JP2010172000A - 音場合成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のスピーカによって音場を合成し、しかも仮想点音源を受聴領域に近づけることによって音が飛び出すように聞こえるようにする場合において、音場の設計および制御の精度が良くなり、所望の音場を容易かつ確実に実現できるようにする。
【解決手段】
スピーカSP1,SP2‥‥SPmの前方のスピーカSP1,SP2‥‥SPmに近い位置に制御ラインS4を設定し、その制御ラインS4上に複数の制御点を設定するとともに、その制御ラインS4のスピーカSP1,SP2‥‥SPm側とは反対側に仮想点音源10を設定し、その仮想点音源10の点を含む、制御ラインS4に平行なラインを受聴側境界S5として、この受聴側境界S5のリスナー7側の領域を、音場を合成する領域とする。
【選択図】図1
【解決手段】
スピーカSP1,SP2‥‥SPmの前方のスピーカSP1,SP2‥‥SPmに近い位置に制御ラインS4を設定し、その制御ラインS4上に複数の制御点を設定するとともに、その制御ラインS4のスピーカSP1,SP2‥‥SPm側とは反対側に仮想点音源10を設定し、その仮想点音源10の点を含む、制御ラインS4に平行なラインを受聴側境界S5として、この受聴側境界S5のリスナー7側の領域を、音場を合成する領域とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数のスピーカによって音場を合成して音響を再生する装置に関する。
ステレオ再生などのマルチチャンネル再生とは別に、複数のスピーカによって音場を合成して音響を再生することが考えられている。
例えば、特許文献1(特開2004−172786号公報)には、スピーカアレイによって音場を形成する場合に、適切な音像定位が得られる範囲を拡大するために、それぞれオーディオ信号が供給される複数のデジタルフィルタの出力を、スピーカアレイを構成する複数のスピーカに供給し、それぞれのデジタルフィルタに所定の遅延時間を設定することによって、閉空間内に音場を形成するとともに、複数のスピーカから出力された音を、閉空間の壁面で反射させてから音場内のリスナー(受聴者)の位置にフォーカスさせることが示されている。
3次元空間の音場を制御する方法としては、例えば、非特許文献1(早稲田大学理工学総合研究センター、音響情報処理研究室、山崎芳男、“Kirchhoff積分方程式に基づく3次元バーチャルリアリティに関する研究”)に示されているように、以下のようなキルヒホッフ(Kirchhoff)の積分公式を用いる方法がある。
すなわち、図8に示すような、音源を含まない閉曲面Sを想定した場合、その閉曲面S内の音場は、キルヒホッフの積分公式によって表現することができる。図8において、p(ri)は閉曲面S内の点riの音圧、p(rj)は閉曲面S上の点rjの音圧、nは点rjにおける法線、un(rj)は法線nの方向の粒子速度、|ri−rj|は点riと点rjとの間の距離である。
キルヒホッフの積分公式は、図9の式(1)で表され、閉曲面S上の音圧p(rj)と法線nの方向の粒子速度un(rj)を完全に制御できれば、閉曲面S内の音場を完全に再現できることを意味する。
なお、式(1)中のωは、音声周波数をfとするとき、ω=2πfで表される角周波数であり、ρは空気の密度であり、Gijは図9の式(2)で表されるものである。
式(1)は定常音場についてのものであるが、音圧p(rj)および粒子速度un(rj)の瞬時値を制御することによって、過渡音場についても同じことが言える。
このように、キルヒホッフの積分公式による音場設計では、仮想的な閉曲面S上の音圧p(rj)と粒子速度un(rj)を再現できればよいが、実際上、閉曲面S上の全ての連続的な点での音圧p(rj)および粒子速度un(rj)を制御することは不可能であるため、閉曲面Sの微小要素内では音圧p(rj)および粒子速度un(rj)が一定であることを前提として、閉曲面Sを離散化する。
閉曲面SをN個の点で離散化すると、図9の式(1)は同図の式(3)で表されるものとなり、閉曲面S上のN点の音圧p(rj)および粒子速度un(rj)を再現することによって、閉曲面S内の音場を完全に再現することができる。
N点の音圧p(rj)および粒子速度un(rj)をM個の音源によって再現するためのシステムとしては、図10に示すようなシステムが考えられている。
このシステムでは、信号源1からの音声信号を、それぞれフィルタ2を通じて、それぞれスピーカ3に供給し、制御領域4の境界面上のN点で音圧を測定する。法線方向の粒子速度un(rj)は、2マイクロホン法によって音圧信号から近似的に求める。
