JP2001042726A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001042726A
JP2001042726A JP11218154A JP21815499A JP2001042726A JP 2001042726 A JP2001042726 A JP 2001042726A JP 11218154 A JP11218154 A JP 11218154A JP 21815499 A JP21815499 A JP 21815499A JP 2001042726 A JP2001042726 A JP 2001042726A
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image
blade
image carrier
cleaning blade
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JP11218154A
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Atsunori Kitazawa
淳憲 北澤
Eiji Shimura
英次 志村
Masahiro Maeda
将宏 前田
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Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリーニングブレードの接触圧および/また
は接触角を増大させた場合でもブレードの捲れが生じ難
くする。 【解決手段】 トナー像を担持する回転体である像担持
体10の表面に接触して、像担持体上のトナー像が転写
された後に像担持体上に残留しているトナーTを掻き取
るクリーニングブレード21を備え、掻き取られたトナ
ーTを像担持体とクリーニングブレードとの接触部Cお
よびその直下部Uに常時堆積させる可撓性を有する堆積
用部材23bを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真技術を用
いて画像を形成するプリンター、ファクシミリ、複写機
等の画像形成装置に関する。特に、そのトナー像を担持
する像担持体上の残留トナーを除去するクリーニングブ
レード(以下、単にブレードともいう)を用いたクリー
ニング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真技術を用いた画像形成
装置は、外周面に感光層を有する感光体(像担持体の一
例)と、この感光体の外周面を一様に帯電させる帯電手
段と、この帯電手段により一様に帯電させられた外周面
を選択的に露光して静電潜像を形成する露光手段と、こ
の露光手段により形成された静電潜像に現像剤であるト
ナーを付与して可視像(トナー像)とする現像手段と、
この現像手段により現像されたトナー像を用紙等の転写
媒体に転写させる転写手段と、感光体の表面に接触し
て、転写後に感光体の外周面に残存しているトナー(残
留トナー)を掻き取って除去するクリーニングブレード
を用いたクリーニング装置とを有している。
【0003】また、転写手段としては、感光体上のトナ
ー像を用紙等の記録媒体に転写するために、感光体上に
形成されたトナー像が転写(一次転写)されてこれを担
持し、このトナー像をさらに記録媒体に転写(二次転
写)する中間転写体(像担持体の一例)を備えたものが
知られている。この中間転写体にも、トナー像転写後に
その表面に残存しているトナー(残留トナー)を掻き取
って除去するクリーニングブレードが設けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、電子写真技術を
用いた画像形成装置においては、高画質化(トナーの小
粒径化)、高速化、長寿命化が望まれている。この要
望、特に高画質化(トナーの小粒径化)の要望に応える
には、トナー像転写後に像担持体上に残留したトナーを
良好に除去するためにクリーニング性を向上させる必要
があり、そのための一つの方策として、像担持体の表面
に対するクリーニングブレードの接触圧および/または
接触角を増大させることが考えられる。
【0005】しかしながら、像担持体の表面に対するク
リーニングブレードの接触圧を増大させると、ブレード
