JP4423515B2 - 透明導電性フィルムおよびエレクトロルミネッセンスパネル - Google Patents

透明導電性フィルムおよびエレクトロルミネッセンスパネル Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラスチックフィルムを用いた透明導電性フィルムおよびこれを用いたエレクトロルミネッセンスパネルに関するものであり、さらに加熱処理しても変形の少ないエレクトロルミネッセンスパネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プラスチックフィルム上に透明でかつ抵抗の低い化合物薄膜を形成した透明導電性フィルムは、その導電性を利用した用途、例えば、液晶パネル、エレクトロルミネッセンスパネルといったフラットパネルディスプレイや、タッチパネルの透明電極など電気、電子分野の用途に広く使用されている。
【0003】
透明導電性薄膜としては、一般的には、酸化すず、酸化インジウム、酸化インジウム−すず、酸化亜鉛などが代表的なものであり、基板としては、ポリエチレンテレフタレートをはじめとする各種のプラスチックフィルムが使用されている。
【0004】
近年、携帯電話や携帯情報端末などの普及により、これらの液晶ディスプレイのバックライトとしてエレクトロルミネッセンスパネルが注目されている。さらに、エレクトロルミネッセンスパネルは、発光時の消費電力が少ないため携帯機器の光源として好適である。
【0005】
従来、エレクトロルミネッセンスパネルは、透明導電性フィルムの透明導電性薄膜上に、エレクトロルミネッセンス発光層、誘電体層、背面電極層、絶縁層を順次印刷していく工程により作製され、透明導電性薄膜と背面電極の間に400Hz程度の交流電圧を印加することで、発光層に電圧印加して発光させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の透明導電性フィルムは次のような課題を有していた。
【0007】
エレクトロルミネッセンスパネルの発光輝度は、印加電圧を上げるほど高くなるが、携帯器機の光源として使用する場合自ずと限界がある。透明導電性薄膜の表面抵抗を下げれば、見かけ上印加電圧が高くなり、発光輝度が高くなる。しかし、表面抵抗を下げるには、透明導電層の膜厚を厚くする必要があり、そのため印刷時の加熱処理でカールが発生し、著しく生産性の低下を招く恐れがあった。
【0008】
また、透明導電層を厚くすると、光線反射および光線吸収が増大するため、透明導電性フィルムの光線透過率が低下する。そのため、エレクトロルミネッセンスパネルの発光輝度が低下するという問題があった。
【0009】
本発明の目的は、上記の従来の問題点に鑑み、加熱処理しても変形の少ない透明導電性フィルム(1)及び生産性、発光輝度に優れたエレクトロルミネッセンスパネルを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記のような状況に鑑みなされたものであって、上記の課題を解決することができた透明導電性フィルム及びエレクトロルミネッセンスパネルとは、以下の通りである。
【0011】
即ち、本発明の第1の発明は、透明なプラスチックフィルム(11)の一方の面に透明導電性薄膜(12)が積層された透明導電性フィルム(1)であって、プラスチックフィルム(11)製膜時の最終工程の熱固定時に、220〜240℃の加熱を行うインライン処理、又は、オフラインで120〜240℃の熱処理が施されることにより、透明導電性フィルム(1)の150℃で3時間熱処理したときの熱収縮率が0.2%以下であり、前記透明導電性薄膜(12)の厚みが80nm以上である透明導電性フィルム(1)を150℃で3時間加熱した際の30mm×30mmのサイズにおける反り量が2mm以下であることを特徴とする透明導電性フィルム(1)である。
【0012】
第2の発明は、450〜600nmの波長範囲内で光線透過率が最高値を有し、かつこの最高値が80〜97%であることを特徴とする前記第1の発明に記載の透明導電性フィルム(1)である。
【0013】
