JP2001047648A - サーマルプリンタ及びクリーニング方法及び記録紙ロール - Google Patents

サーマルプリンタ及びクリーニング方法及び記録紙ロール

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JP2001047648A
JP2001047648A JP11227523A JP22752399A JP2001047648A JP 2001047648 A JP2001047648 A JP 2001047648A JP 11227523 A JP11227523 A JP 11227523A JP 22752399 A JP22752399 A JP 22752399A JP 2001047648 A JP2001047648 A JP 2001047648A
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recording paper
roll
cleaning
thermal head
thermal
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Atsushi Nagata
敦 永田
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Fuji Photo Film Co Ltd
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  • Electronic Switches (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリーニングシートを無駄にすることなく、
簡単にサーマルヘッドのクリーニングを行う。 【解決手段】 ロール室5へのロールのセットとともに
用紙の搬送を開始し、用紙の裏面に印刷されている識別
マークを識別センサ48で検出する。用紙がカラー感熱
記録紙であった場合には、プリカット処理を実施し、プ
リント準備を完了する。用紙がクリーニングシート、あ
るいは先端にクリーニング部を有するクリーニング機能
付き記録紙ロールであった場合には、サーマルヘッド3
1の汚れを除去するクリーニング処理を行い、その後に
プリカット処理を行う。クリーニング機能付き記録紙ロ
ールは、続けてプリント処理を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、効率よくサーマル
ヘッドのクリーニングを行える、サーマルプリンタ及び
クリーニング方法及び記録紙ロールに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】サーマルヘッドには、感熱記録紙の記録
面にサーマルヘッドの発熱素子を押し当て、感熱発色層
の発色により画像を記録する感熱プリンタがある。ま
た、この感熱プリンタのなかには、長尺の感熱記録紙を
ロール状に巻いた記録紙ロールを使用するものがあり、
熱記録後に内臓するカッターで感熱記録紙をカットする
ことにより、シート状のプリントが得られる。
【0003】未使用の記録紙ロールの先端部は、真っ直
ぐではなかったり、側端縁に対して直角が出ていないな
ど、品質が揃っていない。そのため、感熱プリンタに記
録紙ロールが新規にセットされた場合には、感熱記録紙
の先端形状を整えるためにプリカット処理が行われる。
このプリカット処理は、記録紙ロールから感熱記録紙を
引き出し、その先端部分を所定長さでカットしてプリン
タ外に排出するというもので、例えば、感熱プリンタの
ロール収納室に記録紙ロールがセットされ、ロール収納
室の扉が閉じられたことをスイッチ等で検出した後に実
施される。
【0004】上記感熱プリンタのサーマルヘッドは、感
熱記録紙の表面に付着している塵埃や、感熱記録紙の表
面を覆っている保護層からの剥離物等が発熱素子に付着
することで汚れてしまう。サーマルヘッドが汚れるとプ
リント画質が劣化するため、定期的にサーマルヘッドの
クリーニングを行う必要がある。このサーマルヘッドの
クリーニングには、記録紙ロールとは別に提供されてい
るメンテナンス用のクリーニングロールが使用される。
クリーニングロールは、表面に研磨層が設けられた長尺
のクリーニングシートをロール状に巻いたもので、記録
紙ロールと同形態となっており、クリーニング時に記録
紙ロールの代わりに感熱プリンタにセットされる。
【0005】感熱プリンタにクリーニングロールをセッ
トし、クリーニング開始操作を行うと、クリーニングロ
ールからクリーニングシートが引き出され、サーマルヘ
ッドとプラテンローラとの間に送り込まれる。所定長さ
のクリーニングシートがサーマルヘッドとプラテンロー
ラとの間を通過すると、いったん搬送が停止され、サー
