JP2001002538A - 染毛剤組成物 - Google Patents

染毛剤組成物

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JP2001002538A
JP2001002538A JP11178528A JP17852899A JP2001002538A JP 2001002538 A JP2001002538 A JP 2001002538A JP 11178528 A JP11178528 A JP 11178528A JP 17852899 A JP17852899 A JP 17852899A JP 2001002538 A JP2001002538 A JP 2001002538A
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JP11178528A
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Yuka Takemoto
結香 竹本
Yoshinobu Yonetani
欣宣 米谷
Yoshihiro Okamoto
好弘 岡本
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Henkel Lion Cosmetics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用時の刺激臭がなく、且つ、優れた脱色染
毛効果が得られ、毛髪に対するダメージが少ない染毛剤
組成物を提供することを目的とする。 【解決手段】 (i)軽質イソパラフィンを含有する第
1剤と、酸化剤を含有する第2剤からなる2剤型の染毛
剤組成物を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、毛髪を染色あるい
は脱色するための染毛剤組成物に係わり、更に詳細には
脱色・染毛効果に優れ、且つ毛髪に対するダメージが少
なく、使用時の刺激臭のない染毛剤組成物に関する。
【0002】染毛剤は、広義には毛髪等を染色する「染
毛剤」と、毛髪等を脱色する「ブリーチ剤」がある。本
明細書においては、上記両者を含めて「染毛剤組成物」
と称する。
【0003】
【従来の技術】酸化染毛剤としては、第1剤にアルカリ
剤や酸化染料を、第2剤に酸化剤をそれぞれ必須成分と
して含有する二剤型の酸化染毛剤が、また、ブリーチ剤
としては第1剤にアルカリ剤を、第2剤に酸化剤をそれ
ぞれ必須成分として含有する二剤型ブリーチ剤が、従来
から知られている。これら二剤型のものは、使用時に第
1剤と第2剤とを混合して用いる。
【0004】これら染毛剤組成物において、アルカリ剤
は重要な作用を有している。すなわち、アルカリ剤は系
をアルカリ性にすることによって毛髪を柔軟、膨潤させ
て脱色や染毛をしやすくする他、第1剤と第2剤を混合
した際に、第2剤の有効成分である過酸化水素のような
酸化物をアルカリ性により分解させ、発生する酸素によ
って毛髪中のメラニン色素を分解し、毛髪を脱色する作
用を有する。また、酸化染毛剤においては、発生した酸
素が酸化染料を毛髪中の酸化定着させる基礎的な作用も
有している。
【0005】染毛剤組成物において、通常用いられるア
ルカリ剤としてはアンモニアとその塩類などの揮発性の
高い有機アミンや、モノエタノールアミン、アミノメチ
ルプロパノール等の不揮発性有機アミンがある。その中
でアルカリ剤としてよく用いられるアンモニアは、揮発
性のため毛髪に残留性がなく、毛髪へのダメージも他の
アルカリ剤に比べて少ないといわれているが、使用時に
アンモニアが目にしみたり、アンモニア臭が気になると
いう大きな問題点があった。
【0006】また、他のアルカリ剤として、モノエタノ
ールアミンやアミノメチルプロパノール等の不揮発性有
機アミンを使用することを提唱する特許出願が多くなさ
れている(例えば、特開平10−45547号、特開平
2−12928号、特開平10−25230号、特開平
9−255541号など)。しかし、これらの不揮発性
有機アミン(モノエタノールアミンやアミノメチルプロ
パノール)は、確かに無臭性であるが、分子量が大きい
為に脱色・染毛効果はアンモニアに比べて劣ることや、
不揮発性のため毛髪中に残留するおそれもあり、毛髪に
対するダメージも大きいという問題点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、刺激
臭や毛髪に対するダメージを与える上記アルカリ剤の配
合量を減らし、且つ優れた脱色・染毛効果が得られる染
毛剤組成物、さらには上記アルカリ剤を使用せずとも優
れた脱色・染毛効果が得られる染毛剤組成物を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために鋭意検討を重ねた結果、第1剤に軽質
イソパラフィンを配合することによって、従来使用され
ていたアルカリ剤の配合量を減少させて優れた脱色・染
毛効果が得られることを見いだした。これにより、例え
ばアンモニアの配合量を減少させることができたため、
その刺激臭を抑えたり、モノエタノールアミンの量を減
らして毛髪に対するダメージを少なくすることができる
ようになった。
【0009】更に、軽質イソパラフィンに加え、従来の
アルカリ剤に代えて第1剤にモノイソプロパノールアミ
ンを配合することによって、刺激臭もなく、より脱色・
染毛効果を高め、毛髪に対するダメージが少ない染毛剤
組成物が得られることを見いだした。本発明は、これら
知見に基づき完成されたものである。
【0010】即ち、本発明の第1の発明は、軽質イソパ
ラフィンを含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤
からなる2剤型の染毛剤組成物を提供するものである。
【0011】本発明の第2の発明は、(i)軽質イソパ
ラフィン及び(ii)モノイソプロパノールアミンを含有
する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤からなる2剤型
の染毛剤組成物を提供するものである。
【0012】上記のごとく、軽質イソパラフィンを使用
することによって、毛髪に対するダメージや刺激臭が少
なく、脱色・染毛効果に優れた染毛剤組成物が得られる
ことを見いだし、更に、モノイソプロパノールアミンと
軽質イソパラフィンを併用することによって、使用時の
刺激臭もなく、毛髪に対するダメージが少なく、かつよ
り脱色・染毛効果に優れた染毛剤組成物が得られること
を見いだした。
【0013】具体的には、第1剤において、第1剤全重
量に対して(i)軽質イソパラフィンを0.2〜10重量%含
む上記染毛剤組成物を提供する。
【0014】また、具体的には、第1剤において(ii)
モノイソプロパノールアミンを併用する場合、第1剤全
重量に対して(ii)モノイソプロパノールアミンを0.5
〜10重量%含む、上記染毛剤組成物を提供する。
【0015】より具体的には、(i)軽質イソパラフィ
ンが90〜190℃の範囲に沸点を有するものであることを
特徴とする上記染毛剤組成物を提供する。
【0016】また、本発明は剤型を特に限定することな
く、公知の剤型、例えば、液状、クリーム状等の二剤型
のものを任意に選択できる。
【0017】
【発明の実施の形態】使用時の染液とは、使用時に調製
した状態の溶液をいう。例えば、二剤型の場合は第1剤
と第2剤の混合したときの混合液、即ち、使用時の状態
となったものをいう。
【0018】第1剤 (i)軽質イソパラフィン 本発明の必須成分である軽質イソパラフィンは、主とし
てイソパラフィンからなる炭化水素の混合物であって、
公知物質であり、医薬部外品原料規格に掲載されるもの
である。
【0019】現在、市販されている軽質イソパラフィン
の沸点は、90〜250℃程度の範囲に含まれるものが
多いが、本発明においては、沸点が90〜190℃程度
の範囲に入るもの、好ましくは140〜190℃程度の
範囲に入るもの、より好ましくは170〜190℃程度
の範囲に入るものが好ましく使用できる。
【0020】市販されている軽質イソパラフィンの例示
としては、例えば、マルカゾール(丸善石油化学
(株))等が挙げられ、この中で、沸点が上記140〜
190℃の範囲に入るものが好ましく使用できる。
【0021】本発明において、該軽質イソパラフィンは
単独で又は2種以上混合して用いることができ、二剤型
の染毛剤組成物の第1剤全重量に対する軽質イソパラフ
ィンの配合量は、広い範囲から選択できるが、一般に
は、第1剤中の濃度として0.2〜10重量%、好ましく
は、0.5〜7重量%、より好ましくは、1〜5重量%配合す
るのがよい。0.2重量%より少ないと均一性のある十分
な脱色・染毛効果が得られず、10重量%を越えるとべー
ス自体の安定性や粘度等に悪影響を及ぼす。
【0022】上記軽質イソパラフィンが本発明の染毛剤
組成物の必須成分であるが、以下のモノイソプロパノー
ルアミンと組み合わせることによって、より刺激臭もな
く毛髪に対するダメージも少なく、かつより脱色・染毛
効果に優れた染毛剤組成物が得られる。
【0023】(ii)モノイソプロパノールアミン 本発明で使用されるモノイソプロパノールアミンは、式
(I):
【0024】
【化1】
【0025】で表され、分子量75.11の公知化合物
であって、公知方法によって製造できる。
【0026】本発明において、二剤型の染毛剤組成物の
第1剤全重量に対する、該モノイソプロパノールアミン
の配合量は、0.5〜10重量%、好ましくは1〜7重量%、
さらに好ましくは3〜7重量%である。0.5重量%より少
ないと十分な脱色・染毛効果が得られず、10重量%を超
えると毛髪に対してのダメージが大きくなる。
【0027】本発明の染毛剤組成物の第1剤は、必要に
応じて以下の成分等を配合していてもよい。以下、これ
ら成分について説明する。
【0028】 水として通常精製水を配合する。水の配合量としては、
各成分を所定量配合した場合の残部であり、その配合量
は、好ましくは第1剤全重量に対して、10〜95重量%程
度である。ただし、本発明の染毛剤組成物が染毛剤の場
合は、通常酸化染料や酸化防止剤を含むため、水の配合
量は、好ましくは10〜80重量%程度となる。
【0029】酸化染料 本発明の染毛剤組成物が染毛剤の場合には、通常酸化染
料を含有している。酸化染料としては、特に限定するこ
となく、公知のものを広く使用できる。より具体的に
は、次のものを例示することができる。
【0030】5−アミノオルトクレゾール、硫酸5−ア
ミノオルトクレゾール、2−アミノ−4−ニトロフェノ
ール、2−アミノ−5−ニトロフェノール、1−アミノ
−4−メチルアミノアントラキノン、3,3’−イミノ
ジフェノール、塩酸2,4−ジアミノフェノール、塩酸
トルエン−2,5−ジアミン、塩酸ニトロパラフェニレ
ンジアミン、塩酸パラフェニレンジアミン、塩酸N−フ
ェニルパラフェニレンジアミン、塩酸メタフェニレンジ
アミン、オルトアミノフェノール、カテコール、酢酸N
−フェニルパラフェニレンジアミン、1,4−ジアミノ
アントラキノン、2,6−ジアミノピリジン、硫酸2,
6−ジアミノピリジン、1,5−ジヒドロキシナフタレ
ン、ジフェニルアミン、トルエン−2,5−ジアミン、
トルエン−3,4−ジアミン、α−ナフトール、ニトロ
パラフェニレンジアミン、パラアミノフェニルスルファ
ミン酸、パラアミノフェノール、パラニトロオルトフェ
ニレンジアミン、パラフェニレンジアミン、パラメチル
アミノフェノール、ピクラミン酸、ピクラミン酸ナトリ
ウム、ピクリン酸、2−ヒドロキシ−5−ニトロ−
2’,4’−ジアミノアゾベンゼン−5−スルホン酸ナ
トリウム、ヒドロキノン、ピロガロール、N−フェニル
パラフェニレンジアミン、フロログルシン、ヘマテイ
ン、没食子酸、メタアミノフェノール、メタフェニレン
ジアミン、硫酸2−アミノ−5−ニトロフェノール、硫
酸オルトアミノフェノール、硫酸オルトクロルパラフェ
ニレンジアミン、 硫酸4,4’−ジアミノジフェニル
アミン、硫酸トルエン−2,5−ジアミン、硫酸ニトロ
パラフェニレンジアミン、硫酸パラアミノフェノール、