第3の発明は、表面抵抗率が10〜100Ω/□であることを特徴とする第1または2の発明に記載の透明導電性フィルム(1)である。
【0015】
の発明は、前記透明導電性薄膜(12)の上に誘電体薄膜(13)を積層したことを特徴とする第1乃至の発明に記載の透明導電性フィルム(1)である。
【0016】
の発明は、透明電極として第1乃至の発明に記載の透明導電性フィルム(1)を用いたことを特徴とするエレクトロルミネッセンスパネルである。
【0017】
の発明は、エレクトロルミネッセンスパネルにおいて、発光層の発光波長λE(nm)と透明電極に用いた第1乃至の発明に記載の透明導電性フィルム(1)の光線透過率が最高値を有する波長λI(nm)が、下記式を満足することを特徴とするエレクトロルミネッセンスパネルである。
λI −50≦λE ≦λI +50 ・・・(I)
【0018】
【発明の実施の形態】
次に本発明を詳細に説明する。
本発明における透明なプラスチックフィルム(11)とは、有機高分子を溶融押出し又は溶液押出しをして、必要に応じ、長手方向、および、または、幅方向に延伸、冷却、熱固定を施したフィルムである。有機高分子としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン−2、6−ナフタレート、ポリプロピレンテレフタレート、ナイロン6、ナイロン4、ナイロン66、ナイロン12、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルサルファン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリアクリル、セルロースプロピオネート、ポリ塩化ビニール、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリエーテルイミド、ポリフェニレンスルフィド、ポリフェニレンオキサイド、ポリスチレン、シンジオタクチックポリスチレン、ノルボルネン系ポリマーなどが挙げられる。また、これらの(有機重合体)有機高分子は他の有機重合体を少量共重合したり、ブレンドしてもよい。これらのうち、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリエチレン−2、6−ナフタレート、シンジオタクチックポリスチレン、ノルボルネン系ポリマーなどが、最も好ましく用いられる。
【0019】
本発明における透明なプラスチックフィルム(11)の厚みは、10μmを越え、300μm以内の範囲にあることが好ましく、特に好ましくは70〜260μmの範囲である。フィルムの厚みが10μm以下では、フィルムに腰がないため、エレクトロルミネッセンスパネルの作製工程で取り扱いにくくなる。一方、フィルムの厚みが300μmを越えると、エレクトロルミネッセンスパネルの厚さが厚くなりすぎ、プラスチックフィルムベースの良さである薄型パネルとならない。
【0020】
本発明における透明導電性薄膜(12)としては、透明性及び導電性を併せ持つ材料であれば特に制限はないが、代表的なものとしては、酸化インジウム、酸化亜鉛、酸化スズ、インジウム−スズ複合酸化物、スズ−アンチモン複合酸化物、亜鉛−アルミニウム複合酸化物、インジウム−亜鉛複合酸化物等の薄膜が挙げられる。これらの化合物の薄膜は、適切な作成条件とすることで、透明性と導電性を併せ持つ透明導電性薄膜となることが知られている。
【0021】
本発明における透明導電性薄膜(12)の作成方法としては、真空蒸着法、スパッタリング法、CVD法、イオンプレーティング法、スプレー法などが知られており、上記材料の種類および必要膜厚に応じて適宜の方法を用いることが出来る。
【0022】
例えば、スパッタリング法の場合、化合物を用いた通常のスパッタリング法、あるいは金属ターゲットを用いた反応性スパッタリング法等が用いられる。この時、反応性ガスとして、酸素、窒素、水蒸気等を導入したり、オゾン添加、イオンアシスト等の手段を併用してもよい。また、本発明の目的を損なわない範囲で、基板に直流、交流、高周波などのバイアスを印加してもよい。蒸着法、CVD法などの他の作成方法においても同様である。
【0023】
透明導電性薄膜(12)の表面抵抗率を低くするためには、通常透明導電性薄膜(12)の膜厚を厚くすればよいが、厚くすると印刷時の加熱処理による反りが大きくなる。しかしながら、透明導電性フィルム(1)の熱収縮率をある程度の値に抑えれば、反りを小さくすることができることを見いだした。
【0024】
本発明の透明導電性フィルム(1)は、150℃で3時間の熱処理による熱収縮率が0.2%以下であることが好ましい。熱収縮率が0.2%を超えると、エレクトロルミネッセンスパネルの製造の際に印刷工程中でカールなどが発生して、工程通過性を悪くし、生産性の低下を招く。熱処理による寸法変化を少なくするためには、熱処理工程を予め施しておくことが好ましい。この熱処理工程は、プラスチックフィルム上(11)上に透明導電性薄膜(12)を製膜した後に施してもよいし、熱処理を施したプラスチックフィルム(11)上に透明導電性薄膜(12)を製膜する工程でもよいが、生産性の観点から後者のほうが好ましい。
【0025】
プラスチックフィルムに熱処理を施すには、プラスチックフィルム製膜時の最終工程の熱固定時に、220〜240℃程度の加熱を行うインライン処理が好ましい。220℃よりも低温では、熱処理後の寸法収縮率を低減する効果が不十分となる。一方、240℃を越える高温ではプラスチックフィルムの安定製膜が難しくなる。さらに、熱固定後にフイルムをTg以下まで冷却する際に、フィルムの流れ方向の張力を与えると熱固定の効果が薄れるため、張力をカットするためのニップロールや急冷ゾーンを設けることが好ましい。
フィルムの流れと垂直な方向(幅方向)の熱処理方法としては、70〜220℃の温度条件下で、フイルムの両端を把持しているクリップ間の距離を3〜10%程度緩和させる(縮める)ことが好ましい。70℃よりも低温では、熱処理後の寸法収縮率を低減する効果が不十分となる。一方、220℃を越える高温ではプラスチックフィルムの安定製膜が難しくなる。また、幅方向の緩和率が3%未満では処理の効果が不十分となり、10%を超えるとフイルムの平面性の悪化やキズが発生しやすくなるなどの弊害が生じる。
【0026】
また、オフラインでプラスチックフィルム(11)上にコーティング剤を塗布し、このコーティング剤を乾燥、硬化させるために熱処理を施し、この熱により低収縮処理も同時に行ってもよい。このコーティング層は透明導電性薄膜(12)とプラスチックフィルム(11)との付着性を高めることもできる。このコーティング剤としてはポリエステル樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ウレタンアクリル樹脂、メラミン樹脂などを用いるのが付着性の観点から好ましい。
【0027】
このコーティング層を透明なプラスチックフィルム(11)上に積層するには、コーティング法を用いて積層する。コーティング法としては、エアドクタコート法、ナイフコート法、ロッドコート法、正回転ロールコート法、リバースロールコート法、グラビアコート法、キスコート法、ビードコート法、スリットオリフェスコート法、キャストコート法などが用いられる。
【0028】
コーティング層の乾燥、硬化および寸法収縮率低減のためには、乾燥温度を120〜240℃とするのが好ましい。120℃よりも低温では、熱処理後の寸法収縮率を低減する効果が不十分であり、240℃を越える高温ではプラスチックフィルムの平面性が低下する。光線透過率が低下してしまう。しかしながら、透明導電性薄膜(12)の膜厚をある程度厚くすると、光線透過率が向上することを見いだした。例えば、インジウム−スズ複合酸化物薄膜の場合、100nm以上の膜厚にすると、光線透過率が向上してくる。これは、透明導電性薄膜の表面での反射光と、プラスチックフィルム(11)/透明導電性薄膜(12)界面での反射光とが干渉して打ち消うことで反射光が減り、このぶん透過光が増えることになるため、光線透過率が向上すると考えられる。すなわち、透明導電性薄膜(12)の屈折率をN、透明導電性薄膜(12)の膜厚をD(nm)、光線透過率を最高にしたい波長をλ(nm)とすると、
N×D=λ/2×n
を満足するように、透明導電性薄膜(12)の膜厚を調整すればよい。ここで、nは1以上の整数である。
【0029】
例えば、上記の式を満足するものとしては、550nmでの光線透過率を最高にしたい場合、屈折率が2であるインジウム−スズ複合酸化物薄膜を使用し、膜厚を137.5nm、275nm、412.5nm(n=1,2,3に対応する)などとすればよい。
【0030】
光線透過率が最高になる波長は、450〜600nmであることが好ましい。450nmよりも低波長では、可視波長よりも短いために、エレクトロルミネッセンスパネルに用いた際に発光輝度向上に寄与しない。また、600nmよりも長波長で設計すると、500nm程度の波長の透過率が十分でなくなってしまい、結果的にはエレクトロルミネッセンスパネルに用いた際に発光輝度向上に寄与しない。
【0031】
また、設計波長での透過率は80〜97%であることが好ましい。光線透過率を高くするためには、前述の通り反射光は干渉効果により最低限に設計してあるので、透明導電性薄膜(12)での吸収を少なくしなければならない。そのためには、透明導電性薄膜(12)の酸化度をできるだけ高くしたほうがよい。しかしながら、97%を越える光線透過率を得るほど酸化度を高めてしまうと、表面抵抗率が非常に高くなってしまい、エレクトロルミネッセンスパネルの透明電極として適さない。
【0032】
また、透明導電性フィルム(1)の表面抵抗率は、10〜100Ω/□の範囲内であることが好ましい。10Ω/□よりも低い表面抵抗率を得るためには、透明導電性薄膜(12)の膜厚を非常に厚くする必要があるため、曲げ加工などの特性が不十分なものとなってしまい、さらには製造コストも非常に高いものになってしまう。一方、100Ω/□よりも高い表面抵抗率では、エレクトロルミネッセンスパネルに用いた際に発光輝度向上の効果が不十分となる。
【0033】
本発明の透明導電性フィルム(1)の透明導電性薄膜(11)上に誘電体薄膜(13)を積層することで、エレクトロルミネッセンスパネルの透明電極に用いた際の透明導電性フィルム(1)の黒変を抑制することが可能となる。この黒変のメカニズムは、エレクトロルミネッセンスパネルに用いた際に発光層に印加する電圧による電子移動により、透明導電性薄膜が還元され黒変すると考えられる。誘電体薄膜を積層することで透明導電性薄膜への電子移動が抑制され、黒変が発生しにくくなる。
【0034】
本発明で好適に用いられる誘電性材料としては、酸化ホウ素、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、酸化ケイ素、酸化チタン、酸化バナジウム、酸化クロム、酸化マンガン、酸化鉄、酸化コバルト、酸化ニッケル、酸化銅、酸化亜鉛、酸化イットリウム、酸化ジルコニウム、酸化ニオブ、酸化モリブデン、酸化鉛、酸化スズ、酸化アンチモン、酸化バリウム、酸化ハフニウム、酸化タリウム、酸化タングステン、酸化白金、酸化ビスマス、チタン酸バリウム、チタン酸鉛、ニオブ酸カリウム、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム、硫酸鉛、炭化シリコン、硫酸ストロンチウム、硫化亜鉛、窒化シリコン、臭化銀、塩化銀などが挙げられ、これら単体もしくは二種類以上の混合物でもよい。
【0035】
これらの材料の中で、酸化チタンが好適に用いられる。酸化チタンは比誘電率が170と非常に大きく、酸化チタン薄膜を積層した本発明の透明導電性フィルム(1)をエレクトロルミネッセンスパネルに用いた場合、印加電圧を効率的に発光層に印加できるため、発光輝度の低下がほとんど生じない。
【0036】
本発明の誘電体薄膜(13)を製膜するには、真空蒸着法、スパッタリング法、CVD法、イオンプレーティング法、スプレー法などが知られており、上記材料の種類および必要膜厚に応じて適宜の方法を用いることが出来る。
【0037】
例えば、スパッタリング法の場合、化合物を用いた通常のスパッタリング法、あるいは、金属ターゲットを用いた反応性スパッタリング法等が用いられる。この時、反応性ガスとして、酸素、窒素、水蒸気等を導入したり、オゾン添加、イオンアシスト等の手段を併用してもよい。また、本発明の目的を損なわない範囲で、基板に直流、交流、高周波などのバイアスを印加してもよい。また必要に応じて、基板を加熱もしくは冷却してもよい。蒸着法、CVD法などの他の作成方法においても同様である。