マルヘッドとプラテンローラとのいずれか一方が他方に
接近する方向に移動し、クリーニングシートを挟み込
む。その後、クリーニングシートの搬送を再度行うこと
で、クリーニングシートの研磨層と発熱素子とが摺接
し、付着していた汚れが除去される。サーマルヘッドに
摺接したクリーニングシートは、プリント後の感熱記録
紙と同様にカッターでカットされ、感熱プリンタの外に
排出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記プ
リカット処理を自動的に行う感熱プリンタでは、クリー
ニングロールをセットした際にもプリカット処理が自動
的に実施されてしまう。これによれば、まだクリーニン
グに使用されていないクリーニングシートの先端部がカ
ットされて排出されてしまうため、非常に無駄であっ
た。また、このプリカット処理をクリーニング処理と勘
違いしてしまい、サーマルヘッドのクリーニングを行わ
ずにクリーニングロールを取り出してしまうこともあっ
た。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するためのも
ので、クリーニングシートを無駄にすることなく、簡便
にサーマルヘッドのクリーニングを行うことのできるサ
ーマルプリンタ及びクリーニング方法及び記録紙ロール
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明のサーマルプリンタは、新たにセットされ
たロールの種類を識別するロール種識別手段を設け、セ
ットされたロールがクリーニングシートをロール状に巻
いたクリーニングロールであった場合、サーマルヘッド
をクリーニングシートに圧接させた状態でクリーニング
シートを搬送するクリーニング処理を行い、その後にプ
リカット処理を行い、セットされたロールが記録紙ロー
ルであった場合には、サーマルヘッドを記録紙から離し
た状態で記録紙を搬送してプリカット処理を行うように
したものである。
【0009】また、クリーニング処理は、プリカット処
理で切断される所定長さ内の部分で行うようにしたもの
である。
【0010】更に、クリーニング処理では、予め設定さ
れた回数だけクリーニングシートを往復移動させてサー
マルヘッドをクリーニングしてから、プリカット処理を
行うようにしたものである。
【0011】また、クリーニング処理時にサーマルヘッ
ドを発熱させないようにしたものである。
【0012】更に、本発明のクリーニング方法は、記録
紙の先端部にサーマルヘッドをクリーニングするための
クリーニング部が設けられた記録紙ロールを使用し、プ
リカットを行う前に、クリーニング部とサーマルヘッド
とを圧接した状態で記録紙を搬送してサーマルヘッドの
クリーニングを行い、その後にカッターでクリーニング
部をプリカットするようにしたものである。
【0013】また、本発明の記録紙ロールは、記録紙の
先端部に、サーマルヘッドの発熱素子に付着した汚れを
削り取るためのクリーニング部を設けたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を実施したカラー
感熱プリンタの概略を示すものである。このカラー感熱
プリンタには、長尺のカラー感熱記録紙2をロール状に
巻いた記録紙ロール3が記録媒体として使用される。記
録紙ロール3は、未使用時には遮光能を備えた箱等に収
納されており、使用時には、遮光能を備えたマガジン4
に収容され、このマガジン4がカラー感熱プリンタのロ
ール室5にセットされる。
【0015】カラー感熱プリンタのロール室5内には、
マガジン4がセットされたことを検出するマガジン検出
スイッチ7と、ロール室5を開閉するロール室蓋の開閉
状況を検出するロール室蓋検出スイッチ8とが組み込ま
れている。マガジン検出スイッチ7は、マガジン4を検
出した際にオンし、ロール室蓋検出スイッチ8は、ロー
ル室蓋が閉じられている際にオンする。これらのスイッ
チ7,8の検出信号は、カラー感熱プリンタの各部を制
御するコントローラ9に入力される。
【0016】マガジン4内には、記録紙ロール3の外周
面に当接する給紙ローラ11が回転自在に組み込まれて
いる。詳しくは図示しないが、この給紙ローラ11の同
軸上でマガジン4外に露呈される位置には連結ギヤが組
み込まれている。この連結ギヤは、マガジン4がロール
室5にセットされた際に、ロール室5内に組み込まれた
駆動ギヤに噛合する。駆動ギヤは、パルスモータ12に
よって駆動され、記録紙ロール3を図中反時計方向に回
転させてカラー感熱記録紙2をマガジン4から送り出す
方向と、記録紙ロール3を時計方向に回転させてカラー
感熱記録紙2をマガジン4内に巻き戻す方向とに回転さ
れる。
【0017】図2(A),(B)に示すように、カラー
感熱記録紙2は、支持体14上にシアン感熱発色層1
