JP2001052280A - 分散されているシステム機器の同期装置、及び分散制御システム - Google Patents

分散されているシステム機器の同期装置、及び分散制御システム

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JP2001052280A JP11339162A JP33916299A JP2001052280A JP 2001052280 A JP2001052280 A JP 2001052280A JP 11339162 A JP11339162 A JP 11339162A JP 33916299 A JP33916299 A JP 33916299A JP 2001052280 A JP2001052280 A JP 2001052280A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分散されているシステム各機器を互いに同期
させる。 【解決手段】 予め与えられた基準分周値Tdivに基づき
内部の水晶発振器2が出力したクロックから内部基準信
号Tintを生成する内部基準タイミング生成カウンタ10
と、入力された外部基準信号Textの1周期当たりの内部
クロック数をカウントする計測カウンタ3と、カウント
されたカウント値Tcntに応じて前記分周値Tdivを補正す
る手段とを各システム機器ごとに備える。またカウント
値Tcntを周期理論値ΔTextと比較し両者の差Δεが所定
の基準範囲αを越えるとアラームを出力する。ここでGP
S 信号を外部基準信号とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分散されているシ
ステム機器を同期させる装置に関し、特に、電力系統の
多端子故障点標定装置および計測装置等においてサンプ
リングタイミングの同期をとるのに好適な同期装置に関
する。また、中央装置及び分散設置されている各端末装
置が伝送路により接続されて成る分散制御システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】遠隔多地点の系統情報を、分散設置され
た各端末装置で収集し、これら収集データ(サンプリン
グデータ)を中央装置に送信して演算するシステムにお
いては、このデータ収集のサンプリングタイミングの同
期をとる必要がある。
【0003】従来、電力系統でデータサンプリングをす
る場合は、PCM キャリアリレーや分散型変電所構内LAN
を用いて、伝送系から電気角30度(50Hz 系で1666.6・・・
ms)毎に基準信号を取得してサンプリングタイミングの
同期制御を行っている。ここでは、比較的短い周期の同
期基準が得られるため、クロックの発振周波数の変動誤
差を検出して補正する必要がなかった。
【0004】また、関連する従来技術として、特開平8-
056153号には、温度補償発振器を適用し、発振器周辺の
温度を検出し、これに対応した温度補償レベル(アナロ
グ値)により、発振ループ内にある可変容量素子の容量
を変化させ発振周波数を制御することが記載されてい
る。さらに同公報には、GPS(全地球測位システム) の出
力信号(期待値F)を用い、クロック(電圧制御発振器)
でGPS 出力信号を計測し、期待値からのずれを検出し、
その誤差から補正レベルをアナログ変換し、電圧制御発
振器を制御することでクロック発振周波数を制御する方
式が記載されている。
【0005】すなわち、この従来技術は、UTC(協定世界
時) に同期した基準パルスを出力するGPS 受信手段と、
基準パルスを用いて発振器の出力周波数と与えられた期
待周波数との誤差を検出する周波数誤差検出手段と、周
波数誤差に基づいて誤差を低減させる制御信号を生成す
る制御信号生成手段とを発振回路に備えたものである。
さらに、この従来技術の発振回路は、周波数誤差の変化
量に応じた回数の前記周波数誤差を平均する平均化手段
を備えている。
【0006】これらの構成により、GPS 受信手段から出
力された高精度の基準パルスが利用されて、発振器の出
力周波数の期待周波数から偏差が検出され、その偏差を
縮小するように発振器が制御される。さらに、GPS 受信
手段の受信状態により生じる基準パルスの変動が平均化
手段により緩和される。その結果、高精度で高い安定性
を有する発振周波数を得ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した電
力系統でデータサンプリングをする場合に、電気角30度
のタイミング同期を実現するために、GPS の1秒基準信
号のように周期の長い信号を基準として用いると、基準
発振器(クロック)の周波数変動誤差を補正することが
不可欠となる。
【0008】また、GPSアンテナを設置する周囲の環
境が悪かったり周囲環境が変化したり、あるいはGPS
受信機の設定に誤りがあると、GPS基準タイミングの
出力が安定せず、場合によってはタイミング自体出力し
ない事も有り得る。また、電源起動時には、GPS基準
タイミングの出力が安定して得られるようになるまでに
ある程度の時間を必要とする。また、GPSアンテナを
設置する周囲の環境の変化などによって、一時的に、G
PS基準信号が得られなくなる場合も考えられ、この場
合、上記同期制御は不可能となる。また、例えば変電所
間のように遠く離れて分散設置された装置間のタイミン
グ同期の不具合等を、人が目視確認評価するのはほとん
ど不可能であった。
【0009】そこで、本発明は、分散されたシステム機
器それぞれにおいて、クロックの補正を可能にしてシス
テム各機器の同期をとり、ある期間GPS基準信号が受
信できなくなったり、過渡的にGPS基準信号が変動/
停止した場合でも、安定したシステム同期及びサンプリ
ングデータの同期を可能とし、特に遠距離分散設置され
た各装置間のタイミング同期性能を比較的容易に試験/
評価でき、不具合を自動的に検出してシステムの信頼性
を向上させることを課題とした。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、予め与えられた分周値に基づき
内部クロックを分周して内部基準信号を生成する内部基
準タイミング生成カウンタと、入力された外部基準信号
の1周期当たりの内部クロック数をカウントするカウン
タと、カウントされた内部クロック数に応じて前記分周
