JP2001014765A - ディスク記録及び/又は再生装置、ディスクローディング機構及びディスクイジェクト機構 - Google Patents

ディスク記録及び/又は再生装置、ディスクローディング機構及びディスクイジェクト機構

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JP2001014765A
JP2001014765A JP11186817A JP18681799A JP2001014765A JP 2001014765 A JP2001014765 A JP 2001014765A JP 11186817 A JP11186817 A JP 11186817A JP 18681799 A JP18681799 A JP 18681799A JP 2001014765 A JP2001014765 A JP 2001014765A
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disc
slider
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Koichi Numata
浩一 沼田
Ryuzo Tamayama
隆三 玉山
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Sony Corp
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    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • GPHYSICS
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/04Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit
    • G11B17/05Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit specially adapted for discs not contained within cartridges
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    • G11B17/054Indirect insertion, i.e. with external loading means with pivoting loading means

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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ローディング動作又はイジェクト動作の適正
化等を図る。 【解決手段】 ディスク300(400)が装着される
ディスク装着部13と、ディスク装着部とともにディス
クをチャッキングしディスクローディングの開始時にデ
ィスクと係合するディスク係合部151aを有するチャ
ッキングプレート150と、チャッキングプレートを支
持すると共にディスクの半径方向へ移動してチャッキン
グプレートをディスクに対するチャッキングが可能なチ
ャッキング準備位置とディスクローディングの開始が可
能なローディング準備位置との間を移動させる支持スラ
イダー200とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスク記録及び/
又は再生装置、ディスクローディング機構及びディスク
イジェクト機構に関する。詳しくは、ディスクに対して
信号の記録及び/又は再生を行うディスク記録及び/又
は再生装置、ディスク装着部にディスクを装着するため
のディスクローディング機構及びディスク装着部に装着
されていたディスクをイジェクトするためのディスクイ
ジェクト機構についての技術分野に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスクに対して信号の記録若しくは再
生、又は記録と再生の双方を行うことのできるディスク
記録及び/又は再生装置がある。
【0003】このようなディスク記録及び/又は再生装
置のうち従来のものにあっては、通常、スピンドルモー
タの駆動力によって回転されるディスクテーブルと該デ
ィスクテーブルに対向して位置されたチャッキングプレ
ートとが設けられている。そして、ディスク記録及び/
又は再生装置の外筐に形成された挿入口からディスクが
挿入されると、該ディスクがローディング機構によって
外筐内に引き込まれ、ディスクの中心孔がディスクテー
ブルに対応して位置され、この状態でディスクテーブル
又はチャッキングプレートが昇降機構によって上昇又は
下降されてディスクがディスクテーブルとチャッキング
プレートとによってチャッキングされるようになってい
る。
【0004】一方、上記した従来のディスク記録及び/
又は再生装置にあっては、外筐内にディスクの全体が引
き込まれた状態において外筐内のディスクの存在の有無
を外部から視認できるようにするために、外筐の一部を
透明材料によって形成し又は外筐の一部に外部からディ
スクテーブルに装着されたディスクの視認が可能な窓部
を設けたものがある。
【0005】他方、引き込まれていたディスクは、外筐
内に設けられたイジェクト機構によってイジェクトされ
ることになる。従来のディスク記録及び/又は再生装置
にあっては、ディスクのローディング時には所定の位置
までディスクが外筐内に挿入された段階で、その後はロ
ーディングする方向へ付勢するバネ力によってディスク
をチャッキング可能な位置まで引き込み、ディスクのイ
ジェクト時には上記所定の位置までディスクがイジェク
トされる方向へ移動された段階で、その後はイジェクト
する方向へ付勢するバネ力によってディスクを外筐内か
ら排出するようにしたものがある。そして、従来のディ
スク記録及び/又は再生装置にあっては、このような2
つの方向への付勢力を少ない部品点数で発揮させるため
に、ディスクが上記所定の位置に達した状態でバネの付
勢する方向が反転されるトグルバネを用いたものがあ
る。
【0006】そして、このようなディスク記録及び/又
は再生装置にあっては、通常、イジェクトレバーによっ
てディスクが上記所定の位置まで排出されたときにトグ
ルバネの付勢する方向が反転され、その後はイジェクト
レバーによらずにトグルバネによってディスクが排出さ
れるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ディスクテ
ーブルとチャッキングプレートとが対向した状態で設け
られた上記した従来のディスク記録及び/又は再生装置
にあっては、チャッキングプレートを支持するための支
持部が該チャッキングプレートの軸方向に設けられてい
るため、その分、ディスク記録及び/又は再生装置の厚
さが厚くなりディスク記録及び/又は再生装置の薄型化
に支障を来たしているという問題がある。
【0008】また、ディスクがチャッキング可能な位置
まで引き込まれた状態において、ディスクテーブルとチ
ャッキングプレートとによるチャッキング動作が開始さ
れたときに始めてディスクとディスクテーブル及びチャ
ッキングプレートとが係合されるため、例えば、ディス
クがチャッキング可能な位置に至ったときに振動等によ
ってディスクに位置ずれが生じてしまった場合には、チ
ャッキング動作が適正に為されなくなる虞がある。
【0009】一方、上記した従来のディスク記録及び/
又は再生装置のように、外筐内のディスクの存在の有無
を判別するために、外筐の一部を透明材料によって形成
し又は外筐の一部に窓部を設けて外部からディスクを視
認可能にする場合には、ディスクの表面が凹凸のない平
面状に形成されているため、外部から認識されるものが
ディスクであるのか、或は、内部の構造の一部であるの
か判別し難いことがあり、外筐内のディスクの存在の埋
めの判別を誤ってしまう可能性がある。
【0010】他方、トグルバネを用いてディスクのイジ
ェクトを行う従来のディスク記録及び/又は再生装置に
あっては、配置スペース等の関係によりイジェクトレバ
ーの移動スペースを十分に確保することができないこと
があり、上記した所定の位置までディスクを確実にイジ
ェクト方向に移動させるように設計することが困難な場
合もある。
【0011】また、トグルバネには反転が生じようとす
る所謂不感帯域が存在するため、トグルバネの不感帯域
が経時変化等によって変化する可能性もあり、ディスク
が所定の位置まで移動された場合でもトグルバネが反転
せずディスクがイジェクトされなくなってしまうという
不具合を生じる虞がある。
【0012】そこで、本発明は、上記した問題点を克服
