JP2001037129A - 電気回転装置 - Google Patents

電気回転装置

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JP2001037129A
JP2001037129A JP11200945A JP20094599A JP2001037129A JP 2001037129 A JP2001037129 A JP 2001037129A JP 11200945 A JP11200945 A JP 11200945A JP 20094599 A JP20094599 A JP 20094599A JP 2001037129 A JP2001037129 A JP 2001037129A
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Japan
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rotor
stator
oil
rotating device
electric rotating
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Application number
JP11200945A
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English (en)
Inventor
Takamasa Takeuchi
孝昌 竹内
Ryuta Horie
竜太 堀江
Satoru Tanaka
悟 田中
Toshihisa Yoshida
寿久 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Equos Research Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
Equos Research Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロータによるオイル掻き上げによりロータと
ステータとの対向面の間(ギャップ)にオイルを満たす
電気モータは、該オイルのせん断抵抗によるオイル引き
ずりトルク損失を生じる。 【解決手段】 ステータ15は、その内径側が磁極部鉄
心50の連結円環部50aからなり、またロータ13は
ロータ部鉄心に永久磁石55が埋込まれてなり、ステー
タ及びロータ対向面15a,13aが平滑面からなる。
ロータにおける磁石55の両端近傍に軸方向に延びる小
凹溝56を形成する。小凹溝内のオイルが循環すること
により該部分でのせん断抵抗を少なくして、かつそれが
小凹溝近傍に影響して、引きずりトルク損失を低減す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、永久磁石を用いた
電気回転装置、特に電気自動車の駆動源となるブラシレ
スDCモータに用いて好適であり、詳しくはオイル潤滑
される電気回転装置におけるロータとステータとの間の
ギャップに満たされるオイルせん断抵抗損失に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、希土類磁石の出現による永久磁石
の性能向上に基づき、電気自動車の駆動源として永久磁
石を用いた電気回転装置(電気モータ、ジェネレータ
等)、特にロータに永久磁石を用いた同期モータである
ブラシレスDCモータが注目されている。
【0003】該電気モータを用いたドライブユニット
は、電気モータの冷却や、更に該モータを小型化すべく
減速機構を用いる場合にはギヤやベアリング等の潤滑も
必要となってくるため、これら潤滑・冷却を効率良く行
なうように内部にオイルを備えたものが提案されてい
る。
【0004】ここで、オイル引き摺りによるロス低減の
ためオイルポンプ等の装置を用いたり、ドライブユニッ
ト内の回転部材の回転を利用して、ドライブユニット内
に溜められたオイルを掻き上げて、必要箇所を潤滑する
方式等が考えられるが、例えばインホイールタイプのよ
うに狭い設置場所への配置等によるコンパクト性及び低
コスト性が要求される場合には、後者の方式が好まし
い。
【0005】一方、前記電気モータのステータは、磁極
部鉄心にコイルを巻いて構成されているが、該磁極部鉄
心が内径方向に向って多数の磁極歯を突出形成し、ロー
タとの対向面に多数のスロット開口部を有する形式のも
のにあっては、該磁極歯に磁束が集中することによるト
ルク振動、いわゆるコギングトルクを生じるため、磁極
