JP2000503998A - アシル化された4―アミノ―及び4―ヒドラジノピリミジン及びその有害生物防除剤としての使用 - Google Patents

アシル化された4―アミノ―及び4―ヒドラジノピリミジン及びその有害生物防除剤としての使用

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JP2000503998A JP9527274A JP52727497A JP2000503998A JP 2000503998 A JP2000503998 A JP 2000503998A JP 9527274 A JP9527274 A JP 9527274A JP 52727497 A JP52727497 A JP 52727497A JP 2000503998 A JP2000503998 A JP 2000503998A
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Abstract

(57)【要約】 本発明はR1、R2、Ar、A及びXが本明細書に示される意味を有する式(I)の新規な化合物、該化合物の製造方法並びにその有害生物防除剤及び殺菌・殺カビ剤としての使用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 アシル化された4−アミノ−及び4−ヒドラジノピリミジン及びその有害生物 防除剤としての使用 本発明は新規な4−アミノ−及び4−ヒドラジノピリミジン、その製造方法並 びに動物性有害生物(pests)を防除するため及び殺菌・殺カビ剤(fungicides )としての使用に関する。 ある種のアシル化された4−アミノ−ピリミジン誘導体が殺虫特性を有するこ とは既知である(WO−A95/18,795参照)。 しかしながら、殊にある種の生物に対するか、または低い施用濃度でのこれら の従来の化合物の効能及び/または作用の期間は全ての使用の分野において完全 には満足されない。 従って、本発明は式(I) 式中、R1及びR2は相互に独立して各々水素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、 アルキル、ハロゲノアルキル、アルコキシ、ハロゲノアルコキシ、ハロゲノアル コキシアルキル、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、 ハロゲノアルキルチオ、ハロゲノアルキルスルフィニル、ハロゲノアルキルスル ホニル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アミノカルボニル、アル キルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノチオカルボニル、 アルキルアミノチオカルボニル、ジアルキルアミノチオカ ルボニルを表すか、場合によっては置換されていてもよいシクロアルキルを表す か、或いは場合によっては置換されていてもよいフェニルを表し、ここに置換基 R1及びR2の少なくとも1つは水素ではなく;或いは R1及びR2は結合する炭素原子と一緒になって場合によっては1個またはそれ以 上のヘテロ原子を含んでいてもよく、場合によっては置換されていてもよい、飽 和もしくは不飽和の環を表し、 Aは−NR3−または−NR3−NR4−を表し、ここに R3及びR4は相互に独立して各々水素、アルキル、アルコキシアルキル、アルキ ルカルボニル、或いはそれぞれ場合によっては置換されていてもよいアリールま たはアリールカルボニルを表し、 Xは酸素または硫黄を表し、 Yは直接結合、それぞれ場合によっては置換されていてもよいアルキリデン、ア ルキリデンオキシ及びアルキリデンチオを表すか、或いはアルケニリデンを表し 、そして Arは場合によっては置換されていてもよいアリールまたは場合によっては置換 されていてもよいヘタリールを表す、 の新規な4−アミノ−及び4−ヒドラジノピリミジンを提供する。 更に、式(I)の新規なアシル化された4−アミノ−及び4−ヒドラジノピリ ミジンは a)式(II) 式中、A、R1及びR2は各々上記のものである、 を塩基の存在下及び希釈剤の存在下で式(III) Hal−CO−Y−Ar (III) 式中、Y及びArは各々上記のものであり、そして Halはハロゲンを表す、 の化合物と反応させ、そして、適当ならば b)得られる式(Ia) 式中、A、R1、R2、Y及びArは各々上記のものである、 の4−アミノ−及び4−ヒドラジノピリミジンを適当ならば希釈剤の存在下で硫 化剤と反応させる場合に得られることが見いだされた。 更に、式(I)の新規なアシル化された4−アミノ−及び4−ヒドラジノピリ ミジンは殺菌・殺カビ剤として、そして動物性有害生物、殊に農業、林業、貯蔵 製品及び材料の保護並びに衛生分野において遭遇する昆虫、ダニ及び線虫を防除 するために極めて有用であることが見いだされた。 驚くべきことに、本発明による式(I)のアシル化された4−アミノ−及び4 −ヒドラジノピリミジンは動物性有害生物に対して類似の構成の公知の化合物よ りはるかに良好な活性を有する。 式(I)は本発明による化合物の一般的定義を与える。 上記及び下記の式中に示される好適な置換基または基の範囲を下に説 明する。 R1及びR2は相互に独立して各々好ましくは水素、フッ素、塩素、臭素、ニト ロ、シアノ、C1〜C6−アルキル、C1〜C4−ハロゲノアルキル、C1〜C4−ア ルコキシ、C1〜C4−ハロゲノアルコキシ、C1〜C4−アルコキシ−C1〜C4− アルキル、C1〜C4−ハロゲノアルコキシ−C1〜C4−アルキル、C1〜C4−ア ルキルチオ、C1〜C4−アルキルスルフィニル、C1〜C4−アルキルスルホニル 、C1〜C2−ハロゲノアルキルチオ、C1〜C2−ハロゲノアルキルスルフィニル 、C1〜C2−ハロゲノアルキルスルホニル、アミノ、C1〜C4−アルキルアミノ 、ジ(C1〜C4−アルキル)アミノ、アミノカルボニル、C1〜C4−アルキルア ミノカルボニル、ジ(C1〜C4−アルキル)アミノカルボニル、アミノチオカル ボニル、C1〜C4−アルキルアミノチオカルボニル、ジ(C1〜C4−アルキル) アミノチオカルボニルを表すか、場合によってはハロゲン及びC1〜C4−アルキ ルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基で1〜3置換されていてもよい C3〜C6−シクロアルキルを表すか、或いは場合によっては同一もしくは相異な る置換基で1〜3置換されていてもよいフェニルを表し、ここに可能な置換基が ハロゲン、ニトロ、シアノ、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコキシ、C1 〜C4−アルキルチオ、C1〜C4−ハロゲノアルキル、C1〜C4−ハロゲノアル コキシ及びC1〜C4−ハロゲノアルキルチオであり、ここに置換基R1及びR2の 少なくとも1個は水素ではなく、或いは R1及びR2は結合炭素原子と一緒になって好ましくはヘテロ原子例えばN、O またはS原子1〜2原子を含むことができ、かつ場合によってはハロゲン、ニト ロ、シアノ、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコ キシ、C1〜C4−アルキルチオ、C1〜C4−ハロゲノアルキル、C1〜C4−ハロ ゲノアルコキシ及びC1〜C4−ハロゲノアルキルチオよりなる群からの同一もし くは相異なる置換基で1〜3置換されていてもよい飽和もしくは不飽和の5また は6員環を表し、 Aは好ましくは−NR3−または−NR3−NR4−を表し、ここに R3及びR4は相互に独立して各々水素、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−アル コキシ−C1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルキルカルボニルを表すか、或いは フェニルまたはフェニルカルボニルを表し、これらの各々が場合によってはハロ ゲン、ニトロ、シアノ、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコキシ、C1〜C4 −アルキルチオ、C1〜C4−ハロゲノアルキル、C1〜C4−ハロゲノアルコキシ 及びC1〜C4−ハロゲノアルキルチオよりなる群からの同一もしくは相異なる置 換基で1〜3置換されていてもく、 Xは好ましくは酸素または硫黄を表し、 Yは好ましくは直接結合、それぞれ場合によってはハロゲンまたはC3〜C6− シクロアルキルで置換されていてもよいC1〜C6−アルキリデン、C1〜C6−ア ルキリデンオキシまたはC1〜C6−アルキリデンチオを表すか、或いはC2〜C6 −アルケニリデンを表し、 Arは好ましくは場合によっては同一もしくは相異なる置換基で1〜3置換さ れていてもよいフェニルを表し、ここに可能な置換基が ハロゲン、ニトロ、シアノ、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコキシ、 C1〜C4−アルキルチオ、C1〜C4−ハロゲノアルキル、C1〜C4−ハロゲノア ルコキシ及びC1〜C4−ハロゲノアルキルチオ、及びフェニル、フェノキシ、フ ェニルチオ、ベンジル、ピリジ ニルオキシ、ピリミジニルオキシ、チアゾリルオキシまたはチアジアゾリル オキシ(これらの各々場合によっては同一もしくは相異なる置換基で1〜3置換 されていてもよく、ここに可能な置換基はハロゲン、ニトロ、シアノ、C1〜C4 −アルキル、C1〜C4−アルコキシ、C1〜C4−アルキルチオ、C1〜C4−ハロ ゲノアルキル、C1〜C4−ハロゲノアルコキシ及びC1〜C4−ハロゲノアルキル チオである) であり; 或いは 1個またはそれ以上のヘテロ原子例えばO、SまたはN原子を含むことができ 、かつ場合によってはハロゲン、ニトロ、シアノ及びC1〜C4−アルキルよりな る群からの同一もしくは相異なる置換基で1〜5置換されていてもよい融合した 2または3環式基を表すか、或いはヘテロ原子例えばN、O及びS原子1〜3個 を有し、かつ場合によっては同一もしくは相異なる置換基で1〜3置換されてい てもよく、ここに可能な置換基はハロゲン、ニトロ、シアノ、C1〜C4−アルキ ル、C1〜C4−アルコキシ、C1〜C4−アルキルチオ、C1〜C4−ハロゲノアル キル、C1〜C4−ハロゲノアルコキシ及びC1〜C4−ハロゲノアルキルチオであ る5または6員のヘタリールを表す。 R1及びR2は相互に独立して各々殊に好ましくは水素、塩素、臭素、ニトロ、 シアノ、メチル、エチル、クロロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エト キシ、トリフルオロメトキシ、メトキシメチル、エトキシメチル、トリフルオロ メトキシメチル、メチルチオ、メチルスルフィニル、メチルスルホニル、アミノ 、メチルアミノ、ジメチルアミノ、ア ミノカルボニル、アミノチオカルボニルを表すか; シクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルを表し、これらの各々 は場合によってはフッ素、塩素、臭素、メチル及びエチルよりなる群からの同一 もしくは相異なる置換基で1または2置換されていてもよく;或いは 場合によっては同一もしくは相異なる置換基で1〜3置換されていてもよいフ ェニルを表し、ここに可能な置換基にはフッ素、塩素、臭素、ニトロ、シアノ、 メチル、エチル、メトキシ、メチルチオ、トリフルオロメチル、トリフルオロメ トキシ及びトリフルオロメチルチオがあり、ここに 置換基R1及びR2の少なくとも1個は水素ではなく、或いは R1及びR2は結合する炭素原子と一緒になって殊に好ましくはフェニル、ピラ ゾリル、イミダゾリルまたはチアゾリルを表し、これらの各々は場合によっては フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、メトキシ、メチルチオ、トリフルオロメ チル、トリフルオロメトキシ及びトリフルオロメチルチオよりなる群からの同一 もしくは相異なる置換基で1または2置換されていてもよく、 Aは殊に好ましくは−NR3−または−NR3−NR4−を表し、ここに R3及びR4は相互に独立して各々水素、メチル、エチル、メトキシメチル、エ トキシメチル、エトキシエチル、アセチルを表すか、或いは場合によってはフッ 素、塩素、ニトロ、シアノ、メチル及びトリフルオロメチルよりなる群からの同 一もしくは相異なる置換基で1または2置換されていてもよいフェニルカルボニ ルを表し、 Xは殊に好ましくは酸素または硫黄を表し、 Yは殊に好ましくは直接結合を表すか、或いは基−CH2−、−CH(CH3) −、−CH(C25)−、−CH(C37−i)−、−CH2CH2−、−CH2 