JP2000517398A - ベーンポンプ - Google Patents

ベーンポンプ

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JP2000517398A JP10512210A JP51221098A JP2000517398A JP 2000517398 A JP2000517398 A JP 2000517398A JP 10512210 A JP10512210 A JP 10512210A JP 51221098 A JP51221098 A JP 51221098A JP 2000517398 A JP2000517398 A JP 2000517398A
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    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C15/00Component parts, details or accessories of machines, pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C2/00 - F04C14/00
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    • F04C15/0049Equalization of pressure pulses

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 ベーンポンプは、ポンプユニット(3)を収容するポット形のハウジングカバー(2)を有する。このポット形のカバー(2)は、軸方向に関して拡張されるとともに、圧力変動を効果的に減衰させるためのダンパ(14)を収容している。ハウジングカバー(2)は、ポンプユニット(3)を支持するために、内方に突出した突出部(6)を有する。ばね(18)に抗してスライド可能なピストン(15)を、減衰効果を向上させるために設けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 ベーンポンプ 本発明は、タンクからアクチュエータへ圧油を供給するためのベーンポンプに 関する。このベーンポンプのポット形のハウジングカバーの内部には1つのポン プユニットが配置されており、このポンプユニットは1つのロータ、多数のベー ン及び1つのカムリングから成っている。カムリングとロータとの間にはベーン によって仕切られた多数の作業室が形成されており、これらの作業室は軸方向で 両側の制御プレートによって限定されている。ポット形のハウジングカバーの一 端に軸受ケーシングが結合されており、この軸受ケーシングは吐出し通路並びに 吸込み通路を有していて、これらの通路によって作業室が吸込みポート、流量制 御弁及び圧力制御弁へ通じている。 この種のベーンポンプはドイツ国特許公開第4416077A1号公報によっ て知られている。このベーンポンプはコンパクトな構造及び有利な製作並びに組 立てコストによって特色をなしている。ところで、ベーンポンプは圧油を連続的 に送り出すのではなく、回転ごとに部分体積流の形で一様でなく送り出す。周期 的に送り出される体積流は特に吐出し側に圧力変動、圧力振動もしくは脈動を生 ずる。圧力振動には、作業室の開放並びに閉鎖の際に発生する吸込み並びに吐出 し衝撃も重なる。本発明は、冒頭に述べた形式のベーンポンプにおいて脈動及び 圧力変動に起因する騒音特性を改善することである。 この課題を本発明は請求の範囲第1項に示す構造のベーンポンプにおいて次の ようにして解決した。即ち、ポット形ハウジングカバーを軸受ケーシングとは反 対側において軸方向で拡張し、その内部に振動を減衰させるためのダンパ室を設 けたのである。さらに、ハウジングカバーが、ポンプユニットを支持するために 内方へ突出した1つの突出部を有している。ハウジングカバー内にダンパ室を一 体に形成することはたんに僅かな付加的なスペースを要するにに過ぎず、効果的 な脈動減衰のための低コストで省スペースの解決策となる。またハウジングカバ ー内の突出部は、ポンプユニットと共に一方の制御プレートを高圧下で支えるた め、ひいては良好にシールするために役立つ。 このような本発明の構成の有利な実施形態並びにダンパ室の例が請求の範囲第 2項から第6項までに示されている。 ダンパ室の一層良好な減衰作用を目的として、突出部の外周部でばねによって 支えられた1つのピストンを支承し、このピストンの背後に形成される室が突出 部内の1つの減衰孔を介してアンロードできる(圧を逃がす)ようにしてもよい 。ばねの代わりにシールリングによってピストンを弾性的に支えてもよく、この 場合は特に安価な減衰機構となる。 