JP2001035729A - 基板実装型コイル装置 - Google Patents

基板実装型コイル装置

Info

Publication number
JP2001035729A
JP2001035729A JP11210419A JP21041999A JP2001035729A JP 2001035729 A JP2001035729 A JP 2001035729A JP 11210419 A JP11210419 A JP 11210419A JP 21041999 A JP21041999 A JP 21041999A JP 2001035729 A JP2001035729 A JP 2001035729A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
coil wire
electrode terminal
bobbin
terminal member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11210419A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Yoshimoto
敬之 吉本
Yoshinori Maruyama
吉紀 丸山
Shinichi Wakui
伸一 涌井
Ken Watanabe
謙 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
Priority to JP11210419A priority Critical patent/JP2001035729A/ja
Publication of JP2001035729A publication Critical patent/JP2001035729A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電極端子部材とコイル線との半田処理が簡易
にかつ確実に行われかつ半田熱による内部ショート等の
発生或いは基板実装時の脱落を抑制して、コストダウン
と信頼性の向上を図る。 【解決手段】 コイル線12を巻回したボビン11と、
その外周部に装着したボビンケース13と、ボビンケー
ス13に装着された電極端子部材14とから公正され
る。電極端子部材14は、ボビン11と平行な部位16
をコイル線端部15の接続部とされるとともに、コイル
線接続部の一端を折曲してボビン11と直交された部位
17、18を回路基板に直接接続される接続端子部とし
て構成され、コイル線接続部16にコイル線掛止め片1
9が一体に切り起こし形成される。ボビン11から引き
出されたコイル線12の端部15が、電極端子部材14
のコイル線接続部16に沿って導かれてコイル線掛止め
片19に掛け止めされる。"

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路基板上に直接
実装される基板実装型コイル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】小型の電子機器等においては、他の電子
部品等と同様に、図6に示すように回路基板1上に直接
実装が可能な実装型コイル装置100が用いられてい
る。コイル装置100は、図6及び図7に示すように、
合成樹脂によって円筒形に成形されたボビン101と、
このボビン101の外周部に巻回されることによってコ
イル部を構成するコイル線102と、ボビン101の外
周部を被覆するようにしてボビン101に装着されたボ
ビンケース103と、一対の電極端子部材104a、1
04b(以下、電極端子部材104と総称する。)等の
部材によって構成されている。
【0003】コイル装置100は、ボビンケース103
によってコイル部の絶縁と機械的保護が図られている。
コイル装置100は、ボビンケース103の外周部に電
極端子部材104がそれぞれ組み付けられ、これら電極
端子部材104にボビン101から引き出されたコイル
線102の端部105a、105b(以下、コイル線端
部105と総称する。)がそれぞれ半田付けされてな
る。
【0004】電極端子部材104は、矩形金属板を材料
としてプレス加工されてなり、図8に示すように主面部
106と、この主面部106の長手方向の両端部にそれ
ぞれ一体に折曲形成されたコ字状の係合保持部107、
108とからなる。主面部106は、ボビンケース10
3の高さとほぼ等しい長さを有している。電極端子部材
104は、図6に示すように、係合保持部107、10
8をそれぞれボビンケース103の上下開口縁に係合す
ることによって、主面部106がボビンケース103の
外周面と対向されて組み合わされる。電極端子部材10
4は、一方の係合保持部107がボビンケース103の
