JP2000336020A - 染毛剤組成物 - Google Patents

染毛剤組成物

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JP2000336020A
JP2000336020A JP11146473A JP14647399A JP2000336020A JP 2000336020 A JP2000336020 A JP 2000336020A JP 11146473 A JP11146473 A JP 11146473A JP 14647399 A JP14647399 A JP 14647399A JP 2000336020 A JP2000336020 A JP 2000336020A
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Japan
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weight
hair
hydrolyzed
sodium
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JP11146473A
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Keiran Kado
恵蘭 門
Yoshinobu Yonetani
欣宣 米谷
Yoshihiro Okamoto
好弘 岡本
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Henkel Lion Cosmetics Co Ltd
Original Assignee
Henkel Lion Cosmetics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用時の刺激臭と毛髪に対するダメージが少な
く、均染性に優れた染毛あるいは脱色効果の高い染毛剤
組成物を提供する。 【解決手段】 (i)モノイソプロパノールアミン及び(i
i)蛋白質加水分解物又はその誘導体からなる群から選ば
れる少なくとも1種を含有する第1剤と、酸化剤を含有
する第2剤からなる2剤型の染毛剤組成物を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、毛髪を染色あるい
は脱色するための染毛剤組成物に係わり、更に詳細には
使用時の刺激臭と毛髪に対するダメージが少なく、均染
性に優れた染毛あるいは脱色効果の高い染毛剤組成物に
関する。
【0002】染毛剤は、広義には毛髪等を染色する「染
毛剤」と、毛髪等を脱色する「ブリーチ剤」がある。本
明細書においては、上記両者を含めて「染毛剤組成物」
と称する。
【0003】
【従来の技術】従来より染毛剤としては、酸化染料中間
体を含有する第1剤と酸化剤を含有する第2剤よりなる
2剤型の酸化染毛剤が広く利用されている。この染毛剤
は第1剤中に含まれる低分子の酸化染料中間体を毛髪中
に浸透させ、毛髪の中で第2剤中に含まれる酸化剤によ
って酸化重合を行わせることにより、色素を生成させ毛
髪を染着するものである。これらの酸化染毛剤は要望に
応じた種々の色調に毛髪を染毛することができ、しかも
その染毛力は非常に優れており一般に広く利用されてい
るものである。
【0004】また、ブリーチ剤としては、アルカリ剤を
含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤からなる2
剤型のものが多く、アルカリ剤により過酸化水素水等の
酸化物が分解され、酸素を発生し、この酸素によって毛
髪中のメラニンが分解されることにより毛髪を脱色する
ものである。
【0005】一般に、毛髪には、周りのpHが毛髪の主成
分のケラチン蛋白の示す等電点より高いときに、膨潤を
おこす性質があり、染料や酸化剤等が浸透しやすくなる
ため、これら染毛剤組成物の使用時の染液中のpHは、お
よそ6〜12に調整される。また、必要に応じてpH調
整剤の一つであるアルカリ剤を配合してpHをアルカリ領
域に調整する。第1剤中に配合されるアルカリ剤として
は、アンモニア及びモノエタノールアミンなどのアルカ
ノールアミンが用いられている。
【0006】しかしながら、第1剤のアルカリ剤として
主にアンモニアを配合すると、刺激臭が生じる問題があ
る。一方、モノエタノールアミンを主に配合すると、刺
激臭はないが、毛髪に十分な明度を付与できず、染毛力
及び脱色力も弱い。更に、モノエタノールアミンを多量
に配合すると、水洗時毛髪がきしんだり、又乾燥時は毛
髪のぱさつきが生じる問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、使用
時の刺激臭がなく、且つ、毛髪に対するダメージが少な
く、更に均染性に優れた染毛あるいは脱色効果の高い染
毛剤組成物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために鋭意検討した結果、アルカリ剤として
モノイソプロパノールアミンを含有し、さらに蛋白質加
水分解物又はその誘導体の少なくとも1種を組み合わせ
ることにより、使用時の刺激臭と毛髪に対するダメージ
が少なく、かつ均染性に優れた染毛あるいは脱色効果の
高い染毛剤組成物の発明を完成するに至った。
【0009】即ち、本発明は、(i)モノイソプロパノー
ルアミン及び(ii)蛋白質加水分解物又はその誘導体から
なる群から選ばれる少なくとも1種を含有する第1剤
と、酸化剤を含有する第2剤からなる2剤型の染毛剤組
成物を提供するものである。
【0010】モノイソプロパノールアミンと蛋白質加水
分解物又はその誘導体の少なくとも1種を併用すること
によって、使用時の刺激臭がなく、毛髪に対するダメー
ジが少なく、かつ均染性に優れた染毛あるいは脱色効果
の高い染毛剤組成物が得られることを見いだした。
【0011】具体的には、第1剤において、第1剤全重
量に対して(i)モノイソプロパノールアミンを0.5〜10重
量%含む上記染毛剤組成物を提供する。
【0012】また、具体的に、第1剤において、第1剤
全重量に対して(ii)蛋白質加水分解物又はその誘導体を
0.01〜5重量%含む上記染毛剤組成物を提供する。
【0013】より、具体的には、(i)モノイソプロパノ
ールアミン及び(ii)加水分解コラーゲン液、加水分解エ
ラスチン液、加水分解ケラチン液、加水分解ケラチン
末、加水分解シルク液、大豆蛋白加水分解物、ヤシ油脂
肪酸加水分解コラーゲンカリウム液、塩化N−[2−ヒド
ロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]加水分
解コラーゲン、加水分解コラーゲンヘキサデシル及びN
−[2−ヒドロキシ−3−{3−(ジヒドロキシメチルシリ
ル)プロポキシ}プロピル]加水分解コラーゲンからな
る群から選ばれる少なくとも1種を含有する第1剤と、
酸化剤を含有する第2剤からなる2剤型の染毛剤組成物
を提供するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明は剤型を特に限定すること
なく、公知の剤型、例えば、液状、クリーム状等の二剤
型のものを任意に選択できる。