と像担持体表面との間の摩擦力が大きくなるため、特に
接触角を大きくした場合にはブレードが捲れ易くなると
いう問題が生じる。このブレードの捲れは、像担持体表
面における残留トナーが少ない画像パターンを形成した
ときや、高温高湿環境下において特に生じ易くなる。
【0006】本発明の目的は、以上のような問題を解決
し、クリーニングブレードの接触圧および/または接触
角を増大させた場合でもブレードの捲れが生じ難い画像
形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の画像形成装置は、トナー像を担持する
回転体である像担持体と、この像担持体の表面に接触し
て、像担持体上のトナー像が転写された後に像担持体上
に残留しているトナーを掻き取るクリーニングブレード
とを備えた画像形成装置であって、前記クリーニングブ
レードで掻き取られたトナーを前記像担持体とクリーニ
ングブレードとの接触部およびその直下部に常時堆積さ
せる堆積用部材が設けられており、この堆積用部材が可
撓性を有していることを特徴とする。請求項2記載の画
像形成装置は、請求項1記載の画像形成装置において、
前記接触部よりも下方において前記像担持体に接触し、
前記クリーニングブレードで掻き取られたトナーをすく
うすくいシートと、このすくいシートおよび前記クリー
ニングブレードが取り付けられる硬質材料からなるケー
スとを備え、すくいシートの下部と前記堆積用部材の下
部とが、前記ケースの一部を介して固定されていること
を特徴とする。
【0008】
【作用効果】請求項1記載の画像形成装置によれば、ト
ナー像を担持する回転体である像担持体上のトナー像が
転写された後に像担持体上に残留しているトナーが、像
担持体の表面に接触するクリーニングブレードによって
掻き取られて除去される。そして、この請求項1記載の
画像形成装置によれば、前記クリーニングブレードで掻
き取られたトナーを前記像担持体とクリーニングブレー
ドとの接触部およびその直下部に常時堆積させる堆積用
部材が設けられているので、前記接触部およびその直下
部に堆積されているトナーの滑剤としての作用によっ
て、以下に説明するようにブレードの捲れが生じ難くな
る。すなわち、ブレードで掻き取られたトナーが像担持
体とクリーニングブレードとの接触部およびその直下部
に常時堆積しているので、回転する像担持体と、クリー
ニングブレードとの接触部には、画像パターンに影響さ
れることなく常にトナーが供給されることとなる。トナ
ーには滑剤としての作用があるため、このトナーの存在
によって、ブレードと像担持体表面との間の摩擦力が低
下し、結果として、ブレードの接触圧および/または接
触角を増大させた場合でもブレードの捲れが生じ難くな
る。また同様の理由により、高温高湿環境下においても
ブレード捲れが生じ難くなる。以上のように、この請求
項1記載の画像形成装置によれば、クリーニングブレー
ドの接触圧および/または接触角を増大させた場合でも
ブレードの捲れが生じ難くなる。また、クリーニングブ
レードは、いわゆるスティックスリップなる挙動によっ
てトナーを除去しているが、この請求項1記載の画像形
成装置によれば、ブレードと像担持体表面との間の摩擦
力が低下することによって、上記挙動が安定し、結果と
して、クリーニング性能が一層向上することとなる。
【0009】しかも、堆積用部材は可撓性を有している
ので、トナーがある程度堆積すると、その重量によって
堆積用部材が撓み、さらにトナーが堆積することによっ
て、堆積されたトナーのうち余分なトナーが堆積用部材
をさらに撓ませてその上部から溢れ出し、その後、堆積
用部材が原位置に復帰することとなる。すなわち、堆積
用部材は、その可撓性によって上記往復運動を繰り返す
こととなり、この往復運動によって堆積用部材が原位置
に復帰する際に、堆積されたトナーが圧粉されることと
なる。この圧粉作用によって、像担持体に対するトナー
の付着力が強くなり、像担持体とブレードとの接触部お
よびその直下部に常時存在するトナーの量が多くなるの
で、ブレードと像担持体との接触部における摩擦力が低
い状態で安定することとなる。したがって、上述したブ
レードの捲れ抑制作用およびクリーニング性能の向上
が、より確実に得られることとなる。
【0010】なお、従来のクリーニング装置として、図
