JP2001008305A - 電気自動車の駆動力制御システム - Google Patents

電気自動車の駆動力制御システム

Info

Publication number
JP2001008305A
JP2001008305A JP11174285A JP17428599A JP2001008305A JP 2001008305 A JP2001008305 A JP 2001008305A JP 11174285 A JP11174285 A JP 11174285A JP 17428599 A JP17428599 A JP 17428599A JP 2001008305 A JP2001008305 A JP 2001008305A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
driving force
control system
force control
vehicle
electric vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11174285A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3347096B2 (ja
Inventor
Yoshihiko Akagi
好彦 赤城
Tetsuo Matsumura
哲生 松村
Naoyuki Ozaki
直幸 尾崎
Nobuhiro Akasaka
伸洋 赤坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Car Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Car Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP17428599A priority Critical patent/JP3347096B2/ja
Publication of JP2001008305A publication Critical patent/JP2001008305A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3347096B2 publication Critical patent/JP3347096B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】各車輪に均一な制動力を発生させるように制御
することができ、かつ、ブレーキ装置が作動したときの
路面のμの変化に即応して安全に制動することのできる
駆動力制御システムを提供する。 【解決手段】車輌の駆動輪に駆動力を供給する車輌駆動
用のモータと、前記アクセルペダルがOFFの状態でも
所定の条件下で前記モータにクリープトルクを発生させ
るよう指令を出すクリープトルク指令発生部と、前記駆
動トルク指令と前記クリープトルク指令に基づき前記電
力変換器を制御する信号を生成するモータ制御部を持つ
電気自動車の駆動力制御システムにおいて、車輌が走行
する路面のμを検出するμ検出部を備え、前記クリープ
トルク指令発生部は、前記検出された路面のμに応じ、
該μが小さいときは前記クリープトルクを小さく、該μ
が大きいときは前記クリープトルクを大きくするよう
に、前記クリープトルク指令を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気自動車の駆動力
制御システムに係り、特に、車両のクリープトルクを制
御するクリープトルク制御装置を有する電気自動車の駆
動力制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】動力源として電動モータを備えている電
気駆動車両、或いは動力源としてエンジンおよび電動モ
ータを備えているハイブリッド車両など種々の車両にお
いて、坂路発進を容易にするなどの目的で、アクセルペ
ダルが踏み込まれていない状態(アクセルOFF状態)
でも所定の条件下でクリープトルクを発生させるよう指
令を出し、前記駆動源を作動させて駆動輪に所定のクリ
ープトルクを発生させるクリープトルク制御装置を有す
るものが、例えば特開平7−184304号公報や特開
平10−290502号公報に記載されている。
【0003】また、特開平11−41708号公報に
は、ハイブリッド車輛において、路面の摩擦係数を推定
する手段を備え、この推定値に応じて電動モータの力
行、回生制動の制御パターンを切り換えるものが示され
ている。さらに、特開平10−94110号公報には、
