JP2001005931A - Ｒｆｉｄ機能を有するバーコード用シール及びバーコードラベルにｒｆｉｄ機能を持たせる方法 - Google Patents
Ｒｆｉｄ機能を有するバーコード用シール及びバーコードラベルにｒｆｉｄ機能を持たせる方法Info
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- JP2001005931A JP2001005931A JP11172686A JP17268699A JP2001005931A JP 2001005931 A JP2001005931 A JP 2001005931A JP 11172686 A JP11172686 A JP 11172686A JP 17268699 A JP17268699 A JP 17268699A JP 2001005931 A JP2001005931 A JP 2001005931A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のバーコードラベルの産業基盤をそのま
ま使用することができ、様々な分野で活用することがで
きるＲＦＩＤ機能を有するバーコード用シール及びバー
コードラベルにＲＦＩＤ機能を持たせる方法を提供す
る。 【解決手段】 シール１０の表面部にバーコード１１を
付すと共に、粘着剤層を有するシール裏面部に読込専用
の固定ＩＤ部と外部からの指令により当該ＩＤコードを
可変可能な複数のメモリセルから成る可変ＩＤ部とを有
する非接触ＩＤタグ１２を着設した構成とする。
ま使用することができ、様々な分野で活用することがで
きるＲＦＩＤ機能を有するバーコード用シール及びバー
コードラベルにＲＦＩＤ機能を持たせる方法を提供す
る。 【解決手段】 シール１０の表面部にバーコード１１を
付すと共に、粘着剤層を有するシール裏面部に読込専用
の固定ＩＤ部と外部からの指令により当該ＩＤコードを
可変可能な複数のメモリセルから成る可変ＩＤ部とを有
する非接触ＩＤタグ１２を着設した構成とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ＲＦＩＤ機能を有
するバーコード用シール及びバーコードラベルにＲＦＩ
Ｄ機能を持たせる方法に関する。
するバーコード用シール及びバーコードラベルにＲＦＩ
Ｄ機能を持たせる方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、製品や部品の番号、商品名、価格
その他の情報を短時間で認識するために、製品や部品の
番号、商品名、価格その他の情報を白黒等のしま模様で
記号化した１次元又は２次元コードが広く用いられてい
る。これらの異なる反射率を有するマークで表わされる
１次元コードや２次元コード等のコードは、例えば、線
の幅の比の組み合わせで一連の数字を表しており、製品
や部品の番号、商品名、価格その他の情報が上記数字に
置き換えられている。
その他の情報を短時間で認識するために、製品や部品の
番号、商品名、価格その他の情報を白黒等のしま模様で
記号化した１次元又は２次元コードが広く用いられてい
る。これらの異なる反射率を有するマークで表わされる
１次元コードや２次元コード等のコードは、例えば、線
の幅の比の組み合わせで一連の数字を表しており、製品
や部品の番号、商品名、価格その他の情報が上記数字に
置き換えられている。
【０００３】例えばバーコードで表されたデータは、バ
ーコードリーダという装置により読取られる。バーコー
ドリーダは、光をバーコードに当て、反射率の異なった
白と黒のしま模様から返ってくる光を受けて、反射光の
強弱のパターンを元の数字に解読する装置である。この
バーコードリーダには、読取り部のあるヘッドがペン形
をしていて、それでバーコードをなぞるペン式、ヘッド
をバーコードに当てるタッチ式、読取り窓の上をバーコ
ードの付いた製品等を通過させる定置式の３つのタイプ
がある。ペン式とタッチ式の光源としては従来は発光ダ
イオードが主に用いられ、定置式の光源としてはレーザ
ービームが主に用いられる。
ーコードリーダという装置により読取られる。バーコー
ドリーダは、光をバーコードに当て、反射率の異なった
白と黒のしま模様から返ってくる光を受けて、反射光の
強弱のパターンを元の数字に解読する装置である。この
バーコードリーダには、読取り部のあるヘッドがペン形
をしていて、それでバーコードをなぞるペン式、ヘッド
をバーコードに当てるタッチ式、読取り窓の上をバーコ
ードの付いた製品等を通過させる定置式の３つのタイプ
がある。ペン式とタッチ式の光源としては従来は発光ダ
イオードが主に用いられ、定置式の光源としてはレーザ
ービームが主に用いられる。
【０００４】このようなバーコードを用いたシステム
は、ＰＯＳ（販売時点情報管理）システムとしてスーパ
ーマーケットやデパート等のレジで多用されている。レ
ジでバーコードリーダがバーコードを読取ると、その商
品の値段はパーソナルコンピュータが覚えていて瞬時に
出力してくる。また、レジを通った商品の情報は即座に
パーソナルコンピュータに入力される。従って、レジ作
業が従来の倍近く早まり、値段の打ち込みミスが無く、
また、何がどれだけ売れているかが刻々分かるため、機
動的で正確な注文が可能で、余分な在庫を抱えこまなく
て済むという効果がある。
は、ＰＯＳ（販売時点情報管理）システムとしてスーパ
ーマーケットやデパート等のレジで多用されている。レ
ジでバーコードリーダがバーコードを読取ると、その商
品の値段はパーソナルコンピュータが覚えていて瞬時に
出力してくる。また、レジを通った商品の情報は即座に
パーソナルコンピュータに入力される。従って、レジ作
業が従来の倍近く早まり、値段の打ち込みミスが無く、
また、何がどれだけ売れているかが刻々分かるため、機
動的で正確な注文が可能で、余分な在庫を抱えこまなく
て済むという効果がある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たバーコードを用いたシステムは、製品や部品の番号、
商品名、価格その他の情報をバーコードで表しておくこ
とで、当該製品の販売時点情報管理を行うことができる
と言った利点はあるが、バーコードラベルでは一部の情
報を書換えたり、追記したりすることができないため、
バーコードの情報だけでは当該製品の流通管理など総合
的な管理をすることができないという欠点があった。
たバーコードを用いたシステムは、製品や部品の番号、
商品名、価格その他の情報をバーコードで表しておくこ
とで、当該製品の販売時点情報管理を行うことができる
と言った利点はあるが、バーコードラベルでは一部の情
報を書換えたり、追記したりすることができないため、
バーコードの情報だけでは当該製品の流通管理など総合
的な管理をすることができないという欠点があった。
【０００６】また、近年、ＲＦＩＤ（Ｒａｄｉｏ Ｆｒ
ｅｑｕｅｎｃｙ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ）・シ
ステムとして、電波を用いた非接触ＩＤタグを食器やト
レイに埋設して食堂の自動精算処理を行うようにしたシ
ステムや、スキー場のリフト券等に応用したシステムな
どが実現され、非接触ＩＤタグが比較的安価になってき
たこともあって、様々な分野への応用が期待されている
が、バーコードラベルのように簡便に利用できるものは
実現されていなかった。
ｅｑｕｅｎｃｙ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ）・シ
ステムとして、電波を用いた非接触ＩＤタグを食器やト
レイに埋設して食堂の自動精算処理を行うようにしたシ
ステムや、スキー場のリフト券等に応用したシステムな
どが実現され、非接触ＩＤタグが比較的安価になってき
たこともあって、様々な分野への応用が期待されている
が、バーコードラベルのように簡便に利用できるものは
実現されていなかった。
【０００７】本発明は、上述のような事情から成された
ものであり、本発明の目的は、従来のバーコードラベル
の産業基盤をそのまま使用することができ、様々な分野
で活用することができるＲＦＩＤ機能を有するバーコー
ド用シール及びバーコードラベルにＲＦＩＤ機能を持た
せる方法を提供することにある。
ものであり、本発明の目的は、従来のバーコードラベル
の産業基盤をそのまま使用することができ、様々な分野
で活用することができるＲＦＩＤ機能を有するバーコー
ド用シール及びバーコードラベルにＲＦＩＤ機能を持た
せる方法を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、ＲＦＩＤ機能
を有するバーコード用シール及びバーコードラベルにＲ
ＦＩＤ機能を持たせる方法に関するものであり、本発明
の上記目的は、バーコード用シールの発明においては、
シール表面部にバーコードが付されると共に、粘着剤層
を有するシール裏面部に読込専用の固定ＩＤ部と外部か
らの指令により当該ＩＤコードを可変可能な複数のメモ
リセルから成る可変ＩＤ部とを有する非接触ＩＤタグが
着設されて成ることによって達成される。
を有するバーコード用シール及びバーコードラベルにＲ
ＦＩＤ機能を持たせる方法に関するものであり、本発明
の上記目的は、バーコード用シールの発明においては、
シール表面部にバーコードが付されると共に、粘着剤層
を有するシール裏面部に読込専用の固定ＩＤ部と外部か
らの指令により当該ＩＤコードを可変可能な複数のメモ
リセルから成る可変ＩＤ部とを有する非接触ＩＤタグが
着設されて成ることによって達成される。
【０００９】さらに、前記非接触ＩＤタグのＩＤ用チッ
プがトランスポンダ素子又はＲＦＩＤ素子から成るこ
と；前記可変ＩＤ部の各メモリセルは一列若しくはマト
リクス状に配置されて成り、前記外部からの指令により
少なくとも当該製品の流通の経緯を示すＩＤコードが記
録されること；前記可変ＩＤ部に記録されるＩＤコード
が、当該製品を扱う業種を特定する識別情報を含むこ
と；該バーコード用シールの粘着対象が食品用コンテナ
であって、前記可変ＩＤ部に記録されるＩＤコードが前
記食品用コンテナを特定する識別情報を含み、前記外部
からの指令により少なくとも当該食品の移送状況をを認
識し得るようになっていること；該バーコード用シール
の粘着対象が食品若しくは食品を収容する容器であっ
て、前記固定ＩＤ部若しくは可変ＩＤ部に記録されるＩ
Ｄコードが当該食品の種類及び／又は生産元の識別情報
を含み、前記外部からの指令により少なくとも当該食品
の種類及び／又は生産元を認識し得るようになっている
こと；によって、それぞれ一層効果的に達成される。
プがトランスポンダ素子又はＲＦＩＤ素子から成るこ
と；前記可変ＩＤ部の各メモリセルは一列若しくはマト
リクス状に配置されて成り、前記外部からの指令により
少なくとも当該製品の流通の経緯を示すＩＤコードが記
録されること；前記可変ＩＤ部に記録されるＩＤコード
が、当該製品を扱う業種を特定する識別情報を含むこ
と；該バーコード用シールの粘着対象が食品用コンテナ
であって、前記可変ＩＤ部に記録されるＩＤコードが前
記食品用コンテナを特定する識別情報を含み、前記外部
からの指令により少なくとも当該食品の移送状況をを認
識し得るようになっていること；該バーコード用シール
の粘着対象が食品若しくは食品を収容する容器であっ
て、前記固定ＩＤ部若しくは可変ＩＤ部に記録されるＩ
Ｄコードが当該食品の種類及び／又は生産元の識別情報
を含み、前記外部からの指令により少なくとも当該食品
の種類及び／又は生産元を認識し得るようになっている
こと；によって、それぞれ一層効果的に達成される。
【００１０】また、方法の発明においては、当該製品に
粘着されるシールの表面部にバーコードを付すと共に、
前記シールの裏面部に外部からの指令により当該ＩＤコ
ードを可変可能な可変ＩＤ部を少なくとも有する非接触
ＩＤタグを着設して非接触ＩＤタグ付きのバーコード用
シールを形成し、該シールにバーコード機能とＲＦＩＤ
機能を持たせることによって達成される。
粘着されるシールの表面部にバーコードを付すと共に、
前記シールの裏面部に外部からの指令により当該ＩＤコ
ードを可変可能な可変ＩＤ部を少なくとも有する非接触
ＩＤタグを着設して非接触ＩＤタグ付きのバーコード用
シールを形成し、該シールにバーコード機能とＲＦＩＤ
機能を持たせることによって達成される。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面に基いて詳細に説明する。
を図面に基いて詳細に説明する。
【００１２】図１及び図２は、本発明に係るＲＦＩＤ機
能を有するバーコード用シールの構成の一例を平面図で
示しており、図１は、１次元バーコード用シールの例、
図２は、２次元バーコード用シールの例をそれぞれ示し
ている。これらの図に示されるように、シール１０の表
面部には１次元若しくは２次元のバーコード１１が付さ
れると共に、粘着剤層を有するシール裏面部には、電力
受信とデータ受信／送信を兼ねるアンテナ１２ａと電子
素子を内蔵したＩＣチップ１２ｂから成る非接触ＩＤタ
グ１２が着設されている。尚、ここではＩＣチップ１２
ｂが矩形であり、ＩＣチップ１２ｂにＴ字状のアンテナ
１２ａが配設されているが、ＩＣチップ１２ｂ、アンテ
ナ１２ａの形状や配置は適宜変更可能である。
能を有するバーコード用シールの構成の一例を平面図で
示しており、図１は、１次元バーコード用シールの例、
図２は、２次元バーコード用シールの例をそれぞれ示し
ている。これらの図に示されるように、シール１０の表
面部には１次元若しくは２次元のバーコード１１が付さ
れると共に、粘着剤層を有するシール裏面部には、電力
受信とデータ受信／送信を兼ねるアンテナ１２ａと電子
素子を内蔵したＩＣチップ１２ｂから成る非接触ＩＤタ
グ１２が着設されている。尚、ここではＩＣチップ１２
ｂが矩形であり、ＩＣチップ１２ｂにＴ字状のアンテナ
１２ａが配設されているが、ＩＣチップ１２ｂ、アンテ
ナ１２ａの形状や配置は適宜変更可能である。
【００１３】図３は、上記バーコード及び非接触ＩＤタ
グを有するシール１０（本発明では「ＲＦＩＤ機能を有
するバーコード用シール」と言う）の積層構成の一例を
断面図で示しており、アンテナ１２ａとＩＣチップ１２
ｂは、例えば、バーコードの層１０ａの下方（裏面）の
粘着材層１０ｂに、非導電性部材から成る保護コーティ
ング１０ｃを介して埋設される。アンテナ１２ａは、例
えば導電性インクを所要の形状に印刷することにより添
付される。粘着材層１０ｂの下層１０ｄは、はく離ライ
ナーであり、製品に粘着して使用する際に、はく離され
る。
グを有するシール１０（本発明では「ＲＦＩＤ機能を有
するバーコード用シール」と言う）の積層構成の一例を
断面図で示しており、アンテナ１２ａとＩＣチップ１２
ｂは、例えば、バーコードの層１０ａの下方（裏面）の
粘着材層１０ｂに、非導電性部材から成る保護コーティ
ング１０ｃを介して埋設される。アンテナ１２ａは、例
えば導電性インクを所要の形状に印刷することにより添
付される。粘着材層１０ｂの下層１０ｄは、はく離ライ
ナーであり、製品に粘着して使用する際に、はく離され
る。
【００１４】ＩＤ用のチップとしては、非接触型タグ・
システム（ＲＦＩＤシステム）にて主に用いられている
ＲＦＩＤ素子（ここでは、ＬＦ帯〜ＵＨＦ帯の電波を用
いたＲＦＩＤタグを言う）、若しくは、高周波数の電波
（マイクロ波の帯域）を用いたトランスポンダ素子が適
用される。いずれを使用するかは、適用される分野によ
って決定され、例えば、製品の製造段階から流通、販売
に至るまで総合的に管理する場合には、遠距離での伝送
が可能なトランスポンダ素子を用いるのが好ましい。
システム（ＲＦＩＤシステム）にて主に用いられている
ＲＦＩＤ素子（ここでは、ＬＦ帯〜ＵＨＦ帯の電波を用
いたＲＦＩＤタグを言う）、若しくは、高周波数の電波
（マイクロ波の帯域）を用いたトランスポンダ素子が適
用される。いずれを使用するかは、適用される分野によ
って決定され、例えば、製品の製造段階から流通、販売
に至るまで総合的に管理する場合には、遠距離での伝送
が可能なトランスポンダ素子を用いるのが好ましい。
【００１５】非接触ＩＤタグ１２は、前述したように電
力受信とデータ受信／送信を兼ねるアンテナ１２ａを有
しており、搬送波に乗せて送信される外部からの指令／
データを受信し、その搬送波により必要な電力を発生さ
せ、その電力をデータの書込／読出と送信に利用して外
部（ホストコンピュータ等）に情報を送信するようにな
っている。本発明では、ＲＦＩＤ素子若しくはトランス
ポンダ素子のＩＤ情報用メモリを複数のメモリ素子で構
成し、各種のＩＤコードを記憶し得るようにしている。
力受信とデータ受信／送信を兼ねるアンテナ１２ａを有
しており、搬送波に乗せて送信される外部からの指令／
データを受信し、その搬送波により必要な電力を発生さ
せ、その電力をデータの書込／読出と送信に利用して外
部（ホストコンピュータ等）に情報を送信するようにな
っている。本発明では、ＲＦＩＤ素子若しくはトランス
ポンダ素子のＩＤ情報用メモリを複数のメモリ素子で構
成し、各種のＩＤコードを記憶し得るようにしている。
【００１６】図４は、非接触ＩＤタグ１２のＩＤ情報用
メモリの構成を模式図で示しており、本発明の特徴的事
項の一つであるＩＤ情報用メモリ１２１は、例えば当該
物品（製品等）を特定するＩＤコードが記憶されるＲＯ
Ｍ構成の固定ＩＤ部１２１ａと、外部からの指令により
当該ＩＤコードを可変可能なＲＡＭ組成から成る可変Ｉ
Ｄ部１２１ｂとから構成されている。可変ＩＤ部１２１
ｂは複数のメモリセル（例えば２４ビット固定長の不揮
発性メモリを１メモリセルとして配置した構成）から成
っており、各メモリセルは、同図に示すように一列に配
置されたメモリセルアレイ１２１ｂ（ｍ１）〜１２１ｂ
（ｍｎ）、若しくはマトリクス状に配置されたメモリセ
ルアレイ構造となっている。
メモリの構成を模式図で示しており、本発明の特徴的事
項の一つであるＩＤ情報用メモリ１２１は、例えば当該
物品（製品等）を特定するＩＤコードが記憶されるＲＯ
Ｍ構成の固定ＩＤ部１２１ａと、外部からの指令により
当該ＩＤコードを可変可能なＲＡＭ組成から成る可変Ｉ
Ｄ部１２１ｂとから構成されている。可変ＩＤ部１２１
ｂは複数のメモリセル（例えば２４ビット固定長の不揮
発性メモリを１メモリセルとして配置した構成）から成
っており、各メモリセルは、同図に示すように一列に配
置されたメモリセルアレイ１２１ｂ（ｍ１）〜１２１ｂ
（ｍｎ）、若しくはマトリクス状に配置されたメモリセ
ルアレイ構造となっている。
【００１７】図５は、ＩＤ情報用メモリ１２１に記憶さ
れるＩＤ情報の一例を示しており、読込み専用の固定Ｉ
Ｄ部１２１ａには、例えば当該製品を特定するＩＤコー
ド（製品番号等）が記憶される。可変ＩＤ部１２１ｂの
各メモリセルには、製造段階，流通段階，販売段階にお
いて、外部からの指令により少なくとも当該製品を扱う
業種を特定する業種毎のＩＤコード、例えば、当該製品
がどの工場から出荷されて、どの流通経路を経てどの販
売店で販売されたと言った経緯（製造／流通／販売の業
者，年月等）を識別するＩＤコードが記録される。
れるＩＤ情報の一例を示しており、読込み専用の固定Ｉ
Ｄ部１２１ａには、例えば当該製品を特定するＩＤコー
ド（製品番号等）が記憶される。可変ＩＤ部１２１ｂの
各メモリセルには、製造段階，流通段階，販売段階にお
いて、外部からの指令により少なくとも当該製品を扱う
業種を特定する業種毎のＩＤコード、例えば、当該製品
がどの工場から出荷されて、どの流通経路を経てどの販
売店で販売されたと言った経緯（製造／流通／販売の業
者，年月等）を識別するＩＤコードが記録される。
【００１８】図５の例では、製造径路，流通経路及び販
売経路に応じて、可変ＩＤ部１２１ｂのメモリセル
（Ａ，Ｂ１〜Ｂ３，Ｃ）に業種毎に当該ＩＤコードを追
記して記録する方式としている。このように少なくとも
業種毎に所定のＩＤコードを外部から可変ＩＤ部１２１
ｂに書込んで記録することにより、各ＩＤコードのデー
タに基づいて当該製品の流通経緯等を外部のコンピュー
タ（パーソナルコンピュータ等）から認識することが可
能となる。また、製造業者，流通業者，販売業者では、
当該ＩＤにより当該製品の業種に応じて管理をすること
が可能となり、ホストコンピュータにより総合的な管理
をすることも可能となる。
売経路に応じて、可変ＩＤ部１２１ｂのメモリセル
（Ａ，Ｂ１〜Ｂ３，Ｃ）に業種毎に当該ＩＤコードを追
記して記録する方式としている。このように少なくとも
業種毎に所定のＩＤコードを外部から可変ＩＤ部１２１
ｂに書込んで記録することにより、各ＩＤコードのデー
タに基づいて当該製品の流通経緯等を外部のコンピュー
タ（パーソナルコンピュータ等）から認識することが可
能となる。また、製造業者，流通業者，販売業者では、
当該ＩＤにより当該製品の業種に応じて管理をすること
が可能となり、ホストコンピュータにより総合的な管理
をすることも可能となる。
【００１９】上記可変ＩＤ部のＩＤコードの読出／書込
は、所定のプロトコルを用いた専用ソフトウェアで行
い、高周波数の電波を使用して高速移動でも読出／書込
可能としている。非接触ＩＤタグの読出／書込装置は、
例えば、ペン式、タッチ式、定置式バーコードリーダ
に、ＩＤタグのリーダライタを内蔵させることで実現さ
れる。なお、固定ＩＤ部及び可変ＩＤ部に記憶されるＩ
Ｄ情報は、上述した例に限るものではなく、また、複数
の識別情報及び付加情報を上記１つのＩＤコードとして
記録する形態も本発明に含まれる。
は、所定のプロトコルを用いた専用ソフトウェアで行
い、高周波数の電波を使用して高速移動でも読出／書込
可能としている。非接触ＩＤタグの読出／書込装置は、
例えば、ペン式、タッチ式、定置式バーコードリーダ
に、ＩＤタグのリーダライタを内蔵させることで実現さ
れる。なお、固定ＩＤ部及び可変ＩＤ部に記憶されるＩ
Ｄ情報は、上述した例に限るものではなく、また、複数
の識別情報及び付加情報を上記１つのＩＤコードとして
記録する形態も本発明に含まれる。
【００２０】次に、本発明に係るバーコード用シールの
用途について説明する。本発明に用いる接触ＩＤタグ
は、水，泥，プラスチック，木材等の物質を透過して読
むことが可能である。そのため、本発明に係るバーコー
ド用シールは、バーコードを適用することができなかっ
た分野にも活用することが可能となる。例えば、水洗い
がされたり、霜や氷が付着したり、汚れが付着したり、
摩耗したりする可能性があるものに対しては、バーコー
ド情報が読取れない事態が生じる可能性があるため、バ
ーコードは適用対象外となっていたが、本発明では、こ
のようなバーコードが適用できなかった分野にも活用す
ることができる。
用途について説明する。本発明に用いる接触ＩＤタグ
は、水，泥，プラスチック，木材等の物質を透過して読
むことが可能である。そのため、本発明に係るバーコー
ド用シールは、バーコードを適用することができなかっ
た分野にも活用することが可能となる。例えば、水洗い
がされたり、霜や氷が付着したり、汚れが付着したり、
摩耗したりする可能性があるものに対しては、バーコー
ド情報が読取れない事態が生じる可能性があるため、バ
ーコードは適用対象外となっていたが、本発明では、こ
のようなバーコードが適用できなかった分野にも活用す
ることができる。
【００２１】すなわち、バーコードの一部若しくは全て
の情報を（或いはバーコードの情報とは独立して）非接
触ＩＤタグの固定ＩＤ部若しくは可変ＩＤ部に書込んで
おけば、上記のように水洗いがされたり、霜や氷が付着
したり、汚れが付着したりする環境下でも当該情報を認
識することができる。
の情報を（或いはバーコードの情報とは独立して）非接
触ＩＤタグの固定ＩＤ部若しくは可変ＩＤ部に書込んで
おけば、上記のように水洗いがされたり、霜や氷が付着
したり、汚れが付着したりする環境下でも当該情報を認
識することができる。
【００２２】ここでは、飲食物（本発明では、薬品を含
めて人が摂取するものを以下「食品」と言う）を例とす
る。食品を例とした場合、バーコード用シールの粘着対
象は、食品若しくは食品を収容するパックや壜類等の容
器、あるいは各容器を収容するコンテナとなる。例え
ば、遠洋漁業捕獲された魚類や海外から輸入若しくは海
外へ輸出される生鮮食料品などは、冷凍されてコンテナ
等に収容されて輸送され、冷蔵庫や冷凍庫に入れて保管
されることが多い。また、食品の容器やコンテナは、生
産ラインにおいて水や薬品により洗浄されることが多
い。
めて人が摂取するものを以下「食品」と言う）を例とす
る。食品を例とした場合、バーコード用シールの粘着対
象は、食品若しくは食品を収容するパックや壜類等の容
器、あるいは各容器を収容するコンテナとなる。例え
ば、遠洋漁業捕獲された魚類や海外から輸入若しくは海
外へ輸出される生鮮食料品などは、冷凍されてコンテナ
等に収容されて輸送され、冷蔵庫や冷凍庫に入れて保管
されることが多い。また、食品の容器やコンテナは、生
産ラインにおいて水や薬品により洗浄されることが多
い。
【００２３】このような環境下に置かれると、従来のバ
ーコードでは読取り不能となる事態が生じるが、本発明
のバーコード用シールを適用すれば、霜や氷が付着した
り、水洗いがされたりしても問題なく読取ることができ
る。また、当該食品の種類や生産元の識別情報、食品用
コンテナを特定する識別情報（個々の識別情報のいずれ
か若しくは組合せ）を非接触ＩＤタグの固定ＩＤ部若し
くは可変ＩＤ部に記録しておけば、遠距離であっても外
部からの指令により食品用コンテナにより移送される当
該食品の移送状況や流通状況、生産元などを認識し、管
理することができる。そのため、食品の製造／加工，保
存／流通を経て最終消費者が摂取するまでのあらゆる段
階の食品管理が可能になると共に、万一微生物汚染やそ
の他の異物混入などによる危害が生じても、当該食品の
販売場所の調査や危害発生元の追跡調査が可能となり、
危害を最小限に留めることができ、また原因追求を迅速
に行えるようになるので、食品の衛生管理上においても
大いに貢献することができる。このように、本発明のＲ
ＦＩＤ機能を有するバーコード用シールは、従来のバー
コードが適用できなかった分野に対しても好適に適用す
ることができる。
ーコードでは読取り不能となる事態が生じるが、本発明
のバーコード用シールを適用すれば、霜や氷が付着した
り、水洗いがされたりしても問題なく読取ることができ
る。また、当該食品の種類や生産元の識別情報、食品用
コンテナを特定する識別情報（個々の識別情報のいずれ
か若しくは組合せ）を非接触ＩＤタグの固定ＩＤ部若し
くは可変ＩＤ部に記録しておけば、遠距離であっても外
部からの指令により食品用コンテナにより移送される当
該食品の移送状況や流通状況、生産元などを認識し、管
理することができる。そのため、食品の製造／加工，保
存／流通を経て最終消費者が摂取するまでのあらゆる段
階の食品管理が可能になると共に、万一微生物汚染やそ
の他の異物混入などによる危害が生じても、当該食品の
販売場所の調査や危害発生元の追跡調査が可能となり、
危害を最小限に留めることができ、また原因追求を迅速
に行えるようになるので、食品の衛生管理上においても
大いに貢献することができる。このように、本発明のＲ
ＦＩＤ機能を有するバーコード用シールは、従来のバー
コードが適用できなかった分野に対しても好適に適用す
ることができる。
【００２４】なお、上述した実施の形態においては、非
接触ＩＤタグをシールの裏面の粘着剤層に埋設する場合
を例として説明したが、非接触ＩＤタグの付設形態はこ
れに限るものではなく、バーコードが付される紙葉類
（若しくはプラスチックや金属類のプレート、あるいは
それらの組合せの層）の間、若しくは側面部に着設する
ようにしても良く、バーコードが付される面と同一面に
目視不能なコーティング部材を介して着設するようにし
ても良い。
接触ＩＤタグをシールの裏面の粘着剤層に埋設する場合
を例として説明したが、非接触ＩＤタグの付設形態はこ
れに限るものではなく、バーコードが付される紙葉類
（若しくはプラスチックや金属類のプレート、あるいは
それらの組合せの層）の間、若しくは側面部に着設する
ようにしても良く、バーコードが付される面と同一面に
目視不能なコーティング部材を介して着設するようにし
ても良い。
【００２５】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、バーコードラベルにＲＦＩＤ機能を持たせるように
しているので、従来のバーコードラベルの産業基盤をそ
のまま使用することができ、バーコードラベルでは不可
能な、一部の情報の変更，追記ができるようになり、様
々な分野のＲＦＩＤシステムに活用することが可能とな
る。また、当該製品の流通管理など部品の総合的な管理
をすることが可能となる。さらに、食品に適用した場合
には最終消費者が摂取するまでのあらゆる段階の食品管
理が可能になると共に、万一微生物汚染やその他の異物
混入などによる危害発生が生じても、当該食品の販売場
所の調査や危害発生元の追跡調査が可能となり、危害を
最小限に留めることができ、また原因追求を迅速に行え
るようになる。
ば、バーコードラベルにＲＦＩＤ機能を持たせるように
しているので、従来のバーコードラベルの産業基盤をそ
のまま使用することができ、バーコードラベルでは不可
能な、一部の情報の変更，追記ができるようになり、様
々な分野のＲＦＩＤシステムに活用することが可能とな
る。また、当該製品の流通管理など部品の総合的な管理
をすることが可能となる。さらに、食品に適用した場合
には最終消費者が摂取するまでのあらゆる段階の食品管
理が可能になると共に、万一微生物汚染やその他の異物
混入などによる危害発生が生じても、当該食品の販売場
所の調査や危害発生元の追跡調査が可能となり、危害を
最小限に留めることができ、また原因追求を迅速に行え
るようになる。
【図１】本発明に係るＲＦＩＤ機能を有するバーコード
用シールの構成の第1の例を示す平面図である。
用シールの構成の第1の例を示す平面図である。
【図２】本発明に係るＲＦＩＤ機能を有するバーコード
用シールの構成の第２の例を示す平面図である。
用シールの構成の第２の例を示す平面図である。
【図３】本発明に係るＲＦＩＤ機能を有するバーコード
用シールの積層構成の一例を示す断面図である。
用シールの積層構成の一例を示す断面図である。
【図４】本発明に係るＩＤ情報用メモリの構成を示す模
式図である。
式図である。
【図５】本発明に係るＩＤ情報用メモリに記憶されるＩ
Ｄ情報の一例を示す模式図である。
Ｄ情報の一例を示す模式図である。
１０ ＲＦＩＤ機能を有するバーコード用シール １０ａ バーコード層 １０ｂ 粘着材層 １０ｃ 保護コーティング １０ｄ はく離ライナー １１ バーコード １２ 非接触ＩＤタグ １２ａ アンテナ １２ｂ ＩＣチップ １２１ ＩＤ情報用メモリ １２１ａ 固定ＩＤ部 １２１ｂ 可変ＩＤ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） // Ｂ６５Ｇ 1/137 Ｆターム(参考） 3F022 BB02 EE09 MM08 MM42 PP04 5B035 AA06 BA05 BB01 BB09 BC00 CA01 CA23 5J070 AE20 AK22 BC06 BC08 BC29
Claims (7)
- 【請求項１】 シール表面部にバーコードが付されると
共に、粘着剤層を有するシール裏面部に読込専用の固定
ＩＤ部と外部からの指令により当該ＩＤコードを可変可
能な複数のメモリセルから成る可変ＩＤ部とを有する非
接触ＩＤタグが着設されて成るＲＦＩＤ機能を有するバ
ーコード用シール。 - 【請求項２】 前記非接触ＩＤタグのＩＤ用チップがト
ランスポンダ素子又はＲＦＩＤ素子から成ることを特徴
とする請求項１に記載のＲＦＩＤ機能を有するバーコー
ド用シール。 - 【請求項３】 前記可変ＩＤ部の各メモリセルは一列若
しくはマトリクス状に配置されて成り、前記外部からの
指令により少なくとも当該製品の流通の経緯を示すＩＤ
コードが記録されることを特徴とする請求項１又は２に
記載のＲＦＩＤ機能を有するバーコード用シール。 - 【請求項４】 前記可変ＩＤ部に記録されるＩＤコード
が、当該製品を扱う業種を特定する識別情報を含むこと
を特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記載のＲＦＩ
Ｄ機能を有するバーコード用シール。 - 【請求項５】 請求項１乃至４のいずれかに記載のＲＦ
ＩＤ機能を有するバーコード用シールにおいて、該バー
コード用シールの粘着対象が食品用コンテナであって、
前記可変ＩＤ部に記録されるＩＤコードが前記食品用コ
ンテナを特定する識別情報を含み、前記外部からの指令
により少なくとも当該食品の移送状況を認識し得るよう
になっていることを特徴とするＲＦＩＤ機能を有するバ
ーコード用シール。 - 【請求項６】 請求項１乃至４のいずれかに記載のＲＦ
ＩＤ機能を有するバーコード用シールにおいて、該バー
コード用シールの粘着対象が食品若しくは食品を収容す
る容器であって、前記固定ＩＤ部若しくは可変ＩＤ部に
記録されるＩＤコードが当該食品の種類及び／又は生産
元の識別情報を含み、前記外部からの指令により少なく
とも当該食品の種類及び／又は生産元を認識し得るよう
になっていることを特徴とするＲＦＩＤ機能を有するバ
ーコード用シール。 - 【請求項７】 当該製品に粘着されるシールの表面部に
バーコードを付すと共に、前記シールの裏面部に外部か
らの指令により当該ＩＤコードを可変可能な可変ＩＤ部
を少なくとも有する非接触ＩＤタグを着設して非接触Ｉ
Ｄタグ付きのバーコード用シールを形成し、該シールに
バーコード機能とＲＦＩＤ機能を持たせるようにしたこ
とを特徴とするバーコードラベルにＲＦＩＤ機能を持た
せる方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11172686A JP2001005931A (ja) | 1999-06-18 | 1999-06-18 | Ｒｆｉｄ機能を有するバーコード用シール及びバーコードラベルにｒｆｉｄ機能を持たせる方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11172686A JP2001005931A (ja) | 1999-06-18 | 1999-06-18 | Ｒｆｉｄ機能を有するバーコード用シール及びバーコードラベルにｒｆｉｄ機能を持たせる方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001005931A true JP2001005931A (ja) | 2001-01-12 |
Family
ID=15946489
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11172686A Pending JP2001005931A (ja) | 1999-06-18 | 1999-06-18 | Ｒｆｉｄ機能を有するバーコード用シール及びバーコードラベルにｒｆｉｄ機能を持たせる方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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| JP (1) | JP2001005931A (ja) |
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