【0015】第1剤 (i)モノイソプロパノールアミン 本発明で使用されるモノイソプロパノールアミンは、下
記式(I):
【0016】
【化1】
【0017】で表され、分子量75.11の公知化合物
であって、公知方法によって製造できる。
【0018】本発明において、二剤型の染毛剤組成物の
第1剤全重量に対する、該モノイソプロパノールアミン
の配合量は、0.5〜10重量%、さらに好ましくは3〜7重
量%である。0.5重量%より少ないと十分な染毛力ある
いは脱色力が得られず、10重量%を超えると毛髪に対し
てのダメージが大きくなる。
【0019】(ii)蛋白質加水分解物又はその誘導体 本発明において蛋白質加水分解物とは、コラーゲン蛋白
質、ケラチン蛋白質、エラスチン蛋白質、シルク蛋白
質、大豆蛋白質、コムギ蛋白質、真珠コンキオリン、カ
ゼイン蛋白質、トウモロコシ蛋白質、ピーナッツ蛋白
質、エンドウ蛋白質、米蛋白質、ライ麦蛋白質、ジャガ
イモ蛋白質、マメ蛋白質、カシューナッツ蛋白質、クル
ミ蛋白質、アーモンド蛋白質、卵白、卵黄蛋白質等の蛋
白質を酸、アルカリ、酵素等で加水分解して得られたも
のをいう。該蛋白質は、糖、リン酸エステル、脂肪等が
含まれている複合蛋白質でも良い。
【0020】より具体的には、加水分解コラーゲン液、
加水分解コラーゲン末、加水分解ケラチン液、加水分解
ケラチン末、加水分解エラスチン液、加水分解シルク
液、加水分解シルク末、加水分解コンキオリン液、加水
分解カゼイン、大豆蛋白加水分解物、加水分解コムギ末
等が挙げられる。
【0021】該蛋白質加水分解物は、公知物質又は公知
の方法に従い、蛋白質を加水分解することによって得ら
れる。蛋白質加水分解物の平均分子量としては、上記加
水分解に際して用いる酸、アルカリ、酵素の量や反応時
間、温度等を適宜選択することによって調整することが
可能であるが、好ましくは、100〜10000程度、
好ましくは、400〜4000程度である。蛋白質加水
分解物の分子量が100より小さくなると、毛髪へ収着
されてもしっとり感が得られず、10000より大きく
なると、毛髪への造膜性が増大するため、ポリペプチド
の膜を形成して毛髪を硬くし、ゴワつきが生じる。
【0022】上記蛋白質加水分解物の誘導体としては、
特に限定されないが、例えば、上記蛋白質加水分解物の
アシル化物又はその塩、第4級アンモニウム誘導体、エ
ステル、シリル化等の修飾を受けた誘導体が挙げられ
る。
【0023】上記蛋白質加水分解物のアシル化物又はそ
の塩としては、例えば、上記蛋白質加水分解物にあるア
ミノ基(例えば、N末端のアミノ基)と、炭素数7〜2
0の直鎖又は分枝鎖アルキル基、炭素数7〜20の直鎖
又は分枝鎖アルケニル基を有する高級脂肪酸、又は炭素
数7〜20の樹脂酸との縮合物又はその塩が挙げられ
る。
【0024】具体的には、ヤシ油脂肪酸、イソステアリ
ン酸、ウンデシレン酸、ラウリン酸、アビエチン酸と、
各種蛋白質加水分解物との縮合物が挙げられる。
【0025】塩としては、ナトリウム、カリウム、アン
モニア、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、
トリエタノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1−プ
ロパノール、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジ
オール等との塩が挙げられる。
【0026】より具体的には、ヤシ油脂肪酸加水分解コ
ラーゲンカリウム液、ヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲン
カリウム、ヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲンナトリウ
ム、ヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲントリエタノールア
ミン、ヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲン、ウンデシレノ
イル加水分解コラーゲンカリウム、イソステアロイル加
水分解コラーゲン・アミノメチルプロパンジオール塩、
イソステアロイル加水分解コラーゲン、加水分解コラー
ゲン樹脂酸縮合物・アミノメチルプロパンジオール液、
加水分解コラーゲン樹脂酸縮合物、ラウロイル加水分解
シルクナトリウム液等が挙げられる。
【0027】上記蛋白質加水分解物のアシル化物又はそ
の塩は、公知物質であるが、公知の方法に従って、製造
することができる。
【0028】蛋白質加水分解物の第4級アンモニウム誘
導体としては、上記蛋白質加水分解物のアミノ基と第4
級アンモニウム塩との反応物であり、市販されているも
のであれば、特に限定されない。
【0029】より具体的には、塩化N−[2−ヒドロキシ
−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]加水分解コラ
ーゲン、塩化N−[2−ヒドロキシ−3−(ヤシ油アルキ
ルジメチルアンモニオ)プロピル]加水分解コラーゲ
ン、塩化N−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモ
ニオ)プロピル]加水分解ケラチン液、塩化N−[2−ヒ
ドロキシ−3−(ヤシ油アルキルジメチルアンモニオ)
プロピル]加水分解ケラチン、塩化N−[2−ヒドロキシ
−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]加水分解シル
ク液、塩化N−[2−ヒドロキシ−3−(ヤシ油アルキル
ジメチルアンモニオ)プロピル]加水分解シルク液、塩
化N−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)
プロピル]加水分解コンキオリン液、塩化N−[2−ヒド
ロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]加水分
解カゼイン液、塩化N−[2−ヒドロキシ−3−(ヤシ油
アルキルジメチルアンモニオ)プロピル]加水分解大豆
蛋白液、塩化N−[2−ヒドロキシ−3−(ヤシ油アルキ
ルジメチルアンモニオ)プロピル]加水分解コムギ蛋白
液などが挙げられる。
【0030】上記蛋白質加水分解物の第4級アンモニウ
ム誘導体は、公知物質であるか、公知方法に従って製造
することができる。
【0031】上記蛋白質加水分解物のエステルとして
は、上記蛋白質加水分解物のカルボキシ基と炭素数1〜
18の直鎖又は分枝状のアルコールとのエステルが挙げ
られる。具体的には、例えば、メチルエステル、エチル
エステル、プロピルエステル、イソプロピルエステル、
ヘキサデシルエステル等が挙げられる。より具体的に
は、加水分解コラーゲンエチル液、加水分解コラーゲン
ヘキサデシル、加水分解シルクエチル液等が挙げられ
る。
【0032】該蛋白質加水分解物のエステルは、公知物
質であるが、又は公知の方法に従って、製造することが
可能である。
【0033】上記蛋白質加水分解物のシリル化物として
は、ペプチドのN末端のアミノ基にケイ素原子を含有す
る官能基が結合したシリル化合物、例えば、N−[2−ヒ
ドロキシ−3−{3−(ジヒドロキシメチルシリル)プロ
ポキシ}プロピル]加水分解コラーゲン、シリコン化加