し、ローディング動作又はイジェクト動作の適正化等を
図ることを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明ディスク記録及び
/又は再生装置は、上記した課題を解決するために、デ
ィスクが装着されるディスク装着部と、ディスク装着部
とともにディスクをチャッキングしディスクローディン
グの開始時にディスクと係合するディスク係合部を有す
るチャッキングプレートと、チャッキングプレートを支
持すると共にディスクの半径方向へ移動してチャッキン
グプレートをディスクに対するチャッキングが可能なチ
ャッキング準備位置とディスクローディングの開始が可
能なローディング準備位置との間を移動させる支持スラ
イダーとを設けたものである。
【0014】従って、本発明ディスク記録及び/又は再
生装置にあっては、ディスクがチャッキングプレートと
係合した状態でチャッキングプレートと共に移動され
る。
【0015】また、別の本発明ディスク記録及び/又は
再生装置は、ディスクが装着されるディスク装着部と、
ディスク装着部とともにディスクをチャッキングしディ
スクローディングの開始時にディスクと係合するディス
ク係合部を有するチャッキングプレートと、チャッキン
グプレートを支持すると共にディスクの半径方向に移動
してチャッキングプレートをディスクに対するチャッキ
ングが可能なチャッキング準備位置とディスクローディ
ングの開始が可能なローディング準備位置との間を移動
させる支持スライダーと、外筐に設けられると共に移動
するチャッキングプレートの位置を外部から視認可能な
窓部とをもうけたものである。
【0016】従って、別の本発明ディスク記録及び/又
は再生装置にあっては、チャッキングプレートの外部か
らの視認によってディスクの外筐内における有無が判別
される。
【0017】さらに、本発明ディスクローディング機構
は、ディスクが装着されるディスク装着部と、ディスク
装着部とともにディスクをチャッキングしディスクロー
ディングの開始時にディスクと係合するディスク係合部
を有するチャッキングプレートと、チャッキングプレー
トを支持すると共にディスクの半径方向に移動してチャ
ッキングプレートをディスクに対するチャッキングが可
能なチャッキング準備位置とディスクローディングの開
始が可能なローディング準備位置との間を移動させる支
持スライダーとを設けたものである。
【0018】従って、本発明ディスクローディング機構
にあっては、ディスクがチャッキングプレートと係合し
た状態でチャッキングプレートと共に移動される。
【0019】加えて、本発明ディスクイジェクト機構
は、ディスクのイジェクト動作時に所定の方向へ動作さ
れると共に第1の押圧部と第2の押圧部とを有するイジ
ェクトレバーと、イジェクト動作時にイジェクトレバー
の第1の押圧部に押圧される被押圧部を有すると共に該
被押圧部が押圧されてディスクのイジェクト方向へ移動
されるスライダーと、該スライダーに支持されると共に
ディスクと係合するディスク係合部を有し該ディスク係
合部がディスクに係合した状態でスライダーの移動に伴
って移動されるチャッキングプレートと、イジェクト動
作時にイジェクトレバーの第2の押圧部に押圧される被
作用部を有すると共にスライダーと係合され被作用部が
押圧されて動作されスライダーをディスクのイジェクト
方向へ移動させるリンクレバーと、スライダーが所定の
基準位置よりイジェクト方向側に位置された状態におい
てスライダーをイジェクト方向へ付勢すると共にスライ
ダーが所定の基準位置よりイジェクト方向側と反対側に
位置された状態においてスライダーをイジェクト方向と
反対方向へ付勢するトグルバネとを設け、イジェクトレ
バーの第1の押圧部に被押圧部が押圧されて移動された
スライダーが上記所定の基準位置よりもイジェクト方向
側と反対側に位置されている状態において、第1の押圧
部による被押圧部への押圧が解除されると共にスライダ
ーが所定の基準位置よりもイジェクト方向側へ移動され
るまで第2の押圧部によってリンクレバーの被作用部が
押圧されるようにしたものである。
【0020】従って、本発明ディスクイジェクト機構に
あっては、常にイジェクトレバーによる押圧動作中にト
グルバネの反転が生じる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添
付図面を参照して説明する。尚、以下の実施の形態に示
したディスク記録及び/又は再生装置は、ディスクとし
てコンパクトディスクが用いられ、コンパクトディスク
に記録された信号の再生を行う携帯用の再生装置であ
る。
【0022】ディスク記録及び/又は再生装置1は外筐
2内に所要の各部材及び各機構が配置されて成る(図1
乃至図3参照)。
【0023】外筐2は上側部3と下側部4とが結合され
て成り、外形が略円形状を為すような偏平な形状に形成
されている。外筐2の前面にはディスク挿脱口2aが形
成され、外筐2の側面には図1乃至図3に示すA1−A
2方向へスライド可能なスライド摘子5が設けられてい
る。そして、スライド摘子5は、その一部5aが回動可
能に設けられ、該一部5aを外側へ回動することにより
操作し易いようにされている。
【0024】外筐2の上側部3の上面の前端寄りの部分
には透明材料から成る窓部6が形成され、該窓部6を通
して外筐2内の一部が視認可能とされている。そして、
上側部3の上面には、スライド摘子5寄りの位置に押し
釦7が設けられている。また、外筐2の下側部4には、
各種の操作スイッチ8、8、・・・が周方向に離間して
設けられている。
【0025】下側部4の内底面には、配置ケース10が
図示しないダンパを介して支持され、該配置ケース10
にスピンドルモータ11及び光学ピックアップ12が配
置されている(図3参照)。
【0026】スピンドルモータ11は配置ケース10の
一端部に配置され、スピンドルモータ11のモータ軸が
配置ケース10から上方へ突出されている。そして、ス
ピンドルモータ11のモータ軸の上端部にディスク装着
部としての役割を果たすディスクテーブル13が固定さ
れている。
【0027】ディスクテーブル13は外形が円形状を為
し、下側部4の略中央部に位置されている。ディスクテ
ーブル13は、周縁部13aと該周縁部13aの中央部
から上方へ突出されたセンタリング部10bとによって
構成され、ディスクテーブル13には図示しないマグネ
ットが埋設されている。
【0028】配置ケース10には透孔10aが形成さ
れ、該透孔10aに対応して光学ピックアップ12が移
動自在に支持されている。光学ピックアップ12は移動
ベース12aと該移動ベース12a上に支持された2軸
アクチュエータ12bとを有し、移動ベース12aの両
端部に設けられた軸受部12c、12cがガイド軸12
d、12dに摺動自在に支持され、例えば、図示しない
送りネジが回転することによってディスクテーブル13
に装着されるディスクの半径方向へ移動されるようにな
っている。
【0029】外筐2内における上側には支持ベース20
が配置され、該支持ベース20は支持板30と前面板4
0とが結合されて成る(図4参照)。
【0030】支持板30は天板部31と該天板部31の
両側縁からそれぞれ下方へ突出された左側面部32及び
右側面部33と天板部31の後端縁から下方へ突出され
た支持部34、34とが一体に形成されて成り、該支持
部34、34は左右に離間して設けられている(図4及
び図5参照)。
【0031】天板部31の左右方向における中央部には
逃げ孔31a、31aが形成され、該逃げ孔31a、3
1aは前後方向に延び左右に離間して位置されている。
【0032】左側の逃げ孔31aの左側には第1の案内
孔31bが形成され、該第1の案内孔31bは前後方向
に延び逃げ孔31aと略同じ長さに形成されている。そ
して、右側の逃げ孔31aの右側には第2の案内孔31
cが形成され、該第2の案内孔31cは前後方向に延び
逃げ孔31aの中央部に対応した位置から後端部に対応
した位置にかけて形成されている。また、第2の案内孔
31cの右側には第3の案内孔31dが形成され、該第
3の案内孔31dは逃げ孔31a、31aの中央部に対
応した位置から逃げ孔31a、31aより前方の位置ま
で形成されている。
【0033】天板部31の前端寄りの位置にはそれぞれ
円弧状を為すガイド孔31e、31fが形成され、左側
のガイド孔31eは第1の案内孔31bの左側に位置さ
れ、右側のガイド孔31fは第3の案内孔31dの右側
に位置されている。そして、ガイド孔31e、31f
は、それぞれ前方へ行くに従って外方へ変位するような
円弧状に形成されている。また、天板部31の右端部に
は緩やかな円弧状を為す挿通孔31gが形成されてい
る。
【0034】天板部31における逃げ孔31a、31a
の間の部分35には、その前端寄りの位置にセンサ逃げ