硫酸パラニトロオルトフェニレンジアミン、硫酸パラニ
トロメタフェニレンジアミン、硫酸パラフェニレンジア
ミン、硫酸パラメチルアミノフェノール、硫酸メタアミ
ノフェノール、硫酸メタフェニレンジアミン等。
【0031】上記染料を、単独で或いは2種以上を混合
して用いる。酸化染料の配合量としては、酸化染料の種
類、希望の染着の程度等によって、適宜選択され、任意
の量で配合することができるが、第1剤全重量に対し
て、上記酸化染料の少なくとも1種を、0.01〜20重量
%、好ましくは、0.02〜12重量%配合するのがよい。
【0032】金属封鎖剤 また、染毛剤組成物中に、金属イオンが存在すると、染
毛剤第1剤中に含まれる酸化染料の発色を速めたり、染
毛剤組成物中に含まれる一部の界面活性剤と石ケンをつ
くって不溶性の物質をつくるので、これを防止するため
に金属封鎖剤を配合することができる。
【0033】金属封鎖剤としては、特に限定することな
く、公知のものを広く使用できる。具体的には、例え
ば、エデト酸、エデト酸二ナトリウム、エデト酸四ナト
リウム、クエン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、
ポリリン酸ナトリウムなど挙げられる。これら金属封鎖
剤を、1種又は2種以上配合することができる。
【0034】金属封鎖剤の配合量としては、第1剤全重
量に対して、上記金属封鎖剤の少なくとも1種を、0.01
〜12重量%、好ましくは、0.02〜5重量%配合するのが
よい。
【0035】油剤 染毛剤組成物中に油剤を配合することもできる。油剤と
しては、特に限定されることなく、従来から染毛剤組成
物に使用されている公知のものを広く使用できる。具体
的には、例えば、オリブ油、ゴマ油、ヒマシ油、ヤシ
油、ホホバ油、流動パラフィン、ワセリン、オレイルア
ルコール、オレイン酸、ヘキシルデカノール、ミリスチ
ン酸イソプロピル、セタノール、ステアリルアルコー
ル、ベヘニルアルコール、セトステアリルアルコールな
どがあげられる。また、高重合メチルポリシロキサン、
ジメチルシロキサン、メチル(ポリオキシエチレン)シ
ロキサン共重合体、メチルフェニルポリシロキサンやア
ミノ変性シリコーン等も使用できる。
【0036】上記油剤を1種又は2種以上配合すること
ができ、油剤の配合量としては、通常配合されている配
合量であれば、特に限定されないが、第1剤全重量に対
して、0.1〜35重量%、好ましくは、0.2〜20重量%にな
るよう配合されるのが好ましい。
【0037】界面活性剤 染毛剤組成物中に界面活性剤を配合することもできる。
界面活性剤としては、特に限定されることなく、公知の
ものを広く使用できる。具体的には、非イオン性界面活
性剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、カチオ
ン性界面活性剤などが挙げられる。より具体的には、以
下の通りである。
【0038】非イオン性界面活性剤 ポリオキシエチレンイソステアリルエーテル、ポリオキ
シエチレンイソセチルエーテル、ポリオキシエチレンオ
クチルドデシルエーテル、ポリオキシエチレンオレイル
エーテル、ポリオキシエチレンオレイルセチルエーテ
ル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキ
シエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンセトス
テアリルエーテル、ポリオキシエチレントリデシルエー
テル、ポリオキシブチルエーテル、ポリオキシエチレン
ベヘニルエーテル、ポリオキシエチレンミリスチルエー
テル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキ
シエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチ
レンジノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンノ
ニルフェニルエーテル等が挙げられる。
【0039】アニオン界面活性剤 N−アシル−L−グルタミン酸ジエタノールアミン、N
−アシル−L−グルタミン酸トリエタノールアミン、N
−アシル−L−グルタミン酸ナトリウム、イセチオン酸
ナトリウム、ウンデシレノイルアミドエチルスルホコハ
ク酸二ナトリウム、オクチルフェノキシジエトキシエチ
ルスルホン酸ナトリウム、オレオイルザルコシン、オレ
オイルメチルタウリンナトリウム、カルボキシ化ポリオ
キシエチレントリデシルエーテル、L−グルタミン酸ト
リエタノールアミン硬化牛脂脂肪酸アミド、L−グルタ
ミン酸ナトリウム硬化牛脂脂肪酸アミド、L−グルタミ
ン酸ナトリウムヤシ油脂肪酸アミド、硬化ヤシ油脂肪酸
グリセリル硫酸ナトリウム、ジウンデシレノイルアミド
エチルスルホコハク酸ナトリウム、N−ステアロイル−
L−グルタミン酸ナトリウム、ステアロイル−L−グル
タミン酸二ナトリウム、ステアロイルメチルタウリンナ
トリウム、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム、スル
ホコハク酸ポリオキシエチレンラウロイルエタノールア
ミドエステル二ナトリウム、スルホコハク酸ラウリル二
ナトリウム、セチル硫酸ジエタノールアミン、セチル硫
酸ナトリウム、セトステアリル硫酸ナトリウム、デキス
トラン硫酸ナトリウム、テトラデセンスルホン酸ナトリ
ウム、ドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミ
ン、トリデシル硫酸トリエタノールアミン、N−パルミ
トイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミン、ポリオ
キシエチレンウンデシルエーテル硫酸ナトリウム、ポリ
オキシエチレンオクチルフェニルエーテル硫酸ナトリウ
ム、ポリオキシエチレンオレイルエーテル硫酸アンモニ
ウム、ポリオキシエチレンスルホコハク酸ラウリル二ナ
トリウム、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンペンタデシルエー
テル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンミリスチルエ
ーテル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレン
ミリスチルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレ
ンラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン、ポリオ
キシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ミリス
チル硫酸ジエタノールアミン、ミリスチル硫酸ナトリウ
ム、N−ミリストイル−L−グルタミン酸ナトリウム、
ミリストイルメチルアミノ酢酸ナトリウム、ミリストイ
ルメチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸カリウム、
ヤシ油脂肪酸・牛脂脂肪酸−L−グルタミン酸ナトリウ
ムアミド、N−ヤシ油脂肪酸−L−グルタミン酸トリエ
タノールアミン、N−ヤシ油脂肪酸−L−グルタミン酸
ナトリウム、ヤシ油脂肪酸サルコシン、ヤシ油脂肪酸サ
ルコシントリエタノールアミン、ヤシ油脂肪酸サルコシ
ンナトリウム、ヤシ油脂肪酸トリエタノールアミン、ヤ
シ油脂肪酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルアラニンナ
トリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンカリウム、ヤシ
油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ラウリルアミノジ
プロピオン酸ナトリウム、ラウリルスルホ酢酸ナトリウ
ム、ラウリルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリル
硫酸、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸エタノ
ールアミンラウリル硫酸カリウム、ラウリル硫酸ジエタ
ノールアミン、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラ
ウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸マグネシウム、ラ
ウロイル−L−グルタミン酸トリエタノールアミン、N
−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウム、ラウロイ
ルサルコシン、ラウロイルサルコシンカリウム、ラウロ
イルサルコシンナトリウム、ラウロイルメチルβ−アラ
ニンナトリウム液、ラウロイルメチルタウリンナトリウ
ム、ラウロイルメチルタウリンナトリウム液等が挙げら
れる。
【0040】両性界面活性剤 2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシ
エチルイミダゾリニウムベタイン、ウンデシノイル−カ
ルボキシルメトキシエチルカルボキシメチルイミダゾリ
ニウムベタインナトリウム、ウンデシルヒドロキシエチ
ルイミダゾリニウムベタインナトリウム、ウンデシル−
N−ヒドロキシエチル−N−カルボキシメチルイミダゾ
リニウムベタイン、塩酸アルキルジアミノエチルグリシ
ン液、ステアリルジヒドロキシエチルベタイン、ステア
リルジメチルベタインナトリウム、ステアリルベタイ
ン、ビス(ステアリル−N−ヒドロキシエチルイミダゾ
リン)クロル酢酸錯体ヤシ油アルキル−N−カルボキシ
エチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイ
ンナトリウム、ヤシ油アルキルベタイン、ヤシ油脂肪酸
アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸−N−カルボキ
シメトキシエチル−N−カルボキシエチルイミダゾリニ
ウムベタインナトリウム、ヤシ油脂肪酸−N−カルボキ
シメトキシエチル−N−カルボキシメチルイミダゾリニ
ウムジナトリウムラウリル硫酸、ラウリルジメチルアミ
ノ酢酸ベタイン、β−ラウリルアミノプロピオン酸ナト
リウム、ラウリルアミノプロピオン酸トリメタノールア
ミン、ラウリルジアミノエチルグリシンナトリウム等が
挙げられる。
【0041】カチオン界面活性剤 エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチ
ルアンモニウム(1)、塩化アルキルトリメチルアンモ
ニウム、塩化オクタデシルアンモニウム、塩化オクチル
ジヒドロキシエチルメチルアンモニウム、塩化ジアルキ
ル(12〜15)ジメチルアンモニウム、塩化ジアルキ
ル(14〜18)ジメチルアンモニウム、塩化ジココイ
ルジメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルア
ンモニウム、塩化ジセチルジメチルアンモニウム液、塩
化ジ(ポリオキシエチレン)オレイルメチルアンモニウ
ム、塩化ステアリルジヒドロキシエチルベタインナトリ
ウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルト
リメチルアンモニウム、塩化セチルピリジニウム、塩化
ベンザルコニウム、塩化ベンザルコニウム液、塩化ベン
ザトニウム、塩化ベンザトニウム液、塩化ポリオキシエ
チレン(1)ポリオキシプロピレン(25)ジエチルメ
チルアンモニウム、塩化ミリスチルジメチルベンジルア
ンモニウム、塩化メチルベンゼトニウム、塩化ラウリル
トリメチルアンモニウム、塩化ラウリルピリジニウム
液、臭化アルキルイソキノリウム液、臭化ステアリルト
リメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニ
ウム、臭化ラウリルトリメチルアンモニウム、ステアリ