O−、−CH2S−または−CH=CH−の1つを表し、 Arは殊に好ましくは場合によっては同一もしくは相異なる置換基で1〜3置 換されていてもよいフェニルを表し、ここに可能な置換基には フッ素、塩素、臭素、ニトロ、シアノ、メチル、エチル、n−及びi−プロ ピル、n−、i−、s−及びt−ブチル、メトキシ、エトキシ、メチルチオ、ト リフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメト キシ、トリフルオロメチルチオ、ジフルオロメチルチオ、並びにフェニル、フェ ノキシ、ピリジニルオキシ、ピリミジニルオキシ、チアゾリルオキシまたはチア ジアゾリルオキシ(これらの各々が場合によっては同一もしくは相異なる置換基 で1〜3置換されていてもよく、可能な置換基にはフッ素、塩素、臭素、ニトロ 、シアノ、メチル、エチル、n−及びi−プロピル、n−、i−、s−及びt− ブチル、メトキシ、エトキシ、メチルチオ、トリフルオロメチル、ジフルオロメ チル、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ及 びジフルオロメチルチオがある) があり;或いは 場合によってはフッ素、塩素、臭素、ニトロ、シアノ、メチル及びエチルよりな る群からの同一もしくは相異なる置換基で1〜5置換(好ましくは1〜3置換、 殊に1または2置換)されていてもよい2または3環 式基 の1つを表すか;或いは 場合によってはフッ素、塩素、ニトロ、シアノ、メチル、エチル、メトキシ、 メチルチオ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ及びトリフルオロメチ ルチオよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基で1〜3置換(好ましくは 1または2置換)されていてもよい式 のヘテロ芳香族の1つを表す。 本発明による化合物の定義における上記の炭化水素基例えばアルキルはヘテロ 原子と組み合わせたもの例えばアルコキシであっても各々の場合に可能な限り直 鎖状もしくは分枝鎖状であり得る。 上記の一般的または好適な基の定義或いは図は必要に応じて相互に組み合わせ ることができ、即ちまたそれぞれの範囲及び好適な範囲間の組合せも可能である 。 本発明による好適なものは好適な(好ましい)ものとして上に示される意味の 組合せを含む式(I)の化合物により与えられる。 本発明による殊に好適なものは殊に好適なものとして上に示される意味の組合 せを含む式(I)の化合物により与えられる。 殊に好適なものは一般式(IA)〜(ID) 式中、Y及びArは各々上記の一般的、好適及び殊に好適な意味を表す、 の化合物により与えられる。 製造実施例に加え、下の表に示す化合物を例として挙げ得る: 工程(a)により、例えば出発物質として4−アミノ−5−クロロ−6−エチ ルーピリミジン及び塩化4−ブロモフェニルアセチルを用いる場合、本発明によ る工程の経路は次式により表し得る: 工程(b)により、例えば出発物質としてN−(5−クロロ−6−エチル−4 −ピリミジル)−4−(4−ニトロフェノキシ)−フェニルアセトアミド及び硫 化剤としてローソンズ(Lawessons)試薬[2,4−ビス−(4−メトキシフェ ニル)−1,3−ジチア−2,4−ジフォスフェタン−2,4−ジスルフィド] を用いる場合、本発明による工程の経路は次式により表し得る: 式(II)は本発明による工程(a)を行うために出発物質として必要とされ るピリミジン誘導体の一般的な定義を与える。式(II)において、A、R1及 びR2は各々好ましくは、または殊に好ましくはこれらの置換基に対して好適ま たは殊に好適なものとして式(I)の化合物の記載に関連して既に上に挙げられ た意味を有する。 式(II)のピリミジン誘導体のあるものは公知であるか[例えばRasmussen ,van der Plas,Recl.Trav.Chim.Pays-Bas 97,288(1978);J.Heterocyc l.Chem.C2〜C8(5),1357(1991)参照]、またはこれらのもはそれ自体公知の方 法と同様に得ることができる[詳細はまた式(IIa)の新規なピリミジン誘導 体を製造するために下記に与えられるものを参照]。 新規で、かつまた本出願の目的物質の一部は式(IIa) 式中、Aは上記のものである、 のピリミジン誘導体である。 式(IIa)の新規なピリミジン誘導体は例えば式(IV) の4,5−ジクロロ−6−エチルピリミジンを塩基の存在下及び適当ならば希釈 剤の存在下で式(V) H−A−H (V) 式中、Aは上記のものである、 のアミンまたはヒドラジンと反応させることにより得られる。 この目的に適する希釈剤は全ての通常の溶媒である。好ましくは場合によって はハロゲン化された脂肪族または芳香族炭化水素、エーテルまたはニトリル例え ばシクロヘキサン、トルエン、クロロベンゼン、クロロホルム、ジクロロメタン 、ジクロロエタン、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルまたは アセトニトリルを用いる。 しかしながらまた、反応を希釈剤を用いずに溶融状態で行うこともできる。 上記の(Ila)の化合物の製造方法は塩基の存在下で行う。 この目的に適する塩基は全ての通常のプロトン受容体である。好ましくはアル カリ金属またはアルカリ土金属水酸化物、アルカリ金属またはアルカリ土金属炭 酸塩または炭酸水素或いは窒素塩基を用いる。挙げ得る例には水酸化ナトリウム 、水酸化カルシウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、トリエチルアミン、 ジベンジルアミン、ジイソプロピルアミン、ピリジン、キノリン、ジアザビシク ロオクタン(DABCO)、ジアザビシクロノネン(DBN)及びジアザビシク ロウンデセン(DB U)がある。 好ましくは、適当に過剰の式(V)のアミンまたはヒドラジンを使用し得る。 反応温度は比較的広い範囲内で変え得る。一般に、反応は−40乃至200℃ 間、好ましくは0乃至150℃間の温度で行う。 ある場合に、反応を昇圧下で行うことが有利である。 上記の式(IIa)の化合物の製造工程を行う場合、式(IV)の4,5−ジ クロロ−6−エチルピリジン1モル当たり一般に1〜3モル、好ましくは1〜2 モルの式(V)のアミンまたはヒドラジンを用いる。 式(IIa)の化合物の処理及び単離は一般的に公知である方法で行う。 式(IV)の4,5−ジクロロ−6−エチルピリジンは公知である(ヨーロッ パ特許出願公開第0,370,391号参照)。 式(V)のアミンまたはヒドラジンは一般的に公知の有機化学の化合物である 。 式(III)は本発明による工程(a)を行うために出発物質として更に必要 とされるアシルハロゲン化物の一般的定義を与える。式(III)において、Y 及びAr好ましくは、または殊に好ましくはこれらの置換基に対して好適または 殊に好適なものとして式(I)の化合物の記載に関連して既に上に挙げられた意 味を有する。 Halは好ましくは塩素または臭素を表す。 式(III)のアシルハロゲン化物は一般に公知の有機化学の化合物である。 製造工程(b)に用いる式(Ia)の出発物質は本発明による化合物 であり、そして製造工程(a)の方法により得られる。 本発明による工程(a)を行うために適する希釈剤は全ての通常の溶媒である 。好ましくは場合によってはハロゲン化された脂肪族または芳香族炭化水素、エ ーテルまたはニトリル例えばシクロヘキサン、トルエン、クロロベンゼン、クロ ロホルム、ジクロロメタン、ジクロロエタン、ジオキサン、テトラヒドロフラン 、ジエチルエーテルまたはアセトニトリルを用いる。 しかしながらまた、反応を溶媒を用いずに溶融状態で行うこともできる。 上記の(I)の化合物の製造に対する工程(a)は塩基の存在下で行う。 工程(a)における使用に適する塩基は全ての通常のプロトン受容体である。 好ましくはアルカリ金属またはアルカリ土金属水酸化物、アルカリ金属またはア ルカリ土金属炭酸塩または炭酸水素或いは窒素塩基を用いる。挙げ得る例には水 酸化ナトリウム、水酸化カルシウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、トリ エチルアミン、ジベンジルアミン、ジイソプロピルアミン、ピリジン、キノリン 、ジアザビシクロオクタン(DABCO)、ジアザビシクロノネン(DBN)及 びジアザビシクロウンデセン(DBU)がある。 好ましくは、適当に過剰の式(II)のピリミジン誘導体を使用し得る。 上記の工程(a)における反応温度は比較的広い範囲内で変え得る。 一般に、反応は−40乃至200℃間、好ましくは0乃至100℃間の温度で行 う。 上記の式(I)の化合物の製造工程(a)を行う場合、式(II)のピリミジ ン誘導体1モル当たり一般に0.1〜2モル、好ましくは0.4〜1.5モルの 式(III)のアシルハロゲン化物を用いる。 最終生成物の処理及び単離は一般的に公知である方法で行う。 本発明による工程(b)を行うために好ましい硫化剤は五硫化リンまたはロー ソンズ試薬[2,4−ビス−(4−メトキシフェニル)−1,3,2,4−ジチ アジフォスフェタン−2,4−ジチオン]である[Tetrahedron Vol.41,No.22 ,5061 ff(1985)も参照]。 本発明による工程(b)を行うために好ましい希釈剤は炭化水素例えばトルエ ン、キシレン、テトラリン、ヘキサンまたはシクロヘキサンである。 本発明による工程(b)を行う場合、反応温度は比較的広い範囲内で変え得る 。一般に、反応は0乃至200℃間、好ましくは20乃至150℃間の温度で行 う。 本発明による工程(b)を行う場合、式(Ia)の化合物1モル当たり一般に 1乃至3モル間、好ましくは1乃至2モル間の硫化剤を用いる。処理は常法によ り行う。 ある場合に、式(II)のピリミジン誘導体を上記の工程(a)の条件を用い て式(IIIa) Hal−CS−Y−Ar (IIIa) 式中、Hal、Y及びArは各々上記のものである、 のハロゲン化物と直接反応させることが有利であるいことが証明された。 良好な作物許容性及び哺乳動物に対する毒性を有する活性化合物は農業、林業 、貯蔵製品及び材料の保護において、そして衛生分野において 遭遇する動物性有害生物(pest)、殊に昆虫、クモ(arachnid)及び線虫(nema tode)の防除に適している。それらは好ましくは作物保護剤として用いる。それ らは通常の敏感性の及び抵抗性の種及び全てのまたはある成長段階に対して活性 である。上記した有害生物には、次のものが包含される: 等脚目(Isopoda)のもの、例えばオニスカス・アセルス(Oniscus asellus) 、オカダンゴムシ(Armadillidium vulgare)、及びポルセリオ・スカバー(Por cellio scabar)。 倍脚綱(Diplopoda)のもの、例えば、ブラニウルス・グットラタス(Blaniul us guttulatus)。 チロポダ目(Chilopoda)のもの、例えば、ゲオフィルス・カルポファグス(G eophilus carpohagus)及びスカチゲラ(Scutigera spp.)。 シムフィラ目(Symphyla)のもの、例えばスカチゲレラ・イマキュラタ(Scut igerella immaculata)。 シミ目(Thysanura)のもの、例えばレプシマ・サッカリナ(Lepisma sacchar ina)。 トビムシ目(Collembola)のもの、例えばオニチウルス・アルマツス(Onychi urus armatus)。 直翅目(Orthoptera)のもの、例えばブラッタ・オリエンタリス(Blatta ori entalis)、ワモンゴキブリ(Periplaneta americana)、ロイコファエ・マデラ エ(Leucophaea maderae)、チヤバネ・ゴキブリ(Blattella germanica)、ア チータ・ドメスチクス(Acheta domesticus)、ケラ(Gryllotalpa spp.)、ト ノサマバッタ(Locusta migratoria migratorioides)、メラノプルス・ジフェ レンチアリス(Melanoplus diff erentialis)及びシストセルカ・グレガリア(Schistocerca gregaria)。 ハサミムシ目(Dermaptere)のもの、例えばホルフィキュラ・アウリクラリア (Forficula auricularia)。 シロアリ目(Isoptera)のもの、例えばレチキュリテルメス(Reticulitermes spp.)。 