JP2001021331A - 折り曲げ角度検出方法および板材折り曲げ加工機 - Google Patents

折り曲げ角度検出方法および板材折り曲げ加工機

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JP2001021331A
JP2001021331A JP11190891A JP19089199A JP2001021331A JP 2001021331 A JP2001021331 A JP 2001021331A JP 11190891 A JP11190891 A JP 11190891A JP 19089199 A JP19089199 A JP 19089199A JP 2001021331 A JP2001021331 A JP 2001021331A
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punch
die
bending
measuring device
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一成 今井
Junichi Koyama
純一 小山
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Amada Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D5/00Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves
    • B21D5/006Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves combined with measuring of bends

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイ内の板状のワークの曲げ変形をうけてい
る部分の湾曲形状を測定することによって、ワークに傷
をつけないで正確な折り曲げ角度検出を検出できるよう
にした折り曲げ角度検出方法および板材折り曲げ加工機
を提供することにある。 【解決手段】 パンチとダイDを備えた板材折り曲げ加
工機における上記パンチとダイDとによって折り曲げ加
工されたワークWの折り曲げ角度を検出する板厚検出方
法において、上記パンチとダイDとによるワークWの折
り曲げ部の湾曲形状を検出し、この検出した湾曲形状に
基づいてワークWの両側部のなす挟み込み角度を求める
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、板状のワークに
折り曲げ加工を行う際、前記ワークの折り曲げ角度を検
出する折り曲げ角度検出方法および折り曲げ加工機に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、板状のワークに折り曲げ加工を行
う際、前記ワークの折り曲げ角度を検出する折り曲げ角
度検出方法としては、さまざまな方法がすでに提案され
ている。そして、従来の折り曲げ角度検出方法はそのほ
とんどがワークの曲げ変形されていない直線部分を測定
しているものである。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】ところで、従来の折り
曲げ角度検出方法では、ワークの曲げ変形されていない
直線部分を測定しているため、曲げ変形を受けない直線
部分の長さを、ある程度必要となる。曲げ変形を受けな
い直線部分は、自重によるたれや、人の手によるささえ
によって変形をうけ、正確な挟み込み角度にはなってい
ない。
【0004】また、測定方法によっては、金型に測定用
の穴があいており、まげによってワークに傷、またはあ
とがつくという問題があった。
【0005】この発明の目的は、ダイ内の板状のワーク
の曲げ変形をうけている部分の湾曲形状を測定すること
によって、ワークに傷をつけないで正確な折り曲げ角度
検出を検出できるようにした折り曲げ角度検出方法およ
び板材折り曲げ加工機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の折り曲げ角度検出方法は、
パンチとダイを備えた板材折り曲げ加工機における上記
パンチとダイとによって折り曲げ加工されたワークの折
り曲げ角度を検出する板厚検出方法において、上記パン
チとダイとによるワークの折り曲げ部の湾曲形状を検出
し、この検出した湾曲形状に基づいてワークの両側部の
なす挟み込み角度を求めることを特徴とするものであ
る。
【0007】したがって、ワークに折り曲げ加工を行う
際、パンチとダイとによるワークの折り曲げ部の湾曲形
状が検出される。この検出された湾曲形状に基づいてワ
ークの両側部のなす挟み込み角度がワークに傷をつけず
に、しかも正確に求められる。
【0008】請求項2によるこの発明の板材折り曲げ加
工機は、パンチとダイを備えた板材折り曲げ加工機にお
いて、前記パンチとダイによる板状のワークの折り曲げ
部の湾曲形状を検出するための湾曲形状検出手段と、こ
の湾曲形状検出手段によって検出した湾曲形状に基づい
てワークの両側部のなす挟み込み角度を演算するための
