JP2001031339A - エレベータ制御装置 - Google Patents

エレベータ制御装置

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JP2001031339A
JP2001031339A JP11211881A JP21188199A JP2001031339A JP 2001031339 A JP2001031339 A JP 2001031339A JP 11211881 A JP11211881 A JP 11211881A JP 21188199 A JP21188199 A JP 21188199A JP 2001031339 A JP2001031339 A JP 2001031339A
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torque
torque ripple
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elevator
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Kazuo Shimane
一夫 嶋根
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エレベータを駆動する永久磁石同期電動機の
発生トルクが脈動した場合においても、エレベータの乗
り心地の悪化を抑制することができるエレベータ制御装
置を提供することである。 【解決手段】 速度制御系6は、永久磁石同期電動機3
の実速度とその速度指令値との速度偏差信号に基づいて
トルク電流指令値および磁束電流指令値を演算すると共
に実速度に基づいてインバータ7の一次周波数角を演算
する。トルクリプル除去制御演算器19は、速度制御系
6からのトルク電流指令値および一次周波数角に基づい
て永久磁石同期電動機3のトルクリプルを抑制するため
のトルクリプル補償値を演算しトルク電流指令値に加味
して電流制御系に出力する。電流制御系8では、トルク
リプル補償値が加味されたトルク電流指令値になるよう
にインバータにゲート信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巻上機に連結され
た永久磁石同期電動機をインバータで駆動してエレベー
タを制御するエレベータ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】永久磁石同期電動機PMSM(Permanent Ma
gnet Synchronus Motor)は、誘導電動機に比べ、同じ
出力に対し小型に製作できるので近年エレベータシステ
ムの駆動部に使われつつある。そして、この永久磁石同
期電動機はインバータから供給される可変電圧周波数交
流電源で駆動される。
【0003】図11は、永久磁石同期電動機をインバー
タで駆動してエレベータを制御するエレベータ制御装置
の構成図である。エレベータのかご1は主ロープでカウ
ンタウエイト2に連結され、プーリーを介して吊されて
いる。プーリーは永久磁石同期電動機3により駆動さ
れ、かご1の昇降が行われる。プーリーにはパルスジェ
ネレータ4(以下PG4という)が取り付けられ、永久
磁石同期電動機3の回転数をパルス信号で検出する。つ
まり永久磁石同期電動機3の回転数は、プーリーに設け
られたPG4を介してパルス信号で検出される。また、
かご1には荷重検出器5が設けられ、かご荷重が検出さ
れる。
【0004】PG4で検出されたパルス信号および荷重
検出器5で検出されたかご荷重は、エレベータのかご1
の速度を制御する速度制御系6に入力される。速度制御
系6は、永久磁石同期電動機3の実速度とその速度指令
値との速度偏差信号に、かご荷重を加味して、インバー
タ7へゲート信号を出力する電流制御系8への電流指令
値Idc、Iqcを演算する。
【0005】この電流指令値Idc、Iqcは、永久磁
石同期電動機3をベクトル制御する場合の直交回転座標
系におけるd軸電流指令値Idcおよびq軸電流指令値
Iqcである。d軸電流指令値Idcは磁束を発生させ
る磁束電流指令値であり、q軸電流指令値Iqcはトル
クを発生させるトルク電流指令値である。また、速度制
御系6は、PG4から入力されたパルス信号により永久
磁石同期電動機3の実速度を算出し、その実速度に基づ
いてインバータ7の一次周波数角θeを演算する。
【0006】電流制御系8では、速度制御系6から直交
回転座標系におけるd軸電流指令値Idc、q軸電流指
令値Iqc、および一次周波数角θeを入力し、電流セ
ンサ9を介して入力されるインバータ7の出力電流Iu
f、Iwfが、d軸電流指令値Idc、q軸電流指令値
Iqc、および一次周波数角θeを満たすように、イン
