JP2001039290A - 車輌のアンチスキッド制御装置 - Google Patents

車輌のアンチスキッド制御装置

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JP2001039290A
JP2001039290A JP11218523A JP21852399A JP2001039290A JP 2001039290 A JP2001039290 A JP 2001039290A JP 11218523 A JP11218523 A JP 11218523A JP 21852399 A JP21852399 A JP 21852399A JP 2001039290 A JP2001039290 A JP 2001039290A
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wheel
pressure
skid control
vehicle
control
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JP11218523A
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Hideyuki Aizawa
英之 相沢
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車輌がピッチング状態にある状況にてアンチ
スキッド制御が行われる場合に前輪の制動圧が過剰に減
圧されることを防止する。 【解決手段】 車輌がピッチング状態にあるか否かの判
別が行われ(S50)、車輌がピッチング状態にある状
況にて左右前輪の少なくとも一方について最初のアンチ
スキッド制御による制動圧の減圧が行われる旨の判別が
行われると(S110〜130)、左右後輪の少なくと
も一方についてアンチスキッド制御が開始された時点よ
り左右前輪の少なくとも一方についてアンチスキッド制
御が開始されるまでの経過時間Tcが長いほど小さくな
るよう前輪の減圧時間Tdecに対応する補正係数Kaが演
算され(S140)、減圧時間Tdecが補正係数Kaにて
低減補正され(S160)、低減補正された減圧時間T
decに基づき前輪のホイールシリンダ内の圧力が減圧さ
れる(S170)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輌の制動制御装
置に係り、更に詳細にはアンチスキッド制御装置に係
る。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車輌の制動力制御装置の一つ
として、例えば特開平9−86384号公報に記載され
ている如く、車輌が緩ピッチング状態にあるときには後
輪の制動力を低減することにより後輪が前輪よりも先に
ロック状態になることを防止するよう構成された制動力
制御装置が従来より知られており、かかる制動力制御装
置によれば全ての車輪の制動圧が同時に低減されること
による制動力の低下を防止することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述の公開公報
に記載された制動力制御装置は車輪の制動スリップの程
度がアンチスキッド制御の開始条件よりも低い領域を対
象としており、車輌がピッチング状態にある状況に於い
てアンチスキッド制御が如何に行われるべきかについて
は記載されていない。
【0004】即ち運転者により急激な制動が行われる
と、制動圧は運転者の意志通りに上昇するが、車輌の前
後方向の荷重移動は時間的に遅れて生じるため、車輌が
ピッチング状態になり、前輪よりも早く後輪のアンチス
キッド制御が開始される。かくして後輪のアンチスキッ
ド制御が開始されると後輪の制動圧が低減されるが、慣
性による車体の過渡的な車輌前方への運動により前輪の
支持荷重が増大し、これにより後輪のアンチスキッド制
御の開始後にも前輪の制動圧が増大する。しかし前輪の
制動圧の増大に起因して前輪の制動スリップの程度が過
大になると、前輪の制動圧が非常に高い状態にて前輪の
アンチスキッド制御が開始され、そのため減圧勾配が非
常に大きいことに起因して前輪の制動圧が過剰に減圧さ
れることがある。
【0005】本発明は、上述の従来の制動力制御装置に
於ける上述の如き問題に鑑みてなされたものであり、本
発明の主要な課題は、車輌がピッチング状態にある状況
に於いて行われるアンチスキッド制御を最適化すること
により、車輌がピッチング状態にある状況にてアンチス
キッド制御が行われる場合に前輪の制動圧が過剰に減圧
されることを防止することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の主要な課題は、本
発明によれば、請求項1の構成、即ち車輪の制動スリッ
プの程度が過剰であるときには制動圧を増減して車輪の
制動スリップを適正化する車輌のアンチスキッド制御装
置に於いて、車輌のピッチング状態を検出する手段と、
車輌のピッチング状態が検出され且つ車輪の制動スリッ
プの程度が基準値以上であるときにはアンチスキッド制
御による前輪の制動圧の低減量を減少補正する補正手段
とを有することを特徴とする車輌のアンチスキッド制御
装置によって達成される。
【0007】上記請求項1の構成によれば、車輌のピッ
チング状態が検出され且つ車輪の制動スリップの程度が
基準値以上であるときにはアンチスキッド制御による前
輪の制動圧の低減量が減少補正されるので、前輪の制動
圧が過剰に減圧されることが確実に防止される。
【0008】また本発明によれば、上述の主要な課題を
効果的に達成すべく、上記請求項1の構成に於いて、前
記車輌のピッチング状態を検出する手段は前輪よりも早
く後輪のアンチスキッド制御が開始されたときに車輌が
ピッチング状態であると判定するよう構成される(請求
項2の構成)。
【0009】請求項2の構成によれば、前輪よりも早く
後輪のアンチスキッド制御が開始されたときに車輌がピ
ッチング状態であると判定されるので、車輌の前後加速
度などを検出するセンサを要することなく車輌のピッチ
ング状態が検出される。
【0010】また本発明によれば、上述の主要な課題を
効果的に達成すべく、上記請求項2の構成に於いて、前
記車輌のピッチング状態を検出する手段は後輪のアンチ
スキッド制御が開始されたときの前輪の車輪加速度が基
準値以上である場合に車輌がピッチング状態であると判
定するよう構成される(請求項3の構成)。
【0011】請求項3の構成によれば、後輪のアンチス
キッド制御が開始されたときの前輪の車輪加速度が基準
値以上である場合に車輌がピッチング状態であると判定
されるので、前後輪の車輪加速度差が大きい車輌のピッ
チング状態が確実に検出される。
【0012】また本発明によれば、上述の主要な課題を
効果的に達成すべく、上記請求項1乃至3の何れかの構
成に於いて、アンチスキッド制御装置は車輪の制動スリ
ップの程度が過剰であるときには少なくとも制動スリッ
プの過剰の程度に応じた所定の減圧時間制動圧を低減
し、前記補正手段は前輪のアンチスキッド制御開始後の
最初の減圧時間を減少補正するよう構成される(請求項
4の構成)。
【0013】請求項4の構成によれば、車輪の制動スリ
ップの程度が過剰であるときには少なくとも制動スリッ
プの過剰の程度に応じた所定の減圧時間制動圧が低減さ
れ、前輪のアンチスキッド制御開始後の最初の減圧時間
が減少補正されるので、アンチスキッド制御による前輪
の制動圧の低減量が確実に減少補正されると共に、二回
目以降の減圧時間が不必要に減少補正されることが確実
に防止される。
【0014】また本発明によれば、上述の主要な課題を
効果的に達成すべく、上記請求項4の構成に於いて、前
記補正手段は後輪のアンチスキッド制御が開始された時
点より前輪のアンチスキッド制御が開始される時点まで
の時間に応じて前記最初の減圧時間を減少補正するよう
構成される(請求項5の構成)。
【0015】一般に、後輪のアンチスキッド制御が開始
された時点より前輪のアンチスキッド制御が開始される
時点までの時間が長いほど前輪のアンチスキッド制御が
開始される際の前輪の制動圧が高くなり、前輪の制動圧
が過剰に減圧される虞れが高くなる。
【0016】請求項5の構成によれば、後輪のアンチス
キッド制御が開始された時点より前輪のアンチスキッド
制御が開始される時点までの時間に応じて最初の減圧時
間が減少補正されるので、前輪の制動圧が過剰に減圧さ
れる虞れに応じてアンチスキッド制御による前輪の制動
圧の低減量を過不足なく減少補正することが可能にな
る。
【0017】
【課題解決手段の好ましい態様】本発明の一つの好まし
い態様によれば、上記請求項2の構成に於いて、車輌の
ピッチング状態を検出する手段は後輪のアンチスキッド
制御が開始されたときに前輪のアンチスキッド制御が開
始されていない場合に車輌がピッチング状態であると判
定するよう構成される(好ましい態様1)。
【0018】本発明の他の一つの好ましい態様によれ
ば、上記好ましい態様1の構成に於いて、車輌のピッチ
ング状態を検出する手段は左右後輪の何れかについてア
ンチスキッド制御が開始されたときに左右前輪のアンチ
スキッド制御が開始されていない場合に車輌がピッチン
グ状態であると判定するよう構成される(好ましい態様
2)。
【0019】本発明の他の一つの好ましい態様によれ
ば、上記請求項5の構成に於いて、補正手段は後輪のア
ンチスキッド制御が開始された時点より前輪のアンチス
キッド制御が開始される時点までの時間が長いほど減少
補正量が大きくなるよう最初の減圧時間を減少補正する
よう構成される(好ましい態様3)。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照しつつ、本
発明を好ましい実施形態について詳細に説明する。
【0021】図1は本発明によるアンチスキッド制御装
置の一つの実施形態の油圧回路及び電気式制御装置を示
す概略構成図である。尚図1に於いては、電磁的に駆動
される各弁のソレノイドの図示は省略されている。
【0022】図1に於て、10は油圧式の制動装置を示
しており、制動装置10は運転者によるブレーキペダル
12の踏み込み操作に応答してブレーキオイルを圧送す
るマスタシリンダ14と、マスタシリンダ内のオイル圧
力に対応する圧力(レギュレータ圧)にブレーキオイル
を増圧するハイドロブースタ16とを有している。マス
タシリンダ14には前輪用のブレーキ油圧制御導管18
の一端が接続され、ブレーキ油圧制御導管18の他端に
は左前輪用のブレーキ油圧制御導管20FL及び右前輪用
のブレーキ油圧制御導管20FRが接続されている。導管
20FL及び20FRの途中にはそれぞれ3ポート2位置切
換え型の電磁式の切換え弁22FL、22FRが設けられて
おり、これらの導管の他端にはそれぞれ左前輪及び右前
輪の制動力を制御するホイールシリンダ24FL及び24
FRが接続されている。
【0023】ハイドロブースタ16には途中に制御弁2
6を有するレギュレータ圧供給導管28の一端が接続さ
れており、導管28の他端には左後輪用のブレーキ油圧
制御導管30RL及び右後輪用のブレーキ油圧制御導管3
0RRが接続されている。導管30RL及び30RRの他端に
はそれぞれ左後輪及び右後輪の制動力を制御するホイー
ルシリンダ24RL及び24RRが接続されている。制御弁
26近傍の導管28にはハイドロブースタ16より導管
30RL及び30RRへ向かうオイルの流れのみを許す逆止
バイパス導管32が接続されている。
【0024】レギュレータ圧供給導管28には途中に制
御弁34を有する高圧導管36の一端が接続されてお
り、高圧導管36の他端は図には示されていない原動機
により駆動されるオイルポンプ38に接続されている。
尚図示の実施形態に於いては、制御弁26は常開型の電
磁開閉弁であり、制御弁34は常閉型の電磁開閉弁であ
る。また制御弁26が開弁され閉弁されるときには、実
質的にこれと同時に制御弁34がそれぞれ閉弁され開弁
される。
【0025】オイルポンプ38はリザーバ40に貯容さ
れたブレーキオイルを汲み上げ高圧のオイルとして高圧
導管36へ供給する。高圧導管36はリリーフ導管42
によりハイドロブースタ16に接続されており、リリー
フ導管42はハイドロブースタ16内の圧力が過剰にな
ると開弁する図には示されていないリリーフ弁を有して
いる。また高圧導管36は途中にリリーフ弁44を有す
るリリーフ導管46によりリザーバ40に接続されてい
る。更に高圧導管36にはオイルポンプ38より吐出さ
れる高圧のオイルをアキュムレータ圧として蓄圧するア
キュムレータ48が接続されている。
【0026】導管20FL及び20FRの途中にはそれぞれ
常開型の電磁開閉弁(増圧弁)50FL及び50FRが設け
られている。リザーバ40に接続されたリターン導管5
2と導管20FL及び20FRとの間にはそれぞれ左前輪用
の接続導管54FL及び右前輪用の接続導管54FRが接続
されている。接続導管54FL及び54FRの途中にはそれ
ぞれ常閉型の電磁開閉弁(減圧弁)56FL及び56FRが
設けられている。電磁開閉弁50FL及び50FR近傍の導
管20FL及び20FRには、それぞれホイールシリンダ2
4FL及び24FRよりマスタシリンダ14の側へ向かうオ
イルの流れのみを許す逆止バイパス導管58FL及び58
FRが接続されている。
【0027】同様に導管30RL及び30RRの途中には常
開型の電磁開閉弁(増圧弁)50RL及び50RRが設けら
れている。リターン導管52と導管30RL及び30RRと
の間にはそれぞれ左後輪用の接続導管54RL及び右後輪
用の接続導管54RRが接続されている。接続導管54RL
及び54RRの途中にはそれぞれ常閉型の電磁開閉弁(減
圧弁)56RL及び56RRが設けられている。電磁開閉弁
50RL及び50RR近傍の導管30RL及び30RRには、そ
れぞれホイールシリンダ24RL及び24RRよりハイドロ
ブースタ16の側へ向かうオイルの流れのみを許す逆止
バイパス導管58RL及び58RRが接続されている。
【0028】図1に示されている如く、制御弁22FL及
び22FRはそれぞれブレーキ油圧制御導管20FL及び2
0FRの連通を許す第一の位置と、ブレーキ油圧制御導管
20FL及び20FRの連通を遮断すると共に導管36F、
36FL、36FRを経てレギュレータ圧供給導管28とホ
イールシリンダ24FL及び24FRとを連通接続する第二
の位置とに切り替わるようになっている。
【0029】特に図示の実施形態に於いては、切換え弁
22FL及び22FRは対応するソレノイドに駆動電流が通
電されていないときには、換言すれば通常時には第一の
位置に設定され、これによりホイールシリンダ24FL及
び24FRにはマスタシリンダ圧が供給される。同様に制
御弁26及び34も通常時には図1に示された第一の位
置にあり、ホイールシリンダ24RL及び24RRにはレギ
ュレータ圧が供給される。従って通常時には各輪のホイ
ールシリンダ内の圧力、即ち制動力はブレーキペダル1
2の踏力に応じて増減される。
【0030】また切換え弁22FL及び22FRが第二の位
置に切り換えられ、制御弁26及び34が第一の位置に
あり、各輪の開閉弁が図1に示された位置にあるときに
は、ホイールシリンダ24FL、24FR、24RL、24RR
にはレギュレータ圧が供給される。従ってこの場合にも
各輪の制動力は実質的にブレーキペダルの踏力に応じて
増減される。
【0031】これに対し切換え弁22FL、22FR及び制
御弁26、34が第二の位置に切り換えられ、各輪の開
閉弁が図1に示された位置にあるときには、ホイールシ
リンダ24FL、24FR、24RL、24RRにはアキュムレ
ータ圧が供給されるようになるので、各輪の制動力はブ
レーキペダルの踏力に関係なく各輪の開閉弁の開閉によ
り増減される。
【0032】特にホイールシリンダ内の圧力は開閉弁5
0FL、50FR、50RL、50RR及び開閉弁56FL、56
FR、56RL、56RRが図1に示された第一の位置にある
ときには増圧され(増圧モード)、開閉弁50FL、50
FR、50RL、50RRが第二の位置に切り換えられ且つ開
閉弁56FL、56FR、56RL、56RRが図1に示された
第一の位置にあるときには保持され(保持モード)、開
閉弁50FL、50FR、50RL、50RR及び開閉弁56F
L、56FR、56RL、56RRが第二の位置に切り換えら
れると減圧される(減圧モード)。
【0033】かくして制御弁26及び34は互いに共働
して制御元油圧としての圧力源をレギュレータ圧とアキ
ュムレータ圧との間に切り換える圧力源制御弁を構成し
ている。また開閉弁50FL〜50RR及び開閉弁56FL〜
56RRはそれぞれ互いに共働して対応するホイールシリ
ンダ内の圧力を増圧し保持し減圧する増減圧制御弁を構
成している。尚これらの開閉弁はそれぞれ上記増圧モー
ド、保持モード、減圧モードに対応する増圧位置、保持
位置、減圧位置を有する一つの切換え弁に置き換えられ
てもよい。
【0034】切換え弁22FL及び22FR、制御弁26及
び34、開閉弁50FL、50FR、50RL、50RR及び開
閉弁56FL、56FR、56RL、56RRは、後に詳細に説
明する如く電気式制御装置70により制御される。電気
式制御装置70はマイクロコンピュータ72と駆動回路
74とよりなっており、マイクロコンピュータ72は図
1には詳細に示されていないが例えば中央処理ユニット
(CPU)と、リードオンリメモリ(ROM)と、ラン
ダムアクセスメモリ(RAM)と、入出力ポート装置と
を有し、これらが双方向性のコモンバスにより互いに接
続された一般的な構成のものであってよい。
【0035】マイクロコンピュータ72の入出力ポート
装置にはストップランプスイッチ(STSW)76より
運転者がブレーキペダル12を踏み込んでいるか否かを
示す信号、車輪速度センサ78FL〜78RRよりそれぞれ
左右前輪及び左右後輪の車輪速度(周速)Vwi(i=f
l、fr、rl、rr)を示す信号が入力されるようになって
いる。
【0036】またマイクロコンピュータ72のROMは
後述の如く制御フロー及びマップを記憶しており、CP
Uは上述の種々のセンサにより検出されたパラメータに
基づき後述の如く種々の演算を行い、車輪の制動スリッ
プ率Sbが過剰であるときには制動スリップ率が所定の
範囲内になるよう対応する車輪のホイールシリンダ内の
圧力を増減制御するアンチスキッド制御を行う。
【0037】特に電気式制御装置70は車輌がピッチン
グ状態にあるか否かを判定し、車輌がピッチング状態に
ある状況にて左右前輪の少なくとも一方について最初の
アンチスキッド制御による制動圧の減圧を行うときに
は、左右後輪の少なくとも一方についてアンチスキッド
制御が開始された時点より左右前輪の少なくとも一方に
ついてアンチスキッド制御が開始されるまでの経過時間
Tcが長いほど小さくなるよう前輪の減圧時間Tdecに対
応する補正係数Kaを演算し、減圧時間Tdecを補正係数
Kaにて低減補正し、低減補正された減圧時間Tdecに基
づき前輪のホイールシリンダ内の圧力を減圧し、これに
より車輌がピッチング状態にある状況に於いて前輪のホ
イールシリンダ内の圧力が過剰に減圧されることを防止
する。
【0038】次に図2及び図3に示されたフローチャー
トを参照して図示の実施形態に於けるアンチスキッド制
御について説明する。尚図2及び図3に示されたフロー
チャートによる制御は図には示されていないイグニッシ
ョンスイッチの閉成により開始され、所定の時間毎に繰
返し実行される。また図2に示されたルーチンによる制
御は例えば左前輪、右前輪の順に左右の前輪について実
行され、図3に示されたルーチンによる制御は例えば左
後輪、右後輪の順に左右の後輪について実行される。
【0039】まずステップ10に於いては車輪速度セン
サ78FL及び78FRにより検出された左右前輪の車輪速
度Vwfl、Vwfrを示す信号等の読み込みが行われ、ステ
ップ20に於いてはフラグFfが1であるか否かの判
別、即ち前輪の当該車輪がアンチスキッド制御中である
か否かの判別が行われ、肯定判別が行われたときにはス
テップ80へ進み、肯定判別が行われたときにはステッ
プ30へ進む。
【0040】ステップ30に於いては前輪の当該車輪に
ついてアンチスキッド制御の制御開始条件が成立してい
るか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときには
ステップ180へ進み、肯定判別が行われたときにはス
テップ40に於いてフラグFfが1にセットされる。
【0041】尚アンチスキッド制御の開始条件が成立し
ているか否かの判別は当技術分野に於いて周知の任意の
要領にて行われてよく、例えば各車輪の車輪速度Vwiに
基づき推定車体速度Vbが演算され、(Vb−Vwi)/V
bにより左右前輪の制動スリップ率Sbfl、Sbfrが演算
され、ストップランプスイッチ76がオン状態にあり且
つ推定車体速度Vbが対応する制御開始基準値以上であ
り且制動スリップ率Sbfl、Sbfrが対応する制御開始基
準値以上である場合にアンチスキッド制御の開始条件が
成立していると判定されてよい。
【0042】ステップ80に於いては前輪の当該車輪に
ついてアンチスキッド制御の終了条件が成立しているか
否かの判別が行われ、肯定判別が行われたときにはステ
ップ90に於いてフラグFf及びFpが0にリセットされ
ると共にタイマのカウント値Tcが0にリセットされた
後ステップ170へ進み、否定判別が行われたときには
ステップ100に於いて車輪速度Vwiに基づき車輪加速
度Gwi(i=fl、fr、rl、rr)が演算され、制動スリッ
プ率Sb及び車輪加速度Gwiに基づき当技術分野に於い
て周知の要領にて制御モード、即ち減圧モード、保持モ
ード、増圧モードが選択されると共に、減圧モード及び
増圧モードについてはそれぞれ標準の減圧時間Tdec及
び増圧時間Tincが決定される。
【0043】尚ステップ30に於ける制御開始条件の判
別の場合と同様、アンチスキッド制御の終了条件が成立
しているか否かの判別も当技術分野に於いて周知の任意
の要領にて行われてよく、例えばストップランプスイッ
チ76がオフ状態にある場合若しくは推定車体速度Vb
が対応する制御終了基準値以下である場合にアンチスキ
ッド制御の終了条件が成立していると判定されてよい。
【0044】ステップ110に於いては制御モードが減
圧モードであるか否かの判別が行われ、否定判別が行わ
れたときにはそのままステップ170へ進み、肯定判別
が行われたときにはステップ120へ進む。
【0045】ステップ120に於いてはフラグFpが1
であるか否かの判別、即ち車輌がピッチング状態にある
か否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはそ
のままステップ170へ進み、肯定判別が行われたとき
にはステップ130へ進む。
【0046】ステップ130に於いてはアンチスキッド
制御による減圧が最初の減圧であるか否かの判別が行わ
れ、否定判別が行われたときにはステップ140に於い
てフラグFpが0にリセットされた後ステップ170へ
進み、肯定判別が行われたときにはステップ150へ進
む。
【0047】ステップ150に於いては左右後輪の少な
くとも一方についてアンチスキッド制御が開始された時
点より左右前輪の少なくとも一方についてアンチスキッ
ド制御が開始されるまでの経過時間Tcに基づき図4に
示されたグラフに対応するマップより前輪の減圧時間T
decに対応する補正係数Kaが演算され、ステップ160
に於いては減圧時間Tdecが下記の式1に従って低減補
正される。 Tdec=KaTdec ……(1)
【0048】ステップ170に於いてはステップ100
に於いて選択された制御モードにより前輪のホイールシ
リンダ内圧力の制御が実行され、しかる後ステップ21
0へ進む。この場合選択された制御モードが減圧モード
であるときには対応する増減圧制御弁50FL、50FR及
び56FL、56FRがTdec時間減圧モードに制御される
ことによりホイールシリンダ内圧力が減圧され、選択さ
れた制御モードが保持モードであるときには対応する増
減圧制御弁50FL、50FR及び56FL、56FRが保持モ
ードに制御され、選択された制御モードが増圧モードで
あるときには対応する増減圧制御弁50FL、50FR及び
56FL、56FRがTinc時間増圧モードに制御されるこ
とによりホイールシリンダ内圧力が増圧される。
【0049】ステップ180に於いては対応する増減圧
制御弁50FL、50FR及び56FL、56FRが通常位置、
即ち増圧モードの位置に切替えられ又は維持され、しか
る後ステップ210へ進む。
【0050】ステップ210に於いては車輪速度センサ
78RL及び78RRにより検出された左右後輪の車輪速度
Vwrl、Vwrrを示す信号等の読み込みが行われ、ステッ
プ220に於いてはフラグFrが1であるか否かの判
別、即ち後輪の当該車輪がアンチスキッド制御中である
か否かの判別が行われ、肯定判別が行われたときにはス
テップ250へ進み、肯定判別が行われたときにはステ
ップ230へ進む。
【0051】ステップ230に於いてはステップ30の
場合と同様、後輪の当該車輪についてアンチスキッド制
御の制御開始条件が成立しているか否かの判別が行わ
れ、否定判別が行われたときにはステップ375へ進
み、肯定判別が行われたときにはステップ240に於い
てフラグFrが1にセットされる。
【0052】ステップ250に於いては車輌がピッチン
グ状態にあるか否かの判別が行われ、否定判別が行われ
たときにはステップ260に於いてフラグFpが0にリ
セットされた後ステップ280へ進み、肯定判別が行わ
れたときにはステップ270に於いてフラグFpが1に
セットされた後ステップ280へ進む。
【0053】尚車輌がピッチング状態にあるか否かの判
別は、例えば左右前輪の車輪速度Vwfl、Vwfrに基づき
左右前輪の平均車輪加速度Gwfが演算されると共に推定
車体速度Vbに基づき車体の減速度Gbxが演算され、 (1)ストップランプスイッチ76がオン状態にあるこ
と (2)左右前輪についてアンチスキッド制御が開始され
ていないこと (3)左右後輪の少なくとも一方についてアンチスキッ
ド制御が開始された時点に於ける左右前輪の平均車輪加
速度Gwfが基準値Gwfo(負の定数)以上であること (4)車体の減速度Gbxが基準値Gbxo(正の定数)以
上であること を満たす場合に車輌がピッチング状態にあると判定され
てよく、また上記(3)の条件は省略されてもよい。
【0054】ステップ280に於いては後輪の当該車輪
についてアンチスキッド制御の終了条件が成立している
か否かの判別が行われ、肯定判別が行われたときにはス
テップ290に於いてフラグFrが0にリセットされた
後ステップ375へ進み、否定判別が行われたときには
ステップ285に於いて図2及び図3に示されたフロー
チャートのサイクルタイムをΔTとしてタイマのカウン
ト値TcがΔTインクリメントされた後ステップ300
へ進む。
【0055】ステップ300に於いてはステップ100
の場合と同様、左右後輪の車輪速度Vwrl、Vwrrに基づ
き車輪加速度Gwrl、Gwrrが演算され、制動スリップ率
Sbrl、Sbrr及び車輪加速度Gwrl、Gwrrに基づき当技
術分野に於いて周知の要領にて制御モード、即ち減圧モ
ード、保持モード、増圧モードが選択されると共に、減
圧モード及び増圧モードについてはそれぞれ標準の減圧
時間Tdec及び増圧時間Tincが決定される。
【0056】ステップ370に於いてはステップ300
に於いて選択された制御モードにより後輪のホイールシ
リンダ内圧力の制御が実行され、しかる後ステップ10
へ戻る。この場合選択された制御モードが減圧モードで
あるときには対応する増減圧制御弁50RL、50RR及び
56RL、56RRがTdec時間減圧モードに制御されるこ
とによりホイールシリンダ内圧力が減圧され、選択され
た制御モードが保持モードであるときには対応する増減
圧制御弁50RL、50RR及び56RL、56RRが保持モー
ドに制御され、選択された制御モードが増圧モードであ
るときには対応する増減圧制御弁50RL、50RR及び5
6RL、56RRがTinc時間増圧モードに制御されること
によりホイールシリンダ内圧力が増圧される。
【0057】ステップ375に於いてはタイマのカウン
ト値Tcが0にリセットされ、ステップ380に於いて
は対応する増減圧制御弁50RL、50RR及び56RL、5
6RRが通常位置、即ち増圧モードの位置に切替えられ又
は維持され、しかる後ステップ10へ戻る。
【0058】かくして図示の実施形態によれば、ステッ
プ250に於いて車輌がピッチング状態にあるか否かの
判別が行われ、ステップ110〜130に於いて車輌が
ピッチング状態にある状況にて左右前輪の少なくとも一
方について最初のアンチスキッド制御による制動圧の減
圧が行われる旨の判別が行われると、ステップ140に
於いて左右後輪の少なくとも一方についてアンチスキッ
ド制御が開始された時点より左右前輪の少なくとも一方
についてアンチスキッド制御が開始されるまでの経過時
間Tcが長いほど小さくなるよう前輪の減圧時間Tdecに
対応する補正係数Kaが演算され、ステップ160に於
いて減圧時間Tdecが補正係数Kaにて低減補正され、ス
テップ170に於いて低減補正された減圧時間Tdecに
基づき前輪のホイールシリンダ内の圧力が減圧される。
【0059】例えば図6に示されている如く、時点t1
に於いて運転者による制動が開始され、時点t2の近傍
に於いて後輪の車輪速度Vwrl、Vwrrの低下が大きくな
り始めると共に、時点t2以降に車輌前方への荷重移動
に起因して前輪の支持荷重が比較的急激に上昇し、時点
t3に於いて後輪のアンチスキッド制御が開始され、時
点t4の近傍に於いて前輪の車輪速度Vwfl、Vwfrの低
下が大きくなり始めることにより時点t4に於いて前輪
のアンチスキッド制御が開始されたとする。
【0060】前輪及び後輪の制動圧(ホイールシリンダ
圧)は時点t1の直後に急激に上昇するが、時点t3に於
いて後輪のアンチスキッド制御が開始されることによ
り、後輪の制動圧は時点t3の直後に低下し、その後徐
々に上昇する。後輪のアンチスキッド制御が開始される
と、後輪の制動力が回復し車輌の減速度が上昇すること
による車輌前方への荷重移動の増大に起因して前輪の支
持荷重が比較的急激に上昇し、前輪の制動圧は時点t3
以降も上昇する。
【0061】かかる状況に於いては、時点t3に於いて
ステップ230の判別が肯定判別になり、ステップ25
0に於いて肯定判別が行われると共にステップ280に
於いて否定判別が行われ、これにより後輪についてステ
ップ300及び370によるアンチスキッド制御が開始
される。
【0062】また時点t4に於いてステップ30の判別
が肯定判別になり、ステップ80に於いて否定判別が行
われ、ステップ110〜130に於いて肯定判別が行わ
れ、これにより前輪についてアンチスキッド制御が開始
されるが、ステップ150及び160に於いて減圧時間
Tdecが補正係数Kaにて低減補正される。前輪の制動圧
はかかる減圧時間Tdecの低減補正が行われない場合に
は図6に於いて仮想線にて示されている如く変化するの
に対し、図示の実施形態の場合には実線にて示されてい
る如く変化し、アンチスキッド制御により前輪の制動圧
が過剰に減圧されることを確実に防止することができ
る。
【0063】尚図6に於いて仮想線にて示されている如
く、後輪の最初の減圧量も例えば左右前輪の車輪速度V
wfl、Vwfrに基づく車輌の減速度が高いほど小さくなる
よう減少補正されてもよい。
【0064】特に図示の実施形態によれば、左右後輪の
少なくとも一方についてアンチスキッド制御が開始され
た時点より左右前輪の少なくとも一方についてアンチス
キッド制御が開始されるまでの経過時間Tcが演算さ
れ、補正係数Kaは経過時間Tcが長いほど小さくなるよ
う経過時間Tcに応じて可変設定されるので、補正係数
Ka又は前輪の減圧時間Tdecの減少補正量が一定である
場合に比して適正に前輪の制動圧を低減することができ
る。
【0065】また図示の実施形態によれば、車輌がピッ
チング状態にあり後輪のアンチスキッド制御が開始され
た後に前輪について最初に制動圧の減圧が行われる場合
に於いてのみ前輪の減圧時間Tdecが減少補正され、2
回目以降の制動圧の減圧に於いては前輪の減圧時間Tde
cは減少補正されないので、減圧時間Tdecが不必要に減
少補正されることに起因して後輪のアンチスキッド制御
が効果的に行われなくなることを確実に回避することが
できる。
【0066】以上に於ては本発明を特定の実施形態につ
いて詳細に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実
施形態が可能であることは当業者にとって明らかであろ
う。
【0067】例えば上述の実施形態に於いては、ステッ
プ150に於いて左右後輪の少なくとも一方についてア
ンチスキッド制御が開始された時点より左右前輪の少な
くとも一方についてアンチスキッド制御が開始されるま
での経過時間Tcに基づき図4に示されたグラフに対応
するマップより前輪の減圧時間Tdecに対応する補正係
数Kaが演算され、ステップ160に於いて減圧時間Td
ecが上記式1に従って低減補正されるようになっている
が、経過時間Tcに基づき図5に示されたグラフに対応
するマップより前輪の減圧時間Tdecに対応する補正係
数の逆数Kbが演算され、減圧時間Tdecが下記の式2に
従って低減補正されてもよい。 Tdec=Tdec/Kb ……(2)
【0068】
【発明の効果】以上の説明より明らかである如く、本発
明の請求項1の構成によれば、車輌のピッチング状態が
検出され且つ車輪の制動スリップの程度が基準値以上で
あるときにはアンチスキッド制御による前輪の制動圧の
低減量が減少補正されるので、前輪の制動圧が過剰に減
圧されることを確実に防止することができる。
【0069】また請求項2の構成によれば、車輌の前後
加速度などを検出するセンサを要することなく車輌のピ
ッチング状態を検出することができ、請求項3の構成に
よれば、前後輪の車輪加速度差が大きい車輌のピッチン
グ状態を確実に検出することができ、請求項4の構成に
よれば、アンチスキッド制御による前輪の制動圧の低減
量を確実に減少補正することができると共に、二回目以
降の減圧時間が不必要に減少補正されることを確実に防
止することができ、請求項5の構成によれば、前輪の制
動圧が過剰に減圧される虞れに応じてアンチスキッド制
御による前輪の制動圧の低減量を過不足なく減少補正す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるアンチスキッド制御装置の一つの
実施形態の油圧回路及び電気式制御装置を示す概略構成
図である。
【図2】図示の実施形態の前輪についてのアンチスキッ
ド制御ルーチンを示すフローチャートである。
【図3】図示の実施形態の後輪についてのアンチスキッ
ド制御ルーチンを示すフローチャートである。
【図4】後輪についてアンチスキッド制御が開始された
時点より前輪についてアンチスキッド制御が開始される
までの時間Tcと前輪の減圧時間Tdecに対する補正係数
Kaとの間の関係を示すグラフである。
【図5】後輪についてアンチスキッド制御が開始された
時点より前輪についてアンチスキッド制御が開始される
までの時間Tcと前輪の減圧時間Tdecに対する補正係数
の逆数Kbとの間の関係を示すグラフである。
【図6】図示の実施形態の作動の一例を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
10…制動装置 14…マスタシリンダ 16…ハイドロブースタ 22FL、22FR、26、34…制御弁 24FL、24FR、24RL、24RR…ホイールシリンダ 38…オイルポンプ 48…アキュムレータ 70…電気式制御装置 76…ストップランプスイッチ 78FL〜78RR…車輪速センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輪の制動スリップの程度が過剰であると
    きには制動圧を増減して車輪の制動スリップを適正化す
    る車輌のアンチスキッド制御装置に於いて、車輌のピッ
    チング状態を検出する手段と、車輌のピッチング状態が
    検出され且つ車輪の制動スリップの程度が基準値以上で
    あるときにはアンチスキッド制御による前輪の制動圧の
    低減量を減少補正する補正手段とを有することを特徴と
    する車輌のアンチスキッド制御装置。
  2. 【請求項2】前記車輌のピッチング状態を検出する手段
    は前輪よりも早く後輪のアンチスキッド制御が開始され
    たときに車輌がピッチング状態であると判定することを
    特徴とする請求項1に記載の車輌のアンチスキッド制御
    装置。
  3. 【請求項3】前記車輌のピッチング状態を検出する手段
    は後輪のアンチスキッド制御が開始されたときの前輪の
    車輪加速度が基準値以上である場合に車輌がピッチング
    状態であると判定することを特徴とする請求項2に記載
    の車輌のアンチスキッド制御装置。
  4. 【請求項4】アンチスキッド制御装置は車輪の制動スリ
    ップの程度が過剰であるときには少なくとも制動スリッ
    プの過剰の程度に応じた所定の減圧時間制動圧を低減
    し、前記補正手段は前輪のアンチスキッド制御開始後の
    最初の減圧時間を減少補正することを特徴とする請求項
    1乃至3の何れかに記載の車輌のアンチスキッド制御装
    置。
  5. 【請求項5】前記補正手段は後輪のアンチスキッド制御
    が開始された時点より前輪のアンチスキッド制御が開始
    される時点までの時間に応じて前記最初の減圧時間を減
    少補正することを特徴とする請求項4に記載の車輌のア
    ンチスキッド制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021054123A (ja) * 2019-09-27 2021-04-08 株式会社Subaru パワーユニットの振動抑制装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021054123A (ja) * 2019-09-27 2021-04-08 株式会社Subaru パワーユニットの振動抑制装置

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