5,マゼンタ感熱発色層16,イエロー感熱発色層1
7,保護層18が順次層設されている。感熱発色層中で
最上層となるイエロー感熱発色層17は熱感度が最も高
く、小さな熱エネルギーでイエローに発色する。最下層
となるシアン感熱発色層15は熱感度が最も低く、大き
な熱エネルギーでシアンに発色する。また、イエロー感
熱発色層17は、420nmの近紫外線が照射されたと
きに、発色能力が消失する。マゼンタ感熱発色層16
は、イエロー感熱発色層17とシアン感熱発色層15と
の中間程度の熱エネルギーでマゼンタに発色し、365
nmの紫外線が照射されたときに発色能力が消失する。
カラー感熱記録紙2に、例えばブラック感熱発色層を設
けて4層構造にしてもよい。
【0018】記録紙ロール3のカラー感熱記録紙2の先
端部2aは、製造時のまま無加工で出荷される。そのた
め、真っ直ぐではなかったり、カラー感熱記録紙2の側
端縁に対して直角でない場合がある。この状態でプリン
トを行うと、品質の劣るプリントが作成されるため、プ
リント開始前にカラー感熱記録紙2の先端をカットする
プリカット機能を備えたカラー感熱プリンタがある。
【0019】カラー感熱プリンタには、記録紙ロール3
以外にクリーニングロールがセットされる。外観形状を
示す図3(A),シートの要部断面図である同図(B)
に示すように、クリーニングロール20は、クリーニン
グシート23をロール状に巻いたものであり、外観は記
録紙ロール3と同形態とされている。クリーニングシー
ト23は、紙やプラスチックフイルム等からなる支持体
21上に、研磨剤を塗布した研磨層22が層設されてい
る。
【0020】図3(A)のA矢視図である、同図(C)
に示すように、クリーニングシート23の裏面には、例
えば矩形形状の識別マーク25が長手方向に沿って一定
間隔で印刷されている。この識別マーク25は、カラー
感熱プリンタのロール種識別手段によって検出され、セ
ットされたロールが記録紙ロールであるのか、あるいは
クリーニングロール20であるのかを識別するのに使用
される。
【0021】クリーニングロール20は、ユーザーによ
るプリンタのメンテナンスの一つとして、記録紙ロール
3の代わりにカラー感熱プリンタにセットされる。カラ
ー感熱プリンタにセットする際には、記録紙ロール3と
同様にマガジン4に収容される。カラー感熱プリンタに
セットされたクリーニングロール20は、給紙ローラ1
1の回転によってクリーニングシート23の先端部23
aがマガジン4外に送り出される。そして、後述するサ
ーマルヘッドの発熱素子アレイに摺接し、付着した汚れ
を削り落として除去する。
【0022】給紙ローラ11よるカラー感熱記録紙2の
給送方向の下流側には、搬送ローラ対27が配置されて
いる。この搬送ローラ対27は、カラー感熱記録紙2の
下方に配置されてパルスモータ12で駆動されるキャプ
スタンローラ28と、カラー感熱記録紙2の上方に配置
されてカムやソレノイド等によってキャプスタンローラ
28に圧接されるピンチローラ29とからなる。搬送ロ
ーラ対27は、ピンチローラ29の圧接によってカラー
感熱記録紙2を挟み込み、キャプスタンローラ28の回
転によってカラー感熱記録紙2を給送方向と印画方向と
に往復搬送する。カラー感熱記録紙2の搬送量は、ピン
チローラ29の回転数をカウントし、この回転数から算
出する。
【0023】搬送ローラ対27の給送方向の下流側に
は、サーマルヘッド31が配置されている。サーマルヘ
ッド31のカラー感熱記録紙2に対面する面には、多数
の発熱素子をカラー感熱記録紙の幅方向に沿ってライン
状に配列した発熱素子アレイ31aが設けられている。
カラー感熱記録紙2の下方で、サーマルヘッド31に対
面する位置には、プラテンローラ32が回転自在に配置
されている。プラテンローラ32は、上下方向で移動自
在とされており、図示しないバネによって、サーマルヘ
ッド31に圧接する方向に付勢されている。
【0024】プラテンローラ32は、カラー感熱記録紙
2が搬送ローラ対27によって印画方向に搬送される際
に上昇し、カラー感熱記録紙2を介してサーマルヘッド
31に圧接する。サーマルヘッド31は、プリントデー
タに応じて発熱素子アレイ31aを所定の温度に発熱さ
せ、カラー感熱記録紙2の各感熱発色層を発色させる。
プラテンローラ32は、カラー感熱記録紙2の搬送に応
じて従動回転し、給紙時及び排紙時にはカムやソレノイ
ド等によって下降して、サーマルヘッド31との間に隙
間を形成する。
【0025】サーマルヘッド31の給紙方向の下流側に
は、カラー感熱記録紙2に対面してイエロー用定着器3
4とマゼンタ用定着器35とが配置されている。これら
の定着器34,35は、紫外線ランプ36,37とリフ
レクタ38,39とからなり、イエロー用定着器34の
紫外線ランプ36は発光ピークが420nmの近紫外線