孔35aが形成されている。そして、部分35のセンサ
逃げ孔35aの後側には前斜め下方へ突出されたストッ
パ片35bが形成されている。また、部分35の後端部
は他の部分より細幅に形成された細幅部35cとして形
成されている。
【0035】部分35のセンサ逃げ孔35aの後端部に
対応する部分は、後方へ行くに従って僅かに上方へ変位
する第1の傾斜部35dとして形成され、また、部分3
5の細幅部35cの前半部は、前方へ行くに従って僅か
に上方へ変位する第2の傾斜部35eとして形成されて
いる。従って、部分35のうち第1の傾斜部35dの後
端から第2の傾斜部35eの前端までの部分は、他の部
分より僅かに上方に位置されている。
【0036】前面板40は主面部41と円弧状部42と
連結部43、43が一体に形成されて成り、主面部41
は後縁が左右方向に延びる略直線状に形成されると共に
後縁の両端部に連続した前縁が前方に突出した略円弧状
に形成されるような形状とされている(図4参照)。そ
して、主面部41の左右方向における中央部の前端寄り
の部分には、プレート配置孔41aが形成されている。
また、主面部41の前端部下面には、第1のマグネット
50が取り付けられている。
【0037】円弧状部42の両端寄りの位置には連結部
43、43が形成され、該連結部43、43を介して円
弧状部42が主面部41の前縁部と連結されている。そ
して、前面板40は主面部41の後縁部が支持板30の
前縁部に取り付けられている。
【0038】支持板30の天板部31の上面の右端側の
位置には、イジェクトレバー60が回動自在に支持され
ている(図6参照)。イジェクトレバー60には、その
一端部に略左方へ突出された第1の押圧部61が形成さ
れている。そして、イジェクトレバー60には第1の押
圧部61側に円弧状の被案内孔62が形成され、該被案
内孔62に天板部31に設けられた支持軸31hが挿通
されている。イジェクトレバー60の前縁のうち被案内
孔62側の部分には、略前方へ突出された第2の押圧部
63が形成されている。
【0039】イジェクトレバー60の他端部には、下方
へ突出された被作用軸64が形成され、該被作用軸64
寄りの位置に回動支点65が形成されている。従って、
イジェクトレバー60の第2の押圧部63は第1の押圧
部61よりも回動支点65寄りの位置に形成されてい
る。そして、イジェクトレバー60の回動支点65に近
接した位置と天板部31の一部との間に引張バネ66が
張設され、イジェクトレバー60に第1の押圧部61が
略前方へ移動する向きの付勢力が付与されている。イジ
ェクトレバー60は支持軸31hに案内されて回動さ
れ、また、イジェクトレバー60は被案内孔62の長手
方向における双方の内縁が支持軸31hに当接する範囲
で回動される。
【0040】支持板30の天板部31及び右側面部33
には、操作機構70を構成する各部材が支持されている
(図7参照)。
【0041】右側面部33には、操作機構70の構成要
素として操作レバー71が前後方向に移動自在に支持さ
れている。操作レバー71の前端寄りの部分には上方へ
突出された押圧片71aが形成され、また、前後方向に
おける中央部には外方へ突出された軸部71bが形成さ
れている。そして、軸部71bには上記スライド摘子5
が取り付けられ、該スライド摘子5がスライド操作され
ることによって操作レバー71が前後方向へ移動される
ようになっている。また、操作レバー71の軸部71b
と右側面部33の前端寄りの部分に形成されたバネ掛け
軸33aとの間に戻しバネ72が張設され、該戻しバネ
72によって操作レバー71が前方へ付勢されている。
【0042】天板部31の右側面部33寄りの部分の下
面には、操作機構70の構成要素としての介在レバー7
3が前後方向へ移動自在に支持され、該介在レバー73
には右側面部33から外方へ突出された被押圧片73a
が形成されている。そして、上記イジェクトレバー60
の被作用軸64が前方側の移動端に位置された状態にお
いて操作レバー71が後方へ移動されると、該操作レバ
ー71の押圧片71aによって介在レバー73の被押圧
片73aが後方へ押圧され、介在レバー73の後端縁が
被作用軸64を後方へ押圧することによってイジェクト
レバー60が図6に示すR2方向へ回動されるようにな
っている。
【0043】シャッター部材80は円弧状を為す閉塞部
81と該閉塞部81の両端部に連続した被支持部82、
83とが一体に形成されて成る(図8乃至図10参
照)。そして、左側の被支持部82の先端部が支持板3
0の左側面部32に回動自在に支持されると共に右側の
被支持部83の先端部が支持板30の右側面部33に回
動自在に支持されている。また、右側面部33の下端部
と右側面部33に支持された被支持部83との間には引
張コイルバネ84が張設され(図7参照)、該引張コイ
ルバネ84によってシャッター部材80が下方、即ち、
外筐2のディスク挿脱口2aを閉塞する方向へ付勢され
ている。
【0044】ホルダー90は基端部91と被支持部9
2、92と延設部93、94とが一体に形成されて成る
(図6及び図11参照)。
【0045】基端部91は左右方向に延び支持板30の
天板部31の後端部上に位置されている。被支持部9
2、92は基端部91の左右両側縁の後端部から下方へ
突出され、それぞれ支持板30の支持部34、34に回
動自在に支持されている。延設部93、94は基端部9
1の左右両側縁の前端部から斜め前方に突出され、前方
へ行くに従って互いに離間するように形成されている。
そして、延設部93、94の先端部には、それぞれ第1
の支持部材95、第2の支持部材96が取り付けられて
いる(図11参照)。
【0046】第1の支持部材95と第2の支持部材96
間には持ち上げ部材97がその後端部を支点として回動
自在に支持されている(図11参照)。そして、外筐2
の下側部4の内底面には支持体98が固定されており、
該支持体98の左右両端部に持ち上げ部材97の前端部
が回動自在に支持されている。従って、ホルダー90が
回動されると、その回動動作に伴って第1の支持部材9
5及び第2の支持部材96が同期して昇降され、第1の
支持部材95及び第2の支持部材96の昇降によって持
ち上げ部材97が後端縁が上下に移動するように回動さ
れるようになっている。
【0047】持ち上げ部材97は平板状を為し、左右に
離間してローラ支持孔97a、97aが形成されてい
る。そして、ローラ支持孔97a、97aには、それぞ
れローラ支持部材99、99を介してローラ99a、9
9aが回転自在に支持されている。
【0048】右側に位置された第2の支持部材96には
図示しない作動機構が設けられ、上記操作機構70が動
作されることによって作動機構が動作されてホルダー9
0が回動され、該ホルダー90の回動動作に伴って第1
の支持部材95、第2の支持部材96が昇降されると共
に持ち上げ部材97が回動されるようになっている。
【0049】ホルダー90の被支持部92、92の外面
には、それぞれ開放部材100、100が取り付けら
れ、該開放部材100、100には前斜め下方へ傾斜す
る傾斜面100a、100aが形成されている(図6及
び図19参照)。
【0050】支持板30の天板部31の下面には支持ス
ライダー200が前後方向にスライド自在に支持され、
該支持スライダー200はスライド部材110と該スラ
イド部材110に取り付けられた板バネ部材120とス
ライド部材110に回動可能に支持されたプレート支持
部材130とによって構成されている(図12、図13
及び図18参照)。
【0051】スライド部材110は略矩形状を為す主面
部111と該主面部111の後端縁の両側縁から突出さ
れた支持係合部112、112とが一体に形成されて成
る(図12参照)。
【0052】主面部111の前縁部には左右に離間して
左右方向に延びる摺動孔111a、111aが形成され
ている。そして、主面部111の左右方向における中央
部には配置孔113が形成され、該配置孔113の周縁
に第1の支持片114、114と第2の支持片115、
115とが形成されている。第1の支持片114、11
4は配置孔113の前縁寄りの位置に左右に離間して形
成され、第2の支持片115、115は配置孔113の
後縁寄りの位置に左右に離間して形成されている。
【0053】主面部111には上方へ突出された4つの
被支持軸116、117、118、119が設けられ、
被支持軸116、117が配置孔113の左側に前後に
離間して設けられ、被支持軸118が主面部111の後
端寄りの位置で配置孔113の右側に設けられ、被支持
軸119が被支持軸118の右側で主面部111の前端
部に設けられている。そして、被支持軸116、117
が支持板30の第1の案内孔31bに摺動自在に支持さ
れ、被支持軸118が支持板30の第2の案内孔31c
