JP2001006764A - 端子金具 - Google Patents

端子金具

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JP2001006764A JP11171610A JP17161099A JP2001006764A JP 2001006764 A JP2001006764 A JP 2001006764A JP 11171610 A JP11171610 A JP 11171610A JP 17161099 A JP17161099 A JP 17161099A JP 2001006764 A JP2001006764 A JP 2001006764A
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/02Contact members
    • H01R13/10Sockets for co-operation with pins or blades
    • H01R13/11Resilient sockets
    • H01R13/113Resilient sockets co-operating with pins or blades having a rectangular transverse section

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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 接触部と雄端子金具との接触を安定させ、接
触部と雄端子金具との接触抵抗の増大を防ぎ、電気的接
続を安定させるようにする。 【解決手段】 端子金具本体3内に、底板4を挿入口2
端部から延出する部分で端子金具本体内側に折り返し曲
げて形成する撓み部6と、撓み部から端子金具本体内を
後方に延設する平坦部7と、平坦部の先端を底板側に回
曲して底板に当接させる弾性支持部8とからなる弾性接
触片5を形成してなり,弾性接触片を雄端子金具の挿入
方向に沿って複数片に分断し、複数片に分断した弾性接
触片の少なくとも両端部に位置する弾性接触片5A、5
Cの平坦部7A、7Cに、接触部12A、12Cを平坦
部7A、7Cの頂上部から雄端子金具を挿入の際に雄端
子金具の先端が弾性接触片5A、5Cの平坦部7A、7
Cの当接する位置より下方の位置にかけて形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雄端子金具を嵌合
する際、弾性接触片を該雄端子金具に弾性的に接触させ
て案内し、雄端子金具との接触を安定させることにより
接触抵抗の増大を防ぎ、電気的接続を安定させることの
できる端子金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の端子金具は、図4及び図5に示す
如き構成を有している。図において、雌端子金具1は、
図示していない雄端子金具を嵌入するための挿入口2が
開口している箱形の端子金具本体3と、この端子金具本
体3の底板4の挿入口2の端部から延出する部分を端子
金具本体3内に折り返すことによって形成される弾性接
触片5とからなる。弾性接触片5は、挿入口2の下側端
部において端子金具本体3内側に曲げられた撓み部6
と、この撓み部6から端子金具本体3内を斜め後方延設
された斜面部7と、この斜面部7の先端において底板4
側に回曲して底板4に当接する弾性支持部8とを有して
いる。このような雌端子金具1に雄端子金具を挿入する
と、雄端子金具の先端が斜面部7に弾性的に当接するこ
とによって挿入抵抗が生じ、この挿入抵抗に抗して挿入
が完了すると斜面部7の頂上部に設けられた突起状の接
触部9に弾性的に接触することによって所定の接触荷重
が確保されている。
【0003】この弾性接触片5には、端子金具本体3の
底板4との連続部分から先端に亘って雄端子金具の挿入
方向に沿ったスリット10が形成されており、このスリ
ット10により、撓み部6、斜面部7及び弾性支持部8
が幅方向に2つに分断された状態に構成されている。
【0004】このように弾性接触片5がスリット10で
2つに分断された構造になっていると、雄端子金具が弾
性接触片5に対して傾斜しながら挿入されたときに、雄
端子金具が弾性接触片5の側部寄り部分から接触する片
当たり状態のときに、雄端子金具が先に当接した方の弾
性接触片5がより大きく撓んで変形し、雄端子金具の挿
入力を大きく分担することから、1枚板状の弾性接触片
の全体で挿入力を受ける構造に比べると挿入抵抗が小さ
くすることができる。
【0005】また、スリット10によって弾性接触片5