ルトリメチルアンモニウムサッカリン、セチルトリメチ
ルアンモニウムサッカリン等が挙げられる。
【0042】上記の界面活性剤を、1種又は2種以上配
合することができる。該界面活性剤の配合量としては、
任意の量を使用できるが、第1剤全重量に対して、60重
量%程度までではあるが、0.5〜50重量%、好ましく
は、1〜40重量%配合することができる。
【0043】酸化防止剤 また、本発明の染毛剤組成物が染毛剤の場合には、使用
する前に酸化染料が酸化され、無用な発色することを抑
える目的で、酸化防止剤を配合することができる。
【0044】酸化防止剤としては、特に限定することな
く、公知のものを広く使用できる。具体的には、例え
ば、チオグリコール酸、チオグリコール酸カルシウム、
チオグリコール酸アンモニウム、亜硫酸ナトリウム、ア
スコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム、アスコルビ
ン酸アンモニウム、没食子酸プロピル、トコフェノー
ル、L−システィン、ホモシスティン、N−アセチル−
L−システィンなどが挙げられる。これら酸化防止剤
を、1種又は2種以上配合することができる。
【0045】酸化防止剤の配合量としては、第1剤全重
量に対して、上記酸化防止剤の少なくとも1種を、0.01
〜10重量%、好ましくは、0.02〜5重量%配合するのが
よい。
【0046】pH調整剤 pHを調節するためにpH調整剤を配合することもでき
る。本発明において、アルカリ性にするためのpH調整
剤であるアルカリ剤としては、特に限定されることなく
公知のものを広く使用してもよい。また、上記モノイソ
プロパノールアミンを使用する場合であっても、刺激臭
やダメージを生じない程度であれば、特に限定されるこ
となく公知のものを広く使用してもよい。
【0047】具体的には、例えば、アンモニア、モノエ
タノールアミン(MEA)、ジエタノールアミン(DEA)、
トリエタノールアミン(TEA)、2−アミノ−2−メチ
ル−1−プロパノール(AMP)、2−アミノ−2−メチ
ル−1,3−プロパンジオール(AMPD)、テトラキス
(2−ヒドロキシイソプロピル)エチレンジアミン(T
E)などのアミン系アルカリ剤が挙げられる。また、ア
ンモニア等のアミン系アルカリ剤の代わりに、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム等の無機アルカリ剤も使用可
能である。酸性にするためのpH調整剤としては、特に
限定することなく、公知のものを広く使用でき、例え
ば、リン酸、クエン酸、酒石酸などが挙げられる。これ
らpH調整剤を、1種又は2種以上配合してもよい。
【0048】モノイソプロパノールアミン以外のpH調
整剤の配合量としては、任意の量が使用できるが、第1
剤全重量に対して、20重量%程度までではあるが、0.1
〜20重量%、好ましくは、0.2〜12重量%程度がよい。
【0049】本発明の第1の発明の染毛剤組成物が染毛
剤の場合の第1剤の典型的な組成は、第1剤全重量に対
して、(i)軽質イソパラフィンを0.2〜10重量%(好ま
しくは、0.5〜7重量%)、(iii)酸化染料を0.01〜20
重量%(好ましくは、0.02〜12重量%)、(iv)金属封
鎖剤を0.01〜12重量%(好ましくは0.02〜5重量%)、
(v)油剤を0.1〜35重量%(好ましくは0.2〜20重量
%)、(vi)界面活性剤を0.5〜50重量%(好ましくは1
〜40重量%)、(vii)酸化防止剤を0.01〜10重量%
(好ましくは0.02〜5重量%)、(viii)水を10〜80重
量%、(ix)pH調整剤を0.1〜20重量%(好ましくは
0.2〜12重量%)含むものである。
【0050】本発明の第1の発明の染毛剤組成物がブリ
ーチ剤の場合の第1剤の典型的な組成は、第1剤全重量
に対して、(i)軽質イソパラフィンを0.2〜10重量%
(好ましくは、0.5〜7重量%)、(iv)金属封鎖剤を0.
01〜12重量%(好ましくは0.02〜5重量%)、(v)油剤
を0.1〜35重量%(好ましくは0.2〜20重量%)、(vi)
界面活性剤を0.5〜50重量%(好ましくは1〜40重量
%)、(viii)水を10〜95重量%、(ix)pH調整剤を
0.1〜20重量%(好ましくは0.2〜12重量%)含むもので
ある。
【0051】本発明の第2の発明の染毛剤組成物が染毛
剤の場合の第1剤の典型的な組成は、第1剤全重量に対
して、(i)軽質イソパラフィンを0.2〜10重量%(好ま
しくは、0.5〜7重量%)、(ii)モノイソプロパノール
アミンを0.5〜10重量%(好ましくは3〜7重量%)(ii
i)酸化染料を0.01〜20重量%(好ましくは、0.02〜12
重量%)、(iv)金属封鎖剤を0.01〜12重量%(好まし
くは0.02〜5重量%)、(v)油剤を0.1〜35重量%(好
ましくは0.2〜20重量%)、(vi)界面活性剤を0.5〜50
重量%(好ましくは1〜40重量%)、(vii)酸化防止剤
を0.01〜10重量%(好ましくは0.02〜5重量%)、(vii
i)水を10〜80重量%、更に必要に応じて、(ix)pH
調整剤を0.1〜20重量%(好ましくは0.2〜12重量%)含
むものである。
【0052】本発明の第2の発明の染毛剤組成物がブリ
ーチ剤の場合の第1剤の典型的な組成は、第1剤全重量
に対して、(i)軽質イソパラフィンを0.2〜10重量%
(好ましくは、0.5〜7重量%)、(ii)モノイソプロパ
ノールアミンを0.5〜10重量%(好ましくは3〜7重量
%)(iv)金属封鎖剤を0.01〜12重量%(好ましくは0.
02〜5重量%)、(v)油剤を0.1〜35重量%(好ましく
は0.2〜20重量%)、(vi)界面活性剤を0.5〜50重量%
(好ましくは1〜40重量%)、(viii)水を10〜95重量
%、更に必要に応じて、(ix)pH調整剤を0.1〜20重
量%(好ましくは0.2〜12重量%)含むものである。
【0053】このほか、公知の毛髪保護剤、ゲラニオー
ルなどの着香料、プロピレングリコール;エチルアルコ
ール、イソプロピルアルコール、ゲラニオール変性アル
コール(例えば、95%ゲラニオール変性アルコール、即
ち、95%エタノール200リットルにゲラニオール300g
を混和したもの)などの低級アルコール等の溶解剤、高
分子化合物、色素、紫外線吸収剤、安定剤、浸透剤、湿
潤剤、養毛剤なども、染毛剤組成物の性能を損なわない
程度に適宜加えてもよい。
【0054】第2剤 第2剤の組成物としては、各種形態のものが使用でき、
液状、クリーム状等問わない。更に、本発明の第1剤と
使用時に混合する第2剤としては、特に限定されること
なく、公知のものを広く使用できる。具体的には、酸化
剤及び水を含んでおり、更に必要に応じて、以下の成分
等を配合しても良い。以下、これら成分について説明す
る。
【0055】酸化剤 第2剤に含まれる酸化剤としては、特に限定することな
く、公知のものを広く使用できる。具体的には、例え
ば、過酸化水素、過酸化物のような、水と接触して酸素
を遊離するようなもの等が挙げられる。
【0056】より具体的には、過酸化水素(通常、10
〜35重量%水溶液として使用される。)、過ホウ酸ナ
トリウム、過ホウ酸アンモニウム、過ホウ酸カリウム、
過炭酸ナトリウム、臭素酸ナトリウム(これらは、水溶
液又は原料のままで配合される。)等が挙げられる。上
記酸化剤を、1種又は2種以上混合して用いても良い。
【0057】酸化剤の配合量としては、染毛剤において
は酸化染料をすべて酸化できる量であれば、また、ブリ
ーチ剤においては脱色するのに十分な酸素が発生する量
であれば特に限定されないが、第2剤中全重量に対し
て、酸化剤を0.01〜40重量%程度、好ましくは、0.1〜3
0重量%程度配合するのがよい。
【0058】 水として通常精製水を配合する。水の配合量としては、
各成分を所定量配合した場合の残部であり、その配合量
は、好ましくは第2剤全重量に対して、10〜95重量%程
度である。
【0059】酸化剤の安定化剤 第2剤中に酸化剤の安定化剤を配合することもできる。
該安定化剤としては、特に限定されることなく、従来か
ら染毛剤組成物に使用されている公知のものを広く使用
できる。より具体的には、リン酸、ピロリン酸、リン酸
三ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、アセトアニリ
ド、スズ酸ナトリウム等が挙げられる。
【0060】上記の安定化剤を、1種或いは2種以上配
合することができる。上記の安定化剤の配合量として
は、酸化剤が安定化される量であれば特に限定されるこ
となく広い範囲から選択できる。一般には、第2剤全重
量に対して、0.00005〜0.5重量%、好ましくは、0.0001
〜0.1重量%の量で配合するのがよい。
【0061】油剤 第2剤中に、湿潤、保湿、柔軟作用を与えるためや、第
2剤を増粘させる目的で油剤を配合することもできる。
油剤としては、特に限定されることなく、従来から染毛
剤組成物に使用されている公知のものを広く使用でき
る。より具体的には、ベヘニルアルコール、セタノール
等の高級アルコール、アボガド油、マカデミアナッツ
油、ヒマシ油等の油脂、流動パラフィン、スクワラン、
マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素、ラウリン
酸、ミリスチン酸、ステアリン酸等の高級脂肪酸、ミリ
スチン酸イソプロピル、イソステアリン酸イソセチル、
乳酸ミリスチル等のエステル類等が挙げられる。また、
高重合メチルポリシロキサン、ジメチルシロキサン、メ
チル(ポリオキシエチレン)シロキサン共重合体、メチ
ルフェニルポリシロキサンやアミノ変性シリコーン等も
使用できる。
【0062】上記の油剤は、1種単独で或いは2種以上
混合して配合することができ、その配合量としては、添
加目的を達成するに足る量であれば限定されることなく
広い範囲から選択できる。一般には、第2剤全重量に対
して、0.1〜35重量%、好ましくは、0.2〜20重量%の量
で配合するのがよい。
【0063】界面活性剤 第2剤中に、湿潤、柔軟、加脂、乳化する目的で界面活
性剤を配合することもできる。界面活性剤としては、特
に限定されることなく、公知のものを広く使用できる。
具体的には、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活
性剤、両性界面活性剤、カチオン性界面活性剤などが挙
げられる。より具体的には、上記第1剤の成分中で記載
したものが使用できる。
【0064】上記の界面活性剤は、1種単独で又は2種
以上混合して配合することができる。該界面活性剤の配
合量としては、添加目的を達成するに足る量であれば限
定されることなく任意の量を使用できる。一般には、第
2剤全重量に対して、60重量%程度までではあるが、0.
5〜50重量%、好ましくは、1〜40重量%の量で配合する
ことができる。
【0065】金属封鎖剤 また、染毛剤組成物中に、金属イオンが存在すると、染
毛剤第1剤中に含まれる酸化染料の発色を速めたり、染
毛剤組成物中に含まれる一部の界面活性剤と石ケンをつ
くって不溶性の物質をつくるので、これを防止するため
に金属封鎖剤を配合することができる。
【0066】金属封鎖剤としては、特に限定することな
く、公知のものを広く使用できる。具体的には、例え
ば、エデト酸、エデト酸二ナトリウム、エデト酸四ナト
リウム、クエン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、
ポリリン酸ナトリウムなど挙げられる。これら金属封鎖
剤を、1種又は2種以上配合することができる。
【0067】金属封鎖剤の配合量としては、第2剤全重
量に対して、上記金属封鎖剤の少なくとも1種を、0.01
〜1重量%、好ましくは、0.05〜0.5重量%配合するのが
よい。
【0068】本発明の染毛剤組成物において、第2剤の
典型的な組成は、第2剤全重量に対して、(a)酸化剤を
0.01〜40重量%程度、好ましくは、0.1〜30重量%、(b)
水を10〜95重量%程度、必要に応じて、(c)酸化剤の安
定化剤を0.00005〜0.5重量%、好ましくは、0.0001〜0.
1重量%、(d)油剤を0.1〜35重量%、好ましくは、0.2〜
20重量%、(e)界面活性剤を0.5〜50重量%、好ましく
は、1〜40重量%、(f)金属封鎖剤を0.01〜1重量%、好
ましくは、0.05〜0.5重量%を含むものである。
【0069】このほか、本発明では、必要に応じて、公
知の毛髪保護剤、ゲラニオールなどの着香料、色素、紫
外線吸収剤、安定剤、浸透剤、湿潤剤、養毛剤なども、
第2剤の性能を損なわない範囲に適宜加えてもよい。
【0070】本発明の二剤型の染毛剤組成物における第
1剤及び第2剤は、公知の方法、例えば、第1剤、第2
剤共に、全成分を配合し混合するか、必要に応じて、一
部の成分を配合し加温後攪拌混合し、その後冷却して残
りの成分を加え混合することによって製造することがで
きる。こうして得られた第1剤及び第2剤を、公知の方
法、例えば、使用直前に第1剤と第2剤を混合すること
によって、染毛剤組成物として使用することができる。
第1剤及び第2剤は、通常等重量混合され、上記記載の
各濃度は染液中においては記載の濃度の1/2の濃度にな
るが、これに限定されない。
【0071】本発明の染毛剤組成物は、常法に従って染
毛あるいは脱色処理することができ、染毛あるいは脱色
時間は、酸化染料の種類、量、希望の染着あるいは脱色
の程度によって、適宜選択されるが、通常40分程度まで
である。
【0072】
【発明の効果】本発明の染毛剤組成物は、第1剤に軽質
イソパラフィンを配合することによって、従来使用され
ていたアルカリ剤の配合量を減少させて優れた脱色・染
毛効果が得られ、例えばアンモニアの配合量を減少させ
ることができたため、使用時に目がしみたり、不快なに
おいを抑えられ、モノエタノールアミンの量を減らして
毛髪に対するダメージを少なくすることができるように
なった。
【0073】更に、軽質イソパラフィンに加え、従来の
アルカリ剤に代えて第1剤にモノイソプロパノールアミ
ンを配合することによって、刺激臭もなく、より脱色・
染毛効果を高め、毛髪に対するダメージが少なくなっ
た。
【0074】
【実施例】以下、本発明を実施例を用いて説明するが、
本発明は、これら実施例によって限定されるものではな
い。なお、以下の実施例において“部”とは、“重量
部”を表わし、”%”とは、”重量%”を表わす。
【0075】評価方法については、下記に示した方法に
よって各項目の評価を行った。
【0076】1.ブリーチ力 第1剤と第2剤を重量比で等量混合し、得られた混合物
8gを、5トーンの黒毛束(人毛)4gに塗布し、30
℃で20分間放置した後、ぬるま湯で充分すすぎシャン
プー後熱風で乾燥した。この黒毛束のブリーチされた度
合いを評価した。4トーン以下の値で明るくなったと判
断され、4.1トーン以上の値では明るくなったとは判断
されない。従って、0.1きざみの以下の基準で評価し
た。 ◎:3.2トーン以下(非常に明るくなった。) ○:3.3〜3.7トーン(少し明るくなった。) △:3.8トーンから4.0トーン(やや明るくなっ
た。) ×:4.1トーン以上(明るくなっていないか、わずか
に明るくなった程度である。) 2.手触り感 第1剤と第2剤を重量比で等量混合し、得られた混合物
8gを、黒毛束(人毛)4gに塗布し、30℃で20分
間放置した後、ぬるま湯で充分すすぎシャンプー後熱風
で乾燥した。この黒毛束の手触り感をくし通りにより以
下の基準で評価した。 ◎:くし通りがとてもなめらかで良い。。 ○:くし通りがなめらかで良い。 ×:くし通りが悪い。
【0077】3.染色性 第1剤と第2剤を重量比で等量混合し、得られた混合物
8gを、山羊毛4gに塗布し、30℃で20分間放置し
た後、ぬるま湯で充分すすぎシャンプー後熱風で乾燥し
た。この染色した山羊毛での染色性を目視により以下の
基準で評価した。 ◎:ムラが無く、濃く褐色に染まっている。 ○:ほぼムラが無く、褐色に染まっている。 △:ムラが若干あり、薄い褐色にしか染まっていない。 ×:ムラがあり、薄い褐色にしか染まっていない。
【0078】4.刺激臭 第1剤と第2剤を重量比で等量混合し、得られた混合物
のにおいを嗅いだ。その刺激臭について以下の基準で評
価した。 ◎:刺激臭を全く感じない。 ○:刺激臭をほとんど感じない。 ×:刺激臭を強く感じる。
【0079】以下に本実施例で使用される略号の意味を
示す。 TGAA:チオグリコール酸アンモニウム EDTA:エデト酸二ナトリウム実施例1及び2並びに比較例1及び2 下記表1に記載の各成分及び割合の第1剤及び表2に記
載の第2剤(実施例及び比較例において共通)を常法に
従って調製した。即ち、第1剤については、pH調製剤
である各種アルカリ剤(アンモニア水又はモノエタノー
ルアミン)及び香料以外の各成分を混合して75℃で加
熱溶解させ、攪拌しながら冷却し、ついで50℃付近で
アルカリ剤及び香料を配合して混合し、室温まで冷却し
た。第2剤については、過酸化水素水及びリン酸を除く
成分を配合し、70〜75℃程度に加温後攪拌混合し、
その後室温まで冷却して過酸化水素水及びリン酸を混合
して調製した。
【0080】
【表1】
【0081】
【表2】
【0082】第1剤と第2剤を重量比で等量混合し、染
色性、手触り、刺激臭の評価を行った。結果を表3に示
す。
【0083】
【表3】
【0084】実施例1と比較例1及び実施例2と比較例
2の結果から、軽質イソパラフィンを配合することによ
って、アンモニアの量やモノエタノールアミンの配合量
を減らしても優れた染毛効果が得られ、更に、アンモニ
アの量を減らすことによってその刺激臭を抑えられ、ま
たモノエタノールアミンの量を減らすことによって毛髪
に対するダメージを少なくすることができた。
【0085】実施例3〜24及び比較例3 下記表4〜表7に記載の各成分及び割合の第1剤及び上
記表2に記載の第2剤(実施例及び比較例において共
通)を実施例1及び2に記載の方法と同様にして調製し
た。表4及び表6に記載の第1剤は、酸化染料及び酸化
防止剤を含んでおらず、ブリーチ力及び手触りの評価の
ための処方であり、表5及び表7に記載の第1剤は、酸
化染料及び酸化防止剤を含んでおり、染色性、手触り及
び刺激臭の評価のための処方である。
【0086】
【表4】
【0087】
【表5】
【0088】
【表6】
【0089】
【表7】
【0090】第1剤と第2剤を重量比で等量混合し、上
記記載の評価を行った。結果を表8〜表11に示す。
【0091】
【表8】
【0092】
【表9】
【0093】
【表10】
【0094】
【表11】
【0095】表8〜表11の結果から、モノイソプロパ
ノールアミンと軽質イソパラフィンを併用すると、いず
れの配合割合においても刺激臭が全くなく、ブリーチ剤
においてはブリーチ力及び手触りに優れ、染毛剤におい
ては染色性及び手触りに優れることが明らかになった。
【0096】また、表8及び表9から、軽質イソパラフ
ィンは、第1剤中での濃度が0.2重量%であっても、ブ
リーチ力、染色性及び手触り感において効果があり、
7.0重量%を越えて配合しても効果は認められるが、著
しい向上は認められず、1〜5重量%の配合割合で著し
い効果の向上が認められた。
【0097】更に、表10及び表11から明らかなよう
に、モノイソプロパノールアミンは、第1剤中での濃度
が0.5重量%であっても、ブリーチ力、手触り感及び染
色性において効果があり、7.0重量%を越えて配合して
も効果は認められるが、3〜7重量%の配合割合で著しい
効果の向上が認められた。 実施例25〜27 アルカリ剤として更にアンモニア水又はモノエタノール
アミンを加えた表12に記載の第1剤を実施例1〜24
と同様の方法で調製した。第2剤については、上記表2
に示した実施例1〜24と同じものを同様の方法で製造
し使用した。
【0098】
【表12】
【0099】第1剤と第2剤を重量比で等量混合し、染
色性、刺激臭及び手触り感の評価を行った。結果を表1
3に示す。
【0100】
【表13】
【0101】実施例25及び26の結果より、少量のモ
ノイソプロパノールアミンを配合することによって、よ
りアンモニアやモノエタノールアミンの配合量を減少さ
せることができ、刺激臭もなく、優れた染毛効果と手触
り感を得ることができることが明らかになった。
【0102】更に、実施例1、2及び実施例27で使用
したアルカリ剤の第1剤中での濃度及び効果を比較す
る。第1剤中の各アルカリ剤の濃度を算出すると各々0.
