JP2001014952A - 透明導電性フィルムおよびエレクトロルミネッセンスパネル - Google Patents

透明導電性フィルムおよびエレクトロルミネッセンスパネル

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JP2001014952A
JP2001014952A JP11182065A JP18206599A JP2001014952A JP 2001014952 A JP2001014952 A JP 2001014952A JP 11182065 A JP11182065 A JP 11182065A JP 18206599 A JP18206599 A JP 18206599A JP 2001014952 A JP2001014952 A JP 2001014952A
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芳治 森原
Yasushi Aikawa
泰 相川
Masanao Kudo
政尚 工藤
Seiichiro Yokoyama
誠一郎 横山
Toshiyuki Otani
寿幸 大谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱処理しても変形の少ない透明導電性フ
ィルム(1)及び生産性、発光輝度に優れたエレクトロ
ルミネッセンスパネルを提供する。 【解決手段】 透明なプラスチックフィルム(11)の
一方の面に透明導電性薄膜(12)が積層された透明導
電性フィルム(1)であって、前記透明導電性導電性薄
膜(12)の厚みが80nm以上である透明導電性フィ
ルム(1)を150℃で3時間加熱した際の30mm×
30mmのサイズにおける反り量が2mm以下であるこ
とを特徴とする透明導電性フィルム(1)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチックフィ
ルムを用いた透明導電性フィルムおよびこれを用いたエ
レクトロルミネッセンスパネルに関するものであり、さ
らに加熱処理しても変形の少ないエレクトロルミネッセ
ンスパネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラスチックフィルム上に透明でかつ抵
抗の低い化合物薄膜を形成した透明導電性フィルムは、
その導電性を利用した用途、例えば、液晶パネル、エレ
クトロルミネッセンスパネルといったフラットパネルデ
ィスプレイや、タッチパネルの透明電極など電気、電子
分野の用途に広く使用されている。
【0003】透明導電性薄膜としては、一般的には、酸
化すず、酸化インジウム、酸化インジウム−すず、酸化
亜鉛などが代表的なものであり、基板としては、ポリエ
チレンテレフタレートをはじめとする各種のプラスチッ
クフィルムが使用されている。
【0004】近年、携帯電話や携帯情報端末などの普及
により、これらの液晶ディスプレイのバックライトとし
てエレクトロルミネッセンスパネルが注目されている。
さらに、エレクトロルミネッセンスパネルは、発光時の
消費電力が少ないため携帯機器の光源として好適であ
る。
【0005】従来、エレクトロルミネッセンスパネル
は、透明導電性フィルムの透明導電性薄膜上に、エレク
トロルミネッセンス発光層、誘電体層、背面電極層、絶
縁層を順次印刷していく工程により作製され、透明導電
性薄膜と背面電極の間に400Hz程度の交流電圧を印
加することで、発光層に電圧印加して発光させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の透明
導電性フィルムは次のような課題を有していた。
【0007】エレクトロルミネッセンスパネルの発光輝
度は、印加電圧を上げるほど高くなるが、携帯器機の光
源として使用する場合自ずと限界がある。透明導電性薄
膜の表面抵抗を下げれば、見かけ上印加電圧が高くな
り、発光輝度が高くなる。しかし、表面抵抗を下げるに
は、透明導電層の膜厚を厚くする必要があり、そのため
印刷時の加熱処理でカールが発生し、著しく生産性の低
下を招く恐れがあった。
【0008】また、透明導電層を厚くすると、光線反射
および光線吸収が増大するため、透明導電性フィルムの
光線透過率が低下する。そのため、エレクトロルミネッ
センスパネルの発光輝度が低下するという問題があっ
た。
【0009】本発明の目的は、上記の従来の問題点に鑑
み、加熱処理しても変形の少ない透明導電性フィルム
(1)及び生産性、発光輝度に優れたエレクトロルミネ