部鉄心の内径側にリング状の連結環状部を形成し、該環
状部から外径方向放射状に多数の磁極歯を突出して形成
し、そしてこれら磁極歯にコイルを巻いた後にヨーク鉄
心を圧入・嵌合する、いわゆる分割鉄心を用いることが
好ましい。該分割鉄心は、ロータと対向する内周面が平
滑面からなり、上記コギングトルクを低減し得る。
【0006】また、前記電気モータのロータは、永久磁
石を保持するために該磁石をロータ鉄心の外周縁に露出
して配設するものより、ロータ鉄心に永久磁石を埋込ん
で、ロータの外周面を平滑面としたものを用いることが
好ましい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、ロー
タの回転によりオイルを掻き上げて、電気モータを冷却
・潤滑するものにあっては、対向するロータ外周面とス
テータ内周面(ロータが外径側に配置されるものは、上
記外周面と内周面が逆になる)との間にオイルが満たさ
れ、オイルのせん断抵抗による損失トルクが発生する。
特に、上述したように、モータ性能を向上するために、
それぞれ対向するロータ及びステータの面を平滑面とす
る場合、上記ロータ及びステータの間のオイルの逃げ部
分がなくなり、上記オイルのせん断抵抗(オイル引きず
り)による損失は増大する。
【0008】そこで、本発明は、ロータとステータとの
対向面の間に介在するオイルの逃げを設けることによ
り、上記オイル引きずりによる損失を低減することを目
的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明
は、ロータ(15)及びステータ(13)を備え、ロー
タの回転に基づきオイル溜り(B)のオイルを掻き上げ
て、前記ロータとステータとの対向面間のギャップ
(G)に上記オイルを満たしてなる、電気回転装置
(5)において、前記ロータ及びステータの対向する面
(13a)(15a)の少なくともいずれか一方に、軸
方向に延びかつ前記ギャップに開口する小凹溝(56)
を多数形成したことを特徴とする、電気回転装置にあ
る。
【0010】請求項2に係る本発明は、前記ステータ
(13)及びロータ(15)は、対向する面(13a)
(15a)が前記小凹溝(56)を除いて平滑面からな
る、請求項1記載の電気回転装置にある。
【0011】請求項3に係る本発明は、前記ステータ
(13)が、内径側に配置される円環部(50a)及び
該円環部から外径方向に放射状に形成される多数の磁極
歯(50b)を有する磁極部鉄心(50)と、前記磁極
歯に巻回されるコイル(52)と、前記磁極歯の先端に
一体に結合される円環状のヨーク部鉄心(51)と、を
備え、前記ロータ(13)が、ロータ部鉄心(53)に
多数の永久磁石(55)を埋込んでなり、前記電気回転
装置が、ブラシレスDCモータ(5)である、請求項2
記載の電気回転装置にある。
【0012】請求項4に係る本発明は(図2参照)、前
記ステータ(13)に前記小凹溝(56)を形成し、前
記ロータの対向面が平滑面からなる、請求項2又は3記
載の電気回転装置にある。
【0013】請求項5に係る本発明は(図3参照)、前
記ロータ(13)に前記小凹溝(56)を形成し、前記
ステータの対向面が平滑面からなる、請求項2又は3記
載の電気回転装置にある。
【0014】請求項6に係る本発明(図3ないし図7参
照)は、前記ロータ(13)における永久磁石(55)
の端近傍に前記小凹溝(56)を形成してなる、請求項
5記載の電気回転装置にある。
【0015】請求項7に係る本発明は(図10(b) 参
照)、前記小凹溝(56)を、軸線に対して所定角傾斜
して形成してなる、請求項1ないし5のいずれか記載の
電気回転装置にある。
【0016】請求項8に係る本発明は(図1参照)、前
記電気回転装置が、電気自動車の駆動源である、請求項
1ないし7のいずれか記載の電気回転装置にある。
【0017】[作用]以上構成に基づき、ロータ(1
5)が回転することに基づき、オイル溜り(B)のオイ
ルが該ロータにより掻き上げられ、電気回転装置を冷却
すると共に、ロータとステータとの対向面間のギャップ
(G)にオイルが満たされる。これにより、相対回転す
るロータとステータとの対向面(13a,15a)間に
オイルのせん断抵抗を生じ、特にモータ性能を向上すべ
く対向面が平滑面からなる場合、大きなオイルせん断抵
抗を生じる。
【0018】前記対向するロータ及びステータの面(1
3a,15a)の少なくとも一方に小凹溝(56)を形
成し、該小凹溝内のオイルが循環することにより該部分
でのせん断抵抗を少なくし、かつそれが小凹溝近傍に影
響して、オイルせん断抵抗による引きずりトルク損失を