本発明の別の構成によれば、ダンパ室内に、多くの弾性片が挿入された1つの ピストンが配置される。このピストンはシールされたハウジング内縁部に支えら れていて、その背部に1つのアンロード室(圧力を逃がすための室)を形成する 。弾性片として合成物質製の円錐形の栓がアンロード室側へ先細をなす相応の穴 へ挿入されていると有利である。このような弾性片は一層良好な振動減衰に適す ることが判った。 本発明のさらに別の構成によれば、ダンパ室内に、環状みぞに弾性リングを備 えたピストンが配置されている。環状みぞは多くの小孔を介してピストン背後の アンロード室に通じている。小孔内へ弾性リングが押し入ることによって良好な 圧力振動低下が得られる。 次に、図示の実施例に従って本発明を詳述する。 第1図はダンパ室を有する本発明のベーンポンプの部分縦断面図、 第2図はダンパ室内にピストンがばねで支持されている実施例の部分縦断面図 、 第3図および第4図はピストンが弾性リングに支持されている実施例の部分縦 断面図、 第5図はピストンが弾性片を有している実施例の部分縦断面図、 第6図はピストンの環状みぞに弾性リングが装着されている実施例の部分縦断 面図である。 図示のベーンポンプは既述のドイツ国特許公開第4416077A1号公報に 示す形式のものに相当しており、以下本発明の理解にとって重要な構造部分に関 してのみ述べることとする。 ハウジングカバー2の圧力室1内にポンプユニット3が配置されている。ロー タ4が駆動軸5を介して軸受ケーシング2A内に支承されている。軸受ケーシン グ2A内における支承個所は駆動軸5による単独支承部である。駆動軸5は適切 に軸方向でハウジングカバー2の突出部6にのみ支えられている。高圧に対して は1つのシール部材7がシール作用を果たしている。ハウジングカバー2は軸受 ケーシング2Aにねじ8によって固定されている。ポンプユニット3は、ロータ 4の半径方向のスリット内で案内される多数のベーン10を備えており、これら のベーン10はカムリング11内でのロータの回転に伴ってスリット内で往復動 を生ずる。カムリング11、ロータ4、ベーン10および側方の制御プレート1 2、13の相互間に多くの作業室が形成される。本発明の場合、ハウジングカバ ー2が拡大されていて、突出部6の範囲に圧力室1へ通ずるダンパ室14が形成 されている。このダンパ室14の大きさはベーンポンプの圧力振動が効果的に減 衰される程度に選定されている。ベーンポンプの作業に伴いポンプユニット3は 高圧によって効果的に右へ突出部6に向かって押し付けられ、これによってポン プユニット3と制御プレート12、13との間の良好な間隙シールが保証される 。 第2図には、突出部6上で案内される付加的なリングピストン15を備えた実 施例が示されている。このリングピストン15はダンパ室17内に配置されて、 ハウジングカバー2及び突出部16の両方との間をシールされている(図示せず )。ばね18がリングピストン15の運動を減衰する。突出部16内には横断面 の小さな1つの減衰孔20も設けられている。このような構成により著しい圧力 変動も確実に減衰することができる。 第3図および第4図には、第2図の例におけるばね18の代わりに、必要に応 じて、中実断面のO−リング23又は中空断面のシールリング24を使う実施例 が示されている。 第5図には、ダンパ室17A内のピストン26が多数の円錐片25を有してい る実施例が示されている。円錐片25は弾性的であって、程度の差はあれ円錐形 の穴27へ押し込まれるようにして圧力変動を吸収する。この円錐片25はピス トン26の背後の除圧された室28への方向で先細になっている。室28はピス トン26が接触するハウジング内縁部2Bによって形成されている。ポンプユニ ット3Aがピストン26に支えられており、このピストン26内の1つの減衰孔 30を介して室28がアンロードされた端面室31に通じている。 第6図に示す実施例によればやはりダンパ室32内にピストン33が配置され ている。このピストン33は1つの環状みぞ34内に弾性リング35を有してい る。ピストン33の背後の室28Aは1つの減衰孔30Aによってアンロードさ れている。環状みぞ34の底には多くの小孔36が形成されており、これらの小 孔36は弾性リング35の押し込みスペースとして役立つ。 第3図から第6図までに示す実施例において弾性部材にエラストマーを使用す ると有利である。 符号の説明: 1 圧力室 2 ハウジングカバー 2A 軸受ケーシング 2B ハウジング内縁部 3、3A ポンプユニット 4 ロータ 5 駆動軸 6、16 突出部 7 シール部材 8 ねじ 10 ベーン 11 カムリング 12、13 制御プレート 14、17、17A,32 ダンパ室 15 リングピストン 18 ばね 20、30、30A 減衰孔 23 Oリング 24 中空断面のシールリング 25 弾性部材 26、33 ピストン 27穴 28、28A 室(除圧) 34 環状みぞ 35 弾性リング 36 小孔