値を補正する手段とを各システム機器ごとに備えたこと
を特徴とする。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、カウントされた内部クロック数を基準値と比較し両
者の差が所定の基準範囲を越えた場合にクロック異常信
号を出力する手段を備えたことを特徴とする。
【0012】また、本発明は換言すると、水晶発振器等
のクロック信号を分周して基準タイミングを生成してい
る装置を複数保持して、各タイミングが同期しなければ
ならないシステムにおいて、同期を安定させるため、全
装置共通の定周期信号を用いて、その定周期信号の1周
期を水晶発振器等のクロックで計測することで、理論値
からのずれ(水晶発振器の周波数誤差)を認識し、その
誤差を考慮して分周値を制御(位相制御)する。
【0013】ここで、水晶発振器の固有誤差(初期誤
差)を検出すると、システムの試験時に誤差分(オフセ
ット値)の調整が可能になるとともに、不良水晶発振器
を検出することも可能になる。さらに、全装置共通の定
周期信号としてGPS基準信号を用いると、システムの同
期をGPS基準信号に合わせる過程で、自装置の水晶発振
器のクロック周波数の誤差分を考慮しながら同期制御を
行うことができる。
【0014】請求項3の発明は、入力される分周値に基
づき基準クロックを分周して内部基準信号を生成する分
周回路と、入力された外部基準信号と前記内部基準信号
との位相差を検出する位相差検出手段と、該位相差検出
手段により検出された位相差が、所定の調整幅で徐々に
なくなるように前記分周値を設定する分周値設定手段
と、を各システム機器ごとに備えたことを特徴とする。
【0015】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、前記分周値設定手段は、前記位相差検出手段により
検出された位相差の大きさに応じて前記調整幅を決定す
ることで、高精度の微調整幅の位相制御と、収束時間を
高速にする粗調整幅の位相制御とを使い分けることを特
徴とする。
【0016】請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれ
かの発明において、GPS より得られる基準信号を外部基
準信号としたことを特徴とする。
【0017】上記請求項3または4の発明によれば、特
に位相制御において徐々に位相差が零になるようにした
ことで、過渡的にGPS基準信号が変動した場合でもサ
ンプリングタイミングが大幅に急変することなく、また
外部基準信号(GPS基準信号)が受信できない期間に
おいても安定したシステム同期を可能とする。
【0018】請求項6の発明は、中央装置及び分散設置
されている各端末装置が伝送路により接続されている分
散制御システムにおいて、前記各端末装置は、内部基準
信号を生成する内部基準信号生成手段と、入力された外
部基準信号と前記内部基準信号との位相差を検出する位
相差検出手段と、該位相差検出手段により検出した位相
差を、収集した系統情報と共に前記伝送路を介して前記
中央装置に送信する通信手段とを備え、前記中央装置
は、前記各端末装置から送られてくる位相差に基づい
て、各端末装置間の内部基準信号の相対的なズレを推定
し、該ズレに応じて前記系統情報を補正して各種演算を
行う演算処理手段を備えることを特徴とする。
【0019】請求項7の発明は、中央装置及び分散設置
されている各端末装置が伝送路により接続されている分
散制御システムにおいて、前記各端末装置は、内部基準
信号を生成する内部基準信号生成手段と、外部基準信号
を入力する外部基準信号入力手段と、系統故障発生を検
出する故障検出手段と、前記外部基準信号が入力されな
い期間に前記故障検出手段により系統故障発生が検出さ
れた場合に、該系統故障発生検出直後の内部基準信号の
サンプリングタイミングから前記外部基準信号が最初に
入力されるタイミングまでの時間を計測する計測手段
と、該計測手段による計測データを前記中央装置に送信
する通信手段とを備え、前記中央装置は、前記各端末装
置から送られてくる計測データに基づいて、系統故障発
生時の各端末装置間の内部基準信号の相対的なズレを推
定して、該ズレを用いた補正を行って故障点標定する故
障点標定手段を備えることを特徴とする。
【0020】請求項8の発明は、中央装置及び分散設置
されている各端末装置が伝送路により接続されている分
散制御システムにおいて、前記中央装置は、前記各端末
装置に対して基準トリガーを通知する基準トリガー通知
手段を備え、前記各端末装置は、前記基準トリガーを受
信すると、予め求められている中央装置−自装置間の伝
送遅延時間を用いて、前記中央装置が基準トリガー送信
したタイミングを推定することで、該基準トリガー送信
タイミングと自装置内の内部基準信号とのタイミング差
を算出するタイミング差算出手段と、該算出したタイミ
ング差を、収集した系統情報と共に前記中央装置に送信
する通信手段とを備えることを特徴とする。
【0021】上記請求項7、8の発明によれば、ある期
間GPS基準信号が受信できなくなり、システム同期が
確立できていなくても、データのサンプリングタイミン
グのズレを認識して補正することで、安定したサンプリ
ングデータの同期を可能とする。
【0022】請求項9の発明は、中央装置及び分散設置
されている各端末装置が伝送路により接続されている分
散制御システムにおいて、前記中央装置は、前記各端末
装置に対して、基準トリガーを送信する基準トリガー送
信手段と、該基準トリガーの送信タイミングと自己が検
出する外部基準信号とのタイミング差を検出するタイミ
ング差検出手段とを備え、前記各端末装置は、前記基準
トリガーを受信すると、予め求められている中央装置−
自装置間の伝送遅延時間を用いて、前記中央装置が基準
トリガー送信したタイミングを推定するタイミング推定
手段と、該推定した基準トリガー送信タイミングと自己
が検出する外部基準信号とのタイミング差を検出するタ
イミング差検出手段とを備え、前記中央装置、各端末装
置の各々のタイミング差検出手段により検出したタイミ
ング差を相互に比較することにより外部基準信号に係わ
る同期不良のある装置を判別することを特徴とする。
【0023】請求項9の発明によれば、分散設置された
各装置間のタイミング同期性能を比較的容易に試験/評
価でき、不具合を自動的に検出してシステムの信頼性を
向上させることが可能となる。