に摺動自在に支持され、被支持軸119が支持板30の
第3の案内孔31dに摺動自在に支持されている。尚、
被支持軸119はイジェクト動作時にイジェクトレバー
60の第1の押圧部61によって押圧される被押圧部と
しての役割を果たす。
【0054】支持係合部112、112は主面部111
に連続され後方へ突出された支持部112a、112a
と該支持部112a、112aから外方へ突出されたバ
ネ掛け部112b、112bとから成る。そして、支持
部112a、112aにはそれぞれ外方へ突出された支
持軸112c、112cが設けられ、該支持軸112
c、112cにそれぞれ保持部材140、140が回動
自在に支持されている(図14参照)。
【0055】保持部材140、140はそれぞれ被支持
部141、141と該被支持部141、141の前側に
位置するストッパ部142、142と該ストッパ部14
2、142の下縁から略前方へ突出された受け部14
3、143と被支持部141、141から互いに近づく
方向へ突出された弾接部144、144とが一体に形成
されて成る。そして、保持部材140、140はそれぞ
れ被支持部141、141がスライド部材110の支持
軸112c、112cに回動自在に支持され、ストッパ
部142、142とスライド部材110のバネ掛け部1
12b、112bとの間に捩じりコイルバネ145、1
45が介在されている。従って、保持部材140、14
0には捩じりコイルバネ145、145によって図14
に示すP1方向への回動力が付与され、弾接部144、
144がスライド部材110の支持部112a、112
aの上縁に弾接されている。
【0056】板バネ部材120は前方に開口された略コ
字状を為す基部121と該基部121の後端部中央から
前方へ突出された第1のバネ部122と基部121の左
右両端部から前方へ突出された側部123、123と該
側部123、123の前端部から互いに近づく方向へ突
出された第2のバネ部124、124とが一体に形成さ
れて成る(図12参照)。そして、板バネ部材120は
基部121がスライド部材110の配置孔113の後側
の周縁部に取り付けられている。
【0057】プレート支持部材130は前後方向に長く
され、後端寄りの部分に被支持片131、131が形成
され、該被支持片131、131がそれぞれスライド部
材110の第1の支持片114、114に回動自在に支
持されている(図13及び図18参照)。プレート支持
部材130の前端部はプレート支持部132として形成
され、該プレート支持部132に支持孔132aが形成
されている。
【0058】プレート支持部材130のうち被支持片1
31、131より後方側の部分は二股状を為し、その先
端部にバネ受部133、133が形成され、該バネ受部
133、133にそれぞれ板バネ部材120の第2のバ
ネ部124、124が下方から弾接されている。従っ
て、プレート支持部材130にはプレート支持部132
が下方へ移動する向きの回動力が付与され、被支持片1
31、131の直ぐ前側の部分がスライド部材110の
前端部に上方から弾接されている。また、プレート支持
部材130のうちスライド部材110の前端部に接した
部分とプレート支持部132との間には、その下面に第
2のマグネット134が取り付けられている。
【0059】チャッキングプレート150は磁性金属材
料から成り、略円板状を為すチャッキング部151と該
チャッキング部151の中心部から上方へ突出された軸
部152と該軸部152の上端に設けられた小さな円板
状を為す釣り下がり部153とから成る(図13参
照)。そして、チャッキング部151の中心部には下方
へ突出された嵌合部151aが形成され、該嵌合部15
1aはその外形が下方へ行くに従って外径が小さくなる
円錐台状に形成されている。また、軸部152の軸方向
における長さはプレート支持部材130のプレート支持
部132の厚みより長くされ、軸部152の径はプレー
ト支持部132の支持孔132aの径より小さくされて
いる。
【0060】チャッキングプレート150は軸部152
がプレート支持部材130の支持孔132aに挿通され
て支持され、プレート支持部132に対して左右上下に
移動可能とされると共に傾動可能とされている。そし
て、支持スライダー200が移動範囲における前端に位
置されている状態において、チャッキングプレート15
0が前面板40のプレート配置孔41aに対応して位置
され、チャッキングプレート150をプレート配置孔4
1aを介して上方から視認できるようになっている。
【0061】センサ部材160は連結部161とセンシ
ング部162と被支持部163、163とが一体に形成
されて成る(図15及び図16参照)。連結部161は
左右方向に延び、左右方向における中央部に上方へ突出
された被規制部161aが形成されている。連結部16
1の左右方向における中央部からセンシング部162が
略前方へ突出されている。そして、センシング部162
の前端部には下方へ突出された摺接部162aが形成さ
れ、該摺接部162aの前端側の面が下方へ行くに従っ
て後方へ変位する傾斜面162bとして形成されてい
る。
【0062】被支持部163、163は連結部161の
左右両端部から略前方へ突出され、被支持部163、1
63の先端部がそれぞれ上記スライド部材110の第2
の支持片115、115に回動自在に支持されている。
そして、センサ部材160はセンシング部162のうち
被支持部163、163の先端部より後方側に形成され
た受凹部162cに、上記板バネ部材120の第1のバ
ネ部122が下方側から弾接されている。従って、セン
サ部材160にはセンシング部162の摺接部162a
が下方へ移動する向きの付勢力が付与され、この状態に
おいてセンサ部材160は被規制部161aが上記支持
板30のストッパ片35bに近接又は当接した位置にあ
る。
【0063】リンクレバー170、170は略L字状に
形成され、それぞれ一端部を回動支点170a、170
aとして支持板30の下面の前端寄りの位置に回動自在
に支持されている(図17参照)。リンクレバー17
0、170の他端部にはそれぞれ係合突部170b、1
70bが形成され、該係合突部170b、170bがそ
れぞれスライド部材110の摺動孔111a、111a
に摺動自在に係合されている。従って、リンクレバー1
70、170は支持スライダー200のスライド動作と
ともに回動され、このとき係合突部170b、170b
が摺動孔111a、111a内を移動する。
【0064】リンクレバー170、170にはバネ掛け
軸170c、170cが形成され、該バネ掛け軸170
c、170cと支持板30の下面の一部との間にそれぞ
れトグルバネ180、180が介在されている(図18
参照)。そして、トグルバネ180、180は反転する
ことによってバネ力の作用方向が変化され、支持スライ
ダー200が所定の基準位置よりも前方側に位置された
状態においてはトグルバネ180、180によってリン
クレバー170、170を介して支持スライダー200
が前方へ付勢され、支持スライダー200が所定の基準
位置よりも後方側に位置された状態においてはトグルバ
ネ180、180によってリンクレバー170、170
を介して支持スライダー200が後方へ付勢される。
【0065】バネ掛け軸170c、170cはそれぞれ
支持板30のガイド孔31e、31fにその上方へ突出
された状態で摺動自在に係合され、右側のバネ掛け軸1
70cの上端部に作用リング171が外嵌状に取り付け
られている。そして、作用リング171はイジェクト動
作時にイジェクトレバー60の第2の押圧部63に押圧
される被作用部としての役割を果たす。
【0066】ディスク記録及び/又は再生装置1は直径
が約12cmのディスク300と直径が約8cmのディ
スク400の双方に対して、信号の記録及び/又は再生
を行うことが可能である。そして、直径が8cmのディ
スク400を用いる場合には、ディスクアダプター50
0にディスク400を装着してディスク挿脱口2aから
挿入する。ディスクアダプター500は円環状に形成さ
れ、ディスク400が装着された状態において該ディス
ク400の記録面が開口500aに対応して位置される
(図26参照)。
【0067】以下に、シャッター部材80の開閉動作に
ついて説明する。
【0068】ディスク300がディスク挿脱口2aから
挿入され該ディスク300がチャッキングプレート15
0とディスクテーブル13とによってチャッキングされ
ると、シャッター部材80が略下方へ回動されディスク
挿脱口2aがシャッター部材80の閉塞部81によって
閉塞される。また、ディスク300がチャッキングされ
た状態において、スライド摘子5を図1乃至図3に示す
A1方向の移動端まで操作するとチャッキングが解除さ
れる。同時にシャッター部材80が略上方へ回動されて
閉塞部81によるディスク挿脱口2aが開放され、ディ