を放出し、マゼンタ用定着器35の紫外線ランプ37は
発光ピークが365nmの紫外線を放出する。そして、
これらの紫外線ランプ36,37は、カラー感熱記録紙
2のイエロー感熱発色層17とマゼンタ感熱発色層とを
加熱されても発色しないように定着する。
【0026】イエロー用定着器34の給送方向の下流側
には、排紙ローラ対41と、排出口42とが設けられて
いる。排紙ローラ対41は専用のパルスモータ43によ
って駆動される。プリントが完了したカラー感熱記録紙
2は、サーマルヘッド31とマゼンタ用定着器35との
間に配置されたカッター44によってカットされ、排紙
ローラ対41によって排出口42からプリンタ外に排出
される。これにより、ユーザーはシート状のカラー感熱
記録紙2を得ることができる。
【0027】なお、図面の煩雑化を防ぐために図示して
いないが、プリンタ内にはカラー感熱記録紙2をガイド
するためのガイド部材が適宜設けられている。記録紙ロ
ール3から送り出されたカラー感熱記録紙2は、これら
のガイド部材に沿って搬送ローラ対27,サーマルヘッ
ド31とプラテンローラ32との間,定着器34,35
の下方を通過し、排出口42に搬送される。
【0028】搬送ローラ対27とサーマルヘッド31と
の間には、カラー感熱記録紙2の先端2aを検出する先
端検出センサ46が配置されている。この先端検出セン
サ46は、例えば反射型光電センサからなり、記録紙ロ
ール3から送り出されたカラー感熱記録紙2が搬送ロー
ラ対27の間を通過したことを検出し、搬送ローラ対2
7によってカラー感熱記録紙2を挟み込む際のタイミン
グを得るのに利用される。先端検出センサ46の検出信
号は、コントローラ9に入力される。
【0029】また、サーマルヘッド31とカッター44
との間には、セットされたロールの種類を識別するロー
ル種識別手段である識別センサ48が設けられている。
この識別センサ48には、反射型光電センサが用いられ
ており、搬送経路内を通過するカラー感熱記録紙2ある
いはクリーニングシート23の裏面に対面して配置され
ている。ロール室5にクリーニングロール20がセット
されている場合には、識別センサ48はクリーニングシ
ート23の裏面に印刷されている識別マーク25を検出
し、この検出信号をコントローラ9に入力する。
【0030】コントローラ9は、CPUやプログラムR
OM,データROM,作業用RAM等からなり、入力さ
れた信号に応じてカラー感熱プリンタの各部を制御す
る。各ローラを駆動するパルスモータ12,43は、モ
ータドライバ50を介してコントローラ9により制御さ
れている。
【0031】次に、上記実施形態の作用について、図4
及び図5のフローチャートを利用して説明する。カラー
感熱プリンタを使用する際には、まず記録紙ロール3の
セットを行う必要がある。記録紙ロール3は、遮光能を
有する箱等の容器に収納されて販売されている。ユーザ
は、この箱から記録紙ロール3を取り出し、遮光能を有
するマガジン4内に収容する。次に、カラー感熱プリン
タのロール室蓋を開放し、ロール室5内にマガジン4を
セットする。
【0032】ロール室5内にマガジン4がセットされる
と、ロール室5内に組み込まれているマガジン検出スイ
ッチ7がオンする。この検出信号は、コントローラ9に
入力される。マガジン4のセット後にロール室蓋を閉じ
ると、ロール室蓋検出スイッチ8がオンする。このロー
ル室検出スイッチ8の検出信号も、コントローラ9に入
力される。
【0033】コントローラ9は、マガジン検出スイッチ
7とロール室蓋検出スイッチ8とから検出信号が入力さ
れると、用紙の給送準備が整ったものと判断し、プリカ
ット処理を開始する。このプリカット処置では、まずモ
ータドライバ50を介してパルスモータ12を順方向に
回転させる。パルスモータ12の順方向の回転は、図示
しない駆動ギヤと伝達ギヤとを介して、マガジン4に組
み込まれている給紙ローラ11に伝達され、記録紙ロー
ル3は図1中において反時計方向に回転する。
【0034】記録紙ロール3が反時計方向に回転する
と、カラー感熱記録紙2の先端がマガジン4に形成され
たスリットからマガジン4外に送り出される。カラー感
熱記録紙2は、図示しないガイドに沿って搬送経路内を
給送方向に向けて搬送され、先端部が搬送ローラ対27
のピンチローラ29とキャプスタンローラ28との間に
送り込まれる。搬送ローラ対27を通過したカラー感熱
記録紙2の先端部2aは、先端検出センサ46によって
検出される。
【0035】先端検出センサ46は、カラー感熱記録紙
2の先端部2aを検出すると、その検出信号をコントロ
ーラ9に入力する。コントローラ9は、先端検出センサ
46から検出信号が入力されると同時にパルスモータ1
2の駆動を停止し、ピンチローラ29のキャプスタンロ
ーラ28に圧接させる。搬送ローラ対27でカラー感熱