シラミ目(Anoplura)のもの、例えばフィロクセラ・バスタリクス(Phylloxe ravastatrix)、ペンフイグス(Pemphigus spp.)及びヒトジラミ(Pediculus h umanus corporis)、ケモノジラミ(Haematopinus spp.)及びケモノホソジラミ (Linognathusspp.)。 ハジラミ目(Mallophaga)のもの、例えばケモノハジラミ(Trichodectes spp .)及びダマリネア(Damalinea spp.)。 アザミウマ目(Thysanoptera)のもの、例えばクリバネアザミウマ(Hercinot hrips femoralis)及びネギアザミウマ(Thrips tabaci)。 半翅目(Heteroptera)のもの、例えばチャイロカメムシ(Eurygaster spp.)、 ジスデルクス・インテルメジウス(Dysdercus intermedius)、ピエスマ・クワ ドラタ(Piesma quadrata)、ナンキンムシ(Cimex lectularius)、ロドニウス ・プロリクス(Rhodnius prolixus)及びトリアトマ(Triatoma spp.)。 同翅目(Homoptera)のもの、例えばアレウロデス・ブラシカエ(Aleurodes b rassicae)、ワタコナジラミ(Bemisia tabaci)、トリアレウロデス・バポラリ オルム(Trialeurodes vaporariorum)、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)、ダ イコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)、クリプトミズス・リビス(Cryptom yzus ribis)、ドラリス・ファバエ(Doralis fabae)、ドラリス・ポミ(Doral is pomi)、リンゴワタム シ(Eriosoma lanigerum)、モモコフキアブラムシ(Hyalopterus arundinis) 、ムギヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum avenae)、コブアブラムシ(Myzusspp .)、ホップイボアブラムシ(Phorodon humuli)、ムギクビレアブラムシ(Rhop alosiphum padi)、ヒメヨコバイ(Empoasca spp.)、ユースセリス.ビロバツ ス(Euscelis bilobatus)、ツマグロヨコバイ(Nephotettix cincticeps)、ミ ズキカタカイガラムシ(Lecanium corni)、オリーブカタカイガラムシ(Saisse tia oleae)、ヒメトビウンカ(Laodelphax striatellus)、トビイロウンカ(N ilaparvata lugens)、アカマルカイガラムシ(Aonidiella aurantii)、シロマ ルカイガラムシ(Aspidiotus hederae)、プシュードコッカス(Pseudococcus s pp.)及びキジラミ(Psylla spp.)。 鱗翅目(Lepidoptera)のもの、例えばワタアカミムシ(Pectinophora gossyp iella)、ブパルス・ピニアリウス(Bupalus piniarius)、ケイマトビア・ブル マタ(Cheimatobia brumata)、リソコレチス・ブランカルデラ(Lithocolletis blancardella)、ヒポノミュウタ・パデラ(Hyponomeuta padella)、コナガ( Plutella maculipennis)、ウメケムシ(Malacosoma neustria)、クワノキンム ケシ(Euproctis chrysorrhoea)、マイマイガ(Lyman-tria spp.)、ブッカラ トリックス・スルベリェラ(Bucculatrix thurberiella)、ミカンハモグリガ( Phyllocnistis citrella)、ヤガ(Agrotis spp.)、ユークソア(Euxoa spp.) 、フェルチア(Feltia spp.)、エアリアス・インスラナ(Earias insulana)、 ヘリオチス(Heliothis spp.)、ヒロイチモジヨトウ(Laphygma exigua)、ヨ トウムシ(Mamestra brassicae)、パノリス・フラメア(Panolis flammea)、 ハスモンヨトウ(Prodenia litura)、シロナヨ トウ(Spodoptera spp.)、トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)、カルポカ プサ・ポモネラ(Carpocapsa pomonella)、アオムシ(Pieris spp.)、ニカメ イチユウ(Chilo spp.)、アワノメイガ(Pyrausta nubilalis)、スジコナマダ ラメイガ(Ephestia kuehniella)、ハチミツガ(Galleria mellonella)、テイ ネオラ・ビセリエラ(Tineola bisselliella)、テイネア・ペリオネラ(Tinea pellionella)、ホフマノフイラ・プシュードスプレテラ(Hofmannophila pseud ospretella)、カコエシア・ポダナ(Cacoecia podana)、カプア・レチクラナ (Capua reticulana)、クリストネウラ・フミフェラナ(Choristoneura fumife rana)、クリシア・アンビグエラ(Clysia ambiguella)、チヤハマキ(Homona magnanima)、及びトルトリクス・ビリダナ(Tortrix viridana)。 鞘翅目(Coleoptera)のもの、例えばアノビウム・プンクタツム(Anobium pu nctatum)、コナナガシンクイムシ(Rhizopertha dominica)、ブルキジウス・ オブテクツス(Bruchidius obtectus)、インゲンマメゾウムシ(Acanthoscelid es obtectus)、ヒロトルペス・バジュルス(Hylotrupes bajulus)、アゲラス チカ・アルニ(Agelastica alni)、レプチノタルサ・デセムリネアタ(Leptino tarsa decemlineata)、フエドン・コクレアリアエ(Phaedon cochleariae)、 ジアブロチカ(Diabrotica spp.)、プシリオデス・クリソセファラ(Psylliode s chrysocephala)、ニジュウヤホシテントウ(Epilachna varivestis)、アト マリア(Atomaria spp.)、ノコギリヒラタムシ(Oryzaephilus surinamensis) 、ハナゾウムシ(Anthonomus spp.)、コクゾウムシ(Sitophilus spp.)、オチ オリンクス・スルカツス(Otiorrhychus sulcatus)、バショウゾウムシ(Cosmo polites sordidus)、シュートリンクス・アシ ミリス(Ceuthorrhynchus assimillis)、ヒペラ・ポスチカ(Hyperapostica) 、カツオブシムシ(Dermestes spp.)、トロゴデルマ(Trogoderma spp.)、ア ントレヌス(Anthrenus spp.)、アタゲヌス(Attagenus spp.)、ヒラタキクイ ムシ(Lyctus spp.)、メリゲテス・アエネウス(Meligethes aeneus)、ヒョウ ホンムシ(Ptinus spp.)、ニプツス・ホロレウカス(Niptus hololeucus)、セ マルヒョウホンムシ(Gibbium psylloides)、コクヌストモドキ(Tribolium sp p.)、チャイロコメノゴミムシダマシ(Tenebrio molitor)、コメツキムシ(Ag riotes spp.)、コノデルス(Conoderus spp.)、メロロンサ・メロロンサ(Mel olontha melolontha)、アムフィマロン・ソルスチチアリス(Amphimallon sols titialis)及びコステリトラ・ゼアランジカ(Costelytra zealandica)。 膜翅目(Hymenoptera)のもの、例えばマツハバチ(Diprion spp.)、ホプロ カムパ(Hoplocampa spp.)、ラシウス(Lasius spp.)、イエヒメアリ(Monomo rium pharaonis)及びスズメバチ(Vespa spp.)。 双翅目(Diptera)のもの、例えばヤブカ(Aedes spp.)、ハマダラカ(Anoph eles spp.)、イエカ(Culex spp.)、キイロショウジョウバエ(Drosophila me lanogaster)、イエバエ(Musca spp.)、ヒメイエバエ(Fannia spp.)、クロ バエ・エリスロセファラ(Calliphoro erythrocephala)、キンバエ(Lucilia s pp.)、オビキンバエ(Chrysomya spp.)、クテレブラ(Cuterebra spp.)、ウ マバエ(Gastrophilus spp.)、ヒッポボスカ(Hyppobosca spp.)、サシバエ( Stomoxys spp.)、ヒツジバエ(Oestrus spp.)、ウシバエ(Hypoderma spp.) 、アブ(Tabanus spp.)、タニア(Tannia spp.)、ケバエ(Bibio hortulanus )、オスシネラ・フリト(Oscinella frit)、クロキンバエ(Phor bia spp.)、アカザモグリハナバエ(Pegomyia hyoscyami)、セラチチス・キャ ピタータ(Ceratitis capitata)、ミバエオレアエ(Dacus oleae)及びガガン ボ・パルドーサ(Tipula paludosa)。 ノミ目(Siphonapterida)のもの、例えばケオプスネズミノミ(Xenopsylla c heopis)及びナガノミ(Ceratopyllus spp.)。 蜘形網(Arachnida)のもの、例えばスコルピオ・マウルス(Scorpio maurus )及びラトロデクタス・マクタンス(Latrodectus mactans)。 ダニ目(Acarina)のもの、例えばアシブトコナダニ(Acarus siro)、ヒメダ ニ(Argas spp.)、カズキダニ(Ornithodoros spp.)、ワクモ(Dermanyssus g allinae)、エリオフィエス.リビス(Eriophyes ribis)、ミカンサビダニ(Ph yllocoptruta oleivora)、オウシマダニ(Boophilusspp.)、コイタマダニ(Rh ipicephalus spp.)、アンブリオマ(Amblyomma spp.)、イボマダニ(Hyalomma spp.)、マダニ(Ixodes spp.)、キュウセンヒゼンダニ(Psoroptes spp.)、 ショクヒヒゼンダニ(Chorioptes spp.)、ヒゼンダニ(Sarcoptes spp.)、ホ コリダニ(Tarsonemus spp.)、クローバハダニ(Bryobia praetiosa)、ミカン リンゴハダニ(Panonychus spp.)及びナミハダニ(Tetranychus spp.)。 植物寄生線虫にはプラチレンクス種(Pratylenchus spp.)、ラドホルス・シ ミリス(Radopholus similis)、ナミクキセンチュウ(Ditylenchus dipsaci) 、ミカンネセンチュウ(Tylenchulus semipenetrans)、ヘテロデラ種(Heterod era spp.)、グロボデラ種(Globodera spp.)、メロイドギネ種(Meloidogyne spp.)、アフェレンコイデス種(Aphelenchoides spp.)、ロンギドルス種(Lon gidorus spp.)、キシフィネマ種(Xiphinema spp.)、トリコドルス種(Tricho dorus spp.)が含まれ る。 本発明による式(I)の化合物は殊に顕著な殺虫活性を有する。これらのもの は植物損傷昆虫を防除するために殊に良好に使用し得る。 これらのものは例えばマスタード・ビートルの幼虫(Phaedon cochleariae) 、コナガの幼虫(Plutella maculipennis)、ヤガの幼虫(Spodoptera frugiper uda)、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)及びツマグロヨコバイ(Nephote ttix cincticeps)に対して強い活性を示す。 