スク300がディスク挿脱口2aから一定量だけ排出さ
れる。そして、排出されたディスク300を把持して引
き出した状態においては、シャッター部材80は回動さ
れずディスク挿脱口2aの開放された状態が維持され
る。
【0069】従って、ディスク300を引き出したとき
にはディスク挿脱口2aの開放された状態が維持される
ため、即座にディスク交換を行うことができる。
【0070】ディスク300を引き出したときにディス
ク交換を行わない場合には、外筐2に設けられた押し釦
7を押圧操作することによりシャッター部材80が略下
方へ回動され、ディスク挿脱口2aが閉塞部81によっ
て閉塞される。従って、外筐2の内部への塵埃の侵入等
を防止することができる。
【0071】また、閉塞部81によってディスク挿脱口
2aが閉塞された状態において、スライド摘子5を図1
乃至図3に示すA3の位置までA1方向へ操作すると、
シャッター部材80が略上方へ回動されディスク挿脱口
2aが開放される。従って、ディスク300のディスク
挿脱口2aへの挿入が可能となる。
【0072】尚、上記したシャッター部材80の開閉動
作は、ディスク300に代えてディスクアダプター50
0に装着したディスク400が挿入され又は排出される
場合についても同様である。
【0073】次に、ディスク記録及び/又は再生装置1
のローディング動作について説明する(図18乃至図2
7参照)。
【0074】ローディング動作が開始される前の状態に
おいては、支持スライダー200は移動範囲における前
端に位置され、スライド部材110の被支持軸116、
117、118、119がそれぞれ支持板30の第1の
案内孔31b、支持板30の第2の案内孔31c、支持
板30の第3の案内孔31dの前端に位置されている
(図18参照)。また、上記したように、センサ部材1
60に板バネ部材120の第1のバネ部122によって
摺接部162aが下方へ移動する向きの付勢力が付与さ
れ、センサ部材160の被規制部161aの後面が上記
支持板30のストッパ片35bに近接又は当接した位置
にある(図19参照)。
【0075】さらに、移動範囲の前端、即ち、ディスク
ローディングの開始が可能なローディング準備位置にあ
るチャッキングプレート150は、チャッキング部15
1の前端部が前面板40の主面部41の前端部に設けら
れた第1のマグネット50に吸着され、これによりチャ
ッキング部151が前上がりの状態に傾斜されている
(図19参照)。そして、ローディング準備位置にある
チャッキングプレート150は、外筐2の上側部3に設
けられた窓部6に対応して位置され、チャッキングプレ
ート150を窓部6を介して外部から視認可能とされて
いる(図1参照)。
【0076】ディスク挿脱口2aからディスク300が
挿入されると、該ディスク300によって傾斜されてい
るチャッキングプレート150のチャッキング部151
が押圧され、第1のマグネット50によるチャッキング
部151に対する吸着が解除され、該チャッキング部1
51が略水平な状態とされる(図20参照)。そして、
チャッキングプレート150がディスク300上に乗り
上げて該ディスク300の上面と摺接されていく。この
ように、ディスク300の挿入前には、チャッキング部
151が第1のマグネット50によって前上がりの状態
に傾斜されているため、挿入時にディスク300とチャ
ッキングプレート150とが干渉するようなことがな
く、ディスク挿脱口2aへのディスク300の円滑な挿
入を行うことができる。
【0077】また、挿入されたディスク300は持ち上
げ部材97に支持されたローラ99a、99a上を転動
されて、円滑に外筐2の内部へ挿入されていく。
【0078】ディスク300がさらに挿入されていく
と、該ディスク300がスライド部材110の下面側を
移動され、センサ部材160の傾斜面162bと摺接さ
れていく。従って、センサ部材160は板バネ部材12
0の付勢力に抗して摺接部162aが略上方へ移動する
ように回動され、センサ部材160の被規制部161a
が支持板30のストッパ片35bの下方側へ移動され、
支持スライダー200が後方へ移動可能な状態とされる
(図20参照)。
【0079】さらに、ディスク300が挿入されると、
該ディスク300の周縁がスライド部材110の支持係
合部112に支持された保持部材140、140のスト
ッパ部142、142に当接され、受け部143、14
3上に保持される(図21参照)。そして、チャッキン
グプレート150には板バネ部材120の第2のバネ部
124、124によってプレート支持部材130を介し
て下方側への付勢力が付与されているため、チャッキン
グプレート150の嵌合部151aがディスク300の
中心孔300aに内嵌される。従って、嵌合部151a
はディスク300の中心孔300aの周縁に係合するデ
ィスク係合部として機能する。
【0080】ディスク300の周縁が保持部材140、
140の受け部143、143上に保持された状態でさ
らに挿入されると、ディスク300によって保持部材1
40、140のストッパ部142、142が押圧され、
支持スライダー200が後方へ移動されていく(図22
参照)。そして、ディスク300は中心孔300aにチ
ャッキングプレート150の嵌合部151aが内嵌され
た状態で移動される。また、このときプレート支持部材
130のバネ受部133、133に板バネ部材120の
第2のバネ部124、124が下方側から弾接されてい
るため、バネ受部133、133が支持板30の部分3
5の下面に接し、プレート支持部材130及びチャッキ
ングプレート150は略水平状態を保持した状態で後方
へ移動される。
【0081】支持スライダー200が後方へ移動されて
いくと、リンクレバー170、170がトグルバネ18
0、180の前方への付勢力に抗して回動される(図2
1参照)。このとき、リンクレバー170、170は、
係合突部170b、170bがスライド部材110の摺
動孔111a、111a内を移動されると共にバネ掛け
軸170c、170cがガイド孔31e、31f内を移
動される。
【0082】バネ掛け軸170c、170cがガイド孔
31e、31f内を移動されることにより、一方のバネ
掛け軸170cに取り付けられた作用リング171がガ
イド孔31fに沿って移動され、作用リング171がイ
ジェクトレバー60の第2の押圧部63と接してこれを
押圧していく(図21参照)。従って、イジェクトレバ
ー60が第1の押圧部61が略後方へ移動するように回
動されていき、イジェクトレバー60の被作用軸64が
支持板30に形成された挿通孔31gに沿って略前方へ
移動されていく。
【0083】ディスク300の挿入に伴って後方へ移動
されている支持スライダー200が所定の基準位置に至
ると、トグルバネ180、180が反転して付勢力が作
用する方向が変化される。従って、支持スライダー20
0には、リンクレバー170、170を介して後方への
付勢力が付与される。このようにトグルバネ180、1
80が反転することにより、その後は支持スライダー2
00がトグルバネ180、180の付勢力によって後方
へ移動され、チャッキングプレート150の嵌合部15
1aが中心孔300aに嵌合されているディスク300
が自動的に引き込まれていく。
【0084】支持スライダー200とディスク300が
後方へ移動され、支持スライダー200が後端寄りの位
置に達すると、スライド部材110の支持係合部11
2、112に取り付けられた保持部材140、140の
弾接部144、144がそれぞれ支持板30の支持部3
4、34に取り付けられた開放部材100、100の傾
斜面100a、100aの下端部に当接される。
【0085】さらに支持スライダー200が後方へ移動
されることにより弾接部144、144が傾斜面100
a、100aと摺接され、保持部材140、140が捩
じりコイルバネ145、145のバネ力に抗して受け部
143、143の先端が略下方へ移動するように回動さ
れる。従って、支持スライダー200が移動範囲におけ
る後端、即ち、プレート支持部材130に支持されたチ
ャッキングプレート150がチャッキング準備位置に達
したところでディスク300に対する保持部材140、
140による保持が解除される(図25参照)。
【0086】支持スライダー200が移動範囲における
後端に達すると、同時に略前方へ移動されるイジェクト
レバー60の被作用軸64によって操作機構70の介在
レバー73が押圧されて移動され、第2の支持部材96
に設けられた作動機構が動作されてホルダー90が先端
部が略下方へ移動するように回動される。従って、ホル
ダー90の回動動作に伴って第1の支持部材95及び第
2の支持部材96が同期して下降され、第1の支持部材
95及び第2の支持部材96の下降によって持ち上げ部
材97が後端縁が下方へ移動するように回動される。
