JP2001034261A - 鍵盤楽器の自動演奏装置およびプランジャ検出装置 - Google Patents

鍵盤楽器の自動演奏装置およびプランジャ検出装置

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JP2001034261A JP11206163A JP20616399A JP2001034261A JP 2001034261 A JP2001034261 A JP 2001034261A JP 11206163 A JP11206163 A JP 11206163A JP 20616399 A JP20616399 A JP 20616399A JP 2001034261 A JP2001034261 A JP 2001034261A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】装置の組立の容易化および小型化が可能であり
ながら、プランジャの状態をより正確に検出する。 【解決手段】鍵10の下方には、演奏データに基づいて
鍵10を駆動するソレノイドユニット30が配置されて
いる。ソレノイドユニット30は、プランジャ102
と、プランジャ102を上下方向に駆動するソレノイド
101とを有している。プランジャ102の下方側に
は、光センサ103が配置されており、光センサ103
はプランジャ102の底面部102dに光を照射し、そ
の反射光を受光することにより、プランジャ102の位
置等の状態を検出する。この検出結果に基づいてフィー
ドバック制御が行われ、より正確なプランジャ102の
駆動制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プランジャを駆動
して押鍵動作を行う鍵盤楽器の自動演奏装置、およびプ
ランジャの状態を検出するプランジャ検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、自動演奏ピアノは、通常の
ピアノと同様、回動自在に支持された複数の鍵と、これ
らの鍵の回動に応答して打弦を行うピアノアクションを
有するとともに、フロッピーディスクなどの記憶媒体か
ら再生される演奏データに従って各鍵の押鍵を行う自動
演奏装置を備えている。この自動演奏装置は、一般に自
動ピアノの各鍵に対応した複数のソレノイドユニットを
有しており、各ソレノイドユニットは、ボビンにコイル
巻線を巻回してなるソレノイドと、このソレノイドに挿
入されたプランジャと、磁路の一部をなすヨークとによ
り構成されている。これらの各ソレノイドユニットは、
自動演奏ピアノの各鍵の奥側の位置に、各々のプランジ
ャを各鍵の回動端部に対向させて配置されている。
【0003】このような構成において、演奏データに従
い、ある鍵に対応したソレノイドに駆動電流が流される
と、この結果発生する磁界により、プランジャが当該鍵
の回動端部に突き当てられ、押鍵動作が行われるのであ
る。
【0004】ところで、上述したような自動演奏装置に
おいては、ソレノイドユニットのプランジャの位置や速
度を検出するセンサを配置したものもある。このような
自動演奏装置では、センサの検出結果に基づいてフィー
ドバック制御を行い、より正確に押鍵動作を制御するこ
とができるようになっている。
【0005】図1は、従来の位置センサを有するソレノ
イドユニットの一例を示す。同図に示すように、このソ
レノイドユニットは、プランジャ1と、プランジャ1を
上下方向に駆動するソレノイド2とを有しており、プラ
ンジャ1の下部にはグレースケール3が取り付けられて
いる。グレースケール3は、透明材料からなり、黒で着
色され、その黒色の濃淡が上下方向に沿って変化するよ
うになされている。そして、固定配置されたフォトイン
タラプタ4により、グレースケール3の濃淡が検出され
る。この検出結果から、プランジャ1の位置が検出され
るようになっている。
【0006】また、プランジャの速度を検出するセンサ
としては、プランジャの下部にマグネットを取り付け、
このマグネットの周囲を覆うようにコイルを固定配置し
たものがある。このようなセンサでは、プランジャに伴
うマグネットの移動によってコイルに生じる起電力か
ら、プランジャの速度を検出するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図1に示した
グレースケール3を用いるセンサでは、プランジャ1の
ストローク長さ分のグレースケール3をプランジャ1の
下部に取り付ける必要があり、ソレノイドユニットの上
下方向の長さが大きくなってしまうとともに、組立作業
も繁雑である。また、経時変化等によりグレースケール
