JP2001008305A - 電気自動車の駆動力制御システム - Google Patents
電気自動車の駆動力制御システムInfo
- Publication number
- JP2001008305A JP2001008305A JP11174285A JP17428599A JP2001008305A JP 2001008305 A JP2001008305 A JP 2001008305A JP 11174285 A JP11174285 A JP 11174285A JP 17428599 A JP17428599 A JP 17428599A JP 2001008305 A JP2001008305 A JP 2001008305A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- driving force
- control system
- force control
- vehicle
- electric vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 9
- 238000001914 filtration Methods 0.000 claims description 4
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 17
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 3
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 2
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 2
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 2
- 238000005070 sampling Methods 0.000 description 2
- 101001125854 Homo sapiens Peptidase inhibitor 16 Proteins 0.000 description 1
- 102100029324 Peptidase inhibitor 16 Human genes 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 230000001172 regenerating effect Effects 0.000 description 1
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/62—Hybrid vehicles
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/72—Electric energy management in electromobility
Landscapes
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Arrangement Of Transmissions (AREA)
- Hybrid Electric Vehicles (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
Abstract
することができ、かつ、ブレーキ装置が作動したときの
路面のμの変化に即応して安全に制動することのできる
駆動力制御システムを提供する。 【解決手段】車輌の駆動輪に駆動力を供給する車輌駆動
用のモータと、前記アクセルペダルがOFFの状態でも
所定の条件下で前記モータにクリープトルクを発生させ
るよう指令を出すクリープトルク指令発生部と、前記駆
動トルク指令と前記クリープトルク指令に基づき前記電
力変換器を制御する信号を生成するモータ制御部を持つ
電気自動車の駆動力制御システムにおいて、車輌が走行
する路面のμを検出するμ検出部を備え、前記クリープ
トルク指令発生部は、前記検出された路面のμに応じ、
該μが小さいときは前記クリープトルクを小さく、該μ
が大きいときは前記クリープトルクを大きくするよう
に、前記クリープトルク指令を変更する。
Description
制御システムに係り、特に、車両のクリープトルクを制
御するクリープトルク制御装置を有する電気自動車の駆
動力制御システムに関するものである。
気駆動車両、或いは動力源としてエンジンおよび電動モ
ータを備えているハイブリッド車両など種々の車両にお
いて、坂路発進を容易にするなどの目的で、アクセルペ
ダルが踏み込まれていない状態(アクセルOFF状態)
でも所定の条件下でクリープトルクを発生させるよう指
令を出し、前記駆動源を作動させて駆動輪に所定のクリ
ープトルクを発生させるクリープトルク制御装置を有す
るものが、例えば特開平7−184304号公報や特開
平10−290502号公報に記載されている。
は、ハイブリッド車輛において、路面の摩擦係数を推定
する手段を備え、この推定値に応じて電動モータの力