バータ7にゲート信号を出力する。これにより、永久磁
石同期電動機3は速度制御系6からの電流指令値に基づ
き駆動制御される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
エレベータ制御装置に使用される永久磁石同期電動機3
の一つの形態として薄型偏平構造があり、この構造の永
久磁石同期電動機3では、磁極が回転する際に伴う磁束
の変化が、スロットリプルの影響により歪んでしまう。
すなわち、本来ならば正弦波状であるべき磁束変化に対
して、スロットリプルの影響により歪んでしまい、これ
が原因となって永久磁石同期電動機3の発生トルクが脈
動し、エレベータの乗り心地の悪化の要因をなってい
る。また、永久磁石同期電動機3の巻線のアンバランス
や電流を検出するセンサ系統の誤差等から発生するトル
ク脈動もトルクリプルの原因となっている。
【0008】以下、スロット数が極数の6倍の場合を例
にとりスロットリプルについて説明する。図12は、永
久磁石同期電動機3の鉄心10のスロットに形成された
電機子巻線11と、磁極の移動進行に伴い電機子巻線1
1に発生する磁界の関係を示す説明図である。理論上で
は、電機子巻線電流により生成される磁束の空間分布
は、特性曲線S1に示すように正弦波状であるが、実際
には電機子巻線11の本数が有限なため、特性曲線S2
に示すようにほぼステップ状に磁束が変化してしまう。
【0009】図13は、実磁束と磁極位置との関係を時
間の経過に従って示した特性図である。実磁束分布はス
ロットを磁極が通過することに伴い、時間を追う毎に図
13のように、ステップ状の形状を変化させながら変化
していく。これがスロットリプルとして発生トルクを歪
ませる要因となる。誘導電動機では巻線のスキュー等の
対策を行っており、実用上は問題のないレベルに抑えら
れているが、薄型構造を持つ永久磁石同期電動機3では
スキュー効果が少なくなってしまい、従来以上にスロッ
トリプルが発生してしまう。
【0010】図14に実磁束分布の基本波成分と高調波
成分との関係を示す。図14(a)、(b)、(c)に
おいて、基本波成分は時間と共に左の方向へ進むものと
し、高調波成分の5次/7次成分の基本波に対する周波
数は5倍/7倍であり、その位相は、基本波が60゜進
行する間で約360゜変化するものとする。
【0011】図14(a)の状態では、磁極は電気角で
180゜の位置にあり、このとき高調波成分となる5次
/7次成分の磁束の位相は基本波と一致しているので、
磁極位置における磁束は0である。また、このとき磁極
はスロットとスロットとの間にある。また、図14
(a)の状態から磁極位置が電気角で30゜進行した図
14(c)の状態では、5次/7次成分は電気角で18
0゜変化する。この状態でも磁極位置における5次/7
次成分の磁束は0である。なお、磁極はスロットの位置
にある。
【0012】次に、図14(a)の状態から図14
(c)の状態に移行する間の状態、つまり、図14
(b)の状態では、磁極位置における5次/7次成分の
磁束は0ではなくなり、従って、磁極位置の影響による
総磁束は増大し、発生トルクも最も大きくなる。これ
が、トルク脈動の基本周波数の6倍成分(6f成分)の
原因となる。
【0013】本発明の目的は、エレベータを駆動する永
久磁石同期電動機の発生トルクが脈動した場合において
も、エレベータの乗り心地の悪化を抑制することができ
るエレベータ制御装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係わる
エレベータ制御装置は、永久磁石同期電動機にインバー
タから可変電圧周波数交流電源を供給し前記永久磁石同
期電動機に連結された巻上機を駆動してエレベータを制
御するエレベータ制御装置において、前記永久磁石同期
電動機の実速度とその速度指令値との速度偏差信号に基
づいてトルク電流指令値および磁束電流指令値を演算す
ると共に前記実速度に基づいて前記インバータの一次周
波数角を演算する速度制御系と、前記インバータの出力
電流が前記一次周波数角でのトルク電流指令値および磁
束電流指令値を満たすように前記インバータにゲート信
号を出力する電流制御系と、前記トルク電流指令値およ
び前記一次周波数角に基づいて前記永久磁石同期電動機
のトルクリプルを抑制するためのトルクリプル補償値を
演算し前記トルク電流指令値に加味するトルクリプル除
去制御演算器とを備えたことを特徴とする。
【0015】請求項1の発明に係わるエレベータ制御装
置では、速度制御系は、永久磁石同期電動機の実速度と
その速度指令値との速度偏差信号に基づいてトルク電流
指令値および磁束電流指令値を演算すると共に実速度に
基づいてインバータの一次周波数角を演算する。トルク
リプル除去制御演算器は、速度制御系からのトルク電流
指令値および一次周波数角に基づいて永久磁石同期電動
機のトルクリプルを抑制するためのトルクリプル補償値
を演算しトルク電流指令値に加味して電流制御系に出力
する。電流制御系では、トルクリプル補償値が加味され
たトルク電流指令値になるようにインバータにゲート信
号を出力する。
【0016】請求項2の発明に係わるエレベータ制御装
置は、請求項1の発明において、前記トルクリプル除去
制御演算器は、前記トルク電流指令値に代えて前記磁束
電流指令値に前記トルクリプル補償値を加味することを
特徴とする。
【0017】請求項2の発明に係わるエレベータ制御装
置では、トルクリプル補償値が加味された磁束電流指令
値になるようにインバータにゲート信号を出力する。
【0018】請求項3の発明に係わるエレベータ制御装
置は、請求項1の発明において、前記トルクリプル除去
制御演算器は、前記トルク電流指令値に代えて前記一次
周波数角に前記トルクリプル補償値を加味することを特
徴とする。
【0019】請求項3の発明に係わるエレベータ制御装
置は、請求項1の発明において、前記トルクリプル除去
制御演算器は、トルクリプル補償値が加味された一次周
波数角になるようにインバータにゲート信号を出力す
る。
【0020】請求項4の発明に係わるエレベータ制御装
置は、請求項1の発明において、前記トルクリプル除去
制御演算器は、前記トルク電流指令値に比例した値を振
幅とし、前記一次周波数角から演算された基本周波数の
N倍成分を位相とする正弦波を前記トルクリプル補償値
として演算することを特徴とする。
【0021】請求項4の発明に係わるエレベータ制御装
置では、トルクリプル除去制御演算器で演算されるトル
クリプル補償値は、トルク電流指令値に比例した値を振
幅とし、一次周波数角から演算された基本周波数のN倍
成分を位相とする正弦波で示される。
【0022】請求項5の発明に係わるエレベータ制御装
置は、請求項4の発明において、前記トルクリプル除去
制御演算器は、エレベータのかごとカウンタウエイトと
の不平衡荷重トルクに対応して、前記トルクリプル補償
値における振幅を可変にしたことを特徴とする。
【0023】請求項5の発明に係わるエレベータ制御装
置では、エレベータのかごとカウンタウエイトとの不平
衡荷重トルクに対応して、トルクリプル補償値における
振幅を可変にし、かご荷重に対応させて振動を抑制す
る。
【0024】請求項6の発明に係わるエレベータ制御装
置は、請求項4の発明において、前記トルクリプル除去
制御演算器は、エレベータのかごとカウンタウエイトと
の不平衡荷重トルクに対応して、前記トルクリプル補償
値における位相を可変にしたことを特徴とする。
【0025】請求項6の発明に係わるエレベータ制御装
置では、エレベータのかごとカウンタウエイトとの不平
衡荷重トルクに対応して、トルクリプル補償値における
位相を可変にし、かご荷重に対応させて振動を抑制す
る。
【0026】請求項7の発明に係わるエレベータ制御装
置は、請求項4の発明において、前記トルクリプル除去
制御演算器は、前記永久磁石同期電動機の実速度に応
じ、前記トルクリプル補償値の振幅を可変にすることを
特徴とする。
【0027】請求項7の発明に係わるエレベータ制御装
置では、永久磁石同期電動機の実速度に応じ、トルクリ
プル補償値の振幅を可変にし、制御可能な範囲で安定し
た振動抑制の制御を行う。
【0028】請求項8の発明に係わるエレベータ制御装
置は、請求項4の発明において、前記トルクリプル除去
制御演算器は、エレベータのかごとカウンタウエイトと
の不平衡荷重トルクに対応して、予め定められた前記ト
ルクリプル補償値における振幅および位相を選択し、前
記トルクリプル補償値における振幅および位相を可変に
したことを特徴とする。
【0029】請求項8の発明に係わるエレベータ制御装
置では、エレベータのかごとカウンタウエイトとの不平
衡荷重トルクに対応して予め定められたトルクリプル補
償値における振幅および位相に基づいて、トルクリプル
補償値における振幅および位相を可変にする。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の第1の実施の形態に係わるエレベ
ータ制御装置のブロック構成図である。エレベータのか
ご1は主ロープでカウンタウエイト2に連結され、永久
磁石同期電動機3で駆動されるプーリーに吊されかご1
の昇降が行われる。
【0031】永久磁石同期電動機3の回転数はPG4を
介してパルス信号で検出され、また、かご1のかご荷重
は荷重検出器5で検出され、それぞれエレベータのかご
1の速度を制御する速度制御系6に入力される。速度制
御系6は、PG4から入力されたパルス信号により永久
磁石同期電動機3の実速度を算出し、その実速度と速度
指令値との速度偏差信号にかご荷重を加味して、電流制
御系8への電流指令値Idc、Iqcを演算する。ま
た、永久磁石同期電動機3の実速度に基づいてインバー
タ7の一次周波数角θeを演算する。
【0032】電流制御系8への電流指令値Idc、Iq
cは、永久磁石同期電動機3をベクトル制御する場合の
直交回転座標系におけるd軸電流指令値(磁束電流指令
値)Idcおよびq軸電流指令値(トルク電流指令値)
Iqcである。
【0033】電流制御系8では、速度制御系6から直交
回転座標系におけるd軸電流指令値Idc、q軸電流指
令値Iqc、および一次周波数角θeを入力し、電流セ
ンサ9を介して入力されるインバータ7の出力電流Iu
f、Iwfが、d軸電流指令値Idc、q軸電流指令値
Iqc、および一次周波数角θeを満たすように、イン
バータ7にゲート信号を出力する。
【0034】すなわち、インバータ7の出力電流Iu
f、Iwfは電流センサ9で検出され、電流制御系8の
3相/2相変換器12に入力される。この3相/2相変
換器12は電流センサ9からの静止座標系での3相で示
される電流信号Iuf、Iwfを直交静止座標系の2相
で示される電流信号Ix、Iyに変換する。
【0035】3相/2相変換器12で変換された2相の
電流信号Ix、Iyは、dq変換器13に入力され、直
交回転座標系の電流信号Idf、Iqfに変換される。
すなわち、dq変換器13では、速度制御系6から出力
される一次周波数角(電気角)θeに基づき、直交静止
座標系の電流信号Ix、Iyを直交回転座標系の電流信
号Idf、Iqfに変換し、それぞれ加算器14a、1
4bに出力する。
【0036】一方、速度制御系6からの直交回転座標系
でのd軸電流指令値Idcは、加算器14aに入力さ
れ、加算器14aによりd軸電流信号Idfとd軸電流
指令値Idcとの電流偏差信号が演算され、同様に、加
算器14bによりq軸電流信号Iqfとq軸電流指令値
Iqcとの電流偏差信号が演算される。
【0037】ここで、加算器14bに入力されるq軸電
流指令値Iqcは、加算器14cにより、速度制御系6
からのq軸電流指令値Iqcにトルクリプル除去制御演
算器19からのトルクリプル補償値が加算されたq軸電
流指令値Iqcである。トルクリプル除去制御演算器1
9は、永久磁石同期電動機3の発生するトルクリプルを
除去するトルクリプル補償値を演算するものであり、速
度制御系6から出力されるq軸電流指令値Iqcおよび
一次周波数角θeに基づいて、永久磁石同期電動機3の
トルクリプルを抑制するためのトルクリプル補償値を演
算する。そして、そのトルクリプル補償値を加算器14
cにて速度制御系6からのq軸電流指令値Iqcに加算
する。すなわち、速度制御系6からのq軸電流指令値I
qcにトルクリプル補償値を加算して新しいq軸電流指
令値Iqcを作成し、加算器14bの入力として振動抑
制制御を行う。
【0038】加算器14a、14bで得られた電流偏差
信号は、それぞれPIコントローラ15a、15bに入
力され、PI演算(比例積分演算)されて、直交回転座
標系におけるd軸電圧指令値Vdcおよびq軸電圧指令
値Vqcを発生する。
【0039】このPIコントローラ15a、15bから
のd軸電圧指令値Vdcおよびq軸電圧指令値Vqc
は、逆dq変換器16に入力される。逆dq変換器16
では、d軸電圧指令値Vdcおよびq軸電圧指令値Vq
cを、直交静止座標系の電圧指令値Vx、Vyに変換す
る。すなわち、速度制御系6からの一次周波数角(電気
角)θeに基づき、直交回転座標系の電圧指令値Vd
c、Vqcを直交静止座標系の電圧指令値Vx、Vyに
変換し、2相/3相変換器17に出力する。2相/3相
変換器17は、2相で示される直交静止座標系の電圧指
令値Vx、Vyを3相で示される直交静止座標系の電圧
指令値Vu、Vv、Vwに変換する。そして、PWM回
路18では、電圧指令信号Vu、Vv、Vwをパルス幅
変調によりインバータ7へのゲート信号を作成し出力す
る。
【0040】このように、トルクリプル除去制御演算器
19によりトルクリプル補償値を演算して、q軸電流指
令値(トルク電流指令値)Iqcに対して加算を行こと
により、永久磁石同期電動機3の発生トルクの歪み(振
動成分)を抑制する。
【0041】図2は、トルクリプル除去制御演算器19
の一例を示すブロック構成図である。速度制御系6から
出力される一次周波数角θeは、トルクリプル除去制御
演算器19のN倍周期演算器20に入力され、一次周波
数角θeのN倍の位相(_Nf_θe)が演算される。例え
ば6倍の位相(_6f_θe)が演算される。
【0042】これは、永久磁石同期電動機3のトルクリ
プルは基本周波数の6倍成分(6f成分)が原因となる
ことが多いからである。すなわち、スロットリプルはス
ロット数とモータの極数との関係で決まるもので、例え
ば、モータスロットが72個、極数が12ならば、スロ
ットリプルは永久磁石同期電動機3への供給周波数の1
2倍となる。N倍周期演算器20で演算されたN倍位相
(_Nf_θe)は、正弦波の位相Qとして正弦波関数器2
1に入力される。
【0043】一方、速度制御系6から出力されるq軸電
流指令Iqcは、トルクリプル除去制御演算器19の絶
対値回路22に入力され絶対値に変換され、得られたq
軸電流指令値Iqcの絶対値は乗算器23で、正弦波の
振幅を設定するゲイン定数a(_Nf_Gain_FIX)が乗算さ
れて振幅値Aが求められる。そして、振幅値Aは正弦波
関数器22に入力される。これは、スロットリプルの6
f成分はスロット位置を基準としてsin成分となるから
である。
【0044】正弦波関数器21では、乗算器23の出力
を振幅Aとし、N倍周期演算器20の出力を位相Qとし
た正弦波AsinQを出力する。この出力信号(正弦波Asin
Q)はリミッタ回路24およびフィルタ回路25を通っ
て、トルクリプル補償値α(Nf_Compen)として出力さ
れる。このトルクリプル補償値αは、q軸電流指令値I
qcに対して加算される。
【0045】この第1の実施の形態によれば、q軸電流
指令値(トルク電流指令値)Iqcに対して基本周波数
のN倍成分の正弦波状トルク補償値αを演算し加算を行
うので、エレベータの走行中において、スロットリプル
の影響による発生トルクの歪み(振動成分)を抑制でき
る。
【0046】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図3は本発明の第2の実施の形態に係わるエレベー
タ制御装置のブロック構成図である。この第2の実施の
形態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、トルク
リプル除去制御演算器19は、トルク電流指令値(q軸
電流指令値)Iqcに代えて磁束電流指令値(d軸電流
指令値)Idcにトルクリプル補償値を加味するように
したものである。その他の構成は、図1に示す第1の実
施の形態と同一であるので、同一要素には同一符号を付
し重複する説明は省略する。
【0047】図3において、トルクリプル除去制御演算
器19は、速度制御系6から出力されるq軸電流指令値
(トルク電流指令値)Iqcおよび一次周波数角θeに
基づいて、永久磁石同期電動機3のトルクリプルを抑制
するためのトルクリプル補償値を演算する。そして、そ
のトルクリプル補償値を加算器14cにて速度制御系6
からのd軸電流指令値(磁束電流指令値)Idcに加算
する。これにより、速度制御系6からのd軸電流指令値
(磁束電流指令値)Idcにトルクリプル補償値を加算
して新しいd軸電流指令値(磁束電流指令値)Idcを
作成し、加算器14aの入力として振動抑制制御を行
う。
【0048】この処理により、d軸電流指令値(磁束電
流指令値)IdcはN倍の振動を抑制する成分を含むこ
とになり、d軸電流制御によりインバータ7から永久磁
石同期電動機3への出力電流にその抑制成分が含まれて
制御されるので、永久磁石同期電動機3の発生トルクの
歪みを抑制することができる。
【0049】次に、本発明の第3の実施の形態を説明す
る。図4は本発明の第3の実施の形態に係わるエレベー
タ制御装置のブロック構成図である。この第3の実施の
形態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、トルク
リプル除去制御演算器19は、トルク電流指令値(q軸
電流指令値)Iqcに代えて一次周波数角θeにトルク
リプル補償値を加味するようにしたものである。その他
の構成は、図1に示す第1の実施の形態と同一であるの
で、同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略す
る。
【0050】図4において、トルクリプル除去制御演算
器19は、速度制御系6から出力されるq軸電流指令値
(トルク電流指令値)Iqcおよび一次周波数角θeに
基づいて、永久磁石同期電動機3のトルクリプルを抑制
するためのトルクリプル補償値を演算する。トルクリプ
ル除去制御演算器19で演算されたトルクリプル補償値
は、加算器14cにて速度制御系6からの一次周波数角
θeに加算され、新しい一次周波数角θeを作成する。
そして、トルクリプル補償値が加えられた新しい一次周
波数角θeは、dq変換器13および逆dq変換器16
に入力される。
【0051】この処理により、一次周波数角θeはN倍
の振動を抑制する成分を含むことになる。このことは逆
dq変換器16および2相/3相変換器17にて、d軸
電圧指令値Vdcおよびq軸電圧指令値Vqcを、直交
静止座標系の3相電圧指令値Vu、Vv、Vwに変換す
る上で、振動を抑制するよう変換することになる。従っ
て、永久磁石同期電動機3の発生トルクの歪みを抑制す
ることができる。
【0052】次に、図5はトルクリプル除去制御演算器
19の他の一例を示すブロック構成図である。これは図
2に示したものに対し、不平衡荷重トルク対応ゲイン演
算器26を追加して設け、エレベータのかご1とカウン
タウエイト2との不平衡荷重トルクに対応してトルクリ
プル補償値における振幅を可変にするようにしたもので
ある。その他の構成は、図2に示したトルクリプル除去
制御演算器19と同一であるので、同一要素には同一符
号を付し重複する説明は省略する。
【0053】図5において、不平衛荷重トルク対応ゲイ
ン演算器26では、かご1に取り付けられた荷重検出器
5からのかご荷重WtTqに基づいて、そのかご荷重信
号に対応したゲイン定数a1(Nf_Gain_WT)を出力す
る。このゲイン定数a1は、乗算器23で絶対値回路2
2で得られたq軸電流指令値(トルク電流指令値)Iq
cの絶対値と乗算され、正弦波AsinQで示されるトルク
リプル補償値α(Nf_Compen)の振幅Aとなる。
【0054】これは、かご1の積載状況により永久磁石
同期電動機3の回転子にかかる不平衡負荷分が異なるた
め、一定のトルクリプル補償値αであると、積載状況に
よっては過補償となり逆に振動成分が発生してしまうこ
とを防ぐためである。
【0055】次に、図6はトルクリプル除去制御演算器
19の別の他の一例を示すブロック構成図である。これ
は図2に示したものに対し、不平衡荷重トルク対応位相
演算器27および加算器14dを追加して設け、エレベ
ータのかごとカウンタウエイトとの不平衡荷重トルクに
対応して、トルクリプル補償値における位相を可変にす
るようにしたものである。その他の構成は、図2に示し
たトルクリプル除去制御演算器19と同一であるので、
同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
【0056】図6において、不平衡荷重トルク対応位相
演算器27では、かご1に取り付けられた荷重検出器5
からのかご荷重WtTqに基づいて、そのかご荷重に対
応した位相ゲイン(_Nf_θe_WT)を出力する。この位相
ゲインは、加算器14dでN倍周期演算器20の出力で
ある位相(_Nf_θe)と加算され、正弦波AsinQで示され
るトルクリプル補償値α(Nf_Compen)の位相Qとな
る。
【0057】これは、かご1の積載状況により永久磁石
同期電動機3の回転子にかかる不平衛負荷分が異なるた
め、一定のトルクリプル補償値αであると、積載状況に
よっては過補償となり逆に振動成分が発生してしまうこ
とを防ぐためである。
【0058】次に、図7はトルクリプル除去制御演算器
19のさらに別の他の一例を示すブロック構成図であ
る。これは図2に示したものに対し、速度対応ゲイン演
算器28を設け、永久磁石同期電動機3の実速度に応じ
トルクリプル補償値αの振幅Aを可変にするようにした
ものである。その他の構成は、図2に示したトルクリプ
ル除去制御演算器19と同一であるので、同一要素には
同一符号を付し重複する説明は省略する。
【0059】図7において、速度制御系6から出力され
るq軸電流指令Iqcは、トルクリプル除去制御演算器
19の絶対値回路22に入力され絶対値に変換され、得
られたq軸電流指令値Iqcの絶対値は乗算器23で、
正弦波の振幅を設定するゲイン定数a(_Nf_Gain_FIX)
が乗算されて振幅値A1が求められる。この振幅値A1
は速度対応ゲイン演算器28に入力され、永久磁石同期
電動機3の実速度に応じたゲインが乗算されて振幅値A
が出力される。
【0060】図8は、速度対応ゲイン演算器28のゲイ
ン特性図である。永久磁石同期電動機3が時点t1で回
転を開始したとすると、速度対応ゲイン演算器28のゲ
インは「0」から所定の変化率(レート)で上昇し
「1」で一定となる。これは制御系のトルク外乱となら
ないように設定時間t2を過ぎるまで滑らかに立ち上げ
るためである。
【0061】そして、永久磁石同期電動機3の速度Vが
時点t3で設定速度V1を超えたとすると、設定速度V
1と設定速度V2との間でゲインを「1」から「0」に
向けて下降させる。すなわち、設定速度V1と設定速度
V2との間においては、所定の変化率でゲインを「1」
から「0」に下降させ、設定速度V2を超えた場合には
ゲインを「0」で保持する。図8では、時点t4から時
点t5までの間でゲインを「0」に保持している場合を
示している。
【0062】そして、時点5から時点t6のように、逆
に永久磁石同期電動機3の速度Vが設定速度V2から設
定速度V1に減速される場合には、所定の変化率でゲイ
ンを「0」から「1」に上昇させ、設定速度V1未満に
なった場合にはゲインを「1」で保持する。
【0063】これは、エレベータが定格速度にて走行し
ている場合には高周波となるため、電流制御系8の応答
が限界を超えリプルに対して位相ずれが発生し、振動抑
制制御の効果がなくなったり逆に加振するような現象に
陥ってしまうから、それを防止するためである。
【0064】このように、速度対応ゲイン演算器28の
ゲインを可変ゲインとし、高周波領域(速度大領域)に
なるに従いゲインを落とし、ある周波数以上においては
ゲインを「0」としてトルク補償をキャンセルする。な
お、特定の周波数領域だけ振動抑制制御の効果を上げる
ように、所定の関数の可変ゲインを使用することも可能
である。
【0065】次に、図9はトルクリプル除去制御演算器
19のさらに別の他の一例を示すブロック構成図であ
る。これは図2に示したものに対し、対応アドレス選択
器29および対応ゲイン・位相データテーブル30を設
け、予め定められたトルクリプル補償値における振幅お
よび位相を対応アドレス選択器29で対応ゲイン・位相
データテーブル30から選択し、トルクリプル補償値に
おける振幅および位相を可変にするようにしたものであ
る。その他の構成は、図2に示したトルクリプル除去制
御演算器19と同一であるので、同一要素には同一符号
を付し重複する説明は省略する。
【0066】図9において、対応ゲイン・位相データテ
ーブル30は、所定の数に分割された調整データテーブ
ルであり、かご荷重に応じて予めトルクリプル補償値に
おける振幅および位相を定めるための補正値が格納され
ている。そして、対応アドレス選択器29の出力である
アドレスインデックスをテーブルアドレスとして入力
し、不平衡荷重トルクに対応した位相(_Nf_Offset)と
ゲイン(_Nf_Gain)とを選択する。選択された位相(_N
f_Offset)は加算器14eでN倍周期演算器20の出力
に加算され、また、ゲイン(_Nf_Gain)は乗算器23で
絶対値回路22からのトルク電流指令値(q軸電流指令
値)Iqcに乗算される。このように、テーブルの値を
各かご荷重に基づいて設定することで、最適な補償値を
供給することが可能となる。
【0067】次に、図10はトルクリプル除去制御演算
器19のさらに別の他の一例を示すブロック構成図であ
る。これは図9に示したものに対し、対応アドレス選択
器29および対応ゲイン・位相データテーブル30に代
えて、対応ゲイン・位相データ関数発生器31を設け、
かご荷重に基づいて対応ゲイン・位相データ関数発生器
31でトルクリプル補償値における振幅および位相の補
正値を発生させ、トルクリプル補償値における振幅およ
び位相を可変にするようにしたものである。その他の構
成は、図2に示したトルクリプル除去制御演算器19と
同一であるので、同一要素には同一符号を付し重複する
説明は省略する。
【0068】図10において、トルクリプルをキャンセ
ルするように、対応ゲイン・位相データ関数発生器31
は、不平衡荷重トルクに対して最適な補償演算関数を数
式化させたものである。
【0069】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ス
ロットリプル、巻線アンバランスやセンサ系統の誤差の
影響により永久磁石同期電動機の発生トルクが脈動した
場合においても、エレベータの乗り心地の悪化を抑制す
るできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施の形態に係わるエ
レベータ制御装置のブロック構成図である。
【図2】図2は、本発明の実施の形態におけるトルクリ
プル除去制御演算器(その1)を示すブロック構成図で
ある。
【図3】図3は、本発明の第2の実施の形態に係わるエ
レベータ制御装置のブロック構成図である。
【図4】図4は、本発明の第3の実施の形態に係わるエ
レベータ制御装置のブロック構成図である。
【図5】図5は、本発明の実施の形態におけるトルクリ
プル除去制御演算器(その2)を示すブロック構成図で
ある。
【図6】図6は、本発明の実施の形態におけるトルクリ
プル除去制御演算器(その3)を示すブロック構成図で
ある。
【図7】図7は、本発明の実施の形態におけるトルクリ
プル除去制御演算器(その4)を示すブロック構成図で
ある。
【図8】図8は、図7における速度対応ゲイン演算器の
ゲイン特性図である。
【図9】図9は、本発明の実施の形態におけるトルクリ
プル除去制御演算器(その5)を示すブロック構成図で
ある。
【図10】図10は、本発明の実施の形態におけるトル
クリプル除去制御演算器(その6)を示すブロック構成
図である。
【図11】図11は、永久磁石同期電動機をインバータ
で駆動してエレベータを制御するエレベータ制御装置の
構成図である。
【図12】図12は、永久磁石同期電動機の鉄心のスロ
ットに形成された電機子巻線と、磁極の移動進行に伴い
電機子巻線に発生する磁界の関係を示す説明図である。
【図13】図13は、永久磁石同期電動機の実磁束と磁
極位置との関係を時間の経過に従って示した特性図であ
る。
【図14】図14は、永久磁石同期電動機の磁束分布の
基本波成分と高調波成分との関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 かご 2 カウンタウエイト 3 永久磁石同期電
動機 4 パルスジェネレータ 5 荷重検出器 6
速度制御系 7 インバータ 8 電流制御系 9 電流センサ 10 鉄心 11 電機子巻線 12
3相/2相変換器 13 dq変換器 14 加算器 15 PIコントロ
ーラ 16 逆dq変換器 17 2相/3相変換器
18 PWM回路 19 トルクリプル除去制御演算器
20 N倍周期演算器 21 正弦波関数器 22
絶対値回路 23乗算器 24 リミッタ回路 25
フィルタ回路 26 不平衡荷重トルク対応ゲイン演算
器 27 不平衡荷重トルク対応位相演算器 28 速
度対応ゲイン演算器 29 対応アドレス選択器 30
対応ゲイン・位相データテーブル 31 対応ゲイン
・位相データ関数発生器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石同期電動機にインバータから可
    変電圧周波数交流電源を供給し前記永久磁石同期電動機
    に連結された巻上機を駆動してエレベータを制御するエ
    レベータ制御装置において、前記永久磁石同期電動機の
    実速度とその速度指令値との速度偏差信号に基づいてト
    ルク電流指令値および磁束電流指令値を演算すると共に
    前記実速度に基づいて前記インバータの一次周波数角を
    演算する速度制御系と、前記インバータの出力電流が前
    記一次周波数角でのトルク電流指令値および磁束電流指
    令値を満たすように前記インバータにゲート信号を出力
    する電流制御系と、前記トルク電流指令値および前記一
    次周波数角に基づいて前記永久磁石同期電動機のトルク
    リプルを抑制するためのトルクリプル補償値を演算し前
    記トルク電流指令値に加味するトルクリプル除去制御演
    算器とを備えたことを特徴とするエレベータ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記トルクリプル除去制御演算器は、前
    記トルク電流指令値に代えて前記磁束電流指令値に前記
    トルクリプル補償値を加味することを特徴とする請求項
    1に記載のエレベータ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記トルクリプル除去制御演算器は、前
    記トルク電流指令値に代えて前記一次周波数角に前記ト
    ルクリプル補償値を加味することを特徴とする請求項1
    に記載のエレベータ制御装置。
  4. 【請求項4】 前記トルクリプル除去制御演算器は、前
    記トルク電流指令値に比例した値を振幅とし、前記一次
    周波数角から演算された基本周波数のN倍成分を位相と
    する正弦波を前記トルクリプル補償値として演算するこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に
    記載のエレベータ制御装置。
  5. 【請求項5】 前記トルクリプル除去制御演算器は、エ
    レベータのかごとカウンタウエイトとの不平衡荷重トル
    クに対応して、前記トルクリプル補償値における振幅を
    可変にしたことを特徴とする請求項4に記載のエレベー
    タ制御装置。
  6. 【請求項6】 前記トルクリプル除去制御演算器は、エ
    レベータのかごとカウンタウエイトとの不平衡荷重トル
    クに対応して、前記トルクリプル補償値における位相を
    可変にしたことを特徴とする請求項4に記載のエレベー
    タ制御装置。
  7. 【請求項7】 前記トルクリプル除去制御演算器は、前
    記永久磁石同期電動機の実速度に応じ、前記トルクリプ
    ル補償値の振幅を可変にすることを特徴とする請求項4
    に記載のエレベータ制御装置。
  8. 【請求項8】 前記トルクリプル除去制御演算器は、エ
    レベータのかごとカウンタウエイトとの不平衡荷重トル
    クに対応して、予め定められた前記トルクリプル補償値
    における振幅および位相を選択し、前記トルクリプル補
    償値における振幅および位相を可変にしたことを特徴と
    する請求項4に記載のエレベータ制御装置。
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