底面から露呈されており、この係合保持部107の図8
(A)に斜線で示す底面部107aが配線基板1の回路
パターン2と接続される接続端子部を構成する。
【0005】コイル装置100は、ボビン101から引
き出したコイル線端部105を、図8(B)に示すよう
に電極端子部材104の主面部106にあてがった状態
でこの主面部106にディップ半田処理を施すことによ
って電極端子部材104とコイル線端部105とを電気
的かつ機械的に接続してなる。コイル装置100は、回
路基板1の所定の回路パターン2上に載置された状態で
リフロー半田等が施される。コイル装置100は、上述
したように係合保持部107がボビンケース103から
露呈されており、その底面部107aが接続端子部を構
成している。したがって、コイル装置100は、リフロ
ー半田が施されることによって他の電子部品等と一括し
て回路基板1に電気的かつ機械的に接続される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のコイル装置10
0は、上述したように電極端子部材104に対してコイ
ル線端部105がディップ半田処理によって半田付けさ
れるが、半田熱がディップ面全体、換言すれば電極端子
部材104の主面部106に加わる。従来のコイル装置
100は、主面部106から伝達される半田熱によるに
コイル部に対する熱負荷が大きくなり内部ショート等が
発生する虞れがあった。
【0007】したがって、従来のコイル装置100にお
いては、ディップ半田処理の条件を厳しく管理しなけれ
ばならず、生産性が悪くなるといった問題があった。ま
た、従来のコイル装置100においては、充分なディッ
プ半田処理の管理を行っても上述した内部ショート等の
発生を確実に防止することが困難であり、製品歩留まり
が悪いといった問題があった。さらに、ディップ半田処
理は、電極端子部材104の主面部106全体に半田が
付着するために、半田の使用量が多くなって不経済であ
った。
【0008】従来のコイル装置100においては、電極
端子部材104にあてがわれるコイル線端部105が図
7に示すようにずれてしまうことが多い。コイル線端部
105は、このために図8(B)に示すように主面部1
06に沿ってあてがわれた状態で半田付けが施されて全
体がしっかりと電極端子部材104に接続固定されない
ために接続不良が生じるといった問題があった。また、
従来のコイル装置100においては、半田付けを施す際
にコイル線端部105が切断されているが、支えが無い
ために適当な治具を必要としてその切断を行っておりセ
ッティング等によって生産性が悪くなるといった問題が
あった。コイル装置100においては、コイル線端部1
05をディップ半田処理に代えて熱負荷の小さなスポッ
ト半田処理を施して電極端子部材104に半田付けする
対応が考慮される。スポット半田処理は、上述した内部
ショート等の発生を抑制するとともに半田の使用量も少
なく、信頼性とコスト低減が図られる。しかしながら、
従来のコイル装置100においては、上述したように電
極端子部材104に対してコイル線端部105が位置決
めされないために、適当な治具によってコイル線端部1
05を保持した状態でスポット半田処理が行われるため
に生産性が悪いといった問題があった。また、従来のコ
イル装置100においては、治具を用いた場合でもコイ
ル線端部105を位置決めすることが困難であるため
に、電極端子部材104とコイル線端部105とをスポ
ット半田によって確実に接続固定されずに製品歩留まり
が悪いといった問題があった。さらに、従来のコイル装
置100は、スポット半田により電極端子部材104に
コイル線端部105を接続すると、回路基板1にリフロ
ー半田等によって実装する場合にスポット半田が溶融し
て電極端子部材104からコイル線端部105が脱落し
てしまうといった問題があった。したがって、従来のコ
イル装置100は、スポット半田がリフロー半田の半田
熱の影響を受けないようにするために、効率が悪い高温
半田とする対応を図る必要が有った。したがって、本発
明は、電極端子部材とコイル線との半田付け処理を確実
かつ簡易に行うことが可能とされることで生産性の向上
を図り、スポット半田を適用することによって半田熱に
よる内部ショート等の発生が抑制されるとともに電極端
子部材とコイル線端部との接続が確実に行われかつ回路
基板に実装する際にもその状態が確実に保持されるよう
に構成することで信頼性の向上を図った基板実装型コイ
ル装置を提供することを目的としたものである。
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
本発明にかかる基板実装型コイル装置は、コイル線を巻
回したボビンと、このボビンの外周部に装着したボビン