を2つに分断したことに伴い、雄端子金具の挿入完了時
に雄端子金具と接触する弾性接触片5の接触部9がそれ
ぞれの斜面部7,7の頂上部に突出するように設けられ
ており、この接触部9により、雄端子金具を挿着完了し
た状態において、雄端子金具に対しては、分断された2
つの弾性接触片5,5からの弾力が作用するため、大き
な接触荷重が確保されることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の端子金具にあっては、雄端子金具を雌端子金
具に挿入する場合、図5に示す如く雌端子金具1の挿入
口2から挿入した雄端子金具は、その先端がまず、雌端
子金具1の弾性接触片5の斜面部7に当接する。この弾
性接触片5の斜面部7に当接した雄端子金具をさらに挿
入すると、雄端子金具の先端は、斜面部7に案内され、
斜面部7上をスライドしながら雄端子金具の先端によっ
て弾性接触片5を底板4方向に押圧しながら雌端子金具
1の内部に進み、やがて雄端子金具の先端が斜面部7の
頂上部に設けられた接触部9に当接する。この接触部9
に当接した状態で、さらに雄端子金具の先端を中に押し
込むと、雄端子金具の先端が接触部9の表面部を、ある
いはその殆どを削り取るという現象が生じる。
【0007】このように雄端子金具の先端によって接触
部9の表面部(一部)でも削り取ってしまうと、接触部
9の接触面における接触が不安定となり、この接触の不
安定さが接触抵抗の増加を招き、電気的接続が不安定と
なるという問題がある。
【0008】本願発明の目的は、弾性接触片の斜面部の
頂上部に設けられた接触部を雄端子金具の先端で削り取
ることがなく、接触部と雄端子金具との接触を安定さ
せ、接触部と雄端子金具との接触抵抗の増大を防ぎ、電
気的接続を安定させようというものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の端子金具は、一端に雄端子金具を
嵌入するための挿入口を備え箱形に形成される端子金具
本体内に、底板を前記挿入口端部から延出する部分で端
子金具本体内側に折り返し曲げて形成する撓み部と、該
撓み部から端子金具本体内を後方に延設する平坦部と、
該平坦部の先端を底板側に回曲して該底板に当接させる
弾性支持部とからなる弾性接触片を形成してなり,前記
弾性接触片を前記雄端子金具の挿入方向に沿って複数片
に分断し、該複数片に分断した弾性接触片の少なくとも
両端部に位置する弾性接触片の前記平坦部に、接触部を
前記平坦部の頂上部から雄端子金具を挿入の際に雄端子
金具の先端が弾性接触片の前記平坦部の当接する位置よ
り下方の位置にかけて形成したものである。このように
構成することにより、請求項1に記載の端子金具による
と、弾性接触片の平坦部の頂上部に設けられた接触部を
雄端子金具の先端で削り取ることがなく、接触部と雄端
子金具との接触を安定させ、接触部と雄端子金具との接
触抵抗の増大を防ぎ、電気的接続を安定にすることがで
きる。
【0010】上記目的を達成するために、請求項2に記
載の端子金具は、弾性接触片の前記雄端子金具の挿入方
向に沿った複数片への分断を、前記弾性接触片の先端側
の連結部を残して複数のスリットによって行ったもので
ある。このように構成することにより、請求項2に記載
の端子金具によると、雄端子金具の先端を挿入した際、
分断された弾性接触片の撓み変形がバラバラになるのを
防止でき、接触部と雄端子金具との接触抵抗の増大を防
ぎ、電気的接続を安定にすることができる。
【0011】上記目的を達成するために、請求項3に記
載の端子金具は、複数のスリットを、前記弾性接触片の
撓み部から平坦部、弾性支持部にかけて設けたものであ
る。このように構成することにより、請求項3に記載の
端子金具によると、スリットで分断する範囲を雄端子金
具が直接接触する平坦部だけに限定せず、撓み部にも及
ぼしてあるため、雄端子金具の挿入中における双方の平
坦部の撓み変形の独立性を高くでき、挿入抵抗の低減を
図ることができる。
【0012】上記目的を達成するために、請求項4に記
載の端子金具は、複数片に分断した弾性接触片の少なく
とも平坦部に接触部を形成してなる弾性接触片の平坦部
を、雄端子金具を挿入した際に雄端子金具の先端が当接
する前記平坦部の位置より上方で該平坦部の底板に対す
る傾斜角度より小さい傾斜角度に曲げて形成したもので
ある。このように構成することにより、請求項4に記載
の端子金具によると、雄端子金具の先端による弾性接触
片の平坦部の頂上部の接触部の削り取りを小さくするこ
とができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態に