3(a)あるいは(b)に示すように、矢印A方向へ回
転する像担持体1とクリーニングブレード3との接触部
Cの下方に、接触部Cと間隔を隔てて設けたスペースS
にトナーを堆積させ、この堆積したトナーによって、紙
から析出した各種異物を除去しようとしたものが知られ
ているが(特開平1−161288号公報)、この従来
のクリーニング装置では、像担持体1とクリーニングブ
レード3との接触部Cの下方に接触部Cと間隔を隔てて
設けたスペースSにトナーが堆積され、上記請求項1記
載の発明のように像担持体とクリーニングブレードとの
接触部およびその直下部にトナーが堆積されるわけでは
ないので、請求項1記載の発明による上記作用効果は得
られない。
【0011】請求項2記載の画像形成装置によれば、請
求項1記載の画像形成装置において、前記接触部よりも
下方において前記像担持体に接触し、前記クリーニング
ブレードで掻き取られたトナーをすくうすくいシートを
備えているので、ブレードで掻き取られたトナーがすく
いシートですくわれることとなる。ここで、可撓性を有
する堆積用部材が上述した往復運動を繰り返す場合にお
いて、堆積用部材とすくいシートとの取付構造に何らの
工夫も施さないとしたならば、堆積用部材の往復運動の
影響がすくいシートに及んですくいシートも往復動し、
すくいシートと像担持体表面との間に隙間が生じ易くな
ってすくいシートによる上記作用が十分に得られなくな
ってしまうおそれが生じる。これに対し、この請求項2
記載の画像形成装置によれば、すくいシートおよびクリ
ーニングブレードが取り付けられる硬質材料からなるケ
ースを備えており、すくいシートの下部と前記堆積用部
材の下部とが、前記ケースの一部を介して固定されてい
るので、堆積用部材の往復運動の影響がすくいシートに
及び難くなる。したがって、堆積用部材が往復運動する
構成であるにもかかわらず、すくいシートによる上記作
用が十分に得られることとなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。 <第1の実施の形態>図1は本発明に係る画像形成装置
の第1の実施の形態を示す概略正断面図である。
【0013】この画像形成装置は、イエロー(Y)、シ
アン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の4色の
トナーによる現像器を用いてフルカラー画像を形成する
ことのできる装置である。
【0014】図1において、10は像担持体としての感
光体であり、図示しない適宜の駆動手段によって図示矢
印方向に回転駆動される。感光体10の周りには、その
回転方向に沿って、帯電手段としての帯電ローラ12、
現像手段としての現像ローラ13(Y,C,M,K)、
中間転写装置30、およびクリーニング装置20が配置
されている。
【0015】帯電ローラ12は、感光体10の外周面に
当接して外周面を一様に帯電させる。一様に帯電した感
光体10の外周面には、図示しない露光ユニットによっ
て所望の画像情報に応じた選択的な露光Lがなされ、こ
の露光Lによって感光体10上に静電潜像が形成され
る。この静電潜像は、現像ローラ13でトナーが付与さ
れて現像される。この実施の形態では、現像ローラとし
て、イエロー用の現像ローラ13Y、シアン用の現像ロ
ーラ13C、マゼンタ用の現像ローラ13M、およびブ
ラック用の現像ローラ13Kが設けられている。これら
現像ローラ13Y,13C,13M,13Kは、選択的
に感光体10に当接し得るようになっており、当接した
とき、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックのうちの
いずれかのトナーを感光体10の表面に付与して感光体
10上の静電潜像を現像する。現像されたトナー像は、
後述する中間転写体としての中間転写ベルト36上に転
写(一次転写部Tr1参照)される。
【0016】クリーニング装置20は、上記転写後に、
感光体10の外周面に残留し付着しているトナー(残留
トナー)Tを掻き取る感光体用ブレード(クリーニング
ブレード)21と、このブレード21によって掻き取ら
れ、落下するトナーをすくうすくいシート22と、落下
するトナーを堆積させる堆積部23と、この堆積部23
から溢れ出したトナーを受ける受け部24と、この受け
部24内のトナーを図示しない廃トナーボトルに搬送す