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. タンクからアクチュエータへ圧油を供給するためのベーンポンプであっ て、 − ポット形のハウジングカバー(2)の内室に1つのロータ(4)と多数のベ ーン(10)と1つのカムリング(11)とから成るポンプユニット(3)が配 置されており、 − カムリング(11)とロータ(4)との間にベーン(10)によって仕切ら れた多数の作業室が設けられていて、これらの作業室は軸方向に関しては両側の 制御プレート(12、13)によって区画されており、 − ポット形のハウジングカバー(2)の一方の端部に軸受ケーシング(2A) が結合されており、この軸受ケーシング(2A)は吸込み通路並びに吐出し通路 を有していて、これらの通路が作業室を吸込みポート、流量制御弁並びに圧力制 御弁に接続している形式のものにおいて、 − 前記ポット形のハウジングカバー(2)の軸受ケーシングとは反対側が軸方 向に拡張されていて、その内部に振動を減衰するための1つのダンパ室(14) を有しており、 − ハウジングカバー(2)は前記ポンプユニット(3)を支えるために内方へ 突出した1つの突出部(6)を有していることを特徴とする、ベーンポンプ。 2. 突出部(6)にばね(18)に支えられた1つのピストン(15)が案 内されており、このピストン(15)の背後の室を1つの減衰孔(20)を介し てアンロードされていることを特徴とする(第2図)、請求の範囲第1項に記載 のベーンポンプ。 3. ピストン(15)がシールリング(23、24)に弾性的に支えられて いることを特徴とする(第3図及び第4図)、請求の範囲第2項に記載のベーン ポンプ。 4. タンクからアクチュエータへ圧油を供給するためのベーンポンプであっ て、 − ポット形のハウジングカバー(2)内に1つのロータと多数のベーンと1つ のカムリングとから成るポンプユニット(3A)が配置されており、 − カムリングとロータとの間にベーンによって仕切られた多数の作業室が設け られていて、これらの作業室は軸方向に関しては両側の制御プレートによって区 画されており、 − ポット形のハウジングカバー(2)の一方の端部に軸受ケーシング(2A) が結合されており、この軸受ケーシング(2A)は吸込み通路並びに吐出し通路 を有していて、これらの通路が作業室を吸込みポート、流量制御弁並びに圧力制 御弁に接続している形式のものにおいて、 − 前記ポット形のハウジングカバー(2)の軸受ケーシングとは反対側が軸方 向に拡張されていて、その内部に振動を減衰するための1つのダンパ室(17A )を有しており、 − ダンパ室(17A)内に1つのピストン(26)が配置されていて、その背 後の室(28)が1つの減衰孔(30)を介してアンロードされており、 − ピストン(26)は多数の弾性部材(25)を有しており、 − ピストン(26)はハウジング内縁部(2B)を介してポンプユニット(3 A)を支えていることを特徴とする(第5図)、ベーンポンプ。 5. 弾性部材(25)が合成物質製の円錐形の栓であって、相応の穴(27 )内へ挿入されており、これらの弾性部材(25)はピストン(26)の背部と ハウジングカバー(2)との間に形成される室(28)へ向かって先細をなして いることを特徴とする、請求の範囲第4項に記載のベーンポンプ。 6. タンクからアクチュエータへ圧油を供給するためのベーンポンプであっ て、 − ポット形のハウジングカバー(2)内に1つのロータと多数のベーンと1つ のカムリングとから成るポンプユニット(3B)が配置されており、 − カムリングとロータとの間にベーンによって仕切られた多数の作業室が設け られていて、これらの作業室は軸方向に関しては両側の制御プレートによって区 画されており、 − ポット形のハウジングカバー(2)の一方の端部に軸受ケーシングが結合さ れており、この軸受ケーシングは吸込み通路並びに吐出し通路を有していて、こ れらの通路が作業室を吸込みポート、流量制御弁並びに圧力制御弁に接続してい る形式のものにおいて、 − 前記ポット形のハウジングカバー(2)の軸受ケーシングとは反対側が軸方 向に拡張されていて、その内部に振動を減衰するための1つのダンパ室(32) を有しており、 − ダンパ室(32)内に、環状みぞ(34)を有するピストン(33)が配置 されていて、環状みぞ(34)に1つの弾性リング(35)が装着されており、 − 環状みぞ(34)多数の小孔(36)を有していて、これらの小孔(36) 内へ弾性リング(35)が部分的に押し込み可能であることを特徴とする(第6 図)、ベーンポンプ。
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