JP4755942B2 - 基板の処理装置 - Google Patents

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Description

この発明はたとえば大型サイズの液晶表示パネルなどの基板を搬送しながら処理液で処理する基板の処理装置に関する。
液晶表示パネルに用いられるガラス製の基板には回路パターンが形成される。基板に回路パターンを形成するにはリソグラフィープロセスが採用される。リソグラフィープロセスは周知のように上記基板にレジストを塗布し、このレジストに回路パターンが形成されたマスクを介して光を照射する。
つぎに、レジストの光が照射されない部分或いは光が照射された部分を除去し、レジストが除去された部分をエッチングする。そして、エッチング後に基板からレジストを除去するという一連の工程を複数回繰り返すことで、上記基板に回路パターンを形成する。
このようなリソグラフィープロセスにおいては、上記基板に現像液、エッチング液或いはエッチング後にレジストを除去する剥離液などの処理液によって基板を処理する工程、さらに処理液による処理後に洗浄液によって洗浄する工程が必要となる。
上記現像液、エッチング液或いは剥離液などの処理液によって基板を処理する場合、その処理を基板の板面全体に対して均一に行なうためには、基板に処理液が供給されたときの濡れ(プリウエット)が均一になることが要求される。
たとえば、処理液を加圧してノズルなどから噴射させると、処理液は粒状になって飛散するため、基板に対して均一に付着しないということがある。つまり、処理液によるプリウエットが均一に行なわれなくなる。その結果、処理液による処理も均一に行なうことができないということがある。
そこで、下端面にスリット状の流出部が形成された処理液供給装置を、搬送される基板の上方に搬送方向と交差する方向である、幅方向に沿って配置し、上記処理液供給装置に供給された処理液を上記流出部から水頭による圧力で流出させることで、基板の幅方向に対して処理液を均一に供給するということが行なわれている。
ところで、最近では液晶表示装置に用いられるガラス製の基板が大型化及び薄型化する傾向にある。そのため、基板を水平搬送すると、基板に供給された処理液の重量によって基板の撓みが大きくなって、基板の搬送が円滑に行なえなくなるということがある。しかも、基板の上面に多量の処理液が残留した状態で、基板が処理部から搬出されることになるから、処理液を回収して再利用する場合、処理液の消費量が多くなり、ランニングコストの上昇を招く一因になっていた。
このような問題を解決するため、最近では基板を所定の角度で傾斜させて搬送することで、基板の板面に供給された処理液を円滑に流出させ、基板のたわみを少なくしたり、基板とともに処理部から持ち出される処理液の量を少なくするということが実用化されている。
特許文献1には基板の幅方向全長にわたって処理液を供給する流出部としてのスリットが形成された処理液用ノズル装置が示されている。しかしながら、特許文献1には基板を傾斜させて搬送することは示されていない。
特開2000−94325号公報
基板を傾斜させて搬送する場合、この基板の傾斜角度に応じて上記処理液供給装置も傾斜させて配置することになる。処理液供給装置を傾斜させて配置すると、その傾斜方向の一端と他端とに高さの差が生じる。そのため、その高さの差に応じて処理液供給装置の内部に形成された貯液部に供給された処理液に水頭差が生じる。
つまり、処理液の水頭は、傾斜方向の上端に比べて下端の方が傾斜によって生じた高さの差分だけ大きくなる。それによって、上記処理液供給装置の流出部の傾斜方向の下端部から流出する処理液の圧力が上端部から流出する処理液の圧力よりも大きくなるから、基板の搬送方向と交差する傾斜方向(幅方向)における処理液によるプリウエットが処理液の水頭差に応じた圧力差によって不均一になるということがある。
この発明は、基板を傾斜させて搬送する場合、搬送方向と交差する傾斜方向に対して供給される処理液を圧力差のない状態で均一に供給できるようにすることで、処理液による基板の処理を均一に行なえるようにした基板の処理装置を提供することにある。
この発明は、所定の角度で傾斜しその傾斜方向と交差する方向に搬送される基板の上面を処理液供給手段から供給される処理液によって処理する基板の処理装置であって、
上記処理液供給手段は、
下端面が長手方向に沿って傾斜した傾斜面に形成されその傾斜面が搬送される上記基板の傾斜した上面と平行になるよう配設された容器本体と、
上記容器本体に設けた分割壁にて上記容器本体内に分割形成される、流入部と貯液部と、
上記傾斜面に開口して形成され上記貯液部に貯留された上記処理液を上記容器本体の貯液部から上記基板の上面の傾斜方向の全長にわたって直線状に流出させる流出部と、
上記容器本体内部を上記基板の傾斜方向に対して複数のチャンバに隔別する仕切り部材と、
上記流出部の各チャンバに対応する部分から流出する処理液の圧力が同じになるよう各チャンバに貯留される処理液の水頭を設定する水頭設定手段とを具備し
上記水頭設定手段は、各チャンバに設けられそれぞれのチャンバに供給貯留される処理液を上記流入部側よりオーバフローさせて各チャンバの水頭が同じになるよう設定するオーバフロー壁であることを特徴とする基板の処理装置にある。
この発明によれば、搬送方向と交差する方向に対して傾斜した基板に対し、その傾斜方向に対して処理液を水頭差がほとんど生じることなく供給できるから、基板の傾斜方向に対して処理液を圧力差が生じることなく供給し、基板を処理液によって均一に処理することが可能となる。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図4はこの発明の第1の実施の形態を示し、図1は基板の処理装置の概略的構成図、図2は平面図、図3は縦断面図である。図1に示すように上記処理装置はチャンバ1を有する。このチャンバ1の長手方向一端には搬入口2が水平に形成され、他端には図示しない搬出口が上記搬入口2と同じ高さで形成されている。
上記チャンバ1内には搬送機構4が設けられている。この搬送機構4は矩形枠状のフレーム5を有する。このフレーム5は上記チャンバ1内の幅方向一端と他端とに設けられた受け部材6によって支持されている。一方の受け部材6には高さ調整部材7が設けられている。それによって、上記フレーム5はチャンバ1の幅方向に対して所定の角度で傾斜している。
上記フレーム5には軸線をチャンバ1の幅方向に沿わせた複数の搬送軸11がチャンバ1の長手方向に対して所定間隔で設けられている。各搬送軸11は両端が上記フレーム5の幅方向両端に設けられた軸受12によって回転可能に支持され、上記フレーム5と同じ角度でチャンバ1の幅方向に対して傾斜している。なお、搬送軸11は現像液、剥離液或いはエッチング液などの処理液によって腐食されることのない金属材料によって形成されている。
さらに、各搬送軸11には軸方向に所定間隔で複数の搬送ローラ13が設けられている。通常、上記搬送軸11は処理液に対して耐蝕性を備えたステンレス鋼などの金属材料によって形成され、上記搬送ローラ13は同じく耐蝕性を備えた塩化ビニールなどの合成樹脂によって形成されている。
上記フレーム5の高さ方向上端の一側外方には伝達軸14がチャンバ1の長手方向に沿って設けられている。この伝達軸14の中途部には従動歯車15が設けられている。この従動歯車15には駆動歯車16が噛合している。この駆動歯車16はチャンバ1の外部に設けられた駆動源17の出力軸18に嵌着されている。
詳細は図示しないが、上記搬送軸11の上記伝達軸14側に位置する一端部には第1のかさ歯車が設けられている。第1のかさ歯車には上記搬送軸11に設けられた第2のかさ歯車が噛合している。したがって、上記駆動源17が作動して上記駆動歯車16及び従動歯車15を介して上記伝達軸14が回転されると、上記第1、第2のかさ歯車を介して上記搬送軸11が回転駆動される。それによって、上記搬入口2からチャンバ1内に供給されて搬送軸11の搬送ローラ13に支持された液晶表示パネルなどの基板Wは搬出口に向かって搬送されるようになっている。
なお、搬送ローラ13によって支持されて搬送される基板Wの幅方向両端は、上記フレーム5に設けられたラジアル軸受19によって支持される。それによって、基板Wはチャンバ1の幅方向に対して蛇行することなく搬送されるようになっている。
上記チャンバ1内には、上記搬送軸11に設けられた搬送ローラ13よって搬送される基板Wの上面に上述した現像液、剥離液或いはエッチング液などの処理液Lを基板Wの搬送方向と交差する幅方向に沿って直線状に供給する処理液供給手段としての処理液供給装置31が設けられている。
上記処理液供給装置31は図2乃至図4に示すように容器本体32を有する。この容器本体32は上記基板Wの幅方向、つまりチャンバ1の幅方向に沿って細長いとともに、上面が開口し下面が搬送される基板Wの傾斜角度と同じ角度で傾斜した傾斜面32aに形成された箱型状となっている。
上記容器本体32の幅寸法は上記基板Wの幅寸法よりも長く設定されていて、内部は容器本体32の長手方向に所定間隔で設けられた仕切り部材41によって複数、この実施の形態では5つのチャンバ42a〜42eに分割されている。
各チャンバ42a〜42eは容器本体32の長手方向に沿って設けられた分割壁33によってこの長手方向と直交する方向に流入部34と貯液部35とに分けられている。この実施の形態では、上記流入部34は図3に矢印で示す基板Wの搬送方向の上流側に位置し、貯液部35は下流側に位置している。この貯液部35の内底面35aは上記傾斜面32aと平行に形成されている。
なお、図3に示すように上記流入部34の下面は上記貯液部35の下面よりも高くなっているが、これら上記流入部34と貯液部35との両方の下面は同じ角度で傾斜した上記傾斜面32aに形成されている。
図2に示すように、各チャンバ42a〜42eの流入部34側に位置する後壁32bの下部には、この後壁32bの幅方向に沿ってそれぞれ給液口体36が設けられている。各給液口体36には処理液の給液管37の一端が接続されている。給液管37の他端は図示しない処理液の供給部に連通している。それによって、各チャンバ42a〜42eの流入部34には上記後壁32bの下部から処理液が所定の圧力で供給されるようになっている。
各チャンバ42a〜42eの流入部34には、この流入部34内を上記供給口体36側に位置する第1の部分38aと、上記貯液部35側に位置する第2の部分38bとに区画した衝突壁39が容器本体32の長手方向に沿って設けられている。
上記衝突壁39の高さは上記分割壁33の高さよりも低く設定されている。それによって、上記供給口体36から第1の部分38aに供給された処理液Lは衝突壁39に衝突して勢いが弱められながら第1の部分38aに溜まって液面が上昇する。そして、液面が衝突壁39とほぼ同じ高さに上昇すると、その衝突壁39を図3に矢印で示すようにオーバフローして第2の部分38bに流入する。
処理液Lは供給口体36から第1の部分38aに勢いよく流入することで、空気を巻き込み、それが気泡の発生の原因となる。しかしながら、供給口体36から第1の部分38aに流入した処理液Lは衝突壁39で衝突して勢いが弱められてから衝突壁39をオーバフローして第2の部分38bに流入する。
つまり、処理液Lは第1の部分38aに流入するときの勢いで乱流が生じて気泡の発生を招くが、第2の部分38bには乱流を生じることなく静かに流入するため、そのときに気泡の発生を招くということがほとんどない。
処理液Lが第2の部分38bにオーバフローし、流入部34の液面が分割壁33の上端とほぼ同じ高さになると、処理液Lは図3に矢印で示すように分割壁33をオーバフローして貯液部35に流入する。そのときも、処理液Lはオーバフローによって貯液部35に乱流とならずに静かに流入するため、乱流の発生を招くことがない。
上記貯液部35の底壁には、その内底面35aと傾斜面32aとを連通する流出部としての複数のノズル孔40が容器本体32の幅方向に沿って所定の間隔で一列に形成されている。この実施の形態では、上記ノズル孔40は孔径が0.5mmで、ピッチが0.7mmに設定されている。
各チャンバ42a〜42eの後壁32bの高さは上記分割壁33よりも高く、容器本体32の貯液部34側の前壁32dよりも低く設定されている。それによって、流入部34と貯液部35とに貯えられた処理液Lの高さが後壁32bとほぼ同じ高さになると、処理液Lは上記後壁32bをオーバフローし、この後壁32bの外面側に壁部材44によって形成された排液部43に流入する。排液部43に流入した処理液Lは図示しない排液管を通じて回収される。
なお、上記容器本体32の前壁32d及び長手方向両端に位置する一対の側壁32cの高さは上記仕切り部材41と同じ高さ、すなわち後壁32よりも高く設定されている。それによって、容器本体32の長手方向両端に位置する一対のチャンバ42a,42eに供給された処理液Lもそれぞれのチャンバの後壁32bから排液部43にオーバフローするようになっている。
各チャンバ42a〜42eの流入部34と貯液部35に貯えられた処理液Lは図3にHで示す水頭に応じた圧力で上記ノズル孔40から流出する。ノズル孔40は0.7mmの狭いピッチで形成されているため、隣り合うノズル孔40から流出する処理液Lは連なって基板Wの上面に一直線となって供給される。つまり、流出部を複数のノズル孔40によって形成しても、処理液Lは各ノズル孔40ごとに分かれることなく、基板Wの傾斜した幅方向に沿って直線状に供給される。
上記実施の形態では処理液の流出部を複数のノズル孔40によって形成したが、貯液部35の底壁にスリット(図示せず)を形成し、このスリットから処理液Lを直線状に流出させるようにしてもよい。
各チャンバ42a〜42eの後壁32bは、各チャンバに貯えられる処理液Lの水頭Hが同じになるよう設定されている。すなわち、各チャンバ42a〜42eの後壁32bの上端面は各チャンバの貯液部35に貯えられる処理液Lの水頭H(図4に示す)と同じ高さに設定されている。
上記容器本体32は基板Wと同じ角度で傾斜して配置されている。したがって、5つのチャンバ42a〜42eの後壁32bを水頭Hと同じ高さにすると、これら後壁32bの上端面は図4に示すように容器本体32の傾斜方向上側から下側にゆくにつれて順次低くなる階段状となる。
各チャンバ42a〜42eの後壁32bの高さをチャンバに貯えられる処理液Lの水頭Hと同じにすれば、各チャンバ42a〜42eのノズル孔40から流出する処理液Lの圧力も同じになる。
すなわち、容器本体32内を複数のチャンバ42a〜42eに隔別し、各チャンバ42a〜42eの後壁32bから処理液Lがオーバフローするときのそれぞれのチャンバ42a〜42eに貯えられる処理液Lの水頭が同じになるよう、各チャンバ42の後壁32bの高さが設定されている。それによって、各チャンバ42a〜42eのノズル孔40からは処理液Lを同じ圧力で流出させることができる。
このような構成の処理装置によれば、給液管37から供給される処理液Lが各チャンバ42a〜42eの流入部34に溜まると、処理液Lは分割壁33をオーバフローして貯液部35に流入する。さらに処理液Lが供給されて貯液部35にも十分に溜まり、その液面が後壁32bの上端面と同じになると、その上端面から排液部43にオーバフローする。
それによって、各チャンバ42a〜42eの処理液Lの水頭Hは後壁32bの高さと同じに維持される。つまり、各チャンバ42a〜42eの後壁32bは、それぞれのチャンバに貯えられる処理液Lの水頭Hが同じになるよう、同じ高さに設定されている。
したがって、処理液Lは各チャンバ42a〜42eのノズル孔40から基板Wの傾斜した上面の幅方向に沿って同じ圧力で流出するから、傾斜方向と交差する方向に搬送される基板Wは処理液Lによって前面が均一に処理(プリウエット)されることになる。
しかも、各チャンバ42に供給された処理液Lを後壁32bからオーバフローさせるようにしたから、処理液Lが給液管37から流入部34に供給されるときに気泡を巻き込んでも、その気泡は流入部34及び貯液部35の液面に浮遊して後壁32bからオーバフローする処理液Lとともに排液部43に排出される。そのため、基板Wに供給される処理液Lに気泡が含まれることがないから、基板W上に気泡が付着して処理液Lによる処理にむらが生じるのを防止することができる。
上記一実施の形態では容器本体内に仕切体によって流入部と貯液部とを形成したが、流入部がなく、貯液部だけであっても差し支えなく、その場合には各チャンバの貯液部を形成する後壁の上記貯液部の内底面からの高さが同じになるよう設定すればよい。
図5は水頭設定手段の変形例を示すこの発明の第2の実施の形態である。この実施の形態は、容器本体32に設けられる後壁32bを仕切り部材41とほぼ同じ高さにし、各チャンバ42a〜42eの後壁32bの幅方向中央に対応する部分に、貯液部35と流入部34に溜まった処理液Lを排液部43に流出させる流出孔51を、各チャンバ42a〜42eの貯液部35の内底面35aから同じ高さに穿設するようにしている。
それによって、各チャンバ42a〜42eに貯えられる処理液Lの水頭を同じにすることができるから、処理液Lを各チャンバ42a〜42eに対応するノズル孔40から傾斜した基板Wの傾斜方向に沿って同じ圧力で供給することができる。
なお、水頭設定手段は上記各実施の形態に示された例に限定されるものではなく、たとえば容器本体にチャンバを区画形成する仕切り部材に、傾斜方向上側のチャンバに貯えられた処理液を下側のチャンバに逃がす流出孔を、各チャンバの貯液部の内底面から同じ高さ位置に形成するようにしてもよい。
そして、最下段のチャンバに流入した処理液を、そのチャンバの後壁若しくは側壁から流出させてそのチャンバの水頭を他のチャンバの水頭と同じになるようにすれば、処理液を各チャンバのノズル孔から同じ圧力で流出させることができる。
すなわち、水頭設定手段は容器本体に区画形成された複数のチャンバに貯えられる処理液の水頭を同じできる構成であればよい。
図6はこの発明の第3の実施の形態を示す。この実施の形態は、容器本体32の傾斜面32aに、ノズル孔40から流出する処理液Lを、基板Wの搬送方向前方に向かってガイドするガイド面45aを有するガイド部材45を設けるようにした。ガイド面45aの傾斜角度は30〜60度の範囲が好ましい。
このように、ノズル孔40から流出する処理液Lを基板Wの搬送方向前方へガイドすれば、処理液Lが基板Wの幅方向において部分的に基板Wの搬送方向と逆方向、つまり搬送方向上流側へ流れるのが防止される。それによって、基板Wの幅方向全長に対して処理液Lが均一に供給されるから、基板Wをむらなく均一に処理することが可能となる。
この発明の一実施の形態を示す処理装置を基板の搬送方向と交差する方向に沿って断面した図。 搬送される基板に処理液を供給する処理液供給装置の平面図。 容器本体の長手方向と交差する方向に沿う断面図。 図2のY−Y線に沿う断面図。 この発明の第2の実施の形態を示す処理液供給装置の長手方向に沿う断面図。 この発明の第3の実施の形態を示す容器本体の断面図。
符号の説明
4…搬送機構、11…搬送軸、13…搬送ローラ、31…処理液供給装置(処理液供給手段)、32…容器本体、32a…傾斜面、32b…内底面、34…流入部、35…貯液部、37…給液管、40…ノズル孔(流出部)、41…仕切り部材、42…チャンバ。

Claims (3)

  1. 所定の角度で傾斜しその傾斜方向と交差する方向に搬送される基板の上面を処理液供給手段から供給される処理液によって処理する基板の処理装置であって、
    上記処理液供給手段は、
    下端面が長手方向に沿って傾斜した傾斜面に形成されその傾斜面が搬送される上記基板の傾斜した上面と平行になるよう配設された容器本体と、
    上記容器本体に設けた分割壁にて上記容器本体内に分割形成される、流入部と貯液部と、
    上記傾斜面に開口して形成され上記貯液部に貯留された上記処理液を上記容器本体の貯液部から上記基板の上面の傾斜方向の全長にわたって直線状に流出させる流出部と、
    上記容器本体内部を上記基板の傾斜方向に対して複数のチャンバに隔別する仕切り部材と、
    上記流出部の各チャンバに対応する部分から流出する処理液の圧力が同じになるよう各チャンバに貯留される処理液の水頭を設定する水頭設定手段とを具備し
    上記水頭設定手段は、各チャンバに設けられそれぞれのチャンバに供給貯留される処理液を上記流入部側よりオーバフローさせて各チャンバの水頭が同じになるよう設定するオーバフロー壁であることを特徴とする基板の処理装置。
  2. 上記流入部には、この流入部に供給される上記処理液が衝突する衝突壁が設けられることを特徴とする請求項1記載の基板の処理装置。
  3. 上記流出部には、この流出部から流出する上記処理液を上記基板の搬送方向前方に向かってガイドするガイド部材が設けられることを特徴とする請求項1または2記載の基板の処理装置。
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