本活性化合物は普通の組成物例えば、溶液、乳液、水和剤、懸濁剤、粉末、包 沫剤、塗布剤、可溶性粉末、顆粒、懸濁乳化濃厚剤、活性化合物を含浸させた天 然及び合成物質、並びに重合物質中の極く細かいカプセルに変えることができる 。 これらの組成物は公知の方法において、例えば活性化合物を伸展剤、即ち液体 溶媒及び/または固体の担体と随時表面活性剤、即ち乳化剤及び/または分散剤 及び/または発泡剤と混合して製造される。 また伸展剤として水を用いる場合、例えば補助溶媒として有機溶媒を用いるこ ともできる。液体溶媒として、主に、芳香族炭化水素例えばキシレン、トルエン もしくはアルキルナフタレン、塩素化された芳香族もしくは塩素化された脂肪族 炭化水素例えばクロロベンゼン、クロロエチレンもしくは塩化メチレン、脂肪族 炭化水素例えばシクロヘキサン、またはパラフィン例えば鉱油留分、鉱油及び植 物油、アルコール例えばブタノールもしくはグリコール並びにそのエーテル及び エステル、ケトン例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト ンもしくはシクロヘキサノン、強い有極性溶媒例えばジメチルホルムアミド及び ジメチルスルホキシド並びに水が適している。 固体の担体として、例えばアンモニウム塩及び粉砕した天然鉱物、例えばカオ リン、クレイ、タルク、チョーク、石英、アタパルジャイト、モントモリロナイ ト、またはケイソウ土並びに粉砕した合成鉱物例えば高度に分散性ケイ酸、アル ミナ及びシリケートが適している;粒剤に対する固体の担体として、粉砕し且つ 分別した天然岩、例えば方解石、大理石、軽石、海泡石及び白雲石並びに無機及 び有機のひきわり合成顆粒及び有機物質の顆粒例えばおがくず、やしがら、トウ モロコシ穂軸及びタバコの茎が適している;乳化剤及び/または発泡剤として非 イオン性及び陰イオン性乳化剤例えばポリオキシエチレン−脂肪酸エステル、ポ リオキシエチレン脂肪族アルコールエーテル例えばアルキルアリールポリグリコ ールエーテル、アルキルスルホネート、アルキルスルフェート、アリールスルホ ネート並びにアルブミン加水分解生成物が適している;分散剤として、例えばリ グニン−スルファイト廃液及びメチルセルロースが適している。 粘着剤例えばカルボキシメチルセルロース並びに粉状、粒状またはラテックス 状の天然及び合成重合体例えばアラビアゴム、ポリビニルアルコール及びポリビ ニルアセテート並びに天然リン脂質例えばセファリン及びレシチン、及び合成リ ン脂質を組成物に用いることができる。更に添加物は鉱油及び植物油であること ができる。 着色剤例えば無機顔料、例えば酸化鉄、酸化チタン及びプルシアンブルー並び に有機染料例えばアリザリン染料、アゾ染料及び金属フタロシアニン染料、及び 微量の栄養剤例えば鉄、マンガン、ホウ素、銅、コバルト、モリブテン及び亜鉛 の塩を用いることができる。 調製物は一般に活性化合物0.1乃至95重量%間、好ましくは0.5 乃至90重量%間を含有する。 本発明による活性化合物は商業的に入手可能な調製物中及びこれらの調製物か ら製造された使用形態中で、他の活性化合物例えば殺虫剤、誘引剤(attractant s)、滅菌剤、殺バクテリア剤(bactericides)、殺ダニ剤(acaricides)、殺 線虫剤(nematicides)、殺菌・殺カビ剤(fungicides)、生長調節化合物また は除草剤との混合物として存在し得る。殺虫剤には例えばリン酸塩、カルバミン 酸塩、カルボン酸塩、塩素化された炭化水素、フェニル尿素、微生物により製造 された化合物等が含まれる。 殊に好ましい混合成分は例えば下記のものである: 殺菌・殺カビ剤: 2−アミノブタン;2−アニリノ−4−メチル−6−シクロプロピル−ピリミ ジン;2',6'−ジブロモ−2−メチル−4’−トリフルオロメトキシ−4’− トリフルオロ−メチル−1,3−チアゾール−5−カルボキシアニリド;2,6 −ジクロロ−N−(4−トリフルオロメチルベンジル)−ベンズアミド;(E) −2−メトキシイミノ−N−メチル−2−(2−フェノキシフェニル)−アセト アミド;硫酸8−ヒドロキシキノリン;(E)−2−{2−[6−(2−シアノ フェノキシ)−ピリミジン−4−イルオキシ]フェニル}−3−メトキシアクリ ル酸メチル;(E)−メトキシイミノ[アルファ−(o−トリルオキシ)−o− トリル]酢酸メチル;2−フェニルフェノール(OPP)、アルジモルフ、アム プロピルフォス、アニラジン、アザコナゾール、 ベナラキシル、ベノダニル、ベノミル、ビナバクリル、ビフェニル、ビテルタ ノール、ブラスチシジン−S、ブロムコナゾール、ブピリメー ト、ブチオベート、 カルシウムポリスルフィド、カプタフォル、カプタン、カルベンダジム、カル ボキシン、キノメチオネート、クロロネブ、クロロピクリン、クロロタロニル、 クロゾリネート、クフラネブ、シモキサニル、シプロコナゾール、シプロフラム 、 ジクロロフェン、ジクロブトラゾール、ジクロフルアニド、ジクロメジン、ジ クロラン、ジエトフェンカルブ、ジフェノコナゾール、ジメチリモル、ジメトモ ルフ、ジニコナゾール、ジノカップ、ジフェニルアミン、ジピリチオン、ジタリ ムフォス、ジチアノン、ドジン、ドラゾキソロン、 エディフェンフォス、エポキシコナゾール、エチリモル、エトリジアゾール、 フェナリモル、フェンブコナゾール、フェンフラム、フェニトロパン、フェンピ クロニル、フェンプロピジン、フェンプロピモルフ、酢酸フェンチン、フェンチ ンヒドロキシド、フェルバム、フェリムゾン、フルアジナム、フルジオキソニル 、フルオロミド、フルキンコナゾール、フルシラゾール、フルスルファミド、フ ルトラニル、フルトリアフォル、フォルペット、フォセチル−アルミニウム、フ タリド、フベリダゾール、フララキシル、フルメシクロックス、 グアザチン、 ヘキサクロロベンゼン、ヘキサコナゾール、ヒメキサゾール、 イマザリル、イミベンコナゾール、イミノクタジン、イプロベンフォス(IB P)、イプロジオン、イソプロチオラン、 カスガマイシン、銅調製物例えば水酸化銅、ナフテン酸銅、オキシ塩化銅、硫 酸銅、酸化銅、オキシン−銅及びボルドー混合物、 マンカッパー、マンコゼブ、マネブ、メパニピリム、メプロニル、メタラキシ ル、メトコナゾール、メタスルホカルブ、メトフロキサム、メチラム、メトスル ホバックス、ミクロブタニル、 ニッケルジメチルジチオカルバメート、ニトロタル−イソプロピル、ヌアリモ ル、 オフレース、オキサジキシル、オキサモカルブ、オキシカルボキシン、ペフラ ゾエート、ペンコナゾール、ペンシクロン、フォスジフェン、ピマリシン、ピペ ラリン、ポリオキシン、プロベナゾール、プロクロラズ、プロシミドン、プロパ モカルブ、プロピコナゾール、プロピネブ、ピラゾフォス、ピリフェノックス、 ピリメタニル、ピロキロン、 キントゼン(PCNB)、 硫黄及び硫黄調製物、 テブコナゾール、テクロフタラム、テクナゼン、テトラコナゾール、チアベン ダゾール、チシオフェン、チオファネート−メチル、チラム、トルクロフォス− メチル、トリルフルアニド、トリアジメフォン、トリアジメノール、トリアゾキ シド、トリクラミド、トリシクラゾール、トリデモルフ、トリフルミゾール、ト リホリン、トリチコナゾール、 バリダマイシンA、ビンクロゾリン、 ジネブ、ジラム。 殺バクテリア剤: ブロノポル、ジクロロフェン、ニトラピリン、ニッケルジメチルジチオカルバ メート、カスガマイシン、オクチリノン、フランカルボン酸、オキシテトラサイ クリン、プロベナゾール、ストレプトマイシン、テクロフタラム、硫酸銅及び他 の銅調製物。 殺虫剤/殺ダニ剤/殺線虫剤: アバメクチン、AC 303 630、アセフェート、アクリナトリン、アラ ニカルブ、アルジカルブ、アルファメトリン、アミトラズ、アベルメクチン、A Z 60541、アザジラクチン、アジンフォスA、アジンフォスM、アザサイ クロチン、 バシルス・ツリンジエンシス(Bacillus thuringiensis)、ベンジオカルブ 、ベンフラカルブ、ベンスルタップ、ベタシルトリン、ビフェントリン、BPM C、ブロフェンブロックス、ブロモフォスA、ブフェンカルブ、ブプロフェジン 、ブトカルボキシン、ブチルピリダベン、 カズサフォス、カルバリル、カルボフラン、カルボフェノチオン、カルボスル ファン、カータップ、CGA 157419、CGA 184699、クロエト カルブ、クロエトキシフォス、クロルフェンビンフォス、クロルフルアズロン、 クロルメフォス、クロルピリフォス、クロルピリフォスM、シス−レスメトリン 、クロシトリン、クロフェンテジン、シアノフォス、シクロプロトリン、シフル トリン、シハロトリン、シヘキサチン、シペルメトリン、シロマジン、 デルタメトリン、デメトンM、デメトンS、デメトン−S−メチル、ジアフェ ンチウロン、ジアジノン、ジクロフェンチオン、ジクロルボス、ジクリフォス、 ジクロトフォス、ジエチオン、ジフルベンズロン、ジメトエート、ジメチルビン フォス、ジオキサチオン、ジスルホトン、 エジフェンフォス、エマメクチン、エスフェンバレレート、エチオフェンカル ブ、エチオン、エトフェンプロックス、エトプロフォス、エトリムフォス、 フェナミフォス、フェナザキン、フェンブタチンオキシド、フェニト ロチオン、フェノブカルブ、フェノチオカルブ、フェノキシカルブ、フェンプロ パトリン、フェンピラド、フェンピロキシメート、フェンチオン、フェンチオン 、フェンバレレート、フイプロニル、フルアジナム、フルシクロクスロン、フル シトリネート、フルフェノクスロン、フルフェンプロクス、フルバリネート、フ ォノフォス、フォルモチオン、フォスチアゼート、フブフェンプロクス、フラチ オカルブ、 HCH、ヘプテノフォス、ヘキサフルムロン、ヘキシチアゾックス、イミダク ロプリド、イプロベンフォス、イサゾフォス、イソフェンフォス、イソプロカル ブ、イソキサチオン、イベルメクチン、ラムダ−シハロトリン、ルフェヌロン、 マラチオン、メカルバム、メルビンフォス、メスルフェンフォス、メタアルデ ヒド、メタアクリフォス、メタアミドフォス、メチダチオン、メチオカルブ、メ トミル、メトルカルブ、ミルベメクチン、モノクロトフォス、モキシデクチン、 ナレド、NC 184、NI 25、ニテンピラム、 オメトエート、オキサミル、オキシデメトンM、オキシデプロフォス、 パラチオンA、パラチオンM、パーメトリン、フェントエート、フォレート、 フォサロン、フォスメット、フォスファムロン、フォキシム、ピリミカルブ、ピ リミフォスM、ピリミフォスA、プロフェノフォス、プロメカルブ、プロパフォ ス、プロポクスル、プロチオフォス、プロチオホス、プロトエート、ピメトロジ ン、ピラクロフォス、ピラダフェンチオン、ピレスメトリン、ピレトラム、ピリ ダベン、ピリミジフェン、ピリプロキシフェン、 キナルフォス、 RH 5992、 サリチオン、セブフォス、シラフルオフェン、スルフォテップ、スルプロフォ ス、 テブフェノジド、テブフェンピラド、テブピリムフォス、テフルベンズロン、 テフルトリン、テメフォス、テルバム、テルブフォス、テトラクロルビンフォス 、チアフェノックス、チオジカルブ、チオファノックス、チオメトン、チオナジ ン、ツリンジエンシン、トラロメトリン、トリアラテン、トリアゾフォス、トリ アズロン、トリクロルフオン、トリフルムロン、トリメタカルブ、 バミドチオン、XMC、キシリルカルブ、YI 5301/5302、ゼータ メトリン。 また他の公知の活性化合物例えば除草剤または肥料及び成長調節剤との混合物 も可能である。 本発明による活性化合物は更にその通常の商業的配合剤中及びこれらの配合剤 から製造された使用形態中で、相乗剤との混合物として存在することもできる。 相乗剤とは加えられる相乗剤自身は活性である必要はないが、活性化合物の作用 を増加させる化合物である。 市販の調製物から製造された使用形態の活性化合物含量は広範囲にわたって変 化させることができる。使用形態の活性化合物濃度は0.0000001〜95 重量%の、好ましくは0.0001乃至1重量%間の活性化合物であり得る。 化合物は使用形態に適する通常の方法で使用される。 健康に有害な有害生物及び貯蔵製品の有害生物に対して使用するとき には、活性化合物は木材及び土壌上に優れた残存活性を有し、並びに石灰処理し た物質上でのアルカリに対する良好な安定性を有する。 本発明による活性化合物は植物、衛生及び貯蔵生成物の有害生物に対するばか りでなく、獣医学分野において動物性寄生虫(外部寄生虫)例えばイクソジド・ チック(ixodid tick)、アルガシド・チック(argasid tick)、スカブ・マイ ト(scab mite)、トロンビクリド・マイト(trombiculid mite)、ハエ(刺し 、そして吸う)、寄生ハエの幼虫、シラミ、ケジラミ、トリジラミ及びノミに対 しても活性がある。