ケースと、このボビンケースに装着された電極端子部材
とを備えて構成される。基板実装型コイル装置は、電極
端子部材が、ボビンと平行な部位をコイル線の一端を接
続するコイル線接続部とされるとともにこのコイル線接
続部の一端側を折曲してボビンと直交された部位を回路
基板に直接接続される接続端子部として構成されてな
る。基板実装型コイル装置は、コイル線接続部に、コイ
ル線の一端を掛け止めするコイル線掛止め片が一体に切
り起こし形成されてなる。
【0009】以上のように構成された本発明にかかる基
板実装型コイル装置によれば、ボビンから引き出された
コイル線の端部が、電極端子部材のコイル線接続部に沿
って導かれてコイル線掛止め片に掛け止めされる。した
がって、基板実装型コイル装置においては、治具等を用
いずとも電極端子部材に対してコイル線の端部が位置決
めされて仮固定される。
【0010】基板実装型コイル装置は、かかる状態でコ
イル線の端部に対して半田付けを施すことで、コイル線
と電極端子部材との接続が確実かつ簡易に行われるとと
もにコイル線端部を切断する工程も容易に行われ生産性
の大幅な向上が図られる。また、基板実装型コイル装置
は、熱負荷の小さいスポット半田によってコイル線と電
極端子部材との接続を確実に行うことが可能とされるこ
とで、熱負荷によるコイル部の内部ショートの発生等も
抑制され信頼性の向上が図られる。さらに、基板実装型
コイル装置は、回路基板に対して実装される際にも、ス
ポット半田が溶融してコイル線の端部が電極端子部材か
ら脱落するといった不都合の発生も抑制され、高信頼性
の基板実装が図られる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。実施の形態として
示すコイル装置10も、回路基板1に形成された回路パ
ターン2上に載置された状態でリフロー半田処理等が施
されることによって、この回路基板1上に直接実装され
て固定される。コイル装置10は、基本的な構成を上述
した従来のコイル装置100とほぼ同等とされ、図1及
び図2に示すように、合成樹脂によって円筒形に成形さ
れたボビン11と、このボビン11の外周部に巻回され
ることによってコイル部を構成するコイル線12と、ボ
ビン11の外周部を被覆するようにしてボビン11に装
着されたボビンケース13と、一対の電極端子部材14
a、14b(以下、電極端子部材14と総称する。)等
の部材によって構成されている。
【0012】コイル装置10は、有底筒状のボビンケー
ス13がコイル線12を巻回してコイル部を構成したボ
ビン11に装着されることによって、コイル部の絶縁と
機械的保護が図られている。コイル装置10は、ボビン
ケース13の中心対称位置の外周部に電極端子部材14
がそれぞれ組み付けられており、これら電極端子部材1
4に対してそれぞれボビン11から引き出されたコイル
線12の端部15a、15b(以下、コイル線端部15
と総称する。)が後述するようにそれぞれ半田付けされ
ることによって電気的かつ機械的に接続されてなる。
【0013】電極端子部材14は、矩形金属板を材料と
してプレス加工されてなり、図3に示すように主面部1
6と、この主面部16の長手方向の両端部にそれぞれ一
体に折曲形成されたコ字状の係合保持部17、18と、
主面部16に一体に切り起こし形成されたコイル線掛止
め片19とからなる。主面部16は、ボビンケース13
の高さとほぼ等しい長さを有している。
【0014】コイル線掛止め片19は、図1および図3
(A)に示すように、電極端子部材14の主面部16に
略コ字上の切欠き溝20を形成することによって切り残
された舌片部により構成されている。コイル線掛止め片
19は、舌片部をその基端部から外側に突出させて略L
字状に折曲することによって構成されてなる。コイル線
掛止め片19は、主面部16とにコイル線12を挿通す
るに足る対向間隔を以って一体に折曲形成されてなる。
【0015】以上のように構成された電極端子部材14
は、図1に示すように係合保持部17、18をそれぞれ
ボビンケース13の上下開口縁に係合することによっ
て、主面部16がボビンケース13の外周面と平行に対
向されて組み合わされる。電極端子部材14は、一方の
係合保持部17がボビンケース13の底面から露呈され
ており、この係合保持部17の図3(A)に斜線で示す
底面部17aが配線基板1の回路パターン2と半田付け
接続される接続端子部を構成する。
【0016】コイル装置10は、ボビン11に巻回され
たコイル線12の両端部15a、15bがそれぞれボビ
ンケース13から引き出されて電極端子部材14a、1
4bに接続される。コイル装置10においては、例えば
コイル線12が、その始端側のコイル線端部15aを予
め一方の電極端子部材14aのコイル線掛止め片19に