記録紙2を挟み込んだ後には、コントローラ9はパルス
モータ12を再度順方向に回転させる。これにより、カ
ラー感熱記録紙2は搬送ローラ対27によって給送方向
に搬送される。
【0036】搬送ローラ対27により給送方向に搬送さ
れたカラー感熱記録紙2は、サーマルヘッド31とプラ
テンローラ32との間を通過し、識別センサ48によっ
て裏面が走査される。カラー感熱記録紙2の裏面には、
識別マークが印刷されていないため、識別センサ48に
よる検出信号はコントローラ9には入力されない。この
ことからコントローラ9は、セットされているロールが
記録紙ロール3であると特定する。
【0037】セットされているロールが記録紙ロール3
であると特定したコントローラ9は、プリカット処理を
開始する。このプリカット処理では、まずカラー感熱記
録紙2の先端2aをプリカット開始位置まで搬送する。
プリカット開始位置とは、カラー感熱記録紙2の先端部
2aが排紙ローラ対41によって挟み込まれる状態を示
す。
【0038】コントローラ9は、先端検出センサ46に
よるカラー感熱記録紙2の先端部2aの検出から、搬送
ローラ対27のピンチローラ29の回転数をカウントし
ており、このピンチローラ29の回転数からカラー感熱
記録紙2の搬送量を得ている。そのため、先端部2aが
排紙ローラ対41の間に送り込まれるだけカラー感熱記
録紙2が搬送されると、パルスモータ12の回転を停止
させ、排紙ローラ対41によりカラー感熱記録紙2を挟
み込む。
【0039】排紙ローラ対41によるカラー感熱記録紙
2の挟み込みと同時に、コントローラ9はカッター44
を動作させ、図2に示すプリカット位置で2bでカラー
感熱記録紙2をカットする。このカラー感熱記録紙2の
カット後に、コントローラ9はパルスモータ43を順方
向に回転させ、カットしたカラー感熱記録紙2の先端部
分を排出口42からプリンタ外に排出する。また、パル
スモータ12は逆方向に回転させ、給紙ローラ11と搬
送ローラ対27とを印画(巻き戻し)方向に回転させる
ことで、カラー感熱記録紙2をマガジン4内に巻き戻
す。これにより、新規に記録紙ロール3をセットした際
のプリント準備が完了する。
【0040】カラー感熱プリンタにおいてプリント開始
操作がなされると、パルスモータ12が順方向への回転
を開始する。給紙ローラ11は、記録紙ロール3を反時
計方向に回転させ、カラー感熱記録紙2の先端をマガジ
ン4から送り出す。マガジン4から送り出されたカラー
感熱記録紙2は、搬送ローラ対27の間に送り込まれ、
先端検出センサ46によって先端が検出される。コント
ローラ9は、先端検出センサ46の検出信号に応じてピ
ンチローラ29をキャプスタンローラ28に圧接させ、
カラー感熱記録紙2を挟み込む。
【0041】搬送ローラ対27は、キャプスタンローラ
28の回転によってカラー感熱記録紙2をサーマルヘッ
ド31に向けて搬送する。カラー感熱記録紙2は、サー
マルヘッド31とプラテンローラ32との間を通過し
て、更に給送方向に搬送される。コントローラ9は、搬
送ローラ対31のピンチローラ29の回転数がカラー感
熱記録紙2の所定量の搬送に見合ったカウント値となる
と、パルスモータ12の回転を停止する。そして、プラ
テンローラ32を下降させていたカムやソレノイド等の
駆動を停止し、図示しないバネの付勢によってプラテン
ローラ32を上昇させ、サーマルヘッド31との間にカ
ラー感熱記録紙2を挟み込む。
【0042】次に、コントローラ9はパルスモータ12
が逆方向に回転させ、給紙ローラ11と搬送ローラ対2
7とを印画方向に回転させる。これにより、カラー感熱
記録紙2は、図1に示す図中左方の印画方向に向けて搬
送される。カラー感熱記録紙2の記録エリアの先端がサ
ーマルヘッド31に到達すると、発熱素子アレイ31a
が発熱され、記録エリア内を加熱してイエロー感熱発色
層15にイエロー画像を1ラインずつ熱記録する。
【0043】カラー感熱記録紙2の記録エリアの後端ま
でイエロー画像の熱記録が終了すると、パルスモータ1
2が停止する。プラテンローラ32は、カムやソレノイ
ド等によってサーマルヘッド31から離れる位置に下降
される。次にパルスモータ12は、再び順方向に回転
し、給送方向に回転する搬送ローラ対27によってカラ
ー感熱記録紙2を給送方向に搬送する。また、この給送
方向への搬送と同時に、イエロー用定着器34の紫外線
ランプ36が点灯し、カラー感熱記録紙2の記録エリア
内のイエロー感熱発色層15を定着する。
【0044】カラー感熱記録紙2の記録エリア内のイエ
ロー感熱発色層15の定着が終了すると、パルスモータ
12の回転が停止され、プラテンローラ32を下降させ
ていたカムやソレノイド等の駆動が停止される。プラテ
ンローラ32は、図示しないバネの付勢によって再び上
昇し、サーマルヘッド31との間でカラー感熱記録紙2