行、回生制動の制御パターンを切り換えるものが示され
ている。さらに、特開平10−94110号公報には、
低μ路走行時は電動モータで走行し、電動モータにより
トラクションコントロールを行うハイブリッド車輛の制
御装置が記載されている。
情報に基づきブレーキ圧力を制御するアンチロックブレ
ーキシステム(ABS)を持つ駆動力制御システムも知
られている。
Fの状態でも所定の条件下で電動モータに一定のクリー
プトルクを発生させるよう指令を出すクリープトルク指
令発生部を備えた電気自動車においては、アクセルペダ
ルがOFFとなりブレーキペダルが踏まれて車が停止し
た後、駆動輪に制動力としてクリープトルクが付与さ
れ、車は停止状態を続ける。
ープトルクが大き過ぎると、2輪駆動の4輪車などで
は、制動力が4輪に平等に発生せず車体が不安定となる
可能性がある。
リープトルクを付与した状態から、ブレーキペダルをオ
フし、アクセルペダルを踏んで発進する場合に、適切な
発進アシストを行えない可能性がある。
れたものであり、その目的とするところは、路面の状況
に応じて、各車輪に均一な制動力を発生させるように制
御することのできる電気自動車の駆動力制御システムを
提供することにある。
したときの路面のμの変化に即応して安全に制動するこ
とのできる電気自動車の駆動力制御システムを提供する
ことにある。
ストを行える、電気自動車の駆動力制御システムを提供
することにある。
に駆動力を供給する車輌駆動用のモータと、該モータに
電力変換器を介して接続されたバッテリーと、アクセル
ペダルの操作状態に応じて前記モータの駆動トルク指令
を演算する駆動トルク指令演算部と、前記アクセルペダ
ルがOFFの状態でも所定の条件下で前記モータに所定
のクリープトルクを発生させるよう指令を出すクリープ
トルク指令発生部と、前記駆動トルク指令と前記クリー
プトルク指令に基づき前記電力変換器を制御する信号を
生成するモータ制御部と、車輌の各車輪に設けられた車
輪速センサの情報に基づきブレーキ圧力を制御するアン
チロックブレーキシステムを持つ電気自動車の駆動力制
御システムであって、車輌が走行する路面のμを検出す
るμ検出機構を備え、前記μ検出機構により検出された
μが、所定の値より小さいときに前記クリープトルク指
令を小さくする電気自動車の駆動力制御システムに特徴
がある。
動力制御システムにおいて、前記検出された路面のμに
デジタルフィルターを通し、前記クリープトルク指令発
生部に入力されるμの変動を抑えることにある。
路面のμに応じ、μが小さいときはクリープ力を小さ
く、μが大きいときはクリープ力を大きく発生させる。
従って、各車輪に均一な制動力を発生させることができ
る電気自動車の駆動力制御システムを提供できる。
のμの変化に即応して安全に制動することのできる電気
自動車の駆動力制御システムを提供することができの
で、路面状況が大きく変化しても、ドライバーに不快感
を与えない。
な発進アシストを行える、電気自動車の駆動力制御シス
テムを提供することができる。
ステムにおいて、前記クリープトルク指令発生部は、前
記ブレーキ作動量を、ブレーキ配管内圧力検出部により
検出するようにしても良い。また、前記ブレーキ作動量
を、ブレーキ踏力検出部により検出するようにしても良
い。さらに、前記ブレーキ作動量を、ブレーキペダルス
トローク検出部により検出するようにしても良い。ま
た、低μ路では、前記クリープトルクを減らすようにし
ても良い。
ハイブリッド形電気自動車の駆動システムの構成を示す
図である。ハイブリッド形電気自動車は、車輌の駆動源
としてエンジン1とその出力軸2にクラッチ3を介して
連結されたモータ/ジェネレータ(以下単にモータ)4
を備えており、出力軸が変速機構(図示せず)及びファ
イナルドライブ5を介して後輪7の車軸6に伝達され
る。後輪7及び前輪9の各車軸には、車輪速センサ8
A、8Bが設けられている。
ッド制御用コントローラ10、エンジンコントローラ1
1、モータコントローラ12及びアンチロックブレーキ
システム(以下ABS)コントローラ13を備えてい
る。ハイブリッド制御用コントローラ10は、運転モー
ド及びアクセル操作量θA等の運転状態に応じて、エン
ジン1に対する運転指令NE*やモータ4に対する運転指
令NM *を生成し、エンジンコントローラ11、モータ
コントローラ12に送る。エンジンコントローラ11
は、この運転指令N*とエアフローメーター21により
検出された吸入空気量等に応じて、エンジン1のスロッ
トル弁22の開度や燃料噴射量、点火時期などを決定
し、アクチュエータや噴射弁、点火装置などを制御す
る。また、モータコントローラ12はこの運転指令NM*
やABSコントローラ13から送られたμ等に基づきモ
ータ4を制御する。また、エンジン1とモータ4間のク
ラッチ3は、ハイブリッド制御用コントローラ10によ
り電磁弁等により、係合或いは解放状態が切り換えられ
る。23はエンジン始動用及びバッテリー充電用のモー
タージェネレータである。
が油圧ブレーキブースター16により生成され、ABS
アクチュエータ17及び配管18を介して、車輌の各車
輪7、9にブレーキ圧力が加えられる。ABSコントロ