掛け止めした状態でボビン11への巻回が施される。コ
イル装置10においては、ボビン11に対して所定量が
巻回されると、コイル線12がその終端側のコイル線端
部15bを引き出されて他方の電極端子部材14bのコ
イル線掛止め片19に掛け止めされるとともに、先端部
が切断される。
【0017】コイル線端部15は、電極端子部材14の
主面部16に沿って引き出された後に、図2および図3
(B)に示すようにコイル線掛止め片19にからげられ
て掛け止めされる。コイル線端部15は、このようにコ
イル線掛止め片19に掛け止めされることによって電極
端子部材14に位置決めされて仮固定される。コイル線
端部15には、この状態で図3(B)に示すようにスポ
ット半田が施されることによって電極端子部材14の主
面部16と半田21によって電気的かつ機械的に接続さ
れる。
【0018】コイル装置10は、上述したようにコイル
線端部15をコイル線掛止め片19に仮固定することか
ら、その先端部の切断工程がスポット半田処理と同時に
行われ、工程の合理化が図られるようになるとともに正
確に行われる。コイル装置10は、切断工程やスポット
半田処理に際して、例えばコイル線端部15を電極端子
部材14の主面部16に押し付けて位置決めする治具を
不用とすることで、設備の簡易化とセッティング等の段
取り工程の合理化が図られる。
【0019】コイル装置10は、電極端子部材14に対
してコイル線端部15を半田熱が小さいスポット半田で
接続固定することからコイル部等への半田熱負荷の影響
が押えられ、コイル部において内部ショート等の発生が
抑制されて歩留まり及び信頼性の向上が図られて製作さ
れる。また、コイル装置10は、スポット半田処理を行
うことで半田の使用量が低減されるようになる。
【0020】なお、コイル装置10は、コイル線12と
電極端子部材14との半田付けがスポット半田処理に限
定されるものではなく、従来と同様にディップ半田処理
を施してもよい。コイル装置10は、コイル線端部15
をコイル線掛止め片19に掛け止めすることで、従来の
コイル装置100と比較して電極端子部材14の主面部
16全体に半田21を付着させる必要が無く、半田熱負
荷の影響及び半田使用量も少ない。
【0021】以上のように構成されたコイル装置10
は、回路基板1の所定の回路パターン2上に載置された
状態でリフロー半田等が施される。コイル装置10は、
上述したように係合保持部17がボビンケース13から
露呈されており、その底面部17aが接続端子部を構成
している。したがって、コイル装置10は、リフロー半
田が施されることによって他の電子部品等と一括して回
路基板1に電気的かつ機械的に接続される。
【0022】コイル装置10は、回路基板1にリフロー
半田を施す際に、半田熱が電極端子部材14に伝達され
てスポット半田部の半田21がやや溶融される。コイル
装置10は、コイル線端部15がコイル線掛止め片19
に掛け止めされていることから、半田21が溶融しても
このコイル線端部15が電極端子部材14から脱落する
ことは無い。したがって、コイル装置10は、上述した
スポット半田に高温半田を適用するといった対応が不要
となり、生産性の向上が図られるようになる。
【0023】上述した電極端子部材14は、主面部16
にコ字状の切欠き溝20を形成して切り残された舌片部
によりコイル線掛止め片19を構成したが、この形態に
限定されるものでは無い。図4に示した電極端子部材2
5は、主面部16に長さ方向に離間して一対のコイル線
掛止め片26a、26bを形成してコイル線端部15の
掛止め処理を簡易化するとともに半田付け処理も簡易化
するようにしてなる。
【0024】電極端子部材25は、主面部16の相対す
る側縁に長さ方向に離間して腕状の凸片を形成するとと
もに、これら凸片を係合保持部17、18を折曲形成す
る際に主面部16から外側にL字に折曲してコイル線掛
止め片26a、26bを同時に形成してなる。コイル線
掛止め片26a、26bは、図4に示すように互いに向
き合って形成されてなり、主面部16に対してコイル線
端部15を挿通するに足る対向間隔に保持されている。
以上のように構成された電極端子部材25は、図4
(B)に示すようにコイル線端部15を一方のコイル線
掛止め片26aから他方のコイル線掛止め片26bに綾
がけするようにして掛け止めする。電極端子部材25
は、コイル線掛止め片26a、26b間において露呈さ
れたコイル線端部15にスポット半田処理を施して接続
固定する。 電極端子部材25は、一対のコイル線掛止
め片26a、26bによってコイル線端部15を挟み込
んで保持することから、上述した電極端子部材14と比
較してコイル線端部15をからげるようにして掛け止め
する処理が不要となり、作業性の向上が図られるように
なる。また、電極端子部材25は、コイル線端部15が
安定した位置においてスポット半田処理を施すようにな
ることから、より正確な半田処理が簡易に行われるよう
になる。
【0025】図5に示した電極端子部材30も、主面部
16に長さ方向に離間して一対のコイル線掛止め片31
a、31bを形成してコイル線端部15の掛止め処理を
簡易化するとともに半田付け処理も簡易化するようにし
てなる。電極端子部材30は、主面部16の相対する側
縁から略コ字状の切欠き溝32a、32bを形成するこ
とによって切り残された舌片部により構成されている。
電極端子部材30は、舌片部をその基端部からそれぞれ
外側に突出させて略L字状に折曲することによってコイ
ル線掛止め片31a、31bを構成してなる。コイル線
掛止め片31a、31bは、自由端がそれぞれ反対側に
位置しており、それぞれ主面部16とにコイル線12を
挿通するに足る対向間隔を以って一体に折曲形成されて
なる。
【0026】以上のように構成された電極端子部材30
は、図5(B)に示すようにコイル線端部15を一方の
コイル線掛止め片31aから他方のコイル線掛止め片3
1bに綾がけするようにして掛け止めする。電極端子部
材30は、コイル線掛止め片31a、31b間において
露呈されたコイル線端部15にスポット半田処理を施し
て接続固定する。
【0027】電極端子部材30は、一対のコイル線掛止
め片31a、31bによってコイル線端部15を挟み込
んで保持することから、上述した電極端子部材14と比
較してコイル線端部15をからげるようにして掛け止め
する処理が不要となり、作業性の向上が図られるように
なる。また、電極端子部材30は、コイル線端部15が
安定した位置においてスポット半田処理を施すようにな
ることから、より正確な半田処理が簡易に行われるよう
になる。電極端子部材30は、上述した電極端子部材2
5と比較してコイル線端部15を主面部16の側方から
コイル線掛止め片31a、31bに掛け止めする操作と
なり、自動化の実現も可能となるとともにより確実な保
持が行われるようになる。
【0028】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる基板実装型コイル装置によれば、電極端子部材のコ
イル線接続部にコイル線の一端を掛け止めするコイル線
掛止め片が一体に切り起こし形成し、このコイル線掛止
め片にボビンから引き出したコイル線の一端を掛け止め
した仮固定状態で半田付け処理を施して電極端子部材と
コイル線とを電気的かつ機械的に接続するように構成し
たことから、コイル線と電極端子部材との接続が確実か
つ簡易に行われるとともにコイル線の端部を所定の長さ
に切断する工程も容易に行われ生産性が大幅に向上され
てコストダウンが図られる。また、基板実装型コイル装
置は、熱負荷の小さいスポット半田によってコイル線と
電極端子部材との接続を確実に行うことが可能とされる
ことで、熱負荷によるコイル部の内部ショートの発生等
が抑制されるとともに回路基板に対して実装される際に
もスポット半田が溶融してコイル線の端部が電極端子部
材から脱落するといった不都合の発生も抑制され、信頼
性の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態として示すコイル装置を
回路基板に実装した状態を説明する要部縦断面図であ
る。
【図2】 同コイル装置の電極端子部の構成を説明する
要部斜視図である。
【図3】 同コイル装置に備えられる電極端子部材の説
明図であり、同図(A)は斜視図、同図(B)はコイル
線端部をスポット半田によって接続固定した状態を説明
する正面図である。
【図4】 他の電極端子部材の説明図であり、同図
(A)は斜視図、同図(B)はコイル線端部をスポット
半田によって接続固定した状態を説明する正面図であ
る。
【図5】他の電極端子部材の説明図であり、同図(A)
は斜視図、同図(B)はコイル線端部をスポット半田に
よって接続固定した状態を説明する正面図である。
【図6】 従来のコイル装置を回路基板に実装した状態
を説明する要部縦断面図である。
【図7】 同コイル装置の電極端子部の構成を説明する
要部斜視図である。
【図8】 同コイル装置に備えられる電極端子部材の説
明図であり、同図(A)は斜視図、同図(B)はコイル
線端部をスポット半田によって接続固定した状態を説明
する正面図である。
【符号の説明】
1 回路基板 2 回路パターン 10 コイル装置 11 ボビン 12 コイル線 13 ボビンケース 14 電極端子部材" 15 コイル線端部 16 主面部 17 係合保持部 18 係合保持部 19 コイル線掛止め片 20 切欠き溝 21 半田
