JP2001011213A - 柔軟性ポリエステルフィルム - Google Patents

柔軟性ポリエステルフィルム

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JP2001011213A
JP2001011213A JP11185386A JP18538699A JP2001011213A JP 2001011213 A JP2001011213 A JP 2001011213A JP 11185386 A JP11185386 A JP 11185386A JP 18538699 A JP18538699 A JP 18538699A JP 2001011213 A JP2001011213 A JP 2001011213A
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polyester film
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Norikazu Matsui
規和 松井
Shunichi Kawakita
俊一 川北
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Unitika Ltd
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Unitika Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のポリエチレンテレフタレートフィルム
にはないナイロンフィルムのような柔軟性、耐衝撃性を
有するポリエステルフィルムを提供する。 【解決手段】 分子量600〜4000のポリテトラメ
チレングリコール単位を5〜20重量%含有したポリブ
チレンテレフタレート(変性PBT)とポリエチレンテ
レフタレート(PET)が、変性PBT/PET=10
0/0〜75/25(重量比)の割合からなる柔軟性ポ
リエステルフィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、包装用あるいは工
業用分野において好適に利用できる柔軟性に優れたポリ
エステルフィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】PETに代表されるポリエステルフィル
ムは、機械的物性、耐熱性、加工性などの多くの点で優
れているため、食品包装用や磁気テープ用などに広く用
いられているが、柔軟性、耐衝撃性に乏しい。また、耐
衝撃性、柔軟性に優れたナイロン6に代表されるナイロ
ンフィルムは吸湿性が高いという問題がある。
【0003】ポリエステルフィルムに柔軟性、耐衝撃性
を与える方法としては、PETにダイマー酸を共重合す
る方法(特開平6-79776号公報、特開平6-190969号公
報、特開平7-24985号公報)が提案されているが、耐熱
性に劣るため、延伸時に延伸ロールにフィルムが巻き付
いたりする問題があり、延伸後のフィルムにシワが入り
やすく、高価であるため実用化には至っていない。
【0004】また、PTMGを共重合したPBTフィル
ムの延伸方法としては、空冷式インフレーション方式に
よる無延伸フィルム(特開昭57-51738号公報)や一軸延
伸フィルム(特開平7-117118号公報)等が提案されてい
るが、高結晶性のため二軸延伸は困難とされていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ナイロンフ
ィルムのような柔軟性、耐衝撃性を有するポリエステル
フィルムを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討した結果、特定の分子量を有
するPTMGを共重合したPBTとPETの特定の割合
からなる原料を用いることにより上記課題が解決できる
フィルムが得られることを見出し、本発明に到達した。
【0007】すなわち、本発明の要旨は、分子量600
〜4000のPTMG単位を5〜20重量%含有したP
BT(変性PBT)とPETが、変性PBT/PET=
100/0〜75/25(重量比)の割合からなる柔軟
性ポリエステルフィルムである。
【0008】
【発明の実施形態】以下、本発明について詳細に説明す
る。
【0009】本発明における変性PBTを構成するPT
MGの分子量は600〜4000であり、好ましくは、
1000〜3000である。分子量が600未満の場合
にはフィルムの機械特性が低下し、4000を超える場
合には、フィルムの延伸が困難となる。
【0010】本発明のフィルムにおいて、変性PBTを
構成するPTMG単位の含有量は5〜20重量%、好ま
しくは、8〜15重量%である。PTMG単位の含有量
が5重量%未満の場合には得られるフィルムの引張弾性
率が高くなり、20重量%を超える場合には得られるフ
ィルムにシワが生じやすく、また、常温でもフィルムが
延びるため実用上取り扱いにくい。
【0011】変性PBTのガラス転移温度は30〜57
℃、さらには45〜55℃の範囲が好ましい。ガラス転
移温度が30℃より低いと、延伸時の応力負荷が高くな
って、延伸機への負担が大きくなり長時間生産に支障が
生じ易く、また、得られるフィルムにシワが入りやす
い。また、ガラス転移温度が57℃より高いとフィルム
の衝撃強度が低くなる。
【0012】本発明における変性PBTは、PBTの重
合工程においてPTMGを添加して重縮合して得ること
ができるが、より簡便な方法としては、PBTとPTM
Gを押出機で溶融混練することによっても得ることがで
きる。
【0013】本発明におけるPETは、公知の製法、す
なわち、テレフタル酸ジメチルとエチレングリコールと
からのエステル交換方法、あるいは、テレフタル酸とエ
チレングリコールとからの直接エステル化法によりオリ
ゴマーを得た後、溶融重合、あるいは、さらに固相重合
して得られるが、本発明の効果を損なわない範囲であれ
ば他の成分を共重合することができる。
【0014】他の共重合成分としては、イソフタル酸、
フタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、5−ナト
リウムスルホイソフタル酸、シュウ酸、コハク酸、アジ
ピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、ドデカン二酸、ダ
イマー酸、無水マレイン酸、マレイン酸、フマール酸、
イタコン酸、シトラコン酸、メサコン酸、シクロヘキサ
ンジカルボン酸等のジカルボン酸、4−ヒドロキシ安息
香酸、ε−カプロラクトンや乳酸などのオキシカルボン
酸があげられる。また、1,3−プロパンジオール、1,
4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6
−ヘキサンジオール、シクロヘキサンジメタノール、ト
リエチレングリコールポリエチレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、
ビスフェノールAやビスフェノールSのエチレンオキシ
ド付加体等のグリコ−ル等があげられる。さらに、トリ
メリット酸、トリメシン酸、ピロメリット酸、トリメチ
ロールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトール等
の3官能化合物等を少量用いてもよい。
【0015】変性PBTまたはPETには、滑剤のほ
か、必要に応じて、フィルムの静電ピニング性付与剤と
しての金属化合物、あるいは難燃剤、消泡剤等の添加剤
を配合してもよい。
【0016】本発明のフィルムを製造するためには、変
性PBTとPETの混合比率を、変性PBT/PET=
100/0〜75/25(重量比)、さらに好ましくは
100/0〜90/10(重量比)とすることが必要で
ある。変性PBTの混合比率が75重量%未満の場合に
は、フィルムの引張弾性率が高くなり、フィルムが白化
し、さらには、製膜時にフィルムが脈動する現象(いわ
ゆるバラス現象)が発現することがあり、フィルムの厚
み斑が大きくなる。
【0017】本発明のフィルムを製造する方法として
は、例えば、変性PBTとPETを混合したものを押出
機に投入し、220〜280℃で加熱溶融した後、Tダ
イを備えた押出機よりシート状に押出し、静電印加キャ
スト法などにより、25℃以下に温度調節した冷却ドラ
ム上に密着させて急冷し、得られた所望の厚みの未延伸
シートをテンターで縦及び横方向に二軸延伸する方法に
よって製造することができる。二軸延伸方法としては、
同時二軸延伸法、逐次二軸延伸法等のテンター式二軸延
伸方法、及びインフレーション法等を用いることができ
るが、変性PBTは結晶性が高いため、逐次二軸延伸法
ではフィルム中にネッキングが発生して、厚み不良、ネ
ッキング箇所の白化、フィルム幅方向の物性に均等が取
れない等の問題が生じ、実用性に乏しい。また、インフ
レーション法では得られるフィルムの強度が十分でなく
実用性に乏しい。本発明のフィルムを製造するには、得
られるフィルムの物性および安定生産性の面から同時二
軸延伸法が最も好適である。
【0018】本発明のフィルムを同時二軸延伸法により
製造する場合には、未延伸シートの端部をテンター式同
時二軸延伸機のクリップに把持させ、40〜150℃に
加熱して縦及び横方向にそれぞれ2〜4倍程度に同時二
軸延伸する。その後、弛緩率を数%として、80〜24
0℃で数秒間熱処理した後、室温まで冷却し、20〜2
00m/分の速度で巻き取って所望の厚みのフィルムを
得る。延伸に際しては、未延伸シートを必要に応じて縦
方向に1〜1.2倍程度に予備延伸した後、同時二軸延
伸してもよい。
【0019】延伸後の熱処理は、フィルムの熱収縮率を
小さくするための工程であり、熱処理は、熱風を吹き付
ける方法、赤外線を照射する方法、マイクロ波を照射す
る方法等公知の方法を採用することができるが、均一に
精度良く加熱できることから熱風を吹き付ける方法が最
適である。
【0020】本発明のフィルムには、さらに特定の性能
を付与するために紫外線、α線、β線、γ線あるいは電
子線等の照射、コロナ処理、プラズマ照射、火炎処理等
の各種加工処理、またはポリアミド、ポリオレフィン等
の樹脂の塗布、ラミネートあるいは酸化アルミニウム等
金属の蒸着、あるいは酸化珪素、酸化チタン等のコーテ
ィング等を施すこともできる。
【0021】フィルム製造時や工程通過性をさらによく
するためには、シリカ、アルミナ、カオリン等の無機滑
剤を、必要量添加して製膜し、フィルム表面にスリップ
性を付与することが望ましい。さらに、フィルムの印刷
加工性を向上させるため、例えば、帯電防止剤等を含有
させることもできる。
【0022】さらに、本発明のフィルムは、次の(1)
〜(4)の特性を満足することが好ましい。 (1)引張弾性率が2000MPa以下、好ましくは1
500MPa以下 (2)20℃におけるゲルボ値が5個以下、好ましくは
2個以下 (3)5℃におけるゲルボ値が10個以下、好ましくは
3個以下 (4)衝撃強度が0.4J以上、好ましくは0.8J以
【0023】引張弾性率が2000MPaより大きい場
合、あるいは20℃におけるゲルボ値が5個より大きい
と屈曲性に劣り、フィルムを伸縮、あるいは、振動させ
た際にピンホールが発生し、内容物が傷んだりする弊害
が生じやすい。5℃におけるゲルボ値が10個より大き
いと、低温下で使用した場合、特に冷凍食品用途ではピ
ンホールが生じることがある。また、衝撃強度が0.4
Jより小さいと、落袋時にフィルムが破袋したり、フィ
ルムにひび割れが生じて、内容物がこぼれる場合があ
る。
【0024】フィルムの厚みは、5〜50μm、通常1
0〜20μmが好適に用いられる。5μm未満の場合に
は機械的特性に劣り、50μmより厚い場合にはゲルボ
値が高くなり、屈曲性の劣るフィルムとなる。
【0025】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。本発
明におけるフィルムの特性値の測定法は、次の通りであ
る。
【0026】(1)引張弾性率 ASTM D−882に準じて、幅10mm、長さ10
0mmの試料(n=5)で測定した。なお、データは縦
方向と横方向の平均値で示す。
【0027】(2)ゲルボテスト(屈曲疲労ピンホー
ル) ASTM F−392に規定されたゲルボテスターを使
用し、280×190mmに切り取ったフィルムを所定
の温度下で、1000回の繰り返し折り曲げ試験を実施
する。試験後のピンホール個数を測定してゲルボ値とし
た。
【0028】(3)衝撃強度 東洋精機製作所社製フィルムインパクトテスターを使用
し、測定フィルムをクランプで押さえ付け、1/2イン
チ径半球衝撃ヘッドで突き刺し、フィルムの衝撃強度を
測定した。
【0029】(4)ガラス転移温度 Perkin Elmer社製7Series The
rmal Analysis Systemを用いて、
昇温速度20℃/分で融点以上に昇温し、5分以上放置
した後、降温速度20℃/分で0℃まで急冷し、5分以
上放置した後、再度昇温速度20℃/分で融点以上まで
昇温してガラス転移温度を求めた。なお、サンプル量は
9〜11mgとした。
【0030】(5)ヘイズ(曇度) 東洋電色社製ヘイズメーターTC−H DPKを使用し
て、ASTM D−1003−61に準拠して測定を行
った。なお、ヘイズ値が7.0以上の場合にはフィルム
の白度が高く、外観に問題があるものとした。
【0031】(6)延伸時応力 90mm×90mmに切り取った未延伸シートを岩本製
作所社製二軸延伸試験装置を用いて、有効延伸面積70
mm×70mm、延伸温度70℃、延伸速度3000%
/分、3×3倍に同時二軸延伸した際の応力を測定して
最大応力を求めた。延伸時の応力が40MPa以上の場
合、テンター式同時二軸延伸機を使用した場合、延伸機
への負担がかかり、長時間生産性に支障がある。
【0032】(7)フィルムのシワ テンター式同時二軸延伸機で延伸した後、フィルム両端
部のクリップ掴み部分を切断し、ロールに巻き取ってい
く時のフィルムのシワを観察した。シワの発生がひどい
場合を×、シワの発生がほとんど認められなかった場合
を○とした。
【0033】(8)振動試験 厚さ60μmのポリプロピレンシートをラミネートし、
インパルスシーラーを用いて4方をシールして寸法20
0×180mmの袋を作成した。次に、ナイロン6チッ
プ(ユニチカ社製A1030BRF)と空気200ml
を封入し、振研製振動試験機G−9114を用いて、2
3℃および5℃の条件で、振幅20mm、振動数5ヘル
ツ、加速度1Gの条件で1時間の振動試験を実施した後
のピンホールの有無を確認した。ピンホールの確認は、
試験後の袋を水中に浸積させ、空気漏れを確認した。な
お、評価は5袋の試験体で実施し、ピンホール発生個数
を調べた。5袋の試験体中、1袋でもピンホールの発生
を確認した場合、不合格とした。
【0034】(9)落袋性能 厚さ60μmのポリプロピレンシートをラミネートした
フィルムを用い、インパルスシーラーを用いて4方をシ
ールして、20℃の水400mlの入った200mm×
180mmの袋を作成し、これを1.5mの高さから落
下させ、破袋あるいは水漏れを起こした袋の個数を調べ
た。なお、評価は5袋の試験体で実施し、破袋あるいは
水漏れを起こした袋の個数を調べた。5袋の試験体中、
1袋でも破袋あるいは水漏れを起こした場合、不合格と
した。
【0035】実施例1 ジメチルテレフタレート194重量部、1,4−ブタン
ジオール108重量部、及びテトラブチルチタネート8
0ppm(ポリマーに対するチタン金属の重量に換算し
た数値)を加え、150℃から210℃に加熱昇温しな
がら2.5時間エステル交換反応を行った。得られたエ
ステル交換反応生成物90重量部を重合缶に移送し、テ
トラブチルチタネートを40ppm添加した後、分子量
1100のPTMGを10重量部添加して減圧を開始
し、最終的に1hPaの減圧下、210℃から昇温し最
終的に245℃の温度で2時間溶融重合し、相対粘度
1.60、PTMG単位10重量%の変性PBTを得
た。次に、変性PBTとPET(相対粘度1.38)と
を、変性PBT/PET=90/10(重量比)の割合
で混合したものを、Tダイを具備した200mmφ押出
機を使用して、樹脂温度280℃で溶融押出し、表面温
度18℃の冷却ドラムに密着させて冷却し、厚さ180
μmの未延伸シートを得た。次いで、この未延伸シート
をテンター式同時二軸延伸機を用いて、温度75℃で縦
倍率3.5倍、横倍率3.5倍に延伸した後、200℃
で熱処理し、横方向の弛緩率を3%とした後、室温まで
冷却し、厚さ15μmの二軸延伸フィルムを得た。得ら
れたフィルムの性能を表1に示した。
【0036】実施例2〜5、比較例1〜6 変性PBT中のPTMG単位の割合、変性PBTとPE
Tとの配合比率を表1に示したように変更した以外は、
実施例1と同様にして二軸延伸フィルムを得た。得られ
たフィルムの性能を表1に示した。
【0037】実施例6 PBTとPTMGを90/10(重量比)の割合でチッ
プ混合したものを二軸押出機で溶融混合して、チップ化
して変性PBTを調整した。次に、得られた変性PBT
とPETを変性PBT/PET=90/10(重量比)
の割合で混合したものを、Tダイを具備した200mm
φ押出機を使用して樹脂温度280℃で溶融押出し、表
面温度18℃の冷却ドラムに密着させて冷却し、厚さ1
80μmの未延伸シートを得た。次いで、この未延伸シ
ートをテンター式同時二軸延伸機を用いて、温度75℃
で縦倍率3.5倍、横倍率3.5倍に延伸した後、20
0℃で熱処理し、横方向の弛緩率を3%とした後、室温
まで冷却し、厚さ15μmの二軸延伸フィルムを得た。
得られたフィルムの性能を表1に示した。
【0038】
【表1】
【0039】実施例1〜6では、延伸時の応力も良好
で、延伸時のシワの発生もなく良好な操業性を示し、得
られたフィルムは、外観に優れ、落袋性能、振動試験に
も合格する性能を有していた。比較例1は変性PBTを
含有していないため、落袋試験、振動試験で不合格とな
った。比較例2の変性PBT中のPTMG単位が5重量
%に満たないフィルムでは、落袋試験で不合格となっ
た。比較例3,4の変性PBT中のPTMG単位が20
重量%を越えるフィルムでは、延伸時の応力が高く、フ
ィルムにシワが発生し、操業性が悪かった。比較例5,
6の変性PBTの配合比率が75重量%に満たないフィ
ルムではヘイズが高く外観に劣り、落袋試験、振動試験
共に良くなかった。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分子量600〜4000のポリテトラメ
    チレングリコール(PTMG)単位を5〜20重量%含
    有したポリブチレンテレフタレート(変性PBT)とポ
    リエチレンテレフタレート(PET)が、変性PBT/
    PET=100/0〜75/25(重量比)の割合から
    なる柔軟性ポリエステルフィルム。
  2. 【請求項2】 引張弾性率が2000MPa以下である
    請求項1記載の柔軟性ポリエステルフィルム。
  3. 【請求項3】 変性PBTが、ジメチレンテレフタレー
    トと1,4−ブタンジオールのエステル交換物と、ポリ
    テトラメチレングリコールとの重縮合反応により得られ
    たものであることを特徴とする請求項1又は2記載の柔
    軟性ポリエステルフィルム。
  4. 【請求項4】 変性PBTが、PBT80〜95重量%
    とPTMG20〜5重量%とを混合し、溶融混練して製
    造したものであることを特徴とする請求項1又は2記載
    の柔軟性ポリエステルフィルム。
  5. 【請求項5】 20℃におけるゲルボ値が5個以下、5
    ℃におけるゲルボ値が10個以下であることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれかに記載の柔軟性ポリエステル
    フィルム。
  6. 【請求項6】 衝撃強度が0.4J以上である請求項1
    〜5のいずれかに記載の柔軟性ポリエステルフィルム。
  7. 【請求項7】 変性PBTのガラス転移温度が30〜5
    7℃の範囲であることを特徴とする請求項1〜6のいず
    れかに記載の柔軟性ポリエステルフィルム。
  8. 【請求項8】 同時二軸延伸方法により得られることを
    特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の柔軟性ポリ
    エステルフィルム。
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