【0087】上記のように、ディスク300に対する保
持部材140、140による保持が解除されると共に第
1の支持部材95及び第2の支持部材96が同期して下
降され持ち上げ部材97が後端縁が下方へ移動するよう
に回動されることにより、ディスク300が下降され、
中心孔300aにディスクテーブル13のセンタリング
部13bが内嵌される。
【0088】支持スライダー200が移動範囲における
後端に達すると、同時にプレート支持部材130のバネ
受部133、133が支持板30の部分35の細幅部3
5cに対応した位置に至ってバネ受部133、133が
細幅部35cの上方へ突出され、プレート支持部材13
0が板バネ部材120の第2のバネ部124、124の
バネ力によって前端部が下方へ移動されるように回動さ
れる(図25参照)。従って、チャッキングプレート1
50が下方へ移動されてディスクテーブル13に埋設さ
れたマグネットにチャッキングプレート150がディス
ク300を挟んで吸着され、これによりディスク300
がディスクテーブル13とチャッキングプレート150
とによってチャッキングされてディスクテーブル300
についてのローディング動作が完了する。尚、上記した
ように、ディスク300がチャッキングプレート150
とディスクテーブル13とによってチャッキングされる
と、シャッター部材80が略下方へ回動されディスク挿
脱口2aがシャッター部材80の閉塞部81によって閉
塞される。
【0089】支持スライダー200が後方側の移動端に
達しディスク300に対するチャッキングが為された状
態においては、窓部6からチャッキングプレート150
を視認することができない(図2参照)。従って、窓部
6からチャッキングプレート150を視認できるかどう
かによって外筐2内のディスク300の存在の有無を判
別することができるため、例えば、窓部6から表面が凹
凸のない平面状に形成されたディスク300を視認する
ことができるかどうかによって外筐2内のディスク30
0の存在の有無の判別を行う場合に比し、ディスク30
0の存在の有無の判別を確実かつ容易に行うことができ
る。
【0090】ディスクテーブル300についてのローデ
ィング動作が完了したところで、外筐2の下側部4に設
けられた再生用の操作スイッチ8を操作すると、スピン
ドルモータ11の駆動力によってディスクテーブル13
が回転され、該ディスクテーブル13の回転に伴ってチ
ャッキングされているディスクテーブル300が回転さ
れる。そして、同時に光学ピックアップ12が動作され
てディスクテーブル300に記録された情報の再生が為
される。
【0091】再生動作中に下側部8に設けられた停止用
の操作スイッチ8を操作すると、スピンドルモータ11
の回転が停止されてディスクテーブル300の回転が停
止され、同時に光学ピックアップ12の動作が停止され
て再生動作が終了する。
【0092】再生動作が終了したところで、外筐2に設
けられたスライド摘子5をA1方向へ操作すると、ディ
スクテーブル300に対するチャッキングが解除されイ
ジェクト動作が開始される。そして、上記したように、
スライド摘子5が操作されると、シャッター部材80が
略上方へ回動され閉塞部81によって閉塞されていたデ
ィスク挿脱口2aが開放される。
【0093】スライド摘子5が操作されると、操作レバ
ー71の移動によって操作機構70が動作され、ホルダ
ー90が先端部が上方へ移動するように回動され、ホル
ダー90の回動動作に伴って第1の支持部材95及び第
2の支持部材96が同期して上昇され、持ち上げ部材9
7が後端縁が上方へ移動するように回動される。従っ
て、チャッキングされていたディスク300が第1の支
持部材95、第2の支持部材96及び持ち上げ部材97
によって押し上げられ、ディスク300に対するディス
クテーブル13とチャッキングプレート150とによる
チャッキングが解除される。そして、チャッキングプレ
ート150はディスク300とともに上方へ移動され、
ディスク300の中心孔300aにチャッキングプレー
ト150の嵌合部151aが内嵌された状態が維持され
る。
【0094】そして、操作レバー71が後方へ移動され
ると、押圧片71aによって介在レバー73の被押圧片
73aが押圧され、介在レバー73によってイジェクト
レバー60の被作用軸64が後方へ押圧され、イジェク
トレバー60が第1の押圧部61が前方へ移動するよう
に回動されていく。
【0095】支持スライダー200が後方側の移動端、
即ち、プレート支持部材130に支持されたチャッキン
グプレート150がチャッキング準備位置に達した状態
においては、スライド部材110の被支持軸119がイ
ジェクトレバー60の第1の押圧部61に当接した状態
にある(図24参照)。また、この状態では、右側のリ
ンクレバー170のバネ掛け軸170cに取り付けられ
た作用リング171とイジェクトレバー60の第2の押
圧部63とは当接していないが近接した状態にある(図
24参照)。従って、操作レバー71の移動によってイ
ジェクトレバー60が回動されていくと、第1の押圧部
61によって被支持軸119が前方へ押圧され、支持ス
ライダー200が前方へ移動されていく(図23参
照)。そして、ディスク300は持ち上げ部材97に支
持されたローラ99a、99a上を転動されて、円滑に
前方へ移動されていく。
【0096】支持スライダー200が前方へ移動されて
いくと、保持部材140、140の弾接部144、14
4が開放部材100、100の傾斜面100a、100
aに沿って下降され、捩じりコイルバネ145、145
のバネ力によって保持部材140、140が回動されデ
ィスク300が保持部材140、140によって保持さ
れる。また、支持板30の細幅部35cの上方へ突出さ
れていたプレート支持部材130のバネ受部133、1
33が再び部分35の下面に接し、プレート支持部材1
30及びチャッキングプレート150が略水平な状態と
される。
【0097】さらに、イジェクトレバー60によって被
支持軸119が押圧され支持スライダー200がディス
ク300とともに前方へ移動されていくと、作用リング
171にイジェクトレバー60の第2の押圧部63が当
接されると共に第1の押圧部61が被支持軸119と離
間される(図21参照)。従って、イジェクトレバー6
0がさらに回動されると、今度は第2の押圧部63によ
って作用リング171が押圧されリンクレバー170を
介して支持スライダー200が前方へ移動される。
【0098】支持スライダー200が前方へ移動され上
記所定の基準位置に至ると、トグルバネ180、180
が反転して付勢力が作用する方向が変化される。従っ
て、支持スライダー200には、リンクレバー170、
170を介して前方への付勢力が付与される。そして、
支持スライダー200が所定の基準位置より稍前方へ移
動されるまで第2の押圧部63によって作用リング17
1が前方へ押圧される。
【0099】このようにイジェクトレバー60の第1の
押圧部61に押圧されて移動された支持スライダー20
0が上記所定の基準位置よりも前方へ移動されるまで第
2の押圧部63によって作用リング171が押圧される
ため、トグルバネ180、180の不感帯域によらずに
確実にトグルバネ180、180を反転させて支持スラ
イダー200に前方への移動力を生じさせることがで
き、ディスク300のイジェクトを確実に行うことがで
きる。
【0100】また、第1の押圧部61のみの押圧によっ
てトグルバネ180、180を反転させるようにした場
合には、イジェクトレバー60を長く形成してトグルバ
ネ180、180が反転するまで被支持軸119を押圧
し続けなければならないが、イジェクトレバー60が所
定の位置まで回動されたところで押圧動作を第2の押圧
部63が引き継ぐことにより、イジェクトレバー60を
短くすることができ、これによりディスク記録及び/又
は再生装置1の小型化及び設計の自由度の向上を図るこ
とができる。
【0101】トグルバネ180、180が反転すること
により、その後は支持スライダー200がトグルバネ1
80、180の付勢力によって前方へ移動され、チャッ
キングプレート150の嵌合部151aが中心孔300
aに嵌合されているディスク300が自動的にディスク
挿脱口2aから排出されていく。
【0102】支持スライダー200が前方側の移動端に
至ったところでディスク300についてのイジェクト動
作が終了し、ディスク300はディスク挿脱口2aから
所定の量だけ排出される。そして、ディスク挿脱口2a
から排出されたディスク300を把持して引き出すこと
により、ディスク300を取り出すことができる。
【0103】上記のようにディスク300が所定の量だ
けディスク挿脱口2aから排出された状態においては、
ディスク300の中心孔300aにチャッキングプレー