低μ路走行時は電動モータで走行し、電動モータにより
トラクションコントロールを行うハイブリッド車輛の制
御装置が記載されている。
【0004】一方、各車輪に設けられた車輪速センサの
情報に基づきブレーキ圧力を制御するアンチロックブレ
ーキシステム(ABS)を持つ駆動力制御システムも知
られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】アクセルペダルがOF
Fの状態でも所定の条件下で電動モータに一定のクリー
プトルクを発生させるよう指令を出すクリープトルク指
令発生部を備えた電気自動車においては、アクセルペダ
ルがOFFとなりブレーキペダルが踏まれて車が停止し
た後、駆動輪に制動力としてクリープトルクが付与さ
れ、車は停止状態を続ける。
【0006】このとき、実際の路面の状況に対してクリ
ープトルクが大き過ぎると、2輪駆動の4輪車などで
は、制動力が4輪に平等に発生せず車体が不安定となる
可能性がある。
【0007】また、クリープトルクが適切でないと、ク
リープトルクを付与した状態から、ブレーキペダルをオ
フし、アクセルペダルを踏んで発進する場合に、適切な
発進アシストを行えない可能性がある。
【0008】本発明はこのような事情を背景としてなさ
れたものであり、その目的とするところは、路面の状況
に応じて、各車輪に均一な制動力を発生させるように制
御することのできる電気自動車の駆動力制御システムを
提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、ブレーキ装置が作動
したときの路面のμの変化に即応して安全に制動するこ
とのできる電気自動車の駆動力制御システムを提供する
ことにある。
【0010】本発明の他の目的は、常に適切な発進アシ
ストを行える、電気自動車の駆動力制御システムを提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、車輌の駆動輪
に駆動力を供給する車輌駆動用のモータと、該モータに
電力変換器を介して接続されたバッテリーと、アクセル
ペダルの操作状態に応じて前記モータの駆動トルク指令
を演算する駆動トルク指令演算部と、前記アクセルペダ
ルがOFFの状態でも所定の条件下で前記モータに所定
のクリープトルクを発生させるよう指令を出すクリープ
トルク指令発生部と、前記駆動トルク指令と前記クリー
プトルク指令に基づき前記電力変換器を制御する信号を
生成するモータ制御部と、車輌の各車輪に設けられた車
輪速センサの情報に基づきブレーキ圧力を制御するアン
チロックブレーキシステムを持つ電気自動車の駆動力制
御システムであって、車輌が走行する路面のμを検出す
るμ検出機構を備え、前記μ検出機構により検出された
μが、所定の値より小さいときに前記クリープトルク指
令を小さくする電気自動車の駆動力制御システムに特徴
がある。
【0012】本発明の他の特徴は、前記電気自動車の駆
動力制御システムにおいて、前記検出された路面のμに
デジタルフィルターを通し、前記クリープトルク指令発
生部に入力されるμの変動を抑えることにある。
【0013】本発明によれば、ABSにより検出された
路面のμに応じ、μが小さいときはクリープ力を小さ
く、μが大きいときはクリープ力を大きく発生させる。
従って、各車輪に均一な制動力を発生させることができ
る電気自動車の駆動力制御システムを提供できる。
【0014】また、ブレーキ装置が作動したときの路面
のμの変化に即応して安全に制動することのできる電気
自動車の駆動力制御システムを提供することができの
で、路面状況が大きく変化しても、ドライバーに不快感
を与えない。
【0015】また、路面のμの変化に応じて、常に適切
な発進アシストを行える、電気自動車の駆動力制御シス
テムを提供することができる。
【0016】なお、本発明の電気自動車の駆動力制御シ
ステムにおいて、前記クリープトルク指令発生部は、前
記ブレーキ作動量を、ブレーキ配管内圧力検出部により
検出するようにしても良い。また、前記ブレーキ作動量
を、ブレーキ踏力検出部により検出するようにしても良
い。さらに、前記ブレーキ作動量を、ブレーキペダルス
トローク検出部により検出するようにしても良い。ま
た、低μ路では、前記クリープトルクを減らすようにし
ても良い。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例になる
ハイブリッド形電気自動車の駆動システムの構成を示す
図である。ハイブリッド形電気自動車は、車輌の駆動源
としてエンジン1とその出力軸2にクラッチ3を介して
連結されたモータ/ジェネレータ(以下単にモータ)4