このとき、N点の音圧p(rj)および粒子速度un(rj)を再現するためには、2N点の音圧が原音場と等しくなればよい。これは、フィルタ2の伝達関数Hi(i=1〜M)として、2N点の音圧が原音場に最も近くなるような値を求める問題に帰着する。
そこで、再生音場における音源i(i=1〜M)と受音点j(j=1〜2N)との間の伝達関数をCijとし、音源iの前段のフィルタの伝達関数をHiとし、原音場における音源と受音点jとの間の伝達関数をPjとして、図9の式(4)で表されるような、再生音場と原音場との差を最小にするための評価関数Jを考える。
式(4)で表される評価関数Jが最小となるような伝達関数Hiを求めるには、図9の式(5)を解けばよい。
さらに、キルヒホッフの積分公式の半空間への拡張として、図11に示すように、境界面S1の片側(図の左側)の空間に音源5を配置し、反対側(図の右側)の空間に音源を含まない受聴領域6を想定して、キルヒホッフの積分公式によって、境界面S1上の全ての点または上記のような離散的な各点での音圧および粒子速度を制御すれば、音源を含まない受聴領域6内に所望の音場を実現することができる。
具体的には、図12に示すように、ある有限長の制御ライン(境界ライン)S2の左側(片側)に複数のスピーカSP1,SP2‥‥SPmを配置し、制御ラインS2上に複数の制御点C1,C2‥‥Ckを設定して、各制御点C1,C2‥‥Ckでの音圧(振幅)および位相を制御することによって、制御ラインS2の右側(スピーカSP1,SP2‥‥SPm側とは反対側)の受聴領域において、リスナー7がスピーカSP1,SP2‥‥SPmからの音を制御ラインS2の左側(スピーカSP1,SP2‥‥SPm側)の仮想点音源8からの音として受聴できるようにする。
早稲田大学理工学総合研究センター、音響情報処理研究室、山崎芳男、"Kirchhoff積分方程式に基づく3次元バーチャルリアリティに関する研究"、[online]、平成9年4月、[平成16年8月27日検索]、インターネット<URL:http:www.acoust.rise.waseda.ac.jp/publications/happyou/1997-h9.html>
しかし、仮想点音源を、図12の仮想点音源8のような、制御ラインS2の左側(スピーカSP1,SP2‥‥SPm側)の、リスナー7から遠い位置ではなく、図13に仮想点音源9として示すように、制御ラインS2の右側(スピーカSP1,SP2‥‥SPm側とは反対側)の、リスナー7に近い位置に設定して、音がリスナー7の近傍から飛び出すように聞こえるようにしたい場合がある。
しかし、そうすると、受聴領域内に音源を含むことになって、キルヒホッフの積分公式で音場を表現することができなくなる。
この場合、仮想点音源9からの音Ab,Afについて考えると、図14に示すような、仮想点音源9から制御ラインS2側に伝播する音Abは、スピーカSP1,SP2‥‥SPmからの音Asと伝播方向が異なるため表現できないとともに、必要な音でもない。これに対して、図15に示すような、仮想点音源9からリスナー7側に伝播する音Afは、必要な音である。
しかし、図15のように制御ラインS2が仮想点音源9の左側(スピーカSP1,SP2‥‥SPm側)に位置し、受聴領域内に音源を含むと、上記のようにキルヒホッフの積分公式で音場を表現することができなくなる。
そこで、図16に示すように、スピーカSP1,SP2‥‥SPmから大きく離れた位置、すなわちリスナー7に接近した位置に、各制御点C1,C2‥‥Ckを設定する制御ラインS3を配置し、その制御ラインS3の左側(スピーカSP1,SP2‥‥SPm側)に仮想点音源9を設定し、制御ラインS3の右側(リスナー7側)を受聴領域とすることが考えられる。
これによれば、仮想点音源9がリスナー7に近い位置にあるので、音が飛び出すように聞こえるようになるとともに、受聴領域内に音源を含まないため、キルヒホッフの積分公式で音場を表現することが可能となる。
しかし、図16のようにスピーカSP1,SP2‥‥SPmから大きく離れた位置に制御ラインS3を設定する場合には、図12のようにスピーカSP1,SP2‥‥SPmに近い位置に制御ラインS2を設定する場合に比べて、音場の設計および制御の精度が悪化し、所望の音場を容易かつ確実に実現することが困難となる。
すなわち、図12のようにスピーカSP1,SP2‥‥SPmに近い位置に制御ラインS2を設定する場合には、図17に各スピーカSP1,SP2‥‥SPmから制御点C1に達する音波を矢印で示すように、各スピーカSP1,SP2‥‥SPmから制御ラインS2上の同一の制御点に達する音波の間に大きな音圧差および位相差が存在するため、音場の設計および制御の精度が良くなり、所望の音場を容易かつ確実に実現することができる。
これに対して、図16のようにスピーカSP1,SP2‥‥SPmから大きく離れた位置に制御ラインS3を設定する場合には、図18に各スピーカSP1,SP2‥‥SPmから制御点C1に達する音波を矢印で示すように、各スピーカSP1,SP2‥‥SPmから制御ラインS3上の同一の制御点に達する音波の間の音圧差および位相差が小さくなるため、音場の設計および制御の精度が悪化し、所望の音場を容易かつ確実に実現することが困難となる。
そこで、この発明は、仮想点音源を受聴領域に近づけることによって音が飛び出すように聞こえるようにする場合において、音場の設計および制御の精度が良くなり、所望の音場を容易かつ確実に実現することができるようにしたものである。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、複数のスピーカからなるスピーカアレイと、前記各スピーカの前段に設けられた、同一の音声信号が供給される複数のフィルタと、を備える、音場合成装置が提供される。また、前記各フィルタの伝達関数は、前記各スピーカの前方位置において当該各スピーカから近い位置に制御ラインを設定し、前記制御ライン上に複数の制御点を設定するとともに、前記制御ラインの前記スピーカ側とは反対側に仮想点音源を設定し、前記仮想点音源を含み、かつ、前記制御ラインに平行なラインを受聴側境界として、前記受聴側境界の前記制御ライン側とは反対側の領域を、音場を合成する領域とする第1の音場を実現する伝達関数と、前記各スピーカの前方位置において当該各スピーカから近い位置に制御ラインを設定し、前記制御ライン上に複数の制御点を設定するとともに、前記制御ラインの前記スピーカ側に仮想点音源を設定して、第2の音場を実現する伝達関数と、から選択される。
以上のように、この発明によれば、仮想点音源を受聴領域に近づけることによって音が飛び出すように聞こえるようにする場合において、音場の設計および制御の精度が良くなり、所望の音場を容易かつ確実に実現することができる。
図1は、この発明の音場合成装置の一例を示し、後述の音場設計方法によって設計された音場を形成して音響を再生するものである。
デジタル音声信号源100は、コンパクトディスクやハードディスクなどの記録媒体から、非圧縮のPCM(Pulse Code Modulation)音声データを読み出し、またはATRAC(登録商標であり、Adaptive Transform Acoustic Codingの略である)やMP3(MPEG−1 Audio Layer−3)などによって圧縮された音声データを読み出して伸長し、あるいは、放送信号やネットワークなどによって、非圧縮のPCM音声データを受信し、またはATRAC(登録商標)やMP3などによって圧縮された音声データを受信して伸長するものである。
このデジタル音声信号源100からの音声データは、複数のデジタルフィルタ201,202‥‥20mに供給される。デジタルフィルタ201,202‥‥20mの伝達関数は、後述の音場設計方法によって算出され、決定されるものである。
デジタルフィルタ201,202‥‥20mの出力の音声データは、DAコンバータ301,302‥‥30mでアナログ音声信号に変換され、その変換後の音声信号が、それぞれ音声増幅回路401,402‥‥40mで増幅されてスピーカSP1,SP2‥‥SPmに供給される。スピーカSP1,SP2‥‥SPmは、スピーカアレイとして構成される。
演算処理部500は、図では省略したがCPU,ROMおよびRAMを備えるコンピュータ部として構成され、デジタルフィルタ201,202‥‥20mのフィルタ係数を設定するものである。
さらに、この例では、演算処理部500は、後述の音場設計方法による音場設計のためにも用いられる。そのために、演算処理部500には、記憶装置部600およびキー入力部700が接続される。記憶装置部600は、音場設計の結果のデータとしての、デジタルフィルタ201,202‥‥20mのフィルタ係数を記憶させておくものであり、キー入力部700は、音場設計の条件を入力するなど、必要な操作を行うものである。
この発明の音場設計方法では、図1に示すように、スピーカSP1,SP2‥‥SPmの前方(手前)のスピーカSP1,SP2‥‥SPmに近い位置に制御ラインS4を設定し、その制御ラインS4上に複数の制御点を設定するとともに、その制御ラインS4のスピーカSP1,SP2‥‥SPm側とは反対側(図では右側)に仮想点音源10を設定し、その仮想点音源10の点を含む、制御ラインS4に平行なラインを受聴側境界S5として、この受聴側境界S5のリスナー7側(図では右側)の領域を、音場を合成する領域とする。
すなわち、スピーカSP1,SP2‥‥SPmに近い位置の制御ラインS4とリスナー7との間に仮想点音源10を設定することによって、図2に示すように、制御ラインS4の右側(リスナー7側)の領域Ecを、音場を合成する領域とすることができる。
しかし、この場合、図3に示すように、仮想点音源の点x0を含む、制御ラインS4に平行なラインを受聴側境界S5として、この受聴側境界S5の右側(リスナー7側)の領域Ezを、実際上の音場を合成する領域とする。
図2の合成音場も、図3の合成音場も、リスナー7からは同じに見えるが、図3のように設定することによってキルヒホッフの積分公式の条件を満たし、キルヒホッフの積分公式により制御ラインS4上の各制御点x1,x2,x3‥‥での音圧および位相を制御することによって、制御ラインS4の右側(リスナー7側)の点x0における仮想点音源による音場を、点x0を含む受聴側境界S5の右側(リスナー7側)で実現することができる。
この場合、図3の矢印で示すような、仮想点音源の点x0から右側(リスナー7側)に伝播する音を、仮想点音源の点x0の左側(スピーカ側)で記述することができる。
具体的に、点x0での音は、制御ラインS4上の各制御点x1,x2,x3‥‥での音圧(振幅)および位相としては、例えば、図4に示すように、音圧としては制御点x2での信号S(x2)が制御点x1,x3での信号S(x1),S(x3)より大きく、位相としては制御点x1,x3での信号S(x1),S(x3)が制御点x2での信号S(x2)より進んだものとして表現される。
周波数軸上で考えた場合、理想的な点音源の場合には、各制御点での音圧(振幅)および位相は、仮想点音源から当該の制御点までの距離rと音声信号の周波数fとの関数として、図5の式(7)で求めることができ、上記のように仮想点音源10を制御ラインS4の右側(リスナー側)とする場合には、この式(7)のR(r,f)の複素共役を取り、時間軸を逆転させればよい。あるいは、時間軸上で直接、時間軸の正負を逆転させ、過去と未来を逆にしてもよい。
以上のような音場設計方法による音場設計(音場形成)のコンピュータ・シミュレーションを行った。図6に、そのモデルを示す。
このシミュレーションモデルでは、xy平面(xy座標の数値はメートルである)のx軸上に、スピーカSPを、白丸で示すように、原点(0,0)の位置を中心に、0.1m(10cm)の間隔で、左右に14個ずつ、合計28個配置し、スピーカSPの手前(リスナー側)のy=−0.1mの位置に、制御ラインS4を、スピーカSPの配列と同じ2.7mの長さに渡って設定し、制御ラインS4上に多数の制御点を設定した。仮想点音源10は、x=0m,y=−1mの位置に設定した。音声信号は1kHzの正弦波とした。
図7は、以上のようなモデルでのシミュレーション結果を示し、図6の斜線で囲った領域における音波の波紋を示したものである。これから明らかなように、上述した音場設計方法によって、仮想点音源10より手前(リスナー側)の領域に所望の音場を形成することができる。
図1に示した音場合成装置としては、あらかじめ、上述した方法によって、図1および図3に示したように、制御ラインS4をスピーカSP1,SP2‥‥SPmに近い位置に設定し、かつ仮想点音源10をリスナー7に近い位置に設定した場合の音場を形成するフィルタ係数(伝達関数)と、図12に示したように、制御ラインS2をスピーカSP1,SP2‥‥SPmに近い位置に設定し、かつ仮想点音源8をスピーカSP1,SP2‥‥SPm側に設定した場合の音場を形成するフィルタ係数(伝達関数)とを用意して、記憶装置部600に書き込んでおき、ユーザがキー入力部700での操作により、いずれかのモードを選択することによって、その選択されたモードに対応するフィルタ係数(伝達関数)がデジタルフィルタ201,202‥‥20mにロードされるように構成することができる。
これによれば、ユーザは、場合に応じて、音がユーザの近傍から飛び出すように聞こえるモードと、スピーカ近傍の点からの音として聞く通常のモードとの、いずれかを選択して、音響を再生し、受聴することができる。
主要部については図中に全て記述したので、ここでは省略する。
Claims (1)
- 複数のスピーカからなるスピーカアレイと、
前記各スピーカの前段に設けられた、同一の音声信号が供給される複数のフィルタと、
を備え、
前記各フィルタの伝達関数は、
前記各スピーカの前方位置において当該各スピーカから近い位置に制御ラインを設定し、前記制御ライン上に複数の制御点を設定するとともに、前記制御ラインの前記スピーカ側とは反対側に仮想点音源を設定し、前記仮想点音源を含み、かつ、前記制御ラインに平行なラインを受聴側境界として、前記受聴側境界の前記制御ライン側とは反対側の領域を、音場を合成する領域とする第1の音場を実現する伝達関数と、
前記各スピーカの前方位置において当該各スピーカから近い位置に制御ラインを設定し、前記制御ライン上に複数の制御点を設定するとともに、前記制御ラインの前記スピーカ側に仮想点音源を設定して、第2の音場を実現する伝達関数と、
から選択される、音場合成装置。
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