ト150の嵌合部151aが内嵌されているため、ディ
スク300の全体が不用意にディスク挿脱口2aから飛
び出してしまうようなことがなく、また、例えば、ディ
スク記録及び/又は再生装置1のディスク挿脱口2aを
下方へ向けたような場合であってもディスク300が落
下してしまうようなことがない。
【0104】また、ディスク記録及び/又は再生装置1
にあっては、チャッキングプレート150が前後方向へ
移動しイジェクト動作が終了した状態においては、チャ
ッキングプレート150が外筐2内の前端部に位置され
る。従って、ディスク300はイジェクト動作が終了し
た状態において、ディスク挿脱口2aから常に一定量が
排出されると共にその排出量が大きい。従って、ディス
ク記録及び/又は再生装置1の使い勝手の向上を図るこ
とができる。
【0105】さらに、ディスク記録及び/又は再生装置
1にあっては、チャッキングプレート150が移動して
ローディング動作及びイジェクト動作が為されるため、
チャッキングプレート150を支持するためのプレート
支持部材130とチャッキングプレート150とがディ
スク300の半径方向に離間して位置され、その分ディ
スク記録及び/又は再生装置1の薄型化を図ることがで
きる。
【0106】加えて、ディスク挿脱口2aからディスク
300を挿入したときには、ローディング準備位置にあ
るチャッキングプレート150の嵌合部151aがディ
スク300の中心孔300aに内嵌されて係合されるた
め、例えば、振動等によってディスク300とチャッキ
ングプレート150との間に位置ずれが生じることがな
く、ディスク300についての適正なチャッキング動作
を行うことができる。
【0107】尚、上記したローディング動作及びイジェ
クト動作の説明は、直径が約12cmのディスク300
についてのものであるが、ローディング動作及びイジェ
クト動作は、ディスク300に代えてディスクアダプタ
ー500に装着したディスク400が挿入され又は排出
される場合もディスク300についてのローディング動
作及びイジェクト動作と略同様である。
【0108】尚、ディスクアダプター500に装着した
ディスク400がディスク挿脱口2aから挿入された場
合には、ディスク400がセンサ部材160の摺接部1
62aと摺接して該センサ部材160が回動されること
によって支持スライダー200が移動可能な状態とされ
る(図26参照)。また、ディスク400がディスクテ
ーブル13とチャッキング部材150とによってチャッ
キングされるときには、ディスクアダプター500はチ
ャッキング動作に支障のない位置に退避される。
【0109】また、誤ってディスク400が装着されて
いないディスクアダプター500をディスク挿脱口2a
から挿入してしまった場合には、センサ部材160に対
応する位置にディスクアダプター500の開口500a
が位置される(図27参照)。従って、ディスクアダプ
ター500を外筐2の内部に挿入しようとしても、セン
サ部材160の被規制部161aが支持板30のストッ
パ片35bに当接し、ディスクアダプター500の挿入
が規制され、使用者は誤挿入であると判断することがで
きる。
【0110】また、ディスクアダプター500のみを挿
入してしまった場合でも、該ディスクアダプター500
によってローディング準備位置において第1のマグネッ
ト50に吸着されて傾斜されているチャッキングプレー
ト150が押圧され、該チャッキングプレート150が
第2のマグネット134に吸着されて略水平状態とされ
る。従って、誤挿入したディスクアダプター500をデ
ィスク挿脱口2aから引き抜くときに、ディスクアダプ
ター500がチャッキングプレート150と干渉するこ
とがなく、誤挿入したディスクアダプター500を容易
に取り出すことができると共にチャッキングプレート1
50及びディスクアダプター500の損傷等を防止する
ことができる。
【0111】尚、上記した実施の形態において示したデ
ィスク記録及び/又は再生装置1は再生専用の装置であ
るが、ディスクに対する記録のみを行うことができる装
置又はディスクに対する再生と記録の双方を行うことが
できる装置にも本発明を適用することができる。
【0112】また、上記した実施の形態において示した
各部の具体的な形状及び構造は、何れも本発明の実施を
行うに際しての具体化のほんの一例を示したものにすぎ
ず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈
されることがあってはならないものである。
【0113】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明ディスク記録及び/又は再生装置は、ディス
クが装着されるディスク装着部と、ディスク装着部とと
もにディスクをチャッキングしディスクローディングの
開始時にディスクと係合するディスク係合部を有するチ
ャッキングプレートと、チャッキングプレートを支持す
ると共にディスクの半径方向へ移動してチャッキングプ
レートをディスクに対するチャッキングが可能なチャッ
キング準備位置とディスクローディングの開始が可能な
ローディング準備位置との間を移動させる支持スライダ
ーとを備えたことを特徴とする。
【0114】従って、チャッキングプレートが移動して
ローディング動作が為されるため、チャッキングプレー
トを支持するための支持部とチャッキングプレートとが
ディスクの半径方向に離間して位置され、その分ディス
ク記録及び/又は再生装置の薄型化を図ることができ
る。
【0115】また、ローディングの開始時にローディン
グ準備位置にあるチャッキングプレートがディスクと係
合されるため、例えば、振動等によってディスクとチャ
ッキングプレートとの間に位置ずれが生じることがな
く、ディスクについての適正なチャッキング動作を行う
ことができる。
【0116】また、別の本発明ディスク記録及び/又は
再生装置は、外筐内に所要の各機構が配置されて成るデ
ィスク記録及び/又は再生装置であって、ディスクが装
着されるディスク装着部と、ディスク装着部とともにデ
ィスクをチャッキングしディスクローディングの開始時
にディスクと係合するディスク係合部を有するチャッキ
ングプレートと、チャッキングプレートを支持すると共
にディスクの半径方向に移動してチャッキングプレート
をディスクに対するチャッキングが可能なチャッキング
準備位置とディスクローディングの開始が可能なローデ
ィング準備位置との間を移動させる支持スライダーと、
外筐に設けられると共に移動するチャッキングプレート
の位置を外部から視認可能な窓部とを備えたことを特徴
とする。
【0117】従って、窓部からチャッキングプレートを
視認できるかどうかによって外筐内のディスクの存在の
有無を判別することができるため、例えば、窓部から表
面が凹凸のない平面状に形成されたディスクを視認でき
るかどうかによって外筐内のディスクの存在の有無の判
別を行う場合に比し、ディスクの存在の有無の判別を確
実かつ容易に行うことができる。
【0118】さらに、本発明ディスクローディング機構
は、ディスクに対して信号の記録及び/又は再生を行う
ディスク記録及び/又は再生装置に用いられるディスク
ローディング機構であって、ディスクが装着されるディ
スク装着部と、ディスク装着部とともにディスクをチャ
ッキングしディスクローディングの開始時にディスクと
係合するディスク係合部を有するチャッキングプレート
と、チャッキングプレートを支持すると共にディスクの
半径方向に移動してチャッキングプレートをディスクに
対するチャッキングが可能なチャッキング準備位置とデ
ィスクローディングの開始が可能なローディング準備位
置との間を移動させる支持スライダーとを備えたことを
特徴とする。
【0119】従って、チャッキングプレートが移動して
ローディング動作が為されるため、チャッキングプレー
トを支持するための支持部とチャッキングプレートとが
ディスクの半径方向に離間して位置され、その分ディス
クローディング機構が設けられる装置の薄型化を図るこ
とができる。
【0120】また、ローディングの開始時にローディン
グ準備位置にあるチャッキングプレートがディスクと係
合されるため、例えば、振動等によってディスクとチャ
ッキングプレートとの間に位置ずれが生じることがな
く、ディスクについての適正なチャッキング動作を行う
ことができる。
【0121】加えて、本発明ディスクイジェクト機構
は、ディスクのイジェクト動作時に所定の方向へ動作さ
れると共に第1の押圧部と第2の押圧部とを有するイジ
ェクトレバーと、イジェクト動作時にイジェクトレバー
の第1の押圧部に押圧される被押圧部を有すると共に該
被押圧部が押圧されてディスクのイジェクト方向へ移動
されるスライダーと、該スライダーに支持されると共に
ディスクと係合するディスク係合部を有し該ディスク係