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 謙 福岡県飯塚市大字立岩字帯田1049番地 九 州ミツミ株式会社内 Fターム(参考) 5E043 AA01 EA05 EA06 EB02 EB05 5E070 AB01 DB02 EA02 EA06 EB01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル線を巻回したボビンと、このボビ
    ンの外周部に装着したボビンケースと、このボビンケー
    スに装着された電極端子部材とを備え、 前記電極端子部材は、前記ボビンと平行な部位が前記コ
    イル線の一端を接続するコイル線接続部とされるととも
    に、このコイル線接続部の一端側を折曲して前記ボビン
    と直交された部位が回路基板に直接接続される接続端子
    部として構成されてなり、 前記コイル線接続部に、前記コイル線の一端を掛け止め
    するコイル線掛止め片を一体に切り起こし形成したこと
    を特徴とする基板実装型コイル装置。
  2. 【請求項2】 前記コイル線接続部には、前記コイル線
    掛止め片に前記コイル線の一端を掛け止めした状態で、
    前記コイル線に対してスポット半田が施されることを特
    徴とする請求項1に記載の基板実装型コイル装置。
  3. 【請求項3】 前記コイル線接続部には、その長手方向
    に離間して少なくとも一対の前記コイル線掛止め片が切
    り起こし形成されてなり、 前記コイル線が、これらコイル線掛止め片にそれぞれ掛
    け止めされるとともに、これらの間でスポット半田を施
    されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の
    基板実装型コイル装置。
JP11210419A 1999-07-26 1999-07-26 基板実装型コイル装置 Pending JP2001035729A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11210419A JP2001035729A (ja) 1999-07-26 1999-07-26 基板実装型コイル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11210419A JP2001035729A (ja) 1999-07-26 1999-07-26 基板実装型コイル装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001035729A true JP2001035729A (ja) 2001-02-09

Family

ID=16589011

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11210419A Pending JP2001035729A (ja) 1999-07-26 1999-07-26 基板実装型コイル装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001035729A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003234218A (ja) * 2002-02-12 2003-08-22 Tdk Corp コモンモードフィルタ及びその製造方法
JP2005056934A (ja) * 2003-08-07 2005-03-03 Tdk Corp コモンモードフィルタ及びその製造方法
JP2006278593A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Shindengen Electric Mfg Co Ltd コイル装置
KR100708405B1 (ko) 2006-10-13 2007-04-20 김현정 타워크레인용 변압기 거치대
JP2008294140A (ja) * 2007-05-23 2008-12-04 Tdk Corp コイル部品及びコイル部品の製造方法
US7515028B1 (en) 2008-06-24 2009-04-07 Tdk Corporation Coil component
JP2011108916A (ja) * 2009-11-19 2011-06-02 Cosel Co Ltd 絶縁トランス
CN107464658A (zh) * 2017-08-08 2017-12-12 安徽君华舜义恩佳非晶材料有限公司 一种便于快速装配的电流互感器
JP2019009286A (ja) * 2017-06-24 2019-01-17 株式会社村田製作所 コイル部品
JP2020074459A (ja) * 2020-01-29 2020-05-14 株式会社村田製作所 コイル部品
CN113764171A (zh) * 2021-09-08 2021-12-07 康金沙 一种新型潜水泵变压器及其制造方法

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003234218A (ja) * 2002-02-12 2003-08-22 Tdk Corp コモンモードフィルタ及びその製造方法
JP2005056934A (ja) * 2003-08-07 2005-03-03 Tdk Corp コモンモードフィルタ及びその製造方法
JP2006278593A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Shindengen Electric Mfg Co Ltd コイル装置
KR100708405B1 (ko) 2006-10-13 2007-04-20 김현정 타워크레인용 변압기 거치대
JP4716267B2 (ja) * 2007-05-23 2011-07-06 Tdk株式会社 コイル部品及びコイル部品の製造方法
JP2008294140A (ja) * 2007-05-23 2008-12-04 Tdk Corp コイル部品及びコイル部品の製造方法
US7515028B1 (en) 2008-06-24 2009-04-07 Tdk Corporation Coil component
JP2011108916A (ja) * 2009-11-19 2011-06-02 Cosel Co Ltd 絶縁トランス
JP2019009286A (ja) * 2017-06-24 2019-01-17 株式会社村田製作所 コイル部品
CN107464658A (zh) * 2017-08-08 2017-12-12 安徽君华舜义恩佳非晶材料有限公司 一种便于快速装配的电流互感器
CN107464658B (zh) * 2017-08-08 2019-01-22 安徽继远软件有限公司 一种便于快速装配的电流互感器
JP2020074459A (ja) * 2020-01-29 2020-05-14 株式会社村田製作所 コイル部品
CN113764171A (zh) * 2021-09-08 2021-12-07 康金沙 一种新型潜水泵变压器及其制造方法
CN113764171B (zh) * 2021-09-08 2023-07-14 福建元华泵业有限公司 一种潜水泵变压器及其制造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001035729A (ja) 基板実装型コイル装置
JPH0951182A (ja) 部品の取付装置
JP5833497B2 (ja) アルミ電線接続端子ユニット
KR20160029117A (ko) 측면 엑세스 종결 패드를 갖는 인쇄 회로 기판
JP2001135906A (ja) 配線板の電気部品接続構造
JP3622862B2 (ja) ワイヤホルダおよびワイヤホルダ組合せ体
JPH05251876A (ja) 電子部品の取付装置及び取付方法
WO2021140381A1 (en) Circuit board for stator windings having integral securing structures
JPH0883632A (ja) 端子金具のバスバーへの取付構造
JP2703862B2 (ja) 表面実装型コイルの接続構造
JPH10153621A (ja) 電力量計の電圧コイル端子構造
JP2965127B2 (ja) 基板用接続端子
JPS5849594Y2 (ja) プリント基板用コネクタ
JP2587848Y2 (ja) 電子部品
JP3627955B2 (ja) ケーブル支持装置およびケーブル支持方法
JPH0936517A (ja) プリント配線基板
JPS6220985Y2 (ja)
JP3025930U (ja) チップ型フィルムコンデンサ
JPH09186026A (ja) コイル
JP2772351B2 (ja) 基板用接続端子
JPH10223107A (ja) 電磁継電器及びその製造方法
JPH08236363A (ja) 電気回路部品の端子板
JP2819331B2 (ja) コイル装置の製造方法
JPH1154066A (ja) 偏向ヨーク装置
JPS5910777Y2 (ja) 電線固定具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20031210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060328

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060725