【0038】
誘電体薄膜(13)の膜厚は、1〜300nmの範囲であることが好ましい。膜厚が1nmよりも薄い場合には、透明導電性薄膜(12)の黒変を抑制する効果が不十分であり、300nmよりも厚い場合には、透明導電性薄膜(12)の光線透過率を高める光学設計に影響を与えるため、好ましくない。
【0039】
本発明の透明導電性フィルム(1)を用いたエレクトロルミネッセンスパネルは、透明導電性フィルム(1)の透明導電性薄膜(12)上に、発光層、誘電体層、平面電極層、絶縁層を積層して作製する。各々の層は、蒸着やスパッタリングなどのドライプロセス法を用いてもよいし、ウェットコートである印刷法を用いてもよいが、製造コストの観点から、印刷法が好ましい。
【0040】
発光層は、バインダー樹脂中に発光体粉体を分散させたものである。バインダー樹脂は、発光体粉体を水分から守るために防湿性に優れた樹脂であることが必要であることから、フッ素エラストマーを用いるのが好適である。フッ素エラストマーは、フッ化ビニリデン、六フッ化プロピレン、四フッ化エチレン、パーフロロメチルビニルエーテルなどの単体もしくは共重合したものが好ましい。さらに、透明導電性薄膜(12)や誘電体層との付着力を強くするために、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、メタクリル樹脂、ウレタンアクリル樹脂、シリコーン系樹脂などをブレンドしてもよい。
【0041】
発光体粉体はZnSを主成分としたものであり、添加する不純物により、可視光領域内で発光波長を選択的に得ることができる。添加不純物は、Cu、Ag、Cl、I、Al、Mn、PrF3、NdF3、SmF3、EuF3、TbF3、DyF3、HoF3、ErF3、TmF3、YF3などから選ぶのが好ましい。
【0042】
これらの発光体粉末の発光波長λE(nm)と透明電極に用いた本発明の透明導電性フィルム(1)の光線透過率が最高値を有する波長λI(nm)とが、
λI −50≦λE ≦λI +50
の関係式を満足するように設計することで、発光輝度の非常に高いエレクトロルミネッセンスパネルを提供することができる。λEとλIとの差の絶対値が50nmよりも大きくなると、発光輝度向上の効果が不十分となる。
【0043】
発光体粉体の耐湿性を向上するために、表面に酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化シリコン、酸化マグネシウムなどの防湿性被膜を施すのが好適である。
【0044】
また、発光層のバインダー樹脂1gに対し、発光体粉体は0.1〜100gの比率で分散させるのが好ましい。0.1g未満では発光輝度が不十分であり、100gよりも多いとバインダーによる接着の効果が不足する。発光層の厚さは、1〜100μmの範囲であることが好ましい。1μm未満の厚さでは発光輝度が不十分であり、100μmよりも厚い場合は1回の工程で印刷が難しく、生産性の観点から好ましくない。
【0045】
誘電体層は、発光層と同様のフッ素エラストマー中に、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸鉛、ニオブ酸カリウム、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウムなどの高誘電率を有する粉体を分散させたものを積層する。誘電体層の厚さは、1〜100μmの範囲であることが好ましい。1μm未満の厚さでは、背面電極から発光層へのリーク電流が多くなり、発光輝度が低下してしまう。一方、100μmよりも厚い場合は、1回の工程で印刷が難しく、生産性の観点から好ましくない。
【0046】