るスクリュー25と、ケース26とを備えている。ブレ
ード21は、その上部がブレードホルダ27に固定され
ている。ブレードホルダ27は、その両端(紙面と直交
する方向における両端)が軸27a,27a(一方のみ
図示)によってケース26の側部26a,26a(一方
のみ図示)に対して揺動可能に取り付けられている。ケ
ース26とブレードホルダ27との間には、ブレード付
勢バネ(圧縮コイルバネ)28が設けられており、この
ブレード付勢バネ28の付勢力およびブレード21自身
の弾性力によってブレード21の先端部(縁部)21a
が感光体10の表面に接触するようになっている。すく
いシート22は、ブレード21と感光体10との接触部
Cよりも下方において感光体10に接触し、ブレード2
1で掻き取られたトナーをすくうようになっている。
【0017】この実施の形態における堆積部23は、感
光体の表面と、前記すくいシート22と、このすくいシ
ート22に対してスペーサ23aを介して取り付けられ
た板状の堆積用部材23bとで形成されており、この堆
積部23によって、感光体10とクリーニングブレード
21との接触部Cおよびその直下部Uに、ブレード21
で掻き取られたトナーTが常時堆積されるようになって
いる。すくいシート22、スペーサ23a、および堆積
用部材23bは紙面と直交する方向に伸びており、堆積
部23は前記接触部Cの下方全長に亘って設けられてい
る。堆積用部材23bの上端23cとブレード21との
間には間隔23dが形成されており、この間隔23dを
通じて、前記堆積部23に堆積されたトナーTのうち余
分なトナーが前記受け部24へと溢れ出すようになって
いる。
【0018】堆積用部材23bは可撓性を有しており、
トナーTがある程度堆積すると、その重量によって、図
1において反時計方向へ撓み、さらにトナーが堆積する
ことによって、堆積されたトナーのうち余分なトナーが
堆積用部材23bをさらに撓ませてその上部から溢れ出
すようになっている(図2の仮想線参照)。その後、堆
積用部材23bは原位置に復帰する。すなわち、堆積用
部材23bは、その可撓性によって上記往復運動を繰り
返すこととなり、この往復運動によって、堆積用部材2
3bが原位置に復帰する(時計方向に回動する)際に、
堆積されたトナーTが圧粉されることとなる。この圧粉
作用によって、感光体10に対するトナーTの付着力が
強くなり、感光体10とブレード21との接触部Cおよ
びその直下部Uに常時存在するトナーの量が多くなる。
【0019】この実施の形態では、図1に示すように、
すくいシート22は、ケース26に固定されており、ス
ペーサ23aの底部はケース26で支持されている。ケ
ース26は、硬質材料、例えば硬質の合成樹脂で構成さ
れている。
【0020】以上のようなクリーニング装置は、ケース
26によってユニットとして構成されており、画像形成
装置本体の図示しないフレームに着脱可能に取り付けら
れている。
【0021】中間転写装置30は、駆動ローラ31と、
4本の従動ローラ32,33,34,35と、これら各
ローラに張架された中間転写体としての無端状の中間転
写ベルト36と、二次転写ローラ37と、クリーニング
手段38とを有している。
【0022】駆動ローラ31は、その端部に固定された
図示しない歯車が、感光体10の駆動用歯車(図示せ
ず)と噛み合うことによって、感光体10と略同一の周
速で回転駆動され、したがって中間転写ベルト36が感
光体10と略同一の周速で図示矢印方向に循環駆動され
る。従動ローラ35は、一次転写ローラであり、中間転
写ベルト36を介して感光体10に圧接されていて、こ
の圧接部において感光体10と中間転写ベルト36との
間に一次転写部Tr1を形成している。駆動ローラ31
には、中間転写ベルト36を介して図示しない電極ロー
ラが配置され、その電極ローラを介して、中間転写ベル
ト36に一次転写電圧が印加されるようになっている。
従動ローラ32はテンションローラであり、図示しない
付勢手段によって中間転写ベルト36をその張り方向に
付勢している。従動ローラ33は、二次転写部Tr2を
形成するバックアップローラである。このバックアップ
ローラ33には、中間転写ベルト36を介して二次転写
ローラ37が対向配置される。二次転写ローラ37は、
図示しない接離機構により中間転写ベルト36に対して
接離可能である。二次転写ローラ37には、二次転写電