を挟み込む。コントローラ9は、パルスモータ12の逆
転により搬送ローラ対27を逆方向に回転させ、カラー
感熱記録紙2は、印画方向に向けて搬送する。カラー感
熱記録紙2の記録エリアの先端がサーマルヘッド31に
到達すると、発熱素子アレイ31aが発熱を開始してマ
ゼンタ感熱発色層16にマゼンタ画像を1ラインずつ熱
記録する。
【0045】カラー感熱記録紙2の記録エリアの後端ま
でマゼンタ画像の熱記録が終了すると、パルスモータ1
2が停止する。プラテンローラ32は、カムやソレノイ
ド等によってサーマルヘッド31から離れる位置に下降
される。パルスモータ12は、再び順方向に回転して、
カラー感熱記録紙2を給送方向に搬送する。また、この
給送方向への搬送と同時に、マゼンタ用定着器35の紫
外線ランプ37が点灯し、カラー感熱記録紙2の記録エ
リア内のマゼンタ感熱発色層16を定着する。
【0046】カラー感熱記録紙2の記録エリア内のマゼ
ンタ感熱発色層16の定着が終了すると、パルスモータ
12の回転が停止され、プラテンローラ32を下降させ
ていたカムやソレノイド等の駆動が停止される。プラテ
ンローラ32は、図示しないバネの付勢によって上昇
し、サーマルヘッド31との間でカラー感熱記録紙2を
再度挟み込む。また、パルスモータ12の逆回転により
カラー感熱記録紙2を印画方向に向けて搬送し、記録エ
リアの先端がサーマルヘッド31に到達すると発熱素子
アレイ31aが発熱を開始し、シアン感熱発色層17に
シアン画像を1ラインずつ熱記録する。
【0047】カラー感熱記録紙2の記録エリアの後端ま
でシアン画像の熱記録が終了するとパルスモータ12が
停止し、プラテンローラ32は、カムやソレノイド等に
よってサーマルヘッド31から離れる位置に下降され
る。次にパルスモータ12は、再び順方向に回転してカ
ラー感熱記録紙2を給送方向に搬送する。シアン感熱発
色層17は、通常の保存状態では発色しない発色特性を
有しているため定着処理は行わない。
【0048】次に、カラー感熱記録紙2の排出処理が行
われる。コントローラ9はパルスモータ12の回転をい
ったん停止し、カッター44を動作させる。これによ
り、カラー感熱記録紙2がカットされ、シート状のカラ
ープリントとなる。次にコントローラ9はパルスモータ
43を順方向に回転させて排紙ローラ対41を排紙方向
に回転させ、シート状のカラープリントを排出口42か
らプリンタ外に排出する。継続してプリントを行わない
場合には、カラー感熱記録紙2は防湿のためにマガジン
4内に巻き戻される。
【0049】上述したようにプリント処理が行われる
と、サーマルヘッド31の発熱素子アレイ31aには、
カラー感熱記録紙2に付着していた塵埃や、カラー感熱
記録紙2の保護層18の剥離物等が付着して汚れてしま
う。そのため、定期的にサーマルヘッド31のクリーニ
ングを行う必要がある。
【0050】図3に示すクリーニングロール20は、記
録紙ロール3と同様にマガジン4に収容されてカラー感
熱プリンタにセットされる。マガジン4のセットとロー
ル室蓋の閉鎖後には、パルスモータ12の順方向への回
転が開始され、クリーニングシート23の先端がマガジ
ン4から送り出される。マガジン4から送り出されたク
リーニングシート23は、カラー感熱記録紙2と同様に
搬送ローラ対27の間を通過し、先端検出センサ46に
よって先端部が検出される。その後は、搬送ローラ対2
7によって搬送経路内を搬送される。
【0051】サーマルヘッド31とプラテンローラ9と
の間を通過したクリーニングシート23は、識別センサ
48によって裏面の識別マーク25が検出される。識別
センサ48は検出信号をコントローラ9に入力する。コ
ントローラ9は、この検出信号から、セットされている
ロールがクリーニングロール20であると特定し、クリ
ーニング処理を開始する。このクリーニング処理では、
まずクリーニングシート23をクリーニング開始位置ま
で搬送する。クリーニング開始位置とは、クリーニング
シート23の先端部が排紙ローラ対41によって挟み込
まれている状態を示す。
【0052】コントローラ9は、クリーニングシート2
3の先端部が排紙ローラ対41の間に送り込まれるだけ
搬送されると、パルスモータ12の回転を停止させる。
次に、プラテンローラ32を上昇させ、サーマルヘッド
31との間にクリーニングシート23を挟み込み、クリ
ーニングシート23の研磨層22を発熱素子アレイ31
aに押し付ける。その後、パルスモータ12を逆回転さ
せ、クリーニングシート23をマガジン4内に巻き戻す
際の発熱素子アレイ31aとクリーニングシート23と
の摺接により、発熱素子アレイ31aに付着した汚れを
削り落とす。
【0053】クリーニング処理が完了すると、前述した
プリカット処理が実施される。このプリカット処理で
は、図3に示すように、クリーニングシート23の発熱