水分解シルク等が挙げられる。該シリル化物は、公知物
質であるか、公知の方法に従って製造することができ
る。
【0034】これら蛋白質加水分解物又はその誘導体の
中で、加水分解コラーゲン液、加水分解エラスチン液、
加水分解ケラチン液、加水分解ケラチン末、加水分解シ
ルク液、大豆蛋白加水分解物、ヤシ油脂肪酸加水分解コ
ラーゲンカリウム液、塩化N−[2−ヒドロキシ−3−
(トリメチルアンモニオ)プロピル]加水分解コラーゲ
ン、加水分解コラーゲンヘキサデシル、N−[2−ヒドロ
キシ−3−{3−(ジヒドロキシメチルシリル)プロポキ
シ}プロピル]加水分解コラーゲンが好ましい。
【0035】本発明の蛋白質加水分解物又はその誘導体
は、液体であっても、粉末のものであってもよい。
【0036】上記蛋白質加水分解物又はその誘導体を1
種又は2種以上配合することができる。二剤型の染毛剤
組成物の第1剤全重量に対して、上記少なくとも1種の
蛋白質加水分解物又はその誘導体の配合量は、0.01〜5
重量%、好ましくは0.1〜3重量%である。蛋白質加水分
解物又はその誘導体の配合量が0.01重量%より少ない
と、すすぎ時の手触りにきしみが生じ、また、5重量%
を越えると毛髪にごわつきが認められる。
【0037】以上の成分が、本発明の染毛剤組成物の第
1剤の必須成分であるが、本発明の染毛剤組成物の第1
剤は、必要に応じて、以下の成分等を配合しても良い。
以下、これら成分について説明する。
【0038】 水として通常精製水を配合する。水の配合量としては、
各成分を所定量配合した場合の残部であり、その配合量
は、好ましくは第1剤全重量に対して、10〜95重量%程
度である。ただし、本発明の染毛剤組成物が染毛剤の場
合は、通常酸化染料を含むため、水の配合量は、好まし
くは10〜80重量%程度となる。
【0039】酸化染料 本発明の染毛剤組成物が染毛剤の場合には、通常酸化染
料を含有している。酸化染料としては、特に限定するこ
となく、公知のものを広く使用できる。より具体的に
は、次のものを例示することができる。
【0040】5−アミノオルトクレゾール、硫酸5−ア
ミノオルトクレゾール、2−アミノ−4−ニトロフェノ
ール、2−アミノ−5−ニトロフェノール、1−アミノ
−4−メチルアミノアントラキノン、3,3’−イミノ
ジフェノール、塩酸2,4−ジアミノフェノール、塩酸
トルエン−2,5−ジアミン、塩酸ニトロパラフェニレ
ンジアミン、塩酸パラフェニレンジアミン、塩酸N−フ
ェニルパラフェニレンジアミン、塩酸メタフェニレンジ
アミン、オルトアミノフェノール、カテコール、酢酸N
−フェニルパラフェニレンジアミン、1,4−ジアミノ
アントラキノン、2,6−ジアミノピリジン、硫酸2,
6−ジアミノピリジン、1,5−ジヒドロキシナフタレ
ン、ジフェニルアミン、トルエン−2,5−ジアミン、
トルエン−3,4−ジアミン、α−ナフトール、ニトロ
パラフェニレンジアミン、パラアミノフェニルスルファ
ミン酸、パラアミノフェノール、パラニトロオルトフェ
ニレンジアミン、パラフェニレンジアミン、パラメチル
アミノフェノール、ピクラミン酸、ピクラミン酸ナトリ
ウム、ピクリン酸、2−ヒドロキシ−5−ニトロ−
2’,4’−ジアミノアゾベンゼン−5−スルホン酸ナ
トリウム、ヒドロキノン、ピロガロール、N−フェニル
パラフェニレンジアミン、フロログルシン、ヘマテイ
ン、没食子酸、メタアミノフェノール、メタフェニレン
ジアミン、硫酸2−アミノ−5−ニトロフェノール、硫
酸オルトアミノフェノール、硫酸オルトクロルパラフェ
ニレンジアミン、 硫酸4,4’−ジアミノジフェニル
アミン、硫酸トルエン−2,5−ジアミン、硫酸ニトロ
パラフェニレンジアミン、硫酸パラアミノフェノール、
硫酸パラニトロオルトフェニレンジアミン、硫酸パラニ
トロメタフェニレンジアミン、硫酸パラフェニレンジア
ミン、硫酸パラメチルアミノフェノール、硫酸メタアミ
ノフェノール、硫酸メタフェニレンジアミン等。
【0041】上記染料を、単独で或いは2種以上を混合
して用いる。酸化染料の配合量としては、酸化染料の種
類、希望の染着の程度等によって、適宜選択され、任意
の量で配合することができるが、第1剤全重量に対し
て、上記酸化染料の少なくとも1種を、0.01〜20重量
%、好ましくは、0.02〜12重量%配合するのがよい。
【0042】金属封鎖剤 また、染毛剤組成物中に、金属イオンが存在すると、染
毛剤第1剤中に含まれる酸化染料の発色を速めたり、組
成物中に含まれる一部の界面活性剤と石ケンをつくって
不溶性の物質をつくるので、これを防止するために金属
封鎖剤を配合することができる。
【0043】金属封鎖剤としては、特に限定することな
く、公知のものを広く使用できる。具体的には、例え
ば、エデト酸、エデト酸二ナトリウム、エデト酸四ナト
リウム、クエン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、
ポリリン酸ナトリウムなど挙げられる。これら金属封鎖
剤を、1種又は2種以上配合することができる。
【0044】金属封鎖剤の配合量としては、第1剤全重
量に対して、上記金属封鎖剤の少なくとも1種を、0.01
〜12重量%、好ましくは、0.02〜5重量%配合するのが
よい。
【0045】油剤 染毛剤組成物中に油剤を配合することもできる。油剤と
しては、特に限定されることなく、従来から染毛剤組成
物に使用されている公知のものを広く使用できる。具体
的には、例えば、オリブ油、ゴマ油、ヒマシ油、ヤシ
油、ホホバ油、流動パラフィン、ワセリン、オレイルア
ルコール、オレイン酸、ヘキシルデカノール、ミリスチ
ン酸イソプロピル、セタノール、ステアリルアルコー
ル、ベヘニルアルコール、セトステアリルアルコールな
どがあげられる。また、高重合メチルポリシロキサン、
ジメチルシロキサン、メチル(ポリオキシエチレン)シ
ロキサン共重合体、メチルフェニルポリシロキサンやア
ミノ変性シリコーン等も使用できる。
【0046】上記油剤を1種又は2種以上配合すること
ができ、油剤の配合量としては、通常配合されている配
合量であれば、特に限定されないが、第1剤全重量に対
して、0.1〜35重量%、好ましくは、0.2〜20重量%にな
るよう配合されるのが好ましい。
【0047】界面活性剤 染毛剤組成物中に界面活性剤を配合することもできる。
界面活性剤としては、特に限定されることなく、公知の
ものを広く使用できる。具体的には、非イオン性界面活
性剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、カチオ
ン性界面活性剤などが挙げられる。より具体的には、以
下の通りである。
【0048】非イオン性界面活性剤 ポリオキシエチレンイソステアリルエーテル、ポリオキ
シエチレンイソセチルエーテル、ポリオキシエチレンオ
クチルドデシルエーテル、ポリオキシエチレンオレイル
エーテル、ポリオキシエチレンオレイルセチルエーテ
ル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキ
シエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンセトス
テアリルエーテル、ポリオキシエチレントリデシルエー
テル、ポリオキシブチルエーテル、ポリオキシエチレン
ベヘニルエーテル、ポリオキシエチレンミリスチルエー