演算手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0009】したがって、ワークに折り曲げ加工を行う
際、パンチとダイとによるワークの折り曲げ部の湾曲形
状が湾曲形状検出手段で検出される。この湾曲形状検出
手段で検出された湾曲形状に基づいて演算手段でワーク
の両側部のなす挟み込み角度がワークに傷をつけずに、
しかも正確に求められる。
【0010】請求項3によるこの発明の板材折り曲げ加
工機は、板状のワークの折り曲げ加工を行うためのダイ
溝を備えたダイと、このダイに対して相対的に接近離反
する方向へ移動自在のパンチとを備えてなる板材折り曲
げ加工機において、レーザ測長器から発振されたレーザ
光を、前記ダイ溝の長手方向に対して直交する第1の平
面内において前記パンチの相対的な移動方向へ反射する
反射面を前記ダイ溝の底部より深い位置に設け、前記パ
ンチの相対的な移動方向に対して直交しかつ前記第1の
平面に対して直交する第2の平面に対して前記反射面を
傾斜して設け、前記レーザ測長器を前記パンチの相対的
な移動方向へ移動自在に設け、このレーザ測長器の複数
箇所の移動位置毎にレーザ光を前記反射面を介してワー
クの折り曲げ部へ照射したときのレーザ測長器から上記
折り曲げ部までの距離に基づいてワークの折り曲げ部の
湾曲形状を演算すると共に、この演算した湾曲形状に基
づいてワークの折り曲げ角度を演算する演算手段を設け
てなることを特徴とするものである。
【0011】したがって、ワークに折り曲げ加工を行う
際、レーザ測長器から発振されたレーザ光が前記ダイ溝
の底部より深い位置に設けた反射面で反射されてワーク
の折り曲げ部へ照射される。レーザ測長器からワークの
折り曲げ部までの距離が検出される。ついで、レーザ測
長器を前記パンチの相対的な移動方向へ移動せしめるこ
とにより、レーザ測長器の複数箇所の移動位置毎にレー
ザ光を前記反射面を介してワークの折り曲げ部へ照射し
たときのレーザ測長器から上記折り曲げ部までの距離が
検出される。そして、これら複数の距離が演算手段に取
り込まれてワークの折り曲げ部の湾曲形状が演算される
と共に、この演算された湾曲形状に基づいてワークの両
側部のなす挟み込み角度がワークに傷をつけずに、しか
も正確に求められる。
【0012】請求項4によるこの発明の板材折り曲げ加
工機は、板状のワークの折り曲げ加工を行うためのダイ
溝を備えたダイと、このダイに対して相対的に接近離反
する方向へ移動自在のパンチとを備えてなる板材折り曲
げ加工機において、前記ダイ側に設けたレーザ測長器か
ら発振されたレーザ光を、前記ダイ溝の長手方向に対し
て直交する第1の平面内において前記パンチの相対的な
移動方向へ反射する反射面を前記ダイ溝の底部より深い
位置に設け、前記パンチの相対的な移動方向に対して直
交しかつ前記第1の平面に対して直交する第2の平面に
対して前記反射面を傾斜して設け、前記第1の平面及び
第2の平面に対して直交する第3の平面に沿って前記反
射面を移動自在に設け、この反射面の複数箇所の移動位
置毎にレーザ光を前記反射面を介してワークの折り曲げ
部へ照射したときのレーザ測長器から上記折り曲げ部ま
での距離に基づいてワークの折り曲げ部の湾曲形状を演
算すると共に、この演算した湾曲形状に基づいてワーク
の折り曲げ角度を演算する演算手段を設けてなることを
特徴とするものである。
【0013】したがって、ワークに折り曲げ加工を行う
際、レーザ測長器から発振されたレーザ光が前記ダイ溝
の底部より深い位置に設けた反射面で反射されてワーク
の折り曲げ部へ照射される。レーザ測長器からワークの
折り曲げ部までの距離が検出される。ついで、前記第1
の平面及び第2の平面に対して直交する第3の平面に沿
って前記反射面を移動せしめることにより、レーザ測長
器の複数箇所の移動位置毎にレーザ光を前記反射面を介
してワークの折り曲げ部へ照射したときのレーザ測長器
から上記折り曲げ部までの距離が検出される。そして、
これら複数の距離が演算手段に取り込まれてワークの折
り曲げ部の湾曲形状が演算されると共に、この演算され
た湾曲形状に基づいてワークの両側部のなす挟み込み角
度がワークに傷をつけずに、しかも正確に求められる。
【0014】請求項5によるこの発明の板材折り曲げ加
工機は、板状のワークの折り曲げ加工を行うためのダイ
溝を備えたダイと、このダイに対して相対的に接近離反
する方向へ移動自在のパンチとを備えてなる板材折り曲
げ加工機において、レーザ測長器から発振されたレーザ
光を、前記ダイ溝の長手方向に対して直交する第1の平
面内において前記パンチの相対的な移動方向へ反射する
反射面を前記パンチの先端部より深い位置に設け、前記
パンチの相対的な移動方向に対して直交しかつ前記第1
の平面に対して直交する第2の平面に対して前記反射面
を傾斜して設け、前記レーザ測長器を前記パンチの相対
的な移動方向へ移動自在に設け、このレーザ測長器の複
数箇所の移動位置毎にレーザ光を前記反射面を介してワ
ークの折り曲げ部へ照射したときのレーザ測長器から上
記折り曲げ部までの距離に基づいてワークの折り曲げ部
の湾曲形状を演算すると共に、この演算した湾曲形状に
基づいてワークの折り曲げ角度を演算する演算手段を設
けてなることを特徴とするものである。
【0015】したがって、ワークに折り曲げ加工を行う
際、パンチ側に設けたレーザ測長器から発振されたレー
ザ光が前記パンチの先端部の底部より深い位置に設けた
反射面で反射されてワークの折り曲げ部へ照射される。
レーザ測長器からワークの折り曲げ部までの距離が検出
される。ついで、レーザ測長器を前記パンチの相対的な
移動方向へ移動せしめることにより、レーザ測長器の複
数箇所の移動位置毎にレーザ光を前記反射面を介してワ
ークの折り曲げ部へ照射したときのレーザ測長器から上
記折り曲げ部までの距離が検出される。そして、これら
複数の距離が演算手段に取り込まれてワークの折り曲げ
部の湾曲形状が演算されると共に、この演算された湾曲
形状に基づいてワークの両側部のなす挟み込み角度がワ
ークに傷をつけずに、しかも正確に求められる。
【0016】請求項6によるこの発明の板材折り曲げ加
工機は、板状のワークの折り曲げ加工を行うためのダイ
溝を備えたダイと、このダイに対して相対的に接近離反
する方向へ移動自在のパンチとを備えてなる板材折り曲
げ加工機において、前記パンチ側に設けたレーザ測長器
から発振されたレーザ光を、前記ダイ溝の長手方向に対
して直交する第1の平面内において前記パンチの相対的
な移動方向へ反射する反射面を前記パンチの先端部より
深い位置に設け、前記パンチの相対的な移動方向に対し
て直交しかつ前記第1の平面に対して直交する第2の平
面に対して前記反射面を傾斜して設け、前記第1の平面
及び第2の平面に対して直交する第3の平面に沿って前
記反射面を移動自在に設け、この反射面の複数箇所の移
動位置毎にレーザ光を前記反射面を介してワークの折り
曲げ部へ照射したときのレーザ測長器から上記折り曲げ
部までの距離に基づいてワークの折り曲げ部の湾曲形状
を演算すると共に、この演算した湾曲形状に基づいてワ
ークの折り曲げ角度を演算する演算手段を設けてなるこ
とを特徴とするものである。
【0017】したがって、ワークに折り曲げ加工を行う
際、パンチ側に設けたレーザ測長器から発振されたレー
ザ光が前記パンチの先端部の底部より深い位置に設けた
反射面で反射されてワークの折り曲げ部へ照射される。
レーザ測長器からワークの折り曲げ部までの距離が検出
される。ついで、前記第1の平面及び第2の平面に対し
て直交する第3の平面に沿って前記反射面を移動せしめ
ることにより、レーザ測長器の複数箇所の移動位置毎に
レーザ光を前記反射面を介してワークの折り曲げ部へ照
射したときのレーザ測長器から上記折り曲げ部までの距
離が検出される。そして、これら複数の距離が演算手段
に取り込まれてワークの折り曲げ部の湾曲形状が演算さ
れると共に、この演算された湾曲形状に基づいてワーク
の両側部のなす挟み込み角度がワークに傷をつけずに、
しかも正確に求められる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0019】図1、図2および図3を参照するに、板材
折り曲げ加工機としてのプレスブレーキ1は、立設され
たサイドフレーム3L、3Rを備えており、このサイド
フレーム3L、3Rのほぼ中央部には切欠きGを有して
いる。また、前記サイドフレーム3L、3Rの上部前方
には、下端部に複数の中間板5を介してパンチPを装着
するラムとしての上部テーブル7が上下動自在に設けら
れている。
【0020】前記サイドフレーム3L、3Rの上部前面
には、前記上部テーブル7を上下移動させるラム駆動手
段である左右のボールネジユニット9L、9Rが設けら
れている。このボールネジユニット9L、9Rでは、駆
動モータ11により図示省略のボールネジを回転駆動し
て上部テーブル7を上下動させる。
【0021】一方、前記サイドフレーム3L、3Rの下
部前面には、前後(図2、図3において左右)の支持板
13F、13Rが設けられており、上端部にダイDを装
着する下部テーブル15が前後の支持板13F、13R
の上部に挟まれている。また、下部テーブル15の左右
両端は、前記支持板13F、13Rと一体的に貫通して
サイドフレーム3L、3Rに固定される支点ピン17
L、17Rにより支持されている。
【0022】したがって、下部テーブル15における左
右両端部は支点ピン17L、17Rによりサイドフレー
ム3L、3Rに対して上下方向に固定されているが、中
央部分では若干の上下変形が可能となっている。
【0023】また、前記支持板13F、13Rの中央部
において下部テーブル15の下側に接するように、前述
の左右の支点ピン17L、17Rを支点として下部テー
ブル15の中央部を持ち上げるためのクラウニング手段
19が設けられている。さらに、図1における左側のサ
イドフレーム3Lの左側には、駆動モータ11などを制
御せしめるためのを制御装置21が設けられている。
【0024】前記サイドフレーム3L、3Rの切欠きG
の位置には、ワークWの曲げ位置をパンチPおよびダイ
Dの位置に合わせるためのバツクゲージ装置23が設け
られている。このバツクゲージ装置23ではワークWを
突き当てる複数の突き当て25がストレツチ27に備え
られていて、L軸モータ29でリンク機構31によりL
軸方向(前後方向)へ前記ストレツチ27が移動位置決
めされるようになっている。また、Z軸モータ33を駆
動することにより、リンク機構31を介して突き当て2
5がZ軸方向(上下方向)へ移動される。さらに、Y軸
モータ35を駆動することにより、例えばラックとピニ