素子アレイ31aに摺接した部分が、プリカット位置2
3bでカットされて排出されるので、次回のクリーニン
グ処理時には、クリーニングシート23の未使用部分を
使用することができ、効果的なクリーニングを行うこと
ができる。プリカット処理の完了後には、クリーニング
ロール20をロール室5内から取り出し、再度記録紙ロ
ール3をロール室内にセットする。これにより、きれい
なサーマルヘッド31を使用してプリント処理を行うこ
とができる。
【0054】このように、本発明のカラー感熱プリンタ
は、クリーニングロール20がセットされた場合には、
最初にプリカット処理を実行しないようにしたので、ク
リーニングシート23がプリカットされて無駄になるこ
とはない。また、クリーニングロール20をセットする
だけで自動的にクリーニング処理が行われるので、カラ
ー感熱プリンタのメンテナンスが簡便になり、取り扱い
易さを向上させることができる。
【0055】なお、上記実施形態では、クリーニングシ
ート23を一度巻き戻すだけでクリーニング処理を完了
させたが、クリーニングシート23を数度往復搬送し
て、クリーニングシート23による発熱素子アレイ30
aへの摺接を複数回行ってもよい。この往復回数は、例
えば、コントローラ9内に組み込まれているプログラム
ROMに書き込んでおいても良いし、カラー感熱プリン
タの外装部に設定パネルを設けて、ユーザーが設定でき
るようにすることもできる。
【0056】また、専用のクリーニングロール20がセ
ットされた場合のクリーニング処理について説明した
が、クリーニング機能付き記録紙ロールを使用すること
もできる。外観形状を示す図6(A),シートの要部断
面図である同図(B)に示すように、クリーニング機能
付き記録紙ロール55は、カラー感熱記録紙2の先端部
分に、クリーニングシート23と同様のクリーニング効
果を備えたクリーニング部54が設けられている。
【0057】クリーニング部54は、カラー感熱記録紙
2の上に、研磨剤が混入された紙やプラスチックフイル
ムからなる研磨シート57が、例えば両面テープ58に
よって貼着されている。図6(A)のB矢視図である同
図(C)に示すように、カラー感熱記録紙2の裏面に
は、クリーニングロール20の識別マーク25とは異な
る識別マーク59が印刷されている。この識別マーク5
9は、識別センサ48によって検出された際に、セット
されているロールがクリーニング機能付き記録紙ロール
55であることを伝える。なお、クリーニング部54と
識別マーク59とは、プリカット処理によってカットさ
れる部分にのみ設けられており、プリカット処理はカラ
ー感熱記録紙2上のプリカット位置60で行われるの
で、プリカット後は通常の記録紙ロールと同じものとな
る。
【0058】上記クリーニング機能付き記録紙ロール5
5をカラー感熱プリンタにセットすると、識別マーク5
9が識別センサ48で検出される。識別マーク59を検
出したコントローラ9は、クリーニングロールがセット
された際と同様に、最初にクリーニング処理を行い、プ
リカット位置60でカラー感熱記録紙2をプリカットす
る。通常のクリーニングロール20がセットされている
場合には、記録紙ロール3に入れ換えないかぎり、プリ
ント開始操作がなされても実行されないが、セットされ
ているロールがクリーニング機能付き記録紙ロール55
の場合には、プリカット処理後に、そのまま続けてプリ
ント処理が行えるようになる。
【0059】このクリーニング機能付き記録紙ロール5
5は、新たにカラー感熱プリンタにセットするたびにサ
ーマルヘッド31のクリーニングが行われるので、常に
きれいな状態のサーマルヘッド31を使用してプリント
を行うことができる。また、定期的なメンテナンスが必
要なくなるため、よりカラー感熱プリンタのメンテナン
スを簡易化することができる。
【0060】また、上記クリーニング機能付き記録紙ロ
ール55では、カラー感熱記録紙2の上に研磨シート5
7を両面テープ58で貼り付けることによりクリーニン
グ部54を形成した。しかしながら、図7の要部断面図
に示すように、カラー感熱記録紙2の上に研磨剤を塗布
した研磨層62を設けることでクリーニング部を形成し
てもよい。
【0061】なお、上記実施形態では、カラー感熱プリ
ンタにロールをセットした際に自動的にロールの種類を
識別し、識別結果に合わせてクリーニング処理とプリカ
ット処理とを行うようにしたが、プリンタに、例えばプ
リカット処理を任意に実行するための操作スイッチを設
けてもよい。これによれば、操作スイッチが操作される
たびに、図4及び図5に示すフローチャートに沿って、
ロール種の識別と、ロール種に合わせたクリーニング処
理及びプリカット処理とが行われる。
【0062】また、上記各実施形態では、カラー感熱プ
リンタを例に説明したが、本発明は、モノクロの感熱プ