ーラ13は、車輌の各車輪7、9に設けられた車輪速セ
ンサ8の情報に基づき、ブレーキ圧力を制御する。
AM、ROM等を有するマイクロコンピュータを備えて
構成され、変速機のシフトポジションセンサ、ブレーキ
スイッチ、車速センサ、アクセルSW等からそれぞれシ
フトレバーの操作レンジ、フットブレーキのON、OF
F、車速V及びアクセル操作量を表す信号が供給され
る。さらに、エンジン回転数NE 、モータ回転数NM、
バッテリー電圧VBなどに関する情報が、種々のセンサ
などから供給され、予め組み込まれたプログラムに従っ
て所定の処理を行う。
を示す。ABSコントローラ13は、車輌の各車輪7、
9に設けられた4個の車輪速センサ8の情報に基づき車
輪速度VRを算出する車輪速度演算部131と、車輪速
度から車体速を推定演算する推定車速演算部132と、
車輪速度と推定車速から車輪のスリップ率を演算するス
リップ率算出部133、車輪速度を微分して車輪減速度
を演算する車輪減速度演算部134及びスリップ率と車
輪減速度からμを演算するμ演算部135を備えてい
る。なお、ABSコントローラ13等による、各車輪に
設けられた車輪速センサの情報に基づきブレーキ圧力を
制御するアンチロックブレーキシステム本来の機能は、
本発明の特徴ではないので、ここでは説明を省略する。
す。モータコントローラ12はハイブリッド制御用コン
トローラ10からの運転指令NM*やABSコントローラ
13から送られたμ等に基づきモータ4を制御する。バ
ッテリ31はキースイッチのオンオフにより開閉される
メインコンタクタを介してインバータ(電力変換器)3
2に接続されている。モータコントローラ12は、電流
指令生成部33、dq軸電流制御部34、PWM制御部
35、位相演算部38、速度演算部39を備えている。
位相演算部38、速度演算部39は、レゾルバ36に接
続されている。モータコントローラ12は、さらに、駆
動トルク演算部40、クリープトルク演算部41及び指
令値選択部42を備えている。
また、クリープトルク演算部41にはμが入力され、μ
に対応したクリープトルクが演算される。モータを発電
機として作用させる場合には、運転指令NM*が負とな
る。
レゾルバ36からのパルス信号から演算された回転数を
もとに、トルク指令値τMG*を演算する。このトルク指
令値τMG*をもとに、モータ高効率制御に必要な電流指
令値Iq*、Id*を算出する。dq軸電流制御部34で
は、電流検出器30で検出した電動機電流の3相交流電
流について3相/2相の座標変換してd、q軸電流I
d、Iqを処理し算出する。そして、これらの検出値と
指令値Iq*、Id*をもとに比例あるいは比例積分電流
制御処理を行い、電圧指令値Vq*、Vd*を算出する。
さらに、2相/3相の座標変換をして3相交流電圧指令
値VU*、VV*、VW*を算出する。
*、VV*、VW*から三角波信号の搬送波信号との比較
処理を行って、インバータ32のPWM信号を発生し、
インバータ32のスイッチング素子をオンオフ駆動す
る。このようにしてモータ32にPWM制御された電圧
を印加することにより、電動機電流を電流指令値Iq
*、Id*に制御する。
を示す。図4の(A)において、車輪速度VRから車体
速VRfや車輪減速度−α及び2つのスリップ率λ(−λ
1、−λ2)を算出する。図4の(B)に示す高μ路面で
は、スリップ−λ1のみが得られ、(C)に示す低μ路
面では車輪速度VRの低下が大きく−λ1、−λ2が得ら
れる。
ように、 ABSにより検出された路面のμ(以下生
μ)の最新値を保持する生μ記憶部410と、クリープ
力τMs*を算出するクリープ力算出部411と、クリー
プ力τMs*を生μの最新値に基づいて補正するμ補正部
412を備えている。
ように、ABSにより検出されたμが所定の値より小さ
い低μ路ではクリープ力τMμ*を減らし、μがμs以上
のときはクリープ力τMμ*を一定位置値τMs0*とする。
場合によっては、μがμs以上のときμに応じてクリー
プ力τMμ*が増加するようにしても良い。また、図6の
(B)に示すように、μがμsより大きいか小さいかに
より、クリープ力を2段階に変えるようにしてもよい。
さらにクリープの変動を抑えるため、μが低いときのみ
クリープを操作するようにしても良い。
制動時の制動力が4輪に平等に発生しないため、運転性
が悪くなる。本制御を用いる事により、低μ路ではクリ
ープを弱目にかけるため、安全となる。
0の出力τMA*またはクリープトルク演算部41の出力
τMμ*(絶対値)の大きい側の出力を、電流指令生成部
33への最終駆動トルクすなわち運転指令値τM*として
選択し、出力する。
BSにより検出された路面のμの最新値に応じて、アク
セルが踏まれていない状態でも、駆動輪に所定のクリー
プトルク力、すなわち検出された路面のμに応じ、μが
大きいときはクリープ力を小さく、μが小さいときはク
リープ力を大きく発生させるように、最終駆動トルクτ
M*が設定され、このトルクτM*に基づいてモータを作動
させる。
み量とは関係無く、常時所定値(クリープトルク)以上
のトルクを出力しておくものとする。これにより、ブレ
