JP2001035778A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2001035778A
JP2001035778A JP11208838A JP20883899A JP2001035778A JP 2001035778 A JP2001035778 A JP 2001035778A JP 11208838 A JP11208838 A JP 11208838A JP 20883899 A JP20883899 A JP 20883899A JP 2001035778 A JP2001035778 A JP 2001035778A
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光雄 小笠原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成が容易でかつ処理ツールから処理液のミ
ストが飛散することがない基板処理装置を提供する。 【解決手段】基板Wはローラコンベア1により傾斜姿勢
で搬送されて剥離処理室2内の処理ツール10に搬入さ
れる。処理ツール10は、ノズル56と、基板の上面を
覆う第1の覆い部材51と基板の裏面を覆う第2の覆い
部材52とからなる容器50と、基板の表面に沿うよう
に各覆い部材51、52に設けられたつば部64、66
と、基板の傾斜の上側からつば部64と基板の表面との
間に処理液を供給する副ノズル68とを備えている。容
器50内で処理液のミストが発生しても、ミストは基板
とつば部64、66との間の狭い隙間70を通過せず遮
蔽される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示パネルや
プラズマ表示パネルなどの製造に用いるガラス基板、半
導体ウエハ、半導体製造装置用のマスク基板、プリント
基板などの各種基板の表面に対して、純水、洗浄薬液、
現像液、剥離液などの各種処理液を供給して各種のウエ
ット処理を施すための基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばフォトリソグラフィのプロセスに
おいては、処理すべき基板の表面を洗浄し、フォトレジ
ストの被膜を形成し、露光し、現像し、エッチングし、
剥離する等の各種プロセス処理を施す。かかる基板処理
を行なうための装置の一例が、特開平4−303934
号公報に開示されている。この装置は、基板を所定のボ
ックス内を通過させ、ボックス内に設けたパイプから洗
浄液を基板に供給するとともに、基板がボックスを通過
するための開口を基板に近接させることでボックスから
の処理液の流出を抑制し、ボックス内を処理液で満たそ
うとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載の装置
では、ボックスの開口を基板に近接させてボックスから
の処理液の流出を抑制しようとしているが、開口と基板
との間隔を基板の全幅にわたって十分に狭くかつ一定の
間隔に保つことは困難であり、特に基板が大型のもので
ある場合には著しく困難であった。また、この間隔が十
分に狭くできない場合にはその隙間を液で満たすことが
できず、その隙間からミスト状になった処理液がボック
ス外に飛散してしまって再利用できなくなり、処理液が
無用に消費されてしまったり、またミスト状の処理液が
基板に再付着して基板を汚染したりする不都合がある。
本発明は簡単な構造でかつミスト状の処理液の飛散を防
止できる基板処理装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、基板
を傾斜姿勢に支持してその板面に沿った方向に搬送する
搬送機構と、搬送機構により搬送される基板の一方の表
面に対して処理液を供給する処理液ノズルと、前記基板
の前記一方の表面のうち前記処理液ノズルからの処理液
が供給される領域を覆う覆い部材と、前記覆い部材の前
記基板側に、当該基板の表面に沿うように設けられたつ
ば部と、前記基板と前記つば部との間に、前記基板の傾
斜方向上側から液を供給する副ノズルとを備えたことを
特徴とする基板処理装置である。
【0005】請求項1において、前記副ノズルは、前記
処理液ノズルから供給する処理液と同じ処理液を供給す
るものであってもよい。
【0006】請求項1または2において、前記搬送機構
により搬送される基板の位置をはさんで前記処理液ノズ
ルと対向するように設けられ前記基板の他方の表面を覆
う第2の覆い部材をさらに備えていてもよい。
【0007】請求項4の発明は、基板をその板面に沿っ
た方向に搬送する搬送機構と、搬送機構により搬送され
る基板の一方の表面に対して処理液を供給する処理液ノ
ズルと、前記基板の前記一方の表面のうち前記処理液ノ
ズルからの処理液が供給される領域を覆う第1の覆い部
材と、前記搬送機構により搬送される基板の位置をはさ
んで前記処理液ノズルと対向するように設けられ前記基
板の他方の表面領域を覆う第2の覆い部材と、前記第1の
覆い部材の前記基板側に、当該基板の表面に沿うように
設けられたつば部とを備えたことを特徴とする基板処理
装置である。
【0008】請求項3または4において、前記第2の覆
い部材の前記基板側に、当該基板の他方の表面に沿うよ
うに設けられたつば部を更に備えていてもよい。
【0009】請求項1ないし5のいずれかにおいて、前
記つば部は、前記覆い部材に対して移動自在に設けられ
ていてもよい。
【0010】請求項6において、前記つば部は、前記覆
い部材に対して開閉移動自在に設けられていてもよい。
【0011】請求項1ないし5のいずれかにおいて、前
記つば部は、前記覆い部材に対して着脱自在に設けられ
ていてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を用いて詳細に説明する。図1は本発明に係る基板処理
装置の第1実施形態の要部の概略構成を示す模式的断面
図である。この基板処理装置は、角型のガラス基板W
(以下、単に基板Wと称する)を若干の傾斜姿勢として
図中左から右へ向って水平方向にローラコンベア1で搬
送しつつ、処理液として剥離液を供給して基板Wに対し
て剥離処理を施し、かつ当該処理後に純水を供給して洗
浄処理する剥離装置である。この基板Wは、フォトレジ
ストの被膜形成、露光、現像、エッチング等のプロセス
処理を経て、その表面に剥離すべきフォトレジストの被
膜が付着しているものである。なお、図示は省略してい
るが、さらにその後に基板Wに乾燥空気を供給するかま
たは基板Wを回転させるなどして乾燥処理する乾燥処理
部が、図1の右方に設けられる。この基板処理装置は、
剥離液により処理を施す剥離処理部と、洗浄処理を施す
洗浄処理部と、乾燥処理を施す乾燥処理部とからなる
が、図1では剥離処理部Cと洗浄処理部Dのみを示す。
【0013】基板Wに対して剥離処理を施すための剥離
処理室2および基板Wに対して洗浄処理を施すための洗
浄処理室4は、室構成体3により区画形成される。ま
た、室構成体3には、基板Wを剥離処理室2および洗浄
処理室4へ搬入搬出するための開口5が形成され、その
開口5を介して基板Wを剥離処理室2へ搬入し、さらに
洗浄処理室4へ搬入し、洗浄処理室4から搬出するため
のローラコンベア1が設けられている。ローラコンベア
1は、基板Wを進行方向(図1中で右向き)に向って水
平に対して右下がりになるように若干傾斜させた姿勢で
支持し、その傾斜姿勢を保った状態で基板Wをその板面
に沿って水平方向に搬送して、処理室外から剥離処理室
2および洗浄処理室4を通過させて再度処理室外へ搬出
する。
【0014】剥離処理室2内には、ローラコンベア1に
よって支持され搬送される剥離処理室2内の基板Wに対
して処理液を低圧又は高圧で供給して処理を行なう処理
ツール10が2つ、基板搬送方向に縦列に設けられてい
る。この処理ツール10の詳細な構造については後述す
る。剥離処理室2において、剥離液タンク18は剥離処
理室2の下方の開口15と配管接続され、開口15から
排出される剥離液は剥離液タンク18に受け入れられて
貯溜される。剥離液タンク18には、貯溜している剥離
液を所定温度に保つための温度調節機構14が付設され
ている。また、剥離液タンク18は、ポンプ19、流量
調整可能な開閉弁22及びフィルタ23を介して処理ツ
ール10に設けられているノズル56に配管接続されて
いる。ポンプ19はインバータ20の出力によって駆動
され、インバータ20の出力は制御装置21によって制
御される。ポンプ19は、制御装置21によってインバ
ータ20の周波数を制御することにより、ノズル11側
に向けた吐出圧力を低圧と高圧とに任意に切り替えて駆
動制御可能となっている。これにより、処理ツール10
に設けられる上記ノズルは、ローラコンベア1上に支持
された基板Wに対して剥離液を低圧又は高圧で供給可能
となっている。
【0015】また、剥離処理室2内のローラコンベア1
の両端近く、すなわち両方の開口5近くの位置にはロー
ラコンベア1上の基板Wの有無を検出して信号を出力す
るセンサ16、17が設けられている。センサ16、1
7は制御装置21に接続されており、基板Wがローラコ
ンベア1上をセンサ16、17のところまで搬送されて
くると、制御装置21は当該センサ16、17からの出
力信号によりそれを検知する。また、ローラコンベア1
は後述のように制御装置21によってその動作が制御さ
れるが、ローラコンベア1のうち、特に剥離処理室2内
に位置する部分には他の部分とは独立した駆動源として
可逆転モータ(図示せず)が使用され、ローラコンベア
1に乗せられて運ばれてきた基板Wを剥離処理室2内で
センサ16とセンサ17との間に設けられている2つの
処理ツール10内を周期的に往復移動させることができ
る。
【0016】洗浄処理室4には、剥離処理室2からロー
ラコンベア1により運ばれてきた基板Wの上下両面に対
して純水をスプレー状で供給して洗浄するためのノズル
24が、ローラコンベア1の上下に設けられている。純
水供給源29からの純水はポンプ30によって加圧さ
れ、流量調整可能な開閉弁31及びフィルタ32を介し
てノズル24に配管26にて接続されている。なお、洗
浄処理室4の上部には、周囲の下降気流を清浄にして取
り入れるためのフィルタ33が設けられている。また、
洗浄処理室4の下部には、取り入れた下降気流を排出す
るとともに使用後の純水を排出するための開口34が形
成されている。
【0017】図2は処理ツール10を示す斜視図、図3
は処理ツール10を示す図2中のX矢視図、図4は処理
ツール10を示す断面図である。処理ツール10は、ロ
ーラコンベア1により搬送される基板Wの一方の表面す
なわち上面を覆う第1の覆い部材51と、その第1の覆
い部材51に対して基板Wの搬送位置をはさんで対向し
て基板Wの他方の表面すなわち下面を覆う第2の覆い部
材52とを備える。第2の覆い部材52は後述するノズ
ル56と対向するように配置されており、各覆い部材5
1、52は、ローラコンベア1の幅方向に長く、搬送さ
れる基板Wの幅全体を覆う大きさとなっており、また各
覆い部材51、52の基板Wと対向する面51A、52
Aは、搬送される基板Wとほぼ平行になるよう形成され
ている。そして、第1の覆い部材51と第2の覆い部材
52とは、その側面60も閉塞されて、基板Wの入口6
1と出口62の部分および後述する排出口53を除いて
ほぼ閉塞した容器50を構成しており、ローラコンベア
1によって搬送される基板Wはその容器50を通過する
ように搬送される。
【0018】第1の覆い部材51の上部に位置する前記
面51Aの外側には、その幅方向略全体にわたって処理
液供給パイプ54が取り付けられている。処理液供給パ
イプ54には、第1の覆い部材51に覆われた状態とな
る基板Wの上面に対して処理液を供給するノズル56
が、基板Wの上面にそって複数設けられている。ノズル
56は前記面51Aに形成された開口58を介して第1
の覆い部材51の内側に突出して基板Wの上面側にのぞ
んでいる。また、ノズル56は、剥離液が高圧で供給さ
れたときには基板Wに対しても高圧スプレー状で剥離液
を供給する高圧スプレーノズルであるが、剥離液が低圧
で供給されたときには、基板Wに対しても低圧スプレー
状で供給するものである。容器50内にはローラコンベ
ア1を構成するローラが2つ設けられているが、ノズル
56はその吐出された処理液のスプレーの中心が、その
2つのローラの間をほぼ通過するように設けられてい
る。なお、図中1Aはローラコンベア1のローラの軸で
ある。また、ノズル56としては、基板W幅方向の処理
ムラが発生しないように、このように同じノズル56を
基板W幅方向に複数設けるか、あるいは基板W幅方向に
長いものを使用することが好ましい。
【0019】前記容器50の入口61と出口62の部分
には、第1の覆い部材51の基板W側端部すなわち下側
端部に、搬送される基板Wの上面に沿うようにその基板
Wと平行に張り出したつば部64が取り付け固定されて
設けられている。また、前記容器50の入口60と出口
61の部分には、第2の覆い部材52の基板W側端部す
なわち上側端部に、搬送される基板Wの下面に沿うよう
にその基板Wと平行に張り出したつば部66が取り付け
固定されて設けられている。さらに、前記容器50の入
口60と出口61の部分には、前述した搬送中の基板W
の傾斜方向の上側に、前記基板Wの上面とつば部64と
の間に処理液を供給する副ノズル68が設けられてい
る。副ノズル68は、つば部64の張り出し長さ全体と
ほぼ同じ長さの吐出口を有してその張り出し長さ全体に
渡って処理液を供給するスリットノズルよりなる。な
お、剥離液タンク18からノズル56への処理液供給
は、ポンプ19や開閉弁22、フィルタ23を備えた液
供給機構で行なっているが、剥離液タンク18から副ノ
ズル68への処理液供給も、これと同様の液供給機構
(図示省略)を別途独立して設けて行なっている。処理
液供給パイプ54には処理液供給用の供給口55が、副
ノズル68には供給口69がそれぞれ設けられる。また
基板Wの傾斜方向下側の側面60には、容器50内を基
板Wの傾斜に沿って流れてきた処理液を排出するための
排出口53が形成されている。
【0020】さて、制御装置21は、上述したインバー
タ20のほか、ポンプ30や開閉弁22、31、ローラ
コンベア1等にも接続(図示省略)され、それらを制御
することによって剥離液や純水の供給や基板の搬送など
この剥離装置全体の動作をつかさどる。特に、剥離処理
室2内で剥離液を基板Wに供給する際において、制御装
置21は、基板Wが図中左から右方向に搬送されてセン
サ17の位置まで到達したことを検知するとその剥離処
理室2内のローラコンベア1の駆動源を逆回転させ、こ
んどは基板Wを図中右から左方向に搬送する。そして、
次に基板がセンサ16の位置まで到達すると、今度は前
記駆動源を正回転させることにより、基板Wを図中左か
ら右方向に搬送する。制御装置21がかかる制御動作を
繰り返すことにより、基板Wを剥離処理室2内の所定の
範囲で周期的に往復移動させることができ、その間に基
板Wが処理ツール10内を数回通過することにより処理
が行われる。そして、かかる往復移動によって基板Wへ
の剥離処理室2での処理が終了すると、ローラコンベア
1の前記駆動源を正回転させて基板Wをセンサ17の位
置を越えて図中右方向へ搬送し、洗浄処理室4へ送り込
むことができる。
【0021】つぎにこの第1の実施形態の剥離装置の動
作を説明する。まず第1工程として、剥離処理すべき基
板Wがローラコンベア1によって搬送されてきて剥離処
理室2へ搬入されたことがセンサ16により検出される
と、制御装置21はポンプ19を吐出圧力が低圧となる
ように駆動し、処理ツール10の容器50内にて搬送さ
れつつある基板Wの上面に対してノズル56から処理液
すなわち剥離液を低圧でスプレー状に供給する。この第
1工程においては、低圧で基板W上に供給された剥離液
は、高圧で供給されたときのように基板W表面に衝突し
て跳ね返って周囲に飛散したりすることは比較的少な
く、基板Wの表面に液の膜を形成し、基板Wの表面に付
着している剥離されるべき被膜、すなわちフォトレジス
トの被膜と十分に接触し、当該被膜を膨潤させる。この
第1工程は、かかる膨潤が十分に進行する所定時間の間
継続され、その間、剥離液の低圧状態での供給は継続さ
れる。この間、基板Wに対しては温度調節された剥離液
が継続して供給されるので、工程の途中で基板Wに触れ
る剥離液の温度が低下するといった不都合は生じない。
【0022】この第1工程の際、容器50内で基板Wの
上面にスプレー状に供給された処理液の多くは、基板W
の傾斜に沿って下側に向って流れて基板Wの下側端縁か
ら容器50の下側に落ち、容器50の側面60に形成さ
れた図示しない排出口から容器50外へ排出され、剥離
処理室2内に落下して開口15から排出される。このと
き、入口61、出口62は開いたままであるが、第1の
覆い部材51にはつば部64が形成されているため、容
器50内の基板Wより上側の空間と容器50外とは基板
Wの上面とつば部64との間の狭く長い隙間70を通じ
て連通している。もし仮に処理液のスプレー状の供給に
よって処理液ミストが容器50内にて発生しても、ミス
トが上記の狭く長い隙間70を通過しようとする際にミ
スト同士がぶつかって再水滴化しやすく、またその隙間
70近傍にある処理液の流れに引き寄せられてぶつかっ
て液化しやすくなっている。また、容器50内の基板W
の上面側の空間と下面側の空間とは、基板Wの側方端縁
(上側端縁と下側端縁)の外側で連通しており、基板W
の上面側で発生したミストが下面側空間に回り込んで入
口61または出口62から出てくるおそれがあるが、本
実施形態では、基板Wよりも下側の第2の覆い部材52
にも、つば部66を設けて、基板W下面との隙間をも狭
くしているので、同様にミストが外に出にくくなってい
る。しかも、基板Wが処理ツール10を通過して容器5
0内に位置しない際には、ノズル56から供給される処
理液は直接に容器50の下側の空間へ入ることになる
が、この場合においても、ノズル56からの処理液は第
2の覆い部材52で受けられ、かつ、つば部64、66
で隙間が狭く長くなっているので、発生する処理液ミス
トが容器50外へ出にくくなっている。したがって、こ
れらによって、容器50内で処理液ミストが発生して
も、容器50外に出にくくなっている。
【0023】さらにこの実施形態では、この第1工程実
行時に、制御装置21は2つの副ノズル68からも処理
液を吐出するようにその液供給機構を駆動させる。副ノ
ズル68から吐出された処理液すなわち剥離液は、基板
Wがその処理ツール10を通過する際に、つば部64と
対向している基板Wの表面を流れてその隙間70をより
狭くするか、またはその隙間70を完全に満たして閉塞
するように流れる。これにより、容器50内で処理液ミ
ストが発生しても、そのミストが容器50外へ出て飛散
するのを効果的に防止している。また、副ノズル68か
ら吐出する処理液はノズル56から吐出している処理液
と同じ剥離液であるので、処理に悪影響を与えることは
ない。なお、この副ノズル68から吐出する液は、処理
に不都合を与えないようにノズル56と同じ種類のもの
とすることが望ましい。また、この副ノズル68からの
液の吐出は、処理の全期間吐出し続けるものでもよい
し、基板Wが当該処理ツール10の部分に位置しない場
合には吐出を停止させてもよい。
【0024】そして、この第1工程が終了しないうちに
基板Wがローラコンベア1によって剥離処理室2の図中
右側端部まで搬送されてしまったときには、センサ17
により基板Wの位置が検出され、制御装置21はローラ
コンベア1の駆動源を逆回転駆動し、今度は基板Wを図
中右から左方向へ搬送し、剥離処理室2内で第1工程を
継続して実行する。第1工程が終了しないうちに基板W
がローラコンベア1によって剥離処理室2の図中左側端
部まで搬送されてしまったときにも同様に、センサ16
により基板Wの位置が検出され、制御装置21はローラ
コンベア1の駆動源を正回転駆動し、今度は基板Wを図
中左から右方向へ搬送し、剥離処理室2内で第1工程を
継続して実行する。このように基板Wが剥離処理室2内
を周期的に往復移動し、その移動中に剥離液がスプレー
供給されるので、ノズル56から基板Wへの剥離液の供
給位置が時間的に変化し、基板Wの全面にむらなく剥離
液が供給される。制御装置21は内蔵しているタイマに
より第1工程の実行時間を監視し、設定された所定時間
が経過すると第1工程を終了する。
【0025】剥離処理室2内で第1工程が終了すると、
引き続いて第2工程が実行される。第2工程において
は、制御装置21はポンプ19を吐出圧力が高圧となる
ように駆動し、搬送されつつある基板Wに対してノズル
56から剥離液を高圧でスプレー状に供給する。この第
2工程においては、基板W面上に剥離液が高圧で供給さ
れ、第1工程の間に十分に膨潤しているフォトレジスト
の被膜に剥離液が高圧で衝突することによる物理的衝撃
力が加わることになり、被膜が効果的に剥離除去され
る。この第2工程は、被膜の剥離除去が十分に行われる
所定時間の間継続され、その間、剥離液の高圧状態での
供給は継続される。この間、基板Wに対しては温度調節
された剥離液が継続して供給されるので、工程の途中で
基板Wに触れる剥離液の温度が低下するといった不都合
は生じない。
【0026】また、この第2工程の際においても、制御
装置21は2つの副ノズル68からも処理液を吐出する
ようにその液供給機構を駆動させる。副ノズル68から
吐出された処理液すなわち剥離液は、つば部64と対向
している基板Wの表面を流れてその隙間70をより狭く
するか、またはその隙間70を完全に満たして閉塞する
ように流れる。この第2工程では、第1工程よりも高い
圧力でノズル56から処理液を供給するため、容器50
内で処理液ミストがより発生しやすいが、上述の第1工
程において説明したのと同様に、つば部64、66が設
けられており、かつ副ノズル68からの処理液の吐出を
行うことで、処理に悪影響を与えることなく処理液ミス
トの容器50外への流出を効果的に抑制することができ
る。
【0027】また、この第2工程が終了しないうちに基
板Wがローラコンベア1によって剥離処理室2のどちら
かの端部まで搬送されてしまったときには、第1工程と
同様に、センサ16、17により基板Wの位置が検出さ
れ、制御装置21がローラコンベア1の駆動源の回転方
向を制御することにより基板Wを剥離処理室2内で周期
的に往復移動させ、剥離処理室2内で第2工程を継続し
て実行する。このように基板Wが剥離処理室2内を移動
中に剥離液がスプレー供給されるので、ノズル56から
基板Wへの剥離液の供給位置が時間的に変化し、基板W
の全面にむらなく剥離液が供給される。制御装置21は
内蔵しているタイマにより第2工程の実行時間を監視
し、設定された所定時間が経過すると第2工程を終了す
る。第2工程が終了すると、制御装置21はローラコン
ベア1を駆動して基板Wを洗浄処理室4へ送る。
【0028】洗浄処理室4内においては第3工程が実行
される。第3工程においては、制御装置21はポンプ3
0を駆動し、搬送されつつある基板Wに対してノズル2
4から純水スプレー状に供給して洗浄処理する。この第
3工程においては、基板Wの上面、下面に付着して残留
している剥離液や、剥離されたフォトレジスト被膜の破
片などが純水スプレーにより洗い流される。この第3工
程は、基板Wが洗浄処理室4の図中右側の開口5から搬
出されるまで行われる。
【0029】第3工程が終了して洗浄処理室4の図中右
側の開口5から搬出された基板Wは、図示しない搬送装
置により前記乾燥装置へ搬送され、第4工程が実行され
る。この第4工程においては、基板Wは周知の乾燥装
置、例えば基板を回転させることによる回転式乾燥装置
やエアを吹き付けることによるエアナイフ式乾燥装置に
よって乾燥処理される。乾燥処理後の基板Wは直ちに次
工程に送られるか、あるいは所定の容器に格納される。
【0030】この第1実施形態の剥離装置では、傾斜姿
勢の基板に対して覆い部材を設け、覆い部材につば部を
形成するとともに、基板をつば部との間に基板の傾斜方
向上側から液を供給する副ノズルを設けているので、簡
単な構成で処理液ミストが飛散してしまうのを顕著に抑
制でき、処理液がミストとして排気に混じって廃棄され
てしまって消費されるのを有効に抑制でき、また処理液
ミストが基板に対して悪影響を与えることもなくなる。
【0031】また、第1の覆い部材と第2の覆い部材と
を設けるとともに、第1の覆い部材にはつば部を設けて
いるので、処理ユニット内での基板の処理中でも、処理
ユニット内に基板が位置しない際でも、処理液ミストが
飛散するのを顕著に抑制できる。
【0032】またこの実施形態では、基板Wは剥離処理
室内で処理に必要な時間だけ周期的に往復移動してその
間に処理が行なわれるので、処理室の大きさや搬送速度
にかかわらず、被膜の状態などに応じて処理時間を容易
に変更することができる。特にこの実施形態の装置で
は、剥離液を低圧で吐出する処理工程と、剥離液を高圧
で吐出する処理工程のそれぞれの時間を自由に変更して
設定することができる。また、この実施形態の装置で
は、剥離液を低圧で吐出する処理と高圧で吐出する処理
とを一つの剥離処理室2で行なっており、装置が小型化
できる。特にこの実施形態の装置では、ノズル56やポ
ンプ19などの液供給機構10を高圧吐出と低圧吐出の
両方に共用しており、装置の小型化、低コスト化の効果
が大きい。
【0033】図5はこの発明の第2の実施形態の基板処
理装置である剥離装置の要部斜視図である。この第2の
実施形態が第1の実施形態と異なるところは、基板Wを
搬送するローラコンベア1が、基板Wを傾斜姿勢ではな
く水平姿勢で搬送するものであることと、それに伴っ
て、第1の実施形態における副ノズル68を設けていな
いことである。その他の構成は第1の実施形態と同一で
あるので説明は省略する。
【0034】この第2実施形態においても、第1の覆い
部材51にはつば部64が形成されているため、第1の
実施形態と同様に、もし仮に処理液のスプレー状の供給
によって処理液ミストが容器50内にて発生しても、ミ
ストがつば部64と基板Wとの間の狭く長い隙間70を
通過しようとする際にミスト同士がぶつかって再水滴化
しやすく、またその隙間70近傍にある処理液の流れに
引き寄せられてぶつかって液化しやすくなっている。ま
た、本実施形態でも、基板Wよりも下側の第2の覆い部
材52にも、つば部66を設けて、基板W下面との隙間
をも狭くしているので、同様にミストが外に出にくくな
っている。しかも、基板Wが処理ツール10を通過して
しまっていて容器50内に位置しない際には、ノズル5
6から供給される処理液は直接に容器50の下側の空間
へ入ることになるが、この場合においても、ノズル56
からの処理液は第2の覆い部材52で受けられ、かつ、
つば部64、66で隙間が狭く長くなっているので、発
生する処理液ミストが容器50外へ出にくくなってい
る。したがって、これらによって、容器50内で処理液
ミストが発生しても、容器50外に出にくくなってい
る。
【0035】次に、上述した実施形態の装置の変形例に
ついて説明する。この変形例の説明においては、変形部
分のみについて説明する。第1の変形例は、上述した第
1および第2実施形態に共通するものである。図6は、
第1の覆い部材51に設けられるつば部64と、第2の
覆い部材52に設けられるつば部66とを、移動自在に
取り付けた変形例を示す要部断面図である。ここではつ
ば部64、66を覆い部材51、52に開閉移動自在に
取り付けるために蝶番80を使用している。そして、装
置の使用時においては各つば部64、66を開いて基板
Wの表面に沿うように位置させる。そして、装置のメン
テナンス時や、装置の非常停止時に処理中であった基板
Wを取り出すなどの作業を行なう場合などには、蝶番8
0によって必要なつば部64、66を回動させて閉じた
位置とすることで、ローラコンベア1上にある基板W等
に容易に手が届き、処理ツール10を装置から取り外す
ことなく容易に作業を行なうことができる。なお、この
変形例では蝶番80を使用して開閉するように移動自在
に構成したが、これに限らず、例えばリニアガイド等を
用いてつば部64、66を基板Wと平行なままで基板W
に対して近接または離間させるように移動させるなど、
つば部64、66を覆い部材51、52に対して移動自
在に取り付けることができるものであればどのような構
造を用いてもよく、またすべてのつば部64、66を移
動させる必要はなく、メンテナンスなどの作業で必要な
ものだけを移動させる構成でもよい。この変形例のよう
に閉じた状態でつば部64、66が容器50の外形に沿
うように回動させる構成であれば、メンテナンスなどの
作業のための空間を得やすい利点がある。
【0036】次に、第2の変形例について説明する。第
2の変形例も、上述した第1および第2実施形態に共通
するものである。図7は、第1の覆い部材51に設けら
れるつば部64と、第2の覆い部材52に設けられるつ
ば部66とを、着脱自在に取り付けた変形例を示す要部
断面図である。ここではつば部64、66を覆い部材5
1、52に開閉移動自在に取り付けるためにネジ90を
使用している。そして、装置の使用時においては各つば
部64、66を基板Wの表面に沿うように位置させてネ
ジ90により覆い部材51、52に取り付ける。そし
て、装置のメンテナンス時や、装置の非常停止時に処理
中であった基板Wを取り出すなどの作業を行なう場合な
どには、ネジ90を取り外して必要なつば部64、66
を取り外すことで、ローラコンベア1上にある基板W等
に容易に手が届き、処理ツール10を装置から取り外す
ことなく容易に作業を行なうことができる。なお、この
変形例ではネジ90を使用してつば部64、66を着脱
自在に構成したが、これに限らず、例えば任意の嵌め合
い構造をつば部64、66と覆い部材51、52に形成
するなどにより、つば部64、66を覆い部材51、5
2に対して着脱自在に取り付けることができるものであ
ればどのような構造を用いてもよく、またすべてのつば
部64、66を着脱自在にする必要はなく、メンテナン
スなどの作業で必要なものだけを着脱させる構成でもよ
い。
【0037】次に、第3の変形例について説明する。第
3の変形例は、上述した第1実施形態についてのもので
ある。第1の実施形態では図2に示すように容器50の
入口側と出口側のそれぞれに副ノズル68を設けたが、
この変形例では図8に示すようにそれらを一体化して、
入口側のつば部64の端部から容器50の側面を通り出
口側のつば部64の端部にまで至る大きな副ノズルを設
けている。この場合、つば部64の部分以外の容器50
内の部分の基板W表面にも処理液の液膜が形成され、ノ
ズル56から供給される処理液とあいまって処理をより
よく進行させるとともに、つば部64部分、特に基板W
の進行方向側のつば部64部分の液の量を補充する役割
も果たし、処理液ミストの容器50外への飛散をより効
果的に防止できる。
【0038】なお、以上のすべての実施形態において、
容器50を構成する第1の覆い部材51、第2の覆い部
材52の基板搬送方向における幅L(図4)は、同じ方
向における基板Wの幅よりも短い。また、入口61側の
つば部64、66の端部から出口62側のつば部64、
66の端部までの長さも、基板搬送方向における基板W
の幅よりも短い。これにより、基板Wの処理中にはつば
部64、66と基板Wとが入口61側と出口62側の両
方で有効に近接することになり、ミストの飛散防止に有
効である。
【0039】また、第1の実施形態の装置でのローラコ
ンベア1は、剥離処理室2や洗浄処理室4内で基板Wを
若干の傾斜姿勢として搬送して処理するものであるが、
このように若干の傾斜姿勢、例えば水平面に対して基板
面が5度〜10度程度の角度をなす傾斜姿勢で搬送する
ものとすることが、基板Wを水平姿勢で搬送して処理す
るものと比べ、以下の理由により望ましい。すなわち基
板Wを例えば搬送方向にして対して左右いずれかに若干
傾斜させて支持することにより、剥離されたフォトレジ
スト被膜の破片や汚れた剥離液、純水等がその傾斜にそ
って速やかに流れ落ちて基板W表面から除去されるの
で、基板Wをより清浄に保つことができるからである。
【0040】なお、上記第1および第2実施形態におい
て、低圧での剥離液の供給とは、供給された剥離液が基
板W上で被膜を膨潤させるのに十分な液膜を形成できる
状態を実現できる程度であればよい。つまり、例えば供
給された液のかなりの部分が基板Wへの衝突で跳ね返っ
てしまうような液の供給状態では、被膜を十分に膨潤さ
せることはできないためである。また、高圧での剥離液
の供給とは、膨潤している被膜を剥離除去させるのに十
分な衝撃力を与えることができる程度であればよい。具
体的な圧力は剥離しようとする被膜と基板Wとの密着の
強さなどによって異なるが、例えば上記実施形態におい
て、低圧供給の場合はノズルへの配管内の圧力で例えば
1〜2kg/cm程度の圧力、高圧供給の場合は同じ
く10〜20kg/cm程度の圧力で行なっている。
低圧供給の場合であれば、例えば基板Wの幅と同等以上
の長さのスリット状の開口を有するノズルを用いて、基
板W表面に沿うようなカーテン状の液流でほとんど基板
Wに圧力を加えずに剥離液を供給するようなものでもよ
く、スプレー状に供給するものであれば、基板表面での
打力を例えば2g/cm程度以下の圧力とすることが
考えられる。また、高圧供給の場合は同じく基板表面で
の打力を50g/cm程度以上の圧力とすることが考
えられる。
【0041】また上記各実施形態では、基板処理装置と
して、処理液として剥離液を使用する剥離装置について
説明したが、本発明は、現像装置、エッチング装置、洗
浄装置など、処理液を使用して処理を行なう各種装置に
適用することができる。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の発明によれば、傾斜姿勢で搬送される基板に対して
その表面を覆う覆い部材と基板の表面に沿うつば部を設
け、つば部と基板との間に液を供給する副ノズルを設け
たので、覆い部材から処理液ミストが飛散するのを簡単
な構成にて防止することができる。
【0043】また請求項4の発明によれば、基板の両面
を覆うように第1および第2の覆い部材を設け、第1の
覆い部材に基板の表面に沿うつば部を設けたので、基板
が存在しているときもいないときも、覆い部材から処理
液ミストが飛散するのを簡単な構成にて防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である剥離装置の要部の
概略構成を示す模式的断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態である剥離装置の要部を
示す斜視図である。
【図3】図2における矢印X方向から見た矢視図であ
る。
【図4】本発明の第1実施形態である剥離装置の要部を
示す要部断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態である剥離装置の要部を
示す斜視図である。
【図6】本発明の第1の変形例を示す要部断面図であ
る。
【図7】本発明の第2の変形例を示す要部断面図であ
る。
【図8】本発明の第3の変形例を示す要部断面図であ
る。
【符号の説明】
W・・・基板 1・・・ローラコンベア 2・・・剥離処理室 3・・・室構成体 10・・・処理ツール 51・・・第1の覆い部材 52・・・第2の覆い部材 56・・・ノズル 64、66・・・つば部 68・・・副ノズル 80・・・蝶番 90・・・ネジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 聡 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 Fターム(参考) 5F043 CC16 DD30 EE07 EE35 EE36 EE40 GG10 5F046 LA11 LA19 MA10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を傾斜姿勢に支持してその板面に沿
    った方向に搬送する搬送機構と、 搬送機構により搬送される基板の一方の表面に対して処
    理液を供給する処理液ノズルと、 前記基板の前記一方の表面のうち前記処理液ノズルから
    の処理液が供給される領域を覆う第1の覆い部材と、 前記覆い部材の前記基板側に、当該基板の表面に沿うよ
    うに設けられたつば部と、 前記基板と前記つば部との間に、前記基板の傾斜方向上
    側から液を供給する副ノズルとを備えたことを特徴とす
    る基板処理装置。
  2. 【請求項2】 前記副ノズルは、前記処理液ノズルから
    供給する処理液と同じ処理液を供給するものであること
    を特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送機構により搬送される基板の位
    置をはさんで前記処理液ノズルと対向するように設けら
    れ前記基板の他方の表面を覆う第2の覆い部材をさらに
    備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の基板
    処理装置。
  4. 【請求項4】 基板をその板面に沿った方向に搬送する
    搬送機構と、 搬送機構により搬送される基板の一方の表面に対して処
    理液を供給する処理液ノズルと、 前記基板の前記一方の表面のうち前記処理液ノズルから
    の処理液が供給される領域を覆う第1の覆い部材と、 前記搬送機構により搬送される基板の位置をはさんで前
    記処理液ノズルと対向するように設けられ前記基板の他
    方の表面領域を覆う第2の覆い部材と、 前記第1の覆い部材の前記基板側に、当該基板の表面に
    沿うように設けられたつば部とを備えたことを特徴とす
    る基板処理装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の覆い部材の前記基板側に、当
    該基板の他方の表面に沿うように設けられたつば部を更
    に備えたことを特徴とする請求項3または4に記載の基
    板処理装置。
  6. 【請求項6】 前記つば部は、 前記覆い部材に対して移動自在に設けられていることを
    特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の基板処
    理装置。
  7. 【請求項7】 前記つば部は、 前記覆い部材に対して開閉移動自在に設けられているこ
    とを特徴とする請求項6記載の基板処理装置。
  8. 【請求項8】 前記つば部は、 前記覆い部材に対して着脱自在に設けられていることを
    特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の基板処
    理装置。
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