を備えており、出力軸が変速機構(図示せず)及びファ
イナルドライブ5を介して後輪7の車軸6に伝達され
る。後輪7及び前輪9の各車軸には、車輪速センサ8
A、8Bが設けられている。
【0018】また、ハイブリッド駆動装置は、ハイブリ
ッド制御用コントローラ10、エンジンコントローラ1
1、モータコントローラ12及びアンチロックブレーキ
システム(以下ABS)コントローラ13を備えてい
る。ハイブリッド制御用コントローラ10は、運転モー
ド及びアクセル操作量θA等の運転状態に応じて、エン
ジン1に対する運転指令NE*やモータ4に対する運転指
令NM *を生成し、エンジンコントローラ11、モータ
コントローラ12に送る。エンジンコントローラ11
は、この運転指令N*とエアフローメーター21により
検出された吸入空気量等に応じて、エンジン1のスロッ
トル弁22の開度や燃料噴射量、点火時期などを決定
し、アクチュエータや噴射弁、点火装置などを制御す
る。また、モータコントローラ12はこの運転指令NM*
やABSコントローラ13から送られたμ等に基づきモ
ータ4を制御する。また、エンジン1とモータ4間のク
ラッチ3は、ハイブリッド制御用コントローラ10によ
り電磁弁等により、係合或いは解放状態が切り換えられ
る。23はエンジン始動用及びバッテリー充電用のモー
タージェネレータである。
【0019】ブレーキペダル15の操作量に応じた油圧
が油圧ブレーキブースター16により生成され、ABS
アクチュエータ17及び配管18を介して、車輌の各車
輪7、9にブレーキ圧力が加えられる。ABSコントロ
ーラ13は、車輌の各車輪7、9に設けられた車輪速セ
ンサ8の情報に基づき、ブレーキ圧力を制御する。
【0020】各コントローラ10〜13は、CPUやR
AM、ROM等を有するマイクロコンピュータを備えて
構成され、変速機のシフトポジションセンサ、ブレーキ
スイッチ、車速センサ、アクセルSW等からそれぞれシ
フトレバーの操作レンジ、フットブレーキのON、OF
F、車速V及びアクセル操作量を表す信号が供給され
る。さらに、エンジン回転数NE 、モータ回転数NM、
バッテリー電圧VBなどに関する情報が、種々のセンサ
などから供給され、予め組み込まれたプログラムに従っ
て所定の処理を行う。
【0021】図2に、ABSコントローラ13の構成例
を示す。ABSコントローラ13は、車輌の各車輪7、
9に設けられた4個の車輪速センサ8の情報に基づき車
輪速度VRを算出する車輪速度演算部131と、車輪速
度から車体速を推定演算する推定車速演算部132と、
車輪速度と推定車速から車輪のスリップ率を演算するス
リップ率算出部133、車輪速度を微分して車輪減速度
を演算する車輪減速度演算部134及びスリップ率と車
輪減速度からμを演算するμ演算部135を備えてい
る。なお、ABSコントローラ13等による、各車輪に
設けられた車輪速センサの情報に基づきブレーキ圧力を
制御するアンチロックブレーキシステム本来の機能は、
本発明の特徴ではないので、ここでは説明を省略する。
【0022】図3にモータ4の駆動回路の構成例を示
す。モータコントローラ12はハイブリッド制御用コン
トローラ10からの運転指令NM*やABSコントローラ
13から送られたμ等に基づきモータ4を制御する。バ
ッテリ31はキースイッチのオンオフにより開閉される
メインコンタクタを介してインバータ(電力変換器)3
2に接続されている。モータコントローラ12は、電流
指令生成部33、dq軸電流制御部34、PWM制御部
35、位相演算部38、速度演算部39を備えている。
位相演算部38、速度演算部39は、レゾルバ36に接
続されている。モータコントローラ12は、さらに、駆
動トルク演算部40、クリープトルク演算部41及び指
令値選択部42を備えている。
【0023】駆動トルク演算部40には運転指NM*が、
また、クリープトルク演算部41にはμが入力され、μ
に対応したクリープトルクが演算される。モータを発電
機として作用させる場合には、運転指令NM*が負とな
る。
【0024】電流指令発生部33は、運転指令値τM*と
レゾルバ36からのパルス信号から演算された回転数を
もとに、トルク指令値τMG*を演算する。このトルク指
令値τMG*をもとに、モータ高効率制御に必要な電流指
令値Iq*、Id*を算出する。dq軸電流制御部34で
は、電流検出器30で検出した電動機電流の3相交流電
流について3相/2相の座標変換してd、q軸電流I
d、Iqを処理し算出する。そして、これらの検出値と
指令値Iq*、Id*をもとに比例あるいは比例積分電流
制御処理を行い、電圧指令値Vq*、Vd*を算出する。
さらに、2相/3相の座標変換をして3相交流電圧指令