合部がディスクに係合した状態でスライダーの移動に伴
って移動されるチャッキングプレートと、イジェクト動
作時にイジェクトレバーの第2の押圧部に押圧される被
作用部を有すると共にスライダーと係合され被作用部が
押圧されて動作されスライダーをディスクのイジェクト
方向へ移動させるリンクレバーと、スライダーが所定の
基準位置よりイジェクト方向側に位置された状態におい
てスライダーをイジェクト方向へ付勢すると共にスライ
ダーが所定の基準位置よりイジェクト方向側と反対側に
位置された状態においてスライダーをイジェクト方向と
反対方向へ付勢するトグルバネとを備え、イジェクトレ
バーの第1の押圧部に被押圧部が押圧されて移動された
スライダーが上記所定の基準位置よりもイジェクト方向
側と反対側に位置されている状態において、第1の押圧
部による被押圧部への押圧が解除されると共にスライダ
ーが所定の基準位置よりもイジェクト方向側へ移動され
るまで第2の押圧部によってリンクレバーの被作用部が
押圧されるようにしたことを特徴とする。
【0122】従って、トグルバネの不感帯域によらずに
確実にトグルバネを反転させてスライダーにイジェクト
方向側への移動力を生じさせることができ、ディスクの
イジェクトを確実に行うことができる。
【0123】また、2つの押圧部によって連続して被押
圧部と被作用部とが押圧されるため、イジェクトレバー
を小型化してトグルバネを反転させることが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図27と共に本発明の実施の形態を示
すものであり、本図はディスクが挿入されていない状態
におけるディスク記録及び/又は再生装置の斜視図であ
る。
【図2】ディスクが挿入された状態におけるディスク記
録及び/又は再生装置の斜視図である。
【図3】配置ケースとこれに配置されたディスクテーブ
ル及び光学ピックアップを示すディスク記録及び/又は
再生装置の斜視図である。
【図4】支持ベースを示す概略平面図である。
【図5】支持板を示す概略縦断面図である。
【図6】支持ベースとホルダーとイジェクトレバーとを
示す概略平面図である。
【図7】操作機構を示す概略拡大斜視図である。
【図8】シャッター部材を示す平面図である。
【図9】シャッター部材を示す正面図である。
【図10】シャッター部材を示す側面図である。
【図11】ホルダーと支持ベースの下方に設けられる各
部材とを示す概略平面図である。
【図12】スライド部材と該スライド部材に取り付けら
れた板バネ部材とを示す概略拡大平面図である。
【図13】プレート支持部材と該プレート支持部材に支
持されたチャッキングプレートを示す拡大縦断面図であ
る。
【図14】スライド部材の支持係合部に支持された保持
部材を示す概略拡大斜視図である。
【図15】センサ部材を示す拡大平面図である。
【図16】センサ部材を示す拡大縦断面図である。
【図17】リンクレバーを示す拡大平面図である。
【図18】図19乃至図27と共にディスク記録及び/
又は再生装置の動作を示すものであり、本図はディスク
挿入前の状態を示す平面図である。
【図19】ディスク挿入前の状態を示す縦断面図であ
る。
【図20】ディスクによってセンサ部材が回動された状
態を示す縦断面図である。
【図21】支持スライダーが移動されイジェクトレバー
と作用リングとが接している状態を示す平面図である。
【図22】支持スライダーの移動中の状態を示す縦断面
図である。
【図23】支持スライダーが移動範囲における後端寄り
に位置されている状態を示す平面図である。
【図24】支持スライダーが移動範囲における後端に位
置された状態を示す平面図である。
【図25】支持スライダーが移動範囲における後端に位
置された状態を示す縦断面図である。
【図26】ディスクアダプターに装着された直径約8c
mのディスクが挿入された状態を示す縦断面図である。
【図27】ディスクが装着されていないディスクアダプ
ターが挿入された状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1…ディスク記録及び/又は再生装置、2…外筐、6…
窓部、13…ディスクテーブル(ディスク装着部)、6
0…イジェクトレバー、61…第1の押圧部、63…第
2の押圧部、200…支持スライダー(スライダー)、
119…被支持軸(被押圧部)、150…チャッキング
プレート、151a…嵌合部(ディスク係合部)、17
0…リンクレバー、171…作用リング(被作用部)、
180…トグルバネ、300…ディスク、400…ディ
スク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクが装着されるディスク装着部
    と、 ディスク装着部とともにディスクをチャッキングしディ
    スクローディングの開始時にディスクと係合するディス
    ク係合部を有するチャッキングプレートと、 チャッキングプレートを支持すると共にディスクの半径
    方向へ移動してチャッキングプレートをディスクに対す
    るチャッキングが可能なチャッキング準備位置とディス
    クローディングの開始が可能なローディング準備位置と
    の間を移動させる支持スライダーとを備えたことを特徴
    とするディスク記録及び/又は再生装置。
  2. 【請求項2】 外筐内に所要の各機構が配置されて成る
    ディスク記録及び/又は再生装置であって、 ディスクが装着されるディスク装着部と、 ディスク装着部とともにディスクをチャッキングしディ
    スクローディングの開始時にディスクと係合するディス
    ク係合部を有するチャッキングプレートと、 チャッキングプレートを支持すると共にディスクの半径
    方向に移動してチャッキングプレートをディスクに対す
    るチャッキングが可能なチャッキング準備位置とディス
    クローディングの開始が可能なローディング準備位置と
    の間を移動させる支持スライダーと、 外筐に設けられると共に移動するチャッキングプレート
    の位置を外部から視認可能な窓部とを備えたことを特徴
    とするディスク記録及び/又は再生装置。
  3. 【請求項3】 ディスクに対して信号の記録及び/又は
    再生を行うディスク記録及び/又は再生装置に用いられ
    るディスクローディング機構であって、 ディスクが装着されるディスク装着部と、 ディスク装着部とともにディスクをチャッキングしディ
    スクローディングの開始時にディスクと係合するディス
    ク係合部を有するチャッキングプレートと、 チャッキングプレートを支持すると共にディスクの半径
    方向に移動してチャッキングプレートをディスクに対す
    るチャッキングが可能なチャッキング準備位置とディス
    クローディングの開始が可能なローディング準備位置と
    の間を移動させる支持スライダーとを備えたことを特徴
    とするディスクローディング機構。
  4. 【請求項4】 ディスクのイジェクト動作時に所定の方
    向へ動作されると共に第1の押圧部と第2の押圧部とを
    有するイジェクトレバーと、 イジェクト動作時にイジェクトレバーの第1の押圧部に
    押圧される被押圧部を有すると共に該被押圧部が押圧さ
    れてディスクのイジェクト方向へ移動されるスライダー
    と、 該スライダーに支持されると共にディスクと係合するデ
    ィスク係合部を有し該ディスク係合部がディスクに係合
    した状態でスライダーの移動に伴って移動されるチャッ
    キングプレートと、 イジェクト動作時にイジェクトレバーの第2の押圧部に
    押圧される被作用部を有すると共にスライダーと係合さ
    れ被作用部が押圧されて動作されスライダーをディスク
    のイジェクト方向へ移動させるリンクレバーと、 スライダーが所定の基準位置よりイジェクト方向側に位
    置された状態においてスライダーをイジェクト方向へ付
    勢すると共にスライダーが所定の基準位置よりイジェク
    ト方向側と反対側に位置された状態においてスライダー
    をイジェクト方向と反対方向へ付勢するトグルバネとを
    備え、 イジェクトレバーの第1の押圧部に被押圧部が押圧され
    て移動されたスライダーが上記所定の基準位置よりもイ
    ジェクト方向側と反対側に位置されている状態におい
    て、第1の押圧部による被押圧部への押圧が解除される
    と共にスライダーが所定の基準位置よりもイジェクト方
    向側へ移動されるまで第2の押圧部によってリンクレバ
    ーの被作用部が押圧されるようにしたことを特徴とする
    ディスクイジェクト機構。
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