低減する(図8参照)。
【0019】なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照
するためのものであるが、これにより特許請求の範囲の
構成に何等影響を与えるものではない。
【0020】
【発明の効果】請求項1に係る本発明によると、ステー
タ及びロータの対向面に小凹溝を設けて、ギャップに満
たされたオイルのせん断抵抗を低減して、オイル引きず
りによるトルク損失を減少し、電気回転装置の効率を向
上することができる。
【0021】請求項2に係る本発明によると、ステータ
及びロータの対向面が平滑面であると、電気回転装置と
しての性能を向上できるが、ギャップに満たされたオイ
ルによるトルク損失が増大する。上記ギャップに開口す
る小凹溝により、電気回転装置の性能を維持しつつ、オ
イルの引きずりトルク損失を減少することができる。
【0022】請求項3に係る本発明によると、ステータ
及びロータの対向面を平滑にしたブラシレスDCモータ
により、高い性能にて駆動できると共に、オイルの引き
ずりトルク損失を減少して、特に起動時の効率低下を防
止して、例えば車輌発進時に対応する出力トルクの向上
を図ることができる。
【0023】請求項4に係る本発明によると、ステータ
に小凹溝を形成したので、小凹溝による強度上の問題が
発生することはなく、かつ簡単な構成で容易に製造する
ことができる。
【0024】請求項5に係る本発明によると、ロータに
小凹溝を形成したので、回転位置にて永久磁石の誘導起
電力を低下させたり、該誘導起電力の歪みが増大するこ
とはなく、該小凹溝による電気回転装置の効率低下を強
力に抑えることができ、また小凹溝によりオイルの掻き
上げ量が増加して、低速回転でも充分なオイルを掻き上
げて、モータ冷却及び必要潤滑箇所への潤滑が可能とな
り、従ってその分オイルレベルを下げることも可能とな
り、前記小凹溝によるオイル引きずりトルクの損失の減
少と相俟って、電気回転装置の性能を向上することがで
きる。
【0025】請求項6に係る本発明によると、永久磁石
の端にてロータ部鉄心を通る磁束の短絡を防止して、電
気回転装置自体の効率も向上することができる。
【0026】請求項7に係る本発明によると、斜めに延
びる小凹溝により、スクリュポンプのように機能して、
ギャップ内のオイルの供給及び循環性能を向上して、電
気回転装置の冷却機能を向上することができる。
【0027】請求項8に係る本発明によると、電気自動
車、特にインホイールタイプのドライブユニットに適用
して、コンパクトで簡単な構成でもって、電気回転装置
の冷却・潤滑を効率よく行うと共に、オイル引きずりト
ルク損失を低減して、電気自動車としての性能を向上で
きる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。図1は、ゴルフカート用電
気自動車に用いて好適なインホイールタイプのドライブ
ユニットを示す図であり、該ドライブユニット1は、駆
動車輪2のホイールリム2a内に収められている。
【0029】該ドライブユニット1は、2つ割ケース3
a,3bからなる一体ケース3内に収納された電気モー
タ(回転電気装置)5及びプラネタリギヤユニット6を
有しており、上記一体ケース3は、懸架装置7を介して
車体9に懸架されている。また、外側ケース3aには出
力軸10がベアリング11を介して回転自在に支持され
てケース外に突出しており、該出力軸10にホイールリ
ム2a固定用のハブ12がスプライン係合してナット1
4により抜止め・固定されている。
【0030】上記電気モータ5は、ブラシレスDCモー
タからなり、内側ケース3bに固定されているステータ
13と、該ステータ13と微小間隔(ギャップ)Gを存
して回転自在に支持されているロータ15とを有してい
る。なお、該電気モータ(電気回転手段)5は、モータ
として回転力を出力すると共に、回生ブレーキとしても
機能し、上記ブラシレスDCモータに限らず、他の同期
式又は誘導式の交流モータ、更には直流モータでもよ
い。更に、内側ケース3bには多穴形シールコネクタ1
6のための開口が穿設されており、車体内のコントロー
ラ及びバッテリと電気的(電力的及び信号的)に連通し
ている。前記ロータ15は、後述するロータ部鉄心を支
持するハブ19を有しており、該ハブは、その内側端に
フランジ部を有している。
【0031】該ハブ19はシャフト20に固定されてお
り、該シャフトは、その両端部にてそれぞれベアリング
を介して前記出力軸10及び内側ケース3bに支持され
ている。また、ハブ19には内側方向に突出して環状の
凹溝を形成する2条の鍔部が一体に設けられており、こ
れら鍔部の間には前記内側ケース3bの外方から回転位
置センサ21の検出部が嵌挿されて、ロータの回転位置
を検出している。なお、該回転位置センサ21は、ホー
ル素子からなるものが好ましいが、シャフトエンコーダ
等の光電式、磁気式回転センサ、レゾルバ等の他の回転
変位センサでもよい。
【0032】一方、前記ハブ19内には前記プラネタリ
ギヤユニット6が収納されている。該ギヤユニット6
は、軸方向に並べられた2個のシンプルプラネタリギヤ
6a,6bからなり、内側プラネタリギヤ6bのキャリ
ヤCR1が外側プラネタリギヤ6aのサンギヤS2に連
結していると共に、リングギヤR1,R2が一体に構成
されている。また、内側サンギヤS1は前記シャフト2
0に一体に形成されて、入力部材を構成しており、外側
サンギヤS2はシャフト20にニードルベアリングを介
して回転自在に支持されており、そして外側キャリヤC
R2が前記出力軸10に一体に構成されている。なお、
各キャリヤCR1,CR2はそれぞれ複数のピニオンを
回転自在に支持している。
【0033】そして、前記リングギヤR1,R2は、ド
ラム状部材27の内周面に形成された歯数の異なる内歯
ギヤからなり、該ドラム状部材27の外側外周面にはス
プラインが形成されている。また、外側ケース3aの内
面には、環状に軸方向内方に突出する鍔部29が一体に
形成されており、該鍔部29には環状の円板30がボル
トにより固定されている。該円板30の内周面にはスプ
ラインが形成されており、該スプラインが前記ドラム状
部材27のスプラインに係合してスナップリングにより
抜止めされて、ドラム状部材27従ってリングギヤR
1,R2がケース3aに一体に(回転不能に)支持され
ている。
【0034】上記ドラム状部材27固定用の環状円板3
0が、前記環状の鍔部29の先端に密接して固定される
ことにより、該円板30、外側ケース3a及びその環状
鍔部29の間で環状の空部が形成され、その底部分、即
ちドラム状部材27の内周面より下方部分が、オイルを
溜め得るオイルリザーバ室Aとなる。更に、前記環状の
鍔部29の最下部分に幅狭の切溝(小開口)39が形成
されており、該切溝39は、上記オイルリザーバ室Aに
溜められたオイルを所定量ずつ絞って排出する排出路を
構成している。一方、一体ケース3の下部はオイル溜り
Bが形成されており、該オイル溜りBは下方が小面積と
なるテーパ形状からなり、ロータ15の端面とケース壁
面との隙間を少なくして、オイルを連れまわし易い構造
となっている。そして、該オイル溜りBのオイルレベル
は、前記オイルリザーバ室Aに溜められるオイル量によ
り変化し得る。
【0035】上述したドライブユニット1は運転者のア
クセルペダルの踏込みに基づき、コントローラからの信
号により電気モータのロータ15が回転する。該ロータ
15の回転は、ハブ19及びシャフト20を介して内側
サンギヤS1に伝達され、内側リングギヤR1が固定さ
れていることにより、内側キャリヤCR1が減速して同
方向に回転する。更に、該内側キャリヤCR1は外側サ
ンギヤS2を一体に回転し、外側リングギヤR2が固定
されていることにより、同様に外側キャリヤCR2が減
速して回転し、出力軸10に伝達される。即ち、上記ロ
ータ15の回転は、内側プラネタリギヤ6b及び外側プ
ラネタリギヤ6aの2段にて減速されて出力軸10に伝
達され、駆動車輪2を走行駆動する。
【0036】これにより、ゴルフコース等の起伏の多い
道であっても、上記2段減速による大きなトルクによ
り、かつ運転者のアクセルペダル踏量に基づき、電気モ
ータ5は、始動時の低速回転から、中速、高速回転まで
制御されて、ゴルフカートは所望速度で走行する。ま
た、操縦者のブレーキ操作により、電気モータ5は回生
ブレーキとして機能すると共に、図示しない摩擦ブレー
キの作用により、カートは停止する。
【0037】そして、上記カートの始動時にあっては、
停止中にオイルリザーバ室A内のオイルは小開口39か
ら絞られた状態で滴下して、略々空状態にあり、ケース
3下部のオイル溜りBは、比較的高いオイルレベルにあ
る。この状態で、電気モータのロータ15が回転する
と、ロータ15の低回転に拘らず比較的大量のオイルが
掻き上げられ、該掻き上げられたオイルは、始動時の必
要とされる大きなトルク及びそれに伴う大電流に対応し
て、電気モータ5を充分に冷却する。
【0038】上記掻き上げられたオイルの左方に飛散さ
れたオイルは、後述するように、対向するロータ15の
外周面とステータ13の内周面との間のエアギャップG
を満たすと共に、各潤滑必要箇所に供給され、そしてそ
の一部が、外側ケース3aのリブにガイドされて、環状
鍔部29内の空部に導入され、更に、該空部下方のオイ
ルリザーバ室Aに溜められる。該オイルリザーバ室A内
のオイルは、一般に、排出路である小開口39から排出
される量より上述した供給される量の方が多く、その量
を増加する。
【0039】従って、上記電気モータロータ15の低速
回転による始動時から、ロータの回転が中速、そして高
速になる所定時間に伴い、オイルリザーバ室Aのオイル
量は増加し、これに伴い、メインのオイル溜りBのオイ
ルレベルは低下する。この状態では、上述したようにロ
ータ15が中速そして高速回転しているが、上記オイル
レベルの低下によりオイルの撹拌ロスが少なく、かつ高
いロータ回転数により必要な量のオイルが掻き上げら
れ、上述したように、モータ5を冷却すると共に各潤滑
必要箇所を充分に潤滑する。
【0040】そして、ブレーキが踏まれて、カートが停
止すると、この状態では電気モータ5も停止してロータ
によるオイルの掻き上げも停止されるので、オイルリザ
ーバ室Aへのオイル供給も中止される。従って、オイル
リザーバ室Aのオイルは、排出路である小開口39から
徐々に排出されることによりその量を減少し、これに伴
いメインのオイル溜りBのオイルレベルが上昇する。カ
ートの所定時間の停止時により、オイルリザーバ室A内
のオイルは空になり、その分オイル溜りBのオイルレベ
ルが上昇して、上述した始動回転に備える。
【0041】ついで、本発明の要部である電気モータの
第1の実施例について、図2(a) ,(b) に沿って説明す
る。電気モータ5は、前述したようにステータ13及び
ロータ15からなり、ステータ13は、図2(a) に示す
ように、多数枚の磁性薄板が所定厚さになるように積層
されかつ押え板により一体に固定されてなる磁極部鉄心
50及びヨーク部鉄心51を有する。
【0042】磁極部鉄心50は、内径側にリング状の連
結円環部50aを有しており、該円環部から周方向に等
間隔で外径方向放射状に延びる多数の磁極歯50bが突
出形成されている。これら磁極歯50bには3相(U
相、V相、W相)の界磁コイル52(図1参照)が巻回
されており、該コイルによって回転磁界が発生される。
また、これら磁極歯50b先端部分、即ち磁極部鉄心の
外径部分にはヨーク部鉄心51が固定される。該ヨーク
部鉄心51は、円環(リング)状の多数の磁性薄板から
なり、その内周面に等間隔に凹溝51aが形成されてお
り、これら凹溝に前記磁極歯50bの先端が嵌合して、
圧入及び溶接等により一体に結合されている。
【0043】一方、ロータ15は、図2(b) に示すよう
に、多数板の円環(リング)状の磁性薄板が所定厚さに
積層されかつ両端の押え板にて一体に固定されてなる、
同筒状のロータ部鉄心53を有しており、該ロータ部鉄
心の外周面近傍に希土類磁石等からなる永久磁石55が
所定の一定間隔毎に埋込まれて構成されている。上記ロ
ータ部鉄心53は、突起53a等により前記ハブ19に
一体に回転される。
【0044】前記ステータ13はヨーク部鉄心51に形
成されるボルト孔51b等によりケース3に一体に固定
して装着され、かつロータ15は、前記ハブ19及びシ
ャフト20を介してケース3に回転自在に支持され、こ
れによりステータ13の内周面13a即ち磁極部鉄心5
0の円環部50a内周面と、ロータ外周面15a即ちロ
ータ部鉄心53の外周面bとは、小さな間隙(エアギャ
ップ)G(図1参照)を存して対面している。また、上
記ロータ外周面15aは、永久磁石55が鉄心53内に
埋込まれて平滑面を構成しており、かつ上記ステータ内
周面13aは、連結円環部50aにて構成される閉スロ
ット鉄心からなり、これら平滑面からなるロータ及びス
テータが、小さなエアギャップGにて対面していること
により、トルク振動(コキングトルク)の発生を減少し
た性能の優れたモータが得られる。
【0045】そして、図2(a) に示すように、ステータ
内周面13aである磁極部鉄心の円環部50aの内周面
には、2個で1組となる小凹溝(スリット)56,56
…が前記磁極歯50bに対応して多数設けられており、
これら小凹溝56は、軸方向に延びておりかつ比較的小
さな面積で前記エアギャップGに向けて開口している。
【0046】これにより、前述したように、ロータ15
の回転に基づきオイル溜りBのオイルが掻き上げられ
て、ロータ15とステータ13との間のエアギャップG
内に満たされる。該ギャップGは微小であり、かつ対向
するロータ外周面15aとステータ内周面13aとが略
々平滑面からなるため、ロータとステータとの相対回転
によるオイルのせん断抵抗に基づく引きずりトルクが比
較的大きいが、前記ステータ内周面13aに形成された
小凹溝56の存在により、上記エアギャップG内のオイ
ルが該小凹溝56に逃げ込んで、オイルのせん断抵抗が
低減し、これによりオイルの引きずりトルク損によるモ
ータ効率の低下を減少する。
【0047】ついで、図3に沿って他の実施例について
説明する。本実施例は、前記小凹溝56がロータ側に形
成されている点を除き、図2に示した実施例と同様なの
で、同一符号を付して説明を省略する。
【0048】ステータ13は、前述したように、円環部
50aを有する磁極部鉄心50とヨーク部鉄心51とを
有しており、ステータ内周面13aとなる円環部50a
の内周面は、閉スロット構造からなり、かつ小凹溝も形
成されていない平滑面からなる。一方、ロータ外周面1
5aとなるロータ部鉄心55の外周面における前記永久
磁石55の周方向両端近傍には小凹溝(スリット)5
6,56がそれぞれ形成されている。これら小凹溝56
は、軸方向に延びかつ比較的小さな面積で前記エアギェ
ップGに向けて開口している。
【0049】これにより、ロータ15の回転に基づきオ
イル溜りBのオイルが掻き上げられて、前述したように
電気モータを冷却すると共に各潤滑必要箇所にオイルが
供給される。この際、小凹溝56のない略々完全な平滑
面からなる円筒ロータ(図2(b) 参照)のものに比し、
上記小凹溝56の存在により、本実施例によるロータは
オイルの掻上げ量を増大し、低回転でも十分なオイル量
が掻き上げられ、これによりオイルレベルを下げること
が可能となる。そして、前述したように、ロータ15と
ステータ13との間のエアギャップG内にはオイルが満
たされており、かつ前述と同様に、オイルせん断抵抗に
よる引きずりトルクが比較的大きいが、オイルが上記ロ
ータ外周面15aに形成された小凹溝に逃げ込むことに
より、オイルのせん断抵抗を低減し、これによりオイル
の引きずりトルク損を減少する。
【0050】更に、ロータ外周面13aに小凹溝56を
形成した場合、先の実施例のようにステータ内周面15
aに小凹溝を形成した場合に比し、ロータ回転位置に拘
らず、永久磁石55に対する小凹溝56の位置が決まっ
ているので、永久磁石の誘導起電力がロータ回転位置で
変化して低下したり、誘導起電力の歪みが増大すること
がなく、小凹溝56に起因するモータ効率の低下を、殆
ど無視できる程度に低下し得る。また、上記小凹溝56
は、外径側及び内径にて異なる極性が着磁されている永
久磁石55の両端近傍に配置されているので、該磁石の
両端部分においてロータ部鉄心を通って磁束が短絡する
ことを防止して、その分ステータとロータとの間のエア
ギャップGを通る磁束の量が大きくなり、モータトルク
を大きくすることになる。これにより、上記オイルの引
きずりトルク損の減少と相俟って、電気モータ15の性
能を向上し得る。
【0051】図4は、上述した引きずりトルクの測定試
験結果を示す図であり、同じ条件のオイル量、油温及び
回転方向にて、各電気モータの出力回転数に対する引き
ずりトルク損失量を示すものである。これにより、小凹
溝(スリット)をロータ及びステータの両方に形成しな
いもの(スリットなし)は、特に低速から中速回転にか
けて大きな引きずりトルク損失があるが、ロータ又はス
テータに小凹溝(スリット)を入れることにより、上記
スリットなしに比して、比較的低速回転から引きずりト
ルク損失が小さくなることが解る。特にロータ外周面に
小凹溝(スリット)を形成したもの(ロータスリット)
は、ステータ外周面に小凹溝(スリット)を形成したも
の(ステータスリット)に比して、更に低速回転から引
きずりトルク損失が小さくなることが解る。これによ
り、特に、車輌発進に対応して、大きな出力トルクが必
要となる電気モータ起動時における引きずりトルク損失
を減少して、比較的大きなトルクに基づく車輌の発進性
能を向上し得る。
【0052】ついで、図5ないし図7に沿って、前記ロ
ータに形成した小凹溝(スリット)の位置について説明
する。ロータ15の外周面15aに形成した小凹溝(ス
リット)56が、永久磁石55の磁束の短絡を阻止し
て、電気モータ5の効率を向上することを述べたが、永
久磁石の端からのスリット56の距離によるトルクへの
影響を解析した。図5(a) ,(b) 及び図6(a) ,(b)
は、永久磁石55の端からスリット56の距離c,d,
e,fがそれぞれ異なる(c<d<e<f)各ロータ1
1 ,152 ,153 ,154 を用い、かつ円環部にて
内周面13aが平滑面からなる同じステータ13を用い
た電気モータ51 ,52 ,53 ,54 を示す。なお、上