テル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキ
シエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチ
レンジノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンノ
ニルフェニルエーテル等が挙げられる。
【0049】アニオン界面活性剤 N−アシル−L−グルタミン酸ジエタノールアミン、N
−アシル−L−グルタミン酸トリエタノールアミン、N
−アシル−L−グルタミン酸ナトリウム、イセチオン酸
ナトリウム、ウンデシレノイルアミドエチルスルホコハ
ク酸二ナトリウム、オクチルフェノキシジエトキシエチ
ルスルホン酸ナトリウム、オレオイルザルコシン、オレ
オイルメチルタウリンナトリウム、カルボキシ化ポリオ
キシエチレントリデシルエーテル、L−グルタミン酸ト
リエタノールアミン硬化牛脂脂肪酸アミド、L−グルタ
ミン酸ナトリウム硬化牛脂脂肪酸アミド、L−グルタミ
ン酸ナトリウムヤシ油脂肪酸アミド、硬化ヤシ油脂肪酸
グリセリル硫酸ナトリウム、ジウンデシレノイルアミド
エチルスルホコハク酸ナトリウム、N−ステアロイル−
L−グルタミン酸ナトリウム、ステアロイル−L−グル
タミン酸二ナトリウム、ステアロイルメチルタウリンナ
トリウム、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム、スル
ホコハク酸ポリオキシエチレンラウロイルエタノールア
ミドエステル二ナトリウム、スルホコハク酸ラウリル二
ナトリウム、セチル硫酸ジエタノールアミン、セチル硫
酸ナトリウム、セトステアリル硫酸ナトリウム、デキス
トラン硫酸ナトリウム、テトラデセンスルホン酸ナトリ
ウム、ドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミ
ン、トリデシル硫酸トリエタノールアミン、N−パルミ
トイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミン、ポリオ
キシエチレンウンデシルエーテル硫酸ナトリウム、ポリ
オキシエチレンオクチルフェニルエーテル硫酸ナトリウ
ム、ポリオキシエチレンオレイルエーテル硫酸アンモニ
ウム、ポリオキシエチレンスルホコハク酸ラウリル二ナ
トリウム、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンペンタデシルエー
テル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンミリスチルエ
ーテル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレン
ミリスチルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレ
ンラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン、ポリオ
キシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ミリス
チル硫酸ジエタノールアミン、ミリスチル硫酸ナトリウ
ム、N−ミリストイル−L−グルタミン酸ナトリウム、
ミリストイルメチルアミノ酢酸ナトリウム、ミリストイ
ルメチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸カリウム、
ヤシ油脂肪酸・牛脂脂肪酸−L−グルタミン酸ナトリウ
ムアミド、N−ヤシ油脂肪酸−L−グルタミン酸トリエ
タノールアミン、N−ヤシ油脂肪酸−L−グルタミン酸
ナトリウム、ヤシ油脂肪酸サルコシン、ヤシ油脂肪酸サ
ルコシントリエタノールアミン、ヤシ油脂肪酸サルコシ
ンナトリウム、ヤシ油脂肪酸トリエタノールアミン、ヤ
シ油脂肪酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルアラニンナ
トリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンカリウム、ヤシ
油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ラウリルアミノジ
プロピオン酸ナトリウム、ラウリルスルホ酢酸ナトリウ
ム、ラウリルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリル
硫酸、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸エタノ
ールアミンラウリル硫酸カリウム、ラウリル硫酸ジエタ
ノールアミン、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラ
ウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸マグネシウム、ラ
ウロイル−L−グルタミン酸トリエタノールアミン、N
−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウム、ラウロイ
ルサルコシン、ラウロイルサルコシンカリウム、ラウロ
イルサルコシンナトリウム、ラウロイルメチルβ−アラ
ニンナトリウム液、ラウロイルメチルタウリンナトリウ
ム、ラウロイルメチルタウリンナトリウム液等が挙げら
れる。
【0050】両性界面活性剤 2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシ
エチルイミダゾリニウムベタイン、ウンデシノイル−カ
ルボキシルメトキシエチルカルボキシメチルイミダゾリ
ニウムベタインナトリウム、ウンデシルヒドロキシエチ
ルイミダゾリニウムベタインナトリウム、ウンデシル−
N−ヒドロキシエチル−N−カルボキシメチルイミダゾ
リニウムベタイン、塩酸アルキルジアミノエチルグリシ
ン液、ステアリルジヒドロキシエチルベタイン、ステア
リルジメチルベタインナトリウム、ステアリルベタイ
ン、ビス(ステアリル−N−ヒドロキシエチルイミダゾ
リン)クロル酢酸錯体ヤシ油アルキル−N−カルボキシ
エチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイ
ンナトリウム、ヤシ油アルキルベタイン、ヤシ油脂肪酸
アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸−N−カルボキ
シメトキシエチル−N−カルボキシエチルイミダゾリニ
ウムベタインナトリウム、ヤシ油脂肪酸−N−カルボキ
シメトキシエチル−N−カルボキシメチルイミダゾリニ
ウムジナトリウムラウリル硫酸、ラウリルジメチルアミ
ノ酢酸ベタイン、β−ラウリルアミノプロピオン酸ナト
リウム、ラウリルアミノプロピオン酸トリメタノールア
ミン、ラウリルジアミノエチルグリシンナトリウム等が
挙げられる。
【0051】カチオン界面活性剤 エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチ
ルアンモニウム(1)、塩化アルキルトリメチルアンモ
ニウム、塩化オクタデシルアンモニウム、塩化オクチル
ジヒドロキシエチルメチルアンモニウム、塩化ジアルキ
ル(12〜15)ジメチルアンモニウム、塩化ジアルキ
ル(14〜18)ジメチルアンモニウム、塩化ジココイ
ルジメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルア
ンモニウム、塩化ジセチルジメチルアンモニウム液、塩
化ジ(ポリオキシエチレン)オレイルメチルアンモニウ
ム、塩化ステアリルジヒドロキシエチルベタインナトリ
ウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルト
リメチルアンモニウム、塩化セチルピリジニウム、塩化
ベンザルコニウム、塩化ベンザルコニウム液、塩化ベン
ザトニウム、塩化ベンザトニウム液、塩化ポリオキシエ
チレン(1)ポリオキシプロピレン(25)ジエチルメ
チルアンモニウム、塩化ミリスチルジメチルベンジルア
ンモニウム、塩化メチルベンゼトニウム、塩化ラウリル
トリメチルアンモニウム、塩化ラウリルピリジニウム
液、臭化アルキルイソキノリウム液、臭化ステアリルト
リメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニ
ウム、臭化ラウリルトリメチルアンモニウム、ステアリ
ルトリメチルアンモニウムサッカリン、セチルトリメチ
ルアンモニウムサッカリン等が挙げられる。
【0052】上記の界面活性剤を、1種又は2種以上配
合することができる。該界面活性剤の配合量としては、
任意の量を使用できるが、第1剤全重量に対して、60重
量%程度までではあるが、0.5〜50重量%、好ましく
は、1〜40重量%配合することができる。
【0053】酸化防止剤 また、本発明の染毛剤組成物が染毛剤の場合には、使用
する前に酸化染料が酸化され、無用な発色することを抑
える目的で、酸化防止剤を配合することができる。
【0054】酸化防止剤としては、特に限定することな
く、公知のものを広く使用できる。具体的には、例え
ば、チオグリコール酸、チオグリコール酸カルシウム、
チオグリコール酸アンモニウム、亜硫酸ナトリウム、ア
スコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム、アスコルビ
ン酸アンモニウム、没食子酸プロピル、トコフェノー
ル、L−システィン、ホモシスティン、N−アセチル−
L−システィンなどが挙げられる。これら酸化防止剤
を、1種又は2種以上配合することができる。
【0055】酸化防止剤の配合量としては、第1剤全重
量に対して、上記酸化防止剤の少なくとも1種を、0.01
〜10重量%、好ましくは、0.02〜5重量%配合するのが
よい。
【0056】pH調整剤 pHを調節するためにpH調整剤を配合することもでき
る。本発明においては、アルカリ性にするためのpH調
整剤であるアルカリ剤としては、モノイソプロパノール
アミンを使用することが必須であるが、モノイソプロパ
ノールアミンの他に刺激臭を生じない程度であれば、特
に限定されることなく公知のものを広く使用してもよ
い。具体的には、例えば、アンモニア、モノエタノール
アミン(MEA)、ジエタノールアミン(DEA)、トリエタ
ノールアミン(TEA)、2−アミノ−2−メチル−1−
プロパノール(AMP)、2−アミノ−2−メチル−1,
3−プロパンジオール(AMPD)、テトラキス(2−ヒド
ロキシイソプロピル)エチレンジアミン(TE)などのア
ミン系アルカリ剤が挙げられる。また、アンモニア等の
アミン系アルカリ剤の代わりに、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム等の無機アルカリ剤も使用可能である。酸
性にするためのpH調整剤としては、特に限定すること
なく、公知のものを広く使用でき、例えば、リン酸、ク
エン酸、酒石酸などが挙げられる。これらpH調整剤
を、1種又は2種以上配合してもよい。
【0057】モノイソプロパノールアミン以外のpH調
整剤の配合量としては、任意の量が使用できるが、第1
剤全重量に対して、20重量%程度までではあるが、0.1
〜20重量%、好ましくは、0.2〜12重量%程度がよい。
【0058】本発明の染毛剤組成物が染毛剤の場合の第
1剤の典型的な組成は、第1剤全重量に対して、(i)
モノイソプロパノールアミンを0.5〜10重量%(好まし
くは3〜7重量%)(ii)蛋白質加水分解物又はその誘導
体を0.01〜5重量%(好ましくは、0.1〜3重量%)、(i
ii)水を10〜80重量%(iv)酸化染料を0.01〜20重量%
(好ましくは、0.02〜12重量%)、(v)金属封鎖剤を
0.01〜12重量%(好ましくは0.02〜5重量%)、(vi)
油剤を0.1〜35重量%(好ましくは0.2〜20重量%)、
(vii)界面活性剤を0.5〜50重量%(好ましくは1〜40
重量%)、(viii)酸化防止剤を0.01〜10重量%(好ま
しくは0.02〜5重量%)、更に必要に応じて、(ix)p
H調整剤を0.1〜20重量%(好ましくは0.2〜12重量
%)、含むものである。
【0059】本発明の染毛剤組成物がブリーチ剤の場合
の第1剤の典型的な組成は、第1剤全重量に対して、
(i)モノイソプロパノールアミンを0.5〜10重量%(好
ましくは3〜7重量%)(ii)蛋白質加水分解物又はその
誘導体を0.01〜5重量%(好ましくは、0.1〜3重量
%)、(iii)水を10〜95重量%(v)金属封鎖剤を0.01
〜12重量%(好ましくは0.02〜5重量%)、(vi)油剤
を0.1〜35重量%(好ましくは0.2〜20重量%)、(vi
i)界面活性剤を0.5〜50重量%(好ましくは1〜40重量
%)、更に必要に応じて、(ix)pH調整剤を0.1〜20
重量%(好ましくは0.2〜12重量%)、含むものであ
る。
【0060】このほか、公知の毛髪保護剤、ゲラニオー
ルなどの着香料、プロピレングリコール;エチルアルコ
ール、イソプロピルアルコール、ゲラニオール変性アル
コール(例えば、95%ゲラニオール変性アルコール、即
ち、95%エタノール200リットルにゲラニオール300g
を混和したもの)などの低級アルコール等の溶解剤、高
分子化合物、色素、紫外線吸収剤、香料、安定剤、浸透
剤、湿潤剤、養毛剤なども、染毛剤組成物の性能を損な
わない程度に適宜加えてもよい。
【0061】第2剤 第2剤の組成物としては、各種形態のものが使用でき、
液状、クリーム状等問わない。更に、本発明の第1剤と
使用時に混合する第2剤としては、特に限定されること
なく、公知のものを広く使用できる。具体的には、酸化
剤及び水を含んでおり、更に必要に応じて、以下の成分
等を配合しても良い。以下、これら成分について説明す
る。
【0062】酸化剤 第2剤に含まれる酸化剤としては、特に限定することな
く、公知のものを広く使用できる。具体的には、例え
ば、過酸化水素、過酸化物のような、水と接触して酸素
を遊離するようなもの等が挙げられる。
【0063】より具体的には、過酸化水素(通常、10
〜35重量%水溶液として使用される。)、過ホウ酸ナ
トリウム、過ホウ酸アンモニウム、過ホウ酸カリウム、
過炭酸ナトリウム、臭素酸ナトリウム(これらは、水溶
液又は原料のままで配合される。)等が挙げられる。上
記酸化剤を、1種又は2種以上混合して用いても良い。
【0064】酸化剤の配合量としては、染毛剤において
は酸化染料をすべて酸化できる量であれば、また、ブリ
