JP2001029917A - 有機廃物加熱再利用法と装置 - Google Patents

有機廃物加熱再利用法と装置

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JP2001029917A
JP2001029917A JP11238754A JP23875499A JP2001029917A JP 2001029917 A JP2001029917 A JP 2001029917A JP 11238754 A JP11238754 A JP 11238754A JP 23875499 A JP23875499 A JP 23875499A JP 2001029917 A JP2001029917 A JP 2001029917A
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temperature
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治郎 笹岡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】家庭・業務用の発生源ゴミ処理装置によるゴミ
輸送ゼロと清潔・低コスト化と多機能化・利便性向上に
よる普及を目的とする。ゴミの加熱圧縮減容に加え炭素
性除湿材、吸着材再生等への利用その他日用の用途拡張
等によって装置の稼働率を改善する。用途は家庭・業務
品の乾燥殺菌、ダニ駆除、臭気ダクト系の簡易化、ゴミ
取扱清潔化、処理場、地震災害等ゴミ対策、安全監視、
介護用品処理と監視、食品加工等。 【構成】伝熱面本体温度を測定制御する加熱面構成とゴ
ミ等を処理、出し入れする外置または内置用処理用容
器、取り出し具、容器並の簡易な多種類の差し替え装
置、制御系転用接点を有する制御、警報システム等装
置、操作法、周辺機能の選択、付加や改善で多様な処理
機能を持たせ、真空排気・凝縮機構、伝熱、臭気吸引処
理機能、扁平ダクト構造等の選択・組合せと処理条件調
節による。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は家庭または業務用の環境
対策、廃棄物リサイクル、埋立地回復、産業工程の環境
対策に適した方法と装置である。従来、技術的、経済的
に困難であったゴミを発生源で減容、加熱殺菌して燃料
または原料とし、集積、輸送、処理の清潔化、効率化と
臭気を除き、除湿材、脱臭材、水処理用炭素等の家庭、
事業所での再生、したがって家屋の衛生、劣化管理、調
理、陶芸における温度監視、調節等の多機能化、利便性
装置の提供、低コスト化、廃熱利用に適した技術で、災
害時、事故時、観光地のゴミ処理問題の解決等にも適す
る汎用家庭電器でもある。ゴミの清潔大量集積ができれ
ば残飯等の中の有効成分の利用も可能になる。
【0002】
【従来の技術】廃棄物処理、環境設備は簡易かつ有効な
ものは少なかった。高効率のものは高価な大型設備を必
要とし、これが不法投棄、不適当な処理の一因であっ
た。残飯処理、処分された売れ残り食品の処分も資源利
用の点で有効な処理法がなくコンポスト法等では糖分は
無駄に消滅して炭酸ガスになる問題があった。ゴミは外
見、不潔、異臭、輸送車両の騒音、排気ガス、輸送費が
問題であった。従来、小規模発生源での清潔な取り扱
い、ゴミ集積・輸送、異臭除去、臭気、湿気対策に使用
した廃吸着体の家庭での簡易な再生装置はなかった。廃
プラスチック、紙パック、紙屑、PET瓶等の廃棄物は
そのまま集積輸送すると、整理、集積場所への距離、運
搬頻度、嵩が問題で中間処理場での圧密結束による減容
は根本的問題解決にならなかった。廃プラスチックの溶
融減容は家庭でできないだけでなく業務用機でも熱消費
が多く、臭気発生の難点があった。可燃危険物を使用し
て溶かす場合もあった。しかも処理して塊状に固めたも
のは燃焼が容易でなかった。 熱風加熱で溶融せずに加
圧減容を行う方法も過熱のために臭気発生があった。発
泡ポリスチレンの溶剤への溶解や加熱油との接触で溶か
すものは火災、臭気等の難点があり、後処理の分離工程
は高コストであった。ポリウレタン、エポキシ等熱硬化
性廃プラスチックや弾性ゴム、PET瓶の処理では一般
にその剛性または弾性のため粉砕も溶融処理も簡単では
なかつた。
【0003】家庭電器として脱臭・除湿材とその再生、
排気装置、減容、貯蔵、滅菌等に使える機器あるいは温
度等の検出機能を他の調理その他の生活活動や監視に兼
用できる簡易多機能なものはなく、一般事業、医療の業
務用でも同様であった。ダイオキシン発生の原因になら
ないことが必要であった。炭素質吸着材はダイオキシン
等の化学物質で汚染された土壌の洗浄・脱水操作、水か
らのこれら物質の溶出防止に土壌に埋め、また滲出水処
理用にも使用できるが、安価で簡便な炭素質吸着材の再
生装置はなく再発生する有害物を簡単に処理する方法も
なかった。排気処理は大量換気によって屋内から有害物
あるいは臭気を周辺環境へ薄めて放出するものが多く、
量的規制に対応するのが環境対策の課題であった。また
従来の廃棄物処理装置は運転の際の被処理物の性状、形
状、大きさと加工前後の変化への対応に限界があった。
廃プラスチックの埋立地は有害物を溶出して土壌、水を
汚染する例がみられる。近年環境中の微量の環境ホルモ
ン(内分泌阻害物質)が問題になっているが、旧状に回
復する適当な方法がなかった。嵩高の廃プラスチックを
簡易に燃料化する方法がなく可燃物でありながらいこ
と、処理時に発生する排水、排気の低コストの高度浄化
の熱源として活用できず、高度浄化はコスト高とされて
きた。本発明はこれらの問題を解決する手段を提供する
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】屑、廃棄物処理ではそ
の形態、質が多様で、硬質の紙容器と廃プラスチックを
同時に加熱圧縮すると剛性の紙容器はブリッジを形成し
て高い圧縮圧力を要する難点があった。しかもゴミ扱い
や運搬を清潔、効率化するための発生源個別処理の場
合、処理の単位が少なく処理済品の処理、運搬等がなお
問題で、無価値のゴミでなく有価のゴミ燃料またはリサ
イクル原料にする必要があった。また家庭電器、環境設
備としてゴミ処理機を導入する場合、単能設備が普通で
ゴミ処理設備としてはコストと利便性が釣り合わなかっ
た。この解決のために多機能化とその方法が必要となっ
た。従来、簡易な多機能型装置がなかった。即ち本発明
ではゴミ圧縮減容、家庭品のダニの駆除、加熱消毒脱
臭、水処理や除臭・除湿に使用した炭素質吸着材の再
生、腐敗しやすい屑や廃棄物、落葉、枯れ草その他嵩高
のもの、例えば、廃プラスチック、生ごみ等の生活廃棄
物の他、各種の汚泥、濁水、家庭、医療、医療廃棄物等
の滅菌、悪臭、腐敗、不潔なもの、農水産副生物の発生
源における小型分散型再生装置の他の問題は、前記の悪
臭等の環境対策の簡便な方法を必要とする。ゴミ処理と
多機能化の間の心理的抵抗を容器、付属品によって排除
する必要があった。
【0005】加熱制御では金属板等の有限の熱伝導のた
めに作業開始の初期加熱における温度分布の均等化時期
と定常状態とでは加熱条件を変えるのが発熱体数、制御
点の数節約のために必要である。また低温部分燃焼によ
る炭素質吸着材の再生では加熱期間の熱消費から低温燃
焼開始による大量発熱の冷却除熱へ瞬時の切り替えが必
要であった。このように多機能にすること、廃棄物処理
と室内清潔化のための掃除機、除湿器、脱臭器使用や再
生を共用する心理的抵抗を除くための方法、構造、組合
せ等も必要であった。吸着材に吸着されたものをそのま
ま再生するのが普通であつたが大部分分解するにしても
環境への再放出を極度に少なくする必要があった。
【0006】小型簡易な圧縮処理装置等においては、処
理室への投入あるいは取り出し、排出口、排気、脱臭と
圧縮機構の位置関係等が制約され圧縮力、高圧縮比、被
処理物の追加投入等の操作性も同時に改善する必要があ
つた。圧縮面または加熱面は重量や力をかけるだけでは
屑等の位置が偏った時に面は不都合な傾きを持ち累加作
業を妨害した。紙製の容器は潰さずに操作するとブリッ
ジを形成したり、余分の加圧を必要とした。缶、瓶、フ
イルム等に圧縮中に空気、ガスが閉じ込められると減容
を阻害し、破裂したり余分の圧を必要とし、時に高圧、
高熱は逆効果で閉じ込めの原因になり、空間率が大にな
り圧縮の効率が悪くなつた。臭気、有害物気相捕集では
処理装置の大型化になる大量換気や大量通気でなく拡散
前に比較的濃厚状態で集めて処理し、少ない同伴気相で
捕集効率を上げたり、後処理を容易にする狭い場所や
隅、蔭につける細いダクトによる局所排気構造、煙霧質
濾過等も簡便で手入れの容易なもの、吸着材利用ではよ
り高濃度吸着に必要であり、吸着剤再生等ではダイオキ
シン等の有害物を発生させない条件が必要になった。
【0007】環境機器の種類としては、加熱・圧縮減
容、熱交換、吸着、吸着物質の再生、回収、濾過、脱
水、熱分解、炭化等がありその1つの機能ごとに1台の
処理器が必要であったが、多機能で組合せ操作をする装
置があれば少数機器ですみ、家庭内事業所内での再生、
廃棄物保管場所の清潔化、保管場所節約に好都合であ
る。廃棄物処理では悪臭が発生するので同時に効率的に
防止する必要があった。加圧または排気装置としては前
処理ないし後処理にねじ、流体圧力または真空、気袋ま
たは室を利用し駆動源として水ポンプ、送風機、排風
機、真空掃除機、油圧、空気圧、真空ポンプ、真空掃除
機、着脱可能の手動ジャッキ、梃子から選ばれた1つま
たは組み合わせを加熱面のラチエットまたは解除可能の
複数停止位置固定具で固定して加圧する有効な方法が必
要であった。
【0008】
【問題を解決するための手段】発明者の先の発明では生
ゴミを伝熱面を介して加熱し撹拌乾燥し排気熱を加熱面
に与えて廃プラスチック、紙屑等断熱性廃物を加熱面に
押し付けつつ圧縮すること、バネを介して圧縮するこ
と、廃熱または別の加熱系で廃プラスチック、活性炭等
を加熱すること(特許第2727452、特願昭63−
37759)、上または下にある加熱面を融着温度以下
に保って廃プラスチツク、紙を押しつけつつ圧縮するこ
と(特願平3−287403)、その他「化学装置」誌
1997年6号43頁にこの装置の基本原理とゴミ処
理、清潔化、滅菌効果、等を述べている。同年同使用誌
1号112頁、6号43頁、特願平8−52223に多
孔管の利用、臭気防止多孔管による換気について述べて
いる。また吸着材の利用、低温部分燃焼(150℃以
上)で活性炭が再生できる[特許第1031418号
(特願昭50−76725)、特許第2543364号
(特願昭62−127948)]。炉自体で異物を選別
するガス化燃焼装置(特願62−280954)もあ
る。本発明はこれらの技術に関連するものである。発明
者は温度制御された加熱面によって包囲された比較的小
型の処理室が廃プラスチック加熱圧縮と生ゴミ乾燥減量
を同一処理室で同時にまたは入れ替わりに処理するだけ
でなく、廃吸着材再生、各種乾燥、殺菌等に好都合であ
り、さらに処理室の制御系を介護、監視機器等として使
用するなど多機能化による利便性付加もできることを発
見した。
【0009】本発明は(1)加熱面の温度測定と制御を
簡易正確に行うことによって加熱面の表面温度を制御
し、電熱加熱を容易にし、または燃料ガス、間接加熱用
熱風あるいは自動車排気でもよい排気加熱制御を行うこ
とができる。これは温度測定端を固定する測定溝、細
孔、穴を開けた測温伝熱片を介して伝熱面を加熱するこ
とができる。伝熱片材質は熱伝導性がよい金属例えばア
ルミニウムが好ましい。電熱の場合には発熱体の背後に
密接し固定するための固定用片で押さえるのが適当であ
る。固定片は伝熱片にヒートブリッジで熱的に結合し背
後の断熱材を過熱しない利点がある。伝熱片が温度測定
片を兼ね、加熱機能と結合することによって最高温度を
制限して熱分解、焼き付きを防止しつつ圧縮することが
できた。電熱の場合には伝熱片は角または短冊片が適当
であり、伝熱面厚みは0.5ないし5mm程度以上が適
当で比較的薄い伝熱面を可能にした。この厚みは材質に
よって選択することができる。薄い伝熱面は予熱時間の
短縮による電力節約、活性炭の低温酸化再生のように急
熱急冷に有利であり、周壁が伝熱面または保温面からな
る処理室は少なくとも一部が伝熱面であり、側面も電熱
加熱または熱伝導によって加熱に利用される。加熱強度
はその面と接触しまたは近接する固体被処理物に接する
伝熱面の温度または発熱体温度を検出して発熱体への電
力入力またはガス量、燃焼ガス温度または流量を制御す
ることによってなされる。従来は被処理物の温度または
雰囲気温度を検出して加熱入力を制御するのが普通であ
った。従来は能率を上げながら過熱防止するためには熱
水、熱媒体油、水蒸気等を利用していたため装置を簡易
にすることが難かしかった。本発明は能率を多少下げて
も過熱を防止し、シーズヒーター、輻射ヒーター等の電
熱、熱風、火炎による直熱をも可能にしたものである。
伝熱面が温度測定機能であるという発想は従来なかっ
た。電熱および燃料制御はSSRと時間比例制御方式が
容易である。
【0010】水分または蒸発性液を比較的多く含む廃
物、例えば生ゴミ、汚泥等の脱水乾燥の場合には廃物と
伝熱面との接触面水分が存在する間は直火あるいは高温
熱源でも伝熱面は過熱せず温度検出部は有機物の熱分解
温度以下に置くことができる。表面が乾燥すると固形分
は断熱的に働いて自身は過熱されはじめ、伝熱面温度が
上昇し温度検出端は検出して加熱強度を下げて調節する
ことができる。繊維性あるいは有機性物は乾燥によって
多孔質になるので加圧しまたは水分の浸透時間をとり、
あるいは撹拌して接触面を更新して過熱せずに乾燥脱水
できる。網状の容器内のゴミでも小移動または緩い振動
によって接触表面を更新できる。しかも伝熱面温度が上
昇した時あるいは通電時間の測定によって動かせばよい
ので従来装置と異なり異形プレスロール、撹拌棒または
枠の手動あるいは間欠自動によって簡易化でき動力節約
になる。これはまた各種熱源あるいは廃熱使用を可能に
するものである。時間をかけて乾燥操作をする場合には
蒸発した水分や溶剤が低温にある被処理物部分や装置各
部に再凝縮する難点があった。本発明の処理室では温度
制御面で要部を囲むことにとによって凝縮を制御しなが
ら蒸発面に接近して凝縮面を置き、または搬送気体を局
部循環して蒸発温度を下げ効率を上げまたは廃熱利用を
可能にする。
【0011】伝熱面と被処理物の間に硬質あるいは半硬
質の伝熱板あるいは容器を介在させると壁面との融着を
防止するが伝熱効率が下がる難点があり小口のゴミ処理
の利便性向上を阻害していた、伝熱面との間に弾性金属
ウールまたは耐熱弾性体を共存させて弾性を付与した金
属ウール層または複数条の簀の子状弾性金属板折片また
は管状片を挿入しまたは形成して密着性を改善し、また
は層厚みを変化させて伝熱効率を改善し、または加熱か
ら急冷への切替え調節を可能にする。従来は熱容量を変
えることができなかったので難しかった断熱と加熱の切
替え調整が容易になり回分型の活性炭低温再生が容易に
なった。伝熱面の継ぎ目の伝熱制御を同様に容易に行う
ことができる。回分的に廃プラスチックを加熱圧縮減容
する場合には容積は当初の1/10以下になるために筒
型の処理室上部の空間は熱損失の原因になり、下部を加
熱する熱量が大になる、そこで圧縮方向の横断面切り口
に相当する食い違ってもよい継ぎ目を作り、金属ウール
を挿入して制御することができる。上下方向に断面隙間
を開閉しまたは蝶番開き戸方式で隙間間隔を調整し伝熱
制御できる。金属ウールの代りに弾性金属板折片、管状
片も利用できる。
【0012】廃物の処理または前後処理に、手での押し
込み、錘、ねじ、流体圧力または真空、気袋または室を
利用し駆動源として公知の油圧、空気圧、水ポンプの他
に、送排風機、真空掃除機、真空ポンプ、着脱可能の手
動ジャッキ、梃子から選ばれた1つまたは組み合わせを
使用できる。ラチエットであってもよい解除可能の停止
位置固定具で固定して加圧することができる。(2)圧
縮圧力はゴミが自由体積を保っている時には冷時および
加温後の当初は0.001ないし0.1kg/cm
低圧で1/10ないし1/20に圧縮し、例えば上から
の押し面を固定し、次に下からの押し面を圧力1ないし
20トンの力があるが揚程は10ないし20cmと比較
的小なジャッキを駆動して、1ないし10kg/cm2
の圧力で圧縮できる。このように高圧を累加することに
よって低圧圧縮厚みのさらに半分以下に圧縮できる。ま
たは予備圧縮の後取り出し具を使用して取り出しジャッ
キを利用して追加圧縮することもできる。加熱圧縮機器
から取り出し後の追加圧縮は取り出し容器内で冷える前
に圧縮するのが好ましい。あるいは予備圧縮してから小
型の加熱圧縮減容機にかけさらに追加圧縮して圧縮効果
を上げることもできる。大型のプラスチック袋入りのゴ
ミはそのまままたは袋からだして予備圧縮または加熱圧
縮する場合に、多方向圧縮によって効率よく小断面に圧
縮できる。この場合スイングする上蓋または側面蓋を開
いて袋を入れることができる。このように融着または部
分的融着あるいは非融着成型が熔融成型と異なる点は比
較的低温で成型され、熱消費が少なく積層または原型の
痕跡を残していることにある。そのために成型物の解砕
が容易で検査、選別再加工も容易でしかもそのまま熱分
解ガス化燃焼炉に投入して処理することもできる利点が
ある。
【0013】廃物と成型品の出し入れを容易にするため
には廃物を耐熱容器または枠にいれ、または耐熱材料で
結束して好ましくは予備圧縮して加熱圧縮機に装入する
と一回当り処理量が増加し圧密したものは内部伝熱量が
増加し、熱容量増加分を相殺するので相対的に処理量が
増加し、手数が減る利点がある。耐熱材料容器では熱い
状態で取り出せるので後の追加圧縮減容も容易になる。
熱い状態で取り出すと能率を上げることができる。耐熱
容器等は薄板、格子、網、簀の子、エクスパンドメタ
ル、ガラス繊維等の繊維強化紐、編み物であり得る。熱
風加熱と異なり簡易ゴミ燃料成型でわずかに発生する臭
気は少ない。本発明のような温度制御された伝熱面によ
る伝導加熱と圧縮、予備圧縮の組み合せによって熱分解
や酸化による排気量を少なくでき、細い小ダクトで取り
出して処理すれば足りる。しかも高濃度であるから少量
の吸着材または触媒での捕収または分解を可能にする。
しかも排気は臭気とともに汚れを含むことになるので可
撓性材料で設置空間が少ない偏平断面ダクトで使い捨て
でき、プラスチックフイルムとスペーサー、表面積を持
つ濾過材、吸着材充填物を内蔵するのが適している。本
発明の熱装置での低温分解または酸化再生にかけるもの
は再生温度に相当する耐熱材料例えばステンレス箔の壁
を使用できる。排気中汚染物ははダクト壁、スペーサー
等を含めて表面および内表面に付着、または吸着浄化で
きる。ダクトは外気、室内と連通し、または低圧ブロワ
ーで吸引使用できる。偏平ダクトは不要時、使用時とも
偏平なので扉、窓部、既設ベンチレーター、換気用窓に
薄い隙間あれば設置ゴミ関係防臭だけでなく、調理、介
護、便器、ペット等の臭気発生物の防臭、換気に便利で
ある。多湿部分の換気には小風量なので低動力または自
然通風で対応できる。この種の器具はカビ発生等の問題
があるがゴミ処理の場合と同様に加熱圧縮装置によって
手軽に加熱殺菌できるので問題が解決された。
【0014】本発明は加熱または分離装置において、加
圧面の姿勢制御、処理機本体への被処理物の供給取り出
しを取り出し用具の使用または予備処理によって容易か
つ能率化し、(1)多機能化、(2)処理時間を比較的
長くとること、すなわち15分以上200時間、時には
年単位の処理、(3)排気量または吸引量を減らしまた
は処理の全期間または一時期に密閉によってゼロにする
こと、(4)小型化の選択、組み合わせによって、経済
性と利便性を改善するもので、大規模実施は勿論、小規
模簡易な実施をも容易にする。本発明の多機能化の特徴
は恒温槽的加熱機能を利用し、加えて内部に置いた処理
容器、容器の温度、処理態様に融通性を持たせるもので
ある。例えば活性炭の低温酸化再生では反応温度までは
加熱(すなわち吸熱)で反応開始の瞬間から多量の発熱
に切り替わるので制御が容易ではなかった。特に小型装
置では複雑な機構が利用できず実現性、経済性が問題で
あった。ところが本発明の処理室を利用し、精密に温度
測定制御すること、これに基づいて熱流制御することに
よって特に接触で加熱し、発熱開始以後には加熱強度を
制御しまたは解除し小型の薄い容器あるいは再生反応器
の使用によって通気調節を併用して容易に加熱冷却のに
切り替え、従って再生処理を容易にすることに成功し
た。このようにして活性炭あるいは炭素質吸着材量の再
生、あるいは殺菌処理が可能になった。内挿処理容器は
このような構造では高い強度は不要になり薄板構造が可
能で装置熱容量が小になるので発熱反応の制御が容易に
なる利点がある。
【0015】吸着・脱着、脱臭、除湿、脱臭剤、吸着剤
の再生等物理化学的過程特に150℃付近の恒温加熱槽
としての利用、加熱、冷却、加圧、脱水、温度測定、温
度調節、乾燥、缶、瓶の圧縮、破砕等物理的過程等多様
な機能と低温燃焼再生(170℃以下でのダイオキシン
不生成等)のような化学的過程を1台の主装置か、また
は主装置に簡易な内装または外置付属品を組合せて可能
にする。リサイクルコストの大きな部分が操作専任者の
人件費であり、少量の多様な廃棄物に対応する個別装置
も外注処理もコスト高で、処理困難であった。分散型小
型無人の兼用装置はこのような問題の解決を可能にした
ものである。また過疎地の排水高度処理をも可能にす
る。そして従来の環境処理工程が生産工程同様、時間あ
たり処理能力を大きくすることに重点があったのに対
し、本発明はむしろ処理速度を落すことによって副反応
等を抑制し、しかも設備と操作を簡易かつ無人化する。
土壌浄化では埋設吸着剤で年の単位で吸着し、同様に汚
染物の種類によって時間ないし年の単位で吸着剤を再生
することができた。家庭、事業所に設置する加熱または
加熱加圧処理機は専用機でないことによって、逆に長時
間の環境汚染物の分解処理を可能にするものである。
【0016】このように加熱・換気を容易にすること、
作業が継続的であることによって有害物含有物では雰囲
気調整、変更、加熱密閉系の長時間処理によって有害物
を閉じ込めて装置材質、有害物副生の少ない比較的低温
で分解し、従来困難とされていた小規模分散型の環境装
置または処理用装置を可能にする。これらによって従来
大規模処理が必要とされていた農薬汚染耕地、ダイオキ
シンその他の汚染土壌、汚泥、埋立て廃棄物等を現地分
散の簡易処理をする。小規模装置であっても多数回の繰
り返しと任意の時間間隔で実施できる作業、専任作業者
の不要、小型低コスト化によって差し支えの少ないしか
し放置できない程度の軽微の汚染を時間をかけることに
よって浄化できる。地下水の下流に鉄屑等の反応性充填
材料からなる地中壁を設けて流れる地下水を浄化する
例、土壌そのものの浄化には微生物浄化もあるが、大規
模でコスト高であった。堆積汚泥、汚染農地または非農
地土壌に炭素吸着剤を長時間静的接触し生分解、、物理
または物理化学的接触を行って有害物を分解または外部
に回収し、廃吸着材は現場再生、再利用を可能にする。
長期にわたる大量処理を分割して長期間かけて多機能汎
用性のある小型装置を利用して行う発想はなかったもの
である。安価な炭素質吸着材を必要量または大量、長時
間埋込むこと、吸着に利用した炭素質材料の簡易な再
生、炭素質の耐酸性による微細孔構造の崩壊防止性を利
用するものである。無機多孔質吸着材は無機質と接触し
た時の無機物による微細孔閉塞を酸によって回復するこ
とは難かしい。また520ないし550℃付近以上では
赤熱焼結現象によって無機物の微細孔が崩壊する傾向に
あり、炭素質吸着材である活性炭等でも大量の土壌成分
と接触すると吸着した土壌の無機成分の赤熱焼結現象に
より沈積物が蓄積する問題がある。
【0017】土壌との長期接触ではこの現象が激しくな
るが、不活性雰囲気加熱後の500℃以下特に450℃
付近以下で酸化再生処理し必要時に酸性処理することに
よつて吸着性を回復する。吸着材は完全再生しないで繰
り返し再利用できる。加熱効率がよく低温廃熱が利用で
きる150ないし350℃程度に加熱し、これを第2の
活性炭に吸着し濃縮減量された活性炭を350ないし5
00℃付近で不活性雰囲気で加熱し脱塩酸または分解で
きる。有害塩素化合物は不活性雰囲気または還元性雰囲
気で脱塩酸、または熱分解し無害化される。臭気も同様
であり、濃縮された吸着材は本発明の小型装置で容易に
処理できる。これは家庭用機器でも同様である。従来希
薄な有害物を濃縮してから分解する発想もその手段も提
示されていなかったものである。温度は対象物質で選定
でき、毎サイクルごとに完全再生する必要がないのも本
発明の特徴である。家庭用機器では200℃付近以下に
制限するのが安全上適当である。
【0018】環境改善のためには大量換気は不要である
ことがわかった。処理室の部分的滞留または通気の短絡
を抑制することによって少量吸引排気とし、少量排気で
あるからダクトは細く、吸着剤は少なく、再生処理も長
時間でありながら、小容量ですむ利点がある。また小型
装置では密閉か密閉に近付けること、吸着材料を再生段
階で多段に濃縮し、多機能装置による現場再生が濃縮物
の輸送によつて希薄な有害物の大量輸送を避けることが
できる。物を加熱しつつ圧縮する場合に電熱を使用する
と小規模の時には廃ガス発生量が少なく、脱臭が容易な
利点もある。
【0019】嵩高な廃プラスチック埋立地の復旧に必要
な(1)燃焼・熱利用装置、(2)燃焼装置に容易に供
給するための嵩高な廃プラスチックの加工、(3)希薄
な排水、排気処理用の活性炭の乾燥用熱源が必要であっ
た。本発明の装置は両方の問題をゴミ燃料化によって同
時に解決するものである。活性炭あるいは炭素吸着剤の
再生で補助容器型反応器を実質的密閉で減圧ないし真空
で運転し、着火のおそれがあれば減圧にすることによっ
て着火、爆発を防止できる。これも時間制約がないこと
によって容易になる。真空度を調整することによつて低
温燃焼における酸素濃度を調整すること、ゴミ水分の蒸
発を促進すること、等は多機能化によって調節が容易に
なり、しかも同一装置での混合処理または種々の廃棄物
あるいは除湿脱臭材の・再生、缶・瓶の破砕・圧縮を容
易にする。これは装置の稼働率を上げ、実質コストを下
げる。さらに、同一装置の多室化または装置底部におけ
る吸着剤を納めた再生用容器の放置による再生は従来考
えられなかったことであった。これらによって被処理物
を種類別に貯蔵・処理すること、同一処理室内での熱の
授受によってエネルギーの有効利用等が可能になる。例
えば生ゴミを乾燥・圧密するときに発生する水蒸気の潜
熱を伝熱面を介して室温の廃プラスチックの加熱、圧縮
に利用できる。下部を高温、上部を低温またはその逆に
して低温部に廃プラスチックを置くことによって熱回収
が可能になる。仕切り、スイング面、加熱面の断熱は断
熱板等の引き抜き、合わせ板の間隙調節等着脱・調節自
在にするのが有利である。これらの融通性、組合せ、多
機能は特に消費者の分散消費にかかわる環境問題への対
応を容易にする。
【0020】従構成部分にあたる本発明の汚水管、排気
管、機能ダクトは薄くて加圧すれば平面化可能なものと
する。加熱・冷却に適し、汚損の除去または廃棄処理容
易である。磁性体、粘着材、フック、結束等公知の手段
で内面に留めるフィルター、吸着材を内蔵したダクトと
し占有空間を節約し機器の小空間に設置し、または室内
のダクトとすることができる。束ねるとそのまままたは
容器にいれて処理装置充填物としても使用できる。従
来、臭気排出ダクトは空筒で大断面であつたが、薄くし
て脱臭材等を内蔵させ、密には充填せず通路と通気性充
填材通路、迷路または衝突構造にして代りに接触長さを
とり、しかも再生または手入れを容易にする。比較的耐
熱性の材料例えば高密度ポリエチレン、耐熱材料からな
るダクトまたは充填物ケースは薄型なので伝熱と拡散が
容易である。これらは従来例のないものであった。家具
と壁の隙間、隅に本発明の***群を開けた吸引管または
吸引面から吸引し、発生源において加熱滅菌・圧縮減容
処理し、排気等は拡散前に比較的濃厚状態で集めて処理
する。濃厚な少量の排気、排水を均一にに吸引すると動
力節減できる。目詰まり排除機構は各***にピンを挿入
した形がよい。真空引きは空気閉じ込め障害を回避す
る。ダクトは薄く組立て型、使い捨て型または組立て型
にすることによって、内部に脱臭材、吸着材を迷路状に
充填が容易になり、それらの再生は薄型であるから小型
加熱装置で再生できる。発火の危険性があるダクトやそ
のまま再生するものではステンレス箔のダクトを利用す
るのが便利である。臭気を少量吸着した活性炭は発火の
危険性を考慮しながら加熱圧縮装置の断熱材料の部分に
設けたボケットに納めて再生することができる。排気を
少量にすると日常使用する燃焼器の燃焼空気に混入でき
脱臭、無害化、環境への放出防止を容易にする。
【0021】このようにして廃プラスチックの簡易RD
F化、生ゴミ乾燥処理の加熱・無臭化・殺菌と取扱が容
易になると、これまで処理の難物であった紙おむつの処
理も可能になった。処理条件は100℃程度で、比較的
長時間例えば0.1−24時間かけて乾燥することがで
きる。伝熱条件は生ゴミと同じでよい。ただし心理的抵
抗から処理用容器に納めてから兼用の加熱加圧処理機に
かけまたは処理機の温度等調節機能コネクターあるいは
端子を利用した乾燥器を使用できる。本発明の処理装置
が熱、圧を制御すること、これによって凝縮と分解の制
御、臭気防止、殺菌等を同時に容易に達成する条件を作
り可能にしたものである。
【0022】
【実施例1】図1において、加熱圧縮装置1は処理室
(幅20cm、奥行30cm、高さは下の主室、上の補
助室それぞれ20cm)と底部加熱加圧面2、開閉蓋と
上部側面板を兼ねた加熱加圧面3、下側面加熱面16、
2を支持し底部にあって上下に移動する加圧用スプリン
グ13つきの姿勢制御用のテーブルリフターあるいは実
験室型のジャッキ12と小型手動オイルジャッキ18と
からなる。取り出し容器14は伝熱用の弾性スチールウ
ールマット22を介して加熱加圧面2の上にのってい
る。15は取り出し用取っ手で必要によって加熱壁に沿
って伸縮し、長さは最上の縁に達することができる、非
粘着表面の顕熱加熱加圧板4を鉤7で上部の加熱加圧板
3の表面の縁金具8に掛けている。板4は金網や格子、
穴明き板であってもよく、廃プラスチックを押し込み支
える強度があればよい。これに臭気吸着材、あるいは臭
気分解触媒をつけることができる。図は蓋としての3の
外部に脱臭筒30をつけている、30が活性炭脱臭筒の
場合には劣化した廃炭を取り外して処理室10で加熱再
生できる利点がある、24、25は穴明きの偏平吸引ダ
クトであり、孔ピッチ1ないし20mmで、単列または
複列の孔径0.1ないし1.5mm程度の複数の小孔を
持ち均一吸引によって臭気漏れを少量の空気と共に吸引
し捕集する。従来のように内部または周辺部ダクト内ま
たは吸着筒に保持した活性炭に臭気を吸着除去する。加
熱面、取り出し容器等の材料は炭素鋼、ステンレス鋼、
アルミニウムその他単体あるいは合金鋼等が使用でき
る。伝熱面表面、取り出し容器も内面密着または非密着
の非粘着性ライニングあるいは挿入物で、使用温度に耐
えるプラスチックあるいは時には紙、シリコーンを非粘
着加工紙であってもよい、セラミック製品を使用するこ
ともできる、多くの金属または非金属材料で厚みも任意
に選択できるのが本発明の特徴の一つである。
【0023】高密度ポリエチレン袋5に詰めた廃プラス
チックゴミ6を加熱圧縮装置1に入れる、加熱加圧板4
を袋5の上にのせて手または梃子20の押し棒21で室
10に押し込み、解除可能のストッパーまたはラチエッ
ト11で留める、次に蝶番19により軸移動可能に動く
スイング面3を4の上に実質密着させて閉じ、金具9で
とめる、移動加熱加圧面2のストッパーまたはラチエッ
トを解放するとスプリング13が膨張して熱板2を押し
上げて廃プラスチックは熱板2と4の間で加熱圧縮され
る、予熱時間をとった後に同様の操作にはいってもよ
い、スプリング圧力が低下したらジャッキ18で押し上
げ、例えば30分加熱後にジャッキで強く加圧し、容器
14相当又はそれ以下以下の厚さに圧縮できる。圧縮圧
力はスプリングでは0.001ないし0.2kg/cm
2の程度が適当であり、オイルジャツキでは1ないし1
0kg/cm2の程度が適当である。オイルジヤッキの
代わりにねじ。空気袋、真空ダイヤフラムを使用する加
圧もできる。ジャッキ等の代りに手動または足踏みの梃
子を使用してもよい。ジャッキ18で32を押し上げラ
チエット等で止めて18を解除し、台を挿入してから再
び18をきかせることができる。梃子を同様にロックし
て固定する操作を繰り返して圧縮力を強めることもでき
る。
【0024】160℃の加熱面温度で30ないし60分
加圧の場合には、低圧では減容率は1/5ないし1/1
5程度であり、オイルジャッキ式では1/20ないし1
/40に減容できた。成型物は非熔融ないし焼結あるい
は型の表面だけ焼結し、層状に重なったものが得られ
た。これはそのまま発明者のさきの発明の熱分解ガス化
炉に供給できることがわかった。解砕、検査、選別、再
加工も容易である。追加加圧操作は2kg/cm程度
以上が望ましくPET瓶のような耐熱性プラスチックの
減容では取り出さない追加加圧で減容率1/5が1/1
0となり融着はなく破砕物の付着物水洗浄が可能であっ
た。ステンレス鋼管製脱臭容器入りで脱臭、除湿に利用
した活性炭を廃プラスチックの上にのせて鋼板製押さえ
板4を使用して加熱して同時処理し再生した。臭気成分
が加熱酸化分解された。
【0025】
【実施例2】図1において、処理室10を容積一杯に利
用する。軸29を持つ開閉蓋26と複数で追加できる押
し込み板23、押し込み用で上に引き抜ける底のない枠
44を利用して押し込みつつ加熱しバルクの廃プラスチ
ックが充満したら追加の別の板4または23を押し込
み、圧縮で開く空間に廃プラスチックを追加し、実施例
1同様に繰返し操作する。取り出し具14,15複数を
利用して複数回の減容物をまとめて容易に取り出すこと
ができた。押し込み板4または23は前に入れたゴミが
軟化圧密されていれば同じ板を繰り返し利用できる。側
面加熱板120を下端を軸とする押し込みスイング板と
して使える。ゴミを押しつつ半分閉じその下にすり抜け
掃引しながら加熱面3でゴミを押し込む。また120を
外に開いて開口を広げ同様に操作できる。
【0026】
【実施例3】図2において、下部加熱面2にのせている
容器14の上縁をストッパー11位置付近から始める。
下部2,32の構造が自動または手動でせり上って圧縮
し、上からの取り出し操作が容易である。高密度ポリエ
チレン袋5に詰めた廃プラスチックゴミ6を処理室10
に4で強く押し込み加熱面を押し下げて、3で蓋する。
もしくは押し下げ位置で2を留めてから3を閉じてもよ
い。ラチエットで下部構造を留めて蓋した後にラチエッ
トを解除して圧縮力を作動してもよい。スプリング13
は筒型の変形防止ガイドで保護されていて、0.01な
いし0.1kg/cm相当の圧縮型スプリングであ
る。板バネであってもよいし、挿入位置も限定するもの
ではない。圧縮限界を規定支持する機能がある。長さ、
強度の異なるものに交換できる。このようにスプリング
により継続的に圧力をかけ廃プラスチックの種類によっ
て1/10ないし1/15に減容できた、ジャッキ12
の位置を金具で固定し梃子を利用して0.2cmkg
/cmかけたところさらに1/15ないし1/30に
減容でき、取っ手15と容器22を利用して圧縮品を容
易にとりだすことができた。押し面の位置検出機能69
は姿勢制御を兼ねたリフターの支点である。目盛りを直
接観察しまたは電気・電子的表示できる。
【0027】
【実施例4】図1において、スプリング13を解除し、
処理品を装置1の下からとりだすことができる、要所に
ある複数のストッパー31で2すなわち、取り出し容器
14を支えリフト装置32とジャッキ18を下しさらに
ストッパー41で押し込み板23を支えた後に14相当
部分を下に引き抜くことができる、板23を2枚重ねた
り、フイルム、紙等の仕切りをいれることによって粘着
障害を回避できる。下へ押し出す力は押し板の重量、例
えば21による押し込み、押し込み板23の下につけた
複数であり得る突起、輪、鉤、鎖、棒あるいは切り込
み、スリット等は下への引き出しに使用する。ジャッキ
は取り出した熱い成型品を装置1の外での再圧縮に使用
できる。ラチエットは2の側に装備し、対応する歯を3
1の側に付けてもよい。ジャッキはまた災害時には取り
外して救助用の重量障害物等除去用に使用できる。
【0028】
【実施例5】図3は簡易な圧縮または加熱圧縮装置であ
る。加熱圧縮室または取り出した加熱圧縮品入りの取り
出し容器の減圧または真空圧縮に適した装置で、円筒な
いし角筒シリンダーとピストンからなる。ガイド板ある
いは板張りリング55は気密保持用0リング等シール材
料56とその溝を持ち漏気を制限している。真空排気系
57から真空ポンプあるいは電気掃除機で排気すれば処
理室10内の廃プラスチックは加熱圧縮される。ただし
内部は真空に保持する必要はなく圧縮すればよいのは当
然である。軽圧縮して加熱し、バネ13で継続的に圧縮
力をかけてさらに短時間追加圧縮力をかけ繰返すことが
でき、低圧では大風量の電気掃除機、比較的高圧圧縮で
は小容量真空ポンプを使用でき短時間作動であるから圧
縮動力は少ない。31はラチエット系を示している。低
真空の真空吸引ポンプ、圧縮機・送風機の吸引側、エゼ
クターあるいは、水アスピレータも利用できる。0.1
気圧/cm2の時、30cm角のスイング面全圧は90
kgで、2分の1ないし3分の1に瞬間的に圧縮でき
た。処理室からの内部吸引と面外部加圧の併用では0.
3気圧、全圧270kgが可能で、廃フイルムは容易に
1/20以下に減容できた。真空圧圧縮は室の実質閉鎖
が作動開始条件になるので軽量と相俟って、家庭用、業
務用として安全性が優れている。
【0029】内容積65リットルの予熱した装置に高密
度ポリエチレン入りの家庭の廃プラスチック(嵩比重
0.03)を口迄満たし−0.1気圧減圧で圧力をかけ
瞬間的に容積半減した。スイング面温度を130℃とし
て10分後さらに半分とし、30分後に4cm厚、径3
00cmの板状圧縮体が得られた。嵩比重は0.3であ
った。真空圧−0.7とすると廃棄物の条件により同じ
く0.5〜0.6になつた。冷却後スイング面を開き、
廃棄用袋に入れたまま取り出した。加熱面接触面は条件
により袋は廃プラスチックの塊と融着していたが取扱
上、問題は無かった。これはさらに包装または結束でき
る。加熱面を弛めて冷却空気を少量吹き込んで取り出し
もできた。毎回取り出さない操作も可能であった。横に
追加投入しても積層状の圧縮品が得られた。角型処理室
では160℃付近の加熱でPET瓶を1/5に圧縮減容
できた。側壁面等の間に空間がある時には主に輻射伝熱
によって加熱され加工歪によって自己収縮によって減容
し次いで圧縮して成型できた。
【0030】
【実施例6】図4はアイロン61の機能またはホットプ
レート62の機能を利用する簡易な装置の例である。加
熱面2、3とそれらの温度制御系、周囲壁を構成する加
熱または断熱具60からなる。アイロンの強度を強とし
てポリスチレン発泡シート(納豆容器)をアイロン台に
よる他面断熱でプレスしたところ加熱面3の接触面は透
明のシートにまで減容した。減容率1/40で処理温度
は150℃であった。臭気が問題であった。小型排気ダ
クト57をつけ極少量の排気を換気し、または活性炭ダ
クトとミニエアポンプ循環で無臭になった。
【0031】
【実施例7】図5の円筒型鍋型処理容器14に生ゴミを
いれ伝熱促進部品である円盤状蓋と棒64からなる生ゴ
ミ処理部品40を挿入し、図2の加熱圧縮処理装置1に
入れて蓋77と延長取っ手59で生ゴミ中に40を押し
込み、電熱マット22に容器を押しつける。管57から
排気を出し、装置外部で空冷凝縮し、活性炭ダクトを経
て大気放出した。臭気はなかった。実質1kwの電熱で
水分92%の生ゴミ1.2kg処理が2時間で終了し
た。部品40を時々手で回転することによって80分で
乾燥できた。
【0032】
【実施例8】図6は紐掛けに便利な中央で2分割できる
耐熱容器で壁70、底74ともステンレス薄板、枠に緊
張線張り、金網張り等が適当である。紐75を回して掛
け金71を外すと容易に紐かけできる。ワイヤープ72
と鉤73は容器の装置への出し入れのための持ち手で熱
い状態で容易に成型品を取り出し、ジャッキを利用して
簡易に追加圧縮できた。枠にステンレス薄板張り容器に
家庭の包装廃棄プラスチックを1.5kg押し込み、図
2の装置で160℃、45分間、0,2kg/cm
けてジャッキを使用しないで処理し1/15に減容し、
取り出して2kg/cmで圧縮し1/22になった。
の装置で、処理できた。容器を使用しない時には処理量
0.75kg、減容率とも少なかった。出し入れに時間
がかかり冷えたのが原因であった。
【0033】
【実施例9】図7のシリンダー型装置80を図2の装置
に入れ廃粒状活性炭90を再生した。生ゴミ乾燥の排気
を脱臭し劣化した廃活性炭は180℃、常圧、3日間、
空気雰囲気で加熱した。脱臭能力は回復した。シリンダ
ーは処理室で内で往復回転、給排気弁81、82は真空
引きにも使用し着火を防止する。80の内部配管95、
96はガス分散、吸気孔97を持ち均一給排気する。金
属ウール充填物86、87は加熱・圧縮状態では伝熱を
促進し、発熱抑制の冷風通気時には冷却を促進する。有
機物を吸着した廃活性炭、炭素材の再生温度は100〜
500℃で十分であり、海水、濃厚塩類、土壌、汚泥、
排水と直接接触したりぬの袋、多孔体を介して長期接触
した活性炭、炭素質でも同様であった。これは高温処理
炉でない本発明の装置の拡張用途として有用なものであ
る。特に臭気は150〜250℃で酸化分解して再生で
きた。除湿活性炭、シリカゲルの再生は150〜200
℃程度で再生され、汚水、土壌処理に使用した活性炭で
も400ないし500℃の空気酸化再生で十分であっ
た。黄色の染料廃液で汚染した粘土質土壌と粒状活性炭
を容器内で層状に重ね温水で浸して1月放置し、活性炭
を分離しシリンダー内で450℃で処理し5回繰り返し
たところ土壌抽出液は無色になった。汚染土壌を交換し
て同様の操作を繰り返すことができた。塩酸滴下処理は
毎回行った。吸着容量は新品の80%を維持していた。
再生条件は臭気、汚染物質成分の種類と共存する重質油
成分等によって異なるが1時間ないし1ケ月処理によっ
て目的を達成できた。従来は流動法によってのみ低温酸
化再生が可能と考えられていた。
【0034】この方法は少量排気処理で足りるので筒あ
るいは箱が大型ならば加熱処理装置を専用して再生し、
小型ならばゴミ処理時に同時処理し再生できるまで長時
間放置し再生できた。繰り返し再生もできた。(1)圧
縮処理室加熱面の加熱制御と(2)加圧、減圧または真
空引きの組合せ(3)で低温流通燃焼、接触時間、窒息
により燃焼局部過熱に起因する着火防止が容易になっ
た。加熱室の壁温度が一定に調節されているものが適当
である。着火防止が低温再生に必要であるが単一炉殻で
は熱容量が大で着火時の制御が容易ではなかった。この
ように冷却手段を備えることによって操作が容易になっ
た。81、82を軸にして回転または往復回転するのが
便利である。簡易装置としては最低、安全弁または破裂
弁と内部温度測定端、シリンダー内外の通風冷却機能を
備えるだけで足りる。
【0035】
【実施例10】図8は吸引機構と装置である。縦形であ
ってもよい。排気処理装置において、吸引ポンプ汚損を
防止するために、(1)吸引機構、(2)吸引排気を収
容する収容室または袋容器、(3)排気収容容器または
室の膨張・収縮用の可動的に仕切られた吸引室、からな
る吸引系と(4)排気予備冷却系、(5)重錘、大気圧
または加圧装置で吸着、凝縮条件に戻すことができるピ
ストン仕切りまたは隔離壁、袋、膜を真空容器内に設け
汚染物、臭気、溶剤を減圧吸気し、真空(または排気)
ポンプが直接汚染気体や飛沫を吸引しないで処理するこ
とができる。排気の吸着浄化器を排気吸引・吐出系の排
気収容容器内排気室例えば袋、気室に装備しこれも時間
をかけて吸引した空気を滞留させ浄化できる。減圧で遊
離酸素を比較的希薄にして反応や処理することは真空系
機能に必要により汚損防止の間接吸引室、吸着による排
出防止器を設けることによつて容易になる。図4は処理
室を二次元に配置した例である。、処理したものは側壁
を開いて取り出すことができるが、底を開いて上から押
して下に取り出してもよい。
【0036】
【実施例11】廃棄物集積や処理で発生する臭気は図9
のような可撓性シート113と多孔管111とからなる
簾、吸引幕あるいは格子、多孔管および開閉部等の隙間
に配置した多孔ダクトによって捕集できる。処理室内雰
囲気と漏入気を少量ずつ活性炭脱臭ダクトを経由して吸
引装置によつて吸引して屋外に放出する。扁平ダクトに
再生可能の用吸着材を挿入することができる。図10、
11はフイルム筒、あるいは金属箔製軽量ダクトであ
る。多孔管に多スリット管を被せて多孔管の孔近辺の死
角をスリットで消滅させ均一に吸引している。117は
潰れによる閉塞を防ぎミスト、臭気を捕集する繊維充填
物または繊維状活性炭である。133はダクトを支持す
るための芯線である。カーテンの吊り金具を使用でき
る。鋲止めもできる。軽量、低コストが可能なのでゴミ
装置、家屋の隙間、死角に張り巡らすことができる。給
気にも使える。
【0037】
【実施例12】図13は下側面加熱面がエプロン128
に沿い移動するとともにスイング開口して容量を大きく
し圧縮減容率が大にかかわらず出し入れ圧縮を容易にす
る装置である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明は加圧・加熱
面を備えた処理装置で、廃プラスチック、廃紙、生ゴミ
を加熱・圧縮して容易に1/5以下に減容するだけでな
く、装置の機能を利用して多機能化し利便性を高めて普
及を促進できる。同装置で吸着・除湿材等をそのままま
たは容器入りで再生する。平ダクトは脱臭作用浄化作用
を持たせ、設置空間を少なくし家屋メンテナンス、か
び、ダニ対策にも有用である。このように廃棄物置場節
減、清潔保持、輸送容積減にする。さらに付属容器、機
器によって物品、吸着材、調度品を滅菌温度以上に加熱
したり、災害時の環境改善、事故監視、介護監視、防臭
に利用できる総合多機能技術である。実施例は限定する
ものでなく部分的組み合わせも利用できることは当然で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置の縦断面図
【図2】上部加熱を主にした装置の縦断面図
【図3】真空引きで加熱加圧する装置の縦断面図
【図4】簡易な加熱加圧装置の見取り図
【図5】伝熱促進の伝熱用貫入棒を持つ乾燥用容器の縦
断面図
【図6】結束、加熱圧縮用容器の見取り図
【図7】吸着材再生用シリンダー反応器の縦断面図
【図8】真空引き装置の縦断面図
【図9】簡易な吸引幕装置の平面図
【図10】偏平簡易軽量ダクトの見取り図
【図11】偏平簡易軽量ダクトの縦断面図
【図12】加熱加圧装置に納めた生ゴミ、高含水物乾燥
用容器の縦断面図
【図13】下側面加熱面がスイング開口圧縮する装置の
縦断面図
【符号の説明】
2、3、16 伝熱壁 33、36、38、60 電熱 4、28 伝熱性押し板 5 廃棄用プラスチック容器(袋) 7、8 吊り金具 14 取り出し容器 20 加圧用取っ手 11、31 ラチエット、ストッパー 35 溝 44 温度測定板、伝熱板 48、50 温度検出端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B09B 3/00 301Q 302E

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】廃物または被処理物を温度制御された加熱
    面または保温面によって構成された処理室に納めまたは
    内面に接触させて加熱し、圧縮減容成型、乾燥、殺菌、
    再生から選ばれた処理をする場合に、バラまたは結束、
    袋入り、容器または枠入り、から選ばれた被処理物を、
    加熱圧縮減容処理室に装入し、加熱されている面に容器
    または被処理物を接触して処理し、耐熱容器、枠または
    取り出し具によって出し入れし、冷または熱状態で処理
    室から取り出す廃物または被処理物の処理法。
  2. 【請求項2】廃プラスチック、廃紙または生ゴミを含む
    廃物を加熱面に押しつけて加熱圧縮減容成型または乾燥
    する場合に、竪ないし横姿勢の固定軸または移動軸を支
    点としてスイングする剛性面と伝熱加熱面を有する処理
    室に屑、廃棄物、リサイクル品または含液物を収納し、
    (1)スイングする剛性面または固定面伝熱面と移動伝
    熱面間での伝熱面による加熱または圧縮、(2)スイン
    グする面に対して竪または横の交差方向の押し込み機構
    での圧縮または排出、(3)突起、伝熱用棒または翼を
    持っていてもよい内挿補助面、(4)圧縮面または支持
    機構のスプリングまたは弾性機構に面圧縮方向の歪を蓄
    積し、ラチエット機能または楔機能を作動または解除し
    て継続的に被処理物を圧すること、(5)加熱圧縮減容
    室の断面積が圧縮方向に縮小または拡大すること、から
    の選択の1つまたは組合せからなる加熱または圧縮処理
    方法。
  3. 【請求項3】容器が加熱または冷却面を持つ1重または
    2重以上の壁であり、処理した廃物を処理室から取り出
    して追加の圧縮成型または加熱圧縮成型を移動後に行い
    または行わない請求項1または2記載の廃物の加熱圧縮
    減容法。
  4. 【請求項4】伝熱面が連続面、多管面または断面異形の
    回転ロール面から選ばれた1つまたは組合せである請求
    項1または2記載の廃物の加熱加圧処理法。
  5. 【請求項5】加熱圧縮処理室の圧縮方向側面の伝熱壁に
    熱伝導を制限した加熱区画を設定し、圧縮方向に温度分
    布を持たせる廃物の加熱圧縮処理法。
  6. 【請求項6】加熱面または保温面からなる廃物処理室
    に、姿勢制御機構と加熱機構を有する移動または開閉可
    能の押し面と、この押し面に対向する加熱面とを設け、
    押し面の位置検出機能と、温度表示機能または加熱強度
    調節機能から選ばれた1つまたは組合せを設ける請求項
    1または2記載の廃物の加熱圧縮減容法。
  7. 【請求項7】熱交換面または構造材料の面間もしくは間
    隙に伝熱制御用弾性金属ウール層または弾性体片を保持
    し、接触面間距離の変更または流体流通を制御し伝熱条
    件の変更または加熱・冷却の切り替えを行う熱制御方
    法。
  8. 【請求項8】耐熱性取り出し用具または容器が金属また
    は強化プラスチック製の容器、穴明容器、格子箱、枠、
    籠、網、プラスチックシート、紐または鎖等から選ばれ
    た1つまたは組合せであり、被処理物を取り出し用具内
    に入れてそのまま、または予備圧縮の後、蓋またはスト
    ッパーで留め、あるいは取り出し用具内の加圧または非
    加圧結束物として処理室に出し入れする請求項1または
    2記載の加熱加圧処理法。
  9. 【請求項9】結束用線状物の差し込み部品を兼ねた結合
    部品で組み立てた分割可能の容器と解除可能の分割部の
    結合具からなる容器または枠型廃物容器。
  10. 【請求項10】加熱面に廃物を押しつけて加熱加圧する
    場合に装置加熱熱源がプレス用アイロンの機能または調
    理用であってもよいホットプレートの機能である加熱面
    と、対向する面または加熱面の間に生ゴミ、廃プラスチ
    ック、廃紙、廃除湿材から選ばれた被処理物を耐熱容器
    にいれて、紙であつてもよい非粘着耐熱板またはフイル
    ムあるいは弾性金属のウールからなるマットを介して加
    熱処理する場合に加圧方向の側面を構成する壁に温度測
    定装置または制御装置を備えた加熱加圧処理装置。
  11. 【請求項11】外蓋、内蔵蓋または蓋に取り付けた強度
    材料を梃子として、固定または引き出し可能の取っ手ま
    たは延長腕を備え人力で加圧する請求項1または2記載
    の加熱加圧処理法。
  12. 【請求項12】廃ブラスチックまたは廃紙を加圧減容し
    た後に、加熱面に被処理物を押し付ける加熱・加圧減容
    装置で減容する場合に、低圧加圧と高圧加圧の重畳操作
    を内または外で加えることからなるゴミの加圧・加熱圧
    縮減容法。
  13. 【請求項13】 温度指示調節計の加熱電源と温度検出
    端、または圧力測定の電源と圧力測定端の接続端子を組
    で切り替え接続変更するコネクターを備え、別の同種ま
    たは異種の装置に使用する請求項1または2記載の廃物
    の加熱圧縮処理装置。
  14. 【請求項14】処理室の底部側面に配置し、少なくとも
    1面が加熱板である加熱圧縮面間に廃プラスチツク、廃
    紙、または繊維屑を含む廃物を収容して処理する場合
    に、投入して上面蓋となるピストン面またはスイング面
    で圧縮して主加熱圧縮圧縮室に押し込み、主圧縮室を形
    成する側面ピストン面またはスイング面で加熱圧縮し、
    追加の被処理物を追加しまたは追加することなく加熱面
    を開けて加熱圧縮された被処理物を蓋または底から取り
    出すスイング面またはスライド移動面で加熱減容処理操
    作を行う処理法。
  15. 【請求項15】被処理物が炭素質吸着材または除湿材で
    あり低温加熱再生、または低温酸化再生する装置におい
    て、被処理物を納める単数または複数の熱伝導性容器と
    内部に温度検出端または熱伝導性充填物を有する容器と
    容器の内部及び外部の通気を制御する配管と制御機構
    と、容器を収容する処理室壁温度を制御する処理室とか
    らなる加熱処理法。
  16. 【請求項16】圧縮処理室内の屑または廃棄物を圧縮す
    る場合に伝熱面間に熱容量を持つ単数または複数の長い
    突起があってもよい可動補助加熱体を置き、伝熱面の発
    熱体から熱を与え、スペーサーつき補助加熱面間に屑ま
    たは廃棄物を置き加熱面の顕熱と発熱体から熱を与えつ
    つ加熱または圧縮する処理装置。
  17. 【請求項17】汚損物処理または排気処理装置におい
    て、吸引器、真空ポンプ、電気掃除機から選ばれた1つ
    または組み合わせを使用する吸引装置において、(1)
    吸引機構、(2)吸引排気を収容する収容室または容
    器、(3)排気収容容器または室の膨張・収縮用の可動
    的に仕切られた吸引室、からなるなる吸引系と(4)排
    気予備冷却系、(5)気袋または仕切りを圧する重錘ま
    たはバネ、(6)大気圧または加圧装置で吸着、凝縮条
    件に戻し、次に排気の吸着浄化装置、排気分解装置、排
    気洗浄装置、から選ばれた1つまたは組合せを排気吸引
    ・吐出系の排気収容容器内排気室に装備し、ピストン仕
    切りまたは隔離壁、袋、膜を真空容器内に設け汚染物、
    臭気、溶剤を減圧吸気し、次いで復圧または加圧処理す
    ることからなる排気処理または吸引装置。
  18. 【請求項18】排気処理系を含む加熱圧縮減容において
    (1)加熱圧縮室、(2)断熱部分より内部、(3)断
    熱部より外部、から選ばれた任意の部分を必要時に臭気
    分解温度または滅菌温度に必要時間維持する電熱と温度
    調節機能を持つ圧縮減容処理装置。
  19. 【請求項19】加熱面または保温面に包囲され、低圧の
    加圧ないし減圧下で実質的に密閉系を構成する触媒また
    は炭素質吸着体の炭化または低温燃焼による吸着材再生
    において、器内を150℃以上500℃付近以下で遊離
    酸素を含みまたは含まない雰囲気に維持し、熱源、冷却
    機能に加えて加圧度、減圧度または真空度を制御して気
    相比熱と酸素濃度を変化して温度制御する低温酸化反応
    または低温分解方法。
  20. 【請求項20】装置自身または他に由来する吸着体を耐
    熱耐圧容器に収容し、または吸着体を収容した耐熱耐圧
    容器を加熱し再生する場合に、(1)耐圧耐熱容器に安
    全弁または圧力調節弁、(2)保温構造、(3)容器を
    収容する処理室の1面以上の温度制御された加熱面、
    (4)伝熱加熱面または容器壁温度調節系(5)耐圧耐
    熱容器壁または内部に部分的に取り付けた冷却用ガス通
    気管または套、からなり、(6)伝熱性内部挿入物、
    (7)排気口または温度調節用真空または圧調節を行う
    排気系または安全弁からなる加熱再生装置。
  21. 【請求項21】加熱、乾燥、蒸発または加熱圧縮処理に
    処理時間をかけて処理する装置において、冷却媒体また
    はガス燃料を処理室の加熱制御に使用する燃料または吹
    き込み空気の制御管路に自動制御弁を設け、被処理物ま
    たは伝熱面温度の測定手段と流量の時間比例制御系を設
    け、電気による加熱機能を併用し、または併用しない処
    理または加熱装置。
  22. 【請求項22】気体を吸引する渦巻状、簾状またはロ状
    に形成した多孔管であってアコーデオン状あるいはブラ
    インド状連節板の邪魔板または裏打ち薄板を有する多孔
    管または偏平管からなる換気または有害物吸引または覆
    い具。
  23. 【請求項23】流体を吸引または排出する薄板またはフ
    イルムからなる偏平管または平板状ダクトである通路ま
    たはフィルター装置において内部に濾過材料または吸着
    材料からなる迷路または非迷路通路充填物とダクト内ま
    たはダクト外と連通する通気路と吸引装置とからなる流
    体処理または排出装置。
  24. 【請求項24】埋められまたは土砂をかぶった廃プラス
    チック含有物を土砂あるいは異物とともに掘りおこして
    解砕し、粗く分級して土砂分離し、可燃廃棄物を、加熱
    面を持つ加熱加圧処理装置に装入し、加熱面に押し付け
    て圧縮し、または部分的に融着成型し、冷却して得られ
    た定形または不定形物を内部に篩分け解砕装置を装備し
    た流動熱分解炉で異物を分解または分離しつつ熱分解し
    発生した可燃気相を単独または廃吸着体再生排気ととも
    に燃焼する燃焼装置と活性炭低温燃焼再生装置とからな
    る可燃物処理装置。
  25. 【請求項25】温度、圧力、重さから選ばれた1つまた
    は組み合わせで廃物処理室または居住室内の特定場所で
    の人体または物体の動きを温度測定によって限界値検出
    する測定回路と、通信機能で監視データをデジタルまた
    は音声送信する兼用機能を保有する廃物処理装置。
  26. 【請求項26】可搬内燃発電機の電気または排気を利用
    する請求項1または2記載の廃物処理方法。
  27. 【請求項27】ポリスチレン発泡体を破砕突起を持つジ
    ャッキ、ロールまたは梃子で加圧または加熱し、亀裂、
    穴開けあるいは圧潰の後加熱面に押し付けて圧縮減容す
    る請求項1または2記載の廃物処理方法。
  28. 【請求項28】加熱または保温面で包囲され加熱面が温
    度制御されている処理室10と処理室に納め処理室10
    と通気状態で絶縁されている処理室132とからなり処
    理室132は廃物処理、器物の乾燥殺菌、吸着剤の再
    生、調理から選ばれ容易に差し替え可能の槽または装置
    である請求項1または2記載の廃物処理方法。
  29. 【請求項29】水または溶剤の蒸気を蒸発部分から回収
    する場合に気体に搬送された蒸気成分を冷却凝縮または
    吸着によって分取し、凝縮前後の気相の比重差によって
    蒸発部と凝縮部間に上昇下降に仕切られた循環路を設け
    た蒸発または乾燥装置。
  30. 【請求項30】角ないし円形断面のシリンダー型容器と
    これに内挿する加圧用移動面、蓋、底とからなる加熱圧
    縮処理装置において、廃棄物または被処理物に面する加
    圧または加熱加圧面と大気圧を受ける外側の面間に処理
    室からの吸気用空間または濾過機能と吸気用連結機能を
    設けた圧縮または加熱圧縮処理装置。
  31. 【請求項31】円形であってもよい任意形状の廃プラス
    チックを含む加熱加圧成型物を冷または熱状態で加圧ま
    たは加熱加圧成型装置にかけて断面方形または長方形に
    再成型し成型物を分解選別しまたは分解選別することな
    く、埋め立て、燃焼、ガス化、成型原料化から選ばれた
    処理をする圧縮または加熱圧縮処理方法。
  32. 【請求項32】廃プラスチックまたは他の廃物の加熱ま
    たは加熱加圧処理する装置において、静止、移動または
    回転する皿型、蒲鉾型または円筒型である加熱面と、伝
    熱面材または測定板の発熱部または熱風の高温隣接部に
    埋め込まれ、または伝熱面に接触する温度測定端と伝熱
    面に固定しまたは伝熱面に固定しない電熱、燃料の触媒
    燃焼、火炎、廃熱から選ばれた熱源装置からなる加熱ま
    たは加熱加圧成型装置。
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