これらの寄生虫には次のものが含まれる: シラミ目(Anoplurida)のもの、例えばケモノジラミ(Haematopinus spp.) 、ケモノホソジラミ(Linognathus spp.)、ペディクルス(Pediculus spp.)、 フチルス(Phtirus spp.)、ソレノポテス(Solenopotes spp.)。 ハジラミ目(Mallophagida)並びに亜目アンブリセリナ(Amblycerina)及び イスクノセリナ(Ischnocerina)のもの、例えばトリメノポン(Trimenopon spp .)、メノポン(Menopon spp.)、トリノトン(Trinoton spp.)、ボビコラ(Bo vicola spp.)、ウェルネキエラ(Wernckiella spp.)、レピケントロン(Lepik entron spp.)、ダマリナ(Damalina spp.)、トリコデクテス(Trichodectes sp p.)、フェリコラ(Felicola spp.)。 双翅目(Diptera)並びに亜目ネマトセリナ(Nematocerina)及びブラキセリ ナ(Brachycerina)のもの、例えばヤブカ(Aedes spp.)、ハマダラカ(Anophe les spp.)、イエカ(Culex spp.)、シムリウム(Simulium spp.)、エウシム リウム(Eusimulium spp.)、フレボトムス(P hlebotomus spp.)、ルゾミイア(Lutzomyia spp.)、クリコイデス(Culicoide s spp.)、クリソプス(Chrysops spp.)、ヒボミトラ(Hybomitra spp.)、ア チロツス(Atylotus spp.)、タバヌス(Tabanus spp.)、ヘマトポタ(Haemato pota spp.)、フィリポミイア(Philipomyia spp.)、ブラウラ(Braula spp.) 、イエバエ(Musca spp.)ヒドロタエア(Hydrotaea spp.)、ストモキシス(St omoxys spp.)、ヘマトビア(Haematobia spp.)、モレリア(Morellia spp.) 、ファニア(Fannia spp.)、グロシナ(Glossina spp.)、カリフォラ(Callip hora spp.)、ルシリア(Lucilia spp.)、クリソミア(Chrysomyia spp.)、ウ ォールファールリア(Wohlfahrlia spp.)、サルコファーガ(Sarcophaga spp. )、エストルス(Oestrus spp.)、ヒポデルマ(Hypoderma spp.)、ガステロフ ィルス(Gastrophilus spp.)、ヒポボスカ(Hippobosca spp.)、リポプテナ( Lipoptena spp.)、メロファグス(Melophagus spp.)。 ノミ目(Siphonapterida)のもの、例えばプレックス(Pulex spp.)、クテノ セファリデス(Ctenocephalides spp.)ケオプスネズミノミ(Xenopsylla cheop is)、ナガノミ(Ceratopyllus spp.)。 異翅亜目(Heteropterida)のもの、例えばシメックス(Cimex spp.)、トリ アトーマ(Triatoma spp.)、ロドニウス(Rhodnius spp.)、パンスロンギルス (Panstrongyrus spp.)。 ゴキブリ類(Blattarida)のもの、例えばコバネゴキブリ(Blattela orienta lis)、ワモンゴキブリ(Periplaneta americana)、ゴキブリ(Blattela germa nica)、スペラ(Supella spp.)。 ダニ目(Acaria)(Acarida)並びにメタ−(Meta-)及びメソスチグマタ(Me sostigmata)のもの、例えばヒメダニ(Argas spp.)、カズキ ダニ(Ornithodoros spp.)、オタビウス(Otabius spp.)、マダニ(Ixodes sp p.)、アンブリオマ(Amblyomma spp.)、オウシマダニ(Boophilus spp.)、デ ルマセントル(Dermacentor spp.)、ヘマフィサリス(Haemaphysalis spp.)、イ ボマダニ(Hyalomma spp.)、コイタマダニ(Rhipicephalus spp.)、ワクモ(D ermanyssus gallinae)、ライリエチア(Raillietia spp.)、ニューモニスス( Pneumonyssus spp.)ステルノストルマ(Sternostorma spp.)及びバロア(Varr oa spp.)。 前気門亜目[Actinedida(Prostigmata)及び壁蟹目[Acaridida(Astigmata )]のもの、例えばアカラピス(Acarapis spp.)、ケイレティエラ(Cheyletie lla spp.)、オルニトケイレチア(Ornithocheyletia spp.)、ミオビア(Myobi a spp.)、プソレルガテス(Psorergates spp.)、デモデックス(Demodex spp. )、トロンビキュラ(Trombicula spp.)、リストロフォルス(Listrophorus sp p.)、アカルス(Acarus spp.)、チロファグス(Tyrophagus spp.)、カログリ フス(Caloglyphus spp.)、ヒポデクテス(Hypodectes spp.)、プテロリクス (Pterolichus spp.)、プソロプテス(Psoroptes spp.)、コリオプテス(Chor ioptes spp.)、オトデクテス(Otodectes spp.)、サルコプテス(Sarcoptes s pp.)、ノトエドレス(Notoedres spp.)、クネミドコプテス(Knemidocoptes s pp.)、シトジテス(Cytodites spp.)、ラミノシオプテス(Laminosioptes spp .)。 本発明による式(I)の活性化合物はまた農業における家畜動物例えばウシ、 ヒツジ、ヤギ、ウマ、ブタ、ロバ、ラクダ、ヤギュウ、ウサギ、ニワトリ、シチ メンチョウ、アヒル、ガチョウ、ハチ、他の家庭用動物例えばイヌ、ネコ、かご のトリ、水族館の魚並びにいわゆる実験動物例 えばハムスター、モルモット、ラット及びマウスに感染する節足動物の防除に適 する。これらの節足動物を防除することは、死及び収穫量(肉、ミルク、羊毛、 皮革、卵、ハチミツなどにおける)の減少を減じることにあり、従って本発明に よる活性化合物の使用により動物の飼育がより経済的及び簡単になる。 獣医分野において、本発明による活性化合物は例えば錠剤、カプセル剤、水剤 、飲薬、粒剤、塗布剤、大丸薬、フィード・スルー(feed-through)法、坐薬の 形態での経腸的投与、例えば注射(筋肉内、皮下、静脈内、腹腔内等)による非 経腸的投与、移植、経鼻投与、例えば浸漬または入浴、スプレー、滴下(pourin g on)及びスポッティング(spotting on)、洗浄、ダスティング(dusting)の 状態の経皮投与により、そして活性化合物を含む成形製品例えば首輪、イヤー・ タグ(ear tag)、テイル・マーク(tail mark)、リム・バンド(limb band) 、はづな、標識器具などを用いて公知の方法で施用する。 家畜、家禽、家庭用動物等に投与する場合、式(I)の活性化合物は1〜80 重量%の量の活性化合物からなる調製物(例えば粉末、乳液、流動可能剤)とし て直接にか、または100〜10,000倍に希釈した後に施用することができ るか、またはこれらのものは化学浴として施用し得る。 更に本発明による式(I)の化合物は工業材料を破壊する昆虫に対して有効な 殺虫作用を有する。 次の昆虫を例及び好適なものとして挙げ得るが、これに限定されるものではな い: 甲虫例えばヒロトルペス・バジュルス(Hylotrupes bajulus)、クロロホルス ・ピロシス(Chlorophorus pilosis)、アノビウム・プンクタツム(Anobium pu nctatum)、キセストビウム・ルフオビロスム(Xestobium rufovillosum)、プ チリヌス・ペクチコルニス(Ptilinus pecticornis)、デンドロビウム・ペルチ ネクス(Dendrobium pertinex)、エルノビウス・モリス(Ernobius mollis)、 プリオビウム・カルピニ(Priobium carpini)、リクツス・ブルネウス(Lyctus brunneus)、リクツス・アフリカヌス(Lyctus africanus)、リクツス・プラ ニコリス(Lictus planicollis)、リクツス・リネアリス(Lyctus linearis) 、リクツス・プベセンス(Lictus pubescens)、トロゴキシロン・アエクアレ( Trogxylon aequale)、ミンテス・ルジコリス(Minthes rugicollis)、キシレ ボルス種(Xyleborus spec.)、トリプトデンドロン種(Tryptodendron spec.) 、アパテ・モノクス(Apate monochus)、ボストリクス・カプシンス(Bostrych us capucins)、ヘテロボストリクス・ブルネウス(Heterobostrychus brunneus )、シノキシロン種(Sinoxylon spec.)、デイノデルス・ミヌツス(Dinoderus minutus): 膜翅目例えばシレックス・ジュベンクス(Sirex juvencus)、ウロセルス・ギ ガス(Urocerus gigas)、ウロセルス・ギガス・タイグヌス(Urocerus gigas t aignus)、ウロセルス・アウグル(Urocerus augur); 白蟻例えばカロテルメス・フラビコリス(Kalotermes flavicollis)、クリプ トテルメルス・ブレビス(Cryptotermers brevis)、ヘテロテルメス・インジコ ラ(Heterotermes indicola)、レチクリテルメス・フラビペス(Reticuliterme s flavipes)、レチクリテルメス・サントネ ンシス(Reticulitermes santonensis)、レチクリテルメス・ルシルグス(Reti culitermes lucilugus)、マストテルメス・ダルウイニエンシス(Mastotermes darwiniensis)、ズーテルモプシス・ネバデンシス(Zootermopsis nevadensis )、コプトテルメス・ホルモサヌス(Coptotermes formosanus); シミ目例えばレピズマ・サッカリナ(Lepisma saccharina)。 工業材料は本発明に関連して非生物材料例えば好ましくは合成材料、糊料、サ イズ剤、紙及びボード、皮革、木材及び木材製品、並びに塗料を意味するものと して理解される。 昆虫による攻撃に対して極めて殊に好適に保護される材料は木材及び木材製品 である。 本発明による活性化合物またはこのものからなる混合物により保護され得る木 材及び木材製品は、例えば構造用木材、木製角材、線路のまくら木、架橋部品、 防波堤、木製の車、箱、パレット、容器、電話機、木製被覆材、木製の窓及びド ア、合板、削片板、建具屋の仕事または建設業もしくはビル建築に全く一般的に 用いられる木材ベースの材料を意味するものとして理解されよう。 活性化合物はそのままでか、濃厚剤の状態でか、または一般的に通常の調製物 例えば粉末、顆粒、溶液、懸濁液、乳液または塗布剤として使用し得る。 上記の調製物はそれ自体公知の方法で、例えば活性化合物を溶媒もしくは希釈 剤、乳化剤、分散剤及び/または結合剤及び/または固定剤、撥水剤、適当なら ば乾燥剤及びUV安定剤並びに適当ならば着色剤及び顔料並びに他の処理助剤と 混合することにより製造し得る。 木及び木材の保護に用いる殺虫組成物または濃厚剤は0.0001〜95重量 %、殊に0.001〜60重量%の濃度の本発明による活性化合物からなる。 用いる組成物または濃厚剤の量は昆虫の種及び頻度並びに媒質に依存する。施 用する最適量は使用の際の試験群により求めることができる。しかしながら、保 護する材料をベースとして0.0001〜20重量%、好ましくは0.001〜 10重量%の活性化合物を用いることで一般に十分である。 用いる溶媒及び/または希釈剤は有機化学溶媒もしくは溶媒混合物及び/また は油状もしくは油タイプの有機化学溶媒もしくは低揮発性の溶媒混合物及び/ま たは極性の有機化学溶媒もしくは溶媒混合物及び/または水並びに、適当ならば 乳化剤及び/または湿潤剤である。 好適に用いる有機化学溶媒は35以上の蒸発数(evaporation number)及び3 0℃以上、好ましくは45℃以上のフラッシュ点を有する油状もしくは油タイプ の溶媒である。適当な鉱油もしくはその芳香族フラクションまたは鉱油含有溶媒 混合物、好ましくはホワイト・スピリット(white spirit)、石油及び/または アルキルベンゼンを低揮発性を有し、そして水に不溶性であるかかる油状及び油 タイプの溶媒として用いる。 有利に用いる物質は170〜220℃の沸点範囲を有する鉱油、170〜22 0℃の沸点範囲を有するホワイト・スピリット、250〜350℃の沸点範囲を 有するスピンドル油、160〜280℃の沸点範囲を有する石油及び芳香族、マ ツヤニの油などである。 好適な具体例において、180〜210℃の沸点範囲を有する液体脂肪族炭化 水素または180〜220℃の沸点範囲を有する芳香族及び脂 肪族炭化水素の高沸点混合物及び/またはスピンドル油及び/またはモノクロロ ナフタレン、好ましくはα−モノクロロナフタレンを用いる。 35以上の蒸発数及び30℃以上、好ましくは45℃以上のフラッシュ点を有 する低揮発性の有機性の油状もしくは油タイプの溶媒を部分的に高または中程度 の揮発性の有機化学溶媒に代えることができ、但しまた溶媒混合物は35以上の 蒸発数及び30℃以上、好ましくは45℃以上のフラッシュ点を有し、そして殺 虫剤/殺菌・殺カビ剤混合物はこの溶媒混合物に可溶性または乳化可能であるこ ととする。 好適な具体例において、有機化学溶媒または溶媒混合物の一部を脂肪族の極性 有機化学溶媒または溶媒混合物に代える。好適に用いる物質はヒドロキシル及び /またはエステル及び/またはエーテル基を含む脂肪族の有機化学溶媒例えばグ リコールエーテル、エステルなどである。 本発明の範囲内で用いる有機化学結合剤はそれ自体公知であり、そして水で希 釈することができ、そして/または用いる有機化学溶媒中に溶解もしくは分散も しくは乳化することができる合成樹脂及び/または結合乾燥油、殊にアクリレー ト樹脂、ビニル樹脂例えばポリ酢酸ビニル、ポリエステル樹脂、重縮合もしくは 重付加樹脂、ポリウレタン樹脂、アルキド樹脂もしくは改質アルキド樹脂、フェ ノール樹脂、炭化水素樹脂例えばインデン/クマロン樹脂、シリコーン樹脂、乾 燥植物及び/または乾燥油及び/または天然及び/または合成樹脂をベースとす る物理的乾燥結合剤である。 結合剤として用いる合成樹脂は乳液、分散体または溶液の状態で使用し得る。 また10重量%までの量のビチューメンまたはビチューメン状物質を結合剤とし て使用し得る。加えてまた、それ自体公知である着色 剤、顔料、撥水剤、消臭剤及び阻害剤または腐蝕防止剤などを使用し得る。 本発明による組成物または濃厚物は好ましくは有機化学結合剤として少なくと も1つのアルキド樹脂または改質アルキド樹脂及び/または乾燥植物油からなる 。本発明により好適に用いられる物質は45重量%以上、好ましくは50〜68 重量%の油含有量を有するアルキド樹脂である。 上記結合剤は固定剤(混合物)または可塑剤(混合物)に全体的にか、または 部分的に代えることができる。これらの添加剤は活性化合物の揮発、及びまた結 晶化または沈殿を防止するためのものである。これらのものは結合剤の0.01 〜30%(用いる結合剤100%をベースとして)を代替する。 可塑剤はフタル酸エステル例えばフタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチルまた はフタル酸ベンジルブチル、リン酸エステル例えばリン酸トリブチル、アジピン 酸エステル例えばアジピン酸ジ-(2-エチルヘキシル)、ステアリン酸エステル例 えばステアリン酸ブチルまたはステアリン酸アミル、オレイン酸エステル例えば オレイン酸ブチル、グリセリンエーテルまたは皮革的高分子量のグリコールエー テル、グリセリンエステル及びp−トルエンスルホン酸エステルの化学群からの ものである。 化学的には、固定剤はポリビニルアルキルエーテル例えばポリビニルメチルエ ーテルまたはケトン例えばベンゾフエノン、エチルベンゾフエノンをベースとす る。 また溶媒または希釈剤として殊に適するものは適当ならば1つまたはそれ以上 の有機化学溶媒または希釈剤、乳化剤及び分散剤との混合物と しての水である。 殊に有効な木材の保護は工業規模な含浸工程例えば真空、二重真空また圧力工 程により達成される。 適当ならば、調製済組成物は加えて1つまたはそれ以上の他の殺虫剤及び適当 ならば加えて1つまたはそれ以上の殺菌・殺カビ剤からなる。 混合し得る適当な追加の成分は好ましくはWO 94/29,268に挙げら れる殺虫剤及び殺菌・殺カビ剤である。この文献中に挙げられる化合物は参考と して本出願中に併記する。 混合し得る極めて殊に好適な成分は殺虫剤例えばクロルピリフォス、フォキシ ム、シラフルオフィン、アルファメトリン、シフルトリン、シペルメトリン、デ ルタメトリン、パーメトリン、イミダクロプロド、NI−25、フルフェノクス ロン、ヘキサフルムロン及びトリフルムロン、並びに殺菌・殺カビ剤例えばエポ キシコナゾール、ヘキサコナゾール、アザコナゾール、プロピコナゾール、テブ コナゾール、シプロコナゾール、メトコナゾール、イマザリル、ジクロロフルア ニド、トリルフルアニド、カルバミン酸3−ヨード−2−プロピニルブチル、N −オクチル−イソチアゾリン−3−オン及び4,5−ジクロロ−N−オクチルイ ソチアゾリン−3−オンである。 本発明による活性化合物は強い殺微生物活性(microbicidal activity)を有 し、そして実際に望ましくない微生物を防除するために用いることができる。本 活性化合物は作物保護剤、殊に殺菌・殺カビ剤(fungicides)としての使用が適 する。 殺菌・殺カビ剤は作物保護においてプラスモジオフォロミセテス(Plasmodiop horomycetes)、卵菌類(Oomycetes)、チトリジオミセテス(C hytridiomycetes)、接合菌類(Zygomycetes)、嚢子菌類(Ascomycetes)、担 子菌類(Basidomycetes)及び不完全菌類(Deuteromycetes)を防除するために 用いられる。 殺バクテリア剤(bactericides)は作物保護においてプソイドモナス類(Pseu domonadaceae)、根生菌類(Rhizobiaceae)、腸内菌類(Enterobacteriaceae) 、コリネバクテリア類(Corynebacteriaceae)及びストレプトミセス類(Strept omycetaceae)を防除するために用いられる。 上記の属名に含まれる菌・カビ及びバクテリア病のある原因生物を非限定例と して下に挙げる: キサントモナス(Xanthomonas)種例えば白葉枯病(Xanthomonas campestris pv.oryzae); プソイドモナス(Pseudomonas)種例えばプソイドモナス・ラクリマンス(Pse udomonas syringae pv.lachrymans); エルウイニア(Erwinia)種例えばエルウイニア・アミロボラ(Erwinia amylo vora); ピチウム(Pythium)種例えば苗立枯病(Pythium ultimum); フィトフトラ(Phytophthora)種例えば疫病(Phytophthora infestans); プソイドペロノスポラ(Pseudoperonospora)種例えばべと病(Pseudoperonos pora humuli または Pseudoperonospora cubensis); プラスモパラ(Plasmopara)種例えばべと病(Plasmopara viticola); ブレミア(Bremia)種例えばべと病(Bremia lactucae); ペロノスポラ(Peronospora)種例えばべと病(Peronospora pisi ま たは P.brassicae); エリシフェ(Erysiphe)種例えばうどんこ病(Erysiphe graminis); スフェロテカ(Sphaerotheca)種例えばうどんこ病(Sphaerotheca fuliginea ); ポドスフェラ(Podosphaera)種例えばうどんこ病(Podosphaera leucotricha ); ベンチュリア(Venturia)種例えば黒星病(Venturia inaequalis); ピレノフォラ(Pyrenophora)種例えば網斑病(Pyrenophora teresまたは P. graminea)(分生胞子器状:Drechslera)同義:Helminthosporium); コクリオボルス(Cochliobolus)種例えば斑点病(Cochliobolus sativus); (分生胞子器状:Drechslera、同義:Helminthosporium); ウロマイセス(Uromyces)種例えばさび病(Uromyces appendiculatus); プシニア(Puccinia)種例えば赤さび病(Puccinia recondita); スレロチニア(Sclerotinia)種例えば菌核病(Sclerotinia sclerotiorum) ; ティレティア(Tilletia)種例えば網なまぐさ黒穂病(Tilletia caries); ウスティラゴ(Ustilago)種例えば裸黒穂病(Ustilago nuda またはUstilago avenae); ペリキュラリア(Pellicularia)種例えば紋枯病(Pellicularia sasakii); ピリキュラリア(Pyricularia)種例えばいもち病(Pyricularia ory zae); フーザリウム(Fussarium)種例えばフーザリウム・クルモルム(Fussarium c ulmorum); ボツリティス(Botrytis)種例えば灰色かび病(Botrytis cinerea); セプトリア(Septoria)種例えばふ枯病(Septoria nodorum); レプトスフエリア(Leptosphaeria)種例えばレプトスフエリア・ノドルム(L eptosphaeria nodorum); セルコスポラ(Cercospora)種例えばセルコスポラ・カネセンス(Cercospora canescens); アルテルナリア(Alternaria)種例えば黒斑病(Alternaria brassicae)及び プソイドセルコスポレラ(Pseudocercosporella)種例えばプソイドセルコス ポレラ・ヘルポトリコイデス(Pseudocercosporella herpotrichoides)。 植物の病気を防除する際に必要な濃度で、本活性化合物の植物による良好な許 容性があるために、植物の地上部分、生長増殖茎及び種子、並びに土壌の処理が 可能である。 これらのものは殊に有利には例えばリンゴうどんこ病(Podosphaera leucotri cha)及びリンゴ黒星病(Venturia inaequalis)の病原生物に対して用いること ができる。 加えて、これらのものはまた果物及び野菜の生長における病気例えばブドウの べと病(Plasmopara viticola)またはトマトの疫病(Phytophthora infestans );並びにまたイネのいもち病(Pyricularia oryzae) の病原生物に対して良好な活性を示す。 殺菌・殺カビ剤として用いる場合、本発明による活性化合物はそのままで、そ の市販の調製物の形態或いは該調製物から調製した使用形態、例えば調製済液剤 、懸濁剤、水和剤、塗布剤、可溶性粉剤、粉剤及び粒剤の形態で使用することが できる。これらのものは普通の方法において、例えば液剤散布(wetting)、ス プレー、アトマイジング、粒剤散布(scattering)、フォーミング(foaming) 、はけ塗り等によって施用される。更に、超低容量法に従って活性化合物を施用 するか、或いは活性化合物の調製物または活性化合物自体を土壌中に注入するこ とができる。また植物の種子を処理することもできる。 植物の部分を処理する際に、施用形態における活性物質の濃度は実質的な範囲 内で変えることができ:一般に濃度は1乃至0.0001重量%間、好ましくは 0.5乃至0.001重量%間である。 種子を処理する際には、一般に種子1kg当り0.001〜50g、好ましく は0.01〜10gの量の活性物質を必要とする。 土壌を処理する場合、作用の場所に0.00001〜0.1重量%、好ましく は0.0001〜0.02重量%の活性物質濃度を必要とする。 本発明による活性化合物の製造及び使用を下の実施例により説明する。製造実施例 実施例1 室温で、塩化4−ブロモフェニルアセチル2.26g(9.7ミリモル)をテ トラヒドロフラン30ml中の4−アミノ−5−クロロ−6−エチルピリミジン (IIa−1)3.05g(19.4ミリモル)の溶液に滴加し、そして混合物 を室温で16時間撹拌した。 処理のために、固体を吸引濾過し、濾液を濃縮し、残渣をジクロロメタン及び 水間で分配させ、有機相を乾燥し、そして濃縮した。粗製生成物を少量のエーテ ルで砕解し、生成物を固体の状態で生成させた。 融点150〜152℃のN−(5−クロロ−6−エチル−4−ピリミジル)− 4−ブロモフェニルアセトアミド1.80g(理論値の52%)が得られた。出発物質の製造 濃厚な水性アンモニア200ml中の4,5−ジクロロ−6−エチル−ピリミ ジン10g(56ミリモル)をオートクレーブ中にて150℃で8時間撹拌した 。沈殿した固体を吸引濾過し、そして乾燥した。 融点136〜137℃の4−アミノ−5−クロロ−6−エチル−ピリミジン7 .0g(理論値の78%)が得られた。 実施例2 0〜10℃で、塩化4−(4−シアノ−フェノキシ)−フェニルアセチル3. 26g(12ミリモル)をジクロロメタン50ml中の4−アミノ−5−クロロ −6−エチルピリミジン(IIa−1)1.58g(10ミリモル)及びピリジ ン0.95g(12ミリモル)の溶液に滴加し、そして混合物を室温で16時間 撹拌した。 処理のために、反応混合物を希塩酸、水で洗浄し、乾燥し、そして濃縮した。 融点77〜80℃のN−(5−クロロ−6−エチル−4−ピリミジル)−4− (4−シアノ−フェノキシ)−フェニルアセトアミド3.60g(理論値の93 %)が得られた。 実施例3 0〜10℃で、塩化4−t−ブチル−フェニルアセチル4.21g(20ミリ モル)をテトラヒドロフラン50ml中のN−(5−クロロ−6−エチル−4− ピリミジル)−N−メチルヒドラジン(IIa−2)3.73g(20ミリモル )、トリエチルアミン2.02g(20ミリモル)及び匙1杯のジアザビシクロ オクタン(DABCO)の溶液に滴加した。 処理のために、混合物を濃縮し、残渣を塩化メチレン及び水間に分配させ、有 機相を乾燥し、そして濃縮した。 融点137℃のN’−(5−クロロ−6−エチル−4−ピリミジル)−N’− メチル−N−4−t−ブチル−フェニルアセトヒドラジド(A =NCH3−NH)6.55g(理論値の91%)が得られた。出発物質の製造 0℃で、メチルヒドラジン9.20g(200ミリモル)をアセトニトリル1 50ml中の4,5−ジクロロ−6−エチル−ピリミジン17.7g(100ミ リモル)の溶液に滴加し、そして混合物を室温で16時間撹拌した。 処理のために、固体を吸引濾過し、そして濾液を濃縮した。 N−(5−クロロ−6−エチル−4−ピリミジル)−N−メチルヒドラジン1 9.2g(理論値の100%)が橙色油として得られた。1 H NMR(CDCl3):1.28(t,3H)、2.87(q,2H)、3 .37(s,3H)、4.5(br,2H)、8.49(s,1H)ppm。 実施例4 4−アミノ−5−クロロ−キナゾリン3.59g(20ミリモル)を最初にテ トラヒドロフラン50ml中に充填し、塩化4−クロロフェニル−アセチル1. 89g(10ミリモル)を加え、そして混合物を還流 下で16時間加熱した。 処理のために、固体を吸引濾過し、濾液を濃縮し、残渣をジクロロメタン及び 水間に分配させ、有機相を乾燥し、そして蒸発させた。粗製生成物を少量のエー テルで砕解し、生成物を固体の状態で生成させた。 融点150〜152℃の4−(4−クロロフェニル−アセチルアミノ)−5− クロロ−キナゾリン1.30g(理論値の40%)が得られた。 実施例5 アデニン4.0g(30ミリモル)を最初にピリジン20ml中に充填し、塩 化4−シアノ−フェノキシ−4−フェニル−アセチル24.1g(90ミリモル )を加え、そして混合物を還流下で3時間加熱した。 処理のために、残渣を炭酸水素ナトリウム溶液及びクロロホルム間に分配させ 、生成物を濾別し、そしてエタノールから再結晶した。 融点251〜255℃のN−(4−シアノ−フェノキシ−4−フェニル−アセ チル)−アデニン8.9g(理論値の80%)が得られた。 実施例6 N−(5−クロロ−6−エチル−4−ピリミジル)−4−(4−ニトロ−フェ ノキシ)−フェニルアセトアミド0.40g(0.97ミリモル)及びローソン ズ(Lawessons)試薬0.39g(0.97ミリモル)をトルエン10ml中に て還流下で16時間加熱した。処理のために、混合物を濃縮し、そして生成物を カラムクロマトグラフィーにより単離した。 融点102〜104℃のN−(5−クロロ−6−エチル−4−ピリミジル)− 4−(4−ニトロ−フェノキシ)−フェニルチオアセトアミド0.08g(理論 値の19%)が得られた。 製造実施例1〜6と同様に、そして/または一般的製造方法に従い、次の式( I)の化合物が得られた: 1)log P=H2O/CH3CNを用いる逆相HPLC分析により測定 されたn−オクタノール/水分配係数の10を底とする対数。使用例 実施例A フエドン(Phaedon)幼虫試験 溶媒:ジメチルホルムアミド7重量部 乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテル1重量部 活性化合物の適当な調製物を調製するために、活性化合物1重量部を上記量の 溶媒及び上記量の乳化剤と混合し、そしてこの濃厚物を水で希 釈して所望の濃度にした。 キャベツの葉(Brassica oleracea)を所望の濃度の活性化合物の調製物中に 浸漬することにより処理し、そしてマスタード・ビートル(Phaedon cochlearia e)の幼虫を葉が湿っている限りは感染させた。 所定の期間後、%における撲滅度を測定した。100%は全てのかぶと虫の幼 虫が死滅したことを意味し;0%はかぶと虫の幼虫が死滅しなかったことを意味 する。 この試験において、例えば製造実施例8、10、13、23、24、30、3 5、43、52、62、71及び74の化合物は例えば0.1%の活性化合物濃 度で7日後に100%の撲滅度を示した。 実施例B プルテラ(Plutella)試験 溶媒:ジメチルホルムアミド7重量部 乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテル1重量部 活性化合物の適当な調製物を調製するために、活性化合物1重量部を上記量の 溶媒及び上記量の乳化剤と混合し、そしてこの濃厚物を水で希釈して所望の濃度 にした。 キャベツの葉(Brassica oleracea)を所望の濃度の活性化合物の調製物中に 浸漬することによって処理し、そしてコナガ(Plutella maculipennis)の幼虫 を葉が湿っている限りは感染させた。 所定の期間後、%における撲滅度を測定した。100%は全てのイモムシが死 滅したことを意味し;0%はイモムシが死滅しなかったことを意味する。 この試験において、例えば製造実施例10、13、30、43、49、 52、62、63、71及び74の化合物は例えば0.1%の活性化合物濃度で 7日後に100%の撲滅度を示した。 実施例C ヤガ(Spodoptera frugiperda)試験 溶媒:ジメチルホルムアミド7重量部 乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテル1重量部 活性化合物の適当な調製物を調製するために、活性化合物1重量部を上記量の 溶媒及び上記量の乳化剤と混合し、そしてこの濃厚物を水で希釈して所望の濃度 にした。 キャベツの葉(Brassica oleracea)を所望の濃度の活性化合物の調製物中に 浸漬することにより処理し、そしてヤガ(Spodoptera frugiperda)のイモムシ を葉が湿っている限りは感染させた。 所定の期間後、撲滅度を%で測定した。100%は全てのイモムシが死滅した ことを意味し;0%はイモムシが死滅しなかったことを意味する。 この試験において、例えば製造実施例13、24、42、43、47、62、 67、69、71及び74の化合物は例えば0.1%の活性化合物濃度で7日後 に100%の撲滅度を示した。 実施例D アブラムシ(Myzus)試験 溶媒:ジメチルホルムアミド7重量部 乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテル1重量部 活性化合物の適当な調製物を調製するために、活性化合物1重量部を上記量の 溶媒及び上記量の乳化剤と混合し、そしてこの濃厚物を水で希 釈して所望の濃度にした。 モモアカアブラムシ(Myzus persicae)に感染したソラマメ(Viciafaba)の 発芽種子を所望の濃度の活性化合物の調製物中に浸漬し、そしてプラスチック箱 中に置いた。 所定の期間後、%における撲滅度を測定した。100%は全てのアブラムシが 死滅したことを意味し;0%はアブラムシが死滅しなかったことを意味する。 この試験において、例えば製造実施例13の化合物は例えば0.1%の活性化 合物濃度で6日後に90%の撲滅度を示した。 実施例E ツマグロヨコバイ(Nephotettix)試験 溶媒:ジメチルホルムアミド7重量部 乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテル1重量部 活性化合物の適当な調製物を調製するために、活性化合物1重量部を上記量の 溶媒及び上記量の乳化剤と混合し、そしてこの濃厚物を水で希釈して所望の濃度 にした。 イネの発芽種子(Oryzae sativa)を所望の濃度の活性化合物の調製物中に浸 漬することによって処理し、そしてツマグロヨコバイ(Nephotettix cincticeps )を発芽種子が湿っている限りは感染させた。 所定の期間後、%における撲滅度を測定した。100%はすべてのツマグロヨ コバイが死滅したことを意味し;0%はツマグロヨコバイが死滅しなかったこと を意味する。 この試験において、例えば製造実施例47及び56の化合物は80%の撲滅度 を、43及び44の化合物は90%の撲滅度を、37の化合物 は95%の撲滅度を、そして35及び72の化合物は100%の撲滅度を例えば 0.1%の活性化合物濃度で各々の場合に6日後に示した。 実施例F うどんこ病(Podosphaera)試験(リンゴ)/保護 溶媒: アセトン 4.7重量部 乳化剤: アルキルアリールポリグリコールエーテル 0.3重量部 活性化合物の適当な調製物を製造するために、活性化合物1重量部を上記量の 溶媒及び乳化剤と混合し、そしてこの濃厚剤を水で希釈して所望の濃度にした。 保護活性を試験するために、若い植物に活性化合物の調製物を噴霧した。噴霧 コーテイングが乾燥した後、植物にリンゴうどんこ病(Podosphaera leucotrich a)の病原菌の分生胞子器をまぶすことにより接種した。 次に植物を23℃及び相対湿度約70%の温床中に置いた。 評価を接種10日後に行った。 この試験において、例えば製造実施例52の化合物は例えば100ppmの活 性化合物濃度で98%の効能を示した。 実施例G 黒星病(Venturia)試験(リンゴ)/保護 溶媒: アセトン 4.7重量部 乳化剤: アルキルアリールポリグリコールエーテル 0.3重量部 活性化合物の適当な調製物を製造するために、活性化合物1重量部を上記量の 溶媒及び乳化剤と混合し、そしてこの濃厚剤を水で希釈して所望の濃度にした。 保護活性を試験するために、若い植物に活性化合物の調製物を噴霧した。噴霧 コーテイングが乾燥した後、植物にリンゴ黒星病の病原菌(Venturia inaequali s)の分生胞子器の水性懸濁液を接種し、次に植物を20℃及び相対湿度100 %の培養室中に1日間置いた。 次に植物を20℃及び相対湿度約70%の温床中に置いた。 評価を接種12日後に行った。 この試験において、製造実施例52の化合物は例えば100ppmの活性化合 物濃度で99%の効能を示した。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1998年4月2日(1998.4.2) 【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07D 401/12 C07D 401/12 405/12 405/12 473/34 361 473/34 361 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AU,BB,BG,BR,BY, CA,CN,CZ,HU,IL,JP,KR,KZ,L K,MX,NO,NZ,PL,RO,RU,SK,TR ,UA,US (72)発明者 エルデレン,クリストフ ドイツ連邦共和国デー―42799ライヒリン ゲン・ウンテルビユシヤーホフ15 (72)発明者 シユテンツエル,クラウス ドイツ連邦共和国デー―40595デユツセル ドルフ・ゼーゼナーシユトラーセ17

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式(I) 式中、R1及びR2は相互に独立して各々水素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、 アルキル、ハロゲノアルキル、アルコキシ、ハロゲノアルコキシ、ハロゲノアル コキシアルキル、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、 ハロゲノアルキルチオ、ハロゲノアルキルスルフィニル、ハロゲノアルキルスル ホニル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アミノカルボニル、アル キルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノチオカルボニル、 アルキルアミノチオカルボニル、ジアルキルアミノチオカルボニルを表すか、場 合によっては置換されていてもよいシクロアルキルを表すか、或いは場合によっ ては置換されていてもよいフェニルを表し、ここに置換基R1及びR2の少なくと も1つは水素ではなく;或いは R1及びR2は結合する炭素原子と一緒になって場合によっては1個またはそれ以 上のヘテロ原子を含んでいてもよく、場合によっては置換されていてもよい、飽 和もしくは不飽和の環を表し、 Aは−NR3−または−NR3−NR4−を表し、ここに R3及びR4は相互に独立して各々水素、アルキル、アルコキシアルキル、アルキ ルカルボニル、或いはそれぞれ場合によっては置換さ れていてもよいアリールまたはアリールカルボニルを表し、 Xは酸素または硫黄を表し、 Yは直接結合、それぞれ場合によっては置換されていてもよいアルキリデン、ア ルキリデンオキシ及びアルキリデンチオを表すか、或いはアルケニリデンを表し 、そして Arは場合によっては置換されていてもよいアリールまたは場合によっては置換 されていてもよいヘタリールを表す、 の化合物。 2.R1及びR2が相互に独立して各々水素、フッ素、塩素、臭素、ニトロ、シア ノ、C1〜C6−アルキル、C1〜C4−ハロゲノアルキル、C1〜C4−アルコキシ 、C1〜C4−ハロゲノアルコキシ、C1〜C4−アルコキシ−C1〜C4−アルキル 、C1〜C4−ハロゲノアルコキシ−C1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルキルチ オ、C1〜C4−アルキルスルフィニル、C1〜C4−アルキルスルホニル、C1〜 C2−ハロゲノアルキルチオ、C1〜C2−ハロゲノアルキルスルフィニル、C1〜 C2−ハロゲノアルキルスルホニル、アミノ、C1〜C4−アルキルアミノ、ジ( C1〜C4−アルキル)アミノ、アミノカルボニル、C1〜C4−アルキルアミノカ ルボニル、ジ(C1〜C4−アルキル)アミノカルボニル、アミノチオカルボニル 、C1〜C4−アルキルアミノチオカルボニル、ジ(C1〜C4−アルキル)アミノ チオカルボニルを表すか、場合によってはハロゲン及びC1〜C4−アルキルより なる群からの同一もしくは相異なる置換基で1〜3置換されていてもよいC3〜 C6−シクロアルキルを表すか、或いは場合によっては同一もしくは相異なる置 換基で1〜3置換されていてもよいフェニルを表し、ここに可能な置換基がハロ ゲン、ニトロ、シア ノ、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコキシ、C1〜C4−アルキルチオ、C1 〜C4−ハロゲノアルキル、C1〜C4−ハロゲノアルコキシ及びC1〜C4−ハロ ゲノアルキルチオであり、ここに置換基R1及びR2の少なくとも1個が水素では なく、或いは R1及びR2が結合炭素原子と一緒になってヘテロ原子例えばN、OまたはS原 子1〜2原子を含むことができ、かつ場合によってはハロゲン、ニトロ、シアノ 、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコキシ、C1〜C4−アルキルチオ、C1 〜C4−ハロゲノアルキル、C1〜C4−ハロゲノアルコキシ及びC1〜C4−ハロ ゲノアルキルチオよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基で1〜3置換さ れていてもよい飽和もしくは不飽和の5または6員環を表し、 Aが−NR3−または−NR3−NR4−を表し、ここに R3及びR4が相互に独立して各々水素、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−アル コキシ−C1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルキルカルボニルを表すか、或いは フェニルまたはフェニルカルボニルを表し、これらの各々が場合によってはハロ ゲン、ニトロ、シアノ、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコキシ、C1〜C4 −アルキルチオ、C1〜C4−ハロゲノアルキル、C1〜C4−ハロゲノアルコキシ 及びC1〜C4−ハロゲノアルキルチオよりなる群からの同一もしくは相異なる置 換基で1〜3置換されていてもよく、 Xが酸素または硫黄を表し、 Yが直接結合、それぞれ場合によってはハロゲンまたはC3〜C6−シクロアル キルで置換されていてもよいC1〜C6−アルキリデン、C1〜C6−アルキリデン オキシまたはC1〜C6−アルキリデンチオを表すか、 或いはC2〜C6−アルケニリデンを表し、 Arが場合によっては同一もしくは相異なる置換基で1〜3置換されていても よいフェニルを表し、ここに可能な置換基が ハロゲン、ニトロ、シアノ、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコキシ、 C1〜C4−アルキルチオ、C1〜C4−ハロゲノアルキル、C1〜C4−ハロゲノア ルコキシ及びC1〜C4−ハロゲノアルキルチオ、及びフェニル、フェノキシ、フ ェニルチオ、ベンジル、ピリジニルオキシ、ピリミジニルオキシ、チアゾリルオ キシまたはチアジアゾリルオキシ(これらの各々が場合によっては同一もしくは 相異なる置換基で1〜3置換されていてもよく、ここに可能な置換基がハロゲン 、ニトロ、シアノ、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコキシ、C1〜C4−ア ルキルチオ、C1〜C4−ハロゲノアルキル、C1〜C4−ハロゲノアルコキシ及び C1〜C4−ハロゲノアルキルチオである) であり;或いは 1個またはそれ以上のヘテロ原子例えばO、SまたはN原子を含むことができ 、かつ場合によってはハロゲン、ニトロ、シアノ及びC1〜C4−アルキルよりな る群からの同一もしくは相異なる置換基で1〜5置換されていてもよい融合した 2または3環式基を表すか、或いはヘテロ原子例えばN、O及びS原子1〜3個 を有し、かつ場合によっては同一もしくは相異なる置換基で1〜3置換されてい てもよく、ここに可能な置換基がハロゲン、ニトロ、シアノ、C1〜C4−アルキ ル、C1〜C4−アルコキシ、C1〜C4−アルキルチオ、C1〜C4−ハロゲノアル キル、C1〜C4−ハロゲノアルコキシ及びC1〜C4−ハロゲノアルキルチオであ る5または6員のヘタリールを表す、請求の範囲第1項記載の式(I)の化合物 。 3.R1及びR2が相互に独立して各々水素、塩素、臭素、ニトロ、シアノ、メチ ル、エチル、クロロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、トリフ ルオロメトキシ、メトキシメチル、エトキシメチル、トリフルオロメトキシメチ ル、メチルチオ、メチルスルフィニル、メチルスルホニル、アミノ、メチルアミ ノ、ジメチルアミノ、アミノカルボニル、アミノチオカルボニルを表すか; シクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルを表し、これらの各々 が場合によってはフッ素、塩素、臭素、メチル及びエチルよりなる群からの同一 もしくは相異なる置換基で1または2置換されていてもよく;或いは 場合によっては同一もしくは相異なる置換基で1〜3置換されていてもよいフ ェニルを表し、ここに可能な置換基にはフッ素、塩素、臭素、ニトロ、シアノ、 メチル、エチル、メトキシ、メチルチオ、トリフルオロメチル、トリフルオロメ トキシ及びトリフルオロメチルチオがあり、ここに 置換基R1及びR2の少なくとも1個が水素ではなく、或いは R1及びR2が結合する炭素原子と一緒になってフェニル、ピラゾリル、イミダ ゾリルまたはチアゾリルを表し、これらの各々が場合によってはフッ素、塩素、 臭素、ニトロ、シアノ、メチル、エチル、メトキシ、メチルチオ、トリフルオロ メチル、トリフルオロメトキシ及びトリフルオロメチルチオよりなる群からの同 一もしくは相異なる置換基で1または2置換されていてもよく、 Aが−NR3−または−NR3−NR4−を表し、ここに R3及びR4が相互に独立して各々水素、メチル、エチル、メトキシメチル、エ トキシメチル、エトキシエチル、アセチルを表すか、或いは場合によってはフッ 素、塩素、ニトロ、シアノ、メチル及びトリフルオロメチルよりなる群からの同 一もしくは相異なる置換基で1または2置換されていてもよいフェニルカルボニ ルを表し、 Xが酸素または硫黄を表し、 Yが直接結合を表すか、或いは基−CH2−、−CH(CH3)−、−CH(C25)−、−CH(C37−i)−、−CH2CH2−、−CH2O−、−CH2S −または−CH=CH−の1つを表し、 Arが場合によっては同一もしくは相異なる置換基で1〜3置換されていても よいフェニルを表し、ここに可能な置換基には フッ素、塩素、臭素、ニトロ、シアノ、メチル、エチル、n−及びi−プロ ピル、n−、i−、s−及びt−ブチル、メトキシ、エトキシ、メチルチオ、ト リフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメト キシ、トリフルオロメチルチオ、ジフルオロメチルチオ、並びにフェニル、フェ ノキシ、ピリジニルオキシ、ピリミジニルオキシ、チアゾリルオキシまたはチア ジアゾリルオキシ(これらの各々が場合によっては同一もしくは相異なる置換基 で1〜3置換されていてもよく、可能な置換基にはフッ素、塩素、臭素、ニトロ 、シアノ、メチル、エチル、n−及びi−プロピル、n−、i−、s−及びt− ブチル、メトキシ、エトキシ、メチルチオ、トリフルオロメチル、ジフルオロメ チル、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ及 びジフ ルオロメチルチオがある) があり;或いは 場合によってはフッ素、塩素、臭素、ニトロ、シアノ、メチル及びエチルより なる群からの同一もしくは相異なる置換基で1〜5置換(好ましくは1〜3置換 、殊に1または2置換)されていてもよい2または3環式基 の1つを表すか;或いは 場合によってはフッ素、塩素、ニトロ、シアノ、メチル、エチル、メトキシ、 メチルチオ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ及びトリフルオロメチ ルチオよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基で1〜3置換(好ましくは 1または2置換)されていてもよい式 のヘテロ芳香族の1つを表す、請求の範囲第1項記載の式(I)の化合物。 4.a)式(II) 式中、A、R1及びR2は各々請求の範囲第1項記載のものである、 を塩基の存在下及び希釈剤の存在下で式(III) Hal−CO−Y−Ar (III) 式中、Y及びArは各々請求の範囲第1項記載のものであり、そして Halはハロゲンを表す、 の化合物と反応させ、そして、適当ならば b)得られる式(Ia) 式中、A、R1、R2、Y及びArは各々上記のものである、 の化合物を適当ならば希釈剤の存在下で硫化剤と反応させることを特徴とする、 請求の範囲第1項記載の式(I)の化合物の製造方法。 5.式(IIa) 式中、Aは請求の範囲第1項記載のものである、 の化合物。 6.請求の範囲第1項記載の式(I)の化合物の少なくとも1種を含むことを特 徴とする、有害生物防除剤及び殺菌・殺カビ剤。 7.有害生物及び菌・カビを防除するための請求の範囲第1項記載の式(I)の 化合物の使用。 8.請求の範囲第1項記載の式(I)の化合物を有害生物または菌・カビ及び/ またはその生育場所に作用させることを特徴とする、有害生物及び菌・カビの防 除方法。 9.請求の範囲第1項記載の式(I)の化合物を増量剤及び/または表面活性剤 と混合することを特徴とする、有害生物防除剤及び殺菌・殺カビ剤の製造方法。 10.有害生物防除剤及び殺菌・殺カビ剤を製造するための請求の範囲第1項記 載の式(I)の化合物の使用。
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