値VU*、VV*、VW*を算出する。
【0025】PWM制御部35は、この電圧指令値VU
*、VV*、VW*から三角波信号の搬送波信号との比較
処理を行って、インバータ32のPWM信号を発生し、
インバータ32のスイッチング素子をオンオフ駆動す
る。このようにしてモータ32にPWM制御された電圧
を印加することにより、電動機電流を電流指令値Iq
*、Id*に制御する。
【0026】図4に、減速時のスリップ率λ算出の一例
を示す。図4の(A)において、車輪速度VRから車体
速VRfや車輪減速度−α及び2つのスリップ率λ(−λ
1、−λ2)を算出する。図4の(B)に示す高μ路面で
は、スリップ−λ1のみが得られ、(C)に示す低μ路
面では車輪速度VRの低下が大きく−λ1、−λ2が得ら
れる。
【0027】クリープトルク演算部41は、図5に示す
ように、 ABSにより検出された路面のμ(以下生
μ)の最新値を保持する生μ記憶部410と、クリープ
力τMs*を算出するクリープ力算出部411と、クリー
プ力τMs*を生μの最新値に基づいて補正するμ補正部
412を備えている。
【0028】μ補正部412では、図6の(A)に示す
ように、ABSにより検出されたμが所定の値より小さ
い低μ路ではクリープ力τMμ*を減らし、μがμs以上
のときはクリープ力τMμ*を一定位置値τMs0*とする。
場合によっては、μがμs以上のときμに応じてクリー
プ力τMμ*が増加するようにしても良い。また、図6の
(B)に示すように、μがμsより大きいか小さいかに
より、クリープ力を2段階に変えるようにしてもよい。
さらにクリープの変動を抑えるため、μが低いときのみ
クリープを操作するようにしても良い。
【0029】2輪駆動の4輪車などでクリープが強いと
制動時の制動力が4輪に平等に発生しないため、運転性
が悪くなる。本制御を用いる事により、低μ路ではクリ
ープを弱目にかけるため、安全となる。
【0030】指令値選択部42は、駆動トルク演算部4
0の出力τMA*またはクリープトルク演算部41の出力
τMμ*(絶対値)の大きい側の出力を、電流指令生成部
33への最終駆動トルクすなわち運転指令値τM*として
選択し、出力する。
【0031】このようにして、図7に示すように、 A
BSにより検出された路面のμの最新値に応じて、アク
セルが踏まれていない状態でも、駆動輪に所定のクリー
プトルク力、すなわち検出された路面のμに応じ、μが
大きいときはクリープ力を小さく、μが小さいときはク
リープ力を大きく発生させるように、最終駆動トルクτ
M*が設定され、このトルクτM*に基づいてモータを作動
させる。
【0032】この場合のクリープ力は、ブレーキ踏み込
み量とは関係無く、常時所定値(クリープトルク)以上
のトルクを出力しておくものとする。これにより、ブレ
ーキの踏み込みを無くした時にクリープトルクが伝達さ
れ、車両が後退することなく進行方向に発進することが
できる。
【0033】なお、クリープトルク制御実行状態から、
ブレーキをOFFし、アクセルを踏込んで通常制御へ移
行しモータトルクを増大させる場合には、クリープトル
クの急変によるショックや違和感を防止するため、変速
比の変化をも考慮してクリープトルクが滑らかに増大す
るようにモータトルクを制御することが望ましい。
【0034】図8に、上記実施例に基づく車両の運転モ
ードとクリープトルクの関係の一例を示す。走行中、A
BSコントローラ13では、車輪速度VRから車体速VR
fや車輪減速度−αを求め、スリップ率λ1を算出す
る。アクセルペダルが離されると、 車両は減速状態に
なり、さらにブレーキペダルが踏込まれて停止する。A
BSにより検出された路面のμの最新値がμ1なので、
車両の停止中、駆動輪にμ1に対応したクリープトルク
力が付与される。その後発進し走行する路面のμがμ
2、あるいはμ3であったので、その後車両が停止して
いる間、駆動輪にμ2あるいはμ3に対応したクリープ
トルク力が付与される。
【0035】2輪駆動の4輪車などでクリープが強いと
制動時の制動力が4輪に平等に発生しないため、車体が
不安定となる可能性がある。本制御を用いる事により、
低μ路ではクリープを弱めにかけるため、安全となる。
【0036】また、上記第実施例では、トルク指令値を
出力する構成としたが、これに限らず、モータの回転数
を制御するモータ回転数指令値を出力する構成としても
良く、また、速度を制御する速度制御指令値を出力する
構成としても良い。
【0037】次に、クリープトルク演算部41の他の実
施例を図9〜図13で説明する。図9に示すように、ク
リープトルク演算部41において、ABSにより検出さ
れた生μは、デジタルフィルター420を経由してμ補
