044】この図6及び前記図5のいずれの構造にお
いても、各シリンダ室内に通ずる油路を主軸10等に適
宜形成すればよい。
【0045】次に、前記制御装置62の行う駆動制御の
内容及び装置全体の作用を図7のフローチャートに基づ
いて説明する。
【0046】0)初期設定(図7のステップS0) 主軸10に工作物30をセットする前の初期段階では、
内側軸16を前進させてその前端の操作部材17にダイ
ヤフラム13の中央近傍部分を押圧させ、同ダイヤフラ
ム13を変形させることにより、このダイヤフラム13
に固定されているクランプ部材14の抱き爪14aを図
1(a)二点鎖線及び図3(b)に示す解放位置(開位
置)に待機させる。また、外側筒15も前進させてこの
外側筒15に連結されている引き爪24を図1(a)二
点鎖線に示す待避位置まで前方に待避させる。
【0047】1)工作物搬入(ステップS1) 図略の工作物搬送装置により工作物30を主軸10の前
方へ搬送し、さらに前方からバッキングプレート26に
突き当てる。このとき、各引き爪24は、前方に待避し
ているるだけでなく、その角度位置が、図2二点鎖線に
示されるように、工作物30を前方からセットする際に
当該工作物30と干渉しない待避角度位置まで回転して
いるので、工作物30の搬入は極めて円滑に行われる。
【0048】2)抱きクランプ(ステップS2) 工作物30の搬入後、内側軸15を後退させてダイヤフ
ラム13から離間させる。これによりダイヤフラム13
は微小変形状態となり、このダイヤフラム13に固定さ
れている各クランプ部材14の抱き爪14aが図1実線
の把持位置に切換えられる。すなわち、各抱き爪14a
によって工作物30が径方向外側から把持される。この
抱きクランプによって、工作物30の芯出しも自動的に
行われる。
【0049】3)端面研削加工(ステップS3) 前記抱きクランプ状態のまま、主軸10を所定の回転数
で回転駆動する。これにより、当該主軸10と一体に工
作物30も自軸回りに回転駆動される。この抱きクラン
プ状態では、工作物30の前端面30bが全周にわたっ
て前方に開放されているので、当該前端面30bに図1
(a)に示す端面研削用砥石64Bを押し当てることに
より、当該前端面30bの研削加工をすることができ
る。また、この端面研削加工では、前記抱きクランプに
よる工作物30の径方向歪みが加工精度にほとんど影響
しないので、当該抱きクランプのクランプ力は十分高い
値に設定できる。
【0050】4)引きクランプ(ステップS4) 端面研削加工終了後、内側軸16に加えて外側筒15も
後退させる。これに連動して各引き爪24が後退する。
しかも、その後退時、カム溝20aとピン22aのカム
作用で操作軸20及び引き爪24が回転し、その結果、
引き爪24は工作物30をバッキングプレート26とで
前後方向に挟み込む挟持位置に移動する(図1(a),
図2)。すなわち、工作物30は軸方向に引きクランプ
される。
【0051】5)抱きクランプ解除(ステップS5) 引きクランプ完了後、今度は内側軸15を前進させてダ
イヤフラム13を変形させることにより、各抱き爪14
aを初期の解放位置に戻す。これにより、工作物30は
引きクランプでのみ主軸10側に把持された状態とな
る。
【0052】6)内面研削加工(ステップS6) 主軸10と工作物30とを一体に回転駆動したまま、今
度は図1(a)に示す内面研削用砥石64Aを工作物3
0の内周面30aに径方向内側から押し当てることによ
り、当該内周面30aの研削加工をすることができる。
このとき、工作物30は引きクランプ(引き爪24とバ
ッキングプレート26とによる軸方向挟持)でのみ把持
されているので、抱きクランプ時のような径方向歪みは
ほとんど生じず、よって、工作物30を高精度で内面研
削することが可能である。
【0053】7)工作物回収(ステップS7) 内面研削加工が終了し、工作物搬送装置により加工済工
作物30が把持されてから、引き爪24を待避位置へ待
避させる。この状態で、前記工作物搬送装置により加工
済工作物30を難なく回収することができる。
【0054】以上示した方法では、抱き爪14aによる
径方向把持動作と、引き爪24による軸方向把持動作と
を交互に行い、径方向把持動作中に端面研削加工を、軸
方向把持動作中に内面研削加工をそれぞれ行うようにし
ているので、各把持形態の長所を活かして両研削加工を
効率よくかつ高精度で行うことができる。しかも、前記
径方向把持動作及び軸方向把持動作はともに単一の主軸
10で行うので、端面研削加工から内面研削加工への移
行時に工作物30を搬送する必要がなく、その把持形態
を切換えるだけでよい。従って、二種の装置を併用する
場合に比べてサイクルタイムは大幅に短縮される。
【0055】この効果は、内面研削加工を最初に行い、
その後に端面研削加工を行う場合にも同様に得ることが
可能である。その例を図8のフローチャートに示す。
【0056】同図において、初期設定(ステップS0)
及び工作物搬入(ステップS1)の工程は図7に示す方
法と全く同様である。搬入後、工作物30の芯出しのみ
を目的に抱き爪14aを把持位置に切換える(ステップ
S2)。この状態で、引き爪24を挟持位置に切換えて
から(ステップS8)、抱き爪14aを解放位置に切換
えて(ステップS9)引きクランプ状態(軸方向把持状
態)にし、この状態で内面研削加工を行う(ステップS
10)。
【0057】内面研削加工後は、抱き爪14aを把持位
置に切換えてから(ステップS11)、引き爪24を待
避位置へ逃がして(ステップS12)抱きクランプ状態
(径方向把持状態)にする。この状態で端面研削加工
(ステップS13)を行った後、工作物30を回収する
(ステップS14)。
【0058】この図8の方法では、工作物30の軸方向
挟持(ステップS8)を行う前に、芯出しのみを目的と
して抱き爪14aを把持位置に切換える操作が必要であ
るが(ステップS2)、前記図7の方法では、当該抱き
爪14aを把持位置に切換えた後、そのまま工作物30
の加工(端面研削加工)ができるため、より効率的であ
る。
【0059】その他、本発明は例えば次のような実施の
形態をとることも可能である。
【0060】・前記実施形態では、抱き爪14aや引き
爪24を駆動する手段として油圧シリンダを用いたが、
必要把持力が小さい場合には空気圧シリンダを用いても
よい。あるいはサーボモータ等の電気的手段を用いるこ
とも可能である。
【0061】・前記実施形態では、ダイヤフラム13の
変形を利用して抱き爪14aを開閉させるものを示した
が、径方向把持部材として、テーパー作用により開閉す
るコレットチャックを用いるようにしてもよい。また、
径方向把持部材が工作物を径方向内側から把持する(す
なわち工作物内周面に圧接する)構成にしてもよい。
【0062】・工作物30の形状は図示のような円筒状
に限られず、いずれかの周面及び端面が加工面として設
定された種々の形状の工作物の加工について、本発明を
適用することが可能である。
【0063】
【発明の効果】以上のように本発明は、同一の主軸に径
方向把持部材と軸方向把持部材とを相互独立して作動可
能となるように設けた装置であり、また、この装置にお
いて、径方向把持部材により工作物を把持しながらその
端面加工を行い、軸方向把持部材により工作物を把持し
ながらその周面加工を行うようにしたものであるので、
コンパクトな構成で、工作物の周面と端面の双方を効率
良くかつ高精度で加工することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施の形態にかかる工作物把
持装置の一例を示す断面側面図、(b)は(a)の操作軸
に設けられているカム溝の形状を示す一部断面平面図で
ある。
【図2】図1にかかる工作物把持装置の正面図である。
【図3】(a)は図1にかかる工作物把持装置の抱き爪
が抱き位置にある状態を模式的に示す断面側面図、
(b)は同抱き爪が解放位置にある状態を模式的に示す
断面側面図である。
【図4】前記工作物把持装置における抱き爪及び引き爪
の駆動機構の例を示す断面図である。
【図5】前記工作物把持装置における抱き爪及び引き爪
の駆動機構であってその引き爪を駆動するための油圧シ
リンダを主軸に一体に形成した例を示す断面図である。
【図6】前記工作物把持装置における抱き爪及び引き爪
の駆動機構であってその抱き爪及び引き爪を駆動するた
めの油圧シリンダを主軸に一体に形成した例を示す断面
図である。
【図7】前記工作物把持装置における制御装置の制御動
作を示すフローチャートである。
【図8】前記工作物把持装置における制御装置の制御動
作の他の例を示すフローチャートである。
【図9】(a)は従来の径方向把持タイプの工作物把持
装置の例を示す図、(b)は従来の軸方向把持タイプの
工作物把持装置の例を示す図である。
【符号の説明】
10 主軸 10c,10y シリンダボア 13 ダイヤフラム(駆動変換機構を構成) 14 クランプ部材(径方向把持部材) 14a 抱き爪 15 内側軸 16 外側軸 17 操作部材(駆動変換機構を構成) 18 操作板(連結部材を構成) 20 操作軸(連結部材を構成) 24 引き爪(軸方向把持部材) 26 バッキングプレート(当接部材) 30 工作物 30a 工作物内周面 30b 工作物前端面 40,42 シリンダ形成部材 60 油圧回路 62 制御装置(加工制御手段)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作物をその径方向から把持するための
    複数の径方向把持部材と、工作物の後端が軸方向に突き
    当てられる当接部材と、この当接部材に突き当てられた
    工作物に対して前方から当接することにより当該当接部
    材とで工作物を軸方向に挟持する軸方向把持部材とを主
    軸に設けるとともに、前記径方向把持部材を前記工作物
    を把持するための把持位置と当該工作物を解放する解放
    位置とに切換作動させる径方向駆動手段と、この径方向
    駆動手段とは独立して作動し、前記軸方向把持部材を当
    該軸方向把持部材が前記当接部材とで前記工作物を軸方
    向に挟持する挟持位置と当該挟持位置から前方に待避す
    る待避位置との間で移動させる軸方向駆動手段とを備え
    たことを特徴とする工作物把持装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の工作物把持装置におい
    て、前記軸方向把持部材を前記待避位置へ待避させる際
    に当該軸方向把持部材が前記工作物の前方より径方向外
    側へ待避する方向に当該軸方向把持部材を回転させるよ
    うに前記軸方向駆動手段を構成したことを特徴とする工
    作物把持装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の工作物把持装置
    において、前記主軸の中心軸上に内側軸及び外側筒をこ
    れらが互いに独立して軸方向に移動可能となるように配
    置するとともに、前記内側軸を軸方向に移動させる内側
    軸駆動手段と、この内側軸の軸方向移動に伴って前記径
    方向把持部材を前記把持位置と解放位置とに切換作動さ
    せる駆動伝達機構と、前記外側筒を軸方向に移動させる
    外側筒駆動手段と、この外側筒の軸方向移動に伴って前
    記軸方向把持部材が前記挟持位置と待避位置との間で移
    動するように当該外側筒と軸方向把持部材とを連結する
    連結部材とを備えたことを特徴とする工作物把持装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の工作物把持装置におい
    て、前記内側軸駆動手段、外側筒駆動手段の少なくとも
    一方を流体圧シリンダで構成するとともに、当該流体圧
    シリンダのシリンダボアを前記主軸に形成したことを特
    徴とする工作物把持装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の工作物把持装置におい
    て、前記内側軸駆動手段及び外側筒駆動手段を互いに独
    立した2つの流体圧シリンダで構成するとともに、両流
    体圧シリンダのシリンダボアを前記主軸に形成したこと
    を特徴とする工作物把持装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の工作物把持装置におい
    て、両シリンダを前記主軸の両端部に形成したことを特
    徴とする工作物把持装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の工作物
    把持装置において、前記工作物の加工に際し、まず前記
    径方向駆動手段を作動させて前記径方向把持部材を解放
    位置から把持位置に切換えさせ、この状態での当該工作
    物の端面加工が終了した後に前記軸方向駆動手段を作動
    させて前記軸方向把持部材を待避位置から挟持位置に移
    動させ、次いで前記径方向駆動手段を作動させて前記径
    方向把持部材を把持位置から解放位置に切換えさせる加
    工制御手段を備えたことを特徴とする工作物把持装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6のいずれかに記載の工作物
    把持装置において、前記工作物の加工に際し、まず前記
    径方向駆動手段を作動させて前記径方向把持部材を解放
    位置から把持位置に切換えさせ、前記軸方向駆動手段を
    作動させて前記軸方向把持部材を待避位置から挟持位置
    に移動させ、前記径方向駆動手段を作動させて前記径方
    向把持部材を把持位置から解放位置に切換えさせ、この
    状態での当該工作物の周面加工が終了した後に前記径方
    向駆動手段を作動させて前記径方向把持部材を解放位置
    から把持位置に切換えさせ、次いで前記軸方向駆動手段
    を作動させて前記軸方向把持部材を挟持位置から待避位
    置に切換えさせる加工制御手段を備えたことを特徴とす
    る工作物把持装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜6のいずれかに記載の工作物
    把持装置を用いた加工方法であって、前記径方向駆動手
    段の作動により前記径方向把持部材を解放位置から把持
    位置に切換えて当該径方向把持部材により工作物を径方
    向から把持し、この状態で当該工作物の端面加工を行っ
    た後、前記軸方向駆動手段の作動により前記軸方向把持
    部材を待避位置から挟持位置に移動させて当該軸方向把
    持部材と当接部材とにより工作物を軸方向に挟持してか
    ら前記径方向駆動手段の作動により前記径方向把持部材
    を前記解放位置に戻し、この状態で当該工作物の周面加
    工を行うことを特徴とする工作物把持装置を用いた加工
    方法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜6のいずれかに記載の工作
    物把持装置を用いた加工方法であって、前記径方向駆動
    手段の作動により前記径方向把持部材を解放位置から把
    持位置に切換えて前記工作物の芯出しを行い、前記軸方
    向駆動手段の作動により前記軸方向把持部材を待避位置
    から挟持位置に移動させて当該軸方向把持部材と当接部
    材とにより工作物を軸方向に挟持してから前記径方向駆
    動手段の作動により前記径方向把持部材を解放位置に戻
    し、この状態で当該工作物の周面加工を行った後、前記
    径方向駆動手段の作動により前記径方向把持部材を解放
    位置から把持位置に切換えて当該径方向把持部材により
    工作物を径方向から把持してから前記軸方向駆動手段の
    作動により前記軸方向把持部材を前記待避位置へ戻し、
    この状態で当該工作物の端面加工を行うことを特徴とす
    る工作物把持装置を用いた加工方法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007152451A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Alps Tool Co Ltd 旋盤用チャック装置
JP2010280025A (ja) * 2009-06-03 2010-12-16 Honda Motor Co Ltd クランプ装置
KR101464763B1 (ko) * 2008-11-17 2014-11-25 두산인프라코어 주식회사 캠 운동 구조를 갖는 부품 언로더 장치
JP2016043474A (ja) * 2014-08-27 2016-04-04 トーヨーエイテック株式会社 チャック装置
JP2018192618A (ja) * 2018-08-02 2018-12-06 ファナック株式会社 工作機械およびワークを着脱するロボットを備える加工システム
US10895862B2 (en) 2015-08-11 2021-01-19 Fanuc Corporation Machining system with machine tool and robot for attaching and detaching workpiece

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