ーチ剤においては脱色するのに十分な酸素が発生する量
であれば、特に限定されないが、第2剤中全重量に対し
て、酸化剤を0.01〜40重量%程度、好ましくは、0.1〜3
0重量%程度配合するのがよい。
【0065】 水として通常精製水を配合する。水の配合量としては、
各成分を所定量配合した場合の残部であり、その配合量
は、好ましくは第2剤全重量に対して、10〜95重量%程
度である。
【0066】酸化剤の安定化剤 第2剤中に酸化剤の安定化剤を配合することもできる。
該安定化剤としては、特に限定されることなく、従来か
ら染毛剤組成物に使用されている公知のものを広く使用
できる。より具体的には、リン酸、ピロリン酸、リン酸
三ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、アセトアニリ
ド、スズ酸ナトリウム等が挙げられる。
【0067】上記の安定化剤を、1種或いは2種以上配
合することができる。上記の安定化剤の配合量として
は、酸化剤が安定化される量であれば特に限定されるこ
となく広い範囲から選択できる。一般には、第2剤全重
量に対して、0.00005〜0.5重量%、好ましくは、0.0001
〜0.1重量%の量で配合するのがよい。
【0068】油剤 第2剤中に、湿潤、保湿、柔軟作用を与えるためや、第
2剤を増粘させる目的で油剤を配合することもできる。
油剤としては、特に限定されることなく、従来から染毛
剤組成物に使用されている公知のものを広く使用でき
る。より具体的には、ベヘニルアルコール、セタノール
等の高級アルコール、アボガド油、マカデミアナッツ
油、ヒマシ油等の油脂、流動パラフィン、スクワラン、
マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素、ラウリン
酸、ミリスチン酸、ステアリン酸等の高級脂肪酸、ミリ
スチン酸イソプロピル、イソステアリン酸イソセチル、
乳酸ミリスチル等のエステル類等が挙げられる。また、
高重合メチルポリシロキサン、ジメチルシロキサン、メ
チル(ポリオキシエチレン)シロキサン共重合体、メチ
ルフェニルポリシロキサンやアミノ変性シリコーン等も
使用できる。
【0069】上記の油剤は、1種単独で或いは2種以上
混合して配合することができ、その配合量としては、添
加目的を達成するに足る量であれば限定されることなく
広い範囲から選択できる。一般には、第2剤全重量に対
して、0.1〜35重量%、好ましくは、0.2〜20重量%の量
で配合するのがよい。
【0070】界面活性剤 第2剤中に、湿潤、柔軟、加脂、乳化する目的で界面活
性剤を配合することもできる。界面活性剤としては、特
に限定されることなく、公知のものを広く使用できる。
具体的には、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活
性剤、両性界面活性剤、カチオン性界面活性剤などが挙
げられる。より具体的には、上記第1剤の成分中で記載
したものが使用できる。
【0071】上記の界面活性剤は、1種単独で又は2種
以上混合して配合することができる。該界面活性剤の配
合量としては、添加目的を達成するに足る量であれば限
定されることなく任意の量を使用できる。一般には、第
2剤全重量に対して、60重量%程度までではあるが、0.
5〜50重量%、好ましくは、1〜40重量%の量で配合する
ことができる。
【0072】金属封鎖剤 また、染毛剤組成物中に、金属イオンが存在すると、染
毛剤第1剤中に含まれる酸化染料の発色を速めたり、組
成物中に含まれる一部の界面活性剤と石ケンをつくって
不溶性の物質をつくるので、これを防止するために金属
封鎖剤を配合することができる。
【0073】金属封鎖剤としては、特に限定することな
く、公知のものを広く使用できる。具体的には、例え
ば、エデト酸、エデト酸二ナトリウム、エデト酸四ナト
リウム、クエン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、
ポリリン酸ナトリウムなど挙げられる。これら金属封鎖
剤を、1種又は2種以上配合することができる。
【0074】金属封鎖剤の配合量としては、第2剤全重
量に対して、上記金属封鎖剤の少なくとも1種を、0.01
〜1重量%、好ましくは、0.05〜0.5重量%配合するのが
よい。
【0075】本発明の染毛剤組成物において、第2剤の
典型的な組成は、第2剤全重量に対して、(a)酸化剤を
0.01〜40重量%程度、好ましくは、0.1〜30重量%、(b)
水を10〜95重量%程度、必要に応じて、(c)酸化剤の安
定化剤を0.00005〜0.5重量%、好ましくは、0.0001〜0.
1重量%、(d)油剤を0.1〜35重量%、好ましくは、0.2〜
20重量%、(e)界面活性剤を0.5〜50重量%、好ましく
は、1〜40重量%、(f)金属封鎖剤を0.01〜1重量%、好
ましくは、0.05〜0.5重量%を含むものである。
【0076】このほか、本発明では、必要に応じて、公
知の毛髪保護剤、ゲラニオールなどの着香料、色素、紫
外線吸収剤、安定剤、浸透剤、湿潤剤、養毛剤なども、
第2剤の性能を損なわない範囲に適宜加えてもよい。
【0077】本発明の二剤型の染毛剤組成物における第
1剤及び第2剤は、公知の方法、例えば、第1剤、第2
剤共に、全成分を配合し混合するか、必要に応じて、一
部の成分を配合し加温後攪拌混合し、その後冷却して残
りの成分を加え混合することによって製造することがで
きる。こうして得られた第1剤及び第2剤を、公知の方
法、例えば、使用直前に第1剤と第2剤を混合すること
によって、染毛剤組成物として使用することができる。
【0078】本発明の染毛剤組成物は、常法に従って染
毛あるいは脱色処理することができ、染毛あるいは脱色
時間は、酸化染料の種類、量、希望の染着あるいは脱色
の程度によって、適宜選択されるが、通常40分程度まで
である。
【0079】
【発明の効果】本発明の染毛剤組成物は、使用時の刺激
臭がなく、且つ、毛髪に対するダメージが少なく、更に
均染性に優れた染毛あるいは脱色効果が認められた。
【0080】
【実施例】以下、本発明を実施例を用いて説明するが、
本発明は、これら実施例によって限定されるものではな
い。なお、以下の実施例において“部”とは、“重量
部”を表わし、”%”とは、”重量%”を表わす。
【0081】また、実施例中で使用した蛋白質加水分解
物又はその誘導体及びその濃度は、表2中に示す。
【0082】評価方法については、下記に示した方法に
よって各項目の評価を行った。
【0083】1.刺激臭 第1剤又は第2剤を重量比で等量混合し、得られた混合
物のにおいを嗅いだ。その刺激臭について以下の基準で
評価した。 ◎:刺激臭を全く感じない。 ○:刺激臭をほとんど感じない。 △:刺激臭をやや感じる。 ×:刺激臭を強く感じる。
【0084】2.手触り感(直後及びシャンプー30回
後) 第1剤又は第2剤を重量比で等量混合し、得られた混合
物8gを、黒毛束(人毛)4gに塗布し、30℃で20
分間放置した後、ぬるま湯で充分すすぎシャンプー後熱
風で乾燥した。この染毛した黒毛束の手触り感を官能評
価により以下の基準で評価した。また、同じ毛束を、シ
ャンプー、乾燥を30回繰り返して同様に評価した。 ◎:手触り感が非常に良好である。 ○:手触り感が良好である。 △:手触り感がやや悪い。 ×:手触り感が悪い。