ついて説明する。図1〜図3には、本発明に係る端子金
具の一実施の形態が示されている。
【0014】図において、端子金具は、電気的導通性を
有する所定形状の金属板材を曲げ加工することによって
成形され、全体としては図示が省略されている電線接続
部と端子金具本体1と弾性接触片5とからなっている。
端子金具本体1は、図示していない電線接続部よりも前
方に配置されており、全体として方形断面の箱形をな
し、一端には雄端子金具(図示せず)の端子20が進入
可能な挿入口2が全面に亘って開口されている。
【0015】弾性接触片5は、図3に示す如き構成を有
しており、端子金具本体1の底板4を挿入口2の端部か
ら長さ方向に一定幅の帯状に延出した部分を端子金具本
体1の内側に曲げ加工することによって形成されてい
る。すなわち、弾性接触片5は、挿入口2の端部におい
て上方へU字形に回曲した撓み部6と、この撓み部6か
ら端子金具本体1の中空内を斜め上向きに後方へ延びる
平坦部7と、この平坦部7の先端から下方へU字形に回
曲して平坦部7と略平行状態に弾性支持部8を形成し、
この弾性支持部8の先端を底板4に当接して構成されて
いる。そして、この弾性接触片5は、撓み部6から平坦
部7に亘り、さらに弾性支持部8にかけて平坦部延在方
向(雄端子金具の挿入方向)に沿ってスリット10、1
1が形成されている。この2つのスリット10、11に
よって弾性接触片5は、幅方向において、係止片14を
中に挟んで弾性接触片5A、弾性接触片5Bの2つに分
断されている。
【0016】したがって、弾性接触片5Aは、挿入口2
の端部において上方へU字形に回曲した撓み部6Aと、
この撓み部6Aから端子金具本体1の中空内を斜め上向
きに後方へ延びる平坦部7Aと、この平坦部7Aの先端
から下方へU字形に回曲して平坦部7Aと略平行状態に
弾性支持部8Aが形成されている。そして、弾性接触片
5Aの平坦部7Aには、その頂上部から撓み部6Aに向
かって、雄端子金具の端子20を挿入する際に雄端子金
具の端子20の先端が弾性接触片5Aの平坦部7Aの当
接する位置より下方の位置(撓み部6A寄りの位置)に
かけて接触部12Aが形成されている。さらに、この弾
性接触片5Aの平坦部7Aは、雄端子金具の端子20を
挿入する際に雄端子金具の端子20の先端が弾性接触片
5Aの平坦部7Aの当接する位置より上方の位置で頂上
部に至る手前の位置から平坦部7Aの傾斜が底板4に、
より平行になるように曲げられて、平坦部7Aが急平坦
部7Aaと緩平坦部7Abとに別れた、くの字状に形成
されている。この弾性接触片5Aの平坦部7Aを、雄端
子金具を挿入の際に雄端子金具の端子20の先端が弾性
接触片5Aの平坦部7Aの当接する位置より上方の位置
で頂上部に至る手前の位置から平坦部7Aの傾斜が底板
4に、より平行になるように曲げる(急平坦部7Aaと
緩平坦部7Abを形成する)のは、雄端子金具の端子2
0の先端が平坦部7Aの当接する位置より上方の位置で
底板4に対する傾斜角度を小さくすることにより、雄端
子金具の端子20の先端によって弾性接触片5Aの平坦
部7Aに形成されている接触部12Aの削りを平坦部7
Aの頂上部付近で少なくすることができるからである。
この緩平坦部7Abは、図1では底板4に対して所定の
角度をもって構成されているが、この底板4に対する角
度は、0゜すなわち底板4と平行になるように形成して
も良く、緩平坦部7Abの曲げ角度を底板4と平行にな
るように形成すると、雄端子金具の端子20を挿入した
際に雄端子金具の端子20の先端が弾性接触片5Aの平
坦部7Aの急平坦部7Aaに当接し、接触部12Aに当
接した状態で、雄端子金具の端子20がさらに押込ま
れ、平坦部7Aの急平坦部7Aaを超えたところで挿入
負荷を小さくすることができるという効果がある。
【0017】また、弾性接触片5Bは、挿入口2の端部
において上方へU字形に回曲した撓み部6Bと、この撓
み部6Bから端子金具本体1の中空内を斜め上向きに後
方へ延びる平坦部7Bと、この平坦部7Bの先端から下
方へU字形に回曲して平坦部7Bと略平行状態に弾性支
持部8Bが形成されている。そして、弾性接触片5Bの
平坦部7Bには、その頂上部から撓み部6Bに向かっ
て、雄端子金具の端子20を挿入する際に雄端子金具の
端子20の先端が弾性接触片5Bの平坦部7Bの当接す
る位置より下方の位置(撓み部6B寄りの位置)にかけ
て接触部12Bが形成されている。さらに、この弾性接
触片5Bの平坦部7Bは、雄端子金具の端子20を挿入
する際に雄端子金具の端子20の先端が弾性接触片5B
の平坦部7Bの当接する位置より上方の位置で頂上部に
至る手前の位置から平坦部7Bの傾斜が底板4に、より