ーキの踏み込みを無くした時にクリープトルクが伝達さ
れ、車両が後退することなく進行方向に発進することが
できる。
ブレーキをOFFし、アクセルを踏込んで通常制御へ移
行しモータトルクを増大させる場合には、クリープトル
クの急変によるショックや違和感を防止するため、変速
比の変化をも考慮してクリープトルクが滑らかに増大す
るようにモータトルクを制御することが望ましい。
ードとクリープトルクの関係の一例を示す。走行中、A
BSコントローラ13では、車輪速度VRから車体速VR
fや車輪減速度−αを求め、スリップ率λ1を算出す
る。アクセルペダルが離されると、 車両は減速状態に
なり、さらにブレーキペダルが踏込まれて停止する。A
BSにより検出された路面のμの最新値がμ1なので、
車両の停止中、駆動輪にμ1に対応したクリープトルク
力が付与される。その後発進し走行する路面のμがμ
2、あるいはμ3であったので、その後車両が停止して
いる間、駆動輪にμ2あるいはμ3に対応したクリープ
トルク力が付与される。
制動時の制動力が4輪に平等に発生しないため、車体が
不安定となる可能性がある。本制御を用いる事により、
低μ路ではクリープを弱めにかけるため、安全となる。
出力する構成としたが、これに限らず、モータの回転数
を制御するモータ回転数指令値を出力する構成としても
良く、また、速度を制御する速度制御指令値を出力する
構成としても良い。
施例を図9〜図13で説明する。図9に示すように、ク
リープトルク演算部41において、ABSにより検出さ
れた生μは、デジタルフィルター420を経由してμ補
正部412に送られる。すなわち、ABSにより検出さ
れた路面のμにデジタルフィルターを通し変動を抑え
る。μ補正部412にはブレーキスイッチの出力も加え
られる。これにより、μのデジタルフィルター処理を制
動中のみ行う、あるいは、μのデジタルフィルター処理
値を、非制動中は保持するというような制御が可能にな
る(図11参照)。
示す。図10の(a)オーバーサンプリング方式では、
ラップしない4回の平均値を使用している。(b)の移
動平均方式では、一回ずつずらして平均を求めている。
(c)の加重平均方式では、古いサンプリング値を9/
10、新しいサンプリング値を1/10とするようにし
て加重平均を求める。
などのμの変動が大きい路面もあるが、μのデジタルフ
ィルター処理を行うことにより、直前のμが氷雪路など
のμの変動が大きい路面でもクリープ力が毎回変動しに
くくし、ドライバーに不快感を与えない様にすることが
できる。
示すように、ブレーキのオン時、生μの所定時間毎の平
均値μAVEを算出し、このμAVEに基づいてクリープ力が
算出される。図11の(A)では、μのデジタルフィル
ター処理値を、非制動中は重いデジタルフィルターとし
ている。(B)では、μのデジタルフィルター処理値
を、非制動中は更新せず、保持している。これは、制動
中しか、μの検出が出来ないためである。
値より小さいときは、フィルター処理値をμの生値に置
き換えている。これにより、低μ路で速やかにクリープ
低下が発生する様にすることができる。
幅に制限をもうける。これにより、ABS作動中の減衰
中にクリープトルクが急変する事を防止するできる。
(クリープ力の減少→車輪のロック→μ低い判定→クリ
ープ力減少) 図12に、車両の運転状態と、 μAVE及びクリープ力の
関係の例を示す。ABSにより検出された路面のμをデ
ジタルフィルターに通すことにより、変動が抑えられ、
制御が安定する。また、路面状況が一定でなく、直前の
μが氷雪路などのμの変動が大きい場合もある。デジタ
ルフィルターの採用により、このような路面でも、クリ
ープ力が毎回変動しにくくし、ドライバーに不快感を与
えない様にすることができる。
に基づくクリープトルクの関係の一例を示す。走行中、
ABSにより検出された路面のμ値がデジタルフィルタ
ーにより減少する。例えば、前回の停止時、μ3であっ
たものが、走行中、順次、μ2、μ1と減少する。そし
て、停止時には、μ2に対応したクリープトルク力が付
与される。
の処理周期で行うようにしても良い。あるいは、μのデ
ジタルフィルター処理を制動中のみ行うようにしても良
い。これは、制動中しか、μの検出が出来ないためであ
る。さらに、μのデジタルフィルター処理値を非制動中
は保持する。(更新しない)ようにしても良い。
ー処理値を非制動中は重いデジタルフィルターとするこ
ともできる。
デジタルフィルターを通し変動を抑えるとともに、μの
生値がフィルター処理値(フィルター処理後の値)より
小さいときは、フィルター後の値をμの生値に置きかえ
ても良い。これによって、低μ路で速やかにクリープ低
下が発生する様にでき、ABS作動中の減衰中にクリー
プトルクが急変する事を防止できる。すなわち、クリー
プ力の減少→車輪のロック→μ低い判定→クリープ力減
少という悪循環を排除し、 クリープトルクの急変を防
止できる。
5に示すように、上記構成に加えて、クリープそのもの
をブレーキ踏力に応じて決める様にしても良い。この場
合、ブレーキ装置の作動量を計測する計測部が必要とな
る。ブレーキ装置の作動量を大きい時にクリープトルク
を小さくし、ブレーキ装置の作動量が小さい時にクリー
プトルクを大きくしても良い。これにより、停止中のク
リープ力発生のための余分な電力を節電する事が可能と
なる。
内圧力検出部により検出する。これにより、ブレーキ作
動力に近い値を検出できる。
検出部により検出しても良く、あるいは、ブレーキ配管
故障時に検出しても良い。さらに、ブレーキ作動量をブ
レーキペダルストローク検出部により検出しても良い。
これにより、ブレーキ配管故障時にも検出できる。
であり、セレクトLOW602により、上記ABS13
の他トラクションコントロールシステム600により検
出されたμのいずれか低い値を用い、フィルタ604を
通してクリープ力算出部606でクリープ力を求めてい
る。2輪駆動の4輪車などでクリープが強いと制動時の
制動力が4輪に平等に発生しないため、車体が不安定と
なる可能性がある。本制御方式を用いる事により、低μ
路ではクリープを弱目にかけるため、安全となる。
た路面のμに応じ、μが小さいときはクリープ力を小さ
く、μが大きいときはクリープ力を大きく発生させる。
従って、各車輪に均一な制動力を発生させることのでき
る電気自動車の駆動力制御システムを提供することがで
きる。
のμの変化に即応して安全に制動することのできる電気
自動車の駆動力制御システムを提供することができの
で、路面状況が大きく変化しても、ドライバーに不快感
を与えない。
な発進アシストを行える、電気自動車の駆動力制御シス
テムを提供することができる。
動車の駆動システムの構成を示す図である。
る。
ある。
及び2つのスリップ率λ(λ1、λ2)を算出する例を示
す図である。
す図である。
クリープトルクの関係の一例を示す図である。
と、 μAVE及びクリープ力の関係の例を示す図である。
とクリープトルクの関係の一例を示す図である。
る。
ある。
センサ、10…ハイブリッド制御用コントローラ、11
…エンジンコントローラ、12…モータコントローラ、
13…ABSコントローラ、40…駆動トルク演算部、
41…クリープトルク演算部、42…指令値選択部、
Claims (9)
- 【請求項1】車輌の駆動輪に駆動力を供給する車輌駆動
用のモータと、該モータに電力変換器を介して接続され
たバッテリーと、アクセルペダルの操作状態に応じて前
記モータの駆動トルク指令を演算する駆動トルク指令演
算部と、前記アクセルペダルがOFFの状態でも所定の
条件下で前記モータに所定のクリープトルクを発生させ
るよう指令を出すクリープトルク指令発生部と、前記駆
動トルク指令と前記クリープトルク指令に基づき前記電
力変換器を制御する信号を生成するモータ制御部と、車
輌の各車輪に設けられた車輪速センサの情報に基づきブ
レーキ圧力を制御するアンチロックブレーキシステムを
持つ電気自動車の駆動力制御システムであって、 車輌が走行する路面のμを検出するμ検出機構を備え、 前記μ検出機構により検出されたμが、所定の値より小
さいときに前記クリープトルク指令を小さくすることを
特徴とする電気自動車の駆動力制御システム。 - 【請求項2】請求項1記載の駆動力制御システムにおい
て、前記検出された路面のμにデジタルフィルターを通
し、前記クリープトルク指令発生部に入力されるμの変
動を抑えることを特徴とする電気自動車の駆動力制御シ
ステム。 - 【請求項3】請求項2記載の駆動力制御システムにおい
て、前記μのデジタルフィルター処理を一定の処理周期
で行うことを特徴とする電気自動車の駆動力制御システ
ム。 - 【請求項4】請求項3記載の駆動力制御システムにおい
て、前記μのデジタルフィルター処理を、車輌の制動中
にのみ行うことを特徴とする電気自動車の駆動力制御シ
ステム。 - 【請求項5】請求項3記載の駆動力制御システムにおい
て、前記μのデジタルフィルター処理値を、前記車輌の
非制動中は一定値に保持することを特徴とする電気自動
車の駆動力制御システム。 - 【請求項6】請求項3記載の駆動力制御システムにおい
て、前記μのデジタルフィルター処理値を、車輌の非制
動中は重いデジタルフィルターとすることを特徴とする
電気自動車の駆動力制御システム。 - 【請求項7】請求項1に記載の駆動力制御システムにお
いて、前記検出された路面のμにデジタルフィルターを
通して変動を抑え、前記μの生値がフィルター処理値
(フィルター処理後の値)より小さいときは、前記フィ
ルター後の値を前記生値に置き換えることを特徴とする
電気自動車の駆動力制御システム。 - 【請求項8】請求項7記載の駆動力制御システムにおい
て、前記μのデジタルフィルター処理値を、前記車輌の
非制動中は重いデジタルフィルターとすることを特徴と
する電気自動車の駆動力制御システム。 - 【請求項9】請求項1記載の電気自動車の駆動力制御シ
ステムにおいて、 前記クリープトルク指令発生部は、前記ブレーキ装置の
作動量が大きい時に前記クリープトルクを小さくし、前
記ブレーキ装置の作動量が小さい時に前記クリープトル
クを大きくすることを特徴とする電気自動車の駆動力制
御システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17428599A JP3347096B2 (ja) | 1999-06-21 | 1999-06-21 | 電気自動車の駆動力制御システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17428599A JP3347096B2 (ja) | 1999-06-21 | 1999-06-21 | 電気自動車の駆動力制御システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001008305A true JP2001008305A (ja) | 2001-01-12 |
JP3347096B2 JP3347096B2 (ja) | 2002-11-20 |
Family
ID=15976010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17428599A Expired - Fee Related JP3347096B2 (ja) | 1999-06-21 | 1999-06-21 | 電気自動車の駆動力制御システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3347096B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003189420A (ja) * | 2001-12-19 | 2003-07-04 | Toyota Motor Corp | 電気自動車 |
WO2008029524A1 (fr) * | 2006-09-07 | 2008-03-13 | Yokohama National University | Dispositif d'estimation de rapport de glissement et dispositif de contrôle de rapport de glissement |
JP2008154394A (ja) * | 2006-12-19 | 2008-07-03 | Toyota Motor Corp | 車両およびその制御方法 |
JP2009142108A (ja) * | 2007-12-07 | 2009-06-25 | Yokohama National Univ | スリップ率推定装置及びスリップ率制御装置 |
CN103802688A (zh) * | 2012-11-12 | 2014-05-21 | 上海电驱动股份有限公司 | 车用电机低速转矩输出能力提升方法 |
KR20180088979A (ko) * | 2017-01-31 | 2018-08-08 | 현대자동차주식회사 | 차량의 제동 제어 장치 및 방법 |
-
1999
- 1999-06-21 JP JP17428599A patent/JP3347096B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003189420A (ja) * | 2001-12-19 | 2003-07-04 | Toyota Motor Corp | 電気自動車 |
WO2008029524A1 (fr) * | 2006-09-07 | 2008-03-13 | Yokohama National University | Dispositif d'estimation de rapport de glissement et dispositif de contrôle de rapport de glissement |
JPWO2008029524A1 (ja) * | 2006-09-07 | 2010-01-21 | 国立大学法人横浜国立大学 | スリップ率推定装置およびスリップ率制御装置 |
JP4538642B2 (ja) * | 2006-09-07 | 2010-09-08 | 国立大学法人横浜国立大学 | スリップ率推定装置およびスリップ率制御装置 |
US8170768B2 (en) | 2006-09-07 | 2012-05-01 | Yokohama National University | Slip ratio estimating device and slip ratio control device |
JP2008154394A (ja) * | 2006-12-19 | 2008-07-03 | Toyota Motor Corp | 車両およびその制御方法 |
JP2009142108A (ja) * | 2007-12-07 | 2009-06-25 | Yokohama National Univ | スリップ率推定装置及びスリップ率制御装置 |
CN103802688A (zh) * | 2012-11-12 | 2014-05-21 | 上海电驱动股份有限公司 | 车用电机低速转矩输出能力提升方法 |
KR20180088979A (ko) * | 2017-01-31 | 2018-08-08 | 현대자동차주식회사 | 차량의 제동 제어 장치 및 방법 |
KR102353346B1 (ko) | 2017-01-31 | 2022-01-18 | 현대자동차주식회사 | 차량의 제동 제어 장치 및 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3347096B2 (ja) | 2002-11-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7957881B2 (en) | Vehicle and method of controlling driving force for the vehicle based on detected slip of the drive wheel | |
JP3811372B2 (ja) | 車輌の制動力制御装置 | |
US8655563B2 (en) | Braking/driving force controller of vehicle | |
US5568024A (en) | Drive control system and method for battery car | |
US5511866A (en) | Anti-skid control system for an electrically operated vehicle | |
US8180541B2 (en) | Drive and braking force control device for vehicle | |
JP2004268901A (ja) | 制動制御装置 | |
US7828394B2 (en) | Vehicle and control method of vehicle slip-down velocity | |
JPH0678416A (ja) | 電気自動車の疑似クリープ発生装置 | |
JP2009173092A (ja) | 車両の車体速度演算装置 | |
US20100076661A1 (en) | Vehicular control device, method of controlling a vehicle, and storage medium having stored therein a program that implements the method | |
WO2010061432A1 (ja) | 車両の走行制御装置 | |
JP2007131093A (ja) | 車両用減速制御装置 | |
JPH09202221A (ja) | 車両のブレーキ制御装置 | |
JPH1132404A (ja) | 電気自動車の走行制御装置 | |
JP2002030952A (ja) | 前後輪駆動車両の駆動力制御装置 | |
JP3347096B2 (ja) | 電気自動車の駆動力制御システム | |
JP3063368B2 (ja) | 電気自動車の制動制御装置 | |
JP2005048696A (ja) | トラクション制御装置 | |
JP3451869B2 (ja) | 電気自動車用駆動制御装置 | |
JPH06171489A (ja) | 電気自動車のアンチロック制御装置 | |
JPH05270387A (ja) | 電気自動車の制動制御装置 | |
JP3966035B2 (ja) | 制動制御装置 | |
JPH09104333A (ja) | 電気車両の制動装置 | |
JP3781101B2 (ja) | 車輌の制動力制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080906 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080906 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090906 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090906 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100906 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100906 Year of fee payment: 8 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100906 Year of fee payment: 8 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100906 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110906 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120906 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130906 Year of fee payment: 11 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |