JP2000503293A - 含硫汚染物質、芳香族化合物類および炭化水素類をガスから除去する方法 - Google Patents

含硫汚染物質、芳香族化合物類および炭化水素類をガスから除去する方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、メルカプタン類およびH2Sの形態の含硫汚染物質を炭化水素ガスから除去し、元素イオウを回収する方法であって、該ガスはさらにCO2ならびに高級脂肪族および芳香族炭化水素を含んでいてもよい方法において、その第1吸収工程では含硫汚染物質を該ガスから除去して、一方を精製ガス流とし、他方をサワーガスとし、該サワーガスを水素化して大部のメルカプタン類をH2Sに変換し、その後水素化したサワーガスを第2吸収工程に送り込み、該第2吸収工程でサワーガスをH2S−富化第1ガス流とH2S−減少第2ガス流とに分離し、該第1ガス流はクラウスプラントに送り込み、次いでH2Sの選択的酸化工程によりテールガス中の元素イオウとし、該第2ガス流は燃焼させることを特徴とする方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 含硫汚染物質、芳香族化合物類および炭化水素類をガスから除去する方法 本発明はガスの精製法、特に、H2Sおよびメルカプタンの形態の硫黄化合物 、ならびにCO2 で汚染された天然ガスなどの炭化水素ガスの精製法に関する。 より詳しくは、本発明はメルカプタンをH2Sに変換せしめ、次いでH2S含有ガ スからCO2 と、吸収された炭化水素と芳香族化合物とを除去し、H2Sから元 素イオウを形成させる方法を構成する。 天然ガスの精製、製錬所ガスの精製、および合成ガスの精製においては、イオ ウ含有ガス、とりわけ、H2Sが遊離してくるが、そのようなイオウ化合物はそ れを燃焼させると形成されるSO2の大気中への放出を抑制するために除去する 必要がある。そのようなイオウ化合物をどの程度まで除去すべきかは、例えば天 然ガスの場合、そのガスの企図する用途および品質要件に依拠する。そのガスが いわゆる“パイプライン仕様書”を満足させる必要がある場合、そのH2S含有 量は5mg/Nm3未満の値に減少させるべきである。要件はまた他のイオウ化合 物の最大含有量によっても決められる。先行技術によると、数多くの方法が知ら れているが、その方法により天然ガスなどのガス中イオウ化合物の量を減少させ ることができる。 含硫成分をガスから除去するには、以下の工程経路が通常用いられる。第1工 程では、処理すべきガスを精製するが、その際含硫成分をガスから除去し、次い でこれら含硫成分からイオウを回収し、その後、残余ガスのイオウ精製工程へと 移行する。このイオウ精製工程では、残余ガスを排気塔から大気中へ放出する前 に、最後まで残留したイオウを回収する試みがなされる。 精製工程では、しばしば水性溶媒(吸収剤)を用いる方法が採用される。これ らの方法は5つの主要群に分類される。すなわち、化学溶媒方法、物理溶媒方法 、物理/化学溶媒方法、リドックス方法にの工程ではH2Sを水溶液中直接イオウ まで酸化する)、および最終方法としての一群の固定床方法にの方法ではH2S を化学的もしくは物理的に吸収もしくは吸着せしめるか、あるいは選択的触媒的 に元素イオウまで酸化する)である。 上記最初の3群は、通常、殆どの場合大量のガス中に存在する大量の含硫成分 を除去するために工業的に採用されている。後者の2群は除去すべきイオウの量 および含硫成分の濃度に関し限界がある。それ故、これらの方法は大規模工業に おけるガス精製プラントでの高濃度イオウの除去には適さない。 化学溶媒方法はいわゆるアミン法を包含し、そこではアルカノールアミン水溶 液または炭酸カリウム溶液を使用して実施される。 物理溶媒方法では、異なる化学物質が用いられる。例えば、セレキソール(Sel exol)の名で知られるポリエチレングリコール(DMPEG)、プリゾール(Purisol)の 名で知られる N−メチル−ピロリドン (NMP)、あるいはレクチゾール(Rectisol) の名で知られるメタノールである。 物理/化学方法の群では、スルフィノール(Sulfinol)法がよく知られている 。この方法では、アルカノールアミンとスルホランとを少量の水に溶解した混合 物を使用する。 上記三種の方法においては、吸収装置および再生装置が用いられる。該吸収装 置においては含硫成分を化学的または物理的に溶媒に結合させる。該再生装置で は減圧および/または昇温により含硫成分を溶媒から脱離させ、その後その溶媒 は再使用することができる。この方法の詳細はR.N.Medox著“ガスおよび液状ス イートニング”キャンプベル(Campbell)・ペトロリアム(Petroleum)・シリーズ (1977)に記載されている。この方法においては、含硫成分に加えて、CO2 の 全部または一部も選択した溶媒により除去される。 CO2 と共に除去されたイオウ化合物は、H2Sからのイオウと他のイオウ化 合物を回収するために再生装置からイオウ回収プラントヘ搬送される。このよう にして得られたイオウ化合物(特に、H2S)からイオウを回収するための汎用法 としてクラウス(Claus)法がある。この方法についての詳細は H.G.Paskall著 “改良クラウス法の特徴”、ウエスターン・リサーチ・デベロープメント(Weste rnResearch Development)、カルガリー(Calgary)、アルバータ、カナダ(1979) に 記載されている。 クラウス法は熱工程とそれに続く典型的な2または3の反応装置工程から成る 。熱工程では、H2Sの3分の1が燃焼してSO2となる。反応式は以下のとおり である。 次いで、残余、すなわち、H2Sの 2/3 はクラウス反応に従い、生成したSO2と 反応してイオウと水を生成する。 クラウス法の効率は多くのファクターに依存している。例えば、クラウス反応 の平衡はガス中の水含量が増大するのに伴いH2Sの方向にシフトする。イオウ 回収プラントの効率はテールガスイオウ回収プラントを使用することにより上昇 させることができる。既知の方法としてはスーパークラウス(SUPERCLAUSTM)法 およびスコット(SCOT)法とがある。スーパークラウス法では、欧州特許出願第 242.920および409.353、並びに国際特許出願WO−A 95.0 7856に記載の触媒を使用する。この触媒は第3または第4反応装置段階で採 用するが、その詳細は“Hydrocarbon Processing”(炭化水素処理)(1989 年4月)、40−42頁に記載されている。 この方法を用い、工程ガス流中に存在する最終残余H2Sを選択的に酸化して 元素イオウとする。その反応は以下のとおりである。 このようにしてイオウ回収ユニットの効率を容易に99.5%まで上昇させる ことができる。クラウスプラントに送入したガスはときに大量のCO2を、例え ば98.5%までも含有していが、これが熱工程での火焔温度に高い逆効果をも たらす。大量のCO2は火焔の不安定化のもととなり、さらに熱工程での高率を 低下させることになるので、全体としてクラウスプラントの効率を低下させる。 また、ガスが大量の炭化水素を含有していることもある。含硫ガスを精油所ガ ス中で処理する場合、炭化水素含有量は一般に低く、殆どの場合、容量で<2% である。 天然ガスの精製において物理または物理/化学方法を用いる場合、吸収の結果 として、大量の炭化水素類および芳香族化合物類がそれぞれ最終的にガスとなり 、イオウ回収プラントに送り込まれる(クラウスガス)。クラウスプラントの熱 段階では、これらの炭化水素が完全に燃焼する。と言うのは、炭化水素と酸素の 反応速度がH2Sと酸素の反応速度よりも速いからである。大量のCO2が存在す るときには、火焔温度が結果として低くなり、その結果、燃焼中の成分の反応速 度も低くなる。結果として、熱段階でのバーナー火焔にすすが発生する可能性が ある。 すすの形成はクラウスプラントの触媒反応装置、特に第1反応装置での閉塞問 題を惹起こす。また、H2Sをイオウに変換するのに必要な酸素量と炭化水素類 と芳香族化合物類の燃焼に必要な酸素量との比が、クラウス法を適正に制御でき なくなるような値となる。これらの問題は当工業界で既知のことである。 さらにその上、H2Sおよび上記大量のCO2に加えて、メルカプタン類もガス 中に存在することがしばしばある。工業的にはこれらのメルカプタン類が精製す べきガス、例えば天然ガスから除去されない場合には化学方法を用い、その場合 には、固定床法による後処理精製が不要となる。これらのメルカプタン類を除去 するためにはモレキュラーシーブが多用される。 しかし、このような固定床がメルカプタン類で飽和されると、そのモレキュラ ーシーブを例えばときには精製天然ガスを用いて再生しなければならない。この 再生用ガスはそれ故順次精製すべきである。モレキュラーシーブの再生では、大 抵の場合、再生の初期段階でメルカプタンを遊離する。また、後段の精製段階か ら発生するメルカプタン類はクラウスプラントに戻す方法もある。これらのメル カプタン類はクラウスプラントの熱工程でピーク負荷を与え、その結果、空気調 整が非常にやっかいになる。このような工程ルートはオイル・アンド・ガス・ジ ャーナル57、8月19日、1991 年、57−59 頁に記載されている。さらに、こ れが天然ガスの損失となり、その損失は容易に約10%にまで至る。 よく知られているのは、カルボニルスルフィドおよび/またはメルカプタン類 および/またはジアルキルジスルフィドなどの他の有機成分を含有する含硫ガス の処理方法である。この方法は英国特許番号1563251および英国特許番号 1470950に記載されている。 本発明の目的は、特に、天然ガスなどの炭化水素ガスからメルカプタン類およ びH2Sの形態の含硫汚染物質を除去し、元素硫黄を回収するための方法であっ て、炭化水素ガスはCO2ならびに高級脂肪族および芳香族炭化水素類を含有し ていてもよく、上記概説した不利益は生じない方法を提供することにある。さら に詳しくは、本発明の目的はテールガスが有害物質を含まないか、非常に僅かし か含まず、その結果、これらのガスを問題なく大気中に放出し得る方法を提供す ることにある。さらに本発明の目的は含硫汚染物質を広範に元素イオウとして、 例えば、90%を超える量まで、より詳細には95%を超える量まで回収する方 法を提供することにある。 本発明は汚染炭化水素ガスを、イオウを回収しながら精製する簡単な方法を提 供する。この方法によると第l段階の吸収工程において、含硫汚染物質をガスか ら除去し、一方では精製ガス流を形成させ、他方でサワーガスを形成させる。該 サワーガスは水素化してメルカプタン類の大部分をH2Sに変換し、その後、水 素化したサワーガスを第2吸収工程に送入し、そこでH2S富化第1ガス流とH2 S−減少第2ガス流に分離し、第1ガス流はクラウスプラントに送入し、次いで 、テールガス中のH2Sを選択的酸化工程に付して元素イオウとし、第2ガス流 は燃焼させる。 驚くべきことに、本発明方法によると、多量のガス流を非常に効率的な方法で 精製できる一方で、同時に有害な物質の放出とイオウの回収効率に関しては厳格 な要件に合致している。 本発明によると、サワーガスは先ず水素化反応装置に送られ、そこでガス中の メルカプタン類を、供給した水素によりH2Sに変換する。その後、サワーガス をいわゆる富化ユニット中で他の二種のガス、すなわち、H2S−富化ガスおよ びCO2−富化ガスに分離する。後者は大部のCO2と炭化水素類と芳香族化合物 類とを含有する。 炭化水素類および芳香族化合物類を含有するCO2−富化ガスはアフターバー ニングプラント中での適切な燃焼を可能にする。このアフターバーニングにおい て遊離された熱は、例えば蒸気発生などのために、非常に有効に利用することが できる。 H2S−富化ガスはイオウ回収プラントに回送される。この方法ではH2S濃度を 容易に 2〜6倍に増大させることができる。このH2S−富化ガスはクラウスプ ラント中で好適に処理することができる。大きな利点は大部のCO2, 炭化水素 類および芳香族化合物類が存在しないため、燃焼によるプラント中での余分のガ ス処理能力を必要としないことである。結果として、クラウスプラントはより小 型の設計とすることができるし、一方でさらに高いイオウ回収効率を達成し得る 。 クラウスプラントから得られるテールガスは、イオウ化合物の元素イオウへの 選択的酸化に基づいて、テールガス回収プラントでさらに処理される。テールガ ス回収プラントは、好ましくはスーパークラウス反応装置段階である。 このテールガス脱硫ユニットからの排出ガスはアフターバーナーで燃焼させる 。放出される熱は蒸気発生のために有効に採用される。 本発明によると、サワーガスは水素と共に水素化反応装置に通す。該反応装置 は担体に保持された第6属および/または第8属金属硫化物触媒を備えている。 担体としてはこの種の触媒で用いられるアルミナが好ましいが、この物質は所 望の熱安定性に加えて、活性成分を程よく分散することができる。触媒的に活性 な物質としては、コバルトとモリブデンの組み合わせが好ましく用いられる。 水素化工程ではガス中のメルカプタンが供給した水素によりH2Sに変換され る。H2SとCO2との間の望ましくない反応によりCOSおよびH2Oが生成す るのを抑制するために、水素化工程で水蒸気を供給するが、それによりCOSの 形成は少なくなる。 水蒸気を供給せずにCOSの形成を阻止する代替法としては、水素化の前段階 に前吸収体を備える方法があるが、これによりH2S濃度は4分の1未満に減少 する。この前吸収体からのガスは水素化反応装置へ送り、そこで全てのメルカプ タン類を添加した水素によりH2Sに変換する。残余のH2Sは第2吸収工程とし ての第2吸収体に選択的に吸収させる。結局、単一の吸収体で得られたのと同じ H2S富化が達成される。しかし、この方法ではCOS形成の危険が完全にまた は大部分防止しされる。 本発明の好ましい態様によれば、第1吸収工程は、天然ガスから全ての汚染物 質を除去する化学的、物理的または化学/物理的吸収剤を用いて実施する。好ま しくは、この吸収剤はスルホランを基礎として、それと第二級および/または三 級アミンとの組み合わせによるものである。すでに述べたように、そのようなシ ステムは既知であり、すでに天然ガスの大規模精製に使用されているものであり 、特に、天然ガスが精製後に液化する場合に(例えばスルフィノール−D方法) 使用される。常用される吸収法は第1カラム中の溶媒に汚染物質を吸収させるシ ステムに基づいており、引き続いて汚染物質で負荷した溶媒を第2カラムで、例 えば加熱によるか、および/または減圧により再生させる。吸収が起こる温度は 幅広いが、用いた溶媒と圧力に依存する。2〜100 バール(bar)の天然ガス流 圧では、吸収温度は一般に15〜50℃であるが、この範囲外であっても同様に よい結果が得られる。天然ガスは、好ましくはパイプライン仕様書に合致するよ うに精製するが、その意味するところは一般にH2Sの存在量が10ppm を超え ないこと、より詳細には5ppmを超えないようにすることである。 第1吸収/脱離から放出されるガス流は大部の汚染物質としてH2S、芳香族化 合物類、炭化水素類およびメルカプタン類並びにCO2を含有しているが、これ をアルミナ担持Co/Moなどの適当な触媒と水素の存在下水素化する。しかし 、ガス流はその終末点まで、約40℃の吸収/脱離温度から水素化に必要な20 0〜300℃の温度まで加熱する必要がある。この加熱は、好ましくは間接的に 行い、常法とされるガス流中に配置したバーナーでは行わない。実際、直接加熱 の不利益は、この場合での直接加熱が実質的なすす形成を招来し、水素化の際の 汚染および閉塞につながる可能性があるということである。上述したように、C OS形成を減少させる対策を講じてもよい。 第2吸収段階では水素化したガスをH2S-富化ガスとH2S−減少ガスに分割 する。この吸収は、好ましくは第二級もしくは三級アミンに基づく溶媒を用いて 行うが、より特定すると、メチルジエチルアミンを用い、要すればそのための活 性化剤と組み合せて、あるいは立体障害性三級アミンを用いて実施する。そのよ うな方法は既知であり、文献に記載されている(MDEA法、ウカルゾール(UCARSOL) ,フレックスゾルブ−SE(FLEXSORB-SE),など)。この工程を操作する方法は第一吸 収段階と同等である。富化の程度は、好ましくは少なくとも2〜6倍以上である が、これはH2Sの当初濃度に一部依存する。富化の程度は、吸収体の構造の適 切な選択により設定することができる。 H2S-富化ガスはクラウスプラントの熱段階に送付する。そのようなプラントは 既知であり、温度および圧力に関する操作の仕方も導入部分に引用した公開文献 に詳細に記載されている。 クラウスプラントからのテールガスはなお残余のイオウ化合物を含んでいるが 、所望により補足的水素化を施した後、テールガス処理装置に送り込む。その際 、イオウ化合物の選択的酸化により元素イオウが形成されるが、そのイオウは目 的に適ったプラント、例えば、欧州特許出願第655.414に記載のプラント 中で分離される。 イオウ分離後、残留ガスを燃焼させ、任意に蒸気を形成させて、大気中に放出 する。 選択的酸化は、好ましくはイオウ化合物を選択的に元素イオウに変換する触媒 の存在下に実施する。触媒としては、例えば上述の欧州および国際特許出願に記 載のものが例示される。これらの公開文献につき、その内容を参考文献として本 明細書に包含しているが、その文献では最も適当な工程条件、例えば温度、圧力 などにつき示している。しかし、一般に圧力は臨界条件ではなく、温度はイオウ の露点と約300℃の間、より詳細には250℃未満にある。 ここで本発明を2つの図面を参照しながら説明する。当該図面では本発明の方 法をブロック線図の形で記載してある。第1吸収ユニット(図示せず)から放出 されるサワーガスを、水素化反応装置3に送り込む前に、ライン2を経て水素お よび/または一酸化炭素を付加しながらライン1上で所望の水素化温度とする。 該第1吸収ユニットでは汚染天然ガスを事前に分離して、一方を所望の仕様を有 するガス流とし、他方をサワーガスとする。また、ライン6を介して水蒸気をラ イン1に送り込み水素化反応装置3での硫化カルボニルの形成を抑制する。 水素化反応装置3においては、ガス中に存在するメルカプタン類および他の有 機イオウ化合物をH2S に変換する。水素化反応装置3からのガスは、冷却後、ラ イン7を経て選択的吸収/再生プラントの吸収器に回送する。供給した水蒸気は この冷却時に凝集し、エヴアポレーター5を経て水素化反応装置3に再循環させ る。 ガスの未吸収成分は主に二酸化炭素、炭化水素類(芳香族化合物を包含する) および低含量のH2Sから成り、ライン8を介してアフターバーナ−18に送り、 排気塔19から放出する。吸収/再生プラント9の再生部分から送られて来るH2S −富化ガス混合物はライン10からクラウスプラント11に供給する。そこで大 部のイオウ化合物が元素イオウに変換され、ライン12を経て放出される。 クラウスプラントの効率を上げるために、テールガスはときにライン13を経 てテールガスイオウ除去ステージ14に回送される。このイオウ除去ステージは 既知のイオウ除去工程であって、例えば、乾燥床酸化ステージ、吸収ステージ、 または液体酸化ステージなどである。酸化に必要な空気はライン15を介して供 給する。形成されたイオウはライン16から放出する。ガスはライン17を経て アフターバーナー18へ回送し、排気塔19から放出する。 図2に示すごとく、第1吸収ユニット(図示せず)から到来するサワーガスを 、さらに第2吸収装置と再生装置9とから成る吸収/再生プラントの前吸収器2 にライン1を介して回送する。該第1吸収ユニットでは汚染天然ガスを事前に分 離して、一方を所望の仕様を有するガス流とし、他方をサワーガスとする。 前吸収器2から到来するガスがライン3を経て水素化反応装置5に回送し、水 素および/または一酸化炭素をライン4から付加しながら所望の水素化温度とす る。 水素化反応装置5においては、ガス中に存在するメルカプタン類および他の有 機イオウ化台物をH2Sに変換する。水素化反応装置からのガスは、冷却後、ラ イン6を経て第2吸収器に回送する。ガスの未吸収成分は実質的に二酸化炭素、 炭化水素類(芳香族化合物を包含する)および極少量のH2Sから成り、ライン 8を介してアフターバーナー21に送り、排気塔22から放出する。 再生装置9の再生部分から送られて来るH2S−富化ガス混合物はライン13 からクラウスプラント14に供給する。そこで大部のイオウ化合物が元素イオウ に変換され、ライン15を経て放出される。 再生した吸収剤は第2吸収器7に再循環し、ライン11を経て前吸収器2に戻 される。前吸収器2からは、H2SおよびCO2で負荷した吸収剤をライン12か ら再生装置9に戻す。 クラウスプラントの効率を上げるために、テールガスはライン16を経てテー ルガスイオウ除去ステージ18に回送される。このイオウ除去ステージは既知の イオウ除去工程であって、例えば、乾燥床酸化ステージ、吸収ステージ、または 液体酸化ステージなどである。酸化に必要な空気はライン17を介して供給する 。形成されたイオウはライン19から放出する。ガスはライン20を経てアフタ ーバーナー21へ回送し、排気塔22から放出する。 本発明を以下の実施例により説明するが、これは本発明の制限を意図するもの ではない。 実施例1 ガス精製プラントの再生装置から到来する15545 Nm3/h 量のサワーガス は、40℃、1.70 bar abs.で以下の組成を有していた。 9.0 容量% H2S 60 ppm容量 COS 0.22 容量% CH3SH 0.38 容量% C2H5SH 0.03 容量% C3H7SH 0.01 容量% C4H9SH 81.53 容量% CO2 4.23 容量% H20 3.51 容量% 炭化水素(C1〜C17) 1.08 容量% 芳香族化合物(ベンゼン、トルエン、キシレン) このサワーガスに水素および一酸化炭素を含有する還元ガス3000 Nm3/ hを供給し、次いで205℃に加熱し、存在するメルカプタン類の全てを、VI族 および/またはVIII族金属硫化物触媒(この例ではCo−Mo触媒)を含む水素化反 応装置中で水素化してH2Sとした。また、このサワーガスには7000 Nm3/h の水蒸気を供給して、水素化反応装置中にCOSが形成されるのを抑制した。 反応器からのガス温度は226℃であった。 次いで、サワーガスを46℃に冷却し、そこに含まれる水蒸気を凝縮させた。 この凝縮物をエヴァポレーターを介してサワーガスに再循環し、水素化反応装置 に回送した。 水素化反応装置より到来するガスの量は、供給した水蒸気凝縮後、18545 Nm3/h であり、以下の組成を有していた。 8.08 容量% H2S 50 ppm容量 COS 69.78 容量% C02 6.4 容量% H2O 2.94 容量% 炭化水素(C1〜C17) 0.91 容量% 芳香族化合物(ベンゼン、トルエン、キシレン) 1.03 容量% H2 10.86 容量% N2 次いで、冷却したガスをガス精製プラントの吸収器中でメチルジエタノールア ミン溶液と接触させ、その際にH2Sおよび一部のCO2を吸収させた。吸着装置 より生成したガス量(CO2−富化ガス)は15680 Nm3/hであり、下記の 組成を有していた: 74.54 容量% CO2 500 ppm容量 H2S 60 ppm容量 COS 6.78 容量% H2O 3.48 容量% 炭化水素(C1〜C17) 1.07 容量% 芳香族化合物(ベンゼン、トルエン、キシレン) 1.21 容量% H2 12.86 容量% N2 後燃えを経たこのガスを排気塔へ回送した。サワーH2S/CO2ガス混合物( H2S富化ガス)を再生装置で脱離した後、イオウ回収プラントに回送した。こ のH2S/CO2ガス混合物は2870 Nm3/hであり、40℃、1.7 bar abs.で 以下の組成を有していた。 51.9 容量% H2S 43.8 容量% CO2 4.3 容量% H2O 空気2975 Nm3/h をイオウ回収プラントの熱ステージのバーナーに供給し た。その結果、第2クラウス反応装置ステージ通過後、処理ガス中にはH2S が 1.14容量%およびSO2が0.07容量%存在した。この処理ガスを、選択的 H2S酸化反応装置から成るテールガスイオウ除去ステージに送り込んだ。 空気310 Nm3/h をこのガスに供給した。選択的酸化反応装置の供給口の温 度は220℃であり、排出口の温度は292℃であった。選択的酸化反応装置に は欧州特許242.920および409.353並びに国際特許出願WO-A 95 /07856に記載された触媒を充填した。 イオウ回収プラントに形成されたイオウは各ステージごとに凝縮後、放出した 。 放出する不活性ガスは後燃えを経て排気塔へ回送した。イオウ量は2094 kg/ hであった。当初サワーガスに基づく全脱硫効率は97.7%であり、9.0容 量%のH2S を含有していた。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1998年3月20日(1998.3.20) 【補正内容】 追加の請求項 10.該サワーガスを水素化段階前に、前吸収体に送り込むことを特徴とする請 求項1〜9に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV, MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ, VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.メルカプタン類およびH2S の形態の含硫汚染物質を炭化水素ガスから除去 し、元素イオウを回収する方法であって、該ガスはさらにCO2 ならびに高級脂 肪族および芳香族炭化水素を含んでいてもよい方法において、その第1吸収工程 では含硫汚染物質を該ガスから除去して、一方を精製ガス流とし、他方をサワー ガスとし、該サワーガスを水素化して大部のメルカプタン類をH2Sに変換し、 その後水素化したサワーガスを第2吸収工程に送り込み、該第2吸収工程でサワ ーガスをH2S−富化第1ガス流とH2S−減少第2ガス流とに分離し、該第1ガ ス流はクラウスプラントに送り込み、次いでH2Sの選択的酸化工程によりテー ルガス中の元素イオウとし、該第2ガス流は燃焼させることを特徴とする方法。 2.該第1吸収工程を化学的、物理的、または化学/物理的吸収剤を利用して 実施し、実質的に全イオウ化合物およびCO2 を除去することを特徴とする請求 項1に記載の方法。 3.該吸収剤はスルホランに基づくものであり、第二級または三級アミンと組 み合せることを特徴とする請求項2に記載の方法。 4.該第2吸収工程を、第二級および/または三級アミンに基づく吸収剤を利 用して実施することを特徴とする請求項1または2に記載の方法。 5.該第1吸収工程を、該ガスが含む含硫汚染物質が10ppmを超えない、 より詳細には5ppmを超えないように実施することを特徴とする請求項1〜4 に記載の方法。 6.該ガスは天然ガスであり、精製後任意に液化したものであることを特徴と する請求項5に記載の方法。 7.該第2吸収工程を、第1ガス流中のH2S含量が、サワーガス中のH2S含 量よりも少なくとも2.5倍、より詳細には少なくとも4倍高いような方法で実施 することを特徴とする請求項1〜6に記載の方法。 8.水素化されたガス流中のメルカプタン含量が1ppm 未満であることを特徴 とする請求項1〜7に記載の方法。 9.該水素化は担体上に担持された触媒の存在下で行われ、該触媒は元素周期 律表の第VIB族金属の少なくとも一種と第VIII族金属の少なくとも一種とに基づ く、より詳細には、コバルトとモリブデンの組み合せに基づく触媒活性成分を有 することを特徴とする請求項1〜8に記載の方法。
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