背面電極は、ポリエステル樹脂中にカーボンもしくは/およ銀の粉体を分散させたもの印刷する。印刷層の厚さは、1〜100μmの範囲であることが好ましい。1μm未満の厚さでは、背面電極の表面抵抗率が高くなりすぎ、発光輝度が不十分となる。一方、100μmよりも厚い場合は、1回の工程で印刷が難しく、生産性の観点から好ましくない。背面電極の表面抵抗率は、0.1〜500Ω/□が好適である。0.1Ω/□未満では背面電極の厚さが厚くなりすぎ、生産性の観点から好ましくない。一方、500Ω/□よりも高表面抵抗率では印加電圧が効率良く発光層に印加できず発光輝度が低下してしまう。
【0047】
絶縁層はポリエステル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、メタクリル樹脂、ウレタンアクリル樹脂、シリコーン系樹脂などを主成分としたものを1〜100μmの範囲で印刷することが好ましい。1μm未満の厚さでは絶縁の効果が不十分であり、100μmよりも厚い場合は1回の工程で印刷が難しく、生産性の観点から好ましくない。
【0048】
【実施例】
以下に、本発明の実施例を記載してより具体的に説明する。
【0049】
実施例1
粒子を含有していないポリエチレンテレフタレート樹脂ペレットを135℃で6時間減圧乾燥した後、約280℃でシート状に溶融押し出して、表面温度20℃に保った金属ロール上で急冷固化する。さらに、このキャストフィルムを加熱されたロール群、及び赤外線ヒーターで100℃に加熱し、その後周速差のあるロール群で長手方向に3.2倍に延伸して一軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルムを得た。次いで、易接着用塗布液をリバースロール法で一軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルムの片面に塗布した。この時の塗布量は、固形分量として0.1g/m2とした。塗布後引き続いて、フィルムの両端をグリップで把持して130℃に加熱された熱風ゾーンに導き、乾燥後、幅方向に3.8倍に延伸し、240℃の熱処理ゾーンに導き熱固定を行い、厚さが188μmの二軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルムを得た。こうして得られた二軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルムを透明なプラスチックフィルム(11)として用いた。
【0050】
このフィルムの非易接着処理面にインジウム−スズ複合酸化物からなる透明導電性薄膜(12)を製膜した。このとき、ターゲットにはスズを10重量%含有したインジウム合金をターゲットに用いて、印加電力を2W/cm2とした。また、Arを130sccm、O2を70sccm流し、3mTorrの雰囲気下でDCマグネトロンスパッタリング法で製膜した。ただし、通常のDCではなく、アーク放電を防止するために、+20Vの5μs幅のパルスを50kHz周期で印加した。また、−10℃の冷却ロールにフィルムを巻き、フィルムの冷却を行いながらスパッタリングをおこなった。また、膜厚を精度よく制御するために、プラズマ発光分析を行い、特にインジウムの発光波長である452nmの強度を常時モニターした。この発光強度がインジウム−スズ複合酸化物薄膜の堆積速度に比例するため、発光強度をフィルムの送り速度にフィートバックすることで膜厚の制御を向上させた。このようにして、透明導電性フィルム(1)を製作した。
【0051】
この透明導電性フィルム(1)を使用して、エレクトロルミネッセンスパネルを製作した。まず、エレクトロルミネッセンスパネルを組むための発光層を準備した。メチルエチルケトン100gに対して、20gのフッ素エラストマー(ダイキン工業(株)製:ダイエル)を溶解させ、さらに200gの硫化亜鉛発光体粉体(オスラム・シルバニア社製:カプセルタイプ#30)を分散させた。この発光体粉体の発光波長は520nmである。これを200メッシュの刷版を用いて透明導電性薄膜(12)上にスクリーン印刷した。この後、150℃で60分間乾燥した。乾燥後の厚さは30μmであった。この時、透明導電性薄膜(12)の電極取出部は塗布せず残しておいた。
【0052】
さらに、誘電層材料としてフッ素エラストマー中にチタン酸バリウム粉体を分散したペースト(藤倉化成(株)製:ドータイト FEL−615)を用い、200メッシュの刷版を用いて発光層上にスクリーン印刷した。この後、150℃で60分間乾燥した。乾燥後の厚さは30μmであった。さらに背面電極として、カーボンペースト(東洋紡績(株)製:DY−152H−30)を250メッシュの刷版を用いて誘電体層上にスクリーン印刷した。この後、150℃で30分間乾燥した。乾燥後の厚さは20μmであった。さらに絶縁層として、レジスト(藤倉化成(株)製:ドータイト XB−101G)を200メッシュの刷版を用いて背面電極層上にスクリーン印刷した。この後、150℃で30分間乾燥した。乾燥後の厚さは20μmであった。以上のようにして、5cm×10cmのサイズのエレクトロルミネッセンスパネルを組み立てた。
【0053】
実施例2
厚さが188μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡績(株)製:A4140)を透明なプラスチックフィルム(11)として用いた。このフィルムの非易接着処理面に、実施例1と同様にインジウム−スズ複合酸化物からなる透明導電性膜(12)を製膜した。この透明導電性フィルムを巻き取りながら、150℃で1分間加熱処理した。その際のフィルム張力は6kg/mで行った。さらにこの透明導電性フィルム(1)を用いて、実施例1と同様にエレクトロルミネッセンスパネルを組み立てた。
【0055】
実施例
実施例1と同様にして作製した透明導電性フィルム(1)の透明導電性薄膜(12)上に、誘電体薄膜(13)として膜厚10nmの酸化チタン薄膜を製膜した。このとき、ターゲットとしてはチタンを用い、印加電力を8W/cm2とした。また、Arを500sccm、O2を80sccm流し、3mTorrの雰囲気下でDCマグネトロンスパッタリング法で製膜した。ただし、通常のDCではなく、アーク放電を防止するために、+20Vの5μs幅のパルスを100kHz周期で印加した。また、−10℃の冷却ロールにフィルムを巻き、フィルムの冷却を行いながらスパッタリングをおこなった。この際の酸化チタン薄膜の膜厚を10nmとした。さらに、この透明導電性フィルム(1)を用いて、実施例1と同様にしてエレクトロルミネッセンスパネルを組み立てた。
【0056】
比較例1
厚さが188μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡績(株)製:A4140)を透明なプラスチックフィルム(11)として用いた。このフィルムの非易接着処理面に実施例1と同様にインジウム−スズ複合酸化物からなる透明導電性膜(12)の膜厚を変えて2種類製膜した。
さらにこの2種類の透明導電性フィルム(1)を用いて、エレクトロルミネッセンスパネルを実施例1と同様に組み立てた。
【0057】
以上の実施例1〜および比較例1の透明導電性フィルム(1)について、表面抵抗率、分光光線透過率による最高透過率とその波長、150℃で3時間の熱処理による寸法収縮率を下記の方法で測定した。また、実施例1〜および比較例1の透明導電性フィルムを用いて作製したエレクトロルミネッセンスパネルについて、発光輝度、寿命時間及び生産性を評価した。
【0058】
<表面抵抗率>
JIS K 7194に準拠した4端子法にて測定した。測定機としては、三菱油化(株)製:Lotest AMCP-T400を用いた。
【0059】
<分光光線透過率測定による最高光線透過率とその波長>
分光光度計((株)日立製 U−3500)を用いて、300〜800nmの波長の光線透過率を測定し、この範囲内の最高光線透過率とその波長を測定した。
【0060】
<150℃で3時間の熱処理による反り量>
30mm×30mmサイズのフィルムを150±3℃で3時間加熱処理し、平坦な台に室温で30分間放置した後の台上からのフィルムの反り量をノギスで測定する。単位はmmである。
【0061】
<150℃で3時間の熱処理による寸法収縮率>
JIS C 2318に準拠し、熱処理前の寸法Aと、150±3℃に保たれた恒温槽中に3時間放置後の寸法Bを測定して、下記式により寸法収縮率(HS150)を算出した。
HS150(%)=(A−B)/A×100
【0062】
<エレクトロルミネッセンスパネルの発光輝度>
透明導電性薄膜(12)と背面電極の間に、100Vrms、400Hzの正弦波を印加して、このパネルの輝度を色彩色度計(ミノルタ製:CS−100)を用いて測定した。
【0063】
<エレクトロルミネッセンスパネルの寿命時間>
エレクトロルミネッセンスパネルを発光させたまま、温度50℃、湿度90%RHに管理された恒温恒湿槽中に放置し、直径1mm以上の黒点が発生した時点までの発光時間を寿命時間(Hr)とした。
【0064】
<エレクトロルミネッセンスパネルの生産性>
エレクトロルミネッセンスパネルを生産した際の印刷ズレで評価した。○は印刷ズレが0.3mm未満、×は印刷ズレが0.3mm以上である。○は実用上使用可能レベルであるが、×は上下電極の短絡等を発生する可能性があり実用上使用することができない。
【0065】
以上の結果を表1に示す。
【0066】
【表1】
Figure 0004423515
【0067】
この結果より、本発明の透明導電性フィルム(1)をエレクトロルミネッセンスパネルの透明電極とすることで、エレクトロルミネッセンスパネルの生産性が飛躍的に増大する。また、特定波長の光線透過率の最高値を特定範囲にすることで発光輝度も飛躍的に向上する。さらに、誘電体薄膜(13)を積層することで、高輝度、高寿命なエレクトロルミネッセンスパネルを得ることができる。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の透明導電性フィルム(1)は、透明なプラスチックフィルム(11)の一方の面に透明導電性薄膜(12)が積層されており、前記透明導電性フィルム(1)を150℃で3時間加熱処理しても反りが少ないため、エレクトロルミネッセンスパネルの生産性を飛躍的に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の透明導電性フィルムの層構成を示した説明図である。
【図2】実施例の透明導電性フィルムの層構成を示した説明図である。
【図3】実施例1及び2のエレクトロルミネッセンスパネルの層構成を示した説明図である。
【符号の説明】
1 透明導電性フィルム
11 プラスチックフィルム
12 透明導電性薄膜
13 誘電体薄膜
2 発光層
3 誘電体層
4 背面電極層
5 絶縁層

Claims (6)

  1. 透明なプラスチックフィルム(11)の一方の面に透明導電性薄膜(12)が積層された透明導電性フィルム(1)であって、プラスチックフィルム(11)製膜時の最終工程の熱固定時に、220〜240℃の加熱を行うインライン処理、又は、オフラインで120〜240℃の熱処理が施されることにより、透明導電性フィルム(1)の150℃で3時間熱処理したときの熱収縮率が0.2%以下であり、前記透明導電性薄膜(12)の厚みが80nm以上である透明導電性フィルム(1)を150℃で3時間加熱した際の30mm×30mmのサイズにおける反り量が2mm以下であることを特徴とする透明導電性フィルム(1)。
  2. 450〜600nmの波長範囲内で光線透過率が最高値を有し、かつこの最高値が80〜97%であることを特徴とする請求項1記載の透明導電性フィルム(1)。
  3. 表面抵抗率が10〜100Ω/□であることを特徴とする請求項1または2記載の透明導電性フィルム(1)。
  4. 前記透明導電性薄膜(12)の上に誘電体薄膜(13)を積層したことを特徴とする請求項1乃至記載の透明導電性フィルム(1)。
  5. 透明電極として請求項1乃至記載の透明導電性フィルム(1)を用いたことを特徴とするエレクトロルミネッセンスパネル。
  6. エレクトロルミネッセンスパネルにおいて、発光層の発光波長λE(nm)と透明電極に用いた請求項1乃至記載の透明導電性フィルム(1)の光線透過率が最高値を有する波長λI(nm)が、下記式を満足することを特徴とするエレクトロルミネッセンスパネル。
    λI −50≦λE ≦λI +50 ・・・(I)
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