ッセンスパネルを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
状況に鑑みなされたものであって、上記の課題を解決す
ることができた透明導電性フィルム及びエレクトロルミ
ネッセンスパネルとは、以下の通りである。
【0011】即ち、本発明の第1の発明は、透明なプラ
スチックフィルム(11)の一方の面に透明導電性薄膜
(12)が積層された透明導電性フィルム(1)であっ
て、前記透明導電性導電性薄膜(12)の厚みが80n
m以上である透明導電性フィルム(1)を150℃で3
時間加熱した際の30mm×30mmのサイズにおける
反り量が2mm以下であることを特徴とする透明導電性
フィルム(1)である。
【0012】第2の発明は、450〜600nmの波長
範囲内で光線透過率が最高値を有し、かつこの最高値が
80〜97%であることを特徴とする前記第1の発明に
記載の透明導電性フィルム(1)である。
【0013】第3の発明は、表面抵抗率が10〜100
Ω/□であることを特徴とする第1または2の発明に記
載の透明導電性フィルム(1)である。
【0014】第4の発明は、150℃で3時間熱処理し
たときの熱収縮率が0.2%以下であることを特徴とす
る第1乃至3の発明に記載の透明導電性フィルム(1)
である。
【0015】第5の発明は、前記透明導電性薄膜(1
2)の上に誘電体薄膜(13)を積層したことを特徴と
する第1乃至4の発明に記載の透明導電性フィルム
(1)である。
【0016】第6の発明は、透明電極として第1乃至5
の発明に記載の透明導電性フィルム(1)を用いたこと
を特徴とするエレクトロルミネッセンスパネルである。
【0017】第7の発明は、エレクトロルミネッセンス
パネルにおいて、発光層の発光波長λE(nm)と透明
電極に用いた第1乃至5の発明に記載の透明導電性フィ
ルム(1)の光線透過率が最高値を有する波長λI(n
m)が、下記式を満足することを特徴とするエレクトロ
ルミネッセンスパネルである。 λI −50≦λE ≦λI +50 ・・・(I)
【0018】
【発明の実施の形態】次に本発明を詳細に説明する。本
発明における透明なプラスチックフィルム(11)と
は、有機高分子を溶融押出し又は溶液押出しをして、必
要に応じ、長手方向、および、または、幅方向に延伸、
冷却、熱固定を施したフィルムである。有機高分子とし
ては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリエチレン−2、6−ナフタレート、
ポリプロピレンテレフタレート、ナイロン6、ナイロン
4、ナイロン66、ナイロン12、ポリイミド、ポリア
ミドイミド、ポリエーテルサルファン、ポリエーテルエ
ーテルケトン、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポ
リアクリル、セルロースプロピオネート、ポリ塩化ビニ
ール、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポ
リエーテルイミド、ポリフェニレンスルフィド、ポリフ
ェニレンオキサイド、ポリスチレン、シンジオタクチッ
クポリスチレン、ノルボルネン系ポリマーなどが挙げら
れる。また、これらの(有機重合体)有機高分子は他の
有機重合体を少量共重合したり、ブレンドしてもよい。
これらのうち、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロ
ピレンテレフタレート、ポリエチレン−2、6−ナフタ
レート、シンジオタクチックポリスチレン、ノルボルネ
ン系ポリマーなどが、最も好ましく用いられる。
【0019】本発明における透明なプラスチックフィル
ム(11)の厚みは、10μmを越え、300μm以内
の範囲にあることが好ましく、特に好ましくは70〜2
60μmの範囲である。フィルムの厚みが10μm以下
では、フィルムに腰がないため、エレクトロルミネッセ
ンスパネルの作製工程で取り扱いにくくなる。一方、フ
ィルムの厚みが300μmを越えると、エレクトロルミ
ネッセンスパネルの厚さが厚くなりすぎ、プラスチック
フィルムベースの良さである薄型パネルとならない。
【0020】本発明における透明導電性薄膜(12)と
しては、透明性及び導電性を併せ持つ材料であれば特に
制限はないが、代表的なものとしては、酸化インジウ
ム、酸化亜鉛、酸化スズ、インジウム−スズ複合酸化
物、スズ−アンチモン複合酸化物、亜鉛−アルミニウム
複合酸化物、インジウム−亜鉛複合酸化物等の薄膜が挙