リンタや、インクシートを用いる昇華型,熱溶融型の熱
転写プリンタのサーマルヘッドのクリーニングにも利用
することができる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のサーマル
プリンタによれば、クリーニングロールがセットされた
場合には、最初にクリーニング処理を行い、その後にプ
リカット処理を行うようにしたので、クリーニングシー
トがプリカットされて無駄になることがなく、サーマル
プリンタのメンテナンスが簡便になり、取り扱い易さを
向上させることができる。
【0064】また、本発明のクリーニング方法と記録紙
ロールとによれば、記録紙ロールを新規にセットするた
びにクリーニングが行われるので、定期的なクリーニン
グを省略することができ、サーマルプリンタのメンテナ
ンスを容易にすることができる。また、本来ならばカッ
トされて廃棄されるだけの無駄な先端部分をサーマルヘ
ッドのクリーニングに使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したカラー感熱プリンタの構成を
示す概略図である。
【図2】記録紙ロールの外観と要部断面図である。
【図3】クリーニングロールの外観と要部断面図であ
る。
【図4】クリーニング処置及びプリカット処理のフロー
チャートである。
【図5】図4に続くクリーニング処置及びプリカット処
理のフローチャートである。
【図6】クリーニング機能付き記録紙ロールの外観と要
部断面図である。
【図7】別の実施形態のクリーニング機能付き記録紙ロ
ールの要部断面図である。
【符号の説明】
2 カラー感熱記録紙 3 記録紙ロール 9 コントローラ 20 クリーニングロール 22,62 研磨層 23 クリーニングシート 25,59 識別マーク 48 識別センサ 54 クリーニング部 55 クリーニング機能付き記録紙ロール 57 研磨シート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺の記録紙をロール状に巻いた記録紙
    ロールが新規にセットされた際に、この記録紙ロールか
    ら記録紙を引き出し、先端部分の所定長さをカットする
    プリカット処理を行うサーマルプリンタにおいて、 新たにセットされたロールの種類を識別するロール種識
    別手段を設け、セットされたロールがクリーニングシー
    トをロール状に巻いたクリーニングロールであった場
    合、サーマルヘッドをクリーニングシートに圧接させた
    状態でクリーニングシートを搬送するクリーニング処理
    を行い、その後に前記プリカット処理を行い、セットさ
    れたロールが記録紙ロールであった場合には、サーマル
    ヘッドを記録紙から離した状態で記録紙を搬送してプリ
    カット処理を行うことを特徴とするサーマルプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記クリーニング処理は、プリカット処
    理で切断される所定長さ内の部分で行われることを特徴
    とする請求項1記載のサーマルプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記クリーニング処理では、予め設定さ
    れた回数だけクリーニングシートを往復移動させてサー
    マルヘッドをクリーニングしてから、プリカット処理を
    行うことを特徴とする請求項1または2記載のサーマル
    プリンタ。
  4. 【請求項4】 前記クリーニング処理時に、サーマルヘ
    ッドを発熱させないことを特徴とする請求項1ないし3
    いずれか記載のサーマルプリンタ。
  5. 【請求項5】 記録紙ロールがセットされた後、記録紙
    ロールから引き出した記録紙の先端を所定長さでカット
    するプリカット機能を有するサーマルプリンタに用いら
    れ、サーマルヘッドに付着した汚れを除去するためクリ
    ーニング方法において、 前記記録紙の先端部にサーマルヘッドをクリーニングす
    るためのクリーニング部が設けられた記録紙ロールを使
    用し、前記プリカットを行う前に、クリーニング部とサ
    ーマルヘッドとを圧接した状態で記録紙を搬送してサー
    マルヘッドのクリーニングを行い、その後にカッターで
    クリーニング部をプリカットすることを特徴とするクリ
    ーニング方法。
  6. 【請求項6】 長尺の記録紙をロール形態に巻き取った
    記録紙ロールにおいて、前記記録紙の先端部に、サーマ
    ルヘッドの発熱素子に付着した汚れを削り取るためのク
    リーニング部を設けたことを特徴とする記録紙ロール。
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