51mol/l、0.49mol/l、0.51mol/lとなり、ほぼ同濃度を
有することが判るが、その効果は表13から明らかなよ
うに、軽質イソパラフィンを含む染毛剤において、モノ
イソプロパノールアミンを併用することが最も染色性、
手触り感、刺激臭の点において優れていることがわかっ
た。
【0103】実施例28〜33 異なる沸点を有する種々の軽質イソパラフィンとモノイ
ソプロパノールアミンとの併用効果を示すために、下記
表14及び表15に記載の各成分及び割合の第1剤及び
上記表2に記載の第2剤(実施例28〜33において共
通)を実施例1及び2に記載の方法と同様にして調製し
た。表14に記載の第1剤は、酸化染料及び酸化防止剤
を含んでおらず、ブリーチ力及び手触りの評価のための
処方であり、表15に記載の第1剤は、酸化染料及び酸
化防止剤を含んでおり、染色性、手触り及び刺激臭の評
価のための処方である。
【0104】
【表14】
【0105】
【表15】
【0106】第1剤と第2剤を重量比で等量混合し、上
記記載の評価を行った。結果を表16及び表17に示
す。
【0107】
【表16】
【0108】
【表17】
【0109】表16及び表17の結果から、モノイソプ
ロパノールアミンと種々の沸点の軽質イソパラフィンを
併用すると、いずれの沸点を有する軽質イソパラフィン
においてもブリーチ力、染色性及び手触り感に優れてい
たが、特に、90〜190℃の範囲に沸点を有する軽質イソ
パラフィンを使用することによって、ブリーチ力、染色
性及び手触り感に優れることが明らかになった。また、
表17に示すごとく実施例31及び32において、染色
性の評価はともに○であったが、実施例32の処方の方
がより染色性が優れていた。
【0110】更に、特に170〜190℃の範囲に沸点を有す
る軽質イソパラフィンを使用することによって、最もブ
リーチ力、染色性及び手触りに優れることが明らかにな
った。
【0111】実施例34〜37並びに比較例4及び5 下記表18に記載の各成分及び割合の液状の第1剤及び
表19に記載の液状の第2剤(実施例及び比較例におい
て共通)を常法に従って調製した。即ち、第1剤及び第
2剤とも、全成分を配合し全体が均一になるまで攪拌混
合して調製した。
【0112】
【表18】
【0113】
【表19】
【0114】第1剤と第2剤を重量比で等量混合し、染
色性、手触り、刺激臭の評価を行った。結果を表20に
示す。
【0115】
【表20】
【0116】前記記載のクリーム状の染毛剤組成物と同
様、実施例34と比較例4及び実施例35と比較例5の
結果から、軽質イソパラフィンを配合することによっ
て、アンモニアの量やモノエタノールアミンの配合量を
減らしても優れた染毛効果が得られ、更に、アンモニア
の量を減らすことによってその刺激臭を抑えられ、また
モノエタノールアミンの量を減らすことによって毛髪に
対するダメージを少なくすることができた。
【0117】また、実施例36及び37の結果より、少
量のモノイソプロパノールアミンを配合することによっ
て、よりアンモニアやモノエタノールアミンの配合量を
減少させることができ、刺激臭もなく、優れた染毛効果
と手触り感を得ることができることが明らかになった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 好弘 大阪府大阪市西成区千本南2−16−26 山 発産業株式会社玉出工場内 Fターム(参考) 4C083 AB082 AB282 AC011 AC012 AC072 AC122 AC242 AC532 AC541 AC542 AC552 AC642 AC772 AC782 CC36 DD23 DD31 EE09 EE26 EE27

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (i)軽質イソパラフィンを含有する第
    1剤と、酸化剤を含有する第2剤からなる2剤型の染毛
    剤組成物。
  2. 【請求項2】 (i)軽質イソパラフィン及び(ii)モ
    ノイソプロパノールアミンを含有する第1剤と、酸化剤
    を含有する第2剤からなる2剤型の染毛剤組成物。
  3. 【請求項3】 第1剤において、第1剤全重量に対して
    (i)軽質イソパラフィンを0.2〜10重量%含む、請求項
    1又は2記載の染毛剤組成物。
  4. 【請求項4】 第1剤において、第1剤全重量に対して
    (ii)モノイソプロパノールアミンを0.5〜10重量%含
    む、請求項2又は3に記載の染毛剤組成物。
  5. 【請求項5】 (i)軽質イソパラフィンが90〜190℃の
    範囲に沸点を有するものであることを特徴とする請求項
    1〜4のいずれかに記載の染毛剤組成物。
  6. 【請求項6】 染毛剤組成物が、液状又はクリーム状で
    あることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の
    染毛剤組成物。
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