3とフォトインタラプタ4の位置関係がずれてしまった
場合には、プランジャ1の位置を正確に検出することが
できなくなる。また、グレースケール3は、透明部材に
着色する黒白の比率を変化させることにより濃淡を変化
させている。従って、このグレースケール3を透過した
光を受光するフォトインタラプタ4の出力にリップルが
発生することがある。これらのことに起因して正確なプ
ランジャ駆動制御が行えなくなってしまうことがある。
【0008】また、上述したマグネットを用いたプラン
ジャの速度センサにおいては、プランジャが低速度で移
動しているときのコイルの出力値が小さく、つまりS/
N比が小さく正確な検出が困難となる。従って、プラン
ジャの低速度域での制御や停止制御が困難である。ま
た、上述した位置センサと同様にプランジャのストロー
ク長さ分のマグネットおよびコイルを設ける必要があ
り、ソレノイドユニットの上下方向の長さが大きくなっ
てしまう。
【0009】本発明は、上記の事情を考慮してなされた
ものであり、組立の容易化および小型化が可能でありな
がら、プランジャの状態をより正確に検出することがで
きるプランジャ検出装置、およびより正確な押鍵動作を
制御することが可能な鍵盤楽器の自動演奏装置を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の請求項1に記載の鍵盤楽器の自動演奏装置
は、プランジャと、前記プランジャをほぼ垂直方向に移
動させるソレノイドを有し、前記プランジャにより複数
の鍵に対してそれぞれ打鍵を行う複数のソレノイドユニ
ットを具備する自動演奏装置において、前記プランジャ
の移動方向線上における前記プランジャの下方側に配置
され、前記プランジャの底面に光を照射し、その反射光
を受光することにより前記プランジャの位置を検出する
光センサとを具備し、演奏情報および前記光センサの検
出結果に基づいて、前記ソレノイドに供給する電力を制
御する制御手段とを具備することを特徴としている。
【0011】また、請求項2に記載の鍵盤楽器の自動演
奏装置は、請求項1に記載の鍵盤楽器の自動演奏装置に
おいて、前記ソレノイドが巻回されるボビンをさらに具
備し、前記ボビンは、前記プランジャの移動範囲よりも
下方側に延出する部材であって、前記光センサを保持す
る保持部材を有していることを特徴としている。
【0012】また、請求項3に記載の鍵盤楽器の自動演
奏装置は、請求項2に記載の鍵盤楽器の自動演奏装置に
おいて、前記光センサが取り付けられる基板をさらに具
備し、前記保持部材の下端はフック状になされており、
前記ボビンの前記保持部材の下端を前記基板に引っかけ
ることにより、前記基板を前記保持部材が保持するよう
にしたことを特徴としている。
【0013】また、請求項4に記載のプランジャ検出装
置は、プランジャと、前記プランジャをその軸方向に移
動させるソレノイドを有するソレノイドユニットにおい
て、前記プランジャの状態を検出するプランジャ検出装
置であって、前記プランジャの移動方向線上のいずれか
の側に配置される光センサを具備し、前記光センサは、
前記プランジャの前記光センサと対向する面に光を照射
し、その反射光を受光することにより前記プランジャの
状態を検出することを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。 A.実施形態の構成 まず、図2は、本発明の一実施形態に係る鍵盤楽器の自
動演奏装置の構成を示す側断面図である。同図におい
て、符号10はピアノの鍵を示す。鍵10は、棚板20
の上に図示せぬバランスピンを介して回動自在に支持さ
れている。演奏者は、この鍵10の前端部(図示略)を
押鍵して演奏する。このような鍵10が図の紙面垂直方
向に複数並設され、鍵盤が構成されている。
【0015】鍵10の後端部の上方には、鍵10の動作
に応じて弦を打撃する公知のハンマアクション機構(図
示略)が各鍵に対応して設けられている。また、棚板2
0における鍵10の後端部の下方には、鍵10の配列方
向に伸びる収納孔が形成されており、この収納孔に各鍵
に対応して設けられるソレノイドユニット30を備えた
自動演奏装置Pが収納されている。ここで、各ソレノイ
ドユニット30は、鍵10の配列方向に沿って延在する
固定ブラケット300によって、鍵10の配列方向に千
鳥状に固定配置されている。
【0016】ソレノイドユニット30は、ヨーク100
と、ソレノイド101と、プランジャ102と、光セン
サ103とを備えている。
【0017】ソレノイド101は、ボビン101aに対
してコイル巻線101bを巻回したものであり、コイル
巻線101bの両端は、図示せぬ駆動回路と接続されて
いる。これにより、コイル巻線101bに駆動電流が供
給されるようになっている。
【0018】ヨーク100は、上述したソレノイド10
1の主要部を覆うように配置されており、ソレノイド1
01によって形成される磁路の一部を構成する。
【0019】プランジャ102は、ボビン101aの貫
通穴に上下方向に移動可能に挿通される胴部102aを
有している。胴部102aの上部には、シャフト102
bが起立しており、ヨーク100の上面から突出したシ
ャフト102bの上端部にプランジャヘッド102cが
取り付けられている。胴部102aの下部には、ブラス
トまたはつや消し処理などの表面処理が施された底面部
102dが設けられている。なお、底面部102dは、
上述した表面処理を施した部材をプランジャヘッド10
2cの下面に取り付けるようにしてもよいし、胴部10
2aの下面に上述した表面処理を施すようにして設ける
ようにしてもよい。
【0020】底面部102dの下方には、基板104の
上面に取り付けられた光センサ103が配置されてい
る。図3に示すように、光センサ103は、底面部10
2d(図2参照)に向けて光を照射するLED103a
と、底面部102dからの反射光を受光するフォトトラ
ンジスタ103bとを有しており、フォトトランジスタ
103bの受光信号をコネクタ108を介して後述する
コントローラに供給している。コントローラは、この受
光信号に基づいてプランジャ102の位置および速度を
検出しているが、これについては後述する。
【0021】ここで、図4は、ソレノイド101と光セ
ンサ103との組立部分を示す分解斜視図である。図2
および図4に示すように、基板104には、ボビン10
1aの下部から延出する2つの保持部材105a,10
5bをそれぞれ挿通させる引掛穴107a,107bが
形成されている。保持部材105a,105bの先端部
には、弾性材料からなるフック状の引掛部106a,1
06bが形成されており、この引掛部106a,106
bが基板104の下面に引っかけられることにより、基
板104が保持されている。ここで、保持部材105a
と引掛穴107aとは、図5に示したような位置関係と
なっている。従って、この状態で保持部材105aを引
掛穴107aに挿入した場合、保持部材105aの弾性
により、保持部材105aの外側(図の左側)に付勢さ
れ、これにより基板104が保持部材に105aに係止
されるようになっている。なお、保持部材105bおよ
び引掛穴107bも同様の位置関係にある。このように
光センサ103が取り付けられた基板104は、保持部
材105a,105bによってボビン101aに保持さ
れているので、基板104および光センサ103を固定
保持するブラケット等を個別に設ける必要がなく、構成
を簡易とすることができる。また、基板104の引掛穴
107a,107bに引掛部106a,106bを引っ
かけるだけで、光センサ103および基板104の保持
構造を組み立てることができるので、組み立て作業が容
易である。また、従来のグレースケールを用いたセンサ
のように、プランジャ102のストローク長さの部材を
設ける必要がないため、装置の小型化も可能である。ま
た、光センサ103を固定ブラケット300の底面に配
設することも考えられるが、この場合、ソレノイド10
1の高さ方向の取付位置によってプランジャ102の底
面部102dと光センサ103との距離が変化してしま
い、誤差が生じてしまうことがあるが、本実施形態で
は、プランジャ102の底面部102dと光センサ10
3との距離は固定であるため、ソレノイド101の高さ
方向の取付位置によって検出誤差が生じることがない。
【0022】また、基板104の上面には、コネクタ1
08が設けられている。図2に示すように、このコネク
タ108と、ソレノイドユニット30の後方側に設けら
れる基板109とが信号線110によって接続されてお
り、これにより光センサ103と基板109上の図示せ
ぬコントローラとが接続されている。このようにコネク
タ108を用いた接続構造とすることにより、コネクタ
108の着脱で配線を分離することができ、メンテナン
スを行う場合などにはソレノイドユニット30の取り外
し作業が容易となる。
【0023】次に、自動演奏装置Pの制御システムにつ
いて図6を用いて説明する。同図に示すように、この制
御システムは、ソレノイド101に供給する電力を制御
するコントローラ(制御手段)501と、コントローラ
501からの指令に基づいてソレノイド101に電流を
供給する駆動回路502とを備えている。
【0024】コントローラ501は、CD−ROM(co
mpact disk-read only memory)やフロッピーディスク
などの記録媒体に記録された演奏データを読み出し、読