【0024】尚、上記外部基準信号は、例えばGPSよ
り得られる基準信号である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って本発明の実施
形態を説明する。
【0026】まず、図1〜図4を参照して、本発明の第
1の実施例について説明する。
【0027】図1は本発明の構成を概念的に示したブロ
ック図である。図において、外部基準信号1が計測カウ
ンタ3へ入力される。この外部基準信号1には、GPS 基
準信号が用いられる。水晶発振器2は、クロックを発生
して、計測カウンタ3へ送る。計測カウンタ3は、外部
基準信号1のパルスが入力されるとカウントを開始し、
次のパルスが入力されるとカウントを停止する。
【0028】すなわち、外部基準信号Textの1周期ΔTe
xtの間、クロックがカウントされる。次に、そのクロッ
クのカウント値Tcntは、既知の外部基準信号Textの周期
理論値ΔTextと比較され、両者の差Δεが算出される
(6)。なお、この周期理論値ΔTextとは、水晶発振器
2が理論値通りに発振した場合に外部基準信号の1周期
ΔTextの間に、カウントされるクロック数のことであ
る。
【0029】次にこの誤差Δεの絶対値を、所定の基準
範囲αと比較する(7)。ここで、誤差Δεが基準範囲
αよりも大きい場合は、水晶発振器2が不良であると判
定してアラームを出力する(8)。また、誤差Δεが基
準範囲αよりも大きくない場合は、誤差Δεの値に応じ
た補正値±t を算出して、加算器27へ送る(9)。
【0030】加算器27では、予め与えられている基準分
周値Tdivに補正値±t を加算して補正し、内部基準タイ
ミング生成カウンタ10へ送る。内部基準タイミング生成
カウンタ10は、補正された基準分周値Tdivが入力される
と、その値に基づいて、入力された水晶発振器2からの
クロックを分周し、内部基準信号Tintとして出力する(1
2)。これら図1に示された構成が、システムの各機器に
それぞれ設けられる。
【0031】図2は、図1に示された構成が、システム
を構成する各機器に設置されたことを示す図である。図
では、GPS 等からの基準信号13が、互いに距離を隔てて
設置されているA 装置14およびB 装置19へ入力され、外
部基準信号Textとして同期分周回路15,20 へ入力され
る。この同期分周回路15,20 が、図1の計測カウンタ3
〜内部基準タイミング生成カウンタ10に相当する。
【0032】同期分周回路15,20 は、入力された外部基
準信号Textにもとづき、水晶発振器18,23 のクロックを
判別して、基準範囲を外れていればアラーム16,21 を出
力し、基準範囲内であればそれを補正してより正確な内
部基準信号Tint17,22 を作成して出力する。A 装置14お
よびB 装置19は出力された内部基準信号Tint17,22 にも
とづいてそれぞれの動作を実行する。
【0033】この図2の場合、外部基準信号13は、GPS
からの信号を用いることで、遠く離れた装置間でも適用
が可能となる。また、各装置の内部基準信号Tint17,22
は、例えば電力系統のデータサンプリングタイミングに
使用する。その場合、各装置間のタイミングは同期して
いる必要がある。しかし、それぞれの基準クロックとな
る水晶発振器18,23 に誤差があるため、同一の分周値に
て内部基準タイミングを生成しても、同期誤差が発生す
る。そこで、前述の補正機能を付加することで、各装置
間の同期維持が可能となる。
【0034】図3は、図2における外部基準信号Textと
それにもとづいてA装置14およびB装置19でそれぞれ作成
された内部基準信号Tint17,22 の関係を示すタイミング
チャートである。図において、外部基準信号Textの1周
期分の理論カウント値が周期理論値ΔText5 であり、そ
の間に実際にカウントされるクロックのカウント値がTc
nt4 となる。
【0035】図示例では、外部基準信号Textの周期ΔTe
xtに比較して、基準分周値ΔTdivが充分に小さい値とし
て示されている。
【0036】装置A から出力される内部基準信号Tint17
は、基準分周値ΔTdivが補正値±t(A)により補正されて
から出力されている。
【0037】装置B から出力される内部基準信号Tint22
は、前半では補正されずに所定の基準分周値ΔTdivにも
とづいて生成されて出力されており、後半で、基準分周
値ΔTdivが補正値±t(B)により補正された値にもとづい
て出力されている。すなわち、前半では、装置Bの内部
基準信号Tint22が補正されていないため、内部基準信号
Tint17,22 は互いに同期が取られていないが(24)、後半
では、装置A,B とも内部基準信号Tint17,22 が補正され
ているため、内部基準信号Tint17,22 は互いに同期が取
られている(25)。
【0038】このように構成したことで、本発明では、
水晶発振器の精度を考慮することなく、装置の内部基準
タイミングの高精度な同期維持が可能となる。例えばGP
S 基準信号のような長い周期の(遅い)基準タイミング
を用いても、短い周期の(早い)内部基準タイミングを
生成することができる。
【0039】また、GPS 等の外部基準信号が途絶えて
も、一度水晶発振器の誤差を検出しておけば、ある程度
の期間について同期維持が可能となる。
【0040】図4は、外部基準信号Textが途絶えた場合
の様子を示すタイミングチャートである。図において、
ある時点から外部基準信号Textが装置A 、装置B に入力
されなくなると、その直前のカウントにもとづく補正値
±t(A), ±t(B)がそのまま保持されて、その値にもとづ
く内部基準信号Tint17,22 の出力が保持される。通常、
この内部基準信号Tint17,22 の出力は、次に、外部基準
信号Textが復活して入力されるまで保持される。
【0041】これらのことから、システムの機器が温度
環境の悪い場所に設置されている場合でも、水晶発振器
に発生した周波数変動の影響を受けることがなくなり、
各機器の基準信号は高精度に同期が維持されることにな
る。
【0042】次に、以下に、図5〜図8を参照して、本
発明の第2の実施例について説明する。
【0043】図5は、本発明の第2の実施例を適用する
分散制御システム全体の構成の一例を概略的に示す図で
ある。同図では、中央装置31及び端末装置32、3
3、34が分散設置されて分散制御システムを構成して
いるものとする。
【0044】中央装置31及び各端末装置32、33、
34は、通信回線35に接続されている。中央装置31
及び各端末装置32、33、34は、電力系統の各種の
系統情報を収集する。各端末装置32、33、34は、
収集した系統情報を通信回線35を介して、中央装置3
1に送信する。中央装置31は、送られてきた系統情報
に基づいて、故障点標定演算や各種計測演算を実行す
る。
【0045】中央装置31及び各端末装置32、33、
34は、それぞれ、GPS受信装置31a、32a、3
3a、34aを備えており、このGPS受信装置により
得られるGPS基準信号を外部基準信号として用いて、
位相制御を行って、分散制御システム全体のサンプリン
グ同期をとっている。
【0046】これについて、以下、図6、図7を参照し
て詳細に説明する。
【0047】図6は、上記分散制御システムを構成する
各装置における位相制御を説明する為の図である。
【0048】同図において、位相誤差計測カウンタ42
には、後述する内部基準タイミング生成用分周カウンタ
48より生成/出力される内部基準タイミング信号、上
記GPS受信装置により得られるGPS基準信号が入力
し、クロック発振器(水晶発振器)41のクロック信号
により動作する。尚、以下の説明では、クロック信号
が、例えば50(MHz )(=20ns周期)であるものと
して説明する。
【0049】位相誤差計測カウンタ42は、内部基準タ
イミング信号の1パルスでカウント開始し、GPS基準
信号の1パルスでカウント停止することで、内部基準タ
イミング信号とGPS基準信号との位相差Δεをカウン
トする。例えば、図7(a)に示す位相差Δεに相当す
るカウント数をカウントする。
【0050】そして、内部基準タイミング信号とGPS
基準信号とのタイミング誤差が無くなるように(上記位
相差Δεが零(0)になるように)位相制御するのであ
るが、本実施形態では、位相差Δεの値に応じて、高精
度の微調整幅(n1)の位相制御と、収束時間を高速に
する為の粗調整幅(n2)の位相制御とを使い分けるこ
とで、高速且つ高精度に同期させることができる。
【0051】ここで、同図に示すように、内部基準タイ
ミング生成用分周カウンタ48により生成/出力される
内部基準タイミング信号の周期は、分周設定値とクロッ
ク発振器41のクロック周波数により決定されるが、そ
の基本分周設定値は、電気角30度(1周期を360度
として30度;例えば50Hz でΔT30=1.666 ・・・(m
s)、60HzでΔT30=1.388 ・・・ (ms))のタイミ
ングを生成させる値(n30)となっている。例えば、ク
ロック発振器41のクロックCLKが50(MHz )(=
20ns周期)である場合、電気角30度のタイミングを
生成するのに、50Hz では、 1666.66(μs )/20(ns)≒83333 が、上記基本分周設定値n30となる。
【0052】内部基準タイミング生成用分周カウンタ4
8の分周設定値は、同図に示すように、加減算器47に
よって基本分周設定値出力部46より出力されるn30
±n’された値、すなわち、n30±n’である。この
n’の値が小さければ上記高精度の微調整幅の位相制
御、大きければ上記粗調整幅の位相制御が行われること
になる。
【0053】このn’の値は、処理部43、Nダウンカ
ウンタ44、処理部45により決められる。以下、これ
について詳細に説明する。
【0054】まず、処理部43において、上記の様に位
相誤差計測カウンタ42により検出された位相差Δεの
絶対値が、予め設定された所定値β(粗調整幅制御ロッ
ク管理値)より大きい場合には(|Δε|>β)、粗調
整幅(n2)と微調整幅(n1)の組み合わせを、位相
制御の調整幅とする(n=n2+n1)。一方、位相差
Δεの絶対値が、予め設定された所定値β以下の場合に
は(|Δε|≦β)、微調整幅(n1)を、位相制御の
調整幅とする(n=n1)。尚、ここでは、仮に、n1
はクロックCLKの1周期分(20ns)、n2は16周
期分(320ns)とする。
【0055】また、Nダウンカウンタ44の分周設定値
Nを、“N=|Δε|/n”より求める。ここで、50
Hz系(系統周波数が50Hz)では、電気角30度の
サンプリングタイミングが600周期で、GPS基準信
号の周期の1秒と同じになる(尚、60Hz系では72
0になる)。よって、例えば1秒間に20(ns)だけタ
イミング制御したければ、600周期中の1周期だけn
1の制御を有効にすれば良いことになる(それ以外の期
間は、後述するように電気角30度の固定周期ΔT30
する)。この有効期間を決めるのが、上記分周設定値N
である。
【0056】すなわち、Nダウンカウンタ44は、分周
設定値Nが設定されると、内部基準タイミング信号の1
パルス毎に、1カウントダウンしていき、カウント値>
0の期間は、“TOUT”端子から‘1’出力する。制御部
45は、Nダウンカウンタ44から‘1’出力されてい
る間は、上記有効期間であるものとし、n’=nとして
出力する。このとき、内部基準タイミング生成用分周カ
ウンタ48の分周設定値は、n30±nとなり、微調整幅
または粗調整幅の位相制御が行われる。
【0057】一方、上記有効期間が過ぎると、Nダウン
カウンタ44は‘0’出力し、制御部45はn’=0と
して出力する。これより、分周カウンタ48の分周設定
値は、n30となる。すなわち、内部基準タイミング信号
は、電気角30度の固定周期ΔT30となる。上述した位
相制御を行った場合の内部基準タイミング信号の一例
を、例えば図7(b)に示す。尚、このようにするの
は、本発明の同期制御はGPSの基準パルス周期の1秒
毎に同期判定を行いこれをもとに同期合わせを行う(1
秒周期の制御)ので、電気角30度の固定周期ΔT30
±(プラス/マイナス)する位相制御を行う場合、位相
制御の有効期間と電気角30度の固定周期設定の期間が
混在しないと、制御の分解能が確保できないからであ
る。
【0058】ここで、例えば50Hz 系の系統におい
て、上記の様にn1はクロックCLKの1周期分(20
ns)、n2は16周期分(320ns)とした場合、微調
整制御幅n1による位相制御は、1秒間に最大12μs
(20ns×600(周期))、粗調整制御幅n2による
位相制御は、1秒間に最大192μs (320ns×60
0(周期))の位相制御が可能であり、両者を組み合わ
せると1秒間に最大204μs の移動制御が可能にな
る。
【0059】上述したように、本発明の第2の実施例で
は、位相差Δεが比較的大きい場合には(|Δε|>
β)、粗調整幅(n2)と微調整幅(n1)による比較
的大きな制御幅で位相制御を行って、極力高速にタイミ
ング誤差(位相差Δε)を零に収束させる(同期状態に
させる)ことができる。一方、位相差Δεがある程度収
束し、所定値β以下となった場合には(|Δε|≦
β)、微調整幅(n1)のみによる比較的小さな制御幅
で位相制御を行って、安定且つ高精度に同期状態にさせ
ることができる。更に、特に、微調整幅(n1)による
制御時に、過渡的にGPS基準パルスが変動又は遮断し
ても、位相制御により発生する誤差は、上記の例では1
秒間に最大で12μs (±12μs )で済む。
【0060】尚、本実施形態では、位相制御方向は、加
減算器47により、+(プラス)方向と−(マイナス)
方向の両方向を可能としている。例えば、位相計測誤差
Δεが、電気角30度周期の半分の値(50Hz系では
0.833 ・・・ ms)よりも大きい場合は、−(マイナス)方
向の制御を行う。尚、図7(a)(b)では、+(プラ
ス)方向の制御を行う例を示してある。
【0061】また、尚、上述の説明では、クロック発振
器(水晶発振器)41の誤差がないものとして説明して
いるが、水晶発振器の誤差が発生する場合には上記第1
の実施例の誤差補正機能を組み合わせればよい。
【0062】次に、同期制御(位相制御)を行わない方
法について、以下、図8を参照して説明する。
【0063】この方法では、上記位相制御を行うのは、
本来、中央装置31において各端末装置間の位相ズレに
よる演算誤差が生じるのを防ぐ為であり、たとえ各装置
間でタイミング同期していなくても結果的に演算誤差が
生じないようにすれば良い点に着目している。
【0064】各端末装置32、33、34においては、
内部基準タイミング信号とGPS基準信号とが同期して
いない状態のまま、位相誤差計測カウンタ42により位
相差Δεを常時計測して、この位相差Δεを、収集した
サンプリングデータ(上記系統情報)と共に、通信回線
35を介して、中央装置31に送信する。中央装置31
は、送られてきたサンプリングデータに基づいて、上述
したように故障点標定演算や各種計測演算を実行する際
に、上記位相差Δεのデータにより、各端末装置間の内
部基準タイミングの誤差ΔEを算出する。
【0065】例えば、図8に示すように、端末装置3
2、33において、内部基準タイミングは、電気角30
度の固定周期ΔT30により生成されており、GPS基準
信号との位相差Δεが、それぞれ、Δε1 、Δε2 であ
ったとすると、中央装置31は、端末装置32−端末装
置33間の内部基準タイミングの誤差ΔEを、 ΔE=Δε2 −Δε1 により算出する。尚、図8には示していないだけであ
り、端末装置32、33と端末装置34間についても同
様である。
【0066】そして、中央装置31は、この誤差ΔEに
応じて上記サンプリングデータを補正することで、演算
誤差が生じることなく上記故障点標定演算や各種計測演
算を行うことができる。
【0067】このように、各装置間のタイミング同期制
御を行わなくても、上記故障点標定演算や各種計測演算
において、演算誤差が生じないようにできる。
【0068】次に、本発明の第3の実施例について説明
する。
【0069】上述してあるように、GPS基準信号は、
装置の電源投入後、ある一定期間は得られず、またアン
テナの設置環境/環境変化により一時的に得られなくな
る場合が考えられる。第3の実施例では、このような場
合でも、上記演算誤差が生じないようにできる。
【0070】例えば、ある期間、GPS基準信号を受信
できない状態であったものとし、その間に系統故障が発
生した場合でも、系統故障発生時の各端末装置間の内部
基準タイミングの誤差を推定して、上記故障点標定演算
において、演算誤差が生じないようにし、正確な故障地
点を推定できる。以下、故障点標定を例にして説明す
る。
【0071】第3の実施例には、第1の手法と第2の手
法がある。
【0072】まず、第1の手法について、図9を参照し
て説明する。
【0073】故障点標定装置としての分散制御システム
においては、各分散設置された端末装置32〜34は、
系統故障発生を、変化幅過電流継電器等により同時に検
出することができる。故障発生地点から各端末装置まで
の距離に応じて、各装置による故障検出にタイムラグが
生じるので、各端末装置間の内部基準タイミングが同期
していれば、このタイムラグ・データをそのまま用いる
ことにより、正確な故障地点を推定できる。一方、何等
かの理由によりGPS基準信号を正常に受信できない状
態においては、各端末装置間の内部基準タイミングが同
期できないが、第1の手法では、同期できなくても、正
確な故障地点を推定できる。
【0074】すなわち、例えば図9に示すタイミングで
事故発生し、上記の様にして各端末装置32〜34にお
いて系統故障発生を検出すると、各端末装置32〜34
では事故発生直後の内部基準タイミングから復旧時のG
PS基準信号までの時間ΔT(ΔT1 、ΔT2 等;尚、
図8の場合と同様に、同図では3つの端末装置うちの2
つを例にして示している)を計測する。各端末装置は、
内部基準タイミング信号を電気角30度の固定周期ΔT
30としており、上記系統故障発生検出時からGPS復旧
時まで(GPS基準信号を正常に受信できる状態になる
まで)の間、この内部基準タイミング信号のパルス数
(M)をカウントし、GPS復旧時のGPS基準信号と
その直前の内部基準タイミング信号との位相差Δεを検
出する。そして、上記ΔT1 、ΔT2 を、 ΔT30×M(サイクル)+位相差Δε により算出する。例えば、図9に示す例では、 ΔT1 =ΔT30×M1 +Δε3 ΔT2 =ΔT30×M2 +Δε4 となる。
【0075】そして、各端末装置は、算出したΔTを中
央装置31に通知する。
【0076】中央装置31は、例えば図9に示すような
事故発生時の端末装置間の内部基準タイミング誤差ΔE
を、ΔE=ΔT2 −ΔT1 により算出する。このように
端末装置間のタイミング誤差ΔEを算出することで、上
記図8で説明した方法と同様に、誤差ΔEに応じて上記
サンプリングデータを補正することで、演算誤差が生じ