げられる。これらの化合物の薄膜は、適切な作成条件と
することで、透明性と導電性を併せ持つ透明導電性薄膜
となることが知られている。
【0021】本発明における透明導電性薄膜(12)の
作成方法としては、真空蒸着法、スパッタリング法、C
VD法、イオンプレーティング法、スプレー法などが知
られており、上記材料の種類および必要膜厚に応じて適
宜の方法を用いることが出来る。
【0022】例えば、スパッタリング法の場合、化合物
を用いた通常のスパッタリング法、あるいは金属ターゲ
ットを用いた反応性スパッタリング法等が用いられる。
この時、反応性ガスとして、酸素、窒素、水蒸気等を導
入したり、オゾン添加、イオンアシスト等の手段を併用
してもよい。また、本発明の目的を損なわない範囲で、
基板に直流、交流、高周波などのバイアスを印加しても
よい。蒸着法、CVD法などの他の作成方法においても
同様である。
【0023】透明導電性薄膜(12)の表面抵抗率を低
くするためには、通常透明導電性薄膜(12)の膜厚を
厚くすればよいが、厚くすると印刷時の加熱処理による
反りが大きくなる。しかしながら、透明導電性フィルム
(1)の熱収縮率をある程度の値に抑えれば、反りを小
さくすることができることを見いだした。
【0024】本発明の透明導電性フィルム(1)は、1
50℃で3時間の熱処理による熱収縮率が0.2%以下
であることが好ましい。熱収縮率が0.2%を超える
と、エレクトロルミネッセンスパネルの製造の際に印刷
工程中でカールなどが発生して、工程通過性を悪くし、
生産性の低下を招く。熱処理による寸法変化を少なくす
るためには、熱処理工程を予め施しておくことが好まし
い。この熱処理工程は、プラスチックフィルム上(1
1)上に透明導電性薄膜(12)を製膜した後に施して
もよいし、熱処理を施したプラスチックフィルム(1
1)上に透明導電性薄膜(12)を製膜する工程でもよ
いが、生産性の観点から後者のほうが好ましい。
【0025】プラスチックフィルムに熱処理を施すに
は、プラスチックフィルム製膜時の最終工程の熱固定時
に、220〜240℃程度の加熱を行うインライン処理
が好ましい。220℃よりも低温では、熱処理後の寸法
収縮率を低減する効果が不十分となる。一方、240℃
を越える高温ではプラスチックフィルムの安定製膜が難
しくなる。さらに、熱固定後にフイルムをTg以下まで
冷却する際に、フィルムの流れ方向の張力を与えると熱
固定の効果が薄れるため、張力をカットするためのニッ
プロールや急冷ゾーンを設けることが好ましい。フィル
ムの流れと垂直な方向(幅方向)の熱処理方法として
は、70〜220℃の温度条件下で、フイルムの両端を
把持しているクリップ間の距離を3〜10%程度緩和さ
せる(縮める)ことが好ましい。70℃よりも低温で
は、熱処理後の寸法収縮率を低減する効果が不十分とな
る。一方、220℃を越える高温ではプラスチックフィ
ルムの安定製膜が難しくなる。また、幅方向の緩和率が
3%未満では処理の効果が不十分となり、10%を超え
るとフイルムの平面性の悪化やキズが発生しやすくなる
などの弊害が生じる。
【0026】また、オフラインでプラスチックフィルム
(11)上にコーティング剤を塗布しし、このコーティ
ング剤を乾燥、硬化させるために熱処理を施し、この熱
により低収縮処理も同時に行ってもよい。このコーティ
ング層は透明導電性薄膜(12)とプラスチックフィル
ム(11)との付着性を高めることもできる。このコー
ティング剤としてはポリエステル樹脂、アクリル樹脂、
メタクリル樹脂、ウレタンアクリル樹脂、メラミン樹脂
などを用いるのが付着性の観点から好ましい。
【0027】このコーティング層を透明なプラスチック
フィルム(11)上に積層するには、コーティング法を
用いて積層する。コーティング法としては、エアドクタ
コート法、ナイフコート法、ロッドコート法、正回転ロ
ールコート法、リバースロールコート法、グラビアコー
ト法、キスコート法、ビードコート法、スリットオリフ
ェスコート法、キャストコート法などが用いられる。
【0028】コーティング層の乾燥、硬化および寸法収
縮率低減のためには、乾燥温度を120〜240℃とす
るのが好ましい。120℃よりも低温では、熱処理後の
寸法収縮率を低減する効果が不十分であり、240℃を
越える高温ではプラスチックフィルムの平面性が低下す
る。光線透過率が低下してしまう。しかしながら、透明
導電性薄膜(12)の膜厚をある程度厚くすると、光線
透過率が向上することを見いだした。例えば、インジウ
ム−スズ複合酸化物薄膜の場合、100nm以上の膜厚