み出した演奏データに基づいて、押鍵すべき鍵に対応し
て設けられるソレノイド101を駆動させて押鍵動作を
制御する。このとき、駆動する鍵に対応する光センサ1
03からの受光信号に基づいて、フィードバック制御を
行い、演奏データに応じた正確な演奏が行われるように
ソレノイド101に供給する電流値やタイミング等を制
御している。
【0025】ところで、従来のグレースケールをフォト
インタラプタで検出した場合には、上述したようにグレ
ースケールの着色方法に起因するリップルが発生してし
まうが、この光センサ103においてはそのような問題
がなく、リップルをほとんど含まない出力値を得ること
ができる。フォトトランジスタ103bに得られる出力
波形は、プランジャ102の位置検出用であるが、この
波形がリップルを含む場合、この波形を微分して生成す
る速度検出用や加速度検出用の波形には、このリップル
がノイズとして発生してしまう。しかし、本実施形態で
は、上述したように元の波形がリップルをほとんど含ま
ないので、ノイズを抑制することができる。従って、プ
ランジャ102の位置検出を高精度に行うだけでなく、
速度検出や加速度検出も精度よく行うことができる。
【0026】ここで、図7は、底面部102dと光セン
サ103との距離Lと、光センサ103の受光信号の出
力値との関係を示すグラフである。同図において、L1
はプランジャ102が最も下方に位置した時の底面部1
02dと光センサ103との距離であり、L2はプラン
ジャ102が最も上方に位置した時の底面部102dと
光センサ103との距離を示す。同図に示すように、こ
の光センサ103の受光信号からは、ほぼ線形出力を得
ることができる。このため、検出された信号の既知の2
点から容易に補間演算を行うことができ、直線化補正が
容易である。従来の透過型光センサには、光量分布が均
一でない等の理由により、本実施形態の光センサ103
のような出力が得られず、直線化補正に複雑な補間演算
を必要とするものあるが、光センサ103ではこのよう
な問題がない。また、本実施形態において、初期状態
(例えば、電源投入時)における光センサ103の出力
を検出して、光センサ103の経年変化による特性の劣
化を補償するようにすると、より正確な検出が可能とな
る。
【0027】また、上述したマグネットを使用した従来
の速度検出センサでは、プランジャ102が低速で移動
する時には、正確な速度検出が行えず、プランジャ10
2の低速領域での制御や停止制御に問題があったが、本
実施形態に係る光センサ103では、プランジャ102
の移動速度に関わらず、正確な速度検出が可能であるの
で、上述した問題が生じない。
【0028】B.実施形態の動作 次に、上記構成の鍵盤楽器の自動演奏装置Pの動作につ
いて説明する。まず、予め記録媒体に記録された演奏デ
ータが、コントローラ501によって順次読み出され
る。この演奏データに基づき、コントローラ501の制
御により駆動回路502が駆動電流をソレノイド101
のコイルに供給する。これにより、ソレノイド101の
断面を巡回する磁場が発生する。その際、ヨーク100
が磁路として機能する。駆動電流によって発生した磁場
により、プランジャ102に上方へ向かう力が作用し、
プランジャヘッド102cは上動して鍵1の後端部を突
き上げる。このとき、プランジャ102の動きが光セン
サ103によって検出され、コントローラ501はこの
検出結果に基づいてフィードバック制御を行う。この
際、上述したように本実施形態ではより正確なプランジ
ャ102の状態検出を行えるので、プランジャ102の
動きを演奏データに基づいた動きにより近づけることが
できる。つまり、演奏データに示される演奏すべき打鍵
タイミング、押鍵速度などをより正確に制御することが
できる。このようにして押鍵動作が行われると、演奏者
が押鍵動作を行った場合と全く同様にハンマアクション
機構が作動して楽音が奏される。この押鍵動作が終了す
ると、ソレノイド101への駆動電流の供給が停止さ
れ、プランジャ102は下動して元の位置に戻る。
【0029】C.変形例 なお、上述した実施形態においては、基板104の引掛
穴107a,107bに引掛部106a,106bを引
っかけることにより基板104を保持するようにしてい
たが、これに限らず、保持部材105a,105bで基
板104を挟持するようにしてもよい。このような場合
にも、上述した実施形態と同様に基板104および光セ
ンサ103を固定保持するブラケット等を個別に設ける
必要がなく、構成が簡易となるとともに組み立ても容易
である。
【0030】また、上述した実施形態においては、プラ
ンジャ102の底面に光を照射し、その反射光からプラ