平行になるように曲げられて平坦部7Bがが急平坦部7
Baと緩平坦部7Bbとに別れた、くの字状に形成され
ている。この弾性接触片5Bの平坦部7Bを、雄端子金
具を挿入の際に雄端子金具の端子20の先端が弾性接触
片5Bの平坦部7Bの当接する位置より上方の位置で頂
上部に至る手前の位置から平坦部7Bの傾斜が底板4
に、より平行になるように曲げる(急平坦部7Baと緩
平坦部7Bbを形成する)のは、雄端子金具の端子20
の先端が平坦部7Bの当接する位置より上方の位置で底
板4に対する傾斜角度を小さくすることにより、雄端子
金具の端子20の先端によって弾性接触片5Bの平坦部
7Bに形成されている接触部12Bの削りを平坦部7B
の頂上部付近で少なくすることができるからである。こ
の緩平坦部7Bbは、図1では底板4に対して所定の角
度をもって構成されているが、この底板4に対する角度
は、0゜すなわち底板4と平行になるように形成しても
良く、緩平坦部7Bbの曲げ角度を底板4と平行になる
ように形成すると、雄端子金具の端子20を挿入した際
に雄端子金具の端子20の先端が弾性接触片5Bの平坦
部7Bの急平坦部7Baに当接し、接触部12Bに当接
した状態で、雄端子金具の端子20がさらに押込まれ、
平坦部7Bの急平坦部7Baを超えたところで挿入負荷
を小さくすることができるという効果がある。
【0018】そして、弾性接触片5Aの弾性支持部8A
の先端と弾性接触片5Bの弾性支持部8Bの先端は、連
結部13によって一体に形成されている。このように弾
性支持部8Aの先端と弾性支持部8Bの先端を連結部1
3によって一体に形成することにより雄端子金具の端子
20の先端を挿入した際、分断された弾性接触片5A、
5Bの撓み変形がバラバラになるのを防止することがで
きる。これによって、接触部12A、12Bと雄端子金
具の端子20との接触抵抗の増大を防ぐことができ、電
気的接続を安定にすることができる。
【0019】一方、14は、雄端子金具を挿入した際に
雄端子金具と係合する係止片で、挿入した雄端子金具が
抜けてしまうのを防止するためのものである。この係止
片14は、弾性接触片5A、5Bと同様に挿入口2の端
部において上方へU字形に回曲した撓み部15と、この
撓み部15から端子金具本体1の中空内を斜め上向きに
後方へ延びる平坦部16によって構成されている。この
係止片14の上面には図示しない雄端子金具と係合部と
係合する係止部17が設けられている。
【0020】このように構成される雌端子金具の端子金
具本体1内に挿入口2から雄端子金具の端子20が挿入
されると、雄端子金具の端子20が弾性接触片5A、5
Bの平坦部7A、7Bの上面と、係止部17の平坦部1
6の上面に押圧するように接触する。これに伴い、弾性
接触片5A、5Bの撓み部6A、6Bと、係止部17の
撓み部14に撓みが生じると共に、弾性支持部8A、8
Bにも撓みが生じ、その弾力によって雄端子金具の端子
20と弾性接触片5A、5Bとの間には挿入抵抗が生じ
る。
【0021】このとき、弾性接触片5A、5Bの平坦部
7A、7Bは、弾性支持部8A、8Bによって雄端子金
具の端子20を端子金具本体1の天井板18に強く押圧
することになる。すなわち、弾性接触片5A、5Bが雄
端子金具の端子20を端子金具本体1の天井板18に強
く押圧している側の平坦部7A、7Bとこの平坦部7
A、7Bに連続している撓み部6A、6Bと弾性支持部
8A、8Bが挿入力を大きく分担しており、主に撓み部
6A、6Bと弾性支持部8A、8Bの弾力が挿入抵抗と
して作用している。
【0022】また、端子金具本体1内に挿入口2から図
1に示す如く、雄端子金具の端子20を挿入すると、雄
端子金具の端子20の先端は、まず、図2に示す如く、
弾性接触片5A、5Bの急平坦部7Aa、7Baに設け
られている接触部12A、12Bに当接し、この当接し
た位置で、雄端子金具の端子20の先端に対して弾性接
触片5A、5Bの急平坦部7Aa、7Baが挿入抵抗と
なるため、雄端子金具の端子20の先端が接触部12
A、12Bを削ることになる。さらに雄端子金具の端子
20の先端を端子金具本体1内に押し込むと、当接して
いる接触部12A、12Bを削りながら進み、急平坦部
7Aa、7Baから緩平坦部7Ab、7Bbに変化した
ところで雄端子金具の端子20の先端に対する弾性接触
片5A、5Bの平坦部7A、7Bの押圧力が減少し挿入
抵抗が小さくなる。これによって、雄端子金具の端子2
0の先端による接触部12A、12Bの削りが無くな
り、雄端子金具の端子20の先端は、緩平坦部7Ab、
7Bbに形成されている接触部12A、12Bに案内さ
れて挿入されることになる。