圧が印加される。従動ローラ34は、クリーニング手段
38のためのバックアップローラである。クリーニング
手段38は、中間転写ベルト36と接触してその外周面
に残留し付着しているトナー(二次転写残留トナー)を
掻き取る中間転写体用ブレードで構成されている。この
中間転写体用ブレードは図示しない接離機構によって中
間転写ベルト36に対して接離可能となっている。な
お、中間転写体用ブレード38によって掻き落とされた
トナーは、図示しない受け部によって受けられ、図示し
ないスクリューで廃トナーボトルへと搬送される。
【0023】中間転写ベルト36が循環駆動される過程
で、一次転写部Tr1において、感光体10上のトナー
像が中間転写ベルト36上に転写され、中間転写ベルト
36上に転写されたトナー像は、二次転写部Tr2にお
いて、二次転写ローラ37との間に供給される転写対象
である用紙等の記録媒体Pに転写される。記録媒体P
は、図示しない給紙装置から給送され、所定のタイミン
グで二次転写部Tr2に供給される。
【0024】以上のような画像形成装置全体の作動は次
の通りである。 (i)図示しないホストコンピュータ等(パーソナルコ
ンピュータ等)からの印字指令信号(画像形成信号)が
画像形成装置の制御部に入力されると、テンションロー
ラ32の作動で中間転写ベルト36が張架状態となり、
図示しない駆動手段によって感光体10、現像ローラ1
3、および中間転写ベルト36が回転駆動される。 (ii)感光体10の外周面が帯電ローラ12によって
一様に帯電される。 (iii)一様に帯電した感光体10の外周面に、図示
しない露光ユニットによって第1色目(例えばマゼンタ
(M))の画像情報に応じた選択的な露光Lがなされ、
マゼンタ用の静電潜像が形成される。 (iv)感光体10には、第1色目(例えばマゼンタ)
用の現像ローラ13Mのみが接触し、これによって上記
静電潜像が現像され、第1色目(例えばマゼンタ)のト
ナー像が感光体10上に形成される。 (v)中間転写ベルト36には上記トナーの帯電極性と
逆極性の一次転写電圧が印加され、感光体10上に形成
されたトナー像が、一次転写部Tr1すなわち、感光体
10と中間転写ベルト36との圧接部Tr1において中
間転写ベルト36上に転写される。このとき、二次転写
ローラ37およびクリーニング手段38は、中間転写ベ
ルト36から離間している。 (vi)感光体10上に残留しているトナー(一次残留
トナー)が感光体用ブレード21によって除去された
後、図示しない除電手段からの除電光によって感光体1
0が除電される。 (vii)上記(ii)〜(vi)の動作が必要に応じ
て繰り返される。すなわち、上記印字指令信号の内容に
応じて、第2色目、第3色目、第4色目、と繰り返さ
れ、上記印字指令信号の内容に応じたトナー像が中間転
写ベルト36上において重ね合わされて中間転写ベルト
36上に形成される。 (viii)所定のタイミングで記録媒体Pが供給さ
れ、記録媒体Pの先端が二次転写部Tr2に達する直前
にあるいは達した後に(要するに記録媒体P上の所望の
位置に、中間転写ベルト36上のトナー像が転写される
タイミングで)二次転写ローラ37が中間転写ベルト3
6に押圧されるとともに二次転写電圧が印加され、中間
転写ベルト36上のトナー像(基本的にはフルカラー画
像)が記録媒体P上に転写される。また、中間転写体用
ブレード38が中間転写ベルト36に当接し、二次転写
後に中間転写ベルト36上に残留しているトナー(二次
残留トナー)が除去される。 (ix)記録媒体Pが図示しない定着装置を通過するこ
とによって記録媒体P上にトナー像が定着し、その後、
記録媒体Pが装置外に排出される。 (x)上記(i)〜(ix)の作動がなれた後、上記画
像形成信号が所定時間入力されないかあるいは装置の電
源が切られると、テンションローラの作動により中間転
写ベルト36の張架状態が解除される。
【0025】以上のような画像形成装置によれば、次の
ような作用効果が得られる。トナー像を担持する回転体
である像担持体10上のトナー像が転写された後に像担
持体10上に残留しているトナーが、像担持体10の表
面に接触するクリーニングブレード21によって掻き取
られて除去される。そして、この実施の形態の画像形成
装置によれば、クリーニングブレード21で掻き取られ
たトナーTを像担持体10とクリーニングブレード21
との接触部Cおよびその直下部Uに常時堆積させる堆積
用部材23bが設けられているので、前記接触部Cおよ
びその直下部Uに堆積されているトナーTの滑剤として
の作用によって、以下に説明するようにブレード21の
捲れが生じ難くなる。すなわち、ブレード21で掻き取
られたトナーTが像担持体10とクリーニングブレード
21との接触部Cおよびその直下部Uに常時堆積してい
るので、回転する像担持体10と、クリーニングブレー
ド21との接触部Cには、画像パターンに影響されるこ
となく常にトナーTが供給されることとなる。トナーに
は滑剤としての作用があるため、このトナーTの存在に
よって、ブレード21と像担持体10表面との間の摩擦
力が低下し、結果として、ブレード21の接触圧および
/または接触角を増大させた場合でもブレード21の捲
れが生じ難くなる。また同様の理由により、高温高湿環
境下においてもブレード捲れが生じ難くなる。以上のよ
うに、この実施の形態の画像形成装置によれば、クリー
ニングブレード21の接触圧および/または接触角を増
大させた場合でもブレード21の捲れが生じ難くなる。
また、クリーニングブレード21は、いわゆるスティッ
クスリップなる挙動によってトナーを除去しているが、
この画像形成装置によれば、ブレード21と像担持体1
0表面との間の摩擦力が低下することによって、上記挙
動が安定し、結果として、クリーニング性能が一層向上
することとなる。
【0026】しかも、堆積用部材23bは可撓性を有し
ているので、前述したように、トナーTがある程度堆積
すると、その重量によって堆積用部材23bが撓み、さ
らにトナーTが堆積することによって、堆積されたトナ
ーのうち余分なトナーが堆積用部材23bをさらに撓ま
せてその上部から溢れ出し、その後、堆積用部材23b
が原位置に復帰することとなる。すなわち、堆積用部材
23は、その可撓性によって上記往復運動を繰り返すこ
ととなり、この往復運動によって堆積用部材23bが原
位置に復帰する際に、堆積されたトナーが圧粉されるこ
ととなる。この圧粉作用によって、像担持体10に対す
るトナーの付着力が強くなり、像担持体10とブレード
21との接触部Cおよびその直下部Uに常時存在するト
ナーの量が多くなるので、ブレード21と像担持体10
との接触部Cにおける摩擦力が低い状態で安定すること
となる。したがって、上述したブレード21の捲れ抑制
作用およびクリーニング性能の向上が、より確実に得ら
れることとなる。
【0027】なお、画像形成装置の使用初期(例えばユ
ーザーに提供されて使用が開始された際)においては、
トナーが堆積されるまでに、短時間であるとはいえ多少
の時間がかかることとなるが、通常、この種画像形成装
置においては、使用初期におけるブレード捲れを防止す
るために、像担持体(感光体等)の表面にオイル等の滑
剤が塗布されているので、トナーが堆積されるまでの使
用初期においてもブレード捲れが生じるということはな
い。
【0028】<第2の実施の形態>図2は本発明に係る
画像形成装置の第2の実施の形態の要部を示す拡大図で
ある。同図において、上記第1の実施の形態と同一部分
ないし相当する部分には同一の符号を付してある。
【0029】この実施の形態が上記第1の実施の形態と
異なる点は、すくいシート22の下部22aと堆積用部
材23bの下部23b1とが、ケース26の一部26b
を介して固定されている点にあり、その他の点に変わり
はない。この実施の形態によっても、上記第1の実施の
形態による作用効果と同様な作用効果が得られる。とこ
ろで、可撓性を有する堆積用部材23bが上述した往復
運動を繰り返す場合において、堆積用部材23bとすく
いシートとの取付構造に何らの工夫も施さないとしたな
らば、堆積用部材23bの往復運動の影響がすくいシー
ト22に及んですくいシート22も往復動し、すくいシ
ート22と像担持体10表面との間22bに隙間が生じ
易くなってすくいシート22によるトナーのすくい作用
が十分に得られなくなってしまうおそれが生じる。これ
に対し、この実施の形態の画像形成装置によれば、すく
いシート22の下部22aと堆積用部材23bの下部2
3b1とが、硬質材料からなるケース26の一部26b
を介して固定されているので、堆積用部材23bの往復
運動の影響がすくいシート22に及び難くなる。したが
って、堆積用部材23bが図2に仮想線および実線で示
すように往復運動する構成であるにもかかわらず、すく
いシート22による上記作用が十分に得られることとな
る。
【0030】
【実施例】<実施例1>すくいシート22は、その材質
をウレタンとし、厚み200μm、自由長8mm、ヤン
グ率0.07×10kg/cm とする。堆積用
部材23bは、その材質をPET(ポリエチレンテレフ
タレート)とし、厚み100μm、自由長11mm、ヤ
ング率3.6×10kg/cmとする。 <実施例2>すくいシート22は、その材質をPETと
し、厚み100μm、自由長8mm、ヤング率3.6×
10kg/cm とする。堆積用部材23bは、
その材質をPETとし、厚み100μm、自由長10m
m、ヤング率3.6×10kg/cm とする。
【0031】以上、本発明の実施の形態および実施例に
ついて説明したが、本発明は上記の実施の形態または実
施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内
において適宜変形実施可能である。例えば、上記実施の
形態では、像担持体が感光体である場合について説明し
たが、像担持体が中間転写体である場合にも本発明は適
用可能である。また、上記実施の形態では像担持体(感
光体)が円筒状である場合について説明したが、像担持
体がベルト状である場合にも本発明は適用可能である。
【0032】
【発明の効果】請求項1,2記載のいずれの画像形成装
置によっても、クリーニングブレードの接触圧および/
または接触角を増大させた場合でもブレードの捲れが生
じ難くなる。また、クリーニングブレードのいわゆるス
ティックスリップなる挙動が安定し、結果として、クリ
ーニング性能が一層向上することとなる。しかも、堆積
用部材は可撓性を有しているので、ブレードの捲れ抑制
作用およびクリーニング性能の向上が、より確実に得ら
れることとなる。
【0033】さらに、請求項2記載の画像形成装置によ
れば、堆積用部材が往復運動する構成であるにもかかわ
らず、すくいシートによるトナーのすくい作用が十分に
得られることとなる。
【0034】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の第1の実施の形態
を示す概略正断面図。
【図2】本発明に係る画像形成装置の第2の実施の形態
の要部を示す拡大図。
【図3】(a)(b)は従来技術の説明図。
【符号の説明】
T トナー 10 感光体(像担持体) 11 回転中心 21 クリーニングブレード 22 すくいシート 23b 堆積用部材 26 ケース C 接触部 U 直下部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 将宏 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2H034 AA02 BF01 BF03 BF05 BF06 BF07 CA02 CA04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像を担持する回転体である像担持
    体と、この像担持体の表面に接触して、像担持体上のト
    ナー像が転写された後に像担持体上に残留しているトナ
    ーを掻き取るクリーニングブレードとを備えた画像形成
    装置であって、 前記クリーニングブレードで掻き取られたトナーを前記
    像担持体とクリーニングブレードとの接触部およびその
    直下部に常時堆積させる堆積用部材が設けられており、
    この堆積用部材が可撓性を有していることを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記接触部よりも下方において前記像担
    持体に接触し、前記クリーニングブレードで掻き取られ
    たトナーをすくうすくいシートと、このすくいシートお
    よび前記クリーニングブレードが取り付けられる硬質材
    料からなるケースとを備え、すくいシートの下部と前記
    堆積用部材の下部とが、前記ケースの一部を介して固定
    されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
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