ンジャ102の状態を検出する光センサ103を備えた
ソレノイドユニット30を鍵盤楽器の自動演奏装置に適
用した場合について述べたが、本発明の適用範囲はこれ
に限るものではない。例えば、ソレノイドユニットにお
いて、プランジャの移動方向線上に光センサを配置し、
プランジャの光センサと対向する面に光を照射してその
反射光からプランジャの状態を検出するプランジャ検出
装置として、他のソレノイドユニットを有する機器に適
用することができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
組立の容易化および小型化が可能でありながら、プラン
ジャの状態をより正確に検出することができる(請求項
4)。また、組立の容易化および小型化が可能でありな
がら、より正確な押鍵動作を制御することができる(請
求項1〜3)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 プランジャの位置検出装置を備えたソレノイ
ドユニットを示す側断面図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係る鍵盤楽器の自動演
奏装置を示す側断面図である。
【図3】 前記自動演奏装置の構成要素である光センサ
が取り付けられた基板の回路図である。
【図4】 前記自動演奏装置の構成要素であるボビンに
前記基板を取り付ける方法を説明するための図である。
【図5】 前記ボビンの保持部材と、前記基板に形成さ
れた引掛穴との位置関係を説明するための図である。
【図6】 前記自動演奏装置の制御システムの構成を示
すブロック図である。
【図7】 前記光センサの受光信号の出力値と、前記自
動演奏装置の構成要素であるプランジャと前記光センサ
との距離との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
10……鍵、20……棚板、30……ソレノイドユニッ
ト、100……ヨーク、101……ソレノイド、102
……プランジャ、102d……底面部、103……光セ
ンサ、104……基板、105a,105b……保持部
材、106a,106b……引掛部、107a,107
b……引掛穴、501……コントローラ(制御手段)、
502……駆動回路、P……自動演奏装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プランジャと、前記プランジャをほぼ垂
    直方向に移動させるソレノイドを有し、前記プランジャ
    により複数の鍵に対してそれぞれ打鍵を行う複数のソレ
    ノイドユニットを具備する自動演奏装置において、 前記プランジャの移動方向線上における前記プランジャ
    の下方側に配置され、前記プランジャの底面に光を照射
    し、その反射光を受光することにより前記プランジャの
    位置を検出する光センサとを具備し、 演奏情報および前記光センサの検出結果に基づいて、前
    記ソレノイドに供給する電力を制御する制御手段とを具
    備することを特徴とする鍵盤楽器の自動演奏装置。
  2. 【請求項2】 前記ソレノイドが巻回されるボビンをさ
    らに具備し、 前記ボビンは、前記プランジャの移動範囲よりも下方側
    に延出する部材であって、前記光センサを保持する保持
    部材を有していることを特徴とする請求項1に記載の鍵
    盤楽器の自動演奏装置。
  3. 【請求項3】 前記光センサが取り付けられる基板をさ
    らに具備し、 前記保持部材の下端はフック状になされており、 前記ボビンの前記保持部材の下端を前記基板に引っかけ
    ることにより、前記基板を前記保持部材が保持するよう
    にしたことを特徴とする請求項2に記載の鍵盤楽器の自
    動演奏装置。
  4. 【請求項4】 プランジャと、前記プランジャをその軸
    方向に移動させるソレノイドを有するソレノイドユニッ
    トにおいて、前記プランジャの状態を検出するプランジ
    ャ検出装置であって、 前記プランジャの移動方向線上のいずれかの側に配置さ
    れる光センサを具備し、 前記光センサは、前記プランジャの前記光センサと対向
    する面に光を照射し、その反射光を受光することにより
    前記プランジャの状態を検出することを特徴とするプラ
    ンジャ検出装置。
JP20616399A 1999-07-21 1999-07-21 鍵盤楽器の自動演奏装置 Expired - Fee Related JP3997657B2 (ja)

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