正部412に送られる。すなわち、ABSにより検出さ
れた路面のμにデジタルフィルターを通し変動を抑え
る。μ補正部412にはブレーキスイッチの出力も加え
られる。これにより、μのデジタルフィルター処理を制
動中のみ行う、あるいは、μのデジタルフィルター処理
値を、非制動中は保持するというような制御が可能にな
る(図11参照)。
【0038】デジタルフィルター420の例を図10に
示す。図10の(a)オーバーサンプリング方式では、
ラップしない4回の平均値を使用している。(b)の移
動平均方式では、一回ずつずらして平均を求めている。
(c)の加重平均方式では、古いサンプリング値を9/
10、新しいサンプリング値を1/10とするようにし
て加重平均を求める。
【0039】路面状況は一定でなく、直前のμが氷雪路
などのμの変動が大きい路面もあるが、μのデジタルフ
ィルター処理を行うことにより、直前のμが氷雪路など
のμの変動が大きい路面でもクリープ力が毎回変動しに
くくし、ドライバーに不快感を与えない様にすることが
できる。
【0040】デジタルフィルター420では、図11に
示すように、ブレーキのオン時、生μの所定時間毎の平
均値μAVEを算出し、このμAVEに基づいてクリープ力が
算出される。図11の(A)では、μのデジタルフィル
ター処理値を、非制動中は重いデジタルフィルターとし
ている。(B)では、μのデジタルフィルター処理値
を、非制動中は更新せず、保持している。これは、制動
中しか、μの検出が出来ないためである。
【0041】(C)では、μの生の値がフィルター処理
値より小さいときは、フィルター処理値をμの生値に置
き換えている。これにより、低μ路で速やかにクリープ
低下が発生する様にすることができる。
【0042】また、(D)では、クリープトルクの変化
幅に制限をもうける。これにより、ABS作動中の減衰
中にクリープトルクが急変する事を防止するできる。
(クリープ力の減少→車輪のロック→μ低い判定→クリ
ープ力減少) 図12に、車両の運転状態と、 μAVE及びクリープ力の
関係の例を示す。ABSにより検出された路面のμをデ
ジタルフィルターに通すことにより、変動が抑えられ、
制御が安定する。また、路面状況が一定でなく、直前の
μが氷雪路などのμの変動が大きい場合もある。デジタ
ルフィルターの採用により、このような路面でも、クリ
ープ力が毎回変動しにくくし、ドライバーに不快感を与
えない様にすることができる。
【0043】図13に、車両の運転モードと上記実施例
に基づくクリープトルクの関係の一例を示す。走行中、
ABSにより検出された路面のμ値がデジタルフィルタ
ーにより減少する。例えば、前回の停止時、μ3であっ
たものが、走行中、順次、μ2、μ1と減少する。そし
て、停止時には、μ2に対応したクリープトルク力が付
与される。
【0044】なお、μのデジタルフィルター処理を一定
の処理周期で行うようにしても良い。あるいは、μのデ
ジタルフィルター処理を制動中のみ行うようにしても良
い。これは、制動中しか、μの検出が出来ないためであ
る。さらに、μのデジタルフィルター処理値を非制動中
は保持する。(更新しない)ようにしても良い。
【0045】他の実施例として、μのデジタルフィルタ
ー処理値を非制動中は重いデジタルフィルターとするこ
ともできる。
【0046】また、ABSにより検出された路面のμに
デジタルフィルターを通し変動を抑えるとともに、μの
生値がフィルター処理値(フィルター処理後の値)より
小さいときは、フィルター後の値をμの生値に置きかえ
ても良い。これによって、低μ路で速やかにクリープ低
下が発生する様にでき、ABS作動中の減衰中にクリー
プトルクが急変する事を防止できる。すなわち、クリー
プ力の減少→車輪のロック→μ低い判定→クリープ力減
少という悪循環を排除し、 クリープトルクの急変を防
止できる。
【0047】本発明の他の実施例として、図14、図1
5に示すように、上記構成に加えて、クリープそのもの
をブレーキ踏力に応じて決める様にしても良い。この場
合、ブレーキ装置の作動量を計測する計測部が必要とな
る。ブレーキ装置の作動量を大きい時にクリープトルク
を小さくし、ブレーキ装置の作動量が小さい時にクリー
プトルクを大きくしても良い。これにより、停止中のク
リープ力発生のための余分な電力を節電する事が可能と
なる。
【0048】たとえば、ブレーキ作動量をブレーキ配管
内圧力検出部により検出する。これにより、ブレーキ作
動力に近い値を検出できる。
【0049】あるいは、ブレーキ作動量をブレーキ踏力
検出部により検出しても良く、あるいは、ブレーキ配管
故障時に検出しても良い。さらに、ブレーキ作動量をブ