オンの駆動機構で突き当て25がY軸方向(左右方向)
へ移動される。
【0025】上記構成により、バツクゲージ装置23の
突き当て25をL軸、Y軸およびZ軸方向へ移動せしめ
て所望の位置へ位置決めしてワークWを突き当て25に
突き当てる。次いで、パンチPとダイDとの協動でワー
クWに折り曲げ加工が行われることになる。
【0026】前記ダイDの左右方向の適宜位置には図4
に示されているように、ダイ溝DVに連通して複数のス
リット37が前記ダイ溝DVの長手方向に対して直交す
る第1の平面内において形成されている。このスリット
37の代わりに穴であっても構わない。このスリット3
7内すなわち、前記ダイ溝DVの底部より深い位置には
図5に示されているように、右斜め上方へほぼ45度傾
斜して反射面を構成する反射ミラー39が前記パンチP
の相対的な移動方向に対してかつ前記第1の平面に対し
て直交する第2の平面に対して設けられている。また、
前記バツクゲージ装置23の突き当て25には図5に示
されているように、レーザ測長器41が設けられてい
る。前記反射ミラー39とレーザ測長器41とで湾曲形
状検出手段を構成している。すなわち、前記反射ミラー
39は前記第1の平面および第2の平面に対して直交す
る第3の平面沿って移動される。
【0027】上記構成により、レーザ測長器41はL
軸、Y軸およびZ軸方向へ移動せしめられ所望の位置へ
位置決めされるものである。しかも、レーザ測長器41
から発振されたレーザ光LBは、反射ミラー39で反射
された後スリット37内を通ってワークWの側面である
折り曲げ部に照射される。そして、照射されたレーザ光
LBは戻り光としてレーザ測長器41へ戻されてレーザ
測長器41からワークWの側面までの距離が検出される
ことになる。なお、レーザ測長器41のL軸方向の先端
位置である基準位置は予めL軸モータ29により所望の
位置に位置決めされるものである。また、レーザ測長器
41をZ軸モータ33によりZ軸方向へ移動位置決めさ
せることでワークWの両側面までの距離が検出される。
したがって、この検出されたワークWの両側面までの複
数の距離を用いてワークWの折り曲げ部における湾曲形
状が検出される。しかも、この検出され湾曲形状が演算
手段に取り込まれて折り曲げ角度である挟み込み角度が
正確に演算されるものである。
【0028】前記制御装置21は、図6に示されている
ように、CPU43を備えており、このCPU43には
種々のデータを入力するためのキーボードなどの入力手
段45が接続されていると共に、種々のデータを表示す
るためのCRTなどの表示手段47が接続されている。
前記Y軸モータ35、L軸モータ29およびZ軸モータ
33にはそれぞれ位置検出器としてのエンコーダ49、
51、53が備えられていて、しかも、前記CPU43
に接続されている。
【0029】前記レーザ測長器41で検出されたワーク
Wの側面までの距離は、CPU43に入力されて記憶す
る距離メモリ55、仮定曲線・ファイル57並びに折り
曲げ角度である挟み込み角度を演算するための演算手段
59が前記CPU43に接続されている。
【0030】つぎに、前記距離メモリ55、仮定曲線・
ファイル57、演算手段59で検出、演算のアルゴリズ
ムについて図7、図8を用いて説明する。
【0031】図7において、前記レーザ測長器41は発
光器、受光器を備えており、この発光器から発振された
レーザ光LBの光軸1は反射ミラー39で反射されてワ
ークWの図7においてワークWの右側面へ照射される。
その後、戻り光として受光器で受光される。前記レーザ
測長器41を逐次一定の距離でもって2点鎖線で示され
るように、移動位置決めし、前述の要領でレーザ光LB
の光軸3,4、....、n−1、nを発振せしめるこ
とにより、ワークWの図7においてワークWの折り曲げ
部における側面へ照射される。その後、戻り光として受
光器で受光される。したがって、ワークWの複数箇所の
両側面までの距離(Z1、Y1)、(Z2
2)、.....、(Zn、Yn)が検出され、図8
のグラフに示す如くプロットされる(左目盛り)と共
に、距離メモリ55に記憶される。
【0032】この検出された複数の距離をもとにして折
り曲げ角度である挟み込み角度A2を求める作用のフロー
チャートが図9に示されている。図9において、ステッ
プS1でワークWの外形を前述した要領で測定する。つ
ぎに、ステップS2で挟み込み角度を求めるための測定
点を選択する(図8のグラフ中の黒丸)。ステップS3
で黒丸にあう近似曲線を仮定する(a、b、cの未知数
を仮定)。例えば、A=ayb+c(ただし、A:角度
Y:Y方向の位置 a、b、c:未知変数)ステップS
4で測定値から黒丸にあう近似曲線を求める(a、b、
cを求める)。そして、ステップS5でつぎの式にて
A、yを前記演算手段59で求める。
【0033】
【数1】 V =ダイ溝幅 DR=ダイの肩アール DA=ダイ角度 t =板厚 α =(π−DA)/2 ステップS6で上記(1)、(2)の2式により、y が
求められる。
【0034】したがって、ワークWに傷をつけないで正
確な折り曲げ角度である挟み込み角度を検出することが
できる。
【0035】また、図10には折り曲げ角度である挟み
込み角度A2を求める別の作用のフローチャートが示され
ている。図10において、ステップS11でワークWの
外形を前述した要領で測定する。つぎに、ステップS1
2で挟み込み角度を求めるための測定点を選択する(図
8のグラフ中の黒角)。ステップS13で角丸にあう近
似曲線を仮定する。例えば、z=f(y)とする。ステ
ップS14で各測定値から角丸にあう近似曲線を求め
る。ステップS15でつぎのとおり求める。
【0036】
【数2】 V =ダイV溝幅 DR=ダイの肩アール DA=ダイ角度 t =板厚 α =(π−DA)/2 ステップS16で上記(3)、(4)、(5)の2式に
より、yが求められる。
【0037】したがって、ワークWに傷をつけないで正
確な折り曲げ角度である挟み込み角度を検出することが
できる。
【0038】図11には他の実施形態が示されている。
すなわち、図11において前述した実施の形態における
部品と同じ部品には同一の符号を付して詳細な説明を省
略する。図11において、前記下部テーブル15に取り
付けられたブラケットにはX軸駆動モータ61が設けら
れており、このX軸駆動モータ61にはエンコーダなど
の位置検出器63が備えられている。しかも、X軸駆動
モータ61の出力軸にはボールネジ65の一端が連結さ
れている。このボールネジ65にはナット部材67が螺
合されている。このナット部材67にはZ軸駆動モータ
69が設けられており、このZ軸駆動モータ69にはエ
ンコーダなどの位置検出器71が備えられている。しか
も、Z軸駆動モータ69の出力軸にはボールネジ73の
一端が連結されている。このボールネジ73にはナット
部材75が螺合されている。このナット部材75には前
記レーザ測長器41が一体化されている。
【0039】上記構成により、X軸駆動モータ61を駆
動せしめるとボールネジ65を介してナット部材67が
X軸方向へ移動される。そのときの移動量は位置検出器
63で検出される。また、Z軸駆動モータ69を駆動せ
しめるとボールネジ73を介してナット部材75がZ軸
方向へ移動される。そのときの移動量は位置検出器71
で検出される。
【0040】したがって、レーザ測長器41がX、Z軸
方向へ移動されると共に、その移動量が位置検出器6
3、71で検出されることになる。
【0041】図11に示したごとくレーザ測長器41か
ら光軸1、2、……、nでレーザ光LBを逐次一定の間
隔で移動せしめてワークWへ向けて照射せしめることに
よって、前述した要領で湾曲形状の曲線が求められて、
折り曲げ角度である挟み込み角度を、ワークWに傷を付
けることなく、正確に検出することができる。
【0042】なお、前記図11において、Z軸駆動モー
タ69に位置検出器71を備えていない場合にはZ軸方
向へ適宜な間隔で複数の突出自在なストッパを設けてレ
ーザ測長器41を移動位置決めせしめるようにすること
も可能である。
【0043】図12には他の実施の形態が示めされてい
る。すなわち、図12において図11における部品と同
じ部品には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図12において、ダイDの右側面にレーザ測長器41を
設けると共に、反射ミラー39をスリット37内に1個
設けて図17において左右方向へ移動せしめるようにし
た。前記反射ミラー39の下部にナット部材77が一体
化され、ナット部材77にはボールネジ79が螺合され
ている。しかも、ボールネジ79の右端にはY軸駆動モ
ータ81が連結されている。Y軸駆動モータ81にはエ
ンコーダなどの位置検出器83が備えられている。
【0044】上記構成により、Y軸駆動モータ81を駆
動せしめると、ボールネジ79が回転されてナット部材
77を介して反射ミラー39がY軸方向へ移動されるこ
とになる。したがって、レーザ測長器41から光軸1、
2、……、nでレーザ光LBを逐次一定の間隔で移動せ
しめてワークWへ向けて照射せしめることによって、前
述した要領で湾曲形状の曲線が求められて、折り曲げ角
度である挟み込み角度を、ワークWに傷を付けることな
く、正確に検出することができる。
【0045】なお、前記図12において、Y軸駆動モー
タ81に位置検出器83を備えていない場合にはY軸方
向へ適宜な間隔で複数の突出自在なストッパを設けて反
射ミラー39を移動位置決めせしめるようにすることも
可能である。
【0046】図13には他の実施の形態が示されてい
る。この場合にはダイDのスリット37の下部に複数個
のレーザ測長器41または触針式センサ85を設けた場
合の例である。この場合には複数個のレーザ測長器41
または触針式センサ85からそれぞれ光軸でレーザ光L
BをワークWへ向けて照射せしめたり、接触せしめるこ
とによって、前述した要領で折り曲げ角度である挟み込
み角度を正確に検出することができる。
【0047】図14には図13に代わる他の実施の形態
が示されている。図14において図13における部品と
同じ部品には同一の符号を付して詳細な説明を省略す
る。図14において1個のレーザ測長器41または触針
式センサ85が設けられ、このレーザ測長器41または
触針式センサ85の下部にはナット部材87が一体化さ
れており、このナット部材87にはY軸方向へ延伸した
ボールネジ89が螺合されている。このボールネジ89
の右端にはY軸駆動モータ91が連結されている。Y軸
駆動モータ91にはエンコーダなどの位置検出器93が
備えられている。
【0048】上記構成により、Y軸駆動モータ91を駆
動せしめると、ボールネジ89が回転されてナット部材
87を介してレーザ測長器41または触針式センサ85
がY軸方向へ移動されることになる。したがって、レー
ザ測長器41または触針式センサ85により、ワークW
の側面である湾曲形状が測定される。而して、前述した
要領でもって折り曲げ角度である挟み込み角度を正確に
計測せしめることができる。
【0049】前述した例はダイDのスリット37内に反
射ミラー39又はレーザ測長器41を設けてレーザ測長
器41からレーザ光LBを発振せしめて反射ミラー39
を介して、または直接ワークWへレーザ光LBを照射せ
しめることにより、折り曲げ角度を検出する例を説明し
たが、次に、パンチPのスリット37内に反射ミラー3
9又はレーザ測長器41を設けてレーザ測長器41から
レーザ光LBを発振せしめて反射ミラー39を介して、
または直接ワークWへレーザ光LBを照射せしめること
により、折り曲げ角度を検出する例が図15から図18
までに示されている。
【0050】図15には図11、図16には図12がそ
れぞれ対応したパンチP内に反射ミラー39又はレーザ
測長器41を設けて同一部品には同じ符号を付したもの
で、詳細な説明を省略するが、ダイDと同じ要領で作用
をなすとともに、同じ効果を奏するものである。
【0051】なお、前記図15において、Z軸駆動モー
タ69に位置検出器71を備えていない場合にはZ軸方
向へ適宜な間隔で複数の突出自在なストッパを設けてレ
ーザ測長器41を移動位置決めせしめるようにすること
も可能である。また、図12において、Y軸駆動モータ
81に位置検出器83を備えていない場合にはY軸方向
へ適宜な間隔で複数の突出自在なストッパを設けて反射
ミラー39を移動位置決めせしめるようにすることも可
能である。
【0052】図17には図13および図18には図14
がそれぞれ対応したパンチP内に反射ミラー39、レー
ザ測長器41または、触針式センサ85を設けて同一部
品には同じ符号を付したもので、詳細な説明を省略する
が、ダイDと同じ要領で作用をなすとともに、同じ効果
を奏するものである。
【0053】なお、この発明は、前述した発明の実施の
形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことによ
り、その他の態様で実施し得るものである。前述の実施
の形態において、反射ミラー39の角度は検出角度に影
響しないものである。また、レーザ光LBの光軸は必ず
しも水平でなくても良い。
【0054】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態の説明よ
り理解されるように、請求項1の発明によれば、ワーク
に折り曲げ加工を行う際、パンチとダイとによるワーク
の折り曲げ部の湾曲形状が検出される。この検出された
湾曲形状に基づいてワークの両側部のなす挟み込み角度
をワークに傷をつけずに、しかも正確に求めることがで
きる。
【0055】請求項2の発明によれば、ワークに折り曲
げ加工を行う際、パンチとダイとによるワークの折り曲
げ部の湾曲形状が湾曲形状検出手段で検出される。この
湾曲形状検出手段で検出された湾曲形状に基づいて演算
手段でワークの両側部のなす挟み込み角度をワークに傷
をつけずに、しかも正確に求めることができる。
【0056】請求項3の発明によれば、ワークに折り曲
げ加工を行う際、レーザ測長器から発振されたレーザ光
が前記ダイ溝の底部より深い位置に設けた反射面で反射
されてワークの折り曲げ部へ照射される。レーザ測長器
からワークの折り曲げ部までの距離が検出される。つい
で、レーザ測長器を前記パンチの相対的な移動方向へ移
動せしめることにより、レーザ測長器の複数箇所の移動
位置毎にレーザ光を前記反射面を介してワークの折り曲
げ部へ照射したときのレーザ測長器から上記折り曲げ部
までの距離が検出される。そして、これら複数の距離が
演算手段に取り込まれてワークの折り曲げ部の湾曲形状
が演算されると共に、この演算された湾曲形状に基づい
てワークの両側部のなす挟み込み角度をワークに傷をつ
けずに、しかも正確に求めることができる。
【0057】請求項4の発明によれば、ワークに折り曲
げ加工を行う際、レーザ測長器から発振されたレーザ光
が前記ダイ溝の底部より深い位置に設けた反射面で反射
されてワークの折り曲げ部へ照射される。レーザ測長器
からワークの折り曲げ部までの距離が検出される。つい
で、前記第1の平面及び第2の平面に対して直交する第
3の平面に沿って前記反射面を移動せしめることによ
り、レーザ測長器の複数箇所の移動位置毎にレーザ光を
前記反射面を介してワークの折り曲げ部へ照射したとき
のレーザ測長器から上記折り曲げ部までの距離が検出さ
れる。そして、これら複数の距離が演算手段に取り込ま
れてワークの折り曲げ部の湾曲形状が演算されると共
に、この演算された湾曲形状に基づいてワークの両側部
のなす挟み込み角度をワークに傷をつけずに、しかも正
確に求めることができる。
【0058】請求項5の発明によれば、ワークに折り曲
げ加工を行う際、パンチ側に設けたレーザ測長器から発
振されたレーザ光が前記パンチの先端部の底部より深い
位置に設けた反射面で反射されてワークの折り曲げ部へ
照射される。レーザ測長器からワークの折り曲げ部まで
の距離が検出される。ついで、レーザ測長器を前記パン
チの相対的な移動方向へ移動せしめることにより、レー
ザ測長器の複数箇所の移動位置毎にレーザ光を前記反射
面を介してワークの折り曲げ部へ照射したときのレーザ
測長器から上記折り曲げ部までの距離が検出される。そ
して、これら複数の距離が演算手段に取り込まれてワー
クの折り曲げ部の湾曲形状が演算されると共に、この演
算された湾曲形状に基づいてワークの両側部のなす挟み
込み角度をワークに傷をつけずに、しかも正確に求める
ことができる。
【0059】請求項6の発明によれば、ワークに折り曲
げ加工を行う際、パンチ側に設けたレーザ測長器から発
振されたレーザ光が前記パンチの先端部の底部より深い
位置に設けた反射面で反射されてワークの折り曲げ部へ
照射される。レーザ測長器からワークの折り曲げ部まで
の距離が検出される。ついで、前記第1の平面及び第2
の平面に対して直交する第3の平面に沿って前記反射面
を移動せしめることにより、レーザ測長器の複数箇所の
移動位置毎にレーザ光を前記反射面を介してワークの折
り曲げ部へ照射したときのレーザ測長器から上記折り曲
げ部までの距離が検出される。そして、これら複数の距
離が演算手段に取り込まれてワークの折り曲げ部の湾曲
形状が演算されると共に、この演算された湾曲形状に基
づいてワークの両側部のなす挟み込み角度をワークに傷
をつけずに、しかも正確に求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の折り曲げ加工機としてのプレスブレ
ーキの正面図である。
【図2】図1における左側面図である。
【図3】図1における右側面図である。
【図4】ダイの正面図である。
【図5】図2におけるV矢視部の拡大図である。
【図6】制御装置の構成ブロック図である。
【図7】折り曲げ角度である挟み込み角度を検出する説
明図である。
【図8】折り曲げ角度を検出する説明図である。
【図9】この発明の作用を説明するフローチャート図で
ある。
【図10】この発明の作用を説明するフローチャート図
である。である。
【図11】ダイのスリット内に反射ミラーを設け、レー
ザ測長器を上下方向へ移動せしめて折り曲げ角度を検出
する例の説明図である。
【図12】ダイのスリット内に反射ミラーを設け、レー
ザ測長器を固定し前記反射ミラーを前後方向へ移動せし
めて折り曲げ角度を検出する例の説明図である。
【図13】ダイのスリット内にレーザ測長器を複数固定
して設けて折り曲げ角度を検出する例の説明図である。
【図14】ダイのスリット内にレーザ測長器を左右方向
へ移動せしめて折り曲げ角度を検出する他の例の説明図
である。
【図15】パンチのスリット内に反射ミラーを設け、レ
ーザ測長器を上下方向へ移動せしめて折り曲げ角度を検
出する例の説明図である。
【図16】パンチのスリット内に反射ミラーを設け、レ
ーザ測長器を固定し前記反射ミラーを前後方向へ移動せ
しめて折り曲げ角度を検出する例の説明図である。
【図17】パンチのスリット内にレーザ測長器を複数固
定して設けて折り曲げ角度を検出する例の説明図であ
る。
【図18】パンチのスリット内にレーザ測長器を左右方
向へ移動せしめて折り曲げ角度を検出する他の例の説明
図である。
【符号の説明】
1 プレスブレーキ(折り曲げ加工機) 7 上部テーブル 15 下部テーブル 23 バックゲージ装置 37 スリット 39 反射ミラー(反射面) 41 レーザ測長器 55 距離メモリ 57 仮定曲線・ファイル 59 演算手段 P パンチ D ダイ W ワークW DV ダイ溝 LB レーザ光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA06 AA33 AA51 BB05 FF11 FF67 GG04 HH13 JJ09 LL12 LL28 LL62 MM14 MM16 PP02 PP11 PP22 QQ17 QQ23 SS03 SS13 TT01 TT02 4E063 AA01 BA07 LA08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パンチとダイを備えた板材折り曲げ加工
    機における上記パンチとダイとによって折り曲げ加工さ
    れたワークの折り曲げ角度を検出する板厚検出方法にお
    いて、上記パンチとダイとによるワークの折り曲げ部の
    湾曲形状を検出し、この検出した湾曲形状に基づいてワ
    ークの両側部のなす挟み込み角度を求めることを特徴と
    する折り曲げ角度検出方法。
  2. 【請求項2】 パンチとダイを備えた板材折り曲げ加工
    機において、前記パンチとダイによる板状のワークの折
    り曲げ部の湾曲形状を検出するための湾曲形状検出手段
    と、この湾曲形状検出手段によって検出した湾曲形状に
    基づいてワークの両側部のなす挟み込み角度を演算する
    ための演算手段とを備えたことを特徴とする板材折り曲
    げ加工機。
  3. 【請求項3】 板状のワークの折り曲げ加工を行うため
    のダイ溝を備えたダイと、このダイに対して相対的に接
    近離反する方向へ移動自在のパンチとを備えてなる板材
    折り曲げ加工機において、レーザ測長器から発振された
    レーザ光を、前記ダイ溝の長手方向に対して直交する第
    1の平面内において前記パンチの相対的な移動方向へ反
    射する反射面を前記ダイ溝の底部より深い位置に設け、
    前記パンチの相対的な移動方向に対して直交しかつ前記
    第1の平面に対して直交する第2の平面に対して前記反
    射面を傾斜して設け、前記レーザ測長器を前記パンチの
    相対的な移動方向へ移動自在に設け、このレーザ測長器
    の複数箇所の移動位置毎にレーザ光を前記反射面を介し
    てワークの折り曲げ部へ照射したときのレーザ測長器か
    ら上記折り曲げ部までの距離に基づいてワークの折り曲
    げ部の湾曲形状を演算すると共に、この演算した湾曲形
    状に基づいてワークの折り曲げ角度を演算する演算手段
    を設けてなることを特徴とする板材折り曲げ加工機。
  4. 【請求項4】 板状のワークの折り曲げ加工を行うため
    のダイ溝を備えたダイと、このダイに対して相対的に接
    近離反する方向へ移動自在のパンチとを備えてなる板材
    折り曲げ加工機において、前記ダイ側に設けたレーザ測
    長器から発振されたレーザ光を、前記ダイ溝の長手方向
    に対して直交する第1の平面内において前記パンチの相
    対的な移動方向へ反射する反射面を前記ダイ溝の底部よ
    り深い位置に設け、前記パンチの相対的な移動方向に対
    して直交しかつ前記第1の平面に対して直交する第2の
    平面に対して前記反射面を傾斜して設け、前記第1の平
    面及び第2の平面に対して直交する第3の平面に沿って
    前記反射面を移動自在に設け、この反射面の複数箇所の
    移動位置毎にレーザ光を前記反射面を介してワークの折
    り曲げ部へ照射したときのレーザ測長器から上記折り曲
    げ部までの距離に基づいてワークの折り曲げ部の湾曲形
    状を演算すると共に、この演算した湾曲形状に基づいて
    ワークの折り曲げ角度を演算する演算手段を設けてなる
    ことを特徴とする板材折り曲げ加工機。
  5. 【請求項5】 板状のワークの折り曲げ加工を行うため
    のダイ溝を備えたダイと、このダイに対して相対的に接
    近離反する方向へ移動自在のパンチとを備えてなる板材
    折り曲げ加工機において、レーザ測長器から発振された
    レーザ光を、前記ダイ溝の長手方向に対して直交する第
    1の平面内において前記パンチの相対的な移動方向へ反
    射する反射面を前記パンチの先端部より深い位置に設
    け、前記パンチの相対的な移動方向に対して直交しかつ
    前記第1の平面に対して直交する第2の平面に対して前
    記反射面を傾斜して設け、前記レーザ測長器を前記パン
    チの相対的な移動方向へ移動自在に設け、このレーザ測
    長器の複数箇所の移動位置毎にレーザ光を前記反射面を
    介してワークの折り曲げ部へ照射したときのレーザ測長
    器から上記折り曲げ部までの距離に基づいてワークの折
    り曲げ部の湾曲形状を演算すると共に、この演算した湾
    曲形状に基づいてワークの折り曲げ角度を演算する演算
    手段を設けてなることを特徴とする板材折り曲げ加工
    機。
  6. 【請求項6】 板状のワークの折り曲げ加工を行うため
    のダイ溝を備えたダイと、このダイに対して相対的に接
    近離反する方向へ移動自在のパンチとを備えてなる板材
    折り曲げ加工機において、前記パンチ側に設けたレーザ
    測長器から発振されたレーザ光を、前記ダイ溝の長手方
    向に対して直交する第1の平面内において前記パンチの
    相対的な移動方向へ反射する反射面を前記パンチの先端
    部より深い位置に設け、前記パンチの相対的な移動方向
    に対して直交しかつ前記第1の平面に対して直交する第
    2の平面に対して前記反射面を傾斜して設け、前記第1
    の平面及び第2の平面に対して直交する第3の平面に沿
    って前記反射面を移動自在に設け、この反射面の複数箇
    所の移動位置毎にレーザ光を前記反射面を介してワーク
    の折り曲げ部へ照射したときのレーザ測長器から上記折
    り曲げ部までの距離に基づいてワークの折り曲げ部の湾
    曲形状を演算すると共に、この演算した湾曲形状に基づ
    いてワークの折り曲げ角度を演算する演算手段を設けて
    なることを特徴とする板材折り曲げ加工機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013057693A (ja) * 2012-12-28 2013-03-28 Shoichi Shimada 測定装置
AT516044B1 (de) * 2014-10-09 2016-02-15 Trumpf Maschinen Austria Gmbh Biegewinkel-Messvorrichtung
CN113798355A (zh) * 2021-09-02 2021-12-17 上海江南长兴造船有限责任公司 一种船舶板材成型辅助固定装置及方法

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