にすると、光線透過率が向上してくる。これは、透明導
電性薄膜の表面での反射光と、プラスチックフィルム
(11)/透明導電性薄膜(12)界面での反射光とが
干渉して打ち消うことで反射光が減り、このぶん透過光
が増えることになるため、光線透過率が向上すると考え
られる。すなわち、透明導電性薄膜(12)の屈折率を
N、透明導電性薄膜(12)の膜厚をD(nm)、光線
透過率を最高にしたい波長をλ(nm)とすると、 N×D=λ/2×n を満足するように、透明導電性薄膜(12)の膜厚を調
整すればよい。ここで、nは1以上の整数である。
【0029】例えば、上記の式を満足するものとして
は、550nmでの光線透過率を最高にしたい場合、屈
折率が2であるインジウム−スズ複合酸化物薄膜を使用
し、膜厚を137.5nm、275nm、412.5n
m(n=1,2,3に対応する)などとすればよい。
【0030】光線透過率が最高になる波長は、450〜
600nmであることが好ましい。450nmよりも低
波長では、可視波長よりも短いために、エレクトロルミ
ネッセンスパネルに用いた際に発光輝度向上に寄与しな
い。また、600nmよりも長波長で設計すると、50
0nm程度の波長の透過率が十分でなくなってしまい、
結果的にはエレクトロルミネッセンスパネルに用いた際
に発光輝度向上に寄与しない。
【0031】また、設計波長での透過率は80〜97%
であることが好ましい。光線透過率を高くするために
は、前述の通り反射光は干渉効果により最低限に設計し
てあるので、透明導電性薄膜(12)での吸収を少なく
しなければならない。そのためには、透明導電性薄膜
(12)の酸化度をできるだけ高くしたほうがよい。し
かしながら、97%を越える光線透過率を得るほど酸化
度を高めてしまうと、表面抵抗率が非常に高くなってし
まい、エレクトロルミネッセンスパネルの透明電極とし
て適さない。
【0032】また、透明導電性フィルム(1)の表面抵
抗率は、10〜100Ω/□の範囲内であることが好ま
しい。10Ω/□よりも低い表面抵抗率を得るために
は、透明導電性薄膜(12)の膜厚を非常に厚くする必
要があるため、曲げ加工などの特性が不十分なものとな
ってしまい、さらには製造コストも非常に高いものにな
ってしまう。一方、100Ω/□よりも高い表面抵抗率
では、エレクトロルミネッセンスパネルに用いた際に発
光輝度向上の効果が不十分となる。
【0033】本発明の透明導電性フィルム(1)の透明
導電性薄膜(11)上に誘電体薄膜(13)を積層する
ことで、エレクトロルミネッセンスパネルの透明電極に
用いた際の透明導電性フィルム(1)の黒変を抑制する
ことが可能となる。この黒変のメカニズムは、エレクト
ロルミネッセンスパネルに用いた際に発光層に印加する
電圧による電子移動により、透明導電性薄膜が還元され
黒変すると考えられる。誘電体薄膜を積層することで透
明導電性薄膜への電子移動が抑制され、黒変が発生しに
くくなる。
【0034】本発明で好適に用いられる誘電性材料とし
ては、酸化ホウ素、酸化マグネシウム、酸化アルミニウ
ム、酸化ケイ素、酸化チタン、酸化バナジウム、酸化ク
ロム、酸化マンガン、酸化鉄、酸化コバルト、酸化ニッ
ケル、酸化銅、酸化亜鉛、酸化イットリウム、酸化ジル
コニウム、酸化ニオブ、酸化モリブデン、酸化鉛、酸化
スズ、酸化アンチモン、酸化バリウム、酸化ハフニウ
ム、酸化タリウム、酸化タングステン、酸化白金、酸化
ビスマス、チタン酸バリウム、チタン酸鉛、ニオブ酸カ
リウム、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム、硫酸
鉛、炭化シリコン、硫酸ストロンチウム、硫化亜鉛、窒
化シリコン、臭化銀、塩化銀などが挙げられ、これら単
体もしくは二種類以上の混合物でもよい。
【0035】これらの材料の中で、酸化チタンが好適に
用いられる。酸化チタンは比誘電率が170と非常に大
きく、酸化チタン薄膜を積層した本発明の透明導電性フ
ィルム(1)をエレクトロルミネッセンスパネルに用い
た場合、印加電圧を効率的に発光層に印加できるため、
発光輝度の低下がほとんど生じない。
【0036】本発明の誘電体薄膜(13)を製膜するに
は、真空蒸着法、スパッタリング法、CVD法、イオン
プレーティング法、スプレー法などが知られており、上
記材料の種類および必要膜厚に応じて適宜の方法を用い
ることが出来る。
【0037】例えば、スパッタリング法の場合、化合物
を用いた通常のスパッタリング法、あるいは、金属ター
ゲットを用いた反応性スパッタリング法等が用いられ