レーキペダルストローク検出部により検出しても良い。
これにより、ブレーキ配管故障時にも検出できる。
【0050】図16は、本発明の他の実施例を示すもの
であり、セレクトLOW602により、上記ABS13
の他トラクションコントロールシステム600により検
出されたμのいずれか低い値を用い、フィルタ604を
通してクリープ力算出部606でクリープ力を求めてい
る。2輪駆動の4輪車などでクリープが強いと制動時の
制動力が4輪に平等に発生しないため、車体が不安定と
なる可能性がある。本制御方式を用いる事により、低μ
路ではクリープを弱目にかけるため、安全となる。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、ABSにより検出され
た路面のμに応じ、μが小さいときはクリープ力を小さ
く、μが大きいときはクリープ力を大きく発生させる。
従って、各車輪に均一な制動力を発生させることのでき
る電気自動車の駆動力制御システムを提供することがで
きる。
【0052】また、ブレーキ装置が作動したときの路面
のμの変化に即応して安全に制動することのできる電気
自動車の駆動力制御システムを提供することができの
で、路面状況が大きく変化しても、ドライバーに不快感
を与えない。
【0053】また、路面のμの変化に応じて、常に適切
な発進アシストを行える、電気自動車の駆動力制御シス
テムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例になるハイブリッド形電気自
動車の駆動システムの構成を示す図である。
【図2】ABSコントローラ13の構成例を示す図であ
る。
【図3】図1のモータの、駆動回路の構成例を示す図で
ある。
【図4】車輪速度VRから車体速VRfや車輪減速度−α
及び2つのスリップ率λ(λ1、λ2)を算出する例を示
す図である。
【図5】クリープトルク演算部の構成を示す図である。
【図6】クリープ力算出部の特性を示す図である。
【図7】アクセル開度と最終駆動トルクτM*の関係を示
す図である。
【図8】本発明の実施例に基づく、車両の運転モードと
クリープトルクの関係の一例を示す図である。
【図9】クリープトルク演算部の構成を示す図である。
【図10】デジタルフィルターの例を示す図である。
【図11】デジタルフィルターの動作説明図である
【図12】本発明の他の実施例における車両の運転状態
と、 μAVE及びクリープ力の関係の例を示す図である。
【図13】本発明の実施例に基づく、車両の運転モード
とクリープトルクの関係の一例を示す図である。
【図14】本発明他の実施例の、要部構成を示す図であ
る。
【図15】図14の実施例の特性説明図である。
【図16】本発明の他の実施例の、要部構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
1…エンジン、3…クラッチ、4…モータ、8…車輪速
センサ、10…ハイブリッド制御用コントローラ、11
…エンジンコントローラ、12…モータコントローラ、
13…ABSコントローラ、40…駆動トルク演算部、
41…クリープトルク演算部、42…指令値選択部、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 29/02 B60K 9/00 E (72)発明者 松村 哲生 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 尾崎 直幸 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 赤坂 伸洋 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 Fターム(参考) 3D039 AA01 AA02 AB27 AC01 AC26 3D041 AA31 AA43 AA45 AA49 AD00 AD01 AD02 AD05 AD10 AD31 AD41 AD44 AD47 AD51 AE02 AE07 AE09 AE43 AF09 3G093 AA07 AA16 BA01 DA01 DA06 DA09 DB05 DB11 DB15 EA05 EA13 EB04 EB09 EC01 FA07 5H115 PA01 PA08 PC06 PG04 PI16 PI22 PI29 PO02 PO06 PU01 PU22 PU24 PU25 PV09 QE01 QE10 QI07 QN03 QN09 RB08 RB22 RB26 RE05 RE06 SE03 SE05 SE09 SE10 TB03 TE02 TE06 TI05 TO12 TO21 TO30

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輌の駆動輪に駆動力を供給する車輌駆動
    用のモータと、該モータに電力変換器を介して接続され
    たバッテリーと、アクセルペダルの操作状態に応じて前
    記モータの駆動トルク指令を演算する駆動トルク指令演
    算部と、前記アクセルペダルがOFFの状態でも所定の
    条件下で前記モータに所定のクリープトルクを発生させ
    るよう指令を出すクリープトルク指令発生部と、前記駆
    動トルク指令と前記クリープトルク指令に基づき前記電
    力変換器を制御する信号を生成するモータ制御部と、車
    輌の各車輪に設けられた車輪速センサの情報に基づきブ
    レーキ圧力を制御するアンチロックブレーキシステムを
    持つ電気自動車の駆動力制御システムであって、 車輌が走行する路面のμを検出するμ検出機構を備え、 前記μ検出機構により検出されたμが、所定の値より小
    さいときに前記クリープトルク指令を小さくすることを
    特徴とする電気自動車の駆動力制御システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の駆動力制御システムにおい
    て、前記検出された路面のμにデジタルフィルターを通
    し、前記クリープトルク指令発生部に入力されるμの変
    動を抑えることを特徴とする電気自動車の駆動力制御シ
    ステム。
  3. 【請求項3】請求項2記載の駆動力制御システムにおい
    て、前記μのデジタルフィルター処理を一定の処理周期
    で行うことを特徴とする電気自動車の駆動力制御システ
    ム。
  4. 【請求項4】請求項3記載の駆動力制御システムにおい
    て、前記μのデジタルフィルター処理を、車輌の制動中
    にのみ行うことを特徴とする電気自動車の駆動力制御シ
    ステム。
  5. 【請求項5】請求項3記載の駆動力制御システムにおい
    て、前記μのデジタルフィルター処理値を、前記車輌の
    非制動中は一定値に保持することを特徴とする電気自動
    車の駆動力制御システム。
  6. 【請求項6】請求項3記載の駆動力制御システムにおい
    て、前記μのデジタルフィルター処理値を、車輌の非制
    動中は重いデジタルフィルターとすることを特徴とする
    電気自動車の駆動力制御システム。
  7. 【請求項7】請求項1に記載の駆動力制御システムにお
    いて、前記検出された路面のμにデジタルフィルターを
    通して変動を抑え、前記μの生値がフィルター処理値
    (フィルター処理後の値)より小さいときは、前記フィ
    ルター後の値を前記生値に置き換えることを特徴とする
    電気自動車の駆動力制御システム。
  8. 【請求項8】請求項7記載の駆動力制御システムにおい
    て、前記μのデジタルフィルター処理値を、前記車輌の
    非制動中は重いデジタルフィルターとすることを特徴と
    する電気自動車の駆動力制御システム。
  9. 【請求項9】請求項1記載の電気自動車の駆動力制御シ
    ステムにおいて、 前記クリープトルク指令発生部は、前記ブレーキ装置の
    作動量が大きい時に前記クリープトルクを小さくし、前
    記ブレーキ装置の作動量が小さい時に前記クリープトル
    クを大きくすることを特徴とする電気自動車の駆動力制
    御システム。
JP17428599A 1999-06-21 1999-06-21 電気自動車の駆動力制御システム Expired - Fee Related JP3347096B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17428599A JP3347096B2 (ja) 1999-06-21 1999-06-21 電気自動車の駆動力制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17428599A JP3347096B2 (ja) 1999-06-21 1999-06-21 電気自動車の駆動力制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001008305A true JP2001008305A (ja) 2001-01-12
JP3347096B2 JP3347096B2 (ja) 2002-11-20

Family

ID=15976010

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17428599A Expired - Fee Related JP3347096B2 (ja) 1999-06-21 1999-06-21 電気自動車の駆動力制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3347096B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003189420A (ja) * 2001-12-19 2003-07-04 Toyota Motor Corp 電気自動車
WO2008029524A1 (fr) * 2006-09-07 2008-03-13 Yokohama National University Dispositif d'estimation de rapport de glissement et dispositif de contrôle de rapport de glissement
JP2008154394A (ja) * 2006-12-19 2008-07-03 Toyota Motor Corp 車両およびその制御方法
JP2009142108A (ja) * 2007-12-07 2009-06-25 Yokohama National Univ スリップ率推定装置及びスリップ率制御装置
CN103802688A (zh) * 2012-11-12 2014-05-21 上海电驱动股份有限公司 车用电机低速转矩输出能力提升方法
KR20180088979A (ko) * 2017-01-31 2018-08-08 현대자동차주식회사 차량의 제동 제어 장치 및 방법

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003189420A (ja) * 2001-12-19 2003-07-04 Toyota Motor Corp 電気自動車
WO2008029524A1 (fr) * 2006-09-07 2008-03-13 Yokohama National University Dispositif d'estimation de rapport de glissement et dispositif de contrôle de rapport de glissement
JPWO2008029524A1 (ja) * 2006-09-07 2010-01-21 国立大学法人横浜国立大学 スリップ率推定装置およびスリップ率制御装置
JP4538642B2 (ja) * 2006-09-07 2010-09-08 国立大学法人横浜国立大学 スリップ率推定装置およびスリップ率制御装置
US8170768B2 (en) 2006-09-07 2012-05-01 Yokohama National University Slip ratio estimating device and slip ratio control device
JP2008154394A (ja) * 2006-12-19 2008-07-03 Toyota Motor Corp 車両およびその制御方法
JP2009142108A (ja) * 2007-12-07 2009-06-25 Yokohama National Univ スリップ率推定装置及びスリップ率制御装置
CN103802688A (zh) * 2012-11-12 2014-05-21 上海电驱动股份有限公司 车用电机低速转矩输出能力提升方法
KR20180088979A (ko) * 2017-01-31 2018-08-08 현대자동차주식회사 차량의 제동 제어 장치 및 방법
KR102353346B1 (ko) 2017-01-31 2022-01-18 현대자동차주식회사 차량의 제동 제어 장치 및 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP3347096B2 (ja) 2002-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7957881B2 (en) Vehicle and method of controlling driving force for the vehicle based on detected slip of the drive wheel
JP3811372B2 (ja) 車輌の制動力制御装置
US8655563B2 (en) Braking/driving force controller of vehicle
US5568024A (en) Drive control system and method for battery car
US5511866A (en) Anti-skid control system for an electrically operated vehicle
US8180541B2 (en) Drive and braking force control device for vehicle
JP2004268901A (ja) 制動制御装置
US7828394B2 (en) Vehicle and control method of vehicle slip-down velocity
JPH0678416A (ja) 電気自動車の疑似クリープ発生装置
JP2009173092A (ja) 車両の車体速度演算装置
US20100076661A1 (en) Vehicular control device, method of controlling a vehicle, and storage medium having stored therein a program that implements the method
WO2010061432A1 (ja) 車両の走行制御装置
JP2007131093A (ja) 車両用減速制御装置
JPH09202221A (ja) 車両のブレーキ制御装置
JPH1132404A (ja) 電気自動車の走行制御装置
JP2002030952A (ja) 前後輪駆動車両の駆動力制御装置
JP3347096B2 (ja) 電気自動車の駆動力制御システム
JP3063368B2 (ja) 電気自動車の制動制御装置
JP2005048696A (ja) トラクション制御装置
JP3451869B2 (ja) 電気自動車用駆動制御装置
JPH06171489A (ja) 電気自動車のアンチロック制御装置
JPH05270387A (ja) 電気自動車の制動制御装置
JP3966035B2 (ja) 制動制御装置
JPH09104333A (ja) 電気車両の制動装置
JP3781101B2 (ja) 車輌の制動力制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080906

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080906

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090906

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090906

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100906

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100906

Year of fee payment: 8

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100906

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100906

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110906

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120906

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130906

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees