JP2001005464A - 音場制御方法 - Google Patents

音場制御方法

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JP2001005464A
JP2001005464A JP11173557A JP17355799A JP2001005464A JP 2001005464 A JP2001005464 A JP 2001005464A JP 11173557 A JP11173557 A JP 11173557A JP 17355799 A JP17355799 A JP 17355799A JP 2001005464 A JP2001005464 A JP 2001005464A
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temperature
coefficient
transfer function
control
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Koichiro Mizushima
考一郎 水島
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音場制御システムにおいて音場の気温変化に
よる誤差を小さくし、目標特性に近づける。 【解決手段】 音場107におけるN個のスピーカ10
4とM個の制御点106の間の伝達関数105を測定に
より求め、これを周波数領域に変換し、各周波数ごとに
音響伝達関数行列108を算出する。係数算出器110
は目標特性109と音響伝達関数行列108から、係数
を算出し、係数データベース111に保存する。以上の
ことを音場107の気温が異なる場合に複数回行う。シ
ステムの運用時には、温度センサ112を音場107に
設置し、温度算出器113において常に気温を算出し、
係数選択器114は、係数データベースの中からその時
の気温に最も近い気温で測定した係数を選択し、音場制
御フィルタ102に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気音響設備を用
いて音場制御を行い、制御点の応答を所望の目標特性に
近づける音場制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電気音響設備を用いて音場制御を
行う方法としては、文献(通学技報EA94−38)に
記載されている。図4は、従来の音場制御方法の構成を
示している。図4において、音場407において、N個
のスピーカ404とM個の制御点406の間の伝達関数
405は測定により得られている。所望の特性を設定し
た目標特性409、伝達関数405を設定した伝達関数
設定器408、および発散防止係数410により、係数
算出器411では最小二乗法により係数412を算出す
る。この係数412を音場制御フィルタ402に設定
し、増幅器403を介してスピーカ404に接続するこ
とにより、入力401の音声信号を制御点406におい
て目標特性409に近づけることができる。このように
して、従来の方法においても、音場内の制御点近傍の受
聴位置において所望の音場制御を行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の音場制御方法では、以下のような問題点がある。音
場の気温が係数算出に用いた伝達関数の測定時と異なる
場合には、音速が異なるため、音場の伝達関数が変化す
る。このため、制御点の応答が目標特性とは異なる場合
がある。本発明の音場制御方法は、このような問題を解
決するためになされたもので、音場の気温が変化する場
合にも制御点の応答を目標特性に近づけることができる
ようにしたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の音場制御方法
は、制御時に音場の気温を把握し、音場の気温によって
最適な係数を選択する音場制御方法であり、気温が変化
しても常に制御点の応答を目標特性に近づけられること
となる。
【0005】また、本発明の音場制御方法は、上記音場
制御方法において、温度センサにより気温を測定するこ
とにより音場の気温を把握するものであり、温度センサ
により把握した制御時の気温を用いて気温が変化しても
常に制御点の応答を目標特性に近づけることができるこ
ととなる。
【0006】また、本発明の音場制御方法は、上記音場
制御方法において、あらかじめ複数の温度で音場の伝達
関数を測定し、それぞれの伝達関数における最適な係数
を算出しておき、それらの係数の中から係数を選択する
ものであり、複数の係数のうち最適な係数を選択するこ
とにより、気温が変化しても常に制御点の応答を目標特
性に近づけることができることとなる。
【0007】また、本発明の音場制御方法は、上記音場
制御方法において、複数の係数データのうち、係数制御
時の音場の気温に最も近い気温で測定した音場の伝達関
数を用いて算出した係数を選択するものであり、複数の
係数のうち最適な係数を選択することにより、気温が変
化しても常に制御点の応答を目標特性に近づけることが
できることとなる。
【0008】また、本発明の音場制御方法は、上記音場
制御方法において、音場の伝達関数を線型伸縮する方法
を備え、ある気温で測定した伝達関数を用いて制御時の
気温における音場の伝達関数を推定することにより、制
御時の気温における最適な係数を算出し逐次更新するも
のであり、ある気温で測定した音場の伝達関数から推定
した制御時の気温における音場の伝達関数を用いて最適
な係数を算出することにより、気温が変化しても常に制
御点の応答を目標特性に近づけることができることとな
る。
【0009】また、本発明の音場制御方法は、上記音場
制御方法において、制御時の気温における音場の伝達関
数の推定時に、伝達関数の継続時間長のうち初期の一部
のみを用いて推定を行うものであり、制御時の音場の伝
達関数の推定時に必要な演算量を削減しつつ気温が変化
しても常に制御点の応答を目標特性に近づけることがで
きることとなる。
【0010】また、本発明の音場制御方法は、上記音場
制御方法において、音場に気温検出用マイクを設け、気
温検出用マイクへの入力と音場制御システムへの入力を
用いて制御時の気温を推定することにより音場の気温を
把握するものであり、温度センサを用いずに音場の気温
を把握することにより、気温が変化しても常に制御点の
応答を目標特性に近づけることができることとなる。
【0011】また、本発明の音場制御方法は、上記音場
制御方法において、気温検出用マイクへの入力と音場制
御システムへの入力の相互相関関数が最大値をとるシフ
ト量により制御時の気温を推定するものであり、温度セ
ンサを用いずに音場の気温を把握することにより、気温
が変化しても常に制御点の応答を目標特性に近づけるこ
とができることとなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1から図3を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の第1の実施の形態を示
すものである。図1において、入力101はN個の音場
制御フィルタ102に接続される。音場制御フィルタ1
02の出力はそれぞれN個の増幅器103を経て音場1
07におけるN個のスピーカ104に接続される。音場
107では、N個のスピーカ104とM個の制御点10
6の間の伝達関数105が測定されている。伝達関数1
05は伝達関数設定器108の入力となる。係数算出器
110には、伝達関数設定器108と目標特性109の
出力が接続されており、その出力は係数データベース1
11に接続される。また、音場107における温度セン
サ112は温度算出器113に接続される。係数選択器
114には係数データベース111と温度算出器113
の出力が接続されており、その出力は音場制御フィルタ
102に接続されている。
【0013】次に、上記第1の実施の形態の動作につい
て説明する。音場107において、ある気温におけるN
個のスピーカ104とM個の制御点の間のN×M個の伝
達関数105を測定により求める。伝達関数設定器10
8では、伝達関数105をそれぞれFFTなどの方法に
より周波数領域に変換し、各周波数において音響伝達関
数行列を算出する。ここで、音響伝達関数行列をC
(M、N)で表す。行列Cの各要素は複素数である。な
お、添え字M、NはM行N列行列であることを意味す
る。係数算出器110では、式(1)のように行列Cの
特異値分解を行う。 C=UWVT (式 1) U(M,N):M×Nの列直交行列((i=1〜M)Σ
UikUjn=δkn,1<k<N,1<n<N)) W(N,N):N×Nの対角行列(対角成分wj〔j=
1〜N〕は非負) VT (N,N):N×Nの直交行列V列
【0014】式(1)で得られたWをそのまま用いる
と、Wの各要素のうち、0やほぼ0に近い値を持つ要素
がある場合には、その要素に対応する音場制御フィルタ
の係数が発散するという問題がある。そこで、以下の方
法で音場制御フィルタごとに発散を防止する。
【0015】まず、特異値行列Wの各要素の最大値W
max を求める。次に、各要素の最大値Wmax に対する比
を求める。この比が基準値以下になる場合には、その要
素wj値を0に設定する。基準値は−60dBから−2
0dBの範囲でよく、−40dBとするのが妥当であ
る。
【0016】次に、式(2)に従ってCの逆行列を算出
する。 C-1=V〔diag(1/wj)〕UT (式 2) diag(1/wj):要素が1/wj〔j=1〜N〕
のN×N対角行列 M個の制御点における目標として所望のインパルスレス
ポンスを設定し、それぞれ周波数領域に変換し、各周波
数において行列B(M)を目標特性112として設定す
る。さらに、式(3)により解X(N)を算出する。 X=C-1B (式 3)
【0017】各周波数についてXを求め、N個の音場制
御用フィルタの周波数特性を求め、それぞれを逆FFT
などの方法により時間領域に変換し、ある気温における
最適な係数を得る。この係数を係数データベースに設定
する。
【0018】以上の伝達関数105の測定から係数の算
出までの過程を異なる気温で繰り返し、複数の気温にお
ける最適な係数をそれぞれ算出する。係数を算出する気
温の範囲は、そのシステムを使用する場合に想定される
気温の範囲が望ましい。また、算出する係数の数は多い
方が効果的であり、各係数間の測定温度差が5℃以上離
れないようにするのが適当である。
【0019】次に、システムの運用時には音場107に
おける温度センサ112の出力から、温度算出器113
において常時気温を算出する。係数選択器114では、
係数データベース111の中から、常に運用時の気温に
最も近い係数を選択し、音場制御フィルタ102に設定
する。
【0020】このように、本実施の形態1によれば、音
場107の気温が変化しても常に最適な係数に更新する
ことにより、制御点106の応答を目標特性109に近
づけることができる。
【0021】なお、本実施の形態では、係数の算出方法
として特異値分解による方法を採用したが、他にも公知
の最小二乗法によるものでもよい。
【0022】(実施の形態2)図2は本発明の第2の実
施の形態を示すものである。図2において、入力201
はN個の音場制御フィルタ202に接続される。音場制
御フィルタ202の出力はそれぞれN個の増幅器203
を経て音場207におけるN個のスピーカ204に接続
される。音場207では、N個のスピーカ204とM個
の制御点206の間の伝達関数205が測定されてい
る。伝達関数205は伝達関数設定器208の入力とな
る。また、音場207における温度センサ213は温度
算出器214に接続される。線型伸縮器209には伝達
関数設定器208と温度算出器214が接続される。係
数212には目標特性210と線型伸縮器209が接続
され、その出力は係数212に接続される。
【0023】次に、上記第2の実施の形態の動作につい
て説明する。音場207において、ある気温t0〔℃〕
におけるN個のスピーカ204とM個の制御点の間のN
×M個の伝達関数205を測定により求め、伝達関数設
定器208に記録しておく。システムの運用時には音場
207における温度センサ213の出力から、温度算出
器214において常時気温t〔℃〕を算出する。線型伸
縮器209では、制御時の気温t〔℃〕に従って、以下
の方法で気温t0〔℃〕で測定した伝達関数205に線
型伸縮処理を行う。気温t〔℃〕における音速V は式
(4)により与えられる。 V(t)=331.5+0.6t (式 4)
【0024】制御時の気温がt0〔℃〕であるとき、t
0〔℃〕で測定した伝達関数に与えるべき伸縮率αは式
(5)により求められる。 α=V(t0)/V(t) (式 5)
【0025】N×M個の伝達関数205のうち1つを時
間領域でx(n)と表現し、式(6)よりFFTスペク
トラムX(k)を求める。
【数1】
【0026】各m(0≦m≦M−1)に対し、式(7)
によりx’(m)を求める。但し、MはαNを越えない
最大の整数である。
【数2】
【0027】このように得られたx’(m)はx(n)
をα倍に線型伸縮した信号であり、この線型伸縮をN×
M個の伝達関数205のそれぞれに行うことにより、気
温t〔℃〕における伝達関数が推定できる。このように
推定した伝達関数をそれぞれFFTなどの方法により周
波数領域に変換し、各周波数において音響伝達関数行列
を算出する。ここで、音響伝達関数行列をC(M、N)
で表す。行列Cの各要素は複素数である。なお、添え字
M、NはM行N列行列であることを意味する。係数算出
器311では、前記式(1)のように行列Cの特異値分
解を行う。
【0028】式(1)で得られたWをそのまま用いる
と、Wの各要素のうち、0やほぼ0に近い値を持つ要素
がある場合には、その要素に対応する音場制御フィルタ
の係数が発散するという問題がある。そこで、以下の方
法で音場制御フィルタごとに発散を防止する。
【0029】まず、特異値行列Wの各要素の最大値W
max を求める。次に、各要素の最大値Wmax に対する比
を求める。この比が基準値以下になる場合には、その要
素wjの値を0に設定する。基準値は−60dBから−
00dBの範囲でよく、−40dBとするのが妥当であ
る。
【0030】次に、前記式(2)に従ってCの逆行列を
算出する。M個の制御点における目標として所望のイン
パルスレスポンスを設定し、それぞれ周波数領域に変換
し、各周波数において行列B(M)を目標特性210と
して設定する。さらに、前記式(3)により解X(N)
を算出する。
【0031】各周波数についてXを求め、N個の音場制
御用フィルタの周波数特性を求め、それぞれを逆FFT
などの方法により時間領域に変換し、気温t〔℃〕にお
ける最適な係数212を得る。この係数212を音場制
御用フィルタ202に設定する。
【0032】このように、本実施の形態2によれば、音
場207の気温が変化しても、常に最適な係数に更新す
ることにより、制御点206の応答を目標特性210に
近づけることができる。
【0033】(実施の形態3)図3は本発明の第3の実
施の形態を示すものである。入力301は音場制御フィ
ルタ302に接続される。音場制御フィルタ302の出
力は増幅器303を経て音場307におけるスピーカ3
04に接続される。音場307では、スピーカ304と
306の間の伝達関数305が測定されている。伝達関
数305は伝線型伸縮器308の入力となる。また、音
場307における気温検出マイク309は温度算出器3
10に接続される。線型伸縮器308には伝達関数30
5と温度算出器310が接続される。係数算出器311
には目標特性312と線型伸縮器308が接続され、そ
の出力は係数302に接続される。
【0034】次に、上記第3の実施の形態の動作につい
て説明する。音場307において、ある気温t0[ ℃]
におけるスピーカ304と制御点306の間の伝達関数
305を測定により求めておく。伝達関数をFFTなど
の方法により周波数領域に変換し、各周波数において音
響伝達関数行列を算出する。ここで、音響伝達関数行列
をC(M、N)で表す。行列Cの各要素は複素数であ
る。なお、添え字M、NはM行N列行列であることを意
味し、ここでは、M=N=1である。係数算出器311
では、前記式(1)のように行列Cの特異値分解を行
う。
【0035】式(1)で得られたWをそのまま用いる
と、Wの各要素のうち、0やほぼ0に近い値を持つ要素
がある場合には、その要素に対応する音場制御フィルタ
の係数が発散するという問題がある。そこで、以下の方
法で音場制御フィルタごとに発散を防止する。
【0036】まず、特異値行列Wの各要素の最大値W
max を求める。次に、各要素の最大値Wmax に対する比
を求める。この比が基準値以下になる場合には、その要
素wjの値を0に設定する。基準値は−60dBから−
20dBの範囲でよく、−40dBとするのが妥当であ
る。
【0037】次に、前記式(2)に従ってCの逆行列を
算出する。M個の制御点における目標として所望のイン
パルスレスポンスを設定し、それぞれ周波数領域に変換
し、各周波数において行列B(M)を目標特性312と
して設定する。さらに、前記式(3)により解X(N)
を算出する。
【0038】各周波数についてXすなわち音場制御用フ
ィルタの周波数特性を求め、逆FFTなどの方法により
時間領域に変換し、気温t0[ ℃]における最適な係数
を得る。この係数を音場制御用フィルタ302に設定し
ておく。
【0039】システムの運用時には、温度算出器310
では入力301と気温検出マイク309の出力を用いて
以下の方法で気温を算出する。まず、入力301と気温
検出マイク309の時間差T1〔s〕を求める。時間差
T1〔s〕の算出方法としては、入力301と気温検出
マイクの309の相互相関関数がピークとなる値を検出
する方法でよい。さらに、音場制御フィルタの既知の遅
延時間をT2〔s〕とすると、音場307におけるスピ
ーカ304と気温検出マイク309の間の遅延時間T
〔s〕は、式(8)により算出できる。 T=T1−T2 (式 8)
【0040】さらに、既知のスピーカ304と気温検出
マイク309の間の距離L〔m〕を用いて制御時の気温
t0[ ℃]は式(9)により算出できる。 t=(L/T−331.5)/0.6 (式 9)
【0041】このように制御時の温度t0[ ℃]を算出
しておき、線型伸縮器308であらかじめ測定しておい
た温度t0[ ℃]に対し、以下の方法で温度t0[ ℃]
にしたがって線型伸縮を与える。気温t0[ ℃]におけ
る音速Vは式(4)により与えられる。
【0042】制御時の気温がt0[ ℃]であるとき、t
0[ ℃]で測定した伝達関数に与えるべき伸縮率αは、
前記式(5)により求められる。
【0043】伝達関数305を時間領域でx(n)と表
現し、前記式(6)によりFスペクトラムX(k)0求
める。
【0044】各m(0≦m≦M−1)に対し、前記式
(7)によりx’(m)を求める。但し、MはαNを超
えない最大の整数である。
【0045】このように得られたx’(m)はx(n)
をα倍に線型伸縮した信号である。このように推定した
伝達関数を用いて成上述の特異値分解の方法等によって
気温t0[ ℃]における最適な係数を得る。この係数を
音場制御用フィルタ302に設定する。
【0046】このように、本実施の形態3によれば、音
場307の気温が変化しても、常に最適な係数に更新す
ることにより、制御点306の応答を目標特性312に
近づけることができる。
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、音場制
御システムにおいて音場の気温変化による誤差を小さく
し、目標特性に近づけることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における音場制御方
法を実施する装置の概略構成を示すブロック図
【図2】本発明の第2の実施の形態における音場制御方
法を実施する装置の概略構成を示すブロック図
【図3】本発明の第3の実施の形態における音場制御方
法を実施する装置の概略構成を示すブロック図
【図4】従来の音場制御方法を実施する装置の概略構成
を示すブロック図
【符号の説明】
101 入力 102 音場制御フィルタ 103 増幅器 104 スピーカ 105 伝達関数 106 制御点 107 音場 108 伝達関数設定器 109 目標特性 110 係数算出器 111 係数データベース 112 温度センサ 113 温度算出器 114 係数選択器 201 入力 202 音場制御フィルタ 203 増幅器 204 スピーカ 205 伝達関数 206 制御点 207 音場 208 伝達関数設定器 209 目標特性 210 発散防止係数 211 係数算出器 212 計数 301 入力 302 音場制御フィルタ 303 増幅器 304 スピーカ 305 伝達関数 306 制御点 307 音場 308 伝達関数設定器 309 線型伸縮器 310 目標特性 311 係数算出器 312 係数 313 温度センサ 314 温度算出器 401 入力 402 音場制御フィルタ 403 増幅器 404 スピーカ 405 伝達関数 406 制御点 407 音場 408 線型伸縮器 409 気温検出マイク 410 温度算出器 411 係数算出器 412 目標特性

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御時に音場の気温を把握し、音場の気
    温によって音場制御に必要な最適な係数を選択する音場
    制御方法。
  2. 【請求項2】 温度センサにより気温を測定することに
    より音場の気温を把握する請求項1記載の音場制御方
    法。
  3. 【請求項3】 あらかじめ複数の温度で音場の伝達関数
    を測定し、それぞれの伝達関数における最適な係数を算
    出しておき、それらの係数の中から係数を選択する請求
    項1記載の音場制御方法。
  4. 【請求項4】 複数の係数データのうち、係数制御時の
    音場の気温に最も近い気温で測定した音場の伝達関数を
    用いて算出した係数を選択する請求項3記載の音場制御
    方法。
  5. 【請求項5】 音場の伝達関数を線型伸縮する方法を備
    え、ある気温で測定した伝達関数を用いて制御時の気温
    における音場の伝達関数を推定することにより、制御時
    の気温における最適な係数を算出し逐次更新する請求項
    1記載の音場制御方法。
  6. 【請求項6】 制御時の気温における音場の伝達関数の
    推定時に、伝達関数の継続時間長のうち初期の一部のみ
    を用いて推定を行う請求項5記載の音場制御方法。
  7. 【請求項7】 音場に気温検出用マイクを設け、気温検
    出用マイクへの入力と音場制御システムへの入力を用い
    て制御時の気温を推定することにより音場の気温を把握
    する請求項1記載の音場制御方法。
  8. 【請求項8】 気温検出用マイクへの入力と音場制御シ
    ステムへの入力の相互相関関数が最大値をとるシフト量
    により制御時の気温を推定する請求項7記載の音場制御
    方法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006210986A (ja) * 2005-01-25 2006-08-10 Sony Corp 音場設計方法および音場合成装置
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