記各スリット56は、すべて同じ幅bからなり、かつ各
スリットの深さg,h,i,jは、スリットまでの距離
が長くなるに従って僅かずつ深くなるように設定されて
おり(g<h<i<j)、従って各スリットの面積C,
D,E,Fは、スリットまでの距離が長くなるに従って
僅かずつ大きくなるように設定されている(C<D<E
<F)。
【0053】図7は、界磁角35度において、上記各電
気モータ51 ,52 ,53 ,54 による平均トルクとト
ルク振幅を示す。これにより、永久磁石の端からスリッ
トまでの距離が小さくなることに略々比例して、平均ト
ルク及び振幅が増加することが解る。これにより、前述
した小凹溝(スリット)56が、永久磁石55の端での
磁束の短絡を防止してモータトルクの増加を図れること
が証明され、かつその効果は、スリット56が永久磁石
55の端から短い程高いことが解る。
【0054】ついで、前記小凹溝(スリット)56部分
を拡大した図8に沿って、作用について説明する。ロー
タ15が矢印H方向に回転すると、該ロータ外周面15
aとステータ内周面13aとの間のギャップGに満たさ
れているオイルは、図に示すようなせん断抵抗を示す。
及びに示す、小凹溝56から離れてその影響が殆ど
ない場所にあっては、ロータ外周面及びステータ内周面
の対向する平坦面の相対移動により、比較的大きなせん
断抵抗を生ずる。一方、小凹溝56の位置する場所で
は、に示すように、小凹溝56内でオイルが循環して
ロータ外周面15aで抵抗に殆どならないので、オイル
のせん断抵抗は殆ど生じない。この影響を受けて、小凹
溝56に近傍箇所,,にあっては、オイルのせん
断抵抗は小さく、更に小凹溝56から離れるに従ってそ
の影響が少なくなり、,に示すようにオイルせん断
抵抗が徐々に大きくなる。これにより、前記図4に示す
ように、オイルのせん断抵抗による引きずりトルク損失
は、小凹溝56のないものに比して小さくなる。
【0055】また、ロータ部鉄心に埋込まれている永久
磁石55は、外径側が一方の磁性(例えばN極)、内径
側が他方の磁極(例えばS極)になるが、磁石端におい
て、ロータ部鉄心を通って上記両極間に磁束Jが短絡す
るが、上記小凹溝56により上記短絡が防止され、その
分ギャップGを通る磁束の量を多くして、モータトルク
の増大が図れる。
【0056】図9は、小凹溝の異なる形状を示す実施例
であって、(a) は、断面半円形状の小凹溝562 を示
し、該小凹溝も同様に、半円形内をオイルが循環するこ
とによりオイルせん断抵抗を減少する。(b) は、断面略
円形の湾状の小凹溝563 を示し、該小凹溝はギャップ
Gと開口563 aで連通しており、該小凹溝も同様に、
略円形内をオイルが循環することによりオイルせん断抵
抗を減少する。(c) は、断面略3角形状の小凹溝564
を示し、該小凹溝も同様にオイルせん断抵抗を減少す
る。なお、上述実施例は、小凹溝をロータ外周面に形成
したものを説明したが、ステータ内周面にも同様に各形
状の小凹溝を形成し得る。
【0057】図10は、ロータ15に外周面に形成した
小凹溝56を示す。(a) は、先の実施例を示すものであ
り、ロータ15の外周面15aに、軸線方向に平行に小
凹溝56が形成されている。該小凹溝56は、ロータ部
鉄心53の外周面に形成された各小凹溝(スリット)5
6bを軸線方向に揃うように並べることにより構成され
る。
【0058】(b) は、一部変更した実施例を示す図であ
り、ロータ外周面15aに、軸線方向に対して所定角度
斜めに、即ち軸方向に螺旋状に形成されている。該小凹
溝56は、ロータ部鉄心53の外周面に形成された各小
凹溝(スリット)56bを隣接するロータ部鉄心のもの
に比して所定角ずつ周方向にずらすことにより構成され
る。該斜めに延びる小凹溝を用いることにより、ギャッ
プGに満たされたオイルがスクリュポンプのように機能
して、ギャップ内のオイルの供給及び循環性能を向上し
て、モータの冷却性能を高めることができる。なお、上
記実施例は、小凹溝をロータ外周面に形成したものにつ
いて説明したが、ステータ内周面にも同様に適用でき
る。
【0059】なお、上記小凹溝56…は、上述した実施
例に示す形状に限らず、他の形状でもよいことは勿論で
ある。また、ロータを内径側に、ステータを外径側に配
置したインナーロータタイプのモータについて説明した
が、ロータを外径側に、ステータを内径側に配置したア
ウターロータタイプのモータにも同様に適用できる。ま
た、電気回転装置(電気モータ)は、上述した実施例の
ように、インホイールタイプのドライブユニットに限ら
ず、その他の電気自動車のドライブユニット(ノートラ