【0023】ところが、本実施の形態では、2つのスリ
ット10、11によって弾性接触片5を弾性接触片5
A、弾性接触片5Bの2つの弾性接触片に分断した例を
示しているが、弾性接触片5の分断は2つに限らず、ス
リットを3つ設けることによって3つの弾性接触片に分
断することも、スリットを4つ設けることによって4つ
の弾性接触片に分断することもできる。この弾性接触片
5の分断数は、弾性接触片による端子金具本体の天井板
への押圧力に応じて決められるものである。
【0024】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0025】請求項1に記載の発明によれば、弾性接触
片の平坦部の頂上部に設けられた接触部を雄端子金具の
先端で削り取ることがなく、接触部と雄端子金具との接
触を安定させ、接触部と雄端子金具との接触抵抗の増大
を防ぎ、電気的接続を安定にすることができる。
【0026】請求項2に記載の発明によれば、雄端子金
具の先端を挿入した際、分断された弾性接触片の撓み変
形がバラバラになるのを防止でき、接触部と雄端子金具
との接触抵抗の増大を防ぎ、電気的接続を安定にするこ
とができる。
【0027】請求項3に記載の発明によれば、スリット
で分断する範囲を雄端子金具が直接接触する平坦部だけ
に限定せず、撓み部にも及ぼしてあるため、雄端子金具
の挿入中における双方の平坦部の撓み変形の独立性を高
くでき、挿入抵抗の低減を図ることができる。
【0028】請求項4に記載の発明によれば、雄端子金
具の先端による弾性接触片の平坦部の頂上部の接触部の
削り取りを小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る端子金具の実施の形態を示す断面
図である。
【図2】図1に図示のA部の拡大図である。
【図3】図1に図示の弾性接触片の斜視図である。
【図4】従来の弾性接触片の斜視図である。
【図5】従来の雌端子金具の断面図である。
【図6】図5に図示の雌端子金具に雄端子金具の端子を
挿入した状態を示す図である。
【符号の説明】
1……………………………………雌端子金具 2……………………………………挿入口 3……………………………………端子金具本体 4……………………………………底板 5A,5B…………………………弾性接触片 6A,6B…………………………撓み部 7A,7B…………………………平坦部 7Aa,7Ba……………………急平坦部 7Ab,7Bb……………………緩平坦部 8A,8B…………………………弾性支持部 10,11…………………………スリット 12A,12B……………………接触部 13…………………………………連結部 18…………………………………天井板 20…………………………………端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に雄端子金具を嵌入するための挿入
    口を備え箱形に形成される端子金具本体内に、底板を前
    記挿入口端部から延出する部分で端子金具本体内側に折
    り返し曲げて形成する撓み部と、該撓み部から端子金具
    本体内を後方に延設する平坦部と、該平坦部の先端を底
    板側に回曲して該底板に当接させる弾性支持部とからな
    る弾性接触片を形成してなり,前記弾性接触片を前記雄
    端子金具の挿入方向に沿って複数片に分断し、該複数片
    に分断した弾性接触片の少なくとも両端部に位置する弾
    性接触片の前記平坦部に、接触部を前記平坦部の頂上部
    から雄端子金具を挿入の際に雄端子金具の先端が弾性接
    触片の前記平坦部の当接する位置より下方の位置にかけ
    て形成したことを特徴とする端子金具。
  2. 【請求項2】 前記弾性接触片の前記雄端子金具の挿入
    方向に沿った複数片への分断は、前記弾性接触片の先端
    側の連結部を残して複数のスリットによって行ったもの
    である請求項1に記載の端子金具。
  3. 【請求項3】 前記複数のスリットは、前記弾性接触片
    の撓み部から平坦部、弾性支持部にかけて設けたもので
    ある請求項2に記載の端子金具。
  4. 【請求項4】 前記複数片に分断した弾性接触片の、少
    なくとも平坦部に接触部を形成してなる弾性接触片の平
    坦部は、雄端子金具を挿入した際に雄端子金具の先端が
    当接する前記平坦部の位置より上方で該平坦部の底板に
    対する傾斜角度より小さい傾斜角度に曲げたものである
    請求項1、2又は3に記載の端子金具。
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