JP2001053490A - バルクフィーダ - Google Patents

バルクフィーダ

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JP2001053490A
JP2001053490A JP11225022A JP22502299A JP2001053490A JP 2001053490 A JP2001053490 A JP 2001053490A JP 11225022 A JP11225022 A JP 11225022A JP 22502299 A JP22502299 A JP 22502299A JP 2001053490 A JP2001053490 A JP 2001053490A
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勇二 利重
Akihiro Tanaka
章広 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルクフィーダにおいて、電子部品の搬送不
良を防止し、又、搬送路に進入した異物等を容易に除去
できるようにする。 【解決手段】 電子部品搭載装置の部品供給部に設置さ
れ、バルクケースと連続する略トンネル状の搬送路28
を通じて電子部品24を電子部品搭載装置のピックアッ
プポジションに順次送り出すバルクフィーダ20におい
て、前記搬送路の側面28B、D及び上面28Cの少なく
とも一方は、電子部品24の搬送方向Lに長いガイドプ
レート36によって構成されており、このガイドプレー
ト36の少なくとも電子部品24と接触可能な領域は、
導電性の金属により形成されるようにする。更に、この
電子部品24のサイズより狭い所定の隙間44が、搬送
路28のガイドプレート36幅方向側端近傍に形成され
るように、このガイドプレート36を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品搭載装置
の部品供給部に配置されて、バルクケースから供給され
る電子部品を搬送路を介して電子部品搭載装置のピック
アップポジションに順次送り出すバルクフィーダに関す
る。
【0002】
【従来の技術】プリント基板に電子部品を実装する電子
部品搭載装置には、その電子部品を1つずつ順次供給す
るバルクフィーダが設置されている。
【0003】このバルクフィーダは、一般的には、バル
ク状(荷造りされていないバラバラの状態)の電子部品
を貯留するバルクケースと、このバルクケースと連続
し、バルクケースから供給される電子部品を一列に整列
させて搬送する略トンネル状の搬送路と、を備えて構成
されている。
【0004】前記搬送路の先端は、電子部品搭載装置の
部品ピックアップポジションに設定されており、この搬
送路を通じて先端まで搬送された電子部品が電子部品搭
載装置の部品保持手段(吸着パッド等)によって取り出
せるようになっている。
【0005】なお、通常、バルクケースと搬送路との接
続部には、バルク状の電子部品を整列させて搬送路に順
次供給する整列手段が設けられており、例えば、エアを
吹き込んでバルク状の電子部品を整列させるものや、内
部に電子部品を収容するドラムが回転することで電子部
品を撹拌し整列させるもの等が知られている。
【0006】搬送路における電子部品搬送方法には、搬
送ベルトによって電子部品を搬送する方法と、エアの吹
き出し又は吸引による正圧又は負圧を利用して電子部品
を搬送する方法がある。
【0007】図10に示されるように、従来のバルクフ
ィーダ1における搬送ベルト式の搬送路2の周囲は、下
側搬送面4を自らの上面で構成する搬送ベルト6と、搬
送路2の上面8及び一方の側面10を一体的に構成する
金属の搬送フレーム12と、前記搬送フレーム12にボ
ルト14等で固定され、且つ搬送路2の他方の側面10
を構成する透明樹脂のガイドプレート16と、を備えて
いる。
【0008】前記ガイドプレート16は、表面に静電防
止剤(導電性材料)が塗布されており、電子部品との摩
擦によって生じる静電気により電子部品がガイドプレー
ト16に密着するのを防止している。
【0009】又、このガイドプレート16が透明性の樹
脂とされている理由は、電子部品が途中で詰まって搬送
不能である場合や内部に異物が進入した場合等におい
て、目視によってそのトラブルを確認するためである。
又、供給する電子部品の種類を変更する場合にも、変更
前の電子部品が搬送路に残存していないか確認する必要
があるからである。
【0010】更に、ガイドプレート16がボルト14に
よって搬送フレーム12から取り外し可能とされている
のは、上記のような搬送トラブルの際に作業員の手作業
で搬送トラブルを解消するためである。
【0011】なお、図11に示すように、エアー搬送式
の搬送路2Aにおいては、下側搬送面4及び両側面10
を一体的に構成する搬送フレーム12Aと、前記搬送フ
レーム12Aにボルト14によって固定され、搬送路2
Aの上面8を構成する透明樹脂のガイドプレート16A
と、を備えて構成されている。
【0012】このガイドプレート16Aにも静電防止剤
が塗布されており、電子部品との間に静電気力が生じる
ことを防止している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
静電防止剤によって表面処理加工されたガイドプレート
16、16Aにおいては、搬送される電子部品との接触
によりその静電防止処理層が徐々に削り取られ、静電防
止効果が低下するという問題があった。又、ガイドプレ
ート16、16Aを取り外したときの不手際等によって
静電防止処理層に疵がついた場合にも、この疵付近の静
電防止効果が大幅に低下するという問題があった。
【0014】このような状況では、静電気によって電子
部品がガイドプレート16、16A側に吸い寄せられて
搬送抵抗が増大し、電子部品が滑らかに搬送されないた
め、結果として、新しいガイドプレートに交換する必要
があった。
【0015】又、一般的に透光性の樹脂プレートにおい
ては、端面において光が乱反射してその近傍が白化する
現象が見られる。従って、図10に示されるように、鉛
直方向に配置されるガイドプレート16の下端18が、
電子部品の近傍に位置する場合には、外光が下端18で
乱反射してその近傍を白濁化することになり、外部から
の電子部品の視認性が悪化するという問題があった。
【0016】又、搬送路2、2Aは、下側搬送面4、上
面8及び両側面10による密閉構造であるため、搬送路
2、2A内部に埃、半田片等の異物が蓄積され易く、電
子部品の搬送の妨げになると共に、一旦搬送路2、2A
内に進入した異物を除去するためには、ボルト14によ
ってガイドプレート16、16Aを取り外す必要があ
り、ライン全体を長時間停止させるという問題があっ
た。
【0017】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであって、静電気等による電子部品の搬送不
良を抑制すると共に、搬送中の電子部品の視認性に優
れ、又、搬送路に入り込んだ異物を容易に除去すること
ができるバルクフィーダを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、電子部品搭載
装置の部品供給部に設置され、バルク状の電子部品を貯
留するバルクケースから供給される電子部品を、前記バ
ルクケースと連続する略トンネル状の搬送路を通じて前
記電子部品搭載装置のピックアップポジションに順次送
り出すバルクフィーダにおいて、前記搬送路の側面及び
上面の少なくとも一方は、前記電子部品の搬送方向に長
いガイドプレートによって構成されており、該ガイドプ
レートの少なくとも前記電子部品と接触可能な領域は、
導電性の金属により形成されると共に、前記電子部品の
サイズより狭い所定の隙間が、前記搬送路の前記ガイド
プレート幅方向側端近傍に形成されるように、前記ガイ
ドプレートを配置したことを特徴とするバルクフィーダ
によって上記目的を解決したものである。
【0019】なお、所定の隙間は、搬送中に電子部品が
搬送路から逸脱しない程度のものであればよく、即ち、
この隙間に対向する電子部品面の幅より狭いものが好ま
しく、又一方で、搬送路内の電子部品を外部から(視
覚、センサ手段等により)確認できる程度のものであれ
ば良い。
【0020】又上記発明において、前記搬送路の両側面
の少なくとも一方を、前記ガイドプレートによって構成
し、該ガイドプレートの下端と前記搬送路の下側搬送面
との間に前記電子部品の高さより狭い所定の隙間を形成
されるように、前記ガイドプレートを配置しても良い。
【0021】更に、前記下側搬送面が、前記電子部品を
搬送可能な搬送ベルトによって構成されており、前記ガ
イドプレートの下端の位置が、前記搬送ベルトの進行方
向に対して徐々に搬送幅方向内側に変位するように、前
記ガイドプレートを配置しても良い。