ることなく正しい故障点標定演算結果を得ることができ
る。
【0077】上述した第1の手法では、GPS基準信号
の復旧まで待つ必要があったが、以下に説明する第2の
手法では、GPS基準信号の復旧まで待つことなく対応
できる。第2の方法では、このような場合、中央装置3
1が各端末装置32〜34へ一斉同報トリガーを通知す
る。以下、図10、図11を参照して詳細に説明する。
【0078】第2の手法では、上記の様に一斉同報トリ
ガーを通知するが、中央装置31と各端末装置との間の
伝送路の長さ等によって、伝送遅延差が生じる。この
為、予め、中央装置31から各端末装置にそれぞれテス
トデータを送信し、このテストデータに対する各端末装
置からのレスポンスを受信するまでの時間を計測するこ
とで、各伝送路遅延時間を求めておく。例えば図10に
示す例では、中央装置31−端末装置32間の伝送距離
がL1 、中央装置31−端末装置33間の伝送距離がL
2 、中央装置31−端末装置34間の伝送距離がL3
あるものとし、中央装置31から各端末装置にそれぞれ
テストデータ(テストフレーム)を送信し、このテスト
データに対して各端末装置から即返されるレスポンス
(応答フレーム)を受信するまでの時間を計測し、それ
ぞれ、Δt1 、Δt2 、Δt3 であったものとする。こ
の場合、各伝送路遅延時間は、Δt1 /2 、Δt2 /2
、Δt 3 /2 として求められる。そして、中央装置3
1は、各端末装置32〜34へ、各々の伝送路遅延時間
を通知しておく。
【0079】このようにしておくことで、GPS基準信
号を受信できない状態において、中央装置31が各端末
装置32〜34へ一斉同報トリガーを通知すると、例え
ば図11に示すように、端末装置32は、中央装置31
が一斉同報トリガーを送信したタイミング(基準トリガ
ー送信タイミング)からΔt1 /2 遅れて、一斉同報ト
リガーを受信する。端末装置33は、中央装置31によ
る上記基準トリガー送信タイミングからΔt2 /2 遅れ
て、一斉同報トリガーを受信する。
【0080】各端末装置32、33は、一斉同報トリガ
ーの受信時とその直前の自己の内部基準タイミングとの
差を、それぞれΔε5 、Δε6 とすると、各々の内部基
準タイミングと基準トリガー送信タイミングとの差ΔX
1 、ΔX2 を、以下の式により求める。
【0081】ΔX1 =Δt1 /2 −Δε5 −Y1 ΔX2 =Δt2 /2 −Δε6 −Y2 (ここで、Y1 、Y2 の求め方は、Y1 を例にすると、
まずy1 =(Δt1 /2 −Δε5 )/ΔT30(小数点以
下切り捨て;整数)を求め、次にY1 =y1 ×ΔT30
より求める。Y2 についても、同様にして求める。
【0082】例えば、図11の例では、y1 は、目測で
2.7程度の値であるものとすると、これを小数点以下
切り捨てるとy1 =2となる。同様にして、y2 =4と
なる。よって、この例では、Y1 =2×ΔT30、Y2
4×ΔT30となる) これより、中央装置31は、各端末装置から、収集デー
タ(上記系統情報等)と共に上記ΔXのデータが送られ
てくることで、端末装置間の内部基準タイミング誤差Δ
Eを、求めることができる。例えば、端末装置32−3
3間の内部基準タイミング誤差ΔEは、ΔE=ΔX1
ΔX2 として求めることができる。
【0083】よって、上述した他の手法と同様に、端末
装置間の内部基準タイミングが同期していなくても、中
央装置31において上記タイミング誤差ΔEを用いて収
集データ(系統情報等)を補正することで、演算誤差が
生じることなく故障点標定演算等を行うことができる。
【0084】尚、上記第2の手法は、基本的には、図1
2に示すような、中央装置31が各端末装置32〜34
の各々と1対1の伝送路で接続された、所謂“1対Nの
伝送形態”において適用される。但し、物理的な構成
は、LAN等のようなN対Nの伝送形態でもかまわな
い。本システム専用の通信回線であればよい。逆に言え
ば、他のシステムが混在して、他のシステムの伝送によ
り上記伝送遅延時間にバラツキが発生するような形態で
なければよい。
【0085】また、上記トリガーは、一斉同報で送信す
るものに限らない。例えば、中央装置31が各端末装置
32〜34に、順次、トリガーを送信するようにして
も、各端末装置の内部基準タイミングと基準トリガー送
信タイミングとのズレが検出できればよい。
【0086】ここで、上記第2の手法を利用すれば、中
央装置31からのトリガーを任意のタイミングで発生さ
せることが可能で、例えばマニュアルでトリガー発生が
可能であるので、タイミング同期試験・評価等が比較的
容易に行えるようになる。これは、例えば上述した位相
制御による同期制御を実行中においても可能となる。
【0087】これについて、以下、説明する。
【0088】システム構成は、上記図12に示すよう
な、中央装置31が各端末装置32〜34の各々と1対
1の伝送路で接続された、所謂“1対Nの伝送形態”の
システムである。このシステムにおいて、例えば上記図
10で説明したように、中央装置31から各端末装置に
それぞれテストデータ(テストフレーム)を送信し、こ
のテストデータに対する各端末装置からのレスポンス
(応答フレーム)を受信するまでの時間(Δt1 、Δt
2 、Δt3 )を計測することにより、各伝送路遅延時間
(Δt1 /2 、Δt2 /2 、Δt3 /2 )を求める。
尚、各端末装置は、テストフレームを受信すると応答フ
レームを即返すものとする(精密さが必要な場合には、
各端末装置においてテストフレーム受信から応答フレー
ム送信までに掛る時間を予め測定しておき、これを中央
装置31側に登録しておき、補正させればよい)。
【0089】そして、例えば一定周期毎に、あるいはオ
ペレータ等の操作に応じて、中央装置31は、各端末装
置32〜34へ、一斉同報通信で同期基準フレームを送
信する。以下、図13に示す一例を参照して説明する。
【0090】図13に示す例では、同図に示す通り、中
央装置31、各端末装置32〜34の各々の内部基準タ
イミングは、そのGPS基準信号に同期しているが、各
GPS基準信号のタイミングは互いにズレているものと
する。これは、上述してあるように、GPSアンテナを
設置する周囲の環境によって、あるいは周囲環境が変化
した場合、あるいはGPS受信機の設定に誤りがある場
合等に、正確なGPS基準タイミングが得られなくなる
からであり、また、そうでなくても、各装置によって多
少のタイミングのズレが生じることは考えられるからで
ある。
【0091】中央装置31は、上記一斉同報通信で同期
基準フレームを送信する際、自己のGPS基準信号に同
期した内部基準タイミングから同期基準フレームまでの
時間ΔZ1 を測定する。各端末装置32〜34は、それ
ぞれ、自己のGPS基準信号に同期した内部基準タイミ
ングから同期基準フレーム受信までの時間ΔZ2 、ΔZ
3 、ΔZ4 を測定し、これを中央装置31へ送信する。
【0092】中央装置31は、これらΔZ1 〜ΔZ4
データと、上記各伝送路遅延時間(Δt1 /2 、Δt2
/2 、Δt3 /2 )のデータとに基づいて、各装置31
〜34の同期管理時間Tsync1 〜Tsync4 を、以下の通
り算出する。
【0093】中央装置31;Tsync1 =ΔZ1 端末装置32;Tsync2 =ΔZ2 −Δt1 /2 端末装置33;Tsync3 =ΔZ3 −Δt2/2 端末装置34;Tsync4 =ΔZ4 −Δt3/2 (ここで、全装置間の同期が確立していれば、 Tsync1 =Tsync2 =Tsync3 =Tsync4 となる。)中央装置31は、以下の式により、各装置間
のタイミング誤差εnm(総当たり)を求め、これがある
基準値以上であれば、その装置は同期不良であると判定
する。そして、例えばアラームを鳴らし、同期不良の装
置の装置名/装置ナンバー等を表示する。
【0094】εnm=|Tsync n−Tsync m| (n;1〜4、m;1〜4) 例えば、図13においては、一例として、中央装置31
−端末装置32間のタイミング誤差ε12、端末装置32
−端末装置33間のタイミング誤差ε23、端末装置33
−端末装置34間のタイミング誤差ε34を示してある
が、これらは、 ε12=|Tsync1 −Tsync2 | ε23=|Tsync2 −Tsync3 | ε34=|Tsync3 −Tsync4 | により算出される。
【0095】このようにして、例えば定期的に(任意の
時でもよい)上述したタイミング同期試験・評価処理を
行うようにすることで、GPS基準信号に不具合がある
装置(不良端末)を自動的に検出できる。不良端末を特
定できれば、この不良端末の修理等の処置が速やかに実
行可能となる。また、残された正常端末だけで、処理を
行うことも考えられる。
【0096】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、分周
値を補正する手段を備えたことで、内部クロック数に誤
差があったり変動が発生しても、正確な内部基準信号が
得られるようになる。
【0097】また、内部クロック数が補正できない程に
異常な値になった場合は、それが検知されて外部へアラ
ームとして出力されることで、その異常に対する処置が
速やかに実行可能となる。
【0098】さらには、GPS 受信手段を備えて外部基準
信号としてGPS 基準信号を用いた場合は、極めて広範囲
に分散されたシステム機器についても、容易に同期をと
ることが可能となる。
【0099】また、本発明を従来の発振器自体の出力周
波数を制御するものに比べると、分周回路の分周値を変
更するソフトウェアの変更で出力信号の周期を一定にし
て分散機器の同期をとるようにしたものであり、従来技
術に比べて構成が簡単になる。
【0100】また、本発明によれば、位相制御において
徐々に位相差が零になるようにしたことで、過渡的にG
PS基準信号が変動した場合でもサンプリングタイミン
グが大幅に急変することなく、また外部基準信号(GP
S基準信号)が受信できない期間においても安定したシ
ステム同期が可能となる。
【0101】また、本発明によれば、ある期間、外部基
準信号(GPS基準信号)が受信できなくなり、システ
ム同期が確立できていなくても、中央装置においてデー
タのサンプリングタイミングのズレを認識して補正する
ことで、安定したサンプリングデータの同期が可能とな
る。
【0102】更に、本発明のよれば、分散設置された各
装置間のタイミング同期性能を比較的容易に試験/評価
でき、不具合を自動的に検出してシステムの信頼性を向
上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を概念的に示したブロック図であ
る。
【図2】図1に示された構成が含まれるシステム全体を
示す図である。
【図3】図2における外部基準信号と内部基準信号の関
係を示すタイミングチャートである。
【図4】外部基準信号が途絶えた場合の様子を示すタイ
ミングチャートである。
【図5】第2の実施例の分散制御システム全体の構成の
一例を概略的に示す図である。
【図6】図5の分散制御システムを構成する各装置にお
ける位相制御を説明する為の図である。
【図7】図6の構成により位相制御を行った内部基準タ
イミング信号の一例を示す図である。
【図8】同期制御(位相制御)を行わない方法を説明す
る為の図である。
【図9】第3の実施例の第1の手法について説明する為
の図である。
【図10】第3の実施例の第2の手法における伝送路遅
延時間算出について説明する為の図である。
【図11】第3の実施例の第2の手法について説明する
為の図である。
【図12】第2の手法を適用する分散制御システム全体
の構成の一例を概略的に示す図である。
【図13】タイミング同期試験・評価方法について説明
する為の図である。
【符号の説明】
1 外部基準信号 2 水晶発振器 3 計測カウンタ 10 内部基準タイミング生成カウンタ 13 外部基準信号 14 A 装置 15 同期分周回路 16 アラーム 17 内部基準信号 18 水晶発振器 19 B 装置 20 同期分周回路 21 アラーム 22 内部基準信号 23 水晶発振器 27 加算器 31 中央装置 32 端末装置 32a GPS受信装置 33 端末装置 33a GPS受信装置 34 端末装置 34a GPS受信装置 35 通信回線 41 クロック発振器 42 位相誤差計測カウンタ 43 処理部 44 Nダウンカウンタ 45 処理部 46 電気角30度固定分周設定部 47 加減算部 48 内部基準タイミング生成用分周カウンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F073 AA19 AB01 BB01 BB04 BC01 BC02 CC03 CC10 CD11 DD06 EF10 FG01 FG02 GG01 GG02 GG07 GG08 2G033 AA01 AB01 AD14 AD18 AF02 AG04 AG14