ンスミッション方式、デフレス方式等)に適用してもよ
く、またハイブリッド車輌の駆動源として、更には他の
運搬、運輪機械、産業機構等の他のあらゆる装置に適用
可能である。また、上述した実施例では、オイルを掻き
上げることのみによる潤滑・冷却について説明したが、
これは、オイル掻き上げと共に、補助的にオイルポンプ
を用いてベアリング等を潤滑するものにも同様に適用可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用し得るインホイールタイプのドラ
イブユニットを示す正面断面図。
【図2】本発明の実施例を示す図で、(a) はステータ
を、(b) はロータを示す側面断面図。
【図3】他の実施例を示す電気モータの側面断面図。
【図4】従来の技術と前記各実施例とを比較した、引き
ずりトルク測定試験の結果を示す図。
【図5】(a) ,(b) は、永久磁石の端からの距離を変え
た小凹溝を有するロータを備えた磁場解析モデルを示す
図。
【図6】(a) ,(b) は、図5と同様に磁場解析モデルを
示す図。
【図7】ロータのスリット位置(磁石からの距離)のト
ルクの影響を示す図。
【図8】小凹部(スリット)部分の拡大断面図。
【図9】(a) ,(b) ,(c) は、それぞれ異なる形状の小
凹溝を示す断面図。
【図10】ロータに形成した小凹溝(スリット)を示す
斜視図で、(a) は小凹溝をロータ軸線に平行に形成した
実施例、(b) は小凹溝をロータ軸線に対して斜めに形成
した実施例を示す。
【符号の説明】
1 ドライブユニット 2 駆動車輪 3 ケース 5 電気回転装置(電気モータ、ブラシレスDC
モータ) 6 プラネタリギヤユニット 13 ステータ 13a 対向面(内周面) 15 ロータ 15a 対向面(外周面) 50 磁極部鉄心 50a (連結)円環部 50b 磁極歯 51 ヨーク部鉄心 53 ロータ部鉄心 55 永久磁石 56 小凹溝(スリット) G (エア)ギャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀江 竜太 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 田中 悟 東京都千代田区外神田2丁目19番12号 株 式会社エクォス・リサーチ内 (72)発明者 吉田 寿久 愛知県安城市藤井町丸山60番地 株式会社 エィ・ダブリュ・エンジニアリング内 Fターム(参考) 5H002 AA10 AB01 AB07 AE08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータ及びステータを備え、ロータの回
    転に基づきオイル溜りのオイルを掻き上げて、前記ロー
    タとステータとの対向面間のギャップに上記オイルを満
    たしてなる、電気回転装置において、 前記ロータ及びステータの対向する面の少なくともいず
    れか一方に、軸方向に延びかつ前記ギャップに開口する
    小凹溝を多数形成したことを特徴とする、 電気回転装置。
  2. 【請求項2】 前記ステータ及びロータは、対向する面
    が前記小凹溝を除いて平滑面からなる、 請求項1記載の電気回転装置。
  3. 【請求項3】 前記ステータが、内径側に配置される円
    環部及び該円環部から外径方向に放射状に形成される多
    数の磁極歯を有する磁極部鉄心と、前記磁極歯に巻回さ
    れるコイルと、前記磁極歯の先端に一体に結合される円
    環状のヨーク部鉄心と、を備え、 前記ロータが、ロータ部鉄心に多数の永久磁石を埋込ん
    でなり、 前記電気回転装置が、ブラシレスDCモータである、請
    求項2記載の電気回転装置。
  4. 【請求項4】 前記ステータに前記小凹溝を形成し、前
    記ロータの対向面が平滑面からなる、 請求項2又は3記載の電気回転装置。
  5. 【請求項5】 前記ロータに前記小凹溝を形成し、前記
    ステータの対向面が平滑面からなる、 請求項2又は3記載の電気回転装置。
  6. 【請求項6】 前記ロータにおける永久磁石の端近傍に
    前記小凹溝を形成してなる、 請求項5記載の電気回転装置。
  7. 【請求項7】 前記小凹溝を、軸線に対して所定角傾斜
    して形成してなる、 請求項1ないし5のいずれか記載の電気回転装置。
  8. 【請求項8】 前記電気回転装置が、電気自動車の駆動
    源である、 請求項1ないし7のいずれか記載の電気回転装置。
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