る。この時、反応性ガスとして、酸素、窒素、水蒸気等
を導入したり、オゾン添加、イオンアシスト等の手段を
併用してもよい。また、本発明の目的を損なわない範囲
で、基板に直流、交流、高周波などのバイアスを印加し
てもよい。また必要に応じて、基板を加熱もしくは冷却
してもよい。蒸着法、CVD法などの他の作成方法にお
いても同様である。
【0038】誘電体薄膜(13)の膜厚は、1〜300
nmの範囲であることが好ましい。膜厚が1nmよりも
薄い場合には、透明導電性薄膜(12)の黒変を抑制す
る効果が不十分であり、300nmよりも厚い場合に
は、透明導電性薄膜(12)の光線透過率を高める光学
設計に影響を与えるため、好ましくない。
【0039】本発明の透明導電性フィルム(1)を用い
たエレクトロルミネッセンスパネルは、透明導電性フィ
ルム(1)の透明導電性薄膜(12)上に、発光層、誘
電体層、平面電極層、絶縁層を積層して作製する。各々
の層は、蒸着やスパッタリングなどのドライプロセス法
を用いてもよいし、ウェットコートである印刷法を用い
てもよいが、製造コストの観点から、印刷法が好まし
い。
【0040】発光層は、バインダー樹脂中に発光体粉体
を分散させたものである。バインダー樹脂は、発光体粉
体を水分から守るために防湿性に優れた樹脂であること
が必要であることから、フッ素エラストマーを用いるの
が好適である。フッ素エラストマーは、フッ化ビニリデ
ン、六フッ化プロピレン、四フッ化エチレン、パーフロ
ロメチルビニルエーテルなどの単体もしくは共重合した
ものが好ましい。さらに、透明導電性薄膜(12)や誘
電体層との付着力を強くするために、ポリエステル樹
脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、メタ
クリル樹脂、ウレタンアクリル樹脂、シリコーン系樹脂
などをブレンドしてもよい。
【0041】発光体粉体はZnSを主成分としたもので
あり、添加する不純物により、可視光領域内で発光波長
を選択的に得ることができる。添加不純物は、Cu、A
g、Cl、I、Al、Mn、PrF3、NdF3、SmF
3、EuF3、TbF3、DyF3、HoF3、ErF3、T
mF3、YF3などから選ぶのが好ましい。
【0042】これらの発光体粉末の発光波長λE(n
m)と透明電極に用いた本発明の透明導電性フィルム
(1)の光線透過率が最高値を有する波長λI(nm)
とが、 λI −50≦λE ≦λI +50 の関係式を満足するように設計することで、発光輝度の
非常に高いエレクトロルミネッセンスパネルを提供する
ことができる。λEとλIとの差の絶対値が50nmより
も大きくなると、発光輝度向上の効果が不十分となる。
【0043】発光体粉体の耐湿性を向上するために、表
面に酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化シリコン、酸
化マグネシウムなどの防湿性被膜を施すのが好適であ
る。
【0044】また、発光層のバインダー樹脂1gに対
し、発光体粉体は0.1〜100gの比率で分散させる
のが好ましい。0.1g未満では発光輝度が不十分であ
り、100gよりも多いとバインダーによる接着の効果
が不足する。発光層の厚さは、1〜100μmの範囲で
あることが好ましい。1μm未満の厚さでは発光輝度が
不十分であり、100μmよりも厚い場合は1回の工程
で印刷が難しく、生産性の観点から好ましくない。
【0045】誘電体層は、発光層と同様のフッ素エラス
トマー中に、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸
鉛、ニオブ酸カリウム、ニオブ酸リチウム、タンタル酸
リチウムなどの高誘電率を有する粉体を分散させたもの
を積層する。誘電体層の厚さは、1〜100μmの範囲
であることが好ましい。1μm未満の厚さでは、背面電
極から発光層へのリーク電流が多くなり、発光輝度が低
下してしまう。一方、100μmよりも厚い場合は、1
回の工程で印刷が難しく、生産性の観点から好ましくな
い。
【0046】背面電極は、ポリエステル樹脂中にカーボ
ンもしくは/およぼ銀の粉体を分散させたもの印刷す
る。印刷層の厚さは、1〜100μmの範囲であること
が好ましい。1μm未満の厚さでは、背面電極の表面抵
抗率が高くなりすぎ、発光輝度が不十分となる。一方、
100μmよりも厚い場合は、1回の工程で印刷が難し
く、生産性の観点から好ましくない。背面電極の表面抵
抗率は、0.1〜500Ω/□が好適である。0.1Ω
/□未満では背面電極の厚さが厚くなりすぎ、生産性の
観点から好ましくない。一方、500Ω/□よりも高表
面抵抗率では印加電圧が効率良く発光層に印加できず発
光輝度が低下してしまう。
【0047】絶縁層はポリエステル樹脂、アクリル樹
脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、メタクリル樹脂、ウ
レタンアクリル樹脂、シリコーン系樹脂などを主成分と
したものを1〜100μmの範囲で印刷することが好ま
しい。1μm未満の厚さでは絶縁の効果が不十分であ
り、100μmよりも厚い場合は1回の工程で印刷が難
しく、生産性の観点から好ましくない。
【0048】
【実施例】以下に、本発明の実施例を記載してより具体
的に説明する。
【0049】実施例1 粒子を含有していないポリエチレンテレフタレート樹脂
ペレットを135℃で6時間減圧乾燥した後、約280
℃でシート状に溶融押し出して、表面温度20℃に保っ
た金属ロール上で急冷固化する。さらに、このキャスト
フィルムを加熱されたロール群、及び赤外線ヒーターで
100℃に加熱し、その後周速差のあるロール群で長手
方向に3.2倍に延伸して一軸配向ポリエチレンテレフ
タレートフィルムを得た。次いで、易接着用塗布液をリ
バースロール法で一軸配向ポリエチレンテレフタレート
フィルムの片面に塗布した。この時の塗布量は、固形分
量として0.1g/m2とした。塗布後引き続いて、フ
ィルムの両端をグリップで把持して130℃に加熱され
た熱風ゾーンに導き、乾燥後、幅方向に3.8倍に延伸
し、240℃の熱処理ゾーンに導き熱固定を行い、厚さ
が188μmの二軸配向ポリエチレンテレフタレートフ
ィルムを得た。こうして得られた二軸配向ポリエチレン
テレフタレートフィルムを透明なプラスチックフィルム
(11)として用いた。
【0050】このフィルムの非易接着処理面にインジウ
ム−スズ複合酸化物からなる透明導電性薄膜(12)を
製膜した。このとき、ターゲットにはスズを10重量%
含有したインジウム合金をターゲットに用いて、印加電
力を2W/cm2とした。また、Arを130scc
m、O2を70sccm流し、3mTorrの雰囲気下
でDCマグネトロンスパッタリング法で製膜した。ただ
し、通常のDCではなく、アーク放電を防止するため
に、+20Vの5μs幅のパルスを50kHz周期で印
加した。また、−10℃の冷却ロールにフィルムを巻
き、フィルムの冷却を行いながらスパッタリングをおこ
なった。また、膜厚を精度よく制御するために、プラズ
マ発光分析を行い、特にインジウムの発光波長である4
52nmの強度を常時モニターした。この発光強度がイ
ンジウム−スズ複合酸化物薄膜の堆積速度に比例するた
め、発光強度をフィルムの送り速度にフィートバックす
ることで膜厚の制御を向上させた。このようにして、透
明導電性フィルム(1)を製作した。
【0051】この透明導電性フィルム(1)を使用し
て、エレクトロルミネッセンスパネルを製作した。ま
ず、エレクトロルミネッセンスパネルを組むための発光
層を準備した。メチルエチルケトン100gに対して、
20gのフッ素エラストマー(ダイキン工業(株)製:
ダイエル)を溶解させ、さらに200gの硫化亜鉛発光
体粉体(オスラム・シルバニア社製:カプセルタイプ#
30)を分散させた。この発光体粉体の発光波長は52
0nmである。これを200メッシュの刷版を用いて透
明導電性薄膜(12)上にスクリーン印刷した。この
後、150℃で60分間乾燥した。乾燥後の厚さは30
μmであった。この時、透明導電性薄膜(12)の電極
取出部は塗布せず残しておいた。
【0052】さらに、誘電層材料としてフッ素エラスト
マー中にチタン酸バリウム粉体を分散したペースト(藤
倉化成(株)製:ドータイト FEL−615)を用
い、200メッシュの刷版を用いて発光層上にスクリー
ン印刷した。この後、150℃で60分間乾燥した。乾
燥後の厚さは30μmであった。さらに背面電極とし
て、カーボンペースト(東洋紡績(株)製:DY−15
2H−30)を250メッシュの刷版を用いて誘電体層
上にスクリーン印刷した。この後、150℃で30分間
乾燥した。乾燥後の厚さは20μmであった。さらに絶
縁層として、レジスト(藤倉化成(株)製:ドータイト
XB−101G)を200メッシュの刷版を用いて背
面電極層上にスクリーン印刷した。この後、150℃で
30分間乾燥した。乾燥後の厚さは20μmであった。
以上のようにして、5cm×10cmのサイズのエレク
トロルミネッセンスパネルを組み立てた。
【0053】実施例2 厚さが188μmのポリエチレンテレフタレートフィル
ム(東洋紡績(株)製:A4140)を透明なプラスチ
ックフィルム(11)として用いた。このフィルムの非
易接着処理面に、実施例1と同様にインジウム−スズ複
合酸化物からなる透明導電性膜(12)を製膜した。こ
の透明導電性フィルムを巻き取りながら、150℃で1
分間加熱処理した。その際のフィルム張力は6kg/m
で行った。さらにこの透明導電性フィルム(1)を用い
て、実施例1と同様にエレクトロルミネッセンスパネル
を組み立てた。
【0054】実施例3 厚さが188μmのポリエチレンテレフタレートフィル
ム(東洋紡績(株)製:A4140)を透明なプラスチ
ックフィルム(11)として用いた。このフィルムの非
易接着処理面に、実施例1と同様にインジウム−スズ複
合酸化物からなる透明導電性膜(12)を製膜した。こ
の透明導電性フィルムを巻き取りながら、150℃で1
分間加熱処理した。その際のフィルム張力は6kg/m
で行った。さらにこの透明導電性フィルム(1)を用い
て、実施例1と同様にエレクトロルミネッセンスパネル
を組み立てた。
【0055】実施例4 実施例1と同様にして作製した透明導電性フィルム
(1)の透明導電性薄膜(12)上に、誘電体薄膜(1
3)として膜厚10nmの酸化チタン薄膜を製膜した。
このとき、ターゲットとしてはチタンを用い、印加電力
を8W/cm2とした。また、Arを500sccm、
2を80sccm流し、3mTorrの雰囲気下でD
Cマグネトロンスパッタリング法で製膜した。ただし、
通常のDCではなく、アーク放電を防止するために、+
20Vの5μs幅のパルスを100kHz周期で印加し
た。また、−10℃の冷却ロールにフィルムを巻き、フ
ィルムの冷却を行いながらスパッタリングをおこなっ
た。この際の酸化チタン薄膜の膜厚を10nmとした。
さらに、この透明導電性フィルム(1)を用いて、実施
例1と同様にしてエレクトロルミネッセンスパネルを組
み立てた。
【0056】比較例1 厚さが188μmのポリエチレンテレフタレートフィル
ム(東洋紡績(株)製:A4140)を透明なプラスチ
ックフィルム(11)として用いた。このフィルムの非
易接着処理面に実施例1と同様にインジウム−スズ複合
酸化物からなる透明導電性膜(12)の膜厚を変えて2
種類製膜した。さらにこの2種類の透明導電性フィルム
(1)を用いて、エレクトロルミネッセンスパネルを実
施例1と同様に組み立てた。
【0057】以上の実施例1〜4および比較例1の透明
導電性フィルム(1)について、表面抵抗率、分光光線
透過率による最高透過率とその波長、150℃で3時間
の熱処理による寸法収縮率を下記の方法で測定した。ま
た、実施例1〜4および比較例1の透明導電性フィルムを
用いて作製したエレクトロルミネッセンスパネルについ
て、発光輝度、寿命時間及び生産性を評価した。
【0058】<表面抵抗率>JIS K 7194に準拠した4端
子法にて測定した。測定機としては、三菱油化(株)
製:Lotest AMCP-T400を用いた。
【0059】<分光光線透過率測定による最高光線透過
率とその波長>分光光度計((株)日立製 U−350
0)を用いて、300〜800nmの波長の光線透過率
を測定し、この範囲内の最高光線透過率とその波長を測
定した。
【0060】<150℃で3時間の熱処理による反り量
>30mm×30mmサイズのフィルムを150±3℃
で3時間加熱処理し、平坦な台に室温で30分間放置し
た後の台上からのフィルムの反り量をノギスで測定す
る。単位はmmである。
【0061】<150℃で3時間の熱処理による寸法収
縮率>JIS C 2318に準拠し、熱処理前の寸法Aと、15
0±3℃に保たれた恒温槽中に3時間放置後の寸法Bを
測定して、下記式により寸法収縮率(HS150)を算
出した。 HS150(%)=(A−B)/A×100
【0062】<エレクトロルミネッセンスパネルの発光
輝度>透明導電性薄膜(12)と背面電極の間に、10
0Vrms、400Hzの正弦波を印加して、このパネ
ルの輝度を色彩色度計(ミノルタ製:CS−100)を
用いて測定した。
【0063】<エレクトロルミネッセンスパネルの寿命
時間>エレクトロルミネッセンスパネルを発光させたま
ま、温度50℃、湿度90%RHに管理された恒温恒湿
槽中に放置し、直径1mm以上の黒点が発生した時点ま
での発光時間を寿命時間(Hr)とした。
【0064】<エレクトロルミネッセンスパネルの生産
性>エレクトロルミネッセンスパネルを生産した際の印
刷ズレで評価した。○は印刷ズレが0.3mm未満、×
は印刷ズレが0.3mm以上である。○は実用上使用可
能レベルであるが、×は上下電極の短絡等を発生する可
能性があり実用上使用することができない。
【0065】以上の結果を表1に示す。
【0066】
【表1】
【0067】この結果より、本発明の透明導電性フィル
ム(1)をエレクトロルミネッセンスパネルの透明電極
とすることで、エレクトロルミネッセンスパネルのの生
産性が飛躍的に増大する。また、特定波長の光線透過率
の最高値を特定範囲にすることで発光輝度も飛躍的に向
上する。さらに、誘電体薄膜(13)を積層すること
で、高輝度、高寿命なエレクトロルミネッセンスパネル
を得ることができる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の透明導電
性フィルム(1)は、透明なプラスチックフィルム(1
1)の一方の面に透明導電性薄膜(12)が積層されて
おり、前記透明導電性フィルム(1)を150℃で3時
間加熱処理しても反りが少ないため、エレクトロルミネ
ッセンスパネルの生産性を飛躍的に向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の透明導電性フィルムの層構成を示し
た説明図である。
【図2】実施例4の透明導電性フィルムの層構成を示し
た説明図である。
【図3】実施例1〜3のエレクトロルミネッセンスパネ
ルの層構成を示した説明図である。
【符号の説明】
1 透明導電性フィルム 11 プラスチックフィルム 12 透明導電性薄膜 13 誘電体薄膜 2 発光層 3 誘電体層 4 背面電極層 5 絶縁層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横山 誠一郎 滋賀県大津市堅田二丁目1番1号 東洋紡 績株式会社総合研究所内 (72)発明者 大谷 寿幸 滋賀県大津市堅田二丁目1番1号 東洋紡 績株式会社総合研究所内 Fターム(参考) 3K007 AB02 AB14 AB18 BA07 CA06 CB01 DA05 DB02 EA02 EC01 4F100 AA33 AK01A AK01B AK42 AR00C BA02 BA03 BA07 BA10A BA10C CB00 GB90 JA03B JA20B JG01B JG04B JG05C JL04 JL04B JM02B JM02C JN01A JN01B JN08B JN30 YY00 YY00B 5G307 FA02 FB01 FC03 FC09 FC10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明なプラスチックフィルム(11)の
    一方の面に透明導電性薄膜(12)が積層された透明導
    電性フィルム(1)であって、前記透明導電性導電性薄
    膜(12)の厚みが80nm以上である透明導電性フィ
    ルム(1)を150℃で3時間加熱した際の30mm×
    30mmのサイズにおける反り量が2mm以下であるこ
    とを特徴とする透明導電性フィルム(1)。
  2. 【請求項2】 450〜600nmの波長範囲内で光線
    透過率が最高値を有し、かつこの最高値が80〜97%
    であることを特徴とする請求項1記載の透明導電性フィ
    ルム(1)。
  3. 【請求項3】 表面抵抗率が10〜100Ω/□である
    ことを特徴とする請求項1または2記載の透明導電性フ
    ィルム(1)。
  4. 【請求項4】 150℃で3時間熱処理したときの熱収
    縮率が0.2%以下であることを特徴とする請求項1乃
    至3記載の透明導電性フィルム(1)。
  5. 【請求項5】 前記透明導電性薄膜(12)の上に誘電
    体薄膜(13)を積層したことを特徴とする請求項1乃
    至4記載の透明導電性フィルム(1)。
  6. 【請求項6】 透明電極として請求項1乃至5記載の透
    明導電性フィルム(1)を用いたことを特徴とするエレ
    クトロルミネッセンスパネル。
  7. 【請求項7】 エレクトロルミネッセンスパネルにおい
    て、発光層の発光波長λE(nm)と透明電極に用いた
    請求項1乃至5記載の透明導電性フィルム(1)の光線
    透過率が最高値を有する波長λI(nm)が、下記式を
    満足することを特徴とするエレクトロルミネッセンスパ
    ネル。 λI −50≦λE ≦λI +50 ・・・(I)
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