【0022】又更に、前記ガイドプレートが、該ガイド
プレート幅方向に摺動自在に配設され、この摺動により
前記ガイドプレートが前記搬送路から退避可能としても
良い。
【0023】又、請求項5記載の発明は、電子部品搭載
装置の部品供給部に設置され、バルク状の電子部品を貯
留するバルクケースから供給される電子部品を、前記バ
ルクケースと連続する略トンネル状の搬送路を通じて前
記電子部品搭載装置のピックアップポジションに順次送
り出すバルクフィーダにおいて、前記搬送路の側面及び
上面の少なくとも一方は、前記電子部品の搬送方向に長
いガイドプレートによって構成されており、該ガイドプ
レートの前記搬送路側には、搬送方向に長く、且つ前記
電子部品のサイズよりも細い金属接触部が、前記電子部
品と接触可能に突設されることを特徴とするバルクフィ
ーダにより、上記目的を達成するものである。
【0024】なお、「電子部品のサイズよりも細い」金
属接触部とは、搬送路内で長手方向に整列している電子
部品を外部から(視覚、センサ手段等により)確認でき
る程度のものであれば良く、即ち、この金属接触部に対
向する電子部品面の幅より細いものであることが望まし
い。このようにすれば、たとえ不透明の金属接触部であ
っても、それ以外のガイドプレートにより構成される部
分を隙間(空間)や透明樹脂等にすることで、外部から
電子部品を確認することが出来るからである。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の例について
図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0026】図1に示されるように、実施の形態の第1
例に係るバルクフィーダ20は、電子部品搭載装置22
(全体の図示は省略)の部品供給部に設置され、バルク
状の電子部品24を貯留するバルクケース26から供給
される電子部品24を、バルクケース26と連続する略
トンネル状の搬送路28を通じて電子部品搭載装置22
のピックアップボジションに順次送り出すものである。
【0027】バルクケース26と搬送路28との間に
は、バルク状の電子部品24を整列させて搬送路28に
順次送り出す整列手段30が設けられている。
【0028】この整列手段30は、図2に拡大して示さ
れるように、漏斗状のバルクケース26の下側に一体的
に形成される供給路26Aによって電子部品24がその
内部に供給される回転ドラム32と、この回転ドラムの
外周に沿って外側に広がるように形成され、下方に向か
って徐々に外周との間隔が狭くなって最終的に搬送路2
8と連続する副室34と、を備えて構成されている。
【0029】前記回転ドラム32は、1直径上に形成さ
れる1対の開口32Aが形成されると共に、外周面には
略鋸歯形状のローレット部32Bが形成されている。
【0030】この回転ドラム32は特に図示しない駆動
装置により、図2において反時計回りに回転駆動されて
おり、内部に貯留されている電子部品24が遠心力によ
って開口32Aを介して副室34に投出されるようにな
っている。副室34に投出された電子部品24は、回転
するローレット部32Bに掻き上げられるようにして回
転し、この回転中に搬送路28の間隔と一致したものだ
けがこの搬送路28に進行可能となっている。
【0031】なお、このような整列手段30をバルクケ
ース26と搬送路28との間に備えたとしても、開口3
2A及び副室34を介してバルクケース26と搬送路2
8とが「連続」していることに変わりはない。
【0032】次に、搬送路28を構成する各部材につい
て説明する。
【0033】図3及び図4に示されるように、搬送路2
8は略トンネル状となっており、下側搬送面28A、側
面28B、28C、及び上面28Dから構成されてい
る。
【0034】下側搬送面28Aは、搬送路28の先端側
及び後端側に各々配置される一対のプーリ40に装架さ
れる搬送ベルト42の上面によって構成されており、
又、一方の側面28Bと上面28Cは、金属の搬送フレ
ーム34によって一体的に構成されている。
【0035】他方の側面28Dは、電子部品24の搬送
方向Lに長いガイドプレート36によって構成されてお
り、又、このガイドプレート36の下端36Aと下側搬
送面28Aとの間には、電子部品24の搬送状態におけ
る高さHより狭い所定の隙間44が形成されている。
【0036】具体的にガイドプレート36は、導電性の
金属からなる板状部材によって構成され、又、幅方向
(鉛直方向)に長い固定用長孔46が、長手方向に等間
隔に形成されている。従って、ガイドプレート36は、
この固定用長孔46を貫通するボルト50によって搬送
フレーム34に幅方向(鉛直方向)に摺動自在に固定さ
れている。
【0037】又、ガイドプレート36には略方形のスト
ッパ用開口48が長手方向等間隔に形成されており、搬
送フレーム34に固定されているストッパ38と係合す
ることでガイドプレート36の下端36Aの高さ位置を
調節できるようになっている。
【0038】これは、ガイドプレート36を取り外した
り、又、上方向に摺動させた場合等において、再度所定
の隙間44を空けて、且つ搬送ベルト42と平行となる
ように固定用長孔46で調節することは困難、面倒であ
ることに鑑み、前記ストッパ用開口48をストッパ38
に係合させることで容易に所定の隙間44を再現できる
ようにするためである。
【0039】従って、図4及び図5に示されるように、
このガイドプレート36は、ボルト50を弛めるだけで
ガイドプレート幅方向(この実施例においては鉛直方
向)に摺動自在であり、この摺動によりガイドプレート
36が搬送路28から回避することができるようになっ
ている。又、ストッパ38及びストッパ用開口48によ
り、ガイドプレート36を図3及び図4に示される元の
位置に容易に戻すことも可能である。
【0040】更に図7に示されるように、前記ガイドプ
レート36の下端36A位置は、搬送ベルト42の進行
方向Sに対して徐々に搬送幅方向W内側に変位するよう
に設定されている。即ち、このガイドプレート36によ
る電子部品案内方向Gと前記進行方向Sとが平行となら
ず、一定の角度を有することになる。従って、前記隙間
44より小さい半田片や埃等の異物52は、搬送ベルト
42の進行方向Sと同方向に搬送されて前記隙間44を
通過し、搬送路28の外側に自動的に排出される。又、
電子部品24の側面等によって外側に弾かれるようにし
て、同様に搬送路28から排出される場合もある。
【0041】前記バルクフィーダ20は、バルク状の電
子部品24を貯留するバルスケース26によって供給路
26Aを介して整列手段30の回転ドラム32内に電子
部品24を供給し、この整列手段30によってバルク状
の電子部品24を長手方向に整列させて搬送路28へ送
り込む。搬送路28に送り込まれた電子部品24は、搬
送ベルト42によって搬送されて部品搭載装置22のピ
ックアップポジションに順次送り出される。
【0042】なお、特に図示しないものの、電子部品搭
載装置22においては、ピックアップポジションにある
電子部品24を吸着パッド等によって保持、搬送し、回
路基板の所定位置に順次搭載する。
【0043】このバルクフィーダ20によれば、ガイド
プレート36が金属により形成されているため、静電気
によって電子部品24がガイドプレート36に密着する
ことを防止することができ、結果として電子部品24を
滑らかに搬送することが可能となる。又、ガイドプレー
ト36が熱によって変形することもないため、高温環境
下であってもこのバルクフィーダ20を用いることが可
能となる。
【0044】なお、ガイドプレート36全体を金属で形
成する必要はなく、その要旨は電子部品24との静電気
力を防止すれば十分であり、ガイドプレート36におけ
る少なくとも電子部品24と接触する領域に導電性の金
属プレート等を設置し、その他の部分は樹脂等を用いて
も構わない。
【0045】又、所定の隙間44を設けたことは以下の
ような利点を得るためである。
【0046】A)静電気を防止する目的でガイドプレー
ト36を金属で形成した場合であっても、この隙間44
を介して内部の電子部品24の搬送状態を目視等により
容易に確認することが可能となる。更に、光センサ等に
よりこの隙間44を介して内部の電子部品24の搬送状
況を検知することも可能である。
【0047】B)電子部品24の搬送に不具合が生じた
場合でも、針金やブラシ等により電子部品24を搬送方
向Lに押し進めたり、内部に挟まった異物等をこの隙間
44を介して除去することも可能である。
【0048】C)図7に示したように、搬送ベルト42
との相互作用により、異物等を自動的に搬送路28から
除去することが可能であり、長時間の安定した電子部品
24の供給が可能となる。
【0049】なお、このように自動的に異物等を除去す
る方法としては、図7に示したような搬送ベルト42の
進行方向とガイドプレート36の電子部品案内方向とを
非平行にしたものに限定されず、例えば、隙間44側が
低くなるように搬送幅方向に傾斜させて搬送ベルト42
を設置することで異物が自動的に隙間44から排出され
るようにしてもよい。
【0050】又、前記隙間44の間隔は電子部品の高さ
Hの半分、即ち1/2H程度にすることが搬送の安定性
及び外部からの視認性を両立する上で最も好ましい。
【0051】次に、図8を参照して実施の形態の第2例
に係るバルクフィーダ60について説明する。
【0052】このバルクフィーダ60は、偏心円盤カム
62Aを備えたレバー62によりガイドプレート64が
上方向に摺動し、手動によるワンタッチで前記搬送路2
8の開放を可能としたものである。
【0053】具体的には、搬送フレーム34の上方に
は、搬送方向に伸びる凹部64が形成されており、この
凹部64に係合するように前記ガイドプレート36の上
端側が断面逆L字状に屈曲されている。
【0054】この屈曲部66は、ピン68によって前記
乙部64内に鉛直方向に配置される圧縮ばね70によっ
て鉛直下方に付勢されており、凹部64の下側面と屈曲
部66とが係合した状態で通常(操業状態)は固定され
ている。
【0055】乙部64の下方には、軸72を中心にして
揺動自在のレバー62が配置されており、レバー62に
おける前記軸72の近傍には、この軸72を中心とした
偏心円盤カム62Aが一体的に設けられている。
【0056】従って、レバー62を揺動させると、二点
鎖線に示されるように、偏心円盤カム62Aが屈曲部6
6を圧縮ばね70の付勢力に抗して押上げ、ガイドプレ
ート36が上方に摺動して下端18が搬送路28から退
避するようになっている。
【0057】なお、ガイドプレート36の下端36A
は、搬送路28から外側に向かって(図8では左方向に
向かって)上方向に広がる斜面67が形成されており、
外部の上方から前記搬送路28を臨んだ場合でも、ガイ
ドプレート36の厚みが邪魔にならずに電子部品24の
搬送状況が容易に確認できるようになっている。
【0058】このバルクフィーダ60によれば、ワンタ
ッチで前記搬送路28の開放ができるため、異物が搬送
路28に詰まった場合等の搬送トラブルを容易、且つ即
座に解消することが可能となり、操業効率が大幅に向上
する。
【0059】なお、このバルクフィーダ60におけるそ
の他の構成については、既に示した実施の形態の第1例
に係るバルクフィーダ20とほぼ同様であるため、同一
部分については前記バルクフィーダと同一符号を付する
ことで説明及び全体の図示を省略する。
【0060】次に、図9に示す実施の形態の第3例に係
るバルクフィーダ80について説明する。
【0061】このバルクフィーダ80は、透明樹脂から
なるガイドプレート36を備えており、このガイドプレ
ート36の側面28D側には、電子部品24の搬送方向
に長く且つ電子部品の高さHよりも細い金属接触部82
が突設されている。
【0062】従って、電子部品24は,金属接触部82
と接触可能ではあるが、前記ガイドプレート36の透明
樹脂部分には接触できないようになっている。なお、こ
のバルクフィーダ80のその他の構成については、実施
の形態の第1例に係るバルクフィーダ20とほぼ同様で
あるため、同一部分にはこのバルクフィーダ20と同一
符号を付することにより説明及び図示は省略する。
【0063】このバルクフィーダ80によれば、電子部
品24が導電性の金属接触部82と接触するため、静電
気によって電子部品24がガイドプレート36に吸着す
ることを抑制することができる。更に、電子部品24が
直接的に樹脂部分と接触しないため、ガイドプレート3
6に疵が生じることを防止することができる。
【0064】又、金属接触部82は電子部品24のサイ
ズよりも細く設定されているため、透明樹脂からなるガ
イドプレート36を介して内部の電子部品24を透視す
ることが可能であり、部品の搬送状況等を目視により確
実に監視することが可能となる。
【0065】なお、上記の実施の形態の第1例から第3
例においては、全て搬送ベルトによって電子部品24を
搬送する場合を示したが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、エアーの正圧又は負圧により電子部品24
を搬送する場合や、搬送路を搬送方向に傾斜させて振動
により搬送する場合等も含むものである。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、静電気等による電子部
品の搬送不良が大幅に抑制されると共に、電子部品の搬
送状況の視認性に優れたバルクフィーダを得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例に係るバルクフィ
ーダを示す正面模式図
【図2】同バルクフィーダの整列手段を拡大して示す正
面図
【図3】同バルクフィーダの搬送路を拡大して示す正面
【図4】図3におけるIV−IV矢視断面を含む拡大斜視図
【図5】同バルクフィーダの搬送路の開放状態を示す正
面図
【図6】図5のおけるVI−VI矢視断面を含む拡大斜視図
【図7】同バルクフィーダにおける搬送ベルトとガイド
プレートとの位置関係を模式的に示す平面図
【図8】本発明の実施の形態の第2例に係るバルクフィ
ーダの要部を拡大して示す部分断面図
【図9】本発明の実施の形態の第3例に係るバルクフィ
ーダの要部を拡大して示す断面図
【図10】従来のバルクフィーダにおける搬送ベルト式
の搬送路を拡大して示す断面斜視図
【図11】従来のバルクフィーダにおけるエアー搬送式
の搬送路を拡大して示す断面斜視図
【符号の説明】
20、60、80…バルクフィーダ 22…電子部品搭載装置 24…電子部品 26…バルクケース 28…搬送路 30…整列手段 32…回転ドラム 34…搬送フレーム 36…ガイドプレート 36A…下端 38…ストッパ 40…プーリ 42…搬送ベルト 44…隙間 82…金属接触部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子部品搭載装置の部品供給部に設置さ
    れ、 バルク状の電子部品を貯留するバルクケースから供給さ
    れる電子部品を、前記バルクケースと連続する略トンネ
    ル状の搬送路を通じて前記電子部品搭載装置のピックア
    ップポジションに順次送り出すバルクフィーダにおい
    て、 前記搬送路の側面及び上面の少なくとも一方は、前記電
    子部品の搬送方向に長いガイドプレートによって構成さ
    れており、 該ガイドプレートの少なくとも前記電子部品と接触可能
    な領域は、導電性の金属により形成されると共に、 前記電子部品のサイズより狭い所定の隙間が、前記搬送
    路の前記ガイドプレート幅方向側端近傍に形成されるよ
    うに、前記ガイドプレートを配置したことを特徴とする
    バルクフィーダ。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記搬送路の両側面の
    少なくとも一方が、前記ガイドプレートによって構成さ
    れており、 該ガイドプレートの下端と前記搬送路の下側搬送面との
    間に前記電子部品の高さより狭い所定の隙間が形成され
    るように、前記ガイドプレートを配置したことを特徴と
    するバルクフィーダ。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記下側搬送面が、前
    記電子部品を搬送可能な搬送ベルトによって構成されて
    おり、 前記ガイドプレートの下端の位置が、前記搬送ベルトの
    進行方向に対して徐々に搬送幅方向内側に変位するよう
    に、前記ガイドプレートを配置したことを特徴とするバ
    ルクフィーダ。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3において、 前記ガイドプレートが、該ガイドプレート幅方向に摺動
    自在に配設され、この摺動により前記ガイドプレートが
    前記搬送路から退避可能とされていることを特徴とする
    バルクフィーダ。
  5. 【請求項5】電子部品搭載装置の部品供給部に設置さ
    れ、 バルク状の電子部品を貯留するバルクケースから供給さ
    れる電子部品を、前記バルクケースと連続する略トンネ
    ル状の搬送路を通じて前記電子部品搭載装置のピックア
    ップポジションに順次送り出すバルクフィーダにおい
    て、 前記搬送路の側面及び上面の少なくとも一方は、前記電
    子部品の搬送方向に長いガイドプレートによって構成さ
    れており、 該ガイドプレートの前記搬送路側には、搬送方向に長
    く、且つ前記電子部品のサイズよりも細い金属接触部
    が、前記電子部品と接触可能に突設されることを特徴と
    するバルクフィーダ。
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