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め与えられた分周値に基づき内部クロ
    ックを分周して内部基準信号を生成する分周回路と、 入力された外部基準信号の1周期当たりの内部クロック
    数をカウントするカウンタと、 このカウンタによりカウントされた内部クロック数に応
    じて前記分周値を補正する手段と、 を各システム機器ごとに備えたことを特徴とする分散さ
    れているシステム機器の同期装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の分散されているシステム
    機器の同期装置において、 前記カウンタによりカウントされた内部クロック数を基
    準値と比較し両者の差が所定の基準範囲を越えた場合に
    クロック異常信号を出力する手段を備えたことを特徴と
    する分散されているシステム機器の同期装置。
  3. 【請求項3】 入力される分周値に基づき基準クロック
    を分周して内部基準信号を生成する分周回路と、 入力された外部基準信号と前記内部基準信号との位相差
    を検出する位相差検出手段と、 該位相差検出手段により検出された位相差が、所定の調
    整幅で徐々になくなるように前記分周値を設定する分周
    値設定手段と、 を各システム機器ごとに備えたことを特徴とする分散さ
    れているシステム機器の同期装置。
  4. 【請求項4】 前記分周値設定手段は、前記位相差検出
    手段により検出された位相差の大きさに応じて前記調整
    幅を決定することで、高精度の微調整幅の位相制御と、
    収束時間を高速にする粗調整幅の位相制御とを使い分け
    ることを特徴とする請求項3記載の分散されているシス
    テム機器の同期装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のシステ
    ム機器の同期装置において、 GPSより得られる基準信号を外部基準信号としたこと
    を特徴とする分散されているシステム機器の同期装置。
  6. 【請求項6】 中央装置及び分散設置されている各端末
    装置が伝送路により接続されている分散制御システムに
    おいて、 前記各端末装置は、内部基準信号を生成する内部基準信
    号生成手段と、入力された外部基準信号と前記内部基準
    信号との位相差を検出する位相差検出手段と、該位相差
    検出手段により検出した位相差を、収集した系統情報と
    共に前記伝送路を介して前記中央装置に送信する通信手
    段とを備え、 前記中央装置は、前記各端末装置から送られてくる位相
    差に基づいて、各端末装置間の内部基準信号の相対的な
    ズレを推定し、該ズレに応じて前記系統情報を補正して
    各種演算を行う演算処理手段を備えることを特徴とする
    分散制御システム。
  7. 【請求項7】 中央装置及び分散設置されている各端末
    装置が伝送路により接続されている分散制御システムに
    おいて、 前記各端末装置は、内部基準信号を生成する内部基準信
    号生成手段と、外部基準信号を入力する外部基準信号入
    力手段と、系統故障発生を検出する故障検出手段と、前
    記外部基準信号が入力されない期間に前記故障検出手段
    により系統故障発生が検出された場合に、該系統故障発
    生検出直後の内部基準信号のサンプリングタイミングか
    ら前記外部基準信号が最初に入力されるタイミングまで
    の時間を計測する計測手段と、該計測手段による計測デ
    ータを前記中央装置に送信する通信手段とを備え、 前記中央装置は、前記各端末装置から送られてくる計測
    データに基づいて、系統故障発生時の各端末装置間の内
    部基準信号の相対的なズレを推定して、該ズレを用いた
    補正を行って故障点標定する故障点標定手段を備えるこ
    とを特徴とする分散制御システム。
  8. 【請求項8】 中央装置及び分散設置されている各端末
    装置が伝送路により接続されている分散制御システムに
    おいて、 前記中央装置は、前記各端末装置に対して基準トリガー
    を通知する基準トリガー通知手段を備え、 前記各端末装置は、前記基準トリガーを受信すると、予
    め求められている中央装置−自装置間の伝送遅延時間を
    用いて、前記中央装置が基準トリガー送信したタイミン
    グを推定することで、該基準トリガー送信タイミングと
    自装置内の内部基準信号とのタイミング差を算出するタ
    イミング差算出手段と、該算出したタイミング差を、収
    集した系統情報と共に前記中央装置に送信する通信手段
    とを備えることを特徴とする分散制御システム。
  9. 【請求項9】 中央装置及び分散設置されている各端末
    装置が伝送路により接続されている分散制御システムに
    おいて、 前記中央装置は、前記各端末装置に対して、基準トリガ
    ーを送信する基準トリガー送信手段と、該基準トリガー
    の送信タイミングと自己が検出する外部基準信号とのタ
    イミング差を検出するタイミング差検出手段とを備え、 前記各端末装置は、前記基準トリガーを受信すると、予
    め求められている中央装置−自装置間の伝送遅延時間を
    用いて、前記中央装置が基準トリガー送信したタイミン
    グを推定するタイミング推定手段と、該推定した基準ト
    リガー送信タイミングと自己が検出する外部基準信号と
    のタイミング差を検出するタイミング差検出手段とを備
    え、 前記中央装置、各端末装置の各々のタイミング差検出手
    段により検出したタイミング差を相互に比較することに
    より外部基準信号に係わる同期不良のある装置を判別す
    ることを特徴とする分散制御システム。
  10. 【請求項10】 GPSより得られる基準信号を外部基
    準信号としたことを特徴とする請求項6〜9のいずれか
    に記載の分散制御システム。
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