【0085】3.染色性 第1剤又は第2剤を重量比で等量混合し、得られた混合
物8gを、山羊毛4gに塗布し、30℃で20分間放置
した後、ぬるま湯で充分すすぎシャンプー後熱風で乾燥
した。この染毛した山羊毛での染色性を目視により以下
の基準で評価した。 ◎:自然な栗色に染まっている。 ○:ほぼ自然な栗色に染まっている。 △:あまり染まっていない。 ×:ほとんど染まっていない。
【0086】4.脱色性 第1剤又は第2剤を重量比で等量混合し、得られた混合
物8gを、黒毛束(人毛)4gに塗布し、30℃で20
分間放置した後、ぬるま湯で充分すすぎシャンプー後熱
風で乾燥した。この脱色した黒毛束での脱色性を目視に
より以下の基準で評価した。 ◎:明るい茶色に脱色されている。 ○:ほぼ明るい茶色に脱色されている。 △:あまり脱色されていない。 ×:ほとんど脱色されていない。
【0087】5.均染性 第1剤又は第2剤を重量比で等量混合し、得られた混合
物8gを、染毛剤の場合には山羊毛4gに、ブリーチ剤
の場合には黒毛束(人毛)4gにそれぞれ塗布し、30
℃で20分間放置した後、ぬるま湯で充分すすぎシャン
プー後熱風で乾燥した。この染毛した山羊毛または脱色
した黒毛束の均染性について目視により以下の基準で評
価した。 ◎:ムラがなく、均一に染毛あるいは脱色されている。 ○:ほぼムラがなく、均一に染毛あるいは脱色されてい
る。 △:ややムラがある。 ×:ムラがある。
【0088】以下に本実施例で使用される略号の意味を
示す。 TGAA:チオグリコール酸アンモニウム EDTA:エデト酸二ナトリウム POEノニルフェニルエーテル:ポリオキシエチレンノ
ニルフェニルエーテル POE(15)セチルエーテル:ポリオキシエチレンセ
チルエーテル(オキシエチレンの重合度:15) POE(20)セチルエーテル:ポリオキシエチレンセ
チルエーテル(オキシエチレンの重合度:20) 実施例1〜10及び比較例1 下記表1に記載の各成分及び割合の第1剤及び表3に記
載の第2剤(実施例1〜10及び比較例1において共
通)を常法に従って調製した。即ち、第1剤及び第2剤
とも、全成分を配合し全体が均一になるまで攪拌混合し
て調製した。表1中に記載の各種蛋白質加水分解物又は
その誘導体については、表2に具体的に示す。
【0089】
【表1】
【0090】
【表2】
【0091】
【表3】
【0092】第1剤又は第2剤を重量比で等量混合し、
刺激臭、染色性及び均染性の評価を行った。結果を表4
に示す。
【0093】
【表4】
【0094】表4の結果から、モノイソプロパノールア
ミンと本発明の蛋白質加水分解物又はその誘導体を併用
すると、染色性及び均染性に優れることが明らかになっ
た。また、表1に示す蛋白質加水分解物又はその誘導体
すべてにおいて、染色性及び均染性に優れていた。
【0095】実施例11〜24及び比較例2〜3 第1剤中のモノイソプロパノールアミン及び蛋白質加水
分解物の配合割合の染毛効果に対する影響を調べるた
め、モノイソプロパノールアミンの量を変化させた第1
剤及びアルカリ剤として更にアンモニア水又はモノエタ
ノールアミンを加えた第1剤(表5、表2に記載した蛋
白質加水分解物を使用。)並びに蛋白質加水分解物
(表2に記載した蛋白質加水分解物を使用)の量を変
化させた第1剤(表6)を実施例1〜10と同様の方法
で調製した。更に、モノイソプロパノールアミンと蛋白
質加水分解物との併用効果を示すために、蛋白質加水分
解物と他のpH調整剤(アンモニア水又はモノエタノー
ルアミン)を配合した第1剤(表5、比較例2及び3)
を実施例1〜10と同様な方法で調製した。第2剤につ
いては、上記表3に示した実施例1〜10と同じものを
同様の方法で製造し使用した。
【0096】
【表5】
【0097】
【表6】
【0098】第1剤又は第2剤を重量比で等量混合し、
表5に記載の実施例及び比較例のものについては、刺激
臭、手触り感(直後)、染色性及び均染性の評価を行っ
た。表6に記載の実施例のものについては、刺激臭、染
色性及び均染性の評価を行った。結果を表7及び表8に
示す。
【0099】
【表7】
【0100】
【表8】
【0101】表7から明らかなように、モノイソプロパ
ノールアミンは、第1剤中での濃度が0.5重量%であっ
ても、手触り感及び染色性において効果があり、7.0重
量%を越えて配合しても効果は認められるが、著しい向
上は認められず、3〜7重量%の配合割合で著しい効果の
向上が認められた。また、モノイソプロパノールアミン
に加えて、任意の量のアンモニア水やモノエタノールア
ミンを併用しても、同様の効果が認められた。
【0102】また、蛋白質加水分解物と、アンモニア又
はモノエタノールアミンを配合した染毛剤に比して、本
願発明の染毛剤は、刺激臭、手触り感、染色性、均染性
の点で優れていることが判った。
【0103】表8からは、蛋白質加水分解物は、第1剤
中での濃度が0.01重量%であっても、染色性及び均染性
において効果があり、3.0重量%を越えて配合しても効
果は認められるが、著しい向上は認められず、0.1〜3重
量%の配合割合で著しい効果の向上が認められた。
【0104】実施例25〜28及び比較例4〜13 現在市販されていると考えられる染毛剤(比較例4〜
8)及びブリーチ剤(比較例9〜13)を、本発明の染
毛剤(実施例25及び26)及びブリーチ剤(実施例2
7及び28)と比較した。即ち、第1剤においては、表
9に記載の各成分及び割合の第1剤及び上記表3に記載
の第2剤(実施例25〜28並びに比較例4〜13にお
いて共通)を常法に従って調製した。即ち、第1剤及び
第2剤とも、全成分を配合し全体が均一になるまで攪拌
混合して調製した。
【0105】
【表9】
【0106】第1剤又は第2剤を重量比で等量混合し、
刺激臭、手触り感(直後及びシャンプー30回後)、染
色性あるいは脱色性及び均染性(染毛剤については山羊
毛、ブリーチ剤については黒毛束を用いた。)の評価を
行った。結果を表10及び表11に示す。
【0107】
【表10】
【0108】
【表11】
【0109】現在市販されていると考えられる染毛剤組
成物と比較して、本発明の染毛剤組成物が刺激臭、手触
り感(直後及びシャンプー30回後)、染色性あるいは
脱色性及び均染性の点で優れていた。
【0110】実施例29及び30並びに比較例14〜1
8 染毛剤の形態が、クリーム製品のものを製造し、同様に
刺激臭、手触り感(直後及びシャンプー30回後)、染
色性及び均染性の評価を行った。
【0111】表12に示す第1剤及び表13に示す第2
剤(実施例29及び30並びに比較例14〜18におい
て共通)からなる二剤型染毛剤を、常法に従い調製し
た。即ち、第1剤においては、pH調整剤である各種ア
ルカリ剤及び香料以外の成分を配合して75℃で加熱溶
解させ、攪拌しながら冷却し、次いで50℃付近でアル
カリ剤及び香料を配合して混合し、室温まで冷却して調
製した。また、第2剤においては、過酸化水素水及び安
定化剤であるリン酸を除く成分を配合し、70〜75℃
程度に加温後、攪拌混合し、その後、室温まで冷却して
過酸化水素水及びリン酸を加えて混合して調製した。
【0112】
【表12】
【0113】
【表13】
【0114】第1剤又は第2剤を重量比で等量混合し、
刺激臭、手触り感(直後及びシャンプー30回後)、染
色性及び均染性の評価を行った。結果を表14に示す。
【0115】
【表14】
【0116】液状製品と同様に、クリーム製品において
も、本願発明の染毛剤が刺激臭、手触り感(直後及びシ
ャンプー30回後)、染色性及び均染性の点で優れてい
ることが認められた。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月30日(1999.8.3
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0083
【補正方法】変更
【補正内容】
【0083】1.刺激臭 第1剤と第2剤を重量比で等量混合し、得られた混合物
のにおいを嗅いだ。その刺激臭について以下の基準で評
価した。 ◎:刺激臭を全く感じない。 ○:刺激臭をほとんど感じない。 △:刺激臭をやや感じる。 ×:刺激臭を強く感じる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0084
【補正方法】変更
【補正内容】
【0084】2.手触り感(直後及びシャンプー30回
後) 第1剤と第2剤を重量比で等量混合し、得られた混合物
8gを、黒毛束(人毛)4gに塗布し、30℃で20分
間放置した後、ぬるま湯で充分すすぎシャンプー後熱風
で乾燥した。この染毛した黒毛束の手触り感を官能評価
により以下の基準で評価した。また、同じ毛束を、シャ
ンプー、乾燥を30回繰り返して同様に評価した。 ◎:手触り感が非常に良好である。 ○:手触り感が良好である。 △:手触り感がやや悪い。 ×:手触り感が悪い。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0085
【補正方法】変更
【補正内容】
【0085】3.染色性 第1剤と第2剤を重量比で等量混合し、得られた混合物
8gを、山羊毛4gに塗布し、30℃で20分間放置し
た後、ぬるま湯で充分すすぎシャンプー後熱風で乾燥し
た。この染毛した山羊毛での染色性を目視により以下の
基準で評価した。 ◎:自然な栗色に染まっている。 ○:ほぼ自然な栗色に染まっている。 △:あまり染まっていない。 ×:ほとんど染まっていない。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0086
【補正方法】変更
【補正内容】
【0086】4.脱色性 第1剤と第2剤を重量比で等量混合し、得られた混合物
8gを、黒毛束(人毛)4gに塗布し、30℃で20分
間放置した後、ぬるま湯で充分すすぎシャンプー後熱風
で乾燥した。この脱色した黒毛束での脱色性を目視によ
り以下の基準で評価した。 ◎:明るい茶色に脱色されている。 ○:ほぼ明るい茶色に脱色されている。 △:あまり脱色されていない。 ×:ほとんど脱色されていない。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0087
【補正方法】変更
【補正内容】
【0087】5.均染性 第1剤と第2剤を重量比で等量混合し、得られた混合物
8gを、染毛剤の場合には山羊毛4gに、ブリーチ剤の
場合には黒毛束(人毛)4gにそれぞれ塗布し、30℃
で20分間放置した後、ぬるま湯で充分すすぎシャンプ
ー後熱風で乾燥した。この染毛した山羊毛または脱色し
た黒毛束の均染性について目視により以下の基準で評価
した。 ◎:ムラがなく、均一に染毛あるいは脱色されている。 ○:ほぼムラがなく、均一に染毛あるいは脱色されてい
る。 △:ややムラがある。 ×:ムラがある。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0092
【補正方法】変更
【補正内容】
【0092】第1剤と第2剤を重量比で等量混合し、刺
激臭、染色性及び均染性の評価を行った。結果を表4に
示す。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0098
【補正方法】変更
【補正内容】
【0098】第1剤と第2剤を重量比で等量混合し、表
5に記載の実施例及び比較例のものについては、刺激
臭、手触り感(直後)、染色性及び均染性の評価を行っ
た。表6に記載の実施例のものについては、刺激臭、染
色性及び均染性の評価を行った。結果を表7及び表8に
示す。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0106
【補正方法】変更
【補正内容】
【0106】第1剤と第2剤を重量比で等量混合し、刺
激臭、手触り感(直後及びシャンプー30回後)、染色
性あるいは脱色性及び均染性(染毛剤については山羊
毛、ブリーチ剤については黒毛束を用いた。)の評価を
行った。結果を表10及び表11に示す。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0114
【補正方法】変更
【補正内容】
【0114】第1剤と第2剤を重量比で等量混合し、刺
激臭、手触り感(直後及びシャンプー30回後)、染色
性及び均染性の評価を行った。結果を表14に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 好弘 大阪府大阪市西成区千本南2−16−26 山 発産業株式会社玉出工場内 Fターム(参考) 4C083 AB082 AC102 AC182 AC532 AC541 AC542 AC552 AC772 AD411 AD412 AD431 AD432 AD441 AD442 AD451 AD452 CC36 DD23 EE06 EE09 EE26

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (i)モノイソプロパノールアミン及び(i
    i)蛋白質加水分解物又はその誘導体からなる群から選ば
    れる少なくとも1種を含有する第1剤と、酸化剤を含有
    する第2剤からなる2剤型の染毛剤組成物。
  2. 【請求項2】 第1剤において、第1剤全重量に対して
    (i)モノイソプロパノールアミンを0.5〜10重量%含む、
    請求項1記載の染毛剤組成物。
  3. 【請求項3】 第1剤において、第1剤全重量に対して
    (ii)蛋白質加水分解物又はその誘導体からなる群から選
    ばれる少なくとも1種を0.01〜5重量%含む、請求項1
    又は2記載の染毛剤組成物。
  4. 【請求項4】 (ii)蛋白質加水分解物又はその誘導体か
    らなる群が、加水分解コラーゲン液、加水分解エラスチ
    ン液、加水分解ケラチン液、加水分解ケラチン末、加水
    分解シルク液、大豆蛋白加水分解物、ヤシ油脂肪酸加水
    分解コラーゲンカリウム液、塩化N−[2−ヒドロキシ−
    3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]加水分解コラー
    ゲン、加水分解コラーゲンヘキサデシル及びN−[2−ヒ
    ドロキシ−3−{3−(ジヒドロキシメチルシリル)プロ
    ポキシ}プロピル]加水分解コラーゲンからなる群であ
    る請求項1〜3のいずれかに記載の染毛剤組成物。
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